JP2005168851A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 特典の付与に対する遊技者の期待感を効果的に高めるとともに、期待感を持続させることができるスロットマシンを提供すること。
【解決手段】 メイン制御部41は、BBフラグまたはRBフラグの成立状態におけるBB入賞またはRB入賞の取りこぼし時、またはBBフラグまたはRBフラグの非成立状態におけるチェリー入賞、スイカ入賞の取りこぼし時にチャンス目を導出させる制御を行う。また、サブ制御部91は、チャンス目が導出されたときに、BBフラグまたはRBフラグの成立状態か否かに関わらず、一定期間にわたり予告演出の高確率状態に制御する。
【選択図】 図16

Description

本発明は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに関し、特にはビッグボーナス入賞等の遊技者にとって有利な特別入賞の発生を許容する旨の決定、いわゆる内部当選フラグを次ゲーム以降に持ち越すことが可能なスロットマシンに関する。
この種のスロットマシンでは、入賞が発生するか否かを、可変表示装置の表示結果が導出表示される前に行われる抽選により決定する。詳しくは、抽選に当選することでその旨を示す内部当選フラグを設定するとともに、内部当選フラグが設定されていることを条件に、この内部当選フラグにより許容された入賞が発生可能とされている。また、これら内部当選フラグは、原則として当選したゲームにおいてのみ有効とされるが、遊技者にとって有利な特別入賞の当選を示す内部当選フラグについては当該内部当選フラグにより許容される特別入賞が発生しなかったときに次ゲームに持ち越されるのが一般的である。すなわち特別入賞の当選を示す内部当選フラグが1回当選すると、当該内部当選フラグにより許容される特別入賞が発生するまで、特別入賞を発生させることが可能な状態(以下、特別入賞の成立状態という)に制御されるようになる。
上述のように特別入賞の当選を示す内部当選フラグを持越可能なスロットマシンにおいては、特別入賞の成立状態において、当該成立状態以外の状態においては導出されることのない特殊な表示結果、いわゆるリーチ目を可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行うことにより特別入賞の当選を報知するとともに、更に、リーチ目が導出されることで特殊演出を実行するもの、すなわちリーチ目が導出されたときに特殊演出を伴うことで遊技者に対して容易にリーチ目の出現を認識させることにより、特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を高めることができるスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−219208号公報(第11−13頁、第7、8図)
しかしながら、特許文献1に記載のスロットマシンにおいては、可変表示装置にリーチ目を導出させることによって、特別入賞の発生が許容されている旨を報知し、更に、リーチ目が導出されたときに特殊演出を行うことにより特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を高めようとしているが、リーチ目は、特別入賞の発生が許容されている状態においてのみ導出される表示結果であり、更に特殊演出は、リーチ目が導出されたことを条件に実行される演出であるため、特別入賞の発生が許容されている状態以外では、リーチ目が導出されることもなければ特殊演出が実行されることもなく、特別入賞の発生が許容されていない状態、すなわち通常時の大半を占める状態において特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を持続させることが困難であった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めるとともに、期待感を持続させることができるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のスロットマシンは、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に前記賭数の設定に使用可能な有価価値が付与される特定入賞及び前記有価価値とは異なる遊技価値の付与を伴う特別入賞を少なくとも含む入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされ、該決定により許容された特別入賞が発生しなかったときに、当該決定を次ゲーム以降に持ち越す決定持越手段と、
前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている状態において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされていないときで、かつ該決定により許容された特別入賞を発生させることができないときに、前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていないときよりも高い割合で、前記特別入賞の発生を許容する決定がなされているか否かに関わらず導出される表示結果であって前記入賞に対応する入賞表示結果とは異なる特殊表示結果を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行う第1の特殊導出制御手段と、
前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された特定入賞を発生させることができないときに、前記特殊表示結果を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行う第2の特殊導出制御手段と、
前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている可能性を示す予告演出を実行する予告演出手段と、
前記可変表示装置の表示結果として前記特殊表示結果が導出されたときに、前記予告演出を通常よりも高い割合で実行させる予告演出高確率状態に制御する予告演出高確率制御手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、特別入賞の発生が許容されている状態において特定入賞の発生が許容されていないときで、かつ特別入賞を発生させることができないときに、特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で特殊表示結果が導出されるため、特殊表示結果が導出されることにより特別入賞の発生が許容されている可能性が高い旨が報知される。また、特殊表示結果が導出されたときには、予告演出の実行率が高まるようになっており、特殊表示結果が導出されることに加えて予告演出の出現率も高まるため、特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。更に、特別入賞の発生が許容されていない状態において特定入賞の発生が許容され、かつ特定入賞を発生させることができないときにも特殊表示結果が導出されるとともに、特殊表示結果の導出に伴って予告演出の出現率も高まるため、特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を持続させることができる。
尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。
また、前記賭数の設定に使用可能な有価価値が付与される特定入賞とは、例えば、メダル等、賭数の設定に使用可能な価値の付与を伴う入賞であり、更には、賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを実行可能な再遊技入賞を含む。
また、前記有価価値とは異なる遊技価値の付与を伴う特別入賞とは、例えば、ビッグボーナスやレギュラーボーナス等、通常に比較して入賞表示結果が導出される割合の高い遊技状態や入賞表示結果が導出されることにより通常よりも多くの有価価値が付与される特別遊技状態等の遊技価値が付与される入賞であり、更には、これら遊技価値に加えて有価価値が付与される入賞を含む。
また、前記遊技価値は、前述したビッグボーナスやレギュラーボーナスに加えて、前述した再遊技入賞の発生率が高まるリプレイタイム(RT)や入賞を発生させるための導出条件を満たすリールの停止操作方法が報知されるアシストタイム(AT)、一部の入賞を除き入賞図柄の組合せが揃うことを回避する制御(いわゆる蹴飛ばし制御)を行わない、すなわち目押しを行うことにより入賞を発生させることが可能となるチャレンジタイム(CT)等を含む。
また、前記決定により許容された特別入賞を発生させることができない、とは、例えば、前記特別入賞に対応する特別入賞表示結果を導出させることができない制御が選択されたために特別入賞を発生させることができないことや、前記特別入賞表示結果を導出させるための導出条件を満たす操作が行われなかったために特別入賞を発生させることができないことが該当する。
また、前記決定により許容された特定入賞を発生させることができない、とは、例えば、前記特定入賞に対応する特定入賞表示結果を導出させることができない制御が選択されたために特定入賞を発生させることができないことや、前記特定入賞表示結果を導出させるための導出条件を満たす操作が行われなかったために特定入賞を発生させることができないことが該当する。
また、前記決定持越手段は、前記特別入賞の発生を許容する決定を複数個持ち越しできる構成とし、
前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている状態において前記特別入賞を発生させることが不可能または困難な不可状態に制御する不可状態制御手段と、
前記不可状態を解除して前記特別入賞を発生させることが可能または容易な可状態とする不可状態解除手段と、
を更に備え、
前記第1の特殊導出制御手段が、前記可状態において前記事前決定手段により前記特定入賞の発生を許容する決定がなされていないときで、かつ前記特別入賞を発生させることができないときに、前記不可状態に制御されているときよりも高い割合で、前記可状態か否かに関わらず導出される表示結果であって前記入賞に対応する入賞表示結果とは異なる特殊表示結果を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行い、
前記第2の特殊導出制御手段が、前記不可状態において前記事前決定手段により前記特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された特定入賞を発生させることができないときに、前記特殊表示結果を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行うようにしても良い。
このようにすれば、特別入賞を発生させることが可能または容易な可状態において特定入賞の発生が許容されていないときで、かつ特別入賞を発生させることができないときに、特別入賞を発生させることが不可能または困難な不可状態に制御されているときよりも高い割合で特殊表示結果が導出されるため、特殊表示結果が導出されることにより可状態である可能性が高い旨が報知される。また、特殊表示結果が導出されたときには、予告演出の実行率が高まるようになっており、特殊表示結果が導出されることに加えて予告演出の出現率も高まるため、特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。更に、不可状態において特定入賞の発生が許容され、かつ特定入賞を発生させることができないときにも特殊表示結果が導出されるとともに、特殊表示結果の導出に伴って予告演出の出現率も高まるため、特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を持続させることができる。
本発明のスロットマシンは、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に前記賭数の設定に使用可能な有価価値が付与される特定入賞を少なくとも含む入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記有価価値とは異なる特典を付与するか否かを決定する特典付与抽選手段と、
前記特典付与抽選を実行するか否かを決定する特典付与抽選決定手段と、
前記特典付与抽選決定手段により前記特典付与抽選を実行すると決定されたときに、該特典付与抽選を実行すると決定されていないときよりも高い割合で、前記特典付与抽選を実行すると決定されているか否かに関わらず導出される表示結果であって前記入賞に対応する入賞表示結果とは異なる特殊表示結果を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行う第1の特殊導出制御手段と、
前記特典付与抽選決定手段により前記特典付与抽選を実行すると決定されていない状態において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された特定入賞を発生させることができないときに、前記特殊表示結果を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行う第2の特殊導出制御手段と、
前記特典が付与されている可能性を示す予告演出を実行する予告演出手段と、
前記可変表示装置の表示結果として前記特殊表示結果が導出されたときに、前記予告演出を通常よりも高い割合で実行させる予告演出高確率状態に制御する予告演出高確率制御手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、特典付与抽選を実行すると決定されたときに、特典付与抽選を実行すると決定されていないときよりも高い割合で特殊表示結果が導出されるため、特殊表示結果が導出されることにより特典付与抽選が実行された可能性が高い旨が報知される。また、特殊表示結果が導出されたときには、予告演出の実行率が高まるようになっており、特殊表示結果が導出されることに加えて予告演出の出現率も高まるため、特典の付与に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。更に、特典付与抽選を実行すると決定されていない状態において特定入賞の発生が許容され、かつ特定入賞を発生させることができないときにも特殊表示結果が導出されるとともに、特殊表示結果の導出に伴って予告演出の出現率も高まるため、特典の付与に対する遊技者の期待感を持続させることができる。
尚、前記特典とは、前述した再遊技入賞の発生率が高まるリプレイタイム(RT)や入賞を発生させるための導出条件を満たすリールの停止操作方法が報知されるアシストタイム(AT)、一部の入賞を除き入賞図柄の組合せが揃うことを回避する制御(いわゆる蹴飛ばし制御)を行わない、すなわち目押しを行うことにより入賞を発生させることが可能となるチャレンジタイム(CT)等を含む。
本発明の請求項2に記載のスロットマシンは、請求項1に記載のスロットマシンであって、
遊技者の操作により前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるための導出操作手段を備え、
前記第2の特殊導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記特定入賞のうち前記導出操作手段が所定の導出条件を満たすタイミングで操作されなければ発生させることができない条件付き特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、前記導出操作手段が前記導出条件を満たすタイミングで操作されなかったときに前記特殊表示結果を導出させる制御を行うことを特徴とする。
この特徴によれば、特別入賞の発生が許容されていない状態において条件付き特定入賞の発生が許容され、かつ導出操作手段が所定の導出条件を満たすタイミングで操作されなかったときに、特殊表示結果が導出されるようになる。すなわち特別入賞の発生が許容されていない状態において目押しを必要とする条件付き特定入賞の発生が許容され、かつ目押しに失敗したとき(いわゆる取りこぼし時)に特殊表示結果が導出されるようになり、遊技者の目押しの技量によって特殊表示結果が導出される割合や予告演出の出現率が変化するため、興趣を高めることができる。
本発明の請求項3に記載のスロットマシンは、請求項1または2に記載のスロットマシンであって、
前記事前決定手段は、前記特定入賞として第1の特定入賞及び第2の特定入賞を少なくとも含む複数種類の入賞の発生を許容する決定を行うとともに、前記第1の特定入賞の発生を許容する決定を行うよりも低い確率にて前記第2の特定入賞の発生を許容する決定を行い、
前記第2の特殊導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記第2の特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された第2の特定入賞を発生させることができないときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記第1の特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された第1の特定入賞を発生させることができないときよりも高い割合で前記特殊表示結果を導出させる制御を行うことを特徴とする。
この特徴によれば、特別入賞の発生が許容されていない状態において特殊表示結果が導出される割合が低くなり、特別入賞の発生が許容されている状態において特殊表示結果が導出される割合が相対的に高まるため、特殊表示結果の導出に伴い特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
本発明の請求項4に記載のスロットマシンは、請求項1または2に記載のスロットマシンであって、
前記事前決定手段は、前記特定入賞として高確率特定入賞及び低確率特定入賞を少なくとも含む複数種類の入賞の発生を許容する決定を行うとともに、前記高確率特定入賞の発生を許容する決定を行うよりも低い確率にて前記低確率特定入賞の発生を許容する決定を行い、
前記第1の特殊導出制御手段及び前記第2の特殊導出制御手段は、
前記特殊表示結果として第1の特殊表示結果及び該第1の特殊表示結果とは異なる第2の特殊表示結果を少なくとも含む複数種類の表示結果を導出させる制御を行うことが可能であり、
前記第1の特殊導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている状態において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされていないときで、かつ該決定により許容された特別入賞を発生させることができないときに、前記第1の特殊表示結果よりも高い割合で前記第2の特殊表示結果を導出させる制御を行い、
前記第2の特殊制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記高確率特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された高確率特定入賞を発生させることができないときに、前記第2の特殊表示結果よりも高い割合で前記第1の特殊表示結果を導出させる制御を行い、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記低確率特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された低確率特定入賞を発生させることができないときに、前記第1の特殊表示結果よりも高い割合で前記第2の特殊表示結果を導出させる制御を行う、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、特別入賞の発生が許容されていない状態において特殊表示結果が導出される場合には、第1の特殊表示結果よりも第2の特殊表示結果が導出される割合が低くなり、特別入賞の発生が許容されているときに第2の特殊表示結果が導出される割合が相対的に高まるため、第2の特殊表示結果の導出に伴い特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
本発明の請求項5に記載のスロットマシンは、請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシンであって、
前記事前決定手段により前記特定入賞の発生を許容する決定がなされたときに、前記特定入賞に対応する特定入賞表示結果として第1の特定入賞表示結果及び該第1の特定入賞表示結果とは異なる第2の特定入賞表示結果を導出させる制御を行う特定入賞表示結果導出制御手段を備え、
該特定入賞表示結果導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている状態において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされているときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされているときよりも高い割合で前記第2の特定入賞表示結果を導出させる制御を行い、
前記予告演出高確率制御手段は、前記可変表示装置の表示結果として前記第2の特定入賞表示結果が導出されたときにも前記予告演出高確率状態に制御することを特徴とする。
この特徴によれば、特別入賞の発生が許容されている状態において特定入賞の発生が許容されたときには、特別入賞の発生が許容されていない状態において特定入賞の発生が許容されたときよりも高い割合で第2の特定入賞表示結果が導出されるため、第2の特定入賞表示結果が導出されることにより特別入賞の発生が許容されている可能性が高い旨が報知されることとなり、特殊表示結果が導出されたとき以外でも、第2の特定入賞表示結果が導出されることで特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を高めることができる。また、第2の特定入賞表示結果が導出されたときにも、予告演出の実行率が高まるようになっており、第2の特定入賞表示結果が導出されることに加えて予告演出の出現率も高まるため、特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施例1を図面を用いて説明すると、図1に示すように、本実施例のスロットマシン1には、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リールともいう)が水平方向に並設されており、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄がスロットマシン1の前面に設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ34L、34C、34R(図2参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各リール2L、2C、2Rの回転を停止させることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
また、本実施例のスロットマシン1には、メダルが投入可能なメダル投入部4、クレジットを用いて賭数を設定する際に操作される1枚BETスイッチ5及びMAXBETスイッチ6、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが設けられている。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6、または1枚BETスイッチ5を操作すれば良い。所定数の賭数が設定されると、設定された賭数に応じて入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。本実施例では賭数として最大賭数である3が設定された時点でゲームが開始可能な状態となる。尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であれば良い。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出表示される。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴9(図1参照)から払い出されるようになっている。
図2は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図2に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって主に遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御される。
遊技制御基板40には、前述した1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8Rが接続されているとともに、メダル投入部4から投入されたメダルを検出する投入メダルセンサ31、メダル払出穴9から払い出されるメダルを検出する払出センサ33、リール2L、2C、2Rの基準位置を検出するリールセンサ35が接続されており、これら接続されたスイッチ、センサの検出信号が入力されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、前述したリールモータ34L、34C、34Rが接続されているとともに、メダル払出穴9よりメダルを払い出すためのホッパーモータ32が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、所定の手順で演算を行うCPU、CPUの制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM、必要なデータの書き込み及び読み出しを行うRAMを備えるメイン制御部41、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路42、ホッパーモータ32、リールモータ34L、34C、34Rの駆動制御を行うモータ回路43等、が搭載されており、メイン制御部41は、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサの検出信号を受けて、ゲームの進行に応じた各種の制御を行う。
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面に配置された液晶表示器51(図1参照)、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールランプ55が接続されており、これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
演出制御基板90には、メイン制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備えるサブ制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の駆動制御を行う液晶駆動回路92、演出効果LED52の駆動制御を行うランプ駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94等、が搭載されており、サブ制御部91は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御を行う。
図3は、各リール2L、2C、2Rの図柄配列を示す図であり、各リール2L、2C、2Rには「1」〜「21」の各図柄番号に対応して、「黒7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ」の図柄が21個配列されている。
本実施例では、図4に示すように、通常遊技状態、後述するリプレイタイム(以下RTともいう)及び後述するBBゲームにおいて「チェリー−any−any」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、2枚のメダルが払い出されるチェリー入賞が発生する。また、通常遊技状態、RT及びBBゲームにおいて「スイカ−スイカ−スイカ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、5枚のメダルが払い出されるスイカ入賞が発生する。また、通常遊技状態、RT及びBBゲームにおいて「ベル−ベル−ベル」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、8枚のメダルが払い出されるベル入賞が発生する。本実施例では、チェリー入賞、スイカ入賞、ベル入賞を小役入賞ともいう。
また、通常遊技状態及びRTにおいて「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、当該ゲームと同一の賭数にて次回のゲームを行うことが可能なリプレイゲーム(再ゲーム)が付与されるリプレイ(再遊技)入賞が発生する。
また、後述するBBゲームにおいて「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、9枚のメダルが払い出されるとともに、後述するRBの発生契機となるJacIn入賞が発生する(図示略)。また、後述するRBゲームにおいて「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、15枚のメダルが払い出されるJac入賞が発生する(図示略)。
また、通常遊技状態及びRTにおいて有効化されたいずれかの入賞ライン上に「BAR−BAR−BAR」の組合せが揃った場合には、15枚のメダルが払い出されるとともに、前述したJac入賞が高確率で発生するRBゲームからなるレギュラーボーナス(以下、RBと称す)、すなわち通常遊技状態よりも多くのメダルの獲得が期待できる遊技状態の発生契機となるRB入賞が発生する。
また、通常遊技状態及びRTにおいて有効化されたいずれかの入賞ライン上に「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが揃った場合には、15枚のメダルが払い出されるとともに、前述した小役入賞及びJacIn入賞が高確率で発生するBBゲーム及びJacIn入賞の発生に伴うRBからなるビッグボーナス(以下BBと称す)、すなわち通常遊技状態よりも多くのメダルの獲得が期待できる遊技状態の発生契機となるBB入賞が発生する。
また、通常遊技状態において有効化された入賞ライン上に、「BAR−BAR−黒7」または「BAR−BAR−白7」の図柄の組合せが揃った場合には、通常遊技状態よりもリプレイ入賞の発生確率が高く、他の入賞の発生確率が通常遊技状態と同一であるリプレイタイム(RT)が発生する。
本実施例では、通常遊技状態及びRTにおいてRB入賞の発生を契機として前述したRBを発生させる制御、通常遊技状態及びRTにおいてBB入賞の発生を契機として前述したBBを発生させる制御、及び通常遊技状態において「BAR−BAR−黒7」または「BAR−BAR−白7」の組合せが入賞ラインに揃ったことを契機としてRTを発生させる制御がメイン制御部41により行われる。
本実施例では、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41が、乱数抽選により入賞の発生を許容するか否かを決定するための内部抽選処理を毎ゲーム実行するとともに、この内部抽選処理においていずれかの入賞の発生が許容されたときに、その旨を示す内部当選フラグを設定する(以下フラグの当選ともいう)。
内部当選フラグは、図4に示すように、各入賞に対応して定められており、内部抽選処理により各々対応する内部当選フラグが当選したことを条件に対応する入賞図柄の組合せが揃うことが許容される。すなわち内部当選フラグが当選したことを条件に対応する入賞の発生が許容されることとなる。
図4に示すように、BB入賞、RB入賞、チェリー入賞、スイカ入賞、ベル入賞、リプレイ入賞、JacIn入賞、Jac入賞の組合せは、内部抽選処理により該当する入賞を許容する内部当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ、チェリーフラグ、スイカフラグ、ベルフラグ、リプレイフラグ、JacInフラグ、Jacフラグ)が当選し、かつ各リール2L、2C、2Rの停止条件(ストップスイッチ8L、8C、8Rの検出、自動停止時間の経過)が成立したタイミングが入賞図柄の組合せを構成する図柄の引込範囲内(停止条件が成立したタイミングで表示されている図柄を除き最大4図柄)であれば有効化された入賞ラインに揃う。
また、これら入賞図柄の組合せのうち、ベル入賞、リプレイ入賞、JacIn入賞、Jac入賞の組合せは、図3に示すように、左、中、右の順番で各リール2L、2C、2Rが停止された場合に、各リール2L、2C、2Rに入賞図柄の組合せを構成する「リプレイ」図柄の組合せがいずれかの入賞ラインの引込範囲内となるように配置されているため、ベル入賞、リプレイ入賞、JacIn入賞、Jac入賞の組合せは、対応する内部当選フラグが当選することで、各リール2L、2C、2Rの停止条件が成立したタイミングに関わらず揃うこととなる。すなわち目押しを行わずとも揃えることができる。
これに対してBB入賞、RB入賞、チェリー入賞、スイカ入賞の組合せは、図3に示すように、左、中、右の順番で各リール2L、2C、2Rが停止された場合に、各リール2L、2C、2Rに入賞図柄の組合せを構成する「黒7」、「白7」、「BAR」、「チェリー」、「スイカ」の図柄がいずれかの入賞ラインの引込範囲を越えて配置されているため、BB入賞、RB入賞、チェリー入賞、スイカ入賞の組合せは、対応する内部当選フラグが当選したときでも、該当する図柄が引込範囲内となるタイミングにて各リール2L、2C、2Rの停止条件が成立しなければ揃えることができない。すなわちBB入賞、RB入賞、チェリー入賞、スイカ入賞の組合せを確実に揃えるためには目押しを必要とし、該当する図柄の目押しを行わなければ取りこぼす可能性がある。
また、これら内部当選フラグのうち、チェリーフラグ、スイカフラグ、ベルフラグ、リプレイフラグ、Jacフラグ、JacInフラグは、当該内部当選フラグが当選したゲームにおいてのみ有効とされており、当該内部当選フラグにより許容された入賞が発生したか否かに関わらずそのゲームの終了後にクリアされる。これに対してBBフラグまたはRBフラグは、これら内部当選フラグにより許容されたBB入賞またはRB入賞が発生しないとき(取りこぼしたとき)に次ゲーム以降に持ち越すことが可能とされており、それ以降のゲームにおいてBB入賞またはRB入賞が発生することでクリアされる。また、BBフラグまたはRBフラグが持ち越されている状態においては、内部抽選処理よるBBフラグ及びRBフラグの抽選を行わないようになっている。尚、BBフラグまたはRBフラグが当選したゲームをBBフラグまたはRBフラグの成立ゲームとも呼び、BBフラグまたはRBフラグが当選した後、これらBBフラグまたはRBフラグが持ち越されている状態をBBフラグまたはRBフラグの成立状態とも呼ぶ。
本実施例では、メイン制御部41が、通常遊技状態において乱数抽選によりRTを発生させるか否かを決定するRT抽選を実行するとともに、このRT抽選においてRTの発生が決定されたときにもRT当選フラグを設定する(以下、RTの当選ともいう)。
「BAR−BAR−黒7」または「BAR−BAR−白7」の組合せは、RTが当選したことを条件に有効化された入賞ラインに揃う。また、RT抽選によってRTが当選したときには、その際選択されたゲーム数の潜伏ゲームを経た後、「BAR−BAR−黒7」または「BAR−BAR−白7」の組合せを揃えることが可能となる。
また、RT当選フラグは、「BAR−BAR−黒7」または「BAR−BAR−白7」の組合せが揃うまで次ゲーム以降に持ち越される。尚、これらRTが当選したゲームをRTの成立ゲームとも呼び、RTが当選した後、「BAR−BAR−黒7」または「BAR−BAR−白7」の組合せが揃うまでの状態をRTの成立状態とも呼ぶ。
メイン制御部41は、前述した内部抽選処理の実行後、内部抽選処理の結果に応じて当該ゲームにおいて適用されるリール制御テーブルを選択するためのリール制御振分処理を行う。リール制御テーブルとは、各リール2L、2C、2Rの停止条件が成立したときにメイン制御部41が行うリール停止処理の制御パターンを定めたテーブルであり、具体的には、各リール2L、2C、2Rの停止条件が成立したタイミング毎に引込図柄数が定められている。本実施例では、図5に示すように、テーブル番号01〜10のリール制御テーブルが適用される。
これらリール制御テーブルのうち、テーブル番号01のリール制御テーブルは、「チェリー−any−any」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むとともに、左リールの「チェリー」図柄を入賞ラインに引き込めないときにチャンス目1を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、チェリーフラグ当選時に選択される。また、テーブル番号02のリール制御テーブルは、「スイカ−スイカ−スイカ」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むとともに、各リール2L、2C、2Rの「スイカ」図柄を入賞ラインに引き込めないときにチャンス目1とは異なるチャンス目2を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、スイカフラグ当選時に選択される。また、テーブル番号03のリール制御テーブルは、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、ベルフラグ当選時に選択される。
また、テーブル番号04のリール制御テーブルは、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、通常遊技状態及びRTにおいてはリプレイフラグ当選時に選択され、BB中においてはRBへ移行する契機となるJacIn入賞の発生を許容するJacInフラグの当選時に選択され、RB中においては、Jac入賞の発生を許容するJacフラグの当選時に選択される。
また、テーブル番号05のリール制御テーブルは、「BAR−BAR−BAR」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むとともに、各リール2L、2C、2Rの「BAR」図柄を入賞ラインに引き込めないときにチャンス目1やチャンス目2とは異なるリーチ目を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、RBフラグの成立状態において内部抽選処理の結果がハズレの時(以下ハズレ時と称す)に選択される。また、テーブル番号06のリール制御テーブルは、「黒7−黒7−黒7」「白7−白7−白7」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むとともに、各リール2L、2C、2Rの「黒7」図柄または「白7」図柄を入賞ラインに引き込めないときに前述したリーチ目を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、BBフラグの成立状態におけるハズレ時に選択される。
また、テーブル番号07のリール制御テーブルは、「黒7−黒7−BAR」または「白7−白7−BAR」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むとともに、左、中リールの「黒7」図柄または「白7」図柄、右リールの「BAR」図柄を入賞ラインに引き込めないときに前述したリーチ目を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、潜伏ゲーム及びBBフラグまたはRBフラグの成立状態を除くRTの成立状態のハズレの時に選択される。
また、テーブル番号08のリール制御テーブルは、入賞図柄の組合せ及び「黒7−黒7−BAR」または「白7−白7−BAR」の組合せを引き込まず、かつチャンス目1を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、通常遊技状態におけるBBフラグ、RBフラグ、RTの非成立状態(RTの成立状態における潜伏ゲームを含む)のハズレ時に2%の割合で選択される。また、テーブル番号09のリール制御テーブルは、入賞図柄の組合せ及び「黒7−黒7−BAR」または「白7−白7−BAR」の組合せを引き込まず、かつチャンス目2を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、通常遊技状態におけるBBフラグ、RBフラグ、RTの非成立状態(RTの成立状態における潜伏ゲームを含む)のハズレ時に1%の割合で選択される。また、テーブル番号10のリール制御テーブルは、入賞図柄の組合せ及び「黒7−黒7−BAR」または「白7−白7−BAR」の組合せ、チャンス目1、チャンス目2、リーチ目のいずれも引き込まないように定めたテーブルであり、通常遊技状態におけるBBフラグ、RBフラグ、RTの非成立状態(RTの成立状態における潜伏ゲームを含む)のハズレ時に97%の割合で選択され、BB中及びRB中のハズレ時に100%の割合で選択される。
次に、本実施例における遊技制御基板40のメイン制御部41がゲームの進行に伴い実行する各種制御内容を、図6のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源投入に伴いゲームスタートに備えるための初期処理を実行する。具体的には、各種装置の接続、及び作動状況、等の確認を行い、電源断前の遊技状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う(Sa1)。
次いで、BET処理(Sa2)、内部抽選処理(Sa3)、リール制御振分処理(Sa4)、リール回転処理(Sa5)、リール停止処理(Sa6)、入賞判定処理(Sa7)、払出処理(Sa8)、リプレイタイム処理(Sa9)、フラグ更新処理(Sa10)、遊技状態更新処理(Sa11)を繰返し実行するループ処理に以降する。
Sa2のステップにおけるBET処理では、メダルやクレジットを受付可能な状態で待機し、メダルやクレジットの受付に応じて賭数を設定し、スタートスイッチ7の操作が検出された時点で賭数を確定する処理を実行する。また、前回のゲームでリプレイ入賞が発生した場合には、前回のゲームと同じ賭数を設定する。
Sa3のステップにおける内部抽選処理では、Sa2のステップにおけるスタートスイッチ7の検出によるゲームスタートに伴い取得した乱数値と各入賞の当選確率を定めた内部当選確率テーブルとの比較結果に基づいて入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果に応じて内部当選フラグを設定する処理を実行する。
Sa4のステップにおけるリール制御振分処理では、内部当選フラグを確認し、内部当選フラグの当選状況に応じたリール制御テーブルを選択する処理を実行する。
Sa5のステップにおけるリール回転処理では、各リール2L、2C、2Rを回転させる処理を実行する。このリール回転処理においては、全てのリール2L、2C、2Rが定速回転した時点でストップスイッチ8L、8C、8Rの操作を有効とする。
Sa6のステップにおけるリール停止処理では、遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されるか、リール2L、2C、2Rの回転開始時から遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されることなく自動停止時間が経過したこと、すなわち各リール2L、2C、2Rの停止条件が成立したことに応じて対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止させる処理を実行する。このリール停止処理では、Sa4のステップにおいて選択したリール制御テーブルに基づいてリール2L、2C、2Rを停止させる制御を行う。
Sa7のステップにおける入賞判定処理では、Sa6のステップにおいて全てのリール2L、2C、2Rの回転が停止されたと判定した時点で、各リール2L、2C、2Rに導出された表示結果に応じて入賞が発生したか否かを判定する処理を実行する。
Sa8のステップにおける払出処理では、Sa7のステップにおいて入賞の発生が判定された場合に、その入賞に応じた払出枚数に基づきクレジットの加算並びにメダルの払出等の処理を行う。
Sa9のステップにおけるリプレイタイム処理では、遊技状態をRTに移行させる処理、RTの終了条件が満たされることでRTを終了させる処理、等を行う。
Sa10のステップにおけるフラグ更新処理では、Sa3のステップにおいて当選した内部当選フラグのクリアまたは持越を行うための処理を行う。具体的には、当該ゲームにおいてのみ有効な内部当選フラグをクリアする処理を行う。また、BBフラグ及びRBフラグは、その内部当選フラグによって許容されたBB入賞またはRB入賞が発生しない場合においてクリアせずに次のゲームに持ち越し、BB入賞またはRB入賞が発生した場合に対応するBBフラグまたはRBフラグをクリアする処理を行う。
Sa11のステップにおける遊技状態更新処理では、BB入賞やRB入賞が発生した場合に、遊技状態をBBまたはRBに移行させる処理や、RB中のRBゲームの残りゲーム数やJac入賞回数、BB中の払出枚数の計数を行う処理、BBやRBの終了条件が満たされることでBBやRBを終了させる処理、等を行う。
図7は、Sa3の内部抽選処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
内部抽選処理では、まず、図示しない乱数発生回路からスタートスイッチ7の検出に伴ってサンプリングされた乱数値を取得する(Sb1)。そして、当該ゲームがBBゲームであるか否かを確認し(Sb2)、BBゲームであれば、BBゲームにおいて対象となる内部当選フラグの当選確率が定められたBB用テーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sb3)。
また、Sb2のステップにおいて当該ゲームがBBゲームでない場合には、当該ゲームがRBゲームであるか否かを確認し(Sb4)、RBゲームであれば、RBゲームにおいて対象となる内部当選フラグの当選確率が定められたRB用テーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sb5)。
また、Sb4のステップにおいて当該ゲームがRBゲームでない場合には、BBフラグまたはRBフラグの当選中、すなわち持越中であるか否かを確認し(Sb6)、BBフラグまたはRBフラグの当選中であれば、図8に示すように、小役フラグ及びリプレイフラグのみの当選確率が定められているとともに、これら小役フラグ及びリプレイフラグの当選確率が後述する通常テーブルと同一に定められた当選中テーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sb7)。
また、Sb6のステップにおいてBBフラグまたはRBフラグの当選中でない場合には、RT中である旨を示すRT中フラグがセットされているか否かに基づきRT中か否かを確認する(Sb8)。そしてRT中であれば、図8に示すように、BBフラグ、RBフラグ、小役フラグ、リプレイフラグの当選確率が定められているとともに、リプレイフラグの当選確率が後述する通常テーブルや前述した当選中テーブルよりも高く定められたRTテーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sb9)。
また、Sb8のステップにおいてRT中でなければ、図8に示すように、BBフラグ、RBフラグ、小役フラグ、リプレイフラグの当選確率が定められた通常テーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sb10)。
次いで、Sb1のステップにおいて取得した乱数値と、セットされた内部当選確率テーブルとを比較し(Sb11)、この比較結果に基づいて当選した内部当選フラグがあるか否かを確認し、当選していればその内部当選フラグを設定する(Sb12)。
図9は、Sa4のステップにおけるリール制御振分処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
リール制御振分処理では、まず、リプレイフラグ、JacInフラグ、Jacフラグのいずれかが当選しているか否かを確認し(Sc1)、リプレイフラグ、JacInフラグ、Jacフラグのいずれかが当選している場合には、テーブル番号04のリール制御テーブルを選択する(Sc2)。
また、Sc1のステップにおいてリプレイフラグ、JacInフラグ、Jacフラグのいずれも当選していない場合には、チェリーフラグが当選しているか否かを確認し(Sc3)、チェリーフラグが当選している場合には、テーブル番号01のリール制御テーブルを選択する(Sc4)。
また、Sc3のステップにおいてチェリーフラグが当選していない場合には、スイカフラグが当選しているか否かを確認し(Sc5)、スイカフラグが当選している場合には、テーブル番号02のリール制御テーブルを選択する(Sc6)。
また、Sc5のステップにおいてスイカフラグが当選していない場合には、ベルが当選しているか否かを確認し(Sc7)、ベルが当選している場合には、テーブル番号04のリール制御テーブルを選択する(Sc8)。
また、Sc7のステップにおいてベルフラグが当選していない場合には、BB中である旨を示すBB中フラグまたはRB中である旨を示すRB中フラグがセットされているか否かに基づいてBB中またはRB中であるか否かを確認し(Sc9)、BB中またはRB中であれば、テーブル番号10のリール制御テーブルを選択する(Sc10)。
また、Sc9のステップにおいてBB中でもRB中でもない場合には、BBフラグが当選しているか否かを確認し(Sc11)、BBフラグが当選している場合には、テーブル番号06のリール制御テーブルを選択する(Sc12)。
また、Sc11のステップにおいてBBフラグが当選していない場合には、RBフラグが当選しているか否かを確認し(Sc13)、RBフラグが当選している場合には、テーブル番号05のリール制御テーブルを選択する(Sc14)。
また、Sc13のステップにおいてRBフラグが当選していない場合には、RTが当選しているか否かを確認し(Sc15)、RTが当選していれば、前述のRT抽選に当選した際に設定される潜伏ゲーム数が0であるか否かを確認し(Sc16)、潜伏ゲーム数が0の場合には、テーブル番号07のリール制御テーブルを選択する(Sc17)。
また、Sc15のステップにおいてRTが当選していない場合またはSc16のステップにおいて潜伏ゲーム数が0ではない場合、すなわち潜伏ゲーム数が残存している場合には、テーブル番号08・09・10のリール制御テーブルを2:1:97の割合で選択する(Sc18)。
図10は、Sa9のステップにおけるリプレイタイム処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
RT処理では、まず、BB中フラグまたはsRB中フラグがセットされているか否かに基づいてBB中またはRB中であるか否かを確認し(Sd1)、BB中またはRB中でない場合には、RT中フラグがセットされているか否かに基づいてRT中か否かを確認し(Sd2)、RT中であれば、BBフラグまたはRBフラグが当選しているか否かを確認する(Sd3)。そしてBBフラグまたはRBフラグが当選していない場合には、RTの残りゲーム数を1減算し(Sd4)、RTの残りゲーム数が0であるか否かを確認する(Sd5)。そして、RTの残りゲーム数が0であればRT中フラグをクリアする(Sd6)。すなわちRTを終了させる。
また、Sd2のステップにおいてRT中でなければ、RT当選フラグがセットされているか否かに基づいてRTが当選しているか否かを確認し(Sd7)、RTに当選していれば潜伏ゲーム数が0であるか確認し(Sd8)、潜伏ゲーム数が0ではない場合、すなわち潜伏ゲーム数が残存する場合には潜伏ゲーム数を1減算する(Sd9)。次いで、「BAR−BAR−黒7」または「BAR−BAR−白7」の組合せが揃ったか否かを確認し(Sd10)、「BAR−BAR−黒7」または「BAR−BAR−白7」の組合せが揃っていればRT当選フラグをクリアし(Sd11)、複数の異なるゲーム数からRTのゲーム数を選択する(Sd12)。そして、選択したゲーム数をRTの残りゲーム数としてセットし(Sd13)、RT中フラグをセットする(Sd14)。すなわち「BAR−BAR−黒7」または「BAR−BAR−白7」の組合せが揃ったことを契機にRTを発生させる。
また、Sd7のステップにおいてRTに当選していなければ、テーブル番号08のリール制御テーブルが選択されたか否かを確認し(Sd15)、テーブル番号08のリール制御テーブル、すなわちチャンス目1を優先的に引き込むリール制御テーブルが選択されていれば、RTの当選確率が1/4に定められたRT抽選テーブル1(図11参照)をセットする(Sd16)。また、Sd15のステップにおいてテーブル番号08のリール制御テーブルが選択されていなければ、テーブル番号09のリール制御テーブルが選択されたか否かを確認し(Sd17)、テーブル番号09のリール制御テーブル、すなわちチャンス目2を優先的に引き込むリール制御テーブルが選択されていれば、RTの当選確率が1/2に定められたRT抽選テーブル2(図11参照)をセットする(Sd18)。また、Sd17のステップにおいてテーブル番号09のリール制御テーブルが選択されていなければ、チェリーフラグが当選したか否かを確認し(Sd19)、チェリーフラグが当選していれば、RTの当選確率が1/20に定められたRT抽選テーブル3(図11参照)をセットする(Sd20)。また、Sd19のステップにおいてチェリーフラグが当選していなければ、スイカフラグが当選したか否かを確認し(Sd21)、スイカフラグが当選していれば、RTの当選確率が1/10に定められたRT抽選テーブル4(図11参照)をセットする(Sd22)。このように本実施例では、RT抽選の当選確率として、チャンス目1を優先的に引き込む制御パターンを定めたテーブル番号08のリール制御テーブルが選択されたときよりもチャンス目2を優先的に引き込む制御パターンを定めたテーブル番号09のリール制御テーブルが選択されたときの方が高い当選確率を適用する。また、RT抽選の当選確率として、チェリーフラグの内部当選確率よりも低いスイカフラグが当選したときの方が高い当選確率を適用する。更に、RT抽選の当選確率として、チェリーフラグまたはスイカフラグが当選したときよりもチャンス目を優先的に引き込む制御パターンを定めたテーブル番号08またはテーブル番号09のリール制御テーブルが選択されたときの方が高い当選確率を適用する。
次いで、これらセットされたRT抽選テーブルに基づいてRTを発生させるか否かを決定するためのRT抽選を実行する(Sd23)。そしてRT抽選に当選したか否かを確認し(Sd24)、RT抽選に当選していればRT当選フラグをセットする(Sd25)。すなわちRT抽選に当選することでRTの発生を決定する。そして、当該決定したRTが発生する契機となる「BAR−BAR−黒7」または「BAR−BAR−白7」の組合せを揃えることが可能となるまでのゲーム数である潜伏ゲーム数を複数のゲーム数から選択し(Sd25)、選択したゲーム数を潜伏ゲーム数としてセットする(Sd26)。
本実施例のスロットマシン1では、メイン制御部41からサブ制御部91に対して内部当選コマンド、リール停止コマンド、RT当選コマンド、遊技状態コマンドを含む複数種のコマンドが送信される。
内部当選コマンドは、内部当選フラグの当選状況及びRT中か否かを示すコマンドであり、スタートスイッチ7が操作されたときに送信される。リール停止コマンドは、各リール2L、2C、2Rに導出される図柄番号を示すコマンドであり、各リール2L、2C、2Rの停止条件が成立する毎に送信される。RT当選コマンドは、RTに当選しているか否かを示すコマンドであり、1ゲームが終了するときに送信される。遊技状態コマンドは、次のゲームの遊技状態が、通常遊技状態であるか、BBゲームであるか、RBゲームであるか、RT中であるか、を示すコマンドであり、1ゲームが終了したときで、RT当選コマンドが送信されたあとに送信される。
本実施例のサブ制御部91は、RTが発生する可能性を示す予告演出を行うことが可能とされている。これら予告演出を行うか否かは、メイン制御部41から内部当選コマンドを受信する毎に実行する演出パターン選択処理により、予告演出の制御パターンを定めた演出パターン(以下予告演出パターンと称す)が選択されるか否かによって決定される。
更に、サブ制御部91は、演出パターン選択処理による予告演出パターンの選択率が通常よりも高まる演出高確率状態に制御することが可能とされている。演出高確率状態は、各リール2L、2C、2Rの表示結果としてチャンス目1またはチャンス目2が導出されるか、チェリー入賞またはスイカ入賞の組合せが入賞ラインに揃ったときにサブ制御部91が実行する演出高確率移行抽選に当選したときに制御される。すなわちメイン制御部41側でRT抽選が行われたことを条件に演出高確率状態に制御されるようになっている。
次に、本実施例における演出制御基板90のサブ制御部91が実行する各種制御内容を、図12のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源が投入されると、初期設定が行われる(Se1)。具体的には、各部の接続チェックや各レジスタの設定等を行い、電源断前の演出状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う。初期設定の後、メイン制御基板40から送信されるコマンドの受信待ちの状態で待機する(Se2)。
この状態でコマンドを受信した場合には、受信したコマンドが内部当選コマンドであるかを確認し(Se3)、内部当選コマンドであれば、内部当選コマンドが示す内部当選フラグの当選状況等に基づいて当該ゲームにおいて適用する演出パターンを予め定められた複数の演出パターンより選択する演出パターン選択処理を実行し(Se4)、選択した演出パターンをセットする(Se5)。尚、演出パターン選択処理では、前述した演出高確率状態に制御されている旨を示す演出高確率フラグがセットされているか否かを確認し、演出高確率フラグがセットされている場合には、演出高確率フラグがセットされていないときよりも高い割合で予告演出パターンを選択する。
次いで、受信したコマンドがリール停止コマンドであるか否かを確認し(Se6)、リール停止コマンドであれば、リール停止コマンドが示すリールの停止図柄をセットした後(Se7)、全リールが停止したか否か、すなわち左、中、右の全てのリールに対応するリール停止コマンドを受信したか否かを確認し(Se8)、全リールが停止していれば、チャンス目1またはチャンス目2が停止したか否かを確認する(Se9)。そしてチャンス目1またはチャンス目2が停止している場合には、演出高確率フラグをセットする(Se13)。すなわちリール2L、2C、2Rの表示結果としてチャンス目1またはチャンス目2が導出されたときに演出高確率状態に制御する。また、Se9のステップにおいてチャンス目1もチャンス目2も停止していない場合には、チェリー入賞またはスイカ入賞の組合せが入賞ラインに揃っているか否かを確認し(Se10)、チェリー入賞またはスイカ入賞の組合せが入賞ラインに揃っている場合には、演出高確率状態に制御するか否かを乱数抽選により決定する演出高確率移行抽選を実行した後(Se11)、当該抽選に当選したか否かを確認し(Se12)、当選した場合には、演出高確率フラグをセットする(Se13)。すなわちリール2L、2C、2Rの表示結果としてチェリー入賞またはスイカ入賞の組合せが導出されたときに演出高確率状態に制御する。
次いで、受信したコマンドがRT当選コマンドであるか否かを確認し(Se14)、RT当選コマンドであれば、演出高確率フラグがセットされているか否かに基づいて演出高確率状態に制御されているか否かを確認し(Se15)、演出高確率状態に制御されている場合には、RT当選コマンドが示す内容に基づいてRTが当選しているか否かを確認する(Se16)。そしてRTに当選していなければ、当該RT当選コマンドを受信する前に受信した内部当選コマンドが示す内容に基づいて当該ゲームがRT中か否かを確認し(Se17)、RT中であれば、演出高確率フラグをクリアする(Se20)。すなわちRTが発生したときに演出高確率状態に制御されている場合には当該演出高確率状態を終了させる。また、Se17のステップにおいてRT中でなければ、演出高確率状態を終了させるか否かを乱数抽選により決定する演出高確率終了抽選を実行する(Se18)。そして当該抽選に当選したか否かを確認し(Se19)、当選していれば演出高確率フラグをクリアする(Se20)。すなわちRTが当選していない状態でかつRT中でもない状態において演出高確率状態に制御されている場合には、演出高確率終了抽選に当選したときに当該演出高確率状態を終了させる。
次いで、受信したコマンドに係わらず、当該ゲームの演出パターンとしてセットされた演出パターン及び受信したコマンドに応じて定められた制御パターンを選択し、選択した制御パターンに応じて各部を制御し、演出を実行する演出実行処理を行った後(Se21)、再びSe2のステップにおけるコマンドの受信待ちの状態に戻る。
以上説明したように、本実施例におけるスロットマシン1では、当選確率の高いRT抽選が実行される契機となるテーブル番号08またはテーブル番号09のリール制御テーブルが選択されたときに、その他のリール制御テーブルが選択されたとき、すなわちRTに当選する可能性が低いときよりも高い割合でチャンス目が導出されるため、チャンス目が導出されることによりRTに当選する可能性が高い旨が報知される。また、チャンス目が導出されたときには、予告演出の実行率が高まる演出高確率状態に制御されるようになっており、チャンス目が導出されることに加えて予告演出の出現率も高まるため、RTに制御されることに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。更に、チェリーフラグまたはスイカフラグが当選し、かつチェリーフラグにより許容されたチェリー入賞またはスイカフラグにより許容されるスイカ入賞を取りこぼしたときにもチャンス目が導出されるとともに、チャンス目の導出に伴って予告演出の出現率も高まるため、RTに制御されることに対する遊技者の期待感を持続させることができる。
尚、本実施例では、テーブル番号08またはテーブル番号09のリール制御テーブル、すなわちチャンス目を優先的に引き込む制御パターンを定めたリール制御テーブルが選択されたときに加えて、チェリーフラグまたはスイカフラグが当選したときにも、RT抽選を実行するようになっているが、テーブル番号08またはテーブル番号09のリール制御テーブルが選択されたときにのみRT抽選を実行するようにしても良く、この場合には、テーブル番号08またはテーブル番号09のリール制御テーブルが選択されたとき、すなわちRT抽選の実行が決定されたときに、RT抽選の実行が決定されていないときよりも高い割合でチャンス目が導出されるため、チャンス目が導出されることによりRT抽選が実行された可能性が高い旨が報知される。また、チャンス目が導出されることに加えて予告演出の出現率も高まるため、RT抽選が実行されたこと、更にはRT抽選に当選してRTに制御されることに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。更に、RT抽選の実行が決定されていないときでも、チェリーフラグまたはスイカフラグが当選し、かつチェリーフラグにより許容されたチェリー入賞またはスイカフラグにより許容されるスイカ入賞を取りこぼしたときにチャンス目が導出されるとともに、チャンス目の導出に伴って予告演出の出現率も高まるため、RT抽選が実行されたこと、更にはRT抽選に当選してRTに制御されることに対する遊技者の期待感を持続させることができる。
また、本実施例では特典としてリプレイ入賞の発生率が通常よりも高まるリプレイタイムを適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、入賞を発生させるための導出条件を満たすリールの停止操作方法が報知されるアシストタイム(AT)、少なくともいずれか1つのリールの引込範囲を制限することで、ストップスイッチが操作された際に表示されている図柄が停止しやすいように制御し、遊技者が目押しを行うことで入賞図柄の組合せを導出させることが可能となるチャレンジタイム(CT)等の遊技状態を適用するようにしても良い。
更に、本実施例ではBBフラグまたはRBフラグが当選することでBB入賞またはRB入賞を発生させることが可能な状態となるが、BBフラグまたはRBフラグが当選し、該BBフラグまたはRBフラグにより許容されるBB入賞またはRB入賞が発生しなかったときに、当該BBフラグまたはRBフラグを持ち越すとともに、これらBBフラグやRBフラグを複数個持ち越すことが可能なフラグ持越手段と、BBフラグまたはRBフラグの成立状態において当該BBフラグまたはRBフラグにより許容されるBB入賞またはRB入賞を発生させることが不可能または困難な不可状態に制御する不可状態制御手段と、不可状態を解除してBB入賞またはRB入賞を発生させることが可能または容易な可状態に制御する不可状態解除手段と、を備え、不可状態が解除されることによりBB入賞またはRB入賞を発生させることが可能または容易となる構成としても良く、この場合には、不可状態の解除、すなわちBB入賞またはRB入賞を発生させることが可能または容易な可状態とすることを特典として適用しても良い。
また、本実施例では、目押しを必要とするチェリー入賞やスイカ入賞の発生が許容され、かつ目押しに失敗したとき(いわゆる取りこぼし時)にチャンス目が導出されるようになり、遊技者の目押しの技量によってチャンス目が導出される割合や予告演出が出現する割合が変化するため、興趣を高めることができる。
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、小役入賞やリプレイ入賞の発生を許容する内部当選フラグが当選したときに、これら内部当選フラグにより許容された入賞図柄の組合せを優先的に引き込む制御パターンを定めたリール制御テーブル(以下、入賞図柄引込テーブルともいう)または内部当選フラグにより許容された入賞図柄の組合せを引き込まず、チャンス目を優先的に引き込むリール制御テーブル(以下、チャンス目引込テーブルともいう)のうちいずれか一方を選択し、チャンス目引込テーブルが選択されたときにチャンス目が導出されるようにしても良い。尚、この場合には、内部抽選処理の結果がハズレのときにチャンス目引込テーブルが選択された場合に、小役入賞やリプレイ入賞の発生を許容する内部当選フラグが当選したときにチャンス目引込テーブルが選択された場合よりも高い当選確率のRT抽選を実行するようにしたり、内部抽選処理の結果がハズレのときにチャンス目引込テーブルが選択された場合にのみRT抽選を実行するようにすれば良い。
また、本実施例では、内部抽選処理において、図8に示すように、小役入賞及びリプレイ入賞の発生を許容する内部当選フラグのうちで、内部当選確率が相対的に低いチェリーフラグ、スイカフラグの当選時において、これらチェリーフラグ、スイカフラグにより許容されたチェリー入賞またはスイカ入賞を取りこぼしたときにチャンス目が導出されるようになっており、テーブル番号08またはテーブル番号09のリール制御テーブルが選択されたとき、すなわちRTに当選する可能性が低いときにチャンス目が導出される割合が低くなり、RTに当選する可能性が高いときに、チャンス目が導出される割合が相対的に高まるため、チャンス目の導出に伴いRTに制御されることに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、内部当選確率が相対的に低いチェリーフラグ、スイカフラグの当選時において、内部当選確率が相対的に高いベルフラグやリプレイフラグの当選時よりも高い割合でチャンス目が導出されるように制御しても良く、この場合でも、RTに当選する可能性が低いときにチャンス目が導出される割合が低くなり、RTに当選する可能性が高いときにチャンス目が導出される割合が相対的に高まるため、チャンス目の導出に伴いRTに制御されることに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
また、本実施例では、チェリーフラグにより許容されるチェリー入賞の取りこぼし時には、チャンス目1を引き込む制御が行われ、チェリーフラグよりも内部当選確率の低いスイカフラグにより許容されるスイカ入賞の取りこぼし時には、チャンス目2を引き込む制御が行われる。すなわちRTに当選する可能性が低いときにチャンス目が導出される場合には、チャンス目1に比較してチャンス目2が導出される割合が低くなり、チャンス目2が導出されたときにRTに当選する割合が相対的に高まるため、チャンス目2の導出に伴いRTに制御されることに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。また、本実施例では、チャンス目1を優先的に引き込むテーブル番号08のリール制御テーブルが選択されたときよりもチャンス目2を優先的に引き込むテーブル番号09のリール制御テーブルが選択されたときの方が高い当選確率を適用してRT抽選が実行されるため、チャンス目2の導出に伴いRTに制御されることに対する遊技者の期待感を更に高めることができる。
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、チェリーフラグにより許容されるチェリー入賞の取りこぼし時には、チャンス目2よりも高い割合でチャンス目1を引き込む制御を行い、チェリーフラグよりも内部当選確率の低いスイカフラグにより許容されるスイカ入賞の取りこぼし時には、チャンス目1よりも高い割合でチャンス目2を引き込む制御を行うようにしても良く、この場合でも、RTに当選する可能性が低いときにチャンス目が導出される場合には、チャンス目1に比較してチャンス目2が導出される割合が低くなり、チャンス目2が導出されたときにRTに当選する割合が相対的に高まるため、チャンス目2の導出に伴いRTに制御されることに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
また、本実施例では、テーブル番号08またはテーブル番号09のリール制御テーブルが選択されたとき以外に、チェリーフラグまたはスイカフラグが当選したときにも、RT抽選が実行されるため、チェリーフラグにより許容されるチェリー入賞の組合せまたはスイカ入賞の組合せが入賞ラインに揃ったときでもRTが期待できるため、チャンス目が導出されないときにもRTに制御されることに対する遊技者の期待感を持続させることができる。更に、チェリー入賞の組合せまたはスイカ入賞の組合せが入賞ラインに揃ったときにも、演出高確率状態に制御され、予告演出の出現率が高まることがあるため、RTに当選する可能性のあるチェリー入賞やスイカ入賞が揃ったことに加えて予告演出の出現率も高まるため、RTに制御されることに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
尚、本実施例では、チェリーフラグまたはスイカフラグが当選したときに、必ずRT抽選を実行するようになっているが、例えばチェリーフラグまたはスイカフラグが当選したときに、RT抽選を実行するか否かを決定し、RT抽選を実行すると決定したときにRT抽選を実行するようにしても良い。
以下、本発明が適用されたスロットマシンの実施例2について説明する。尚、実施例2のスロットマシンは、実施例1のスロットマシン1の構成とほぼ同一であるため、ここでは、主に異なる点について説明する。
本実施例では、通常遊技状態及びBBゲームにおいて「チェリー−any−any」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、2枚のメダルが払い出されるチェリー入賞が発生する。また、通常遊技状態及びBBゲームにおいて「スイカ−スイカ−スイカ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、5枚のメダルが払い出されるスイカ入賞が発生する。また、通常遊技状態及びBBゲームにおいて「ベル−ベル−ベル」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、8枚のメダルが払い出されるベル入賞が発生する。本実施例では、チェリー入賞、スイカ入賞、ベル入賞を小役入賞ともいう。
また、通常遊技状態において「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、当該ゲームと同一の賭数にて次回のゲームを行うことが可能なリプレイゲーム(再ゲーム)が付与されるリプレイ(再遊技)入賞が発生する。
また、BBゲームにおいて「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、9枚のメダルが払い出されるとともに、後述するRBの発生契機となるJacIn入賞が発生する(図示略)。また、RBゲームにおいて「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、15枚のメダルが払い出されるJac入賞が発生する(図示略)。
また、通常遊技状態において有効化されたいずれかの入賞ライン上に「BAR−BAR−BAR」の組合せが揃った場合には、15枚のメダルが払い出されるとともに、RBの発生契機となるRB入賞が発生する。
また、通常遊技状態において有効化されたいずれかの入賞ライン上に「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが揃った場合には、15枚のメダルが払い出されるとともに、BBの発生契機となるBB入賞が発生する。
本実施例では、通常遊技状態においてRB入賞の発生を契機として前述したRBを発生させる制御、通常遊技状態においてBB入賞の発生を契機として前述したBBを発生させる制御がメイン制御部41により行われる。
尚、前述した実施例1のスロットマシンにおいては、RTに制御されるのに対して本実施例のスロットマシンでは、RTに関連する機能を備えていない。
メイン制御部41は、実施例1と同様に前述した内部抽選処理の実行後、内部抽選処理の結果に応じて当該ゲームにおいて適用されるリール制御テーブルを選択するためのリール制御振分処理を行う。本実施例では、図13に示すように、テーブル番号11〜21のリール制御テーブルが適用される。
これらリール制御テーブルのうち、テーブル番号11のリール制御テーブルは、「チェリー−any−any」の組合せを入賞ラインL1に優先的に引き込むとともに、左リールの「チェリー」図柄を入賞ラインL1に引き込めないときにチャンス目1を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、BBフラグまたはRBフラグの成立状態におけるチェリーフラグ当選時に90%の割合で選択され、BBフラグまたはRBフラグの非成立状態(BB中含む)におけるチェリーフラグ当選時に10%の割合で選択される。また、テーブル番号12のリール制御テーブルは、「チェリー−any−any」の組合せを入賞ラインL1以外の入賞ライン、すなわち入賞ラインL2、L2’、L3、L3’に優先的に引き込むとともに、左リールの「チェリー」図柄を入賞ラインL1以外の入賞ラインに引き込めないときにチャンス目1を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、BBフラグまたはRBフラグの成立状態におけるチェリーフラグ当選時に10%の割合で選択され、BBフラグまたはRBフラグの非成立状態(BB中含む)におけるチェリーフラグ当選時に90%の割合で選択される。
また、テーブル番号13のリール制御テーブルは、「スイカ−スイカ−スイカ」の組合せを入賞ラインL1に優先的に引き込むとともに、各リール2L、2C、2Rの「スイカ」図柄を入賞ラインに引き込めないときにチャンス目2を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、BBフラグまたはRBフラグの成立状態におけるスイカフラグ当選時に90%の割合で選択され、BBフラグまたはRBフラグの非成立状態(BB中含む)におけるスイカフラグ当選時に10%の割合で選択される。また、テーブル番号14のリール制御テーブルは、「スイカ−スイカ−スイカ」の組合せを入賞ラインL1以外の入賞ラインに優先的に引き込むとともに、各リール2L、2C、2Rの「スイカ」図柄を入賞ラインL1以外の入賞ラインに引き込めないときにチャンス目2を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、BBフラグまたはRBフラグの成立状態におけるスイカフラグ当選時に10%の割合で選択され、BBフラグまたはRBフラグの非成立状態(BB中含む)におけるスイカフラグ当選時に90%の割合で選択される。
また、テーブル番号15のリール制御テーブルは、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、ベルフラグ当選時に選択される。また、テーブル番号16のリール制御テーブルは、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、通常遊技状態及びRTにおいてはリプレイフラグ当選時に選択され、BB中においてはRBへ移行する契機となるJacIn入賞の発生を許容するJacInフラグの当選時に選択され、RB中においては、Jac入賞の発生を許容するJacフラグの当選時に選択される。
また、テーブル番号17のリール制御テーブルは、「BAR−BAR−BAR」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むとともに、各リール2L、2C、2Rの「BAR」図柄を入賞ラインに引き込めないときにチャンス目1を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、RBフラグの成立状態におけるハズレ時に40%の割合で選択される。また、テーブル番号18のリール制御テーブルは、「BAR−BAR−BAR」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むとともに、各リール2L、2C、2Rの「BAR」図柄を入賞ラインに引き込めないときにチャンス目2を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、RBフラグの成立状態におけるハズレ時に60%の割合で選択される。
また、テーブル番号19のリール制御テーブルは、「黒7−黒7−黒7」「白7−白7−白7」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むとともに、各リール2L、2C、2Rの「黒7」図柄または「白7」図柄を入賞ラインに引き込めないときにチャンス目1を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、BBフラグの成立状態におけるハズレ時に40%の割合で選択される。また、テーブル番号20のリール制御テーブルは、「黒7−黒7−黒7」「白7−白7−白7」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むとともに、各リール2L、2C、2Rの「黒7」図柄または「白7」図柄を入賞ラインに引き込めないときにチャンス目1を優先的に引き込むためのパターンを定めたテーブルであり、BBフラグの成立状態におけるハズレ時に60%の割合で選択される。
また、テーブル番号21のリール制御テーブルは、入賞図柄の組合せ及びチャンス目1、チャンス目2のいずれも引き込まないように定めたテーブルであり、BBフラグやRBフラグの非成立状態(BB・RB中含む)におけるハズレ時に100%の割合で選択される。
次に、本実施例における遊技制御基板40のメイン制御部41がゲームの進行に伴い実行する各種制御内容を、図6のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源投入に伴いゲームスタートに備えるための初期処理を実行する。具体的には、各種装置の接続、及び作動状況、等の確認を行い、電源断前の遊技状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う(Sa1)。
次いで、BET処理(Sa2)、内部抽選処理(Sa3)、リール制御振分処理(Sa4)、リール回転処理(Sa5)、リール停止処理(Sa6)、入賞判定処理(Sa7)、払出処理(Sa8)、フラグ更新処理(Sa10)、遊技状態更新処理(Sa11)を繰返し実行するループ処理に以降する。
尚、本実施例では、前述のようにRTに関連する機能を備えていないため、Sa9のステップにおけるリプレイタイム処理は実行しない。
図14は、本実施例におけるSa3の内部抽選処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
内部抽選処理では、まず、図示しない乱数発生回路からスタートスイッチ7の検出に伴ってサンプリングされた乱数値を取得する(Sf1)。そして、当該ゲームがBBゲームであるか否かを確認し(Sf2)、BBゲームであれば、BB用テーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sf3)。
また、Sf2のステップにおいて当該ゲームがBBゲームでない場合には、当該ゲームがRBゲームであるか否かを確認し(Sf4)、RBゲームであれば、RB用テーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sf5)。
また、Sf4のステップにおいて当該ゲームがRBゲームでない場合には、BBフラグまたはRBフラグの当選中、すなわち持越中であるか否かを確認し(Sf6)、BBフラグまたはRBフラグの当選中であれば、当選中テーブル(図8参照)を当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sf7)。
また、Sf6のステップにおいてBBフラグまたはRBフラグの当選中でない場合には、通常テーブル(図8参照)を当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sf8)。
次いで、Sf1のステップにおいて取得した乱数値と、セットされた内部当選確率テーブルとを比較し(Sf9)、この比較結果に基づいて当選した内部当選フラグがあるか否かを確認し、当選していればその内部当選フラグを設定する(Sf10)。
図15は、本実施例におけるSa4のリール制御振分処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
リール制御振分処理では、まず、リプレイフラグ、JacInフラグ、Jacフラグのいずれかが当選しているか否かを確認し(Sg1)、リプレイフラグ、JacInフラグ、Jacフラグのいずれかが当選している場合には、テーブル番号16のリール制御テーブルを選択する(Sg2)。
また、Sg1のステップにおいてリプレイフラグ、JacInフラグ、Jacフラグのいずれも当選していない場合には、チェリーフラグが当選しているか否かを確認し(Sg3)、チェリーフラグが当選している場合には、BBフラグまたはRBフラグが当選しているか否か、すなわちBBフラグまたはRBフラグの成立状態であるか否かを確認し(Sg4)、BBフラグまたはRBフラグの成立状態であればテーブル番号11・12のリール制御テーブルを90:10の割合で選択し(Sg5)、BBフラグまたはRBフラグの非成立状態であればテーブル番号11・12のリール制御テーブルを10:90の割合で選択する(Sg6)。
また、Sg3のステップにおいてチェリーフラグが当選していない場合には、スイカフラグが当選しているか否かを確認し(Sg7)、スイカフラグが当選している場合には、BBフラグまたはRBフラグの成立状態であるか否かを確認し(Sg8)、BBフラグまたはRBフラグの成立状態であればテーブル番号13・14のリール制御テーブルを90:10の割合で選択し(Sg9)、BBフラグまたはRBフラグの非成立状態であればテーブル番号13・14のリール制御テーブルを10:90の割合で選択する(Sg10)。
また、Sg7のステップにおいてスイカフラグが当選していない場合には、ベルが当選しているか否かを確認し(Sg11)、ベルが当選している場合には、テーブル番号15のリール制御テーブルを選択する(Sg12)。
また、Sg11のステップにおいてベルフラグが当選していない場合には、BBフラグが当選しているか否かを確認し(Sg13)、BBフラグが当選している場合には、テーブル番号19・20のリール制御テーブルを40:60の割合で選択する(Sg14)。
また、Sg13のステップにおいてBBフラグが当選していない場合には、RBフラグが当選しているか否かを確認し(Sg15)、RBフラグが当選している場合には、テーブル番号17・18のリール制御テーブルを40:60の割合で選択する(Sg16)。
また、Sg15のステップにおいてRBフラグが当選していない場合には、テーブル番号21のリール制御テーブルを選択する(Sg17)。
本実施例のスロットマシンでは、メイン制御部41からサブ制御部91に対して前述した実施例1と同様の内部当選コマンド、リール停止コマンド、遊技状態コマンドを含む複数種のコマンドが送信される。
本実施例のサブ制御部91は、BBフラグまたはRBフラグが当選している可能性を示す予告演出を行うことが可能とされている。これら予告演出を行うか否かは、メイン制御部41から内部当選コマンドを受信する毎に実行する演出パターン選択処理により、予告演出の制御パターンを定めた演出パターン(以下予告演出パターンと称す)が選択されるか否かによって決定される。
更に、サブ制御部91は、演出パターン選択処理による予告演出パターンの選択率が通常よりも高まる演出高確率状態に制御することが可能とされている。演出高確率状態は、各リール2L、2C、2Rの表示結果としてチャンス目1またはチャンス目2が導出されるか、チェリー入賞またはスイカ入賞の組合せが入賞ライン1に揃ったときに制御される。
次に、本実施例における演出制御基板90のサブ制御部91が実行する各種制御内容を、図16のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源が投入されると、初期設定が行われる(Sh1)。具体的には、各部の接続チェックや各レジスタの設定等を行い、電源断前の演出状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う。初期設定の後、メイン制御基板40から送信されるコマンドの受信待ちの状態で待機する(Sh2)。
この状態でコマンドを受信した場合には、受信したコマンドが内部当選コマンドであるかを確認し(Sh3)、内部当選コマンドであれば、内部当選コマンドが示す内部当選フラグの当選状況等に基づいて当該ゲームにおいて適用する演出パターンを予め定められた複数の演出パターンより選択する演出パターン選択処理を実行し(Sh4)、選択した演出パターンをセットする(Sh5)。尚、演出パターン選択処理では、前述した演出高確率状態に制御されている旨を示す演出高確率フラグがセットされているか否かを確認し、演出高確率フラグがセットされている場合には、演出高確率フラグがセットされていないときよりも高い割合で予告演出パターンを選択する。
次いで、受信したコマンドがリール停止コマンドであるか否かを確認し(Sh6)、リール停止コマンドであれば、リール停止コマンドが示すリールの停止図柄をセットした後(Sh7)、全リールが停止したか否か、すなわち左、中、右の全てのリールに対応するリール停止コマンドを受信したか否かを確認し(Sh8)、全リールが停止していれば、チャンス目1またはチャンス目2が停止したか否かを確認する(Sh9)。そしてチャンス目1またはチャンス目2が停止している場合には、演出高確率フラグをセットする(Sh11)。すなわちリール2L、2C、2Rの表示結果としてチャンス目1またはチャンス目2が導出されたときに演出高確率状態に制御する。また、Sh9のステップにおいてチャンス目1もチャンス目2も停止していない場合には、チェリー入賞またはスイカ入賞の組合せが入賞ライン1に揃ったか否かを確認し(Sh10)、チェリー入賞またはスイカ入賞の組合せが入賞ライン1に揃っている場合には、演出高確率フラグをセットする(Sh11)。すなわちリール2L、2C、2Rの表示結果としてチェリー入賞またはスイカ入賞の組合せが入賞ライン1導出されたときに演出高確率状態に制御する。
次いで、受信したコマンドが遊技状態コマンドであるか否かを確認し(Sh12)、遊技状態コマンドであれば、演出高確率フラグがセットされているか否かに基づいて演出高確率状態に制御されているか否かを確認し(Sh13)、演出高確率状態に制御されている場合には、遊技状態コマンドが示す内容に基づいて次ゲームからBBゲームまたはRBゲームに移行するか否かを確認する(Sh14)。そして次ゲームからBBゲームまたはRBゲームに移行する場合には、演出高確率フラグをクリアする(Sh18)。すなわちBBゲームまたはRBゲームに移行するときに演出高確率状態に制御されている場合には当該演出高確率状態を終了させる。また、Sh14のステップにおいて次ゲームからBBゲームまたはRBゲームに移行しない場合には、当該遊技状態コマンドを受信する前に受信した内部当選コマンドが示す内容に基づいてBBフラグまたはRBフラグが当選しているか否か、すなわちBBフラグまたはRBフラグの成立状態か否かを確認し(Sh15)、BBフラグまたはRBフラグの成立状態でなければ、演出高確率状態を終了させるか否かを乱数抽選により決定する演出高確率終了抽選を実行する(Sh16)。そして当該抽選に当選したか否かを確認し(Sh17)、当選していれば演出高確率フラグをクリアする(Sh18)。すなわちBBフラグまたはRBフラグの非成立状態において演出高確率状態に制御されている場合には、演出高確率終了抽選に当選したときに当該演出高確率状態を終了させる。
次いで、受信したコマンドに係わらず、当該ゲームの演出パターンとしてセットされた演出パターン及び受信したコマンドに応じて定められた制御パターンを選択し、選択した制御パターンに応じて各部を制御し、演出を実行する演出実行処理を行った後(Sh19)、再びSh2のステップにおけるコマンドの受信待ちの状態に戻る。
以上説明したように、本実施例におけるスロットマシン1では、BBフラグまたはRBフラグの成立状態におけるハズレ時において、これらBBフラグまたはRBフラグにより許容されたBB入賞またはRB入賞の組合せを揃えられないときにチャンス目が導出されるのに対して、BBフラグまたはRBフラグの非成立状態においては、チェリーフラグまたはスイカフラグが当選し、これらチェリーフラグまたはスイカフラグにより許容されたチェリー入賞またはスイカ入賞の組合せを揃えられないときにのみチャンス目が導出されるようになっている。すなわち、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されている状態において小役入賞及びリプレイ入賞の発生が許容されていないときで、かつBB入賞またはRB入賞を発生させることができないときには、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合でチャンス目が導出されるようになるため、チャンス目が導出されることによりBB入賞やRB入賞の発生が許容されている可能性が高い旨が報知される。また、チャンス目が導出されたときには、予告演出の実行率が高まる演出高確率状態に制御されるようになっており、チャンス目が導出されたことに加えて予告演出の出現率も高まるため、BB入賞やRB入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。更に、BB入賞やRB入賞の発生が許容されていない状態においてチェリー入賞やスイカ入賞の発生が許容され、かつ許容された入賞を発生させることができないときにもチャンス目が導出されるとともに、チャンス目の導出に伴って予告演出の出現率も高まるため、BB入賞やRB入賞の発生に対する遊技者の期待感を持続させることができる。
尚、本実施例ではBBフラグまたはRBフラグが当選することでBB入賞またはRB入賞を発生させることが可能な状態となるが、BBフラグまたはRBフラグが当選し、該BBフラグまたはRBフラグにより許容されるBB入賞またはRB入賞が発生しなかったときに、当該BBフラグまたはRBフラグを持ち越すとともに、これらBBフラグやRBフラグを複数個持ち越すことが可能なフラグ持越手段と、BBフラグまたはRBフラグの成立状態において当該BBフラグまたはRBフラグにより許容されるBB入賞またはRB入賞を発生させることが不可能または困難な不可状態に制御する不可状態制御手段と、不可状態を解除してBB入賞またはRB入賞を発生させることが可能または容易な可状態に制御する不可状態解除手段と、を備え、不可状態が解除されることによりBB入賞またはRB入賞を発生させることが可能または容易となる構成としても良い。この場合には、可状態におけるハズレ時においてBB入賞またはRB入賞の組合せを揃えられないときにチャンス目が導出されるのに対して、不可状態においてチェリーフラグまたはスイカフラグが当選し、これらチェリーフラグまたはスイカフラグにより許容されたチェリー入賞またはスイカ入賞の組合せを揃えられないときにチャンス目が導出されるようにすることで、可状態において小役入賞及びリプレイ入賞の発生が許容されていないときで、かつBB入賞またはRB入賞を発生させることができないときには不可状態よりも高い割合でチャンス目が導出されるようになるため、チャンス目が導出されることによりBB入賞やRB入賞の発生が許容されている可能性が高い旨が報知される。また、チャンス目が導出されたときには、予告演出の実行率が高まる演出高確率状態に制御されるようになっており、チャンス目が導出されたことに加えて予告演出の出現率も高まるため、BB入賞やRB入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。更に、不可状態においてチェリー入賞やスイカ入賞の発生が許容され、かつ許容された入賞を発生させることができないときにもチャンス目が導出されるとともに、チャンス目の導出に伴って予告演出の出現率も高まるため、BB入賞やRB入賞の発生に対する遊技者の期待感を持続させることができる。
また、本実施例では特別入賞としてBBやRBの発生契機となるBB入賞及びRB入賞を適用しているが、リプレイ入賞の発生率が通常よりも高まるリプレイタイム(RT)や入賞を発生させるための導出条件を満たすリールの停止操作方法が報知されるアシストタイム(AT)、少なくともいずれか1つのリールの引込範囲を制限することで、ストップスイッチが操作された際に表示されている図柄が停止しやすいように制御し、遊技者が目押しを行うことで入賞図柄の組合せを導出させることが可能となるチャレンジタイム(CT)等の遊技状態の発生契機となる入賞を適用するようにしても良い。
また、本実施例では、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されていない状態において目押しを必要とするチェリー入賞やスイカ入賞の発生が許容され、かつ目押しに失敗したとき(いわゆる取りこぼし時)にチャンス目が導出されるようになり、遊技者の目押しの技量によってチャンス目が導出される割合や予告演出が出現する割合が変化するため、興趣を高めることができる。
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、小役入賞やリプレイ入賞の発生を許容する内部当選フラグが当選したときに、これら内部当選フラグにより許容された入賞図柄の組合せを優先的に引き込む制御パターンを定めたリール制御テーブル(以下、入賞図柄引込テーブルともいう)または内部当選フラグにより許容された入賞図柄の組合せを引き込まず、チャンス目を優先的に引き込むリール制御テーブル(以下、チャンス目引込テーブルともいう)のうちいずれか一方を選択し、チャンス目引込テーブルが選択されたときにチャンス目が導出されるようにしても良い。
また、本実施例では、内部抽選処理において、図8に示すように、小役入賞及びリプレイ入賞の発生を許容する内部当選フラグのうちで、内部当選確率が相対的に低いチェリーフラグ、スイカフラグの当選時において、これらチェリーフラグ、スイカフラグにより許容されたチェリー入賞またはスイカ入賞を取りこぼしたときにチャンス目が導出されるようになっており、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されていない状態においてチャンス目が導出される割合が低くなり、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されている状態においてチャンス目が導出される割合が相対的に高まるため、チャンス目の導出に伴いBB入賞やRB入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、内部当選確率が相対的に低いチェリーフラグ、スイカフラグの当選時において、内部当選確率が相対的に高いベルフラグやリプレイフラグの当選時よりも高い割合でチャンス目が導出されるように制御しても良く、この場合でも、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されていない状態においてチャンス目が導出される割合が低くなり、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されている状態においてチャンス目が導出される割合が相対的に高まるため、チャンス目の導出に伴いBB入賞やRB入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
また、本実施例では、チェリーフラグにより許容されるチェリー入賞の取りこぼし時には、チャンス目1を引き込む制御が行われ、チェリーフラグよりも内部当選確率の低いスイカフラグにより許容されるスイカ入賞の取りこぼし時には、チャンス目2を引き込む制御が行われる。すなわちBB入賞またはRB入賞の発生が許容されていない状態においてチャンス目が導出される場合には、チャンス目1よりもチャンス目2が導出される割合が低くなり、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されている状態においてチャンス目2が導出される割合が相対的に高まるため、チャンス目2の導出に伴いBB入賞やRB入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。また、本実施例では、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されている状態においてチャンス目1よりもチャンス目2の方が高い割合で導出されるため、チャンス目2の導出に伴うBB入賞やRB入賞の発生に対する遊技者の期待感を更に高めることができる。
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、チェリーフラグにより許容されるチェリー入賞の取りこぼし時には、チャンス目2よりも高い割合でチャンス目1を引き込む制御を行い、チェリーフラグよりも内部当選確率の低いスイカフラグにより許容されるスイカ入賞の取りこぼし時には、チャンス目1よりも高い割合でチャンス目2を引き込む制御を行うようにしても良く、この場合でも、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されていない状態においてチャンス目が導出される場合には、チャンス目1よりもチャンス目2が導出される割合が低くなり、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されている状態においてチャンス目2が導出される割合が相対的に高まるため、チャンス目2の導出に伴いBB入賞やRB入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
また、本実施例では、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されている状態においてチェリー入賞またはスイカ入賞の発生が許容されたときには、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されていない状態においてチェリー入賞またはスイカ入賞の発生が許容されたときよりも高い割合でチェリー入賞またはスイカ入賞の組合せが入賞ラインL1に揃うため、チェリー入賞やスイカ入賞の組合せが入賞ラインL1に揃うことによりBB入賞またはRB入賞の発生が許容されている可能性が高い旨が報知されることとなり、チャンス目が導出されたとき以外でも、チェリー入賞やスイカ入賞の組合せが入賞ラインL1に揃うことでBB入賞またはRB入賞の発生に対する遊技者の期待感を高めることができる。また、チェリー入賞やスイカ入賞の組合せが入賞ラインL1に揃ったときにも、演出高確率状態に制御されるようになっており、チェリー入賞やスイカ入賞の組合せが入賞ラインL1に揃ったことに加えて予告演出の出現率も高まるため、BB入賞またはRB入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
尚、本実施例では、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されていない状態においてチェリー入賞またはスイカ入賞の発生が許容されたときにも、チェリー入賞またはスイカ入賞の組合せが入賞ラインL1に揃うようになっているが、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されている状態においてチェリー入賞またはスイカ入賞の発生が許容されたときのみ、チェリー入賞またはスイカ入賞の組合せが入賞ラインL1に揃うように制御しても良く、これによれば、チェリー入賞やスイカ入賞の組合せが入賞ラインL1に揃うことによりBB入賞またはRB入賞の発生が許容されている旨が報知されることとなり、チェリー入賞やスイカ入賞の組合せが入賞ラインL1に揃うことでBB入賞またはRB入賞の発生が許容されたことを遊技者に認識させることができる。また、本実施例では、チェリー入賞やスイカ入賞の組合せが揃った入賞ラインを変化させることでBB入賞またはRB入賞の発生が許容されている可能性が高い旨を報知するようにしているが、例えば、1ゲームにおいて複数の入賞ラインに2つ以上の入賞が発生する複合入賞を発生させるように制御したり、リール停止時の引込図柄数(いわゆるスベリ)を変化させることによってBB入賞またはRB入賞の発生が許容されている可能性が高い旨を報知するようにしても良い。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、前記実施例では、遊技用価値としてメダル並びにクレジットを使用してゲームを実施可能な通常のスロットマシンを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技用価値としてパチンコ球を用いてゲームを行うスロットマシンや、メダルが外部に排出されることなくクレジットを使用して遊技可能な完全クレジット式のスロットマシン、更には可変表示装置が画像にて表示される画像式のスロットマシンにも適用可能であることはいうまでもなく、これら遊技機の種別が限定されるものではない。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に前記賭数の設定に使用可能な有価価値(メダル)が付与される特定入賞{小役入賞(チェリー入賞、スイカ入賞、ベル入賞)、リプレイ入賞}及び前記有価価値とは異なる遊技価値(BB、RB)の付与を伴う特別入賞(BB入賞、RB入賞)を少なくとも含む入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}と、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定(BBフラグ、RBフラグの当選)がなされ、該決定により許容された特別入賞が発生しなかったときに、当該決定を次ゲーム以降に持ち越す決定持越手段{メイン制御部41(フラグ更新処理)}と、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている状態(BBフラグ、RBフラグの成立状態)において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされていないとき(ハズレ時)で、かつ該決定により許容された特別入賞を発生させることができないとき(取りこぼし時)に、前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていないとき(BBフラグ、RBフラグの非成立状態)よりも高い割合で、前記特別入賞の発生を許容する決定がなされているか否かに関わらず導出される表示結果であって前記入賞に対応する入賞表示結果(入賞図柄の組合せ)とは異なる特殊表示結果{チャンス目(チャンス目1、チャンス目2)}を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行う第1の特殊導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}と、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記特定入賞(チェリー入賞、スイカ入賞)の発生を許容する決定(チェリーフラグ、スイカフラグの当選)がなされているときで、かつ該決定により許容された特定入賞を発生させることができないとき(取りこぼし時)に、前記特殊表示結果を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行う第2の特殊導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}と、前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている可能性を示す予告演出を実行する予告演出手段{サブ制御部91(演出パターン選択処理、演出実行処理)}と、前記可変表示装置の表示結果として前記特殊表示結果が導出されたときに、前記予告演出を通常よりも高い割合で実行させる予告演出高確率状態(演出高確率状態)に制御する予告演出高確率制御手段{サブ制御部91(演出高確率フラグをセットする処理)}と、を備える。
本発明は、前記決定持越手段{メイン制御部41(フラグ更新処理)}は、前記特別入賞(BB入賞、RB入賞)の発生を許容する決定(BBフラグ、RBフラグの当選)を複数個持ち越しできる構成とし、前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている状態(BBフラグ、RBフラグの成立状態)において前記特別入賞を発生させることが不可能または困難な不可状態に制御する不可状態制御手段(メイン制御部41)と、前記不可状態を解除して前記特別入賞を発生させることが可能または容易な可状態とする不可状態解除手段(メイン制御部41)と、を更に備え、前記第1の特殊導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}が、前記可状態において前記事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}により前記特定入賞(チェリー入賞、スイカ入賞)の発生を許容する決定(チェリーフラグ、スイカフラグの当選)がなされていないとき(ハズレ時)で、かつ前記特別入賞を発生させることができないとき(取りこぼし時)に、前記不可状態に制御されているときよりも高い割合で、前記可状態か否かに関わらず導出される表示結果であって前記入賞に対応する入賞表示結果(入賞図柄の組合せ)とは異なる特殊表示結果{チャンス目(チャンス目1、チャンス目2)}を前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として導出させる制御を行い、前記第2の特殊導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}が、前記不可状態において前記事前決定手段により前記特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された特定入賞を発生させることができないとき(取りこぼし時)に、前記特殊表示結果を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行う。
本発明は、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン1であって、前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に前記賭数の設定に使用可能な有価価値(メダル)が付与される特定入賞{小役入賞(チェリー入賞、スイカ入賞、ベル入賞)、リプレイ入賞}を少なくとも含む入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}と、前記有価価値とは異なる特典(RT)を付与するか否かを決定する特典付与抽選手段{メイン制御部41(リプレイタイム処理におけるRT抽選)}と、前記特典付与抽選を実行するか否かを決定する特典付与抽選決定手段{メイン制御部41(リール制御振分処理)}と、前記特典付与抽選決定手段により前記特典付与抽選を実行すると決定されたとき(テーブル番号08、09のリール制御テーブルを選択したとき)に、該特典付与抽選を実行すると決定されていないとき(テーブル番号08、09以外のリール制御テーブルを選択したとき)よりも高い割合で、前記特典付与抽選を実行すると決定されているか否かに関わらず導出される表示結果であって前記入賞に対応する入賞表示結果(入賞図柄の組合せ)とは異なる特殊表示結果{チャンス目(チャンス目1、チャンス目2)}を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行う第1の特殊導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}と、前記特典付与抽選決定手段により前記特典付与抽選を実行すると決定されていない状態において前記特定入賞(チェリー入賞、スイカ入賞)の発生を許容する決定(チェリーフラグ、スイカフラグの当選)がなされているときで、かつ該決定により許容された特定入賞を発生させることができないときに、前記特殊表示結果を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行う第2の特殊導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}と、前記特典が付与されている可能性を示す予告演出を実行する予告演出手段{サブ制御部91(演出パターン選択処理、演出実行処理)}と、前記可変表示装置の表示結果として前記特殊表示結果が導出されたときに、前記予告演出を通常よりも高い割合で実行させる予告演出高確率状態(演出高確率状態)に制御する予告演出高確率制御手段{サブ制御部91(演出高確率フラグをセットする処理)}と、を備える。
本発明の請求項2は、遊技者の操作により前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果を導出表示させるための導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)を備え、前記第2の特殊導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}は、前記事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}により前記特別入賞の発生を許容する決定(BBフラグ、RBフラグの当選)がなされていない状態(BBフラグ、RBフラグの非成立状態)において前記特定入賞(小役入賞、リプレイ入賞)のうち前記導出操作手段が所定の導出条件を満たすタイミングで操作されなければ発生させることができない条件付き特定入賞(チェリー入賞、スイカ入賞)の発生を許容する決定(チェリーフラグ、スイカフラグの当選)がなされているときで、前記導出操作手段が前記導出条件を満たすタイミングで操作されなかったとき(取りこぼし時)に前記特殊表示結果{チャンス目(チャンス目1、チャンス目2)}を導出させる制御を行う。
本発明の請求項3は、前記事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}は、前記特定入賞として第1の特定入賞(ベル入賞、リプレイ入賞)及び第2の特定入賞(チェリー入賞、スイカ入賞)を少なくとも含む複数種類の入賞の発生を許容する決定を行うとともに、前記第1の特定入賞の発生を許容する決定(ベルフラグ、リプレイフラグの当選)を行うよりも低い確率にて前記第2の特定入賞の発生を許容する決定(チェリーフラグ、スイカフラグの当選)を行い、前記第2の特殊導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}は、前記事前決定手段により前記特別入賞(BB入賞、RB入賞)の発生を許容する決定(BBフラグ、RBフラグの当選)がなされていない状態(BBフラグ、RBフラグの非成立状態)において前記第2の特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された第2の特定入賞を発生させることができないとき(取りこぼし時)に、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記第1の特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された第1の特定入賞を発生させることができないときよりも高い割合で前記特殊表示結果{チャンス目(チャンス目1、チャンス目2)}を導出させる制御を行う。
本発明の請求項4は、前記事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}は、前記特定入賞として高確率特定入賞(チェリー入賞)及び低確率特定入賞(スイカ入賞)を少なくとも含む複数種類の入賞の発生を許容する決定を行うとともに、前記高確率特定入賞の発生を許容する決定(チェリーフラグの当選)を行うよりも低い確率にて前記低確率特定入賞の発生を許容する決定(スイカフラグの当選)を行い、前記第1の特殊導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}及び前記第2の特殊導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}は、前記特殊表示結果として第1の特殊表示結果(チャンス目1)及び該第1の特殊表示結果とは異なる第2の特殊表示結果(チャンス目2)を少なくとも含む複数種類の表示結果を導出させる制御を行うことが可能であり、前記第1の特殊導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞(BB入賞、RB入賞)の発生を許容する決定(BBフラグ、RBフラグの当選)がなされている状態(BBフラグ、RBフラグの成立状態)において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされていないとき(ハズレ時)で、かつ該決定により許容された特別入賞を発生させることができないとき(取りこぼし時)に、前記第1の特殊表示結果よりも高い割合で前記第2の特殊表示結果を導出させる制御を行い、前記第2の特殊制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態(BBフラグ、RBフラグの非成立状態)において前記高確率特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された高確率特定入賞を発生させることができないとき(取りこぼし時)に、前記第2の特殊表示結果よりも高い割合で前記第1の特殊表示結果を導出させる制御を行い、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記低確率特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された低確率特定入賞を発生させることができないとき(取りこぼし時)に、前記第1の特殊表示結果よりも高い割合で前記第2の特殊表示結果を導出させる制御を行う。
本発明の請求項5は、前記事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}により前記特定入賞(チェリー入賞、スイカ入賞)の発生を許容する決定(チェリーフラグ、スイカフラグの当選)がなされたときに、前記特定入賞に対応する特定入賞表示結果として第1の特定入賞表示結果(入賞ラインL1以外の入賞ラインに揃ったチェリー入賞、スイカ入賞の組合せ)及び該第1の特定入賞表示結果とは異なる第2の特定入賞表示結果(入賞ラインL1に揃ったチェリー入賞、スイカ入賞の組合せ)を導出させる制御を行う特定入賞表示結果導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理、リール停止処理)}を備え、該特定入賞表示結果導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞(BB入賞、RB入賞)の発生を許容する決定(BBフラグ、RBフラグの当選)がなされている状態(BBフラグ、RBフラグの成立状態)において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされているときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態(BBフラグ、RBフラグの非成立状態)において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされているときよりも高い割合で前記第2の特定入賞表示結果を導出させる制御を行い、前記予告演出高確率制御手段{サブ制御部91(演出高確率フラグをセットする処理)}は、前記可変表示装置の表示結果として前記第2の特定入賞表示結果が導出されたときにも前記予告演出高確率状態(演出高確率状態)に制御する。
本発明が適用された実施例1、2のスロットマシンの正面図である。 実施例1、2のスロットマシンの構成を示すブロック図である。 実施例1、2のリールの図柄配列を示す図である。 実施例1、2の入賞図柄の組合せ等を示す図である。 実施例1のリール制御テーブルの制御内容を示す図である。 実施例1、2のメイン制御部がゲームの進行に伴い実行する制御内容を示すフローチャートである。 実施例1のメイン制御部が実行する内部抽選処理の制御内容を示すフローチャートである。 実施例1、2の内部当選確率テーブル別の内部当選確率を示す図である。 実施例1のメイン制御部が実行するリール制御振分処理の制御内容を示すフローチャートである。 実施例1のメイン制御部が実行するリプレイタイム処理の制御内容を示すフローチャートである。 実施例1のRT抽選テーブル別のRT当選確率を示す図である。 実施例1のサブ制御部がゲームの進行に伴い実行する制御内容を示すフローチャートである。 実施例2のリール制御テーブルの制御内容を示す図である。 実施例2のメイン制御部が実行する内部抽選処理の制御内容を示すフローチャートである。 実施例2のメイン制御部が実行するリール制御振分処理の制御内容を示すフローチャートである。 実施例2のサブ制御部がゲームの進行に伴い実行する制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
2L、2C、2R リール
8L、8C、8R ストップスイッチ
41 メイン制御部
91 サブ制御部

Claims (5)

  1. 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
    前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に前記賭数の設定に使用可能な有価価値が付与される特定入賞及び前記有価価値とは異なる遊技価値の付与を伴う特別入賞を少なくとも含む入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
    前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされ、該決定により許容された特別入賞が発生しなかったときに、当該決定を次ゲーム以降に持ち越す決定持越手段と、
    前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている状態において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされていないときで、かつ該決定により許容された特別入賞を発生させることができないときに、前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていないときよりも高い割合で、前記特別入賞の発生を許容する決定がなされているか否かに関わらず導出される表示結果であって前記入賞に対応する入賞表示結果とは異なる特殊表示結果を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行う第1の特殊導出制御手段と、
    前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された特定入賞を発生させることができないときに、前記特殊表示結果を前記可変表示装置の表示結果として導出させる制御を行う第2の特殊導出制御手段と、
    前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている可能性を示す予告演出を実行する予告演出手段と、
    前記可変表示装置の表示結果として前記特殊表示結果が導出されたときに、前記予告演出を通常よりも高い割合で実行させる予告演出高確率状態に制御する予告演出高確率制御手段と、
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 遊技者の操作により前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるための導出操作手段を備え、
    前記第2の特殊導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記特定入賞のうち前記導出操作手段が所定の導出条件を満たすタイミングで操作されなければ発生させることができない条件付き特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、前記導出操作手段が前記導出条件を満たすタイミングで操作されなかったときに前記特殊表示結果を導出させる制御を行う請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記事前決定手段は、前記特定入賞として第1の特定入賞及び第2の特定入賞を少なくとも含む複数種類の入賞の発生を許容する決定を行うとともに、前記第1の特定入賞の発生を許容する決定を行うよりも低い確率にて前記第2の特定入賞の発生を許容する決定を行い、
    前記第2の特殊導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記第2の特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された第2の特定入賞を発生させることができないときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記第1の特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された第1の特定入賞を発生させることができないときよりも高い割合で前記特殊表示結果を導出させる制御を行う請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記事前決定手段は、前記特定入賞として高確率特定入賞及び低確率特定入賞を少なくとも含む複数種類の入賞の発生を許容する決定を行うとともに、前記高確率特定入賞の発生を許容する決定を行うよりも低い確率にて前記低確率特定入賞の発生を許容する決定を行い、
    前記第1の特殊導出制御手段及び前記第2の特殊導出制御手段は、
    前記特殊表示結果として第1の特殊表示結果及び該第1の特殊表示結果とは異なる第2の特殊表示結果を少なくとも含む複数種類の表示結果を導出させる制御を行うことが可能であり、
    前記第1の特殊導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている状態において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされていないときで、かつ該決定により許容された特別入賞を発生させることができないときに、前記第1の特殊表示結果よりも高い割合で前記第2の特殊表示結果を導出させる制御を行い、
    前記第2の特殊制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記高確率特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された高確率特定入賞を発生させることができないときに、前記第2の特殊表示結果よりも高い割合で前記第1の特殊表示結果を導出させる制御を行い、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記低確率特定入賞の発生を許容する決定がなされているときで、かつ該決定により許容された低確率特定入賞を発生させることができないときに、前記第1の特殊表示結果よりも高い割合で前記第2の特殊表示結果を導出させる制御を行う、
    請求項1または2に記載のスロットマシン。
  5. 前記事前決定手段により前記特定入賞の発生を許容する決定がなされたときに、前記特定入賞に対応する特定入賞表示結果として第1の特定入賞表示結果及び該第1の特定入賞表示結果とは異なる第2の特定入賞表示結果を導出させる制御を行う特定入賞表示結果導出制御手段を備え、
    該特定入賞表示結果導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされている状態において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされているときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされていない状態において前記特定入賞の発生を許容する決定がなされているときよりも高い割合で前記第2の特定入賞表示結果を導出させる制御を行い、
    前記予告演出高確率制御手段は、前記可変表示装置の表示結果として前記第2の特定入賞表示結果が導出されたときにも前記予告演出高確率状態に制御する請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。
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