JP4466906B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに関し、特には可変表示装置とは別個に演出用可変表示装置を備えるスロットマシンに関する。
従来、この種のスロットマシンとしては、入賞の発生に直接関わる可変表示装置(以下メインリールともいう)とは別個に可変表示装置よりも目立つ演出用可変表示装置(以下サブリールともいう)を設け、サブリールの変動をメインリールの変動に連動させるとともに、メインリールの表示結果に対応する演出用の表示結果をサブリールの表示結果として導出させることで、サブリールを主体としてゲームの進行を把握することが可能であり、かつ演出効果を高めることが可能なスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、所定の導出条件を満たす操作手順にてメインリールに表示結果を導出させる操作が行われることにより発生する報知対象入賞の発生が許容された際に、その導出条件を満たす操作手順を報知することで報知対象入賞の発生確率を高めることが可能な報知遊技状態(いわゆるアシストタイム)等を遊技価値(遊技の特典)として付与する機能を備えたスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−793号公報(第1頁) 特開2003−52909号公報(第17−19頁、第13、14図)
上述した特許文献1に記載の技術と特許文献2に記載の技術を組合せることにより、例えば、サブリールの表示結果として、特定の表示態様が導出されたことを契機として前述した報知遊技状態等の遊技価値を付与するスロットマシンが考えられる。しかしながら、サブリールは、前述のようにメインリールの変動に連動するもののメインリールがサブリールの変動に連動するものではないため、例えば、サブリールに特定の表示態様を導出させる際に、メインリールよりもサブリールを長い間変動させる演出(いわゆるリーチアクション)を行う場合に、サブリールの変動が継続しているにも関わらず遊技用価値が付与されてしまったり、サブリールの表示結果として特定の表示態様が導出された際に、メインリールの表示結果として遊技用価値の付与を伴う表示結果が導出されることもあれば、メインリールの表示結果として遊技用価値の付与を伴わない表示結果が導出されることもある。このため、サブリールを主体としてゲームの進行を把握するスロットマシンであるにも関わらず、サブリールの変動態様とゲームの進行が噛み合わないことによって遊技者に違和感を与えてしまうという問題が考えられる。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、可変表示装置とは異なる演出用可変表示装置を主体としてゲームの進行を把握するスロットマシンであっても演出用可変表示装置の変動態様とゲームの進行が噛み合わないことによる違和感をなくすことができるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のスロットマシンは、
1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の入賞用識別情報を変動表示可能な入賞用可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該入賞用可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
遊技の制御を行うメイン制御手段と、
該メイン制御手段から送信された制御情報の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段と、
前記入賞用可変表示装置とは別個に設けられ、各々が識別可能な複数種類の演出用識別情報を変動表示可能な演出用可変表示装置と、
遊技者の操作により前記入賞用可変表示装置及び前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させるための導出操作手段と、
を備え、
前記メイン制御手段は、
前記入賞用可変表示装置の表示結果として入賞態様が導出されたときに、該入賞態様に応じて前記賭数の設定に使用可能な遊技用価値を付与する遊技用価値付与手段と、
前記導出操作手段の操作を含む導出条件が成立したときに前記入賞用可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う入賞用導出制御手段と、
を含み、
前記サブ制御手段は、
前記導出条件が成立したときに前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させる導出制御を行うとともに、前記入賞用可変表示装置の表示結果として入賞態様が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果を、該入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御を行い、前記入賞用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様以外の表示結果が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を、前記入賞態様に応じた表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御を行う演出用導出制御手段と、
前記演出用可変表示装置の表示結果として特定の表示態様が導出されたときに、遊技者にとって有利な遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
を含み、
前記演出用導出制御手段は、
少なくとも前記演出用可変表示装置の表示結果として前記特定の表示態様を導出させる導出制御を行うときに、前記導出条件の成立から表示結果の導出までの時間が前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させる際に最も高い割合で適用される導出制御による変動表示時間よりも長くかつ前記入賞用可変表示装置の変動表示時間よりも長い特殊導出制御を行うことが可能な特殊導出制御手段を含み、
前記入賞用可変表示装置の表示結果として前記遊技用価値の付与を伴う表示結果以外の表示結果が導出されるゲームであることを条件に、前記特定の表示態様を導出させる導出制御を行うとともに、
前記サブ制御手段は、
前記遊技価値を付与するか否かを決定する遊技価値付与決定手段と、
前記遊技価値付与決定手段により前記遊技価値の付与が決定されたことを条件に、該遊技価値の付与が決定されてから予め定められた複数ゲームにわたり前記演出用可変表示装置の表示結果として前記特定の表示態様を導出させることが許容される許容期間に移行させる許容期間移行手段と、
前記許容期間において前記特殊導出制御を行うときに、前記導出操作手段が操作されたタイミングに関わらず前記特定の表示態様を導出させる第1の特殊導出制御または前記導出操作手段が所定のタイミングで操作されたことを条件に前記特定の表示態様を導出させる第2の特殊導出制御のいずれか一方を選択する特殊導出制御選択手段と、
をさらに含み、
前記遊技価値付与手段は、前記許容期間において前記演出用可変表示装置の表示結果として特定の表示態様を導出させるための条件が満たされなかったときには、前記演出用可変表示装置の表示結果に関わらず前記遊技価値を付与する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者の操作を介して演出用可変表示装置の表示結果が導出されるとともに、演出用可変表示装置の表示結果として特定の表示態様が導出されたことを契機として遊技者にとって有利な遊技価値が付与されるため、興趣を高めることができる。また、演出用可変表示装置の表示結果として特定の表示態様を導出させるときに、導出条件の成立から表示結果の導出までの時間が演出用可変表示装置の表示結果を導出させる際に最も高い割合で適用される導出制御による変動表示時間よりも長くかつ入賞用可変表示装置の変動表示時間よりも長い特殊導出制御(いわゆるリーチアクション)が行われることがあるため、これら特殊導出制御によって遊技価値が付与されることに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。更に、演出用可変表示装置における特定の表示態様は、入賞用可変表示装置の表示結果として遊技用価値の付与を伴わない表示結果が導出されるゲームにおいてのみ導出されるようになっており、演出用可変表示装置の表示結果として特定の表示態様が導出されたゲームにおいて遊技用価値が付与されるときと遊技用価値が付与されないときがあったり、特殊導出制御に伴い演出用可変表示装置が変動中であるにも関わらず、入賞用可変表示装置の変動が停止したことに伴い遊技用価値が付与されてしまう等、の事象が生じることがないため、演出用可変表示装置の変動態様とゲームの進行が噛み合わないことによる違和感をなくすことができる。
また、許容期間に移行することで入賞用可変表示装置の表示結果として遊技用価値の付与を伴わない表示結果が導出されるゲームであれば、演出用可変表示装置の表示結果として特定の表示態様を導出させることが可能となるため、特定の表示態様を導出させることが可能なゲームにおいて特定の表示態様を導出させることができなかった場合でも、許容期間の範囲において特定の表示態様を導出させる機会が得られるため、必要以上に遊技者の不利益が生じてしまうことを防止できる。また、特殊導出制御を行うときに、導出操作手段が所定のタイミングで操作されたことを条件に特定の表示態様を導出させる第2の特殊導出制御が選択されることで、特定の表示態様を導出させるためにいわゆる目押しが必要となる。すなわち技術介入が求められるため、より興趣を高めることができる。
また、遊技価値の付与が決定されたにも関わらず、許容期間において特定の表示態様を演出用可変表示装置の表示結果として導出させることができなかったときでも、遊技価値が付与されるため、必要以上に遊技者の不利益が生じてしまうことを防止できる。
尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。
また、遊技用価値とは、メダルやパチンコ球等、賭数の設定に用いることが可能な有価価値であり、遊技価値とは、通常よりも多くの遊技用価値の獲得が期待できる遊技状態等である。
また、入賞用可変表示装置に導出される表示結果のうち、遊技用価値の付与を伴う表示結果とは、表示結果に応じて異なる大きさの遊技用価値が付与される入賞態様(いわゆる小役入賞)や、当該ゲームの賭数と同等の大きさの遊技用価値を用いたリプレイゲームが付与される入賞態様(いわゆるリプレイ入賞)等が該当する。
また、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果を、該入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御は、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果を100%の割合で導出させる導出制御を含み、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を、前記入賞態様に応じた表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御は、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を100%の割合で導出させる導出制御を含む。
また、上記の演出用導出制御手段は、前記入賞用可変表示装置の表示結果として入賞態様が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果を、該入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御を行い、前記入賞用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様以外の表示結果が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を、前記入賞態様に応じた表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御を行う構成とされているが、前記入賞用可変表示装置の表示結果として入賞態様が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果を導出させる導出制御を行い、前記入賞用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様以外の表示結果が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を導出させる導出制御を行うようにしても良い。また、前記入賞用可変表示装置の表示結果として入賞態様が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果を導出させる導出制御を行い、前記入賞用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様以外の表示結果が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を、前記入賞態様に応じた表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御を行うようにしても良い。また、前記入賞用可変表示装置の表示結果として入賞態様が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果を、該入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御を行い、前記入賞用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様以外の表示結果が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を導出させる導出制御を行うようにしても良い。
本発明の請求項に記載のスロットマシンは、請求項に記載のスロットマシンであって、
前記演出用可変表示装置は、各々独立した独立表示結果を導出表示させる複数の演出用可変表示部を含み、当該演出用可変表示装置の表示結果は、前記複数の演出用可変表示部に導出された独立表示結果の組合せであり、
前記演出用導出制御手段は、前記許容期間において前記特殊導出制御選択手段により前記第2の特殊導出制御が選択され、前記演出用可変表示部のうちいずれか1つの演出用可変表示部を除き独立表示結果が導出され、該独立表示結果の組合せが前記特定の表示態様となりうるときに、前記導出操作手段が操作されたタイミングに関わらず前記演出用可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様となるように変動中の演出用可変表示部の独立表示結果を導出させる制御を行う
ことを特徴とする。
この特徴によれば、演出用可変表示部のうちいずれか1つの演出用可変表示部を除き独立表示結果が導出され、その組合せが特定の表示態様となりうるときには、導出操作手段が操作されたタイミングに関わらず演出用可変表示装置の表示結果が表示態様となるように変動中の演出用可変表示部の独立表示結果が導出されるため、変動中の演出用可変表示部以外の演出用可変表示部に特定の表示態様となりうる独立表示結果を導出させた遊技者の労力が無駄となることがない。
本発明の請求項に記載のスロットマシンは、請求項1または2に記載のスロットマシンであって、
前記特殊導出制御選択手段により前記第2の特殊導出制御が選択されたときに、該第2の特殊導出制御が選択された旨を前記導出操作手段の操作が有効となる前に報知する特殊制御選択報知手段を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、第2の特殊導出制御が選択されたときにその旨が報知されるため、目押しを行えば演出用可変表示装置の表示結果として特定の表示態様が導出されるにも関わらず、その旨を知らずに目押しを行わないことによって、特定の表示態様を導出させることが可能な機会を逃してしまうことを防止できる。
本発明の請求項に記載のスロットマシンは、請求項1〜のいずれかに記載のスロットマシンであって、
前記特殊導出制御手段は、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記特定の表示態様を導出させる導出制御を行うとき以外でも、所定の条件が成立したときに前記特殊導出制御を行うことを特徴とする。
この特徴によれば、演出用可変表示装置の表示結果として特定の表示態様を導出させられないときでも特殊導出制御が行われることから、特定の表示態様を導出させられないときでも特殊導出制御が行われることによって遊技価値が付与されることに対する遊技者の期待感を高めることができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施例を図面を用いて説明すると、図1に示すように、本実施例のスロットマシン1には、外周に複数種の図柄が配列されたメインリール2L、2C、2R(以下左メインリール、中メインリール、右メインリールともいう)が設けられており、これらメインリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち1つの図柄がスロットマシン1の前面に設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
各メインリール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ34L、34C、34R(図2参照)によって回転することで、各メインリール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各メインリール2L、2C、2Rの回転を停止させることで、透視窓3に各メインリールの図柄が1つずつ表示結果として導出表示されるようになっている。
またメインリール2L、2C、2Rの下方には、サブリール82L、82C、82R(以下左サブリール、中サブリール、右サブリールともいう)が設けられており、これらサブリール82L、82C、82Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄がスロットマシン1の前面に設けられた演出用窓83から見えるように配置されている。
各サブリール82L、82C、82Rは、対応して設けられたサブリールモータ84L、84C、84Rによって回転させることで、各サブリール82L、82C、82Rの図柄が演出用窓83に連続的に変化しつつ表示されるとともに、サブリール82L、82C、82Rの回転を停止させることで、演出用窓83に各サブリールの3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
また、本実施例では、サブリール82L、82C、82Rに配列された図柄数よりもメインリール2L、2C、2Rに配列された図柄数が少ないうえに、サブリール82L、82C、82Rの図柄よりもメインリール2L、2C、2Rの図柄の方が小さく形成されており、更に、図1に示すように、サブリール82L、82C、82Rの表示領域よりもメインリール2L、2C、2Rの表示領域の方が小さく形成されている。すなわち本実施例のスロットマシン1では、メインリール2L、2C、2Rの表示結果が、サブリール82L、82C、82Rの表示結果に比較して視認が困難となるように形成されている。
また、本実施例のスロットマシン1には、メダルが投入可能なメダル投入口4、クレジットを用いて賭数を設定する際に操作される1枚BETスイッチ5及びMAXBETスイッチ6、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、メインリール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが設けられている。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6、または1枚BETスイッチ5を操作すれば良い。所定数の賭数が設定されると、設定された賭数に応じて入賞ラインLm(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。本実施例では賭数として最大賭数である3が設定された時点で入賞ラインLmが有効となり、ゲームが開始可能な状態となる。尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であれば良い。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各メインリール2L、2C、2Rが回転し、各メインリール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するメインリール2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出表示される。
そして全てのメインリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、入賞ラインLmに予め定められた図柄の組合せが各メインリール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴9(図1参照)から払い出されるようになっている。
また、本実施例のスロットマシン1においては、メインリール2L、2C、2Rの回転に伴って、サブリール82L、82C、82Rも回転し、各サブリール82L、82C、82Rの図柄も連続的に変動する。そして、いずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rの操作に応じて対応するメインリール2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出されることに伴って、回転が停止したメインリール2L、2C、2Rに対応するサブリール82L、82C、82Rの回転も停止し、表示結果が導出されるようになっている。すなわちサブリール82L、82C、82Rは、各々対応するメインリール2L、2C、2Rと連動して動作するようになっている。
また、メインリール2L、2C、2Rの表示結果として入賞図柄の組合せが入賞ラインLmに導出された際に、サブリール82L、82C、82Rには、サブリール82L、82C、82Rの表示領域に対して予め定められた演出用入賞ラインLs1、Ls2、Ls2’、Ls3、Ls3’(図1参照)に、メインリール2L、2C、2Rの入賞ラインLmに導出された入賞図柄の組合せに対応する演出用入賞図柄の組合せが導出されるとともに、メインリール2L、2C、2Rの表示結果としていずれの入賞図柄の組合せも入賞ラインLmに導出されなかった際に、サブリール82L、82C、82Rには、演出用入賞ラインLs1、Ls2、Ls2’、Ls3、Ls3’にいずれの演出用入賞図柄の組合せも導出されないようになっている。すなわちサブリール82L、82C、82Rに導出される表示結果としてメインリール2L、2C、2Rに導出された表示結果に対応する表示結果が導出されるようになっている。
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、メインリール2L、2C、2Rの表示結果として入賞図柄の組合せが入賞ラインLmに導出された際に、サブリール82L、82C、82Rには、演出用入賞ラインLs1、Ls2、Ls2’、Ls3、Ls3’に、メインリール2L、2C、2Rの入賞ラインに導出された入賞図柄の組合せに対応する演出用入賞図柄の組合せが当該演出用入賞図柄の組合せ以外の表示結果が導出されるよりも高い割合(例えば99%)で導出されるとともに、メインリール2L、2C、2Rの表示結果としていずれの入賞図柄の組合せも入賞ラインに導出されなかった際に、サブリール82L、82C、82Rには、演出用入賞ラインLs1、Ls2、Ls2’、Ls3、Ls3’にいずれかの演出用入賞図柄の組合せが導出されるよりも高い割合(例えば99%)で演出用入賞ラインにいずれの演出用入賞図柄の組合せも導出されないようにしても良い。更には、メインリール2L、2C、2Rの表示結果として入賞図柄の組合せが入賞ラインLmに導出された際に、サブリール82L、82C、82Rには、演出用入賞ラインLs1、Ls2、Ls2’、Ls3、Ls3’に、メインリール2L、2C、2Rの入賞ラインLmに導出された入賞図柄の組合せに対応する演出用入賞図柄の組合せが導出されるとともに、メインリール2L、2C、2Rの表示結果としていずれの入賞図柄の組合せも入賞ラインに導出されなかった際に、サブリール82L、82C、82Rには、演出用入賞ラインLs1、Ls2、Ls2’、Ls3、Ls3’にいずれかの演出用入賞図柄の組合せが導出されるよりも高い割合(例えば99%)で演出用入賞ラインにいずれの演出用入賞図柄の組合せも導出されないようにしても良いし、メインリール2L、2C、2Rの表示結果として入賞図柄の組合せが入賞ラインLmに導出された際に、サブリール82L、82C、82Rには、演出用入賞ラインLs1、Ls2、Ls2’、Ls3、Ls3’に、メインリール2L、2C、2Rの入賞ラインに導出された入賞図柄の組合せに対応する演出用入賞図柄の組合せが当該演出用入賞図柄の組合せ以外の表示結果が導出されるよりも高い割合(例えば99%)で導出されるとともに、メインリール2L、2C、2Rの表示結果としていずれの入賞図柄の組合せも入賞ラインLmに導出されなかった際に、サブリール82L、82C、82Rには、演出用入賞ラインLs1、Ls2、Ls2’、Ls3、Ls3’にいずれの演出用入賞図柄の組合せも導出されないようにしても良い。
図2は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図2に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって主に遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御される。
遊技制御基板40には、前述した1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8Rが接続されているとともに、メダル投入部4から投入されたメダルを検出する投入メダルセンサ31、メダル払出穴9から払い出されるメダルを検出する払出センサ33、メインリール2L、2C、2Rの基準位置を検出するリールセンサ35が接続されており、これら接続されたスイッチ、センサの検出信号が入力されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、前述したリールモータ34L、34C、34Rが接続されているとともに、メダル払出穴9よりメダルを払い出すためのホッパーモータ32が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、所定の手順で演算を行うCPU、CPUの制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM、必要なデータの書き込み及び読み出しを行うRAMを備えるメイン制御部41、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路42、ホッパーモータ32、リールモータ34L、34C、34Rの駆動制御を行うモータ回路43、割込パルスを定期的にCPUに与えるパルス発生回路44等、が搭載されており、メイン制御部41は、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサの検出信号を受けて、ゲームの進行に応じた各種の制御を行う。
演出制御基板90には、サブリール82L、82C、82Rの基準位置を検出するサブリールセンサ85が接続されており、これら接続されたセンサの検出信号が入力されるようになっている。
演出制御基板90には、前述したサブリールモータ84L、84C、84Rが接続されているとともに、遊技効果LED52、スピーカ53、54、サブリール82L、82C、82Rを背面から照射するサブリールランプ56が接続されており、これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
演出制御基板90には、メイン制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備えるサブ制御部91、演出制御基板90に接続されたセンサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路92、サブリールモータ84L、84C、84Rの駆動制御を行うモータ回路93、遊技効果LED52やサブリールランプ56の駆動制御を行うランプ駆動回路94、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路95等、が搭載されており、サブ制御部91は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41から送信されるコマンドや、演出制御基板90に接続されたセンサからの検出信号を受けて、演出を行うための各種の制御を行う。
図3は、各メインリール2L、2C、2Rの図柄配列を示す図であり、各メインリール2L、2C、2Rには「1」〜「18」の各図柄番号に対応して、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」の図柄が18個配列されている。
本実施例では、図4に示すように、「1−3−9」の組合せが入賞ラインLm上に揃った場合には、2枚のメダルが払い出される2枚役入賞が発生する。また、「5−1/3/5−1/3/7」の組合せが入賞ラインLm上に揃った場合には、12枚のメダルが払い出される12枚役入賞が発生する。また、「1−9−3」の組合せが入賞ラインLm上に揃った場合には、当該ゲームと同一の賭数にて次回のゲームを実施可能なリプレイゲーム(再ゲーム)が付与されるリプレイ(再遊技)入賞が発生する。
本実施例では、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41が、乱数抽選により入賞の発生を許容するか否かを決定するための内部抽選処理を毎ゲーム実行するとともに、この内部抽選処理においていずれかの入賞の発生が許容されたときに、その旨を示す内部当選フラグを設定する(以下フラグの当選ともいう)。
内部当選フラグは、図4に示すように、各入賞に対応して定められており、内部抽選処理により各々対応する内部当選フラグが設定されたことを条件に対応する入賞の発生が許容されることとなる。
図4に示すように、リプレイ入賞の組合せは、内部抽選処理により該当する入賞を許容するリプレイフラグが当選した場合であって、各メインリール2L、2C、2Rが停止された際に該当する図柄が引込範囲(本実施例では停止された際の図柄を除き最大3図柄)内にあれば有効化された入賞ラインに揃う。
また、2枚役入賞、12枚役入賞の組合せは、内部抽選処理により該当する入賞を許容する内部当選フラグ(2枚役フラグ、12枚役フラグ)が当選し、かつその際選択された導出条件を満たす操作手順にて各メインリール2L、2C、2Rの停止操作が行われた場合に有効化された入賞ラインに揃う。
2枚役入賞の導出条件は、左−中−右(左−右−中)、中−左−右、中−右−左、右−左−中、右−中−左からなる5通りのメインリール2L、2C、2Rの停止順であり、これら導出条件は、後述するリール制御振分処理によって、5通りの導出条件に応じた制御パターンが別個に定められたメインリール制御テーブルのうち、どのテーブルが選択されるか、によって決まるようになっている。このため、2枚役フラグが当選したゲームでは、当該ゲームにおいて選択されたメインリール制御テーブルの導出条件に一致する操作方法にて各メインリール2L、2C、2Rの停止操作が行われることで2枚役入賞の組合せが揃うこととなる。また、本実施例では、後述するように左メインリールを第1停止とする停止順が導出条件として定められたメインリール制御テーブルが2枚役フラグ当選時において1/9の割合で選択され、左メインリール以外を第1停止とする停止順が導出条件として定められたメインリール制御テーブルが2枚役フラグ当選時において各々2/9の割合で選択されるため、左メインリールを第1停止として遊技を行う場合の2枚役入賞の組合せの出現率は平均して2枚役フラグの当選確率の1/9程度となり、左メインリール以外を第1停止として遊技を行う場合の2枚役入賞の組合せの出現率は平均して2枚役フラグの当選確率の2/9程度となる。
12枚役入賞の導出条件は、左−中−右、左−右−中、中−左−右、中−右−左、右−左−中、右−中−左からなる6通りのメインリール2L、2C、2Rの停止順であり、これら導出条件は、後述するリール制御振分処理によって、6通りの導出条件に応じた制御パターンが別個に定められたメインリール制御テーブルのうち、どのテーブルが選択されるか、によって決まるようになっている。このため、12枚役フラグが当選したゲームでは、当該ゲームにおいて選択されたメインリール制御テーブルの導出条件に一致する操作方法にて各メインリール2L、2C、2Rの停止操作が行われることで12枚役入賞の組合せが揃うこととなる。また、本実施例では、後述するように左メインリールを第1停止とする停止順が導出条件として定められたメインリール制御テーブルが12枚役フラグ当選時において2/18の割合で選択され、左メインリール以外を第1停止とする停止順が導出条件として定められたメインリール制御テーブルが12枚役フラグ当選時において各々4/18の割合で選択されるため、左メインリールを第1停止として遊技を行う場合の12枚役入賞の組合せの出現率は平均して12枚役フラグの当選確率の1/9程度となり、左メインリール以外を第1停止として遊技を行う場合の12枚役入賞の組合せの出現率は平均して12枚役フラグの当選確率の2/9程度となる。
尚、本実施例では、左メインリールを第1停止として遊技を行う場合よりも左メインリール以外を第1停止として遊技を行う場合の方が、2枚役入賞の組合せ及び12枚役入賞の組合せの出現率は高まるが、後述するAT可能ゲーム数が左メインリールを第1停止として2枚役入賞の組合せが揃ったときに加算されることとなるため、左メインリールを第1停止として遊技を行った方が長期的なメダルの獲得期待値は高くなる。
メイン制御部41は、前述した内部抽選処理の実行後、内部抽選処理の結果に応じて当該ゲームにおいて適用されるメインリール制御テーブルを選択するためのリール制御振分処理を行う。メインリール制御テーブルとは、各メインリール2L、2C、2Rの停止操作がなされた際にメイン制御部41が行うリール停止処理の制御パターンを定めたテーブルであり、具体的には、各メインリール2L、2C、2Rの停止タイミング毎に引込図柄数が定められている。本実施例では、図5に示すように、メインテーブル番号01−01〜05、02−01〜06、03、04のメインリール制御テーブルが適用される。
これらメインリール制御テーブルのうち、メインテーブル番号01−01〜05のメインリール制御テーブルは、2枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むための導出条件に応じた制御パターンが各々別個に定められたテーブルであり、2枚役フラグ当選時において選択される。これらテーブル番号01−01〜05のメインリール制御テーブルのうちメインテーブル番号01−01のメインリール制御テーブルは、左−中−右または左−右−中の停止順で停止操作が行われたときに、2枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むためのテーブルであり、2枚役フラグ当選時に1/9の割合で選択される。また、メインテーブル番号01−02のメインリール制御テーブルは、中−左−右の停止順で停止操作が行われたときに、2枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むためのテーブルであり、2枚役フラグ当選時に2/9の割合で選択される。また、メインテーブル番号01−03のメインリール制御テーブルは、中−右−左の停止順で停止操作が行われたときに、2枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むためのテーブルであり、2枚役フラグ当選時に2/9の割合で選択される。また、メインテーブル番号01−04のメインリール制御テーブルは、右−中−左の停止順で停止操作が行われたときに、2枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むためのテーブルであり、2枚役フラグ当選時に2/9の割合で選択される。また、メインテーブル番号01−05のメインリール制御テーブルは、右−左−中の停止順で停止操作が行われたときに、2枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むためのテーブルであり、2枚役フラグ当選時に2/9の割合で選択される。
また、メインテーブル番号02−01〜06のメインリール制御テーブルは、12枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むための導出条件に応じた制御パターンが各々別個に定められたテーブルであり、12枚役フラグ当選時において選択される。これらテーブル番号02−01〜06のメインリール制御テーブルのうちメインテーブル番号02−01のメインリール制御テーブルは、左−中−右の停止順で停止操作が行われたときに、12枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むためのテーブルであり、12枚役フラグ当選時に1/18の割合で選択される。また、メインテーブル番号02−02のメインリール制御テーブルは、左−右−中の停止順で停止操作が行われたときに、12枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むためのテーブルであり、12枚役フラグ当選時に1/18の割合で選択される。また、メインテーブル番号02−03のメインリール制御テーブルは、中−左−右の停止順で停止操作が行われたときに、12枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むためのテーブルであり、12枚役フラグ当選時に4/18の割合で選択される。また、メインテーブル番号02−04のメインリール制御テーブルは、中−右−左の停止順で停止操作が行われたときに、12枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むためのテーブルであり、12枚役フラグ当選時に4/18の割合で選択される。また、メインテーブル番号02−05のメインリール制御テーブルは、右−中−左の停止順で停止操作が行われたときに、12枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むためのテーブルであり、12枚役フラグ当選時に4/18の割合で選択される。また、メインテーブル番号02−06のメインリール制御テーブルは、右−左−中の停止順で停止操作が行われたときに、12枚役入賞の組合せを入賞ラインLmに引き込むためのテーブルであり、12枚役フラグ当選時に4/18の割合で選択される。
また、メインテーブル番号03のメインリール制御テーブルは、リプレイ入賞の組合せを入賞ラインLmに優先的に引き込むためのテーブルであり、リプレイフラグ当選時に選択される。また、メインテーブル番号04のメインリール制御テーブルは、いずれの入賞図柄の組合せも入賞ラインLmに引き込まないようにするためのテーブルであり、内部抽選処理の結果がハズレの時(以下ハズレ時ともいう)において選択される。
次に、本実施例における遊技制御基板40のメイン制御部41がゲームの進行に伴い実行する各種制御内容を、図6のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源投入に伴いゲームスタートに備えるための初期処理を実行する。具体的には、各種装置の接続、及び作動状況、等の確認を行い、電源断前の遊技状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う(Sa1)。
次いで、BET処理(Sa2)、内部抽選処理(Sa3)、リール制御振分処理(Sa4)、リール回転処理(Sa5)、リール停止処理(Sa6)、入賞判定処理(Sa7)、払出処理(Sa8)、AT可能期間決定処理(Sa9)、フラグ更新処理(Sa10)を繰返し実行するループ処理に以降する。
Sa2のステップにおけるBET処理では、メダルやクレジットを受付可能な状態で待機し、メダルやクレジットの受付に応じて賭数を設定し、スタートスイッチ7の操作が検出された時点で賭数を確定する処理を実行する。また、前回のゲームでリプレイ入賞が発生した場合には、前回のゲームと同じ賭数を設定する。
Sa3のステップにおける内部抽選処理では、Sa2のステップにおけるスタートスイッチ7の検出によるゲームスタートに伴い取得した乱数値と各入賞の当選確率を定めた内部当選確率テーブルとの比較結果に基づいて入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果に応じて内部当選フラグを設定する処理を実行する。
Sa4のステップにおけるリール制御振分処理では、内部当選フラグを確認し、内部当選フラグの設定状況に応じたメインリール制御テーブルを選択する処理を実行する。
Sa5のステップにおけるリール回転処理では、各メインリール2L、2C、2Rを回転させる処理を実行する。このリール回転処理においては、全てのメインリール2L、2C、2Rが定速回転した時点でストップスイッチ8L、8C、8Rの操作を有効とする。
Sa6のステップにおけるリール停止処理では、遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されるか、メインリール2L、2C、2Rの回転開始時から遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されることなく自動停止時間が経過したことに応じて対応するメインリール2L、2C、2Rの回転を停止させる処理を実行する。このリール停止処理では、Sa4のステップにおいて選択したメインリール制御テーブルに基づいてメインリール2L、2C、2Rを停止させる制御を行う。
Sa7のステップにおける入賞判定処理では、Sa6のステップにおいて全てのメインリール2L、2C、2Rの回転が停止されたと判定した時点で、各メインリール2L、2C、2Rに導出された表示結果に応じて入賞が発生したか否かを判定する処理を実行する。
Sa8のステップにおける払出処理では、Sa7のステップにおいて入賞の発生が判定された場合に、その入賞に応じた払出枚数に基づきクレジットの加算並びにメダルの払出等の処理を行う。
Sa9のステップにおけるAT可能期間決定処理では、後述するATの発生が許容されるAT可能期間(AT可能ゲーム数)を決定するための処理を行う。
Sa10のステップにおけるフラグ更新処理では、Sa3のステップにおいて当選した内部当選フラグをクリアする処理を行う。
図7は、Sa9のステップにおけるAT可能期間決定処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
本実施例のAT可能期間決定処理では、まず、ATの発生が許容されるAT可能ゲーム数の残りゲーム数を記憶するAT可能ゲーム数カウンタを参照し、AT可能ゲーム数が1ゲーム以上残っているか否かを確認し(Sb1)、AT可能ゲーム数が1ゲーム以上残っていればAT可能ゲーム数カウンタを1減算する(Sb2)。
次いで、2枚役フラグが当選したか否かを確認し(Sb3)、2枚役フラグが当選している場合には、リール制御振分処理においてメインテーブル番号01−01のメインリール制御テーブル、すなわち左メインリールを第1停止とする導出条件が定められたメインリール制御テーブルが選択されたか否かを確認する(Sb4)。そして、メインテーブル番号01−01のメインリール制御テーブルが選択されている場合には、メインリール2L、2C、2Rの表示結果として2枚役入賞の組合せが揃ったか否かを確認し(Sb5)、2枚役入賞の組合せが揃っている場合には、図8に示す選択率に応じて11〜333のうちいずれかのゲーム数をAT可能ゲーム数として選択し(Sb6)、選択したゲーム数をAT可能ゲーム数カウンタに加算する(Sb7)。
本実施例のスロットマシンでは、メイン制御部41からサブ制御部91に対して内部当選コマンド、停止制御コマンド、リール始動コマンド、リール停止コマンド、AT可能期間コマンドを含む複数種のコマンドが送信される。
内部当選コマンドは、内部当選フラグの当選状況を示すコマンドであり、スタートスイッチ7が操作されたときに送信される。停止制御コマンドは、前述したリール制御振分処理により選択されたメインリール制御テーブルを示すコマンドであり、内部当選コマンドが送信されたあとに送信される。リール始動コマンドは、メインリール2L、2C、2Rの回転開始を示すコマンドであり、メインリール2L、2C、2Rの回転が開始したときに送信される。リール停止コマンドは、メインリール2L、2C、2Rの停止、停止したメインリール(左、中、右)、停止したメインリールの停止位置を示すコマンドであり、メインリール2L、2C、2Rが停止する毎に送信される。AT可能期間コマンドは、次のゲームにおけるAT可能ゲーム数を示すコマンドであり、1ゲームが終了したときに送信される。
本実施例では、内部当選コマンドにより、内部抽選処理により当選した内部当選フラグをサブ制御部91が特定できるようになっている。また、停止制御コマンドによりリール制御振分処理により選択されたメインリール制御テーブル、すなわち当該ゲームにおいて適用されるメインリール制御テーブルをサブ制御部91が特定できるようになっている。更に、2枚役入賞及び12枚役入賞の組合せの導出条件は、リール制御振分処理により選択されたメインリール制御テーブルに応じて決定されるため、前述した内部当選コマンド及び停止制御コマンドにより、2枚役入賞及び12枚役入賞の組合せの導出条件をサブ制御部91が特定できるようになっている。具体的には、サブ制御部91が2枚役フラグまたは12枚役フラグの当選を示す内部当選コマンドを受信した後、停止制御コマンドを受信することで、この停止制御コマンドにより特定されるメインリール制御テーブルに基づいて2枚役入賞及び12枚役入賞の組合せの導出条件が特定できる。また、リール始動コマンドにより、メインリール2L、2C、2Rの回転が開始した旨をサブ制御部91が特定できるようになっている。また、リール停止コマンドにより、メインリールの停止、停止したメインリール及び導出された表示結果をサブ制御部91が特定できるようになっている。また、AT可能期間コマンドにより、次ゲームにおけるAT可能ゲーム数をサブ制御部91が特定できるようになっている。
本実施例では、前述したように演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91が、遊技制御基板40からのコマンドの受信に基づいて遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41の制御状態に応じた演出を行うための制御を行う。
特に、本実施例のサブ制御部91は、メイン制御部41が制御するメインリール2L、2C、2Rの変動に連動させてサブリール82L、82C、82Rを変動させる制御を行う。詳しくは、メインリール2L、2C、2Rの回転開始に伴って、サブリール82L、82C、82Rも回転を開始させるとともに、いずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rの操作に応じて対応するメインリール2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出されることに伴って、回転が停止したメインリール2L、2C、2Rに対応するサブリール82L、82C、82Rの回転も停止し、表示結果が導出される制御を行う。この際、サブリール82L、82C、82Rには、メインリール2L、2C、2Rに導出された表示結果に対応する表示結果が導出されるように制御する。
図9は、各サブリール82L、82C、82Rの図柄配列を示す図であり、各サブリール82L、82C、82Rには「1」〜「21」の各図柄番号に対応して、「黒7」、「白7」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ」、「盾」の図柄が21個配列されている。
本実施例では、図4に示すように、メインリール2L、2C、2Rの表示結果として2枚役入賞の組合せが入賞ラインLm上に揃った場合には、サブリール82L、82C、82Rの表示結果として「チェリー−any−any」の組合せがいずれかの演出用入賞ラインに揃い、メインリール2L、2C、2Rの表示結果として12枚役入賞の組合せが入賞ラインLm上に揃った場合には、サブリール82L、82C、82Rの表示結果として「ベル−ベル−ベル」の組合せがいずれかの演出用入賞ラインに揃い、メインリール2L、2C、2Rの表示結果としてリプレイ入賞の組合せが入賞ラインLm上に揃った場合には、サブリール82L、82C、82Rの表示結果として「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せがいずれかの演出用入賞ラインに揃うようになっている。
また、サブ制御部91は、サブリール82L、82C、82Rの表示結果としていずれかの演出用入賞ラインに「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の図柄の組合せが揃ったことを契機に、2枚役入賞及び12枚役入賞の組合せの導出条件を満たす操作手順を報知するアシストタイム(以下ATと称す)に制御する。AT中のゲームでは、2枚役フラグ及び12枚役フラグの当選時、すなわち2枚役入賞及び12枚役入賞の発生が許容されたときに、サブリールランプ55を用いて2枚役入賞及び12枚役入賞の組合せの導出条件を満たす停止順が報知される。これにより、AT以外の状態では、2枚役フラグ及び12枚役フラグの当選により許容された2枚役入賞及び12枚役入賞を1/9程度(左メインリールを第1停止リールとした場合)しか発生させることができないのに対して、ATが発生することで、2枚役入賞及び12枚役入賞の組合せの導出条件に適合する停止順が報知されるため、その停止順に従って各メインリール2L、2C、2Rの停止操作を行うことにより、2枚役フラグ及び12枚役フラグの当選により許容された2枚役入賞及び12枚役入賞を取りこぼすことなく全て発生させることができるようになる。
本実施例では、サブ制御部91が、AT可能期間であること、すなわちAT可能ゲーム数が残存することを条件に、ATの発生を許容するか否かを決定するためのAT抽選を実行するとともに、このAT抽選に当選したときに、AT継続ゲーム数を選択し、選択したゲーム数が0以外のときに、AT抽選に当選した旨を示すAT当選フラグを設定する。そして、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せは、AT当選フラグが設定されている状態(以下AT当選状態ともいう)であり、左メインリールを第1停止とする停止順にて各メインリール2L、2C、2Rの停止操作を行った際にメインリール2L、2C、2Rの表示結果としていずれの入賞図柄の組合せも揃わないゲームにおいて左−中−右の停止順にて各メインリール2L、2C、2Rの停止操作を行ったことを条件に、いずれかの演出用入賞ラインに揃えることが可能に制御されるようになっている。
また、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せは、その際選択された後述のサブリール制御テーブルに応じて、通常導出態様と特殊導出態様とからなる2種類の導出態様にていずれかの演出用入賞ラインに揃えることが可能に制御される。
これら2種類の態様のうち、通常導出態様は、各メインリール2L、2C、2Rの停止操作を行った際に、対応するサブリール82L、82C、82Rにおける「黒7」または「白7」図柄が引込範囲(本実施例では停止操作が行われた際の図柄を除き最大4図柄)内にあれば「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せがいずれかの演出用入賞ラインに揃う態様であり、特殊導出態様は、図10(b)に示すように、左メインリール及び中メインリールの停止に伴って左サブリール及び中サブリールも停止し、左サブリール及び中サブリールの表示結果として「黒7−黒7」または「白7−白7」の組合せがいずれかの演出用入賞ラインに揃った状態(以下リーチ状態ともいう)となったことを条件に、図10(c)に示すように、右メインリールの停止操作に伴って右メインリールの表示結果が導出された後も右サブリールの変動が継続するリーチアクションを行った後、図11(a)に示すように、最終的に「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが導出される態様である。すなわち、メインリール2L、2C、2Rに表示結果が導出されるまでに要する時間よりも長い時間をかけてサブリール2L、2C、2Rに表示結果が導出される態様である。尚、特殊導出態様は、AT当選状態以外でも適用される場合があり、この場合には、図11(b)に示すように、最終的に、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが導出されないように制御される。
また、特殊導出態様には、左メインリール及び中メインリールの停止操作のタイミングが、対応する左サブリール及び中サブリールにおける「黒7」または「白7」図柄の引込範囲内であれば左サブリール及び中サブリールの表示結果として「黒7−黒7」または「白7−白7」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込み、リーチ状態となったことを条件にリーチアクションを行うもの、すなわちリーチ状態とするのに目押しを必要とする特殊導出態様と、左メインリール及び中メインリールの停止操作のタイミングに関わらず左サブリール及び中サブリールの表示結果として「黒7−黒7」または「白7−白7」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに強制的に引き込み、リーチ状態としてリーチアクションを行うもの、すなわちリーチ状態とするのに目押しを必要としない特殊導出態様と、がある。尚、これら特殊導出態様は、リーチ状態とするのに目押しを必要とするか否かに関わらず、右サブリールについては、AT当選状態であれば最終的に「黒7−黒7」または「白7−白7」が揃っている演出用入賞ラインに「黒7」または「白7」図柄が引き込まれるようになっている。すなわち、特殊導出態様は、リーチ状態とするのに目押しを必要とするか否かに関わらず、リーチ状態であれば右サブリールは目押しを必要としない。
サブ制御部91は、メイン制御部41において選択されたメインリール制御テーブルに応じて当該ゲームにおいて適用されるサブリール制御テーブルを選択するためのサブリール制御振分処理を行う。サブリール制御テーブルとは、各メインリール2L、2C、2Rの停止操作がなされた際にサブ制御部91が行うサブリール停止処理の制御パターンを定めたテーブルであり、具体的には、各サブリール82L、82C、82Rの停止タイミング毎の引込図柄数やリーチアクションの制御パターン等が定められている。本実施例では、図12に示すように、サブテーブル番号11−01〜05、12−01〜06、13、14、15−03〜06、16−03〜06、17−03〜06、18−03〜06、19−03〜06のサブリール制御テーブルが適用される。
これらサブリール制御テーブルのうち、サブテーブル番号11−01のサブリール制御テーブルは、左−中−右または左−右−中の停止順で停止操作が行われたときに、「チェリー−any−any」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、メインテーブル番号01−01のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。また、サブテーブル番号11−02のサブリール制御テーブルは、中−左−右の停止順で停止操作が行われたときに、「チェリー−any−any」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、メインテーブル番号01−02のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。また、サブテーブル番号11−03のサブリール制御テーブルは、中−右−左の停止順で停止操作が行われたときに、「チェリー−any−any」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、メインテーブル番号01−03のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。また、サブテーブル番号11−04のサブリール制御テーブルは、右−中−左の停止順で停止操作が行われたときに、「チェリー−any−any」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、メインテーブル番号01−04のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。また、サブテーブル番号11−05のサブリール制御テーブルは、右−左−中の停止順で停止操作が行われたときに、「チェリー−any−any」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、メインテーブル番号01−05のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。
また、サブテーブル番号12−01のサブリール制御テーブルは、左−中−右の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、メインテーブル番号02−01のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。また、サブテーブル番号12−02のサブリール制御テーブルは、左−右−中の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、メインテーブル番号02−02のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。また、サブテーブル番号12−03のサブリール制御テーブルは、中−左−右の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−03のメインリール制御テーブルが選択されたときに98/100の割合で選択される。また、サブテーブル番号12−04のサブリール制御テーブルは、中−右−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−04のメインリール制御テーブルが選択されたときに98/100の割合で選択される。また、サブテーブル番号12−05のサブリール制御テーブルは、右−中−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−05のメインリール制御テーブルが選択されたときに98/100の割合で選択される。また、サブテーブル番号12−06のサブリール制御テーブルは、右−左−中の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−06のメインリール制御テーブルが選択されたときに98/100の割合で選択される。
また、サブテーブル番号13のサブリール制御テーブルは、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに優先的に引き込むためのテーブルであり、メインテーブル番号03のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。また、サブテーブル番号14のサブリール制御テーブルは、いずれの演出用入賞図柄の組合せも演出用入賞ラインに引き込まないようにするためのテーブルであり、メインテーブル番号04のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。
また、サブテーブル番号15−03〜06のサブリール制御テーブルは、左−中−右の停止順で停止操作が行われたときに、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに優先的に引き込むためのテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−03〜06のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。このうちサブテーブル番号15−03のサブリール制御テーブルは、中−左−右の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−03のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。また、サブテーブル番号15−04のサブリール制御テーブルは、中−右−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−04のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。また、サブテーブル番号15−05のサブリール制御テーブルは、右−中−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−05のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。また、サブテーブル番号15−06のサブリール制御テーブルは、右−左−中の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−06のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。
また、サブテーブル番号16−03〜06のサブリール制御テーブルは、左−中−右の停止順で停止操作が行われたときに、左サブリール、中サブリールに「黒7−黒7」または「白7−白7」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに優先的に引き込み、リーチ状態となったことを条件にリーチアクションを実行した後、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−03〜06のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。このうちサブテーブル番号16−03のサブリール制御テーブルは、中−左−右の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−03のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。また、サブテーブル番号16−04のサブリール制御テーブルは、中−右−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−04のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。また、サブテーブル番号16−05のサブリール制御テーブルは、右−中−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−05のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。また、サブテーブル番号16−06のサブリール制御テーブルは、右−左−中の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−06のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。
また、サブテーブル番号17−03〜06のサブリール制御テーブルは、左−中−右の停止順で停止操作が行われたときに、左サブリール、中サブリールに「黒7−黒7」または「白7−白7」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに強制的に引き込み、リーチアクションを実行した後、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むためのテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−03〜06のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。このうちサブテーブル番号17−03のサブリール制御テーブルは、中−左−右の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−03のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。また、サブテーブル番号17−04のサブリール制御テーブルは、中−右−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−04のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。また、サブテーブル番号17−05のサブリール制御テーブルは、右−中−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−05のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。また、サブテーブル番号17−06のサブリール制御テーブルは、右−左−中の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態においてメインテーブル番号02−06のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/3の割合で選択される。
また、サブテーブル番号18−03〜06のサブリール制御テーブルは、左−中−右の停止順で停止操作が行われたときに、左サブリール、中サブリールに「黒7−黒7」または「白7−白7」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに優先的に引き込み、リーチ状態となったことを条件にリーチアクションを実行した後、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを演出用入賞ラインに引き込まないためのテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−03〜06のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。このうちサブテーブル番号18−03のサブリール制御テーブルは、中−左−右の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−03のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/100の割合で選択される。また、サブテーブル番号18−04のサブリール制御テーブルは、中−右−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−04のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/100の割合で選択される。また、サブテーブル番号18−05のサブリール制御テーブルは、右−中−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−05のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/100の割合で選択される。また、サブテーブル番号18−06のサブリール制御テーブルは、右−左−中の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−06のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/100の割合で選択される。
また、サブテーブル番号19−03〜06のサブリール制御テーブルは、左−中−右の停止順で停止操作が行われたときに、左サブリール、中サブリールに「黒7−黒7」または「白7−白7」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに強制的に引き込み、リーチアクションを実行した後、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを演出用入賞ラインに引き込まないためのテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−03〜06のメインリール制御テーブルが選択されたときに選択される。このうちサブテーブル番号19−03のサブリール制御テーブルは、中−左−右の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−03のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/100の割合で選択される。また、サブテーブル番号19−04のサブリール制御テーブルは、中−右−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−04のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/100の割合で選択される。また、サブテーブル番号19−05のサブリール制御テーブルは、右−中−左の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−05のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/100の割合で選択される。また、サブテーブル番号19−06のサブリール制御テーブルは、右−左−中の停止順で停止操作が行われたときに、「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの演出用入賞ラインに引き込むテーブルであり、AT当選状態以外においてメインテーブル番号02−06のメインリール制御テーブルが選択されたときに1/100の割合で選択される。
次に、本実施例における演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91が実行する制御内容を、図13のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源が投入されると、初期設定が行われる(Sc1)。具体的には、各部の接続チェックや各レジスタの設定等を行い、電源断前の演出状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う。
初期設定の後、メイン制御基板40から送信される内部当選コマンドの受信待ちの状態で待機し(Sc2)、この状態で内部当選コマンドを受信した場合には、停止制御コマンドの受信待ちの状態で待機する(Sc3)。
そして停止制御コマンドを受信すると、ATの発生を許容するか否かを決定するAT抽選等の処理を行うためのAT抽選処理を行った後(Sc4)、メイン制御部41において選択されたメインリール制御テーブル及びAT当選状態か否かに応じて当該ゲームにおいて適用されるサブリール制御テーブルを選択するためのサブリール制御振分処理を行う(Sc5)。
次いで、Sc5のステップにおいてサブテーブル番号16〜19のサブリール制御テーブルが選択されたとき、すなわちリーチアクションを伴う特殊導出態様が適用されたときに、その旨をサブリールランプ55の点灯態様及び予告音の出力によって報知するための事前報知処理を行った後(Sc6)、リール始動コマンドの受信待ちの状態で待機する(Sc7)。
そして、リール始動コマンドを受信すると、サブリールの回転を開始するためのサブリール始動処理を行った後(Sc8)、AT中のゲームにおいて2枚役フラグ及び12枚役フラグが当選したときに、2枚役入賞の組合せの導出条件及び12枚役入賞の組合せの導出条件を満たす停止順をサブリールランプ55の点灯態様によって報知するための停止順報知処理を行い(Sc9)、リール停止コマンドの受信待ちの状態で待機する(Sc10)。そしてリール停止コマンドを受信すると、Sc5のステップにおいて選択したサブリール制御テーブルに基づいて、停止したメインリールに対応するサブリールに表示結果を導出させるためのサブリール停止処理を行い(Sc11)、全てのサブリールが停止したか否かを確認する(Sc12)。
ここでいずれかのサブリールが変動中であれば、Sc9のステップに戻る。また、全てのサブリールが停止していれば、AT可能期間コマンドの受信待ちの状態で待機し(Sc13)、AT可能期間コマンドを受信すると、通常の状態からAT状態へ移行させたり、AT状態から通常の状態へ移行させたりする等、制御状態を移行させるための制御状態移行処理を行った後(Sc14)、再びSc2のステップに戻る。
図14は、Sc4のステップにおけるAT抽選処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
AT抽選処理では、まず、AT中である旨を示すAT中フラグの有無に基づいてAT中か否かを確認し(Sd1)、AT中であれば、前のゲームの終了時に受信したAT可能期間コマンドにより特定されるAT可能ゲーム数が残存するか否かを確認し(Sd2)、AT可能ゲーム数が1ゲーム以上残存していれば、乱数抽選によってATの発生を許容するか否かを所定の割合にて決定するためのAT抽選を行い(Sd3)、AT抽選に当選したか否かを確認する(Sd4)。そしてAT抽選に当選していれば、図15に示すAT可能ゲーム数別の選択率に基づいてATのゲーム数を選択し(Sd5)、選択したゲーム数をATの残りゲーム数を記憶するATゲーム数カウンタに設定する(Sd6)。そして、ATゲーム数カウンタの値が1以上か否かを確認し(Sd7)、ATゲーム数カウンタの値が1以上であれば、AT抽選に当選した旨を示すAT当選フラグをセットし(Sd8)、サブリール82L、82C、82Rの表示結果として「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが揃ったか否かに関わらずATを強制発動させるまでのゲーム数を計数するための発動待機カウンタに所定の値(本実施例では5)を設定する(Sd9)。
また、本実施例では、AT抽選に当選した際に、図15に示すように、0〜333のゲーム数、すなわち0を含む複数種類のATゲーム数が当該ゲームにおけるAT可能ゲーム数に応じて定められた選択率に基づいて選択されるようになっており、ATゲーム数として0が選択された場合には、AT抽選に当選してもAT当選フラグはセットされず、ATも発生しないようになっている。更に、AT抽選に当選しても、当該ゲームでのAT可能ゲーム数が、0を除き選択されうる最小のATゲーム数である11ゲーム以下のとき、すなわち次のゲームからATを発生させてもAT可能ゲーム数の範囲で最小のATゲーム数のATを発生させることができないときには、ATゲーム数として0のみが選択されるため、このような場合には、AT抽選に当選してもATが発生しないようになっている。
図15は、Sc14のステップにおける制御状態移行処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
制御状態移行処理では、まず、当該処理を実行する契機となったAT可能期間コマンドにより特定されるAT可能ゲーム数を次のゲームにおけるAT可能ゲーム数として更新する(Se1)。
次いでAT中フラグの有無に基づいてAT中か否かを確認し(Se2)、AT中であれば、ATゲーム数カウンタの値を1減算する(Se3)。そしてATゲーム数カウンタの値が0か否か、すなわちATが終了したか否かを確認し(Se4)、ATゲーム数カウンタの値が0であればAT中フラグをクリアする(Se5)。すなわちATを終了させる。
また、Se2のステップにおいてAT中ではない場合には、AT当選フラグの有無に基づいてAT当選状態か否かを確認し(Se6)、AT当選状態であればサブリール82L、82C、82Rの表示結果として「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが揃ったか否かを確認し(Se7)、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが揃っていれば、AT当選フラグをクリアするとともにAT中フラグをセットする(Se11)。
また、Se7のステップにおいて「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが揃っていなければ、発動待機カウンタの値を1減算し(Se8)、発動待機カウンタの値が0か否か、すなわちAT抽選に当選した後ATを強制発動させるまでのゲーム数が経過したか否かを確認し(Se9)、発動待機カウンタの値が0であれば、AT当選フラグをクリアするとともにAT中フラグをセットする(Se11)。
また、Se9のステップにおいて発動待機カウンタの値が0でなければ、ATゲーム数カウンタの値とAT可能ゲーム数が同数であるか否か、すなわち次のゲームからATを発生させないと、AT抽選時に選択されたATゲーム数のATをAT可能ゲーム数の範囲内において実行することが不可能となるか否かを確認し(Se10)、ATゲーム数カウンタの値とAT可能ゲーム数が同数であれば、AT当選フラグをクリアするとともにAT中フラグをセットする(Se11)。
また、Se11において内部的には、ATが発生している状態となるが、ATが発生した旨の報知は、遊技制御基板40から賭数の設定操作がなされた旨を示すコマンドを受信したとき、または次に内部当選コマンドを受信したとき、すなわち賭数の設定操作が行われたときまたはスタートスイッチ7の操作が行われたときに行われるようになっている。
以上説明したように、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作、すなわち遊技者の操作を介してサブリール82L、82C、82Rの表示結果が導出されるとともに、サブリール82L、82C、82Rの表示結果として「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが導出されたことを契機として遊技者にとって有利なATが発生するため、興趣を高めることができる。また、サブリール82L、82C、82Rの表示結果として「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させる制御を行うときに、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されてからサブリール82L、82C、82Rの表示結果が導出されるまでの変動時間が、通常においてサブリール82L、82C、82Rの表示結果が導出されるまでの変動時間よりも長く、かつメインリール2L、2C、2Rの表示結果が導出されるまでの変動時間よりも長いリーチアクションが行われることがあるため、これらリーチアクションによってATの発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。更に、サブリール82L、82C、82Rにおける「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せは、メインリール2L、2C、2Rの表示結果としてメダルの付与を伴わない表示結果が導出されるゲームにおいてのみ導出されるようになっており、サブリール82L、82C、82Rの表示結果として「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが導出されたゲームにおいてメダルが付与されるときとメダルが付与されないときがあったり、リーチアクションに伴いサブリール82L、82C、82Rが変動中であるにも関わらず、メインリール2L、2C、2Rの変動が停止したことに伴いメダルが付与されてしまう等、の事象が生じることがないため、サブリール82L、82C、82Rの変動態様とゲームの進行が噛み合わないことによる違和感をなくすことができる。
尚、本実施例では、左−中−右の順番で停止操作を行ったことを条件に「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが導出されるように制御するとともに、12枚役フラグが当選し、かつ左メインリールを第1停止とする停止順にてメインリール2L、2C、2Rの停止操作を行った際に、12枚役入賞の組合せがメインリール2L、2C、2Rの表示結果として導出されることがないゲームにおいて「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させることが可能に制御されるようになっているが、少なくともメダルの付与を伴わないゲーム(メインリール2L、2C、2Rの表示結果として入賞図柄の組合せが揃わないゲーム)において「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させることが可能に制御されるようにしても良く、例えば、左メインリールを第1停止とする順番で停止操作を行ったことを条件に「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが導出されるように制御するとともに、2枚役フラグが当選し、かつ左メインリールを第1停止とする停止順にてメインリール2L、2C、2Rの停止操作を行った際に、2枚役入賞の組合せがメインリール2L、2C、2Rの表示結果として導出されることがないゲームにおいて「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させることが可能に制御されるようにしても良いし、内部抽選処理の結果がハズレのとき、すなわちどの停止順で停止操作を行っても入賞図柄の組合せが揃わないときに「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させることが可能に制御されるようにしても良い。
また、本実施例では、AT抽選に当選し、かつ1以上のATゲーム数が選択されることでAT当選フラグがセットされ、AT当選状態に移行し、この状態においてメインリール2L、2C、2Rの表示結果としてメダルの付与を伴わない表示結果が導出されるゲームであれば、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させることが可能となるため、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させることが可能なゲームにおいて「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させることができなかった場合でも、ATが発生するまで「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させる機会が得られるため、必要以上に遊技者の不利益が生じてしまうことを防止できる。また、サブリール82L、82C、82Rの表示結果を特殊導出態様にて導出させるための制御パターン、すなわちリーチアクションを伴って表示結果を導出させる制御パターンは、ストップスイッチ8L、8Cが操作されたタイミングに関わらず「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させる制御パターン、すなわち「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させるのに目押しを必要としない制御パターン(サブテーブル番号16のサブリール制御テーブル)、及びストップスイッチ8L、8Cが操作されたタイミングが左サブリール、中サブリールにおける「黒7」または「白7」図柄の引込範囲内であることを条件に「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させる制御パターン、すなわち「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させるのに目押しを必要とする制御パターン(サブテーブル番号17のサブリール制御テーブル)を含み、後者が選択されることで、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させるために目押しが必要となる。すなわち技術介入が求められるため、より興趣を高めることができる。
また、サブリール82L、82C、82Rの表示結果を特殊導出態様にて導出させるための制御パターンとして、目押しを必要とする制御パターンが選択された場合には、左サブリール及び中サブリールのみ目押しを必要とし、左サブリール及び中サブリールの表示結果として「黒7−黒7」または「白7−白7」の組合せがいずれかの演出用入賞ラインに揃ってリーチ状態となったときには、ストップスイッチ8Rの操作が行われたタイミングに関わらず最終的なサブリール82L、82C、82Rの表示結果が「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せとなるように右サブリールの表示結果が導出されるため、「黒7−黒7」または「白7−白7」の組合せを導出させてリーチ状態とした遊技者の労力が無駄となることがない。
また、本実施例では、サブリール82L、82C、82Rの表示結果を特殊導出態様にて導出させるための制御パターンが選択されたときに、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が有効となる前に、特殊導出態様にて導出させるための制御パターンが選択された旨がサブリールランプ55の点灯態様及び予告音の出力によって報知され、その旨を遊技者が把握できるため、目押しを行えばサブリール82L、82C、82Rの表示結果として「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが導出されるにも関わらず、その旨を知らずに目押しを行わないことによって、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させることが可能な機会を逃してしまうことを防止できる。
また、本実施例では、AT当選状態以外、すなわち「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させることができないときでも、特殊導出態様にてサブリール82L、82C、82Rの表示結果を導出させることが可能とされており、AT当選状態以外であっても、特殊導出態様、すなわちリーチアクションを伴ってサブリール82L、82C、82Rの表示結果を導出させる制御が行われることでATの発生に対する遊技者の期待感を高めることができる。
また、本実施例では、AT当選状態に移行した後、所定ゲーム数(本実施例では5ゲーム)の間、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せをサブリール82L、82C、82Rの表示結果として導出させることができなかった場合、例えば、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させるための条件が満たされなかった場合や、所定ゲーム数が経過せずとも、次のゲームからATを発生させないと、AT抽選時に選択されたATゲーム数のATをAT可能ゲーム数の範囲内において実行することが不可能となる場合には、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが導出されたか否かに関わらず、強制的にATを発生させるようになっており、AT当選状態において「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せをサブリール82L、82C、82Rの表示結果として導出させることができない場合、すなわちAT抽選に当選しており、かつ1ゲーム以上のゲーム数が選択されているにも関わらず、AT当選状態において「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せをサブリール82L、82C、82Rの表示結果として導出させることができないときでも、ATが発生するようになるため、必要以上に遊技者の不利益が生じてしまうことを防止できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、前記実施例では、遊技の制御を行うメイン制御手段としてのメイン制御部41が遊技制御基板40に搭載され、演出の制御を行うサブ制御手段としてのサブ制御部91が演出制御基板90に搭載された構成とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくともこれらメイン制御手段とサブ制御手段と、が各々別個に設けられていれば良く、これら各制御手段が同一の基板上に搭載された構成としても良い。
また、前記実施例では、2枚役入賞及び12枚役入賞の組合せの導出条件が各メインリール2L、2C、2Rの停止順とされているが、例えば、2枚役入賞及び12枚役入賞の組合せの導出条件が、各メインリール2L、2C、2Rの停止タイミングであっても良いし、各メインリール2L、2C、2Rの停止タイミング及び停止順との組合せであっても良い。
また、前記実施例では、メダル並びにクレジットを使用してゲームを実施可能な通常のスロットマシンを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチンコ球を用いてゲームを行うスロットマシンや、メダルが外部に排出されることなくクレジットを使用して遊技可能な完全クレジット式のスロットマシン、更には可変表示装置が画像にて表示される画像式のスロットマシンにも適用可能であることはいうまでもなく、これらスロットマシンの種別が限定されるものではない。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、
1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の入賞用識別情報(図柄)を変動表示可能な入賞用可変表示装置(メインリール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該入賞用可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン1であって、
遊技の制御を行うメイン制御手段(メイン制御部41)と、
該メイン制御手段から送信された制御情報(コマンド)の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段(サブ制御部91)と、
前記入賞用可変表示装置とは別個に設けられ、各々が識別可能な複数種類の演出用識別情報(図柄)を変動表示可能な演出用可変表示装置(サブリール82L、82C、82R)と、
遊技者の操作により前記入賞用可変表示装置及び前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させるための導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
を備え、
前記メイン制御手段は、
前記入賞用可変表示装置の表示結果として入賞態様が導出されたときに、該入賞態様に応じて前記賭数の設定に使用可能な遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段(メイン制御部41(払出処理))と、
前記入賞用可変表示装置とは別個に設けられ、各々が識別可能な複数種類の演出用識別情報(図柄)を変動表示可能な演出用可変表示装置(サブリール82L、82C、82R)と、
遊技者の操作により前記入賞用可変表示装置及び前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させるための導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
を含み、
前記サブ制御手段は、
前記導出操作手段の操作を含む導出条件が成立したときに前記入賞用可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う入賞用導出制御手段(メイン制御部41(リール停止処理))と、前記導出条件が成立したときに前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させる導出制御を行うとともに、前記入賞用可変表示装置の表示結果として入賞態様(入賞図柄の組合せ)が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果(演出用入賞図柄の組合せ)を、該入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御を行い、前記入賞用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様以外の表示結果が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を、前記入賞態様に応じた表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御を行う演出用導出制御手段(サブ制御部91(サブリール停止処理))と、
前記演出用可変表示装置の表示結果として特定の表示態様(「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せ)が導出されたときに、遊技者にとって有利な遊技価値(AT)を付与する遊技価値付与手段(サブ制御部91(制御状態移行処理においてAT中フラグをセットする処理))と、
を含み、
前記演出用導出制御手段は、
少なくとも前記演出用可変表示装置の表示結果として前記特定の表示態様を導出させる導出制御を行うときに、前記導出条件の成立から表示結果の導出までの時間が前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させる際に最も高い割合で適用される導出制御による変動表示時間よりも長くかつ前記入賞用可変表示装置の変動表示時間よりも長い特殊導出制御(リーチアクション)を行うことが可能な特殊導出制御手段(特殊導出態様にてサブリール82L、82C、82Rの表示結果を導出させる制御)を含み、
前記入賞用可変表示装置の表示結果として前記遊技用価値の付与を伴う表示結果以外の表示結果が導出されるゲーム(メインリール2L、2C、2Rの表示結果として入賞図柄の組合せが揃わないゲーム)であることを条件に、前記特定の表示態様を導出させる導出制御を行うとともに、
前記サブ制御手段は、
前記遊技価値(AT)を付与するか否かを決定する遊技価値付与決定手段(AT抽選処理)と、
前記遊技価値付与決定手段により前記遊技価値の付与が決定されたことを条件に、該遊技価値の付与が決定されてから予め定められた複数ゲームにわたり前記演出用可変表示装置(サブリール82L、82C、82R)の表示結果として前記特定の表示態様(「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せ)を導出させることが許容される許容期間(AT当選状態)に移行させる許容期間移行手段(AT抽選処理によるAT当選フラグの設定)と、
前記許容期間において前記特殊導出制御(リーチアクション)を行うときに、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたタイミングに関わらず前記特定の表示態様を導出させる第1の特殊導出制御(サブテーブル番号16のサブリール制御テーブルに基づく導出制御)または前記導出操作手段が所定のタイミングで操作されたことを条件に前記特定の表示態様を導出させる第2の特殊導出制御(サブテーブル番号17のサブリール制御テーブルに基づく導出制御)のいずれか一方を選択する特殊導出制御選択手段(サブリール制御振分処理)と、
をさらに含み、
前記遊技価値付与手段(メイン制御部41(払出処理))は、前記許容期間(AT当選状態)において前記演出用可変表示装置(サブリール82L、82C、82R)の表示結果として特定の表示態様(「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せ)を導出させるための条件が満たされなかったとき(「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せを導出させるための条件が満たされなかった場合や、所定ゲーム数が経過せずとも、次のゲームからATを発生させないと、AT抽選時に選択されたATゲーム数のATをAT可能ゲーム数の範囲内において実行することが不可能となる場合)には、前記演出用可変表示装置の表示結果に関わらず前記遊技価値(AT)を付与する。
本発明の請求項は、
前記演出用可変表示装置は、各々独立した独立表示結果を導出表示させる複数の演出用可変表示部(サブリール82L、82C、82R)を含み、当該演出用可変表示装置の表示結果は、前記複数の演出用可変表示部に導出された独立表示結果の組合せであり、
前記演出用導出制御手段(サブ制御部91(サブリール停止処理))は、前記許容期間(AT当選状態)において前記特殊導出制御選択手段(サブ制御部91(サブリール制御振分処理))により前記第2の特殊導出制御(サブテーブル番号17のサブリール制御テーブルに基づく導出制御)が選択され、前記演出用可変表示部のうちいずれか1つの演出用可変表示部を除き独立表示結果が導出され、該独立表示結果の組合せが前記特定の表示態様(「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せ)となりうるとき(リーチ状態となったとき)に、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたタイミングに関わらず前記演出用可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様となるように変動中の演出用可変表示部の独立表示結果を導出させる制御を行う。
本発明の請求項は、
前記特殊導出制御選択手段(サブ制御部91(サブリール制御振分処理))により前記第2の特殊導出制御(サブテーブル番号17のサブリール制御テーブルに基づく導出制御)が選択されたときに、該第2の特殊導出制御が選択された旨を前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)の操作が有効となる前に報知する特殊制御選択報知手段(サブ制御部91(事前報知処理))を備える。
本発明の請求項は、
前記特殊導出制御手段(サブ制御部91(サブリール停止処理))は、前記演出用可変表示装置(サブリール82L、82C、82R)の表示結果として前記特定の表示態様(「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せ)を導出させる導出制御を行うとき以外でも、所定の条件が成立したとき(サブテーブル番号18、19のサブリール制御テーブルが選択されたとき)に前記特殊導出制御を行う。
本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 メインリールの図柄配列を示す図である。 入賞の対象となる図柄の組合せ等を示す図である。 メインリール制御テーブルの制御内容及び選択条件等を示す図である。 メイン制御部の制御内容を示すフローチャートである。 図6に示すAT可能期間決定処理の制御内容を示すフローチャートである。 AT可能ゲーム数の選択率を示す図である。 サブリールの図柄配列を示す図である。 サブリールの導出態様として特殊導出態様が適用された際のサブリールの表示結果の導出状況を示す図である。 サブリールの導出態様として特殊導出態様が適用された際のサブリールの表示結果の導出状況を示す図である。 サブリール制御テーブルの制御内容及び選択条件等を示す図である。 サブ制御部の制御内容を示すフローチャートである。 ATゲーム数の選択率を示す図である。 図13に示すAT抽選処理の制御内容を示すフローチャートである。 図13に示す制御状態移行処理の制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
2L、2C、2R メインリール
8L、8C、8R ストップスイッチ
41 メイン制御部
82L、82C、82R サブリール
91 サブ制御部

Claims (4)

  1. 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の入賞用識別情報を変動表示可能な入賞用可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該入賞用可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
    遊技の制御を行うメイン制御手段と、
    該メイン制御手段から送信された制御情報の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段と、
    前記入賞用可変表示装置とは別個に設けられ、各々が識別可能な複数種類の演出用識別情報を変動表示可能な演出用可変表示装置と、
    遊技者の操作により前記入賞用可変表示装置及び前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させるための導出操作手段と、
    を備え、
    前記メイン制御手段は、
    前記入賞用可変表示装置の表示結果として入賞態様が導出されたときに、該入賞態様に応じて前記賭数の設定に使用可能な遊技用価値を付与する遊技用価値付与手段と、
    前記導出操作手段の操作を含む導出条件が成立したときに前記入賞用可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う入賞用導出制御手段と、
    を含み、
    前記サブ制御手段は、
    前記導出条件が成立したときに前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させる導出制御を行うとともに、前記入賞用可変表示装置の表示結果として入賞態様が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果を、該入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御を行い、前記入賞用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様以外の表示結果が導出されるときに、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記入賞態様に応じた表示結果以外の表示結果を、前記入賞態様に応じた表示結果を導出させるよりも高い割合で導出させる導出制御を行う演出用導出制御手段と、
    前記演出用可変表示装置の表示結果として特定の表示態様が導出されたときに、遊技者にとって有利な遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
    を含み、
    前記演出用導出制御手段は、
    少なくとも前記演出用可変表示装置の表示結果として前記特定の表示態様を導出させる導出制御を行うときに、前記導出条件の成立から表示結果の導出までの時間が前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させる際に最も高い割合で適用される導出制御による変動表示時間よりも長くかつ前記入賞用可変表示装置の変動表示時間よりも長い特殊導出制御を行うことが可能な特殊導出制御手段を含み、
    前記入賞用可変表示装置の表示結果として前記遊技用価値の付与を伴う表示結果以外の表示結果が導出されるゲームであることを条件に、前記特定の表示態様を導出させる導出制御を行うとともに、
    前記サブ制御手段は、
    前記遊技価値を付与するか否かを決定する遊技価値付与決定手段と、
    前記遊技価値付与決定手段により前記遊技価値の付与が決定されたことを条件に、該遊技価値の付与が決定されてから予め定められた複数ゲームにわたり前記演出用可変表示装置の表示結果として前記特定の表示態様を導出させることが許容される許容期間に移行させる許容期間移行手段と、
    前記許容期間において前記特殊導出制御を行うときに、前記導出操作手段が操作されたタイミングに関わらず前記特定の表示態様を導出させる第1の特殊導出制御または前記導出操作手段が所定のタイミングで操作されたことを条件に前記特定の表示態様を導出させる第2の特殊導出制御のいずれか一方を選択する特殊導出制御選択手段と、
    をさらに含み、
    前記遊技価値付与手段は、前記許容期間において前記演出用可変表示装置の表示結果として特定の表示態様を導出させるための条件が満たされなかったときには、前記演出用可変表示装置の表示結果に関わらず前記遊技価値を付与する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記演出用可変表示装置は、各々独立した独立表示結果を導出表示させる複数の演出用可変表示部を含み、当該演出用可変表示装置の表示結果は、前記複数の演出用可変表示部に導出された独立表示結果の組合せであり、
    前記演出用導出制御手段は、前記許容期間において前記特殊導出制御選択手段により前記第2の特殊導出制御が選択され、前記演出用可変表示部のうちいずれか1つの演出用可変表示部を除き独立表示結果が導出され、該独立表示結果の組合せが前記特定の表示態様となりうるときに、前記導出操作手段が操作されたタイミングに関わらず前記演出用可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様となるように変動中の演出用可変表示部の独立表示結果を導出させる制御を行う
    請求項に記載のスロットマシン。
  3. 前記特殊導出制御選択手段により前記第2の特殊導出制御が選択されたときに、該第2の特殊導出制御が選択された旨を前記導出操作手段の操作が有効となる前に報知する特殊制御選択報知手段を備える請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記特殊導出制御手段は、前記演出用可変表示装置の表示結果として前記特定の表示態様を導出させる導出制御を行うとき以外でも、所定の条件が成立したときに前記特殊導出制御を行う請求項1〜のいずれかに記載のスロットマシン。
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