JP2016093264A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】サブリールをメインリールと別に設ける価値を高める。【解決手段】ATの作動等の特典の付与が決定された前兆ゲーム期間中にサブリール7L,7C,7Rを青7揃い等の特定停止態様で停止できたとき、ATを実作動させて特典を付与するサブリール契機特典付与手段と、サブリール7L,7C,7Rを特定停止態様で停止できなかったときでも、メインリール1L,1C,1R上の特殊H等の特定図柄が中段等の特定位置に位置したときにストップボタン6L,6C,6Rを押すことができたとき、ATを実作動させて特典を付与するメインリール契機特典付与手段とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、回胴式遊技機、その他のスロットマシン、アーケードゲーム機等の遊技機に関する。特に、内部抽せんの結果を導出させるメインリールと、演出上のサブリールとを備える遊技機に係る。
メインリールは、遊技者にとって重要な要素であるのは言うまでもないが、制御装置にとってはリールインデックスを監視するツールに過ぎない。特にステッピングモータのシャフトにインデックスディスクを一体化し且つ取付角度を規制してメインリールをシャフトに連結するタイプのものでは、メインリールをシャフトから取り外しても、遊技機としての体をなさなくなるが、制御装置としてはメインリールがあるものとして正常に機能する。
そもそも、制御装置では、インデックスの検知から数えるステップ数により何番の何という図柄がどの位置にあるかをデータ管理しており、ストップボタンを押した時点で、表示窓の下段等に予め定める停止規準位置を通過中の図柄が何番の何という図柄かを検出している。そして、停止規準位置を通過中の図柄の一つ上の図柄から0コマ滑り(即止め)、1コマ滑り、2コマ滑り、3コマ滑り、4コマ滑りとなる計5コマについて内部当せん役との関係での停止の可否と所定の優先順位付けとにより停止図柄を決定し、決定した停止図柄を停止基準位置の適位置に停止できるタイミングでステッピングモータに全相励磁等による停止パルスを供給している。停止基準位置が表示窓の例えば下段で有効ラインが例えば中段である場合等、停止基準位置と有効ラインとが異なる場合には、停止基準位置に停止図柄を停止させると、有効ラインに当せん役に係る図柄が表示される関係になるように停止図柄が決定される。
現在市場投入されている機種の中には、大画面の液晶表示装置と小型のメインリールとを組合せ、大画面の液晶表示装置上で、内部抽せんの結果と整合するバトル動画演出等を展開させるものや、液晶表示装置上で回転表示させる画像上のサブリールにメインリールに描かれるような図柄を配列し、サブリールに注目させて遊技を行わせるもの等がある。この場合、メインリールの停止操作の際、適当なタイミングを知らせていわゆる目押しの補助をすることは遊技の公正を害するおそれがあることから、例えば特許文献1で知られているように、メインリールが1回転したとき、サブリールは1回転未満又は1回転超過となるように、非同期化が図られる。
特開2004−351027号公報
サブリールに注目させて遊技を行わせるタイプの機種では、サブリールがメインリールと同じ速度で回転し且つ移動中の図柄の位置関係も一致する完全同期化が図られる場合には、メインリールとサブリールの停止態様が同じになるため問題ないが、非同期化を図るべき要請から、メインリールとサブリールの停止態様は矛盾することになる。例えば、内部抽せんでチェリーという入賞役に当せんし、サブリール上でチェリーを停止できてもメインリール上ではチェリーを取りこぼしたり、逆にサブリール上でチェリーを取りこぼしてもメインリール上でチェリーを入賞できている場合がある。一般的に、演出上の特典の代表例である押し順ベル役等の正解の押し順を報知するアシストタイムの作動等は、内部抽せんでの抽せん結果つまりこの場合はチェリーの当せんによりその作動抽せんが行われ、実際にチェリーが入賞するか取りこぼすかは関係しないが、サブリール上でチェリーを停止できてもメダルの払出しがない場合もあるし、サブリール上でチェリーを停止できずともメダルの払出しがある場合もあり、遊技者に多少の混乱を生じさせる。
ここで、重要な点は、サブリールを設ける場合にも、最大限付与される利益はメインリールのみがある場合の利益に止まることである。サブリール上でチェリーを停止できた場合、チェリーの当せんによるアシストタイムの作動抽せんと、メインリール上でもチェリーを停止できた場合のメダルの払出しとを合わせた利益が最大限となり、これはメインリールのみがある場合と同じ利益となる。メインリール上でチェリーを停止できなかった場合は、メダルの払出しがない分損をすることになるが、そもそも取りこぼす可能性のあるチェリー等の図柄引込み率が1でない小役の取りこぼしを無くすにはメインリールに注目して遊技をすればよいということになり、サブリールを設けた意義が没却される。
本発明の課題は、メインリール上の停止態様では演出上の特典付与に至らないが、サブリール上での停止態様ではその特典付与に至ること等があるようにし、サブリールをメインリールと別に設ける価値を高めた遊技機を提供する点にある。
図面の符号を括弧内に付記して例示する。
複数コマのメイン図柄を配列した複数のメインリール(1L,1C,1R)と、複数コマのサブ図柄を配列した複数のサブリール(7L,7C,7R)とを備え、
遊技媒体の投入下におけるスタートスイッチ(スタートレバー5)の操作に基づいて、予め定めた役についての内部抽せんを実行すると共に前記メインリール及び前記サブリールを互いに異なる定常周期で変動表示させ、対応するストップスイッチ(ストップボタン6L,6C,6R)の操作に基づいて、所定の制限時間内に、前記内部抽せんの結果に応じたメイン図柄で前記メインリールを停止表示させると共に所定のサブ図柄で前記サブリールを停止表示させる遊技機を前提とする。
「遊技媒体」は、遊技メダル、遊技球、貯留装置の電磁的記録を含む。
「定常周期」は、定常回転数の逆数(1/定常回転数)である。「互いに異なる定常周期」には、例えば、メインリールとサブリールの一方の定常回転数が約79.6[回転/分]で定常周期が約754[ms]であるのに対し、他方の定常回転数が約76.2[回転/分]で定常周期が約787.5[ms]である場合のように、サブリールの回転速度がメインリールの回転速度よりも遅い場合、或は、逆にサブリールの回転速度がメインリールの回転速度よりも速い場合を含む。「互いに異なる定常周期で変動表示させ」は、定常時、メインリールとサブリールとは非同期で変動表示されることを意味する。
以上の遊技機において、
予め定めた生起条件の具備により遊技者に有利に働く演出上の特典を受ける権利を生起させる特典生起手段(AT作動抽せん手段Y1)と、
前記特典を受ける権利が生起した遊技中に、前記サブリールを予め定めた特定停止態様(青7揃い等)で停止表示させたことを契機に、前記特典を付与するサブリール契機特典付与手段(V1)と、
前記特典を受ける権利が生起した遊技中に、予め定めた特定のメイン図柄(特殊H等)が特定位置に位置したときにストップスイッチを操作したことを契機に、前記特典を付与するメインリール契機特典付与手段(V2)とを含む。
「演出上の特典」は、液晶表示装置等の演出表示装置上にストップボタンの押し順や狙うべき図柄を表示し、内部抽せんで決定した当せん役に対応した図柄の組合せを表示させることを意図する演出を行うアシストタイム(以下、ATという)の作動、AT作動確率の高確化、ATの継続を延長させる継続ゲーム数又はメダル純増枚数若しくはナビ回数等の上乗せ、その上乗せ数の優遇、ATの終了を回避させる引戻し、ATのナビを押し順ベル役以外にチャンス役等に広げるプレミアムモードへの昇格等、主に演出制御を担うサブ側(周辺基板側)で付与する特典を意味する。
これにより、演出上の特典を受ける権利が生起した遊技中にサブリールを特定停止態様で停止表示させたことを契機に、定常周期が異なる非同期のメインリールの停止態様とは関係なく、特典が付与され、サブリールに注目した遊技の価値が高まる。メインリールに注目して停止操作することに慣れた遊技者は、サブリールでの停止を試みるよりもメインリールでの停止操作をするのがより良いと考える場合もあり、このような場合、特定のメイン図柄が特定位置に位置したときにストップスイッチを操作したことを契機に特典が付与される。このメインリールを契機とした特典の付与は、メインリールが特別な停止態様で停止表示されたという「停止時」の特定状況を要件とせず、変動表示中にある特定のメイン図柄が特定位置に位置したときにストップスイッチを操作したという「未停止時」の特定状況を要件としているため、内部抽せんの結果に応じたメイン図柄でメインリールを停止表示させる通常の制御仕様に、特典付与のための特別な停止態様で停止表示させる加重仕様を追加する必要はなく、メインリールについての通常の停止制御の仕様を殊更複雑にすることなく、所期の目的を達成できる。こうして、制御を殊更複雑にすることもなく、サブリールとメインリールとが相互補完し合って遊技者の好みに応じた停止操作により演出上の特典を付与できる。
以上のものにおいて、前記特典は、前記内部抽せんにて特定の正解停止操作がされたとき投入遊技媒体数を超える高配当の遊技媒体を獲得できる特定入賞役(押し順ベル1〜12)の当せんがあったとき、正解停止操作を遊技者に知らせるナビ情報報知手段(X)を作動させることとしている。これにより、サブリールに対する目押しの成功によりATが作動するという他機種と差別化の図れる特徴的な仕様を効果的に打ち出せる。
本発明遊技機の正面図。 メインリールの図柄配列図。 サブリールのサブ図柄配列図。 メインリールの図柄の組合せ一覧表。 内部抽せん仕様一覧表。 遊技機の制御装置のブロック図。 遊技状態等の遷移図。
図1に、本発明を適用する回胴式遊技機を示す。回胴式遊技機は、一般にパチスロと呼ばれ、平成16年(2004年)1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年(1985年)2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」(以下、遊技機規則という)に適合するスロットマシンである。以下、用語及びその技術内容は現行の遊技機規則に準ずる。
遊技機筐体8Bは、箱型のリアキャビネット8R及び扉状の上下フロントキャビネット8E,8Fを備える。上フロントキャビネット8Eには、内部にメインリール100を収めるリールパネル8、サブリール700をフルカラーで映し出す演出表示装置7を構成する大画面の液晶表示装置70、上装飾ランプ81,左装飾ランプ82,右装飾ランプ83,リールパネル8の角に臨む4つのアクセント装飾ランプ84,液晶表示装置70の上・左・右に臨む門形装飾ランプ85を備える。下フロントキャビネット8Fには、操作部8S、腰部パネル8P、左下装飾ランプ86、右下装飾ランプ87を備える。81〜87の総称として、装飾ランプ88という。91〜94はBGMや各種効果音等を出音するスピーカ、8Mはメダル払出口、8Gはメダル受皿、8Tは灰皿である。なお、左右は、遊技機に対面した遊技者目線における左右を意味する。以下、同様である。
リールパネル8の透明な表示窓80の内部には、メインリール100を構成する左リール1L、中リール1C、右リール1Rを備え、それぞれのリール帯10L,10C,10Rの外周に全部で21コマ配したメイン図柄のうち連続する3コマを窓越しに臨ませている。各リール1L,1C,1Rの定常回転数は約80回転/分(本実施形態のものは約79.6回転/分)であり、約750ms(本実施形態のものは約754ms)で一回転する。通常の正転時、各メイン図柄は上から下にスクロールし、メイン図柄が一コマ移動するのに要する時間は約36msである。よって、通常のステッピングモータ制御下、遊技機規則において通常時のリール停止操作から停止までの制限時間が「190ms以内」というのは、((190÷36)−1)の整数解=4コマが許容される最大滑りコマ数となり、同じく第二種特別役物の作動時の少なくとも一つのリール停止操作から停止までの制限時間が「75ms以内」というのは、((75÷36)−1)の整数解=1コマが許容される最大滑りコマ数となる。本発明の「制限時間」はこれに準ずる。
表示窓80には、遊技結果を判定する有効ラインを表示する線画や模様、ライン電飾等は意図的に付していない。表示窓80の窓越しに表示される複数列及び複数段の図柄表示位置、すなわち、左・中・右リール1L,1C,1Rの3列とそれぞれの上・中・下の3段との、列と段で特定される3×3=9個の図柄表示位置において、例えば上段ライン(左上−中上−右上)のみを有効ラインとしている。もっとも、中段ライン(左中−中中−右中)、下段ライン(左下−中下−右下)、右下がりライン(左上−中中−右下)、右上がりライン(左下−中中−右上)、上V字ライン(左上−中中−右上)、下V字ライン(左中−中下−右中)等、同一段又は一段違いで隣接する図柄表示位置同士を1本の直線又は折れ線で結んだ他のラインを有効ラインとしてもよいし、上段ラインを含めた2本以上のラインを有効ラインとしてもよい。
操作部8Sには、遊技媒体たる遊技メダルを投入するメダル投入口2、遊技者操作を演出に関与させるプッシュボタンPBとダイヤルDAをもつジョグダイヤルJD、貯留装置の電磁的記録すなわちクレジットから一回の遊技に必要な規定数(通常は3枚(3BET)、第二種特別役物CBの作動中は2枚(2BET))の掛けメダルを引き落とすベットボタン3、クレジットに残る数のメダルをメダル受皿8Gに落す精算ボタン4、メインリール100の各リール1L,1C,1R及びサブリール700の各リール7L,7C,7Rの変動表示(可変表示或は回転とも言う)を開始させるスタートスイッチとなるスタートレバー5、各リール1L(7L),1C(7C),1R(7R)に対応して設け、対応するリールの変動表示(可変表示或は回転)を個別に停止表示させるストップスイッチとなる左ストップボタン6L、中ストップボタン6C、右ストップボタン6R、メダル投入口2下流のメダル詰り時に押すメダル返却ボタン20、ドアキー穴8Kを備える。
液晶表示装置70の下部には、現時のクレジット数を表示させるクレジット表示器DL1、入賞による払出メダル枚数を表示させるペイアウト表示器DL2、充当掛けメダルが1枚、2枚、3枚になる毎に点灯させる1〜3枚ランプEL1〜3、掛けメダルが受付可能なとき点灯させるベットランプELb、スタートレバー5による始動操作が可能なとき点灯させるスタートランプELs、再遊技に係る図柄の組合せが表示されたとき点灯させるリプレイランプELrを含む遊技基本ランプ類30を備える。
ベットランプELbの点灯時、掛けメダルが0の状態でメダル投入口2からメダル1枚を入れると1枚ランプEL1が点灯し、さらに1枚入れると2枚ランプEL2が点灯し、第二種特別役物CB作動中の規定数となる。第二種特別役物CB作動中を除く通常時は、さらに1枚入れると3枚ランプEL3が点灯し、通常の規定数に達する。規定数の掛けメダルになると、スタートランプELsが点灯し、スタートレバー5による始動操作が可能となる。この状態からメダル投入口2にさらにメダルを入れると、クレジット表示器DL1のカウンタを進め、所定上限数である50枚まで貯留可能となる。入賞により払出されたメダルも50枚まではクレジットに加算され、50枚を超えて払出されたメダルは、メダル払出口8Mからメダル受皿8Gに受止められる。
図2に示すように、メインリール100を構成する各リール1L,1C,1Rのリール帯10L,10C,10Rの外周面には、赤7、白バー、特殊H、スイカ1、スイカ2、スイカ3、スイカ4、ベル、リプレイの全9種類のメイン図柄を、図柄番号0,1〜20に対応させ且つ独特の縦の並びに従って印刷等により配列している。リール帯10L,10C,10の上端と下端は輪状に結ばれ、図柄番号20の上に図柄番号0が連続するようにエンドレスにメイン図柄をスクロールさせる。
図3に示すように、液晶表示装置70に動画及び静止画で映し出すサブリール700を構成する左リール7L,中リール7C,右リール7Rには、メインリールの赤7に対応させた青7、白バーに対応させた黒バー、特殊Hに対応させたハート、スイカ1〜4に対応させたブドウ1〜4、ベルに対応させた星付きベル、リプレイに対応させた星付きリプレイの全9種類のサブ図柄を、図柄番号0,1〜20に対応させ且つ独特の縦の配列関係を不変に保ったまま、表示窓画像800中に連続する3コマを臨ませながら、図柄番号20の上に図柄番号0が連続するようにエンドレスにサブ図柄をスクロール表示により擬似的に回転(変動表示)させ、停止時は表示窓画像800中に連続する3コマを停止表示させる。
サブリール700の各リール7L,7C,1Rの定常回転数は、メインリール100の定常回転数が約79.6回転/分であるのに対して約76.2回転/分と若干遅くしており、これにより非同期化を図っている。約787.5ms(メインリールは約754ms)の定常周期で一回転し、通常の正転時、各サブ図柄は上から下にスクロールし、サブ図柄が一コマ移動するのに要する時間は約37.5ms(メイン図柄は約36ms)である。なお、通常時のリール停止操作から停止までの制限時間は「190ms以内」で、最大滑りコマ数は4コマ、同第二種特別役物の作動時の少なくとも一つのリール停止操作から停止までの制限時間が「75ms以内」で、最大滑りコマ数は1コマであることに変りはない。
特殊H及びこれに対応させたハートは、ATの作動と関連するチャンス目等の構成図柄に用い、例えばピンク色とした目立つ色調によりいわゆる目押しを容易にしている。通常、メインリール100の各リール1L,1C,1Rについては特殊Hを表示窓80内に停止させるように特殊Hを目押し、サブリール700の各リール7L,7C,7Rについてはハートを表示窓画像800内に停止させるようにハートを目押しする停止操作が推奨される。
図4に、内部抽せんでの当せんエリアに応じて作動可能となる条件装置毎のメインリール100における有効ライン上の図柄の組合せを示す。入賞を容易にするための特別の装置である役物として、第二種特別役物CB(以下、単にCBという)に係る役物連続作動装置CBB(以下、単にCBBという)を定義しており、メインリール100において上段に「白バー」−「スイカ1」−「白バー」が表示されると、次ゲームから内部抽せんの結果にかかわらず入賞に係る条件装置を作動させ、所定獲得枚数例えば24枚を超えるメダルが払出されたゲーム限りでCBB及びCBを終了させる。CBB作動中は常にCB作動中となる。CB作動中の規定数は2枚、一回の入賞による払出メダルは1枚又は2枚に限定している。非役物である再遊技役についてはREP1〜15を、同非役物である入賞役すなわち小役についてはNML1〜13を定義している。一つの欄に複数の図柄を列挙しているものがあるが、例えばREP2について言うと、中リール1C及び右リール1Rの図柄は赤7又は特殊H又はベル又はバーという意味である。
例えば、再遊技役REP1は、メインリール100において上段にリプレイが並ぶ通常リプの他、ベルのはずれ目のようなチャンスリプ1を表示できる。また、REP2は中段にスイカが並ぶスイカを、REP5は右上がりにスイカが並ぶ確定スイカを、REP6は中段に赤7が並ぶシングル揃いを、REP9はスイカのはずれ目のようなチャンスリプ2を、REP10は中段及び右下がりに赤7が並ぶダブル揃いを、REP12は右上がりに特殊Hが並ぶ確定チャンスリプ1を、REP13は中段に特殊Hが並ぶ確定チャンスリプ2を各表示できる。小役NML1〜6は、下段にベルが並ぶ1枚払出しの1枚ベルを、NML7は中段にベルが並ぶ8枚払出しの8枚ベルを、NML10は右上がりにベルが並ぶ3枚払出しの強ベルを、NML11は右下がりにベルが並ぶ3枚払出しの共通ベルを、NML12は小V字形に特殊Hが並ぶ1枚払出しのチャンス目を各表示できる。
共通ベル<スイカ<強ベル<チャンスリプ1<チャンスリプ2<チャンス目の順で、ATの作動及び上乗せに対する期待値を高めており、確定スイカ、確定チャンスリプ1及び確定チャンスリプ2は、ATの作動及び上乗せがほぼ確定する。これらを総称してチャンス役といい、共通ベル〜チャンス目についての前記順位をチャンス役順位といい、確定スイカ〜確定チャンスリプ2を確定チャンス役という。赤7のシングル揃い又はダブル揃いは、役物のボーナスとは異なるいわゆる擬似ボーナスの演出等に用いる。例示の他、もっとたくさんの出目があるのは言うまでもない。なお、擬似ボーナスとは、遊技機規則で定義する役物又は役物連続作動装置とは異なり、AT作動中の優遇的上乗せや、より有利な演出状態へのランクアップ等を可能にする、主に演出上の制御において遊技者に有利に働く特典的な遊技又は遊技区間をいう。
図5に、不当せんを含め、通常リプ以下の、内部抽せんにおける各当せんエリアとその当せん時に作動する条件装置を示す。例えば、当せんエリア中の番号26の押し順ベル1がNML1+7+8というのは、小役NML1と小役NML7と小役NML8が重複当せんすることを意味する。内部抽せんは、スタートレバー5の操作時、後記主制御装置MCのRAM上で高速更新する例えば2バイトカウンタから抽出する乱数値が、その取り得る0〜65535の範囲内に予め区分した何れの当せんエリアに属するかで当該ゲームでの条件装置の作動の可否すなわち当せんフラグの成否を決定する。当せんエリアは、いわゆる設定変更後の初期遊技状態に相当する一般遊技中(以下、一般中という)、CBBの当せんフラグが持ち越されたCBB内部当せん中(以下、内部中という)、CBB作動時のCB作動中(以下、CB中という)の遊技状態に応じて異なる。
一般中は、CBBの抽せんをし、その当せんエリアの数値幅は例えば19737と比較的広く、当せん確率は19737/65536≒1/3.32と高くしている。また、不当せんはなく、再遊技に関する当せんエリアは通常リプ(REP1+15)のみで、例えば、その数値幅は8987とし、再遊技確率は8987/65536≒1/7.3としている。チャンス目(NML8+9+12+13)〜押し順ベル12(NML6+7+9)の各入賞に関する当せんエリアの数値幅は、例えばチャンス目は512、強ベルは400、共通ベルは800、押し順ベル1〜12は各々2925とし、押し順ベル1〜12の何れかが当たる確率は35100/65536≒1/1.87と高くしている。
一般中は、数ゲームの間に早期にCBBに当せんさせるが、左リール1Lの「白バー」、中リール1Cの「スイカ1」、右リール1Rの「白バー」はそれぞれ21コマ中一つしかなく、当せんゲームで「白バー」−「スイカ1」−「白バー」を表示させることは困難で、ほとんどの場合、CBBに当せんした次ゲームから内部中に移行する。なお、通常リプの当せんエリアの数値幅は8980とし、逆スイカ1〜逆確定チャンスリプ2の7つのエリアに各1を割り当ててもよい。一般中は、抽出した乱数値の属する当せんエリア番号0〜38又はこの番号に一対一に対応する表示許可となる図柄の組合せ情報(不当せんはオール0、通常リプ以下は図柄の組合せ(REP1〜NML13)毎に割付けた各ビットに表示許可の1又は表示不可の0をセットした数バイト長のフラグデータ等)が、当該ゲームでの作動に係る条件装置すなわち内部抽せんにより成立したフラグ情報となる。
内部中は、CBBの抽せんをせず、一般中におけるCBBの当せんエリアの数値幅に相当する19737のうち、極少ない例えば1を不当せんに割り当て、残りを通常リプ(REP1+15)〜確定チャンスリプ2(REP1+8〜10+12〜15)の再遊技に関する当せんエリアに加算又はシフトし、例えば、通常リプの当せんエリアの数値幅は一般中の8987に370を加えて9357に、残り19366は逆スイカ1〜確定チャンスリプ2に適宜分散してシフトし、再遊技確率は28723/65536≒1/2.28と高くしている。内部中も、チャンス目(NML8+9+12+13)〜押し順ベル12(NML6+7+9)の各入賞に関する当せんエリアの数値幅は一般中と同一である。
内部中にCBB作動図柄を表示できるのは、ボーナスよりも優先引き込みすなわち有効ラインに停止表示させる図柄の優先順位を高くしている再遊技又は入賞に係る当せんがなく、1/65536で不当せんとなった稀な場合に限られ、CBB作動図柄が表示されてCB中に移行することはあまりない。内部中は、番号0〜37に38を加えた38〜75番又は表示許可となる図柄の組合せにCBBを加えた情報(不当せんはCBB、通常リプはCBB+REP1+15等と、CBBを含めて表示が許可される図柄の組合せに対応するビットに1を立てたフラグデータ等)が、当該ゲームでの作動に係る条件装置のフラグ情報となる。
CB中は、内部抽せんの結果にかかわらず入賞に係る条件装置を作動させるか或は内部抽せんをするとしても全ての入賞に係る条件装置を作動させることから、また、本実施形態ではCB中の再遊技確率は0としていることから、当せんエリアはすべて不当せんに対応させ、事実上内部抽せんをしないのと同じ仕様にしており、毎ゲーム、チャンス目(NML8+9+12+13)〜押し順ベル12(NML6+7+9)の全ての入賞に関する当せんフラグを成立させ、最大滑りコマ数を1コマとする左リール1Lの上段にも何れかの小役を構成する図柄を表示可能としており、全小役の何れかが入賞し得る小役ALL状態にしている。CB中は、24枚を超えるメダルが払出されたゲーム限りで終了し、次ゲームから一般中に戻ることになる。CB中は、小役ALLを識別する番号(例えば76)又は全ての小役の表示を許可する図柄の組合せ情報(全小役NML1+2+・・・+13に対応するビットに1を立てたフラグデータ等)が、当該ゲームでの作動に係る条件装置のフラグ情報となる。
主にATの機能強化を目的として、当せんエリアによっては、ストップボタン6L,6C,6Rの押し順に応じて、重複当せんに係る役の何れを表示させるかを変えている。通常リプ〜逆確定チャンスリプ2は、左リール1Lを第一番目に止める順押しの場合、REP1を上段に表示させて通常リプを表示させるが、AT中のプレミアムモードでの逆押しナビに従って右リール1Rを第一番目に止める逆押しをした場合、本来ならスイカ1〜確定チャンスリプ2の当せん時に表示させるスイカ〜確定チャンスリプ2と同様なチャンス役として機能する逆スイカ〜逆確定チャンスリプ2を表示させ、全体としてチャンス役の出現率を高めている。また、AT中の前置ミッションの成功によりストックすることとしている擬似ボーナスへの突入時の中第一停止の赤7狙いナビに従って、中押しにより赤7の目押しに成功した場合、赤7のシングル揃い又はダブル揃いを表示させ、擬似ボーナスへの突入を効果的に演出するようにしている。
セブン煽りは、逆押し以外の場合に通常リプを表示させるが、逆押し赤7狙いナビに応じて逆押しで赤7を目押しした場合に赤7が揃うかもと見せ掛けて揃わせない。シングル揃い、ダブル揃いは、順押しの場合に通常リプを表示させるが、順押し以外の場合、擬似ボーナスへの突入時の中第一停止の赤7狙いナビに従って、中押しにより赤7の目押しに成功した場合、赤7のシングル揃い又はダブル揃いを表示し、擬似ボーナスへの突入を効果的に演出すると共に、擬似ボーナス中の右第一停止の逆押し赤7狙いナビに従って、逆押しにより赤7の目押しに成功した場合、赤7のシングル揃い又はダブル揃いを表示し、比較的多いメダル純増枚数の上乗せが期待できる優遇的上乗せを可能にする。ダブル揃いが可能になる当せんエリアは例えば合計でも150前後と狭く設定しているが、ダブル揃いが可能となるゲームで中押し赤7狙いのナビが出されて、これに応じて中押しをした場合、次ゲームからプレミアムモードに昇格させている。
バー煽りは、逆押し以外の場合に通常リプを表示させるが、逆押しバー狙いナビに応じて逆押しで白バーを目押しした場合に白バーが揃うかもと見せ掛けて揃わせない。バー煽り逆転は、逆押し以外の場合に通常リプを表示させるが、逆押しバー狙いナビに応じて逆押しで白バーを目押しした場合に白バーが揃うかもと見せ掛けて一旦揃わせないが、引き続く逆押しバー狙いナビに応じて逆押しで白バーを目押しした場合に逆転的に白バーを揃わせる。バー揃い通常は、順押しの場合に通常リプを表示させるが、順押し以外で白バーを目押しした場合に直接又は逆転的にバーを揃わせる。バー揃い1確は、順押しの場合に通常リプを表示させるが、順押し以外で白バーを目押しした場合に直接又は逆転的にバーを揃わせる。バー揃いが可能となる各当せんエリアは例えば合計でも500前後と狭く設定しているが、バー揃いが可能となるゲームであって、しかも、次ゲームのスタートレバー5の操作直後のフリーズの実行が予約され且つ逆押しバー狙いナビも出され、そのナビに応じて逆押しをした場合、次ゲームのスタートレバー5の操作直後のフリーズ実行中に、連続的にメダル純増枚数の上乗せが行えるいわゆる0ゲーム連の特別な上乗せが行える。なお、0ゲーム連とは、ゲームを消化することなく連続的に特典等を付与することをいう。
通常リプ〜確定チャンスリプ2までの再遊技の場合、該当する重複当せんに係る再遊技役の何れを有効ラインに表示させても主制御装置MCで管理する遊技結果は再遊技ということで変りはないことから、リールを停止させる制御において、停止操作時点から0コマ滑り(即止め)、1コマ滑り、2コマ滑り、3コマ滑り、4コマ滑りで有効ラインの上段に表示させることができる計5コマのうちどの再遊技役の図柄を引き込むかの優先度は同一となり、優先度の最も高い図柄を引き込むロジック演算のみでは停止図柄を決定できないことから、どの図柄を引き込むかを予めデータ上に定めた該当する停止制御テーブルを参照して停止図柄を決定することにしている。
チャンス目、強ベルは、押し順に依存しない。共通ベルは、順押しの場合に共通ベルを表示させるが、逆押し又は中押しの場合、強ベルを表示させて、より強いチャンス役を表示させる。右上がりにベルが並ぶ強ベルも、右下がりにベルが並ぶ共通ベルも主制御装置MCで管理する遊技結果は3枚払出しの入賞ということで変りはないことから、共通ベルの場合も、該当する停止制御テーブルを参照して停止図柄を決定することにしている。
押し順ベル1〜3は第一番目に中リール1C、第二番目に左リール1L、第三番目に右リール1Rを止める「中左右」の順番が正解の押し順となり、押し順ベル4〜6は「中右左」の順番が正解の押し順となり、押し順ベル7〜8は「右左中」の順番が正解の押し順となり、押し順ベル9〜12は「右中左」の順番が正解の押し順となる。これら特定の正解停止操作である正解の押し順操作がされたとき投入遊技媒体数の3枚を超える高配当8枚の遊技媒体を獲得できる。押し順ベル1〜12は本発明でいう特定入賞役である。正解の押し順以外は不正解の押し順となり、左第一停止の順押しをした場合、NML1〜6を上段に表示できてメダルの払出しが1枚となることもあれば、取りこぼして払出し無しとなることもあり、その他の押し順ではNML7以外を上段に表示させてメダルの払出しが1枚となる。
押し順ベル1〜12では、正解の押し順の場合、払出しが多い8枚小役NML7に係る図柄の優先度を最も高くするロジック演算を行うが、同一優先度の停止候補が複数になる場合もあることから、該当する停止制御テーブルを参照して停止図柄を決定することにしている。例えば押し順ベル1の当せんエリアでは、不正解の押し順の場合、1枚小役はNML1とNML8の2つあり、8枚小役NML7の1つよりも多いことから、1枚小役に係る図柄の優先度を最も高くするロジック演算を行うが、同一優先度の停止候補が複数になる場合もあることから、該当する停止制御テーブルを参照して停止図柄を決定することにしている。
以上の内部抽せん仕様において、重要な点は、通常リプ〜確定チャンスリプ2までの再遊技役に取りこぼしはなく、必ず再遊技作動図柄が表示され、入賞役(小役)についても取りこぼしはなく、予定されたメダルの払出しを受けることができ、押し順ベル1〜12も正解の押し順で停止操作がされる限りにおいて8枚の払出しが約束され、メインリール100の目押しができなくとも、さらに言うと、メインリール100を見ずにサブリール700に注目して遊技をしても不利な結果にならないようにしている点である。なお、当せん確率の低いチェリー相当のレア小役に位置づけられるチャンス目はNML8+9+12+13としているが、例えばNML12+13のみとすることにより、取りこぼしが生じるようになるが、ATの作動抽せんは、チャンス目に当せんしたことにより実行することとしており、チャンス目が入賞するか取りこぼすかには関係せず、たとえ一部に取りこぼす可能性のある小役が含まれていても、1枚メダルを損することはあるが、大勢には影響しない。
ATの作動抽せんに当せんできて、ATの作動という演出上の特典を受ける権利が生起された後、実際にATが作動される特典付与に至るまでの前兆ゲーム期間を除き、サブリール700の停止出目はメインリール100の停止出目と同様になる。メインリール100の図柄番号と同じ図柄番号でサブリール700を目押しをすれば、メイン図柄と同様なサブ図柄が停止される。ただし、サブリール700とメインリール100とは非同期で変動表示しているため、例えば、チャンス目の当せん時、サブリール700でハートを狙う推奨停止操作をした場合にサブリール700の上段にNML12相当の「ハート」−「ブドウ2」−「ハート」を表示でき、上V字ライン(左上−中中−右上)に「ハート」をV字形に並べることができるが、多くの場合、非同期のメインリール100の上段には「特殊H」−「スイカ2」−「特殊H」は並ばず、「特殊H」がV字形に並ぶことはほぼない。この場合、メインリール100には、重複当せんに係る他の小役であるNML8又は9或は13の図柄の組合せが上段に表示されていることになる。一方、ATの作動抽せんに当せん後、実際にATが作動されるまでの前兆ゲーム期間中、サブリール700においては、ATの作動を開始させる特典付与の条件とする特定停止態様として例えば青7のシングル揃いやダブル揃い等が4コマの最大滑りコマ数の範囲内で得られる等の特殊制御を行うこととしている。
図6に示すように、メインリール100の各リール1L,1C,1Rの外周の所定角度位置例えば図柄と図柄との境目の位置には、突起物から成るリールインデックス1Li,1Ci,1Riを一体化している。また、任意の固定した回転角、例えば表示窓80中の中段等に定める1コマ分の停止基準位置を図柄番号0の図柄が通過するときに各リールインデックス1Li,1Ci,1Riが横切る関係になる静止部材側の所定位置には、ホトセンサから成るインデックスセンサ11L,11C,11Rを配置している。こうして、各インデックスセンサ11L,11C,11Rに各リールインデックス1Li,1Ci,1Riが横切る毎に、停止基準位置を通過する図柄番号を0番に、励磁パルスのステップ更新数を管理するステップカウンタに基点ステップ数値を格納するようにしている。なお、停止基準位置は、表示窓80中の中段に定める他、上段でも下段でも枠外(表示窓80中以外)でもよく、停止基準位置と有効ラインとが異なる場合には、停止基準位置に停止図柄を停止させると有効ラインに当せん役に係る図柄が表示される関係になるように停止図柄を決定し、この決定した停止図柄を停止基準位置に停止させるようにメインリール1L,1C,1Rの停止制御を行うものとしている。
メインリール100の各リール1L,1C,1Rに駆動軸たるシャフトSHを結合させる各ステッピングモータ12L,12C,12R(SM)は、鉄芯外周に多数のロータ小歯をもつ永久磁石内蔵式のロータRmと、磁極内周に複数のステータ小歯をもつ複数組の磁極にA相、B相、C相(Aバー相(Aの反転相))、D相(Bバー相(Bの反転相))の巻線を巻回したステータSwとを有し、一の巻線をオンにする1相励磁パルスを供給するステップと、一の巻線及び隣接する他の巻線をオンにする2相励磁パルスを供給するステップとを交互に繰返す1−2相励磁により、励磁パルスの1ステップ更新により半ステップ角(2ステップ更新により1ステップ角)ずつ変位させる。また、励磁パルスのステップ更新方向を変更することにより正転と逆転とを可能にしている。
本実施形態では、1ステップ角が約1.43度、励磁パルスを1ステップ更新する割込み時間tは1.496ms、504ステップで一回転する仕様のものを用いている。よって、一コマの移動は504/21=24ステップでされる。一コマ分の24ステップのステップ数は23〜1,0の降順で管理しており、各インデックスセンサ11L,11C,11Rによる各リールインデックス1Li,1Ci,1Riの検出時に、図柄番号0と共に基点ステップ数値として23をセットし、励磁パルスを1ステップ更新する毎に、ステップカウンタの値を23から22,21,・・・1,0と更新する。ステップカウンタが0になった次のステップ更新により、図柄番号を1に、ステップカウンタの値に23をセットする。なお、図柄番号及びステップカウンタの格納エリアは、メインリール100の各リール1L,1C,1R毎に次記主制御装置MCのRAMに確保している。
遊技機筐体8Bの内部に組込む制御装置CNは、遊技機規則でいう主基板に対応する主制御装置MCと、この主制御装置MCから一方向性通信仕様に従って送信する情報を受信する遊技機規則でいう「周辺基板」に対応する周辺制御装置SCとを含む。一方向性通信仕様とは、主基板に関して遊技機規則で規定する「周辺基板が送信する信号を受信することができるものでないこと」を満たす通信仕様をいう。現行の遊技機規則で定義する「副基板」は主基板の概念に含まれ、古くから業界内で区別してきた、遊技の結果に影響を及ぼし又は及ぼすおそれがある機能を有するメイン側とこのような機能のないサブ側との関係は、メイン側が「主基板」すなわち「主制御装置」、サブ側が「周辺基板」すなわち「周辺制御装置」となる。
主制御装置MCは、メインCPU、ROM、RAMを備える。入力ポートI1に、各インデックスセンサ11L,11C,11R、各ストップボタン6L,6C,6R、ベットボタン3、精算ボタン4、スタートレバー5、メダル投入口2の下流に設ける投入メダルセンサ21、遊技機筐体8Bに内蔵するメダル払出装置HPの出口に設ける払出メダルセンサ23の各信号を入力している。出力ポートO1から、各ストップボタン6L,6C,6Rの内蔵LED61,62,63を、モータドライバ回路Dr1を介して各ステッピングモータ12L,12C,12R(SM)を、LEDドライバ回路Dr2を介して遊技基本ランプ類30を、ソレノイドドライバ回路Dr3を介してリール始動後に追投入されるメダルをメダル受皿8Gに落すメダルブロッカー22を、モータドライバ回路Dr4を介してメダル払出装置HPのメダル払出モータ24を各制御している。
主制御装置MCのROM上には、規定数の掛けメダルの投入下、スタートレバー5の操作により上記内部抽せんを実行する内部抽せん手段K、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から最低遊技間隔の4.1秒経過後に各リール1L,1C,1Rを正転させ、内部抽せんの結果とストップボタン6L,6C,6Rの操作とに基づいて、ロジック演算及び停止制御テーブルにより、許容される最大滑りコマ数の範囲内で当せん役に係る図柄を引き込み且つ当せんしていない役に係る図柄の組合せの完成を阻止する蹴飛ばしを行い、対応するリール1L,1C,1Rを各停止させる可変表示制御手段を構成するリール制御手段S、遊技結果が入賞なら所定枚数のメダルを払出すメダル払出手段M、一般中のCBB当せんゲームでCBB非作動なら次ゲームから内部中に移行させ、一般中のCBB当せんゲーム又は内部中にCBB作動なら次ゲームからCB中に移行させ、CB中の払出しが24枚を超えたなら次ゲームから一般中に移行させる遊技状態移行手段J、遊技結果が再遊技の作動なら次ゲームの掛けメダルを自動投入するメダル自動投入手段E、内部抽せんの実行に引き続いて実行するフリーズ抽せんでの当せんに基づく所定実行条件の具備下、本来の遊技進行を一時中断し、主制御装置MCから提供可能な遊技者利益に係る遊技結果、すなわち、メダルの払出し、再遊技の作動、役物の作動、遊技状態への移行という何れの遊技結果も生じさせないフリーズを実行させるフリーズ実行手段Fとを構築している。
周辺制御装置SCは、サブCPU、ROM、RAMを備える。入力ポートI2に、主制御装置MCからの送信情報、ジョグダイヤルJDの信号を入力している。出力ポートO2から、ランプドライバ回路Dr5を介して表示窓80に臨む9つの図柄をリール帯10L,10C,10Rの背面から照明するリールバックランプBL1〜9を、LEDドライバ回路Dr6を介して装飾ランプ88を、LCDドライバ回路Dr7を介して液晶表示装置70を、パワーアンプ回路Dr9を介してスピーカ91〜94を各制御している。主制御装置MCから周辺制御装置SCへの送信情報には、ベットボタン3の操作情報を含むメダル投入情報、スタートレバー5の操作情報を含むリール始動情報、内部抽せんによる当せんフラグ情報、ストップボタン6L,6C,6Rの操作情報、遊技結果情報、遊技状態情報、フリーズの実行予約を含むフリーズ実行情報、エラー情報等、主制御装置MCで検出し又は実行する各種情報が含まれる。
周辺制御装置SCのROM上には、サブリール700の各リール7L,7C,7Rをメインリール100の各リール1L,1C,1Rと連動して変動表示させ、ATが作動される特典付与に至るまでの前兆ゲーム期間を除く通常時、対応するストップボタン6L,6C,6Rの停止操作と内部抽せんによる当せんフラグ情報とに基づいて、メインリール100と同様なロジック演算及び停止制御テーブルにより、許容される最大滑りコマ数の範囲内で当せん役に係るサブ図柄を引き込み且つ当せんしていない役に係るサブ図柄の組合せの完成を阻止する蹴飛ばしを行い、サブリール700の各リール7L,7C,7Rを各停止表示させ、ATが作動される特典付与に至るまでの前兆ゲーム期間は、ATの作動を開始させる特典付与の条件とする例えば青7のシングル揃いやダブル揃い等の特定停止態様が4コマの最大滑りコマ数の範囲内で得られ、たとえ特定停止態様が得られない場合にも、前兆ゲーム期間でない通常時の停止出目とは異なる停止出目であってATの当せんを示唆させる特定のリーチ目が得られる特殊制御を行うサブリール制御手段SSを構築している。なお、前兆ゲーム期間中、ATの作動抽せんに当せん後の次ゲームから或は当せん後の数ゲーム後のゲームから、液晶表示装置70上のサブリール700の周囲にATの作動が近いかも?と示唆させる連続演出を動画展開させ、さらに連続演出の開始から数ゲーム後にはATの作動が100%確実である旨の確定演出を出すものとしており、連続演出中或は連続演出が出るよりも早い段階で、サブリール700において表示されるリーチ目の察知により、確定演出が出る前の極力早い段階で、青7のシングル揃いやダブル揃い等の特定停止態様を表示可能にしている。これにより、あたかも役物に係るボーナス搭載機等のように、リーチ目の察知により攻略性がより高まる面白味を遊技者に提供できるようにしている。
また、周辺制御装置SCのROM上には、押し順ベル1〜12の正解の押し順報知を含む所定のナビ情報を報知させるナビ情報報知手段Xを構築している。このナビ情報報知手段Xは、ATの作動抽せんを実行するAT作動抽せん手段Y1、前兆ゲーム期間中にサブリール700上で青7シングル揃い又はダブル揃いさせることができたときATを実作動させるサブリール契機特典付与手段V1、前兆ゲーム期間中にメインリール100の各リール1L,1C,1Rの特定図柄例えば特殊Hが中段に位置されたときに各ストップボタン6L,6C,6Rが押されたときATを実作動させるメインリール契機特典付与手段V2、所定の上乗せ契機により例えばAT終了までのメダル純増枚数やゲーム数等を上乗せするAT上乗せ手段Y2、AT中に押し順ベル1〜12の正解の押し順等を液晶表示装置70上の表示ナビ及び又はスピーカ91〜94からの音声ナビにより知らせるATナビ情報出力手段Z1、前兆ゲーム期間中に液晶表示装置70に「液晶リールで青7を揃えろ!」等のミッション告知等の特定ナビを出す特定ナビ情報出力手段Z2、ゲームの進行に伴いATの作動が継続し得るゲーム数又はメダル純増枚数が0若しくは0以下になったことを契機にATの作動を終了させるAT終了手段Wを含む。AT作動抽せん手段Y1は、本発明でいう予め定めた生起条件の具備により遊技者に有利に働く演出上の特典を受ける権利を生起させる特典生起手段を構成する。
また、周辺制御装置SCのROM上には、非AT下において左リール1Lを第一番目に停止させる順押し以外で停止操作をした場合、AT下においてナビに従わない停止操作をした場合に、例えばAT作動までの天井ゲーム数の減算を所定ゲーム期間ストップしたり、チャンス役等を契機としたATの作動や上乗せについての抽せんを所定ゲーム期間留保する等の遊技者に不利となる所定ペナルティを課すペナルティ手段Pと、非AT下ではATの作動抽せん仕様を低確、通常、高確、超高確、天国(超々高確)の何れかとし、AT下では上乗せ抽せん仕様をノーマル(通常)、スペシャル(特定チャンスゾーンへの突入について優遇)、プレミアム(特定チャンスゾーンへの突入を含む全ての上乗せ契機について優遇)の何れかとするモード移行手段Qを構築している。
図7に示すように、主制御装置MCの遊技状態は、一般中、内部中、CB中の3つあるが、設定変更後又は電源オン時のオールリセット処理後は、一般中から早期に内部中に移行し、ほぼ全営業時間を通じて内部中に止まることになる。周辺制御装置SCにおける非AT下での低確〜天国の5つのモードは、設定変更時やAT終了時等にする初期選択抽せんにより何れかが選ばれた後、チャンス役等を契機としたモード移行抽せんにより高確側にランクアップできる。また、AT下でのノーマル〜プレミアムの3つのモードは、非AT下でのモードに応じて、ATの作動抽せん結果を演出するために液晶表示装置70上でパチンコ機の図柄変動に似せて実行することとしているAT当否導出用図柄の図柄種別に対応させて何れかが振分けられる。AT中、ノーマルからスペシャルへはチャンス役等を契機としたランクアップ抽せんにより移行でき、ノーマル又はスペシャルからプレミアムへは特定ミッションの成功等により移行できる。
AT作動抽せんの契機は、例えば、次の1)〜4)の4とおり設けている。
1)チャンスゾーン自力当せん
主制御装置MCから受信する当せんフラグ情報が主にチャンス役に係る場合に、周辺制御装置SCで非AT下のモードに応じてする突入抽せんにより突入する所定ゲーム期間(例えば7ゲーム)のチャンスゾーンにおいて、主制御装置MCから受信する当せんフラグ情報に基づいて、当せんフラグ情報及び非AT下のモード別に当せん範囲を設定した、周辺制御装置SCでする自力抽せんに当せんしたとき、演出上の特典たるATを作動させる権利が生起され、7ゲームのチャンスゾーンに引き続く前兆ゲーム期間において、液晶表示装置70上に出す「液晶リールで青7を揃えろ!」等のミッション告知に応じてサブリール700上で図1のような青7揃いの特定停止態様で停止表示できると、サブリール700を契機としてATが実作動される。青7を揃えることができないゲームが所定期間例えば5ゲーム続くと、液晶表示装置70上に「メインリールで特殊Hを中段に狙え!」等の追加メッセージを出し、回転中のメインリール100の各リール1L,1C,1Rについて特殊Hが中段に位置されたときにストップボタン6L,6C,6Rを押すことができるとメインリール100を契機としてATが実作動される。なお、メインリール100を契機としてATが実作動される場合、メインリール100の停止態様たる出目に特殊Hが並ぶことはほぼなく、多くはいわゆるバラケ目となり、また、サブリール700の出目も特定のサブ図柄が並ぶことはほぼなく、多くはバラケ目になることから、特殊Hを中段位置で押すことができた当該ゲームの全リール停止後又は次ゲームの開始時に、サブリール700を自動的に再始動(スクロール表示)させて青7揃い等をさせるか、再始動を伴わずにいきなりバラケ目の表示を青7揃いの表示に変化させる等の演出を行うようにしている。
2)直撃当せん
主制御装置MCから受信する当せんフラグ情報に基づいて、当せんフラグ情報及び非AT下のモード別に当せん範囲を設定した、周辺制御装置SCでするAT直撃抽せんに当せんしたとき、ATを作動させる権利が生起される。その当せん確率は、チャンスゾーンへの突入率よりも総じて低いが、チャンス役順位が高いほど高く、確定チャンス役では100%にしている。ATを作動させる権利の生起に引き続く前兆ゲーム期間において、同様に、サブリール700上で青7揃いさせるか、メインリール100の特殊Hを中段で押すことができると、ATが実作動される。
3)天井到達
天井は例えば固定の750ゲームとしており、周辺制御装置SCで前回のAT終了後からカウントするゲーム数がATの作動がないまま750ゲームに達したとき、ATを作動させる権利が生起される。天井到達後、引き続く前兆ゲーム期間において、同様に、サブリール700上で青7揃いさせるか、メインリール100の特殊Hを中段で押すことができると、ATが実作動される。天井は固定ゲーム数とする他、前回のAT終了時に周辺制御装置SCでする天井ゲーム数抽せんにより例えば1〜1200ゲームの間で決定してもよい。
4)ポイントによる当せん
再遊技の連続やチャンス役により、周辺制御装置SCにおいて一回10〜5000ポイントを加算した結果の累計ポイントが所定数(例えば10000ポイント)となったことを条件に、周辺制御装置SCでするポイント達成時抽せんで当せんしたとき、ATを作動させる権利が生起され、引き続く前兆ゲーム期間において、同様に、サブリール700上で青7揃いさせるか、メインリール100の特殊Hを中段で押すことができると、ATが実作動される。ポイント達成時抽せんでのATの当せん確率は例えば1/2としている。もっとも、抽せんを経ずに、或は、抽せんは単なる演出上の見せ掛けとし、ポイントが貯まったことのみを条件にATを作動させる権利を生起させてもよい。
上乗せ契機は、例えば、次の1.〜6.の6とおり設けている。
1.初期上乗せ
ATが実作動された作動開始序盤の所定の初期ゲーム期間例えば5又は10ゲームの間は、毎ゲーム、例えば20〜300枚のメダル純増枚数を上乗せする1ゲーム連の上乗せ特化ゾーンにしており、連続的な上乗せを行う。
2.チャンス役上乗せ
ATの実作動中、チャンス役順位が高いほど当せん確率を高くし且つ確定チャンス役では100%としたチャンス役上乗せ抽せんに当せんしたとき、上乗せ契機とし、メダル純増枚数について単発的な上乗せを行う。
3.ストック擬似ボーナス中上乗せ
ATの実作動中、チャンス役等を契機とした突入抽せんにより突入する所定ゲーム期間(例えば7ゲーム)の前置チャンスゾーンにおいて前置ミッション(例えば逆押しでハートを停止させる等)の成功によりストックすることとしている1以上の擬似ボーナスを順次放出するとき、一ボーナスにつき例えば30ゲームの間、上乗せ確率を総じて高めた高確率上乗せゾーンとし、この間、チャンス役等に基づく当せん又は青7のシングル揃い又はダブル揃いにより上乗せ契機とし、メダル純増枚数について集中的な上乗せを行う。なお、この高確率上乗せゾーンの30ゲームの間は、上乗せのみ行い、残メダル純増枚数の減算はしない減算停止期間としている。
4.特別擬似ボーナス中上乗せ
ATの当せん導出時にAT当否導出用図柄のうち極稀にしか出現させないレア図柄種別と対応づけて極低い確率でプレミアムモードに振分けられた場合、又は、ATの実作動中のバトル演出で全対戦相手に勝利した場合、上乗せ確率を顕著に高めた特別な高確率上乗せゾーンとした特別擬似ボーナスに移行させ、この間(例えば30ゲームの間)、チャンス役等に基づく当せん又は青7のシングル揃い又はダブル揃いにより上乗せ契機とし、メダル純増枚数について集中的な上乗せを行う。なお、この特別擬似ボーナスの30ゲームの間は、上乗せのみ行い、残メダル純増枚数の減算はしない減算停止期間としている。
5.ミッション成功時上乗せ
ATの実作動中、モード(ノーマル、スペシャル、プレミアム)に応じて、チャンス役等を契機とした突入抽せんにより突入する所定ゲーム期間(例えば4ゲーム)の特定チャンスゾーンにおいて特定ミッションに成功したとき(例えば頂上バトルでの勝利等)、液晶表示装置70上のルーレットゲーム等の振分演出後、直乗せが選ばれた場合は次の1ゲーム、4ゲーム保証付の1ゲーム連が選ばれた場合は少なくとも4ゲームの連続したゲームについて、上乗せ契機とし、メダル純増枚数について単発又は連続的な上乗せを行う。
6.0ゲーム連上乗せ
主制御装置MCで内部抽せんによりバー揃いが可能となる当せんフラグが成立し且つフリーズ抽せんにより次ゲームのスタートレバー5の操作直後のフリーズの実行が予約され、周辺制御装置SCで逆押しバー狙いナビが液晶表示装置70上に真正に表示され、現に逆押しがされたことを主制御装置MCで検出した場合、メインリール100及びサブリール700の全停止後、バー揃いした場合及びバー揃いしなかった場合を含めて、次ゲームのスタートレバー5の操作直後のフリーズ実行中に、全リールをスロー逆転等させて各特殊H又はハートを上段に揃えて一旦停止させ、続いて、ナビに従うベットボタン3の操作により全リールをスロー正転等させて特殊H又はハートを下段に揃えて一旦停止させ、引き続いて、ナビに従うベットボタン3の操作により全リールをスロー逆転等させて特殊H又はハートを中段に揃えて一旦停止させ、以後、スタートレバー5の操作に基づくフリーズ継続抽せんでフリーズの継続が途絶えるまでこれらの動作を繰返し、一旦停止毎に、例えば50〜1000枚のメダル純増枚数を上乗せする0ゲーム連の特別な上乗せ契機としている。
以上の実施形態では、ATが実作動されるまでの前兆ゲーム期間中は、毎ゲーム、サブリール700での青7揃いのミッションを達成できる特殊制御とし、或は、メインリール100での特殊Hの中段押圧の成功によりATの実作動を許可するものとしたが、内部当せんで特定の役に当せんしたとき、例えば停止操作のタイミングや停止操作の順序で遊技結果が変らない通常リプ等の当せん時にのみ、液晶表示装置70上に「液晶リールで青7を揃えろ!」等のミッション告知メッセージを出してサブリール700での青7揃いによるATの実作動を許可したり、液晶表示装置70上に「メインリールで特殊Hを中段に狙え!」等の追加メッセージを出してメインリール100での特殊Hの中段押圧の成功によるATの実作動を許可し、内部当せんで特定の役に当せんできなかったときには、前記ミッション告知メッセージや前記追加メッセージを出さず、サブリール700については、特殊制御によらずに当せんに係る入賞役や再遊技役に応じたサブ図柄の組合せを表示して青7揃いを回避したり、メインリール100については、特殊Hの中段押圧に成功してもATの実作動の条件具備としない或は所定期間先延ばしする等の仕様に変えてもよい。要するに、内部抽せんで特定の当せんエリア(例えば通常リプ)に当せんした場合にのみATの作動を許可する仕様であり、この仕様によれば、前記ミッション告知メッセージや前記追加メッセージに応じて順押し以外の逆押しや中押しがされた場合に、ATの作動と共に押し順ベル1〜12の何れの正解押し順とたまたま一致して高配当のメダルの払出しもあるといった予定外のサービスの提供を未然に防止できると共に、内部当せん役に取りこぼしのある入賞役が含まれている場合において、前記ミッション告知メッセージや前記追加メッセージが、取りこぼしのある入賞役の当せん時に取りこぼしを誘発させるナビと看做される恐れも排除でき、遊技の公平性をより厳格に担保できる。
以上の実施形態では、サブリール700を液晶表示装置70に映し出す液晶リールで構成したが、メインリール100と同様なステッピングモータ駆動式の機械式リールで構成してもよい。また、以上の実施形態では、サブリール700のサブ図柄の配列をメインリール100のメイン図柄と同様な配列とし、ATが実作動されるまでの前兆ゲーム期間を除いてメインリールと同様な停止制御をするようにしたが、これに限らず、サブリール700のサブ図柄の配列をメインリール100のメイン図柄と異なる配列とし、内部抽せんの当せんフラグが再遊技役に関する場合は再遊技の当せん、入賞役のうち押し順ベルに関する場合は同じ正解押し順で高配当のメダルを獲得できる押し順役の当せん等とメインリール100上の役とサブリール700上の役とを適宜対応させ、異なる配列のサブ図柄の組合せにより内部当せん役と整合する停止制御を行うようにしてもよい。また、前兆ゲーム期間での青7揃い等を可能にする特殊制御と同様に、前兆ゲーム期間以外でも、内部抽せんの当せんフラグに違反しない範囲内でもっと柔軟に停止表示させるサブ図柄の組合せを決定してもよい。
以上の実施形態では、ATの作動等を周辺制御装置SCで抽せんするようにしたが、主制御装置MCで抽せんするようにしてもよい。
回胴式遊技機は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第7号のぱちんこ屋の営業に供されるのが本来であるが、本発明に係る遊技機はこれに限らず、同法律第2条第1項第8号の店舗等の営業に供されるスロットマシンや、同法律の規制が及ばないアーケードゲーム機等にも適用できる。なお、以上の説明中、確率や数字、図柄の組合せ等は一例示に過ぎないのは言うまでも無い。
100;メインリール,700;サブリール
1L,7L;左リール,1C,7C;中リール,1R,7R;右リール
1Li,1Ci,1Ri;リールインデックス
11L,11C,11R;インデックスセンサ
SM(12L,12C,12R);ステッピングモータ
2;メダル投入口、3;ベットボタン、4;精算ボタン
5;スタートレバー(スタートスイッチ)
6L,6C,6R;各ストップスイッチ
6L;左ストップボタン、6C;中ストップボタン、6R;右ストップボタン
7;演出表示装置、70;液晶表示装置
8;リールパネル、80;表示窓、800;表示窓画像
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
K;内部抽せん手段、S;リール制御手段
M;メダル払出手段、E;メダル自動投入手段
J;遊技状態移行手段、F;フリーズ実行手段
SS;サブリール制御手段、X;ナビ情報報知手段
Y1;AT作動抽せん手段、Y2;AT上乗せ手段
V1;サブリール契機特典付与手段、
V2;メインリール契機特典付与手段
Z1;ATナビ情報出力手段、Z2;特定ナビ情報出力手段
W;AT終了手段、P;ペナルティ手段、Q;モード移行手段

Claims (2)

  1. 複数コマのメイン図柄を配列した複数のメインリールと、複数コマのサブ図柄を配列した複数のサブリールとを備え、
    遊技媒体の投入下におけるスタートスイッチの操作に基づいて、予め定めた役についての内部抽せんを実行すると共に前記メインリール及び前記サブリールを互いに異なる定常周期で変動表示させ、対応するストップスイッチの操作に基づいて、所定の制限時間内に、前記内部抽せんの結果に応じたメイン図柄で前記メインリールを停止表示させると共に所定のサブ図柄で前記サブリールを停止表示させる遊技機において、
    予め定めた生起条件の具備により遊技者に有利に働く演出上の特典を受ける権利を生起させる特典生起手段と、
    前記特典を受ける権利が生起した遊技中に、前記サブリールを予め定めた特定停止態様で停止表示させたことを契機に、前記特典を付与するサブリール契機特典付与手段と、
    前記特典を受ける権利が生起した遊技中に、予め定めた特定のメイン図柄が特定位置に位置したときにストップスイッチを操作したことを契機に、前記特典を付与するメインリール契機特典付与手段とを含むことを特徴とする遊技機。
  2. 前記特典は、前記内部抽せんにて特定の正解停止操作がされたとき投入遊技媒体数を超える高配当の遊技媒体を獲得できる特定入賞役の当せんがあったとき、正解停止操作を遊技者に知らせるナビ情報報知手段を作動させることとしている請求項1記載の遊技機。
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