JP2005137800A - スロットマシン - Google Patents

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詔八 鵜川
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Abstract

【課題】 射幸性を高めることなく興趣を高めることが可能なスロットマシンを提供すること。
【解決手段】 BBフラグまたはRBフラグの成立ゲームにおいて、BBフラグまたはRBフラグの当選確率の逆数よりも大きい複数の異なるゲーム数からいずれか1つの規定ゲーム数を選択し、選択した規定ゲーム数にわたりBB入賞またはRB入賞を発生させることが困難なリプレイタイムに制御する。また、BBフラグまたはRBフラグの成立状態においてBBフラグ及びRBフラグの抽選を行わないようにする。
【選択図】 図12

Description

本発明は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに関する。
この種のスロットマシンでは、可変表示装置に導出表示された表示結果が、予め定められた入賞態様となった場合に入賞が発生する。これら入賞が発生するか否かは、表示結果が導出表示される以前に行われる内部抽選により決定される。詳しくは、この内部抽選に当選することでその旨を示す内部当選フラグ(決定情報)を設定するとともに、内部当選フラグが設定されていることを条件に、この内部当選フラグにより許容された入賞が発生可能とされている(例えば、特許文献1参照)。これら内部当選フラグのうち、ビッグボーナス入賞等、遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるための特別入賞の発生を許容する内部当選フラグを次ゲーム以降に持ち越せるようになっており、当該内部当選フラグの持越中においては、特別入賞の発生を許容する内部当選フラグの抽選は行われないものが一般的である。
一方、近年においては、特別入賞の発生を許容する内部当選フラグを、次ゲーム以降に持ち越すとともに、更に内部当選フラグが持ち越されている状態でも、内部抽選により特別入賞の発生を許容すると決定した場合には、既に持ち越されている内部当選フラグとは別個に新たに当選した内部当選フラグを持ち越すことができる、すなわち複数の内部当選フラグを持ち越し可能とし、内部当選フラグが持ち越されている場合に、これら内部当選フラグにより許容される特別入賞を発生させることが不可能または困難な状態(以下不可状態と称す)に制御するとともに、当該不可状態の解除条件が成立することで不可状態を解除し、特別入賞を発生させることが可能または容易な状態(以下可状態と称す)とするスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
また、一方で、予告演出中に特別入賞の発生を許容する内部当選フラグが当選した場合において、当該内部当選フラグにより許容される特別入賞が発生しないように制御し、当該内部当選フラグを次回以降のゲームに繰り越すようにしたスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平6−327809号公報(第10−12頁、第9図) 特開2002−272913号公報(第1頁) 特開2002−219212号公報(第1、11−18頁、第1図、第3−5図) 特開2003−10396号公報(第1頁)
前述した特許文献2や特許文献3に記載のスロットマシンにおいては、特別入賞の発生を許容する内部当選フラグが当選した後、不可状態に制御されることで、特別入賞の発生を許容する内部当選フラグが当選した時期と当該内部当選フラグにより許容される特別入賞を発生させることが可能となる時期を異ならせることが可能となり、特別入賞の発生を許容する内部当選フラグの内部抽選を常に一定の確率にて行った場合でも、特別入賞の発生確率を変動させることができるため、興趣を高められるものの、特別入賞の発生を許容する内部当選フラグを複数個持ち越すことが可能であり、多数の内部当選フラグが持ち越されている場合には、特別入賞の発生確率が内部抽選による当選確率を大幅に上回ってしまう場合もあり、過度に遊技者の射幸心を煽ってしまう可能性があった。一方、前述した特許文献4に記載のスロットマシンにおいては、予告演出中に特別入賞の発生を許容する内部当選フラグが当選することで、当該内部当選フラグにより許容される特別入賞が発生しないように制御され、特別入賞の発生を許容する内部当選フラグの内部抽選を常に一定の確率にて行った場合でも、特別入賞の発生確率を若干ながら変動させることができるものの、予告演出の効果を高めるのが目的であるため、興趣を高めるには不十分であった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、射幸性を高めることなく興趣を高めることが可能なスロットマシンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のスロットマシンは、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に遊技者にとって有利な特別入賞を含む入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果を示す決定情報を設定する第1の事前決定手段と、
前記第1の事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容された旨を示す特別決定情報が設定され、該特別決定情報により許容された前記特別入賞が発生しないときに、当該特別決定情報を次ゲーム以降に持ち越すことが可能な決定情報持越手段と、
前記第1の事前決定手段により前記特別決定情報が設定されているときに、前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に前記特別入賞を除く入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果を示す決定情報を設定する第2の事前決定手段と、
前記第1の事前決定手段により前記特別決定情報が設定されていることを条件に、前記特別入賞の発生が不可能または困難な不可状態に制御する不可状態制御手段と、
前記第1の事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされる確率の逆数よりも前記不可状態の解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値が大きく、かつ各々の期待値が異なる複数種類の解除条件から前記不可状態の解除条件を選択する解除条件選択手段と、
前記不可状態において前記解除条件選択手段により選択された解除条件が成立したことを契機として該不可状態を解除し、前記特別入賞の発生が可能または容易な可状態とする不可状態解除手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、特別入賞の発生が許容されたときに、第1の事前決定手段により特別入賞の発生を許容する決定がなされる確率の逆数よりも不可状態の解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値が大きく、かつ各々の期待値が異なる複数種類の解除条件から選択された解除条件が成立するまでの期間にわたり、持ち越されている特別決定情報により許容される特別入賞の発生が不可能または困難な不可状態に制御することが可能とされており、第1の事前決定手段により特別入賞の発生を許容する決定がなされる確率が一定であっても、特別入賞の発生確率に波を持たせることができるため、興趣を高めることができる。また、特別決定情報が既に設定されている状態、すなわち決定情報持越手段において特別決定情報が持ち越されている状態においては第2の事前決定手段により特別入賞を除く入賞の発生を許容するか否かの決定を行い、特別入賞の発生を許容するか否かの決定を行わないようになるため、決定情報持越手段により複数の特別決定情報が持ち越されることがなく、第1の事前決定手段により特別入賞の発生を許容する決定がなされる確率を極端に上回る確率にて特別入賞が発生してしまうことを防止できるため、過度に射幸性が高まってしまうことを防止できる。
尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。
また、特別入賞とは、例えば、通常に比較して入賞の発生確率が高い遊技状態や入賞の発生により通常よりも高い価値が付与される遊技状態等の特別遊技状態の発生契機となる入賞が該当する。
また、特別入賞の発生が困難な不可状態とは、特別入賞が発生する確率が極めて低くなるように制御されている状態である。
また、不可状態解除手段は、不可状態において特別入賞の発生が不可能に制御されている場合に、不可状態を解除して特別入賞の発生が可能な可状態とし、不可状態において特別入賞の発生が困難に制御されている場合に、不可状態を解除して特別入賞の発生が容易な可状態とする。
また、解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値とは、解除条件が成立するまでに要する平均ゲーム数であり、解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値が小さいほど早い段階で解除条件の成立が見込め、解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値が大きいほど遅い段階で解除条件の成立が見込める。
また、上記では、前記第1の事前決定手段により前記特別決定情報が設定されているときに、前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に前記特別入賞を除く入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果を示す決定情報を設定する第2の事前決定手段を備えるようにしているが、前記第2の事前決定手段を備えず、前記第1の事前決定手段により前記特別決定情報が設定されているときにも該第1の事前決定手段が前記特別入賞を含む入賞の発生を許容するか否かを決定するとともに、前記第1の事前決定手段により前記特別決定情報が設定されているときに更に該第1の事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされたときに、以前から設定されている特別決定情報または当該決定により設定される特別決定情報のいずれか一方を無効とする決定情報無効手段を備えるようにしても良く、このようにした場合には、特別決定情報が既に設定されている状態、すなわち決定情報持越手段において特別決定情報が持ち越されている状態においては、更に特別入賞の発生を許容する決定がなされても、以前から設定されている特別決定情報または当該決定により設定される特別決定情報のいずれか一方が無効とされ、決定情報持越手段により複数の特別決定情報が持ち越されることがなく、第1の事前決定手段により特別入賞の発生を許容する決定がなされる確率を極端に上回る確率にて特別入賞が発生してしまうことを防止できるため、過度に射幸性が高まってしまうことを防止できる。
本発明の請求項2に記載のスロットマシンは、請求項1に記載のスロットマシンであって、
前記第1の事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされたときに、前記不可状態に制御するか否かを決定する不可状態決定手段を備え、
前記不可状態決定手段は、前記不可状態に制御するか否かの決定を行うときに、前回の決定において前記不可状態に制御すると決定したときには、前記不可状態に制御すると決定するよりも高い割合で前記不可状態に制御しないと決定することを特徴とする。
この特徴によれば、不可状態に制御するか否かの決定を行うときに、前回の決定において不可状態に制御すると決定したときには不可状態に制御すると決定するよりも高い割合で前記不可状態に制御しないと決定するので、前回の決定において不可状態に制御すると決定したときに特別入賞の発生を許容する決定がなされたときには、その時点から特別入賞を発生させることが可能または容易となる割合が高まるため、一層興趣を高めることができる。
本発明の請求項3に記載のスロットマシンは、請求項1または2に記載のスロットマシンであって、
前記第1の事前決定手段及び前記第2の事前決定手段は、前記賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームが付与される再遊技入賞を含む入賞の発生を許容するか否かの決定を行うとともに、
前記第2の事前決定手段は、前記不可状態に制御されているときに、前記不可状態に制御されていないときよりも高い割合で前記再遊技入賞の発生を許容する決定を行い、
前記スロットマシンは、前記不可状態において前記再遊技入賞に対応する再遊技表示結果が前記可変表示装置の表示結果として導出される割合と、前記不可状態に制御されていない状態において前記再遊技入賞表示結果が前記可変表示装置の表示結果として導出される割合と、が同一の割合となるように前記可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段を更に備えることを特徴とする。
この特徴によれば、有価価値の付与率に対して影響を与えることなく、不可状態に制御することができる。更に、不可状態に制御されて再遊技入賞の発生を許容する決定がなされる割合が高くなっても再遊技表示結果が導出される割合は変動しないため、再遊技表示結果が導出される割合によって不可状態に制御されていることが遊技者に気付かれてしまうことを防止できる。
本発明の請求項4に記載のスロットマシンは、請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシンであって、
前記解除条件選択手段は、前回選択した解除条件の種類に応じて前記解除条件を選択することを特徴とする。
この特徴によれば、前回の不可状態の解除条件の種類に応じて不可状態の解除条件を選択することができる。これにより、例えば、成立するまでのゲーム数の期待値が小さい解除条件を前回選択した場合に、再び成立するまでのゲーム数の期待値が小さい解除条件が高い割合で選択されるようにすれば、連続して特別入賞の発生確率を高めることができる。一方、成立するまでのゲーム数の期待値が小さい解除条件を前回選択した場合に、成立するまでのゲーム数の期待値が大きい解除条件が高い割合で選択されるようにしたり、成立するまでのゲーム数の期待値が大きい解除条件を前回選択した場合に、成立するまでのゲーム数の期待値が小さい解除条件が高い割合で選択されるようにすることで、特別入賞の発生確率を平均化させることができる。
本発明の請求項5に記載のスロットマシンは、請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシンであって、
前記特別入賞が発生したことを契機に通常よりも前記賭数の設定に使用可能な有価価値の獲得期待値が高い特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
前記特別遊技状態の発生中において獲得した前記有価価値の獲得数が所定数に到達したときに該発生中の特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段と、
を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、特別入賞の発生に伴う特別遊技状態は、有価価値の獲得数が所定数に到達すると終了し、所定数を大幅に上回る数の有価価値が獲得できてしまうことを防止できるため、過度に射幸性が高まってしまうことを防止できる。
尚、遊技者にとって有利な特別遊技状態とは、例えば、通常に比較して入賞の発生確率が高い遊技状態や入賞の発生により通常よりも高い価値が付与される遊技状態等が該当する。
本発明の請求項6に記載のスロットマシンは、請求項1〜5のいずれかに記載のスロットマシンであって、
前記第1の事前決定手段及び前記第2の事前決定手段の決定結果を示す情報を含む外部出力が可能な情報を作成する情報作成手段を備え、
前記情報作成手段は、マイクロコンピュータにより構成され、
該マイクロコンピュータが搭載される基板には、該マイクロコンピュータが作成した情報を外部装置に出力する外部接続手段を接続可能にした情報伝達路が形成されていることを特徴とする。
この特徴によれば、事前決定手段の決定結果を示す情報が外部出力可能に作成されるため、該作成された情報により事前決定手段の決定結果に基づき付与が見込まれる有価価値を正確に把握できるようになり、例えば、第3者の試験機関による検査を、市場に出回るスロットマシンに非常に近いデータにて行うことができ、スロットマシンが適正な性能を有しているかをより正確に判断することができる。また、情報作成手段を構成するマイクロコンピュータが搭載される基板には、外部接続手段を接続可能にした情報伝達経路が形成されているため、情報作成手段にて作成された情報を外部装置にて利用する場合には、外部接続手段を設けるのみで外部装置を簡単に接続することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施例を図面を用いて説明すると、図1に示すように、本実施例のスロットマシン1には、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リールともいう)が水平方向に並設されており、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄がスロットマシン1の前面に設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ34L、34C、34R(図2参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各リール2L、2C、2Rの回転を停止させることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
また、本実施例のスロットマシン1には、メダルが投入可能なメダル投入部4、クレジットを用いて賭数を設定する際に操作される1枚BETスイッチ5及びMAXBETスイッチ6、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが設けられている。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6、または1枚BETスイッチ5を操作すれば良い。所定数の賭数が設定されると、設定された賭数に応じて入賞ラインL1〜L7(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。本実施例では賭数として最大賭数である3が設定された時点でゲームが開始可能な状態となる。尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であれば良い。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出表示される。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴9(図1参照)から払い出されるようになっている。
図2は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図2に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって主に遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御される。
遊技制御基板40には、前述した1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8Rが接続されているとともに、メダル投入部4から投入されたメダルを検出する投入メダルセンサ31、メダル払出穴9から払い出されるメダルを検出する払出センサ33、リール2L、2C、2Rの基準位置を検出するリールセンサ35が接続されており、これら接続されたスイッチ、センサの検出信号が入力されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、前述したリールモータ34L、34C、34Rが接続されているとともに、メダル払出穴9よりメダルを払い出すためのホッパーモータ32が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、試験信号が外部出力される外部出力基板60が接続されており、遊技の結果に関連して発生する試験信号が外部出力基板60から出力されるようになっている。
遊技制御基板40には、所定の手順で演算を行うCPU、CPUの制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM、必要なデータの書き込み及び読み出しを行うRAMを備えるメイン制御部41、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路42、ホッパーモータ32、リールモータ34L、34C、34Rの駆動制御を行うモータ回路43等、が搭載されており、メイン制御部41は、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサの検出信号を受けて、ゲームの進行に応じた各種の制御を行う。
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面に配置された液晶表示器51(図1参照)、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールランプ55が接続されており、これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
演出制御基板90には、メイン制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備えるサブ制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の駆動制御を行う液晶駆動回路92、演出効果LED52の駆動制御を行うランプ駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94等、が搭載されており、サブ制御部91は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御を行う。
外部出力基板60からは、遊技状態がRB中であることを示すRB中信号、遊技状態がBB中であることを示すBB中信号、賭数を設定するために用いられたメダル枚数を示すメダルIN信号、入賞の発生により払い出されたメダル枚数を示すメダルOUT信号、後述する内部抽選処理により入賞の発生が許容されたときに設定される内部当選フラグが許容する入賞が発生したとみなした場合に払い出されるメダル枚数を示す内部当選信号、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出された旨を示すストップスイッチ信号、リールモータ34L、34C、34Rが駆動中である旨を示すリール制御信号が試験信号として出力される。
外部出力基板60には、出力制御マイクロコンピュータ(以下出力制御MPUと称す)64が搭載されており、出力制御MPU64は、遊技制御基板40から出力されたストップスイッチ信号、リール制御信号、RB中信号、BB中信号、メダルIN信号、メダルOUT信号、内部当選信号に基づいて、これら各信号に対応する外部出力用のストップスイッチ信号、リール制御信号、RB中信号、BB中信号、メダルIN信号、メダルOUT信号、内部当選信号を作成する。尚、これら各信号は、パルス信号であっても良いし、シリアル信号やパラレル信号であっても良い。また、外部出力基板60には、図3に示すように、後述する接続端子61、62が設けられているともに、出力制御MPU64が作成した外部出力用の信号を接続端子61、62に伝達するための配線パターン65が形成されており、出力制御MPU64が作成した外部出力用の信号が、これら配線パターン65及び接続端子61、62を介して外部機器に出力されるようになっている。
これら外部出力される試験信号のうち、ストップスイッチ信号は、ストップスイッチ8L、8C、8Rの検出信号から分岐する信号に基づいて作成される信号であり、リール制御信号は、リールモータ34L、34C、34Rを駆動させるためのモータ位相信号から分岐する信号に基づいて作成される信号である。また、RB中信号、BB中信号、メダルIN信号、メダルOUT信号、内部当選信号は、メイン制御部41に搭載されたメイン制御部41の制御によって出力される信号に基づいて作成される信号である。
外部出力基板60から出力される試験信号は、例えば、第3者機関が型式試験を行う際に利用可能である。型式試験では、ストップスイッチ信号及びリール制御信号に基づいて各ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作から所定時間(本実施例では190ms以内)に対応するリール2L、2C、2Rが停止するか否かを確認することができる。また、メダルIN信号並びにメダルOUT信号に基づいて算出される機械割(一定期間におけるメダルの増減率)が適正な範囲に収束するか否かを確認することができる。また、メダルOUT信号、BB中信号、RB中信号に基づいて全体のメダル払出枚数に対するBB中並びにRB中のメダル払出枚数の比率が算出され、該算出された比率が所定値以下であるか否かを確認することができる。また、メダルIN信号並びに内部当選信号、すなわち実際にメダルの払出がなされたか否かに関わらず内部抽選処理の結果として払い出される可能性のあるメダル枚数を示す信号とに基づいて算出される機械割が適正な範囲に収束するか否かを確認することもできる。更に、内部当選信号、BB中信号、RB中信号に基づいて内部抽選処理の結果として払い出される可能性のあるメダル枚数に対するBB中並びにRB中のメダル払出枚数の比率が算出され、該算出された比率が所定値以下であるか否かを確認することもできる。
図3に示すように、外部出力基板60には、前述した型式試験や開発時にのみ必要となるストップスイッチ信号、リール制御信号、内部当選信号が出力される接続端子61、遊技店に設置された際に、データ表示器やホールコンピュータ等のホール機器にて収集するデータとして用いることも可能なRB中信号、BB中信号、メダルIN信号、メダルOUT信号が出力される接続端子62、が実装されている。これら接続端子61、62は、例えば、試験装置等の外部機器からのプローブを接続可能な信号ピンや試験装置等からのケーブルを接続可能なコネクタにて構成されており、前述したように出力制御MPU64により作成された試験信号が配線パターン65及び接続端子61、62を介して外部機器へ出力される。
このように本実施例では、外部出力基板60に出力制御MPU64により作成された試験信号を接続端子61、62の実装位置に伝達するための配線パターン65が形成されているとともに、当該実装位置には外部機器からのプローブやケーブルを接続可能な接続端子61、62が実装されているため、これら接続端子61、62を介して外部機器を簡単に接続することが可能となる。
また、これら接続端子61、62は、試験装置等を接続するために便宜的に設けられたものであり、特に、ストップスイッチ信号、リール制御信号、内部当選信号は、前述のように型式試験や開発時にのみ必要となる信号であり、これらの試験信号が出力される接続端子61は、遊技店に出荷されるスロットマシン1の外部出力基板60には必要のない接続端子である。このため、本実施例の外部出力基板60には、接続端子61が実装された部分を切断するための切断孔64が形成され、C−C線に沿って切断できるようになっており、遊技店への出荷時には、接続端子61が実装された部分を切断して不用な信号を容易に検出できない状態とすることができる。これにより、例えば、ホール機器にて内部当選信号を検出し、内部当選信号から内部当選フラグの設定状況を特定してその旨を報知する等、型式試験や開発のために出力される試験信号が、これら型式試験や開発以外の目的で容易に利用できてしまうことを防止できる。
尚、本実施例では、外部出力基板60において遊技店へ出荷する際に必要のない信号が出力される接続端子61が実装された部分を切断できる構成としたものを例示したが、接続端子61及び接続端子62の双方が実装された部分を切断できるようにしても良い。
また、第3者機関が試験を行うために提供するスロットマシン1は通常数台程度であり、その他、遊技店に出荷される量産用のスロットマシン1は、これら試験信号を出力する必要性が低いことから、これら量産用のスロットマシン1には、配線パターンは形成されているものの接続端子61を設けない外部出力基板や接続端子61、62双方を設けない外部出力基板を搭載するようにしても良く、これにより量産用のスロットマシン1の製造コストを軽減することができる。更にこの場合には、外部出力基板に接続端子61、62を実装した際に制御MPU64からの信号を伝達するための配線パターンは形成されているため、接続端子61、62を実装するのみで外部機器を簡単に接続することが可能となる。
図4は、各リール2L、2C、2Rの図柄配列を示す図であり、各リール2L、2C、2Rには「1」〜「21」の各図柄番号に対応して、「黒7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ」の図柄が21個配列されている。
本実施例では、図5に示すように、通常遊技状態、後述するリプレイタイム(以下RTともいう)及び後述するBBゲームにおいて「チェリー−any−any」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、2枚のメダルが払い出されるチェリー入賞が発生する。また、「スイカ−スイカ−スイカ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、5枚のメダルが払い出されるスイカ入賞が発生する。また、「ベル−ベル−ベル」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、10枚のメダルが払い出されるベル入賞が発生する。本実施例では、チェリー入賞、スイカ入賞、ベル入賞を小役入賞ともいう。
また、通常遊技状態及び後述するRTにおいて「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、当該ゲームと同一の賭数にて次回のゲームを行うことが可能なリプレイゲーム(再ゲーム)が付与されるリプレイ(再遊技)入賞が発生する。
また、後述するBBゲームにおいて「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、9枚のメダルが払い出されるとともに、後述するRBの発生契機となるJacIn入賞が発生する。また、後述するRBゲームにおいて「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、15枚のメダルが払い出されるJac入賞が発生する。
また、通常遊技状態及び後述するRTにおいて有効化されたいずれかの入賞ライン上に「BAR−BAR−BAR」の組合せが揃った場合には、15枚のメダルが払い出されるとともに、前述したJac入賞が高確率で発生するRBゲームからなるレギュラーボーナス(以下、RBと称す)、すなわち通常遊技状態よりも多くのメダルの獲得が期待できる遊技状態の発生契機となるRB入賞が発生する。
また、通常遊技状態及び後述するRTにおいて有効化されたいずれかの入賞ライン上に「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の組合せが揃った場合には、15枚のメダルが払い出されるとともに、前述した小役入賞及びJacIn入賞が高確率で発生するBBゲーム及びJacIn入賞の発生に伴うRBからなるビッグボーナス(以下BBと称す)、すなわち通常遊技状態よりも多くのメダルの獲得が期待できる遊技状態の発生契機となるBB入賞が発生する。
尚、本実施例では、これらRB入賞の発生を契機として前述したRBを発生させる制御やBB入賞の発生を契機として前述したBBを発生させる制御がメイン制御部41により行われる。
本実施例では、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41が、乱数抽選により入賞の発生を許容するか否かを決定するための内部抽選処理を毎ゲーム実行するとともに、この内部抽選処理においていずれかの入賞の発生が許容されたときに、その旨を示す内部当選フラグを設定する(以下フラグの当選ともいう)。
内部当選フラグは、図5に示すように、各入賞に対応して定められており、内部抽選処理により各々対応する内部当選フラグが当選したことを条件に対応する入賞図柄の組合せが揃うことが許容される。すなわち内部当選フラグが当選したことを条件に対応する入賞の発生が許容されることとなる。
図4に示すように、チェリー入賞、スイカ入賞、ベル入賞、JacIn入賞、Jac入賞の組合せは、内部抽選処理により該当する入賞を許容する内部当選フラグ(チェリーフラグ、スイカフラグ、ベルフラグ、JacInフラグ、Jacフラグ)が当選したことを条件に有効化された入賞ラインに揃う。
また、リプレイ入賞の組合せは、通常遊技状態においては、内部抽選処理によりリプレイ入賞を許容する内部当選フラグ(リプレイフラグ)が当選したことを条件に有効化された入賞ラインに揃う。また、後述するリプレイタイムにおいては、内部抽選処理によりリプレイフラグが当選し、かつリプレイ入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルを選択したことを条件に有効化された入賞ラインに揃う。尚、リール制御テーブルとは、各リール2L、2C、2Rの停止操作がなされた際にメイン制御部41が行うリール停止処理の制御パターンを定めたテーブルであり、具体的には、各リール2L、2C、2Rの停止タイミング毎に引込図柄数が定められている。
また、BB入賞、RB入賞の組合せは、内部抽選処理により該当する入賞を許容する内部当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)が当選し、かつ他の内部当選フラグが当選していないことを条件に有効化された入賞ラインに揃う。
また、これら内部当選フラグのうち、チェリーフラグ、スイカフラグ、ベルフラグ、リプレイフラグ、Jacフラグ、JacInフラグは、当該内部当選フラグが当選したゲームにおいてのみ有効とされており、当該内部当選フラグにより許容された入賞が発生したか否かに関わらずそのゲームの終了後にクリアされる。これに対してBBフラグまたはRBフラグは、これら内部当選フラグにより許容されたBB入賞またはRB入賞が発生しないときに次ゲーム以降に持ち越すことが可能とされており、それ以降のゲームにおいてBB入賞またはRB入賞が発生することでクリアされる。また、BBフラグまたはRBフラグが持ち越されている状態においては、内部抽選処理よるBBフラグ及びRBフラグの抽選を行わないようになっている。尚、BBフラグまたはRBフラグが当選したゲームをBBフラグまたはRBフラグの成立ゲームとも呼び、BBフラグまたはRBフラグが当選した後、これらBBフラグまたはRBフラグが持ち越されている状態をBBフラグまたはRBフラグの成立状態とも呼ぶ。
また、メイン制御部41は、通常遊技状態におけるBBフラグまたはRBフラグの成立ゲームにおいてBB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルを選択しなかったときに、リプレイフラグ以外の当選確率は変動せずにリプレイフラグの当選確率が通常遊技状態よりも高くなるリプレイタイム(RT)に制御する。尚、RTは、BBフラグまたはRBフラグが当選していることを条件に制御されるため、RT中のゲームでは、BBフラグまたはRBフラグの抽選が行われないようになっている。また、RT中においてリプレイフラグが当選した場合には、リプレイ入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルが選択されたときにのみリプレイ入賞が発生するようになっている。また、リール制御テーブルを選択する際に、BBフラグ及びRBフラグよりも先にリプレイフラグの確認が行われ、リプレイフラグが当選していればリプレイフラグに応じてリール制御テーブルの選択が行われることとなるため、リプレイフラグの当選確率が高くなるRTにおいては、持越中のBBフラグまたはRBフラグによって許容されるBB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが困難な状態となる。すなわちRTに制御されることによりBB入賞またはRB入賞を発生させることが困難な状態に制御されるようになる。このため、BBフラグまたはRBフラグの成立ゲームにおいてBB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルが選択されなかったときには、RTに制御されてBB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが困難となり、RTの終了によりBB入賞またはRB入賞を揃えられる状態となる。
次に、本実施例における遊技制御基板40のメイン制御部41がゲームの進行に伴い実行する各種制御内容を、図6のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源投入に伴いゲームスタートに備えるための初期処理を実行する。具体的には、各種装置の接続、及び作動状況、等の確認を行い、電源断前の遊技状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う(Sa1)。
次いで、BET処理(Sa2)、内部抽選処理(Sa3)、リール制御振分処理(Sa4)、外部出力処理1(Sa5)、リール回転処理(Sa6)、リール停止処理(Sa7)、入賞判定処理(Sa8)、払出処理(Sa9)、外部出力処理2(Sa10)、RT処理(Sa11)、フラグ更新処理(Sa12)、遊技状態更新処理(Sa13)、外部出力処理3(Sa14)を繰返し実行するループ処理に以降する。
Sa2のステップにおけるBET処理では、メダルやクレジットを受付可能な状態で待機し、メダルやクレジットの受付に応じて賭数を設定し、スタートスイッチ7の操作が検出された時点で賭数を確定する処理を実行する。また、前回のゲームでリプレイ入賞が発生した場合には、前回のゲームと同じ賭数を設定する。
Sa3のステップにおける内部抽選処理では、Sa2のステップにおけるスタートスイッチ7の検出によるゲームスタートに伴い取得した乱数値と各入賞の当選確率を定めた内部当選確率テーブルとの比較結果に基づいて入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果に応じて内部当選フラグを設定する処理を実行する。
Sa4のステップにおけるリール制御振分処理では、内部当選フラグを確認し、内部当選フラグの当選状況に応じたリール制御テーブルを選択する処理を実行する。
Sa5のステップにおける外部出力処理1では、前述したメダルIN信号及び内部当選信号を外部出力基板60から出力させるための信号を出力する処理を実行する。
Sa6のステップにおけるリール回転処理では、各リール2L、2C、2Rを回転させる処理を実行する。このリール回転処理においては、全てのリール2L、2C、2Rが定速回転した時点でストップスイッチ8L、8C、8Rの操作を有効とする。
Sa7のステップにおけるリール停止処理では、遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されるか、リール2L、2C、2Rの回転開始時から遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されることなく自動停止時間が経過したことに応じて対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止させる処理を実行する。このリール停止処理では、Sa4のステップにおいて選択したリール制御テーブルに基づいてリール2L、2C、2Rを停止させる制御を行う。
Sa8のステップにおける入賞判定処理では、Sa7のステップにおいて全てのリール2L、2C、2Rの回転が停止されたと判定した時点で、各リール2L、2C、2Rに導出された表示結果に応じて入賞が発生したか否かを判定する処理を実行する。
Sa9のステップにおける払出処理では、Sa8のステップにおいて入賞の発生が判定された場合に、その入賞に応じた払出枚数に基づきクレジットの加算並びにメダルの払出等の処理を行う。
Sa10のステップにおける外部出力処理2では、前述したメダルOUT信号を外部出力基板60から出力させるための信号を出力する処理を実行する。
Sa11のステップにおけるRT処理では、遊技状態をRTに移行させる処理、RTの終了条件が満たされることでRTを終了させる処理、等を行う。
Sa12のステップにおけるフラグ更新処理では、Sa3のステップにおいて当選した内部当選フラグのクリアまたは持越を行うための処理を行う。具体的には、当該ゲームにおいてのみ有効な内部当選フラグをクリアする処理を行う。また、BBフラグ及びRBフラグは、その内部当選フラグによって許容されたBB入賞またはRB入賞が発生しない場合においてクリアせずに次のゲームに持ち越し、BB入賞またはRB入賞が発生した場合に対応するBBフラグまたはRBフラグをクリアする処理を行う。
Sa13のステップにおける遊技状態更新処理では、BB入賞やRB入賞が発生した場合に、遊技状態をBBまたはRBに移行させる処理や、RB中のRBゲームの残りゲーム数やJac入賞回数、BB中の払出枚数の計数を行う処理、BBやRBの終了条件が満たされることでBBやRBを終了させる処理、等を行う。
Sa14のステップにおける外部出力処理3では、BBやRBが発生した際に前述したBB中信号やRB中信号を外部出力基板60から出力させるための信号を出力し、BBやRBが終了した際にこれら信号の出力を停止する処理を実行する。
図7は、Sa3の内部抽選処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
内部抽選処理では、まず、図示しない乱数発生回路からスタートスイッチ7の検出に伴ってサンプリングされた乱数値を取得する(Sb1)。そして、当該ゲームがBBゲームであるか否かを確認し(Sb2)、BBゲームであれば、BBゲームにおいて対象となる内部当選フラグの当選確率が定められたBB用テーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sb3)。
また、Sb2のステップにおいて当該ゲームがBBゲームでない場合には、当該ゲームがRBゲームであるか否かを確認し(Sb4)、RBゲームであれば、RBゲームにおいて対象となる内部当選フラグの当選確率が定められたRB用テーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sb5)。
また、Sb4のステップにおいて当該ゲームがRBゲームでない場合には、BBフラグまたはRBフラグの当選中、すなわち持越中であるか否かを確認し(Sb6)、BBフラグまたはRBフラグの当選中であれば、RT中である旨を示すRTフラグがセットされているか否かに基づきRT中か否かを確認する(Sb7)。そしてRT中であれば、図8に示すように、小役フラグ及びリプレイフラグの当選確率が定められているとともに、リプレイフラグの当選確率が後述する通常テーブルや当選中テーブルよりも高く定められたRTテーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sb8)。また、Sb7のステップにおいてRT中でなければ、図8に示すように、小役フラグ及びリプレイフラグの当選確率が定められているとともに、これら小役フラグ及びリプレイフラグの当選確率が後述する通常テーブルと同一に定められた当選中テーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sb9)。
また、Sb6のステップにおいてBBフラグまたはRBフラグの当選中でない場合には、図8に示すように、BBフラグ、RBフラグ、小役フラグ、リプレイフラグの当選確率が定められた通常テーブルを当該ゲームにおける内部当選確率テーブルとしてセットする(Sb10)。
次いで、Sb1のステップにおいて取得した乱数値と、セットされた内部当選確率テーブルとを比較し(Sb11)、この比較結果に基づいて当選した内部当選フラグがあるか否かを確認し、当選していればその内部当選フラグを設定する(Sb12)。
図9は、Sa4のステップにおけるリール制御振分処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
リール制御振分処理では、まず、リプレイフラグ、JacInフラグ、Jacフラグのいずれかが当選しているか否かを確認し(Sc1)、リプレイフラグ、JacInフラグ、Jacフラグのいずれかが当選している場合には、更にRTフラグがセットされているか否かに基づいてRT中か否かを確認する(Sc2)。そしてRT中であれば、約1/6.44の割合でリプレイ入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルを選択し、約1/1.18の割合で入賞図柄の組合せが揃わないリール制御テーブルを選択する(Sc3)。また、RT中でなければ、リプレイ入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルを選択する(Sc4)。通常遊技状態(通常テーブルまたは当選中テーブルが適用される状態)においては、図8に示すように、リプレイフラグの当選確率が1/7.3であり、前述のようにリプレイフラグが当選したときに100%の割合でリプレイ入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルが選択されるため、通常遊技状態において実際にリプレイ入賞の組合せが揃う割合は1/7.3となる。一方、RT中においては、図8に示すように、リプレイフラグの当選確率が約1/1.13であり、前述のようにRT中にリプレイ入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルが約1/6.44の割合で選択されるため、RT中においても実際にリプレイ入賞の組合せが揃う割合は約1/7.3となり、通常遊技状態において実際にリプレイ入賞の組合せが揃う割合とほぼ同一の割合でリプレイ入賞の組合せが揃うこととなる。このため、BBフラグまたはRBフラグが当選してRTに制御された場合でも、リプレイ入賞の発生確率によってRTに制御されていることが判別できないようになっている。
また、Sc1のステップにおいてリプレイフラグ、JacInフラグ、Jacフラグのいずれも当選していない場合には、小役フラグ、すなわちチェリーフラグ、スイカフラグ、ベルフラグのいずれかが当選しているか否かを確認し(Sc5)、小役フラグが当選している場合には、当選している小役フラグに応じた入賞図柄の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルを選択する(Sc6)。
また、Sc5のステップにおいて小役フラグが当選していない場合には、BBフラグまたはRBフラグが当選しているか否かを確認し(Sc7)、BBフラグまたはRBフラグが当選している場合には、当該BBフラグまたはRBフラグの成立ゲームか否かを確認する(Sc8)。そしてBBフラグまたはRBフラグの成立ゲームである場合には、前回の成立ゲームにおけるリール制御テーブルの選択結果に応じた選択率にてBB入賞またはRB入賞のうち対応する入賞図柄の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブル、または入賞図柄の組合せが揃わないリール制御テーブルのいずれか一方を選択する(Sc9)。
詳しくは、図10に示すように、前回の成立ゲームにおいてBB入賞またはRB入賞のの組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルが選択された場合には、BB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルを1/3の割合で選択し、入賞図柄の組合せが揃わないリール制御テーブルを1/1.5の割合で選択する。すなわち前回BB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルが選択された場合には、入賞図柄の組合せが揃わないリール制御テーブルの方が高い割合で選択される。一方、前回の成立ゲームにおいて入賞図柄の組合せが揃わないリール制御テーブルが選択された場合には、BB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルを1/1.5の割合で選択し、入賞図柄の組合せが揃わないリール制御テーブルを1/3の割合で選択する。すなわち前回入賞図柄の組合せが揃わないリール制御テーブルが選択された場合には、BB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルの方が高い割合で選択される。また、前述のように、成立ゲームにおいてBB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルが選択されない場合には、BB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが困難なRTに制御されることとなるため、BBフラグまたはRBフラグの成立ゲームにおいてBB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルが選択されるか、入賞図柄の組合せが揃わないリール制御テーブルが選択されるか、によってRTに制御されるか否かが決定されることとなる。このため、前回BBフラグまたはRBフラグが当選したときにRTに制御されなかったときには、BBフラグまたはRBフラグが当選したときにRTに制御される可能性が高く、前回BBフラグまたはRBフラグが当選したときにRTに制御されなかったときには、BBフラグまたはRBフラグが当選したときにRTに制御される可能性が低くなる。
また、Sc8のステップにおいてBBフラグまたはRBフラグの成立ゲームではない場合には、BB入賞またはRB入賞のうち対応する入賞図柄の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルを選択する(Sc10)。
また、Sc7のステップにおいて、BBフラグ、RBフラグのいずれも当選していない場合には、すなわちいずれの内部当選フラグも当選していない場合には、入賞図柄の組合せが揃わないリール制御テーブルを選択する(Sc11)。
図11は、Sa5の外部出力処理1の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
外部出力処理1では、まず、当該ゲームの賭数の設定に使用されたメダル枚数を示す信号、すなわち外部出力基板60からメダルIN信号を出力させるための信号を外部出力基板60に対して出力する(Sd1)。次いで、内部当選フラグが当選したか否か、すなわち入賞の発生が許容されたか否かを確認し(Sd2)、内部当選フラグが当選していれば、BBフラグまたはRBフラグが当選しているか否かを確認する(Sd3)。そしてBBフラグまたはRBフラグが当選している場合には、BBフラグまたはRBフラグ以外の内部当選フラグが当選しているか否かを確認する(Sd4)。そして、Sd3のステップにおいてBBフラグ及びRBフラグが当選していない場合やSd4のステップにおいてBBフラグ及びRBフラグ以外の内部当選フラグが当選している場合には、当選している小役フラグまたはリプレイフラグにより許容される入賞が発生したとみなした場合に払い出される可能性のある払出枚数を示す信号、すなわち外部出力基板60から内部当選信号を出力させるための信号を外部出力基板60に対して出力する(Sd5)。また、Sd4のステップにおいてBBフラグまたはRBフラグ以外の内部当選フラグが当選していない場合には、BBフラグまたはRBフラグの成立ゲームであるか否かを確認し(Sd6)、BBフラグまたはRBフラグの成立ゲームであれば、当選しているBBフラグまたはRBフラグにより許容されるBB入賞またはRB入賞が発生したとみなした場合に払い出される可能性のある払出枚数を示す信号、すなわち外部出力基板60から内部当選信号を出力させるための信号を外部出力基板60に対して出力する(Sd7)。
このように本実施例では、BBフラグまたはRBフラグが当選している場合でも、これらBBフラグまたはRBフラグの成立ゲーム以外のゲーム、すなわちBBフラグまたはRBフラグが前のゲームから持ち越されている場合(小役フラグまたはリプレイフラグが当選した場合を除く)には、内部当選枚数を示す信号が外部出力基板60に対して出力されないようになっており、BBフラグやRBフラグの持越に伴い外部出力基板60からBBフラグやRBフラグの内部当選枚数を示す内部当選信号が重複して出力されてしまうことを防止できるため、内部当選信号に基づき適正なデータを取得することが可能となる。
図12は、Sa11のステップにおけるRT処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
RT処理では、まず、RT中である旨を示すRTフラグがセットされているか否かに基づいてRT中であるか否かを確認し(Se1)、RT中でなければ、遊技状態がBB中またはRB中であるか否かを確認する(Se4)。そしてBB中またはRB中でない場合には、BBフラグまたはRBフラグが当選中か否かを確認し(Se5)、BBフラグまたはRBフラグが当選中であれば成立ゲームであるか否かを確認する(Se6)。そしてBBフラグまたはRBフラグの成立ゲームであればSa4のリール制御振分処理においてBB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルが選択されたか否かを確認し(Se7)、BB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルが選択されていなければ、すなわち入賞図柄の組合せが揃わないリール制御テーブルが選択されていれば、RTフラグをセットする(Se8)。すなわちその後RTに移行させてBB入賞またはRB入賞を揃えることが困難な状態とする。そしてRTの継続ゲーム数を複数の異なる規定ゲーム数からいずれか1つの規定ゲーム数を選択するRTゲーム数抽選を実行し(Se9)、このRTゲーム数抽選にて当選した規定ゲーム数をRTの継続ゲーム数としてセットする(Se10)。
また、Se1のステップにおいてRT中の場合には、規定ゲーム数、すなわちRTに移行した際に選択された規定ゲーム数のゲームが当該RT中に実行されたか否かを確認し(Se2)、規定ゲーム数のゲームが実行されていればRTフラグをクリアする(Se3)。すなわち規定ゲーム数のゲームが実行されることに伴ってRTを終了させてBB入賞またはRB入賞を発生させられる状態とする。
このように本実施例では、BBフラグまたはRBフラグの成立ゲームにおいてBB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルが選択されたときに、RTに制御され、BB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが困難な状態となり、この際選択された規定ゲーム数のゲームが実行されることで当該RTが終了し、これに伴ってBB入賞またはRB入賞の組合せが揃えられる状態となる。
また、本実施例では、図13に示すように、RTゲーム数抽選において選択される規定ゲーム数として、BBフラグ及びRBフラグの当選確率の合成確率(本実施例では、図8に示すように、BBフラグ:1/100、RBフラグ:1/100であり、その合成確率は1/50)の逆数、すなわちBBフラグまたはRBフラグが当選するまでのゲーム数の期待値(平均ゲーム数)よりも長い51〜100G、150〜200Gの規定ゲーム数が定められており、前回のRTゲーム数抽選において51〜100Gの規定ゲーム数が選択されたときには、51〜100Gの規定ゲーム数が1/3の割合で選択され、150〜200Gの規定ゲーム数が1/1.5の割合で選択される。一方、前回のRTゲーム数抽選において150〜200Gの規定ゲーム数が選択されたときには、51〜100Gの規定ゲーム数が1/1.5の割合で選択され、150〜200Gの規定ゲーム数1/3の割合で選択される。すなわち前回のRTの継続ゲーム数が短い場合には、長いゲーム数が高い割合で選択され、前回のRTの継続ゲーム数が長い場合には、短いゲーム数が高い割合で選択されるようになっている。
図14は、Sa13の遊技状態更新処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。
遊技状態更新処理では、まず、RB中である旨を示すRB中フラグがセットされているか否かに基づいて当該ゲームがRB中か否かを確認し(Sf1)、当該ゲームがRB中であれば残りRBゲーム数を1減算し(Sf2)、残りRBゲーム数が0か否か、すなわち規定のRBゲーム数(本実施例では12回)が終了したか否かを確認する(Sf3)。そして、残りRBゲーム数が0であればRB中フラグをクリアしてRBを終了させる(Sf7)。また、Sf3のステップにおいて残りRBゲーム数が残存している場合には、Jac入賞が発生したか否かを確認し(Sf4)、Jac入賞が発生していればJac入賞回数を1加算し(Sf5)、Jac入賞が規定回数(本実施例では8回)発生したか否かを確認する(Sf6)。そして、Jac入賞が規定回数発生していればRB中フラグをクリアしてRBを終了させる(Sf7)。また、RBが終了するか否かに関わらずBB中である旨を示すBB中フラグがセットされているか否かに基づいてBB中か否かを確認し(Sf8)、BB中であれば、BB中払出枚数(当該BB中のメダルの払出枚数の累計)を更新し(Sf9)、更新後のBB中払出枚数が規定の上限枚数(本実施例では360枚)以上か否かを確認し(Sf10)、BB中払出枚数が規定の上限枚数以上の場合には、BB中フラグをクリアしてBBを終了させる(Sf11)。尚、BB中フラグをクリアする際にRB中フラグが設定されている場合には、BB中フラグのクリアとともにRB中フラグもクリアする。すなわちBB中のRB中にBB中払出枚数が規定の上限枚数以上となった場合には、RBの終了を待たずにBB・RBともに終了させる。
また、Sf1のステップにおいて当該ゲームがRB中でなければ、当該ゲームがBB中か否かを確認し(Sf12)、当該ゲームがBB中であれば、BB中払出枚数を更新し(Sf13)、更新後のBB中払出枚数が規定の上限枚数以上か否かを確認し(Sf14)、BB中払出枚数が規定の上限枚数以上の場合には、BB中フラグをクリアしてBBを終了させる(Sf11)。また、Sf14のステップにおいてBB中払出枚数が規定の上限数未満であればJacIn入賞が発生したか否かを確認し(Sf15)、JacIn入賞が発生していれば、RB中フラグをセットするとともに(Sf19)、残りRBゲーム数の初期値(12)をセットしてRBへ移行させる(Sf20)。
また、Sf12のステップにおいてBB中でなければ、すなわち通常遊技状態かRT中であればBB入賞が発生したか否かを確認し(Sf16)、BB入賞が発生していればBB中フラグをセットしてBBへ移行させる(Sf17)。また、Sf16のステップにおいてBB入賞が発生していなければRB入賞が発生したか否かを確認し(Sf18)、RB入賞が発生していれば、RB中フラグをセットするとともに(Sf19)、残りRBゲーム数の初期値(12)をセットしてRBへ移行させる(Sf20)。
以上説明したように、本実施例におけるスロットマシン1では、BB入賞またはRB入賞の発生を許容するBBフラグまたはRBフラグが当選したときに、BBフラグ及びRBフラグの当選確率の合成確率の逆数よりも大きい異なる複数の規定ゲーム数から、いずれか1つの規定ゲーム数が選択され、選択された規定ゲーム数にわたり、持越中のBBフラグまたはRBフラグにより許容されるBB入賞またはRB入賞の発生が困難となるRTに制御することが可能とされており、BBフラグ及びRBフラグの当選確率が一定であっても、BB入賞及びRB入賞の発生確率に波を持たせることができるため、興趣を高めることができる。また、BBフラグまたはRBフラグの成立状態、すなわちBBフラグまたはRBフラグが持ち越されている状態においては内部抽選処理においてBBフラグ及びRBフラグを除く内部当選フラグの抽選を行い、BBフラグ及びRBフラグの抽選を行わないようになるため、複数のBBフラグまたはRBフラグが持ち越されることがなく、内部抽選処理によるBBフラグ及びRBフラグの当選確率を極端に上回る確率にてBB入賞やRB入賞が発生してしまうことを防止できるため、過度に射幸性が高まってしまうことを防止できる。
尚、本実施例では、規定ゲーム数のゲームが実行することでRTが終了するようになっているが、例えば、RTの終了条件としてRT中の所定の契機で行われる解除抽選に当選することでRTが終了するようにしても良い。また、この場合には、BBフラグ及びRBフラグが当選したときにRTに制御するときに、BBフラグ及びRBフラグの当選確率の合成確率の逆数よりも、RT中に解除抽選に当選するまでのゲーム数の期待値が大きくなるように定められた複数の異なる確率を解除抽選の当選確率として選択するようにすれば良い。
また、本実施例では、RTの継続ゲーム数が、BBフラグ及びRBフラグの当選確率の合成確率の逆数よりも大きい規定ゲーム数から選択されるようになっている。すなわち特別入賞の発生が不可能または困難な不可状態の解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値(成立するまでに要する平均ゲーム数)が特別入賞の発生を許容する内部当選フラグの当選確率の逆数よりも大きい解除条件のみからRTの解除条件が選択されるようになっているが、少なくとも特別入賞の発生を許容する内部当選フラグの当選確率の逆数よりも解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値が大きく、かつ解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値が異なる複数の解除条件を含む解除条件から特別入賞の発生が不可能または困難な不可状態の解除条件が選択されるものであれば良く、これら解除条件の中に、例えば、特別入賞の発生を許容する内部当選フラグの当選確率の逆数よりも解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値が小さい解除条件(例えば、特別入賞の発生を許容する内部当選フラグの当選確率が1/100で、解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値が1〜100とする解除条件等)が含まれていても良い。更にこの場合には、特別入賞の発生を許容する内部当選フラグの当選確率の逆数よりも解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値が小さい解除条件が選択された場合に、当該解除条件が選択された不可状態において例えば、予告演出の出現頻度を通常よりも高めるようにしたり、リールの制御を変化させたりしても良く、このようにすることで予告演出の出現やリール制御の変化によって特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
また、本実施例では、BBフラグまたはRBフラグの成立状態、すなわちBBフラグまたはRBフラグが持ち越されている状態においては内部抽選処理においてBBフラグ及びRBフラグを除く内部当選フラグの抽選を行い、BBフラグ及びRBフラグの抽選を行わないようになっているが、BBフラグまたはRBフラグの成立状態、すなわちBBフラグまたはRBフラグが持ち越されている状態においても、BBフラグまたはRBフラグの当選前と同様にBBフラグ及びRBフラグを含む内部抽選処理を行い、BBフラグまたはRBフラグの成立状態において更にBBフラグまたはRBフラグが当選した場合には、それ以前から持ち越されているBBフラグまたはRBフラグ、或いは新たに当選したBBフラグまたはRBフラグのいずれか一方の内部当選フラグを破棄するようにしても良く、このようにした場合でも、複数のBBフラグまたはRBフラグが持ち越されることがなく、内部抽選処理によるBBフラグ及びRBフラグの当選確率を極端に上回る確率にてBB入賞やRB入賞が発生してしまうことを防止できるため、過度に射幸性が高まってしまうことを防止できる。
また、本実施例では、BBフラグまたはRBフラグの成立ゲームにおいてRTに制御するか否かを決定するときに、前回の決定においてRTに制御すると決定したときにはRTに制御すると決定するよりも高い割合でRTに制御しないと決定されるようになっており、BBフラグまたはRBフラグが当選したときに、前回の決定においてRTに制御すると決定されていれば、その時点からBB入賞またはRB入賞を発生させられる状態となる可能性が高まり、BB入賞またはRB入賞の発生確率の変動幅が大きくなるため、一層興趣を高めることができる。
また、本実施例では、BBフラグまたはRBフラグが当選したときに、RTに制御してリプレイフラグの当選確率を高めることにより、BB入賞またはRB入賞を発生させることが困難な状態に制御されるため、例えば、前述した型式試験において実際にメダルの払出がなされたか否かに関わらず内部抽選処理の結果として払い出される可能性のあるメダル枚数に基づいて算出される機械割(いわゆる払出率)等に対して影響を与えることなく、これらBB入賞またはRB入賞を発生させることが困難となる状態に制御することができる。
また、RT中においても実際にリプレイ入賞の組合せが揃う割合が通常遊技状態において実際にリプレイ入賞の組合せが揃う割合(1/7.3)とほぼ同一の割合(約1/7.3)となるように、リール制御テーブルが選択されるため、BBフラグまたはRBフラグが当選してRTに制御された場合でも、リプレイ入賞の発生確率によってRTに制御されていることの判別が困難となり、RTに制御されていることが遊技者に気付かれてしまうことを防止できる。尚、本実施例では、RT中においても実際にリプレイ入賞の組合せが揃う割合が通常遊技状態において実際にリプレイ入賞の組合せが揃う割合とほぼ同一の割合となるように、リール制御テーブルが選択されるようになっているが、RT中において実際にリプレイ入賞の組合せが揃う割合が通常遊技状態において実際にリプレイ入賞の組合せが揃う割合に近似する割合、具体的には、RT中において実際にリプレイ入賞の組合せが揃う割合が、通常遊技状態において実際にリプレイ入賞の組合せが揃う割合の±10%程度の範囲となるように、リール制御テーブルが選択されるようにすれば良く、この場合でもRT制御された場合にリプレイ入賞の発生確率によってRTに制御されていることが遊技者により判別することが困難となるため、RTに制御されていることが遊技者に気付かれてしまうことを防止できる。
また、本実施例では、RTに制御することが決定され、RTの規定ゲーム数を選択する際に、前回のRTのゲーム数に応じて今回のRTの規定ゲーム数を選択するようになっている。詳しくは、前回のRTのゲーム数が短い場合には、長い規定ゲーム数を高い割合で選択し、前回のRTのゲーム数が長い場合には、短い規定ゲーム数を高い割合で選択するようになっているため、BB入賞やRB入賞の発生確率を平均化させることができる。
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、前回のRTの規定ゲーム数が短い場合に、更に短い規定ゲーム数を高い割合で選択するようにしても良く、これにより連続してBB入賞やRB入賞の発生確率を高めることができるため、興趣を高めることができる。
また、前述のように、RTが解除抽選によって終了する場合には、前回のRTのゲーム数に応じて解除抽選の当選確率を選択するようにしても良く、このようにした場合でも同様の効果が得られる。
また、本実施例では、BB入賞の発生に伴うBBが、当該BB中のメダルの払出枚数の累計が規定の上限枚数に到達すると終了するようになっており、規定の上限枚数を大幅に上回る数のメダルが獲得できてしまうことを防止できるため、過度に射幸性が高まってしまうことを防止できる。
尚、本実施例では、BB中のメダルの払出枚数の累計が規定の上限枚数に到達することをBBの終了条件としているが、例えば、BB中のメダルの純増枚数、すなわち払出枚数から賭数の設定に用いた投入枚数を減算した値が規定の上限枚数に到達することでBBが終了するようにしても同様の効果が得られる。また、BB中の払出枚数や純増枚数の累計が規定の上限枚数に到達したとき以外にも規定のゲーム数が実行されること等、他の終了条件が満たされることでBBを終了するようにしても良い。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、前記実施例では不可状態として、BB入賞、RB入賞を発生させることが困難に制御されるRTを適用しているが、不可状態とは、特別入賞の発生が不可能または困難な状態であれば良く、例えば、BB入賞またはRB入賞を発生させることが不可能に制御される状態や、毎ゲームまたは所定ゲーム毎にBB入賞、RB入賞が発生可能に制御されるが、各リールの停止タイミングや停止順等、各リールの停止操作が入賞条件を満たす操作方法で行われないためにBB入賞、RB入賞を発生させることができないように制御される状態を不可状態として適用しても良い。
また、前記実施例では遊技者にとって有利な特別遊技状態としてBBやRBを適用しているが、少なくともいずれか1つのリールの引込範囲を制限することで、ストップスイッチが操作された際に表示されている図柄が停止しやすいように制御し、遊技者が目押しを行うことで入賞図柄の組合せを導出させることが可能となるチャレンジタイム(CT)を適用するようにしても良い。
また、前記実施例では、遊技用価値としてメダル並びにクレジットを使用してゲームを実施可能な通常のスロットマシンを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技用価値としてパチンコ球を用いてゲームを行うスロットマシンや、メダルが外部に排出されることなくクレジットを使用して遊技可能な完全クレジット式のスロットマシン、更には可変表示装置が画像にて表示される画像式のスロットマシンにも適用可能であることはいうまでもなく、これら遊技機の種別が限定されるものではない。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン1であって、前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に遊技者にとって有利な特別入賞(BB入賞、RB入賞)を含む入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果を示す決定情報(内部当選フラグ)を設定する第1の事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}と、前記第1の事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容された旨を示す特別決定情報(BBフラグ、RBフラグ)が設定され、該特別決定情報により許容された前記特別入賞が発生しないときに、当該特別決定情報を次ゲーム以降に持ち越すことが可能な決定情報持越手段{メイン制御部41(フラグ更新処理)}と、前記第1の事前決定手段により前記特別決定情報が設定されているときに、前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に前記特別入賞を除く入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果を示す決定情報を設定する第2の事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}と、前記第1の事前決定手段により前記特別決定情報が設定されていることを条件に、前記特別入賞の発生が不可能または困難な不可状態(リプレイタイム)に制御する不可状態制御手段{メイン制御部41(RT処理)}と、前記第1の事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされる確率(1/50)の逆数よりも前記不可状態の解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値が大きく、かつ各々の期待値が異なる複数種類の解除条件(規定ゲーム数)から前記不可状態の解除条件を選択する解除条件選択手段{メイン制御部41(RTゲーム数抽選)}と、前記不可状態において前記解除条件選択手段により選択された解除条件が成立したことを契機として該不可状態を解除し、前記特別入賞の発生が可能または容易な可状態とする不可状態解除手段{メイン制御部41(RT処理)}と、を備える。
本発明の請求項2は、前記第1の事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}により前記特別入賞(BB入賞、RB入賞)の発生を許容する決定がなされたとき(BBフラグまたはRBフラグの成立ゲーム)に、前記不可状態に制御するか否かを決定する不可状態決定手段{メイン制御部41(リール制御振分処理)}を備え、前記不可状態決定手段は、前記不可状態に制御するか否かの決定を行うときに、前回の決定において前記不可状態に制御すると決定したとき(入賞図柄の組合せが揃わないリール制御テーブルを選択したとき)には、前記不可状態に制御すると決定するよりも高い割合で前記不可状態に制御しないと決定する(BB入賞またはRB入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルを選択する)。
本発明の請求項3は、前記第1の事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}及び前記第2の事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}は、前記賭数の設定に使用可能な有価価値(メダル)を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲーム(リプレイゲーム)が付与される再遊技入賞(リプレイ入賞)を含む入賞の発生を許容するか否かの決定を行うとともに、前記第2の事前決定手段は、前記不可状態(リプレイタイム)に制御されているときに、前記不可状態に制御されていないときよりも高い割合で前記再遊技入賞の発生を許容する決定を行い、前記スロットマシン1は、前記不可状態において前記再遊技入賞に対応する再遊技表示結果(リプレイ入賞の組合せ)が前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として導出される割合と、前記不可状態に制御されていない状態(通常遊技状態)において前記再遊技入賞表示結果が前記可変表示装置の表示結果として導出される割合と、が同一の割合(1/7.3)となるように前記可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う(RT中に、1/6.44の割合でリプレイ入賞の組合せを揃えることが可能なリール制御テーブルを選択する)導出制御手段{メイン制御部41(リール制御振分処理)}を更に備える。
本発明の請求項4は、前記解除条件選択手段{メイン制御部41(RTゲーム数抽選)}は、前回選択した解除条件(規定ゲーム数)の種類に応じて前記解除条件を選択する。
本発明の請求項5は、前記特別入賞(BB入賞)が発生したことを契機に通常よりも前記賭数の設定に使用可能な有価価値(メダル)の獲得期待値が高い特別遊技状態(BB)を発生させる特別遊技状態発生手段{メイン制御部41(遊技状態更新処理)}と、前記特別遊技状態の発生中において獲得した前記有価価値の獲得数(BB中払出枚数)が所定数{規定の上限枚数(360枚)}に到達したときに該発生中の特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段{メイン制御部41(遊技状態更新処理)}と、を備える。
本発明の請求項6は、前記第1の事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}及び前記第2の事前決定手段{メイン制御部41(内部抽選処理)}の決定結果を示す情報(内部当選フラグ)を含む外部出力が可能な情報(内部当選信号)を作成する情報作成手段(出力制御マイクロコンピュータ64)を備え、前記情報作成手段は、マイクロコンピュータにより構成され、該マイクロコンピュータが搭載される基板(外部出力基板60)には、該マイクロコンピュータが作成した情報を外部装置(外部機器)に出力する外部接続手段(接続端子61、62)を接続可能にした情報伝達路(配線パターン65)が形成されている。
本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 外部出力基板の要部を示す概略図である。 リールの図柄配列を示す図である。 入賞図柄の組合せ等を示す図である。 メイン制御部がゲームの進行に伴い実行する制御内容を示すフローチャートである。 メイン制御部が実行する内部抽選処理の制御内容を示すフローチャートである。 内部当選確率テーブル別の内部当選確率を示す図である。 メイン制御部が実行するリール制御振分処理の制御内容を示すフローチャートである。 BBフラグまたはRBフラグの成立ゲームにおけるリール制御テーブルの選択率を示す図である。 メイン制御部が実行する外部出力処理1の制御内容を示すフローチャートである。 メイン制御部が実行するRT処理の制御内容を示すフローチャートである。 RTゲーム数抽選の確率を示す図である。 メイン制御部が実行する遊技状態更新処理の制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
2L、2C、2R リール
8L、8C、8R ストップスイッチ
41 メイン制御部
60 外部出力基板
61、62 接続端子
64 出力制御マイクロコンピュータ(MPU)
65 配線パターン

Claims (6)

  1. 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
    前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に遊技者にとって有利な特別入賞を含む入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果を示す決定情報を設定する第1の事前決定手段と、
    前記第1の事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容された旨を示す特別決定情報が設定され、該特別決定情報により許容された前記特別入賞が発生しないときに、当該特別決定情報を次ゲーム以降に持ち越すことが可能な決定情報持越手段と、
    前記第1の事前決定手段により前記特別決定情報が設定されているときに、前記可変表示装置の表示結果が導出表示される前に前記特別入賞を除く入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果を示す決定情報を設定する第2の事前決定手段と、
    前記第1の事前決定手段により前記特別決定情報が設定されていることを条件に、前記特別入賞の発生が不可能または困難な不可状態に制御する不可状態制御手段と、
    前記第1の事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされる確率の逆数よりも前記不可状態の解除条件が成立するまでのゲーム数の期待値が大きく、かつ各々の期待値が異なる複数種類の解除条件から前記不可状態の解除条件を選択する解除条件選択手段と、
    前記不可状態において前記解除条件選択手段により選択された解除条件が成立したことを契機として該不可状態を解除し、前記特別入賞の発生が可能または容易な可状態とする不可状態解除手段と、
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記第1の事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する決定がなされたときに、前記不可状態に制御するか否かを決定する不可状態決定手段を備え、
    前記不可状態決定手段は、前記不可状態に制御するか否かの決定を行うときに、前回の決定において前記不可状態に制御すると決定したときには、前記不可状態に制御すると決定するよりも高い割合で前記不可状態に制御しないと決定する請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記第1の事前決定手段及び前記第2の事前決定手段は、前記賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームが付与される再遊技入賞を含む入賞の発生を許容するか否かの決定を行うとともに、
    前記第2の事前決定手段は、前記不可状態に制御されているときに、前記不可状態に制御されていないときよりも高い割合で前記再遊技入賞の発生を許容する決定を行い、
    前記スロットマシンは、前記不可状態において前記再遊技入賞に対応する再遊技表示結果が前記可変表示装置の表示結果として導出される割合と、前記不可状態に制御されていない状態において前記再遊技入賞表示結果が前記可変表示装置の表示結果として導出される割合と、が同一の割合となるように前記可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段を更に備える請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記解除条件選択手段は、前回選択した解除条件の種類に応じて前記解除条件を選択する請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシン。
  5. 前記特別入賞が発生したことを契機に通常よりも前記賭数の設定に使用可能な有価価値の獲得期待値が高い特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
    前記特別遊技状態の発生中において獲得した前記有価価値の獲得数が所定数に到達したときに該発生中の特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段と、
    を備える請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。
  6. 前記第1の事前決定手段及び前記第2の事前決定手段の決定結果を示す情報を含む外部出力が可能な情報を作成する情報作成手段を備え、
    前記情報作成手段は、マイクロコンピュータにより構成され、
    該マイクロコンピュータが搭載される基板には、該マイクロコンピュータが作成した情報を外部装置に出力する外部接続手段を接続可能にした情報伝達路が形成されている請求項1〜5のいずれかに記載のスロットマシン。
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