JP2005152684A - 穀物調製設備の制御機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】監視操作部を小型且つ高機能として作業者の労力を軽減させる。
【解決手段】原料昇降機100、脱ぷ風選装置101A、選別機投入昇降機28及び揺動選別装置101Bなどの調製機器を備えた米麦調製設備をタッチパネルを介して制御する制御機構であって、前記タッチパネルの表示面上に異常要因スイッチ148を表示させる機能と、前記表示面上に前記調製機器の異常の発生及びその位置を発光表示させる機能と、前記発光の状態下で前記異常要因スイッチ148に作業者が触れたとき前記異常の内容や対処方法についての文字情報を前記表示面上に表示させる機能とを具備させる。
【選択図】図24

Description

本発明は、穀物調製設備の制御機構に関するものである。
原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器を備えた米麦調製設備は存在しており、この米麦調製設備には各調製機器を制御するための制御機構が組み込まれている。
上記制御機構は運転状態を集中的に監視できるようにするため米麦調製設備を模式的に表示したグラフィックパネルや、制御情報を入力するための操作スイッチなどを装着した監視操作部を備えた制御盤を備えており、この際、グラフィックパネルはランプの表示を目視することで前記調製機器の運転状態や異常発生などを認識できるようになされており、また操作スイッチは可動入力部を変位操作することにより入り切り作動するものとなされている。
上記した米麦調製設備の技術水準を示すものとして特許文献1〜3などがある。
実公平6−32190号公報 特公平7−110352号公報 実用新案登録第2546719号公報
上記した従来の米麦調製設備の制御機構においては、多くの機能を備えた監視操作部は大型化するのであり、したがって調製機器近傍に設置される監視操作部は簡略な機能を有するものとなさざるを得ないのが実情であり、このことが作業者の労力を増大させる要因の一つとなっている。
本発明は斯かる不都合に対処できて的確な監視と、充実した制御及び入力操作の行えるものとした米麦調製設備の制御機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本願の第1の発明は、請求項1に記載したように、原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器を備えた米麦調製設備をタッチパネルを介して制御する制御機構であって、前記タッチパネルの表示面上に異常要因スイッチを表示させる機能と、前記表示面上に前記調製機器の異常の発生及びその位置を発光表示させる機能と、前記発光の状態下で前記異常要因スイッチに作業者が触れたとき前記異常の内容や対処方法についての文字情報を前記表示面上に表示させる機能とを具備させたものである。
また第2の発明は、請求項2に記載したように、原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器を備えた米麦調製設備をタッチパネルを介して制御する制御機構であって、前記した原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器のそれぞれの模式図が前記タッチパネルの表示面に同時に表示されると共に、前記調製機器のそれぞれが作動中又は停止中の何れであるか前記模式図の表現態様により判別されるように表示される構成となしたものである。
また第3の発明は、請求項3に記載したように、原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機、揺動選別装置のほか必要に応じて設けられることが予定されてるその他の調製機器を含む米麦調製設備をタッチパネルを介して制御し得るものとなされている制御機構であって、前記その他の調製機器を含む米麦調製設備の略全体の模式図を前記タッチパネルの表示面に同時に表示することを可能となしてあり、さらに実際には設けられていない特定の調製機器があるときは前記表示面に表示されているメンテナンススイッチを触れることにより前記特定の調製用機器を除いた前記米麦調製設備の略全体の模式図を前記表示面に表示させるための表示設定画面が表示される構成となされたものである。
また第4の発明は、請求項4に記載したように、原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器を備えた米麦調製設備をタッチパネルを介して制御する制御機構であって、前記した原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器のそれぞれの模式図が前記タッチパネルの表示面に同時に表示されると共に、前記脱ぷ風選装置の模式図の表示近傍個所を触れたときには該脱ぷ風選装置の設定画面が前記表示面に表示され、また前記揺動選別装置の模式図の表示近傍個所を触れたときには該揺動選別装置の設定画面が前記表示面に表示される構成となされたものである。
また第5の発明は、請求項5に記載したように、原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器を備えた米麦調製設備をタッチパネルを介して制御する制御機構であって、前記調製機器が自動運転状態にあるとき、脱ぷ風選装置の原料タンク内の被処理物が予め設定された特定時間以上連続して空状態となると、このことに関連して前記調製機器が作動停止状態となり、この後に、前記タッチパネルの表示面に自動仕上モード画面が表示されると共に、前記調製機器の必要個所が自動的に順次に作動されて前記調製機器内部に残っている被処理物が自動的に調製処理されて前記調製機器の外方へ排出されるように制御作動する構成となされたものである。
本発明によれば、以下に示すような効果が得られる。
即ち、請求項1に記載したものによれば、タッチパネルで米麦調製設備の原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器を制御するようにしたため、監視操作部を小型化することができ、調製機器近傍の現場などであっても的確な監視と、充実した制御及び入力操作を行えるようになすことができる。
そして、単に異常発生がパネル上での発光により認識できるに留まらず、簡易な操作により、異常の詳細な内容や対処方法を文字情報で得ることができ、作業者は熟練者に聞くなどしなくても迅速に異常を解消させることができ、効率的な調製処理を行わせることができるのである。
請求項2に記載したものによれば、請求項1記載の発明の場合と同様に、監視操作部を小型化することができると共に、調製機器近傍の現場などであっても的確な監視と、充実した制御及び入力操作を行えるようになる上に次のような効果が得られるのであって、即ち、前記した原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器のそれぞれの模式図が前記タッチパネルの表示面に同時に表示されると共に、前記調製機器のそれぞれが作動中又は停止中の何れであるか前記模式図の表現態様により判別されるように表示されることから、作業者は各調製機器の作動・非作動がたとえ調製機器近傍の現場にいても目視により直ちに判断することができ、一層的確な監視が行えるようになるのである。
請求項3に記載したものによれば、請求項1記載の発明の場合と同様に、監視操作部を小型化することができると共に、調製機器近傍の現場などであっても的確な監視と、充実した制御及び入力操作を行えるようになる上に次のような効果が得られるのであって、即ち、原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機、揺動選別装置のほか必要に応じて設けられることが予定されてるその他の調製機器を含む米麦調製設備の略全体の模式図を前記タッチパネルの表示面に同時に表示することを可能となしたことから、作業者は米麦調製設備の略全体の調製機器の状況がたとえ調製機器近傍の現場にいても目視により直ちに判断することができるようになるのであり、また、実際には設けられていない特定の調製機器があるときは前記表示面に表示されているメンテナンススイッチを触れることにより前記特定の調製用機器を除いた前記米麦調製設備の略全体の模式図を前記表示面に表示させるための表示設定画面が表示される構成となされているため、仕様の異なる前記米麦調製設備に対しても同一の制御機構を簡便に適合させることができ、したがって前記米麦調製設備の製造コストを低減させることができると共に前記米麦調製設備を設置した後にこれの改造などを行っても制御機構の主要部の変更を不要となすことができる。さらには前記米麦調製設備の一部の機器を使用しない状態で調製作業を行うときタッチパネルに不必要な画像を表示させないようにすることもでき、一層的確な監視と制御入力が行えるようになる。
請求項4に記載したものによれば、請求項1記載の発明の場合と同様に、監視操作部を小型化することができると共に、調製機器近傍の現場などであっても的確な監視と、充実した制御及び入力操作を行えるようになる上に次のような効果が得られるのであって、即ち、前記した原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器のそれぞれの模式図が前記タッチパネルの表示面に同時に表示されるため、作業者は米麦調製設備の略全体の調製機器の状況がたとえ調製機器近傍の現場にいても目視により直ちに判断することができるようになるのであり、また前記脱ぷ風選装置の模式図の表示近傍個所を触れたときには該脱ぷ風選装置の設定画面が前記表示面に表示され、また前記揺動選別装置の模式図の表示近傍個所を触れたときには該揺動選別装置の設定画面が前記表示面に表示される構成となされているため、前記脱ぷ風選装置及び前記揺動選別装置についての設定を簡易迅速に行うことができる。特に前記脱ぷ風選装置及び前記揺動選別装置は大きく表示させ得るものであるため、緊急を要するときにも的確に触れることができるものとなって有効である。
請求項5に記載したものによれば、請求項1記載の発明の場合と同様に、監視操作部を小型化することができると共に、調製機器近傍の現場などであっても的確な監視と、充実した制御及び入力操作を行えるようになる上に次のような効果が得られるのであって、即ち、これまで手動で行われていた仕上作業が自動的に行われるようになるため、熟練者でなくても調製作業の全てを労力少なく的確且つ効率的に行わせることができるようになる。
次に、本発明の実施の形態を添付の図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る米麦調製設備を具備した米麦共同乾燥調製施設(ライスセンタやカントリエレベータなど)のフローシート、図2は前記米麦調製設備の左前面を見た図、図3は前記米麦調製設備の右前面を見た図、図4は前記米麦調製設備の左後面を見た図、図5は前記米麦調製設備の右後面を見た図、図6は前記米麦調製設備の正面図、図7は前記米麦調製設備の左側面図、図8は前記米麦調製設備の右側面図、図9は前記米麦調製設備の平面図、図10は前記米麦調製設備の脱ぷ揺動選別機などを斜め前方から見た図、図11は図10に示す揺動選別装置の前面側のカバー部を開放した状態を示す図、図12は前記米麦調製設備の脱ぷ揺動選別機の正面視断面図、図13は前記米麦調製設備の揺動選別装置の正面視説明図、図14は前記揺動選別装置の側面視説明図、図15は前記米麦調製設備の仕上風選装置及び石抜機の側面視断面図、図16は前記脱ぷ揺動選別機の一部を示す斜視図、図17は前記米麦調製設備の出荷部を示す側面図、図18は前記米麦調製設備の第1変形例を示す平面図、図19は前記麦調製設備の第2変形例を示す平面図、図20は前記米麦調製設備のマグネット装着構造に係りAは被処理物供給用のシュータに装着した状態を示す側面図そしてBは被処理物供給用の樋に装着した状態を示す側面図、図21は前記米麦調製設備の網体装着構造を示す図である。
図1に示すように、本発明の米麦調製設備は原料昇降機100、脱ぷ風選装置101A及び揺動選別装置101Bからなる脱ぷ揺動選別機101、粒選別機投入昇降機102、仕上風選装置103、石抜機104、粒選別機105、色彩選別機投入昇降機106、色彩選別機107、製品昇降機108、製品タンク109、出荷計量機110を備えている。
先ず原料昇降機100について説明すると、前工程個所k1の粗精選処理を終えて付属装置Aである調製投入昇降機を介して調製タンクk2に貯溜された米麦などの原料を被処理物供給個所a5に供給され、このように供給された原料を被処理物供給個所a5に設けられた原料シャッタs10を開状態にすることで上昇搬送し原料出口から流出させるものとなされ、また原料出口には切替手段g0が設けられており、この切替手段g0は「循環」「取出」「自動」のうちの何れか一つの状態で作動し得るものとなされている。
この際、「循環」状態は原料出口から流出した原料を脱ぷ風選装置101Aの原料タンク6へ落下させる状態をいい、また「取出」状態は原料出口から流出した原料を取出タンクt1に落下させる状態をいい、また「自動」は基本的には「循環」状態に準じて作動するが、予め設定された時間が経過する度に比較的短い時間だけ「取出」状態になされる状態をいう。
次に前記脱ぷ揺動選別機(米処理の場合の籾摺機など)101について説明する(図3、図10、図12、図16参照)。
図2及び図3などに示すように、全体は脱ぷ風選装置101Aを揺動選別装置101B上に載設したものとなされ、揺動選別装置101B上部の外周囲に作業フロア1が横外方への張出し状に設けられると共に、揺動選別装置101Bの下端部a1と作業フロア1との間に昇降移動用の階段2が設けられたものとなされている。
前記脱ぷ風選装置101Aの詳細は次のとおりである。
即ち、図10に示すように、作業フロア1よりも上側で作業フロア1上に立った状態の作業者の手の届く範囲内に左右一対の脱ぷロール3、3が設けてあり、この脱ぷロール3、3の前面及び上面を覆うものとした側面視L形のロールカバー体4が上端縁個所4aの左右向き軸を介して、全体の外面を覆った外面ケーシング5の一部として装着され、図16中に符号a2で示すように上方側へ及び、作業フロアー1から離れる側へ向けての揺動開放可能となされている。
外面ケーシング5の上側には原料タンク6が設けられており、該原料タンク6から非脱ぷ状態の穀粒(籾など)が、図12に示す被処理物通路7を通じて、一対の脱ぷロール3、3上に落下され、脱ぷロール3、3はこのように落下した穀粒を挟み付けて摩擦することにより脱ぷ処理し、脱ぷ処理された後の被処理物が案内板8a、8bに案内されて落下口9から落下されるようになされている。この一方では揺動選別装置101Bの外面ケーシング10内の空気が、この外面ケーシング10内に設けられた動力ファン11の吸引力により当該装置101Aの外面ケーシング5の下面に形成された空気入口12a、12b、12cから吸引されて矢印方向f1へ流動し、次に案内板8bとこれの下側の案内板13とで囲まれた選別風路14内を矢印f2で示す右斜め上方へ流動し、この空気流動による風選作用により脱ぷ状穀粒(玄米など)は1番物取出樋15からオーガ15aの搬送作用で取り出され、2番物は2番物取出樋16からオーガ16aの搬送作用で外方へ取り出されるようになされている。
選別風路14の右下側には案内板17a、17bで囲まれた塵埃分離室18が形成されており、この塵埃分離室18の底部には繰出しロータ19aを内包したエアロックバルブ19を介装された外殻排出路20が形成されると共に、塵埃分離室18の左上部には空気吸引孔21が形成され、この空気吸引孔21から、案内板22a、22bで囲まれた空気吸引路23が下方へ向けて延出されている。
選別風路14内を矢印方向f2へ流動する空気は落下口9から落下した被処理物からその外殻を分離させると共にこの外殻と一緒に塵埃分離室18内に流入して流速を低下されるようになされており、ここで外殻が重力分離されて空気のみが空気吸引路23を通じて下方へ流動され、一方、外殻は塵埃分離室18の底部に降下した後、エアロックバルブ19で空気の流通を遮断された状態の下で外殻排出路20を通じて空気吸引路23の内方へ排出されるようになされている。24a及び24bは2番物取出樋16内からオーガ16aで取り出された2番物が落下する2番物落下路25を形成する案内板であり、この2番物落下路25は図10などに示す揺動選別装置101Bの外面ケーシング10から突出された図3に示す2番物取出口26に連通されている。
そして、前記揺動選別装置101Bの詳細は次のとおりである(図1、図3、図10、図11、図12、図13、図14、図16参照)。
即ち、図10に示すように、外面ケーシング10の頂面部10aの上側に混合物タンク27が設けてあり、この混合物タンク27には脱ぷ風選装置101Aの一番物取出樋15から取り出された被処理物が図3に示す選別機投入昇降機28を介して搬送された後に投入されるようになされている。図11、図12、図13及び図14に示すように、外面ケーシング10により略密閉状に囲まれた空間内には前後方向と左右方向の双方に傾斜された選別要部29が設けてあり、この選別要部29は上面に凹凸の形成された平板状の揺動選別板29aを複数段に積み重ねて左右方向f3に揺動運動させるようになされ、この揺動選別板29aの前後傾斜上位側(奥側)に固定された供給タンク29b内に混合物タンク27の被処理物が供給され、前後傾斜下位側(前面側)に固定された被処理物排出樋29cから揺動選別板29aで選別処理された後の被処理物が取り出されるようになされている。この被処理物排出樋29cの内方には脱ぷ状穀粒のみの一群とそれ以外の被処理物の一群とを分けて特定個所から落下させる仕切板g1が図示しないモータによる左右送り変位可能に設けられており、また被処理物排出樋29cから落下する穀粒の落下経路を切り替えるための通路切替弁g2が設けられている。この通路切替弁g2は支点p1回りへ揺動されて「自動」「循環」「仕上」の3つの状態のうちの何れかの状態に保持されるもので、「自動」の状態となされたときには、脱ぷ状穀粒(玄米など)のみの落下経路h01に非脱ぷ状穀粒が混合する可能性が近づいたときにのみ、これを図示しないセンサが検出することなどに関連して、自動的に脱ぷ状穀粒(玄米など)のみの落下経路h01の出口を閉鎖する側f6へ揺動されて仮想線で示す位置p01に一時的に変位され、落下経路h01に案内されて落下した被処理物を脱ぷ状穀粒(玄米など)及び非脱ぷ状穀粒(籾など)の混合物の落下経路h02内に落下させる状態となり、また「循環」の状態では、仮想線で示す位置p01に保持されて脱ぷ状穀粒(玄米など)のみの落下経路h01の出口を常に閉鎖した状態となされ、落下経路h01に案内されて落下した被処理物を常に前記混合物の落下経路h02内に落下させる状態となり、また「仕上」の状態では、点線で示す位置に保持されて脱ぷ状穀粒(玄米など)のみの落下経路h01の出口を常に開放した状態となされて、脱ぷ状穀粒(玄米など)の落下経路h01の出口から、予定された脱ぷ状穀粒(玄米など)のみを落下させる状態となる。
外面ケーシング10の内方には揺動選別装置101B全体を支持した図示しない本体基礎台と同体状に支持された固定枠板90に可動枠体91が左右向き支点軸92を介して結合され且つ前後傾斜角調節モータ93の駆動による左右向き支点軸92回りの揺動変位可能に装着されており、また可動枠体91上には左右の前後向き支持軸94、95を介して左右一対のリンクアーム体96、97が左右揺動可能に装着されると共に、それぞれのリンクアーム体96、97の上側前後個所が選別要部29の対応個所に軸着されて、可動枠体91、選別要部29及び左右のリンクアーム体96、97を要素とした四節平行リンク機構が形成されている。
左側のリンクアーム体96の下側には他所から回転を入力される回転駆動軸98が配置されていて、可動枠体91に設けられた前後向き支点軸99回りの揺動変更可能に装着された上向きアーム体120に支持され、回転駆動軸98の長さ途中個所に形成されたクランクピン部と左側のリンクアーム体96の長さ途中個所とがクランクロッド121で結合されている。この際、回転駆動軸98にはこれの回転を円滑となすためのバランスウエイト98aが設けられている。そして上向きアーム体120の長さ途中個所は揺動角調節モータ122の出力軸d1にネジ送り機構123を介して連動連結されていて、出力軸d1の回転により回転駆動軸98の位置が前後向き支点軸99回りへ変更されて右側のリンクアーム体96の前後向き支持軸94回りの揺動範囲位置が変更されるようになされている。
一方、右側の前後向き支持軸95はこれの左側に位置され可動枠体91に装着された前後向き支点軸124回りの揺動自在となされた左右向きアーム体125の右端部に支持されており、この左右向きアーム体125の左端部と同体状個所から下向きアーム部材126が延出させてあり、この下向きアーム部材126と、可動枠体91に装着された左右傾斜角調節モータ127の出力軸d2とがネジ送り機構128を介して連動連結されていて、出力軸d2の正逆回転により前後向き支持軸95の高さ位置が前後向き支点軸124回りへ変更されるようになされている。
したがって、回転駆動軸98が回転駆動されることにより左右のリンクアーム体96、97が左右の前後向き支持軸94、95回りへ繰り返し揺動されて選別要部29が左右方向f3へ揺動され、また前後傾斜角調節モータ93が回転作動されることにより選別要部29の前後傾斜角度が変更され、また揺動位置調節モータ122が回転作動されることにより選別要部29の左右揺動範囲の角度位置が変更され、また左右傾斜角調節モータ127が回転作動されることにより選別要部29の左右傾斜角が変更される。
外面ケーシング10の前面部10bの大部分個所は図11に示すように後述の第2の扉体T2から離れる側である左側縁に設けられた縦支軸129を介して支持され且つこの軸129回りの開放変位可能となされた第1の扉体T1となされており、この扉体T1の内面側にはこれが閉鎖状態にあるときに選別要部29の前後傾斜下位側の被処理物排出樋29cから送り出されて落下する被処理物を受け入れて特定個所へ重力作用により送り出すものとした被処理物自重落下案内路手段をなす配送シュート30が支持片を介して固定されている。この配送シュート30は、3つの独立した案内路30a、30b、30cを具備していて、各案内路30a、30b、30cの受入部はホッパ状となされており、左端の案内路30aは選別要部29から受け入れた脱ぷ状穀粒を前記粒選別機投入昇降機102の被処理物供給個所a3(図1参照)で外面ケーシング10の左側面内方に設けられたシュート130の内方に落下させ、中間位置の案内路30bは脱ぷ状穀粒(玄米など)及び非脱ぷ状穀粒(籾など)の混合物を前記選別機投入昇降機28の被処理物供給個所a4(図1参照)の内方に移送するために選別要部29下側に前後向きに配設された振動コンベア31の搬送始端に落下させ、右端の案内路30cは非脱ぷ状穀粒を原料昇降機100の被処理物供給個所a5の内方に移送するために選別要部29下側に前後向きに配設された振動コンベア32の搬送始端に落下させるようになされている。
図14に示す第1の扉体T1の上部で配送シュート30よりも上側となる大部分個所には図13に示す四角状の透孔e1が形成されており、この透孔e1個所にはこれを開放可能に閉鎖するための蓋体e2が設けられている。この蓋体e2は第1の扉体T1の外面に位置され大部分を透視材で形成され且つ透孔e1を略気密状に閉鎖するものとなされていてこれの上辺部回りの外方且つ上方への揺動開放可能となされるほか、閉鎖姿勢から上辺部回りの外方且つ上方へ凡そ110度程度回動させた位置に位置保持させ得るものとなされている。
図13に示す外面ケーシング10の内方であって、選別要部29の前部、脱ぷ状穀粒用のシュート130、配送シュート30、及び、第1振動コンベア31や第2振動コンベア32の前部などの周辺における清掃、点検又は修理などの作業を行うときは、第1の扉体T1が縦支軸129に支持されつつこの軸129回りへ揺動されて開放される。第1の扉体T1が開放されたとき、配送シュート30が選別要部29と、シュート130及び第1振動コンベア31及び第2振動コンベア32との間から抜け出て広い作業空間が形成される。また選別要部29の前部や配送シュート30の上部の状態を確認したいときなどには蓋体e2が開放される。
図12に示すように、外面ケーシング10の内方右部には前記動力ファン11が固設してあり、この動力ファン11の空気吸引口には脱ぷ風選装置101Aの空気吸引路23と外殻排出路20の出口とが外面ケーシング10内の風路筒33を介して連通状に結合されると共に、動力ファン11の空気吐出口からは図16に示す排塵筒34が外面ケーシング10の外方へ向けて延出されている。外面ケーシング10の下端縁a6は揺動選別機101Bの設置された床面a7から凡そ5mm程度離間されており、また外面ケーシング10の前後左右の側面個所の特定個所(塵埃の堆積し易い個所)にはネズミが出入りできない程度の幅(例えば凡そ5mm程度)のスリット35が多数設けられており、全てのスリット35による開口面積は動力ファン11の吸引能力に関連した特定大きさとなされている。そして、動力ファン11が作動しているときは動力ファン11の空気吸引作用により外面ケーシング10内の空気が脱ぷ風選装置101Aの空気入口12a、12b、12c及び空気吸引路23及び風路筒33を通じて吸引された後に排塵筒34を通じて外側ケーシング10の外方へ排出される。この際、床面a7と外面ケーシング10との間の隙間や、スリット35を通じて外面ケーシング10の外側の空気がこれの内方へ吸引され、この吸引された空気により外面ケーシング10内に空気流が生成され、この空気流が外面ケーシング10内の塵埃の堆積し易い個所の塵埃を空気入口12a、12b、12c内に流入させる。
そして図10に示すように外面ケーシング10の前面部の右部で扉体T1の右側となる個所には、右側へ向かうに伴って前方へ張り出す態様の傾斜状となされた前面部36aを有し前後幅が左右長さに較べて比較的小さくなされ平面視略三角形状となされた略密閉状の制御盤36が形成されている。この際、前面部36aの大部分が第2の扉体T2となされ、この扉体T2は第1の扉体T1から離れる側である右側縁に設けられた縦支軸131を介して支持され且つこの軸131回りの開放変位可能となされており、第2の扉体T2の外面には基本的な各種スイッチを具備した機械式入力部a8や、液晶板を備えた監視操作用の電子表示部a9が装設されている。なお、制御盤36の内方には調整出荷設備の各部を制御するための制御用電気部品が密集されている。
次に前記仕上風選装置103の詳細について説明する。
図15に示すように、全体の外周囲が風選装置外面ケーシング37で略密閉状に包囲されており、この際、風選装置外面ケーシング37は後述の石抜機外面ケーシング53の上面に気密状に連続して形成されている。風選装置外面ケーシング37の頂面部37aには前記粒選別機投入昇降機102で移送された被処理物を風選装置外面ケーシング37の内方へ投入するための投入口38が形成されると共に、風選装置外面ケーシング37の側面には風選装置外面ケーシング37の内方の空気を吸引排出するための空気吸引口39が形成され、この空気吸引口39から風路管40が延出されている。この風路管40は図12に示すように揺動選別装置101Bの外面ケーシング10の内方に導かれ前記風路筒33の途中個所a10に連通状に結合されている。
風選装置外面ケーシング37の内方には案内板41を介して、被処理物の貯溜室42及びこれの底部に位置された被処理物の落下口42aが形成され、貯溜室42には投入口38から被処理物を投入され、また落下口42aにはこれの幅方向の被処理物の落下量を均分化するための分銅式均分弁43が設けられている。この際、分銅式均分弁43は横軸44回りの開閉変位自在となされた均分弁45と、この均分弁45に関連して装着された分銅46とを備え、均分弁45の閉鎖側への付勢力が分銅46の重量に対応した大きさになると共に、該付勢力の大きさが分銅46の位置調整により大小に変更されるものとなされている。
また貯溜室42の下側には案内板41とこれの下側に固定された案内板47とで囲まれた傾斜状の選別風路48が形成され、この選別風路48の上端が上下向きの仕切板49で囲まれた吸引室50に連通され、一方では風選装置外面ケーシング37の下面側の空気入口51から吸引した空気が仕切板49で矢印方向f4へ案内されて流入し、続いて選別風路48の下端から矢印方向f5へ流動し、この空気流動により落下口42aから落下している被処理物に混入している比較的小さい塵埃を選別風路48個所で分離させ、これら塵埃を吸引室50、空気吸引口39及び風路管40を経て風路筒33内に前記動力ファン11の吸引力で吸引させるようになされており、こうして風路筒33内に吸引された塵埃は動力ファン11に吸引され、被処理物の外殻などと一緒に排塵筒34を通じて外方へ排出される。
空気吸引口39内には開度を任意に調整できるようになされた回動式吸気調節弁52が設けられており、この回動式吸気調節弁52の開度と分銅46の位置とを適当に調整することにより、任意な選別処理能力による安定した風選作用が得られるようになる。また空気吸引口39からは比較的小径の空気吸引管63が分岐されて下方へ延出されている。
次に前記石抜機104について説明する。
図15に示すように、仕上風選装置103を上側に配設されており、仕上風選装置103の風選装置外面ケーシング37と気密状に結合された石抜機外面ケーシング53を備えている。この石抜機外面ケーシング53で略密閉状に囲まれた空間内には、多数の噴風口及び凹凸の形成された多孔選別板54が傾斜状に配置されると共に揺動駆動機構55を介して図15中で上下左右方向へ向かう特定軌跡上を繰り返し揺動されるように支持されており、多孔選別板54の下面側には送風ファン56を内蔵したファンケース57が多孔選別板54と同体状に固定されている。
多孔選別板54が揺動作動されて、送風ファン56により石抜機外面ケーシング53の側面個所に形成された図示しない空気入口を通じて外気が吸引され、この吸引された外気によりファンケース57内に生成された風が多数の前記噴風口から上方へ向け吹き抜けている状態の下で、仕上風選装置103から落下した被処理物が案内板58a、58bに案内されて多孔選別板54上に供給されると、滑落し易い脱ぷ状穀粒は下位側へ流動して案内板59で囲まれた穀粒落下路60を通じて下方へ落下され、一方、滑落し難い石などの異物は上位側へ送り移動されて多孔選別板54の上端から石取出し空間132内に落下され、続いてファンケース57の下側で石抜機外面ケーシング53の内方を密閉状に横断するように配設され石取出空間132の下面をなしている収集樋状部61の底部に収集され、この収集された異物は収集樋状部61の底部に設けられたオーガ62により石抜機外面ケーシング53の外方へ排出されるようになされている。
収集樋状部61の底部上面近傍個所には前記仕上風選装置103の空気吸引口39から分岐されて延出された比較的小径の空気吸引管63の先端が開口されていて、前記動力ファン11の空気吸引力によりこの空気吸引管63を通じて収集樋状部61の底部上面近傍の塵埃が空気と一緒に吸引されるようになされており、この吸引された塵埃は前記仕上風選装置103内の小埃と一緒など一緒に排塵筒34を通じて外方へ運び出される。
次に前記粒選別機105について説明すると、図5に示すように6本の回転選別胴64を縦2列で三段階に配列したものとなされ、各回転選別胴64については周面に無数の選別孔を形成して排出側を供給側よりも少し低くした略水平姿勢となされ且つ回動可能に架設され、各回転選別胴64の供給側の内方に前記穀粒落下路60から落下した穀粒を前記選別孔の大きさに関連した大小に選別し、大きい粒形の穀粒が前記色彩選別機投入昇降機106の被処理物供給個所a11へ向けて流出され、小さい粒形の未熟粒などが未熟粒通路65を経て図9に示す特定個所p01へ流出されるようになされている。
次に前記色彩選別機107について説明する(図2、図3、図9参照)。
サービスタンク66と色彩選別処理部67を備えており、前記色彩選別機投入昇降機106からサービスタンク66の図9に示す第1区画個所b1に被処理物を投入され、この第1区画個所b1から色彩選別処理部67の一次処理部に連続的に被処理物が供給され、この一次処理部にて先ず一次選別処理されて、良品のみの一群と、良品及び着色粒の混合品群とに選別され、混合品群が一次不良品昇降機68で揚上搬送されてサービスタンク66の図9に示す第2区画個所b2に投入され、この第2区画個所b2から色彩選別処理部67の二次処理部に連続的に供給されて二次選別処理され、この二次処理で着色粒と良品粒とに厳密に選別し、着色粒は外方の特定個所に向け流出され、良品粒が二次良品昇降機69で揚上搬送されてサービスタンク66の第1区画個所b1に戻され、この後、第1区画個所b1内の他の被処理物と一緒に一次選別処理の対象となり、一方、一次選別処理で選別された良品の脱ぷ状穀粒(製品)は前記製品昇降機108の被処理物供給個所a12(図1参照)に向け流出されるようになされている。
前記製品昇降機108の被処理物の出口個所には図1に示すタンク切替弁g3が設けられており、このタンク切替部弁g3は複数の製品タンク109のうちの任意なものに投入できるように作動するものでる。
また前記製品タンク109は製品昇降機108から製品を投入されてそれを貯溜保存し、この貯溜保存した製品が重力作用により被処理物出口個所から流出するものとなされている。この際、少なくとも1つの前記製品タンク109は図17に示すように、前記出荷計量機110へ向けて流出し得るようになされている。
そして出荷計量機110は製品タンク109内の製品を計量して任意な特定重量だけ取り出すことができるようになされている。
次に上記した米麦調製出荷設備の変形態様について説明する。
第1の変形態様は、図18に示すように、前記色彩選別機投入昇降機106及び前記色彩選別機107を省略して、粒選別機105と製品昇降機108とを連続させ、また揺動選別装置101Bと粒選別機投入昇降機102との間に予め設計され適合性を確保されている異種選別機投入昇降機111及び異種選別機112を設けたものとなされる。
この際、異種選別機112は揺動選別装置101Bで選別しきれなかった脱ぷ状穀粒中の異物(例えば非脱ぷ状穀粒、米処理中の麦、草の種など)を選別するもので、揺動選別装置101Bと同様な機構により揺動選別するものとなされる。
第2の変形態様は、図19に示すように、前記色彩選別機投入昇降機106、前記色彩選別機107、前記異種選別機投入昇降機111及び前記異種選別機112を省略して、揺動選別装置101Bと粒選別機投入昇降機102とを連続させると共に、粒選別機105と製品昇降機108とを連続させたものとなされる。
次に上記した米麦調製出荷設備の被処理物移動経路の特定個所に設けられる図1に示すマグネット71及び網体72について説明する。ここに、マグネット71は被処理物中から磁力で吸着され得る金属片などの異物を除去するためのものであり、また網体72は被処理物中から網目よりも大きな異物を濾し取るためのものである。
図1に示すように、前記マグネット71は、前記揺動選別装置101Bにおける被処理物固定案内路と、前記異種選別機112における被処理物固定案内路、前記色彩選別機投入昇降機106における被処理物固定案内路と、前記製品タンク109における被処理物固定案内路とに装設されている。
さらに具体的に説明すると、前記揺動選別装置101B及び前記異種選別機112のマグネット71は例えば図13に示すように右端の被処理物案内路(非脱ぷ状穀粒を案内するもの)30cのホッパ状個所の傾斜案内面13aの下面に固着される。前記ホッパ状個所の傾斜案内面が帯磁個所となっていて、この帯磁個所がホッパ状個所の傾斜案内面に案内されて流下する非脱ぷ状穀粒の中からこれに混入した金属片などの磁力吸着可能な異物を吸着するのであり、吸着された異物は扉体10bを開放することにより容易に除去される。
また前記色彩選別機投入昇降機106のマグネット71は被処理物供給個所a11に装着されている。この被処理物供給個所a11は図20Aに示すような傾斜状の樋となされており、このマグネット71の装着構造は、樋a11の傾斜状底面にマグネット71を固定すると共に、樋a11上面の開口を開放可能に閉鎖する蓋体73を設けたものとなされている。74は樋a11の側面に形成された透視窓である。この際、マグネット71の真上となる傾斜状底面部分が帯磁個所となっていて、該傾斜状底面に案内されつつ重力作用により滑落する被処理物の中からこれに混入した先と同様な異物を吸着するのであり、吸着された異物は固定ネジ75を弛緩操作して蓋体73を開放することにより容易に除去される。
また前記製品昇降機108のマグネット71は被処理物供給個所a12に装着されている。この被処理物供給個所a12は図20Bに示すようなシュートとなされており、このマグネット71の装着構造は、シュートa12の傾斜状底面に開口を設けると共に、この開口を閉鎖するための蓋体76を特定支点軸77回りの揺動開閉可能に装着し、この蓋体76の外面にマグネット71を固定したものとなされている。78はシュートa12の側面に形成された透視窓である。この際、傾斜状底面の一部を形成する蓋体76の内面個所が帯磁個所となっていて、該内面個所に案内されつつ重力作用により滑落する被処理物の中からこれに混入した先と同様な異物を吸着するのであり、吸着された異物は固定ネジ76aを弛緩操作して蓋体76を開放することにより容易に除去される。
また図17に示すように製品タンク109のマグネットは被処理物出口個所70に装着されている。この被処理物出口個所70は断面四角状の縦向き通路となされており、このマグネット71の装着構造は、引き出し可能な枠体79を形成し、この枠体79の内方に棒状のマグネット71を複数並設したものとなされている。この際、マグネット71は縦向き通路内を重力作用により落下する被処理物の中からこれに混入した先と同様な異物を吸着するのであり、吸着された異物は枠体を引き出すことにより容易に除去される。
前記網体72は、図1に示すように、選別機投入昇降機28で送られた被処理物を貯溜し前記揺動選別装置101Bの選別要部29に供給する混合物タンク72の被処理物通過個所と、前記製品タンク109の被処理物出口個所70とに設けられている。
そして、それぞれの網体72の装着構造は、図21に示すように、それぞれの被処理物通過個所a14に、上面開放形となされ把手部80aの設けられた箱体80を外方への引き出し可能に装着し、この箱体80の底面に特定大きさの網目を有する網体72を固定したものとなされている。網体72上に濾し取られた異物は箱体80を引き出すことにより容易に除去される。
次に上記した米麦調製設備の制御機構(制御盤36を含むもの)についてさらに詳細に説明する。
図22及び図23に示すように、前記機械的入力部a8には、操作電源スイッチ133、自動・手動・遠隔切替スイッチ134、起動警報スイッチ135、起動スイッチ136、停止スイッチ137、警報停止スイッチ138及び非常停止スイッチ139が設けてあり、また主電源表示ランプ140及び操作電源表示ランプ141のほか、脱ぷロール3、3の挟み付け圧力の数値表示部142や警報ブザー143が設けてあり、さらにこの数値表示部142に関連して位置された脱ぷロール模式図144が表示されている。
操作電源スイッチ133及び操作切替スイッチ134は入力部を回し操作する機械式のスイッチであり、前者スイッチ133は商用電源から電流が供給されている状態の下で入り操作されると、制御系統に電力を供給する状態となるものであり、また後者スイッチ134は入力部を回し操作することで自動位置、手動位置、遠隔位置の何れかに位置保持される機械式のスイッチで、自動位置では米麦調製設備が自動モードで運転されるようになり、また手動位置ではそれが手動モードで運転されるようになり、また遠隔位置では遠隔監視操作室内から各部が操作される状態となる。
起動警報スイッチ135、起動スイッチ136、停止スイッチ137、警報停止スイッチ138及び非常停止スイッチ139は入力部を押し操作される機械的なスイッチであり、この際、起動警報スイッチ135は米麦調製設備を起動する直前に注意を喚起するために押し操作されるもので、押し状態で入りとなって警報ブザー143を作動させるものであり、起動スイッチ136は押し状態で入りとなって米麦調製設備を起動させるものであり、停止スイッチ137は押し状態で入りとなって米麦調製設備を停止させるものであり、警報停止スイッチ138は押し操作することにより警報ブザー143の作動などを停止させるものであり、非常停止スイッチ139は押し操作することにより米麦調製設備の各作動部の全体を瞬時に停止させるものである。
前記電子表示部a9の液晶板はタッチパネル145となされており、このタッチパネル145は床面a7に立った作業者の目の高さに設けられているものであり、次にタッチパネル144及び機械式入力部a8に関連した制御機構について作動の順を追って説明する。
制御系統に通電された状態で、操作切替スイッチ134を「自動」に位置させ、タッチパネル145の表示面(以後、パネル表示面という)には、図24に示す自動モードのメイン画面G1のうちの「運転中」という文字の代わりに「停止」という文字の表示された自動モード停止画面を表示させる。次に起動警報スイッチ135を押し操作して警報ブザー143を鳴らし、これから各部が作動することを周囲の作業者に予知させた後、起動スイッチ136を押し操作する。
これにより各部は予め定めた順に自動的に起動され、定常な運転状態となるのであり、タッチパネル145の表示面には図24に示す自動モード運転中のメイン画面G1が表示される。
このメイン画面G1は現在出願人が実際に実施している前記変形例1に対応するものであり、発明思想において実質的に他の実施態様のものと変わるものではないので、以後この変形例1のものに基づいて説明することとする。
上記メイン画面G1には、米麦調製設備の各部が同時に表示されており、既述した調製機器に対応する部位には同一の符号を付してその部位が対応する調製機器を示す表示個所であることを示すものとする。変形例1中の異種選別機117はメイン画面G1上に示すように、混合物タンク146と選別要部の存在する本体部147とを備えており、混合物タンク146の被処理物出口個所には選別シャッタs11を設けたものとなされている。
メイン画面G1上において、原料昇降機100の出口個所には「自動」「循環」「取出」の3つのスイッチd01、d02、d03が設けてあり、何れか1つに触れると、図1に示す切替手段g0がその触れたスイッチに対応した状態となる。通常では「循環」の状態となされる。
また製品昇降機108の出口個所には「袋詰め1」「袋詰め2」「計量機」の3つのスイッチd11、d12、d13が設けてあり、何れか1つに触れると、図1に示すタンク切替弁g3がその触れたスイッチに対応した製品タンク109へ製品が投入される状態となす。例えば「袋詰め1」のスイッチd11に触れると、内部の製品を特定場所にて特定大きさの袋内に取り出すという袋詰め1の処理の行われるものとなされた製品タンク109へ製品が投入されるようになるのであり、また「計量機」のスイッチd13に触れると、図17に示す計量機110を通じて内部の製品を取り出すことのできるものとなされた製品タンク109に製品が投入されるのである。
またメイン画面G1上において、脱ぷ風選装置108Aには原料タンク6内の原料の蓄積状態を示す表示j1、脱ぷロール3への原料供給調節弁(原料タンク6の出口に設けられているもの)の開度を示す表示j2、脱ぷロール3の作動状態を示す表示j3、及び、脱ぷロール3用駆動モータの電流値の表示j4などが現れるようになされており、また揺動選別装置101Bには、混合物タンク27内の被処理物の蓄積状態を示す表示j5、選別板29aの作動状態を示す表示j6、仕切板g1の作動状態を示す表示j7、及び、選別板29aの右端部の高さ調節作動状態(選別板の左右傾斜調節作動状態)を示す表示j8などが現れるようになされており、また異種選別機117には混合物タンク146内の被処理物の蓄積状態を示す表示j9、及び、選別板の作動状態を示す表示j10が現れるようになされており、また石抜機104にはファン56の状態を示す表示j11が現れるようになされ、粒選別機105には選別胴64の作動状態を示す表示j12、未熟粒を搬出するためのコンベアの作動状態を示す表示j13、及び、未熟粒を収集するタンク内の未熟粒の蓄積量の状態を示す表示j14などが現れるようになされており、また製品タンク109内の製品の蓄積量の状態を示す表示j15が現れるようになされており、前記した各昇降機28、100、102、108、111には搬送要部の作動状態を示す表示j16が現れるようになっている。
この際、脱ぷロール3の作動状態を示す表示j4は一対の脱ぷロール3、3を表す2つの円形図からなっていて、2つの円形図のそれぞれが回転するようになされたアニメーションにより脱ぷ風選装置101Aの作動中が表現されるのであり、また揺動選別装置101Bにおける選別板29aの作動状態を示す表示j6は選別板29aを表す四角形図からなっていて、四角形図が左右へ振動するようになされたアニメーションにより揺動選別装置101Bの作動中が表現されるのであり、また異種選別機117における選別板の作動状態を示す表示j10は選別板を表す四角形図からなっていて、四角形図が左右へ振動するようになされたアニメーションにより異種選別機117の作動中が表現されるのであり、またファン56の状態を示す表示j11は前記ファン56を表す円形図からなっていて、円形図が回転するようになされたアニメーションにより石抜機104の作動中が表現されるのであり、また選別胴64の作動状態を示す表示j12は選別胴64を表す円形図からなっていて、円形図が回転するようになされたアニメーションにより粒選別機105の作動中が表現されるのであり、また粒選別機105の未熟粒用コンベアの作動状態を示す表示j13は未熟粒用コンベアの作動部を表す円形図からなっていて、円形図が回転するようになされたアニメーションにより未熟粒用コンベアの作動中が表現されるのであり、また各昇降機28、100、102、108、111の搬送要部の作動状態を示す表示j16は作動部を表す円形図からなっていて、円形図が回転するようになされたアニメーションによりこの円形図に対応した昇降機28、100、102、108、111の作動中が表現されるのである。
これらのアニメーションによる各表示j4、j6、j11、j12、j13、j16は暗い地色上に明るい黄色で表示されるものであり、作業者はこれら表示を見てその対応する各機器の作動中を直ちに判断することができる。一方、これら表示のなされた機器が停止したときは、その停止した機器の対応する表示はメイン画面G1上に表示されないものとなって該表示個所はそれら機器の地色である比較的暗い色(例えば褐色)となるのであり、したがって作業者は機器の停止したことを目視により直ちに判断することができるのである。
またメイン画面G1の下辺近傍には、異常要因スイッチ148、水分値入力スイッチ149、各種設定スイッチ150、稼働データスイッチ151、単動操作スイッチ152、選別機スイッチ153、電流モニタースイッチ154が表示されており、さらにこれらの上側近傍には異常要因の数とそれぞれのタイトルを示す表示枠155が表示されている。
次に自動モードのメイン画面G1の表示された状態での運転中に、何れかの機器に、検出可能なものとなされた異常が発生したときの作動や処理について説明する。
脱ぷ風選装置101A、揺動選別装置101B、動力ファン11、異種選別機117、石抜機104、粒選別機105、各昇降機28、100、102、108、111の何れかに異常が発生したとき、これを適宜なセンサが検出し、異常の発生した機器を表示している部位の全体が赤色に発光すると共に、警報ブザー143が鳴る。そして異常要因の表示枠155内に、現在発生している異常の数とこれに対応した比較的短い文字列のタイトルが表示される。
異常発生を認識した作業者は警報停止スイッチ138を押して警報ブザー143の音を停止させる。なお、この時点では異常個所の赤色発光は消失しない。次に作業者は必要に応じて異常要因スイッチ148を押すのであり、これによりパネル表示面には自動モードのメイン画面G1に代えて例えば図25に示すような異常要因のタイトル156及び異常内容詳細(対処方法を含む)157の記載された異常要因画面が表示される。この異常要因画面を閉じるには画面中のメインスイッチ158を押すのであり、これによりパネル表示面に元のメイン画面G1が表示される。作業者は、この異常要因画面の内容を参考にして、異常の発生している機器からその異常を取り除くのである。異常を取り除いた後、作業者は再び警報停止スイッチ138を押すのであり、これにより異常の発生していた機器の赤色発光は消失して、メイン画面G1は当初状態に復帰する。
次にメイン画面G1上でのその他の操作や作動について説明する。
(1)メイン画面G1の左上部の「自動モード」と表示された個所の近傍がメンテナンススイッチ160となっており、このスイッチ160を触れると、図26に示すようなメンテナンス画面がメイン画面G1に代えて表示される。
このメンテナンス画面上には、異種選別機117、付属装置A、前工程の表示j17及び調節タンクk2の表示j18などのそれぞれを表示・非表示とするためのスイッチ161、162、163、164が表示されるのであり、これらのスイッチ161、162、163、164を非表示状態にするように触れ操作すると、触れ操作されたスイッチに対応した機器がメイン画面G1上から消失されて、その消された機器の存在しない状態の米麦調製設備を表す画面がメイン画面G1として表示されるようになる。
このような特定機器の表示・非表示機能は、実際の設備において、例えば異種選別機117を設ける場合(変形例1)があったり設けない場合(変形例2)があることに対応できるようにするためで、例えば異種選別機117が設けられないときはメイン画面G1上からその表示を消失させるようにするのである。このような技術思想は他の実施態様にも適当に拡張されるのであって、即ち、米麦調製設備が既述した基本の実施態様のように色彩選別機106を有するものであるときは、メイン画面G1は色彩選別機106を表示したものとなされるのであり、このような場合には、色彩選別機106及びこれに関連した機器などを非表示にすることができるようになすのである。
(2)各種設定スイッチ150に触れたときには、メイン画面G1に代えて、各機器の設定画面が表示されるのであり、この設定画面には種々の設定スイッチが表示され、これらスイッチの操作により各機器の必要な設定が行われる。
また単動操作スイッチ152に触れたときは、メイン画面G1に代えて、単動操作画面が表示されるのであり、この単動設定画面には各駆動部に対応した各運転・停止スイッチが表示され、これらのスイッチを操作することにより操作されたスイッチに対応した1つの機器が単独で始動されたり停止されたりする。
また選別機スイッチ153に触れたときは、メイン画面G1に代えて、選別機自動手動切替画面が表示されるのであり、この画面には各部の自動手動切替スイッチと手動操作スイッチが表示されるのであり、任意な特定部位に対応した自動手動切替スイッチを切り替えることにより、そのスイッチに対応した部位が自動又は手動のうち任意に特定された何れかで作動する状態となり、手動で作動する状態の下では手動操作スイッチを操作する。
また電流モニタスイッチ154に触れたときは、メイン画面G1に代えて、電流モニタ画面が表示され、この画面上に各モータのこれまでの電流値の経過が表示されるようになっており、作業者は各モータの負荷状況を過去に遡って知ることができる。
また水分値入力スイッチ149に触れると、メイン画面G1に代えて、水分値入力画面が表示されるのであり、作業者は例えば調製タンクk2などでの被処理物の水分を測定し、この測定値を任意時に水分値入力画面から入力する。このように入力された水分値は制御機構の記憶部に記憶される。
また稼働データスイッチ150に触れたときは、メイン画面G1に代えて、稼働データ画面が表示されるのであり、米麦調製設備の各機器の経時的な稼働データが自動的に、或いは作業者がデータを入力することにより、記憶部に日時と共に記憶されており、作業者はこの記憶されている稼働データを稼働データ画面で見ることができる。
さらに脱ぷ風選装置101Aの点線tで囲まれた範囲内或いは揺動選別装置101Bの点線tで囲まれた範囲内を触れると、各種設定スイッチ150に触れて表示されるところの設定画面のうち、それぞれに対応した設定画面にショートカットで移動できるのであり、これにより実行頻度の多い設定操作を迅速に行えるようになる。
次に調製処理作業が終了に近づいたときから調製作業終了までの各機器の作動及び操作などの流れについて説明する。
調製処理作業の終了に近づくと、原料が減少し、やがて、揺動選別装置101Bの混合物タンク27内が空の状態(被処理物が特定レベル以下になった状態でもよい)になり、この空状態が予め定めた特定時間(例えば20秒)の間、継続すると、揺動選別装置101Bの選別板29a上の穀粒の流れ状況を検出するセンサが穀粒を検出しなくなるため、揺動選別装置101Bの通路切替弁g2は図13中の仮想線で示す位置p01に回動変位されて、被処理物排出樋29cの脱ぷ状穀粒のみの経路h01の出口が閉鎖状となってこの経路h01は混合物の経路h02に連通された状態となるのであり、また異種選別機117を含めてこれよりも被処理物流れの上流側の機器は自動的に停止され、これと同時に、原料シャッタs10、原料タンク6出口のロールシャッタs12、混合物タンク27出口の選別シャッタs13、異種選別シャッタs11が自動的に閉鎖されるほか、左右一対の脱ぷロール3、3が大きく離間される。これにより脱ぷロール3の損傷が防止されると共に脱ぷロール3の消耗が防止される。
この自動的な停止を認識した作業者は、操作切替スイッチ134を「手動」位置に切り替える。そうすると、この切替操作に関連して、パネル表示面には図27に示すような手動モードの画面G2が表示されると共に、揺動選別装置101Bの駆動部及び原料昇降機100が自動的に作動を開始される。手動モードの画面G2は手動操作される各シャッタs10、s11、s12、s13の開閉スイッチ165が表示される以外はほぼ先の自動モードのメイン画面G1と変わりないものである。なお、自動モードでは各シャッタの開閉スイッチ165は表示されないのであり、これは自動モードでは各シャッタs10、s11、s12、s13は手動で作動させる必要がないからであり、作業者が不用意に各シャッタを作動させる事態を阻止するためである。
この時点では、各シャッタs10、s11、s12、s13は前回の手動モードにおける状態に復元されるのである。原則として調製作業の終了時には各シャッタは閉鎖されるから、これらシャッタs10、s11、s12、s13は原則として閉鎖された状態を保持するのである。
上記のように揺動選別装置101Bや原料昇降機100が作動を開始されると、揺動選別装置101B内の穀粒のうち混合物はこれの移送経路h02を経て選別機投入昇降機28の被処理物供給個所a4へ移動され、続いてこの昇降機28で混合物タンク27内に投入されるのであり、一方、非脱ぷ状穀粒はこれの移送経路を経て原料昇降機100の被処理物供給個所へ移動され、続いてこの昇降機100で原料タンク6内に投入される。作業者はこのような作動を監視すると共に、脱ぷロール3、3の被処理物挟み付け圧力を脱ぷ風選装置101Aの前記設定画面上で仕上時の大きさに低下させた後、適時に、必要なシャッタs10、s12、s13をその対応する開閉スイッチ165に触れることにより開放させる。これにより、脱ぷ風選装置101Aや揺動選別装置101Bの内方に残存していた被処理物などは脱ぷ風選装置101A、揺動選別装置101B、選別機投入昇降機28及び原料昇降機100内を循環するのであり、この循環により、被処理物は完全に数分程度で脱ぷ処理及び選別処理される。
これを確認した後、作業者は手動モードの画面G2上の通路切替用の仕上スイッチd21に触れるのであり、これに関連して通路切替弁g2が図13中の点線で表示する位置に回動変位される。これにより、揺動選別装置101Bの脱ぷ状穀粒はこれのみの経路h01の出口から出て異種選別機投入昇降機111を経てその混合タンク146内に移送される。
一方で作業者は異種選別機117の選別シャッタs11をその開閉スイッチ165に触れることにより適時に手動で開放させる。そして、最後に停止スイッチ137を操作するのであり、これにより各機器が順次に停止され、調整作業は完全に終了する。
上記した調製作業終了時の作動は次のように行わせることもできるのであって、即ち、図28に示すように、運転中に、混合物タンク27内の穀粒が設定時間(例えば20秒)の間、継続して存在しないとき、上記と同様に必要な機器の作動が停止されるが、このとき操作切替スイッチ134を「手動」位置に切り替えないでも、自動的に手動モードに切り替えるような回路機構となしておき、手動モードとなった後には、上述の手動モードでの処理と同じように操作するようになす。
上記した調製作業終了時の作動や操作についてはさらに進化させて全自動で行わせることもできる。
即ち、運転中に、混合物タンク27内の穀粒が設定時間(例えば20秒)の間、継続して存在しないとき、上記と同様に必要な機器の作動が停止されるが、このとき、自動的に自動仕上モードに移行するような回路を形成しておき、この自動仕上モードに移行したときは、パネル表示面に別に用意された自動仕上モードの画面を表示させ、この後、上述した手動モードにおいて作業者が手動で行った操作を自動的に行わせるようになすのである。
この際、各シャッタs10〜s13の開放作動や、脱ぷロール3、3の被処理物挟み付け圧力の低下処理は自動仕上モードに移行したことに関連して自動的に行わせればよいのであり、また通路切替弁g3を図13に点線で示す位置へ切り替える作動(仕上位置への切替)は予め実績により定めた特定時間(例えば2分程度)が経過したことに関連して自動的に行わせればよい。また異種選別機117の選別シャッタs11は経路切替弁g2の仕上位置への切替に関連して自動的に開放させればよい。そして、作業が完全に終了した時点は通路切替弁g2の仕上位置への切替から予め実績により定めた特定時間が経過したことで特定されるのであり、この時点で全ての機器を自動的に停止させるのである。
上記した調製設備における調製作業中、揺動選別装置101Bの選別板29aは最適な選別処理が行われるようにその左右傾斜角を左右傾斜角調節モータ127の作動により自動的に調節される。そして、調製作業が終了に近づくと、選別板29a上の穀粒の量が少なくなるため、選別板29aの左右傾斜角は大きくなるのであり、このまま揺動選別装置101Bが停止されると、次回の調製作業の開始時に選別板29aは良好な選別を行うことができない。これに対処するには作業終了時に選別板29aの左右傾斜角が標準値近傍になるように選別板29aを調節変位させる必要があるのである。
一方で、調製作業途中で揺動選別装置101Bに異常が生じるなどして、揺動選別装置101Bが、その選別板29aの左右傾斜角が大きくなった状態のまま自動的に停止されることがあるが、このような場合は、選別板29aの左右傾斜角はその停止時の左右傾斜角を保持している方が好ましいのである。
このような事態に対処するには、図29に示すように、揺動選別装置101Bの停止された状態の下で、選別板29a上の前後方向傾斜の上位側の右端の上面に流動する穀粒の存在をセンサーで検出し、穀粒が存在していれば、調製作業中であると判断して選別板29aの左右傾斜角が大きくなっていてもその角度を保持させるように作動し、逆に穀粒が存在していなければ、調製作業は完全に終了していると判断して、選別板29aの左右傾斜角が特定角度以上であるときにこれを標準値近傍の大きさになすように選別板29aを変位させる処理を自動的に行わせるものとなすのである。
次に上記実施形態における特徴的構成とその作用について補足的に説明する。
(1)粒選別機105の上側に配設された状態の石抜機104の上側に、仕上風選装置103が配設してある。これによれば、仕上風選装置103の効用が得られる上に次のような利益が得られるのであって、即ち、仕上風選装置103、石抜機104及び粒選別機105が比較的小さい床面a7上に設置されると共に、被処理物が重量作用で仕上風選装置103から石抜機104へ、そして石抜機104から粒選別機105へ移動されるものとなって、動力で駆動される格別な被処理物移送手段を設ける必要のないものとなる。
(2)揺動選別装置101Bの選別要部29を略密閉状に覆った外面ケーシング10の内方に動力ファン11を設け、また脱ぷ風選装置101Aにおける風選及び外殻移送用の空気流を生成させるための脱ぷ関係空気入口12a、12b、12c及び脱ぷ関係空気吸引路23の空気出口を設け、脱ぷ関係空気出口を動力ファン11の空気吸引口に連通させると共に、脱ぷ関係空気入口12a、12b、12cを外面ケーシング10の内方に開口させている。このようにすれば、外面ケーシング10内の空気が脱ぷ風選装置101Aの脱ぷ関係空気入口12a、12b、12cを通じて吸引されるようになり、外面ケーシング10内の空気を動力ファン11に吸引させるための通風路手段を形成する手間が軽減され、通風関係設備がコンパクト化される。
(3)揺動選別装置101Bの被処理物出口個所、異種選別機112の被処理物出口個所、色彩選別機投入昇降機106の被処理物供給個所、及び、製品昇降機108の被処理物供給個所のそれぞれのマグネット71が床面a7上の作業者の手の届く範囲内に設けた構成となされている。これによれば、マグネット71に吸着された金属片などが便利に取り出されるものとなる。
(4)色彩選別機投入昇降機106の被処理物供給個所、及び、製品昇降機108の被処理物供給個所のそれぞれが被処理物を自重滑落させる傾斜状の固定案内路となされており、該傾斜状の固定案内路の底面がマグネット71による帯磁個所となされている。これによれば、帯磁個所の被処理物の流速が比較的小さくなるため、被処理物に混入した金属片などは的確に帯磁個所に吸着されるものとなる。
(5)異種選別機112のマグネット71は、揺動選別装置101Bの場合と同様に、非脱ぷ状態の被処理物が重力作用で落下する個所に設けられる。金属片などは一般に形状が脱ぷ状穀粒に較べて大きいため、揺動選別により非脱ぷ穀粒の落下する案内路個所に落下し易いのであり、したがって金属片などは非脱ぷ状態の被処理物の落下する個所に位置されたマグネット71により効果的に除去されるようになる。
(6)原料タンク72の被処理物出口個所と、製品タンク109の被処理物出口個所とのそれぞれに上面開放形の箱体80を外方への引き出し可能に装着し、該箱体80の底面に網体72が張設されている。これによれば、作業者の簡易な操作により網体72上に濾し出された異物が外方へ取り出される。
(7)色彩選別機107を実際に組み込むと否とに拘わらず、予め設計された特定仕様の色彩選別機107を予定されたとおりに脱ぷ揺動選別機101の横側に隣接させて組み込める構造となすほか、色彩選別機107に代えて予め設計された特定仕様の異種選別機112を予定されたとおりに組み込める構造となしてある。これによれば、色彩選別機107や異種選別機112を組み込む場合とそうでない場合とに簡易迅速に対応できるようになる。
(8)第2の扉体T2の前面を第1の扉体T1から左右方向f3へ離れるに伴って前側へ位置させるように平面視傾斜した状態となして、第2の扉体T2の前面に操作部a8や作動状態表示部a9を設けてある。このようにすれば、作業者が特に頻繁に監視する必要のある揺動選別装置101Bの前面個所にいる状態の下で、作業者は操作部a8を操作したり、作動状態表示部a9を監視することが容易となり、設備全体の監視を便利に行えるのである。
(9)第1の扉体T1の開放を可能となすために被処理物排出樋29cと配送シュート30とを上下方向へ相対変位させるための動力変位手段をなす機構125、126、127、128が設けてある。これにより作業者は労力少なく迅速に第1の扉体T1を開放できるようになる。
(10)動力変位手段をなす機構125、126、127、128が選別要部29の左右傾斜角を変更させるための手段と兼用させている。これにより構造の簡易化とコンパクト化が図られる。
(11)配送シュート30に固定されるマグネットは非脱ぷ状穀粒の案内路30cのほかに、他の案内路個所30a、30bに設けて差し支えないものである。このようにすれば、一層確実に金属片などの異物を除去することができる。
(12)前記タッチパネル145のパネル表示面上に前記調製機器の異常の発生及びその位置を発光表示させる機能と、前記発光表示のされる画面と同一画面上に前記異常のタイトル156文字を表示させる機能と具備させている。このようにすれば、タイトル156文字を見ただけで対処できる場合に、さらに異常要因スイッチ148に触れて詳細内容を表示させる手間が省けるのである。
(13)前記パネル表示面に表示された手動モードの画面G2上に稼動管理終了及びロット切替スイッチ166が表示され、該スイッチ166に触れることにより現在の被処理物に係るロットについての稼動管理を終了するための管理終了画面が表示され、該管理終了画面に表示された管理終了のためのスイッチを触れることにより次の被処理物に係るロットについての品種番号及び水分値などを入力するための稼働設定画面が表示され、特定入力がなされなければ管理終了とならない構成となされている。これによれば、作業者は稼働管理終了についての情報や次の被処理物のロットについての情報を忘れることなく入力することができる。
(14)作業者が前記パネル表示面に触れることで前記調製機器に関連にした操作情報が入力されるタッチパネル145と、作業者が入力部材を変位させて特定の作動を行わせるものとした機械的な操作スイッチの複数を集合させた機械式入力部a8とを近接させて配設し、前記操作スイッチの複数は前記調製機器を非常停止させる非常停止スイッチ139、前記調製機器の異常を知らせる警報を停止させるための警報停止スイッチ138、前記調製機器の制御回路の電源を入切させるための操作電源スイッチ133、及び、前記調製機器の自動作動・手動作動・遠隔作動を切り換えるための操作切替スイッチ134などといった前記調製機器全体に関わる基本的なスイッチ群を含んでいる構成としてある。このようにすれば、操作の的確性が図られるのである。
上記した米麦調製設備は図1に示すように、例えばライスセンタやカントリーエレベータの一部として使用されるものである。
ライスセンターの一部として使用するときは、コンバインなどで収穫された米麦などの穀粒である被処理物は、荷受個所113での荷受処理、粗選機・再脱穀機114による処理、荷受計量機115による計量、乾燥機116による乾燥処理、放冷タンク117での放冷処理を経た後に、原料昇降機100の被処理物供給個所a5のシュータ内に供給されるのである。
またカントリーエレベータの一部として使用するときは、コンバインなどで収穫された米麦などの穀粒である被処理物は、荷受個所113での荷受処理、粗選機・再脱穀機114による処理、荷受計量機115による計量、乾燥機116による乾燥処理、貯蔵サイロ118による貯蔵、精選機・脱芒機119による処理を経た後に、原料昇降機100の被処理物供給個所a5のシュータ内に供給されるのである。
本発明に係る仕上風選装置を具備した米麦共同乾燥調製施設(ライスセンタやカントリエレベータなど)のフローシートである。 前記米麦調製設備の左前面を見た図である。 前記米麦調製設備の右前面を見た図である。 前記米麦調製設備の左後面を見た図である。 前記米麦調製設備の右後面を見た図である。 前記米麦調製設備の正面図である。 前記米麦調製設備の左側面図である。 前記米麦調製設備の右側面図である。 前記米麦調製設備の平面図である。 前記米麦調製設備の脱ぷ揺動選別機などを斜め前方から見た図である。 図10に示す揺動選別装置101Bの前面側の第1の扉体を開放した状態を示す図である。 前記米麦調製設備の脱ぷ揺動選別機の正面視断面図である。 前記米麦調製設備の揺動選別装置101Bの正面視説明図である。 前記揺動選別装置101Bの側面視説明図である。 前記米麦調製設備の仕上風選装置及び石抜機の側面視断面図である。 前記脱ぷ揺動選別機の一部を示す斜視図である。 前記米麦調製設備の出荷部を示す側面図である。 前記米麦調製設備の第1変形例を示す平面図である。 前記米麦調製設備の第2変形例を示す平面図である。 前記米麦調製設備のマグネット装着構造に係りAは被処理物供給用のシュータを示す側面図、そしてBは被処理物供給用の樋を示す側面図である。 前記米麦調製設備の網体の装着構造を示す図である。 前記脱ぷ揺動選別機の制御盤を示す斜視図である。 前記制御盤の一部を示す正面図である。 前記制御盤のタッチパネルに表示された自動モードのメイン画面を示す図である。 前記制御盤のタッチパネルに表示された異常要因画面を示す図である。 前記制御盤のタッチパネルに表示されたメンテナンス画面を示す図である。 前記制御盤のタッチパネルに表示された手動モードの画面を示す図である。 前記米麦調製設備による調製処理を自動的に完全に終了させる場合のフローを示す図である。 前記揺動選別装置の選別板の左右傾斜角の制御についてのフローを示す図である。
符号の説明
6 原料タンク
28 選別機投入昇降機
100 原料昇降機
101A 脱ぷ風選装置
101B 揺動選別装置
145 タッチパネル
148 異常要因スイッチ
160 メンテナンススイッチ

Claims (5)

  1. 原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器を備えた米麦調製設備をタッチパネルを介して制御する制御機構であって、前記タッチパネルの表示面上に異常要因スイッチを表示させる機能と、前記表示面上に前記調製機器の異常の発生及びその位置を発光表示させる機能と、前記発光の状態下で前記異常要因スイッチに作業者が触れたとき前記異常の内容や対処方法についての文字情報を前記表示面上に表示させる機能とを具備させたことを特徴とする米麦調製設備の制御機構。
  2. 原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器を備えた米麦調製設備をタッチパネルを介して制御する制御機構であって、前記した原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器のそれぞれの模式図が前記タッチパネルの表示面に同時に表示されると共に、前記調製機器のそれぞれが作動中又は停止中の何れであるか前記模式図の表現態様により判別されるように表示されることを特徴とする米麦調製設備の制御機構。
  3. 原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機、揺動選別装置のほか必要に応じて設けられることが予定されてるその他の調製機器を含む米麦調製設備をタッチパネルを介して制御し得るものとなされている制御機構であって、前記その他の調製機器を含む米麦調製設備の略全体の模式図を前記タッチパネルの表示面に同時に表示することを可能となしてあり、さらに実際には設けられていない特定の調製機器があるときは前記表示面に表示されているメンテナンススイッチを触れることにより前記特定の調製用機器を除いた前記米麦調製設備の略全体の模式図を前記表示面に表示させるための表示設定画面が表示される構成となされていることを特徴とする米麦調製設備の制御機構。
  4. 原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器を備えた米麦調製設備をタッチパネルを介して制御する制御機構であって、前記した原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器のそれぞれの模式図が前記タッチパネルの表示面に同時に表示されると共に、前記脱ぷ風選装置の模式図の表示近傍個所を触れたときには該脱ぷ風選装置の設定画面が前記表示面に表示され、また前記揺動選別装置の模式図の表示近傍個所を触れたときには該揺動選別装置の設定画面が前記表示面に表示される構成を特徴とする米麦調製設備の制御機構。
  5. 原料昇降機、脱ぷ風選装置、選別機投入昇降機及び揺動選別装置などの調製機器を備えた米麦調製設備をタッチパネルを介して制御する制御機構であって、前記調製機器が自動運転状態にあるとき、脱ぷ風選装置の原料タンク内の被処理物が予め設定された特定時間以上連続して空状態となると、このことに関連して前記調製機器が作動停止状態となり、この後に、前記タッチパネルの表示面に自動仕上モード画面が表示されると共に、前記調製機器の必要個所が自動的に順次に作動されて前記調製機器内部に残っている被処理物が自動的に調製処理されて前記調製機器の外方へ排出されるように制御作動する構成となされていることを特徴とする米麦調製設備の制御機構。
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