JP2020141600A - 穀物乾燥調製施設 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1記載の穀物乾燥調製施設は、立体的建屋内に多段の架台(フロア)を設け、1段目には籾摺機と籾計量機、2段目には籾選別機と籾タンクを、3段目には玄米計量機、4段目には粗選機、5段目には粒選別機と、フロアごとに各種装置を設置することで、施設をコンパクトにすることができるものである。
また、特許文献2記載の穀物乾燥調製施設は、一つの比較的大きな機械室建屋に、各種装置(粗選装置、精選設備、調製設備など)を平面的に配置したものである。
そして、このような穀物乾燥調製施設では、穀物を、昇降機、ベルトコンベア、配管などの搬送装置によって搬送している。
しかしながら、特許文献2の昇降機は、各昇降機に点検架台を設けているため、異なる昇降機を点検する場合、作業者は昇降機ごとに点検部まで上り下りしなければならず、点検効率が悪いといういう問題があった。
前記複数の昇降機の上部を点検するために、前記複数の昇降機の上部に共通の点検架台を設けるという技術的手段を講じた。
前記複数の昇降機の上部を点検するために、前記複数の昇降機の上部に共通の点検架台を設けたので、作業者は、一度点検架台に上ることで、複数の昇降機を点検することができる。
このため、点検の作業効率がよくなる。
また、昇降機毎に点検架台を設けていないので、点検架台を減らすことができ、コストを削減することができる。
さらに、作業者は点検架台から直接穀物処理装置の天板部へ移動することができる。このため、穀物処理装置の清掃や点検を行うにあたり、別途はしごを用意する必要がなくなる。
このため、複数の荷受ラインがある穀物乾燥調製施設や、昇降機の配置が複雑な場合であっても、一つの点検架台で対応することができる。
このため、作業者の移動距離を最短にすることができ、点検の作業効率がよい。
図1は、穀物乾燥調製施設の側面図(一部断面)であり、図2は、穀物乾燥調製施設の平面図であり、図3は、昇降機の側面図であり、図4は、別の実施例1の概略平面図であり、図5は、別の実施例2の概略平面図であり、図6は、別の実施例3の概略平面図であり、図7は、別の実施例4の概略平面図である。
なお、点検架台2へは、はしご11を使用して上ることができる。なお、はしご11は、説明用に簡易的に示したものであり、特に平面図においては、このように見えるとは限らない。
軽トラック等(図示せず)により、持ち込まれた穀物Kは、荷受装置12に搬入され、配管10を経由して、昇降機3aにて上部に搬送される。軽トラックからの搬入を容易にするため、荷受装置12は、地下に設けられており、また荷受装置12から穀物Kを受ける昇降機3aの下部も地下ピット9に配置してある。
昇降機3aにて搬送(揚送)された穀物Kは配管4aを経由し、穀物Kに含まれる異物(藁、茎、土の塊など)を除去する粗選機5へ搬送される。粗選された穀物Kは、配管8aを経由して昇降機3bにより上部に搬送される。
搬送された穀物Kは、配管4bにて、穀物Kの質量を連続的に計量する計量機6へ搬送される。計量後の穀物Kは配管8bを経由して昇降機3cにより上部に搬送される。
搬送された穀物Kは、配管4cにて、穀物を一時的に貯留するタンクに搬送され、一時貯留された穀物Kは、配管8cを経由して昇降機3dにより上部に搬送される。
搬送された穀物Kは、配管4dによって、次工程に搬送される(次工程以降は図示せず)。
なお、穀物処理装置である、粗選機5、計量機6、タンク7は一例である。よって、これらの装置の一部は使用しなくてもよいし、これらの装置以外の装置を使用してもよい。
昇降機3は、前工程から送られてきた穀物Kが搬入される供給部21と、該供給部21で搬入した穀物Kを上部に搬送(揚送)する搬送部22と、該搬送部22で搬送した穀物Kを排出する排出部23とを有する。
搬送部22の内部には、多数のバケットを有するベルトが上部プーリ及び下部プーリによって周回するよう巻回しており(すべて図示せず)、供給部21に搬入した穀物Kを前記多数のバケットによって、上部に搬送するものである。
前記ベルトを回転駆動させる力は、昇降機3の上部に配置した電動機24によって与えられている。
ところで、昇降機3を長期に亘って使用していると、前記ベルトに延びが生じ、その結果、昇降機3の搬送能力が低下し、場合によっては穀物Kを詰まらせてしまうという問題がある。そこで、昇降機3の前記ベルトに適度な張力を持たせるため、バネなどにより構成されるテンション装置25を設けることで、ある程度のベルトの延びには対応できるようにしている。ただし、著しくベルトが延びた場合は、テンション装置25で対応できないため、作業者は定期的にテンション装置25のメンテナンスやベルトの交換を行う必要がある。
また、電動機25の回転力をモータプーリから昇降機3の上部プーリに伝達するためのVベルト(図示せず)も使用により劣化するため、定期的にメンテナンス(交換)が必要である。
また、排出部23又は配管4に切換弁(図示せず)を設けている場合、切換弁の切換が適切に行えているか否かについてのメンテナンスも必要である。
よって、本明細書では、点検部30は、これら昇降機3の上部においてメンテナンスが必要な部分を示すものとする。
昇降機3の上部には、点検部30があることを述べたが、点検部30は通常、高所に存在するため、点検するための架台が必要である。
本発明では、複数の昇降機3の点検部30を一つの点検架台2により、点検することができるようにしたものである。
なお点検架台2は、手すり2a、柵2b、床3cから構成され、作業者は、はしご11を使い点検架台2に上ることができる。
はしご11は、点検架台2の端部に1か所設けているが、点検架台2の中央部に設けてもよく、また、複数設けてもよい。さらに、移動式、固定式問わず、施設にあったものを使用すればよい。
図4は、点検架台2の両側に昇降機3を設けたものである。これによって、穀物乾燥調製施設1の荷受ラインを2ライン分設けることができる。つまり、昇降機3a、3b、3c、3dを使用した第1ラインと昇降機3e、3f、3g、3hを使用した第2ラインの2つの荷受ラインを設け、処理量の多い穀物乾燥調製施設に対応することができるものである。
図5は、点検架台2をカタカナの「ヨ」の字のように分岐させたものである。これによって、荷受ラインを3か所(第1ライン、第2ライン、第3ライン)に増設することができる。
分岐の仕方は、図5に限定する必要はなく、アルファベットの「T」「V」や漢字の「十」「王」のように任意に行えばよい。
なお、荷受ライン数を増やす目的以外に、昇降機3の配置の自由度を高める目的で、点検架台を分岐させてもよい。
図6は、点検架台2を環状(ここでは円状としているが、半円状、四角形、星形などでもよい)とし、昇降機3を円周上に沿って配置したものである。図6では昇降機3を等間隔に設けているが、非等間隔であってもよい。
図7は、昇降機3を点検架台2の内部に配置したものである。穀物乾燥調製施設1内で、比較的背の高い昇降機を一か所に集めることができ、全体のレイアウトがすっきりする効果がある。
2 点検架台
2a 手すり
2b 柵
2c 床
3 昇降機
4 配管
5 粗選機(穀物処理装置)
6 計量機(穀物処理装置)
7 タンク(穀物処理装置)
8 配管
9 地下ピット
10 配管
11 はしご
12 荷受装置
21 供給部
22 搬送部
23 排出部
24 電動機
25 テンション装置
30 点検部
K 穀物
GL グランドレベル
Claims (5)
- 複数の昇降機と、
前記昇降機により搬送された穀物を処理する穀物処理装置と、
を有する穀物乾燥調製施設において、
前記複数の昇降機の上部を点検するために、前記複数の昇降機の上部に共通の点検架台を設けたことを特徴とする穀物乾燥調製施設。 - 前記穀物処理装置を前記点検架台の下方に配置することを特徴とする請求項1の穀物乾燥調製施設。
- 前記点検架台を分岐させたことを特徴とする請求項1乃至2の穀物乾燥調製施設。
- 前記点検架台を環状としたことを特徴とする請求項1乃至2の穀物乾燥調製施設。
- 前記昇降機又は前記穀物処理装置の全部又は一部を用いて、前記点検架台を支えることを特徴とする請求項1乃至4の穀物乾燥調製施設。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019041071A JP2020141600A (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 穀物乾燥調製施設 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019041071A JP2020141600A (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 穀物乾燥調製施設 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020141600A true JP2020141600A (ja) | 2020-09-10 |
Family
ID=72352942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019041071A Pending JP2020141600A (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 穀物乾燥調製施設 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020141600A (ja) |
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2019
- 2019-03-07 JP JP2019041071A patent/JP2020141600A/ja active Pending
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Title |
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海外向け新事業ブランド「REACH」を創設, JPN6022041675, 6 February 2019 (2019-02-06), ISSN: 0004885475 * |
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