JP2005334731A - 穀物調製装置 - Google Patents

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Soichi Yamamoto
惣一 山本
Yoshikazu Orui
良和 大類
Toshiharu Tanno
敏春 丹野
Takahiko Masuko
貴彦 増子
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Abstract

【課題】 小型化できると共にメンテナンスを容易にできる穀物調製装置を得る。
【解決手段】 穀物調製装置10では、供給ホッパ28から供給された玄米から石抜選別機30が小石を除去し、精米機42が玄米を精米して白米にし、砕米選別機52が白米から砕米を除去し、色彩選別機60が白米から着色米を除去することで、精選された白米を生産する。ここで、穀物調製装置10が籾摺機、風力選別機及び粒径選別機を備えないため、穀物調製装置10を小型化でき、穀物調製装置10の運搬を容易にできる。また、石抜選別機30がケース内に出し入れ自在に設置されると共に、精米機42、砕米選別機52及び色彩選別機60が機枠内に出し入れ自在に設置されているため、穀物調製装置10のメンテナンスを容易にできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、玄米を投入して精選された白米を生産する穀物調製装置に関する。
穀物調製装置としては、籾摺部、風力選別部、粒径選別部、石抜選別部、精米部、砕米選別部及び色彩選別部が1つの機枠に設置されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、籾摺機、風力選別機及び粒径選別機は、多くの農家が既に所有している。
特開2003−200066公報
本発明は上記事実を考慮し、多くの農家が既に所有している機械を省いて小型化することができる穀物調製装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の穀物調製装置は、玄米が供給される供給ホッパと、前記供給ホッパから供給された玄米から小石を除去する石抜選別機と、前記石抜選別機で小石が除去された玄米を精米して白米にする精米機と、前記精米機で精米された白米から砕米を除去する砕米選別機と、前記砕米選別機で砕米が除去された白米から着色米を除去する色彩選別機と、を備え、少なくとも前記精米機、砕米選別機及び色彩選別機を、1つの機枠内に出し入れ自在に設置すると共に前記機枠を着脱自在のカバーで覆うことで、一体化した、ことを特徴としている。
請求項2に記載の穀物調製装置は、請求項1に記載の穀物調製装置において、前記供給ホッパを上段にし前記石抜選別機を下段にして1つのケース内に前記供給ホッパ及び石抜選別機を一体的に設け、前記ケースを前記機枠の外側に着脱自在に取り付けた、ことを特徴としている。
請求項3に記載の穀物調製装置は、請求項2に記載の穀物調製装置において、前記ケースと、操作されることで前記供給ホッパ、石抜選別機、精米機、砕米選別機及び色彩選別機の少なくとも1つが制御される操作部と、前記機枠内からサンプル用の白米が取り出されるサンプル取出部と、前記色彩選別機で着色米が除去された白米が前記機枠内から排出される白米排出部と、を前記機枠の正面に設けた、ことを特徴としている。
請求項1に記載の穀物調製装置では、供給ホッパから供給された玄米から石抜選別機が小石を除去し、石抜選別機で小石が除去された玄米を精米機が精米して白米にし、精米機で精米された白米から砕米選別機が砕米を除去し、砕米選別機で砕米が除去された白米から色彩選別機が着色米を除去することで、玄米から精選された白米が生産される。
また、少なくとも精米機、砕米選別機及び色彩選別機が、1つの機枠内に設置されると共に機枠がカバーで覆われることで、一体化されている。
ここで、穀物調製装置が籾摺機、風力選別機及び粒径選別機を備えていないため、穀物調製装置を小型化することができ、穀物調製装置の運搬を容易にすることができる。
さらに、少なくとも精米機、砕米選別機及び色彩選別機が機枠内に出し入れ自在に設置されると共に、機枠を覆うカバーが着脱自在とされている。このため、穀物調製装置のメンテナンスを容易にすることができる。
請求項2に記載の穀物調製装置では、供給ホッパが上段にされ石抜選別機が下段にされて1つのケース内に供給ホッパ及び石抜選別機が一体的に設けられており、ケースは機枠の外側に着脱自在に取り付けられている。このため、機枠を小型化することができ、ケースを機枠から取り外すことで、穀物調製装置の運搬及びメンテナンスを一層容易にすることができる。
請求項3に記載の穀物調製装置では、操作部が操作されることで、供給ホッパ、石抜選別機、精米機、砕米選別機及び色彩選別機の少なくとも1つが制御される。また、機枠内からサンプル取出部を介してサンプル用の白米が取り出される。さらに、色彩選別機で着色米が除去された白米(精選された白米)が機枠内から白米排出部を介して排出される。
ここで、ケース、操作部、サンプル取出部及び白米排出部が機枠の正面に設けられている。このため、機枠の正面において、ケースの供給ホッパに玄米を供給できると共に、サンプル採取部からのサンプル用の白米を見ながら操作部を操作でき、かつ、白米排出部からの精選された白米を軽量しつつ袋詰めすることができる。これにより、作業を容易にすることができる。
図1には、本発明の実施の形態に係る穀物調製装置10の概略的な内部構造が展開図にて示されている。さらに、図2には、穀物調製装置10の外観が右斜め正面側から見た斜視図にて示されており、図3には、穀物調製装置10の外観が左側から見た側面図にて示されている。
本実施の形態に係る穀物調製装置10は、略直方体枠状の機枠12を備えており、機枠12の下面には所定数(本実施の形態では4つ)のキャスタ14が設けられている。
機枠12の略全体は、所定数のカバー16によって覆われており、このカバー16は、ハンドル16a、16bによって機枠12に対して着脱自在とされている。機枠12正面の左側上部におけるカバー16は、部分的にサンプル取出部としての矩形状のサンプル取出窓18にされており、サンプル取出窓18は、上端を中心に回動可能にされて、機枠12内を開放可能にされている。サンプル取出窓18は有色(例えば紫色)で半透明なプラスチック製とされており、これにより、サンプル取出窓18を介して機枠12内を視認可能にされている。
機枠12正面外側の左下部には、上面が開口する直方体箱状のケース20が所謂パッチン錠21によって着脱自在に取り付けられており、ケース20の下面には所定数(本実施の形態では2つ)のキャスタ22が設けられている。
ケース20正面の上部には、断面略L字形板状の米袋台24が設けられており、米袋台24は上端を中心に回動可能にされている。米袋台24の下側部位には略U字形枠状の支持枠26が固定されており、支持枠26は米袋台24を支持している。また、ケース20正面の下部は、開放可能にされている。
ケース20内の上段には、供給ホッパ28が設けられており、供給ホッパ28は、逆四角錐状に形成されて上面が開口し、下部に繰出ロール(図示省略)が設けられている。供給ホッパ28には、米袋台24に載置された米袋(図示省略)内の穀物としての玄米(原料玄米)が、上面から供給(投入)され、下部から下方へ繰り出される。
ケース20内の下段には、無残粒方式の石抜選別機30が設けられている(図4及び図5参照)。石抜選別機30は、傾斜した揺動選別板(図示省略)を有しており、この揺動選別板上に繰り出された玄米を揺動搬送しながら比重選別して、玄米から小石を除去する。石抜選別機30は石排出箱(図示省略)を有しており、石排出箱には、石抜選別機30で玄米から除去された小石が排出される。
石抜選別機30は正面側及び裏面側へスライド可能にされており、米袋台24(支持枠26を含む)が上側に回動されると共にケース20正面の下部が開放された状態で、石抜選別機30がスライドされることで、ケース20に対し石抜選別機30(石排出箱を含む)を出し入れ自在にされている。
機枠12内の正面側には、左右方向中央の下端から上端に亘る部分において、バケットベルト方式の第1昇降機32が設けられている。第1昇降機32は、石抜選別機30で小石が除去されて石抜選別機30から排出された玄米が下端に自然流下して搬送されることで、当該玄米を上端まで上昇させる。
機枠12内の裏面側には、左側の上端において、上面が開口する玄米タンク34が設けられている。玄米タンク34には、第1昇降機32によって上昇されて第1昇降機32の上端から排出された玄米が、自然流下して上面から搬送される。
玄米タンク34の下端には、第1切替シャッタ36が設けられている。第1切替シャッタ36にはそれぞれ傾斜した精米樋38及び色選樋40が設けられており、第1切替シャッタ36は、玄米タンク34に搬送された玄米の自然流下による搬送先を、精米樋38側と色選樋40側とに切り替える。
機枠12内の裏面側には、左側の上部において、無残粒方式の精米機42が設けられている(図5参照)。第1切替シャッタ36が玄米タンク34に搬送された玄米の搬送先を精米樋38側に切り替えた際には、精米樋38を自然流下した玄米が自然流下して精米機42に搬送されることで、精米機42が当該玄米を精米して白米(穀物)にする。精米機42には糠ファン44が取り付けられており、糠ファン44は、精米機42で玄米が精米されて玄米から除去された糠を吸引し、機枠12外に設置された糠箱(図示省略)に搬送して収集する。
精米機42は、上下方向に沿った軸を中心として回動可能にされており、機枠12の左側で精米機42側方のカバー16が取り外された状態で、精米機42(糠ファン44を除く)が回動されることで、機枠12に対し精米機42を出し入れ自在にされている。
機枠12内の正面側には、左側の上下方向中央において、第2切替シャッタ46が設けられている(図5参照)。第2切替シャッタ46には、精米機42で精米されて精米機42から排出された白米が自然流下して搬送される。精米機42から第2切替シャッタ46へ搬送される白米は、上記サンプル取出窓18を介して機枠12外から視認可能にされており、サンプル取出窓18を上側へ回動させて開放することで、機枠12内から当該白米をサンプルとして手で取り出すことができる。
第2切替シャッタ46にはそれぞれ傾斜した循環樋48及び砕選樋50が設けられており、第2切替シャッタ46は、精米機42から搬送された白米の自然流下による搬送先を、循環樋48側と砕選樋50側とに切り替える。第2切替シャッタ46が精米機42から搬送された白米の搬送先を循環樋48側に切り替えた際には、循環樋48を自然流下した白米が、再度、第1昇降機32の下端に自然流下して搬送されることで、第1昇降機32の上端まで上昇されて、玄米タンク34に搬送される。第2切替シャッタ46は、本穀物調製装置10の駆動初期においては、白米の搬送先を循環樋48側に切り替えており、上述の如くオペレータが白米をサンプリングして精米機42における精米度合(白度等)を見ながら後記操作パネル70を操作して調節(精米機42における精米圧力の調節等)し、当該精米度合がこれでよいとなったときに白米の搬送先を砕選樋50側に切り替えるようにするものである。
機枠12内の裏面側には、左側の下部において、複合水平揺動方式かつ無残粒方式の砕米選別機52(シフタ)が設けられている(図5参照)。第2切替シャッタ46が精米機42から搬送された白米の搬送先を砕選樋50側に切り替えた際には、砕選樋50を自然流下した白米が自然流下して砕米選別機52に搬送されることで、砕米選別機52が当該白米から砕米、小米及び糠玉を除去する。砕米選別機52には砕米排出口54が連通されており、砕米排出口54は機枠12正面の左右方向中央下端に配置されている。砕米排出口54には、砕米選別機52で白米から除去された砕米、小米及び糠玉が自然流下して排出される。
砕米選別機52は、下面にレール(図示省略)が設けられて、左右方向へスライド可能にされており、機枠12の左側で砕米選別機52側方のカバー16が取り外された状態で、砕米選別機52がスライドされることで、機枠12に対し砕米選別機52を出し入れ自在にされている。
機枠12内の裏面側には、左右方向中央の下端から上端に亘る部分において、バケットベルト方式の第2昇降機56が設けられている。第2昇降機56は、砕米選別機52で砕米、小米及び糠玉が除去されて砕米選別機52から排出された白米が下端に自然流下して搬送されることで、当該白米を上端まで上昇させる。
機枠12内の裏面側には、右側の上端において、上面が開口する色選タンク58が設けられている。色選タンク58には、第2昇降機56によって上昇されて第2昇降機56の上端から排出された白米が、自然流下して上面から搬送される。
機枠12内の裏面側には、右側の上部から下端に亘る部分において、エアエジェクタ方式かつ無残粒方式の色彩選別機60(色彩異物選別機)が設けられている(図4参照)。色彩選別機60は、色選タンク58に搬送された白米が自然流下して搬送されることで、当該白米から着色米(被害粒を含む不良米)及び異物(着色物)を除去する。色彩選別機60には色選排出口62が連通されており、色選排出口62は機枠12正面の右側下端に配置されている。色選排出口62には、色彩選別機60で白米から除去された着色米及び異物が自然流下して排出される。
色彩選別機60は、上下方向に沿った軸を中心として回動可能にされており、機枠12の右側で色彩選別機60側方のカバー16が取り外された状態で、色彩選別機60が回動されることで、機枠12に対し色彩選別機60を出し入れ自在にされている。
機枠12内の正面側には、右側の下端から上端に亘る部分において、バケットベルト方式の第3昇降機64が設けられている(図4及び図5参照)。第3昇降機64の上端には白米排出部としての排出部66が設けられており、排出部66は機枠12正面外側の右側上端に配置されている。第3昇降機64は、色彩選別機60で着色米及び異物が除去されて色彩選別機60から排出された白米(精選された白米)が下端に自然流下して搬送されることで、当該白米を上端まで上昇させて排出部66から機枠12外へ排出する。
また、上記第1切替シャッタ36が玄米タンク34に搬送された玄米の搬送先を色選樋40側に切り替えた際には、色選樋40を自然流下した玄米が第2昇降機56の下端に自然流下して搬送される。これにより、上記と同様に、当該玄米が第2昇降機56の上端まで上昇されて色選タンク58に搬送されることで、色彩選別機60で当該玄米から着色米(被害粒を含む不良米)及び異物(着色物)が除去されて、着色米及び異物が除去された玄米(精選された玄米)が第3昇降機64によって排出部66から機枠12外へ排出される。さらに、色彩選別機60で玄米から除去された着色米及び異物は、色選排出口62に排出される。
機枠12内の正面側には、左右方向中央の上部において、シーケンサ制御方式の制御機68が設けられている。制御機68には、操作部としての液晶タッチパネル方式の操作パネル70が設けられており、操作パネル70は、機枠12正面の左右方向中央上部(上記サンプル取出窓18の近傍かつ上記排出部66の下側)に配置されている。ここで、操作パネル70が操作されることで、上記供給ホッパ28、石抜選別機30、第1昇降機32、第1切替シャッタ36、精米機42(糠ファン44を含む)、第2切替シャッタ46、砕米選別機52、第2昇降機56、色彩選別機60及び第3昇降機64が制御される(それぞれの始動制御、停止制御、運転制御(例えば精米機42における精米流量や精米圧力)等の他、第1切替シャッタ36による玄米の搬送先の選択制御及び第2切替シャッタ46による白米の搬送先の選択制御を含む)。
なお、機枠12正面外側の右側には、計量機ユニット72を配置することができる。計量機ユニット72の上部には、上面が開口する製品タンク74が設けられており、製品タンク74には上記排出部66から排出された白米または玄米(製品)が自然流下して上面から搬送される。計量機ユニット72の下部には計量機76が設けられており、計量機76には、製品タンク74に搬送された白米または玄米が自然流下して搬送される。これにより、計量機76では、当該白米または玄米を計量しつつ袋詰めすることができる。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の穀物調製装置10では、先ず、制御機68の操作パネル70を操作することで、供給ホッパ28、石抜選別機30、第1昇降機32、第2昇降機56、色彩選別機60及び第3昇降機64を始動させると共に、第1切替シャッタ36による玄米の搬送先を選択し、かつ、必要に応じて、精米機42(糠ファン44を含む)及び砕米選別機52を始動させると共に、第2切替シャッタ46による白米の搬送先を循環樋48側に切り替える。
米袋台24に載置された米袋内の玄米が供給ホッパ28に上面から供給されると、玄米が石抜選別機30に繰り出されて、石抜選別機30で玄米から小石が除去される。石抜選別機30で玄米から除去された小石は、石排出箱に排出される。
石抜選別機30で小石が除去されて石抜選別機30から排出された玄米は、第1昇降機32によって上昇されて玄米タンク34に搬送され、第1切替シャッタ36によって玄米の搬送先が精米樋38側と色選樋40側とに切り替えられる。
第1切替シャッタ36が玄米の搬送先を精米樋38側に切り替えた際には、玄米が精米機42に搬送されて精米機42で精米されることで、白米にされる。精米機42で玄米が精米されて玄米から除去された糠は、糠ファン44が吸引し機枠12外の糠箱に搬送して収集する。
精米機42で精米されて精米機42から排出された白米は、第2切替シャッタ46に搬送されて、第2切替シャッタ46によって循環樋48側に排出され、再度、第1昇降機32によって上昇されて玄米タンク34に搬送される。ここで、精米機42から第2切替シャッタ46へ搬送される白米をオペレータがサンプル取出窓18からサンプリングして精米機42における精米度合(白度等)を見ながら操作パネル70を操作して調節(精米機42における精米圧力の調節等)し、当該精米度合がこれでよいとなったときに、例えば操作パネル70の操作によって、第2切替シャッタ46が白米の搬送先を砕選樋50側に切り替える。
第2切替シャッタ46が白米の搬送先を砕選樋50側に切り替えた際には、白米が砕米選別機52に搬送されて、砕米選別機52で白米から砕米、小米及び糠玉が除去される。砕米選別機52で白米から除去された砕米、小米及び糠玉は、砕米排出口54に排出される。
砕米選別機52で砕米、小米及び糠玉が除去されて砕米選別機52から排出された白米は、第2昇降機56によって上昇されて色選タンク58に搬送されることで、色彩選別機60で白米から着色米及び異物が除去される。色彩選別機60で白米から除去された着色米及び異物は、色選排出口62に排出される。
また、第1切替シャッタ36が玄米の搬送先を色選樋40側に切り替えた際には、玄米が第2昇降機56によって上昇されて色選タンク58に搬送されることで、色彩選別機60で玄米から着色米及び異物が除去される。色彩選別機60で玄米から除去された着色米及び異物は、色選排出口62に排出される。
色彩選別機60で着色米及び異物が除去されて色彩選別機60から排出された白米または玄米は、第3昇降機64によって上昇されて排出部66から機枠12外へ排出される。第3昇降機64の排出部66から機枠12外へ排出された白米または玄米は、例えば、計量機ユニット72の製品タンク74に搬送されて、計量機ユニット72の計量機76で計量されつつ袋詰めされる。
ところで、穀物調製装置10では、供給ホッパ28及び石抜選別機30がケース20内に一体的に設けられている。さらに、第1昇降機32、玄米タンク34、第1切替シャッタ36、精米機42(糠ファン44を含む)、第2切替シャッタ46、砕米選別機52、第2昇降機56、色選タンク58、色彩選別機60、第3昇降機64及び制御機68が、機枠12内に設置されると共に機枠12がカバー16(サンプル取出窓18を含む)で覆われることで、一体化されている。
また、カバー16のサンプル取出窓18を上側へ回動させて開放することで、精米機42から第2切替シャッタ46へ搬送される白米を、サンプル用として機枠12内から取り出すことができる。
ここで、穀物調製装置10が籾摺機、風力選別機及び粒径選別機を備えていないため、穀物調製装置10を小型化することができ、穀物調製装置10の運搬を容易にすることができる。
さらに、ケース20内では、供給ホッパ28が上段に配置されると共に、石抜選別機30が下段に配置されている。しかも、機枠12内では、玄米タンク34、第1切替シャッタ36、精米機42(糠ファン44を含む)、第2切替シャッタ46、砕米選別機52、色選タンク58、色彩選別機60及び制御機68が上下に分配されて配置されている。このため、穀物調製装置10の設置面積及び設置スペースを小さくすることができる。
また、米袋台24(支持枠26を含む)を上側に回動させると共にケース20正面の下部を開放させることで、石抜選別機30(石排出箱を含む)をスライドさせてケース20に対し出し入れ自在にすることができる。しかも、機枠12を覆うカバー16を取り外すことで、精米機42(糠ファン44を除く)、砕米選別機52及び色彩選別機60を回動またはスライドさせて機枠12に対し出し入れ自在にすることができる。このため、穀物調製装置10のメンテナンスを容易にすることができる。
さらに、ケース20が機枠12に着脱自在に取り付けられている。このため、機枠12を小型化することができ、ケース20を機枠12から取り外すことで、穀物調製装置10(機枠12及びケース20)の運搬及びメンテナンスを一層容易にすることができる。
また、上述の如く、供給ホッパ28及び石抜選別機30がケース20内に設けられると共に、機枠12がカバー16で覆われている。このため、低騒音化及び高衛生化(例えば少塵埃化)を実現でき、低環境負荷化を図ることができる。
さらに、ケース20、制御機68の操作パネル70、サンプル取出窓18及び第3昇降機64の排出部66が機枠12の前面に設けられている。このため、機枠12の前面において、ケース20の供給ホッパ28に玄米を供給できると共に、サンプル取出窓18から取り出されるサンプル用の白米を見ながら操作パネル70を操作でき、かつ、排出部66からの精選された白米または玄米を軽量しつつ袋詰めすることができる。これにより、作業を容易にすることができる。
また、上述の如く、第1切替シャッタ36によって、色彩選別機60で白米を処理するモード(白米処理モード)と、色彩選別機60で玄米を処理するモード(玄米処理モード)と、を切り換えることができる。これにより、利便性を向上できる。
さらに、精米機42から第2切替シャッタ46を介して砕米選別機52に白米が自然流下して搬送される。このため、玄米または白米を上側へ上昇させる上昇機(例えば第1昇降機32、第2昇降機56及び第3昇降機64)の数を少なくすることができる。
本発明の実施の形態に係る穀物調製装置の概略的な内部構造を示す展開図である。 本発明の実施の形態に係る穀物調製装置の外観を示す右斜め正面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る穀物調製装置の外観を示す左側から見た側面図である。 本発明の実施の形態に係る穀物調製装置において石抜選別機及び色彩選別機が取り出される状況を示す右斜め正面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る穀物調製装置において石抜選別機、精米機及び砕米選別機が取り出される状況を示す左斜め正面側から見た斜視図である。
符号の説明
10 穀物調製装置
12 機枠
16 カバー
18 サンプル取出窓(サンプル取出部)
20 ケース
28 供給ホッパ
30 石抜選別機
42 精米機
52 砕米選別機
60 色彩選別機
66 排出部(白米排出部)
70 操作パネル(操作部)

Claims (3)

  1. 玄米が供給される供給ホッパと、
    前記供給ホッパから供給された玄米から小石を除去する石抜選別機と、
    前記石抜選別機で小石が除去された玄米を精米して白米にする精米機と、
    前記精米機で精米された白米から砕米を除去する砕米選別機と、
    前記砕米選別機で砕米が除去された白米から着色米を除去する色彩選別機と、
    を備え、少なくとも前記精米機、砕米選別機及び色彩選別機を、1つの機枠内に出し入れ自在に設置すると共に前記機枠を着脱自在のカバーで覆うことで、一体化した、
    ことを特徴とする穀物調製装置。
  2. 前記供給ホッパを上段にし前記石抜選別機を下段にして1つのケース内に前記供給ホッパ及び石抜選別機を一体的に設け、前記ケースを前記機枠の外側に着脱自在に取り付けた、ことを特徴とする請求項1記載の穀物調製装置。
  3. 前記ケースと、操作されることで前記供給ホッパ、石抜選別機、精米機、砕米選別機及び色彩選別機の少なくとも1つが制御される操作部と、前記機枠内からサンプル用の白米が取り出されるサンプル取出部と、前記色彩選別機で着色米が除去された白米が前記機枠内から排出される白米排出部と、を前記機枠の正面に設けた、ことを特徴とする請求項2記載の穀物調製装置。
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