JP6916467B2 - 籾摺設備 - Google Patents

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本発明は、一対の籾摺ロールによる籾摺機によって籾を脱ぷ処理する籾摺設備に関するものである。
特許文献1の脱ぷ装置は、供給タンク7の籾を繰り込みロールで繰り出し、供給樋17及び案内シュート18を経て斜め姿勢のゴムロールに供給する。案内シュートをゴムロールの位置に合わせて傾斜角度を調整することにより、籾摺り効率の向上が可能となる。
また、特許文献2の脱ぷ装置は、籾供給部本体21からリードローラ24で籾を繰出し、最終流下板31でゴムロールに籾を供給する。最終流下板31に対して移動自在の層厚調整弁32で籾の層厚を調整することにより、籾摺り効率の向上が可能となる。
特開2001−347172号公報 特開2008−100172号公報
しかしながら、いずれも、籾の流下距離が長くなり、籾の供給姿勢が安定し難い。したがって、インディカ米等の長粒種の脱ぷの際の割れや傷によって籾摺り効率の低下を招くという問題があった。
本発明の目的は、インディカ米等の長粒種を含め、籾の投入姿勢の安定化によって籾摺り効率の向上を可能とする籾摺設備を提供することにある。
請求項1に係る発明は、投入籾を受ける籾ホッパ(2)と、側方傾斜姿勢の左右一対の籾摺ロールによって籾を脱ぷする籾摺機(7)を備える籾摺設備において、
前記籾ホッパ(2)から受けた籾を前記籾摺機(7)に案内供給する傾斜板(4)と、この傾斜板(4)の案内供給面に対向する位置に、前記籾摺機(7)に籾を繰り出す繰出しロール(5)を備え
前記傾斜板(4)は、傾斜姿勢で固定される第一傾斜板(4a)と、この第一傾斜板(4a)の下方にあって、上端部に設ける支点(4c)により傾斜角度を調節可能に支持した第二傾斜板(4b)によって構成し、
前記籾摺機(7)と前記第二傾斜板(4b)と前記繰出しロール(5)を内装する籾摺ロール用ボックス体(7u)を設け、この籾摺ロール用ボックス体(7u)の前面部には、カバー(7c)を着脱可能に設けたことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に記載の発明において、
前記籾摺ロール用ボックス体(7u)と前記籾ホッパ(2)の間に、前記第一傾斜板(4a)を内装する供給用ボックス体(4u)を設け、この供給用ボックス体(4u)と前記籾摺ロール用ボックス体(7u)をそれぞれ着脱自在に構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明は、籾ホッパ(2)から傾斜板(4)を流下した籾が籾摺機(7)に案内供給される際に、傾斜板(4)の流下面に臨む繰出しロール(5)の繰り出し作用によって籾姿勢が安定化し、籾摺機(7)に籾を良好に案内することができる。
加えて、第一傾斜板(4a)に沿って籾ホッパ(2)から籾が円滑に流下し、続く第二傾斜板(4b)の傾斜調節により、籾摺ロール(7a)間への繰出し作用の調節が可能となる。
さらに、籾摺機(7)、第二傾斜板(4b)、繰出しロール(5)周りの詰まりのメンテナンスや、籾摺ロール(7a)の交換が容易となる。
請求項に係る発明は、請求項に記載の発明の効果に加え、供給用ボックス体(4u)と籾摺ロール用ボックス体(7u)は、取り外すことにより、それぞれの上部が開放されることから、第一傾斜板(4a)、第二傾斜板(4b)、繰出しロール(5)、籾摺機(7)について、それぞれの上方からメンテナンスが可能となる。
正面視による籾摺部の内部構成拡大図 ホッパ部の拡大図 第二傾斜板の調節機構の拡大図 掻込みロールの二面図(a)および第二傾斜板の三面図(b) 操作盤見取図 籾摺選別機の一部破断外観正面図 籾摺選別機の内部構成図
本発明の籾摺選別機1は、籾摺選別機の一部破断を含む外観正面図を図6に示すように、横長構成の機体の左側端部の籾摺部1aと、中央の風選部1bと、右側の揺動選別部1dおよび右側端部の玄米揚穀機1eの工程別機器によって構成される。
籾摺部1aは、投入された籾と、風選部1bから籾摺側に還元された籾について、傾斜板4で姿勢を整えて籾摺り処理する籾摺設備を構成する。この籾摺設備は、インディカ米等の長粒種の籾摺りに際して、穀粒の割れを抑えることができ、籾摺り効率の確保を可能とするものである。
詳細には、籾摺部1aは、正面視による内部構成拡大図を図1に示すように、投入籾を収容する籾ホッパ2と、この籾ホッパ2の外側に隣接する籾還元室3を設ける。籾ホッパ2と籾還元室3から受けた籾を案内する傾斜板4と、この傾斜板4の下部の案内面に臨んで籾を送り出す掻込みロール5と、傾斜板4の下端から籾を受ける左右一対の籾摺ロール7a,7bによる籾摺機7と、その摺落米を風選部1bに送る移送棚8を備える。
(籾ホッパ)
籾ホッパ2は、上に開いた籾投入口2aと下に開いた籾出口2bを備え、籾出口2bに臨んで受板2cを設ける。受板2cは、籾ホッパ2から受けた籾を傾斜板4に供給する。
(籾還元室)
籾還元室3は、揺動選別部1dから籾及び風選部1bで選別された粃をエア搬送する揚穀機27と連通するとともに、籾出口3aを下に開く。この籾出口3aに対向する位置に受板3bを設ける。
この受板3bは、ホッパ部の拡大図を図2に示すように、籾ホッパ2の受板2cの方向にスライド調節可能に延ばして揚穀機27からのエアの一部を逃がすように構成しても良い。
また、前記エアによって傾斜板4から浮き上がった粃を風選部1bの吸引ファン13から排出するために、吸引ファン13に接続する流路13aを設ける。または、粃を機体外に案内するガイド(不図示)と、機体外で連通する貯留ケース(不図示)を設けて粃を収容可能に構成しても良い。
流路13a等によって予め粃を取り除くことで、後工程の揺動選別部1dに流入する粃の量を少なくし、選別性能を向上することができる。
籾還元室3の上部は、着脱可能な蓋3cを設ける。
(傾斜板)
傾斜板4は、上部と下部とに分ける。上部の第一傾斜板4aは、所定傾斜角度に固定して構成する。下部の第二傾斜板4bは、上端部を支点4cとし、調節部4dによって角度調節可能に構成する。支店4cは第一傾斜板4aの下端部に接近する位置に設ける。
(第一傾斜板)
第一傾斜板4aに対向する位置に流下する籾の層厚を調節する層厚弁4vを設ける。調節レバー(不図示)でスライド調節可能に構成することで、長粒種の脱ぷ性向上と砕米防止が可能となる。
(第二傾斜板)
第二傾斜板4bの調節部4dは、後述のロールカバー7cの上部に設ける。ロールカバー7cを外さなくても、機体の前面側から傾斜調節可能に構成する。
また、第二傾斜板4bは、その調節機構の拡大図を図3に示すように、傾斜板とピン4eが通るためのステー4fを取付ける。ステー4fを長穴4gとし、長穴4gにはナット4nを有するプレート4hを連結してピン4eを通す。漏斗台の側面にレバーシブルモータ4kを設置してねじ軸4mを取付ける。このねじ軸4mとナット4nを螺合することにより、第二傾斜板4bの角度が籾摺り作業中に調節制御できる。そのため、品種の違いや籾の大きさ、必要な能率に合わせて、長粒種の脱ぷ性向上と砕米抑制が可能となる。
第二傾斜板4bと掻込みロール5の隙間の最小と最大を検出するリミットスイッチS1,S2を第二傾斜板4bに取り付ける。ピン4eがリミットを検出する範囲で隙間を調節することができる。長粒種の場合、2粒相当層厚の隙間に調節するのが望ましい。
(掻込みロール)
掻込みロールの二面図(a)および第二傾斜板の三面図(b)を図4に示すように、掻込みロール5と第二傾斜板4bの双方に溝幅wが3mm程度の山形溝を設ける。掻込みロール5は、奥側に集中する籾還元室3から供給される籾・粃に対応するために、奥側(ギヤケース側)の径を手前側直径Dより約6mm小さくする。
掻込みロール5は回転数可変とし、電動回転の場合はインバータで回転数を可変に構成してコントローラ制御する。また、ベルト伝動の場合は、変速プーリで回転数可変とする。これにより、籾摺り作業状況によって掻込みロール5の回転数を変更し、作業に必要な能率に調整することができる。その結果、長粒種の脱ぷ性向上、砕米抑制が可能となるほか、品種の違いや籾の大きさ、必要な能率に対しても対応できる。
掻込みロール5の回転数について長粒種用と短粒種用のプログラムをコントローラに組み込み、籾摺り前にコントローラで選択して長粒種の場合に短粒種より高速に設定する。このように回転速度の切換えにより、長粒種の脱ぷ性向上、砕米抑制が可能となり、品種の違いや籾の大きさ、必要な能率に対しても対応できる。
籾摺機7は、間隔調節可能な左右一対の脱ぷゴムロール7a,7bを籾の流れる方向に合わせて頭部を傾けて配置する。
(ボックス体)
籾摺機7と第二傾斜板4bと繰出しロール5とを一体の籾摺ロール用ボックス体7uとして箱状に構成する。この籾摺ロール用ボックス体7uの前面部を閉じるカバー7cを着脱可能に設けることで、籾摺ロール7a,7b周りのメンテナンスが容易となる。
また、籾摺ロール用ボックス体7uと籾ホッパ2の間に第一傾斜板4aを供給用ボックス体4uとして箱状に構成する。この供給用ボックス体4uと籾摺ロール用ボックス体7uをそれぞれ着脱自在にユニット構成する。
供給用ボックス体4uと籾摺ロール用ボックス体7uは、取り外すことにより、それぞれの上部が開放されることから、第一傾斜板4a、第二傾斜板4b、繰出しロール5、籾摺機7を上方からメンテナンスが可能となる。
(籾摺運転制御)
ロール脱ぷ式で縦型構成の唐箕を有する籾摺選別機は、ジャポニカ種の場合には、籾と玄米の混合米と、粃と、籾殻に分離し、長粒種の場合に前記混合米と籾殻に分離するように切替え可能とする。長粒種の場合には、粃流入口開閉弁11aで粃受樋11を封鎖すると、粃は粃受樋11に流入されずに、吸引ファン13で吸引されて籾殻と共に機外に排出されるか、又は、混合米受樋12に落下して混合米と共に揺動選別板15に移送される。
インディカ種の場合は、比重が軽いので、粃と籾の区別が付きにくいことから、粃受樋11を封鎖して唐箕n落差を大きくすることで、インディカ種の粃と籾の分離精度を向上することができる。
(設定切替構成)
ロール脱ぷ式で縦型構成の唐箕を有する籾摺選別機においては、ジャポニカ種の設定のままインディカ種を処理すると作業が安定せず、ロール隙間や吸引の回転数等の各部の調整を要する。穀物種類選択スイッチ45a,45bでインディカ種を設定すると(籾摺ロール7a,7bの隙間をジャポニカ種より0.4mm程度狭くし、吸引ファン13の吸引の回転数を2段階程度下げる)に切替えることにより、調整の工数を要することなく、ワンタッチ切替えが可能となる。
この場合、吸引ファン13はインバータ等により、独立して回転を調整可能に構成し、さらに、ジャポニカ種(標準)→インディカ種(ロール間を狭く、吸引回転と連動して回転を下げる)→麦(ロール間を開く)→飼料米(ロール間を狭く、ロール閉出力時間を短く)のごとく、穀物種類選択スイッチ45a,45bの操作に応じて設定を順次切替えることにより、幅広い適用が可能となる。
(操作盤)
次に、操作盤について説明する。
操作盤41は、横長構成の機体正面中央の風選部1bの上部に設け、その見取図を図5に示すように、電源表示部41aと運転・停止スイッチ42a,42bに加え、ロール間隙調節部43、負荷表示部44、穀物種類選択スイッチ45a,45bを配置する。
運転スイッチ42a、停止スイッチ42bは、籾摺選別機1を起動、停止する。停止スイッチ42bは作業停止のほかに、緊急停止を兼ねる。
ロール間隙調節部43は、ロール間隙表示部43aと、その両側に配置した開閉スイッチ43b,43cを備え、1回のスイッチ操作毎に所定距離、例えば、0.1mmずつ、広く、または狭く、ロール間隙を開閉調節可能に構成する。
ロール間隙表示部43aは、開スイッチ43bから閉スイッチ43cまでの行程位置を最大から最小までの調整可能範囲と対応して段階表示可能に構成する。
また、麦の選別と玄米の再選別の場合の目安となる間隙位置に「麦」を表示し、電源を切った時に戻る間隙位置に二重丸を表示する。
負荷表示部44は、主モータM1について、低負荷から危険域までの負荷状態を段階表示可能に構成する。ブレーカが落ちる程度の過負荷状態を「危険域」として赤色の発光表示によって警告可能に構成する。
穀物種類選択スイッチ45a,45bは、短粒種、長粒種等の種別に対応した機器作動を設定する。
(全体構成)
籾摺選別機1の全体構成について、籾摺部1aとの関連を中心に説明すると、横長構成の機体の外観正面図と内部構成図を図6、図7に順に示すように、左側端の籾摺部1aと、左右中央部の風選部1bと、籾摺りおよび選別処理後の混合米を揚穀する混合米揚穀部1cと、玄米を選別する揺動選別部1dと、機体の右側位置で仕上げ玄米を機外に取り出す玄米揚穀機1eから構成される。
籾摺部1aは、籾ホッパ6の籾が籾摺機7で籾摺されて移送棚8に落下供給され、揺動している移送棚8により籾と玄米の混合米が風選部1bの下部の選別始端側に供給される。
風選部1bは、風選箱体9と、風選箱体9内に上下方向に沿うように構成されている選別風路10と、選別風路10の中途部下方に設けられている粃受樋11と、選別風路10の始端部である下側部に設けられている混合米受樋12と、選別風路10の終端側上側部に配設されている吸引ファン13と、排塵筒14等により構成されている。
揺動選別型の混合米選別部1dは、多段の揺動選別板15の板面に選別用の凹凸が形成されている。前後方向の一側を高い供給側、他側を低い排出側とし、左右方向の一方側を高い揺上側、左右方向他側を低い揺下側とする。そして、揺動選別板15の縦横2方向ともに傾斜した構成とし、揺動選別板15を揺動装置(図示省略)により左右方向斜め上下に往復揺動する構成である。
揺動選別板15の上方には混合米タンク24が配設されていて、混合米受樋12に風選された混合米が混合米揚穀機1eにより揚穀され混合米タンク24に供給される。次いで、多段の揺動選別板15それぞれに混合米を分配するための分配供給樋16及び分配ケース17を経由して揺動選別板15に供給される。
揺動選別板15の揺下側の側壁の排出側部分には、籾排出口を切り欠き構成し、選別籾は揺下側に取り出され、籾還元流路29を経て籾揚穀機27に供給される構成である。
揺動選別板15に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の玄米は揺上側に偏流分布し、玄米に比較して大形で比重の軽い籾は、揺下側に偏流分布し、その中間部には分離されない籾・玄米の混合米が分布しながら選別される。そして、これらの選別穀粒は、揺動選別板15の排出側に設けられている玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られて取り出される。
取り出された仕上げ玄米は、玄米取出樋20,玄米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出される。また、取り出された選別混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,混合米受樋12,混合米揚穀機1c,混合米タンク24,分配供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別板15に再度供給され再選別される。
また、揺動選別板15の揺下側に偏流分離した選別籾のうち揺下側の側壁に沿って流下したものは、籾排出口から籾還元流路29に取り出される。また、揺下側の側壁よりも揺上側を流下したものは揺動選別板15の排出側端部から籾仕切板19により仕切られて、籾取出樋25に取り出される。このようにして取り出された選別籾は、籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部1aに揚穀還元され、再度の籾摺がなされる。なお、風選部1bで粃受樋11に選別された不稔粒である粃は、籾揚穀機27に送られ、混合米選別部1dの選別籾と共に籾摺部1aに揚穀還元される。
(構成上の要点)
上述の籾摺設備の構成上の要点についてまとめると、次のとおりである。
第一に、籾摺設備1aは、籾ホッパ2から受けた籾を籾摺機7に案内供給する傾斜板4と、この傾斜板4の案内供給面に対向する位置に、籾摺機7に籾を繰り出す繰出しロール5とを備えることにより、籾ホッパ2から傾斜板4を流下した籾が籾摺機7に供給される際に、傾斜板4の流下面に臨む繰出しロール5の繰り出し作用によって籾姿勢が矯正されることから、傾斜板4の流下距離によることなく籾姿勢が安定化されるので、籾摺機7に籾を良好に案内することができる。
第二に、傾斜板4は、傾斜姿勢で固定される第一傾斜板4aと、この第一傾斜板4aの下方にあって、上端部に設ける支点4cにより傾斜角度を調節可能に支持した第二傾斜板4bによって構成することにより、固定傾斜の第一傾斜板4aに沿って籾ホッパ2から籾が円滑に流下し、続く第二傾斜板4bの傾斜調節により、繰出しロール5の繰出し作用の調節が可能となる。
第三に、籾還元室3は、前記籾ホッパ2と隣接して配置するとともに、前記傾斜板4の上端部に対向する位置に籾出口3aを備えることにより、籾ホッパ2内の籾と、揺動選別部1dで選別された籾の双方が傾斜板4に供給され、まとめて籾摺りができる。
第四に、受板2cは、傾斜板4と交差する方向で、かつ、傾斜板4面に接近する位置まで延びる構成とするにより、籾ホッパ2の籾と籾還元室3の籾を共に傾斜板4に供給することができる。
第五に、籾摺機7と前記第二傾斜板4bと前記繰出しロール5を内装する籾摺ロール用ボックス体7uを設け、この籾摺ロール用ボックス体7uの前面部には、カバー7cを着脱可能に設けたことにより、籾摺機7、第二傾斜板4b、繰出しロール5周りの詰まりのメンテナンスや、籾摺ロールの交換が容易となる。
第六に、籾摺ロール用ボックス体7uと籾ホッパ2との間に、前記第一傾斜板4aを内装する供給用ボックス体4uを設け、この供給用ボックス体4uと前記籾摺ロール用ボックス体7uをそれぞれ着脱自在に構成することにより、供給用ボックス体4uと籾摺ロール用ボックス体7uを取り外すと、それぞれの上部が開放されることから、第一傾斜板4a、第二傾斜板4b、繰出しロール5、籾摺機7について、それぞれの上方からメンテナンスが可能となる。
1 籾摺選別機
1a 籾摺部(籾摺り設備)
1d 揺動選別部
2 籾ホッパ
2c 受板
3 籾還元室
3a 籾出口
4 傾斜板
4a 第一傾斜板
4b 第二傾斜板
4c 支点
4u 供給用ボックス体
5 掻込みロール
7 籾摺機
7c カバー
7u 籾摺ロール用ボックス体
27 揚穀機

Claims (2)

  1. 投入籾を受ける籾ホッパ(2)と、側方傾斜姿勢の左右一対の籾摺ロールによって籾を脱ぷする籾摺機(7)を備える籾摺設備において、
    前記籾ホッパ(2)から受けた籾を前記籾摺機(7)に案内供給する傾斜板(4)と、この傾斜板(4)の案内供給面に対向する位置に、前記籾摺機(7)に籾を繰り出す繰出しロール(5)を備え
    前記傾斜板(4)は、傾斜姿勢で固定される第一傾斜板(4a)と、この第一傾斜板(4a)の下方にあって、上端部に設ける支点(4c)により傾斜角度を調節可能に支持した第二傾斜板(4b)によって構成し、
    前記籾摺機(7)と前記第二傾斜板(4b)と前記繰出しロール(5)を内装する籾摺ロール用ボックス体(7u)を設け、この籾摺ロール用ボックス体(7u)の前面部には、カバー(7c)を着脱可能に設けたことを特徴とする籾摺設備。
  2. 前記籾摺ロール用ボックス体(7u)と前記籾ホッパ(2)の間に、前記第一傾斜板(4a)を内装する供給用ボックス体(4u)を設け、この供給用ボックス体(4u)と前記籾摺ロール用ボックス体(7u)をそれぞれ着脱自在に構成したことを特徴とする請求項に記載の籾摺設備。
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