JP6891743B2 - 籾摺選別機 - Google Patents

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Description

本発明は、一対の籾摺ロールによる籾摺機によって籾を脱ぷ選別処理する籾摺選別機に関するものである。
特許文献1の脱ぷ装置は、供給タンク7の籾を繰り込みロールで繰り出し、供給樋17及び案内シュート18を経て斜め姿勢のゴムロールに供給する。案内シュートをゴムロールの位置に合わせて傾斜角度を調整することにより、籾摺り効率の向上が可能となる。
また、特許文献2の脱ぷ装置は、籾供給部本体21からリードローラ24で籾を繰出し、最終流下板31でゴムロールに籾を供給する。最終流下板31に対して移動自在の層厚調整弁32で籾の層厚を調整することにより、籾摺り効率の向上が可能となる。
一方、特許文献3の籾摺選別機は、籾摺ロール7の間隙調節により、主としてジャポニカ米(短粒種)の籾摺選別について幅広い適用を可能とする。
特開2001−347172号公報 特開2008−100172号公報 特開2016−7579号公報
上記特許文献1および特許文献2の脱ぷ装置は、主としてインディカ米(長粒種)に用いられ、他方の特許文献3の籾摺選別機は、主としてジャポニカ米(短粒種)に用いられる。
本発明の目的は、特にインディカ米等の長粒種に対応できる籾摺選別機を提供することにある。
請求項1に係る発明は、籾ホッパ(2)と籾摺機(7)を上下に配置した籾摺部(1a)と、この籾摺部(1a)の後工程で籾を選別する風選部(1b)と、この風選部(1b)の後工程で玄米を選別する揺動選別部(1d)を備え、
機体の左右一側に前記籾摺部(1a)を配置し、左右他側に前記揺動選別部(1d)を配置し、前記籾摺部(1a)と前記揺動選別部(1d)の間に前記風選部(1b)を配置し、
前記籾摺機(7)は、左右一対の籾摺ロール(7a,7b)によって構成するとともに、左右外側の籾摺ロール(7a)を他側の籾摺ロール(7b)より低くして籾投入線を機体内方に傾斜して配置し、この籾投入線に沿うように前記籾ホッパ(2)から籾を案内する傾斜板(4)を備え、
前記傾斜板(4)の上部を収容する供給用ボックス体(4u)と、前記籾摺ロール(7a,7b)を収容する籾摺ロール用ボックス体(7u)をそれぞれ着脱自在に構成し、
前記傾斜板(4)は、上部の第一傾斜板(4a)と下部の第二傾斜板(4b)に分け、
前記第一傾斜板(4a)は傾斜姿勢を固定し、前記第二傾斜板(4b)は上端部を支点(4c)として傾斜姿勢を調節可能に構成し、
前記第一傾斜板(4a)を箱状の供給用ボックス体(4u)内に設け、前記第二傾斜板(4b)と前記籾摺機(7)を箱状の籾摺ロール用ボックス体(7u)内に設けることを特徴とする。
請求項1に係る発明は、籾ホッパ(2)と籾摺機(7)を上下に配置した籾摺部(1a)と、この籾摺部(1a)の後工程で籾を選別する風選部(1b)と、この風選部(1b)の後工程で玄米を選別する揺動選別部(1d)を、備え、左右一側に前記籾摺部(1a)を配置し、左右他側に前記揺動選別部(1d)を配置し、前記籾摺部(1a)と前記揺動選別部(1d)の間に前記風選部(1b)を配置し、前記籾摺機(7)は、左右一対の籾摺ロール(7a,7b)によって構成するとともに、左右外側の籾摺ロール(7a)を他側の籾摺ロール(7b)より低くして籾投入線を機体内方に傾斜して配置し、この籾投入線に沿うように前記籾ホッパ(2)から籾を案内する傾斜板(4)を備えることで、特にインディカ米に適応できる籾摺選別機を提供することができる。
加えて、供給用ボックス体(4u)と籾摺ロール用ボックス体(7u)が着脱自在であることから、メンテナンスを容易に実施することができる。
さらに、供給用ボックス体(4u)と籾摺ロール用ボックス体(7u)との合理的なブロック組み立てにより、第一傾斜板(4a)と第二傾斜板(4b)との連係構成が可能となる。
正面視による籾摺部の内部構成拡大図 ホッパ部の拡大図 第二傾斜板の調節機構の拡大図 掻込みロールの二面図(a)および第二傾斜板の三面図(b) 操作盤見取図 籾摺選別機の一部破断外観正面図 籾摺選別機の内部構成図
本発明の籾摺選別機1は、籾摺選別機の一部破断を含む外観正面図を図6に示すように、横長構成の機体の左側端部の籾摺部1aと、中央の風選部1bと、右側の揺動選別部1dおよび右側端部の玄米揚穀機1eの工程別機器によって構成される。
籾摺部1aは、投入された籾と、風選部1bから籾摺側に還元された籾について、傾斜板4で姿勢を整えて籾摺り処理する籾摺設備を構成し、この籾摺設備を組込んで籾摺選別機1を構成することにより、インディカ米等の長粒種の籾摺りに際して、穀粒の割れを抑えることができ、籾摺り効率の確保を可能とするものである。
詳細には、籾摺部1aは、正面視による内部構成拡大図を図1に示すように、投入籾を収容する籾ホッパ2と、この籾ホッパ2の外側に隣接して籾還元室3を設け、これら籾ホッパ2と籾還元室3から受けた籾を案内する傾斜板4と、この傾斜板4の下部の案内面に臨んで籾を送り出す掻込みロール5と、傾斜板4の下端から籾を受ける左右一対の籾摺ロール7a,7bによる籾摺機7と、その摺落米を風選部1bに送る摺落米移送棚8とを備える。
(籾ホッパ)
籾ホッパ2は、上に開いた籾投入口2aと下に開いた籾出口2bとを備え、この籾出口2bに臨んで受台2cを設ける。この受台2cは、籾ホッパ2から受けた籾を傾斜板4に渡す。
(籾還元室)
籾還元室3は、風選部1bから籾を還元する揚穀機27と連通するとともに、籾出口3aを下に開き、この籾出口3aに臨んで受台3bを設ける。
この受台3bは、ホッパ部の拡大図を図2に示すように、籾ホッパ2の受台2cの方向にスライド調節可能に延ばして揚穀機27からの還元エアの一部を逃がすように構成する。
また、還元エアによって傾斜板4から浮き上がった粃を三番の出口から排出するために、ファンドウ13に接続する流路13aを設け、または、粃を機体外に案内するガイド(不図示)と、機体外で連通する貯留ケース(不図示)を設けて粃を収容可能に構成する。
流路13a等によって予め粃を取り除くことで、後工程の揺動選別部1dに流入する粃の量を少なくし、選別性能を向上することができ、取り除いた粃は飼料として用いることが可能となる。
籾還元室3の上部は、全開可能に蓋3cを設け、この蓋3cには、還元籾が流れ易いように案内板を設けることでメンテナンス性を確保することができる。
(傾斜板)
傾斜板4は、上半部と下半部とに分け、上半部を第一傾斜板4aとして所定傾斜角度に構成し、下半部を第二傾斜板4bとして上半部の第一傾斜板4aの下端を支点4cとし、調節部4dによって角度調節可能に構成する。
(第一傾斜板)
第一傾斜板4aの側に層厚弁4vを設け、調節レバー(不図示)で調節可能に構成することで、長粒種の脱ぷ性向上と砕米防止が可能となる。
(第二傾斜板)
第二傾斜板4bの調節部4dは、後述のロールカバー7cの上部に設け、ロールカバー7cを外さなくても、機体の前面側から傾斜調節可能に構成する。
また、第二傾斜板4bは、その調節機構の拡大図を図3に示すように、傾斜板とピン4eが通るためのステー4fを取付け、ステー4fを長穴4gとし、長穴4gにはナット4nを有するプレート4hを連結してピン4eを通し、漏斗台の側面にレバーシブルモータ4kを設置してねじ軸4mを取付け、このねじ軸4mとナット4nを螺合することにより、第二傾斜板4bの角度が籾摺り作業中に調節制御できることから、品種の違いや籾の大きさ、必要な能率に合わせて、長粒種の脱ぷ性向上と砕米抑制が可能となる。
第二傾斜板4bと掻込みロール5の隙間の最小と最大を検出するリミットスイッチS1,S2を第二傾斜板4bに取り付け、ピン4eがリミットを検出する範囲で隙間を調節することができ、長粒種が2粒相当の隙間に調節する。
(掻込みロール)
掻込みロールの二面図(a)および第二傾斜板の三面図(b)を図4に示すように、掻込みロール5と第二傾斜板4bの双方に溝幅wが3mm程度の山形溝を設け、掻込みロール5は、奥側に集中する還元米・2番口の返り穀粒に対応するために、奥側(ギヤケース側)の径を手前側直径Dより約6mm小さくする。
掻込みロール5は回転数可変とし、電動回転の場合はインバータで回転数を可変に構成してコントローラ制御し、また、ベルト伝動の場合は、変速プーリで回転数可変とすることにより、籾摺り作業状況によって掻込みロール5の回転数を変更し、作業に必要な能率に調整することができ、その結果、長粒種の脱ぷ性向上、砕米抑制が可能となるほか、品種の違いや籾の大きさ、必要な能率に対して同様の効果を有する。
掻込みロール5の回転数について長粒種用と短粒種用のプログラムをコントローラに組み込み、籾摺り前にコントローラで選択して長粒種の場合に短粒種より高速に設定する。このように回転速度の切換えにより、長粒種の脱ぷ性向上、砕米抑制が可能となり、品種の違いや籾の大きさ、必要な能率に対して同様の効果を有する。
また、掻込みロール5の始動と停止をコントローラ制御することによって籾供給停止が可能となることから、後工程の揺動選別部1dの揺動選別板のみの作動によって残米処理途中作業停止等により、作業性向上が可能となる。
籾摺機7は、間隔調節可能な平行軸による左右一対の脱ぷゴムロール7a,7bを籾の流れる方向に合わせて頭部を傾けて配置する。
(ボックス体)
籾摺機7と第二傾斜板4bと繰出しロール5とを一体の籾摺ロール用ボックス体7uとして箱状に構成し、この籾摺ロール用ボックス体7uの前面部を閉じるカバー7cを着脱可能に設けることで、籾摺ロール7a,7b周りのメンテナンスが容易となる。
また、籾摺ロール用ボックス体7uと籾ホッパ2との間に第一傾斜板4aを供給用ボックス体4uとして箱状に構成し、この供給用ボックス体4uと籾摺ロール用ボックス体7uをそれぞれ着脱自在にユニット構成する。
供給用ボックス体4uと籾摺ロール用ボックス体7uは、取り外すことにより、それぞれの上部が開放されることから、第一傾斜板4a、第二傾斜板4b、繰出しロール5、籾摺機7を上方からメンテナンスが可能となる。
(籾摺運転制御)
ロール脱ぷ式で縦型構成の唐箕を有する籾摺選別機は、ジャポニカ種の場合に混合米・2番口・3番口と分離し、長粒種の場合に混合米・3番口に切替えることにより、唐箕の懐を大きくできるように構成する。
インディカ種の場合は、比重が軽いので、粃と籾の区別が付きにくいことから、2番口を無くして唐箕n落差を大きくすることで、作業の安定性が向上してインディカ種の粃と籾の分離精度を向上することができる。
(頭部粗選機)
籾摺機7の頭部ゴムロールの中央部に籾を供給する構成について、頭部上方にゴミ除去用の頭部粗選機(不図示)を設けることにより、砕米発生の防止と安定脱ぷによる脱ぷ率の向上が可能となる。
(補助動力)
一般用の籾摺機7の頭部を利用して長粒種に対応するために、掻込みロール5の伝動部から駆動軸をギヤボックス外部に取出し、長粒種用の装備の駆動軸として連結可能に構成する。
例えば、頭部シャッタ下部に掻込みロールを設けて駆動し、長粒種の掻込み補助として構成することにより、作業能率を向上することができる。
(設定切替構成)
ロール脱ぷ式で縦型構成の唐箕を有する籾摺選別機においては、ジャポニカ種の設定のままインディカ種を処理すると作業が安定せず、ロール隙間や吸引の回転数等の各部の調整を要することから、インディカ種の設定(ロール隙間をジャポニカ種より0.4mm程度狭くし、吸引の回転数を2段階程度下げる)に切替えることにより、調整の工数を要することなく、ワンタッチ切替えが可能となる。
この場合、吸引ファン13はインバータ等により、独立して回転を調整可能に構成し、さらに、ジャポニカ種(標準)→インディカ種(ロール間を狭く、吸引回転と連動して回転を下げる)→麦(ロール間を開く)→飼料米(ロール間を狭く、ロール閉出力時間を短く)のごとく、穀種切替スイッチの操作に応じて設定を順次切替えることにより、幅広い適用が可能となる。
(操作盤)
次に、操作盤について説明する。
操作盤41は、横長構成の機体正面中央の摺落米風選部1bの上部に設け、その見取図を図5に示すように、電源表示部41aと運転・停止スイッチ42a,42bに加え、ロール間隙調節部43、負荷表示部44、穀種選択スイッチ45a,45bを配置する。
運転スイッチ42a、停止スイッチ42bは、籾摺選別機1を起動、停止する。停止スイッチ42bは作業停止のほかに、緊急停止を兼ねる。
ロール間隙調節部43は、ロール間隙表示部43aと、その両側に配置した開閉スイッチ43b,43cとを備え、1回のスイッチ操作毎に所定距離、例えば、0.1mmずつ、広く、または狭く、ロール間隙を開閉調節可能に構成する。
ロール間隙表示部43aは、開スイッチ43bから閉スイッチ43cまでの行程位置を最大から最小までの調整可能範囲と対応して段階表示可能に構成する。
また、麦の選別と玄米の再選別の場合の目安となる間隙位置に「麦」を表示し、電源を切った時に戻る間隙位置に二重丸を表示する。
負荷表示部44は、主モータM1について、低負荷から危険域までの負荷状態を段階表示可能に構成する。ブレーカが落ちる程度の過負荷状態を「危険域」として赤色の発光表示によって警告可能に構成する。
穀種選択スイッチ45a,45bは、短粒種、長粒種の種別に対応した機器作動を設定する。
多様な穀種を取扱う場合は、操作毎に設定内容を順次切替える穀種切替スイッチを設ける。
(全体構成)
籾摺選別機1の全体構成について、籾摺部1aとの関連を中心に説明すると、横長構成の機体の外観正面図と内部構成図を図6、図7に順に示すように、左側端の籾摺部1aと、左右中央部の摺落米風選部1bと、籾摺りおよび選別処理後の混合米を揚穀する混合米揚穀部1cと、玄米を選別する揺動選別部1dと、機体の右側位置で仕上げ玄米を機外に取り出す玄米揚穀機1eとから構成される。
籾摺部1aは、籾ホッパ6の籾が籾摺機7で籾摺されて摺落米移送棚8に落下供給され、振動している摺落米移送棚8により内方に移送され、摺落米風選部1bの下部の選別始端側に供給される。
摺落米風選部1bは、摺落米風選箱体9と、摺落米風選箱体9内に上下方向に沿うように構成されている摺落米選別風路10と、摺落米選別風路10の中途部下方に設けられている粃受樋11と、摺落米選別風路10の始端部である下側部に設けられている摺落米受樋12と、摺落米選別風路10の終端側上側部に配設されている吸引ファン13と、排塵筒14等により構成されている。
揺動選別型の混合米選別部1dは、多段の揺動選別板15,…の板面に選別用の凹凸が形成されていて、縦方向の一側を高い供給側、他側を低い排出側とし、縦方向に直交する横方向の一方側を高い揺上側、横方向他側を低い揺下側として、揺動選別板15の縦横2方向ともに傾斜した構成とし、揺動選別板15,…を揺動装置(図示省略)により横方向斜め上下に往復揺動する構成である。
揺動選別板15,…の上方には混合米タンク24が配設されていて、摺落米受樋12に風選された混合米が混合米揚穀機1eにより揚穀され混合米タンク24に供給される。次いで、分配供給樋16、分配ケース17を経由して揺動選別板15,…に供給される。
揺動選別板15,…の揺下側の側壁の排出側部分には、籾排出口を切り欠き構成し、選別籾は揺下側に取り出され、籾還元流路29を経て籾揚穀機27に供給される構成である。
揺動選別板15,…に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の玄米は揺上側に偏流分布し、玄米に比較して大形で比重の軽い籾は、揺下側に偏流分布し、その中間部には分離されない籾・玄米の混合米が分布しながら選別される。そして、これらの選別穀粒は、揺動選別板15の排出側に設けられている玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られて取り出される。
取り出された仕上げ玄米は、玄米取出樋20,玄米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出される。また、取り出された選別混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落米受樋12,混合米揚穀機1c,混合米タンク24,分配供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別板15,…に再度供給され再選別される。
また、揺動選別板15,…の揺下側に偏流分離した選別籾のうち揺下側の側壁に沿って流下したものは、籾排出口から籾還元流路29に取り出され、また、揺下側の側壁よりも揺上側を流下したものは揺動選別板15,…の排出側端部から籾仕切板19により仕切られて、籾取出樋25に取り出される。このようにして取り出された選別籾は、籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部1aに揚穀還元され、再度の籾摺がなされる。なお、摺落米風選部1bで粃受樋11に選別された不稔粒である粃は、籾揚穀機27に送られ、混合米選別部1dの選別籾と共に籾摺部1aに揚穀還元される。
(構成上の要点)
上述の籾摺選別機の構成上の要点についてまとめると、次のとおりである。
第一に、籾ホッパ2と籾摺機7を上下に配置した籾摺部1aと、この籾摺部1aの後工程で籾を選別する風選部1bと、この風選部1bの後工程で玄米を選別する揺動選別部1dを、備え、機体の左右一側に籾摺部1aを配置し、左右他側に揺動選別部1dを配置し、籾摺部1aと揺動選別部1dの間に風選部1bを配置し、籾摺機7は、左右一対の籾摺ロール7a,7bによって構成するとともに、左右外側の籾摺ロール7aを他側の籾摺ロール7bより低くして籾投入線を機体内方に傾斜して配置し、この籾投入線に沿うように籾ホッパ2から籾を案内する傾斜板4を備えることで、特にインディカ米に適応できる籾摺選別機を提供することができる。
第二に、傾斜板4の上部を収容する供給用ボックス体4uと、籾摺ロール7a,7bを収容する籾摺ロール用ボックス体7uが着脱自在であることから、メンテナンスを容易に実施することができる。
第三に、傾斜板4は、上部の第一傾斜板4aと下部の第二傾斜板4bに分け、第一傾斜板4aは傾斜姿勢を固定し、第二傾斜板4bは上端部を支点4cとして傾斜姿勢を調節可能に構成し、第一傾斜板4aを箱状の供給用ボックス体4u内に設け、第二傾斜板4bと籾摺機7を箱状の籾摺ロール用ボックス体7u内に設けることにより、供給用ボックス体4uと籾摺ロール用ボックス体7uとの合理的なブロック組み立てによって第一傾斜板4aと第二傾斜板4bとの連係構成が可能となる。
1 籾摺選別機
1a 籾摺部(籾摺り設備)
1b 風選部
1d 揺動選別部
2 籾ホッパ
4 傾斜板
4a 第一傾斜板
4b 第二傾斜板
4c 支点
4u 供給用ボックス体
7 籾摺機
7a 籾摺ロール
7b 籾摺ロール
7u 籾摺ロール用ボックス体

Claims (1)

  1. 籾ホッパ(2)と籾摺機(7)を上下に配置した籾摺部(1a)と、この籾摺部(1a)の後工程で籾を選別する風選部(1b)と、この風選部(1b)の後工程で玄米を選別する揺動選別部(1d)を備え、
    機体の左右一側に前記籾摺部(1a)を配置し、左右他側に前記揺動選別部(1d)を配置し、前記籾摺部(1a)と前記揺動選別部(1d)の間に前記風選部(1b)を配置し、
    前記籾摺機(7)は、左右一対の籾摺ロール(7a,7b)によって構成するとともに、左右外側の籾摺ロール(7a)を他側の籾摺ロール(7b)より低くして籾投入線を機体内方に傾斜して配置し、この籾投入線に沿うように前記籾ホッパ(2)から籾を案内する傾斜板(4)を備え、
    前記傾斜板(4)の上部を収容する供給用ボックス体(4u)と、前記籾摺ロール(7a,7b)を収容する籾摺ロール用ボックス体(7u)をそれぞれ着脱自在に構成し、
    前記傾斜板(4)は、上部の第一傾斜板(4a)と下部の第二傾斜板(4b)に分け、
    前記第一傾斜板(4a)は傾斜姿勢を固定し、前記第二傾斜板(4b)は上端部を支点(4c)として傾斜姿勢を調節可能に構成し、
    前記第一傾斜板(4a)を箱状の供給用ボックス体(4u)内に設け、前記第二傾斜板(4b)と前記籾摺機(7)を箱状の籾摺ロール用ボックス体(7u)内に設けることを特徴とする籾摺選別機。
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