JPWO2006011199A1 - 穀物選別装置 - Google Patents

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Abstract

脱ぷした処理物を効率良く揺動選別装置に移送して選別が行え、メンテナンスも容易に行えるようにするとともに、動力ファンを有効に利用して両者で発生する塵埃等も排出できるようにする。 揺動駆動される複数の選別板や排出樋等を具備した選別要部29と、前記排出樋から流下する被処理物を下方へ案内する配送シュート30との側周囲を外面ケーシング10で覆った動選別装置101Bの上方に、脱ぷロール3や選別風路を形成する案内板等を具備する風選部を備える脱ぷ風選装置101Aを配置し、該脱ぷロール3上方に原料タンク6を配置するとともに、前記揺動選別装置101A上部外周囲に作業フロア1を設け、外面ケーシング10の前面部に第1の扉体T1と第2の扉体T2を左右並設してそれぞれ左右開閉可能に設けた。

Description

本発明は、米麦共同乾燥調製施設などに使用される穀物選別装置に関する。
脱ぷ風選装置及び揺動選別装置を具備した脱ぷ揺動選別機(籾摺機)、異種選別機、石抜機、粒選別機、色彩選別機、製品タンクのうち必要なものを選択して配設し、被処理物である米や麦を特定順に通過させるものとなされた米麦調製出荷設備は存在している。
上記揺動選別装置は、一般に、左右方向へ揺動駆動される選別板とこれらの前後方向一側で下位側に固定された被処理物排出樋とを具備した選別要部と、前記被処理物排出樋から流下する被処理物を受け入れて下方へ案内する配送シュートとを備えたものとなされている(特許文献1参照)のであり、この際、前記選別要部及び前記配送シュートの側周囲は起立状の外面ケーシングで覆われることが多いのである。
特公平7−110352号公報
上記したように選別要部や配送シュートの周囲を起立状の外面ケーシングで覆った構造となされている穀物揺動選別装置における前記外面ケーシング内の配送シュート近傍周辺での作業(清掃、保守点検など)を行うときには、前記選別要部の被処理物排出樋や前記配送シュートに対面した側の前記外面ケーシング部分を取り外し、その後、それら被処理物排出樋や配送シュートの隙間である狭隘な場所に不安定な姿勢で手を挿し入れるなどして行うことが必要となるのであり、この作業に1時間以上もの時間を要することが少なくないのである。
本発明は、斯かる実情に鑑みて、前記被処理物排出樋や前記配送シュートの近傍での作業を比較的簡便且つ迅速に行うことを可能とした穀物揺動選別装置を提供することを目的とするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、揺動駆動される複数の選別板や排出樋等を具備した選別要部と、前記排出樋から流下する被処理物を下方へ案内する配送シュートとの側周囲を外面ケーシングで覆った揺動選別装置の上方に、脱ぷロールや選別風路を形成する案内板等を具備する風選部を備える脱ぷ風選装置を配置し、該脱ぷロール上方に原料タンクを配置するとともに、前記揺動選別装置上部外周囲に作業フロアを設けたものである。
また、前記揺動選別装置の外周を外面ケーシングにより覆うとともに、外面ケーシングの前面部に第1の扉体と第2の扉体を左右並設してそれぞれ左右開閉可能に設け、一側の第1の扉体の内面側に前記排出樋の下方で流下する被処理物を受ける配送シュートを一体的に設けたものである。
前記第2の扉体の内方に制御盤を収納し、該第2の扉体の外面に操作部及び表示部を設けたものである。
前記脱ぷ風選装置における風選及び籾殻移送用の動力ファンを脱ぷ風選装置の下方、かつ、前記揺動選別装置の近傍に配置し、動力ファンの風路筒を脱ぷ風選装置及び揺動選別装置収納部と連通し、脱ぷ風選装置及び揺動選別装置で発生する塵埃を排出する構成としている。
上記構成により、原料タンク、脱ぷ風選装置、揺動選別装置が上下方向に配置されることになり、省スペース化を図ることができる。そして脱ぷ風選装置及び揺動選別装置は外面ケーシングに覆われるため、塵埃の飛散が防止され、外観も向上できる。また、脱ぷ風選装置は作業フロア上に乗ってメンテナンス等が行え、脱ぷ風選装置及び揺動選別装置はそれぞれ楽な姿勢でメンテナンス等の作業ができるのである。
また、左右の扉体は作業時に閉じておくことで塵埃等の飛散を防止し、メンテナンス等の場合には、左右の扉体を開放することにより広い開口を形成することができ、メンテナンス作業がし易くなる。そして、第1の扉体を開けると配送シュートもともに外側に回動して取り出すことができるため、配送シュートのメンテナンスを容易に行えるだけでなく、内部に配置される排出樋や選別装置等も容易にメンテナンスができるのである。
また、第2の扉体の内方に制御盤を収納し、該第2の扉体の外面に操作部及び表示部を設けているので、電気系統を集中して配置することができ、配線を短くして、電圧低下を抑えることができ、操作部及び表示部は裏側からも容易にメンテナンスできる。また、風路上流側に位置するため、塵埃の発生が少なく故障も少なくすることができる。
また、動力ファンの吸引作用により脱ぷ風選装置から下方への風の流れとなるので、籾殻等の搬送が容易に行えるようになり、また、一つの動力ファンにより揺動選別装置で発生する塵埃及び風選装置で発生する塵埃や殻等を排出することができて、動力ファンで発生する風を有効に利用することができる。
本発明に係る揺動選別装置を具備した米麦共同乾燥調製施設(ライスセンタやカントリーエレベータなど)のフローシートである。 前記米麦調製出荷設備の左前面を見た図である。 前記米麦調製出荷設備の右前面を見た図である。 前記米麦調製出荷設備の左後面を見た図である。 前記米麦調製出荷設備の右後面を見た図である。 前記米麦調製出荷設備の正面図である。 前記米麦調製出荷設備の左側面図である。 前記米麦調製出荷設備の右側面図である。 前記米麦調製出荷設備の平面図である。 前記米麦調製出荷設備の脱ぷ揺動選別機などを斜め前方から見た図である。 図10に示す揺動選別装置の前面側の第1の扉体を開放した状態を示す図である。 前記米麦調製出荷設備の脱ぷ揺動選別機の正面視断面図である。 前記米麦調製出荷設備の揺動選別装置の正面視説明図である。 前記揺動選別装置の側面視説明図である。 前記米麦調製出荷設備の仕上風選部及び石抜機の側面視断面図である。 前記脱ぷ揺動選別機の一部を示す斜視図である。 前記米麦調製出荷設備の出荷部を示す側面図である。 前記米麦調製出荷設備の第1変形例を示す平面図である。 前記麦調製出荷設備の第2変形例を示す平面図である。 前記麦調製出荷設備のマグネット装着構造に係りAは被処理物供給用のシュータを示す側面図、そしてBは被処理物供給用の樋を示す側面図である。 前記麦調製出荷設備の網体の装着構造を示す図である。
符号の説明
10 外面ケーシング
29 選別要部
29a 選別板
29c 排出樋
30 配送シュート
36 制御盤
36a 前面部
101B 揺動選別装置
T1 第1の扉体
T2 第2の扉体
図1に示すように、本発明に係る米麦調製出荷設備は原料昇降機100、脱ぷ風選装置101A及び揺動選別装置101Bからなる脱ぷ揺動選別機101、粒選別機投入昇降機102、仕上風選装置103、石抜機104、粒選別機105、色彩選別機投入昇降機106、色彩選別機107、製品昇降機108、製品タンク109、出荷計量機110を備えている。
先ず前記脱ぷ揺動選別機101について説明する(図3、図10、図12、図16参照)。
図2及び図3などに示すように、全体は脱ぷ風選装置101Aを揺動選別装置101B上に載設したものとなされ、揺動選別装置101B上部の外周囲に作業フロア1が横外方への張出し状に設けられ、ガード枠を立設して落下を防止して、脱ぷ風選装置101Aの周囲を歩けるようにしてメンテナンスが容易にできるようにしている。揺動選別装置101Bの下端部a1と作業フロア1との間に昇降移動用の階段2が後述する扉体と反対側の後方に設けられ、操作等の邪魔にならない位置に配置されている。
前記脱ぷ風選装置101Aの詳細は次のとおりである。
即ち、図10に示すように、作業フロア1よりも上側で作業フロア1上に立った状態の作業者の手の届く範囲内に左右一対の脱ぷロール3、3が設けてあり、この脱ぷロール3、3の前面及び上面を覆うものとした側面視L形のロールカバー体4が上端縁個所4aの左右向き軸を介して、全体の外面を覆った外面ケーシング5の一部として装着され、図16中に符号a2で示すように上方側へ及び、作業フロア1から離れる側へ向けての揺動開放可能となされている。
脱ぷ風選装置101Aは外面ケーシング5により覆われ、後述する揺動選別装置101Bの外面ケーシング10と一体的に形成されている。外面ケーシング5の上側には原料タンク6が設けられており、該原料タンク6と脱ぷ風選装置101Aと揺動選別装置101Bが上下方向に配設されて床面上の占有面積を小さくしてコンパクトな構成としている。該原料タンク6から非脱ぷ状態の穀粒(籾など)が、図12に示す被処理物通路7を通じて、一対の脱ぷロール3、3上に落下され、脱ぷロール3、3はこのように落下した穀粒を挟み付けて摩擦することにより脱ぷ処理し、脱ぷ処理された後の被処理物が案内板8a、8bに案内されて落下口9から落下されるようになされている。この一方では揺動選別装置101Bの外面ケーシング10内の空気が、この外面ケーシング10内に設けられた動力ファン11の吸引力により当該装置101Aの外面ケーシング5の下面に形成された空気入口12a、12b、12cから吸引されて矢印方向f1へ流動し、次に案内板8bとこれの下側の案内板13とで囲まれた選別風路14内を矢印f2で示す右斜め上方へ流動し、この空気流動による風選作用により脱ぷ状穀粒(玄米など)は1番物取出樋15からオーガ15aの搬送作用で取り出され、2番物は2番物取出樋16からオーガ16aの搬送作用で外方へ取り出されるようになされている。
選別風路14の右下側には案内板17a、17bで囲まれた塵埃分離室18が形成されており、この塵埃分離室18の底部には繰出しロータ19aを内包したエアロックバルブ19を介装された外殻排出路20が形成されると共に、塵埃分離室18の左上部には空気吸引孔21が形成され、この空気吸引孔21から、案内板22a、22bで囲まれた空気吸引路23が下方へ向けて延出されている。
選別風路14内を矢印方向f2へ流動する空気は落下口9から落下した被処理物からその外殻を分離させると共にこの外殻と一緒に塵埃分離室18内に流入して流速を低下されるようになされており、ここで外殻が重力分離されて空気のみが空気吸引路23を通じて下方へ流動され、一方、外殻は塵埃分離室18の底部に降下した後、エアロックバルブ19で空気の流通を遮断された状態の下で外殻排出路20を通じて空気吸引路23の内方へ排出されるようになされている。24a及び24bは2番物取出樋16内からオーガ16aで取り出された2番物が落下する2番物落下路25を形成する案内板であり、この2番物落下路25は図10などに示す揺動選別装置101Bの外面ケーシング10から突出された図3に示す2番物取出口26に連通されている。
そして、前記揺動選別装置101Bの詳細は次のとおりである(図1、図3、図10、図11、図12、図13、図14、図16参照)。
即ち、図10に示すように、外面ケーシング10の頂面部10aの上側に混合物タンク27が設けてあり、この混合物タンク27には脱ぷ風選装置101Aの一番物取出樋15から取り出された被処理物が図3に示す選別機投入昇降機28を介して搬送された後に投入されるようになされている。図11、図12、図13及び図14に示すように、外面ケーシング10により略密閉状に囲まれた空間内には前後方向と左右方向の双方に傾斜された選別要部29が設けてあり、この選別要部29は上面に凹凸の形成された平板状の揺動選別板29aを複数段に積み重ねて左右方向f3に揺動運動させるようになされ、この揺動選別板29aの前後傾斜上位側(奥側)に固定された供給タンク29b内に混合物タンク27の被処理物が供給され、前後傾斜下位側(前面側)に固定された被処理物排出樋29cから揺動選別板29aで選別処理された後の被処理物が取り出されるようになされている。
外面ケーシング10の内方には揺動選別装置101B全体を支持した図示しない本体基礎台と同体状に支持された固定枠板90に可動枠体91が左右向き支点軸92を介して結合され且つ前後傾斜角調節モータ93の駆動による左右向き支点軸92回りの揺動変位可能に装着されており、また可動枠体91上には左右の前後向き支持軸94、95を介して左右一対のリンクアーム体96、97が左右揺動可能に装着されると共に、それぞれのリンクアーム体96、97の上側前後個所が選別要部29の対応個所に軸着されて、可動枠体91、選別要部29及び左右のリンクアーム体96、97を要素とした四節平行リンク機構が形成されている。
左側のリンクアーム体96の下側には他所から回転を入力される回転駆動軸98が配置されていて、可動枠体91に設けられた前後向き支点軸99回りの揺動変更可能に装着された上向きアーム体120に支持され、回転駆動軸98の長さ途中個所に形成されたクランクピン部と左側のリンクアーム体96の長さ途中個所とがクランクロッド121で結合されている。この際、回転駆動軸98にはこれの回転を円滑となすためのバランスウエイト98aが設けられている。そして上向きアーム体120の長さ途中個所は揺動角調節モータ122の出力軸d1にネジ送り機構123を介して連動連結されていて、出力軸d1の回転により回転1駆動軸98の位置が前後向き支点軸99回りへ変更されて左側のリンクアーム体96の前後向き支持軸94回りの揺動範囲位置が変更されるようになされている。
一方、右側の前後向き支持軸95はこれの左側に位置され可動枠体91に装着された前後向き支点軸124回りの揺動自在となされた左右向きアーム体125の右端部に支持されており、この左右向きアーム体125の左端部と同体状個所から下向きアーム部材126が延出させてあり、この下向きアーム部材126と、可動枠体91に装着された左右傾斜角調節モータ127の出力軸d2とがネジ送り機構128を介して連動連結されていて、出力軸d2の正逆回転により前後向き支持軸95の高さ位置が前後向き支点軸124回りへ変更されるようになされている。
したがって、回転駆動軸98が回転駆動されることにより左右のリンクアーム体96、97が左右の前後向き支持軸94、95回りへ繰り返し揺動されて選別要部29が左右方向f3へ揺動され、また前後傾斜角調節モータ93が回転作動されることにより選別要部29の前後傾斜角度が変更され、また揺動位置調節モータ122が回転作動されることにより選別要部29の左右揺動範囲の角度位置が変更され、また左右傾斜角調節モータ127が回転作動されることにより選別要部29の左右傾斜角が変更される。
外面ケーシング10の前面部10bの大部分個所は、図10、図11に示すように後述の第2の扉体T2から離れる側である左側縁に設けられた上下方向の縦支軸を介して支持され且つこの軸回りの開放変位可能となされた第1の扉体T1となされており、この左右一対配置された第1の扉体T1と第2の扉体T2が観音開きの如く両左右外側へ開くようにして、開放空間が大きくなるようにしている。この扉体T1の内面側にはこれが閉鎖状態にあるときに選別要部29の前後傾斜下位側の被処理物排出樋29cから送り出されて落下する被処理物を受け入れて特定個所へ重力作用により送り出すものとした被処理物自重落下案内路手段をなす配送シュート30が支持片を介して固定されている。つまり、第1の扉体T1の裏面に配送シュート30が一体的に設けられ、外面ケーシング10内部に選別要部29を収納している。よって、第1の扉体T1を手前側に回動して開けることにより、配送シュート30は全体を前面側に取り出すことが可能となって、該配送シュート30の組み立てやメンテナンスだけでなく、外面ケーシング10内部に配置される揺動選別装置101B等の組み立てやメンテナンス等も容易にできるようになるのである。
この配送シュート30は、3つの独立した案内路30a、30b、30cを具備していて、各案内路30a、30b、30cの受入部はホッパ状となされており、左端の案内路30aは選別要部29から受け入れた脱ぷ状穀粒を前記粒選別機投入昇降機102の被処理物供給個所a3(図1参照)で外面ケーシング10の左側面内方に設けられたシュート130の内方に落下させる。つまり、揺動選別された米の場合には玄米等の脱ぷされた後の穀粒が、案内路30aからシュート130、粒選別機投入昇降機102を介して後方の仕上風選部103に搬送される。中間位置の案内路30bは脱ぷ状穀粒(玄米など)及び非脱ぷ状穀粒(籾など)の混合物を前記選別機投入昇降機28の被処理物供給個所a4(図1参照)の内方に移送するために選別要部29下側に前後向きに配設された振動コンベア31の搬送始端に落下させ、振動コンベア31終端より選別機投入昇降機28により混合物タンク27に搬送されて揺動選別装置により再選別される。右端の案内路30cは非脱ぷ状穀粒を原料昇降機100の被処理物供給個所a5の内方に移送するために選別要部29下側に前後向きに配設された振動コンベア32の搬送始端に落下させるようになされ、振動コンベア32終端より原料昇降機100を介して原料タンク6に搬送され、再度籾摺り機等により脱ぷされる。
図14に示す第1の扉体T1の上部で配送シュート30よりも上側となる大部分個所には図13に示す四角状の透孔e1が形成されており、この透孔e1個所にはこれを開放可能に閉鎖するための蓋体e2が設けられている。この蓋体e2は第1の扉体T1の外面に位置され大部分を透視材で形成され且つ透孔e1を略気密状に閉鎖するものとなされていてこれの上辺部回りの外方且つ上方への揺動開放可能となされるほか、閉鎖姿勢から上辺部回りの外方且つ上方へ凡そ110度程度回動させた位置に位置保持させ得るものとなされている。
図13に示す外面ケーシング10の内方であって、選別要部29の前部、脱ぷ状穀粒用のシュート130、配送シュート30、及び、第1振動コンベア31や第2振動コンベア32の前部などの周辺における清掃、点検又は修理などの作業を行うときは、第1の扉体T1が縦支軸に支持されつつこの軸回りへ揺動されて開放される。第1の扉体T1が開放されたとき、配送シュート30が選別要部29と、シュート130及び第1振動コンベア31及び第2振動コンベア32との間から抜け出て広い作業空間が形成される。また選別要部29の前部や配送シュート30の上部の状態を確認したいときなどには蓋体e2が開放される。
図12に示すように、外面ケーシング10の内方右部には前記動力ファン11が固設してある。つまり、動力ファン11は脱ぷ風選装置101Aの斜め下方であって、揺動選別装置101B近傍の側方に配置されている。この動力ファン11の空気吸引口には脱ぷ風選装置101Aの空気吸引路23と外殻排出路20の出口とが外面ケーシング10内の風路筒33を介して連通状に結合されると共に、動力ファン11の空気吐出口からは図16に示す排塵筒34が外面ケーシング10の外方へ向けて延出されている。外面ケーシング10の下端縁a6は揺動選別機101Bの設置された床面a7から凡そ5mm程度離間されて、吸入口が形成されており、また外面ケーシング10の前後左右の側面個所の特定個所(塵埃の堆積し易い個所)にはネズミが出入りできない程度の幅(例えば凡そ5mm程度)のスリット35が多数設けられており、全てのスリット35による開口面積は動力ファン11の吸引能力に関連した特定大きさとなされている。そして、動力ファン11が作動しているときは動力ファン11の空気吸引作用により外面ケーシング10内の空気が脱ぷ風選装置101Aの空気入口12a、12b、12c及び空気吸引路23及び風路筒33を通じて吸引された後に排塵筒34を通じて外側ケーシング10の外方へ排出される。この際、床面a7と外面ケーシング10との間の隙間や、スリット35を通じて外面ケーシング10の外側の空気がこれの内方へ吸引され、この吸引された空気により外面ケーシング10内に空気流が生成され、この空気流が外面ケーシング10内の塵埃の堆積し易い個所の塵埃を空気入口12a、12b、12c内に流入させる。つまり、揺動選別装置101Bの作動に発生する塵埃が動力ファン11の作動による吸引風により上方へ吸引されて、上方の脱ぷ風選装置101Aで発生する塵埃や風選後の籾殻等も風路筒33を介して機外に排出されるのである。このとき、外面ケーシング5と外面ケーシング10が一体的に形成されて機密状に構成されているため、塵埃が機外に漏れることはなく、塵埃の飛散を防止することができるのである。
そして図10に示すように外面ケーシング10の前面部の右部で扉体T1の右側となる個所には、右側へ向かうに伴って前方へ張り出す態様の傾斜状となされた前面部36aを有し前後幅が左右長さに較べて比較的小さくなされ平面視略三角形状となされた略密閉状の制御盤36が形成されている。つまりこの内部空間に制御盤36が配設されている。この際、前面部36aの大部分が第2の扉体T2となされ、この扉体T2は第1の扉体T1から離れる側である右側縁に設けられた縦支軸131を介して支持され且つこの縦支軸131回りの開放変位可能となされており、第2の扉体T2の外面には各種スイッチを具備した操作部a8や液晶板からなるタッチパネルなどの作動状態表示部a9が装設されている。なお、制御盤36の内方には調整出荷設備の各部を制御するための制御用電気部品が密集されている。こうして電気機器及び電気系統を集中して配置することで、配線を短くして電圧降下も抑えて省電力化を図るとともに、組み立てが容易となり、メンテナンス等も容易に行えるようにしている。そして、第2の扉体T2を開けることにより、制御盤36及び操作部a8や表示部a9等も広いスペースの中でメンテナンス等が行えるようにしているのである。
次に前記仕上風選装置103の詳細について説明する。
仕上風選装置103は図3、図5に示すように、脱ぷ揺動選別機101の斜め後方に配置されており、粒選別機105の上部に配置される。図15に示すように、全体の外周囲が風選装置外面ケーシング37で略密閉状に包囲されており、この際、風選装置外面ケーシング37は後述の石抜機外面ケーシング53の上面に気密状に連続して形成されている。風選装置外面ケーシング37の頂面部37aには前記粒選別機投入昇降機102で移送された被処理物を風選装置外面ケーシング37の内方へ投入するための投入口38が形成されると共に、風選装置外面ケーシング37の側面には風選装置外面ケーシング37の内方の空気を吸引排出するための空気吸引口39が形成され、この空気吸引口39から風路管40が延出されている。この風路管40は図12に示すように揺動選別装置101Bの外面ケーシング10の内方に導かれ前記風路筒33の途中個所a10に連通状に結合されている。
風選装置外面ケーシング37の内方には案内板41を介して、被処理物の貯溜室42及びこれの底部に位置された被処理物の落下口42aが形成され、貯溜室42には投入口38から被処理物を投入され、また落下口42aにはこれの幅方向の被処理物の落下量を均分化するための分銅式均分弁43が設けられている。この際、分銅式均分弁43は横軸44回りの開閉変位自在となされた均分弁45と、この均分弁45に関連して装着された分銅46とを備え、均分弁45の閉鎖側への付勢力が分銅46の重量に対応した大きさになると共に、該付勢力の大きさが分銅46の位置調整により大小に変更されるものとなされている。
また貯溜室42の下側には案内板41とこれの下側に固定された案内板47とで囲まれた傾斜状の選別風路48が形成され、この選別風路48の上端が上下向きの仕切板49で囲まれた吸引室50に連通され、一方では風選装置外面ケーシング37の下面側の空気入口51から吸引した空気が仕切板49で矢印方向f4へ案内されて流入し、続いて選別風路48の下端から矢印方向f5へ流動し、この空気流動により落下口42aから落下している被処理物に混入している比較的小さい塵埃を選別風路48個所で分離させ、これら塵埃を吸引室50、空気吸引口39及び風路管40を経て風路筒33内に前記動力ファン11の吸引力で吸引させるようになされており、こうして風路筒33内に吸引された塵埃は動力ファン11に吸引され、被処理物の外殻などと一緒に排塵筒34を通じて外方へ排出される。つまり、一つの動力ファン11により、脱ぷ風選装置101Aの風選だけでなく、仕上風選装置103における風選のための風力も発生させ、しかも、揺動選別装置101Bで発生する塵埃の排出にも利用でき、動力ファン11で発生する風力を有効に利用できるようにしている。
空気吸引口39内には開度を任意に調整できるようになされた回動式吸気調節弁52が設けられており、この回動式吸気調節弁52の開度と分銅46の位置とを適当に調整することにより、任意な選別処理能力による安定した風選作用が得られるようになる。また空気吸引口39からは比較的小径の空気吸引管63が分岐されて下方へ延出されている。
次に前記石抜機104について説明する。
図15に示すように、仕上風選装置103を上側に配設されており、仕上風選装置103の風選装置外面ケーシング37と気密状に結合された石抜機外面ケーシング53を備えている。この石抜機外面ケーシング53で略密閉状に囲まれた空間内には、多数の噴風口及び凹凸の形成された多孔選別板54が傾斜状に配置されると共に揺動駆動機構55を介して図15中で上下左右方向へ向かう特定軌跡上を繰り返し揺動されるように支持されており、多孔選別板54の下面側には送風ファン56を内蔵したファンケース57が多孔選別板54と同体状に固定されている。
多孔選別板54が揺動作動されて、送風ファン56により石抜機外面ケーシング53の側面個所に形成された図示しない空気入口を通じて外気が吸引され、この吸引された外気によりファンケース57内に生成された風が多数の前記噴風口から上方へ向け吹き抜けている状態の下で、仕上風選装置103から落下した被処理物が案内板58a、58bに案内されて多孔選別板54上に供給されると、滑落し易い脱ぷ状穀粒は下位側へ流動して案内板59で囲まれた穀粒落下路60を通じて下方へ落下され、一方、滑落し難い石などの異物は上位側へ送り移動されて多孔選別板54の上端から石取出し空間132内に落下され、続いてファンケース57の下側で石抜機外面ケーシング53の内方を密閉状に横断するように配設され石取出空間132の下面をなしている収集樋状部61の底部に収集され、この収集された異物は収集樋状部61の底部に設けられたオーガ62により石抜機外面ケーシング53の外方へ排出されるようになされている。
収集樋状部61の底部上面近傍個所には前記仕上風選装置103の空気吸引口39から分岐されて延出された比較的小径の空気吸引管63の先端が開口されていて、前記動力ファン11の空気吸引力によりこの空気吸引管63を通じて収集樋状部61の底部上面近傍の塵埃が空気と一緒に吸引されるようになされており、この吸引された塵埃は前記仕上風選装置103内の小埃と一緒など一緒に排塵筒34を通じて外方へ運び出される。
次に前記粒選別機105について説明すると、図5に示すように6本の回転選別胴64を縦2列で三段階に配列したものとなされ、各回転選別胴64については周面に無数の選別孔を形成して排出側を供給側よりも少し低くした略水平姿勢となされ且つ回動可能に架設され、各回転選別胴64の供給側の内方に前記穀粒落下路60から落下した穀粒を前記選別孔の大きさに関連した大小に選別し、大きい粒形の穀粒が前記色彩選別機投入昇降機106の被処理物供給個所a11へ向けて流出され、小さい粒形の未熟粒などが未熟粒通路65を経て図9に示す特定個所p01へ流出されるようになされている。
次に前記色彩選別機107について説明する(図2、図3、図9参照)。
サービスタンク66と色彩選別処理部67を備えており、前記色彩選別機投入昇降機106からサービスタンク66の図9に示す第1区画個所b1に被処理物を投入され、この第1区画個所b1から色彩選別処理部67の一次処理部に連続的に被処理物が供給され、この一次処理部にて先ず一次選別処理されて、良品のみの一群と、良品及び着色粒の混合品群とに選別され、混合品群が一次不良品昇降機68で揚上搬送されてサービスタンク66の図9に示す第2区画個所b2に投入され、この第2区画個所b2から色彩選別処理部67の二次処理部に連続的に供給されて二次選別処理され、この二次処理で着色粒と良品粒とに厳密に選別し、着色粒は外方の特定個所に向け流出され、良品粒が二次良品昇降機69で揚上搬送されてサービスタンク66の第1区画個所b1に戻され、この後、第1区画個所b1内の他の被処理物と一緒に一次選別処理の対象となり、一方、一次選別処理で選別された良品の脱ぷ状穀粒(製品)は前記製品昇降機108の被処理物供給個所a12(図1参照)に向け流出されるようになされている。
また前記製品タンク109は図17に示すように、製品昇降機108から製品を投入されて貯溜し、この貯溜した製品が重力作用により被処理物出口個所70から前記出荷計量機110へ向けて流出し得るようになされている。
さらに前記出荷計量機110は製品タンク109内の製品を計量して任意な特定重量だけ取り出すことができるようになされている。
次に上記した米麦調製出荷設備の変形態様について説明する。
第1の変形態様は、図18に示すように、前記色彩選別機投入昇降機106及び前記色彩選別機107を省略して、粒選別機105と製品昇降機108とを連続させ、また揺動選別装置101Bと粒選別機投入昇降機102との間に予め設計され適合性を確保されている異種選別機投入昇降機111及び異種選別機112を設けたものとなされる。
この際、異種選別機112は揺動選別装置101Bで選別しきれなかった脱ぷ状穀粒中の異物(例えば非脱ぷ状穀粒、米処理中の麦、草の種など)を選別するもので、揺動選別装置101Bと同様な機構により揺動選別するものとなされる。
第2の変形態様は、図19に示すように、前記色彩選別機投入昇降機106、前記色彩選別機107、前記異種選別機投入昇降機111及び前記異種選別機112を省略して、揺動選別装置101Bと粒選別機投入昇降機102とを連続させると共に、粒選別機105と製品昇降機108とを連続させたものとなされる。
次に上記した米麦調製出荷設備の被処理物移動経路の特定個所に設けられるマグネット71及び網体72について説明する。ここに、マグネット71は被処理物中から磁力で吸着され得る金属片などの異物を除去するためのものであり、また網体72は被処理物中から網目よりも大きな異物を濾し取るためのものである。
図1に示すように、前記マグネット71は、前記揺動選別装置101Bにおける被処理物固定案内路と、前記異種選別機112における被処理物固定案内路、前記色彩選別機投入昇降機106における被処理物固定案内路と、前記製品タンク109における被処理物固定案内路とに装設されている。
さらに具体的に説明すると、前記揺動選別装置101B及び前記異種選別機112のマグネット71は例えば図11、図13に示すように右端の被処理物案内路(非脱ぷ状穀粒を案内するもの)30cのホッパ状個所の傾斜案内面a13の下面に固着される。前記ホッパ状個所の傾斜案内面が帯磁個所となっていて、この帯磁個所がホッパ状個所の傾斜案内面に案内されて流下する非脱ぷ状穀粒の中からこれに混入した金属片などの磁力吸着可能な異物を吸着するのであり、吸着された異物は扉体10bを開放することにより容易に除去される。
また前記色彩選別機投入昇降機106のマグネット71は被処理物供給個所a11に装着されている。この被処理物供給個所a11は図20Aに示すような傾斜状の樋となされており、このマグネット71の装着構造は、被処理物供給個所a11の樋の傾斜状底面にマグネット71を固定すると共に、被処理物供給個所a11の樋の上面の開口を開放可能に閉鎖する蓋体73を設けたものとなされている。74は樋a11の側面に形成された透視窓である。この際、マグネット71の真上となる傾斜状底面部分が帯磁個所となっていて、該傾斜状底面に案内されつつ重力作用により滑落する被処理物の中からこれに混入した先と同様な異物を吸着するのであり、吸着された異物は固定ネジ75を弛緩操作して蓋体73を開放することにより容易に除去される。
また前記製品昇降機108のマグネット71は被処理物供給個所a12に装着されている。この被処理物供給個所a12は図20Bに示すようなシュートとなされており、このマグネット71の装着構造は、シュートa12の傾斜状底面に開口を設けると共に、この開口を閉鎖するための蓋体76を特定支点軸77回りの揺動開閉可能に装着し、この蓋体76の外面にマグネット71を固定したものとなされている。78はシュートa12の側面に形成された透視窓である。この際、傾斜状底面73aの一部を形成する蓋体76の内面個所が帯磁個所となっていて、該内面個所に案内されつつ重力作用により滑落する被処理物の中からこれに混入した先と同様な異物を吸着するのであり、吸着された異物は固定ネジ76aを弛緩操作して蓋体76を開放することにより容易に除去される。
また製品タンク109のマグネットは図17に示すように被処理物出口個所70に装着されている。この被処理物出口個所70は断面四角状の縦向き通路となされており、このマグネット71の装着構造は、引き出し可能な枠体79を形成し、この枠体79の内方に棒状のマグネット71を複数並設したものとなされている。この際、マグネット71は縦向き通路内を重力作用により落下する被処理物の中からこれに混入した先と同様な異物を吸着するのであり、吸着された異物は枠体を引き出すことにより容易に除去される。
前記網体72は、図1に示すように、選別機投入昇降機28で送られた被処理物を貯溜し前記揺動選別装置101Bの選別要部29に供給する混合物タンク72の被処理物通過個所と、前記製品タンク109の被処理物出口個所70とに設けられている。
そして、それぞれの網体72の装着構造は、図21に示すように、それぞれの被処理物通過個所a14に、上面開放形となされ把手部80aの設けられた箱体80を外方への引き出し可能に装着し、この箱体80の底面に特定大きさの網目を有する網体72を固定したものとなされている。網体72上に濾し取られた異物は箱体80を引き出すことにより容易に除去される。
次に上記実施形態における特徴的構成とその作用について補足的に説明する。
(1)粒選別機105の上側に配設された状態の石抜機104の上側に、仕上風選装置103が配設してある。これによれば、仕上風選装置103の効用が得られる上に次のような利益が得られるのであって、即ち、仕上風選装置103、石抜機104及び粒選別機105が比較的狭い床面a7上に設置されると共に、被処理物が重量作用で仕上風選装置103から石抜機104へ、そして石抜機104から粒選別機105へ移動されるものとなって、動力で駆動される格別な被処理物移送手段を設ける必要のないものとなる。
(2)揺動選別装置101Bの選別要部29を略密閉状に覆った外面ケーシング10の内方に動力ファン11を設け、また脱ぷ風選装置101Aにおける風選及び外殻移送用の空気流を生成させるための脱ぷ関係空気入口12a、12b、12c及び脱ぷ関係空気吸引路23の空気吸引端開口である脱ぷ関係空気出口を設け、この空気出口を動力ファン11の空気吸引口に連通させると共に、脱ぷ関係空気入口12a、12b、12cを外面ケーシング10の内方に開口させている。このようにすれば、外面ケーシング10内の空気が脱ぷ風選装置101Aの脱ぷ関係空気入口12a、12b、12cを通じて吸引されるようになり、外面ケーシング10内の空気を動力ファン11に吸引させるための通風路手段を形成する手間が軽減され、通風関係設備がコンパクト化される。
(3)揺動選別装置101Bの被処理物出口個所、異種選別機112の被処理物出口個所、色彩選別機投入昇降機106の被処理物供給個所、及び、製品昇降機108の被処理物供給個所のそれぞれのマグネット71が、床面a7上の作業者の手の届く範囲内に設けられた構成となされている。これによれば、マグネット71に吸着された金属片などが便利に取り出されるものとなる。
(4)色彩選別機投入昇降機106の被処理物供給個所、及び、製品昇降機108の被処理物供給個所のそれぞれが被処理物を自重滑落させる傾斜状の固定案内路となされており、該傾斜状の固定案内路の底面がマグネット71による帯磁個所となされている。これによれば、帯磁個所の被処理物の流速が比較的小さくなるため、被処理物に混入した金属片などは的確に帯磁個所に吸着されるものとなる。
(5)異種選別機112のマグネット71は、揺動選別装置101Bの場合と同様に、非脱ぷ状態の被処理物が重力作用で落下する個所に設けられる。これによれば、金属片などは一般に形状が脱ぷ状穀粒に較べて大きいために、揺動選別作用により非脱ぷ穀粒の落下する案内路個所に落下し易いのであり、したがって金属片などは非脱ぷ状態の被処理物の落下する個所に位置されたマグネット71により効果的に除去されるようになる。
(6)色彩選別機107を実際に組み込むと否とに拘わらず、予め設計された特定仕様の色彩選別機107を脱ぷ揺動選別機101の横側に隣接させて組み込める構造となすほか、色彩選別機107に代えて予め設計された特定仕様の異種選別機112を予定されたとおりに組み込める構造となしてある。これによれば、色彩選別機107や異種選別機112を組み込む場合とそうでない場合の何れの要望にも簡易迅速に対応できるようになる。
(7)第2の扉体T2の前面を第1の扉体T1から左右方向f3へ離れるに伴って前側へ位置させるように平面視傾斜した状態となして、第2の扉体T2の前面に操作部a8や作動状態表示部a9を設けてある。このようにすれば、作業者が特に頻繁に監視する必要のある揺動選別装置101Bの前面個所にいる状態の下で、作業者は操作部a8を操作したり、作動状態表示部a9を監視することが容易となり、設備全体の監視を便利に行えるのである。
(8)第1の扉体T1の開放を可能となすために被処理物排出樋29cと配送シュート30とを上下方向へ相対変位させるための動力変位手段をなす機構125、126、127、128が設けてある。これにより作業者は労力少なく迅速に第1の扉体T1を開放できるようになる。
(9)動力変位手段をなす機構125、126、127、128が選別要部29の左右傾斜角を変更させるための手段と兼用させている。これにより構造の簡易化とコンパクト化が図られる。
(10)配送シュート30に固定されるマグネットは非脱ぷ状穀粒の案内路30cのほかに、他の案内路個所30a、30bに設けて差し支えないものである。このようにすれば、一層確実に金属片などの異物を除去することができる。
(11)配送シュート30に固定されるマグネットは非脱ぷ状穀粒の案内路30cのほかに、他の案内路個所30a、30bに設けて差し支えないものである。このようにすれば、一層確実に金属片などの異物を除去することができる。
上記した米麦調製出荷設備は例えばライスセンタやカントリーエレベータの一部として使用される。
即ち、図1に示すように、ライスセンターの一部として使用するときは、コンバインなどで収穫された米麦などの穀粒である被処理物は、荷受個所113で荷受処理され、粗選機・再脱穀機114により処理され、荷受計量機115により計量され、乾燥機116により乾燥処理され、放冷タンク117で放冷処理された後に、原料昇降機100の被処理物供給個所a5のシュータ内に供給されるのである。
またカントリーエレベータの一部として使用するときは、コンバインなどで収穫された米麦などの穀粒である被処理物は、荷受個所113で荷受処理され、粗選機・再脱穀機114により処理され、荷受計量機115により計量され、乾燥機116により乾燥処理され、その後、貯蔵サイロ118による貯蔵され、必要時に、精選機・脱芒機119による処理を経た後に、原料昇降機100の被処理物供給個所a5のシュータ内に供給されるのである。
ライスセンターやカントリーエレベータの一部として本発明の選別装置は利用でき、また、選別装置単体で籾摺り工程の下流側に配置しても利用できる。

Claims (4)

  1. 揺動駆動される複数の選別板や排出樋等を具備した選別要部と、前記排出樋から流下する被処理物を下方へ案内する配送シュートとの側周囲を外面ケーシングで覆った揺動選別装置の上方に、脱ぷロールや選別風路を形成する案内板等を具備する風選部を備える脱ぷ風選装置を配置し、該脱ぷロール上方に原料タンクを配置するとともに、前記揺動選別装置上部外周囲に作業フロアを設けたことを特徴とする穀物選別装置。
  2. 前記揺動選別装置の外周を外面ケーシングにより覆うとともに、外面ケーシングの前面部に第1の扉体と第2の扉体を左右並設してそれぞれ左右開閉可能に設け、一側の第1の扉体の内面側に前記排出樋の下方で流下する被処理物を受ける配送シュートを一体的に設けたことを特徴とする請求項1に記載の穀物選別装置。
  3. 前記第2の扉体の内方に制御盤を収納し、該第2の扉体の外面に操作部及び表示部を設けたことを特徴とする請求項2記載の穀物選別装置。
  4. 前記脱ぷ風選装置における風選及び籾殻移送用の動力ファンを脱ぷ風選装置の下方、かつ、前記揺動選別装置の近傍に配置し、動力ファンの風路筒を脱ぷ風選装置及び揺動選別装置収納部と連通し、脱ぷ風選装置及び揺動選別装置で発生する塵埃を排出する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の穀物選別装置。
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