JP2009125621A - 籾摺選別装置 - Google Patents

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忠亀 松下
Hiroshi Kadota
浩 門田
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Abstract

【課題】揺動選別板とは別体に設けた選別粒取出受樋およびこの選別粒取出受樋に設けた仕切板を、揺動選別板の板面角度に同調させて、選別性能を向上させた籾摺選別装置を提供する。
【解決手段】籾ホッパ2に供給した原料穀粒を、籾ホッパ2の下方に有する籾摺ロール11cで摺る籾摺部11と、籾摺部11で処理した穀粒を風選する風選部12と、風選部12で選別した穀粒をさらに選別する揺動選別部18とを備え、揺動選別部18の揺動選別板18bの側方に、揺動選別板18bとは別体に設け、内側に仕切板18c,18dを立設した選別粒取出受樋30を備え、仕切板18c,18dを、揺動選別板18bを揺動させる揺動機構41に連結し、仕切板18c,18dを揺動選別板18bの板面角度に連動させるとともに、仕切板18c,18dと、選別粒取出受樋30とを分離可能に備えるものである。また、選別粒取出受樋30を、透過性の部材で形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、籾ホッパに供給した原料穀粒を、籾ホッパの下方に有する籾摺ロールで摺る籾摺部と、籾摺部で処理した穀粒を風選する風選部と、風選部で選別した穀粒をさらに選別する揺動選別部とを備え、揺動選別部の揺動選別板の側方に、揺動選別板とは別体に設け、内側に仕切板を立設した選別粒取出受樋を備える籾摺選別装置に関し、より詳細には、仕切板を、揺動選別板を揺動させる揺動機構に連結し、仕切板を揺動選別板の板面角度に連動させるとともに、仕切板と、選別粒取出受樋とを分離可能に備えることに関する。
従来の籾摺選別装置には、揺動選別部に備える揺動選別板の排出側に設けられた側部カバーに、この揺動選別板で選別された穀粒を、籾、玄米(仕上米)および両者の混合米などに仕切る、仕切板を取付けたものがあるが、この仕切板が、揺動選別板の揺動に追従できないため、揺動選別された前記籾、玄米、混合米を確実に分配することができず、また不透明なカバーにより揺動選別板の内部を目視確認できないという問題もあった。そこで、揺動選別板の排出側であって、揺動選別板自体に前記仕切板を設けて、揺動選別された前記籾、玄米、混合米を分配するものがある。(例えば、特許文献1)
特開平5−76846号公報
しかし、特許文献1のような籾摺選別装置では、作動中に仕切板角度の調節を行う場合、揺動選別板が揺動しているため、作業者はその都度揺動選別板を停止して、仕切板の角度調節を行わなければならず、作業性が低下するといった問題があった。また、この仕切板の角度を、揺動選別部に別途設けられたモータを駆動させることにより調節するものもあるが、この場合、揺動選別部の重量が増加したり、コストアップするという問題があった。
そこで、この発明の目的は、揺動選別板とは別体に設置した選別粒取出受樋の内側に有する仕切板を、揺動選別板の板面角度に同調させて、仕切板角度をその都度調節する煩わしさを不要とするとともに、揺動選別板から排出された状態のままで、各選別穀粒を各樋を介して取り出し、選別性能を向上させた籾摺選別装置を提供することにある。
このため、請求項1に記載の発明は、籾ホッパに供給した原料穀粒を、前記籾ホッパの下方に有する籾摺ロールで摺る籾摺部と、前記籾摺部で処理した穀粒を風選する風選部と、前記風選部で選別した穀粒をさらに選別する揺動選別部と、を備え、前記揺動選別部の揺動選別板の側方に、前記揺動選別板とは別体に設け、内側に仕切板を立設した選別粒取出受樋を備える籾摺選別装置において、前記仕切板を、前記揺動選別板を揺動させる揺動機構に連結し、前記仕切板を前記揺動選別板の前記板面角度に連動させるとともに、前記仕切板と、前記選別粒取出受樋と、を分離可能に備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記選別粒取出受樋を、透過性の部材で形成することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、籾ホッパに供給した原料穀粒を、籾ホッパの下方に有する籾摺ロールで摺る籾摺部と、籾摺部で処理した穀粒を風選する風選部と、風選部で選別した穀粒をさらに選別する揺動選別部とを備え、揺動選別部の揺動選別板の側方に、揺動選別板とは別体に設け、内側に仕切板を立設した選別粒取出受樋を備える籾摺選別装置において、仕切板を、揺動選別板を揺動させる揺動機構に連結し、仕切板を揺動選別板の板面角度に連動させるとともに、仕切板と、選別粒取出受樋と、を分離可能に備えるので、仕切板を揺動させる駆動源を別途必要とせず、揺動選別板の揺動機構を用いて揺動選別板の板面角度に同調させて揺動させ、揺動選別板から排出された状態のままで、各選別穀粒を樋を介して取り出すことができるとともに、容易に仕切板を着脱することができる。従って、選別性能およびメンテナンス性を向上させた籾摺選別装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、選別粒取出受樋を、透過性の部材で形成するので、装置側部の外方から樋の内部を目視することができ、樋内の詰まりの有無や、選別状態を容易に確認することができ、作業性を向上させた籾摺選別装置を提供することができる。
以下図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の一例としての籾摺選別装置の右側面図、図2は籾摺選別装置の平面図、図3は籾摺選別装置の背面図、図4は籾摺選別装置内部の側面模式図である。
この例の籾摺選別装置1は、図1〜図3に示すように、機体上部中央に籾ホッパ2と、この籾ホッパ2の側面視背面には、混合米揚穀機3と混合米タンク4が連設される。さらに機体前端には、籾殻排出筒5および機体後端に玄米揚穀機6が備えられ、玄米揚穀機6の上部後端に仕上米出口9が設けられている。また、機体下部には粃還元装置7と籾還元スロワ16とが連設される。
そして、図4に示すように、主軸11aと副軸11bとからなる籾摺ロール11cを有する籾摺部11の下方には、籾摺ロール11cで籾摺され、得られた粃や玄米などの混合米(混合穀粒)が通過する風選路12aを有する風選部12が配設される。この籾摺ロール11c下方であって、風選路12a終端下部の機体前部(側面視左端)には混合米に吸引作用する吸引ファン13、この吸引ファン13の後部(側面視右隣)であって、籾摺ロール11cの下方には、風選路12aから混合米中の小米を含む粃(中間穀粒)が落下する粃排出樋14、さらに粃排出樋14の後部には、混合米中の籾や玄米(選別穀粒)が落下する混合米受樋15などが列設される。
混合米受樋15に落下した籾や玄米を搬送する図示しない螺旋の搬送終端側は、側面視機体背面側に立設され、複数のバケット3aを備える混合米揚穀機3に連通し、この混合米揚穀機3の揚穀終端側は混合米タンク4に連通されている。
さらに、混合米タンク4の下方には混合米を搬送する均分樋17を有し、この均分樋17の下方には揺動選別部18が備えられる。この揺動選別部18は、均分樋17の搬送終端側に複数の流路からなる分配ケース18aや、この分配ケース18aの側方に有し、多段からなる揺動選別板18b、さらには揺動選別板18bの左側方に設けられた、後述する本願発明の要部である、籾仕切板18c、玄米仕切板18dなどから構成される。
揺動選別部18の下方には、選別部18の前部から順に籾用流路19、混合米用流路20、玄米用流路21がそれぞれ配設される。そして、籾用流路19の終端に有する返り籾入口部16aが、返り籾出口部16bを介して側面視手前に備えられる図1に示す籾還元スロワ16に連通され、この籾還元スロワ16の上部は、籾摺部11に連通される。また、混合米用流路20と玄米用流路21の間には玄米の機内循環と機外排出とを切り替える切替弁22が設けられる。そして、機体後端には玄米用流路21が下部に連設され、複数のバケット6aを備える玄米揚穀機6が立設される。
なお、符号23は、籾摺選別装置1を運転操作する操作盤で、装置各部を駆動制御する不図示のコントローラが内臓されている。
ここで、籾摺選別装置1を使用して籾摺作業を行うときは、籾ホッパ2に籾(原料穀粒)を供給し、操作盤23の図示しないスイッチにより機体各部を駆動させ、籾ホッパ2底部に有する不図示のシャッタ板を開いて、籾摺ロール11cに供給された籾が籾摺された後、落下した混合米は風選路12aで風選され、最も軽い籾殻は吸引ファン13により吸引され、籾殻排出筒5を介して機外に排出される。
また、上記風選路12aで風選された比較的軽い粃(小米を含む)は、粃出口14から排出され、粃還元装置7内に流入する。この粃還元装置7は本願発明の要部であり、詳細を後述するが、風選路12aに有する粃排出樋14に連通される粃出口14aから風選部12を背面に有する風選部枠8に沿って籾還元スロワ16の背面に有する選別部18からの返り籾入口部16aに向って斜設される。また、粃還元装置7下端部には駆動モータ24が備えられており、この駆動モータ24により粃還元装置7の胴部筒内に有する螺旋7aが、粃出口14aと返り籾入口部16aとの間で駆動される。なお、図5では籾還元スロワ16の底部一部分のみを記している。そして、粃出口14aから粃還元装置7内に流入した粃は、螺旋7aにより返り籾入口部16aまで搬送される。一方、重量の重い玄米と籾摺を損ねた籾との混合米は受樋15に落下し、混合米揚穀機3で揚穀されて混合米タンク4に供給された後、均分樋17および分配ケース18aを介して揺動選別板18bに供給される。
混合米は、揺動選別板18bでの揺動により、小さく比重の重い玄米は揺上側に、また玄米よりも大きく比重の軽い籾は揺下側に、さらに中間部分には分離されない籾と玄米との混合米がそれぞれ偏流分布しながら選別される。
揺動選別板18bで選別された玄米などの穀粒は、籾仕切板18cと玄米仕切板18dで仕切られ、揺動選別板18bより排出される。このとき、切替弁22は揺動選別板18b上での穀粒の偏流分布が不安定な際、混合米用流路20と玄米用流路21との間を連通させて、混合米と玄米を再度受樋15に流入させるようにするが、揺動選別板18b上での穀粒の偏流分布が安定すると、混合米用流路20と玄米用流路21との間を遮断させるように切り替えられる。
その結果、混合米が混合米用流路20に落下し、受樋15を介して再度選別部18に搬送され、玄米は玄米用流路21から玄米揚穀機23を介して機外に取り出される。また、返り籾(返り穀粒)は籾用流路19から流入した返り籾入口部16aで、前述した粃搬送装置7によって搬送されてきた粃と合流し、これら籾および籾は、返り籾出口部16bから籾還元スロワ16を介して籾摺部11に還元され、再度籾摺される。
次に、本願発明の特徴である揺動選別部の仕切板について、その具体的構成を説明する。図5は、選別粒取出受樋を備える揺動選別板に、仕切板の着脱を示す揺動選別部を後方から見た斜視図、図6は、選別粒取出受樋を備える揺動選別板に、仕切板を取付けた揺動選別部を後方から見た斜視図、図7は籾仕切板および玄米仕切板の構造を示す左側面模式図である。
まず、選別粒取出受樋30は、図5に示すように、揺動選別板18b側の下部であって、揺動選別板18bにおける左側方(図5の手前)、かつ下方に取付けられた略V字状の樋31により、三つの通路に仕切られた構造を有し、樋31の左側面は、例えば、ポリエチレンテレフタレートや、ポリカーボネート、アクリルなどプラスチック樹脂製(材質は限定されない)で透明性を有するカバー32が取付けられる。なお、カバー32下部の前後方向には、樋31の通路を落下する各選別穀粒の籾用流路19、混合米用流路20および玄米用流路21を接続し易くするための切込33が施される。
また、揺動選別板18bの下部には、揺動選別板18bの板面角度を揺動変化させるための、駆動モータ43に連結され、揺動選別板18bを揺動させるロッド42などから構成される揺動機構41が取付けられる。なお、揺動機構41は、特開平09−308862号公報に開示したような周知技術であるため、詳細な説明は省略する。そして、選別粒取出受樋30は、この選別粒取出受樋30の前後(装置の前後方向)両端部から上方、かつ垂直に立設した前後ステー34が、揺動選別板18bにおける前後(装置の前後方向)の外枠35の左側端部などに、ボルト締めなどで取付られる。
次に、選別粒取出受樋30における前後ステー34の前面および後面に、ボルト締めなどにより着脱自在に設けられる外枠36の、揺動選別板18b側である内側下部であって、樋31における略V字の前後上端部31a,31bに、前後支持板35の高さに略等しい高さ、かつ選別粒取出受樋30の前後ステー34および外枠36の左右幅に略等しい幅の、籾仕切板18c(仕切板)および玄米仕切板18d(仕切板)がそれぞれ前後に揺動可能に立設される。さらに、この籾仕切板18c(仕切板)および玄米仕切板18d(仕切板)の下部は、揺動機構41のロッド42から延設された一部不図示のロッド44に連結される。
また、籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dの下部には、図7に示すように、これら籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dの回動支点軸37が外枠36の下部に取付けられるとともに、籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dの下端部近傍に取付けられた籾仕切板18cの摺動用のレバー38および玄米仕切板18dの摺動用のレバー39が、外枠36の下部から左側方(図の手前)に突設される。
さらに、外枠36の左側方には、外枠36に沿って、例えば、ポリエチレンテレフタレートや、ポリカーボネート、アクリルなどプラスチック樹脂製(材質は限定されない)で透明性を有する窓40が覆設される。
そして、選別粒取出受樋30における樋31の前後上端部31a,31bに、外枠36に設けられた籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dそれぞれの下端部を積載させるとともに、選別粒取出受樋30における前ステー34の後面および後ステー34の前面に、外枠36における前端部の前面および後端部の後面を接合させて、ボルト締めなどにより選別粒取出受樋30に籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dを有する外枠36が着脱自在に取り付けられる。
ここで、揺動選別板18bを揺動させて、揺動選別板18bに有する穀粒を選別する際、揺動選別板18bは、揺動機構41における駆動モータ43の作動で、ロッド42の摺動により機体前後方向に揺動されるが、籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dも、ロッド42から延設されるロッド44の機体前後方向の摺動によって、揺動選別板18bの機体前後方向に揺動する板面角度と同じ角度に揺動される。
そして、混合米タンク4から均分樋17および分配ケース18aを介して揺動選別板18bに供給された穀粒は、上述したように、小さく比重の重い玄米は揺上側に、また玄米よりも大きく比重の軽い籾は揺下側に、さらに中間部分には分離されない籾と玄米との混合米がそれぞれ偏流分布しながら選別され、揺動選別板18bにおける左側部の排出側から、籾と混合米(籾と玄米とが混在)は、籾仕切板18cにより仕切られ、それぞれ樋31を介して籾用流路19および混合米用流路20に落下させるとともに、混合米と玄米は、玄米仕切板18dにより仕切られ、それぞれ樋31を介して混合米用流路20および玄米用流路21に落下させる。
このとき、籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dが、揺動選別板18bに同調して揺動するので、揺動選別板18bにおける各選別板から排出された状態のままの各選別穀粒を、樋を介して籾用流路19、混合米用流路20および玄米用流路21に落下させることができる。従って、各選別板から排出された各選別穀粒が、揺動選別板18bの揺動に同調されない籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dの位置により再び混合して各流路19,20,21に落下することなく、確実に選別分取されるので、選別性能を向上させることができる。
また、例えば、揺動選別板18bから選別排出された玄米の選別度をさらに上げたい場合など、選別揺動選別板18bの排出側から排出され、樋31を介して各流路19,20,21に落下させる各選別穀粒量を変えたい場合には、籾仕切板18cのレバー38、または玄米仕切板18dのレバー39、もしくは双方のレバー38,39を前後方向に回動させることにより、それらの回動支点軸37を中心として籾仕切板18cあるいは玄米仕切板18dを前後方向に摺動させて、各選別板から排出される選別穀粒の排出量を任意に変更することができる。なお、籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dの摺動方法は上記に限定されない。
そして、籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dを取付けた外枠が、揺動選別板18bに取付けた選別粒取出受樋30から着脱自在に備えられるため、籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dや樋31内、揺動選別板18bなどのメンテナンス性を向上することができる。
さらに、選別粒取出受樋30のカバー32および、外枠36の窓40が透明性の部材から形成されるため、作業者は、籾摺選別装置1の左側方から揺動選別板18b内の各選別板間や、樋31内部を目視することができ、樋31内の詰まりの有無や、選別状態を容易に確認することができ、作業性を向上することができる。
このような構成にすることで、籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dが、揺動選別板18bの板面角度に連動するので、揺動選別板18bにおける各選別板から排出された状態のままの各選別穀粒を、樋31を介して籾用流路19、混合米用流路20および玄米用流路21に落下させることができ、揺動選別板18bで穀粒を確実に選別し、選別性能を向上させることができる。また、籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dを取付けた外枠36が、揺動選別板18bに取付けた選別粒取出受樋30に着脱自在に備えられるため、籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dや樋31内、揺動選別板18bなどのメンテナンス性を向上することができる。さらには、選別粒取出受樋30のカバー32および、外枠36の窓40が透明性の部材から形成されるため、作業者は、籾摺選別装置1の左側方から揺動選別板18b内の各選別板間や、樋31内部を目視することができ、樋内の詰まりの有無や、選別状態を容易に確認することができ、作業性を向上することができる。
なお、選別粒取出受樋30や外枠36、籾仕切板18cおよび玄米仕切板18dなどは、金属製であるが、材質は特に限定されない。
以上詳述したように、この例の籾摺選別装置1は、籾ホッパ2に供給した原料穀粒を、籾ホッパ2の下方に有する籾摺ロール11cで摺る籾摺部11と、籾摺部11で処理した穀粒を風選する風選部12と、風選部12で選別した穀粒をさらに選別する揺動選別部18とを備え、揺動選別部18の揺動選別板18bの側方に、揺動選別板18bとは別体に設け、内側に仕切板18c,18dを立設した選別粒取出受樋30を備え、仕切板18c,18dを、揺動選別板18bを揺動させる揺動機構41に連結し、仕切板18c,18dを揺動選別板18bの板面角度に連動させるとともに、仕切板18c,18dと、選別粒取出受樋30とを分離可能に備えるものである。加えて、選別粒取出受樋30を、透過性の部材で形成する。
本発明の籾摺選別装置の一例を示す側面図である。 籾摺選別装置の平面図である。 籾摺選別装置の背面図である。 籾摺選別装置の内部構造を示す側面模式図である。 選別粒取出受樋を備える揺動選別板に、仕切板の着脱を示す揺動選別部を後方から見た斜視図である。 選別粒取出受樋を備える揺動選別板に、仕切板を取付けた揺動選別部を後方から見た斜視図である。 籾仕切板および玄米仕切板の構造を示す左側面模式図である。
符号の説明
1 籾摺選別装置
4 混合米タンク
18 揺動選別部
18b 揺動選別板
18c 籾仕切板
18d 玄米仕切板
30 選別粒取出受樋
31 樋
31a,31b 前後上端部
32 カバー
33 切込
34 前後ステー
35 前後支持板
36 外枠
37 回動支点軸
38,39 レバー
40 窓
41 揺動機構
42,44 ロッド
43 駆動モータ

Claims (2)

  1. 籾ホッパに供給した原料穀粒を、前記籾ホッパの下方に有する籾摺ロールで摺る籾摺部と、
    前記籾摺部で処理した穀粒を風選する風選部と、
    前記風選部で選別した穀粒をさらに選別する揺動選別部と、を備え、
    前記揺動選別部の揺動選別板の側方に、前記揺動選別板とは別体に設け、内側に仕切板を立設した選別粒取出受樋を備える籾摺選別装置において、
    前記仕切板を、前記揺動選別板を揺動させる揺動機構に連結し、前記仕切板を前記揺動選別板の前記板面角度に連動させるとともに、前記仕切板と、前記選別粒取出受樋と、を分離可能に備えることを特徴とする籾摺選別装置。
  2. 前記選別粒取出受樋を、透過性の部材で形成することを特徴とする、請求項1に記載の籾摺選別装置。
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