JP2020171897A - 篩い分け装置のベアリング監視システム - Google Patents

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澄夫 田川
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Abstract

【課題】篩い分け装置において、ベアリングの状態を常時監視することのできる、篩い分け装置のベアリング監視システムを提供すること。
【解決手段】回転揺動する篩い分け装置の揺動装置において、アンバランスウェイト52を備えた軸51を軸支するベアリングのベアリング収納部61、62に設けられるとともに、該ベアリング収納部61、62の動作を検知可能な動作検知部81、82と、前記篩い分け装置の篩枠体5に設けられるとともに、前記動作検知部81、82が検知した計測データに基づいて、前記ベアリング収納部61、62に収容されるベアリングの動作状態を監視可能な動作状態監視手段8と、前記動作状態監視手段8から送信される前記ベアリングの動作状態に基づいて、前記ベアリングの異常を報知する状態報知手段92、93と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、篩い分け装置における軸受ベアリングの劣化状態を判別可能な、篩い分け装置のベアリング監視システムに関する。
従来から、粉粒体に対して篩い分け処理を行う篩い分け装置として、特許文献1に記載されているようなプランシフターがある。当該プランシフターは篩枠体を備えていて、当該篩枠体は複数のロッドによって揺動可能に吊り下げられて建屋内に設置される。
そしてプランシフターの運転においては、篩枠体の略中心部に設けられた偏心したアンバランスウェイトが回転することにより、篩枠体が水平面において回転揺動し、篩い分け処理が行われるように構成されている。
また、上記偏心した軸の上下にあるベアリングの摩耗や劣化状態は、プランシフターの運転を停止し、定期的に軸受部分を分解して目視によって点検されていた。
特開2001−104885号公報
しかしながら、ベアリングに使用されている転動体をはじめとする構成部材の摩耗や劣化といった比較的小さな状態の変化は、上述したような目視による点検で検知するのは困難であり、結果的に劣化状態の大小にかかわらず定期的にベアリングの交換を行うといった方法がとられていた。またこの場合、構成部材の損耗の度合いにかかわらず新しいものに交換するため、無駄な費用が嵩むといった問題があった。
また、上記のような定期的なベアリングの点検や交換を行わずに篩い分け装置の稼働を続けた場合、運転途中に焼付きが発生して急遽篩い分け装置の稼働を止めなくてはならないといった事態を招いてしまう。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、運転中のプランシフターなどの篩い分け装置において、ベアリングの異常を即時に検知することが可能であるとともに、ベアリングの状態を常時監視することのできる、篩い分け装置のベアリング監視システムを提供することを目的とする。
本願請求項1に係る発明は、回転揺動する篩い分け装置の揺動装置において、アンバランスウェイトを備えた軸を軸支するベアリングのベアリング収納部に設けられるとともに、該ベアリング収納部の動作を検知可能な動作検知部と、前記篩い分け装置の篩枠体に設けられるとともに、前記動作検知部が検知した計測データに基づいて、前記ベアリング収納部に収容されるベアリングの動作状態を監視可能な動作状態監視手段と、前記動作状態監視手段から送信される前記ベアリングの動作状態に基づいて、前記ベアリングの異常を報知する状態報知手段と、を有することを特徴とする篩い分け装置のベアリング監視システム。
本願請求項2に係る発明は、前記動作検知部は、前記ベアリングの回転軸に対して略直交方向の加速度を検知可能な直交方向加速度検知部からなり、該直交方向加速度検知部で検知した前記計測データを前記動作状態監視手段に入力することを特徴とする請求項1に記載の篩い分け装置のベアリング監視システム。
本願請求項3に係る発明は、前記動作検知部は、前記ベアリングの回転軸方向の加速度を検知可能な軸方向加速度検知部からなり、該軸方向加速度検知部で検知した前記計測データを前記動作状態監視手段に入力することを特徴とする請求項1に記載の篩い分け装置のベアリング監視システム。
本願請求項4に係る発明は、前記動作検知部は、前記ベアリングの回転軸に対して略直交方向の加速度を検知可能な直交方向加速度検知部と、前記ベアリングの回転軸方向の加速度を検知可能な軸方向加速度検知部とからなり、該直交方向加速度検知部及び該軸方向加速度検知部で検知した前記計測データを前記動作状態監視手段に入力することを特徴とする請求項1に記載の篩い分け装置のベアリング監視システム。
本願請求項5に係る発明は、前記動作状態監視手段は、入力された前記計測データを演算処理する計測データ演算処理部と、該計測データ演算処理部によって得られた演算処理データに基づいて、前記ベアリングの状態を判別する状態判別部と、該状態判別部によって判別された前記ベアリングの状態を前記状態報知手段に送信する状態送信部と、を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の篩い分け装置のベアリング監視システム。
本願請求項6に係る発明は、前記状態報知手段は、前記ベアリングの動作状態に基づいて、前記ベアリングの異常原因と、異常に対する対処方法とのうち、少なくとも何れか一方を表示可能な表示手段を有することを特徴とする請求項1〜5に記載の篩い分け装置のベアリング監視システム。
請求項1に係る発明によれば、ベアリング収納部(上部ベアリングケース61、下部ベアリングケース62)に設けた、動作検知部(上部加速度センサ81と下部加速度センサ82)が検知した計測データに基づいて、ベアリングの動作状態が動作状態監視手段(動作状態監視ユニット8)によって監視され、異常が生じた際は、直ちに状態報知手段(タブレットPC93、施設管理システム92)によって報知されるので、ベアリングの状態をリアルタイムで知ることができ、ベアリングの構成部材を適切なタイミングで修理、交換することが可能となる。
請求項2に係る発明によれば、さらに、動作検知部として、ベアリングの回転軸に対して略直交方向の加速度を検知可能な直交方向加速度検知部(上部加速度センサ81と下部加速度センサ82)を設けたので、遠心力が作用する方向に対する加速度が検知され、ベアリングの状態に基づいて発生する小さな振動等を確実に加速度信号として検知することが可能となっている。
請求項3に係る発明によれば、さらに、動作検知部として、ベアリングの回転軸方向の加速度を検知可能な軸方向加速度検知部(上部加速度センサ81と下部加速度センサ82)を設けたので、ベアリングの異常時に発生する振動や振幅のみを、篩枠体5の回転による影響を低減して効果的に加速度信号として検知することが可能となる。
請求項4に係る発明によれば、さらに、動作検知部として、ベアリングの回転軸に対して略直交方向の加速度を検知可能な直交方向加速度検知部(上部加速度センサ81と下部加速度センサ82)と、ベアリングの回転軸方向の加速度を検知可能な軸方向加速度検知部(上部加速度センサ81と下部加速度センサ82)とを設けたので、より詳細なベアリングの状態を精度良く検知することが可能となる。
請求項5に係る発明によれば、さらに、動作状態監視手段(動作状態監視ユニット8)には、入力された計測データに基づいて、ベアリングの状態を判別する状態判別部(信号処理部801)が設けられ、該状態判別部によって判別されたベアリングの状態を状態報知手段(タブレットPC93、施設管理システム92)に送信するよう構成されているので、タブレットPC93を所持する担当者や、施設管理システム92の管理者などが、リアルタイムでベアリングの状態を詳細に把握することが可能となり、ベアリングの構成部材を適切なタイミングで修理、交換することが可能となる。
請求項6に係る発明によれば、さらに、状態報知手段(タブレットPC93、施設管理システム92)は、ベアリングで生じている異常の原因と、異常に対する対処方法とのうち、少なくとも何れか一方を表示手段(タブレットPC93、施設管理システム92における表示装置)に表示するようにしたので、より具体的なベアリングの状態や対処方法を担当者等が容易に把握することが可能となる。
本発明の第1の実施形態において、(a)は動作状態監視ユニットを取り付けたプランシフターの斜視図であり、(b)は無線LANアクセスポイントと施設管理システム、タブレットPCの斜視図である。 本発明の第1の実施形態における、動作状態監視ユニットのブロック図である。 本発明の他の実施形態において、動作状態監視ユニットを取り付けたプランシフターと、無線LANアクセスポイント、施設管理システム、タブレットPCを示した斜視図である。 本発明の他の実施形態における、動作状態監視ユニットのブロック図である。 本発明の第1の実施形態における、異常判定フロー図である。 本発明の第1の実施形態における、加速度信号の異常原因と対応を示した図である。
以下、本発明の篩い分け装置のベアリング監視システムにおける実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第1の実施形態]
以下、本発明に係る第1の実施形態について、図1〜4を参照しつつ説明する。図1(a)の斜視図に示されるように、本実施形態の篩い分け装置であるプランシフター1は、略立方体形状の篩枠体5が、4本のロッド3によって建屋内の梁などから、揺動可能に吊り下げて設けられ、当該篩枠体5内の略中央には、アンバランスウェイト52を備えた軸51が、鉛直方向を回転軸として設けられている。
また、篩枠体5内の下部には、図示されるようにモータ54が固定され、モータ54下部の回転軸に軸着されたモータプーリ55と、軸51の下部に軸着された駆動プーリ53とが、ベルト56により連結されて、揺動装置として構成されている。そして、モータ54の駆動にともない、ベルト56を介してモータ54からの動力を伝達された軸51のアンバランスウェイト52が回転を行うことで、篩枠体5は水平方向に回転揺動される仕組みとなっている。
また、篩枠体5の上部と下部には、アンバランスウェイト52を軸着した軸51の上端部と下端部を軸支するように、ベアリング収納部として機能し、ベアリングを収容する上部ベアリングケース61と下部ベアリングケース62が設けられている。
そして、上部ベアリングケース61と下部ベアリングケース62の円柱形状の側壁部には、動作検知部として、軸51の回転軸に対して感度軸が直交するようにして設けられた、上部加速度センサ81と下部加速度センサ82とがそれぞれ取り付けられている。このような構成により、プランシフター1の運転中において、上部ベアリングケース61と下部ベアリングケース62を介して、ベアリングの状態に基づいて発生する振動等を、効果的に加速度信号として検知することが可能となっている。
(動作状態監視ユニット)
本実施形態の篩枠体5には、その外側面上部の角近傍に、図示される態様で動作状態監視手段として機能する動作状態監視ユニット8が設けられている。当該動作状態監視ユニット8は、動作検知部である上部加速度センサ81及び下部加速度センサ82と有線ケーブルを介して接続されている。
図2には、動作状態監視ユニット8のブロック図が示されている。図示されるように、本実施形態の動作状態監視ユニット8は、上部加速度センサ81及び下部加速度センサ82において検知した計測データが有線ケーブルを介して、計測データ演算処理部として機能する信号処理部801に入力されるように構成されている。さらに、電源回路813、バッテリ814、外部電源コネクタ815、無線通信モジュール831、有線通信I/F832、有線通信コネクタ833などから構成されている。
より詳細に説明すると、上部加速度センサ81及び下部加速度センサ82によって検知された計測データである加速度信号は、信号処理部801に入力され、後述するような演算処理が行われてベアリングの状態判別が行われるように構成されている。すなわち、信号処理部801は、ベアリングの状態判別部としての役割も担っている。そして、上記状態判別の結果データである演算処理データは、状態送信部として機能する無線通信モジュール831を介して、Bluetooth(登録商標)やWi‐Fi(登録商標)などの汎用の無線通信手段により、外部に配置(図1(b)等参照)されるタブレットPC93や、無線LANアクセスポイント95を介して施設管理システム92に対してリアルタイムに送信されるように構成されている。
このような構成によれば、通信線の設置の手間が省かれ、さらに、任意の箇所、例えば操業施設の運転管理室などで、篩い分け装置におけるベアリングの状態をリアルタイムで監視することが可能となる。
なお、本実施形態の動作状態監視ユニット8は、図2のブロック図に示されるように、無線通信モジュール831のほかに、有線通信I/F832が備えられている。したがって、有線通信コネクタ833を介して有線通信により、ベアリングの状態を施設管理システム92等に送信することも可能である。
また、本実施形態における動作状態監視ユニット8の給電は、電源回路813に接続されているバッテリ814により行われている。このような構成により、電源ラインの設置の手間が省けるとともに、設置場所周辺の電源ラインの設置工事をすることなく、動作状態監視ユニット8を篩枠体5に設置することが可能である。
さらに、本実施形態における動作状態監視ユニット8は、外部電源からの給電が可能な外部電源コネクタ815を併せて備えているため、バッテリ814と外部電源のいずれかの給電方法を選択して使用することが可能となっている。
(加速度信号を用いた状態判別方法)
続いて、本実施形態における加速度信号を用いたベアリングの状態判別方法について説明する。
プランシフター1の運転開始時において、モータ54からの動力を伝達された軸51が偏心回転を開始すると、上部加速度センサ81及び下部加速度センサ82により、上部ベアリングケース61及び下部ベアリングケース62を介して、ベアリングの状態に基づいて発生する振動等が加速度信号として検知され、前述したように動作状態監視ユニット8の信号処理部801に入力される。
続いて、図5の信号処理部801における異常判定フロー図に示されるように、入力された加速度信号から、上部ベアリングケース61及び下部ベアリングケース62における回転周波数Nが算出される。そして、算出された回転周波数Nに対して、所定の閾値(閾値Nminと、閾値Nmax)に対する回転周波数Nの異常判定が行われる。
そして、算出した回転周波数Nが閾値Nminを下回っている場合は、何らかの理由により軸51が回転していない、もしくは極端に低い回転速度で偏心回転していることが予測されることから、直ちに運転を停止して点検を要する[警告]の情報を、無線通信モジュール831を介して、施設管理システム92に対しては異常発生の通報を行い、タブレットPC93に対しては即時プランシフター1の運転を停止する指示を表示するコマンドが送信される。
一方、算出した回転周波数Nが閾値Nmaxを上回っている場合は、何らかの理由により軸51が異常な回転速度で偏心回転していることが予測されることから、直ちに運転を停止して点検を要する[警告]の情報を、無線通信モジュール831を介して、施設管理システム92に対しては異常発生の通報を行い、タブレットPC93に対しては即時プランシフター1の運転を停止する指示を表示するコマンドが送信される。
また、本実施形態では、図5の異常判定フロー図に示されるように、バンドパスフィルタ(BPF)及びバンドストップフィルタ(BSF)を使用し、さらに、FFT変換を行うことで、検出された周波数帯域ごとに異常判定A〜異常判定Dまでの判定を行っている。
異常判定A〜異常判定Dにおける判定結果が異常であった場合は、それぞれ想定される異常原因とその異常に対する対処方法をタブレットPC93などによって運転管理者等に報知されるように構成されており、各判定処理の方法について以下に説明する。
(異常判定A)
異常判定Aでは、回転周波数Nを等倍、2倍、および3倍にした信号に対して、バンドパスフィルタを用いて所定以外の帯域を減衰させる処理を行い、加速度実効値を合算して異常判定Aの値の算出を行う。この異常判定値Aの値が閾値a1以上閾値a2未満の場合は「注意」、閾値a2以上の場合は「警告」の警報を、無線通信モジュール831を介して施設管理システム92に対しては異常発生の通報と、タブレットPC93に対しては原因と対処方法を表示するコマンドが送信される。
上記異常判定Aの判定結果が異常と判定された場合は、図6の異常原因対処表に示されるように、異常原因は[回転周波数の調整不良]、[ウェイトの調整不良]と判断され、対処方法は[回転周波数の調整]、[ウェイトの調整]であるとしてタブレットPC93に表示が行われるように構成されている。
(異常判定B)
異常判定Bでは、回転周波数Nを等倍、2倍、および3倍にした信号に対して、バンドストップフィルタを用いて所定の帯域を除去させる処理を行い、FFT変換により算出された低域周波数帯域(1Hz〜100Hz)のオーバーオール値を算出する。そして、算出された異常判定Bの値が、閾値b1以上閾値b2未満の場合は「注意」、閾値b2以上の場合は「警告」の警報を、無線通信モジュール831を介して施設管理システム92に対しては異常発生の通報と、タブレットPC93に対しては原因と対処方法を表示するコマンドが送信される。なお、施設管理システム92に対しても原因と対処方法を表示するコマンドを送信してもよく、タブレットPC93に対して異常発生の報知を併せて行うようにしてもよい。
上記異常判定Bの判定結果が異常と判定された場合は、図6の異常原因対処表に示されるように、異常原因は[ベアリングの損傷]と判断され、対処方法は[ベアリングの点検]であるとしてタブレットPC93に表示が行われるように構成されている。
(異常判定C)
異常判定Cでは、回転周波数Nを等倍、2倍、および3倍にした信号に対して、バンドストップフィルタを用いて所定の帯域を除去させる処理を行い、FFT変換により算出された中域周波数帯域(100Hz〜1kHz)のオーバーオール値を算出する。そして、算出された異常判定Cの値が、閾値c1以上閾値c2未満の場合は「注意」、閾値c2以上の場合は「警告」の警報を、無線通信モジュール831を介して施設管理システム92に対しては異常発生の通報と、タブレットPC93に対しては原因と対処方法を表示するコマンドが送信される。
上記異常判定Cの判定結果が異常と判定された場合は、図6の異常原因対処表に示されるように、異常原因は[ベアリングの劣化 中〜重]と判断され、対処方法は[ベアリングの点検、グリスの注油]であるとしてタブレットPC93に表示が行われるように構成されている。
(異常判定D)
異常判定Dでは、回転周波数Nを等倍、2倍、および3倍にした信号に対して、バンドストップフィルタを用いて所定の帯域を除去させる処理を行い、FFT変換により算出された高域周波数帯域(1kHz〜)のオーバーオール値を算出する。そして、算出された異常判定Dの値が、閾値d1以上閾値d2未満の場合は「注意」、閾値d2以上の場合は「警告」の警報を、無線通信モジュール831を介して施設管理システム92に対しては異常発生の通報と、タブレットPC93に対しては原因と対処方法を表示するコマンドが送信される。
上記異常判定Dの判定結果が異常と判定された場合は、図6の異常原因対処表に示されるように、異常原因は[ベアリングの劣化 軽]と判断され、対処方法は[ベアリングの点検、グリスの注油]であるとしてタブレットPC93に表示が行われるように構成されている。
なお、本実施形態では、異常判定A〜Dのいずれにおいても「注意」の判定となった場合は、おおよそ1か月以内に点検を要するレベル、「警告」の判定となった場合は、機械を直ちに停止して点検を要するレベルとして設定されている。異常判定の際に使用される閾値は、必要に応じて適宜設定することが可能である。
以上のように、本発明ではリアルタイムでベアリングの状態を監視しているため、異常に対する判別の結果を直ちに報知することが可能となり、さらに、異常原因と対処方法がタブレットPC93等に表示されるように構成されているので、運転管理者や作業者の経験値に大きく影響を受けることなく、異常の把握と対処を短時間で行うことが可能となる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の第1の実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前述の第1の実施形態では、通信手段に無線通信モジュール831を使用して汎用の無線通信方式によって動作状態監視ユニット8から判定結果データの送信し、さらに、第1の実施形態では、電源として動作状態監視ユニット8内にバッテリ814を配置したが、必ずしもこのような構成に限定されるものではなく、例えば、図3及び図4に示されるように、有線通信I/F832及び有線通信コネクタ833を使用して中継ボックス96を介した有線通信方式及び有線給電方式によって、判定結果データの送信及び電源の供給を行うことも可能である。
このような構成によれば、信号処理部801から送信される判定結果データのうちの、異常原因と対処方法がタブレットPC93に対して無線通信方式で送られ、また、施設管理システム92に対しては、有線通信I/F832から有線通信コネクタ833、中継ボックス96を介して判定結果が有線通信方式で送られる。このため、施設内における電波通信障害の影響を受けることなく、確実に施設管理システム92に判定結果データを送信することが可能となる。
また、中継ボックス96とケーブルを経て外部電源コネクタ815に外部電源からの電力を給電することも可能であり、このように構成することで、バッテリ814の交換や充電作業によって、プランシフター1の運転が制限を受けるようなことを防ぐとともに、常にプランシフター1の運転状況を監視することが可能となる。
また、動作状態監視ユニット8又は施設管理システム92において、異常判定の結果に基づいて、自動的にプランシフター1の運転を停止する機能を付加することも可能であり、さらに、警報音や警報ランプと連動した警告動作が行われるようにすることも可能である。
また、前述の第1の実施形態では、上部加速度センサ81と下部加速度センサ82の感度軸が、軸51の回転軸に対して直交する向きとなるように、上部ベアリングケース61と下部ベアリングケース62の円柱形状の側壁部に対してそれぞれ取り付けたが、必ずしもこのような構成に限定されるものではなく、上部加速度センサ81と下部加速度センサ82の感度軸を、軸51の回転軸方向に一致するように設けてもよく、このような構成によれば、運転中における上部ベアリングケース61と下部ベアリングケース62で、ベアリングの異常時に発生する上下方向の振動や振幅のみを、篩枠体5の回転による影響を低減して効果的に加速度信号として検知することが可能となる。もちろん、上部ベアリングケース61の側壁部と上壁部、下部ベアリングケース62の側壁部と上壁部のそれぞれに加速度センサを取り付けることも可能であり、このように構成することで、検知精度を向上することが可能である。
また、上部加速度センサ81と下部加速度センサ82は、いずれか一方のみを設けてもベアリングの状態は検知できるが、その際、比較的に摩耗しやすい下部のベアリングに対応して、下部加速度センサ82を設けるようにするとよい。
また、上記した各実施形態は適宜組み合わせて本発明の篩い分け装置のベアリング監視システムを構成することが可能である。
また、本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。また、上記各実施形態に記載された具体的な数値範囲、デバイスの寸法形状・機能等は本発明の課題を解決する範囲において変更が可能である。
1 プランシフター
3 ロッド
5 篩枠体
8 動作状態監視ユニット
51 軸
52 アンバランスウェイト
53 駆動プーリ
54 モータ
55 モータプーリ
56 ベルト
61 上部ベアリングケース
62 下部ベアリングケース
81 上部加速度センサ
82 下部加速度センサ
92 施設管理システム
93 タブレットPC
95 無線LANアクセスポイント
96 中継ボックス
91 タッチパネル
813 電源回路
814 バッテリ
815 外部電源コネクタ
831 無線通信モジュール
832 有線通信I/F
833 有線通信コネクタ
801 信号処理部
932 有線通信I/F
933 有線通信コネクタ

Claims (6)

  1. 回転揺動する篩い分け装置の揺動装置において、アンバランスウェイトを備えた軸を軸支するベアリングのベアリング収納部に設けられるとともに、該ベアリング収納部の動作を検知可能な動作検知部と、
    前記篩い分け装置の篩枠体に設けられるとともに、前記動作検知部が検知した計測データに基づいて、前記ベアリング収納部に収容されるベアリングの動作状態を監視可能な動作状態監視手段と、
    前記動作状態監視手段から送信される前記ベアリングの動作状態に基づいて、前記ベアリングの異常を報知する状態報知手段と、を有する
    ことを特徴とする篩い分け装置のベアリング監視システム。
  2. 前記動作検知部は、前記ベアリングの回転軸に対して略直交方向の加速度を検知可能な直交方向加速度検知部からなり、該直交方向加速度検知部で検知した前記計測データを前記動作状態監視手段に入力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の篩い分け装置のベアリング監視システム。
  3. 前記動作検知部は、前記ベアリングの回転軸方向の加速度を検知可能な軸方向加速度検知部からなり、該軸方向加速度検知部で検知した前記計測データを前記動作状態監視手段に入力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の篩い分け装置のベアリング監視システム。
  4. 前記動作検知部は、前記ベアリングの回転軸に対して略直交方向の加速度を検知可能な直交方向加速度検知部と、前記ベアリングの回転軸方向の加速度を検知可能な軸方向加速度検知部とからなり、該直交方向加速度検知部及び該軸方向加速度検知部で検知した前記計測データを前記動作状態監視手段に入力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の篩い分け装置のベアリング監視システム。
  5. 前記動作状態監視手段は、入力された前記計測データを演算処理する計測データ演算処理部と、該計測データ演算処理部によって得られた演算処理データに基づいて、前記ベアリングの状態を判別する状態判別部と、該状態判別部によって判別された前記ベアリングの状態を前記状態報知手段に送信する状態送信部と、を有する
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の篩い分け装置のベアリング監視システム。
  6. 前記状態報知手段は、前記ベアリングの動作状態に基づいて、前記ベアリングの異常原因と、異常に対する対処方法とのうち、少なくとも何れか一方を表示可能な表示手段を有する
    ことを特徴とする請求項1〜5に記載の篩い分け装置のベアリング監視システム。
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