JP2005105228A - 感圧性接着テープ又はシート及び光学フィルム - Google Patents

感圧性接着テープ又はシート及び光学フィルム Download PDF

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Abstract

【課題】 光学フィルム/感圧性接着テープ又はシート/光学用部材の各界面における光の全反射を低減することができる感圧性接着テープ又はシートを提供する。
【解決手段】 感圧性接着テープ又はシートは、厚み方向に2層以上の感圧性接着剤層が積層された構成を有する感圧性接着テープ又はシートであって、前記2層以上の感圧性接着剤層のうち、少なくとも、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率差が0.02以上であることを特徴とする。前記感圧性接着テープ又はシートでは、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率が、それぞれ、1.40〜1.60であることが好ましく、特に、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層における低屈折率側の感圧性接着剤層の屈折率が1.40〜1.50であり、高屈折率側の感圧性接着剤層の屈折率が1.45〜1.55であることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、光学フィルムの固定・接着用途に適する感圧性接着テープ又はシート、および該感圧性接着テープ又はシートが用いられている光学フィルムに関する。
近年、様々な表示パネルが用いられたディスプレーを有する電子機器が普及しており、前記ディスプレーにおける表示パネルとしては、タッチパネルや各種ディスプレーにおける表示パネル(例えば、液晶パネル、ブラウン管の表示パネル、プラズマディスプレイの表示パネル、ELディスプレイの表示パネルなど)が用いられている。このような電子機器では、視認性や輝度向上のために、バックライトや反射板などに対する検討や、光学機能性フィルムによる検討がなされている。
前記光学機能性フィルムは、感圧性接着剤により表示パネルに貼着固定されており、前記感圧性接着剤は、ガラスや各種プラスチック材料に接着することが主たる機能として考えられており、そのため、剥がれや浮き、耐候性などについては検討がなされている。しかし、光学的な検討がなされておらず、ある種の透明基材と、感圧接着剤との組み合わせによっては、透過率の低下が生じるなど、光学特性を満足することができないという問題があった。
また、光の有効利用、消費電力の抑制又は低減などの要求特性の高度化が進行しており、例えば、液晶表示装置の表示パネルは、液晶とともに、ガラス基板、偏光板(フィルム)、位相差板(フィルム)等の複数の光学用部材を積層した構成となっている。そして、光学フィルム(光学機能性フィルム)もこれらの表示パネルを構成している光学用部材と貼り合わせて使用されるため、光の有効利用という観点から、光学フィルム/感圧性接着剤層/光学用部材の各界面において、全反射を防止することが求められている。
一般的に、光学フィルムや光学用部材に使用されている材料の屈折率は、例えば、ガラスの場合は1.52程度、メタクリル系樹脂の場合は1.51程度、ポリカーボネートの場合は1.54程度である。一方、従来の感圧性接着剤を乾燥又は硬化させた後の屈折率(感圧性接着剤層の屈折率)は1.47程度である。そのため、光学フィルム/感圧性接着剤層の界面、あるいは、感圧性接着剤層/光学用部材の界面に屈折率差が生じて、浅い角度で全反射が起こり、光の有効利用を妨げることが問題となっている。
そこで、前述のような全反射を防止することができる感圧性接着剤が各種提案されている(特許文献1〜特許文献2参照)。
特開2002−173656号公報 特開2003−13029号公報
しかしながら、特開2002−173656号公報や、特開2003−13029号公報では、特定の屈折率を有する感圧性接着剤が用いられているが、該感圧性接着剤による感圧性接着剤層は、主として単層での使用が検討されている。そのため、例えば、光学フィルム/感圧性接着剤層/光学用部材の各界面における屈折率差が、いまだ十分でない場合があり、各界面における全反射をより一層効果的に防止して、最小限に抑えることが求められている。
したがって、本発明の目的は、感圧性接着テープ又はシートを使用して、各種光学フィルムを表示装置を構成する各種光学用部材に貼り合わせた場合における、光学フィルム/感圧性接着テープ又はシート/光学用部材の各界面における光の全反射を低減することができる感圧性接着テープ又はシートを提供することにある。
本発明の他の目的は、光学フィルム/感圧性接着テープ又はシート/光学用部材の各界面における全反射を低減して、光を有効利用することができる光学フィルムを提供することにある。
本発明者らは上記の目的を達成するために鋭意検討した結果、特定の層構成を有している感圧性接着テープ又はシートを用いて、光学フィルムと、光学用部材とを貼り合わせると、光学フィルム/感圧性接着テープ又はシート/光学用部材の各界面における光の全反射を低減することができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、厚み方向に2層以上の感圧性接着剤層が積層された構成を有する感圧性接着テープ又はシートであって、前記2層以上の感圧性接着剤層のうち、少なくとも、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率差が0.02以上であることを特徴とする感圧性接着テープ又はシートを提供する。
本発明では、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率が、それぞれ、1.40〜1.60であることが好ましく、さらに、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層における低屈折率側の感圧性接着剤層の屈折率が1.40〜1.50であり、高屈折率側の感圧性接着剤層の屈折率が1.45〜1.55であることが好ましい。また、少なくとも1層の感圧性接着剤層を形成する感圧性接着剤として、アクリル系感圧性接着剤を用いることができる。剥離ライナーの片面に、2層以上の感圧性接着剤層が積層された構成を有していてもよい。
本発明の感圧性接着テープ又はシートは、表示装置の表示パネルに光学フィルムを貼着固定するための感圧性接着テープ又はシートとして好適に用いることができる。
本発明は、また、表示装置の表示パネルに貼着固定するための光学フィルムの一方の面に、前記感圧性接着テープ又はシートが貼着されていることを特徴とする光学フィルムを提供する。前記表示パネルとしては液晶パネルが好適である。
本発明によれば、感圧性接着剤層を2層以上有しており、しかも、前記2層以上の感圧性接着剤層のうち、少なくとも、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率が0.02以上異なっているので、光学フィルム/感圧性接着テープ又はシート/光学用部材の各界面における屈折率差がそれぞれで低下させることができ、全反射を最小限に抑えることができる。従って、該感圧性接着テープ又はシートを用いた光学フィルムを利用すると、光を有効利用することができる。
[感圧性接着テープ又はシート]
本発明の感圧性接着テープ又はシート(「積層感圧性接着テープ」と称する場合がある)は、厚み方向に2層以上の感圧性接着剤層(粘着剤層)が積層された構成を有しており、さらに、前記2層以上の感圧性接着剤層のうち、少なくとも、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率差が0.02以上(少なくとも0.02)である構成を有している。両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率差としては、0.02以上(好ましくは0.03以上、さらに好ましくは0.04以上)であれば特に制限されないが、該屈折率差が大きすぎると、かえって界面反射が起こるため、0.2以下(好ましくは0.15以下、さらに好ましくは0.1以下)であることが望ましい。従って、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率差としては、例えば、0.02〜0.2(好ましくは0.03〜0.15、さらに好ましくは0.04〜0.1)の範囲から選択することができる。なお、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率差が0.02未満であると、光の有効利用の効果が低下する。
また、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の各屈折率の大きさとしては、屈折率差が0.02以上となっていれば特に制限されず、用途や被着体の種類などに応じて、適宜調整することができる。例えば、積層感圧性接着テープを光学フィルムを光学用部材に貼着させる際に用いる場合、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の各屈折率の大きさとしては、例えば、1.40〜1.60(好ましくは1.40〜1.55)の範囲から選択することができる。より具体的には、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層うち、低屈折率側の感圧性接着剤層の屈折率としては、例えば、1.40〜1.50(好ましくは1.42〜1.48、さらに好ましくは1.43〜1.46)の範囲から選択することが望ましい。一方、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層うち、高屈折率側の感圧性接着剤層の屈折率としては、例えば、1.45〜1.55(好ましくは1.47〜1.53、さらに好ましくは1.49〜1.52)の範囲から選択することが望ましい。
感圧性接着剤層等の屈折率は、アッベ屈折率計にて、25℃雰囲気下、ナトリウムD線を照射して測定することができる。
積層感圧性接着テープとしては、一方の表面側(高屈折率側又は低屈折率側)の感圧性接着剤層から他方の表面側(低屈折率側又は高屈折率側)の感圧性接着剤層に、2層以上の感圧性接着剤層の各屈折率が、徐々に又は段階的に変化する構成を有していることが好ましく、特に、徐々に又は段階的に一方向に変化する(減少する又は増加する)構成を有していることが好ましい。このような構成(例えば、高屈折率側の感圧性接着剤層から低屈折率側の感圧性接着剤層に、屈折率差が徐々に減少する構成)とすることにより、高屈折率側の感圧性接着剤層と、低屈折率側の感圧性接着剤層との屈折率差が、大きくても、一方の感圧性接着剤層から他方の感圧性接着剤層に、屈折率が徐々に又は段階的に一方向に変化するので、積層感圧性接着テープ内部での全反射を効果的に防止することができる。なお、例えば、積層感圧性接着テープが、2層の感圧性接着剤層を有している場合、高屈折率側の感圧性接着剤層から低屈折率側の感圧性接着剤層に1段階で、感圧性接着剤層の屈折率が減少する構成を有していることになる。また、3層以上の感圧性接着剤層を有している場合、高屈折率側の感圧性接着剤層から低屈折率側の感圧性接着剤層に、2段階以上の多段階で、感圧性接着剤層の屈折率が徐々に減少する構成を有していることが好ましい。
なお、一方の感圧性接着剤層から他方の感圧性接着剤層に、感圧性接着剤層の屈折率が徐々に又は段階的に一方向に変化するように、2層以上の感圧性接着剤層を積層する場合、2層以上が積層されている感圧性接着剤層の積層体において、接している2つの感圧性接着剤層の屈折率差としては、特に制限されないが、例えば、0.2以下(例えば、0.02〜0.2、好ましくは0.03〜0.15、さらに好ましくは0.04〜0.1)とすることができる。
前記積層感圧性接着テープとしては、少なくとも、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率が0.02以上異なっている構成を有していれば、2層以上の感圧性接着剤層が積層された構成は、特に制限されず、例えば、図1に示されるように、2つの感圧性接着剤層が直接積層された構成、図2に示されるように、2つの感圧性接着剤層が、他の層(基材や他の感圧性接着剤層など)を介して積層された構成などが挙げられる。積層感圧性接着テープとしては基材レスタイプの感圧性接着テープ又はシートが好適である。
なお、本発明では、積層感圧性接着テープは、光学フィルムを光学用部材に貼付するために好適に用いることができるので、両面が粘着面(接着面)となっている両面接着テープ又はシートであることが重要である。この場合、屈折率が0.02以上異なって、両表面側に位置している2つの感圧性接着剤層の各表面を、粘着面とすることができる。
図1〜2は、本発明の感圧性接着テープ又はシートの例を部分的に示す概略断面図である。図1〜2において、1、11は感圧性接着テープ又はシート(積層感圧性接着テープ)、2は感圧性接着剤層、3は感圧性接着剤層、4は感圧性接着剤層、5は剥離ライナーである。図1で示される積層感圧性接着テープ1は、剥離ライナー5上に、感圧性接着剤層3が形成され、さらに該感圧性接着剤層3上に感圧性接着剤層2が積層された構成の基材レスタイプの両面接着テープ又はシートである。また、図2で示される積層感圧性接着テープ11は、剥離ライナー5上に、感圧性接着剤層3が形成され、さらに該感圧性接着剤層3上に感圧性接着剤層4、感圧性接着剤層2がこの順で積層された構成の基材レスタイプの両面接着テープ又はシートである。これらの積層感圧性接着テープ1や積層感圧性接着テープ11において、感圧性接着剤層2と、感圧性接着剤層3とは、異なる屈折率を有しており、具体的には、感圧性接着剤層2は、感圧性接着剤層3よりも0.02以上高い屈折率を有している。従って、相対的に、感圧性接着剤層2は高屈折率側の感圧性接着剤層となっており、感圧性接着剤層3は低屈折率側の感圧性接着剤層となっている。
また、図2で示される積層感圧性接着テープ11では、感圧性接着剤層4は、感圧性接着剤層2の屈折率よりも小さく、感圧性接着剤層3の屈折率よりも大きい屈折率を有している。従って、感圧性接着剤層2、感圧性接着剤層4、感圧性接着剤層3の順で屈折率が低下している。
なお、剥離ライナー5は両面が剥離面となっており、剥離ライナー5の表面(感圧性接着剤層3に対して反対側の面)を、感圧性接着剤層2の表面に重ね合わせてロール状に巻回することにより、ロール状に巻回された形態の感圧性接着テープ又はシートとして作製することができる。
[感圧性接着剤層]
図1〜2では、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層として、高屈折率側の感圧性接着剤層(「高屈折率感圧性接着剤層」と称する場合がある)である感圧性接着剤層2と、低屈折率側の感圧性接着剤層(「低屈折率感圧性接着剤層」と称する場合がある)である感圧性接着剤層3とを有している。また、図2では、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の間に位置する感圧性接着剤層(「中間感圧性接着剤層」と称する場合がある)として、感圧性接着剤層2の屈折率より小さく、感圧性接着剤層3の屈折率より大きい屈折率を有する感圧性接着剤層4を1層のみ有している。もちろん、中間感圧性接着剤層は、1層のみ設けられていてもよく、2層以上設けられていてもよい。このような感圧性接着剤層を形成する感圧性接着剤としては、ゴム系感圧性接着剤、アクリル系感圧性接着剤、シリコーン系感圧性接着剤など従来公知のものを用いることができるが、前述のように、感圧性接着剤層としては、屈折率が異なる感圧性接着剤層を用いているので、その屈折率を制御しやすいという観点から、アクリル系感圧性接着剤を好適に用いることができる。各感圧性接着剤層を形成する感圧性接着剤は、単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
各感圧性接着剤層を形成するアクリル系感圧性接着剤としては、下記に示されるように、屈折率を所望の屈折率に制御するために、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体の単量体成分(モノマー成分)として、芳香族環含有共重合性モノマーやフッ素原子含有共重合性モノマーを用いることができる。具体的には、通常のアクリル系感圧性接着剤では、モノマー主成分として、(メタ)アクリル酸アルキルエステルが用いられているが、アクリル系感圧性接着剤による感圧性接着剤層の屈折率を高くする場合は、モノマー成分として芳香族環含有共重合性モノマーを用い、一方、感圧性接着剤層の屈折率を低くする場合は、モノマー成分としてフッ素原子含有共重合性モノマーを用い、且つ、モノマー成分全量に対する芳香族環含有共重合性モノマーやフッ素原子含有共重合性モノマーの割合(上限:100重量%)を調整することなどにより、感圧性接着剤層の屈折率を所望の屈折率にコントロールすることができる。なお、アクリル系感圧性接着剤による感圧性接着剤層の屈折率は、芳香族環含有共重合性モノマーの配合割合が増加するにつれて、高くなる傾向があり、一方、フッ素原子含有アクリル系モノマーの配合割合が増加するにつれて、低くなる傾向がある。
従って、高屈折率感圧性接着剤層を形成する感圧性接着剤(「高屈折率感圧性接着剤」と称する場合がある)としては、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体の単量体成分(モノマー成分)として、芳香族環含有共重合性モノマーが用いられている感圧性接着剤を用いることが好ましい。また、低屈折率感圧性接着剤層を形成する感圧性接着剤(「低屈折率感圧性接着剤」と称する場合がある)としては、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体の単量体成分(モノマー成分)として、フッ素原子含有共重合性モノマーが用いられている感圧性接着剤を用いることが好ましい。さらにまた、中間感圧性接着剤層を形成する感圧接着剤(「中間感圧性接着剤」と称する場合がある)としては、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体の単量体成分(モノマー成分)として、必要に怖じて芳香族環含有共重合性モノマーやフッ素原子含有共重合性モノマーが用いられている感圧性接着剤を用いることが好ましい。
(高屈折率感圧性接着剤)
高屈折率感圧性接着剤としては、前述のように、屈折率の制御の観点から、アクリル系感圧性接着剤を好適に用いることができ、特に、高屈折率感圧性接着剤層の屈折率を、所望の大きさの屈折率になるように制御するために、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体の単量体成分(モノマー成分)として、芳香族環含有共重合性モノマーが用いられた感圧性接着剤が好適である。すなわち、高屈折率感圧性接着剤として、芳香族環含有共重合性モノマーを単量体単位として含むアクリル系重合体をベースポリマー又は主成分として含有する感圧性接着剤組成物を好適に用いることができる。
前記芳香族環含有共重合性モノマーとしては、分子内に芳香族環を有している共重合可能なモノマーであれば特に制限されない。芳香族環含有共重合性モノマーとしては、例えば、芳香族環含有エチレン性不飽和単量体を好適に用いることができる。芳香族環含有共重合性モノマーは単独で又は2種以上混合して使用することができる。
このような芳香族環含有共重合性モノマーとしては、例えば、特開2002−173656号公報や特開2003−13029号公報に記載の芳香族環含有共重合性モノマーまたは芳香族環含有モノマーを用いることができる。具体的には、芳香族環含有共重合性モノマーとしては、例えば、芳香族環含有アクリル系モノマー、スチレン系モノマーなどが挙げられる。芳香族環含有アクリル系モノマーとしては、芳香族環を分子内に有するアクリル系モノマーであれば特に制限されないが、芳香族環含有(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。芳香族環含有(メタ)アクリル酸エステルには、例えば、芳香族環含有(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸アリールエステル[(メタ)アクリル酸フェニルエステルなど]などが含まれる。芳香族環含有(メタ)アクリル酸エステルの中でも、特に芳香族環含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましい。
芳香族環含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、下記式(1)で表される化合物が好ましい。
Figure 2005105228
(式(1)中、R1は水素原子又はメチル基である。R2はアルキレン基、または−R3−(OR3n−である。ここでR3はアルキレン基であり、nは正の整数である。また、Xはアリール基又はアリールオキシ基である。)
2のアルキレン基としては、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、イソプロピレン基、ブチレン基などの炭素数1〜18のアルキレン基が挙げられる。好ましいアルキレン基には、炭素数1〜4のアルキレン基が含まれ、特にメチレン基、エチレン基が最適である。
3のアルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、メチルエチレン基、テトラメチレン基などの炭素数1〜6のアルキレン基が挙げられる。好ましいアルキレン基には、炭素数1〜4のアルキレン基が含まれ、特にメチレン基、エチレン基が最適である。
nは正の整数であり、例えば、1〜10の整数である。好ましいnには1〜6程度の整数が含まれる。
Xのアリール基には、フェニル基、ナフチル基などが含まれる。また、アリールオキシ基には、フェニルオキシ基、ナフチルオキシ基などが含まれる。Xのアリール基、アリールオキシ基には、置換基が含まれていてもよい。このような置換基としては、特に制限されず、例えば、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、スルホ基などが挙げられる。Xのアリール基及びアリールオキシ基の置換基としては、アルキル基、アルコキシ基が好ましい。置換基は単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
具体的には、式(1)で表される芳香族環含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、アリールC1-18アルキル(メタ)アクリレート、アリールオキシC1-18アルキル(メタ)アクリレート、アリールオキシポリC1-6アルキレングリコール(メタ)アクリレートなどが挙げられる。より具体的には、芳香族環含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルには、例えば、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド(EO)変性クレゾール(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド(EO)変性ノニルフェノール(メタ)アクリレートなどが含まれる。
また、芳香族環含有共重合性モノマーにおけるスチレン系モノマーとしては、例えば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレンなどが挙げられる。スチレン系モノマーとしてはスチレンが最適である。
高屈折率感圧性接着剤において、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体の単量体成分としては、芳香族環含有アクリル系モノマー及び/又はスチレン系モノマーからなる芳香族環含有共重合性モノマーのみを用いてもよいが、芳香族環含有共重合性モノマー(芳香族環含有アクリル系モノマーやスチレン系モノマーなど)と、該芳香族環含有共重合性モノマーに対して共重合可能な他のモノマーとを併用してもよい。前記共重合可能なモノマー(共重合性モノマー)として、芳香族環非含有共重合性モノマー(芳香族環非含有エチレン性不飽和単量体など)を用いることができる。共重合性モノマーは単独で又は2種以上混合して使用することができる。
このような共重合性モノマーにおいて、前記芳香族環非含有共重合性モノマーとしては、特に制限されないが、芳香族環を含有せず、アルキル基の炭素数が1〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステル(「芳香族環非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステル」と称する場合がある)を好適に用いることができる。具体的には、芳香族環非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシルなどの(メタ)アクリル酸C1-18アルキルエステルが挙げられる。
また、共重合性モノマーとして、アクリル系感圧性接着剤の改質用モノマーとして知られる各種モノマーを用いることができる。このような改質用モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基含有共重合性単量体;(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等のカルボキシル基含有共重合性単量体;酢酸ビニル等のビニルエステル類;(メタ)アクリロニトリル;(メタ)アクリルアミド等のアミド基含有共重合性単量体;グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基含有共重合性単量体;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリル酸アルキルエステル等のアミノ基含有共重合性単量体などが挙げられる。このような改質用モノマーとしては、ヒドロキシル基含有共重合性単量体、カルボキシル基含有共重合性単量体が好適である。カルボキシル基含有共重合性単量体の中でも、アクリル酸が特に好適である。なお、ヒドロキシル基含有共重合性単量体、カルボキシル基含有共重合性単量体などの極性基含有共重合性モノマーは、アクリル系重合体に架橋結合を生じさせるのに重要な成分である。
高屈折率感圧性接着剤としてのアクリル系感圧性接着剤において、芳香族環含有共重合性モノマーの配合割合は、芳香族環含有共重合性モノマーの種類の他、芳香族環非含有共重合性モノマーや改質用モノマーの種類などによっても異なるが、モノマー成分全量に対して30重量%以上(例えば、30〜100重量%)、好ましくは40〜80重量%であることが望ましい。なお、前述のように、芳香族環含有共重合性モノマーの種類や配合割合により、高屈折率感圧性接着剤層の屈折率を調整することができる。
高屈折率感圧性接着剤において、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体は、前記単量体成分(芳香族環含有共重合性モノマー;芳香族環非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステル等の芳香族環非含有共重合性モノマーや改質用モノマー等の共重合性モノマーなど)を重合(共重合)することにより調製することができる。重合方法としては、アゾ系化合物や過酸化物などの重合開始剤を用いて行う溶液重合方法、エマルジョン重合方法や塊状重合方法、光開始剤を用いて光や放射線を照射して行う重合方法などの各種重合方法を採用することができ、分解してラジカルを生成させる重合開始剤を用いて重合させる方法(ラジカル重合方法)を好適に採用することができる。このようなラジカル重合では、通常のラジカル重合に用いられる重合開始剤(例えば、ジベンゾイルペルオキシド、tert−ブチルペルマレエートなどの過酸化物;2,2´−アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリルなどのアゾ系化合物等)を用いることができる。なお、ラジカル重合において、重合開始剤の使用量は、アクリル系モノマーの重合の際に通常用いられる量でよく、例えば、前記単量体成分の総量100重量部に対して、0.005〜10重量部程度、好ましくは0.1〜5重量部程度である。
前記単量体成分(芳香族環含有共重合性モノマー、芳香族環非含有共重合性モノマーや改質用モノマーなど)を用いて重合させて得られたアクリル系重合体は、そのまま乾燥させて用いることができる。また、該重合体を架橋させることにより硬化させて用いることも可能である。すなわち、高屈折率感圧性接着剤は、前記重合によりアクリル系重合体を得た後、乾燥させて、必要に応じて架橋剤を用いて前記アクリル系重合体を架橋させて、調製することができる。なお、重合体を架橋させることにより感圧性接着剤としての凝集力を一層大きくすることができる。このような架橋による硬化に際しては、架橋剤を用いることができる。重合体の架橋は、加熱架橋方法が好適に用いられる。
前記架橋剤としては、従来公知のものから適宜選択して用いることができる。具体的には、架橋剤としては、特に、多官能性メラミン化合物、多官能性エポキシ化合物、多官能性イソシアネート化合物が好ましい。架橋剤は単独で又は2種以上混合して使用することができる。
多官能性メラミン化合物としては、例えば、メチル化トリメチロールメラミン、ブチル化ヘキサメチロールメラミンなどが挙げられる。また、多官能性エポキシ化合物としては、例えば、ジグリシジルアニリン、グリセリンジグリシジルエーテルなどが挙げられる。多官能性メラミン化合物及び/又は多官能性エポキシ化合物の使用量は、前記アクリル系重合体100重量部に対して、例えば0.001〜10重量部、好適には0.01〜5重量部の範囲である。
また、多官能性イソシアネート化合物としては、例えば、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートの二重体、トリメチロールプロパンとトリレンジイソシアネートとの反応生成物、トリメチロールプロパンとヘキサメチレンジイソシアネートとの反応生成物、ポリエーテルポリイソシアネート、ポリエステルポリイソシアネートなどが挙げられる。多官能性イソシアネート化合物の使用量は、前記アクリル系重合体100重量部に対して、例えば0.01〜20重量部、好適には0.05〜15重量部の範囲である。
高屈折率感圧性接着剤としてのアクリル系感圧性接着剤には、前記アクリル系重合体の他に、必要に応じて各種添加剤が添加されていてもよい。このような添加剤としては、特に制限されず、アクリル系感圧性接着剤の添加剤として公知乃至慣用の添加剤[例えば、粘着付与樹脂(例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂など)、可塑剤、充填剤(微粉末シリカなど)、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、乳化剤、界面活性剤、帯電防止剤など]を用いることができる。添加剤の使用量は、いずれもアクリル系感圧性接着剤に適用される通常の量でよい。
(低屈折率感圧性接着剤)
低屈折率感圧性接着剤としては、前述のように、屈折率の制御の観点から、アクリル系感圧性接着剤を好適に用いることができ、特に、低屈折率感圧性接着剤層の屈折率を、所望の大きさの屈折率になるように制御するために、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体の単量体成分(モノマー成分)として、フッ素原子含有共重合性モノマーが用いられた感圧性接着剤が好適である。すなわち、低屈折率感圧性接着剤として、フッ素原子含有共重合性モノマーを単量体単位として含むアクリル系重合体をベースポリマー又は主成分として含有する感圧性接着剤組成物を好適に用いることができる。
前記フッ素原子含有共重合性モノマーとしては、分子内に少なくとも1つのフッ素原子を有している共重合可能なモノマーであれば特に制限されない。フッ素原子含有共重合性モノマーとしては、例えば、フッ素原子含有エチレン性不飽和単量体を好適に用いることができる。フッ素原子含有共重合性モノマーは単独で又は2種以上混合して使用することができる。
フッ素原子含有共重合性モノマーとしては、フッ素原子含有アクリル系モノマーを好適に用いることができる。フッ素原子含有アクリル系モノマーとしては、分子内に少なくとも1つのフッ素原子を有しているアクリル系モノマーであれば特に制限されない。具体的には、フッ素原子含有アクリル系モノマーとしては、フッ素原子含有(メタ)アクリル酸エステルを好適に用いることができる。このようなフッ素原子含有(メタ)アクリル酸エステルとしては、フッ素原子含有(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、フッ素原子含有(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、下記式(2)で表されるフッ素原子含有(メタ)アクリル酸エステルを好適に用いることができる。
Figure 2005105228
(式(2)中、R4は水素原子又はメチル基であり、R5はフッ素化炭化水素基である)
5のフッ素化炭化水素基としては、例えば、フッ素化脂肪族炭化水素基、フッ素化脂環式炭化水素基、フッ素化芳香族炭化水素基などが挙げられる。フッ素化炭化水素基としては、フッ素化脂肪族炭化水素基が好適である。フッ素化脂肪族炭化水素基としては、フッ素化アルキル基などが挙げられる。フッ素化脂肪族炭化水素基において、脂肪族炭化水素部位は、直鎖状であってもよく、分岐鎖状であってもよい。また、フッ素化脂肪族炭化水素基において、フッ素原子は、脂肪族炭化水素基部位のいずれの炭素原子に結合していてもよい。1つの炭素原子に結合しているフッ素原子は、単数であってもよく、複数であってもよい。もちろん、フッ素原子が結合している炭素原子の数は特に制限されない。
従って、フッ素化脂肪族炭化水素基において、フッ素化アルキル基としては、−Cab2a+1-b(式中、aは正の整数を示し、bは0又は2a+1未満の正の整数を示す)で表すことができる。
フッ素化脂肪族炭化水素基(なかでも、フッ素化アルキル基)において、炭化水素基部位の炭素数としては、特に制限されず、例えば、1〜18(好ましくは1〜12)程度の範囲から選択することができる。該炭素数が多すぎると、他の共重合性モノマーとの相溶性が低下する。例えば、フッ素化アルキル基において、アルキル基部位としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル基部位などの炭素数1〜18程度のアルキル基部位などが挙げられる。
より具体的には、アルキル基部位がメチル基部位である場合、フッ素化アルキル基としては、例えば、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、モノフルオロメチル基などが挙げられる。また、アルキル基部位がエチル基部位である場合、フッ素化アルキル基としては、例えば、ペンタフルオロエチル、1,1,2,2−テトラフルオロエチル、1,2,2,2−テトラフルオロエチル、1,1,2−トリフルオロエチル、1,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、1,2−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、1−モノフルオロエチル、2−モノフルオロエチル基などが挙げられる。炭素数が3以上のフッ素化アルキル基としては、前記例示のフッ素化メチル基やフッ素化エチル基と同様に、アルキル基部位の炭素原子のうちいずれか1つ以上の炭素原子に単数又は複数のフッ素原子が結合している種々のフッ素化アルキル基を例示することができる。
また、フッ素化脂環式炭化水素基としては、フッ素化シクロアルキル基などが挙げられる。前記フッ素化脂肪族炭化水素基と同様に、フッ素化脂環式炭化水素基において、フッ素原子は、脂環式炭化水素基のいずれの炭素原子に結合していてもよく、1つの炭素原子に結合しているフッ素原子は単数及び複数のいずれであってもよい。さらに、フッ素原子が結合している炭素原子の数は特に制限されない。したがって、フッ素化脂環式炭化水素基において、例えば、フッ素化シクロアルキル基としては、−Cst2s-1-t(式中、sは3以上の正の整数を示し、tは0又は2s−1未満の正の整数を示す。なお、炭素原子により脂環式環が形成されている)で表すことができる。このようなフッ素化脂環式炭化水素基において、脂環式炭化水素基部位としては、例えば、シクロヘプチル、シクロヘキシル基部位などが挙げられる。より具体的には、脂環式炭化水素基部位がシクロヘキシル基部位である場合、フッ素化脂環式炭化水素基には、例えば、2−フルオロシクロヘキシル基、3−フルオロシクロヘキシル基、4−フルオロシクロヘキシル基などのフッ素原子を1つ有するシクロヘキシル基;2,4−ジフルオロシクロヘキシル基、2,6−ジフルオロシクロヘキシル基などのフッ素原子を2つ有するシクロヘキシル基;2,4,6−トリフルオロシクロヘキシル基などのフッ素原子を3つ有するシクロヘキシル基等が含まれる。
5のフッ素化炭化水素基には、置換基が置換していてもよい。このような置換基としては、特に制限されず、例えば、アルキル基等の炭化水素基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子などが挙げられる。置換基は単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
従って、前記式(2)で表されるフッ素原子含有(メタ)アクリル酸エステル[フッ素化(メタ)アクリレート]には、例えば、フッ素原子含有(メタ)アクリル酸アルキルエステル[フッ素化アルキル(メタ)アクリレート]、フッ素原子含有(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル[フッ素化シクロアルキル(メタ)アクリレート]、フッ素原子含有(メタ)アクリル酸アリールエステル[フッ素化アリール(メタ)アクリレート]などが含まれる。フッ素原子含有(メタ)アクリル酸エステルとしては、フッ素化アルキル(メタ)アクリレート(特に、フッ素化アルキルアクリレート)が好適である。フッ素化アルキル(メタ)アクリレートとしては、例えば、2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート(CH2=CHCOOCH2CF3、大阪有機社製の商品名「ビスコート3F」など)、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチルアクリレート(CH2=CHCOOCH2(CF24H、大阪有機社製の商品名「ビスコート8F」など)、2−(ヘプタデカフルオロノニル)エチルアクリレート(CH2=CHCOOCH2CH2817、共栄社化学社製の商品名「FA−108」など)などが挙げられる。
低屈折率感圧性接着剤において、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体の単量体成分としては、フッ素原子含有共重合性モノマーのみを用いてもよいが、フッ素原子含有共重合性モノマーと、該フッ素原子含有共重合性モノマーに対して共重合可能な他のモノマーとを併用してもよい。前記共重合可能なモノマー(共重合性モノマー)としては、例えば、フッ素原子非含有共重合性モノマー(フッ素原子非含有エチレン性不飽和単量体など)を用いることができる。共重合性モノマーは単独で又は2種以上混合して使用することができる。
このような共重合性モノマーにおいて、前記フッ素原子非含有共重合性モノマーとしては、特に制限されないが、フッ素原子を含有せず、アルキル基の炭素数が1〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステル(「フッ素原子非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステル」と称する場合がある)を好適に用いることができる。フッ素原子非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、前記高屈折率感圧性接着剤における共重合性モノマーとしての芳香族環非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルと同様の(メタ)アクリル酸C1-18アルキルエステルなどが挙げられる。
また、共重合性モノマーとして、アクリル系感圧性接着剤の改質用モノマーとして知られる各種モノマーを用いることができる。このような改質用モノマーとしては、前記高屈折率感圧性接着剤における共重合性モノマーとしての改質用モノマーと同様のモノマー[ヒドロキシル基含有共重合性単量体、カルボキシル基含有共重合性単量体、ビニルエステル類、(メタ)アクリロニトリル、アミド基含有共重合性単量体、エポキシ基含有共重合性単量体、アミノ基含有共重合性単量体等]などが挙げられる。このような改質用モノマーとしては、ヒドロキシル基含有共重合性単量体、カルボキシル基含有共重合性単量体が好適である。カルボキシル基含有共重合性単量体の中でも、アクリル酸が特に好適である。なお、ヒドロキシル基含有共重合性単量体、カルボキシル基含有共重合性単量体などの極性基含有共重合性モノマーは、前記と同様に、アクリル系重合体に架橋結合を生じさせるのに重要な成分である。
低屈折率感圧性接着剤としてのアクリル系感圧性接着剤において、フッ素原子含有共重合性モノマーの配合割合は、フッ素原子含有共重合性モノマーの種類の他、フッ素原子非含有共重合性モノマーや改質用モノマーの種類などによっても異なるが、モノマー成分全量に対して15重量%以上(例えば、15〜90重量%)、好ましくは15〜50重量%であることが望ましい。なお、前述のように、フッ素原子含有共重合性モノマーの種類や配合割合により、低屈折率感圧性接着剤層の屈折率を調整することができる。
なお、低屈折率感圧性接着剤としてのアクリル系感圧性接着剤において、フッ素原子含有共重合性モノマーが、フッ素化アルキル(メタ)アクリレートである場合、前記フッ化アルキル基におけるアルキル基部位の炭素数が多くなると、(メタ)アクリル酸アルキルエステル等のフッ素原子非含有共重合性モノマーや改質モノマー等に対する相溶性が低下するため、相溶性の観点から、フッ素化アルキル(メタ)アクリレートの種類及びその配合割合はおのずと範囲が制限される場合がある。例えば、モノマー成分として2−エチルヘキシルアクリレート:90重量部、アクリル酸:10重量部を含む系では、フッ素化アルキル(メタ)アクリレートが2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート[CH2=CHCOOCH2CF3]の場合100重量部程度、テトラ(ジフルオロメチレン)メチルアクリレート[CH2=CHCOOCH2(CF24H]の場合40重量部程度が限界になる。
低屈折率感圧性接着剤において、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体は、前記単量体成分(フッ素原子含有共重合性モノマー;フッ素原子非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステル等のフッ素原子非含有共重合性モノマーや改質用モノマー等の共重合性モノマーなど)を重合(共重合)することにより調製することができる。重合方法としては、前記高屈折率感圧性接着剤におけるアクリル系重合体と同様に、アゾ系化合物や過酸化物などの重合開始剤を用いて行う溶液重合方法、エマルジョン重合方法や塊状重合方法、光開始剤を用いて光や放射線を照射して行う重合方法などの各種重合方法を採用することができ、分解してラジカルを生成させる重合開始剤を用いて重合させる方法(ラジカル重合方法)を好適に採用することができる。このようなラジカル重合では、通常のラジカル重合に用いられる重合開始剤(例えば、ジベンゾイルペルオキシド、tert−ブチルペルマレエートなどの過酸化物;2,2´−アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリルなどのアゾ系化合物等)を用いることができる。なお、ラジカル重合において、重合開始剤の使用量は、アクリル系モノマーの重合の際に通常用いられる量でよく、例えば、前記単量体成分の総量100重量部に対して、0.005〜10重量部程度、好ましくは0.1〜5重量部程度である。
前記単量体成分(フッ素原子含有共重合性モノマー、フッ素原子非含有共重合性モノマーや改質用モノマーなど)を用いて重合させて得られたアクリル系重合体は、そのまま乾燥させて用いることができる。また、該重合体を架橋させることにより硬化させて用いることも可能である。すなわち、低屈折率感圧性接着剤は、前記重合によりアクリル系重合体を得た後、乾燥させて、必要に応じて架橋剤を用いて前記アクリル系重合体を架橋させて、調製することができる。なお、重合体を架橋させることにより感圧性接着剤としての凝集力を一層大きくすることができる。このような架橋による硬化に際しては、前記高屈折率感圧性接着剤と同様に、架橋剤を用いることができる。なお、重合体の架橋は、加熱架橋方法が好適に用いられる。
前記架橋剤としては、従来公知のものから適宜選択して用いることができる。具体的には、架橋剤としては、特に、多官能性メラミン化合物、多官能性エポキシ化合物、多官能性イソシアネート化合物が好ましい。架橋剤は単独で又は2種以上混合して使用することができる。多官能性メラミン化合物、多官能性エポキシ化合物、多官能性イソシアネート化合物などの具体例や使用量などは、前記と同様である。
低屈折率感圧性接着剤としてのアクリル系感圧性接着剤には、前記アクリル系重合体の他に、必要に応じて各種添加剤が添加されていてもよい。このような添加剤としては、特に制限されず、アクリル系感圧性接着剤の添加剤として公知乃至慣用の添加剤[例えば、粘着付与樹脂(例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂など)、可塑剤、充填剤(微粉末シリカなど)、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、乳化剤、界面活性剤、帯電防止剤など]を用いることができる。添加剤の使用量は、いずれもアクリル系感圧性接着剤に適用される通常の量でよい。
(中間感圧性接着剤)
中間感圧性接着剤としては、前述のように、屈折率の制御の観点から、アクリル系感圧性接着剤を好適に用いることができ、特に、中間感圧性接着剤層の屈折率を、所望の大きさの屈折率になるように制御するために、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体の単量体成分(モノマー成分)として、必要に応じて芳香族環含有共重合性モノマーやフッ素原子含有共重合性モノマーが用いられた感圧性接着剤が好適である。すなわち、中間感圧性接着剤としては、必要に応じて芳香族環含有共重合性モノマーやフッ素原子含有共重合性モノマーを単量体単位として含むアクリル系重合体をベースポリマー又は主成分として含有する感圧性接着剤組成物を好適に用いることができる。具体的には、中間感圧性接着剤におけるアクリル系感圧性接着剤において、モノマー成分としては、芳香族環及びフッ素原子を含有せず、アルキル基の炭素数が1〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステル(「芳香族環及びフッ素原子非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステル」と称する場合がある)と、必要に応じて、芳香族環含有共重合性モノマーやフッ素原子含有共重合性モノマーと、さらに必要に応じて、これらのモノマー成分に対して共重合可能な他のモノマー(共重合性モノマー)とを用いることができる。
芳香族環及びフッ素原子非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、前記芳香族環非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルやフッ素原子非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルとして例示のアルキル基の炭素数が1〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステル[(メタ)アクリル酸C1-18アルキルエステル]が挙げられる。具体的には、芳香族環及びフッ素原子非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシルなどの(メタ)アクリル酸C1-18アルキルエステルが挙げられる。
また、芳香族環含有共重合性モノマーとしては、前記高屈折率感圧性接着剤において例示されている芳香族環含有共重合性モノマーと同様のものを用いることができる。具体的には、芳香族環含有共重合性モノマーとしては、芳香族環含有アクリル系モノマー[例えば、芳香族環含有(メタ)アクリル酸エステルなど]、スチレン系モノマー(スチレンなど)などを用いることができる。芳香族環含有共重合性モノマーとしては、前記と同様に、芳香族環含有(メタ)アクリル酸アルキルエステル[例えば、アリールC1-18アルキル(メタ)アクリレート、アリールオキシC1-18アルキル(メタ)アクリレート、アリールオキシポリC1-6アルキレングリコール(メタ)アクリレートなど]が好適である。
さらに、フッ素原子含有共重合性モノマーとしては、前記低屈折率感圧性接着剤において例示されているフッ素原子含有共重合性モノマーと同様のものを用いることができる。具体的には、フッ素原子含有共重合性モノマーとしては、フッ素原子含有アクリル系モノマー[フッ素原子含有(メタ)アクリル酸エステルなど]などを用いることができる。フッ素原子含有共重合性モノマーとしては、前記と同様に、フッ素原子含有(メタ)アクリル酸エステル[例えば、フッ素化アルキル(メタ)アクリレートなど]が好適である。
さらにまた、共重合性モノマーとしては、アクリル系感圧性接着剤の改質用モノマーとして知られる各種モノマーを用いることができる。このような改質用モノマーとしては、前記高屈折率感圧性接着剤や低屈折率感圧性接着剤における共重合性モノマーとしての改質用モノマーと同様のモノマー[ヒドロキシル基含有共重合性単量体、カルボキシル基含有共重合性単量体、ビニルエステル類、(メタ)アクリロニトリル、アミド基含有共重合性単量体、エポキシ基含有共重合性単量体、アミノ基含有共重合性単量体等]などが挙げられる。このような改質用モノマーとしては、ヒドロキシル基含有共重合性単量体、カルボキシル基含有共重合性単量体が好適である。カルボキシル基含有共重合性単量体の中でも、アクリル酸が特に好適である。なお、ヒドロキシル基含有共重合性単量体、カルボキシル基含有共重合性単量体などの極性基含有共重合性モノマーは、前記と同様に、アクリル系重合体に架橋結合を生じさせるのに重要な成分である。
中間感圧性接着剤としてのアクリル系感圧性接着剤において、芳香族環含有共重合性モノマー又はフッ素原子含有共重合性モノマーの配合割合は、前述のように、中間感圧性接着剤層の屈折率を調整するための重要な要素である。例えば、中間感圧性接着剤層の屈折率を、芳香族性環含有共重合性モノマーの配合により高める場合は、芳香族環含有共重合性モノマーの配合割合は、芳香族環含有共重合性モノマーの種類の他、芳香族環非含有共重合性モノマーや改質用モノマーの種類などによっても異なるが、通常、前記高屈折率感圧性接着剤層としてのアクリル系感圧性接着剤における芳香族環含有共重合性モノマーの配合割合よりも少ない配合割合となる。一方、中間感圧性接着剤層の屈折率を、フッ素原子含有共重合性モノマーの配合により低くする場合は、フッ素原子含有共重合性モノマーの配合割合は、フッ素原子含有共重合性モノマーの種類の他、芳香族環非含有共重合性モノマーや改質用モノマーの種類などによっても異なるが、通常、前記低屈折率感圧性接着剤層としてのアクリル系感圧性接着剤におけるフッ素原子含有共重合性モノマーの配合割合よりも少ない配合割合となる。もちろん、芳香族環含有共重合性モノマーやフッ素原子含有共重合性モノマーは配合されていなくてもよい。
中間感圧性接着剤において、アクリル系感圧性接着剤のベースポリマーであるアクリル系重合体は、前記単量体成分(芳香族環及びフッ素原子非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステル、芳香族環含有共重合性モノマー、フッ素原子含有共重合性モノマー、改質用モノマーなど)を重合(共重合)することにより調製することができる。重合方法としては、前記高屈折率感圧性接着剤や低屈折率感圧性接着剤におけるアクリル系重合体と同様に、アゾ系化合物や過酸化物などの重合開始剤を用いて行う溶液重合方法、エマルジョン重合方法や塊状重合方法、光開始剤を用いて光や放射線を照射して行う重合方法などの各種重合方法を採用することができ、分解してラジカルを生成させる重合開始剤を用いて重合させる方法(ラジカル重合方法)を好適に採用することができる。このようなラジカル重合では、通常のラジカル重合に用いられる重合開始剤(例えば、ジベンゾイルペルオキシド、tert−ブチルペルマレエートなどの過酸化物;2,2´−アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリルなどのアゾ系化合物等)を用いることができる。なお、ラジカル重合において、重合開始剤の使用量は、アクリル系モノマーの重合の際に通常用いられる量でよく、例えば、前記単量体成分の総量100重量部に対して、0.005〜10重量部程度、好ましくは0.1〜5重量部程度である。
前記単量体成分(芳香族環及びフッ素原子非含有(メタ)アクリル酸アルキルエステル、芳香族環含有共重合性モノマー、フッ素原子含有共重合性モノマー、改質用モノマーなど)を用いて重合させて得られたアクリル系重合体は、そのまま乾燥させて用いることができる。また、該重合体を架橋させることにより硬化させて用いることも可能である。すなわち、中間感圧性接着剤は、前記重合によりアクリル系重合体を得た後、乾燥させて、必要に応じて架橋剤を用いて前記アクリル系重合体を架橋させて、調製することができる。なお、重合体を架橋させることにより感圧性接着剤としての凝集力を一層大きくすることができる。このような架橋による硬化に際しては、前記高屈折率感圧性接着剤や低屈折率感圧性接着剤と同様に、架橋剤を用いることができる。なお、重合体の架橋は、加熱架橋方法が好適に用いられる。
前記架橋剤としては、従来公知のものから適宜選択して用いることができる。具体的には、架橋剤としては、特に、多官能性メラミン化合物、多官能性エポキシ化合物、多官能性イソシアネート化合物が好ましい。架橋剤は単独で又は2種以上混合して使用することができる。多官能性メラミン化合物、多官能性エポキシ化合物、多官能性イソシアネート化合物などの具体例や使用量などは、前記と同様である。
中間感圧性接着剤としてのアクリル系感圧性接着剤には、前記アクリル系重合体の他に、必要に応じて各種添加剤が添加されていてもよい。このような添加剤としては、特に制限されず、アクリル系感圧性接着剤の添加剤として公知乃至慣用の添加剤[例えば、粘着付与樹脂(例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂など)、可塑剤、充填剤(微粉末シリカなど)、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、乳化剤、界面活性剤、帯電防止剤など]を用いることができる。添加剤の使用量は、いずれもアクリル系感圧性接着剤に適用される通常の量でよい。
(各感圧性接着剤層)
各感圧性接着剤層(高屈折率感圧性接着剤層、低屈折率感圧性接着剤層や中間感圧性接着剤層など)は、各感圧性接着剤層を形成するための感圧性接着剤(高屈折率感圧性接着剤、低屈折率感圧性接着剤や中間感圧性接着剤など)を、所定の面(他の感圧性接着剤層や剥離ライナーの面)上に塗布する方法や、各感圧性接着剤層を形成するための感圧性接着剤を剥離ライナー上に塗布して感圧性接着剤層を形成した後、該感圧性接着剤層を所定の面に転写する方法などにより、形成することができる。なお、感圧性接着剤の塗布に際しては、慣用のコーター、例えば、グラビヤロールコーター、リバースロールコーター、キスロールコーター、ディップロールコーター、バーコーター、ナイフコーター、スプレーコーターなどを用いることができる。
高屈折率感圧性接着剤層、低屈折率感圧性接着剤層や中間感圧性接着剤層などの各感圧性接着剤層の厚みは、取扱性等を損なわない範囲で適宜設定できる。例えば、高屈折率感圧性接着剤層の厚みは、一般には5〜500μm(好ましくは10〜100μm、さらに好ましくは20〜50μm)程度である。また、低屈折率感圧性接着剤層の厚みは、一般には5〜500μm(好ましくは10〜100μm、さらに好ましくは20〜50μm)程度である。さらにまた、中間感圧性接着剤層の厚みは、各感圧性接着剤層の厚みとして、5〜500μm(好ましくは10〜100μm、さらに好ましくは20〜50μm)の範囲から選択することができる。
[剥離ライナー]
図1〜2で示される積層感圧性接着テープ(1,11)は、基材レスタイプの両面接着テープ又はシートであり、その粘着面は剥離ライナー5により保護されている。なお、剥離ライナー5は、両面が剥離面となっているため、剥離ライナー5の表面(感圧性接着剤層3に対して反対側の面)を、感圧性接着剤層2の表面に重ね合わせてロール状に巻回することにより、感圧性接着剤層2および感圧性接着剤層3の粘着面を保護している。また、剥離ライナーとして、少なくとも一方の面(特に片面)のみが剥離面となっている剥離ライナーを用いることもでき、この場合、2つの剥離ライナーを用いることにより、感圧性接着剤層2と感圧性接着剤層3との粘着面をそれぞれ保護することができる。
このような剥離ライナーとしては、特に制限されず、公知の剥離ライナーから適宜選択して用いることができる。具体的には、剥離ライナーとしては、例えば、それ自体が剥離性の高いプラスチックフィルム[例えば、ポリエチレン(低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン等)、ポロプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のエチレン−α−オレフィン共重合体(ブロック共重合体またはランダム共重合体)の他、これらの混合物からなるポリオレフィン系樹脂によるポリオレフィン系フィルム;テフロン(登録商標)製フィルムなど]による剥離ライナーであってもよいが、各種支持体(基材)の表面(片面又は両面)に、剥離処理層が形成された構成の剥離ライナーを好適に用いることができる。
剥離ライナーの基材としては、プラスチックフィルムが好適に用いられるが、紙(例えば、和紙、洋紙、グラシン紙など)、不織布や布、発砲体、金属箔、各種基材による複合基材(例えば、金属蒸着プラスチックフィルムなど)などであってもよい。基材の厚みは、目的に応じて適宜選択できるが、一般には10〜500μm程度である。なお、前記剥離ライナーの基材のプラスチックフィルムの素材としては、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル;ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体などのポリオレフィン;ポリ塩化ビニル;ポリイミド;ポリカーボネートなどの熱可塑性樹脂などが挙げられる。プラスチックフィルムは、無延伸フィルム及び延伸(一軸延伸又は二軸延伸)フィルムの何れであってもよい。
また、剥離処理層は、剥離ライナーにおける剥離処理層を形成する剥離処理剤として公知乃至慣用の剥離処理剤(例えば、シリコーン系剥離剤、フッ素系剥離処理剤、長鎖アルキル系剥離処理剤など)により形成することができる。なお、剥離処理層は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のエチレン−α−オレフィン共重合体などのポリオレフィン系樹脂によるポリオレフィン系フィルム;テフロン(登録商標)製フィルムを、前記支持体上に、ラミネート又はコーティングすることにより形成されていてもよい。剥離ライナーにおいて、剥離処理層は、前述のように、基材の片面又は両面に設けることができる。
本発明の積層感圧性接着テープは、例えば、図1で示されるような基材レスタイプの両面接着テープ又はシートである場合、剥離ライナーの一方の面上に、低屈折率感圧性接着剤を塗布し乾燥して低屈折率感圧性接着剤層を形成した後、該低屈折率感圧性接着剤層上に、高屈折率感圧性接着剤を塗布し乾燥して高屈折率感圧性接着剤層を形成し、さらに必要に応じて架橋させて硬化させることにより、作製することができる。また、図2で示されるような基材レスタイプの両面接着テープ又はシートである場合、剥離ライナーの一方の面上に、低屈折率感圧性接着剤を塗布し乾燥して低屈折率感圧性接着剤層を形成した後、該低屈折率感圧性接着剤層上に、中間感圧性接着剤を塗布し乾燥して中間感圧性接着剤層を形成した後、該中間感圧性接着剤層上に、高屈折率感圧性接着剤を塗布し乾燥して高屈折率感圧性接着剤層を形成し、さらに必要に応じて架橋させて硬化させることにより、作製することができる。このように、積層感圧性接着テープは、感圧性接着剤層が、所定の層構成を有するように、剥離ライナー又は感圧性接着剤層の所定の面上に、各感圧性接着剤を塗布して各感圧性接着剤層を形成することを繰り返すことにより、作製することができる。
なお、高屈折率感圧性接着剤層と、低屈折率感圧性接着剤層とは、本発明の効果を損なわない範囲で、感圧性接着剤層以外の層(基材など)を介して積層された構成を有していてもよい。例えば、積層感圧性接着テープは、透明基材の両面に、高屈折率感圧性接着剤層と、低屈折率感圧性接着剤層とを設けた両面接着テープ又はシートであってもよい。
本発明の積層感圧性接着テープは、表示装置の表示パネルに光学フィルムを貼着固定するための感圧性接着テープ又はシートとして用いることができる。このような光学フィルムとしては、フィルム導光板を好適に用いることができる。また、光学フィルムとしては、導電性フィルム(ITOフィルム)や反射防止フィルムも用いることができる。
[光学フィルム]
本発明の光学フィルムは、例えば、前記積層感圧性接着テープを、フィルム導光板などの光学フィルムに貼り合わせて、高屈折率感圧性接着剤層と、低屈折率感圧性接着剤層とが、他の層を介して又は介することなく積層された形態の感圧性接着剤層を有する光学フィルムとして作製することができる。なお、積層感圧性接着テープを、光学フィルムに貼り合わせる面は、高屈折率感圧性接着剤層側の粘着面(接着面)、低屈折率感圧性接着剤層側の粘着面のいずれ面であってもよく、光学フィルムの屈折率や、光学フィルムを貼り合わせる表示パネルの屈折率等に応じて適宜選択することができる。積層感圧性接着テープの低屈折率感圧性接着剤層側の面を、光学フィルムに貼り合わせる場合が多い。
また、本発明の光学フィルムは、光学フィルムの所定の面上に、低屈折率感圧性接着剤層、高屈折率感圧性接着剤層等の感圧性接着剤層が所定の層構成を有するように、各感圧性接着剤を塗布して各感圧性接着剤層を形成することを繰り返すことにより、作製されていてもよい。
このような光学フィルムの具体例を図3に示す。図3は本発明の光学フィルムの一例を部分的に示す概略断面図である。図3において、6は感圧性接着剤層を有する光学フィルムであり、7はフィルム導光板等の光学フィルム、8aは低屈折率感圧性接着剤層、8bは高屈折率感圧性接着剤層である。図3で示される光学フィルム6は、例えば、慣用の塗布装置(ロールコーター、リバースコーター、グラビアコーター、バーコーターなど)を用いて、各感圧性接着剤層を形成する感圧性接着剤を、光学フィルム又は感圧性接着剤層上に、塗布して乾燥し、必要に応じて加熱架橋させる方法、あるいは、紫外線等の光により硬化させる方法、さらには、各感圧性接着剤層が形成されている積層感圧性接着テープを用いて、光学フィルムに貼り合わせる方法により作製することができる。すなわち、光学フィルムに感圧性接着シートを用いて転写させてもよく、直写してもよい。
なお、光学フィルムにおいて、フィルム導光板としては、例えば、ポリカーボネートフィルムの片面に微細な凹凸形状を形成することで導光機能を付与したフィルムを用いることができる。このようなフィルム導光板に使用されるフィルム材料の屈折率は1.49以上(好ましくは1.50以上、さらに好ましくは1.51以上、最も好ましくは1.52以上)である。該屈折率の上限は、1.60であることが好ましい。フィルム導光板の厚みは、用途に応じて、例えば、10〜200μm程度の範囲から適宜選択することができる。また、その他の光学フィルムとしての反射防止フィルムや導電性フィルムも、それらを構成する材料としては、前記屈折率のものが好ましい。
感圧性接着剤層を有する光学フィルムの感圧性接着剤層側の面(表面)には、剥離ライナーが設けられていてもよい。
本発明の光学フィルム(感圧性接着剤層を有する光学フィルム)は、表示パネル(例えば、液晶とともに、ガラス基板、偏光板、位相差板等の複数の光学用部材を積層した構成の液晶パネル)に貼り合わせて、貼着固定して用いることができる。すなわち、前述の感圧性接着剤層を有する光学フィルムは、表示パネルに貼着固定することにより表示装置を作製して用いることができる。もちろん、表示パネルに貼り合わせる光学フィルムの面は感圧性接着剤層側の面であり、例えば、剥離ライナーを剥離することにより、光学フィルムの感圧性接着剤層側の面を露出させて、表示パネルに貼着固定させることができる。
表示パネルとしては液晶パネルが好適に用いられる。液晶パネルとしては、移動体通信におけるモバイル型電話機(携帯電話など)などの表示画面部で利用される液晶パネルを好適に使用することができる。このような液晶パネルの基板としては、特に限定するものではないが、ガラス基板、プラスチック基板(特に、ガラス基板)などを用いることができる。その屈折率としては、1.49以上(好ましくは1.50以上、さらに好ましくは1.51以上、最も好ましくは1.52以上)であり、その上限は1.60であることが好ましい。
本発明の積層感圧性接着テープは、感圧性接着剤層を2層以上有しており、しかも、前記2層以上の感圧性接着剤層のうち、少なくとも、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率が0.02以上異なっているので、いずれか一方の粘着面は、フィルム導光板等の光学フィルムや、液晶パネルのガラス基板などの光学用部材の屈折率に近い値となっており、積層感圧性接着テープと光学フィルムとの界面、あるいは、積層感圧性接着テープと光学用部材との界面での屈折率差が少なく、これらの光学フィルム/積層感圧性接着テープ/光学用部材の各界面における全反射を最小限に抑えることができる。そのため、本発明の積層感圧性接着テープを用いた光学フィルムは、優れた光学性能を発揮することができ、さらに光を有効利用することができる。
以下に、この発明の実施例を記載して、より具体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重量部を、%とあるのは重量%を、それぞれ意味する。
(実施例1)
アクリル酸フェノキシエチル:50部、アクリル酸ブチル:49部、アクリル酸:1部、アクリル酸3−ヒドロキシプロピル:0.06部、および重合溶媒として酢酸エチル:45部を3つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら2時間攪拌した。このようにして重合系内の酸素を除去した後、過酸化ベンゾイル:0.2部を添加し、60℃に昇温し10時間反応させた後、75℃に昇温して2時間反応させた。その反応液に、酢酸エチルを加え、固形分濃度25重量%のアクリル系ポリマー溶液を得た。
このアクリル系ポリマー溶液に、架橋剤としてトリメチロールプロパントリレンジイソシアネート:0.8部を加えた後、厚さ:38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなる剥離ライナー上に、乾燥後の厚さが約25μmとなるように流延塗布し、130℃で3分間加熱乾燥し、剥離ライナーをカバーし、さらに50℃で72時間エージングを行い、架橋構造化した感圧性接着剤層を有する感圧性接着シート(「感圧性接着シートA1」と称する場合がある)を得た。なお、感圧性接着シートA1における感圧性接着剤層の屈折率は、1.508であった。
また、アクリル酸2−エチルヘキシル:70部、アクリル酸:5部、フッ素原子含有アクリル系モノマーとして商品名「FA−108」(共栄社化学社製、CH2=CHCOOCH2CH2817):25部、および重合溶媒として酢酸エチル:45部を3つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら2時間攪拌した。このようにして重合系内の酸素を除去した後、過酸化ベンゾイル:0.2部を添加し、60℃に昇温し10時間反応させた後、75℃に昇温して2時間反応させた。その反応液に、酢酸エチルを加え、固形分濃度25重量%のアクリル系ポリマー溶液を得た。
このアクリル系ポリマー溶液に、架橋剤としてトリメチロールプロパントリレンジイソシアネート:0.8部を加えた後、厚さ:38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなる剥離ライナー上に、乾燥後の厚さが約25μmとなるように流延塗布し、130℃で3分間加熱乾燥し、剥離ライナーをカバーし、さらに50℃で72時間エージングを行い、架橋構造化した感圧性接着剤層を有する感圧性接着シート(「感圧性接着シートB1」と称する場合がある)を得た。なお、感圧性接着シートB1における感圧性接着剤層の屈折率は、1.445であった。
前記感圧性接着シートA1の感圧性接着剤層と、感圧性接着シートB1の感圧性接着剤層とを貼り合わせて、2つの感圧性接着剤層が積層された構成の感圧性接着シートを作製した。
(実施例2)
モノマー成分として、スチレン:20部、ベンジルアクリレート:25部、アクリル酸イソノニル:55部、アクリル酸3−ヒドロキシプロピル:0.1部を用いること以外は、実施例1における感圧性接着シートA1と同様にして感圧性接着シート(「感圧性接着シートA2」と称する場合がある)を得た。なお、感圧性接着シートA2における感圧性接着剤層の屈折率は、1.506であった。
前記感圧性接着シートA2の感圧性接着剤層と、実施例1により得られた感圧性接着シートB1の感圧性接着剤層とを貼り合わせて、2つの感圧性接着剤層が積層された構成の感圧性接着シートを作製した。
(実施例3)
モノマー成分として、アクリル酸イソノニル:47部、アクリル酸:3部、フッ素原子含有アクリル系モノマーとして商品名「ビスコート8F」(大阪有機社製、CH2=CHCOOCH2(CF24H):50部、アクリル酸3−ヒドロキシプロピル:0.1部を用いること以外は、実施例1における感圧性接着シートB1と同様にして感圧性接着シート(「感圧性接着シートB2」と称する場合がある)を得た。なお、感圧性接着シートB2における感圧性接着剤層の屈折率は、1.425であった。
実施例1により得られた感圧性接着シートA1の感圧性接着剤層と、前記感圧性接着シートB2の感圧性接着剤層とを貼り合わせて、2つの感圧性接着剤層が積層された構成の感圧性接着シートを作製した。
(比較例1)
アクリル酸フェノキシエチル:50部、アクリル酸ブチル:49部、アクリル酸:1部、アクリル酸3−ヒドロキシプロピル:0.06部、および重合溶媒として酢酸エチル:45部を3つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら2時間攪拌した。このようにして重合系内の酸素を除去した後、過酸化ベンゾイル:0.2部を添加し、60℃に昇温し10時間反応させた後、75℃に昇温して2時間反応させた。その反応液に、酢酸エチルを加え、固形分濃度25重量%のアクリル系ポリマー溶液を得た。
このアクリル系ポリマー溶液に、架橋剤としてトリメチロールプロパントリレンジイソシアネート:0.8部を加えた後、厚さ:38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなる剥離ライナー上に、乾燥後の厚さが約50μmとなるように流延塗布し、130℃で3分間加熱乾燥し、剥離ライナーをカバーし、さらに50℃で72時間エージングを行い、架橋構造化した感圧性接着剤層を有する感圧性接着シートを得た。従って、この感圧性接着シートは、実施例1における感圧性接着シートA1の感圧性接着剤層の厚みが50μmとなったものに相当している。なお、この感圧性接着シートにおける感圧性接着剤層の屈折率は、実施例1における感圧性接着シートA1と同様に、1.508であった。
(評価)
実施例1〜3、比較例1に係る感圧性接着シートにおける感圧性接着剤組成物による層の屈折率を下記の屈折率測定方法により測定し、また、パネルを組んでの正面からの色むらについて下記の光学材料としての評価方法により評価し、これらの測定又は評価結果より、光学性能の評価(効果)を判定して、光学性能が優れているものを「○」とし、通常又はあまりよくないものを「×」として、表1に示した。
(屈折率測定方法)
アッベ屈折率計にて、25℃雰囲気下、ナトリウムD線を照射して、感圧性接着シートにおける感圧性接着剤組成物による層(感圧性接着剤層)の屈折率(すなわち感圧性接着剤組成物の乾燥後及び/又は硬化後の屈折率)を測定した。
(光学材料としての評価方法)
実施例及び比較例により得られた粘着シートを使用して、40mm幅で、25mm長に加工した厚さ1.2mmのポリメタクリル酸メチル製の板(PMMA板)に、あらかじめ、フィルム面に対し43°の斜面を持ち、ピッチ0.25mmの均一なプリズムを有するフィルム導光板側が、低屈折率側の感圧性接着剤層となるように貼り合わせ、フィルム導光板斜面に対向したPMMA板の端面に冷陰極管を配置し、フィルム導光板を貼り合わせた面と対向する面からその発光状態を観察した。
Figure 2005105228
表1より、実施例に係る感圧性接着シートを用いると、全反射を最小限に抑えることができ、光を有効利用することができることが確認された。
本発明の感圧性接着テープ又はシートの例を部分的に示す概略断面図である。 本発明の感圧性接着テープ又はシートの例を部分的に示す概略断面図である。 本発明の光学フィルムの一例を部分的に示す概略断面図である。
符号の説明
1、11 感圧性接着テープ又はシート(積層感圧性接着テープ)
2 感圧性接着剤層
3 感圧性接着剤層
4 感圧性接着剤層
5 剥離ライナー
6 感圧性接着剤層を有する光学フィルム
7 フィルム導光板等の光学フィルム
8a 低屈折率感圧性接着剤層
8b 高屈折率感圧性接着剤層

Claims (8)

  1. 厚み方向に2層以上の感圧性接着剤層が積層された構成を有する感圧性接着テープ又はシートであって、前記2層以上の感圧性接着剤層のうち、少なくとも、両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率差が0.02以上であることを特徴とする感圧性接着テープ又はシート。
  2. 両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層の屈折率が、それぞれ、1.40〜1.60である請求項1記載の感圧性接着テープ又はシート。
  3. 両表面側に位置する2つの感圧性接着剤層における低屈折率側の感圧性接着剤層の屈折率が1.40〜1.50であり、高屈折率側の感圧性接着剤層の屈折率が1.45〜1.55である請求項1又は2記載の感圧性接着テープ又はシート。
  4. 少なくとも1層の感圧性接着剤層を形成する感圧性接着剤が、アクリル系感圧性接着剤である請求項1〜3の何れかの項に記載の感圧性接着テープ又はシート。
  5. 剥離ライナーの片面に、2層以上の感圧性接着剤層が積層された構成を有している請求項1〜4の何れかの項に記載の感圧性接着テープ又はシート。
  6. 表示装置の表示パネルに光学フィルムを貼着固定するための感圧性接着テープ又はシートである請求項1〜5の何れかの項に記載の感圧性接着テープ又はシート。
  7. 表示装置の表示パネルに貼着固定するための光学フィルムの一方の面に、請求項1〜6の何れかの項に記載の感圧性接着テープ又はシートが貼着されていることを特徴とする光学フィルム。
  8. 表示パネルが液晶パネルである請求項7記載の光学フィルム。
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