JP2005104086A - インクジェット記録方法、インクジェット記録システム、インクジェット記録装置および制御プログラム - Google Patents

インクジェット記録方法、インクジェット記録システム、インクジェット記録装置および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 小ドロップを実現する所定の吐出量に固定されたインクジェット記録ヘッドを用いながら、上記吐出量から得られる好適な記録密度よりも低い画素密度でデータ処理および記録を行いつつ、所望の画像濃度を得ることを可能とする。
【解決手段】 画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するためのドット配置パターンを各画素の濃度値に応じて割り当てた後に、得られたドット配置パターンに基づくドットの記録を、マスクパターンを用いて記録ヘッドの複数回の走査に振り分ける際に、所定の濃度値を有する画素については、複数回の走査によって画素内の所定のエリアに対して複数のドットが重複して記録する。これにより、各画素に対し、ドット配置パターンで得られる以上の所定数のドットを濃度値に応じて記録することが出来るので、従来のドット配置パターンに比べ、より高い濃度および階調性で画像を記録することが出来る。
【選択図】 図8

Description

本発明は、記録媒体に記録材を記録することによって所定の濃度情報を表現することが可能なインクジェット記録方法、インクジェット記録システム、インクジェット記録装置および制御プログラムに関する。
近年来のパーソナルコンピュータ等情報処理機器の普及に伴い、画像形成端末としての記録装置も急速に発展および普及してきた。特に種々の記録装置の中でも、吐出口からインクを吐出させて紙、布、プラスチックシート、OHP用シートなどの記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置は、低騒音のノンインパクト型の記録方式であること、高密度かつ高速な記録動作が可能であること、カラー記録にも容易に対応できること、低廉であることなど、極めて優れた特長を有しており、今やパーソナルユースの記録装置の主流となっている。
インクジェット記録技術の進歩は記録の高画質化、高速化、低廉化を促進し、またパーソナルコンピュータやデジタルカメラ(単体でその機能を果たすもののほか、その他の装置、例えば携帯型電話に一体化されるものも含む)の普及とも相俟って、パーソナルユーザにまで記録装置を普及させる効果に寄与すること大であった。しかしそのような広範な普及により、パーソナルユーザからも画質のより一層の向上が求められるようになってきており、特に近年では、家庭で手軽に写真をプリントできるようなプリントシステムおよび銀塩写真に見合う画像の品位が求められて来ている。
いわゆる一般的な銀塩写真と比べた場合、インクジェット記録装置においては、それ特有の粒状感がかねてから問題視されていた。よって近年ではこの粒状感を低減するための様々な対策が提案されており、その様な対策が盛り込まれた記録装置も多く提供されている。たとえば、通常のシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの外に、より濃度の低いライトシアンやライトマゼンタを加えたインクシステムを具備するインクジェット記録装置がある。このようなインクシステムであれば、濃度の低い領域でライトシアンやライトマゼンタを用いることにより、粒状感を低減することができる。また、濃度の高い領域では通常のシアンおよびマゼンタで記録を行うことにより、より広い色再現および滑らかな階調性を実現させることが可能となっている。
更に、記録媒体に着弾されるドットの大きさをより小さく設計して粒状感を低減する方法もあり、このために記録ヘッドに配列する各記録素子から吐出されるインク滴を少量化する技術も進められて来ている。この場合、インク滴の少量化のみならず、より多くの記録素子をより高い配列密度によって構成することにより、記録速度を損なわずに高解像な画像を同時に得ることが可能となっている。
ところで、パーソナルユースのインクジェット記録装置においては、上述したように写真画質に迫る高品位な画像の出力が求められる一方で、テキストや図表のような通常の文書を出力する場合も少なくない。そして、このような文書においては、銀塩写真並みの画像品位よりも、むしろ高速に出力することが肝要とされるのである。よって、一般のインクジェット記録装置では、複数の記録モードを具備しておきながら、用途に応じてユーザがこれを設定可能とする構成となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平1−281944号公報 特許第03184744号明細書 特開平05−278232号公報
しかしながら、上記のような画質向上への技術開発は、必ずしも低廉化や高速出力を重視する記録モードと共存できるものばかりではなかった。たとえば、記録素子から吐出されるインクの量(以下吐出量と称す)を変調できない構成のインクジェット記録装置においては、粒状感を低減するために、記録ヘッドに配列する各記録素子から吐出される全てのインク滴が固定量の小ドロップとなっている。そして、この決められた吐出量で記録されるドットを、好ましい密度に配列させることによって、所望の濃度が得られるように設計されている(例えば、特許文献2参照。)。よって、吐出量が小さくなればなるほど、所望の濃度を得るための記録密度が高くなり、そのための構成手段やデータの処理も、複雑でありながら、ある程度固定的に確立されてしまっているのである。従って、より高速に出力したいモードにおいても、所定の濃度を得るためには、上記構成手段やデータの処理方法に依存して記録せざるを得ない状況にあり、十分な濃度を満足のいく記録速度で得ることが困難な状況であった。
本発明は上述の問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、小ドロップを実現する所定の吐出量に固定されたインクジェット記録ヘッドを用いながら、上記吐出量から得られる好適な記録密度よりも低い記録密度でデータ処理および記録を行いつつ、所望の画像濃度を得ることが可能なインクジェット記録方法、インクジェット記録システム、インクジェット記録装置、および当該記録方法を実現するための制御プログラムを提供することである。
そのために本発明では、数段階で表現される濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録方法であって、前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するためのドット配置パターンを、前記各画素の濃度値に応じて割り当てる工程と、前記割り当て工程によって得られた前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、マスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する工程と、前記吐出データ作成工程において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出工程とを有し、所定の濃度値を有する画素の全てについては、前記複数回の走査によって所定のエリアに対して複数のドットが重複して記録され、実際に記録されるドットの数が前記割り当て工程で決定された記録ドットの数よりも所定数多くなるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンが関連付けられて構成されていることを特徴とする。
また本発明は、数段階で表現される多値の濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録方法であって、前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するドット配置パターンを前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換する変換工程と、前記変換工程によって得られた前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、マスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する工程と、前記吐出データ作成工程において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出工程とを有し、前記多値の濃度値のうち第1の濃度値を有する画素については、前記変換工程で決定された記録ドットの数よりも実際に記録されるドットが所定数多くなるように、且つ前記第1の濃度値よりも低い第2の濃度値を有する画素については、前記変換工程で決定された記録ドットの数と実際に記録されるドットの数が同等になるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンが関連付けられて構成されていることを特徴とする。
また本発明は、数段階で表現される多値の濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録システムであって、前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するドット配置パターンを前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換する変換手段と、前記変換手段によって得られた前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、マスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する手段と、前記吐出データ作成手段において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出手段とを具備し、前記多値の濃度値のうち第1の濃度値を有する画素については、前記変換手段で決定された記録ドットの数よりも実際に記録されるドットが所定数多くなるように、且つ前記第1の濃度値よりも低い第2の濃度値を有する画素については、前記変換工程で決定された記録ドットの数と実際に記録されるドットの数が同等になるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンの関係が構成されていることを特徴とする。
また本発明は、数段階で表現される濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録システムであって、前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するためのドット配置パターンを、前記各画素の濃度値に応じて割り当てる手段と、前記割り当て手段によって得られた前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、マスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する手段と、前記吐出データ作成手段において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出手段とを具備し、所定の濃度値を有する画素の全てについては、前記複数回の走査によって所定のエリアに対して複数のドットが重複して記録され、実際に記録されるドットの数が前記割り当て工程で決定された記録ドットの数よりも所定数多くなるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンが関連付けて構成されていることを特徴とする。
また本発明は、数段階で表現される多値の濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録システムであって、前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するドット配置パターンを前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換する変換手段と、前記変換手段によって得られた前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、マスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する手段と、前記吐出データ作成手段において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出手段とを具備し、前記吐出データ作成手段においては、所定の前記エリアにおける2値データに対し、前記複数の記録走査によって複数のドットが記録されるような前記マスクパターンを適用すると同時に、前記変換手段においては、前記画素に記録されるドットの総数が前記多値の濃度値に対して一義的となるように前記マスクパターンに関連付けられた前記ドット配置パターンが適用されていることを特徴とする。
また本発明は数段階で表現される多値の濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録システムであって、前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定する第1のドット配置パターンを前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換する第1の変換手段と、前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定する第2のドット配置パターンを前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換する第2の変換手段と、前記第1の変換手段によって得られた前記第1のドット配置パターンに基づくドットの記録を、第1のマスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する第1の吐出データ作成手段と、前記第2の変換手段によって得られた前記第2のドット配置パターンに基づくドットの記録を、第2のマスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する第2の吐出データ作成手段と、前記第1の吐出データ作成手段または第2の吐出データ作成手段において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出手段と、を具備し、前記第1の変換手段で決定された記録ドットの数と実際に記録されるドットの数が同等になるように前記第1のマスクパターンおよび前記第1のドット配置パターンが関連付けられて構成されており、且つ前記第2の変換手段で決定された記録ドットの数よりも多いドットが記録されるように前記第2のマスクパターンおよび前記第2のドット配置パターンが関連付けられて構成されていることを特徴とする。
更に本発明は、数段階で表現される多値の濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録装置であって、前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するために、前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換するドット配置パターンを格納する格納部と、前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成するためのマスクパターンを格納する格納部とを具備し、前記多値の濃度値のうち第1の濃度値を有する画素については、前記割当てられたドット配置パターンで決定された記録ドットの数よりも実際に記録されるドットが所定数多くなるように、且つ前記第1の濃度値よりも低い第2の濃度値を有する画素については、前記割当てられたドット配置パターンで決定された記録ドットの数と実際に記録されるドットの数が同等になるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンの関係が構成されていることを特徴とする。
さらにまた、本発明は、上記に記載のインクジェット記録方法を実現するプログラムに存する。
本発明によれば、各画素に対し、ドット配置パターンで得られる以上の所定数のドットを濃度値に応じて記録することが出来るので、従来のドット配置パターンに比べてより高い濃度および階調性で画像を記録することが出来る。よって、小ドロップを実現する所定の吐出量に固定されたインクジェット記録ヘッドを用いながらも、上記吐出量から得られる好適な記録密度よりも低い画素密度でデータ処理および記録を行いつつ、所望の画像濃度を得ることが可能となる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態における画像データ変換処理の流れを説明するためのブロック図である。本実施形態で適用するインクジェット記録装置は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの基本色であるインクのほかに、レッド、ライトシアンおよびライトマゼンタによって記録を行うものであり、そのためにこれら6色のインクを吐出する記録ヘッドが用意されている。図1に示すように、ここに示す各処理は、記録装置とホスト装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)によって構成されるものとする。
ホスト装置のオペレーティングシステムで動作するプログラムとしてアプリケーションやプリンタドライバがあり、アプリケーションJ0001は記録装置で記録する画像データを作成する処理を実行する。実際の記録時にはアプリケーションで作成された画像データがプリンタドライバに渡される。
本実施形態の記録システムにおいては、用途に応じてユーザが記録モードをプリンタドライバから選択できるようになっている。本実施形態では高画質写真モードおよび高速モードの少なくとも2つの記録モードが選択可能であるとし、プリンタドライバ以降の各処理は、記録モードに応じてある程度独立に設計可能なものとする。
以下に、まず、高画質写真モードで記録する場合の処理を説明する。
本実施形態におけるプリンタドライバはその処理として、前段処理J0002、後段処理J0003、γ補正J0004、ハーフトーニングJ0005、および印刷データ作成J0006を有するものとする。ここで、各処理を簡単に説明すると、前段処理J0002は色域(Gamut)のマッピングを行う。そして、sRGB規格の画像データR、G、Bによって再現される色域を、記録装置によって再現される色域内に写像するためのデータ変換を行う。具体的にはR、G、Bのそれぞれが8bitで表現されたデータを3次元のLUTを用いることにより、異なる内容のR、G、Bの8bitのデータに変換する。
後段処理J0003は、上記色域のマッピングがなされたデータR、G、Bに基づき、このデータが表す色を再現するインクの組み合わせに対応した色分解データY、M、C、K、R、LcおよびLmを求める処理を行う。ここでは前段処理と同様に、3次元LUTにて補間演算を併用して行うものとする。
γ補正J0004は、後段処理J0003によって求められた色分解データの各色のデータごとにその階調値変換を行う。具体的には、記録装置の各色インクの階調特性に応じた1次元LUTを用いることにより、上記色分解データが記録装置の階調特性に線形的に対応づけられるような変換を行う。
ハーフトーニングJ0005は、8ビットの色分解データY、M、C、K、R、Lc、Lmそれぞれについて4ビットのデータに変換する量子化を行う。本実施形態では、誤差拡散法を用いて256階調の8ビットデータを、9階調の4ビットデータに変換する。この4ビットデータは、記録装置におけるドット配置のパターン化処理における配置パターンを示すためのインデックスとなるデータである。
プリンタドライバで行う処理の最後には、印刷データ作成処理J0006によって、上記4ビットのインデックスデータを内容とする印刷イメージデータに印刷制御情報を加えた印刷データを作成する。
記録装置は、入力されてきた上記印刷データに対し、ドット配置パターン化処理J0007およびマスクデータ変換処理J0008を行う。
以下に本実施形態の高画質モードにおけるドット配置パターン化処理J0007について説明する。上述したハーフトーン処理では、256値の多値濃度情報(8ビットデータ)を9値の階調値情報(4ビットデータ)までにレベル数を下げている。しかし、実際に本実施形態のインクジェット記録装置が記録できる情報は、インクを記録するか否かの2値情報である。ドット配置パターン化処理では、0〜8の多値レベルをドットの有無を決定する2値レベルまで低減する役割を果たす。具体的には、このドット配置パターン化処理J0007では、ハーフトーン処理部からの出力値であるレベル0〜8の4ビットデータで表現される画素ごとに、その画素の階調値(レベル0〜8)に対応したドット配置パターンを割当て、これにより1画素内の複数のエリア各々にドットのオン・オフを定義し、1画素内の各エリアに「1」または「0」の1ビットの吐出データを配置する。
図2は、本実施形態の高画質モードにおけるドット配置パターン化処理で変換する、入力レベル0〜8に対する出力パターンを示している。図の左に示した各レベル値は、ハーフトーン処理部からの出力値であるレベル0〜レベル8に相当している。右側に配列した縦2エリア×横4エリアで構成される領域は、ハーフトーン処理で出力された1画素(ピクセル)の領域に対応するもので、縦横ともに600ppi(ピクセル/インチ;参考値)の画素密度に対応する大きさとなっている。また、1画素内の各エリアは、ドットのオン・オフが定義される最小単位に相当するもので、縦が1200dpi(ドット/インチ;参考値)、横が2400dpiの記録密度に対応するものである。本実施形態の記録装置では、上記記録密度に対応した、縦が約20μm、横が約10μmで表現される1つのエリアに対し、2plのインク滴が1つ記録されて所望の濃度が得られる様に設計されている。
また、図2において、縦方向は記録ヘッドの吐出口が配列する方向であり、エリアの配列密度と吐出口の配列密度とが1200dpiという値で一致している。横方向は記録ヘッドの走査方向を示しており、本実施形態の高画質写真モードでは、記録ヘッドは2400dpiの密度で記録を行う構成となっている。
更に、図において、丸印を記入したエリアがドットの記録を行うエリアを示しており、レベル数が上がるに従って、記録するドット数も1つずつ増加している。
(4n)〜(4n+3)は、nに1以上の整数を代入することにより、入力画像の左端からの横方向の画素位置を示している。また、その下に示した各パターンは、同一の入力レベルにおいても画素位置に応じて互いに異なる複数のパターンが用意されていることを示している。すなわち、同一のレベルが入力された場合にも、記録媒体上では(4n)〜(4n+3)に示した4種類のドット配置パターンが巡回されて割当てられる構成となっているのである。そして、このような構成にしておくことは、ドット配置パターンの上段に位置するノズルと下段に位置するノズルとで吐出回数を分散させたり、記録装置特有の様々なノイズを分散させたり、という様々な効果が得られるのである。
本実施形態の高画質写真モードにおいては、最終的にこのような形でオリジナル画像の濃度情報が反映され、ドット配列パターン化処理を終了した段階で、記録媒体に対するドットの配列パターンが全て決定される。
以下に高画質写真モードにおけるマスクデータ変換処理J0008について説明する。
上述したドット配置パターン化処理により、記録媒体上の各エリアに対するドットの有無は決定されたので、この情報をそのまま記録ヘッドの駆動回路に入力すれば、所望の画像を記録することは可能である。しかし、インクジェット記録装置においては、通常マルチパス記録という記録方法が採用されている。
以下にマルチパス記録方法について簡単に説明する。
図3は、マルチパス記録方法を説明するために、記録ヘッドおよび記録パターンを模式的に示したものである。P0001は記録ヘッドを示し、ここでは簡単のため16個のノズルを有するものとする。ノズルは、図のように第1〜第4の4つのノズル群に分割され、各ノズル群には4つずつのノズルが含まれている。P0002はマスクパターンを示し、各ノズルが記録を行うことが可能なエリア(記録可能箇所)を黒塗りで示している。各ノズル群が記録するパターンは互いに補完の関係にあり、これらを重ね合わせると4×4のエリアに対応した領域の記録が完成される構成となっている。
P0003〜P0006で示した各パターンは、記録走査を重ねていくことによって画像が完成されていく様子を示したものである。各記録走査が終了するたびに、記録媒体は図の矢印の方向にノズル群の幅分ずつ搬送される。よって、記録媒体の同一領域(各ノズル群の幅に対応する領域)は4回の記録走査によって初めて画像が完成される構成となっている。以上のように、記録媒体の各同一領域が複数回の走査で複数のノズル群によって形成されることは、ノズル特有のばらつきや記録媒体の搬送精度のばらつき等を低減させる効果がある。
図4は、本実施形態の高画質写真モードで実際に適用するマスクパターンを示したものである。本実施形態で適用する記録ヘッドH1001は768個のノズルを有している。また、高画質写真モードでは、図3と同様に4パスのマルチパスを行うものとする。従って、4つのノズル群にはそれぞれ192個ずつのノズルが属することになる。マスクパターンの大きさは、縦方向がノズル数と同等の768エリア、横方向は256エリアとなっており、4つのノズル群で互いに補完の関係を保つような構成となっている。
ところで、本実施形態で適用するような、多数の小液滴を高周波数で吐出するようなインクジェット記録ヘッドにおいては、記録動作時に記録部近傍に気流が生じ、この気流が特に記録ヘッドの端部に位置するノズルの吐出方向に影響を与えることが確認されている。よって、本実施形態の高画質モード用のマスクパターンにおいては、図4からも判るように、各ノズル群また同一のノズル群の中でも、領域によって記録可能比率の分布に偏りを持たせている。図4で示すように、端部のノズルの記録可能比率を中央部に対して低減した構成のマスクパターンを適用することにより、端部のノズルが吐出したインク滴の着弾位置ずれによる弊害を目立たなくすることが可能となるのである。
本実施形態においては、図4で示したマスクデータや、他の記録モードで適用する複数のマスクデータが記録装置本体内のメモリに格納してあり、マスクデータ変換処理においては、当該マスクデータと上述したドット配置パターン化処理の出力信号との間でAND処理をかけることにより、各記録走査で実際に吐出させる記録画素が決定され、出力信号として記録ヘッドH1001の駆動回路J0009に入力される。
駆動回路J0009に入力された各色の1bitデータは、記録J0010の駆動パルスに変換され、それぞれ記録ヘッドより所定のタイミングでインクが吐出される。
なお、記録装置における上述のドット配置パターン化処理やマスクデータ変換処理は、それらに専用のハードウエア回路を用い記録装置の制御部を構成するCPUの制御の下に実行されているものとする。
次に、本実施形態における高速モードで記録する場合の処理を説明する。高速モードにおいても、図1で示した処理の流れによって説明することが可能であるが、本実施形態の高速モードにおいては、適用するインクをシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの基本の4色のみとし、処理時間の高速化を図っている。よって、後段処理J0003では、R、G、Bの8bitデータをC、M、Y、Kの8bitのデータに変換し、続く処理ではC、M、およびKの4色のデータについての処理を行うことになる。
また、ハーフトーニングJ0005においては、高画質写真モードと同様に、8ビットの色分解データを4ビットのデータに変換する量子化が行われる。但し本高速モードでは、誤差拡散法を用いずに、多値のディザパターンを用いて、256階調の8ビットデータを、5階調の4ビットデータに量子化変換している。すなわち、ドット配置のパターン化処理における配置パターンを示すためのインデックスデータは、高画質写真モードと同様に4ビットのデータとなるが、その内容は5階調分の情報となっている。
印刷データ作成処理J0006によって、上記4ビットのインデックスデータを内容とする印刷イメージ情報に印刷制御情報を加えた印刷データを作成するのは、上記高画質写真モードと同様である。
記録装置は、高画質写真モードの時と同様に、入力されてきた印刷データに対し、ドット配置パターン化処理J0007およびマスクデータ変換処理J0008を行う。
以下に本実施形態の高速モードにおけるドット配置パターン化処理J0007について説明する。高速モードにおけるドット配置パターン化処理では、0〜4の多値レベルをドットの有無を決定する2値レベルまで低減する。具体的には、ハーフトーン処理部からの出力値であるレベル0〜4の4ビットデータで表現される画素ごとに、その画素の階調値(レベル0〜4)に対応したドット配置パターンを割当て、これにより1画素内の複数のエリア各々にドットのオン・オフを定義し、1画素内の各エリアに「1」または「0」の1ビットの吐出データを配置する。
図5は、本実施形態の高速モードにおけるドット配置パターン化処理で変換する、入力レベル0〜4に対する出力パターンを示している。図の左に示した各レベル値は、ハーフトーン処理部からの出力値であるレベル0〜レベル4に相当している。右側に配列した縦2エリア×横2エリアで構成される各マトリクスの領域は、ハーフトーン処理で出力された1画素の領域に対応するものである。上述した高画質写真モードでは、ハーフトーニングで出力された600ppiの1画素(ピクセル)の領域に対し、縦が1200dpi(ドット/インチ;参考値)、横が2400dpiの記録密度でドットを記録する構成であった。これに対し、高速モードでは、600ppiの1画素領域に対し、縦2エリア×横2エリアで記録される構成となっている。
また、高速モードにおいては、高画質写真モードで説明した図2に見るように、同一のレベルにおいて、複数種類のドット配置パターンが巡回されて割当てられるような構成とはなっていない。全てのレベルにおいて、対応されるドット配置パターンは1種類となっている。
このように、本実施形態の高速モードでは、各パターンの領域が2エリア×2エリアと小さいこと、および巡回されるパターンが1種類に限定されることにより、高画質写真モードに比べて、ドット配置パターンを格納するためのメモリ領域を低く抑えることができている。
以下に本実施形態の高速モードにおけるマスクデータ変換処理J0008について説明する。
本実施形態の高速モードでは、3パスのマルチパス記録を行うものとする。
図6は、本実施形態の高速モードで実際に適用するマスクパターンを示したものである。本実施形態で適用する記録ヘッドH1001は768個のノズルを有しており、ここでは3パスのマルチパス記録を行うので、768個のノズルは、256個ずつの3つのノズル群に分割される。マスクパターンの大きさは、縦方向がノズル数と同等の768エリア、横方向は386エリアとなっている。本実施形態の高速モードにおいては、各ノズル群で平均50%ずつの記録がなされ、3つのノズル群を互いに重ね合わせて記録することにより、150%の記録が行われる構成となっている。
以下に、上記150%の記録を行うための目的および構成を詳細に説明する。上述したように本実施形態の高速モードでは、ハーフトーニングJ0005で出力された1画素で表現される領域に対し、図5で説明したドット配置パターン化処理では、4ドットまでしか記録されない構成となっている。しかし本実施形態の記録装置では、既に高画質写真モードで説明したように、2plの小ドロップを、1画素に対して8個まで記録されるように画像設計されている。よって、高速モードで、1画素に対して4個のまま記録を行ってしまうと、1画素に対するドット不足となり、結果的に不十分な濃度しか得られない画像となってしまう。本実施形態においては、この高速モードにおけるドット不足を、マスクデータ変換処理にて補うものとする。
図7は、図6のマスクパターンにおける各ノズル群に対応する領域の、左上に位置する4エリア×4エリアの領域P0007〜P0009を拡大して示したものである。これら3つの領域は、記録媒体上で重ね合わせられて記録され、P0010はP0007〜P0009のパターンを重ねた結果を示している。P0007〜P0009において、白丸で示した部分は、その記録走査で2plのインク滴を記録するエリアを示している。また、P0010においては、白丸で示した部分は、2plのドットが1つ記録されるエリア、黒丸で示した部分は、2plのドットが2つ、すなわち合計で4plのインク滴が記録されるエリアを示している。P0010に見るように、黒丸と白丸は、互い違いのエリアに位置するようになっており、結果的に、1画素領域すなわち2エリア×2エリアに対するドットの配置は全て相似形で、最高6ドットまでインク滴が記録されることになる。
図8は、図5で示した入力レベル0〜4に対して、結果的に記録されるドットの様子および数を示したものである。図において、白丸は2plのインク滴が1つ記録されるエリアを、黒丸は2plのインク滴が2つ記録されるエリアを、さらに空白はインク滴が記録されないエリアをそれぞれ示している。図に見るように、レベル0〜レベル2までは、レベルが1つ上がると新たに1ドット付加されるように構成されているが、レベル3およびレベル4においては1レベルにつき新たに2ドットずつが付加されている。一般に、インクジェット記録装置においては、階調が低い領域では粒状感が問題視されるのでドットの強調は極力回避したい。また、階調が高い状態では1ドット程度を追加しても濃度は上がりにくく、その一方で最高濃度はなるべく高く設定することが望まれる。よって、本実施形態では、高濃度に行くほど追加されるドット数を多く設定し、最終的には、1画素に6ドットが記録されるような構成とした。
但し、このドット数は、本発明を限定するものではない。低いレベルから2つずつドットを追加する形態にしてもよく、さらに最終的な記録ドット数が6ドット以上であってもよい。本来、高画質写真モードと最高濃度の記録ドット数を揃えるならば、レベル4では8ドット記録することが望まれる。しかし一般に、高画質写真モードのような画質を重視するモードにおいては、光沢がありインクの受容量も大きな記録媒体が用いられることが多い一方で、図表やテキストのような文書を記録する高速モードの場合には、普通紙のようなインク受容量のあまり多くない記録媒体に記録することが多い。よって、本実施形態の高速モードにおいては、高画質写真モードほど多くのインクを記録しない構成としている。
どのようなドット数に定めるにせよ、ドット配置パターン化処理で定められたエリアの数以上(あるいは以下)のドットを記録し、かつドット配置パターン化処理における各レベルに対応する記録ドット数が一義的に決定可能であれば、本発明の効果は得られるものである。この様にすることで、各入力レベルに対して、出力パターンを1対1に対応させつつも、各レベルでは好適な状態で強調ドットが付加されたドットパターン配列を得ることが可能となる。逆に言えば、図8のような強調されたドットパターン配列で出力されることを前提として、それ以前の処理(すなわち前段処理からハーフトー二ングまで)を行うことができるのである。
再び、図1を参照するに、マスクデータ変換処理J008での処理が施された1ビットのデータは、記録ヘッドの駆動回路J009に送られる。そして、さらに記録ヘッドJ0010の駆動パルスに変換され、それぞれ記録ヘッドより所定のタイミングでインクが吐出される。
以上説明したように、本実施形態によれば、2plという少量のインク滴によって所望の濃度が達成されるような記録密度が設定されたインクジェット記録装置において、より低い記録密度で画像を記録する高速モードを設けながらも、所望の記録濃度が得られるような、マスクデータ変換処理を設けている。そして、このようなマスクパターンによって出力された画像においては、ハーフトーン後の1画素の階調レベルに対しても、所望の線形性が保たれていることが特徴とされるのである。
(インクジェット装置の機構部の概略構成)
ここで、本実施形態で適用するインクジェット記録装置の機構部の概略構成を説明する。本実施形態における記録装置本体は、各機構の役割から、給紙部、用紙搬送部、キャリッジ部、排紙部、クリーニング部およびこれらを保護し、意匠性を持たす外装部から構成されている。以下、これらの概略を説明していく。
図11は、記録装置の斜視図である。また、図12および図13は、記録装置本体の内部機構を説明するための図であり、図12は右上部からの斜視図、図13は記録装置本体の側断面図をそれぞれ示したものである。
記録装置において給紙を行う際には、まず給紙トレイM2060を含む給紙部において記録媒体の所定枚数のみが給紙ローラM2080と分離ローラM2041から構成されるニップ部に送られる。送られた記録媒体はニップ部で分離され、最上位の記録媒体のみが用紙搬送部に搬送される。用紙搬送部に送られた記録媒体は、ピンチローラホルダM3000及びペーパーガイドフラッパーM3030に案内されて、搬送ローラM3060とピンチローラM3070とのローラ対に送られる。搬送ローラM3060とピンチローラM3070とからなるローラ対は、LFモータE0002の駆動により回転され、この回転により記録媒体がプラテンM3040上を搬送される。
キャリッジ部は、記録ヘッドH1001を取り付けるためのキャリッジM4000を有しており、キャリッジM4000は、ガイドシャフトM4020およびガイドレールによって支持されている。ガイドシャフトM4020は、シャーシM1010に取り付けられており、記録媒体の搬送方向に対して直角方向にキャリッジM4000を往復走査させるように案内支持している。また、キャリッジM4000は、シャーシM1010に取り付けられたキャリッジモータE0001によりタイミングベルトM4041を介して駆動される。更に、キャリッジM4000には、電気基板E0014から記録ヘッドH1001へ、駆動信号を伝えるための不図示のフレキシブルケーブルが接続されている。このような構成において記録媒体に画像形成する場合、搬送方向(カラム方向)に対しては、搬送ローラM3060およびピンチローラM3070からなるローラ対が、記録媒体を搬送して位置決めする。また、走査方向(ラスタ方向)に対しては、キャリッジモータE0001によりキャリッジM4000を上記搬送方向と垂直な方向に移動させて、記録ヘッドH1001(図14)を目的の画像形成位置に配置させる。位置決めされた記録ヘッドH1001は、電気基板E0014からの信号に従って、記録媒体に対しインクを吐出する。記録ヘッドH1001についての詳細な構成は後述するが、本実施形態の記録装置においては、記録ヘッドH1001により記録を行いながらキャリッジM4000が走査する記録主走査と、搬送ローラM3060により記録媒体が搬送される副走査とを交互に繰り返すことにより、記録媒体上に画像を形成していく構成となっている。
最後に画像形成された記録媒体は、排紙部で第1の排紙ローラM3110と拍車M3120とのニップに挟まれ、搬送されて排紙トレイM3160に排出される。
なお、クリーニング部において、画像記録前後の記録ヘッドH1001をクリーニングする目的のために、キャップM5010を記録ヘッドH1001のインク吐出口に密着させた状態で、ポンプM5000を作用させると、記録ヘッドH1001から不要なインク等が吸引されるようになっている。また、キャップM5010を開けた状態で、キャップM5010に残っているインクを吸引することにより、残インクによる固着およびその後の弊害が起こらないように配慮されている。
(記録ヘッド構成)
以下に上記実施形態で適用できるヘッドカートリッジH1000の構成について説明する。ヘッドカートリッジH1000は、記録ヘッドH1001と、インクタンクH1900を搭載する手段、およびインクタンクH1900から記録ヘッドにインクを供給するための手段を有しており、キャリッジM4000に対して着脱可能に搭載される。
図14は、本実施形態で適用可能なヘッドカートリッジH1000に対し、インクタンクH1900を装着する様子を示した図である。記録装置は、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエロー、ブラックおよびレッドの7色のインクによって画像を形成するため、インクタンクH1900も7色分が独立に用意されている。そして、図に示すように、それぞれがヘッドカートリッジH1000に対して着脱自在となっている。尚、インクタンクH1900の着脱は、キャリッジM4000にヘッドカートリッジH1000が搭載された状態で行えるようになっている。
図15は、ヘッドカートリッジH1000の分解斜視図を示したものである。図において、ヘッドカートリッジH1000は、第1の記録素子基板H4700および第2の記録素子基板H4701、第1のプレートH1200、第2のプレートH1400、電気配線基板H1300、タンクホルダーH1500、流路形成部材H1600、フィルターH1700、シールゴムH1800などから構成されている。
第1の記録素子基板H4700および第2の記録素子基板H4701はSi基板であり、その片面にインクを吐出するための複数の記録素子(ノズル)がフォトリソ技術により形成されている。各記録素子に電力を供給するAl等の電気配線は、成膜技術により形成されており、個々の記録素子に対応した複数のインク流路もまた、フォトリソグラフィ技術により形成されている。さらに、複数のインク流路にインクを供給するためのインク供給口が裏面に開口するように形成されている。
図16は、第1の記録素子基板H4700および第2の記録素子基板H4701の構成を説明するための正面拡大図である。H4000〜H4600は、それぞれ異なるインク色に対応するノズル列であり、第1の記録素子基板H4700には、ライトマゼンタの供給されるノズル列H4000、レッドインクの供給されるノズル列H4100、ブラックインクの供給されるノズル列H4200、およびライトシアンインクの供給されるノズル列H4300の4色分のノズル列が構成されている。また、第2の記録素子基板H4701には、シアンインクの供給されるノズル列H4400、マゼンタインクの供給されるノズル列H4500、およびイエローインクの供給されるノズル列H4600の3色分のノズル列が形成されている。
各ノズル列は、記録媒体の搬送方向に1200dpi(dot/inch;参考値)の間隔で並ぶ768個のノズルによって構成され、約2ピコリットルのインク滴を吐出させる。各ノズル吐出口における開口面積は、およそ100平方μmに設定されている。また、第1の記録素子基板H4700および第2の記録素子基板H4701は、再び図15を参照するに、第1のプレートH1200に接着固定されており、ここには、第1の記録素子基板H4700および第2の記録素子基板H4701にインクを供給するためのインク供給口H1201が形成されている。
さらに、第1のプレートH1200には、開口部を有する第2のプレートH1400が接着固定されており、この第2のプレートH1400は、電気配線基板H1300と第1の記録素子基板H4700および第2の記録素子基板H4701とが電気的に接続されるように、電気配線基板H1300を保持している。
電気配線基板H1300は、第1の記録素子基板H4700および第2の記録素子基板H4701に形成されている各ノズルからインクを吐出するための電気信号を印加するものであり、第1の記録素子基板H4700および第2の記録素子基板H4701に対応する電気配線と、この電気配線端部に位置し記録装置本体からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子H1301とを有している。外部信号入力端子H1301は、タンクホルダーH1500の背面側に位置決め固定されている。
一方、インクタンクH1900を保持するタンクホルダーH1500には、流路形成部材H1600が例えば超音波溶着により固定され、インクタンクH1900から第1のプレートH1200に通じるインク流路H1501を形成している。
インクタンクH1900と係合するインク流路H1501のインクタンク側端部には、フィルターH1700が設けられており、外部からの塵埃の侵入を防止し得るようになっている。また、インクタンクH1900との係合部にはシールゴムH1800が装着され、係合部からのインクの蒸発を防止し得るようになっている。
さらに、前述のようにタンクホルダーH1500、流路形成部材H1600、フィルターH1700及びシールゴムH1800から構成されるタンクホルダー部と、第1の記録素子基板H4700および第2の記録素子基板H4701、第1のプレートH1200、電気配線基板H1300及び第2のプレートH1400から構成される記録ヘッド部H1001とを、接着等で結合することにより、ヘッドカートリッジH1000が構成されている。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態では、高画質写真モードの記録密度に対し、より低い記録密度のモードを高速モードとして設定していた。これに対し、本実施形態においては、より小さなインク滴を用いながらも、第1実施形態と同様の記録密度で高画質写真モードを実現しようとしたものである。
本実施形態においても、図1を用いて説明した画像データ変換処理の流れが適用できるものとする。但し、本実施形態で適用するインクジェット記録装置は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のみで記録を行い、レッド、ライトシアンおよびライトマゼンタは適用しないものとする。よって、後段処理J0003では、R、G、Bの8bitデータをC、M、Y、Kの8bitのデータに変換し、続く処理ではC、M、YおよびKの4色のデータについての処理を行うことになる。
また、ハーフトーニングJ0005においては、高画質写真モードと同様に、8ビットの色分解データを4ビットのデータに変換する量子化を多値誤差拡散法によって行い、256階調を9階調に変換するものとする。
但し、本実施形態で適用する記録ヘッドJ0010は、1pl程度のインク滴を吐出するものとし、吐出量すなわち記録媒体上でのドットの大きさを小さく設定することにより、低デューティーにおける粒状感を第1の実施形態よりも更に目立たなくしている。
このように、ドットを小さくした状態で、第1の実施形態の高画質写真モードと同様な記録を行なってしまうと、インクの打ち込み量が不足して濃度不足が懸念される。この様な場合、従来の方法に従えば、記録されるドットの大きさに応じて記録密度を高く設定することになる。しかしながら、記録装置において記録解像度をより高く設定することは、記録位置精度や記録媒体の搬送精度の向上、さらにはドット配置パターン化処理を始めとするデータ処理の大容量化が要され、より大掛かりな構成になってしまう。これに対し、市場で求められる写真画質においては、粒状感がある程度解消され、所定の階調性および濃度が確保されれば、記録解像度の大きさは、然程重視されていない。よって、本実施形態においては、粒状感を低減するためにインク滴を1plとより少量化しておきながらも、記録密度や記録精度を上げずに第1の実施形態と同様の記録装置を用いて、高品位写真モードを実現しようとしたものである。
本実施形態の高画質写真モードにおいても、ドット配置パターン化処理J0007は図P1で示したものと同様のものを用いることができる。すなわち、ハーフトーン処理で9値として出力された、縦横ともに600ppiの1画素(ピクセル)の領域に対し、縦1200dpi×横2400dpiの記録密度で1plのインク滴を記録するのである。
本実施形態の高画質写真モードにおいては、4パスのマルチパス記録を行なうものとする。ここでは、特にこの場合に適用するマスクパターンは図示していないが、図4と同様に、全768ノズルが192ノズルずつの4つのノズル群に分割されたマスクパターンとなっている。ただし、本実施形態で適用するマスクでは、4つのノズル群により形成される領域はそれぞれ50%デューティーずつの記録を行い、これらを重ね合わせることによって最終的に200%の記録を行う構成としている。
図9は、上述した4パスのマスクパターンにおいて、それぞれのノズル群が記録するパターンの左上に位置する2エリア×4エリアを、図7と同様に示したものである。これら4つの領域P0081〜P0084は、記録媒体上で重ね合わせられて、結果としてP0085のようになっている。P0081〜P0084において、白丸で示した部分は、その記録走査で1plのインク滴を記録するエリアを示している。また、P0085においては、白丸で示した部分は1plのドットが1つ記録されるエリア、2重丸で示した部分は1plのドットが2つ、すなわち2plのインクが記録されるエリアを示している。さらに黒丸で示した部分は、1plのドットが3つ、すなわち3plのインクが記録されるエリアを示している。黒丸、2重丸および白丸の配列は、P0085に見るように、1画素領域すなわち2エリア×4エリアに対する領域には、最高16ドットまでインク滴が記録されるようになっている。
更に、図2と同様に図9においても(4n)〜(4n+3)として示したように、画素の位置に応じて周期的に異なる複数のパターンの配列にも対応しており、結果的には2×4のエリアを、ハーフトーニングより出力された階調を表現するための1画素の領域として扱うことが可能となっている。
図10は、図9で示した入力レベル0〜8に対して、最終的に記録されるドットの様子および1画素領域に記録されるドット数を示したものである。図において、白丸は1plのインク滴が1つ記録されるエリアを、2重丸は1plのインク滴が2つ記録されるエリアを、黒丸は1plのインク滴が3つ記録されるエリアを、さらに空白はインク滴が記録されないエリアをそれぞれ示している。図に見るように、レベル0〜レベル2までは、レベルが1つ上がると、新たに1ドット付加されるように構成されているが、レベル3〜レベル6においては1レベルにつき、新たに2ドットずつが、さらにレベル7およびレベル8においては1レベルにつき、新たに3ドットずつ付加されている。
第1の実施形態でも述べたように、インクジェット記録装置においては、階調が低い領域では粒状感が問題視されるのでドットの強調は極力回避したい。また、階調が高くなるにつれ1ドット程度を追加しても濃度は上がりにくく、その一方で最高濃度はなるべく高く設定することが望まれる。よって、本実施形態においても、高濃度に行くほど追加されるドット数が多く設定し、最終的には、1画素に16ドットが記録されるような構成とした。ただし、この構成は本実施形態を限定するものではない。ハーフトーニングより出力された階調数に応じて、線形的に1画素領域内に記録されるドット数が増加していれば、1画素領域内の記録ドットがどのような配列でいくつ記録されても本発明および本実施形態は有効となる。
第1実施形態と同様、マスクデータ変換処理J0008での処理が施された1ビットのデータは、記録ヘッドの駆動回路J0009に送られる。そして、さらに記録ヘッドJ0010の駆動パルスに変換され、それぞれ記録ヘッドより所定のタイミングでインクが吐出される。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態で説明したような、2plのインク滴によって所望の濃度が達成されるような記録密度が設定されたインクジェット記録装置において、あえて吐出量を1plに低減し、ライトシアンやライトマゼンタのようなインクを用いずに低デューティーの粒状感を低減することができる。その一方で、吐出量を1plに低減した分を補足する形で、図9で示したようなドット配置パターンに対応したマスクパターンを用意することにより、1画素の階調レベルに対しても好適な線形性を保ちつつ、最終的には第1実施形態の高画質写真モードと同等の16plを1画素領域に記録することが可能となる。そして結果的には、第1実施形態よりも少ないデータ処理によって、写真画質に求められる高画質な画像を得ることが可能となるのである。
この様な構成は、上述したような吐出量を変調することが困難な記録ヘッドにおいて、あたかも1plから16plまでの変調が可能な記録ヘッドを用いて記録した場合と同等の効果が得られると同時に、16plの記録については複数の記録走査によって異なるノズルで少しずつインクが記録されていくので、より良好な画像を得ることが可能となる。実際、吐出量を変調可能な記録ヘッドは、その構成から、本実施形態のように高密度に記録素子を配列させて構成することは難しい。よって本発明のように、高密度に配列された記録ヘッドによって、あたかも吐出量が変調可能であるような記録が実現できることは、記録速度においても画像品位においても、より好ましいものと言えるのである。
尚、以上で説明してきた本発明で適用したマスクパターンは、上述した実施形態で示したものに限定されるものではない。本発明の効果は、複数の記録走査によって記録される1画素あたりのドット記録数が、ハーフトーニングによって得られた階調レベルに応じた所定値になっていれば有効なのであり、各記録走査における個々の記録位置の配列はどのような形態であってもよい。
尚、入力されたデータに対し、マルチパス用のマスクパターンを用い、同一のエリアに強調記録を行う技術は例えば特許文献3にもすでに開示されている。しかし、特許文献3に代表される従来の強調方法は、2値化後のドット配列に対し、マスクパターンによって無作為に強調するドットが決定されるものであった。すなわち、本実施形態の記録装置のように、ハーフトーニングによって多値の階調データを得た後、更にドット配置パターン化処理によって適切な階調を表現する構成においては、1画素領域内のドット配列とは全く無関係に強調が行われてしまうので、1画素に与えられた多値の階調データに意味がなくなってしまうのである。これに対し、本発明においては、1画素に与えられた多値の階調データに対応するドット配置パターンを考慮した上でマスクパターンが形成され、各画素に平等にかつ線形的に強調記録を行っていくことができるので、1画素に与えられた多値の階調データの意味が保存されていることが特徴と言える。
なお、いくつかの変更(例えば、ハーフトーニングより得られる階調レベル数や、ドット配置パターンのドット配置数、同一領域に対する主走査回数等の変更)を、本発明の教示から逸脱することなく前述の実施形態に適用できることを強調しておく。特に、本開示に含まれる全ての事項、または添付図面に示された全ての事項は、例示のためのものであると解釈すべきであり、限定のためのものであると解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲に基づいて決定されるものである。
本発明は、ドットマトリクスによる面積階調技術を用いて所定の濃度情報を表現する記録システムに利用することが出来る。
本発明に適用可能な実施形態における画像データ変換処理の流れを説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施形態の高画質モードにおけるドット配置パターン化処理で変換する入力レベル0〜8に対する出力パターンを示した図である。 マルチパス記録方法を説明するために、記録ヘッドおよび記録パターンを模式的に示した図である。 本発明の第1の実施形態の高画質写真モードで実際に適用するマスクパターンを示した図である。 本発明の第1の実施形態の高速モードにおけるドット配置パターン化処理で変換する、入力レベル0〜4に対する出力パターンを示した図である。 本発明の第1の実施形態の高速モードで実際に適用するマスクパターンを示した図である。 図6のマスクパターンにおける各ノズル群に対応する領域の、左上に位置する4エリア×4エリアの領域P0007〜P0009を拡大して示した図である。 図5で示した入力レベル0〜4に対して、結果的に記録されるドットの様子および数を示した図である。 本発明の第2の実施形態における4パスのマスクパターンにおいて、それぞれのノズル群が記録するパターンの左上に位置する2エリア×4エリアの領域を示した図である。 図9で示した入力レベル0〜8に対して、最終的に記録されるドットの様子および1画素領域に記録されるドット数を示した図である。 本発明の実施形態に適用したインクジェット記録装置の斜視図である。 本発明の実施形態に適用したインクジェット記録装置本体の内部機構を説明するための斜視図である。 本発明の実施形態に適用したインクジェット記録装置本体の内部機構を説明するための側断面図である。 本発明の実施形態に適用したヘッドカートリッジH1000に対し、インクタンクH1900を装着する様子を示した図である。 本発明の実施形態に適用したヘッドカートリッジH1000の分解斜視図である。 第1の記録素子基板H4700および第2の記録素子基板H4701の構成を説明するための正面拡大図である。
符号の説明
J0001 アプリケーション
J0002 前段
J0003 後段
J0004 γ補正
J0005 ハーフトーニング
J0006 印刷データの作成
J0007 ドット配置パターン化処理
J0008 マスクデータ変換処理
J0009 ヘッド駆動回路
J0010 記録ヘッド
P0001 記録ヘッド
P0002 マスクパターン
P0003〜P0006 記録パターン
P0007〜P0009 記録パターン
P0010 記録結果
P0081〜P0084 記録パターン
P0085 記録結果
M1010 シャーシ
M2041 分離ローラ
M2060 給紙トレイ
M2080 給紙ローラ
M3000 ピンチローラホルダ
M3030 ペーパーガイドフラッパー
M3040 プラテン
M3060 搬送ローラ
M3070 ピンチローラ
M3110 排紙ローラ
M3120 拍車
M3160 排紙トレイ
M4000 キャリッジ
M4041 タイミングベルト
M5000 ポンプ
M5010 キャップ
E0001 キャリッジモータ
E0002 LFモータ
E0014 電気基板
H1000 ヘッドカートリッジ
H1001 記録ヘッド
H1200 第1のプレート
H1201 インク供給口
H1300 電気配線基板
H1301 外部信号入力端子
H1400 第2のプレート
H1500 タンクホルダー
H1501 インク流路
H1600 流路形成部材
H1700 フィルター
H1800 シールゴム
H1900 インクタンク
H4000〜H4600 ノズル列
H4700 第1の記録素子基板
H4701 第2の記録素子基板

Claims (13)

  1. 数段階で表現される濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録方法であって、
    前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するためのドット配置パターンを、前記各画素の濃度値に応じて割り当てる工程と、
    前記割り当て工程によって得られた前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、マスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する工程と、
    前記吐出データ作成工程において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出工程と
    を有し、所定の濃度値を有する画素の全てについては、前記複数回の走査によって所定のエリアに対して複数のドットが重複して記録され、実際に記録されるドットの数が前記割り当て工程で決定された記録ドットの数よりも所定数多くなるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンが関連付けられて構成されていることを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 前記所定の濃度値が高い値であるほど、前記画素内に実際に記録されるドットの数が前記割り当て工程で決定された記録ドットの数よりも多くなるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンが関連付けられて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. 数段階で表現される多値の濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録方法であって、
    前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するドット配置パターンを前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換する変換工程と、
    前記変換工程によって得られた前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、マスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する工程と、
    前記吐出データ作成工程において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出工程と
    を有し、前記多値の濃度値のうち第1の濃度値を有する画素については、前記変換工程で決定された記録ドットの数よりも実際に記録されるドットが所定数多くなるように、且つ前記第1の濃度値よりも低い第2の濃度値を有する画素については、前記変換工程で決定された記録ドットの数と実際に記録されるドットの数が同等になるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンが関連付けられて構成されていることを特徴とするインクジェット記録方法。
  4. 数段階で表現される多値の濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録システムであって、
    前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するドット配置パターンを前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換する変換手段と、
    前記変換手段によって得られた前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、マスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する手段と、
    前記吐出データ作成手段において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出手段と
    を具備し、前記多値の濃度値のうち第1の濃度値を有する画素については、前記変換手段で決定された記録ドットの数よりも実際に記録されるドットが所定数多くなるように、且つ前記第1の濃度値よりも低い第2の濃度値を有する画素については、前記変換工程で決定された記録ドットの数と実際に記録されるドットの数が同等になるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンの関係が構成されていることを特徴とするインクジェット記録システム。
  5. 数段階で表現される濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録システムであって、
    前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するためのドット配置パターンを、前記各画素の濃度値に応じて割り当てる手段と、
    前記割り当て手段によって得られた前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、マスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する手段と、
    前記吐出データ作成手段において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出手段と
    を具備し、所定の濃度値を有する画素の全てについては、前記複数回の走査によって所定のエリアに対して複数のドットが重複して記録され、実際に記録されるドットの数が前記割り当て工程で決定された記録ドットの数よりも所定数多くなるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンが関連付けて構成されていることを特徴とするインクジェット記録システム。
  6. 数段階で表現される多値の濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録システムであって、
    前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するドット配置パターンを前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換する変換手段と、
    前記変換手段によって得られた前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、マスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する手段と、
    前記吐出データ作成手段において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出手段と
    を具備し、前記吐出データ作成手段においては、所定の前記エリアにおける2値データに対し、前記複数の記録走査によって複数のドットが記録されるような前記マスクパターンを適用すると同時に、前記変換手段においては、前記画素に記録されるドットの総数が前記多値の濃度値に対して一義的となるように前記マスクパターンに関連付けられた前記ドット配置パターンが適用されていることを特徴とする記録システム。
  7. 前記画素が有する多値の濃度値が最低レベルを含む低レベルである場合には、前記変換手段で決定された記録ドットの数と実際に記録されるドットの数が同等になるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンが関連付けられて構成されていることを特徴とする請求項6に記載の記録システム。
  8. 前記画素が有する多値の濃度値が最低レベルを含む低レベルである場合には、前記変換手段で決定された記録ドットに対し、実際に1つのドットが記録されるように前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンが関連付けられて構成されていることを特徴とする請求項6に記載の記録システム。
  9. 前記画素が有する多値の濃度値が最高レベルを含む高レベルである場合には、前記変換手段で決定された記録ドットに対し実際に2以上の所定数のドットが記録されるように前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンが関連付けられて構成されていることを特徴とする請求項6に記載の記録システム。
  10. 数段階で表現される多値の濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録システムであって、
    前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定する第1のドット配置パターンを前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換する第1の変換手段と、
    前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定する第2のドット配置パターンを前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換する第2の変換手段と、
    前記第1の変換手段によって得られた前記第1のドット配置パターンに基づくドットの記録を、第1のマスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する第1の吐出データ作成手段と、
    前記第2の変換手段によって得られた前記第2のドット配置パターンに基づくドットの記録を、第2のマスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成する第2の吐出データ作成手段と、
    前記第1の吐出データ作成手段または第2の吐出データ作成手段において作成された吐出データに従い、前記記録ヘッドからインクを吐出する吐出手段と、
    を具備し、前記第1の変換手段で決定された記録ドットの数と実際に記録されるドットの数が同等になるように前記第1のマスクパターンおよび前記第1のドット配置パターンが関連付けられて構成されており、且つ前記第2の変換手段で決定された記録ドットの数よりも多いドットが記録されるように前記第2のマスクパターンおよび前記第2のドット配置パターンが関連付けられて構成されていることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のインクジェット記録システム。
  11. 前記第1の変換手段および第1の吐出データ作成手段を適用することによって画像データの変換を行う第1の記録モードと、前記第2の変換手段および第2の吐出データ作成手段を適用することによって画像データの変換を行う第2の記録モードと、前記第1の記録モードと第2の記録モードの一方を選択可能な記録モード選択手段とを具備することを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録システム。
  12. 数段階で表現される多値の濃度値を有する画素に対し、該画素を構成する複数のエリアへのドットの記録・非記録の組み合わせによって前記濃度値を表現しつつ、前記画素が複数配列して構成される画像情報に従って、記録媒体に前記ドットを形成するためのインクを吐出する記録ヘッドを前記記録媒体に対して複数回走査させながら画像を形成するインクジェット記録装置であって、
    前記画素を構成する複数のエリアそれぞれの記録ドットの有無を決定するために、前記濃度値に従って前記画素に割り当てることにより、前記多値の濃度値を2値の濃度値に変換するドット配置パターンを格納する格納部と、
    前記ドット配置パターンに基づくドットの記録を、前記記録ヘッドの複数回の走査に振り分け、該複数回の走査それぞれに対応した吐出データを作成するためのマスクパターンを格納する格納部と
    を具備し、前記多値の濃度値のうち第1の濃度値を有する画素については、前記割当てられたドット配置パターンで決定された記録ドットの数よりも実際に記録されるドットが所定数多くなるように、且つ前記第1の濃度値よりも低い第2の濃度値を有する画素については、前記割当てられたドット配置パターンで決定された記録ドットの数と実際に記録されるドットの数が同等になるように、前記マスクパターンおよび前記ドット配置パターンの関係が構成されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. 請求項1または3に記載のインクジェット記録方法を実現することを特徴とする制御プログラム。
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