JP2008168620A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

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充彦 増山
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雅彦 梅澤
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Abstract

【課題】 ヘッド紙間距離に応じて高速かつ高画質の記録を行なうことが可能なインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】 記録媒体の単位領域に対して記録ヘッドをN回(Nは正の整数)走査させて記録を行なう第1の記録モードと、記録媒体の単位領域に対して記録ヘッドをM回(M>N、Mは正の整数)走査させて記録を行なう第2の記録モードを実行するにあたり、記録ヘッドと記録媒体との距離(紙間距離)を第2モードより第1モードで小さくする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関し、詳しくは、高速かつ高画質の記録を行なうことができるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関する。
インクジェット記録装置では、記録媒体(以下、記録用紙、メディアともいう。)を支持するプラテンと記録ヘッドとの距離(間隔)を調整する技術が知られている。例えば、特許文献1〜7では、記録媒体の厚さや種類の違いに応じて、記録ヘッドとプラテンとの間隔(ヘッド紙間距離)を調整している。
特開昭64−075248号公報 特開平07−025109号公報 特開2002−292856号公報 特開2006−103278号公報 特開2004−042346号公報 特開2004−090461号号公報 特開2005−280206号公報
しかしながら、上記特許文献では、用紙の種類(厚さ)とヘッド紙間距離との関係については開示されているものの、記録ヘッドの走査回数(パス数)とヘッド紙間距離との関係については開示されていない。そして、記録ヘッドの走査回数(パス数)とヘッド紙間距離との関係について鋭意検討の結果、本発明者は、ヘッド紙間距離はパス数に応じて可変することが有効である、という新たな知見を得た。
すなわち、ヘッド紙間距離が小さいほど、インクの着弾位置ズレが小さいので、ヘッド紙間距離は極力小さくするのが望ましい。しかし、ヘッド紙間距離が小さいほど、記録ヘッドが記録用紙に接触しやすくなる。このため、ヘッド紙間距離を小さくできるのは、記録ヘッドが記録用紙と接触が起こりにくい場合に限られる。このことを考慮して、ヘッド紙間距離とパス数との関係で考えた。
比較的多いパス数で記録を行う多パスモードでは、先行する走査で記録された領域(先行走査記録領域)に対して、その後も記録ヘッドが多数回走査する。この場合、先行走査記録領域にコックリングが発生した後であっても、その先行走査記録領域への記録は完成しておらず、コックリングが発生した先行走査記録領域に対して後続の走査が行われる。すると、後続走査時のヘッドがコックリングした用紙と接触してしまう場合がある。従って、多パスモードではヘッド紙間距離を小さくすることは難しい。
一方、比較的少ないパス数で記録を行う少パスモードでは、先行する走査で記録がなされた領域(先行走査記録領域)に対して記録ヘッドは再び走査しないかあるいは少数回しか走査しない。この場合、先行走査記録領域にコックリングが発生する頃にはその先行走査記録領域への記録は完成しており、コックリングが発生した先行走査記録領域に対して後続の走査が行われる可能性は低い。従って、後続走査時のヘッドがコックリングした用紙に接触する可能性は低く、少パスモードではヘッド紙間距離を小さく設定できる。
以上述べたように、本発明は、ヘッド紙間距離をパス数に応じて可変することが有効であるという新たな知見に基づいてなされたものであって、その目的は、パス数に適したヘッド紙間距離を設定することで高速かつ高画質の記録を行なうことである。
上記目的を達成するための本発明のインクジェット記録装置は、記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、記録媒体の単位領域に対して前記記録ヘッドをN(Nは正の整数)回走査させて記録を行なう第1記録モードと、前記記録媒体の単位領域に対して前記記録ヘッドをM(M>N、Mは正の整数)回走査させて記録を行なう第2記録モードを実行可能な手段を備え、前記第1の記録モードにより記録を行なうときの前記記録ヘッドと前記記録媒体との距離は、前記第2の記録モードにより記録を行なうときの前記距離よりも短いことを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドと記録媒体との距離を記録パス数に適した距離に設定することができる。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置の全体構成を示す模式的斜視図である。図2は、図1に示すインクジェット記録装置を、矢印A方向から見た模式的側断面図である。図3は、図1に示すインクジェット記録装置に搭載可能な記録ヘッドのノズル配列の例を示す図である。
これらの図において、1は記録ユニット本体、2は自動反転ユニットをそれぞれ示している。自動反転ユニット2は、記録用紙の両面に記録を行う場合において所要の表裏反転処理を行い、記録ユニット本体1に着脱可能である。10は記録ユニット本体1の構造を支えるシャーシである。
11は、インクを吐出するためのノズルが配列された記録ヘッドを示している。本実施形態における記録ヘッドは、図3に示されるように、ノズルが千鳥状に配列されている。千鳥状に配列されることにより、ノズルから吐出されるインクのドット直径以下のドット間隔で記録することができる。
12は、記録ヘッドへ供給するインクを蓄えるインクタンクを示している。インクタンク12は、記録に用いる色の種類に対応して、複数設けられている。記録ヘッド11は、複数のインクタンク12と接続する複数のインク流路を持ち、インク流路は色インク毎に設けられたノズル列まで連通している。各ノズルの内方にはインクを吐出するために利用されるエネルギを発生する吐出用アクチュエータが配されており、この吐出用アクチュエータを駆動することによりノズルの先端部である吐出口からインクが吐出される。この吐出用アクチュエータとしては、通電に応じて発熱しインクに膜沸騰を生じさせる電気熱変換素子や、機械的エネルギを発生するピエゾ素子等の電気機械変換素子などが用いられる。
13はキャリッジを示している。キャリッジ13は、記録ヘッド11およびインクタンク12を搭載して、記録媒体搬送方向(副走査方向)とは直交する主走査方向に走査する。14は走査方向に延在してキャリッジを支持するガイドシャフトであり、14aは図5で説明するガイドシャフトカムである。15はガイドシャフト14と平行に延在してキャリッジ13を支持するガイドレールを示し、ガイドレール15は、シャーシ10の一部として設けられている。16はキャリッジ13を駆動するためのキャリッジベルト、17はプーリを介してキャリッジベルト16を駆動するキャリッジモータを示している。また、18はキャリッジ13の走査方向上の位置を検出するためのコードが形成されたコードストリップを、20はキャリッジモータ17のプーリとの間でキャリッジベルト16を張架するアイドラプーリをそれぞれ示している。
21は記録用紙を搬送する紙送りローラを、22は紙送りローラ21に対して押圧されて従動するピンチローラを、それぞれ示している。また、23はピンチローラ22を回転可能に保持するピンチローラホルダ、24はピンチローラ22を紙送りローラに圧接するピンチローラばねを、それぞれ示している。さらに、25は紙送りローラの軸に固定された紙送りローラプーリを、26は紙送りローラを駆動するためのラインフィード(LF)モータを、27は紙送りローラの回転角度を検出するためのコードホイールを、それぞれ示している。
29はプラテンを示している。このプラテン29により、記録ヘッド11の走査領域に対向して記録用紙を支えている。30は紙送りローラ21と協働して記録用紙を搬送するための第1排紙ローラを、31は第1排紙ローラ30の下流側に設けられた第2排紙ローラを、それぞれ示している。また、32は第1排紙ローラ30に対向して記録用紙を保持する拍車状ローラを配列した第1拍車列を、33は第2排紙ローラと対向して記録用紙を保持する第2拍車列を、それぞれ示している。この第1拍車列32と第2拍車列33は、拍車ベース34により、回転可能に保持されている。
36はメインテナンスユニットを示している。メインテナンスユニット36は、記録ヘッド11のノズルの目詰まり等を防止してインク吐出性能を良好な状態にするための処理に使用される。また、インクタンク12の交換時において新たに装着されたインクタンクから記録ヘッド11内にインクを導入するための処理に際しても使用される。このメインテナンスユニット36は、キャリッジ13の待機ポジションで記録ヘッド11と対向するように設置されている。そして、記録ヘッド11のノズル形成面に接合可能なキャップ、記録ヘッド11のインク吐出口形成面をワイピングするワイパを有している。また、キャップ内空間に連通して吸引力を作用することでノズルからインク吸引を行うためのポンプや、キャップの移動機構やポンプ駆動機構を構成するギアなどの伝動機構を有している。
37は記録用紙を積載し記録動作時に1枚ずつ分離供給するASF(Automatic Sheet Feeder)を、38はASF37の土台となるASFベースを、それぞれ示している。また、39は積載された記録用紙に当接し搬送を行う給紙ローラを、41は記録用紙を積載し給紙ローラ39方向に付勢するための圧板を、42は圧板41上に設けられ積載する記録用紙の幅で固定可能なサイドガイドを、それぞれ示している。
50はリフト入力ギア、51はリフト入力ギア50からの動力を減速しつつ伝達するリフト減速ギア列、52はリフトカム軸に直結したリフトカムギア、58はピンチローラホルダ23等をリフトさせるリフトカム軸を、それぞれ示している。これらリフトカムギア52やリフトカム軸58等を利用することにより、記録ヘッドと記録用紙との距離(間隔)を変更することができるが、その動作の詳細については後述する。また、70は記録用紙先端を紙送りローラ21とピンチローラ22のニップ部へガイドするための通紙ガイドを示している。72は記録ユニット本体1全体を支持するベース、301は以下に述べる制御部を実装する制御基板を示している。
図4は上記記録装置の制御系の構成例を示すブロック図である。同図において、19はキャリッジ13に搭載され、コードストリップ18を読み取ることでキャリッジの位置を検出するための信号を発生するキャリッジ(CR)エンコーダセンサを示している。また、28はシャーシ1に取り付けられ、コードホイール27を読み取ることで記録用紙の搬送位置を検出するための信号を発生するラインフィード(LF)エンコーダセンサを示している。
46はASF37を駆動するASFモータ、305はASF37の動作を検知するASFセンサを示している。67は記録用紙の端部との係合に応じて回動する紙端(PE)センサレバー(不図示)の動作を検知することで記録用紙の検出信号を発生するPEセンサを示している。69はリフトカム軸58の動作を検知するリフトカムセンサ、130は自動反転ユニット2の着脱を検知するセンサを示している。
302はメインテナンスユニット36の駆動源をなすPGモータを、303はメインテナンスユニット36の動作を検知するPGセンサを、それぞれ示している。
308は記録装置に対する画像データの供給源をなすパーソナルコンピュータ等のホスト装置を示している。309はホスト装置308と記録装置とを接続して記録データやコマンド、ステータス等の送受信を行うためのインターフェース(I/F)を示している。また、記録ヘッド11は、例えば、ノズルからインクを吐出するために利用されるエネルギとしてインクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子(吐出ヒータ)11Aを有する。
以上の各部は、制御基板301に実装された下記各部からなる制御部に接続される。制御部において、310は本記録装置の全体的な制御を司るCPUを示している。例えば、記録ヘッドと記録用紙との距離を変更するために、CPU310はリフトカム軸58を回転させるための信号を出力する。これにより、リフトカム軸58の回転に伴ってガイドシャフト14を昇降させることができる。311はCPU310が制御を行うために実行する処理手順に対応したプログラムや、その他の固定データを格納したROMを示している。312は記録データ等を展開する領域や作業用の領域を有するRAMを示している。307は記録ヘッド11の吐出ヒータ等を駆動するためのヘッドドライバを示している。また、315各部モータを駆動するためのモータドライバ群を示している。
次に、以上の構成の動作の概略を説明する。ここで、本実施形態の記録装置の上記各部は、給紙部、用紙搬送部、記録部、記録ヘッドメインテナンス部および自動反転ユニットに大別される。
ホスト装置308から記録データが送られ、I/F309を介してRAM312上にデータを格納すると、CPU310が記録動作開始指令を出して記録動作を開始する。記録動作が開始すると、まず給紙動作が行われる。給紙動作は給紙部であるASF37により行われ、圧板41上に複数枚積載された記録用紙(不図示)から記録動作ごとに1枚ずつ記録用紙を引き出して用紙搬送部に送出する。給紙部から搬送された記録用紙は、用紙搬送部である紙送りローラ21とピンチローラ22とのニップ部に向けて搬送される。
記録部は、主に記録ヘッド11と、記録ヘッド11を搭載して記録用紙搬送方向とは直交する方向に走査するキャリッジ13とから成る。そして、キャリッジ13を走査しながら、記録ヘッド11にフレキシブルフラットケーブル73を介してヘッドドライバ307の信号を伝達することで、記録データに応じたインク滴を吐出することが可能である。また、シャーシ10に張架されたコードストリップ18をキャリッジ13に搭載されたCRエンコーダセンサ19によって読み取ることで、適切なタイミングで記録用紙に向けてインク滴を吐出することができる。このようにして、1走査分の記録が終了すると、用紙搬送部により、必要量だけ記録用紙を搬送する。このようなキャリッジ13ないし記録ヘッド11の走査(主走査)と、記録用紙の搬送(副走査)とを交互に繰り返して実施することにより、記録用紙全面にわたる記録動作が行われる。
メインテナンス部では、記録ヘッド11のインク吐出ノズルの目詰まり防止や紙粉等による汚れを解消するため、あるいはインクタンク12を交換した際のインク吸引用としての役割を担っている。それらの動作時には、キャップを記録ヘッド11の吐出口形成面に接合(キャッピング)させ、ポンプを駆動してキャップ内を負圧とすることでインク吸引を行う。また、インク吸引後に吐出口形成面にインクが付着している場合や、紙粉等異物が付着している場合にそれを取り除くために、ワイパを吐出ノズル面に当接させながら平行に移動させる動作も行われる。さらに、非記録動作時にもキャッピングを行うことで、記録ヘッド11を保護する。
次に、本実施形態の特徴的な構成および動作の説明を行う。
図5は、記録ヘッドと記録用紙との間隔(距離)を調整するために本実施形態で採用したガイドシャフトおよびキャリッジの昇降機構を示す模式的斜視図である。
同図において、14aは図1に示した姿勢においてガイドシャフト14の右端側に取り付けられたガイドシャフトカム、14bは同じく左端側に取り付けられたガイドシャフトカムを示している。53はリフトカムギア52とガイドシャフトカム14aに一体に設けたギアとをつなぐカムアイドラギアを示している。ガイドシャフト14は、シャーシ10の両側板に設けた上下方向に延在する図示しないガイド長穴に両端部を嵌合することでシャーシ10に支持されている。このガイドシャフト14は、図5の矢印Z方向(昇降方向)には移動可能であるが、矢印X方向および矢印Y方向の移動は規制されている。
ガイドシャフト14は、ガイドシャフトばね74によって下方向(矢印Zと反対方向、すなわち)に付勢され、通常は上記ガイド長穴の下端部に係止される。また、カムアイドラギア53が回転することによってガイドシャフトカム14aおよび14bがガイド斜面56と当接し、ガイドシャフト14自身が回転しながら上昇する。これに伴い、ガイドシャフト14に支持されたキャリッジおよび記録ヘッドも上昇する。
図6(a)および(b)はキャリッジ昇降機構の動作を説明するための模式的側面図である。図6(a)は、キャリッジ13が標準位置、すなわち記録ヘッドとプラテンとが比較的近接した第1ポジションにある場合を示す図である。この状態では、ガイドシャフト14はシャーシのガイド長穴57の下端部に突き当てられて係止されており、ガイドシャフトカム14aとガイド斜面56とは接していない。一方、図6(b)は、キャリッジ13が標準位置より少し高い、すなわち記録ヘッドとプラテンとが比較的離隔した第2ポジションに移動する状態を示す図である。
第1ポジションから第2ポジションに移動させる、すなわちキャリッジ13を上昇させる際には、リフトカム軸58を回転させる。これにより、リフトカム軸58に固定されたリフトカムギア52が回転し、リフトカムギア52と噛合したカムアイドラギア53を介してガイドシャフトカムギア14cが回転する。そして、リフトカム軸58が図6(b)の矢印a方向に回転すると、ガイドシャフト14も矢印b方向に回転する。この回転により、ガイドシャフトカム14aおよび14bが固定のガイド斜面56にそれぞれ当接する。そしてさらに回転を継続すると、ガイドシャフト14の移動方向が前述の如くシャーシ10のガイド長穴57により上下方向のみに規制されているため、ガイドシャフト14はカム14aおよび14bによりZ方向に押し上げられる。その結果、ガイドシャフト14は、第2ポジションに移動することになる。第2ポジションから第1ポジションに移動させる、すなわちキャリッジ13を下降させる際には、上記と逆方向にリフトカム軸58を回転させればよい。
次に、ユーザによる記録指示のための操作から、記録装置が記録を行うまでの流れについて説明する。
図7は記録を行う際にユーザに提示される設定画面を示す模式図である。これは、記録装置に接続されたパーソナルコンピュータ形態のホスト装置で稼動するアプリケーションプログラムで記録を指示することにより起動されるプリンタドライバの設定画面であってもよい。この設定画面の例では、用紙の種類501と、記録モード505とを選択可能となっている。例えば、用紙の種類501はプルダウンメニュー形式で選択可能であり、平滑度や厚みが異なる複数種類の用紙1〜3が選択できるように構成されている。同様に、記録モード505もプルダウンメニュー形式で選択可能であり、記録速度(パス数)が異なる複数の記録モードが選択できるように構成されている。
この設定画面を利用して、ユーザが用紙の種類や記録モードの選択し、記録開始を指示すると、ユーザにより選択された用紙の種類や記録モードに関する情報が設定され、その設定情報と記録画像データが通信手段を通じて記録装置側に転送される。なお、記録モードや用紙の種類の設定はホスト装置で実行される場合に限定されず、例えば、記録装置側に設けた表示器およびキー等の組み合わせにより、用紙の種類および記録モードを記録装置側で設定するようにしてもよい。
ここで、本実施形態で実行可能な記録モードについて説明する。本実施形態では、パス数の異なる記録モードとして、1パス記録モード(図12(a)参照)、2パス記録モード(図12(b)参照)、4パス記録モード(図12(c)参照)を実行できる。「1パス記録モード」とは、記録ヘッド幅に対応する単位領域に対して記録ヘッドを1回走査させ、その1回の走査で上記単位領域に記録すべき画像を完成させる記録モードをいう。「2パス記録モード」とは、記録ヘッド幅の2分割の幅に対応する単位領域に対して記録ヘッドを2回走査させ、その2回の走査で上記単位領域に記録すべき画像を完成させる記録モードをいう。「4パス記録モード」とは、記録ヘッド幅の4分割の幅に対応する単位領域に対して記録ヘッドを4回走査させ、その4回の走査で上記単位領域に記録すべき画像を完成させる記録モードをいう。
このように本実施形態の記録装置は、パス数の異なる3つの記録モードを実行可能な構成となっているが、実行可能な記録モードの数は3つに限られるものではなく、2つであっても、4つ以上であってもよい。要するに、記録媒体の単位領域に対して記録ヘッドをN(Nは正の整数)回走査させて記録を行うモード(「Nパスモード」、「第1記録モード」ともいう)と、記録媒体の単位領域に対して記録ヘッドをM(M>N、Mは正の整数)回走査させて記録を行なうモード(「Mパスモード」、「第2記録モード」ともいう)を実行可能であればよい。好適な一例として、Nは「1」であり、Mは2以上の整数である。
図8は、記録データの受信に応じて記録装置が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、記録用紙の設定情報(用紙情報)、記録モードの設定情報(記録モード情報)並びに記録データを受信した記録装置では、その設定情報に基づいて記録ヘッドとプラテンとの間の距離(以下、「ヘッド紙間距離」、あるいは「紙間」ともいう。)を設定する(ステップS1)。例えば、設定情報(用紙情報、記録モード情報)と紙間情報とを対応付けたテーブル(図10参照)を予めROM311に格納しておき、上述のようにして受信した設定情報に対応した紙間情報をROM311から読み出す。こうして読み出した紙間情報をRAMに312に書き込むことで紙間の設定を行う。
図9は、記録装置の記録ヘッド11と記録用紙の位置関係を示す図である。記録ヘッドの吐出口形成面91と用紙500との距離が「紙間(ヘッド紙間隔)」に相当し、この紙間においてインク滴600が空中を飛翔する。
図10は、図8のステップS1において参照するテーブルの例を示す。図10(a)は、用紙の種類と記録モード(記録速度)との関係から、記録ヘッド−プラテン間の間隔を設定するテーブルを示している。また、図10(b)は、用紙の種類と記録モード(記録速度)との関係から、記録パス数を設定するテーブルを示している。
図10(a)に示すテーブルにおいて、用紙種類と記録モードとに応じた適切な記録ヘッド−プラテン間の間隔として、第1ポジションに対応した間隔(i)または第2ポジションに対応した間隔(ii)の情報が選択されるようになっている。また、図10(b)において、用紙種類と記録モードとに応じた適切な記録ヘッドのパス数の情報が選択されるようになっている。なお、図10(a)および(b)において、ハイフン(「−」)で表記されているところは選択不可の組合せを示しており、例えば、「用紙2」で「高速1」の組合せは選択できない。
図8のステップS3では、ステップS1で選択された間隔情報に基づいて、記録ヘッドとプラテンとの間隔の調整(変更)を行う。すなわち、間隔情報が現在設定されているものと異なれば、第1ポジションから第2ポジションへのキャリッジ上昇、または第2ポジションから第1ポジションへのキャリッジ下降を行わせるべく制御を行う。
そして、このようにして記録ヘッドとプラテンとの距離が調整されたら(ステップS3において)、上記のようにして受信した記録データに基づき、設定されたパス数で記録動作を実行する(ステップS5)。例えば、用紙の種類として「用紙2」が設定され、記録モードとして「速度2」が設定された場合には、第1ポジションに対応した間隔(i)で1パス記録が実行される。一方、用紙の種類として「用紙2」が設定され、記録モードとして「速度4」が設定された場合には、第2ポジションに対応した間隔(ii)で4パス記録が実行される。このように、少パスモード(例えば、1パスモード)では、多パスモード(例えば、4パスモード)に比べ、ヘッド紙間距離を小さく設定して記録が行われる。
なお、本実施形態においては、2種類の間隔設定を可能とし、第1ポジションに対応した間隔(i)および第2ポジションに対応した間隔(ii)は、それぞれ、約0.5mmおよび約1.5mmとすることができる。しかしながら、本発明では、間隔はこのような数値に限定されるものではない。すなわち、取り扱う記録用紙の種類、サイズ、インクの特性および記録装置の特性等によって最適な値とすることができる。また、間隔(iii)、間隔(iv)・・・のように3種類以上の設定値を持ち、記録用紙の種類によっては記録モードの選択肢を多く持たせてもよい。この場合、記録パス数が少ないモードほどヘッド紙間距離が小さくなるように、記録パス数とヘッド紙間距離の関係を定めることが好ましい。
本実施形態において、「用紙1」は、比較的大きなコックリングが生じやすい用紙であり、このような用紙の代表例として、普通紙や再生紙が挙げられる。これら普通紙や再生紙等の「用紙1」に関し、多パスモード(例えば、4パスモード)を実行する場合、ヘッド紙間距離を第2ポジションに対応した間隔(ii)に設定する。この理由は次の通りである。すなわち、比較的多いパス数で記録を行う多パスモードでは、先行する走査で記録された領域(先行走査記録領域)に対して、その後も記録ヘッドが多数回走査する。この場合、先行走査記録領域にコックリングが発生した後であっても、その先行走査記録領域への記録は完成しておらず、コックリングが発生した先行走査記録領域に対して後続の走査が行われる可能性は高い。すると、後続走査時のヘッドがコックリングした用紙と接触してしまう。従って、多パスモードではヘッド紙間距離を小さくすることは難しい。
一方、普通紙や再生紙等の「用紙1」に関し、少パスモード(例えば、1パスや2パスモード)を実行する場合、ヘッド紙間距離を第1ポジションに対応した間隔(i)に設定する。この理由は次の通りである。すなわち、比較的少ないパス数で記録を行う少パスモードでは、先行する走査で記録がなされた領域(先行走査記録領域)に対して記録ヘッドは再び走査しないかあるいは少数回しか走査しない。この場合、先行走査記録領域にコックリングが発生する頃にはその先行走査記録領域への記録は完成しており、コックリングが発生した先行走査記録領域に対して後続の走査が行われる可能性は低い。従って、後続走査時のヘッドがコックリングした用紙と接触してしまう可能性は低く、少パスモードではヘッド紙間距離を小さく設定できる。
以上のように「用紙1」に関し、少パスモードに相当するNパスモードでは、多パスモードに相当するM(M>N)パスモードに比べ、ヘッド紙間距離を小さく設定している。
次いで、「用紙2」は、平滑性が高く、コシの強い用種であり、このような用紙の代表例として、光沢紙が挙げられる。平滑性の高い「用紙2」では、基本的にヘッド紙間距離を小さくできる。そこで、少パスモード(例えば、1パスモード)を実行する場合、ヘッド紙間距離を第1ポジションに対応した間隔(i)に設定する。一方、多パスモード(例えば、4パスモード)のように記録に長時間を要する場合、記録中のヘッドがカールした用紙に接触してしまう不具合が発生することもある。そこで、本実施形態では、このような不具合を回避するために、多パスモードでは、ヘッド紙間距離を第2ポジションに対応した間隔(ii)に設定する。以上のように、「用紙1」と同様、「用紙2」に関しても、少パスモードに相当するNパスモードでは、多パスモードに相当するM(M>N)パスモードに比べ、ヘッド紙間距離を小さく設定している。
最後に、「用紙3」は、所謂和紙やカンバス紙などの紙の厚みが不定で、表面の平滑度が低い、更には紙のコシが弱い紙種である。したがって、「用紙3」では、少パスモード(高速モード)を選択して紙間を狭めるとヘッドと紙が擦れる危険性があるため、高速記録モードは選択できず、第2ポジションでのマルチパス記録(4パス記録)を行う。
以上のように、本実施形態で特徴的なことは、少パスモードに相当するNパスモードでは、多パスモードに相当するM(M>N)パスモードに比べ、ヘッド紙間距離を小さく設定することにある。このように構成することで、生来的に着弾位置ズレが生じやすい少パスモードにおいて着弾ズレを大きく軽減することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態は、基本的な機械的構成および制御系の構成については第1の実施形態同様であるので、それらについての説明は省略する。
図11(a)は、第1の実施形態における第2ポジションのように、記録ヘッドと紙表面が遠い場合のインク滴600の飛翔軌跡を示す概念図である。ここで、インク滴が偏向することによるスジを低減するために第1の実施形態では図11(b)のように紙間を狭めた。しかしながら、本実施形態では、図11(c)で示すように、紙間を狭めることに加え、キャリッジ走査速度を遅くする。すなわち、紙間が小さい少パスモードでは、多パスモードに比して、キャリッジの移動速度を遅くする。これにより、インク滴の偏向を抑制することができ、偏向による着弾位置ズレを軽減することができる。
以上のように、本実施形態では、第1の実施形態の制御に加えて、キャリッジの移動速度を低下させることによって更にドットの着弾位置ズレを低減可能とする。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、「用紙2」に関し、少パスモードではヘッド紙間距離を間隔(i)に設定し、多パスモードではヘッド紙間距離を間隔(ii)に設定している。しかし、「用紙2」は、「用紙1」よりもコックリングの程度は少なく、インク打ち込み量や用紙2の構造によっては、多パスモードの紙間距離を間隔(i)に設定しても、記録ヘッドは用紙に接触しない。
そこで、この第3の実施形態では、「用紙2」に記録を行う場合は、少パスモードであっても多パスモードであっても紙間距離を間隔(i)に設定する。つまり、光沢紙等の用紙2については、パス数の多少によらず、紙間距離を極力小さく一定に保つのである。このように光沢紙等のコシの強い記録媒体に対して間隔(i)の多パスモードを実行できる構成とすることで、着弾精度が高く、濃度ムラの少ない記録が可能となる。
以上のように、第3の実施形態は、ヘッド紙間距離の変更の必要性が高い用紙(普通紙)についてだけ上記の距離変更を行い、ヘッド紙間距離の変更の必要性が低い用紙(光沢紙)については上記の距離変更を行わない。より具体的には、第1の記録媒体(用紙1:普通紙等)に記録を行う場合は、少パスモード(Nパスモード、第1記録モード)の紙間距離を多パスモード(Mパスモード、第2記録モード)の紙間距離よりも小さくする。一方、第2の記録媒体(用紙2:光沢紙、マット紙、フィルム等)に記録を行う場合は、少パスモード(Kパスモード、第3記録モード)の紙間距離と多パスモード(Lパスモード、第4記録モード)の紙間距離と等しくする。ここで、K=1、L=4であるが、KとLの組合せはこれには限られず、KおよびLが正の整数で且つL>Kを満たせばよい。また、KおよびLは、夫々、NおよびMと同じ数値であってもよいし、異なる数値であってもよい。例えば、N=1、M=4の場合に、K=2、L=4の組合せ、K=4、L=8の組合せ、あるいは、K=6、L=16の組合せ等であってもよい。なお、Kパスモードとは、用紙2の単位領域に対して記録ヘッドをK回走査させて記録を行うモードであり、また、Lパスモードとは、用紙2の単位領域に対して記録ヘッドをL回走査させて記録を行うモードである。
(その他)
上述した実施形態においては、ユーザが選択した記録用紙および記録速度(パス数)に応じて記録用紙とプラテンとの間隔を変更する構成とした。しかしながら、本発明では、用紙の種類を考慮せずに、記録パス数だけを考慮して、記録用紙とプラテンとの間隔を変更する構成としてもよい。また、別の形態として、用紙の種類や記録パス数に加え、用紙のサイズも考慮して、記録用紙とプラテンとの間隔を変更する構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、ガイドシャフトないしキャリッジを昇降させることで間隔調整を行う機構について説明したが、本発明で適用可能な機構はこれに限られるものではない。記録用紙とプラテンとの相対的な距離を変更可能な機構であれば、他の機構であって適用可能である。また、上述の実施形態では間隔を2段階に調整すなわち変更するものとしたが、3段階以上に調整を行うものであってもよい。
さらに、上述の実施形態では、テーブル参照により間隔情報を選択するようにしたが、ホスト装置あるいは記録装置から直接的な間隔情報が入力される形態でもよい。
さらにまた、記録装置の形態としては、上述のような所謂シリアル型のもののみならず、記録媒体の全幅に対応した範囲にわたって記録素子を配列してなる所謂ラインプリンタ形態のものであってもよい。
本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の全体構成を示す模式的斜視図である。 図1の記録装置を矢印A方向から見た模式的側断面図である。 本発明の第1の実施形態における記録ヘッド部のノズル配列の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における記録装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるガイドシャフトおよびキャリッジ昇降機構を示す模式的斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるキャリッジ昇降機構の動作を説明するための模式的側面図である。 本発明の第1の実施形態における設定画面の模式図である。 本発明の第1の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の記録ヘッド部と記録用紙の位置関係を示した図である。 本発明の第1の実施形態におけるテーブルを示す模式図である。 本発明の第2の実施形態における紙間におけるインクドロップレットの飛翔軌跡を示す図である。 本発明の第1の実施形態で実行可能なパス数の異なる記録モードについて説明するための図である。
符号の説明
1 記録ユニット本体
11 記録ヘッド
13 キャリッジ
14 ガイドシャフト
14a、14b ガイドシャフトカム
14c ガイドシャフトカムギア
29 プラテン
53 カムアイドラギア
56 ガイド斜面
74 ガイドシャフトばね
600 インク滴
500 記録用紙

Claims (6)

  1. 記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、
    前記記録媒体の単位領域に対して前記記録ヘッドをN(Nは正の整数)回走査させて記録を行なう第1記録モードと、前記記録媒体の単位領域に対して前記記録ヘッドをM(M>N、Mは正の整数)回走査させて記録を行なう第2記録モードを実行可能な手段を備え、
    前記第1記録モードを実行するときの前記記録ヘッドと前記記録媒体との距離は、前記第2記録モードを実行するときの前記距離よりも短いことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記Nは1、前記Mは2以上の整数であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記第1記録モードは、前記第2記録モードに比べ、前記記録ヘッドの走査速度が遅いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、
    第1の記録媒体の単位領域に対して前記記録ヘッドをN(Nは正の整数)回走査させて記録を行なう第1記録モードと、前記第1の記録媒体の単位領域に対して前記記録ヘッドをM(M>N、Mは正の整数)回走査させて記録を行なう第2記録モードと、第2の記録媒体の単位領域に対して前記記録ヘッドをK(Kは正の整数)回走査させて記録を行なう第3記録モードと、前記第2の記録媒体の単位領域に対して前記記録ヘッドをL(L>K、Kは正の整数)回走査させて記録を行なう第4記録モードとを実行可能な手段を備え、
    前記第1記録モードを実行するときの前記記録ヘッドと前記記録媒体との距離は、前記第2記録モードを実行するときの前記距離よりも短く、
    前記第3記録モードを実行するときの前記距離は、前記第4記録モードを実行するときの前記距離と等しいことを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 前記第1の記録媒体は普通紙であり、前記第2の記録媒体は光沢紙であることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方法において、
    前記記録媒体の単位領域に対して前記記録ヘッドをN(Nは正の整数)回走査させて記録を行なう第1記録モードと、前記記録媒体の単位領域に対して前記記録ヘッドをM(M>N、Mは正の整数)回走査させて記録を行なう第2記録モードとを含む複数の記録モードの中から選択された1つの記録モードを設定する工程と、
    前記設定された記録モードを実行する工程と、を備え、
    前記第1記録モードを実行するときの前記記録ヘッドと前記記録媒体との距離は、前記第2記録モードを実行するときの前記距離よりも短いことを特徴とするインクジェット記録方法。
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