JP2005089095A - エレベータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 セキュリティレベルを低下させずに、所要の階に移動可能な使い勝手の良いエレベータ制御装置を実現することにある。
【解決手段】 エントランス5及び乗りかご3内に設置され、利用者6の顔画像を撮影する第1,第2の顔画像撮影装置7a,7bと、建物内に住む居住者ごとに顔画像参照情報、自宅階情報及びエントランス階情報が記憶され、顔画像撮影手段からの顔画像情をもとに顔画像参照情報を参照し、居住者であると認証すると、居住者の自宅階情報を送出する居住者認証装置8と、この居住者認証装置からの自宅階情報を行き先階として自動登録するが、乗りかご内のかご操作盤11から行き先階ボタンの操作による行き先階登録情報を受けた場合、居住者認証装置から自宅階情報を受け取っていない場合、登録を拒否する行き先階自動登録装置9と、自動登録された行き先階に基づいて乗りかごを運行する運行制御装置とを設けたエレベータ制御装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば建物の玄関ロックの解除に連動して動作可能な玄関ロック連動エレベータなどに利用されるエレベータ制御装置に関する。
近年、個人住宅,共同住宅等のセキュリティを向上させる観点から、建物の玄関などに個人認証機能を設置し、共同住宅等を利用する利用者が真正な利用者か否かを認証する個人認証装置が提案されている(特許文献1)。
この個人認証装置は、利用者(被認証者)を認証する認証部、利用者の顔画像を取り込む画像入力部及び認証履歴記憶部が設けられ、利用者が所持するICカードの生態情報を認証部で判断し、真正な利用者であると認証したとき、ドア解除指示信号をドア制御部に送出する一方、前記認証履歴記憶部に履歴保持の指示を出し、利用者の顔画像情報を記憶する構成である。
しかし、以上のような個人認証装置では、利用者がICカードを持ち忘れたり、紛失した場合には利用不能となり、また玄関ドアロックの解除に関する技術であって、エレベータを利用する場合を考慮に入れたセキュリティの向上を図ったものではない。このことは、不正な利用者が玄関ドアから建物内部に入った場合、エレベータを利用して何れの階でも自由に動き回ることができ、またエレベータが不正な利用者の移動を手助けする結果となり、高度保障されたセキュリティとはいえなかった。
また、従来の他の技術として、共同住宅等では、共同玄関に個人認証装置を設置し、利用者の指紋から個人認証を実施し、真正な利用者と認証すれば、玄関ロックの解除に連動してエレベータの行き先階を自動登録できるシステムも考えられている。
特開2002−279424号公報
しかし、以上のような連動式エレベータのセキュリティ技術は、利用者が真正な居住者と認証された場合、玄関ロックの解除に連動し、予め設定される居住者の自宅階を行き先階として自動登録するので、共同住宅の居住者が自宅階以外の他の階に移動できない問題がある。
一方、使い勝手を良くする観点から、居住者が自由に居住階以外の階へ移動することを許可すれば、セキュリティレベルが低下してしまう問題がある。よって、セキュリティレベルを低下させずに、居住者が居住者以外の階へ移動できる使い勝手の良いエレベータ制御装置の開発が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、セキュリティレベルを低下させずに、所要の階に移動可能な使い勝手の良いエレベータ制御装置を提供することを目的とする。
(1) 上記課題を解決するために、本発明に係るエレベータ制御装置は、建物のエントランス及び乗りかご内にそれぞれ設置され、利用者の顔画像を撮影する第1及び第2の顔画像撮影手段と、建物に住む居住者ごとに顔画像参照情報、自宅階情報及びエントランス階情報が記憶され、前記第1又は第2の顔画像撮影手段から送信されてくる利用者の顔画像情報に基づいて前記顔画像参照情報を参照し、当該建物内に住む居住者であるか否かを判断し、居住者と認証した場合、当該居住者の自宅階情報又はエントランス階情報を送出する居住者認証装置と、この居住者認証装置からの自宅階情報又はエントランス階情報を行き先階として自動登録する行き先階自動登録装置と、この行き先階自動登録装置によって自動登録された行き先階に基づいて前記乗りかごを運行する運行制御装置とを設けた構成である。
この発明は以上のような構成とすることにより、居住者がICカード等を携帯することなく、またセキュリティレベルを低下させずに、エレベータを利用して自宅階とエントランス階の間を容易に移動することが可能である。
なお、前記行き先階自動登録装置としては、乗りかご内のかご操作盤から行き先階ボタンの操作による行き先階登録情報を受けた場合でも、居住者認証装置から真正な居住者と認証しない限り、行き先階としての自動登録を拒否することにより、万が一居住者以外の者が乗りかごに乗り込んだ場合でも、移動できない状態となり、エレベータによるセキュリティの向上を図ることが可能である。
また、行き先階自動登録装置としては、第1又は第2の顔画像撮影手段から送信されてくる利用者の顔画像情報を取り込んだ情報を前記居住者認証装置から受けた場合、乗りかご内のかご操作盤から行き先階ボタンの操作による行き先階登録情報に基づいて行き先階の自動登録を行うことも可能である。この場合には、居住者の有無に係らず、利用者が第1又は第2の顔画像撮影手段に顔を向けて顔画像を撮影しており、かつ顔画像を保存管理することが可能な状態にあるので、行き先階ボタンの操作による指定階を自動登録するものである。
(2) また、本発明に係るエレベータ制御装置は、エントランス及び乗りかご内にそれぞれ設置され、前記利用者の顔画像及び手によるポーズを撮影する第1及び第2の顔画像撮影手段と、建物内に住む居住者ごとに顔画像参照情報、自宅階情報、エントランス階情報及び他居住者階(移動階)に移動するためのポーズ情報が記憶され、前記第1又は第2の顔画像撮影手段から送信されてくる顔画像情報に基づき前記顔画像参照情報を参照し、真正な居住者と認証した場合、引き続き、前記顔画像撮影手段から送られてくるポーズに基づいて所定のポーズ情報を読み出し、居住者の自宅階情報又はエントランス階情報とともに出力する居住者認証装置と、各居住者のポーズ情報に対応させて移動可能な他居住者階(移動階)情報を記憶する居住者移動階記憶部と、前記居住者認証装置から居住者の自宅階情報又はエントランス階情報及びポーズ情報を受け取った場合、前記居住者移動階記憶部からのポーズ情報に対応付けられている他居住者階情報を行き先階として自動登録する行き先階登録処理部と、この行き先階登録処理部から自動登録された行き先階に基づいて前記乗りかごを運行する運行制御装置とを設けた構成である。
この発明は以上のような構成とすることにより、前記(1)項では居住者が顔画像の認証によって自宅階のみ移動することが可能であるが、居住者の中には同じ建物内で親しく付き合っている他の居住者がいる場合、自宅階以外の他居住者階に移動する必要がある。
そこで、この発明は、居住者が顔画像撮影手段に顔を向けた後、予め取り決められた居住者の手によるポーズの画像を居住者認証装置に送信すれば、当該ポーズの画像を認識し、居住者の自宅階情報又はエントランス階情報とともに所定のポーズ情報を行き先階登録処理部に送り、ここでポーズ情報に予め関連付けられて登録されている他居住者階情報を読み出し、自動登録するので、居住者は手によるポーズのもとに必要な他の階に容易に移動でき、使い勝手の良いエレベータ制御装置を実現できる。
なお、キャンセルポーズにより、先に手によるポーズで先に登録された行き先階をキャンセルし、再度居住者自動の自宅階等を自動登録することも可能である。
さらに、居住者認証装置と指紋認証装置とを組み合わせて構成であってもよい。
本発明は、セキュリティレベルを低下させることなく、居住者がエレベータを利用して所要の階に移動でき、ひいては可能な使い勝手の良いエレベータの運行制御を確保することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係るエレベータ制御装置の第1の実施の形態を示す構成図である。
中・高層の共同住宅等においては、セキュリティを高める観点から、ドアロック機能をもつ玄関などのエントランスが設けられ、利用者は当該エントランスのドアロック解除後にエレベータ乗場床に移動し、エレベータを利用する形態をとっている。また、利用者は、常時開放状態にあるエントランスを通り、そのままエレベータ乗場床に移動し、エレベータを利用する形態のものもある。
本発明に係るエレベータ制御装置は、何れの形態にも適用できるものであるが、説明の便宜上、ドアロック機能付きエントランスをもつ共同住宅に適用するものとする。また、エレベータの一例としては、図1に示すごとく巻上機1にロープ2が巻きかけられ、このロープ2の一端側に乗りかご3、他端側に釣合いおもり4が吊り下げられた構成となっている。
このエレベータ制御装置としては、エントランス5及び及びエレベータ乗りかご3内に設置され、利用者6の顔画像を撮影する撮影カメラなどの顔画像撮影装置7a、7bと、この顔画像撮影装置7a、7bで撮影された顔画像に基づいて共同住宅に住む真正な居住者(居住者と何らか姻戚関係をもつ者も含む。以下、同じ)であるか否かを認証する居住者認証装置8と、顔画像から利用者6が真正な居住者と認証した場合に当該居住者認証装置8から自動的に発せられる例えば自宅階などの階情報に従つて行き先階を自動登録する行き先階自動登録装置9と、エレベータの運行制御を司る運行制御装置10とで構成されている。
前記顔画像撮影装置7a,7bは、例えば可視光で撮影可能なアナログやデジタルの撮影カメラが用いられ、ドアロック機能の有無に拘らず、利用者がエントランス5を通過する際や利用者が乗りかご3内に乗車する際又は乗車した後、エレベータ利用者の顔画像を撮影する。なお、夜間の比較的暗い場所での撮影も可能なように赤外線カメラを用いることも可能である。
前記居住者認証装置8は、図2に示すように居住者の顔画像,当該顔画像の特徴情報などの顔画像参照情報(同図a参照)と居住者ごとの自宅階情報、エントランス階情報(同図b参照)とを記憶する認証参照情報記憶部8aと、顔画像撮影装置7a,7bから顔画像情報を受信したとき、認証参照情報記憶部8aに記憶される顔画像参照情報を参照し、真正な居住者であるか否かを判断し、真正な居住者であると認証したとき、当該居住者に関連付けられている自宅階情報又はエントランス階情報を送出する居住者認証処理部8bとが設けられている。
前記行き先階自動登録装置9は、居住者認証処理部8bから居住者の自宅階情報又はエントランス階情報を受け取ったとき、当該自宅階情報又はエントランス階情報に従って行き先階の自動登録処理を実行する。また、行き先階自動登録装置9は、乗りかご3内に設置されるかご操作盤11の行き先階ボタンから行き先階登録指示を受けたにも拘らず、居住者認証処理部8bから自宅階情報又はエントランス階情報を受け取っていないとか、或いは自宅階情報又はエントランス階情報を受け取っているが、行き先階ボタンからの行き先階と異なる場合には、行き先階ボタンから行き先階登録指示による行き先階の自動登録を拒否することも可能である。
前記運行制御装置10は、各階乗場に設置されるかご呼びボタン操作及び行き先階自動登録装置9による行き先の自動登録処理に従い、エレベータを運行制御する機能をもっている。
次に、以上のような制御装置の動作について図3を参照して説明する。
この居住者認証装置8を構成する居住者認証処理部8bは所定の周期ごとに顔画像撮影装置7a,7bから顔画像情報を取り込んで認証処理を実行する。具体的には、例えば共同住宅の5階に住む居住者Aがエントランス5に設置される顔画像撮影装置7aに顔を向けると、当該顔画像撮影装置7aから居住者Aの顔画像情報が居住者認証処理部8bに送られる。ここで、居住者認証処理部8bは、顔画像情報有りと判断する一方(S1)、この顔画像情報をもとに予め認証参照情報記憶部8aに登録されている顔画像参照情報(図2(a))を参照し、顔画像情報と等しいか又は所要の値以上の類似度をもつ顔画像参照情報が存在すれば、顔画像撮影装置7aに顔を向けた利用者が真正な居住者であると認証し、それ以外の場合には居住者でないと認証する(S2)。居住者でないと認証された場合、ステップS1に戻る。
この居住者認証処理部8bは、真正な居住者であると認証した場合、エントランス5のロック解除指示信号を出力し、ドア制御部(図示せず)を通してエントランス5のドアロックを解除する一方、真正な居住者とされた居住者Aと関連付けられている自宅階又はエントランス階情報を送信するとともに、認証フラグに「1」を設定する(S3)。この認証フラグ「1」は居住者Aが認証され、自宅階又はエントランス階情報を送信したことを示している。
ところで、通常、エントランス側顔画像撮影装置7aで撮影された顔画像の場合、居住者Aはエントランス階から自宅階に移動するので、自宅階情報を送信し、一方、乗りかご側顔画像撮影装置7bで撮影された顔画像の場合、居住者Aは自宅階5階からエントランス階に移動するので、エントランス階情報を送信するものである。
行き先階自動登録装置9は、居住者認証処理部8bからの自宅階又はエントランス階情報の有無を判断し(S4)、例えば5階の自宅階情報有りと判断された場合、運行制御装置10に対して、5階を行き先階とする自動登録処理を行う(S5)。
この自宅階の自動登録処理後及び自宅階等の情報無しと判断された場合、乗りかご3内のかご操作盤11の行き先階ボタンが操作されたか否かを判断し(S6)、行き先階ボタンが操作されたと判断された場合には先に登録処理された5階(認証フラグ“1”)と同じ行き先階か否かを判断し(S7)、同じ行き先階の場合には先に登録された行き先階のもとにボタン操作されたと追認する。先に登録された5階と異なる行き先階ボタンが操作された場合、居住者以外の者であると判断し、行き先階の登録処理を行わない。つまり、行き先階ボタンの操作による登録処理を拒否する。
なお、運行制御装置10は、行き先階自動登録装置9による行き先階の登録処理に基づき、これら登録階のうち、最寄り階から順次居住者自宅階の階床に停止し、居住者を自宅階に降ろしていく(S8)。
さらに、運行継続する場合(S9)、ステップS1に戻り、同様の処理を繰り返し実行する。
一方、5階に住む居住者Aが乗りかご3に乗り込んで顔画像撮影装置7bに顔を向けると、居住者認証装置8が前述同様に顔画像撮影装置7bからの顔画像情報から5階の居住者であると認証すると(S1,S2)、ロック解除ではなく、エントランス階を行き先階とする行き先階情報を送信し(S3)、以後、同様の処理を実行する(S4〜S9)。
従って、以上のような実施の形態によれば、共同住宅に住む居住者が顔画像撮影装置7aに顔を向ければ、居住者認証装置8が顔画像撮影装置7aからの顔画像情報をもとに居住者であるか否かを判断し、居住者であれば、エントランス5のロックを解除するとともに、予め設定される居住者の自宅階を行き先階とし、自動的に登録処理を行うので、従来のようにICカードなどを常時携行することなく、居住者が自宅階とエントランス階の間を移動でき、しかも居住者以外の者の顔画像の場合には行き先階の登録処理を不可とし、また、行き先階ボタンを操作した場合でも先の居住者の自宅階でなければ、登録処理を拒否するので、不正な侵入者がエレベータを利用して居住者階に入ることができなくなり、セキュリティレベルを低下させずに、居住者だけがエレベータを利用し自宅階に移動することができる。また、居住者がエントランス階に移動する場合も同様に乗りかご3の顔画像撮影装置7b及び居住者認証装置8居住者認証処理部8bの認証処理のもとにエレベータが運行するので、不正な侵入者がエレベータを利用して移動できなくなる。
なお、上記実施の形態では、かご操作盤11の行き先階ボタンが操作された場合、居住者認証装置8から居住者認証による自宅階又はエントランス階の情報を受け取らない限り、自動登録を無視するようにしたが、例えば居住者認証装置8の居住者認証処理部8bは顔画像撮影装置7a,7bからの顔画像を適正な状態で受け取ったと判断し、かつ、顔画像蓄積データベース(図示せず)に該当する顔画像を保存したと判断した時、行き先階ボタンによる登録処理を可能とする情報を行き先階自動登録装置9に送出し、かご操作盤11の行き先階ボタンの操作による行き先階の自動登録を行う構成であってもよい。
(第2の実施の形態)
図4は本発明に係るエレベータ制御装置の第2の実施形態を示す構成図である。なお、同図において、図1と同一又は等価な部分には同一符号を付して説明し、詳しくは図1の説明に譲る。
この実施の形態は、利用者の顔画像情報から取得される自宅階だけでなく、居住者の手によるポーズを認識し、予め定める自宅階以外の他居住者階(利用階)に移動できるようにする例である。
このエレベータ制御装置は、図1に示す構成と比較し、居住者認証装置8及び行き先階自動登録装置9の構成を異にし、その他の構成は図1と同様であるので、詳しい説明は省略する。
すなわち、居住者認証装置8は、認証参照情報記憶部8aと居住者認証処理部8bとからなるが、認証参照情報記憶部8aには、図5に示すように居住者の顔画像参照情報(同図(a)参照)、複数のポーズパターン情報(同図(b)参照)及び居住者ごとに認証フラグエリア、自宅階、エントランス階、ポーズ情報が登録されている。例えば共同住宅の5階に住む居住者Aについては、自宅階:5階、エントランス階:1階、ポーズ情報が「1」、「2」、「3」が登録されている。このポーズ情報「1」は同図(b)のポーズ「1」に相当し、ポーズ情報「2」はポーズ「2」に相当し、以下同様である。
前記居住者認証処理部8bは、顔画像撮影装置7a,7bから送られてくる顔画像のもとに同図(a)に示すような居住者の顔画像参照情報を参照し真正な居住者を認証した後、利用者が顔画像撮影装置7a,7bに向けて手によるポーズを行った場合、同様に顔画像撮影装置7a,7bからの手によるポーズの画像のもとに同図(b)に示すポーズパターンとなるポーズ「1」、「2」、…を参照し、真正な居住者の手によるポーズに対応するポーズ情報「1」を取り出し、自宅階情報又はエントランス階情報とともに行き先階自動登録装置9に送信する機能をもっている。
この行き先階自動登録装置9は、各居住者ごとのポーズ情報に対する移動階情報が登録されている居住者移動階記憶部9aと、居住者認証処理部8bから送信されてくる居住者の自宅階情報又はエントランス階情報を居住者移動階記憶部9aの所定のエリアに一時記憶するとともに、居住者の手によるポーズのポーズ情報「1」に基づいて居住者移動階記憶部9aに既に設定されている他居住者階情報(移動階情報)を取り出し、行き先階の自動登録を行う行き先階登録処理部9bとが設けられている。
次に、以上のように構成されたエレベータ制御装置の動作について説明する。
先ず、居住者移動階記憶部9aには、5階に住む居住者Aに対応し、ポーズ情報「1」:3階、ポーズ情報「2」:8階、ポーズ情報「3」:10階が記憶されている。これに伴い、認証参照情報記憶部8aには、居住者Aに対応し、予めポーズ情報が「1」、「2」、「3」が登録されている。
以上のような状態において、共同住宅の5階に住む居住者Aがエントランス5に設置される顔画像撮影装置7aに顔を向けるとともに、手によってポーズ「2」をとったものとする。従って、顔画像撮影装置7aからは、利用者の顔画像の他、ポーズ「2」の画像が居住者認証処理部8bに送られる。
この居住者認証処理部8bでは、顔画像撮影装置7aからの顔画像情報をもとに認証参照情報記憶部8aに記憶される顔画像参照情報と照合し、真正な居住者と認証すれば、エントランス5のロックを解除する一方、前記ポーズ「2」の画像に基づいて認証参照情報記憶部8aに記憶されるポーズパターンを参照し、ポーズ「2」であることを認識し、図5に示すごとく居住者Aに対する自宅階又はエントランス階、ポーズ情報「2」を取り出し、行き先階自動登録装置9に送出する。
この行き先階自動登録装置9の行き先階登録処理部9bは、居住者認証処理部8bから送信されてくる居住者Aの例えば自宅階情報を居住者移動階記憶部9aの適宜なエリアに保存する一方、居住者認証処理部8bからのポーズ情報「2」に基づき、自身の自宅階5階ではなく、予め居住者Aに対して既に登録済みのポーズ情報「2」:8階に基づき、居住者Aがポーズ情報「2」から8階行きを要求していると判断し、8階を行き先階として自動登録する。
また、5階に住む居住者Aが乗りかご3に乗車し、顔画像撮影装置7bに顔を向けるとともに手により例えばポーズ「3」をとったものとする。居住者認証処理部8bでは、前述と同様に真正な居住者Aと認証すると、認証参照情報記憶部8aから居住者のエントランス階情報とポーズ「3」の認識に基づくポーズ情報「3」とを取り出し、行き先階自動登録装置9に送信する。この行き先階自動登録装置9は、居住者認証処理部8bから送信されてくるエントランス階情報を居住者移動階記憶部9aの適宜なエリアに保存する一方、居住者認証処理部8bからのポーズ情報「3」に基づき、エントランス階情報ではなく、予め居住者Aに対して既に登録済みのポーズ情報「3」:10階に基づき、居住者Aがポーズ情報「3」から10階行きを要求していると判断し、10階を行き先階として自動登録する。
従って、以上のような実施の形態によれば、行き先階自動登録装置9に接続される居住者移動階記憶部9aに予め居住者のポーズ情報と移動階との関係を登録することにより、居住者認証装置8は、顔画像撮影装置7aの顔画像情報から真正な居住者を認証し、かつ、手によるポーズの画像からポーズ情報を取得し、行き先階自動登録装置9に送信するので、当該行き先階自動登録装置9では、当該ポーズ情報から共同住宅の他の居住者と行き来する移動階情報を取り出して行き先階として自動登録できる。これにより、居住者が自宅階以外の階にも容易に移動でき、セキュリティを低下させずに使い易さに優れたエレベータを実現できる。
(第3の実施の形態)
この実施の形態は、第2の実施の形態ではある居住者がポーズによって他の居住者と行き来する移動階を行き先階として登録する例について述べたが、居住者がキャンセルポーズをとったとき、そのキャンセルポーズを認識し、先に自動登録された行き先階をキャンセルする例である。
先ず、居住者移動階記憶部9aにはさらに居住者ごとにキャンセルポーズに対するキャンセル情報が記憶されている。また、居住者移動階記憶部9aには、先のポーズによって他の居住者と行き来する移動階を行き先階として登録している。このとき居住者移動階記憶部9aには先の自動登録時に自宅階情報等が記憶されている。
このような状態において、利用者が例えば顔画像撮影装置7aに顔を向けた後、自宅階以外の居住者階に移動するために手によるポーズをとったが、その後、自宅階以外の居住者階の移動をキャンセルしたい場合が生じたとき、利用者は顔画像撮影装置7aに向けてキャンセルポーズをとる。
ここで、居住者認証処理部8bは、顔画像撮影装置7aから送られてくるキャンセルポーズを認識し、このキャンセルポーズに応じたキャンセル情報を取り出し、行き先階自動登録装置9に送信する。この行き先階自動登録装置9は、エレベータが起動してから3秒以内にキャンセル情報を受信した場合、先に自動登録した行き先階呼びをキャンセルするとともに、居住者Aの自宅階5階を行き先階とし、再度自動登録処理を実行する。
従って、以上のような実施の形態によれば、共同住宅内を行き来するためのポーズの他、先に登録処理された自宅階以外の他居住者階(移動階)をキャンセルするためのポーズに基づき、先に登録された行き先階呼び登録をキャンセルし、既に登録済みの自宅階を行き先階として登録処理するので、必要に応じて行き先階を変えたり、その行き先階をキャンセルしたり、さらに自宅階に再度自動登録でき、セキュリティを十分に確保しつつ、居住者が共同住宅を非常に柔軟に移動することができる。
(第4の実施の形態)
図6は本発明に係るエレベータ制御装置の第4の実施の形態を示す構成図である。同図において、図1と同一又は等価な部分には同一の符号を付し、その詳しい説明は図1の説明に譲る。
この実施の形態は、図4に示す構成に新たに、利用者6の指紋及び顔画像との両方から居住者を認証し、かつ、共同住宅に住む居住者がエントランス5と自宅階との移動はもとより、図4で説明したように手によるポーズをとって他居住者階(移動階)に移動可能とする例である。
このエレベータ制御装置は、具体的には、エントランス5及び乗りかご3内にそれぞれ設置され、利用者の指紋を読み取る指紋読取り装置21a,21bと、この指紋読取り装置21a,21bから読み取った利用者6の指紋データから居住者か否かを認証する指紋認証装置22とが設けられている。この指紋認証装置22には、予め共同住宅に住む各居住者情報と居住者指紋参照データが記憶され、指紋読取り装置22a,22bから送られてくる指紋データのもとに指紋参照データを参照し、真正な居住者であるか否かを認証するものである。この指紋認証装置22は、共同住宅の居住者と認証した場合、認証された居住者情報、居住者以外の者である場合には部外者情報を居住者認証装置8に送信する。
この居住者認証装置8は、指紋認証装置22から指紋認証結果である居住者情報を受け、かつ、顔画像撮影装置7aから手によるポーズの画像を受けた時、認証参照情報記憶部8aから居住者によるポーズからポーズ情報を取得し、居住者Aの自宅階(5階)情報とポーズ情報「2」とを行き先階自動登録装置9に送信する。
ここで、行き先階自動登録装置9は、居住者Aの自宅階(5階)情報とポーズ情報「2」とを受け取ると、居住者認証処理部8bから送信されてくる居住者Aの例えば自宅階情報を居住者移動階記憶部9aの適宜なエリアに保存する一方、居住者認証処理部8bからのポーズ情報「2」に基づき、自身の自宅階5階ではなく、予め居住者Aに対して既に登録済みのポーズ情報「2」:8階に基づき、居住者Aがポーズ情報「2」から8階行きを要求していると判断し、8階を行き先階として自動登録する。
なお、行き先階自動登録装置9は、顔画像撮影装置7aから手によるポーズの画像を撮影しない場合、居住者Aの自宅階(5階)情報を行き先階(5階)とし、運行制御装置10に対して行き先階の自動登録を行う。
従って、以上のような実施の形態によれば、利用者6の指紋と居住者のポーズの有無とから、居住者か否か、また居住者であれば自宅階か他居住者階への移動かを判断し、行き先階呼びを登録するので、セキュリティを低下させずに、居住者は共同住宅の所要とする階に容易に移動でき、さらに使い勝手の良いエレベータ制御装置を実現できる。
(第5の実施の形態)
図7は本発明に係るエレベータ制御装置の第5の実施の形態を示す構成図である。同図において、図1と同一又は等価な部分には同一の符号を付し、その詳しい説明は図1の説明に譲る。
この実施の形態は、図4に示す構成に新たに、行き先階の自動登録に関する利用手順を利用者に報知する機能を設けた例である。
このエレベータ制御装置は、エントランス5及び乗りかご3内にそれぞれ設置され、利用者6に行き先階の自動登録に関する利用手順を知らせる音声発生用スピーカなどのアナウンス装置26a、26bが設けられている。
一方、居住者認証装置8は、認証参照情報記憶部8a及び居住者認証処理部8bで構成され、認証参照情報記憶部8aには、居住者ごとに顔画像参照情報、自宅階情報及びエントランス階、手によるポーズに対応するポーズ情報が関連付けて記憶され、さらに居住者認証処理部8bによる処理過程に応じて自動登録に関する利用手順を知らせるメッセージ情報を記憶するメッセージ情報記憶部8cが接続されている。
次に、以上のようなエレベータ制御装置の動作について説明する。
共同住宅の5階に住む居住者がエントランス5の顔画像撮影装置7aに顔を向けると、居住者認証装置8がその顔画像情報を取り込んだ後、メッセージ情報記憶部8cに記憶される「手でポーズをして下さい」というメッセージ内容を取り出し、アナウンス装置26aから音声出力する。ここで、居住者が手によるポーズをとると、居住者認証処理部8bでは、顔画像撮影装置7aから取り込んだ顔画像情報をもとに、認証参照情報記憶部8aに記憶される居住者の顔画像参照情報を参照し、居住者であるか否かを判断し、居住者と認証されない場合には、メッセージ情報記憶部8cから「認証に失敗しました。やり直して下さい。」というメッセージ内容を取り出し、アナウンス装置26aから出力する。一方、居住者と認証した場合には「認証しました。お入り下さい。」というメッセージ内容をアナウンス装置26aから出力する。
そして、居住者認証処理部8bは、居住者と認証された場合、認証参照情報記憶部8aから真正な居住者に対応付けられている自宅階(5階)情報とポーズ情報とを取り出し、行き先階自動登録装置9に送信する。この行き先階自動登録装置9は、ポーズ情報「2」に基づき、予め登録されている他居住者階(8階)情報を行き先階とし、運行制御装置10に自動登録する。ポーズ情報「3」の場合には、予め登録されている他居住者階(10階)情報を行き先階とし、自動登録する。
従って、以上のような実施の形態によれば、認証上の処理過程に応じて自動登録に関する利用手順を順次アナウンス装置26a、26bからメッセージが通知されるので、利用者はそのメッセージ内容に従って操作すればよく、エレベータを利用する乗客が広い年齢層で構成されていても、使いやすい状態でセキュリティの向上を図ることができる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
本発明に係るエレベータ制御装置の一実施の形態を示す構成図。 図1に示す認証参照情報記憶部のデータ構成例を説明する図。 本発明に係るエレベータ制御装置の動作手順を説明する図。 本発明に係るエレベータ制御装置の他の実施形態を示す構成図。 図4に示す認証参照情報記憶部のデータ構成例を説明する図。 本発明に係るエレベータ制御装置の更に他の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るエレベータ制御装置の更に他の実施の形態を示す構成図。
符号の説明
1…巻上機、2…ロープ、3…乗りかご、4…釣合いおもり、5…エントランス、6…利用者、7a,7b…顔画像撮影装置、8…居住者認証装置、8a…認証参照情報記憶部、8b…居住者認証処理部、8c…メッセージ情報記憶部、9…行き先階自動登録装置、9a…居住者移動階記憶部、9b…行き先階登録処理部、10…運行制御装置、11…かご操作盤、21a,21b…指紋読み取り装置、22…指紋認証装置、26a,26b…アナウンス装置。

Claims (8)

  1. 利用者が建物のエントランス及びエレベータの乗りかごを利用し、建物の目的とする階に移動するエレベータ制御装置において、
    前記エントランス及び乗りかご内にそれぞれ設置され、前記利用者の顔画像を撮影する第1及び第2の顔画像撮影手段と、
    前記建物内に住む居住者ごとに顔画像参照情報、自宅階情報及びエントランス階情報が記憶され、前記第1又は第2の顔画像撮影手段から送信されてくる利用者の顔画像情報に基づいて前記顔画像参照情報を参照し、当該建物内に住む居住者であるか否かを判断し、居住者と認証した場合、当該居住者の自宅階情報又はエントランス階情報を送出する居住者認証装置と、
    この居住者認証装置からの自宅階情報又はエントランス階情報を行き先階として自動登録する行き先階自動登録装置と、
    この行き先階自動登録装置によって自動登録された行き先階に基づいて前記乗りかごを運行する運行制御装置とを備えたことを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータ制御装置において、
    前記行き先階自動登録装置は、乗りかご内のかご操作盤から行き先階ボタンの操作による行き先階登録情報を受け付けた場合、前記居住者認証装置から自宅階情報又はエントランス階情報を受け取っていない場合又は前記居住者認証装置から受け取った自宅階情報又はエントランス階情報と異なる階の前記行き先階登録情報である場合、受け付けた前記行き先階登録情報に基づく登録処理を拒否することを特徴とするエレベータ制御装置。
  3. 請求項1に記載のエレベータ制御装置において、
    前記行き先階自動登録装置は、前記第1又は第2の顔画像撮影手段から送信されてくる利用者の顔画像情報を取り込んだ情報を前記居住者認証装置から受けた場合、前記乗りかご内のかご操作盤から行き先階ボタンの操作による行き先階登録情報に基づいて行き先階の自動登録を行うことを特徴とするエレベータ制御装置。
  4. 利用者が建物のエントランス及びエレベータの乗りかごを利用し、建物内の目的とする階に移動するエレベータ制御装置において、
    前記エントランス及び乗りかご内にそれぞれ設置され、前記利用者の顔画像及び手によるポーズを撮影する第1及び第2の顔画像撮影手段と、
    前記建物内に住む居住者ごとに顔画像参照情報、自宅階情報、エントランス階情報及び他居住者階(移動階)に移動するためのポーズ情報が記憶され、前記第1又は第2の顔画像撮影手段から送信されてくる顔画像情報に基づき前記顔画像参照情報を参照し、真正な居住者と認証した場合、引き続き、前記顔画像撮影手段から送られてくるポーズに基づいて所定のポーズ情報を読み出し、居住者の自宅階情報又はエントランス階情報とともに出力する居住者認証装置と、
    各居住者のポーズ情報に対応させて移動可能な他居住者階(移動階)情報を記憶する居住者移動階記憶部と、
    前記居住者認証装置から居住者の自宅階情報又はエントランス階情報及びポーズ情報を受け取った場合、前記居住者移動階記憶部からのポーズ情報に対応付けられている他居住者階情報を行き先階として自動登録する行き先階登録処理部と、
    この行き先階登録処理部から自動登録された行き先階に基づいて前記乗りかごを運行する運行制御装置とを備えたことを特徴とするエレベータ制御装置。
  5. 請求項4に記載のエレベータ制御装置において、
    前記居住者認証装置には、さらに前記建物内に住む居住者ごとにキャンセル情報が記憶され、前記第1又は第2の顔画像撮影手段から送信されてくる顔画像情報から真正な居住者と認証した場合、引き続き、前記顔画像撮影手段から送られてくるキャンセルポーズを認識し前記キヤンセル情報を読み出し、居住者の自宅階情報又はエントランス階情報とともに出力し、
    前記行き先階登録処理部は、前記居住者のポーズ情報に対応させて移動可能な他居住者階(移動階)情報を行き先階として自動登録した後、前記居住者認証装置からキヤンセル情報を受け取った場合、先に登録した行き先階をキャンセルし、前記居住者の自宅階情報又はエントランス階情報を行き先階として再自動登録することを特徴とするエレベータ制御装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載のエレベータ制御装置において、
    前記エントランス及び乗りかご内にそれぞれ設置され、前記利用者の指紋を読み取る指紋読み取り装置と、予め建物に住む居住者の指紋参照情報が記憶され、前記指紋読み取り装置から受け取った指紋情報をもとに前記指紋参照情報を参照し、真正な居住者と認証された場合、前記居住者認証装置にその認証情報を通知する指紋認証装置とをさらに設けたことを特徴とするエレベータ制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載のエレベータ制御装置において、
    前記居住者認証装置又は指紋認証装置は、前記第1又は第2の顔画像撮影手段から送信されてくる顔画像情報又は指紋情報から前記利用者が居住者と認証されなかった場合、前記顔画像撮影装置で撮影された顔画像のみ、或いは当該顔画像に時刻情報を付して保存し管理することを特徴とするエレベータ制御装置。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか一項に記載のエレベータ制御装置において、
    前記エントランス及び乗りかご内にそれぞれ設置され、前記利用者にメッセージ情報を報知する報知手段と、
    前記居住者認証装置は、予め行き先階の自動登録に関係する利用手順を説明するメッセージ情報が記憶され、前記第1又は第2の顔画像撮影手段から送られてくる画像から利用者の動作状況を認識し、行き先階の自動登録に必要なメッセージを取り出し、前記報知手段から前記利用者に報知することを特徴とするエレベータ制御装置。
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