JP2011251849A - エレベータシステム - Google Patents

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真之介 河合
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Abstract

【課題】建物内に侵入した不審者がエレベータを利用して各階に移動することを防止することが可能なエレベータシステムを得る。
【解決手段】玄関ドア2と、玄関ドア2の開閉をオートロック式に制御する玄関ドア制御手段31と、乗場11a、かご20、及びかごの運転を制御するエレベータ制御手段26を有するエレベータ10と、玄関1aに隣接する玄関側撮影領域及び乗場11aを撮影可能に設けられる第1カメラ55及び第2カメラ56と、第1カメラ55及び第2カメラ56が映し出す画像に基づいた第1画像データ及び第2画像データから撮影領域及び乗場11aに入り込んだ全ての人物の画像データを抽出する画像処理手段32と、を備え、エレベータ制御手段26は、玄関ドア2が一時解錠された前後で第1画像データ及び第2画像データから抽出された人物が一致していないと判断すると呼びの登録を行わない。
【選択図】図3

Description

この発明は、オートロック式に開閉制御される玄関ドアを有する集合マンション等の建物に設けられるエレベータシステムに関する。
従来の建物の出入口管理装置は、エレベータが設置された建物の玄関に設けられるオートロック式玄関ドアと、建物の玄関から建物内の各部屋に連絡を取れるインターホンを有し、居住者の部屋からの操作によりオートロック式玄関ドアを解錠可能に玄関横に設けられる解錠装置と、を備えている。
従来の建物の出入口管理装置が設置された建物の居住者は、インターホンを利用して連絡をとってきた訪問客を確認してから解錠装置を操作してオートロック式玄関ドアの施錠を解錠することが可能である。即ち、訪問客の連絡を受けた建物の居住者は、不審者でないと認めた訪問客に対してのみ建物内に入ってエレベータを利用することを許可するので、従来の建物の出入口管理装置により、不審者が建物内に侵入してエレベータを利用することが防止されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−95575号公報
しかしながら、従来の建物の出入口管理装置では、建物の居住者が、解錠装置を操作してオートロック式玄関ドアを解錠したときに、居住者が建物に入ることを許可した訪問客とともに不審者が一緒に建物内に入ることも可能である。従って、建物内に侵入した不審者がエレベータを利用して各階に移動可能となるため、建物内のセキュリティの信頼性が低下してしまうという問題があった。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、建物内に侵入した不審者がエレベータを利用して各階に移動することを防止することが可能なエレベータシステムを得ることを目的とする。
この発明のエレベータシステムは、複数階を有する建物の玄関を開閉可能に設けられた玄関ドアと、玄関ドアの開閉をオートロック式に制御する玄関ドア制御手段と、建物の各階床に設けられる乗場、及び乗場に着床可能に建物内を昇降可能に構成されたかご、及び乗場とかごに設けられた呼び登録手段の操作に応じて呼びを登録してかごの運転を制御するエレベータ制御手段を有するエレベータと、建物の外側で玄関に隣接する所定の撮影領域を撮影可能に設置される第1カメラと、玄関が設けられる階床の乗場を撮影可能に設けられた第2カメラと、第1カメラ及び第2カメラが映し出す画像を撮像して第1画像データ及び第2画像データを取得し、第1画像データ及び第2画像データから撮影領域及び乗場に入り込んだ全ての人物の画像データを個別に抽出することが可能に構成された画像処理手段と、を備え、エレベータ制御手段は、玄関ドア制御手段により玄関ドアが一時解錠された場合、玄関ドアが一時解錠された前後で第1画像データ及び第2画像データから抽出された人物が一致していないと判断すると呼びの登録を行わない。
この発明に係るエレベータシステムによれば、建物の居住者や居住者への訪問者を第1カメラで撮影させた後、玄関ドアを一時解錠するように構成でき、これにより、不審者が、居住者や居住者への訪問者と一緒に建物に侵入してエレベータを利用しようとした場合、玄関ドアが一時解錠された前後で第1画像データ及び第2画像データから抽出される人物が一致しなくなるので、エレベータの呼びが新たに登録されなくなる。従って、不審者は、エレベータを利用して建物の階床間を移動できなくなるので、建物内のセキュリティが向上する。
この発明の一実施の形態に係るエレベータシステムの主要構成を示す模式図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータシステムが設けられる建物の玄関及びエレベータの乗場周辺の斜視図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータシステムのシステム構成図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータシステムの動作を説明するフロー図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータシステムにおいて、エレベータが訪問者用運転モードで運転制御される場合の動作フロー図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータシステムにおいて、エレベータが居住者用運転モードで運転制御される場合の動作フロー図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係るエレベータシステムの主要構成を示す模式図、図2はこの発明の一実施の形態に係るエレベータシステムが設けられる建物の玄関及びエレベータの乗場周辺の斜視図、図3はこの発明の一実施の形態に係るエレベータシステムのシステム構成図である。
図1〜図3において、エレベータシステムは、例えば、4回建ての集合マンション等の建物1の玄関1aを開閉可能に設けられた玄関ドア2と、玄関ドア2の開閉をオートロック式に制御する玄関ドア制御手段31と、建物1に設けられるエレベータ10と、建物1の所定の撮影領域(以下、玄関側撮影領域とする)を撮影可能に玄関先1bに設置される第1カメラ55と、玄関1aと同じ階床に設けられたエレベータ10の乗場11aに設置される第2カメラ56と、第1カメラ55及び第2カメラ56が撮影した画像の解析を行う画像処理手段32と、を備えている。
また、エレベータシステムは、玄関先1bと建物1の各室50との間の通話を可能にするインターホンシステム40と、第1カメラ55が映し出す画像を表示可能に各室50内に設けられるモニタ51と、各室50に設けられ、玄関ドア2を一時解錠させるための解錠指令手段としてのドア解錠ボタン52と、を備えている。
以下エレベータシステムの各構成の詳細について説明する。
エレベータ10は、図1に示されるように、建物1の各階床に設けられ、乗場出入り口を開閉する乗場ドア12、及び第1呼び登録手段としての乗場呼び登録ボタン13a〜13dを有する乗場11a〜11dと、昇降路15の上部に設置される機械室16と、機械室16に設置され、駆動綱車17A、及び駆動綱車17Aに回転トルクを付与する電動機17Bを有する巻上機17と、機械室16に設置されたそらせ車18と、を備えている。また、エレベータ10は、そらせ車18及び駆動綱車17Aに巻きかけられ、一端側及び他端側が昇降路15内に垂下された主索23と、かご出入り口を開閉するかごドア21、及び第2呼び登録手段としての行き先階登録ボタン22を有し、主索23の一端に連結されて乗場11a〜11dに着床可能に昇降路15を昇降自在に設けられたかご20と、主索23の他端に連結されたつり合いおもり24と、かご20上に取り付けられ、着床した乗場11a〜11dのいずれかの乗場ドア12とともにかごドア21を開閉させる駆動力を発生するドアモータ25と、機械室16に配設されたエレベータ制御手段26と、などを備えている。
エレベータ制御手段26、玄関ドア制御手段31、及び画像処理手段32のそれぞれは、各種演算を行うCPU(図示せず)、各種データを一時的に記憶する記憶領域を有し、CPUの演算処理時にワーキングスペースに使用されるRAM(図示せず)、及びCPUにエレベータ10の制御を行わせるための各種プログラムが格納されたROM(図示せず)などにより構成される。
また、図3に示されるように、エレベータ制御手段26を構成するROMの一部が居住者情報記憶部27を構成している。
インターホンシステム40は、建物1の外側に、玄関1aに隣接して設置される子機41、子機41に隣接して設置され、建物1の部屋番号を指定するためのテンキー42、建物1の室50に設置される親機43、及び図3に示されるように、テンキー42で指定された室番号に対応する室50に設置された親機43と子機41との間の通話を可能にする制御を行うインターホン制御盤44を備えている。
また、玄関側撮影領域は、子機41に隣接する建物1の外側の所定領域に設定され、第1カメラ55が、子機41を使用する人物を撮影可能に設けられている。第2カメラ56は玄関1aと同じ階床に設けられたエレベータ10の乗場11aを撮影領域として設置されている。
次いで、エレベータシステムのシステム構成及び各構成の動作について説明する。
図3において、画像処理手段32と第1カメラ55及び第2カメラ56とが通信可能に接続され、画像処理手段32には、第1カメラ55及び第2カメラ56が撮影する画像が入力される。
画像処理手段32は、入力された第1カメラ55及び第2カメラ56が映し出す画像を撮像して第1画像データ及び第2画像データを取得し、取得した第1画像データ及び第2画像データから、玄関側撮影領域及び乗場11aに入り込んだ全ての人物の画像データを個別に抽出するように構成されている。
画像処理手段32が、取得した第1画像データ及び第2画像データから人物を抽出する方法は、周知であるので詳細には説明しないが、例えば以下のように行われる。即ち、第1カメラ55及び第2カメラ56が、人物が映っていない状態で玄関側撮影領域及び乗場11aを映し出す画像を撮像して予め取得した第1基準画像データ及び第2基準画像データを、画像処理手段32を構成するROMの一部の領域に予め格納しておく。
そして、画像処理手段32は、第1画像基準データ及び第2基準画像データと、第1カメラ55及び第2カメラ56が映し出す画像を撮像して取得した現在の第1画像データ及び第2画像データを比較した結果から、例えば、人物の頭部等の輪郭を抽出することで、人物を個別に認識することが可能である。そして、画像処理手段32は、抽出した人物の画像データをRAMの一部に設けられる図示しないデータ格納領域に一時的に格納するように構成されている。
また、画像処理手段32とモニタ51とが通信可能に接続され、画像処理手段32は、第1画像データをモニタ51に送信可能になっている。そして、モニタ51は受信した第1画像データを表示するように構成されている。このように、モニタ51には、玄関側撮影領域の画像が適宜表示される。
また、インターホンシステム40の子機41と親機43がインターホン制御盤44を介して接続されている。また、テンキー42がインターホン制御盤44に接続され、インターホン制御盤44は、テンキー42で指定される番号を認識可能である。そして、インターホン制御盤44は、前述したように、テンキー42で指定された室番号の室50に設置されている親機43と子機41との間を通話可能に制御する。
また、画像処理手段32とインターホン制御盤44とが通信可能に接続され、画像処理手段32は、テンキー42により室番号が指定されて、親機43と子機41との間が通過可能に制御されたことを認識可能になっている。また、インターホン制御盤44は、一旦
所定の親機43と子機41とを通話可能に接続した後、第1画像データから人物が抽出されなくなったと判断すると親機43と子機41との間の電気的な接続を遮断する、言い換えれば、親機43と子機41との間の通話可能な状態を解除するように構成されている。
また、エレベータ制御手段26は、行き先階登録ボタン22、及び乗場呼び登録ボタン13a〜13dに接続されている。そして、エレベータ制御手段26は、行き先階登録ボタン22で選択された階床のかご呼び、及び操作された乗場呼び登録ボタン13a〜13dに対応する階床の乗場呼びを登録するようになっている。そして、エレベータ制御手段26は、登録した呼びに応じて、電動機17Bを制御して所定の乗場にかご20を着床させるとともに、ドアモータ25を制御して、かごドア21及び乗場ドア12の開閉制御を行う。
また、エレベータ制御手段26は、画像処理手段32が第1画像データ及び第2画像データから抽出してデータ格納領域に格納した人物の画像データを参照可能に構成されている。これにより、エレベータ制御手段26は、人物が玄関側撮影領域、及び乗場11aに入ったことを認識可能になる。また、エレベータ制御手段26は、第1画像データから画像処理手段32が抽出した人物と、第2画像データから画像処理手段32が抽出した人物とを比較し、第1画像データ及び第2画像データから抽出された人物が一致しているか否かを判断可能となっている。ここで、抽出した人物が一致するとは、第1画像データから抽出された人物のグループと第2画像データから抽出された人物のグループとが同じ人物構成であるものをいう。
さらに、エレベータ制御手段26とインターホン制御盤44とが通信可能に接続され、エレベータ制御手段26は子機41及び親機43の使用状況を判断可能である。
さらに、エレベータ制御手段26は、管理室60に設置された図示しない警報報知手段に通信可能に接続されて、警報報知手段に警報を報知させることが可能になっている。
また、玄関ドア制御手段31とドア解錠ボタン52、及び玄関ドア制御手段31とエレベータ制御手段26のそれぞれが通信可能に接続されている。
そして、子機41と通話可能な状態にある親機43と同じ室50に設けられたドア解錠ボタン52が操作されたときに、ドア解錠ボタン52は、玄関ドア制御手段31に解錠指令を送信するように構成されている。
また、居住者情報記憶部27には、建物1の居住者の画像データ(以下、登録画像データとする)及び居住階が関連付けされて予め格納されている。そして、エレベータ制御手段26は、画像処理手段32によりリアルタイムで取得される第1画像データから抽出された人物が、予め居住者情報記憶部27に登録画像データ及び居住階を登録された人物に含まれると判断した場合に、玄関ドア制御手段31に、解錠指令を送信するように構成されている。
玄関ドア制御手段31は、解錠指令を受信すると、玄関ドア2を一時解錠するように制御する。玄関ドア2の一時解錠とは、例えば5秒などの所定時間だけ玄関ドア2を開けた後、玄関ドア2を閉めてロックするものをいう。
次いで、エレベータシステムの動作全般について図4のフロー図を参照しつつ説明する。
図4はこの発明の一実施の形態に係るエレベータシステムの動作を説明するフロー図である。
なお、説明の便宜上、ステップ101〜ステップ112を、図4では、S101〜S112と記載する。
なお、初期状態として、エレベータ制御手段26は、行き先階登録ボタン22により選択された行き先階をかご呼びとして、また、操作された乗場呼び登録ボタン13a〜13dと同じ階床を乗場呼びとして登録し、登録されたかご呼び及び乗場呼びに応じてかご20を昇降させる通常モードでの運転を行っている。また、玄関側撮影領域及び乗場11aには、人物はいないものとする。
ステップ101で、エレベータ制御手段26は、画像処理手段32が、第1画像データから人物の画像データを抽出してデータ格納領域内に格納しているか否か、言い換えれば、人物が玄関側撮影領域に入り込んだか否かを判断する。
ステップ101で、エレベータ制御手段26は、人物が玄関側撮影領域に入り込んでいないと判断すると、ステップ101を繰り返す。
ステップ101で、エレベータ制御手段26は、人物が玄関側撮影領域に入り込んだと判断すると、居住者情報記憶部27を参照して登録画像データと第1画像データから抽出される人物の画像データとを比較し、玄関側撮影領域内に入りこんだ人物の中に、建物1の居住者がいるか否かを判断する(ステップ102)。
ステップ102で、エレベータ制御手段26は、人物が玄関側撮影領域に入り込んだ人物の中に建物1の居住者がいないと判断すると、インターホンシステム40の子機41が使用中か否かを判断する(ステップ103)。なお、子機41は、例えば、室番号がテンキー42により指定されてから、人物が玄関側撮影領域から居なくなるまでの間使用されているものとみなす。
ステップ103で、エレベータ制御手段26は、子機41が使用中でないと判断すると、エレベータ制御手段26は、玄関側撮影領域に人物が継続して立ち止まっているか否かを判断する(ステップ104)。
ステップ104で、エレベータ制御手段26は、玄関側撮影領域に人物がいると判断するとステップ103に戻る。
また、ステップ104で、エレベータ制御手段26は、玄関側撮影領域に人物がいないと判断すると、玄関側撮影領域にいた人物が、建物1から立ち去ったものとしてステップ101に戻り、通常モードでのエレベータ10の運転を継続する。
また、ステップ103で、エレベータ制御手段26は、子機41が使用中であると判断すると、ステップ105に進む。
ステップ105で、画像処理手段32は、テンキー42で指定された室番号の室50のモニタ51に、第1カメラ55が映す画像を撮像して取得した第1画像データを送信するとともに、第1画像データから抽出される人物の画像データをデータ格納領域に格納する。このとき、モニタ51には、人物を含む玄関先1bの映像がリアルタイムで表示される。
ステップ106で、エレベータ制御手段26は、子機41が使用中か否かを判断する。
ステップ106で子機41が使用されていないと判断すると、建物1に入らずに人物が立ち去ったと見なして、ステップ101に戻り、通常モードでのエレベータ10の運転を継続する。
ステップ106で子機41が使用されていると判断すると、玄関ドア制御手段31は、ドア解錠ボタン52が押されたか否かを判断する(ステップ107)。
ステップ107で、玄関ドア制御手段31は、ドア解錠ボタン52が押されていないと判断すると、ステップ106に戻る。
また、ステップ107で、玄関ドア制御手段31は、ドア解錠ボタン52が押されたと判断すると、玄関ドア2を一時解錠させる(ステップ108)。即ち、居住者が、室50の居住者に連絡を取った人物(訪問者)を、モニタ51による視覚的な確認、及びインターホンシステム40を利用した音声確認によって、不審者でないと判断して、ドア解錠ボタン52が押されることで、玄関ドア2の一時解錠が行われる。これにより訪問者は、建物1内に入ることが可能になる。
次いで、ステップ109で、エレベータ制御手段26は、エレベータ10の運転を後述の訪問者用運転モードで運転する。
また、ステップ102で、エレベータ制御手段26は、玄関側撮影領域内に抽出された人物の中に、建物1の居住者がいると判断すると、玄関ドア制御手段31に玄関ドア2を一時解錠させる解錠信号を送信し、玄関ドア制御手段31に玄関ドア2を一時解錠させる。即ち、エレベータ制御手段26は、玄関先1bに来た人物は、建物1の居住者なので不審者でないと判断し、玄関ドア2を一時解錠させる(ステップ110)。
ステップ111で、エレベータ制御手段26は、エレベータ10の運転を、後述の居住者用運転モードで運転する。
次いで、エレベータの訪問者運転モードによる運転について図5のフロー図を参照しつつ説明する。
図5はこの発明の一実施の形態に係るエレベータシステムにおいて、エレベータが訪問者用運転モードで運転制御される場合の動作フロー図である。
なお、説明の便宜上、ステップ201〜ステップ206を、図5では、S201〜S206と記載する。
ステップ201で、エレベータ制御手段26は、人物が乗場11aに新たに入り込んだか否かを判断する。
ステップ201で、エレベータ制御手段26は、人物が乗場11aに入り込んでいないと判断すると、玄関ドア2が開いてから第1所定時間が経過したか否かを判断する(ステップ202)。第1所定時間は、年寄りなどの歩くのが遅い人物でも、玄関1aから乗場11aに至るまでに要する時間より若干長く設定している。
ステップ202で、エレベータ制御手段26は、第1所定時間が経過していないと判断するとステップ201に戻る。
ステップ202で、エレベータ制御手段26は、第1所定時間経過したと判断すると、インターホンシステム40で建物1内の居住者に連絡を取っていた人物が、玄関1aから建物1内に入らずに立ち去ったと判断して、居住者用運転モードでのエレベータの運転を終了する。
ステップ201で、エレベータ制御手段26は、玄関ドア2の解錠前後で第1画像データ及び第2画像データから画像処理手段32が抽出した人物、言い換えれば、画像処理手段32により、玄関側撮影領域(玄関先1b)と乗場11aで抽出された人物が一致しているか否かを判断する(ステップ203)
ステップ203で、エレベータ制御手段26は、玄関先1bと乗場11aで画像処理手段32により抽出された人物が一致していないと判断すると、居住者と一緒に建物1内に不審者が入ってエレベータ10を使用しようとしている可能性があるとみなし、乗場呼び登録ボタン13a〜13d及び行き先階登録ボタン22による新たな呼びの登録操作を無効とし、管理室60の警報報知手段に警報を報知させる(ステップ204)。これにより、例えば、建物1の管理人は、乗場11aに向かい、不審者の確認を行う。
ステップ203で、エレベータ制御手段26は、玄関先1bと乗場11aで画像処理手段32により抽出された人物が一致していると判断すると、玄関1aと同じ階床の乗場11aの乗場呼びを登録する。さらに、エレベータ制御手段26は、訪問者がインターホンシステム40で居住者と連絡を取るために指定した室50のある階床を行き先階とするかご呼びを登録する(ステップ205)。
ステップ206で、エレベータ制御手段26は、登録された呼びに応じてかご20の運転を制御した後、訪問者用運転モードでのエレベータ10の制御を終了する。
次いで、エレベータの居住者用運転モードによる運転について図6を参照しつつ説明する。
図6はこの発明の一実施の形態に係るエレベータシステムにおいて、エレベータが居住者用運転モードで運転制御される場合の動作フロー図である。
なお、説明の便宜上、ステップ301〜ステップ309を、図6では、S301〜S309と記載する。
ステップ301及びステップ302で、エレベータ制御手段26は、ステップ201及びステップ202と同様の制御を行う。
また、ステップ301で、エレベータ制御手段26は、乗場11aに人物が新たに入り込んだと判断すると、第2所定時間だけ、人物が乗場11aに待機しているか否かを判断する(ステップ303)。第2所定時間は、例えば、数秒である。つまり、ステップ303で、エレベータ制御手段26は、乗場11aに入り込んだ人物が、乗場11aをそのまま通り過ぎたか、乗場11aに立ち止まったかを判断する。
ステップ303で、エレベータ制御手段26は、人物が乗場11aを通り過ぎたと判断すると、乗場11aを通り過ぎた人物は、エレベータ10を利用することはないので、居住者用運転モードでのエレベータ10の運転を終了する。
ステップ303で、エレベータ制御手段26は、人物が乗場11aに立ち止まったと判断すると、玄関先1bと乗場11aで抽出された人物が一致しているか否かを判断する(ステップ304)。
ステップ304で、エレベータ制御手段26は、玄関先1bと乗場11aで抽出された人物が一致していないと判断すると、居住者と一緒に建物1内に不審者が入ってエレベータ10を使用しようとしていると見なし、ステップ204と同じ制御を行う(ステップ305)。これにより、例えば、建物1の管理人は、乗場11aに向かい、不審者の確認を行う。
ステップ304で、エレベータ制御手段26は、玄関先1bと乗場11aで画像処理手段32により抽出された人物が一致していると判断すると、乗場11aの乗場呼びが登録されたか否かを判断する(ステップ306)。
ステップ306で、エレベータ制御手段26は、乗場呼びが登録されたと判断すると、ステップ309に進み、乗場呼びが登録されていないと判断すると、乗場11aに人物が入ってから第3所定時間が経過したか否か、言い換えれば、第2画像データから人物が抽出されてから第3所定時間が経過したか否かを判断する(ステップ307)。第3所定時間は、例えば、乗場11aに到達した人物が、乗場呼び登録ボタン13aを操作するのに要する一般的な時間より数秒程度長い時間に設定されている。
ステップ307で、エレベータ制御手段26は、第3所定時間が経過していないと判断すると、ステップ306に戻る。
ステップ307で、エレベータ制御手段26は、第3所定時間が経過したと判断すると、玄関1aと同じ階床の乗場11aの乗場呼びを登録する。さらに、エレベータ制御手段26は、居住者情報記憶部27を参照し、第1画像データから抽出された人物に対応する登録画像データに関連付けされた居住階を行き先階とするかご呼びを登録する(ステップ308)。
ステップ309で、エレベータ制御手段26は、登録された呼びに応じてかご20の運転を制御した後、居住者用運転モードでのエレベータ10の運転を終了する。
この発明のエレベータシステムによれば、玄関先1bと乗場11aを撮影する第1カメラ55及び第2カメラ56と、第1カメラ55及び第2カメラ56が映し出す画像を撮像して取得した第1画像データ及び第2画像データから撮影領域及び乗場11aに入り込んだ全ての人物の画像データを個別に抽出する画像処理手段32と、を備え、エレベータ制御手段26が、玄関ドア2が一時解錠された前後で第1画像データ及び第2画像データから抽出された人物が一致していないと判断すると呼びの登録を行わないように構成されている。
従って、居住者が玄関1aを通って建物1内に入る場合や、建物1内に入ることを居住者に許可された訪問者が玄関1aを通って建物1に内に入る場合に、不審者が一緒に建物1に侵入してエレベータ10を利用しようとしても、エレベータ10の呼びが新たに登録されなくなる。従って、不審者はエレベータ10を利用して建物1の階床間を移動できなくなり、建物1内のセキュリティが向上する。
また、建物1の玄関先1bと居住者の室50とを通話可能に設けられるインターホンシステム40と、建物1の室50内に設けられ、玄関ドア2を一時解錠するためのドア解錠ボタン52と、を備えているので、居住者は、訪ねてきた人物が、不審者か否かをインターホンシステム40により確認して、玄関ドア2を解錠することが玄関1aから離れた室50から行うことができる。
また、居住者運転者用モードでは、エレベータ制御手段26は、玄関ドア2が一時解錠された前後で、第1画像データから抽出された人物が、予め居住者情報記憶部27に登録画像データを格納された居住者の中に含まれ、玄関ドア2が一時解錠された前後で第1画像データ及び第2画像データから抽出された人物が一致し、かつ玄関ドア2が一時解錠された後に第2画像データから人物が新たに抽出されてから、玄関1aと同じ階床の乗場呼びが登録されずに所定時間経過したと判断すると、以下のように呼びを登録するように構成されている。即ち、エレベータ制御手段26は、玄関1aと同じ階床の乗場呼び、及び第1画像データから抽出された人物に対応する居住者の登録画像データに関連付けされた居住階を行き先階とするかご呼びを登録する。
従って、エレベータ10を利用しようとする居住者が、両手に大きな荷物を持っている場合には、荷物を一旦床において、乗場呼び登録ボタン13aを操作しなくても、かご20が乗場11aに着床してかごドア及び乗場ドアが開き、さらに、居住階までかご20を自動的に移動させることができる。
なお、実施の形態1では、居住者が建物1内に入る際の玄関ドア2の解錠は、第1カメラ55で撮影されて取得される居住者の画像データが、予め居住者情報記憶部27に登録された画像データ内にあるときに行うものとして説明した。しかしながら、居住者が建物1内に入る際の玄関ドア2の解錠は、例えば、エレベータ制御手段26のROMに登録された予め定められた暗証番号を、居住者がテンキーを使って打ち込んだ場合や、居住者に渡されるカードキーを解錠するためのカード挿入部を玄関に設けておき、カードキーがカード挿入部に挿入された場合などにより行うようにしてもよい。
この場合、第1カメラ55による玄関側撮影領域は、テンキー42、またはカード挿入部に隣接する撮影領域に設定すればよい。
また、居住者運転者用モードでは、呼びの登録が所定時間経過しても行われない場合に、自動的に乗場呼び、及び居住階を行き先階とするかご呼びを登録するように構成したが、自動的に乗場呼び、及びかご呼びを登録しなくてもよい。
なお、モニタ51を設けるものとして説明したが、モニタ51は必ずしも設ける必要がない。ただし、モニタ51を設けることにより、訪問者を視覚的に不審者か否かを判断可能であり、建物1の居住者が、訪問者を不審者か否かを判断することが容易となる。
また、エレベータ制御手段26、玄関ドア制御手段31、及び画像処理手段32は別々に設けるものとして説明したが、これらは一体に設けられていてもよい。
1 建物、1a 玄関、2 玄関ドア、10 エレベータ、11a〜11d 乗場、13a 乗場呼び登録ボタン(呼び登録手段)、20 かご、22 行き先階登録ボタン(呼び登録手段)、26 エレベータ制御手段、27 居住者情報記憶部、31 玄関ドア制御手段、32 画像処理手段、40 インターホンシステム、41 子機、43 親機、50 室、52 ドア解錠ボタン(解錠指令手段)、55 第1カメラ、56 第2カメラ。

Claims (3)

  1. 複数階を有する建物の玄関を開閉可能に設けられた玄関ドアと、
    上記玄関ドアの開閉をオートロック式に制御する玄関ドア制御手段と、
    上記建物の各階床に設けられる乗場、上記乗場に着床可能に上記建物内を昇降自在に設けられたかご、及び上記乗場と上記かごに設けられた呼び登録手段の操作に応じて呼びを登録して上記かごの運転を制御するエレベータ制御手段を有するエレベータと、
    上記建物の外側で上記玄関に隣接する所定の撮影領域を撮影可能に設けられる第1カメラと、
    上記玄関と同じ階床の上記乗場を撮影可能に設けられる第2カメラと、
    上記第1カメラ及び上記第2カメラが映し出す画像を撮像して第1画像データ及び第2画像データを取得し、上記第1画像データ及び上記第2画像データから上記撮影領域及び上記乗場に入り込んだ全ての人物の画像データを個別に抽出することが可能に構成された画像処理手段と、
    を備え、
    上記エレベータ制御手段は、上記玄関ドア制御手段により上記玄関ドアが一時解錠された場合、上記玄関ドアが一時解錠された前後で上記第1画像データ及び上記第2画像データから抽出された人物が一致していないと判断すると上記呼びの登録を行わないことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 上記建物の外側に上記玄関に隣接して設置される子機、及び上記建物の室に設置される親機を有するインターホンシステムと、上記建物の上記室に設けられ、上記玄関ドアを一時解錠させるための解錠指令手段と、を備え、
    上記撮影領域は、上記子機を使用する人物を撮影可能に設定され、
    上記玄関ドア制御手段は、上記子機及び上記親機のいずれかとの間が通話可能に接続された状態で、上記子機と通話可能に接続された上記親機を有する上記室に設けられた上記解錠指令手段から上記玄関ドの解錠指令がだされたときに上記玄関ドアを一時解錠することを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 上記建物の居住者の登録画像データ及び居住階が関連付けされて予め格納された居住者情報記憶部を備え、
    上記エレベータ制御手段は、現在の上記第1画像データから抽出される人物が、予め上記居住者情報記憶部に上記登録画像データを格納された上記居住者の中に含まれる場合に、上記玄関ドアを上記玄関ドア制御手段に一時解錠させ、上記玄関ドアが一時解錠された前後で上記第1画像データ及び上記第2画像データから抽出された人物が一致し、かつ、上記玄関ドアが一時解錠された後に上記第2画像データから人物が新たに抽出されてから、上記玄関と同じ階床の乗場呼びが登録されずに所定時間が経過したと判断すると、上記玄関と同じ階床の乗場呼び、及び上記第1画像データから抽出された人物に対応する上記居住者の上記登録画像データに関連付けされた居住階を行き先階とするかご呼びを登録することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータシステム。
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