JP2005034135A - 一般食品、保健機能食品または健康補助食品の機能増強組成物及びその方法 - Google Patents

一般食品、保健機能食品または健康補助食品の機能増強組成物及びその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
プロバイオティクスやプレバイオティクス、バイオジェニックスの摂取による腸内環境整備およびビタミンやカロテノイド、ミネラル、抗酸化食品成分の摂取による抗酸化能整備またはその両方によって、消化、吸収、循環、代謝、免疫の基本的な生体機能を向上させることにより、一般食品、保健機能食品または健康補助食品の生体内利用効率を高め、その結果としてそれら食品の機能増強が図られる、健康に対して寄与する組成物を提供する。
【解決手段】
腸内環境整備または抗酸化能整備、あるいはその両方を行う成分により、一般食品、保健機能食品または健康補助食品の有効成分の生体内利用効率を向上させる機能増強組成物およびその機能増強方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は腸内環境整備または抗酸化能整備、あるいはその両方を行う成分により、一般食品、保健機能食品または健康補助食品の有効成分の生体内利用効率を向上させる機能増強組成物およびそれらの機能増強方法に関する。
近年、健康訴求の高まりから、食生活の改善や保健機能食品ならびに健康補助食品の摂取が注目されている。保健機能食品とは、有効性や安全性などを考慮した規格基準や個別審査によって、国が保健機能や栄養機能を表示することを認めた食品(栄養機能食品、特定保健用食品)のことである。また、健康補助食品とは、いわゆる健康食品のことであり、機能性成分を含有する食品、機能性成分を濃縮した食品、機能性成分を組合せた食品、栄養補助食品(いわゆるサプリメント)を含むものである。これらの健康訴求行動の目的は、疾病予防・リスク低減やQOL( Quality of Life ) の改善、美容・ダイエットなどであり、多種多様な商品が市場に提案されている。
他方、我々は日々の生活において、様々な食品を摂取することによって生命活動を維持している。これらの摂取された食品は消化管を通過する過程で消化・吸収され、血液などの体液を通して体内を循環し、必要とされる部位で使用され、あるいは変換される。しかし、それらの生理機能は加齢や生活習慣(ストレス、環境汚染、運動不足など)によって低下し、生体内利用効率の悪化を引き起こすことが言われている。
そのため、バランスの良い食生活を心掛け、保健機能食品や健康補助食品などにより栄養素や機能性成分を補ったとしても、期待される効果が十分に表れにくい場合が多く、結果として健康訴求行動の目的が達成されない状況が懸念されている。また、このような生体内利用効率の悪化を考慮して、より多く摂取することが効果を高めるとの考えから、多くの商品は過剰設計となっており、経済的に無駄な上、過剰分の排出などが負担となり、結果としてマイナス面が出てしまうことも懸念されている。
このような状況において、いくつかの試みがなされている。例えば、吸収に関しては、フラクトオリゴ糖の摂取によるミネラル吸収促進とその欠乏に起因する病的症状改善が行われている(例えば、特許文献1および2参照。)。また、フラクトオリゴ糖の摂取によるイソフラボン吸収促進と骨粗鬆症に対する相乗効果を示すことが知られている(例えば、特許文献3参照。)。循環に関しては、ビタミンEの摂取による皮膚血流の増加が知られている(例えば非特許文献1参照。)。また、ビタミンCの摂取による血圧低下が知られている(例えば非特許文献2参照。)。
しかしながら、これらの報告は個々の吸収促進に関する評価であったり、血液循環(冠循環、筋循環、皮膚循環、脳循環など)の一部分をみているにすぎない限定的なものであったりするものである。従って、消化・吸収や体内循環の機能改善により普遍的に栄養素や機能性成分の生体内利用効率が改善される一般食品、保健機能食品または健康補助食品の機能増強組成物に関する開発が全くなされていない。
特許第3024896号 特許第3188583号 国際公開公報WO99/44621号 Tanaka S., Jikeikai. Med. J.,1994,41,p.367〜387 Mullan B.A. et al.,Hypertension,2002,40,p.804〜809
本発明者らは、上記の状況を鑑み、消化・吸収や体内循環の改善について鋭意研究を重ねた結果、プロバイオティクス(腸内微生物が形成する腸内フローラのバランスを改善することによって宿主動物に有益に働く生菌またはそれを含む食品のことであり、例えば、乳酸菌を含んでいるヨーグルトが代表的なものとして挙げられる)やプレバイオティクス(腸内の有用菌増殖促進あるいは有害菌増殖抑制によって宿主動物の健康に有利に作用する難消化性食品成分のことであり、例えば、オリゴ糖や食物繊維が代表的なものとして挙げられる)、バイオジェニックス(直接あるいは腸内微生物を介して生理活性を示す食品成分のことであり、例えば、乳清発酵物が代表的なものとして挙げられる)の摂取による腸内環境整備、およびビタミンやカロテノイド、ミネラル、抗酸化食品成分の摂取による抗酸化能整備によって、消化、吸収、循環、代謝、免疫の基本的な生体機能を向上させることにより、一般食品、保健機能食品または健康補助食品の生体内利用効率を高め、その結果として、これら食品の機能増強が図られる健康に対して寄与する組成物を見出した。本発明は、かかる新しい知見の蓄積に基づいて完成されたものである。
すなわち、本発明は腸内環境整備または抗酸化能整備、あるいはその両方を行う成分により、一般食品、保健機能食品または健康補助食品の有効成分の生体内利用効率を向上させる機能増強組成物およびそれらの機能増強方法である。
また、本発明は腸内環境整備を行う成分がプロバイオティクス、プレバイオティクスおよびバイオジェニックスである1種または2種以上を含む、一般食品、保健機能食品または健康補助食品の有効成分の生体内利用効率を向上させる機能増強組成物およびそれらの機能増強方法である。
さらに、本発明は腸内環境整備を行う成分が乳酸菌、オリゴ糖、食物繊維あるいはビフィズス菌増殖因子である1種または2種以上を含む、一般食品、保健機能食品または健康補助食品の有効成分の生体内利用効率を向上させる機能増強組成物およびそれらの機能増強方法である。
また、他の態様としては、本発明は抗酸化能整備を行う成分がビタミン、カロテノイド、ミネラルあるいは抗酸化食品成分である1種または2種以上を含む、一般食品、保健機能食品または健康補助食品の有効成分の生体内利用効率を向上させる機能増強組成物およびそれらの機能増強方法である。
さらに、他の態様としては、本発明は一般食品、保健機能食品または健康補助食品を摂取する前に、予め上記機能増強組成物を摂取することを特徴とする一般食品、保健機能食品あるいは健康補助食品の機能増強方法である。
また、一般食品、保健機能食品または健康補助食品と上記機能増強組成物を同時に摂取することを特徴とする一般食品、保健機能食品または健康補助食品の機能増強方法である。
本発明における食品の有効成分とは、栄養素あるいは機能性成分(栄養成分的な側面がなく、単に生理的な機能のみの成分を指す。具体的には、ポリフェノールなどの抗酸化物質、ラクトフェリンなどの免疫賦活物質などがある)をいい、生体内利用効率とは、栄養素あるいは機能性成分が消化・吸収されて利用・処理する場所に届けられること、さらにその場所でどのように利用・処理されるか、その効率のことをいう。
本発明における腸内環境整備とは、プロバイオティクス、プレバイオティクスおよびバイオジェニックスである1種または2種以上を含む成分を摂取することにより、腸内で有用菌が増殖して有機酸を生成し、この有機酸が腸管粘膜の再生や有害菌の抑制などを行うことで、消化、吸収あるいは代謝機能を促進させることをいう。
腸内環境整備を行うプロバイオティクス成分としてはビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium sp.)乳酸菌、ラクトバチルス属(Lactobacillus sp.)乳酸菌、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium sp.)プロピオン酸菌、クロストリジウム ブチリカム(Clostridium butyricum)酪酸菌、ユウバクテリウム属(Eubacterium
sp.)酪酸生成菌など、プレバイオティクス成分としてはトレハルロース、パラチノース、パラチノースオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、グルコシルスクロース、ラクトスクロース、テアンデロース、ガラクトシルラクトース、ラクチュロース、α結合ガラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、サイクロデキストリン、分岐サイクロデキストリン、トレハロース、ニゲロオリゴ糖、パノース、マルトオリゴ糖、ゲンチオリゴ糖、キシロオリゴ糖、キチンオリゴ糖、キトサンオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ラフィノース、ビートオリゴ糖、難消化性デキストリン、デンプン、セルロース、ヘミセルロース、グルカン、リグニン、キチン、マンナン、キシラン、ペクチン、イヌリン、寒天、グアーガム、キサンタンガム、グルコン酸など、バイオジェニックス成分としては乳清発酵物、2-amino-3-carboxy-1,4-naphthoquinone、1,4-dihydroxy-2-naphthoic acid、ミエリン類、それらの分解物などが挙げられる。これらの成分を単独あるいは2つ以上の組合せて用いることができる。
また、本発明における抗酸化能整備とは、ビタミン、カロテノイド、ミネラルまたは抗酸化食品成分の1種または2種以上を含む成分を摂取することにより、血管、血清、血球などの循環組織や成分で活性酵素に対する抗酸化環境が整うとともに、加齢や生活習慣(ストレス、環境汚染、運動不足など)によって低下した生体の抗酸化能力が改善されることによって、消化、吸収、循環、代謝あるいは免疫の機能促進が起こることをいう。なお、抗酸化能整備を行う組成物を摂取する場合は、活性酵素種、生体内部位および生体外排出連鎖反応に対して考慮することが必要となる。
本発明の抗酸化能整備を行う成分としては、ビタミンA、ビタミンB類、ビタミンC、ビタミンE、トコトリエノール、α−カロテン、β−カロテン、γ−カロテン、リコピン、ルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ツナキサンチン、フコキサンチン、カンタキサンチン、クリプトキサンチン、ユビキノン、ユビキノール、銅、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、モリブデン、ポリフェノール類、クロロフィル類、ブロモフェノール、チオール化合物、グルタチオン、システイン、システイン含有ペプチド、BHT、BHA、セサミノール、テルペン類、ムコ多糖あるいは抗酸化酵素類が挙げられる。これらの成分を1種または2種以上を組合せて用いることができる。
本発明に係る一般食品、保健機能食品あるいは健康補助食品の機能増強組成物及びその方法は、加齢や生活習慣(ストレス、環境汚染、運動不足など)によって低下した消化や吸収、循環、代謝などの生理機能を向上させ、腸内環境整備と抗酸化能整備により、それらの食品の栄養素や機能性成分の生体利用効率を上げることができる。したがって、バランスの良い食生活を心掛けたり、保健機能食品や健康補助食品などで栄養素や機能性成分を補ったりしても、期待される効果が十分に現れにくいという状況に対しては、別に生体利用効率向上を準備することによって効果発現を改善する極めて有用な方法である。
腸内環境整備はビフィズス菌などの有用菌の増殖を図ることによって実現され、その代表的な食品成分であるフラクトオリゴ糖を0.5〜10g/日摂取することでビフィズス菌が増殖して有機酸が生成される。その結果、大腸内でミネラルなどの吸収が促進されると同時に、下記の実施例1に示すように、フラクトオリゴ糖の摂取により小腸粘膜の健全性維持あるいは健全化され、表面積すなわち吸収面が増大することによって栄養素や機能性成分の吸収が健全性維持あるいは促進される。このような普遍的な吸収促進例として、下記の実施例2にフラクトオリゴ糖の摂取によるアントシアニン吸収促進が挙げられる。このような吸収促進効果は、血中濃度や尿中排泄量の増加、あるいは視覚改善などの期待する機能増強によって確認される。
次に、抗酸化能整備は、活性酸素種(一重項酸素12、スーパーオキシドO・2 -、過酸化水素H22、ヒドロキシラジカルOH・、過酸化脂質など)、生体内部位(紫外線曝露による皮膚、過酸化脂質による血管、肝臓など)および生体外排出連鎖反応(脂質酸化を抑制した結果生じるビタミンEラジカルをビタミンEに戻すビタミンCなど)を考慮して摂取することにより、体内の酸化ストレス状態改善あるいは体内の酸化ストレス予防能力向上(抗酸化準備量)の両方が図られる。その結果、血球膜可塑性、血管柔軟性などの向上、血管狭さくなどの予防・改善、LDLなどの栄養素あるいは機能性成分の運搬体の健全性維持あるいは改善がなされる。
抗酸化能整備を行う成分の摂取では、特に1回の摂取量を限定しなくてもよく、1日の摂取量の中で適宜摂取量を変更することができる。主な抗酸化能整備を行う成分の1日の摂取量は、例えば、α-カロテン0.1〜100mg/日、β-カロテン0.5〜200mg/日、リコピン0.1〜100mg/日、ビタミンE10〜1000mg/日、トコトリエノール0.5〜500mg/日、ビタミンC50〜2000mg/日およびグルタチオン1〜500mg/日である。これらの成分の1種または2種以上を含む組成物を摂取により抗酸化能整備が得られる。このような普遍的な循環・代謝促進例として、下記の実施例3にビタミンEの摂取によるサーデンペプチド降圧作用に対する増強(相乗)効果が挙げられる。このような効果は、血中濃度や尿中排泄の変化、あるいは血圧低下などの期待する機能増強によって確認される。
一般食品、保健機能食品または健康補助食品の生体内利用効率を高め、それら食品の機能増強させる腸内環境整備を行う成分と抗酸化能整備を行う成分とを含む組成物としては、例えば、腸内環境整備を行う成分としてフラクトオリゴ糖、抗酸化能整備を行う成分としてビタミンC、グルタチオン、α-カロテン、β-カロテン、リコピン、ビタミンE、トコトリエノールを含むものがあり、この組合せにより、腸内環境整備として腸内のビフィズス菌数が増加し、抗酸化能整備として過酸化脂質の減少や循環の健全性維持・改善、唾液中のIgA増加などにより相乗的な効果が期待できる。 このような普遍的な機能増強例として、下記の実施例4に腸内環境整備成分および抗酸化能整備成分を複合的に摂取した場合のヒトにおける腸内環境整備および抗酸化能整備の状況が挙げられ、一般食品、保健機能食品または健康補助食品の有効成分の生体内利用効率を向上させる準備が整ったことが確認される。
本発明の組成物は、必要に応じてその他の添加剤を混合してもよい。これらの混合末を造粒することもできる。造粒方法は公知の製剤技術であれば、どのような方法を用いてもよい。よって、攪拌造粒、流動層造粒や押し出し造粒のような湿式造粒法やその他乾式造粒法等も用いて顆粒剤にすることもできる。また、これらの混合末あるいは顆粒を錠剤やカプセル剤に製することもできる。さらに液体成分のものは必要に応じてその他の添加剤を混合し、粉末にすることもできる。上記と同様に造粒して顆粒、錠剤やカプセル剤にすることもできる。また、液体成分は液状のまま用いてもよいが、必要に応じてその他の添加剤を加えてソフトカプセルにすることもできる。
具体的な製剤例としては、油脂系成分でないフラクトオリゴ糖1g/日(例えば、メイオリゴP粉末(明治製菓株式会社製))、ビタミンC500mg/日(例えば、食品添加物アスコルビン酸:ロシュ社製)、グルタチオン10mg/日(例えば、グルタチオン含有酵母エキス(協和ハイフーズ株式会社製))を乳糖、デンプン、デキストリン、プルランを基材として造粒して顆粒剤とするが、これを打錠することによって錠剤とすることもできる。次に、油脂系成分であるα-カロテン1.5mg/日(例えば、パーム抽出物(ライオン株式会社製))、β-カロテン6mg/日(例えば、食品添加物β-カロテン(三栄源FFI株式会社製))、リコピン5mg/日(例えば、トマト抽出物(協和発酵工業株式会社製))、ビタミンE134mg/日(例えば、食品添加物ビタミンE(理研ビタミン株式会社製))、トコトリエノール5mg/日(例えば、パーム抽出物(富士化学工業株式会社製))を植物油脂、乳化剤を基材としてゼラチンを皮膜としてソフトカプセルを製し、2種類の製剤を組合せて提供できる。これらの製剤の特徴として、全量を顆粒あるいはカプセルとした場合に比較して、摂取しやすいコンパクト設計となる点が挙げられる。また、水系と油脂系の成分が接触しないことによって製剤中の成分の安定化が図られる点も挙げられる。
フラクトオリゴ糖摂取によって小腸粘膜の人為的傷害が抑えられる動物実験
6週齢のNC/Jic系雄性マウス(体重25〜30g)を標準固形飼料(MF:オリエンタル酵母工業株式会社)で1週間予備飼育した後、体重にバラツキが生じないように、A、B、C群の3群に分け、1群7〜10匹として試験に供した。表1に示すようにAIN−93G飼料を基本組成として、フラクトオリゴ糖(メイオリゴP:明治製菓株式会社製)をシュークロースと置換する形でそれぞれ0(A群)、5(B群)、0(C群)%含有する試験飼料を作製し、群分けした3群のマウスにそれぞれ38日間自由摂取させた。加齢や生活習慣による吸収低下のモデルとして、OVA(卵白アルブミン)による免疫感作を用いた小腸粘膜への人為的傷害を用いた。なお、C群は正常群として小腸粘膜への人為的傷害を与えない設定とした。飼料摂取7日目にOVAをアラム( Pierce Chemical社製 )とともに腹腔に感作し、その2週間後に同様の感作を行った。 この2回目の感作の2週間後にOVAを経口的に投与し、3時間後に空腸部位を摘出した。常法に従い病理切片を作製し、Hematoxilin-Eosin染色にて腸管の病理像を観察した。
Figure 2005034135
その結果は図1に示すように、OVA感作群のOVA摂取後の小腸には、絨毛浮腫、杯細胞増加などの病理像(図1の中央)が観察されるのに対し、予めフラクトオリゴ糖を摂取させたOVA感作群のOVA摂取後ではこうした病態が軽減しており、正常群(図1の左側)に近い病理像(図1の右側)であった。したがって、フラクトオリゴ糖摂取によって吸収面である小腸粘膜の表面積が確保されることが確認された。
フラクトオリゴ糖摂取によるアントシアニン吸収促進効果
7週齢のSprague-Dawley系雄性ラット(体重250〜300g)を標準固形飼料(品名:MF、オリエンタル酵母工業株式会社製)で1週間予備飼育した後、体重にバラツキが生じないように、A、B、C群の3群に分け、1群6匹として試験に供した。表2に示すようにAIN−93G飼料を基本組成として、フラクトオリゴ糖(メイオリゴP:明治製菓株式会社製)をシュークロースと置換する形でそれぞれ0%(A群)、2.5%(B群)、5.0%(C群)含有する試験飼料を作製し、群分けした3群のラットにそれぞれ10日間自由摂取させた。試験飼料摂取11日目に8時間絶食後、エーテル麻酔下でラットのペニスに採尿用のチューブを装着し、ボールマンケージ(KN:夏目製作所製)に固定した。麻酔からの回復後、脱イオン水に溶解したアントシアニン高含有カシス抽出物(明治カシスポリフェノール:明治製菓株式会社製)を胃ゾンデにより経口投与した(アントシアニンとして50mg/kg体重/10ml)。投与後18時間までに排泄された全尿を、あらかじめ0.4mol/L塩酸2.5mlを添加しておいた採尿容器に氷中下で回収した。尿量測定後、尿中に含まれるアントシアニン量をLC−MSにより測定した。アントシアニン量はBCAに含まれているデルフィニジン−3−グルコシド、デルフィニジン−3−ルチノシド、シアニジン−3−グルコシド、シアニジン−3−ルチノシドの総和とし、アントシアニン投与量に対する尿中排泄率を算出した。
その結果は図2に示すように、フラクトオリゴ糖非摂取のA群に比して、2.5%ならびに5.0%のフラクトオリゴ糖を含有する飼料を摂取したB及びCの両群で、尿中アントシアニン排泄率が有意に増加することから、フラクトオリゴ糖によりアントシアニンの吸収促進効果が確認された。
Figure 2005034135
ビタミンE摂取によるサーデンペプチド降圧作用促進効果
8週齢の高血圧自然発症ラット(SHR、)を標準固形飼料(品名:MF、オリエンタル酵母工業株式会社製)で3週間予備飼育した後、収縮期血圧が170mmHg以上を示すものを試験に供した。SHR(体重240−310g)42匹を血圧と体重が各群で平均化するように、A、B、C、D、E、F群の6群に分け、1群7匹として試験に供した。次いで、標準固形飼料を自由摂取させながら、d−α−トコフェロール(タマ生化学株式会社製)を0mg/kg(A群、D群)、32mg/kg(B群、E群)、160mg/kg(C群、F群)となるようにオリーブ油で希釈して6週間連続経口投与し、1週ごとに体重、血圧および心拍数を測定した。また、d−α−トコフェロール経口投与4週間目において、サーデンペプチド(バリルチロシン0.1%含有品:仙味エキス株式会社製)を100mg/kg(D群、E群、F群)の量で5ml/kgの容量となるように単回経口投与し(A群、B群、C群は溶媒の0.5%カルボキシメチルセルロース水溶液を同容量投与)、血圧と心拍数の変化を測定した。下記の図3〜7の結果は平均値及び標準偏差で表し、投与直前に対する有意差検定については、乱塊法による誤差分散を用いたDunnet型多重比較、また、A、B及びC群の対照に対する有意差検定については、Student's t−testにより実施した。危険率5%未満及び1%未満で有意差があるものを**及び*並びに##及び#で示した。
d−α−トコフェロール連続投与(投与6週間の収縮期血圧(SBP)の推移:図3、投与後8時間のSBP推移:図4)およびサーデンペプチド単回投与(d−α−トコフェロール未投与区のサーデンペプチド投与後8時間のSBP推移:図5)においては、それぞれの投与の有無で比較した場合、投与による降圧作用が小さいながら認められた。一方、d−α−トコフェロール連続投与区のサーデンペプチド投与後8時間のSBP推移においては、図6および図7に示したように、サーデンペプチド投与の有無で比較した場合、投与による降圧作用が相乗的に認められた。よって、ビタミンEの抗酸化能整備により機能性食品素材の作用が促進されることが確認された。

腸内環境整備および抗酸化能整備を図る組成物の摂取試験
1日摂取量として、水溶系成分であるフラクトオリゴ糖1g(メイオリゴP粉末:明治製菓株式会社製)、ビタミンC500mg(食品添加物アスコルビン酸:ロシュ社製)および、グルタチオン10mg(グルタチオン含有酵母エキス:協和ハイフーズ株式会社製)に乳糖、デンプン、デキストリン、プルランの各基材を加えて造粒し、顆粒剤とした。また、油脂系成分であるα-カロテン1.5mg( パーム抽出物:ライオン株式会社製)、β-カロテン6mg(食品添加物β-カロテン:三栄源FFI株式会社製)、リコピン5mg(トマト抽出物:協和発酵工業株式会社製)、ビタミンE134mg(食品添加物ビタミンE:理研ビタミン株式会社製)および、トコトリエノール5mg(パーム抽出物:富士化学工業株式会社製)に植物油脂、乳化剤の基材を加え、ゼラチン皮膜によりソフトカプセルとした。これらの製剤を用い、2重盲験クロスオーバープラセボ比較によるヒト臨床試験を行った。なお、プラセボは糖質、脂質またはミネラルなどの量によって影響を受けないよう、水溶系成分をデキストリンなどに、油脂系成分を中鎖脂肪酸などに代替して作製した。
試験では健常人14名を2群に分け、それぞれ試験製剤あるいはプラセボ剤を28日間摂取させ、その後28日間休止させた。次に、上記2種の製剤をクロスオーバーさせて28日間摂取させた。なお、試験期間中のサプリメント等の摂取は控え、厳格な食事制限は行わず、通常の生活とした。測定項目の結果を試験製剤およびプラセボ剤摂取前後の腸内環境整備および抗酸化能整備の状況として表3に示した。

その結果から、試験製剤の摂取により、腸内環境整備および抗酸化能整備が図られ、栄養素や機能性成分の吸収が健全性維持あるいは促進された。さらに血球膜可塑性、血管柔軟性などの向上、血管狭さくなどの予防・改善、LDLなどの栄養素あるいは機能性成分の運搬体の健全性維持あるいは改善が確認された。その結果として、一般食品、保健機能食品あるいは健康補助食品の様々な有効成分の生体内利用効率向上によって各食品の機能増強が図られた。
Figure 2005034135
OVA(卵白アルブミン)感作によって誘導される腸の傷害に対するFOS(フラクトオリゴ糖)摂取の影響を示す図である。 フラクトオリゴ糖摂取によるアントシアニン吸収率をアントシアニンの尿中排泄量の評価を示す図である。 d−α−トコフェロールの連続投与による降圧作用の評価を示す図である。 d−α−トコフェロールの単独投与による降圧作用の評価を示す図である。 d−α−トコフェロールの未投与群によるサーデンペプチド降圧作用の相乗作用の評価を示す図である。 d−α−トコフェロール32mg/kgの投与群によるサーデンペプチド降圧作用の相乗作用の評価を示す図である。 d−α−トコフェロール160mg/kgの投与群によるサーデンペプチド降圧作用の相乗作用の評価を示す図である。

Claims (14)

  1. 腸内環境整備または抗酸化能整備、あるいはその両方を行う成分により、一般食品、保健機能食品または健康補助食品の有効成分の生体内利用効率を向上させる機能増強組成物。
  2. 腸内環境整備を行う成分がプロバイオティクス、プレバイオティクスおよびバイオジェニックスの1種または2種以上含まれる請求項1記載の機能増強組成物。
  3. 腸内環境整備を行う成分が乳酸菌、オリゴ糖、食物繊維あるいはビフィズス菌増殖因子である1種または2種以上を含む請求項1または2記載の機能増強組成物。
  4. 腸内環境整備を行う成分がビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium sp.)乳酸菌、ラクトバチルス属(Lactobacillus sp.)乳酸菌、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium sp.)プロピオン酸菌、クロストリジウムブチリカム(Clostridium butyricum)酪酸菌、ユウバクテリウム属(Eubacterium sp.)酪酸生成菌、トレハルロース、パラチノース、パラチノースオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、グルコシルスクロース、ラクトスクロース、テアンデロース、ガラクトシルラクトース、ラクチュロース、α結合ガラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、サイクロデキストリン、分岐サイクロデキストリン、トレハロース、ニゲロオリゴ糖、パノース、マルトオリゴ糖、ゲンチオリゴ糖、キシロオリゴ糖、キチンオリゴ糖、キトサンオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ラフィノース、ビートオリゴ糖、難消化性デキストリン、デンプン、セルロース、ヘミセルロース、グルカン、リグニン、キチン、マンナン、キシラン、ペクチン、イヌリン、寒天、グアーガム、キサンタンガム、グルコン酸、乳清発酵物、2-amino-3-carboxy-1,4-naphthoquinone、1,4-dihydroxy-2-naphthoic acid、ミエリン類あるいはそれらの分解物である1種または2種以上を含む請求項1〜3記載の機能増強組成物。
  5. 抗酸化能整備を行う成分がビタミン、カロテノイド、ミネラルあるいは抗酸化食品成分である1種または2種以上を含む請求項1記載の機能増強組成物。
  6. 抗酸化能整備を行う成分がビタミンA、ビタミンB類、ビタミンC、ビタミンE、トコトリエノール、α−カロテン、β−カロテン、γ−カロテン、リコピン、ルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ツナキサンチン、フコキサンチン、カンタキサンチン、クリプトキサンチン、ユビキノン、ユビキノール、銅、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、モリブデン、ポリフェノール類、クロロフィル類、ブロモフェノール、チオール化合物、グルタチオン、システイン、システイン含有ペプチド、BHT、BHA、セサミノール、テルペン類、ムコ多糖あるいは抗酸化酵素類である1種または2種以上を含む請求項1および5記載の機能増強組成物。
  7. 腸内環境整備または抗酸化能整備、あるいはその両方を行う成分を摂取することにより、一般食品、保健機能食品または健康補助食品の有効成分の生体内利用効率を向上させる機能増強方法。
  8. 腸内環境整備を行う成分がプロバイオティクス、プレバイオティクスおよびバイオジェニックスである1種または2種以上を含む請求項7記載の機能増強方法。
  9. 腸内環境整備を行う成分が乳酸菌、オリゴ糖、食物繊維あるいはビフィズス菌増殖因子である1種または2種以上を含む請求項7または8記載の機能増強方法。
  10. 腸内環境整備を行う成分がビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium sp.)乳酸菌、ラクトバチルス属(Lactobacillus sp.)乳酸菌、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium sp.)プロピオン酸菌、クロストリジウムブチリカム(Clostridium butyricum)酪酸菌、ユウバクテリウム属(Eubacterium sp.)酪酸生成菌、トレハルロース、パラチノース、パラチノースオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、グルコシルスクロース、ラクトスクロース、テアンデロース、ガラクトシルラクトース、ラクチュロース、α結合ガラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、サイクロデキストリン、分岐サイクロデキストリン、トレハロース、ニゲロオリゴ糖、パノース、マルトオリゴ糖、ゲンチオリゴ糖、キシロオリゴ糖、キチンオリゴ糖、キトサンオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ラフィノース、ビートオリゴ糖、難消化性デキストリン、デンプン、セルロース、ヘミセルロース、グルカン、リグニン、キチン、マンナン、キシラン、ペクチン、イヌリン、寒天、グアーガム、キサンタンガム、グルコン酸、乳清発酵物、2-amino-3-carboxy-1,4-naphthoquinone、1,4-dihydroxy-2-naphthoic acid、ミエリン類あるいはそれらの分解物である1種または2種以上を含む請求項7〜9記載の機能増強方法。
  11. 抗酸化能整備を行う成分がビタミン、カロテノイド、ミネラルあるいは抗酸化食品成分である1種または2種以上を含む請求項7記載の機能増強方法。
  12. 抗酸化能整備を行う成分がビタミンA、ビタミンB類、ビタミンC、ビタミンE、トコトリエノール、α−カロテン、β−カロテン、γ−カロテン、リコピン、ルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ツナキサンチン、フコキサンチン、カンタキサンチン、クリプトキサンチン、ユビキノン、ユビキノール、銅、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、モリブデン、ポリフェノール類、クロロフィル類、ブロモフェノール、チオール化合物、グルタチオン、システイン、システイン含有ペプチド、BHT、BHA、セサミノール、テルペン類、ムコ多糖あるいは抗酸化酵素類である1種または2種以上を含む請求項1および5記載の機能増強方法。
  13. 一般食品、保健機能食品または健康補助食品を摂取する前に、予め請求項1〜6記載の組成物を摂取することを特徴とする一般食品、保健機能食品あるいは健康補助食品の機能増強方法。
  14. 一般食品、保健機能食品または健康補助食品と請求項1〜6記載の組成物を同時に摂取することを特徴とする一般食品、保健機能食品または健康補助食品の機能増強方法。
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