JP2015120646A - 創傷治療剤 - Google Patents

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薫 久保
Kaoru Kubo
薫 久保
恒一 友田
koichi Tomoda
恒一 友田
弘 木村
Hiroshi Kimura
弘 木村
金忠 清水
Kinchu Shimizu
金忠 清水
俊孝 小田巻
Toshitaka Odamaki
俊孝 小田巻
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Abstract

【課題】創傷及び褥瘡の症状を改善する創傷治療剤、及び前記創傷治療剤を含む医薬組成物又は栄養組成物を提供する。
【解決手段】有効成分として含むビフィズス菌と、並びに、グルタミン、食物繊維、及びオリゴ糖を含む組成物とを含有する創傷治療剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、有効成分として含むビフィズス菌と、並びに、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖を含む組成物とを含有する創傷治療剤に関する。
日常生活において、切創、刺創等のように創傷を受けることがある。創傷が軽度の場合には自然治癒力にまかして治ることがある。しかし、創傷の軽度・重度に拘わらず、創傷部分の治癒がより速く進むことが望ましい。
特に、高齢者は、日常の些細な動作でも創傷を受けたり、様々な疾患によって寝たきり状態となった場合には褥瘡(床ずれ)を受けやすい。さらに、高齢者は、若者に比べ、創傷の自然治癒の速さが遅くなりやすい。また、経口摂取であれば、注射等のように専門的な知識や方法を知らなくともよく、利便性が高い。したがって、高齢者にとって、専門的な知識を必要とせずに経口摂取により、栄養摂取と共に簡便に創傷治療ができる創傷治療剤が望まれている。
特許文献1には、少なくともグルタミン又はアルギニンを含有するゲル化炭化水素からなる軟膏剤である創傷治癒剤が開示されており、グルタミン又はアルギニンと、ゲル化炭化水素とを併用して塗布することにより高い創傷治療効果が得られることが開示されている。
特許文献2には、食物繊維を有効成分とする褥瘡抑制組成物が開示されている。
特許文献3には、有効成分として少なくとも、竹エキスと、マリンコラーゲンと、イソマルトオリゴ糖と、糖セラミドとを含んだ褥瘡治療用経口剤が開示されている。
特許文献4には、グルタミンとオリゴ糖及び食物繊維を特定の割合で配合した組成物が開示されており、当該組成物はグルタミン単独投与又はオリゴ糖と食物繊維を含有する組成物を単独で投与した場合に比べて、難治性日和見感染を呈した患者の免疫能の回復効果が有意に優れていることが開示されている。
また、医療現場において、消化管手術の術前・術後において、絶食をして経静脈栄養法を施行する治療が行われる場合があるが、長期絶食に伴う高カロリー輸液が、腸管由来の免疫能低下や腸内細菌叢の異常による腸炎等の種々の合併症を併発することが知られている。このような術後の合併症を予防する目的で、消化管手術の術前・術後に、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖からなる組成物を、経静脈栄養法にて投与することが実施されている。
また、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖からなる組成物は、経口投与による、腸管粘膜の萎縮防止、下痢・便秘などの消化器症状の改善等の効果が期待されている。
このように、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖からなる組成物は、消化器外科、救急・集中治療、緩和医療等の分野で注目されている。
特開平10−175857号公報 特開2008−115095号公報 特開2008−044916号公報 特開2002−226369号公報
本発明は、創傷治療効果又は創傷治癒効果の高い創傷治療薬剤を提供することを主な目的とする。
本発明者等は、前記事情に鑑みて鋭意研究を進めた結果、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖を含む組成物(以下、「GFO組成物」ともいう)を投与した場合と比較し、このGFO組成物にさらにビフィズス菌を加えて、グルタミン、食物繊維、オリゴ糖及びビフィズス菌の4成分を有効成分として併せて使用すると、顕著に創傷治療又は創傷治癒効果が得られることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成されたものである。
すなわち、本発明は、有効成分として含むビフィズス菌と、並びに、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖を含む組成物とを含有する創傷治療剤を提供するものである。
また、本発明は、前記創傷治療剤を含む医薬組成物を提供するものである。
また、本発明は、前記創傷治療剤を含む栄養組成物を提供するものである。
本発明は、創傷治療効果又は創傷治癒効果の高い創傷治療薬剤を提供することができる。
[創傷治療剤]
本開示の創傷治療剤は、有効成分として含むビフィズス菌と、並びに、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖を含む組成物とを含有するものである。本開示の創傷治療剤における重要な有効成分は、ビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の4成分である。
(創傷)
一般的に創傷とは、外的、内的要因によって起こる体表組織の物理的損傷を指す。医学的には、創傷はその形状や原因等によって分類されている。本明細書において、「創傷」とは、切創、割創といった開放性損傷、擦過傷や挫傷といった非開放性の損傷、又は褥瘡(例えば、「床ずれ」)の少なくとも何れか1つを含む皮膚組織の損傷をいう。
また、本明細書において、「褥瘡」とは、エネルギーや蛋白質の摂取不足による低栄養や皮膚への圧力、せん断力、摩擦力、湿度、温度などの物理的刺激による要因により、皮膚、皮下脂肪組織、筋肉への血流が持続的に悪くなり、これらの組織が死んでしまった状態をいう。また、「床ずれ」とは、長期に渡って同じ体勢で寝ることで、体と支持面(ベッド等)との接触局所で血行不全となって組織周辺が壊死を起こすものをいう。
また、本明細書において、「創傷の治療」又は「創傷の治癒」とは、創傷による創面形成箇所における血小板の凝集と血管収縮による止血及びマクロファージによる創面の死滅細胞の取込みが行われる第1ステップと、繊維芽細胞が分泌するコラーゲンを主体とした肉芽組織による創面の修復が行われる第2ステップと、肉芽組織が瘢痕組織へと変化し安定化する第3ステップからなる一連の作用機序又は第1〜3の何れかのステップの作用機序を促進させることをいう。
創傷治療効果又は創傷治癒効果の程度は、創傷面積の減少率で評価することができ、例えば、開放創径の測定により算出することができる。創傷面積の減少が早いほど治療効果又は治癒効果が高い。
例えば、開放創傷面積の比[(各投与群の開放創傷面積(%)/コントロール投与群の開放創傷面積(%))×100で算出される面積比]が95%程度以下であれば好ましく、90%以下であればより好ましく、80%以下であればさらに好ましく、70%以下であればよりさらに好ましく、65%以下であれば特に好ましい。このような開放創傷面積の比率の低下により、良好な創傷治療効果が発揮されていると判断される。
前記創傷治療剤は、グルタミン、食物繊維、オリゴ糖及びビフィズス菌の上記構成を有するため、安全性が高く飲食を通じた栄養摂取が可能であり、これと共に、創傷の症状の改善等も期待される。安全性が高く、飲食を通じて摂取可能であるので、専門的な知識を必要とせず、経口投与によって誰にでも簡便に治療や症状の改善等を行うことができる。さらに、副作用が生じないか少ないため、長期に継続的に摂取することが可能である。
有効成分としてビフィズス菌を含ませることで、創傷治療効果又は創傷治癒効果が奏される。そして、このように、ビフィズス菌、グルタミン、食物線維及びオリゴ糖の4成分を有効成分として含有させることで、際立って顕著な創傷治療効果又は創傷治癒効果が奏される。さらに、褥瘡の予防、改善又は治療に用いることが好適である。
(ビフィズス菌)
本開示において、ビフィズス菌を使用することを特徴とする。本技術の期待する創傷治療等の効果を奏するには、プロバイオティクスとして乳酸菌のなかでも特にビフィズス菌を使用することが重要である。ビフィズス菌は腸に届くと、そこで炭水化物を分解して乳酸と短鎖脂肪酸の1つである酢酸を産生するが、産生された酢酸は腸粘膜上皮の増殖促進や保護作用を有する。また、ビフィズス菌に創傷の治療又は創傷の治癒効果を発揮することは明確に理解されていない。しかも、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の組み合わせと併用することで、より良好に創傷の治療又は創傷の治癒効果を発揮することは予測し得ないことである。
尚、本明細書において「ビフィズス菌」とはビフィドバクテリウム属に属する細菌を意味する。
前記ビフィズス菌としては、ビフィドバクテリウム属に属する細菌であればよく、例えば、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)、ビフィドバクテリウム・インファンティス(Bifidobacterium infantis)、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis)、ビフィドバクテリウム・カテヌラツム(Bifidobacterium catenulatum)、ビフィドバクテリウム・シュードロンガム(Bifidobacterium pseudolongum)、及びビフィドバクテリウム・サーモフィルム(Bifidobacterium thermophilum)を挙げることができる。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本開示で使用されるビフィズス菌は特に限定されないが、経口投与または経口摂取される点で、胃酸に曝露しても死滅することなく腸まで生きて届くビフィズス菌が好ましく、これは天然微生物又は改変微生物の何れでもよい。具体的には、胃酸耐性を元々有していているビフィズス菌又は胃酸耐性が付与されたビフィズス菌の何れでもよい。
前記ビフィズス菌のなかでも、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)が、耐酸性及び耐酸素性に優れる点で好ましい。
本開示に使用するビフィズス菌として、例えば、商品名「BB536」((株)クリニコ製)等の市販品を使用することができる。
前記ビフィズス菌の含有量は、特に限定されないが、創傷治療剤(不揮発分)100g中に、例えば1.6×10〜2.8×1012CFU程度である。ビフィズス菌の含有量の上限は、好ましくは1.4×1012CFU、より好ましくは6.4×1011CFUである。なお、「CFU」は「colony forming units」を意味するものである。
また、本開示の創傷治療剤において、ビフィズス菌と、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の含有量の比率は、例えば、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の合計質量1gに対して、ビフィズス菌が8.0×10〜3.5×1010CFU程度である。好ましくは、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の合計質量1gに対してビフィズス菌が7.0〜9.0×10CFUである。
(グルタミン)
本開示で使用されるグルタミンは、アミノ酸の1つであり、骨格筋の遊離アミノ酸の約6割を占めるアミノ酸である。グルタミンは、筋肉のタンパク質合成の促進や、消化器系、特に腸管の機能維持等の主要なエネルギー源として知られている。また、グルタミンは非必須アミノ酸であるが、代謝性ストレスなど異化機能が著しく亢進した状態では、生体内の合成だけではまかなうことができなくなるため、グルタミンの要求量が急激に高まることから準必須アミノ酸とされることもある。
前記グルタミンの含有量は、本発明の創傷治療剤(不揮発分)100g中に、例えば0.5〜50gである。グルタミンの含有量の上限は、好ましくは40g、より好ましくは30gであり、その下限は、好ましくは0.8g、より好ましくは1gである。
前記グルタミンの含有量は、本開示に用いるGFO組成物(不揮発分)100g中に、例えば10〜40gである。グルタミンの含有量の上限は、好ましくは35g、より好ましくは32gであり、その下限は、好ましくは15g、より好ましくは20gである。
(食物繊維)
本開示で使用される食物繊維は、ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分の総体(五訂増補日本食品標準成分表:平成17年1月24日;日本国文部科学省)である。食物繊維として、食品由来の炭水化物ポリマーが好適であり、化学処理又は酵素処理等にて難消化成分にした炭水化物ポリマーを使用してもよい。
前記食物繊維には、不溶性食物繊維及び/又は水溶性食物繊維が含まれる。
前記食物繊維のうち、胃で消化されずに腸まで届き、ビフィズス菌の栄養源となるものが好ましく、例えば難消化性多糖類が挙げられる。
前記食物繊維の構成単位として、例えばD−グルコース、D−マンノース、D−ガラクトース、D−フラクトース、D−キシロース等;ウロン酸(例えばガラクツロン酸等);デオキシ糖(例えば、L−ラムノース等);アミノ糖(例えば、グルコサミン等)等の単糖類(例えば、アルドース及びケトース等)等から選択される少なくとも1種又は2種以上の構成単糖がグリコシド結合により結合されてなる構成単位を挙げることができる。なお、前記食物繊維において単糖類の重合度は少なくとも11以上である。
前記不溶性食物繊維として、例えば、セルロース、ヘミセルロース、リグニン等の植物系不溶性食物繊維;キチン、キトサン等の動物又は菌類系不溶性食物繊維等を挙げることができる。これらを単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
前記水溶性食物繊維としては、例えば、ペクチン、グアーガム酵素分解物、アガロース、グルコマンナン、ポリデキストロース、アルギン酸ナトリウム、イヌリン、カラギーナン等を挙げることができる。これらを単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
これらを単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。これら水不溶性及び水溶性の食物繊維を、さらに難消化化、低分子化、水溶性化、水不溶性化等した食物繊維を得るための処理(例えば、化学処理及び/又は酵素処理等)を行ってもよい。
前記食物繊維としては、水溶性食物繊維を含有することが好ましく、水溶性食物繊維のグルカンを含有することがより好ましく、ポリデキストロースを含有することがさらに好ましい。
前記食物繊維の含有量は、本開示の創傷治療剤(不揮発分)100g中に、例えば0.5〜50gである。食物繊維の含有量の上限は、好ましくは40g、より好ましくは30gである。下限は、好ましくは0.7g、より好ましくは1gである。
前記食物繊維の含有量は、本開示に用いるGFO組成物(不揮発分)100g中に、例えば25〜60gである。食物繊維の含有量の上限は、好ましくは55g、より好ましくは53gであり、その下限は、好ましくは30g、より好ましくは33gである。
(オリゴ糖)
本開示で使用されるオリゴ糖は、D−グルコース、D−フラクトース、D−ガラクトース、D−キシロース、D−マンノース等の単糖類(例えば、アルドース及びケトース等)から選択される少なくとも1種以上の単糖類がグリコシド結合により結合されてなる化合物(例えば、ホモオリゴ糖及びヘテロオリゴ糖等)である。前記単糖類の重合度は、例えば2以上、好ましくは2〜10である。
前記オリゴ糖のうち、胃で消化されずに腸まで届き、ビフィズス菌の栄養源となるオリゴ糖が好ましい。
前記オリゴ糖として、例えば、ラクチュロース、スクロース、ラクトース、マルトース、トレハロース、ツラノース、セロビオース等の二糖類;メレジトース、ラフィノース、マルトトリオース等の三糖類;アカルボース、スタキオース等の四糖類等;ラクトスクロース、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、デキストリン等の5個以上の単糖が結合されてなる化合物等を挙げることができる。
これらを単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
前記オリゴ糖としては、なかでもラクチュロース及び/又はラクトスクロースを含有することが好ましい。
前記オリゴ糖の含有量としては、本発明の創傷治療剤(不揮発分)100g中に、例えば1〜50gである。オリゴ糖の含有量の上限は、好ましくは40g、より好ましくは35gである。下限は、好ましくは2gである。オリゴ糖の含有量が上記範囲を上回ると、軟便になる傾向がある。
前記オリゴ糖の含有量としては、本開示に用いるGFO組成物(不揮発分)100g中に、例えば5〜20gである。オリゴ糖の含有量の上限は、好ましくは18g、より好ましくは16gであり、その下限は、好ましくは7g、より好ましくは9gである。
(GFO組成物)
本開示に使用するGFO組成物は、少なくとも、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖から構成されるものである。
本開示の創傷治療剤(不揮発分)100g中における、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖を含む組成物の含有量は、例えば2.0〜80gである。当該GFO組成物の含有量の上限は、好ましくは、78gであり、より好ましくは76gであり、その下限は、好ましくは3.5g、より好ましくは4.0gである。
本開示の創傷治療剤(不揮発分)に使用される、グルタミンと、食物繊維と、オリゴ糖との組成比(質量部)は、例えば、グルタミン:食物繊維:オリゴ糖=1:0.6〜6:0.1〜2であり、好ましくは1:1.4〜1.9:0.2〜0.7である。
本開示の創傷治療剤には、上記成分以外にも本発明の効果を損なわない範囲内で、以下の他の成分を含有していてもよい。
他の成分としては、例えば、ビフィズス菌以外のプロバイオティクスを挙げることができる。ビフィズス菌以外のプロバイオティクスとしては、例えば、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバチルス・アシドフィルス(L. acidophilus)、ラクトバチルス・プランタラム(L. plantarum)、ラクトバチルス・ブヒネリ(L. buchneri)、ラクトバチルス・ガリナラム(L. gallinarum)、ラクトバチルス・アミロボラス(L. amylovorus)、ラクトバチルス・ブレビス(L. brevis)、ラクトバチルス・ラムノーサス(L. rhamnosus)、ラクトバチルス・ケフィア(L. kefir)、ラクトバチルス・パラカゼイ(L. paracasei)、ラクトバチルス・クリスパタス(L. crispatus)、ラクトバチルス・ゼアエ(L. zeae)、ラクトバチルス・ヘルベティカス(L. helveticus)、ラクトバチルス・サリバリウス(L. salivalius)、ラクトバチルス・ガセリ(L. gasseri)、ラクトバチルス・ファーメンタム(L. fermentum)、ラクトバチルス・ロイテリ(L. reuteri)、ラクトバチルス・クリスパータス(L. crispatus)、ラクトバチルス・デルブルッキィ サブスピーシーズ ブルガリカス(L. delbrueckii subsp. bulgaricus)、ラクトバチルス・デルブルッキィ サブスピーシーズ デルブルッキィ(L. delbrueckii subsp. delbrueckii)、ラクトバチルス・ジョンソニー(L. johnsonii)、ラクトバチルス・ペントサス(L. pentosus)、ラクトバチルス・マリ(L. mali)等のラクトバチルス属細菌;ストレプトコッカス・サーモフィルス(Streptococcus thermophilus)等のストレプトコッカス属細菌;ラクトコッカス・ラクチス サブスピーシーズ ラクチス(Lactococcus lactis subsp. lactis)、ラクトコッカス・ラクチス サブスピーシーズ クレモリス(Lactococcus lactis subsp. cremoris)等のラクトコッカス属細菌;エンテロコッカス・フェカーリス(Enterococcus faecalis)、エンテロコッカス・フェシウム(E. faecium)等のエンテロコッカス属細菌;バチルス・ズブチリス(Bacillus subtilis)等のバチルス属細菌;サッカロマイセス・セルビシエ(Saccharomyses cerevisiae)等のサッカロマイセス属に属する酵母;トルラスポラ・デルブルッキィ(Torulaspora delbrueckii)等のトルラスポラ属に属する酵母;キャンジダ・ケフィア(Candida kefyr)等のキャンジダ属に属する酵母等を挙げることができる。
これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
他の成分としては、更に、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、ドロマイト等のミネラル又はその塩;クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、グルコン酸、コハク酸、フマル酸、アスコルビン酸、乳酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、リン酸等の酸又はその塩;グルタミン以外のアミノ酸;グルタチオン、フィチン、フィチン酸、リグニン、サポニン、フェルラ酸、γ−アミノ酪酸、γ−オリザノール、カルコン、フラバノン、フラボン、フラボノール、イソフラボン、アントシアン、カテキン、プロアントシアニジン、茶葉ポリフェノール、クルクミド、カプサイシノイド、セサミノール、ゴマリグナン、テアフラビン、β−ジケトン類、カロチノイド類、アリルイオウ化合物、イソチオシアナート類、テルペン類、クロロフィル類、飽和脂肪酸類、多価不飽和脂肪酸類、共役リノール酸類、リン脂質類、植物ステロール類、卵タンパク、乳タンパク、米タンパク、大麦タンパク、小麦タンパク、魚肉タンパク、コラーゲン等の天然物成分;ビタミンA、ビタミンB類、ビタミンC、ビタミンD類、ビタミンE、ビタミンK類、β−カロチン、レチノイン酸、葉酸等のビタミン;イチョウ葉、ドクダミ、ナツメ、クコシ、甘草、霊芝、高麗ニンジン等のエキス又はその抽出成分等を挙げることができる。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
更に、本開示の創傷治療剤は、本技術の効果を損なわない範囲内で、公知の、若しくは将来的に見出され得る創傷改善作用を有する薬剤を併用することができる。併用する薬剤は、本発明の創傷治療剤に含有させてもよいし、含有させなくてもよい。
上記他の成分の含有量(2種以上を含有する場合はその総量)は、創傷治療剤(不揮発分)100g中に、例えば94g以下である。
本開示の創傷治療剤は、上記成分を混合することにより調製することができる。例えば、本開示の創傷治療剤は、少なくとも前記ビフィズス菌と、前記グルタミン、前記食物繊維及び前記オリゴ糖とを有効成分として含有させて調製することができる。又は、前記ビフィズス菌と前記GFO組成物とを含有させて調製することができる。
本開示の前記ビフィズス菌と、前記グルタミン、前記食物繊維及び前記オリゴ糖とを有効成分として組み合わせたもの、又は前記ビフィズス菌と前記GFO組成物とを組み合わせたものは、創傷予防、創傷改善又は創傷治療作用を有する。
本開示の前記ビフィズス菌と、前記グルタミン、前記食物繊維及び前記オリゴ糖とを有効成分として組み合わせたもの、又は前記ビフィズス菌と前記GFO組成物とを組み合わせたものは、創傷を予防、改善又は治療することができる。これらは、本技術の効果を発揮するように、同時期に又は別々に使用してもよい。
本開示の前記ビフィズス菌と、前記グルタミン、前記食物繊維及び前記オリゴ糖とは、又は前記ビフィズス菌と前記GFO組成物は、創傷予防、創傷改善又は創傷治療等の各種製剤の有効成分として、組み合わせて含有させることができる。
上記使用とは、適用対象であるヒト又は非ヒト動物における使用であり得、また治療的使用であっても非治療的使用であってもよい。
本明細書において、「非治療的」とは、医療行為、すなわち治療による人体への処置行為を含まない概念である。
また、本明細書において、「改善」とは、疾患、症状又は状態の好転;疾患、症状又は状態の悪化の防止、遅延若しくは疾患又は症状の進行の逆転、防止又は遅延をいう。
また、本明細書において、「予防」とは、適用対象における疾患若しくは症状の発症の防止又は遅延、或いは適用対象の疾患若しくは症状の発症の危険性を低下させることをいう。
また、本開示の前記ビフィズス菌と、前記グルタミン、前記食物繊維及び前記オリゴ糖は、又は前記ビフィズス菌と前記GFO組成物とは、組み合わせて各種製剤として使用することができ、また製造するために使用してもよい。
本開示の前記ビフィズス菌と、前記グルタミン、前記食物繊維及び前記オリゴ糖を有効成分として組み合わせたもの、又は前記ビフィズス菌と前記GFO組成物とを組み合わせたもの、及びいずれかを有効成分として含有する本技術の各種製剤は、ヒトを含む動物に摂取又は投与して、上述の創傷予防、創傷改善又は創傷治療等を図るための方法に使用することができる。
また、上述の本技術の各種製剤は、上述の創傷予防、創傷改善又は創傷治療等のための、ヒト用若しくは動物用の食品、飼料、医薬品、医薬部外品、皮膚外用剤等の有効成分としてこれらに配合して使用可能である。
さらに、本開示の創傷治療剤又は本技術の各種製剤は、医薬組成物又は栄養組成物に含有させることが可能である。これにより、これら組成物に、上述の創傷治療作用等を発揮させることが可能となる。
また、これら医薬組成物又は栄養組成物中に含有させる本開示の創傷治療剤の含有量は、例えば10質量%であり、好ましくは3〜8質量%、より好ましくは4〜6質量%である。
また、本開示の創傷治療剤の用法又は用量は特に限定されず、各種組成物の形態、投与対象となる方の年齢、性別、その他の条件、摂取する医薬組成物や同様の効果を有するサプリメント等との摂取状況等により決定される。
また、本開示の創傷治療剤は、1日当たり1回又は複数回に分けて投与又は摂取することができる。
なお、本開示の創傷治療剤の用法又は用量と同様にして、上述した、ビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の4成分、又はビフィズス菌とGFO組成物を組み合わせて、創傷予防、創傷改善又は創傷治療に適用してもよい。
本開示の創傷治療剤の投与又は摂取の時期は特に限定されない。
本開示の創傷治療剤の適用において、創傷形成後にあっては、その投与又は摂取の期間は、好ましくは創傷後に8日間以上、より好ましくは創傷後に11日以上、さらに好ましくは創傷後に14日以上、よりさらに好ましくは創傷後に16日以上、投与又は摂取することが好適であり、また、継続して投与又は摂取することがより好適である。
本開示の創傷治療剤の適用は創傷形成後からの投与又は摂取に限定されない。すなわち、創傷形成前から投与又は摂取することで、所望の創傷治療効果又は創傷治癒効果を得ることができ、また、継続して投与又は摂取することがより好適である。本技術において創傷前に本開示の創傷治療剤を投与又は摂取し、創傷後に通常食に代えても本技術の創傷治療効果又は創傷治癒効果を奏することができる。
前記のとおり、本開示の創傷治療剤を創傷前から投与又は摂取することは、特に褥瘡に対する予防、改善又は治療に好適である。褥瘡は、長期間同じ姿勢で寝たきりになる場合に発症し易いため、他の創傷と比較して、発症の予測可能性が高い。すなわち、長期間に渡って同じ姿勢で寝たきりになることが予測される場合に、あらかじめ本開示の創傷治療剤の投与又は摂取を開始し、継続投与又は継続摂取することにより、褥瘡発症の予防が期待されるとともに、褥瘡に伴う皮膚への損傷の治癒を促進することができる。
また、褥瘡を発症した場合の皮膚への損傷は、表皮の損傷にとどまらず真皮や皮下組織にまで達することもあり、完治するまでに時間がかかる難治性の症状になりやすい。しかしながら、褥瘡が発症すると予測される前に、本開示の創傷治療剤をあらかじめ投与又は摂取することにより治療期間を短くすることができる。
創傷前に、特に褥瘡が発症すると予測される前に、本開示の創傷治療剤を投与又は摂取する期間としては、創傷前4週間以上が好ましく、創傷前8週間以上がより短期間での創傷治癒が期待できる点でより好ましい。
本開示の創傷治療剤の適用として、創傷形成前と創傷形成後で投与又は摂取することが好ましく、投与又は摂取期間の好適な例として、「創傷前4週間以上〜創傷後8日間以上」の期間であり、その期間が長いほど創傷治療効果又は創傷治癒効果があるので好適である。これにより、創傷治療又は創傷治癒の範囲としては、褥瘡の治療又は褥瘡の治癒において、顕著な効果が発揮される。
また、投与又は摂取期間は、創傷治療又は創傷治癒の状況に応じて中止することができるが、上述のとおり、創傷予防効果もあることから中止することなく継続して投与又は摂取することが望ましい。
本明細書における本技術の用法の「継続」とは、毎日継続でもよく、一定間隔継続でもよいが、毎日継続が効能発揮の点で望ましい。
また、本技術において、上記各4成分を又は上記ビフィズス菌及びGFO組成物を、同時期に又は別々にして、投与又は摂取してもよい。
また、上記4成分は、有効成分の安全性が高いことから専門的な知識を必要とせずに経口摂取を行うことが可能であるので、本技術の用法として簡便な経口摂取が好適である。
本技術において使用される「ビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖」(不揮発分)からなる4成分の合計の1日当たりの有効投与量又は有効摂取量は、例えば6〜20g程度である。4成分の合計の有効投与量又は有効摂取量の上限は、好ましくは18g、特に好ましくは15gであり、その下限は、好ましくは10g、より好ましくは13gである。
本技術において使用される「ビフィズス菌」(不揮発分)の1日当たりの有効投与量又は有効摂取量は、例えば、9.6×10〜5.6×1011CFU程度である。ビフィズス菌の有効投与量又は有効摂取量の上限は、好ましくは5.0×1011CFU、より好ましくは9.5×1010CFUである。
本技術において使用される「グルタミン」(不揮発分)の1日当たりの有効投与量又は有効摂取量は、例えば0.03〜10g程度である。グルタミンの有効投与量又は有効摂取量の上限は、好ましくは9g、より好ましくは7.5gであり、その下限は、好ましくは0.05g、より好ましくは0.065gである。
本技術において使用される「食物繊維」(不揮発分)の1日当たりの有効投与量又は有効摂取量は、例えば0.03〜10g程度である。食物繊維の有効投与量又は有効摂取量の上限は、好ましくは9g、より好ましくは7.5gであり、その下限は、好ましくは0.05g、より好ましくは0.065gである。
本技術において使用される「オリゴ糖」(不揮発分)の1日当たりの有効投与量又は有効摂取量は、例えば0.06〜10g程度である。オリゴ糖の有効投与量又は有効摂取量の上限は、好ましくは9g、より好ましくは7.5gであり、その下限は、好ましくは0.1gである。
本技術における投与方法又は摂取方法としては、特に限定されず、例えば、経口摂取、経腸摂取及び塗布等を挙げることができる。剤型は特に限定されず、例えば、経口摂取、経腸摂取又は塗布可能な剤型であればよい。このうち、用法は、経口摂取及び経腸摂取が好ましい。
本技術における経口摂取方法として、例えば、錠剤(糖衣錠、腸溶性コーティング錠、バッカル錠を含む)、散剤、カプセル剤(腸溶性カプセル、ソフトカプセルを含む)、顆粒剤(コーティングしたものを含む)、丸剤、トローチ剤、封入リポソーム剤、液剤、及びこれらの徐放製剤等の剤型に製剤化したものを摂取する方法や、飲食品(例えば、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果汁飲料、乳酸菌飲料、スポーツ飲料等の飲料;アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の氷菓;そば、うどん、はるさめ、ギョウザの皮、シュウマイの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、チューインガム、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、乳飲料、発酵乳、バター等の乳製品;惣菜、パン類;健康補助食品等の機能性食品等)に添加して飲食品と共に摂取する方法を挙げることができる。
製剤化においては通常の経口薬剤に汎用される担体、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯味矯臭剤、希釈剤、界面活性剤、溶剤等の添加剤を使用することができる。
前記担体及び賦形剤としては、例えば、乳糖、ブドウ糖、白糖、マンニトール、馬鈴薯澱粉、トウモロコシ澱粉、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、結晶セルロース、カンゾウ末、及びゲンチアナ末等を挙げることができる。
前記結合剤としては、例えば、澱粉、ゼラチン、グルコース、ガラクトース、ポリビニルルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、チルセルロース、メチルセルロース、及びカルボキシメチルセルロース等を挙げることがきる。
前記崩壊剤としては、例えば、澱粉、寒天、ゼラチン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、結晶セルロース、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、及びアルギン酸ナトリウム等挙げることができる。
前記滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、水素添加植物油、及びマクロゴール等を挙げることができる。
前記着色剤としては、医薬品に添加することが許容されている着色剤を使用することができ、例えば、赤色2号、黄色4号、及び青色1号等を挙げることができる。
前記錠剤及び顆粒剤は、必要に応じて、白糖、ヒドロキシプロピルセルロース、精製セラック、ゼラチン、ソルビトール、グリセリン、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、フタル酸セルロースアセテート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、メチルメタクリレート、及び(メタ)アクリル酸重合体等により被膜することができる。
本技術の経腸投与方法又は経腸摂取方法としては、例えば、経腸栄養剤等に添加して摂取する方法を挙げることができる。
本開示の栄養組成物は、上記創傷治療剤を含む栄養組成物であり、例えば、経腸栄養剤、経口流動食又は経腸流動食、医療食、栄養補給飲食品、サプリメント、及び飲食品等の栄養組成物に上記創傷治療剤を添加することにより製造することができる。
前記飲食品としては、例えば、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果汁飲料、乳酸菌飲料、スポーツ飲料等の飲料;アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の氷菓;そば、うどん、はるさめ、ギョウザの皮、シュウマイの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、チューインガム、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、乳飲料、発酵乳、バター等の乳製品;惣菜、パン類;健康補助食品等の機能性食品等を挙げることができる。
上記組成物(例えば医薬組成物、栄養組成物等)又は上記各種製剤等への創傷治療剤の添加量としては、特に制限されることがなく、本技術の効果を奏するように上記4成分の含有量等を適宜調整することができるが、上記創傷治療剤の1日の摂取量が上記範囲となる範囲内であることが好ましい。
本技術は以下の構成を採用することも可能である。
〔1〕 有効成分として含むビフィズス菌と、並びに、グルタミン、食物繊維、及びオリゴ糖を含む組成物とを含有する創傷治療剤。前記ビフィズス菌と前記組成物とは、同時期又は別々に投与してもよく、前記創傷治療剤として投与してもよい。
〔2〕 有効成分として含むビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖を含有する創傷治療剤。前記のビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の4成分を、同時期又は別々に投与してもよく、前記創傷治療剤として投与してもよい。
〔3〕 創傷後に、(a)8日間以上、(b)11日間以上、(c)14日間以上、又は(d)16日間以上投与されるものである前記〔1〕又は〔2〕に記載の創傷治療剤。
〔4〕 少なくとも創傷前から投与されるものである前記〔1〕〜〔3〕いずれか一項に記載の創傷治療剤。
〔5〕 創傷前から投与される期間が4週間以上である前記〔4〕に記載の創傷治療剤。
〔6〕 創傷前から投与される期間が8週間以上である前記〔4〕に記載の創傷治療剤。
〔7〕 褥瘡の予防用、改善用又は治療用である前記〔1〕〜〔6〕のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
〔8〕 前記創傷治療剤に含まれるグルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の合計質量1gに対して、前記創傷治療剤に含まれるビフィズス菌の菌数が、8.0×10〜3.5×1010CFUである前記〔1〕〜〔7〕のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
〔9〕 前記ビフィズス菌が前記創傷治療剤100g中、1.6×10〜2.8×1012CFUである、前記〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
〔10〕 前記創傷治療剤中のグルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の組成比(質量部)が、1:0.6〜6:0.1〜2である前記〔1〕〜〔9〕のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
〔11〕 前記ビフィズス菌が、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)、ビフィドバクテリウム・インファンティス(Bifidobacterium infantis)、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis)、ビフィドバクテリウム・カテヌラツム(Bifidobacterium catenulatum)、ビフィドバクテリウム・シュードロンガム(Bifidobacterium pseudolongum)、及びビフィドバクテリウム・サーモフィルム(Bifidobacterium thermophilum)からなる群から選択される少なくとも1種又は2種以上である前記〔1〕〜〔10〕のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
〔12〕 前記食物繊維が、水溶性食物繊維である前記〔1〕〜〔11〕のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
〔13〕 前記水溶性食物繊維がポリデキストロースである前記〔12〕に記載の創傷治療剤。
〔14〕 前記オリゴ糖が、ラクチュロース及び/又はラクトスクロースである前記〔1〕〜〔13〕のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
〔15〕 前記〔1〕〜〔14〕のいずれか一項に記載の創傷治療剤を含む医薬組成物。
〔16〕 前記〔1〕〜〔15〕のいずれか一項に記載の創傷治療剤を含む栄養組成物。
〔17〕 医薬組成物又は栄養組成物である前記〔1〕〜〔14〕のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
〔18〕 次の(a)、(b)又は(c)の、医薬組成物、栄養組成物又は機能性食品への使用。
(a)有効成分として含むビフィズス菌
(b)有効成分として含むビフィズス菌と、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖を含む組成物
(c)ビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖
〔19〕 前記〔1〕〜〔14〕のいずれか一項に記載の創傷治療剤又は本技術の各種製剤の製造のための、(a)有効成分として含むビフィズス菌の使用、(b)有効成分として含むビフィズス菌と、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖を含む組成物との使用、又は、(c)ビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の使用。
〔20〕 創傷予防、創傷改善又は創傷治療のための、(a)有効成分として含むビフィズス菌、(b)有効成分として含むビフィズス菌と、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖を含む組成物、又は、(c)ビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖。
〔21〕 創傷予防、創傷改善又は創傷治療のための、(a)有効成分として含むビフィズス菌の使用、(b)有効成分として含むビフィズス菌と、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖を含む組成物の使用、又は、(c)ビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の使用。
〔22〕 (a)有効成分として含むビフィズス菌、(b)有効成分として含むビフィズス菌と、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖を含む組成物、又は、(c)ビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖、を有効成分として摂取又は投与する、創傷予防方法、創傷改善方法又は創傷治療方法。
以下に、実施例、比較例、製造例、試験例等を用いて本技術(本発明)をさらに詳しく説明するが、本技術(本発明)はこれら実施例等に限定されるものではない。
<製造例1:GFOB食(1)>
グルタミン(味の素株式会社製)100質量部、ポリデキストロース(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製)167質量部、ラクチュロース(森永乳業株式会社製)48質量部を合わせて混合し、GFO組成物(1)を得た。
続いて、GFO組成物(1)315質量部に対し、ビフィズス菌(商品名「BB536」、(株)クリニコ製)100質量部を混合して、創傷治療剤(A)を得た。なお、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の合計量1gに対し、ビフィズス菌7.9×10CFUを使用した。
なお、ビフィズス菌は、不揮発分2g中にタンパク質量0.17gを含み、ビフィズス菌を2.5×1010CFU/g含有する菌乾燥粉末(菌末)であった。
創傷治療剤(A)不揮発分100g中に、グルタミン24.1g、ポリデキストロース40.2g、ラクチュロース11.6g、ビフィズス菌6.0×1011CFUを含有するものであった。
その後、マウスラット用標準飼料(「AIN−93G」、日本クレア(株)製)から繊維成分を取り除いた餌100質量部に、創傷治療剤(A)を4.33質量部添加して得られる餌(以後、「GFOB食(1)」と称する場合がある。)を得た。
GFOB食(1)不揮発分100g中に、グルタミン1.0g、ポリデキストロース1.7g、ラクチュロース0.5g、ビフィズス菌2.5×1010CFUを含有するものであった。
なお、創傷治療剤(A)に含まれる、グルタミン:ポリデキストロース:ラクチュロースの組成比(質量部)は、1:1.67:0.48であった。
<製造例2:GFOB食(2)>
GFO組成物(2)(商品名「オオツカGFO」、不揮発分15g中にグルタミン3.0g、食物繊維(ポリデキストロース)5.0g、オリゴ糖(ラクトスクロース)1.45g)含有、大塚製薬(株)製)100質量部に対し、ビフィズス菌「BB536」20質量部混合して創傷治療剤(B)を得た。なお、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の合計量1gに対し、ビフィズス菌7.9×10CFUを使用した。
創傷治療剤(B)不揮発分100g中に、グルタミン16.7g、食物繊維27.8g、オリゴ糖8.1g、ビフィズス菌4.2×1011CFUを含有するものであった。
その後、AIN−93Gから繊維成分を取り除いた餌100質量部に、創傷治療剤(B)を6.38質量部添加して得られる餌(以後、「GFOB食(2)」と称する場合がある。)を得た。
GFOB食(2)不揮発分100g中に、グルタミン1.0g、ポリデキストロース1.7g、ラクトスクロース0.5g、ビフィズス菌2.5×1010CFUを含有するものであった。
なお、創傷治療剤(B)に含まれる、グルタミン:ポリデキストロース:ラクトスクロースの組成比(質量部)は、1:1.67:0.48であった。
<製造例3:GFO食>
AIN−93Gから繊維成分を取り除いた餌100質量部に、3.25質量部のGFO組成物(1)を混合した飼料を得た(以後、GFO食と称する場合がある。不揮発分100g中に、グルタミン1.0g、ポリデキストロース1.7g、ラクチュロース0.5g含有)。
<創傷治療効果確認試験1(実施例1及び比較例1)>
製造例1〜3において得られた各飼料について、下記試験により創傷治療効果を評価した。
実験条件
遺伝的糖尿病マウス(C57BL/KsJ-db/db)を2群に分け、一方の群をGFOB食(1)投与群としてGFOB食(1)を給餌し、他方の群をGFO食投与群としてGFO食を給餌しながら、いずれの群も8週間飼育した。
8週間の飼育後、吸入麻酔下にて遺伝的糖尿病マウス(C57BL/KsJ-db/db)の背部皮膚(表皮と真皮層を含む)を円形状(直径約16mm)にくり抜き、開放創を1箇所作成した。開放創作成後も同じ飼料の投与を継続した。また、創傷部位は準閉塞性フイルムドレシング(Bioclusive: Johnson and Johnson, Arlington, TX, USA)で被覆し、2〜3日毎に交換し、各飼料投与群当たり5匹のマウスの開放創径平均値の計測(創傷面積の算出)と浸出液の回収を16日間実施した。
なお、前記糖尿病マウスは、非糖尿病マウスよりも創傷治癒が遅延して難治性となることから、治療剤の創傷治療効果をより厳密に測定するために使用したものである。このことは、例えば、特表2008−513424号公報において、糖尿病マウスを用いた創傷治癒試験が開示されているように、創傷治癒効果を確認するにあたって一般的な試験系である。また、前記糖尿病マウスを用いた本試験系は、創傷治癒が遅延して難治性となることから、褥瘡の治療モデルとしても好適である。
GFOB食(1)群を実施例1とし、GFO食群を比較例1とした。
また、コントロールとして、AIN−93Gから繊維分を取り除いた餌(以後、「コントロール食」と称する場合がある)を与えて8週間飼育したマウスでも同様の試験を実施した。
その結果、各飼料投与群における開放創作成時と比べた開放創傷面積平均値の変化は表1のとおりとなった。
なお、表中の開放創傷面積(%)は、[各試料投与群における(所定期間飼育後の開放創傷面積/開放創作成時の創傷面積)×100]で算出した。表中の数値は、平均値±標準偏差を表す。また、表中の※印は、コントロール食投与群と比較して有意差があることを示す(P<0.05)。
GFO食投与群において、コントロール食投与群と比べて創傷治癒期間に差は認められなかった。
これに対してGFOB食(1)投与群の創傷は11日目より改善の傾向が観察され、16日目ではコントロール食投与群に比して有意な改善が認められた。
ここで、同じ飼育期間で開放創傷面積の比[(各投与群の開放創傷面積(%)/コントロール投与群の開放創傷面積(%))×100で算出される面積比]が95%程度以下であれば、より良好な創傷治療効果があると考える。
このときに、GFOB食(1)投与群の11日目において面積比が91.4%であり、このようにGFOB食(1)を創傷後に11日以上投与した場合、創傷改善効果は良好であった。なお、前記面積比は、GFOB食(1)投与群の14日目においては79.1%、16日目では52.3%となった。これに対してGFO食投与群では、11日目で99.9%、14日目で98.6%、16日目で87.4%であった。
また、t検定の結果、16日目におけるGFOB食(1)投与群において、コントロール食投与群と比べて、危険率5%未満で有意差が認められた。
さらにGFOB食(1)投与群の16日目における創傷の状態は、創部辺縁部治癒に伴う痂皮の進行が認められた。このような創部辺縁部治癒に伴う痂皮の進行は、GFO食投与群及びコントロール食投与群では認められなかった。
以上の結果から、ビフィズス菌とGFO組成物(1)を混合し、ビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の4種を組み合わせて有効成分として含有させたGFOB食(1)における比率で混合した飼料が、他の飼料と比較して、難治性創傷に対して際立って顕著な治癒効果を示すことが示唆された。
Figure 2015120646
<創傷治療効果確認試験2(実施例2)>
製造例2で得たGFOB食(2)及びコントロール食を用いて、下記試験により飼料投与期間による創傷治療効果への影響を評価した。
実施条件
遺伝的糖尿病マウス(C57BL/KsJ-db/db)をGFOB食(2)投与群とコントロール食投与群に分け、さらに、それぞれの飼料投与群において飼料投与期間を4、6、8週間と変更した3群(1群当りマウス5匹)に分けて、全6群を飼育した。
4、6、8週間後の飼育後、吸入麻酔下にて遺伝的糖尿病マウス(C57BL/KsJ-db/db)の背部皮膚(表皮と真皮層を含む)を円形状(直径約16mm)にくり抜き、開放創を1箇所作成した。開放創作成後も同じ飼料の投与を継続した。また、創傷部位は準閉塞性フイルムドレシング(Bioclusive: Johnson and Johnson, Arlington, TX, USA)で被覆し、2〜3日毎に交換し、マウスの開放創径平均値の計測(創傷面積の算出)と浸出液の回収を14日間実施した。また、開放創作成後も同じ飼料の投与を継続した。
なお、表中の開放創傷面積(%)は、[各試料投与群における(所定期間飼育後の開放創傷面積/開放創作成時の創傷面積)×100]で算出した。表中の数値は、平均値±標準偏差を表す。また、表中の※印は、コントロール食投与群と比較して有意差があることを示す(P<0.05)。
その結果、創傷前4、6、8週間の飼料投与群における、開放創作成時と比べた開放創傷面積平均値の変化は、それぞれ表2、3、4のとおりとなった。GFOB食(2)投与群においては、コントロール食投与群に比べて、創傷前4週間及び創傷前6週間の飼料投与において、14日目で改善傾向が認められた。また、創傷前8週間の飼料投与群においては、GFOB食(2)投与群がコントロール食投与群に比べて、8日目より改善傾向が認められた。
ここで、同じ飼育期間で開放創傷面積の比[(各投与群の開放創傷面積(%)/コントロール投与群の開放創傷面積(%))×100で算出される面積比]が95%程度以下であれば、より良好な創傷治療効果があると考える。
このときに、GFOB食(2)における創傷前4週間投与群の創傷後12日目の面積比が95.6%であり、創傷前6週間投与群の創傷後12日目の面積比が95.9%であり、創傷前8週間投与群の創傷後8日目の面積比が87.6%であった。このようにGFOB食(2)を創傷後に8日目以上投与した場合、創傷改善効果は良好であった。なお、前記面積比は、GFOB食(2)8週間投与群の11日目においては89.7%、14日目では60.5%であった。
さらに、14日目の開放創傷面積では、t検定の結果、コントロール食投与群に比べて、危険率5%未満で有意差が認められた。
以上の結果から、ビフィズス菌、グルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の4種を組み合わせて有効成分として含有させたGFOB食は、特に創傷前8週間の継続投与において、創傷の治癒が有意に早くなる傾向があることが示唆された。
Figure 2015120646
Figure 2015120646
Figure 2015120646

Claims (12)

  1. 有効成分として含むビフィズス菌と、並びに、グルタミン、食物繊維、及びオリゴ糖を含む組成物とを含有する創傷治療剤。
  2. 創傷後に8日間以上投与されるものである請求項1に記載の創傷治療剤。
  3. 少なくとも創傷前から投与されるものである請求項1又は2に記載の創傷治療剤。
  4. 創傷前から投与される期間が4週間以上である請求項3に記載の創傷治療剤。
  5. 褥瘡の予防用、改善用又は治療用である請求項1〜4のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
  6. 前記組成物に含まれるグルタミン、食物繊維及びオリゴ糖の合計質量1gに対して、前記創傷治療剤に含まれるビフィズス菌の菌数が、8.0×10〜3.5×1010CFUである請求項1〜5のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
  7. 前記ビフィズス菌が、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)、ビフィドバクテリウム・インファンティス(Bifidobacterium infantis)、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis)、ビフィドバクテリウム・カテヌラツム(Bifidobacterium catenulatum)、ビフィドバクテリウム・シュードロンガム(Bifidobacterium pseudolongum)、及びビフィドバクテリウム・サーモフィルム(Bifidobacterium thermophilum)からなる群から選択される少なくとも1種又は2種以上である請求項1〜6のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
  8. 前記食物繊維が、水溶性食物繊維である請求項1〜7のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
  9. 前記水溶性食物繊維が、ポリデキストロースである請求項8に記載の創傷治療剤。
  10. 前記オリゴ糖が、ラクチュロース及び/又はラクトスクロースである請求項1〜9のいずれか一項に記載の創傷治療剤。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の創傷治療剤を含む医薬組成物。
  12. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の創傷治療剤を含む栄養組成物。
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JP2018172329A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 公立大学法人岩手県立大学 肉芽形成促進組成物
WO2020262054A1 (ja) 2019-06-28 2020-12-30 国立研究開発法人物質・材料研究機構 皮膚創傷予防用及び/又は皮膚創傷治療用構成体
WO2020262055A1 (ja) 2019-06-28 2020-12-30 住友精化株式会社 創傷治療用ガス組成物及び創傷治療装置

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