JP2004525124A - ヴィティスラブルスカおよびヴィティスヴィニフェラの果皮の浸出物を得るためのプロセス - Google Patents

ヴィティスラブルスカおよびヴィティスヴィニフェラの果皮の浸出物を得るためのプロセス Download PDF

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Abstract

本発明は、ヴィティス ラブルスカ(Vitis labrusca)およびヴィティス(Vitis)の果皮からの浸出物を得るためのプロセス;この浸出物から水−アルコールおよび水−アルコール酢酸エチルを得るためのプロセス;この浸出物およびこの前述の抽出物を含有する薬学的調製物、およびこの調製物の治療的利用、ならびに動脈性高血圧症および他の心血管系疾患の予防および処置に関する。この浸出物および抽出物は、自然発生動脈性高血圧ラット、酸化窒素合成の慢性的な阻害によって誘発された高血圧ラット、またはDOCA食塩投与によって誘発された高血圧ラットに対して経口的に投与した場合、高レベルの動脈性血圧の有意な低下をもたらした。この浸出物および抽出物を用いてカプセルおよび錠剤を調製した。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ヴィティス ラブルスカ(Vitis labrusca)およびヴィティス ヴィニフェラ(Vitis vinifera)の果皮の浸出物を得るためのプロセス;この浸出物から水−アルコールおよび水−アルコール酢酸エチルの得るためのプロセス;この浸出物およびこの抽出物を含有する薬学的調製物、ならびに動脈性高血圧症および他の心血管系疾患の予防および処置における、この調製物の治療的適応に関する。
【0002】
I)発明の分野
本発明は、降圧特性を有する産物、ヴィタセア(Vitacea)ファミリー、より詳細にはヴィティス ラブルスカ種およびヴィティス ヴィニフェラ種に属する植物から産物を得るためのプロセス、これらの産物の適用、これらの産物を得るためのプロセス、より詳細には、これらの植物の果皮から浸出物を得るためのプロセス、より詳細には、これらの浸出物から水−アルコール抽出物および水−アルコール−酢酸エチル抽出物を得るためのプロセス、より詳細にはこれらの産物を含有する薬学的調製物を得るためのプロセス、ならびに動脈性高血圧症および動脈性高血圧症によって生じる疾患の処置における薬学的調製物の治療的適応を扱う。
【背景技術】
【0003】
II)先行する発明
動脈性高血圧症は、成体集団のなかでも高い有病率を有する疾患であり、そして高血圧患者において多くの悪影響(心機能不全、腎機能不全、および脳の機能障害を含む)をもたらす。動脈性高血圧症は、現在、死亡の最大の原因の1つである。従って、高レベルの動脈血圧、および動脈性高血圧症に由来する心血管系の合併症を低下する機会を有する薬理学的処置は、患者にとって有用であり、公的保健機関によって支持される。通常、高血圧の薬理学的処置は、利尿薬、β遮断薬、レニン−アンジオテンシン系の阻害薬、交感神経系の阻害薬、および血管拡張薬の使用によって得られる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
文献からのデータによって、心血管系の死亡率が、アルコール飲料の適度の摂取と反比例していることが示唆される。Legerら(Lancet 1:101701028,1979)は、適量の赤ワインの毎日の摂取が、冠状動脈性心疾患の低罹患率と結びついている可能性があることを示唆した。この観察は、「フレンチパラドックス(フランスの逆説)(French Paradox)」と名付けられた(Lancet 338:464〜486,1991)。なぜなら、フランスのある地域(ここでは高脂肪性の食餌を摂取)における冠状動脈性心疾患の罹患率が、他の国で観察されるような、冠状動脈性心疾患の高罹患率と関連していないからである。フレンチパラドックスの説明の1つは、赤ワイン中のポリフェノール(冠状動脈性心疾患の重要なリスクファクターである、LDEの代謝に作用し得る化合物)の存在に関連し得るかもしれない。
【0005】
現在、心臓性の死亡率の減少に対する少量のワインの摂取によって誘導される防御の機構は未知であるが、おそらく脂質の代謝に対する作用が、考慮され得る。しかし、動脈性高血圧症が、冠状動脈性心疾患の重要なリスクファクターであることを考慮すれば、本発明は、本特許の対象である実験データに基いて、防御機構を示唆する。この実験データは、ブドウの果皮から得られた産物がラットにおける動脈性高血圧症の発症を減少し、そしてまた実験的高血圧症における高レベルの動脈性血圧を低下させることを示した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
III)発明の要旨
本発明は、降圧特性を有する産物を得るためのプロセスについて言及する。また、ヴィタセアファミリーに属する植物、より詳細には、ヴィティス ヴィニフェラ種およびヴィティス ラブルスカ種から得られる産物を得るためのプロセスについて、詳細には、これらの植物の果実由来のこれらの産物の抽出物を含む産物を得るためのプロセスにも言及する。
【0007】
より詳細には、本発明は、降圧活性を有する産物を得るためのプロセス(これは、果実の果皮、果肉、および種子の分離を含む)、この果実の果皮由来の浸出物、および溶媒(特に生理学的に許容される溶媒としてのエタノール、酢酸エチル、および/またはその混合物など)を用いて、この浸出物の抽出物を得るためのプロセス、ならびに薬理学的活性を有する産物を得るための、この浸出物および抽出物の後の処理について言及する。
【0008】
より詳細には、本発明はまた、降圧特性を有する産物を、浸出物(これは、3〜30分の浸出として、例えば水のような生理学的に許容される溶媒での抽出物を含む)として得るための方法について言及する。
【0009】
また、本発明は、薬理学的な活性を有する産物を得るために、浸出物および抽出物を処理することについて言及する。
【0010】
また、本発明は、水−アルコール抽出物、および水−アルコール−酢酸エチル抽出物として産物を得るためのプロセス、ならびにこの産物を得るための後の分離、濃縮、および凍結乾燥について言及する。
【0011】
また、本発明は上記のように、前述の産物自体に、そしてまた前述の産物の利用に、そして降圧特性を有する前述の産物を含有する医薬について言及する。
【0012】
IV)用いた方法論の要約した説明
本発明は、化学的実験および薬理学的実験において得られた科学的データによって支持される。本発明者は、本発明を支持する調査過程の簡単な概説を以下に示す。
【0013】
IV.A)ブドウ果皮浸出物を得るための方法
ヴィティス ラブルスカおよびヴィティス ヴィニフェラの果実を、洗浄し、そして果肉の分離後に、果皮を、中性ガラスまたはステンレス鋼からなる容器(この容器は、一定の量の蒸留水を含む)に入れ、煮沸し、細分し、そして一定の時間の間、浸して柔らかくして、さらに濾過して、浸出物の液相を得た。この液相を、低圧の回転エバポレーター中で約40℃で濃縮し、次いで、凍結乾燥する。この凍結乾燥物を、凍結保存する(−20℃)。
【0014】
IV.B)果皮浸出物からブドウ果皮の水−アルコール抽出物を得るための方法
ヴィティス ラブルスカまたはヴィティス ヴィニフェラの果実を、洗浄し、そして果肉の分離後に、果皮を、中性ガラスまたはステンレス鋼からなる容器(この容器は、一定の量の蒸留水を含む)に入れ、煮沸した。この浸出物を細分し、次いで、エタノール、同量の水を用いて抽出し、一定時間の間、浸して柔らかくした。得られた混合物を濾過し、その液相を冷蔵保存する。そして、得られた半固相を、再度、水/エタノール(v:v)の混合物を用いて、1または2回、抽出してもよい。この液相を、低圧の回転エバポレーター中で約40〜60℃で濃縮し、次いで、凍結乾燥して、−20℃に保存する。
【0015】
IV.C)果皮浸出物からブドウ果皮の水−アルコール−酢酸エチル抽出物を得るための方法
ヴィティス ラブルスカまたはヴィティス ヴィニフェラの果実を、洗浄し、そして果肉の分離後に、果皮を、中性ガラスまたはステンレス鋼からなる容器(この容器は、一定の量の蒸留水を含む)に入れ、煮沸し、細分し、次いで、エタノール−酢酸エチル−浸出物(v:v:v)の混合物を用いて抽出し、一定時間の間、浸して柔らかくした。この混合物を濾過し、その液相を冷蔵保存する。そして、得られた半固相を、再度、水/エタノール/酢酸エチル(v:v:v)の混合物を用いて、1または2回、抽出し得、そして得られる液相を、低圧の回転エバポレーター中で約40〜60℃で濃縮し、次いで、凍結乾燥して、−20℃に保存する。
【0016】
IV.D)薬力学的方法および製剤技術的方法
ヴィティス ラブルスカおよびヴィティス ヴィニフェラの果皮から得た産物の薬理学的活性を、薬力学的試験によって評価する。この試験では、自然発生高血圧ラット、Doca食塩高血圧ラット、およびL−NAME高血圧ラットにおいて、この産物の降圧作用を評価した。製剤技術的方法は、ヴィティス ラブルスカおよびヴィティス ヴィニフェラの果皮から得た、抽出物の凍結乾燥物を含有するカプセルを得る方法に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
V)本発明の詳細な説明
本発明の範囲において、ヴィティス ラブルスカ種およびヴィティス ヴィニフェラ種の果実は、収穫後に利用されない場合は、本発明による抽出のプロセスに供される前、+4〜−20℃の温度で長期間保存され得る。
【0018】
V.A)ブドウ果皮浸出物を得るための方法
ヴィティス ラブルスカまたはヴィティス ヴィニフェラの果実を水中で洗浄し、そしてその果皮を、果肉から分離する。その果皮を水中で洗浄し、その後、水100mlに対して1〜100gの果皮の割合(例えば、25g/100ml)で、中性ガラスまたはステンレス鋼の容器の中に入れ、そして3〜60分(例えば、約5分)間煮沸する。煮沸時の後、その浸出物を20〜90℃(例えば、75℃)に冷却させて、細分する。この細分された浸出物を、一定時間(1時間〜30日)例えば、6時間の間、撹拌しながら、4℃の冷蔵庫内に、または室温(例えば、25℃)において浸して柔らかくした。その浸出物を、0.1〜1.0mm(例えば、0.2mm)の細孔を有するシーブ中で濾過し、これをまたガーゼを通して濾過して、最終的に濾紙Whartman n.1を通して濾過する。得られる液相を、低圧の回転エバポレーター中で30〜60℃の温度(例えば、40℃)で濃縮し、次いで、凍結乾燥して、−4〜−70℃下で保存する。
【0019】
V.B)浸出物からブドウ果皮の水−アルコール抽出物を得るための方法
ブドウ果皮浸出物を、煮沸後、直ちに細分した後、95%エタノールを用いて、浸出物/エタノール(v:v)1:0.5〜1:10(例えば、1:1)の比で抽出する。その混合物を細分し、3時間〜30日の一定時間(例えば、6時間)、浸して柔らかくして、4℃の冷蔵庫内に、または25℃の室温で保管して、振盪する。浸して柔らかくする期間の終了時に、0.1〜1mm(例えば、0.2mm)の細孔を有するシーブを通してそれを濾過し、これをまたガーゼを通して濾過して、最終的に濾紙Whartman n.1を通して濾過する。得られる半固相を再度、上記と同じ条件で、1または3回、例えば、2回、抽出してもよい。この最初の抽出物の液相を、4℃の冷蔵庫内に保持し、次いで他の抽出物の液相に添加する。その最終の液相を、低圧下のエバポレーターで35〜65℃の温度(例えば、40℃)で濃縮し、次いで、凍結乾燥して、−4℃〜−70℃(例えば、−20℃)で保存する。
【0020】
V.C)浸出物からブドウ果皮の水−アルコール−酢酸エチル抽出物を得るための方法
浸出物を、煮沸後、細分した後、例えば、1:1:1の可変の割合の浸出物/エタノール/酢酸エチル(v:v:v)の混合物を用いて抽出する。その混合物を細分し、3時間〜30日の一定時間(例えば、6時間)、浸して柔らかくして、4℃の冷蔵庫内に、または25℃の室温で保管して、振盪する。浸して柔らかくする期間の終了時に、この抽出物を、濾紙Whartman n.1を通して濾過し、そしてその液相を、4℃の冷蔵庫内に保持し、得られる半固相を再度、上記と同じ条件で、1または3回、例えば、2回、抽出してもよい。この最初の抽出物の液相を、4℃の冷蔵庫内に保持し、次いで他の抽出物の液相に添加する。その最終の液相を、低圧下のエバポレーターで35〜65℃の温度(例えば、40℃)で濃縮し、次いで、凍結乾燥して、−4℃〜−70℃(例えば、−20℃)で保存する。
【0021】
VI)一般的観察
上記のV.A〜V.Cの項目に記載の特異的な手順は、範囲を限定することなく記載されているが、ただしこの範囲は、本発明の実現の可能性を例示しており、その範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
【0022】
VII)薬力学的方法および製剤技術的方法
ヴィティス ラブルスカおよびヴィティス ヴィニフェラの果皮から得た種々の産物の薬理学的活性を、薬力学的方法によって評価する。この方法では、次の実験的高血圧モデル、つまり、Doca食塩高血圧、自然発生高血圧ラット(SHR)、および酸化窒素シンターゼの阻害によって誘発された高血圧において、この産物の降圧活性を研究する。製剤技術的方法は、ヴィティス ラブルスカおよびヴィティス ヴィニフェラの果皮から得た、産物の凍結乾燥した残余を含有するカプセルを得る方法について言及する。
【実施例】
【0023】
VIII)本発明の実施例
以下は、例示の目的の例であって、本発明を限定するものではなく、その目的は、上述のとおり、添付の特許請求の範囲においてその限界を有する。
【0024】
VIII.A)ヴィティス ラブルスカブドウ果皮浸出物の凍結乾燥物を得るための方法
約2000gのヴィティス ラブルスカの果実を水道中で洗浄した。その果皮を、果肉から分離し、そして約3分間、水道水中で洗浄した。その果皮(1000g)を、4000mLの蒸留水中で5分間煮沸した。煮沸後、その浸出物がまだ温かい時に、その浸出物を、約80℃で細分し、振盪しながら6時間浸して柔らかくした。その浸出物を、0.2mmの細孔を有するシーブを通して濾過し、次いでガーゼ中で、次いで濾紙Whartman n.1を通して濾過した。濾過後に得た液相を、低圧下のエバポレーターで45℃で濃縮し、凍結乾燥して、使用する日まで、−20℃で保存した。
【0025】
VIII.B)ヴィティス ヴィニフェラブドウ果皮浸出物の凍結乾燥物を得るための方法
約2000gのヴィティス ヴィニフェラの果実を水道中で洗浄した。その果皮を、果肉から分離し、そして約3分間、水道水中で洗浄した。その果皮(1000g)を、4000mLの蒸留水中で5分間煮沸した。煮沸後、その浸出物がまだ温かい時に、その浸出物を、約80℃で細分し、振盪しながら6時間浸して柔らかくした。その浸出物を、0.2mmの細孔を有するシーブを通して濾過し、次いでガーゼ中で、次いで濾紙Whartman n.1を通して濾過した。濾過後に得た液相を、低圧下のエバポレーターで45℃で濃縮し、凍結乾燥して、使用する日まで、−20℃で保存した。
【0026】
VIII.C)ヴィティス ラブルスカブドウ果皮浸出物から得た水−アルコール抽出物の凍結乾燥物を得るための方法
約1000gのヴィティス ラブルスカの果実を水道中で洗浄した。その果皮を、果肉から分離し、そして約3分間、水道水中で洗浄した。その果皮(500g)を、2Lの蒸留水中で5分間煮沸した。煮沸後、その浸出物を、細分した。2リットルのエタノールを、この浸出物に添加して、細分した。得られた抽出物を、6時間浸して柔らかくして、0.2mmの細孔を有するシーブを通して濾過し、次いで濾紙Whartman n.1を通して濾過した。濾過後に得た液相を、低圧下のエバポレーターで45℃で濃縮して、エタノールをエバポレートし、次いで、凍結乾燥して、ヴィティス ラブルスカ浸出物の水−アルコール抽出物の凍結乾燥物を得た。
【0027】
VIII.D)ヴィティス ヴィニフェラブドウ果皮浸出物から得た水−アルコール抽出物の凍結乾燥物を得るための方法
約1000gのヴィティス ヴィニフェラの果実を水道中で洗浄した。その果皮を、果肉から分離し、そして約3分間、水道水中で洗浄した。その果皮(500g)を、2Lの蒸留水中で5分間煮沸した。煮沸後、その浸出物を、細分した。2リットルのエタノールを、この浸出物に添加して、細分した。得られた抽出物を、6時間浸して柔らかくして、0.2mmの細孔を有するシーブを通して濾過し、次いで濾紙Whartman n.1中で濾過した。濾過後に得た液相を、低圧下のエバポレーターで45℃で濃縮して、エタノールをエバポレートし、次いで、凍結乾燥して、ヴィティス ヴィニフェラ浸出物の水−アルコール抽出物の凍結乾燥物を得た。
【0028】
VIII.E)ヴィティス ラブルスカブドウ果皮浸出物から得た水−アルコール−酢酸エチル抽出物の凍結乾燥物を得るための方法
約1000gのヴィティス ラブルスカの果実を水道中で洗浄した。その果皮(500g)を、果肉から分離し、そして約3分間、水道水中で洗浄した。その果皮を、2Lの蒸留水中で5分間煮沸した。煮沸後、その浸出物を、細分した。1リットルのエタノールに加えて1リットルの酢酸エチルを、この浸出物に添加して、細分した。得られた抽出物を、6時間浸して柔らかくして、0.2mmの細孔を有するシーブを通して濾過し、次いで濾紙Whartman n.1中で濾過した。濾過後に得た液相を、低圧下のエバポレーターで45℃で濃縮して、エタノールをエバポレートし、次いで、凍結乾燥して、ヴィティス ラブルスカ浸出物の水−アルコール抽出物の凍結乾燥物を得た。
【0029】
VIII.F)ヴィティス ヴィニフェラブドウ果皮浸出物から得た水−アルコール−酢酸エチル抽出物の凍結乾燥物を得るための方法
約1000gのヴィティス ヴィニフェラの果実を水道中で洗浄した。その果皮を、果肉から分離し、そして約3分間、水道水中で洗浄した。その果皮を、2Lの蒸留水中で5分間煮沸した。煮沸後、その浸出物を、細分した。1リットルのエタノールに加えて1リットルの酢酸エチルを、この浸出物に添加して、細分した。得られた抽出物を、6時間浸して柔らかくして、0.2mmの細孔を有するシーブを通して濾過し、次いで濾紙Whartman n.1中で濾過した。濾過後に得た液相を、低圧下のエバポレーターで45℃で濃縮して、エタノールをエバポレートし、次いで、凍結乾燥して、ヴィティス ヴィニフェラ浸出物の水−アルコール抽出物の凍結乾燥物を得た。
【0030】
IX)本発明の産物を用いて実施した生物学的試験の例
種々の産物由来の凍結乾燥物の降圧活性を、その凍結乾燥物が、実験的な動脈性高血圧症のレベルを低下させる有効性、およびラットにおける高血圧の発生を低下させる有効性を試験することによって評価した。その降圧活性を、成体雄性Wistarラットにおいて、自然発生高血圧、または次の方法によって作成された高血圧、つまり、L−アルギニンの類似体(すなわち、L−NAME)の使用による酸化窒素の阻害、および一側性腎摘出ラットにおけるDOCAの皮下注射とその後の食塩水の経口投与によって作成された高血圧で、評価した。
【0031】
Letica−Barcelona−Spainによって製造された装置に接続されたカフおよびセンサーを用いて、ラットが覚醒したままで、ラットの尾において、非侵襲性の方法によって動脈血圧を測定した。凍結乾燥物を、飲料水中で、経口投与し、これによって処置の期間中、この産物を用いてラットを連続的に処置した。凍結乾燥物を用いた処置の前および間中に、週あたり3回、動脈圧を測定した。スチューデントの検定を用いて、動脈血圧値を比較し、そしてその差異を、p<0.05の場合に有意であるとみなした。
【0032】
IX.A)ラットにおける酸化窒素合成の阻害によって誘発された動脈性高血圧症に対する、ヴィティス ラブルスカの果皮の浸出物から得た凍結乾燥物の効果
成体の雄性Wistarラット(250〜350g、n=10)を、1ケージあたり4匹以下の動物を含むケージで飼育した。Letica(Barcelona)装置によって、平均動脈血圧を、非侵襲的に測定した。動物の尾の周囲のカフおよびセンサーを、その装置に接続した。そのカフを、平均動脈血圧を測定するために自動的に膨張させる。
【0033】
実験条件への順応の期間後に、平均動脈血圧を測定するために、薬力学的試験を開始した。順応期間の間、週に3回体重を評価した。動物には、自由に水道水および食物を摂取させ、そして水の1日摂取量を評価した。
【0034】
その動物を5匹のラットの2つの群に分けた。1つの群(コントロール)を、飲料水で希釈した、L−NAME(50mg/kg/日)を用いて経口的に処置した。他の群をまた、飲料水中に含有する、L−NAME(50mg/kg/日)とヴィティス ラブルスカの浸出物の凍結乾燥物(100mg/kg/日)を用いて、同様に処置した。図1は、この特定の実験における、ヴィティス ラブルスカの浸出物の凍結乾燥物の降圧効果を示す。
【0035】
IX.B)ラットにおける酸化窒素合成の阻害によって誘発された動脈性高血圧症に対する、ヴィティス ラブルスカの果皮の浸出物から得た水−アルコール抽出物の凍結乾燥物の効果
成体の雄性Wistarラット(250〜350g、n=12)を、1ケージあたり4匹以下の動物を含むケージで飼育した。Letica(Barcelona)装置によって、平均動脈血圧を、非侵襲的に測定した。動物の尾の周囲のカフおよびセンサーを、その装置に接続した。そのカフを、平均動脈血圧を測定するために自動的に膨張させる。
【0036】
実験条件への順応の期間後に、平均動脈血圧を測定するために、薬力学的試験を開始した。順応期間の間、週に3回体重を評価した。動物には、自由に水道水および食物を摂取させ、そして水の1日摂取量を評価した。
【0037】
その動物を6匹のラットの2つの群に分けた。1つの群(コントロール)を、飲料水で希釈した、L−NAME(50mg/kg/日)を用いて経口的に処置した。他の群をまた、飲料水中に含有する、L−NAME(50mg/kg/日)とヴィティス ラブルスカの浸出物の水−アルコール抽出物の凍結乾燥物(100mg/kg/日)を用いて、L−NAMEでの処置の開始の後5日、同様に処置した。図2は、この特定の実験における、ヴィティス ラブルスカの浸出物から得た水−アルコール抽出物の凍結乾燥物の降圧効果を示す。
【0038】
IX.C)ラットにおける酸化窒素合成の阻害によって誘発された動脈性高血圧症に対する、ヴィティス ラブルスカの果皮の浸出物から得た水−アルコール−酢酸エチル抽出物の凍結乾燥物の効果
成体の雄性Wistarラット(250〜350g、n=12)を、1ケージあたり4匹以下の動物を含むケージで飼育した。Letica(Barcelona)装置によって、平均動脈血圧を、非侵襲的に測定した。動物の尾の周囲のカフおよびセンサーを、その装置に接続した。そのカフを、平均動脈血圧を測定するために自動的に膨張させる。
【0039】
実験条件への順応の間、動物には、「自由に」食物および水を摂取させ、そして水の1日摂取量を評価した。週に3回体重を評価した。
【0040】
基準血圧のレベルを得た後、そのラットを、飲料水中に含有する、L−NAME(70mg/kg/日)を用いて処置した。一旦、動脈圧が上昇したレベルに達すれば、その動物を、100mg/kg/日の水−アルコール−酢酸エチルの凍結乾燥物とL−NAMEで処置した。図3に観察され得るように、この抽出物は、この特定の実験において、有意な降圧効果を誘導した。
【0041】
IX.D)自然発生高血圧を有するラットに対する、ヴィティス ラブルスカの果皮の浸出物から得た水−アルコール−酢酸エチル抽出物の凍結乾燥物の効果
ヴィティス ラブルスカの浸出物から得た水−アルコール−酢酸エチル抽出物の降圧活性を、250〜350gの体重の5匹の自然発生高血圧ラットで評価した。この抽出物を用いた処置の開始の前に、2週間、動脈圧を測定した。その期間の後に、凍結乾燥した抽出物(100mg/kg/日)を用いて、その動物を経口的に処置した。図4に示されるとおり、この抽出物を用いた経口的な処置によって、この特定の種類の実験的高血圧において、有意な降圧応答がもたらされた。
【0042】
IX.E)DOCA食塩高血圧を有するラットに対する、ヴィティス ラブルスカの果皮の浸出物から得た水−アルコール抽出物の凍結乾燥物の効果
12匹のWistar雄性ラット(体重250〜350g)を、2つの群に分け、各々の群を異なるケージで飼育した。全てのラットを一側性腎摘出した。カフおよびセンサーを備えるLetica(Barcelona)装置を用いて、動脈圧を非侵襲的に測定した。このカフおよびセンサーは、ラットの尾の周囲に配置され、そしてこの装置に接続されており、この装置はこのカフを自動的に膨張させ、これによって平均動脈圧のレベルを測定する。
【0043】
腎摘出術の7日後、その動物を血圧測定手順に順応させて、食物および水を「自由に」摂取させ、体重を週に3回評価した。
【0044】
順応の期間後、25mg/kg/週を用いて動物を皮下的に処置し、飲料水として食塩水を与えた。動脈圧を週に3回測定した。処置の開始後、動脈血圧は上昇を開始した。処置の開始の16日後、動脈血圧が高いレベルに達したとき、抽出物(100mg/kg/日)を用いて6匹のラットを経口的に処置した。他の群の6匹のラットは、DOCAと食塩水のみで処置した。図5に示されるとおり、この抽出物は、高血圧ラットにおいて、平均動脈血圧の有意な低下をもたらした。
【0045】
IX.F)ラットにおける酸化窒素合成の阻害によって誘発された動脈性高血圧症に対する、ヴィティス ヴィニフェラの果皮の浸出物から得た凍結乾燥物の効果
成体の雄性Wistarラット(250〜350g、n=11)を、1ケージあたり4匹以下の動物を含むケージで飼育した。Letica(Barcelona)装置によって、平均動脈血圧を、非侵襲的に測定した。動物の尾の周囲に配置したカフおよびセンサーを、その装置に接続した。そのカフを、平均動脈血圧を測定するために自動的に膨張させる。
【0046】
平均動脈血圧の測定のために、その動物を、実験条件の順応の期間に従わせた。順応期間中に、その動物には、水道水および食物を「自由に」摂取させ、そして水の1日摂取量を評価した。週に3回体重を評価した。
【0047】
基準の血圧レベルを得た後、1つの群(コントロール、n=5)を、飲料水中に含有する、70mg/kg/日のL−NAMEを用いて経口的に処置した。他の群(n=6)も、飲料水中に含有する、同じ用量のL−NAMEとヴィティス ヴィニフェラの果皮の浸出物から得た水−アルコール抽出物の凍結乾燥物(100mg/kg/日)を用いて、同様に処置した。図6に示されるとおり、この抽出物は、この特定の実験において、有意な降圧効果をもたらした。
【0048】
IX.G)ラットにおける酸化窒素合成の阻害によって誘発された動脈性高血圧症に対する、ヴィティス ヴィニフェラの果皮の浸出物から得た水−アルコール−酢酸エチル抽出物の凍結乾燥物の効果
成体の雄性Wistarラット(250〜350g、n=11)を、1ケージあたり4匹以下の動物を含むケージで飼育した。Letica(Barcelona)装置によって、平均動脈血圧を、非侵襲的に測定した。動物の尾の周囲に配置したカフおよびセンサーを、その装置に接続した。そのカフを、平均動脈血圧を測定するために自動的に膨張させる。
【0049】
平均動脈血圧の測定のために、その動物を、2つの群に分割し、実験条件の順応の期間に従わせた。順応期間中に、その動物には、水道水および食物を「自由に」摂取させ、そして水の1日摂取量を評価した。週に3回体重を評価した。
【0050】
基準の動脈圧レベルを得た後、両方の群を、飲料水中に含有する、70mg/kg/日のL−NAMEを用いて経口的に処置した。L−NAMEでの処置によって、動脈血圧が高いレベルに達した後、1つの群(n=5)にはL−NAMEのみを投与し、そして他の群(n=6)は、L−NAMEとこの抽出物(100mg/kg/日)を用いて経口的に処置した。図7に示されるとおり、この処置によって、コントロール群に比べた場合、高レベルの動脈圧の有意な低下がもたらされた。
【0051】
X)ヴィティス ラブルスカおよびヴィティス ヴィニフェラの果実の果皮から得られた種々の画分の乾燥残余を含有するカプセルおよび錠剤の調製の製剤技術的局面
ヴィティス ラブルスカまたはヴィティス ヴィニフェラの100〜500mgの凍結乾燥物を含有するカプセルおよび/または錠剤を、通常の製剤技術的手順に従って得た。そのカプセルは、100〜500mg、例えば、250mgの凍結乾燥物に加えて、コーンスターチ、およびコロイド状二酸化ケイ素を含むように得た。各々のカプセルは、以下の組成を有し得る。
【0052】
凍結乾燥物 250mg 55.5%
コーンスターチ 200mg 44.4%
コロイド状二酸化ケイ素 0.5mg 0.1%
総量 450.5mg 100%
【0053】
カプセルの総量が約450mgになるようにコーンスターチを添加した。コロイド状二酸化ケイ素を用いて、湿気を吸収して、このカプセルの調製を容易にした。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】実施例IX.A)における降圧効果を示すグラフ。
【図2】実施例IX.B)における降圧効果を示すグラフ。
【図3】実施例IX.C)における降圧効果を示すグラフ。
【図4】実施例IX.D)における降圧効果を示すグラフ。
【図5】実施例IX.E)における降圧効果を示すグラフ。
【図6】実施例IX.F)における降圧効果を示すグラフ。
【図7】実施例IX.G)における降圧効果を示すグラフ。

Claims (17)

  1. ヴィティス ラブルスカ(Vitis labrusca)およびヴィティス ヴィニフェラ(Vitis vinifera)の果皮の浸出物を得るためのプロセスであって、以下の工程:
    a)果実を果皮および果肉に分離する工程;
    b)工程(a)で得られた該果皮を、水道水中で3分間洗浄する工程;
    c)工程(b)の該果皮を、3〜10分間の煮沸水中での抽出のプロセスに供して、浸出物を得る工程;
    d)細分機を用いて、3〜5分間、工程(c)の該浸出物を細分し(mince)、そして室温または4℃で、6時間〜10日間、浸して柔らかくする(macerate)工程;
    e)0.2〜1mmの細孔を有するシーブ中で、続いて濾紙で、工程(d)において得られた該浸漬物を濾過する工程;
    f)回転エバポレーター中で、低圧で、かつ35〜50℃の温度で、工程(e)において得られた液相を濃縮する工程;
    g)薬理学的な活性を有する、該浸出物の凍結乾燥物を得るために、該濃縮された液相を凍結乾燥する工程;
    によって特徴付けられる、プロセス。
  2. 工程(c)の該抽出が5分間かかる、請求項1に記載のプロセス。
  3. 該浸して柔らかくする時間が24時間である、請求項1に記載のプロセス。
  4. 該液相の濃縮(工程f)が40℃で得られる、請求項1に記載のプロセス。
  5. 水−アルコール抽出物を得るためのプロセスであって、請求項1に記載の工程(c)において得られた浸出物がさらに、1:1(v:v)の割合で溶媒としてのエタノールを用いて抽出され、3〜5分間の間、強力に細分され、ついで、室温または4℃で6時間〜10日間浸して柔らかくされ、これによって、該浸出物の水−アルコール抽出物が得られる、プロセス。
  6. 該浸漬物が、0.2〜1.0mmの細孔を有するシーブを通して、続いて濾紙で濾過される、請求項5に記載のプロセス。
  7. 得られる液相が、回転エバポレーター中で、低圧で、かつ35〜50℃の温度で濃縮される、請求項6に記載のプロセス。
  8. 該濃縮後の液相が、凍結乾燥されて、薬力学的な活性を有する、該浸出物の水−アルコール抽出物の凍結乾燥物が得られる、請求項7に記載のプロセス。
  9. 水−アルコール−酢酸エチル抽出物を得るためのプロセスであって、請求項1に記載の工程(c)において得られた浸出物がさらに、1:1:1(v;v;v)の割合で溶媒としてのエタノールおよび酢酸エチルを用いて抽出され、3〜5分間の間、強力に細分され、ついで、室温または4℃で6時間〜10日間浸して柔らかくされ、該浸出物の水−アルコール−酢酸エチル抽出物が得られる、プロセス。
  10. 該得られた浸漬物が、0.2〜1.0mmの細孔を有するシーブ中で、次いで濾紙で濾過される、請求項10に記載のプロセス。
  11. 得られる液相が、回転エバポレーター中で、低圧で、かつ35〜50℃の温度で濃縮される、請求項11に記載のプロセス。
  12. 該濃縮後の液相が、凍結乾燥されて、薬力学的な活性を有する、該浸出物の水−アルコール−酢酸エチル抽出物の凍結乾燥物が得られる、請求項11に記載のプロセス。
  13. 薬学的調製物であって、200〜500mgのヴィティス ラブルスカ(Vitis labrusca)またはヴィティス ヴィニフェラ(Vitis vinifera)の浸出物の凍結乾燥物、ならびにさらに、200mgのコーンアミド、および0.5mgのコロイド状二酸化ケイ素を含む、薬学的調製物。
  14. 薬学的調製物であって、200〜500mgのヴィティス ラブルスカ(Vitis labrusca)またはヴィティス ヴィニフェラ(Vitis vinifera)の浸出物から得られた水−アルコール抽出物の凍結乾燥物、ならびにさらに、200mgのコーンアミド、および0.5mgのコロイド状二酸化ケイ素を含む、薬学的調製物。
  15. 薬学的調製物であって、200〜500mgのヴィティス ラブルスカ(Vitis labrusca)またはヴィティス ヴィニフェラ(Vitis vinifera)の浸出物から得られた水−アルコール−酢酸エチル抽出物の凍結乾燥物、ならびにさらに、200mgのコーンアミド、および0.5mgのコロイド状二酸化ケイ素を含む、薬学的調製物。
  16. 請求項13、14、および15に記載された薬学的調製物の治療的適応であって、動脈性高血圧症および動脈性高血圧症によって誘発される疾患の予防および処置において指示される、治療的適応。
  17. 該薬学的調製物が、ヒトの適用および獣医の適用を有する、請求項16に記載の治療的適応。
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