JP3411043B2 - 水虫治療剤 - Google Patents
水虫治療剤Info
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Description
ラサス・リネアリスの含有成分を有効成分とする水虫治
療剤に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、水虫に対しては多くの治療剤
が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、水虫は真菌に
属するカビ類糸状菌によって生じ、皮膚内部深く侵入す
るために治療が難しく、また、液状、軟膏状の塗り薬が
大部分であるが、塗り薬も、効果が薄いか治療に長時間
を要するため、十分な効果を得るのは困難である。 【0004】また、カビ類は細胞学的に動物と類似の機
能を有しているために、カビ類を退治する薬を飲むこと
は、ヒトにも害がでるために経口薬は殆ど知られていな
い。 【0005】本発明は、前記課題を解決し、水虫を日常
経口的に摂取することで有効な症状の改善治療剤を提供
することを目的とする。 【0006】そこで、本発明者らは、前記目的を解決す
るために鋭意研究を重ねた結果、マメ科に属するアスパ
ラサス・リネアリス抽出物が、水虫に対し優れた効果を
有し、かつ副作用がなく日常経口で安全に改善できると
の知見を得て本発明を完成した。 【0007】本発明の有効成分は、アスパラサス・リネ
アリスの葉又は茎を、水及び/または有機溶媒で抽出
し、該抽出液より抽出溶媒を留去する方法、またはアス
パラサス・リネアリスの葉又は茎を粉砕することによっ
て得ることができる。また、通常の茶、紅茶の製法と同
様に抽出液を得てもよい。 【0008】水で抽出する場合には、アスパラサス・リ
ネアリスの50〜1000倍の水を加え、沸騰後、さら
に5〜30分程度沸騰抽出するのが好ましい。また、通
常の茶と同様抽出するときは、アスパラサス・リネアリ
スの乾燥葉の50〜500倍の80〜100度の湯で3
〜30分程度放置して抽出液を得る。 【0009】有機溶媒の具体例としては、メタノール、
エタノール、アセトン等が挙げられ、抽出にあたっては
温時抽出等慣用手段を用いることができる。また、抽出
液の分離も、デカンテーションや遠心分離等の慣用手段
を用いることができる。 【0010】抽出溶媒の留去も凍結乾燥等の慣用手段を
用いることができる。また、アスパラサス・リネアリス
そのものを粉砕し、粉末化して用いることもできる。 【0011】本発明は、混合してそのまま溶液、粉末顆
粒、錠剤、乳剤、ゼリー状など任意の形態で濃縮液を利
用することもできる。さらに、焙煎したアスパラサス・
リネアリスを浴槽に入れ、水虫の患部を浸すことによっ
ても効果を得ることができる。 【0012】投与量は、対象となる疾患の種類、程度に
より異なるが、飲料として常用する場合には、1〜5g
乾燥葉/1溶液を100ml〜1500ml/日飲食す
るのが好ましく、また、浴槽への投与量は、対象となる
疾患の種類、程度により異なるが、200リットルの浴
槽に対して乾燥葉アスパラサス・リネアリス2〜10g
を用いるのが好ましい。このとき抽出液を用いるとき
は、そのまま投与すればよいが、粉砕物や粉末品を用い
るときは綿布、不織布、紙、合成紙等の水透過性を有す
る小袋に封入するのが好ましい。 【0013】アスパラサス・リネアリスは、ラットに対
する急性毒性試験で死亡例は皆無であり、生化学血液検
査および病理組織学的検査においても異常が認められな
かった。 【0014】 【効果】本発明は、ヒトを含む哺乳動物の水虫および真
菌によって生じる疾患を飲食等により副作用無く、迅速
に改善治療することができる。 【0015】 【実施例】 製造例 採取したアスパラサス・リネアリスの葉(茎つき)を、
5mm長に切断後、ローリング、酵素醗酵、天日乾燥の
工程を経て乾燥葉とする。乾燥葉4gを水1.5リット
ルで15分間沸騰させ抽出液を得た。 【0016】実施例1 製造例で得た抽出液を表1に示す水虫の患者に、1日約
500ml〜1000mlを2カ月以上飲ませて症状の
改善を調べた。その結果を表1に示す。 【表1】 【0017】実施例2 毎年梅雨の季節から夏にかけて足指の間が割れ、水虫に
悩まされていた56歳の男性に製造例で得た抽出液を5
00ml/日飲ませた。飲み始めて5カ月頃には、足指
の間の割れがなくなり、また皮膚もきれいになった。 【0018】アスパラサス・リネアリスの化学分析結果
は下記の通りである。 鉄 23.40mg/100g カルシウム 187.00mg/100g カリウム 398.00mg/100g マグネシウム 207.00mg/100g 銅 2.25ppm 亜鉛 6.74ppm セレン 0.13ppm ビタミンE 17.00mg/100g たんぱく質 8.00% フラボノイド 41.00mg/100g 抗酸化能・SOD様力価 69,000unit/g 酸不溶性蛋白成分 150mg/100g 香気成分 100mg/100g 糖含有化合物 690mg/100g 【0019】また香気成分として、カルボニル化合物
(15%)、カロチノイド分解物(17%)、炭素数2
〜12の有機酸(22%)、フェノール化合物(13
%)、芳香族含酸素化合物(7%)、芳香族炭化水素
(5.5%)、テルペノイド(4%)などを含有する。
なお、酸不溶性蛋白質とは比較的分子量の大きな蛋白成
分である。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 アスパラサス・リネアリス抽出物を有効
成分とする水虫治療剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08472092A JP3411043B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 水虫治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08472092A JP3411043B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 水虫治療剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05271060A JPH05271060A (ja) | 1993-10-19 |
JP3411043B2 true JP3411043B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=13838522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08472092A Expired - Fee Related JP3411043B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 水虫治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3411043B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP08472092A patent/JP3411043B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Hesseling P B,The effect of rooibos tea on the type I allergic reaction,SOUTH AFRICAN MEDICAL JOURNAL,1982年12月25日,Vol.62,No.27,pp.1037−1038 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05271060A (ja) | 1993-10-19 |
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