JP2004509971A - 17α−フルオロアルキルステロイド、それらの製造方法およびこれらの化合物を含有する医薬組成物 - Google Patents

17α−フルオロアルキルステロイド、それらの製造方法およびこれらの化合物を含有する医薬組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、式 (I) 、STEROID (I) の17α−フルオロアルキルステロイドに関する:
【化1】
Figure 2004509971

式中、Rは式CnFmHoの基であり、ここでn=1、2、3、4、5または6、m>1かつm + o = 2n + 1である。さらに、本発明は、前記化合物を製造する方法、および前記化合物を含有する組成物に関する。一般式 (I) の本発明の組成物は雄性発生活性を有する。

Description

【0001】
本発明は、17−メチレンステロイド、それらを製造する方法、これらの化合物を含有する医薬組成物に関する。本発明による化合物はアンドロゲン活性を有する。
【0002】
エストラン−および13−エチル−ゴナン系列の17−ペルフルオロアルキル化化合物は既知である。17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストル−4−エン−3−オン、17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、および17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−ゴン−4−エン−3−オン、13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−ゴナ−4,9−ジエン−3−オン、および13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−ゴナ−4,9,11−トリエン−3−オンは、Sci. China, B: Chem. (1997), 40(3), 294−301, CN 94−11218またはBioorg. Med. Chem. Lett. (1995), 5(17), 1899−1902に記載された。これらの化合物は黄体ホルモン活性を有する。17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オンは、WO 9313122において中間生成物として記載されている。
【0003】
本発明は、一般式 (I) の17α−フルオロアルキル系列を提供する:
【化4】
Figure 2004509971
【0004】
式中、
はC1−4アルキル基であり、
はヒドロキシ基、基OC (O)−R20またはOR21であり、ここでR20およびR21はC1−12アルキル基、C3−8シクロアルキル基、アリール基またはアリール−C1−4アルキル基であり、
は式CnFmHoの基であり、ここでn=1、2、3、4、5または6、m>1かつm + o = 2n + 1であり、
およびRは各場合において水素原子であり、あるいは、一緒になって二重結合またはメチレン架橋を形成し、
およびRは各場合において水素原子であり、あるいは、一緒になって二重結合またはメチレン架橋を形成し、
STEROIDは部分的式A、B、C、D、EおよびFのステロイドABC環系であり、
【0005】
【化5】
Figure 2004509971
【0006】
ここで追加の二重結合がAおよびBの中に1,2位に存在することができ、そして1つまたは2つの追加の二重結合がBの中に8,9位および11,12位に存在することができ、
は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基またはトリフルオロメチル基であり、
Xは酸素原子、2つの水素原子またはヒドロキシイミノ基であり、
は水素原子、メチルまたはエチル基であり、
は水素原子またはハロゲン原子であるか、あるいはR10と一緒になって二重結合を形成し、
10は水素原子、ヒドロキシル基、メチルまたはエチル基であるか、あるいはRと一緒になって二重結合を形成し、
【0007】
11は水素原子、C1−4アルキル基、ニトリル基、ヒドロキシメチレン基またはホルミル基であり、
12は水素原子、C1−4アルキル基またはニトリル基であり、
11およびR12は、前述の意味に加えて、一緒になってメチレン架橋を形成し、
13は水素原子であるか、あるいはRと一緒になって二重結合を形成し、
14およびR15は一緒になって二重結合、オキシラン環、チイラン環、[2,3c]オキサジアゾール環、[3,2c]イソキサゾール環または[3,2c]ピラゾール環を形成し、
Yは酸素または窒素原子であり、そして
、R、R11、R12、R13、R14およびR15における波線は、これらの置換基がα−またはβ−位に存在できることを意味し、そして下記の化合物が排除される:
【0008】
17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストル−4−エン−3−オン、
17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、
17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、
13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−ゴン−4−エン−3−オン、
13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−ゴナ−4,9−ジエン−3−オン、および
13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−ゴナ−4,9,11−トリエン−3−オン。
【0009】
本発明の目的に対して、「C1−4アルキル基」は1〜4個の炭素原子を有する分枝鎖状または直鎖状のアルキル基として定義される。例として、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチルまたはt−ブチル基を挙げることができる。
【0010】
本発明の目的に対して、「C1−12アルキル基」は1〜12個の炭素原子を有する分枝鎖状または直鎖状のアルキル基として定義される。例として、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、n−ヘキシル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル基、オクチル、ノニル、デシルまたはウンデシル基を挙げることができる。
【0011】
本発明によれば、前述の「C3−8シクロアルキル基」は一環式または二環式基、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル基を意味する。
本発明の目的のため、用語「アリール基」は、6〜15個の炭素原子を有する置換または非置換のアリール基、例えば、フェニル基、置換フェニル基、例えば、ハロフェニル基、またはニトロフェニル基、またはナフチル基として定義される。
【0012】
本発明の目的のため、用語「アリール−C1−4アルキル基」は、アリール基で置換されている、一緒になって7〜15個の炭素原子を有する、アルキル基として定義され、ここでアリール基は他の置換基、例えば、ハロゲン原子を有することができる。例は遊離または芳香族置換ベンジル基またはハロベンジル基である。
本発明の範囲内で、用語「ハロゲン原子」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子として定義される。
【0013】
式CnFmHoの基 (ここでn=1、2、3、4、5または6、m>1かつm + o = 2n + 1である) は、1〜6個の炭素原子を有する分枝鎖状または直鎖状のフルオロアルキル基であることができ、ここで例はトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロ−n−プロピル基またはヘプタフルオロ−イソ−プロピル基であり、ここで本発明によればトリフルオロメチル基またはペンタフルオロエチル基は好ましい。
【0014】
STEROIDが部分的式Aのステロイド環系である場合、Rは好ましくは水素原子、塩素原子またはヒドロキシ基であり、R10は好ましくは水素原子またはヒドロキシ基であり、そしてRは好ましくは水素原子またはフッ素原子である。
STEROIDが部分的式Bのステロイド環系である場合、Rは好ましくは水素原子、塩素原子またはヒドロキシ基であり、そしてRは好ましくは水素原子またはメチル基である。
【0015】
STEROIDが部分的式Cのステロイド環系である場合、Rは好ましくは水素原子、塩素原子またはヒドロキシ基であり、そしてR11は好ましくはヒドロキシメチレン基またはホルミル基であるか、あるいはR11およびR12は一緒になって二重結合を形成する。
STEROIDが部分的式Dのステロイド環系である場合、Rは好ましくは水素原子、塩素原子またはヒドロキシ基であり、Rは好ましくは水素原子またはメチル基であり、そしてR13およびRは好ましくは一緒になって二重結合を形成し、そしてYは好ましくは酸素原子である。
【0016】
STEROIDが部分的式Eのステロイド環系である場合、Rは好ましくは水素原子またはメチル基であり、そしてR14およびR15は一緒になって好ましくはチイラン環または[3,2c]ピラゾール環を形成する。
STEROIDが部分的式Fのステロイド環系である場合、R11は好ましくはC1−4アルキル基またはニトリル基である。
は好ましくはメチル基である。
は好ましくはヒドロキシ基、ホルミルオキシ基、アセチルオキシ基、プロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基、[ (トランス−4−ブチルシクロヘキシル) カルボニル]オキシ基、フェニルプロピオニルオキシ基、イソ−ブチリルオキシ基、ヘプタニルオキシ基またはウンデカニルオキシ基である。
【0017】
は好ましくはトリフルオロメチル基またはペンタフルオロエチル基である。
特に好ましくは17α−フルオロアルキルステロイドは次の通りである:
1)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
2)  17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
3)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
4)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−ブロモ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
5)  17β−ヒドロキシ−17α,4−ビス (トリフルオロメチル) −アンドロスト−4−エン−3−オン、
6)  17β,11β−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
7)  17β,11β−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−9α−フルオロ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
8)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
【0018】
9)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
10)  17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
11)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
12)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−4−クロロ−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
13)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
14)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
15)  17β,4−ジヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
16)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−クロロ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
【0019】
17)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−ブロモ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
18)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
19)  17β,11β−ジヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
20)  17β,11β−ジヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−9α−フルオロ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
21)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
22)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−クロロ−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
23)  17β,4−ジヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
24)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
【0020】
25)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
26)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−4−クロロ−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
27)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−エストル−4−エン−3−オン、
28)  17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストル−4−エン−3−オン、
29)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−エストル−4−エン−3−オン、
30)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−ブロモ−エストル−4−エン−3−オン、
31)  17β−ヒドロキシ−17α,4−ビス (トリフルオロメチル) −エストル−4−エン−3−オン、
32)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、
【0021】
33)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、
34)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−エストル−4−エン−3−オン、
35)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−エストル−4−エン−3−オン、
36)  17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストル−4−エン−3−オン、
37)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−クロロ−エストル−4−エン−3−オン、
38)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−ブロモ−エストル−4−エン−3−オン、
39)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−エストル−4−エン−3−オン、
40)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、
【0022】
41)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、
42)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、
43)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、
44)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−ゴン−4−エン−3−オン、
45)  13−エチル−17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−ゴン−4−エン−3−オン、
46)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−ゴン−4−エン−3−オン、
47)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−ゴナ−4,9−ジエン−3−オン、
48)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−ゴナ−4,9,11−トリエン−3−オン、
【0023】
49)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−ゴン−4−エン−3−オン、
50)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−ゴン−4−エン−3−オン、
51)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−ゴン−4−エン−3−オン、
52)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−クロロ−ゴン−4−エン−3−オン、
53)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−ブロモ−ゴン−4−エン−3−オン、
54)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−ゴン−4−エン−3−オン、
55)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−ゴナ−4,9−ジエン−3−オン、
56)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−ゴナ−4,9,11−トリエン−3−オン、
【0024】
57)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−ゴナ−4,9−ジエン−3−オン、
58)  13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−ゴナ−4,9,11−トリエン−3−オン、
59)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
60)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
61)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
62)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
63)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシメチレン−5α−アンドロスタン−3−オン、
【0025】
64)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−ヒドロキシメチレン−5α−アンドロスタン−3−オン、
65)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
66)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
67)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−1α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
68)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−1α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
69)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスト−2−エン、
70)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスト−2−エン、
71)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−メチル−5α−アンドロスト−2−エン、
72)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−メチル−5α−アンドロスト−2−エン、
【0026】
73)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−シアノ−5α−アンドロスト−2−エン、
74)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−シアノ−5α−アンドロスト−2−エン、
75)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−ホルミル−5α−アンドロスト−2−エン、
76)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−ホルミル−5α−アンドロスト−2−エン、
77)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−[2,3c]オキサジアゾール−5α−アンドロスタン、
78)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−[2,3c]オキサジアゾール−5α−アンドロスタン、
79)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−[3,2c]イソキサゾール−5α−アンドロスタン、
80)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−[3,2c]イソキサゾール−5α−アンドロスタン、
【0027】
81)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−[3,2c]ピラゾール−5α−アンドロスタン、
82)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−[3,2c]ピラゾール−5α−アンドロスタン、
83)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2β,3β−エピチオ−5α−アンドロスタン、
84)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2β,3β−エピチオ−5α−アンドロスタン、
85)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2α,3α−エピチオ−5α−アンドロスタン、
86)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2α,3α−エピチオ−5α−アンドロスタン、
87)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−オキサ−5α−アンドロスタン−3−オン、
88)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−オキサ−5α−アンドロスタン−3−オン、
【0028】
89)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、
90)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、
91)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−1−メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、
92)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−1−メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、
93)  17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、および
94)  17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン。
【0029】
本発明の他の主題は、一般式 (I) の17α−フルオロアルキルステロイドを製造する方法であり、ここで一般式 (II):
【0030】
【化6】
Figure 2004509971
(式中、R、R、R、RおよびSTEROIDは請求項1に記載の意味を有する)、の化合物を、フッ化物の存在下に、ペルフルオロアルキルトリアルキルシラン、 (Alk)SiCnFmHo、またはフルオロアルキルリチウム、LiCnFmHo、またはフルオロアルキルグリニヤール試薬、ZMgCnFmHo (ここでn=1、2、3、4、5または6、m>1かつm + o = 2n + 1であり、Zは塩素、臭素またはヨウ素原子であり、そしてAlkはC1−4アルキル基である) と反応させる。
【0031】
フッ素化17α−アルキル鎖の導入は、フッ化物の存在下に (ペルフルオロアルキル) トリメチルシランを添加する (Rupperts Reagenz und seine Homologen [ラパート試薬およびその同族体], J. Org. Chem. 1991,56, 984−989) か、あるいは一般式IIの17−オキソ基にフルオロアルキルリチウムまたはフルオロアルキルグリニヤール試薬を添加することによって実施することができる。17α−ペルフルオロアルキル鎖の導入は、一般式IIの17−オキソ基にフルオロアルキルリチウムを添加することによって実施することができる (Tetr. Lett. 1985, 26, 5243; J. Org. Chem. 1987, 52, 2481)。
【0032】
一般式IIにおいて述べた置換基R、RおよびRを好都合にはステロイド−D環の中に導入した後、当業者に知られている方法に従いフッ素化17α−アルキル鎖を導入する。
部分的構造A〜Fを有する一般式IIの化合物を製造するために、既知ステロイド結合性ブロックを使用することができる。
例えば、下記の構築ブロックを使用することができる:
構築ブロックAについて:アンドロスト−4−エン−3,17−ジオンおよびデヒドロエピアンドロステロン。
【0033】
構築ブロックBについて:19−ノルテストステロンおよび3,3−ジメトキシ−エストル−5 (10)−17−オン (DD 79−213049)。
ステロイド構築ブロックC、DまたはE:エピアンドロステロン。
ステロイド構築ブロックFについて:エピアンドロステロンからの5α−アンドロスト−2−エン−17−オン (US−A−3,098,851)。
ステロイド構築ブロックA〜Fの出発物質の部分的構造の中に含有される官能基を、必要に応じて当業者に知られている方法により保護することができる。
こうして、ステロイド構築ブロックA〜Fの出発物質の部分的構造中のケト基は、当業者に知られている方法に従いケタールまたはチオアセタールとして保護することができる。
部分的構造A〜F中の置換基R〜R15の導入は、当業者に知られている方法に従いフッ素化17α−アルキル鎖の組込みの前後に実施することができる。
本発明による化合物は、下記のアンドロゲンレセプターに対するレセプター結合性親和性が例示するように、アンドロゲン活性を有する。
【0034】
【表1】
Figure 2004509971
【0035】
本発明による一般式 (I) 化合物において、これらの試験結果は、男性における産児制限、男性および女性におけるホルモン置換療法 (HRT) または男性および女性におけるホルモン的に誘導される疾患、例えば、子宮内膜症、乳癌または性機能不全症を治療を開発する。
したがって、本発明の主題は、また、一般式 (I) の17α−フルオロアルキルステロイドと、必要に応じて薬学的に適合性のアジュバントまたは賦形剤とを含有する医薬組成物である。
【0036】
これらの医薬組成物および製剤は、経口、経直腸、経膣、皮下、経皮、静脈内または筋肉内投与のために提供することができる。普通に使用される賦形剤および/または希釈剤に加えて、それらは一般式Iの化合物の少なくとも1種を含有する。
本発明の製剤は、既知の方法において普通に使用される固体または液体の賦形剤または希釈剤および適当な投与量を使用する所望の型の投与に従い普通に使用される薬学的技術を使用して製造される。好ましい製剤は、経口的投与に適当な小出し形態にある。このような小出し形態は、例えば、錠剤、フィルム状錠剤、カプセル剤、丸剤、粉末、溶液または懸濁液またはデポー形態である。
【0037】
もちろん、非経口的製剤、例えば、注射溶液もまた考えられる。さらに、例えば、坐剤および経膣的適用のために薬剤を製剤として述べることができる。
対応する錠剤は、例えば、活性成分を既知のアジュバント、例えば、不活性希釈剤、例えば、デキシトロース、糖、ソルビトール、マンニトール、ポリビニルピロリドン、爆発性物質、例えば、コーンスターチまたはアルギン酸、結合剤、例えば、澱粉またはゼラチン、潤滑、例えば、ステアリン酸マグネシウムまたはタルクおよび/またはデポー効果を達成するための物質、例えば、カルボキシポリメチレン、カルボキシメチルセルロース、酢酸フタル酸セルロースまたはポリ酢酸ビニルと混合することによって製造することができる。
【0038】
被覆された錠剤は、それに応じて、錠剤と同様に製造されたコアを、錠剤の被覆において普通に使用される物質、例えば、ポリビニルピロリドンまたはシェラック、アラビアゴム、タルク、酸化チタンまたは糖で被覆することによって製造することができる。この場合において、被覆錠剤の外殻はいくつかの層から成ることができ、ここで錠剤について前述したアジュバントを使用することができる。
【0039】
さらに、本発明による一般式Iの化合物を含む溶液または懸濁液は、味覚改良剤、例えば、サッカリン、シクラメートまたは糖、ならびに、例えば、香味剤、例えば、バニラまたはオレンジエキスを含有することができる。さらに、それらは懸濁アジュバント、例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロースまたは保存薬、例えば、p−ヒドロキシベンゾエートを含有することができる。
【0040】
一般式Iの化合物を含有するカプセル剤は、例えば、一般式Iの1種または2種以上の化合物を不活性賦形剤、例えば、ラクトースまたはソルビトールと混合し、ゼラチンカプセルの中にカプセル化することによって製造することができる。
適当な坐剤は、例えば、この目的に提供される賦形剤、例えば、天然の脂肪またはポリエチレングリコールまたはその誘導体と混合することによって製造することができる。
下記の実施例により、本発明を説明する。これらの実施例は本発明を限定しない。
【0041】
実施例
実施例 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル−アンドロスト− −エン− −オン
10 gの3β−アセトキシ−デヒドロエピアンドロステロンを300 mlのTHF中に溶解し、0.5 gのフッ化テトラブチルアンモニウムと混合する。温室において攪拌しながら、15 mlのトリフルオロメチルトリメチルシランをゆっくり滴下し、それを3時間攪拌する。次いで、200 mlの半濃重炭酸ナトリウム溶液を添加し、THFを真空蒸留除去する。残留物を100 mlの酢酸エチルで3回抽出する。一緒にした有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮し、シリカゲルのクロマトグラフィーにかける。12 gの3β−アセトキシ−17β−トリメチルシリルオキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−5−エンが得られる。
【0042】
12 gの3β−アセトキシ−17β−トリメチルシリルオキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−5−エンを100 mlのTHF中に溶解し、温室において20 mlの30%フッ化水素酸と混合する。3時間後、それを200 mlの12%アンモニア溶液中に注ぎ、3×100 mlの酢酸エチルで抽出し、有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮する。9 gの3β−アセトキシ−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−5−エンが得られ、これを300 mlのメタノール中に溶解し、6 gの水酸化カリウムと混合する。温室において30分間攪拌した後、それを2N塩酸で中和し、メタノールを真空中で抜き出す。
【0043】
残留物を4×100 mlの酢酸エチルで抽出し、一緒にした有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮する。7.5 gの3β,17β−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−5−エンが得られ、これを80 mlのシクロヘキサノン、5 gのトリイソプロピオン酸アルミニウムおよび250 mlのトルエンとともに3時間還流させる。それを放冷し、200 mlの2 N酒石酸ナトリウムカリウム溶液と混合し、有機相を分離し、再び2×100 mlの酢酸エチルで抽出する。一緒にした有機抽出液を蒸発により濃縮し、残留物をクロマトグラフィーにより精製し、メタノールから結晶化させる。17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オンが得られる。
H−NMR (DMSO−D6): 0.89 (s, 3H, H−18), 1.15 (s, 3H, H−19), 5.62 (s, 1H, H−4)
19F−NMR: −75.3
【0044】
実施例 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−メチル−アンドロスト− −エン− −オン
7 gの17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オンを、200 mlのt−ブタノール中で8.5 gのクロラニルと30分間還流させる。それを放冷し、乾燥状態に蒸発させる。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにかける。さらに精製するために、それをジクロロメタン/ヘキサンから再結晶化させる。17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスタ−4,6−ジエン−3−オンが得られる。
H−NMR: 1.04 (s, 3H, H−18), 1.13 (s, 3H, H−19), 5.69 (s, 1H, H−4), 6.11 (m, 2H, H−6, H−7)
19F−NMR: −75.3
【0045】
80 mlのTHFをヨウ化メチルマグネシウムの溶液 (80 mlのジエチルエーテル中で2.5 gのマグネシウムおよび6.4 mlのヨウ化メチルから調製する) に添加し、それを−5 ℃に冷却し、50 mlのTHF中に溶解した1 gの酢酸銅一水和物を添加する。それを−20 ℃に冷却し、次いで80 mlのTHF中の5 gの17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスタ−4,6−ジエン−3−オンの溶液を滴下する。2時間後、それを氷水/2 N硫酸中に注ぎ、3×80 mlの酢酸エチルで抽出する。
【0046】
有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮する。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにかける。さらに精製するために、それを酢酸エチルから再結晶化させる。17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−アンドロスト−4−エン−3−オンが得られる。
H−NMR: 0.77 (d, J=7Hz, 3H, H−7−Methyl), 0.99 (s, 3H, H−18), 1.20 (s, 3H, H−19), 5.73 (m, 1H, H−4)
19F−NMR: −75.3
【0047】
実施例 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− −クロロ−アンドロスト− −エン− −オン
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− ξ ,5 ξ−エポキシ−アンドロスタン− −オン
2 gの17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オンを120 mlのメタノールおよび70 mlのTHF中に溶解し、10 ℃において20 mlの過酸化水素溶液 (35%) と混合する。
【0048】
攪拌しながら、5 mlの10%水酸化ナトリウム溶液を添加し、それを3時間攪拌する。反応溶液を50 mlに蒸発により濃縮し、次いで50 mlのジクロロメタンおよび25 mlの水と混合し、有機相を分離する。それを半濃チオ硫酸塩溶液で洗浄し、乾燥し、乾燥状態に蒸発させる。得られた残留物は4α,5α−または4β,5β−エポキシドの混合物から成り、それ以上精製しないで次の段階において使用する。
【0049】
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− −クロロ−アンドロスト− −エン− −オン
2 gのエポキシド混合物 (段階1) を200 mlのアセトン中に溶解し、5 ℃において濃塩酸と混合する。2時間後、それをソーダ溶液で中和し、アセトンを抜き出す。残留物をジクロロメタンで抽出する。有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮する。ジクロロメタン/ヘキサンから結晶化させた後、17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−アンドロスト−4−エン−3−オンが得られる。
H−NMR: 0.99 (s, 3H, H−18), 1.24 (s, 3H, H−19)
19F−NMR: −75.3
【0050】
実施例 17 β ,4 −ジヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル−アンドロスト− −エン− −オン
2 gのエポキシド混合物 (段階1、17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−アンドロスト−4−エン−3−オンの製造) を20 mlの酢酸 (これは2容量%の濃硫酸を含有する) 中に溶解させる。この溶液を10 ℃において24時間放置する。次いで、それを200 mlの酢酸エチルと混合し、ソーダ溶液で中和する。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチル/ヘキサンから結晶化させる。
H−NMR: 0.99 (s, 3H, H−18), 1.19 (s, 3H, H−19), 6.10 (s, 1H, 4−OH)
19F−NMR: −75.3
【0051】
実施例 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル−アンドロスタ− 1,4 −ジエン− −オン
2 gの17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オンを、85 ℃において60 mlのトルエン中で1.8 gのDDQとともに攪拌する。沈殿を濾過し、トルエンで再び洗浄し、濾液を蒸発により濃縮する。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチルから再結晶化させる。
H−NMR: 1.02 (s, 3H, H−18), 1.24 (s, 3H, H−19), 6.07 (m, 1H, H−4), 6.22 (dd, J=1.6, 10Hz, 1H, H−2), 7.04 (d, J=10Hz, 1H, H−1)
19F−NMR: −75.4
【0052】
実施例 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− −クロロ−アンドロスタ− 1,4 −ジエン− −オン
17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オンの製造は、17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスター1、4−ジエンー3−オンについての製造に類似する。
H−NMR: 1.02 (s, 3H, H−18), 1.31 (s, 3H, H−19), 6.36 (d, J=10Hz, 1H, H−2), 7.07 (d, J=10Hz, 1H, H−1)
19F−NMR: −75.8
【0053】
実施例 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−メチル−エストル− −エン− −オン
段階 α−メチル−エストル− −エン− 3,17 −ジオン
10 gの17β−ヒドロキシ−7α−メチル−エストル−4−エン−3−オン (製造:Steroids 1963, 317) を200 mlのアセトン中に溶解し、−20 ℃において15 mlの8 Nクロモ硫酸で酸化する。反応が完結した後、10 mlのメタノールを添加し、それを温室に加熱する。溶媒を真空下に抜き出し、残留物を300 mlの水と混合し、これにより生成物は沈殿する。それを吸引し、6.5 gの7α−メチル−エストル−4−エン−3,17−ジオンが得られる。
【0054】
段階 3,3 −エチレンジチオ− α−メチル−エストル− −エン− 17 −オン
5 gの7α−メチル−エストル−4−エン−3,17−ジオンを50 mlのメタノール中に溶解し、3 mlのエタンジチオールと混合する。1.5 mlの三フッ化ホウ素−ジエチルエーテレートを添加し、それを温室において2時間攪拌し、これにより生成物は結晶化する。それを吸引し、6 gの3,3−エチレンジチオ−7α−メチル−エストル−4−エン−17−オンが得られる。
【0055】
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−メチル−エストル− −エン− −オン
5 gの3,3−エチレンジチオ−7α−メチル−エストル−4−エン−17−オンを温室において150 mlのTHF中で0.25 gのフッ化テトラブチルアンモニウムと混合し、8 mlのトリフルオロメチルトリメチルシランをゆっくり滴下する。3時間攪拌した後、200 mlの半濃重炭酸ナトリウム溶液を添加し、THFを真空蒸留除去する。残留物を100 mlの酢酸エチルで3回抽出する。一緒にした有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮し、シリカゲルのクロマトグラフィーにかける。
【0056】
3 gの17β−トリメチルシリルオキシ−17α−トリフルオロメチル−3,3−エチレンジチオ−7α−メチル−エストル−4−エンが得られる。3 gの17β−トリメチルシリルオキシ−17α−トリフルオロメチル−3,3−エチレンジチオ−7α−メチル−エストル−4−エンを40 mlのTHF中に溶解し、温室において5 mlの30%塩酸と混合する。3時間後、それを200 mlの12%アンモニア溶液中に注ぎ、3×100 mlの酢酸エチルで抽出し、有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮する。
【0057】
残留物を100 mlの95%メタノールの中に取り、9 mlのヨウ化メチルならびに2.5 gの炭酸カルシウムと混合し、20時間還流させる。冷却後、それを吸引し、濾液を乾燥状態に蒸発させる。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタン/ヘキサンから結晶化させる。17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−エストル−4−エン−3−オンが得られる。
H−NMR (D6−DMSO): 0.70 (d, J=7.7Hz, 3H, 7−Methyl), 0.93 (s, 3H, H−18), 5.71 (s, 1H, H−4)
19F−NMR: −75.5
【0058】
実施例 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− −クロロ−エストル− −エン− −オンおよび 17 β ,4 −ジヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル−エストル− −エン− −オン
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル−エストル− −エン− −オン
10 gの3,3−ジメトキシ−エストル−5 (10)−エン−17−オンを300 mlのTHF中に溶解し、0.5 gのフッ化テトラブチルアンモニウムと混合する。温室において攪拌しながら、15 mlのトリフルオロメチルトリメチルシランをゆっくり滴下し、それを3時間攪拌する。次いで、200 mlの半濃重炭酸ナトリウム溶液を添加し、THFを真空蒸留除去する。残留物を100 mlの酢酸エチルで3回抽出する。一緒にした有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮する。17β−トリメチルシリルオキシ−17α−トリフルオロメチル−3,3−ジメトキシ−エストル−5 (10)−エンが得られる。
【0059】
12 gの17β−トリメチルシリルオキシ−17α−トリフルオロメチル−3,3−ジメトキシ−エストル−5 (10)−エンを100 mlのTHF中に溶解し、温室において20 mlの30%フッ化水素酸と混合する。24時間後、それを200 mlの12%アンモニア溶液中に注ぎ、3×100 mlの酢酸エチルで抽出し、有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮する。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し、17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストル−4−エン−3−オンが得られる。
H−NMR (CDCl): 1.00 (s, 3H, H−18), 5.82 (s, 1H, H−4)
19F−NMR: −75.1
【0060】
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− ξ ,5 ξ−エポキシ−エストラン− −オン
製造を17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4ξ,5ξ−エポキシ−アンドロスタン−3−オンと同様に実施する。得られた残留物は4α,5α−または4β,5β−エポキシドの混合物から成り、それ以上精製しないで次の段階において使用する。
【0061】
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− −クロロ−エストル− −エン− −オン
製造を17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4ξ,5ξ−エポキシ−エストラン−3−オンから出発して17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−アンドロスト−4−エン−3−オンと同様に実施する。
H−NMR (CDCl): 1.00 (s, 3H, H−18)
19F−NMR: −75.3
【0062】
段階 17 β ,4 −ジヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル−エストル− −エン− −オン
製造を17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4ξ,5ξ−エポキシ−エストラン−3−オンから出発して17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オンと同様に実施する。
H−NMR (CDCl): 1.00 (s, 3H, H−18), 6.1 (s, 1H, 4−OH)
19F−NMR: −75.3
【0063】
実施例 17 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル−アンドロスト− −エン− −オン
20 gの3,3−エチレンジチオ−アンドロスト−4−エン−17−オンを600 mlのジエチルエーテル中に懸濁させ、攪拌しながら−78 ℃に冷却する。48 gのヨウ化ペンタフルオロエチルを添加し、次いで76 mlのジエチルエーテル中のメチルリチウム−臭化リチウム錯体の1.5 M溶液をゆっくり滴下する。それを−78 ℃において2時間攪拌し、次いで2リットルの飽和重炭酸ナトリウム溶液中に注ぐ。それを酢酸エチルで抽出し、乾燥し、蒸発により濃縮する。
【0064】
残留物を500 mlの95%メタノールの中に取り、72 mlのヨウ化メチルならびに20 gの炭酸カルシウムと混合し、20時間還流させる。冷却後、それを吸引し、濾液を乾燥状態に蒸発させる。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチルから再結晶化させる。17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスト−4−エン−3−オンが得られる。
H−NMR (CDCl): 0.99 (s, 3H, H−18), 1.19 (s, 3H, H−19), 5.74 (s, 1H, H−4)
19F−NMR: −77.3 (3F, CF), −119 (2F, CF
【0065】
実施例 1017 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− −クロロ−アンドロスト− −エン− −オンおよび 17 β ,4 −ジヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル−アンドロスト− −エン− −オン
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− ξ ,5 ξ−エポキシ−アンドロスタン− −オン
製造を17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4ξ,5ξ−エポキシ−アンドロスタン−3−オンから同様に実施する。得られた残留物は4α,5α−または4β,5β−エポキシドの混合物から成り、それ以上精製しないで次の段階において使用する。
【0066】
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− −クロロ−アンドロスト− −エン− −オン
製造を17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4ξ,5ξ−エポキシ−アンドロスタン−3−オンから17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−アンドロスト−4−エン−3−オンと同様に実施する。
H−NMR (CDCl): 0.99 (s, 3H, H−18), 1.23 (s, 3H, H−19)
19F−NMR: −77.4 (3F, CF), −119.2 (2F, CF
【0067】
段階 17 β ,4 −ジヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル−アンドロスト− −エン− −オン
製造を17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4ξ,5ξ−エポキシ−アンドロスタン−3−オンから17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オンと同様に実施する。
H−NMR (CDCl): 0.98 (s, 3H, H−18), 1.18 (s, 3H, H−19), 6.09 (s, 1H, 4−OH)
19F−NMR: −77.4 (3F, CF), −119.5 (2F, CF
【0068】
実施例 1117 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− α−メチル−アンドロスト− −エン− −オン
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− 4,6 −ジエン− −オン
1 gの17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスト−4−エン−3−オンを、50 mlのt−ブタノール中で1.2 gのクロラニルとともに30分間還流させる。それを放冷し、乾燥状態に蒸発させる。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにかける。
H−NMR (CDCl): 1.04 (s, 3H, H−18), 1.12 (s, 3H, H−19), 5.68 (s, 1H, H−4), 6.11 (m, 2H, H−6, H−7)
19F−NMR: −77.4 (3F, CF), −119.0 (2F, CF
【0069】
160 mlのTHFをヨウ化メチルマグネシウムの溶液 (150 mlのジエチルエーテル中で5 gのマグネシウムおよび13 mlのヨウ化メチルから製造する) に添加し、それを−5 ℃に冷却し、100 mlのTHF中に溶解した2 gの酢酸銅一水和物を添加する。それを−20 ℃に冷却し、次いで120 mlのTHF中の10 gの17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスタ−4,6−ジエン−3−オンの溶液を滴下する。2時間後、それを氷水/2 N硫酸中に注ぎ、3×80 mlの酢酸エチルで抽出する。有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮する。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにかける。さらに精製するために、それを酢酸エチルから再結晶化させる。
H−NMR (CDCl): 0.78 (d, J=8Hz, 3H, H−7Me), 1.01 (s, 3H, H−18), 1.21 (s, 3H, H−19), 5.74 (s, 1H, H−4)
19F−NMR: −77.4 (3F, CF), −119.3 (2F, CF
【0070】
実施例 1217 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル−エストル− −エン− −オン
20 gの3,3−ジメトキシ−エストル−5 (10)−エン−17−オンを600 mlのジエチルエーテル中に溶解し、攪拌しながら−78 ℃に冷却する。48 gのヨウ化ペンタフルオロエチルを添加し、次いで76 mlのジエチルエーテル中のメチルリチウム−臭化リチウム錯体の1.5 M溶液をゆっくり滴下する。それを−78 ℃において2時間攪拌し、次いで2リットルの飽和重炭酸ナトリウム溶液中に注ぐ。それを酢酸エチルで抽出し、乾燥し、蒸発により濃縮する。
【0071】
残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチルから再結晶化させる。17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−エストル−4−エン−3−オンが得られる。
H−NMR (CDCl): 1.02 (s, 3H, H−18), 5.83 (s, 1H, H−4)
19F−NMR: −77.3 (3F, CF), −119.2 (2F, CF
【0072】
実施例 1317 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− α−メチル−エストル− −エン− −オン
3,3−エチレンジチオ−7α−メチル−エストル−4−エン−17−オン (17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−エストル−4−エン−3−オンの製造を参照のこと) を前述のようにヨウ化ペンタフルオロエチル/メチルリチウム−臭化リチウム錯体と反応させる。粗生成物を500 mlの95%メタノールの中に取り、72 mlのヨウ化メチルならびに20 gの炭酸カルシウムと混合し、20時間還流させる。冷却後、それを吸引し、濾液を乾燥状態に蒸発させる。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチルから再結晶化させる。17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−エストル−4−エン−3−オンが得られる。
H−NMR (CDCl): 0.77 (d, J=8Hz, 3H, H−7Me), 1.02 (s, 3H, H−18), 5.84 (s, 1H, H−4)
19F−NMR: −77.3 (3F, CF), −119.2 (2F, CF
【0073】
実施例 1417 β ,4 −ジヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル−エストル− −エン− −オン
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− ξ ,5 ξ−エポキシ−エストラン− −オン
生成物を17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4ξ,5ξ−エポキシ−アンドロスタン−3−オンと同様に実施する。得られた残留物は4α,5α−または4β,5β−エポキシドの混合物から成り、それ以上精製しないで次の段階において使用する。
【0074】
段階 17 β ,4 −ジヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル−エストル− −エン− −オン
製造を17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4ξ,5ξ−エポキシ−エストラン−3−オンから17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オンと同様に実施する。
H−NMR (CDCl): 1.00 (s, 3H, H−18), 6.10 (s, 1H, 4−OH)
19F−NMR: −77.3 (3F, CF), −119.2 (2F, CF
【0075】
実施例 1517 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− −クロロ−エストル− −エン− −オン
製造を17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4ξ,5ξ−エポキシ−エストラン−3−オンから17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−アンドロスト−4−エン−3−オンと同様に実施する。
H−NMR (CDCl): 1.01 (s, 3H, H−18)
19F−NMR: −77.3 (3F, CF), −119.2 (2F, CF
【0076】
実施例 1617 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−アンドロスタン− −オン
段階 β−アセトキシ− 17 β−トリメチルシリルオキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−アンドロスタン
10 gの3β−アセトキシ−エピアンドロステロンを300 mlのTHF中に溶解し、0.5 gのフッ化テトラブチルアンモニウムと混合する。温室において攪拌しながら、15 mlのトリフルオロメチルトリメチルシランをゆっくり滴下し、それを3時間攪拌する。次いで、200 mlの半濃重炭酸ナトリウム溶液を添加し、THFを真空蒸留除去する。残留物を100 mlの酢酸エチルで3回抽出する。一緒にした有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮し、シリカゲルのクロマトグラフィーにかける。9 gの3β−アセトキシ−17β−トリメチルシリルオキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスタンが得られる。
【0077】
段階 β−アセトキシ− 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−アンドロスタン
9 gの3β−アセトキシ−17β−トリメチルシリルオキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスタンを100 mlのTHF中に溶解し、温室において20 mlの30%フッ化水素酸と混合する。3時間後、それを200 mlの12%アンモニア溶液中に注ぎ、3×100 mlの酢酸エチルで抽出し、有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮する。7 gの3β−アセトキシ−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスタンが得られる。
【0078】
段階 β ,17 β−ジヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−アンドロスタン
7 gの3β−アセトキシ−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスタンを300 mlのメタノール中に溶解し、6 gの水酸化カリウムと混合する。温室において30分間攪拌した後、それを2N塩酸で中和し、メタノールを真空中で抜き出す。残留物を4×100 mlの酢酸エチルで抽出し、一緒にした有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮する。4.5 gの3β,17β−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスタンが得られる。
【0079】
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−アンドロスタン− −オン
段階3において得られた生成物を50 mlのアセトン中で0 ℃において9 mlの8 Nクロモ硫酸で酸化する。反応が完結した後、2 mlのメタノールならびに50 mlの水を添加し、アセトンを真空下に抜き出し、これにより生成物は沈殿する。それを吸引し、水で洗浄する。精製のために、それをクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチルから結晶化させる。17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスタン−3−オンが得られる。
H−NMR (CDCl): 0.96 (s, 3H, H−18), 1.02 (s, 3H, H−19)
19F−NMR: −75.4
【0080】
実施例 1717 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− α−アンドロスタン− −オン
段階 β−トリメチルシリルオキシ− α−アンドロスタン− 17 −オン
10 gのエピアンドロストンを75 mlのDMFおよび20 mlのピリジン中に溶解し、10 mlのトリメチルクロロシランと混合する。3時間後、それを300 mlの飽和重炭酸ナトリウム溶液中に注ぐ。それを吸引し、水で洗浄し、15 gの3β−トリメチルシリルオキシ−5α−アンドロスタン−17−オンが得られる。
【0081】
段階 β ,17 β−ジヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− α−アンドロスタン
15 gの3β−トリメチルシリルオキシ−5α−アンドロスタン−17−オンを300 mlのジエチルエーテル中に溶解し、−78 ℃に冷却する。14 gのヨウ化ペンタフルオロエチルを添加し、次いで38 mlのジエチルエーテル中のメチルリチウム−臭化リチウム錯体の1.5 M溶液をゆっくり滴下する。それを1時間攪拌し、次いで1リットルの飽和重炭酸ナトリウム溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、蒸発により濃縮する。残留物を100 mlのTHFの中に取り、8 gのフッ化テトラブチルアンモニウムと混合する。30分後、200 mlの飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加し、THFを真空下に抜き出し、これにより物質が沈殿する。それを吸引し、水で洗浄する。13 gの3β,17β−ジヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスタンが得られる。
【0082】
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− α−アンドロスタン− −オン
10 gの3β,17β−ジヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスタンを100 mlのアセトン中で0 ℃において16 mlの8 Nクロモ硫酸で酸化する。3 mlのメタノールおよび100 mlの水を添加し、アセトンを真空下に抜き出し、これにより生成物は結晶化する。それを吸引し、水で洗浄する。17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスタン−3−オンが得られる。
H−NMR (CDCl): 0.96 (s, 3H, H−18), 1.02 (s, 3H, H−19)
19F−NMR: −77.3 (3F, CF), −119.3 (2F, CF
【0083】
実施例 1817 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− −ヒドロキシメチレン− α−アンドロスタン− −オン
4 gの17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスタン−3−オンを150 mlのトルエン中で3.2 gの水素化ナトリウムおよび8 mlのギ酸エチルと混合する。24時間後、それを注意して水で加水分解する。それを5 N塩酸で酸性化し、有機相を分離し、乾燥し、蒸発により濃縮する。精製のために、それをシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、アセトン/ヘキサンから結晶化させる。17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシメチレン−5α−アンドロスタン−3−オンが得られる。
H−NMR (CDCl): 0.76 (s, 3H, H−18), 0.97 (s, 3H, H−19), 8.62 (m, 1H, H−2−CHO)
19F−NMR: −75.2
【0084】
実施例 1917 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− −ヒドロキシメチレン− α−アンドロスタン− −オン
この化合物を実施例18と同様にして17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスタン−3−オンから得る。
H−NMR (CDCl): 0.77 (s, 3H, H−18), 0.96 (s, 3H, H−19), 8.62 (m, 1H, H−2−CHO)
19F−NMR: −77.3 (3F, CF), −119.2 (2F, CF
【0085】
実施例 2017 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル−[ 3,2c ]ピラゾール− α−アンドロスタン
50 mlのエタノール中で0.3 mlのヒドラジン水和物を添加して、1 gの17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシメチレン−5α−アンドロスタン−3−オンを30分間還流させる。次いで、それを蒸発により濃縮し、水で沈殿させ、吸引する。生成物をt−ブチル−メチルエーテル/ヘキサンからの結晶化により精製する。17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−[3,2c]ピラゾール−5α−アンドロスタンが得られる。
H−NMR (CDCl): 0.74 (s, 3H, H−18), 0.96 (s, 3H, H−19)
19F−NMR: −75.3
【0086】
実施例 2117 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル−[ 3,2c ]ピラゾール− α−アンドロスタン
この化合物は実施例19と同様に17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−ヒドロキシメチレン−5α−アンドロスタン−3−オンから得られる。
H−NMR (CDCl): 0.74 (s, 3H, H−18), 0.96 (s, 3H, H−19)
19F−NMR: −77.3 (3F, CF), −119.3 (2F, CF
【0087】
実施例 2217 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−アンドロスト− −エン− −オン
10 gの17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスタン−3−オンを200 mlのTHF中で攪拌しながら9 gのピリジニウム−ヒドロブロミド−ペルブロミドと混合する。15分後、250 mlの飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加し、クロロホルムで抽出し、乾燥し、蒸発により濃縮する。残留物を100 mlのDMF中で10 gの炭酸リチウムおよび20 gの臭化リチウムとともに還流させる。
【0088】
それを冷却し、500 mlのトルエンで希釈し、水で洗浄し、乾燥し、蒸発により濃縮する。精製のために、それをシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチルから再結晶化させる。17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オンが得られる。
H−NMR (CDCl): 0.98 (s, 3H, H−18), 1.02 (s, 3H, H−19), 5.85 (d, J=10Hz, 1H, H−2), 7.12 (d, J=10Hz, 1H, H−1)
19F−NMR: −75.3
【0089】
実施例 2317 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− α−アンドロスト− −エン− −オン
この化合物は実施例21と同様にして17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスタン−3−オンが得られる。
H−NMR (CDCl): 0.98 (s, 3H, H−18), 1.02 (s, 3H, H−19), 5.85 (d, J=10Hz, 1H, H−2), 7.12 (d, J=10Hz, 1H, H−1)
19F−NMR: −77.3 (3F, CF), −119.2 (2F, CF
【0090】
実施例 2417 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− −オキサ− α−アンドロスタン− −オン
4 gの17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オンを、200 mlの90%酢酸中で30 gの四酢酸鉛および280 mgの四酸化オスミウムと反応させる。温室において24時間後、それを500 mlの水で希釈し、クロロホルムで3回抽出する。一緒にした有機相を2 N水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性とし、200 mlの2 N水酸化ナトリウム溶液で3回抽出する。一緒にした水性相を5 N塩酸で酸性化とし、クロロホルムで3回抽出する。一緒にした有機相を乾燥し、蒸発により濃縮する。
【0091】
残留物を80 mlのTHFおよび80 mlのメタノール中に溶解する。攪拌しながら、75 mlの水中の1 gの重炭酸ナトリウム溶液および4.2 gのホウ水素化ナトリウムを連続的に添加する。2時間後、それを濃塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出し、乾燥し、蒸発により濃縮する。精製のために、それをシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチルから再結晶化させる。17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−オキサ−5α−アンドロスタン−3−オンが得られる。
H−NMR (CDCl): 0.94 (s, 3H, H−18), 1.00 (s, 3H, H−19), 2.22 (dd, J=19.1, 13.1Hz, 1H, H−4), 2.53 (dd, J=18.7, 5.8Hz, 1H, H−4), 3.92 (d, J=10Hz, 1H, H−1), 4.21 (d, J=10Hz, 1H, H−1)
19F−NMR: −75.4
【0092】
実施例 2517 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− −オキサ− α−アンドロスタン− −オン
この化合物は実施例23と同時にして17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オンから得られる。
H−NMR (CDCl): 0.94 (s, 3H, H−18), 1.00 (s, 3H, H−19), 2.22 (dd, J=19.1, 13.0Hz, 1H, H−4), 2.53 (dd, J=19.1, 6.2Hz, 1H, H−4), 3.93 (d, J=10Hz, 1H, H−1), 4.22 (d, J=10Hz, 1H, H−1)
19F−NMR: −77.3 (3F, CF), −119.2 (2F, CF
【0093】
実施例 2617 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−アンドロスト− −エン
段階 17 β−トリメチルシリルオキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−アンドロスト− −エン
10 gの5α−アンドロスト−2−エン−17−オン (US−A−3,098,851に従い製造する) を300 mlのTHF中に溶解し、0.5 gのフッ化テトラブチルアンモニウムと混合する。温室において攪拌しながら、15 mlのトリフルオロメチルトリメチルシランをゆっくり滴下し、それを3時間攪拌する。次いで、200 mlの半濃重炭酸ナトリウム溶液を添加し、THFを真空蒸留除去する。残留物を100 mlの酢酸エチルで3回抽出する。一緒にした有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮し、シリカゲルのクロマトグラフィーにかける。10 gの17β−トリメチルシリルオキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスト−2−エンが得られる。
【0094】
段階 17 β−ヒドロキシ− 17 α−トリフルオロメチル− α−アンドロスト− −エン
10 gの17β−トリメチルシリルオキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスト−2−エンを100 mlのTHF中に溶解し、温室において20 mlの30%フッ化水素酸と混合する。3時間後、それを200 mlの12%アンモニア溶液中に注ぎ、3×100 mlの酢酸エチルで抽出し、有機抽出液を乾燥し、蒸発により濃縮する。メタノールから結晶化後、17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスト−2−エンが得られる。
H−NMR (CDCl): 0.76 (s, 3H, H−18), 0.93 (s, 3H, H−19), 5.60 (m, 2H, H−2, H−3)
19F−NMR: −75.1
【0095】
実施例 2717 β−ヒドロキシ− 17 α−ペンタフルオロエチル− α−アンドロスト− −エン
15 gの5α−アンドロスト−2−エン−17−オンを300 mlので中に溶解し、−78 ℃に冷却する。14 gのヨウ化ペンタフルオロエチルを添加し、次いで38 mlのジエチルエーテル中のメチルリチウム−臭化リチウム錯体の1.5 M溶液を滴下する。それを1時間攪拌し、1リットルの飽和重炭酸ナトリウム溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、蒸発により濃縮する。残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスト−2−エンが得られる。
H−NMR (CDCl): 0.76 (s, 3H, H−18), 0.95 (s, 3H, H−19), 5.62 (m, 2H, H−2, H−3)
19F−NMR: −77.5 (3F, CF), −119.3 (2F, CF

Claims (21)

  1. 一般式 (I) の17α−フルオロアルキルステロイド:
    Figure 2004509971
    式中、
    はC1−4アルキル基であり、
    はヒドロキシ基、基OC (O)−R20またはOR21であり、ここでR20およびR21はC1−12アルキル基、C3−8シクロアルキル基、アリール基またはアリール−C1−4アルキル基であり、
    は式CnFmHoの基であり、ここでn=1、2、3、4、5または6、m>1かつm + o = 2n + 1であり、
    およびRは各場合において水素原子であり、あるいは一緒になって二重結合またはメチレン架橋を形成し、
    およびRは各場合において水素原子であり、あるいは一緒になって二重結合またはメチレン架橋を形成し、
    STEROIDは部分的式A、B、C、D、EおよびFのステロイドABC環系であり、
    Figure 2004509971
    ここで追加の二重結合がAおよびBの中に1,2位に存在することができ、そして1つまたは2つの追加の二重結合がBの中に8,9位および11,12位に存在することができ、
    は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基またはトリフルオロメチル基であり、
    Xは酸素原子、2つの水素原子またはヒドロキシイミノ基であり、
    は水素原子、メチルまたはエチル基であり、
    は水素原子またはハロゲン原子であるか、あるいはR10と一緒になって二重結合を形成し、
    10は水素原子、ヒドロキシル基、メチルまたはエチル基であるか、あるいはRと一緒になって二重結合を形成し、
    11は水素原子、C1−4アルキル基、ニトリル基、ヒドロキシメチレン基またはホルミル基であり、
    12は水素原子、C1−4アルキル基またはニトリル基であり、
    11およびR12は、前述の意味に加えて、一緒になってメチレン架橋を形成し、
    13は水素原子であるか、あるいはRと一緒になって二重結合を形成し、
    14およびR15は一緒になって二重結合、オキシラン環、チイラン環、[2,3c]オキサジアゾール環、[3,2c]イソキサゾール環または[3,2c]ピラゾール環を形成し、
    Yは酸素または窒素原子であり、そして
    、R、R11、R12、R13、R14およびR15における波線は、これらの置換基がα−またはβ−位に存在できることを意味し、そして下記の化合物が排除される:
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストル−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−ゴン−4−エン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−ゴナ−4,9−ジエン−3−オン、および
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−ゴナ−4,9,11−トリエン−3−オン。
  2. STEROIDが部分的式Aのステロイド環系である、請求項1に記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  3. STEROIDが部分的式Bのステロイド環系である、請求項1に記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  4. STEROIDが部分的式Cのステロイド環系である、請求項1に記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  5. STEROIDが部分的式Dのステロイド環系である、請求項1に記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  6. STEROIDが部分的式Eのステロイド環系である、請求項1に記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  7. STEROIDが部分的式Fのステロイド環系である、請求項1に記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  8. がメチル基である、請求項1〜7のいずれかに記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  9. がヒドロキシ基、ホルミルオキシ基、アセチルオキシ基、プロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基、[ (トランス−4−ブチルシクロヘキシル) カルボニル]オキシ基、フェニルプロピオニルオキシ基、イソ−ブチリルオキシ基、ヘプタニルオキシ基またはウンデカニルオキシ基である、請求項1〜8のいずれかに記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  10. がトリフルオロメチル基またはペンタフルオロエチル基である、請求項1〜9のいずれかに記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  11. がメチル基である、請求項1〜3ならびに8〜10のいずれかに記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  12. がフッ素、塩素または臭素原子、またはトリフルオロメチルまたはヒドロキシ基である、請求項1〜5ならびに8〜11のいずれかに記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  13. 10がヒドロキシ基である、請求項1、2ならびに8〜11のいずれかに記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  14. がフッ素原子である、請求項1、2ならびに8〜12のいずれかに記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  15. 11がヒドロキシメチレン基またはホルミル基である、請求項1、4、7および12に記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  16. Yが酸素原子である、請求項1、5、11および12に記載の17α−フルオロアルキルステロイド。
  17. 請求項1に記載の17α−フルオロアルキルステロイドである下記の化合物:
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−ブロモ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α,4−ビス (トリフルオロメチル) −アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β,11β−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β,11β−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−9α−フルオロ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
    17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−4−クロロ−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β,4−ジヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−クロロ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−ブロモ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β,11β−ジヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β,11β−ジヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−9α−フルオロ−アンドロスト−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−クロロ−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
    17β,4−ジヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−4−クロロ−アンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−エストル−4−エン−3−オン、
    17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストル−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−エストル−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−ブロモ−エストル−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α,4−ビス (トリフルオロメチル) −エストル−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−エストル−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−エストル−4−エン−3−オン、
    17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−エストル−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−クロロ−エストル−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−ブロモ−エストル−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−エストル−4−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−4−クロロ−ゴン−4−エン−3−オン、
    13−エチル−17β,4−ジヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−ゴン−4−エン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−ゴン−4−エン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−ゴナ−4,9−ジエン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−ゴナ−4,9,11−トリエン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−ゴン−4−エン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−ゴン−4−エン−3−オン、
    13−エチル−17β,4−ジヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−ゴン−4−エン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−クロロ−ゴン−4−エン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−ブロモ−ゴン−4−エン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−ゴン−4−エン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−ゴナ−4,9−ジエン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−ゴナ−4,9,11−トリエン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−ゴナ−4,9−ジエン−3−オン、
    13−エチル−17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−ゴナ−4,9,11−トリエン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−7α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−7α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシメチレン−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−ヒドロキシメチレン−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−1α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−1α−メチル−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスト−2−エン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスト−2−エン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−メチル−5α−アンドロスト−2−エン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−メチル−5α−アンドロスト−2−エン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−シアノ−5α−アンドロスト−2−エン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−シアノ−5α−アンドロスト−2−エン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−ホルミル−5α−アンドロスト−2−エン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−ホルミル−5α−アンドロスト−2−エン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−[2,3c]オキサジアゾール−5α−アンドロスタン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−[2,3c]オキサジアゾール−5α−アンドロスタン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−[3,2c]イソキサゾール−5α−アンドロスタン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−[3,2c]イソキサゾール−5α−アンドロスタン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−[3,2c]ピラゾール−5α−アンドロスタン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−[3,2c]ピラゾール−5α−アンドロスタン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2β,3β−エピチオ−5α−アンドロスタン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2β,3β−エピチオ−5α−アンドロスタン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2α,3α−エピチオ−5α−アンドロスタン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2α,3α−エピチオ−5α−アンドロスタン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−オキサ−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−オキサ−5α−アンドロスタン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−1−メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−1−メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、
    17β−ヒドロキシ−17α−トリフルオロメチル−2−メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、および
    17β−ヒドロキシ−17α−ペンタフルオロエチル−2−メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン。
  18. 一般式 (II):
    Figure 2004509971
    (式中、R、R、R、RおよびSTEROIDは請求項1に記載の意味を有する)、の化合物を、フッ化物の存在下に、ペルフルオロアルキルトリアルキルシラン、 (Alk)SiCnFmHo、またはフルオロアルキルリチウム、LiCnFmHo、またはフルオロアルキルグリニヤール試薬、ZMgCnFmHo (ここでn=1、2、3、4、5または6、m>1かつm + o = 2n + 1であり、Zは塩素、臭素またはヨウ素原子であり、そしてAlkはC1−4アルキル基である) と反応させることを特徴とする、請求項1に記載の一般式 (I) の17α−フルオロアルキルステロイドの製造方法。
  19. 請求項1〜17のいずれかに記載の一般式 (I) の17α−フルオロアルキルステロイドと、必要に応じて薬学的に適合性のアジュバントまたは賦形剤とを含有する医薬組成物。
  20. 療法的に活性な成分として使用するための、請求項1〜17のいずれかに記載の一般式 (I) の17α−フルオロアルキルステロイド。
  21. 男性における産児制限、男性および女性におけるホルモン置換療法 (HRT) または男性および女性におけるホルモン的に誘導される疾患、例えば、子宮内膜症、乳癌または性機能不全症を治療するための、請求項1〜17のいずれかに記載の一般式 (I) の17α−フルオロアルキルステロイドの使用。
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