JP2004503408A - 改良された多孔質インクジェット受容媒体 - Google Patents

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Abstract

改良されたマクロ孔質インク受容媒体を開示する。本発明の一実施形態によるインクジェット受容性媒体は、複数の繊維を含むウェブ、および前記複数の繊維の少なくとも一部を被覆するコーティングを含む。好ましい実施形態において、前記コーティングは複数の有機粒子を含む。好ましい実施形態において、前記繊維は複数の孔を画定する。好ましい実施形態において、前記ウェブは複数のマクロ孔を画定する。ウェブの繊維は織物または不織布であってよい。好ましい実施形態において、前記ウェブは不織マクロ孔質材料を含む。

Description

【0001】
本発明は、一般的に多孔質材料(例えば、織物および不織布材料、紙等)に関する。さらに詳細には、本発明は、印刷イメージを受容できる多孔質材料に関する。
【0002】
マクロ孔質材料は、様々な用途における優れた実用性を実証してきた。マクロ孔質材料の用途例としては、衣類、バナー、看板、グリーティングカード、アートおよびクラフト材料、ならびにその他多くのものが含まれる。
【0003】
マクロ孔質材料の一種は、一般的に「不織布」と称される。不織布は現代生活に遍在する。人々の日常生活に接する不織布の例としては、外科衣服(キャップ、マスクおよびガウン)、ティーバッグ、コーヒーフィルター、真空掃除機用バッグ、ベビー用拭き取り用品、および清浄用に使用される拭き取り用品が含まれる。清浄用に使用される拭き取り用品の例としては、食器洗浄用に使用される拭き取り用品、掃粉に使用される拭き取り用品、およびレンズ(例えば眼鏡およびカメラ用レンズ)清浄用に使用される拭き取り用品が含まれ得る。
【0004】
不織布は典型的に複数の繊維を含み、これは典型的に、実質的にランダムに絡み合った様式で配列されている。いくつかの場合、繊維は単純に互いに縺れて、シートまたはウェブを形成する。他の場合では、繊維は、繊維間の間隙に浸透する結合剤によって互いに固定される。また、結合剤なしに繊維を互いに結合させることも可能である。
【0005】
多くの用途において、マクロ孔質材料上にイメージを印刷することが望ましい。マクロ孔質材料上に印刷されたイメージは完全に装飾用であってよく、またはイメージが情報を伝達するように意図されていてもよい。布巾は、装飾用イメージをしばしば含むマクロ孔質物品の一例である。各布巾は、広範囲の様々な装飾用イメージ(例えば格子縞模様および花模様)を含む状態で利用可能である。イメージをマクロ孔質材料に適用するために、様々な方法を利用することができる。
【0006】
パーソナルコンピューター、および低価格、高品質インクジェットプリンターの出現により、マクロ孔質材料(例えば、紙)にイメージを適用するためにインクジェットプリンターを利用することに大きな関心が生じている。しかしながら、いくつかのマクロ孔質材料は、インクジェット印刷に適切ではない。この場合、多くの印刷欠陥に遭遇する可能性がある。印刷欠陥の例としては、フェザーリング、ブリード、ぶれ、跳ね、バンディングおよびマッドクラッキングが含まれる。付加的な例として、インクジェットプリンターと関連してしばしば使用される水性インクは、いくつかの基材において乾燥するのに時間がかかり、イメージがまだ湿った状態にある時、こすれて汚れる可能性を増加させる。
【0007】
本発明は、粒子を含む組成物によりコートされた多孔質材料に向けられている。本発明による媒体に水性インクが付着した場合、カラーブリードまたはフェザーリングのない高い色密度、高い解像度、迅速な乾燥時間および良好な耐水性を示すイメージが形成される。これらの特性の全ては、有機粒子および無機粒子の両方を含有する組成物を使用することにより達成される。これらの属性の全てではないがいくつかは、無機粒子を含まず有機粒子のみ、または有機粒子を含まず無機粒子のみを含有するコーティングで達成される。
【0008】
本発明によるインクジェット受容性媒体は、複数の繊維を含むウェブ、および前記複数の繊維の少なくとも一部を被覆するコーティングを含む。好ましい実施形態において、前記コーティングは複数の有機粒子を含む。好ましい実施形態において、前記繊維は複数の孔を画定する。前記孔は、ミクロ孔、メソ孔および/またはマクロ孔を含み得る。ミクロ孔は、5ナノメートル未満の平均直径を有する孔である。メソ孔は、5ナノメートルから3μmの間の平均直径を有する孔である。好ましい実施形態において、前記ウェブは多孔質基材を含む。
【0009】
本明細書で使用する場合、「マクロ孔質基材」は、3μmから5ミリメートルまで、好ましくは10μmから2ミリメートルまで、より好ましくは100μmから0.5ミリメートルまでの平均孔径を有する基材を意味する。加えて、本発明のマクロ孔質基材は、少なくとも1パーセントから90パーセントまで、好ましくは少なくとも5パーセントから70パーセントまで、そしてさらに好ましくは少なくとも10パーセントから50パーセントまでの固体性を有することを特徴とする。前記孔径は代表的な値であること、およびマクロ孔質基材はこれらの代表的な値の範囲外に及ぶ径を有する孔を含み得ることは理解されるべきである。
【0010】
ウェブの繊維は織られていても、または不織であってもよい。好ましい実施形態において、ウェブは不織マクロ孔質材料を含む。不織布は典型的に複数の繊維を含み、これは典型的に、実質的にランダムに絡み合った様式で配列されている。いくつかの場合、繊維は単純に互いに縺れて、シートまたはウェブを形成する。他の場合では、繊維は、繊維間の間隙に浸透する結合剤によって互いに固定される。また、結合剤なしに繊維を互いに結合させることも可能である。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、ウェブの他の実施形態(例えば、複数の織り込み繊維を含む布)が可能であることは言及されるべきである。
【0011】
インクジェットプリンターを利用して、未コートのポリプロピレン繊維を含むウェブにイメージ処理を行った場合、インクジェットインクの一部がウェブ中に浸透する。本発明によるコーティングがウェブに適用される場合、インクがウェブ中を通過することはあまり起こりそうにない。これは、インク受容性コーティングが迅速にインクを吸収し、インクを孔に貯蔵せず、または/そしてインクをウェブ中に通過させないからである。本発明によるインクジェットインク受容性ウェブをインクジェットプリンターからの水性インクでイメージ処理する場合、それは迅速に、触っても乾燥した状態となる。
【0012】
本発明によるインクジェット受容性ウェブが、インクジェットプリンターからの水性インクでイメージ処理される場合、得られるイメージは実質的に、印刷欠陥のないものである。印刷欠陥の例としては、フェザーリング、ブリード、ぶれ、跳ね、バンディングおよびマッドクラッキングが含まれる。
【0013】
孔の存在により、ウェブは気体(例えば、空気)および蒸気(例えば、水蒸気)に対して透過性であり得る。ウェブの第一主面からウェブの第二主面へ伸展する複数の開口を含むウェブの実施形態が可能である。例えば、開口は、いくつかの用途において、増加した透過性を提供し得る。例えば穿刺プロセスを利用することにより、ウェブにおいて開口を形成することが可能である。
【0014】
本発明による好ましい方法において、コーティング溶液を多孔質材料に適用することにより、インク受容性コーティングを形成することが可能である。溶媒にアルミナおよび架橋PVP粒子を分散することにより、コーティング溶液を調製することができる。溶媒が水、または水/有機アルコールブレンドを含むことが好ましい。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、コーティング溶液をウェブ上に適用するために様々な方法を利用することができる。いくつかの用途に適切であり得るコーティング方法の例としては、吹き付け、浸漬、スロット供給ナイフコーティング、ロールコーティングおよびロートグラビアコーティングが含まれる。
【0015】
ポリマー性結合剤は、水溶性または非水溶性であってよい。結合剤が水に分散されるか、または溶解されることが好ましいが、乾燥時には実質的に冷水(約25℃)に不溶性となる。組成物中の結合剤の量が、粒子および結合剤の全重量の60%未満であることが好ましい。
【0016】
適切な結合剤は親水性または疎水性であってよく、そしてゼラチン;アラビアゴム;ポリ(ビニルアルコール);ヒドロキシエチルセルロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロースのようなセルロースエステル;ポリ(ビニルピロリドン);カゼイン;デンプン;ポリ(アクリル酸);ポリ(メタクリル酸);ポリ(塩化ビニル);ポリ(スチレン−コ−無水マレイン酸)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)およびポリ(スチレン−コ−ブタジエン)のようなポリスチレン;アクリル;ポリアクリロニトリル;ポリ(ビニルホルマール)およびポリ(ビニルブチラール)のようなポリビニルアセタール;ポリエステル;ポリウレタン;フェノキシ樹脂;ポリ(塩化ビニリデン);ポリエポキシド;ポリカーボネート;ポリ(酢酸ビニル);ポリ(エチレン)およびポリ(プロピレン)のようなポリオレフィン;ポリアミド等のような、天然ポリマー、合成樹脂、ポリマーおよびコポリマー、ならびに他の塗膜形成媒体を含んでよい。ポリビニルアルコール、アクリル系ポリマーおよびエチレン/酢酸ビニルコポリマーが好ましい結合剤である。ポリビニルアルコールが特に好ましい結合剤である。水性または有機系溶媒のいずれかからの溶液または乳濁液として、結合剤を適用することが可能である。審美的理由のため、結合剤が−40℃から50℃までのガラス転移温度を有することが好ましい。
【0017】
本発明による材料は、水性インク受容性物品、特にインクジェットプリンターにより使用されるものとして、グリーティングカード、アートおよびクラフト材料、バナー、看板等を作成するために有用である。それらは耐水性であるため、屋内および室外での用途の両方にそれらを使用することができる。
【0018】
以下の詳細な説明は、図面を参照にすることにより読解されるべきである。図面において、異なる図面における同様の要素は、同様の様式で番号付けられている。図面は必ずしも一定の縮尺であるわけではなく、選択された実施形態を描写し、そして本発明の範囲を限定することを意図していない。いくつかの場合、図面は本質的に、非常に図表的であるだろう。構造、材料、寸法および製造方法の例が、様々な要素のために提供される。当業者は、提供された多くの例が、利用され得る適切な代替案を有することを認識するであろう。
【0019】
イメージ処理されたマクロ孔質材料をデジタルスキャンすることにより、図2から図27を作成した。次いで、スキャンされたイメージを印刷した。製作装置が図2から図27のカラーおよび品質における差異を誘発することを回避するために、同一のスキャン技術および同一の印刷技術を使用して各図を作成した。
【0020】
図1は、本発明の代表的な実施形態による基材100の断面図である。図1の実施形態において、基材100は複数の繊維102を含む。繊維102は複数の孔104を画定する。孔104は、ミクロ孔、メソ孔および/またはマクロ孔を含み得る。ミクロ孔は、5ナノメートル未満の平均直径を有する孔である。メソ孔は、5ナノメートルから3μmの間の平均直径を有する孔である。好ましい実施形態において、基材100はマクロ孔質基材を含む。
【0021】
本明細書で使用される場合、「マクロ孔基材」は、3μmから5ミリメートルまで、好ましくは10μmから2ミリメートルまで、より好ましくは100μmから0.5ミリメートルまでの平均孔径を有する基材を意味する。加えて、本発明のマクロ孔質基材は、少なくとも1パーセントから90パーセントまで、好ましくは少なくとも5パーセントから70パーセントまで、そしてさらに好ましくは少なくとも10パーセントから50パーセントまでの固体性を有することを特徴とする。前記孔径は代表的な値であること、およびマクロ孔質基材はこれらの代表的な値の範囲外に及ぶ径を有する孔を含み得ることは理解されるべきである。
【0022】
また、基材100は、複数の繊維102の少なくとも一部を被覆するインク受容性コーティング106を含む。インク110を含む印刷されたイメージ108は、基材100上/中に配置される。基材100の繊維102は、織物または不織布であってよい。好ましい実施形態において、基材100は不織マクロ孔質材料を含む。不織布は典型的に複数の繊維を含み、これは典型的に、実質的にランダムに絡み合った様式で配列されている。いくつかの場合、繊維は単純に互いに縺れて、シートまたはウェブを形成する。他の場合では、繊維は、繊維間の間隙に浸透する結合剤によって互いに固定される。また、結合剤なしに繊維を互いに結合させることも可能である。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、基材100の他の実施形態が可能であることは言及されるべきである(例えば、複数の織り込み繊維を含む布)。
【0023】
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、基材100を製造するために多数の方法を利用することが可能である。いくつかの用途に適切であり得る方法の例としては、溶融吹き込み、空気載置、スピンボンディングおよびスピンレーシングが含まれる。
【0024】
基材100の繊維102は、第一主面112および第二主面114を画定する。孔104の存在により、基材100は気体(例えば、空気)および蒸気(例えば、水蒸気)に対して透過性であり得る。第一主面112から第二主面114へ伸展する複数の開口を含む基材100の実施形態が可能である。開口は、例えば、増加した透過性を提供することが可能である。穿刺プロセスを利用することにより、基材100において開口を形成することが可能である。
【0025】
基材100は、例えば、天然または合成繊維および/またはこれらのブレンドを含み得る織物布;紙、強化紙、カードストック、合成紙;例えば、米国、ウィスコンシン州、ニーナ(Neenah)のキンバリー−クラーク・コーポレーション(Kimberly−Clark Corporation)から入手可能な「エボリューション(EVOLUTION)」ブランド、スパンボンドポリプロピレンのようなスパンボンドされた布のような不織布;デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington)のE.I.デュポン・ド・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I.DuPont de Nemours & Co.)から入手可能な「ソンタラ(SONTARA)」ブレンド、スパンレース布のようなスパンレースされた材料;溶融吹き込みされたミクロ繊維(BMF)布、特にポリオレフィンBMF布、例えばポリプロピレンBMF材料(ポリプロピレンブレンドならびにまた、ポリプロピレンおよびポリエチレンのブレンドを含む);空気載置された繊維布、けば立てられた繊維布、およびスティッチボンドされた布;湿式載置された布;ならびにフェルトのような広範囲の様々な材料を含み得る。
【0026】
平滑面、代表的には平滑面ドラム上で繊維を収集することにより形成されたBMF布が好ましく、かかる材料は「平滑BMF材料」と称されるであろう。生産工学化学(Industrial Engineering Chemistry)48巻、1342頁以下のウェント,ヴァンA.(Wente,Van A.)著「超微細熱可塑性繊維(Superfine Thermoplastic Fibers)」(1956年)、または1954年5月25日発行の、ウェント,ヴァンA.(Wente,Van A.)、ボーン,C.D.(Boone,C.D.)およびフルハーティー,E.L.(Fluharty,E.L.)による、「超微細有機繊維の製造(Manufacture of Superfine Organic Fibers)」と題された海軍研究所のレポート番号4364に記載の通り、BMF布を形成することができる。溶融吹き込みされたミクロ繊維を、ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリブチレン、ポリエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートのようなポリエステル、ナイロン6またはナイロン66のようなポリアミド、あるいはこれらの組み合わせのような熱可塑性繊維形成材料から形成することができる。
【0027】
フィラメントとして、紡糸口金における複数の微細な、通常、円形の毛管から、次いで押出されたフィラメントの直径が迅速に減少するように、例えば非抽出性または抽出性流体ドローイング、あるいは他の周知のスパンボンディング機構により、溶融熱可塑性材料を押出すること、または一種以上の溶融熱可塑性材料を共押出することにより、スパンボンドされた布が形成されることが好ましい。スパンボンディング不織布の製造は、アペル(Appel)等、米国特許第4,340,563号;ドルシュナー(Dorschner)等、米国特許第3,692,618号;キニー(Kinney)、米国特許第3,338,992号および第3,341,394号;レビー(Levy)、米国特許第3,276,944号;ペーターソン(Peterson)、米国特許第3,502,538号;ハートマン(Hartman)、米国特許第3,502,763号;ドボ(Dobo)等、米国特許第3,542,615号;およびハーモン(Harmon)等、カナダ国特許第803,714号のような特許に説明されている。
【0028】
合成有機または無機基材が好ましい。ポリオレフィン、ポリエステルおよび/またはポリアミドを含む基材が特に好ましい。
【0029】
基材のインク受容性コーティング反対側の主面に接着剤層が任意に存在してよく、そして任意に、しかし好ましくははく離ライナーにより保護されている。イメージ処理後、警告、教育、楽しませる等のために、本発明の多孔質物品を水平または垂直、内部または外部表面に接着することができる。接着剤およびはく離ライナーの選択は、イメージグラフィックに関して所望される使用に依存する。
【0030】
感圧接着剤は、基材および、その上にインクジェット受容性媒体が置かれることが予定される物品の表面の両方に接着する、いずれかの従来の感圧接着剤であり得る。感圧接着剤は一般的に、サタス(Satas)編、「感圧接着剤ハンドブック(Handbook of Pressure Sensitive Adhesives)」第2版(ボン・ノストランド・リンホールド(Von Nostrand Reinhold)、1989年)に記載される。感圧接着剤は、多くの供給元から市販品として入手可能である。ミネソタ州、セントポール(St.Paul)のミネソタ・ミニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)から市販品として入手可能なアクリレート感圧接着剤、ならびに一般的に米国特許第5,141,790号;第4,605,592号;第5,045,386号;および第5,229,207号、ならびに欧州特許公報0570515B1号(スティールマン(Steelman)等)に記載のものが特に好ましい。
【0031】
はく離ライナーもまた周知であり、多くの供給元から市販品として入手可能である。はく離ライナーの非限定的な例としては、シリコーンコートされたクラフト紙、シリコーンコートされたポリエチレンコート紙、シリコーンコートされた、およびコートされていないポリエチレンまたはポリプロピレンのようなポリマー材料、ならびに米国特許第3,957,724号;第4,567,073号;第4,313,988号;第3,997,702号;第4,614,667号;第5,202,190号および第5,290,615号に定義されるようなシリコーンウレア、ウレタンおよび長鎖アルキルアクリレートのようなポリマーリリース剤でコートされた前記ベース材料、ならびにイリノイ州、オークブルック(Oakbrook)のレキサム・リリース(Rexam Release)からポリシルク(POLYSLIK)ブランドライナーおよびペンシルバニア州、スプリンググローブ(Spring Grove)のP.H.グラットフェルター・カンパニー(P.H.Glatfelter Company)からエクスヒア(EXHERE)ブランドライナーとして、市販品として入手可能なライナーが含まれる。
【0032】
本発明の多孔質媒体にイメージを印刷した後、光学的保護ラミネート層(図示されていない)を印刷表面に接着してもよい。このオーバーラミネート層は、周囲湿度、直射日光および他の天候による影響からフィルム保護を促進すること、ならびに切れ目、擦傷および飛沫からイメージを保護することにより、フィルムの耐侯性を改良する。加えて、オーバーラミネート層はイメージに、高い光沢またはつや消しのような所望の仕上げを付与することができる。適切なオーバーラミネート層は、一表面において接着性を有する、いずれかの適切な透明プラスチックシート材料を含む。かかるオーバーラミネートの使用は、例えば、米国特許第4,966,804号に記載される。
【0033】
基材100の繊維102は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、熱可塑性および/または非熱可塑性材料を含み得る。適切な材料としては、合成有機または無機繊維、天然繊維およびこれらの組み合わせが含まれる。繊維の選択は、例えば繊維の価格および所望の特性、例えば液体抵抗、蒸気透過性または液体ウィッキング、もしくは仕上げドレープに依存する。
【0034】
有用な天然繊維としては、セルロース繊維(漂白または未漂白硬材または軟材パルプのようなもの)、コットン、ビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン、ラミー麻、サイザル麻、リンネル、ジュート、わら等、ならびに羊毛、モヘア、絹等のようなタンパク質性繊維が含まれる。
【0035】
有用な合成繊維としては、ポリ(カプロアミド)(ナイロン6)、ポリ(ヘキサメチレンジアミンアジペート)(ナイロン66)、ならびにポリ(アミノ酸)型およびポリ(ヘキサジアミンセバケート)のようなポリ(ジアミンジカルボキシレート)型の両方の他のポリアミドであってナイロン6−12として既知であるものが含まれる。ポリ(エチレンテレフタレート)(PET)、ポリ(ブチレンテレフタレート)等のようなポリエステル、ポリイミド繊維、ポリアミド繊維、ポリエチレン繊維等、ならびにこれらの組み合わせ;ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等;ポリアクリロニトリル;ポリカーボネート;ポリスチレン;熱可塑性エラストマー、例えば、エチレンプロピレンゴム、スチレン系ブロックコポリマー、コポリエステルエラストマーおよびポリアミドエラストマー等;フルオロポリマー、例えば、ポリテトラフルオロエチレンおよびポリトリフルオロクロロエチレン;ビニルポリマー、例えばポリ塩化ビニル;ポリウレタン;ポリビニルアルコールホモポリマーおよびコポリマー(ビニルエステルの加水分解コポリマー、特に酢酸ビニルの加水分解コポリマーを含む);ならびにこれらのブレンドおよびコポリマーも適切である。セルロース繊維、ナイロン、ポリエステルおよびポリオレフィンが好ましい繊維である。ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレート、ならびにポリオレフィン、特にポリエチレンおよびポリプロピレンが最も好ましい。
【0036】
有用な無機繊維としては、炭素またはグラファイト繊維、ガラス繊維、セラミック繊維、ホウ素繊維、炭化ケイ素繊維、およびこれらの組み合わせが含まれる。かかる繊維は、織物、不織布または編物布に存在してよい。
【0037】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む繊維は、デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington)のE.I.デュポン・ド・ヌムール・コーポレーション(E.I.DuPont de Nemours Corporation)から市販品として入手可能であり、この物質は商品名ダクロン(DACRON)により識別される。ポリパラフェニレンテレフタルアミドを含む繊維は、デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington)のE.I.デュポン・ド・ヌムール・コーポレーション(E.I.DuPont de Nemours Corporation)から市販品として入手可能であり、この物質は商品名ケブラー(KEVLAR)により識別される。ポリメタフェニレンジアミンを含む繊維は、デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington)のE.I.デュポン・ド・ヌムール・コーポレーション(E.I.DuPont de Nemours Corporation)から市販品として入手可能であり、この物質は商品名ノマックス(NOMAX)により識別される。ガラスを含む繊維は、オハイオ州、トレド(Toledo)のオーエンズ−コーニング・ファイバーグラス・コーポレーション(Owens−Corning Fiberglas Corporation)から市販品として入手可能である。
【0038】
好ましい実施形態において、基材100の複数の繊維102は、インク受容性コーティング106でコートされている。有用な実施形態において、インク受容性コーティング106は、有機または無機粒子であり得る複数の粒子を含む。好ましい実施形態において、インク受容性コーティング106は、複数の有機粒子および複数の無機粒子を含む。
【0039】
適切な親水性有機粒子は、N−ビニルピロリドンのホモポリマーおよびコポリマー、N−ビニルカプロラクタムのホモポリマーおよびコポリマー、N−ビニルイミダゾールのホモポリマーおよびコポリマー、ビニルピリジンのホモポリマーおよびコポリマーのようなN−ビニルラクタムの架橋ホモポリマーおよびコポリマー、ならびにこれらの置換型誘導体を含む。N−ビニルラクタムおよびN−ビニルイミダゾールのホモポリマーおよびコポリマーが好ましい。ポリ(N−ビニルピロリドン)およびポリ(N−ビニルイミダゾール)の架橋粒子が最も好ましい。
【0040】
ポリ(N−ビニルピロリドン)の架橋粒子は、ニュージャージー州、ウェーン(Wayne)のインターナショナル・スペシャルティー・プロダクツ(International Specialty Products)から市販品として入手可能であり、それらは商品名ポリプラスドン(POLYPLASDONE)およびポリクラー(POLYCLAR)により識別される。架橋ビニルピロリドン−ビニルイミダゾールコポリマー粒子は、ドイツ、ルートヴィヒスハーフェン(Ludwigshafen)のBASFコーポレーション(BASF Corporation)から入手可能であり、それらは商品名ルビクロス(LUVICROSS)VIおよびルビクロス(LUVICROSS)VI−Mにより識別される。
【0041】
有機粒子の有用な平均粒径は、0.10マイクロメートルから500マイクロメートルの間である。有機粒子の平均粒径が0.5マイクロメートルから200マイクロメートルの間であることが好ましい。さらに、有機粒子の平均粒径が1マイクロメートルから100マイクロメートルの間であることが好ましい。前記粒径は代表的な値であること、および本発明によるコーティングはこれらの代表的な値の範囲外に及ぶ径を有する粒子を含み得ることは理解されるべきである。
【0042】
有用な実施形態において、有機粒子はインクを吸収する能力を有する。インク吸収能は、吸収されるインクの組成によって変化し得るので、好ましい吸収能は、水吸収能の用語で記載されるだろう。好ましい実施形態において、有機粒子は40ml/gから0.1ml/gの間の水吸収能を有する。より好ましい実施形態において、有機粒子は20ml/gから0.2ml/gの間の水吸収能を有する。最も好ましい実施形態において、有機粒子は10ml/gから0.5ml/gの間の水吸収能を有する。
【0043】
適切な無機粒子は、酸化金属を含む。好ましい酸化金属としては、ルチル、一酸化チタン、三二酸化チタンのような酸化チタン;シリカ、界面活性剤鋳型シリカ粒子、ゼオライト、および例えば、PCT公開特許出願第WO99/03929A1号に記載されるようなフッ素化シリカのようなこれらの表面処理誘導体のような酸化ケイ素;アルミナ、例えばベーマイト、擬−ベーマイト、バイエライト、オキシ水酸化アルミニウムのような混合酸化物、シリカ核を有するアルミナ粒子のような酸化アルミニウム;ジルコニアおよび水酸化ジルコニウムのような酸化ジルコニウム;ならびにこれらの混合物が含まれる。酸化ケイ素および酸化アルミニウムが特に好ましい。
【0044】
シリカ粒子は、例えば、デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington)のE.I.デュポン・ド・ヌムール・コーポレーション(E.I.DuPont de Nemours Corporation)から市販品として入手可能であり、それらは商品名ルドックス(LUDOX)として識別される。アルミナ粒子は、例えば、テキサス州、ヒューストン(Houston)のビスタ・ケミカル・カンパニー(Vista Chemical Company)から市販品として入手可能であり、それらは商品名ディスパール(DISPAL)として識別される。無機粒子の平均粒径が0.002マイクロメートルから100マイクロメートルの間であることが好ましい。さらに、無機粒子の平均粒径が0.02マイクロメートルから30マイクロメートルの間であることが好ましい。前記粒径は代表的な値であること、および本発明によるコーティングはこれらの代表的な値の範囲外に及ぶ径を有する粒子を含み得ることは理解されるべきである。
【0045】
好ましい実施形態において、インク受容性コーティング106は無機粒子および有機粒子を含み、そして有機粒子と無機粒子の比率が重量で5:95から90:10の間である。より好ましい実施形態において、インク受容性コーティング106は無機粒子および有機粒子を含み、そして有機粒子と無機粒子の比率が重量で50:50から20:80の間である。最も好ましい実施形態において、インク受容性コーティング106は無機粒子および有機粒子を含み、そして有機粒子と無機粒子の比率が重量で40:60から25:75の間である。
【0046】
インク受容性コーティング106は、粒子を基材および互いに保持することを促進する一種以上の結合剤を包含してもよい。結合剤は水溶性または非水溶性であってよい。結合剤は水に分散または溶解することが好ましいが、乾燥時には実質的に非水溶性となる。インク受容性コーティング106の有用な実施形態は一般的に、80重量%未満の結合剤を含む。インク受容性コーティング106が60重量%未満の結合剤を含むことが好ましい。インク受容性コーティング106が40重量%未満の結合剤を含むことがさらに好ましい。
【0047】
適切な結合剤は親水性または疎水性であってよく、そしてゼラチン;アラビアゴム;ポリ(ビニルアルコール);ヒドロキシエチルセルロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロースのようなセルロースエステル;ポリ(ビニルピロリドン);カゼイン;デンプン;ポリ(アクリル酸);ポリ(メタクリル酸);ポリ(塩化ビニル);ポリ(スチレン−コ−無水マレイン酸)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)およびポリ(スチレン−コ−ブタジエン)のようなポリスチレン;アクリル;ポリアクリロニトリル;ポリ(ビニルホルマール)およびポリ(ビニルブチラール)のようなポリビニルアセタール;ポリエステル;ポリウレタン;フェノキシ樹脂;ポリ(塩化ビニリデン);ポリエポキシド;ポリカーボネート;ポリ(酢酸ビニル);ポリ(エチレン)およびポリ(プロピレン)のようなポリオレフィン;ポリアミド等のような、天然ポリマー、合成樹脂、ポリマーおよびコポリマー、ならびに他の塗膜形成媒体を含んでよい。ポリビニルアルコール、アクリル系ポリマーおよびエチレン/酢酸ビニルコポリマーが好ましい結合剤である。ポリビニルアルコールが特に好ましい結合剤である。水性または有機系溶媒のいずれかからの溶液または乳濁液として、結合剤を適用することが可能である。美的理由のため、結合剤が−40℃から50℃までのガラス転移温度を有することが好ましい。
【0048】
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、イメージ受容性コーティング106が様々な添加剤を含み得ることは認識されるべきである。いくつかの用途に適切であり得る添加剤の例としては、染料、着色料、顔料、充填剤、潤滑剤、酸化防止剤、紫外線光安定化剤、熱安定化剤、界面活性剤、粘度変性剤、香料等が含まれる。
【0049】
有用な実施形態において、イメージ受容性コーティングは1g/mから300g/mの間の重量を有する。好ましい実施形態において、イメージ受容性コーティングは3g/mから200g/mの間の重量を有する。特に好ましい実施形態において、イメージ受容性コーティングは5g/mから100g/mの間の重量を有する。
【0050】
本発明による好ましい方法において、インク受容性コーティング106は、基材100の繊維102へのコーティング溶液の適用により形成される。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、コーティング溶液を基材100上に適用するために様々な方法を利用することができる。いくつかの用途に適切であり得るコーティング方法の例としては、吹き付け、浸漬、スロット供給ナイフコーティングおよびロールコーティング、ならびにロートグラビアコーティングが含まれる。
【0051】
いくつかの用途において、基材を湿潤させることの補助となるように、コーティング溶液に界面活性剤を含むことが有利であろう。いくつかの用途において適切であり得る界面活性剤の例としては、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤および双極イオン系界面活性剤が含まれる。界面活性剤の商品名の例としては、ゾニル(ZONYL)およびフルオラド(FLUORAD)が含まれる。ゾニル(ZONYL)FSNは、デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington)のE.I.デュポン・ド・ヌムール・コーポレーション(E.I.DuPont de Nemours Corporation)から入手可能なフッ素化界面活性剤の商品名である。フルオラド(FLUORAD)FC−754坑井刺激添加剤は、ミネソタ州、セントポール(St.Paul)のミネソタ・ミニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)(3Mカンパニー(3M Company))から入手可能な坑井刺激添加剤の商品名である。好ましい実施形態において、コーティング溶液はカチオン系界面活性剤を含む。カチオン系界面活性剤を含む組成物は、アニオン系または非イオン系界面活性剤を含有するものよりもわずかに少ないブリードを示すイメージを生じる。
【0052】
界面活性剤の量は、所望の湿潤特性が得られるように選択されてよい。コーティング溶液の表面張力が一般的に、繊維102の基材材料の湿潤張力未満である場合、有用な湿潤が得られるであろう。コーティング溶液の表面張力が一般的に、約5mJ/m以上の差で基材材料の湿潤張力未満である場合、有利な湿潤が得られるであろう。コーティング溶液の表面張力が一般的に、10mJ/m以上の差で基材材料の湿潤張力未満である場合、特に有利な湿潤が得られるであろう。例として、未処理のポリプロピレンは典型的に、29mJ/mの表面張力を有する。対応する本発明による有用なコーティング溶液は、29mJ/m未満の表面張力を有する。本発明による好ましいコーティング溶液は、24mJ/m未満の表面張力を有する。本発明による特に好ましいコーティング溶液は、19mJ/m未満の表面張力を有する。
【0053】
本発明による方法は、繊維表面処理工程を含む。いくつかの用途に適切であり得る繊維表面処理方法の例としては、プラズマ処理、コロナ処理、化学処理および火炎処理が含まれる。いくつかの用途に適切であり得る火炎処理装置は、ニューヨーク州、ニューロシェル(New Rochelle)のフライン・バーナー・コーポレーション(Flynn Burner Corporation)、英国、オールトン(Alton)のエアロゴン・カンパニー有限会社(The Aerogon Company Ltd.)、および英国、テーム(Thame)のシャーマン・トリーターズ有限会社(Sherman Treaters Ltd.)から市販品として入手可能である。いくつかの用途に適切であり得るコロナ処理装置は、ウィスコンシン州、メノモニーフォールズ(Menomonee Falls)のエナーコン・インダストリーズ・コーポレーション(Enercon Industries Corporation)、ウィスコンシン州、ハートランド(Hartland)のピラー・テクノロジーズ(Pillar Technologies)、およびコネチカット州、ファーミントン(Farmington)のコロテック・コーポレーション(Corotec Corporation)から市販品として入手可能である。
【0054】
好ましい実施形態において、インク受容性コーティング106は、水性インクを含む印刷イメージを受容することが可能である。好ましい方法において、このイメージは、インクジェット印刷法を利用してイメージ受容性コーティング106上に印刷される。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、他の印刷方法を利用することができる。いくつかの用途に適切であり得る印刷方法の例としては、レーザー印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、静電式印刷およびフレキソ印刷が含まれる。
【0055】
本発明による好ましい方法において、インクジェット印刷法を利用して、印刷イメージ108をインク受容性コーティング106に適用する。インクジェット印刷法の1つの有利な点は、インクジェット印刷装置が低価格で容易に入手可能であるということである。インクジェット印刷法の第二の有利な点は、段取費用(例えば版面等)なしにインクジェットプリンターが写真品質カラーイメージを作成できることである。
【0056】
本発明と関連して、多くのインクを使用することが可能である。いくつかの用途に適切であり得るインクの例としては、有機溶媒をベースとするインク、水性インク、相変化インク、および放射線重合性インクが含まれる。様々な着色剤を利用するインクを、本発明と関連して利用することが可能である。いくつかの用途に適切であり得る着色剤の例としては、染料をベースとする着色剤、および顔料をベースとする着色剤が含まれる。
【0057】
インクジェットプリンターを利用して、未コートのポリプロピレン繊維を含むウェブをイメージ処理した場合、ウェブの繊維に沿ってインクジェットインクの一部が逃げる。本発明によるコーティングをウェブに適用した場合、インクジェットインクの一部がウェブの繊維に沿って逃げることはあまり起こりそうにない。これは、コーティングが迅速にインクを吸収し、インクを孔に貯蔵せず、または/そしてインクをウェブの繊維に沿って逃がさないからである。
【0058】
本発明によるインクジェットインク受容性ウェブを、インクジェットプリンターからの水性インクでイメージ処理する場合、それは迅速に、触っても乾燥した状態となる。本発明によるインクジェット受容性ウェブが、インクジェットプリンターからの水性インクでイメージ処理される場合、得られるイメージは実質的に、印刷欠陥のないものである。印刷欠陥の例としては、フェザーリング、ブリード、ぶれ、跳ね、バンディングおよびマッドクラッキングが含まれる。
【0059】
実施例
材料
以下の実施例で利用される材料を以下に記載する。
【0060】
「リーメイ(REEMAY)」は、テネシー州、オールドヒッコリー(Old Hickory)のリーメイ・インコーポレーティッド(Reemay Incorporated)から入手可能な、スパンボンドされたポリエステル繊維を含む不織材料に関する商品名である。
【0061】
「ポリプラスドン(POLYPLASDONE)INF−10」は、ニュージャージー州、ウェーン(Wayne)のインターナショナル・スペシャルティー・プロダクツ(International Specialty Products)から入手可能な架橋ポリ(ビニルピロリドン)粒子に関する商品名である。
【0062】
「ディスパール(DISPAL)23N4−20」は、テキサス州、ヒューストン(Houston)のビスタ・ケミカル・カンパニー(Vista Chemical Company)から入手可能なアルミナゾルに関する商品名である。
【0063】
「メソセル(METHOCEL)F−50」は、ミシガン州、ミッドランド(Midland)のダウ・ケミカル(Dow Chemical)から入手可能なヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)ポリマーに関する商品名である。
【0064】
「フルオラドFC−754坑井刺激添加剤(FLUORAD FC−754 WELL STIMULATION ADDITIVE)」は、ミネソタ州、セントポール(St.Paul)の3Mカンパニー(3M Company)から入手可能な、イソプロパノール/水中50重量%のフルオロアルキル四級アンモニウムクロリドの混合物に関する商品名である。
【0065】
「ゾニル(ZONYL)FSN」は、デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington)のE.I.デュポン・ド・ヌムール・コーポレーション(E.I.DuPont de Nemours Corporation)から入手可能なフッ素化界面活性剤に関する商品名である。
【0066】
「ビノール(VINOL)540」は、ペンシルバニア州、アレンタウン(Allentown)のエア・プロダクツ・ポリマーズLP(Air Products Polymers LP)から入手可能なポリビニルアルコール(PVA)に関する商品名である。
【0067】
一般的手順
以下の実施例において、用語「部」は、他に明示されない限り重量部を指し、そして用語「dpi」は1インチあたりのドットを指す。
【0068】
試験手順
以下の実施例において、イメージ乾燥時間、解像度、イメージ密度および耐水性により定性評価を行った。1から4までのスケールで定性評価を行った。1が最も望ましい特性を示す。
【0069】
乾燥時間評価1は、プリンターから出た直後に触るとイメージが乾燥していることを示す。乾燥時間評価4は、シートが紙トレーにある後の1分より長い時間で、適度の指圧によりイメージが容易にこすれて汚れ得るであろうことを示す。
【0070】
イメージ処理された試料の反射光学密度は、グレタッグ(Gretag)モデルSPM55反射分光光度計を利用して測定された。
【0071】
試料の湿度/水抵抗は二つの方法で試験された。いくつかの場合、イメージ処理された試料を48℃、相対湿度65%の人工気候室に少なくとも3日間置いた。いくつかの場合、イメージ処理された試料に脱イオン水の蒸気を5分間まで吹き付けた。
【0072】
比較例1
ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HP−855cインクジェットプリンターを360dpiで操作して利用し、BMF(100g/m)ポリプロピレン不織ウェブ材料の試料をデジタルイメージ処理した。得られたイメージは、ウェブ中に部分的に浸透するインク中の着色剤のため、減少された明度(反射光学密度)を示した。適度な指圧によりインクを拭き取ることができ、インクは不織繊維に沿ってわずかなフェザーリングを示した。
【0073】
印刷されたイメージを評価し、そしてイメージ乾燥時間、解像度、イメージ密度および耐水性によって定性評価を行った。1から4までのスケールで定性評価を行った。1が最も望ましい特性を示す。定性結果を以下の表1に示す。
【0074】
比較例2
メソセル(METHOCEL)F−50の2%固体水溶液を調製した。番号16メイヤー(Mayer)ロッドを利用して、この溶液をBMF(100g/m)不織ウェブ材料の試料上にコートした。実験室オーブン中、100℃で3分間、このコーティング溶液を乾燥した。
【0075】
裏材表面エネルギーよりも高い溶液の表面張力により、コーティングはウェブから部分的にデウェッティングしたことが言及された。
【0076】
コーティング後、ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HP−855cインクジェットプリンターを360dpiで操作して利用し、試料をデジタルイメージ処理した。
【0077】
得られたイメージは、比較例1のものよりも良好な品質のものであった(すなわち、最初のコーティング溶液のデウェッティングのため、より良好なラインエッジ画定、著しくないフェザーリング、しかしいくらかの不均一性)。
【0078】
印刷されたイメージは、印刷直後に触っても、ほとんど乾燥していた。
【0079】
イソプロパノール(IPA)からなる10%コーティング溶液(重量による)により、この溶液を再作成した。この溶液はBMF上に良好にコートされ、そしてイメージ処理された時、より均一のイメージを生じた。
【0080】
比較例3
以下の表に記載された配合によるコーティング溶液を調製した。
【0081】
【表1】
Figure 2004503408
【0082】
番号16メイヤー(Mayer)ロッドを利用して、この溶液をBMF(100g/m)不織ウェブ材料の試料上にコートした。実験室オーブン中、100℃で3分間、このコーティング溶液を乾燥した。
【0083】
コーティング後、ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HP−855cインクジェットプリンターを360dpiで操作して利用し、試料をデジタルイメージ処理した。
【0084】
印刷されたイメージを前記例のように評価した。定性結果を表1に示す。
【0085】
比較例4
以下の表に記載された配合によるコーティング溶液を調製した。
【0086】
【表2】
Figure 2004503408
【0087】
番号16メイヤー(Mayer)ロッドを利用して、この溶液をBMF(100g/m)不織ウェブ材料の試料上にコートした。実験室オーブン中、100℃で3分間、このコーティング溶液を乾燥した。
【0088】
コーティング後、ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HP−855cインクジェットプリンターを360dpiで操作して利用し、試料をデジタルイメージ処理した。かなり良好なイメージ品質が示された。
【0089】
印刷されたイメージを前記例のように評価した。定性結果を表1に示す。
【0090】
比較例5
以下の表に記載された配合によるコーティング溶液を調製した。
【0091】
【表3】
Figure 2004503408
【0092】
番号16メイヤー(Mayer)ロッドを利用して、この溶液をBMF(100g/m)不織ウェブ材料の試料上にコートした。実験室オーブン中、100℃で3分間、このコーティング溶液を乾燥した。
【0093】
コーティング後、ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HP−855cインクジェットプリンターを360dpiで操作して利用し、試料をデジタルイメージ処理した。かなり良好なイメージ品質が示された。
【0094】
印刷されたイメージを前記例のように評価した。定性結果を表1に示す。
【0095】
実施例1
以下の表に記載された配合によるコーティング溶液を調製した。
【0096】
【表4】
Figure 2004503408
【0097】
番号16メイヤー(Mayer)ロッドを利用して、この溶液をBMF(100g/m)不織ウェブ材料の試料上にコートした。実験室オーブン中、100℃で3分間、このコーティング溶液を乾燥した。
【0098】
コーティング後、ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HP−855cインクジェットプリンターを360dpiで操作して利用し、試料をデジタルイメージ処理した。良好なイメージ品質が観察された。
【0099】
印刷されたイメージを前記例のように評価した。定性結果を表1に示す。
【0100】
耐水性に関してこの試料を評価した際、非常に良好な結果が得られた。作成され、そして約1時間放置されたイメージ処理試料を、約5分間、脱イオン水の蒸気下で洗浄した。標的の解像線の検査から決定されるように、本質的に、初期イメージから除去された着色剤(染料)は存在しない。
【0101】
実施例2
以下の表に記載された配合によるコーティング溶液を調製した。
【0102】
【表5】
Figure 2004503408
【0103】
番号16メイヤー(Mayer)ロッドを利用して、この溶液をBMF(100g/m)不織ウェブ材料の試料上にコートした。実験室オーブン中、100℃で3分間、このコーティング溶液を乾燥した。
【0104】
コーティング後、ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HP−855cインクジェットプリンターを360dpiで操作して利用し、試料をデジタルイメージ処理した。良好なイメージ品質が観察された。
【0105】
印刷されたイメージを前記例のように評価した。定性結果を表1に示す。
【0106】
耐水性に関してこの試料を評価した際、非常に良好な結果が得られた。作成され、そして約1時間放置されたイメージ処理試料を、約5分間、脱イオン水の蒸気下で洗浄した。標的の解像線の検査から決定されるように、本質的に、初期イメージから除去された着色剤(染料)は存在しない。
【0107】
実施例3
以下の表に記載された配合によるコーティング溶液を調製した。
【0108】
【表6】
Figure 2004503408
【0109】
番号16メイヤー(Mayer)ロッドを利用して、この溶液をリーメイ(REEMAY)型6120ポリエステル不織ウェブ材料の試料上にコートした。実験室オーブン中、100℃で3分間、このコーティング溶液を乾燥した。
【0110】
コーティング後、ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HP−855cインクジェットプリンターを360dpiで操作して利用し、試料をデジタルイメージ処理した。この未コート不織布が比較例1のBMFウェブと同様の結果を与えるのに対し、優れたイメージ品質が得られた。
【0111】
印刷されたイメージを前記例のように評価した。定性結果を表1に示す。
【0112】
実施例4
以下の表に記載された配合によるコーティング溶液を調製した。
【0113】
【表7】
Figure 2004503408
【0114】
この溶液を、BMF(100g/m)不織ウェブ材料およびリーメイ(REEMAY)型6120ポリエステル不織ウェブ材料の両試料上にコートした。
【0115】
試験規模コーティング機(タルボイズ・エンジニアリング(Talboys Engineering))を使用して、湿潤2ミル(0.051mm)の称呼厚でコーティングを適用した。このコーティング機を5フィート/分の線速度で操作した。220°Fの強制空気乾燥を使用して、ウェブを8フィートの加熱ゾーンに通した。
【0116】
コーティング後、ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HP−855cインクジェットプリンターを360dpiで操作して利用し、試料をデジタルイメージ処理した。
【0117】
両不織ウェブ型に関して、優れたイメージ品質および耐水性が観察された。
【0118】
両不織ウェブ型に関して、印刷されたイメージを前記例のように評価した。両不織ウェブ型に関する定性スコアは同一であった。これらの結果を以下の表1に示す。
【0119】
【表8】
Figure 2004503408
【0120】
表2に示された比較例6および7、ならびに実施例5〜15は、一定の結合剤(すなわち、エアボール(AIRVOL)540)含有量における、架橋ポリビニルピロリドン粒子(すなわち、x−PVP、INF−10と示されるもの)とアルミナ(すなわち、ディスパール23N4−20)の比率の変化の影響を説明する。実施例13〜15は、2成分の一定比率を保持した場合の結合剤に相対する、インク受容性層におけるアルミナおよびx−PVP粒子の全体的な組み合わせられた量の変化の影響を示す。表2で使用された付加的材料はフルオラド(FLUORAD)FC−754坑井刺激添加剤(すなわち、FC−754と示されるもの)、脱イオン水およびイソプロパノールであった。不織基材は比較例1におけるものと同一であった。この混合物を番号16メイヤー(Mayer)ロッドによりコートし、100℃で3分間乾燥した(乾燥コーティング重量は10g/mであった)。表2に示される量は重量部である。
【0121】
比較例1に記載された通り、ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HP−855cインクジェットプリンターを使用し、コートされた基材をイメージ処理し、そして周囲条件下で1日乾燥させた。反射光学密度を測定し(比較例1と同様に)、そしてヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HP4cスキャンジェット(SCANJET)でスキャンすることによりイメージを取り込んだ。(ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)HPデスクスキャン(Desk Scan)IIソフトウェアを使用して、数百万カラーを設定)。
【0122】
脱イオン水を含有するパン中に15時間、各試料を個々に浸漬した。水深度はイメージ処理された不織布上で少なくとも1cmであった。その後、各試料を水から除去し、もはや水が滴下しなくなるまでドリップさせ、次いで周囲室温で1時間乾燥させた。次いで試料を60℃対流オーブン中に10分間置き、それらの乾燥を完了させた。再度、表3に示されるように反射色密度を測定し、そしてHP4cスキャンジェット(SCANJET)で以前の通りスキャンすることによりイメージを再度記録した。表4は、図、実施例5〜15および比較例6および7間の相関性の説明を含む図のリストである。
【0123】
【表9】
Figure 2004503408
【0124】
【表10】
Figure 2004503408
【0125】
【表11】
Figure 2004503408

【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態によるマクロ孔質材料の断面図である。
【図2】イメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図3】イメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図4】イメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図5】イメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図6】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図7】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図8】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図9】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図10】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図11】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図12】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図13】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図14】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図15】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図16】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図17】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図18】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図19】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図20】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図21】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図22】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図23】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図24】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図25】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。
【図26】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の描写である。
【図27】本発明の代表的な実施形態によるイメージ処理されたマクロ孔質材料の、ソーキング後の描写である。

Claims (49)

  1. 複数の孔を画定する基材;
    前記基材の少なくとも一部を被覆するコーティング;および
    複数の有機粒子を含むコーティング
    を含む、インクジェット受容性媒体。
  2. 前記コーティングが複数の無機粒子をさらに含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  3. 有機粒子と無機粒子との比率が5:95から90:10の間である、請求項2に記載のインクジェット受容性媒体。
  4. 有機粒子と無機粒子との比率が50:50から20:80の間である、請求項2に記載のインクジェット受容性媒体。
  5. 有機粒子と無機粒子との比率が40:60から25:75の間である、請求項2に記載のインクジェット受容性媒体。
  6. 前記基材が複数の繊維を含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  7. 前記繊維がランダムに絡み合っている、請求項6に記載のインクジェット受容性媒体。
  8. 前記繊維がスパンボンドされている、請求項6に記載のインクジェット受容性媒体。
  9. 前記繊維がスパンレースされている、請求項6に記載のインクジェット受容性媒体。
  10. 前記繊維が熱可塑性材料を含む、請求項6に記載のインクジェット受容性媒体。
  11. 前記繊維がポリオレフィンを含む、請求項6に記載のインクジェット受容性媒体。
  12. 前記繊維がポリプロピレンを含む、請求項6に記載のインクジェット受容性媒体。
  13. 前記繊維がポリエステルを含む、請求項6に記載のインクジェット受容性媒体。
  14. 前記繊維がポリアミドを含む、請求項6に記載のインクジェット受容性媒体。
  15. 前記コーティングの有機粒子が0.10マイクロメートルから500.0マイクロメートルの間の平均直径を有する、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  16. 前記コーティングの有機粒子が0.5マイクロメートルから200.0マイクロメートルの間の平均直径を有する、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  17. 前記コーティングの有機粒子が1.0マイクロメートルから100.0マイクロメートルの間の平均直径を有する、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  18. 前記基材が5ナノメートルより大きい平均直径を有する複数の孔を含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  19. 前記コーティングに近接して配置されたイメージをさらに含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  20. 前記コーティングに近接して配置された、インクを含むイメージをさらに含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  21. 前記コーティングに近接して配置された、水性インクを含むイメージをさらに含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  22. 前記無機粒子が酸化ケイ素を含む、請求項2に記載のインクジェット受容性媒体。
  23. 前記無機粒子が酸化アルミニウムを含む、請求項2に記載のインクジェット受容性媒体。
  24. 前記有機粒子が架橋ポリ(N−ビニルピロリドン)を含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  25. 前記有機粒子が架橋ポリ(N−ビニルイミダゾール)を含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  26. 前記有機粒子がポリ(N−ビニルラクタム)を含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  27. 前記有機粒子がポリ(N−ビニルカプロラクタム)を含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  28. 前記有機粒子がインク吸収能を有する、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  29. 前記有機粒子が40ml/gから0.1ml/gの間の水吸収能を有する、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  30. 前記有機粒子が20ml/gから0.2ml/gの間の水吸収能を有する、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  31. 前記有機粒子が10ml/gから0.5ml/gの間の水吸収能を有する、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  32. 前記コーティングが1g/mから300g/mの間の重量を有する、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  33. 前記コーティングが3g/mから200g/mの間の重量を有する、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  34. 前記コーティングが5g/mから100g/mの間の重量を有する、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  35. 前記基材の主面を被覆する接着剤層をさらに含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  36. 前記基材が穿孔を含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  37. 前記コーティングが結合剤を含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  38. 前記コーティングが80%重量未満の結合剤を含む、請求項37に記載のインクジェット受容性媒体。
  39. 前記コーティングが60%重量未満の結合剤を含む、請求項37に記載のインクジェット受容性媒体。
  40. 前記コーティングが40%重量未満の結合剤を含む、請求項37に記載のインクジェット受容性媒体。
  41. 前記結合剤がポリビニルアルコールを含む、請求項37に記載のインクジェット受容性媒体。
  42. 前記結合剤がアクリル系ポリマーを含む、請求項37に記載のインクジェット受容性媒体。
  43. 前記結合剤がエチレン−酢酸ビニルコポリマーを含む、請求項37に記載のインクジェット受容性媒体。
  44. 前記基材の主面に接着された保護ラミネート層をさらに含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  45. 前記有機粒子がポリ(ビニルピリジン)を含む、請求項1に記載のインクジェット受容性媒体。
  46. 前記イメージを被覆し、そして前記基材の主面に接着された保護ラミネート層をさらに含む、請求項19に記載のインクジェット受容性媒体。
  47. 基材、および前記基材の少なくとも一部を被覆する、複数の有機粒子を含むコーティングを含むインクジェット受容性媒体を提供するステップ;ならびに
    前記インク受容性媒体のコーティングにインクを適用するステップ
    を含む、イメージの印刷方法。
  48. 前記コーティングにインクを適用する工程が、インクジェットプリンターからインクを分配することを含む、請求項47に記載の方法。
  49. 前記インクが水性インクである、請求項47に記載の方法。
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