JP2004339620A - 紡機における尻糸切断装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブレード5aに尻糸切断部材8が昇降可能に設けられ、尻糸切断部材8はコイルばね11により常にスピンドル基部5b側に付勢されている。尻糸切断部材8及びスピンドル基部5bには、互いに係合可能な複数の凸部13a,13b及び凹部14a,14bが設けられている。尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの当接部より少し下の位置に1巻以下に糸が巻かれた状態で、玉揚げ装置により管糸が抜き上げられ、抜き上げ途中まで尻糸切断部材8が管糸と共に上昇され、尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの間に管糸からトラベラに連なる糸が導かれる。その後、管糸から離脱した尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの間に糸が把持されるとともに、カッタ部10で糸が切断される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紡機における尻糸切断装置に係り、詳しくは玉揚げ装置により管糸が抜き上げられたスピンドルに空ボビンが挿入された後の機台再起動時に、自動的に糸の巻き取りが行われる紡機における尻糸切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラベラを介して糸の巻き取りを行うリング精紡機、リング撚糸機等の紡機においては、満管時に管替作業を自動的に行うため、管替後の再起動時に糸を空ボビンに自動的に巻き取ることができるように、ローラパートに連なる糸がトラベラに通ったままスピンドルに接続していることが要求される。この要求を満たすため、従来、スピンドル基部に尻糸切断部と、その下方に尻糸巻部を設け、満管後、リングレールを急降下させて傾斜巻(胴巻)を行った後、尻糸巻部に糸を巻付け、満管糸の引き抜き時に尻糸巻部から満管糸に連なる糸(尻糸)を尻糸切断部で切断していた。
【0003】
ところが、この切断方法では、尻糸巻部に巻き付けられた尻糸が玉揚げ後に尻糸巻部に残り、玉揚げを繰り返すたびに残糸の量が増加し、残糸処理を頻繁に行う必要がある。また、尻糸の巻付け長さが長いため、残糸を除去し難いという問題がある。
【0004】
前記の問題を解消するため、トラベラから管糸に連なる糸を開閉可能な把持部で把持し、玉揚げ装置による管糸の抜き上げ動作により、前記把持部から管糸に連なる糸をカッタで切断する尻糸切断方法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
特許文献1には、尻糸をスピンドルに固定されたアンダワインディングカラーと、スピンドルが挿入固定されたワーブに上下方向にスライド可能に装備された滑りスリーブで把持する構成の装置が開示されている。この装置は、本願明細書の図6、図7に示すように、スピンドル50のボビン嵌合部51の下部にアンダワインディングカラー52が固定され、アンダワインディングカラー52の下方にスピンドル50の軸方向に延びる複数の突起部53が設けられている。スピンドル50のワーブ(ホワール)54には突起部53に案内されて上下方向にスライド可能に滑りスリーブ55が設けられ、スリーブ55はその上端がアンダワインディングカラー52の下面に当接可能に圧縮ばね56により付勢されている。アンダワインディングカラー52の下方には、スリーブ55の外側にナイフ57が設けられている。
【0006】
この装置では、玉揚げ時にリングレール58が尻糸巻位置まで下降する途中で、リングレール58の下向きストッパ58aがスリーブ55のストッパリング55aと当接した後、リングレール58の下降に伴ってスリーブ55が圧縮ばね56の付勢力に抗してリングレール58と共に下降する。図7に示すように、リングレール58が尻糸巻位置に配置された状態では、トラベラ59を経て管糸60に繋がる糸Yはアンダワインディングカラー52の下面とスリーブ55の上端との間に配置された状態となる。この状態からリングレール58が再び上昇して玉揚げ位置で停止することにより、尻糸がスピンドル50に1巻以下巻き付けられた状態でアンダワインディングカラー52の下面と、スリーブ55の上端とで把持された状態となる。その状態から管糸60が玉揚げされ、玉揚げ途中で管糸60に連なる糸Yがナイフ57で切断される。なお、ナイフ57を設けずに、玉揚げ途中で管糸60に連なる糸Yをアンダワインディングカラー52のエッジに押し当てて引きちぎるようにしてもよい旨も開示されている。また、アンダワインディングカラー52の下面に刻みを設け、スリーブ55の上端に前記刻みと係合する刻みを設けることも開示されている。
【0007】
一方、特許文献2に記載の方法では、本願明細書の図8に示すように、スピンドル基部50aより上方に延びるブレード50bに、ボビン嵌挿部61a及びカッタ部61bを備えた尻糸切断部材61が昇降可能に設けられている。尻糸切断部材61はコイルばね62により常にスピンドル基部50a側に付勢されている。玉揚げ停止時に、リングレールが尻糸切断部材61とスピンドル基部50aとの当接部近傍に停止する。そして、前記当接部より少し下の位置に約1巻以下に糸が巻かれた状態でスピンドル50が停止する。次に玉揚げ装置により管糸が抜き上げられ、抜き上げ途中まで尻糸切断部材61が管糸と共に上昇され、尻糸切断部材61とスピンドル基部50aとの間に管糸からトラベラに連なる糸が導かれる。その後、管糸から離脱した尻糸切断部材61とスピンドル基部50aとの間に糸が把持されるとともに、カッタ部61bで糸が切断される。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−317233号公報(明細書の段落[0013]〜[0018]、図1〜図4、図7)
【特許文献2】
特開2002−173837号公報(明細書の段落[0021]〜[0028]、図1〜図3)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1及び特許文献2に記載の尻糸切断方法では、1巻以下の巻付け量で尻糸の把持が可能となる。ところが、特許文献1に開示された装置では、アンダワインディングカラー52と協働して糸を把持するスリーブ55を、その上端がアンダワインディングカラー52の下面に当接するように保持する圧縮ばね56が必須である。圧縮ばね56はスリーブ55及びストッパリング55aの重量に抗してスリーブ55を上方へ押し上げるとともに、把持に必要な力でスリーブ55をアンダワインディングカラー52の下面に当接させる必要がある。従って、圧縮ばね56は把持に必要な付勢力より大きなばね力が必要になる。
【0010】
リング精紡機では、一般に片側200錘前後、ロング機台の場合は片側400錘以上スピンドルが存在する。従って、リングレール58を多数の圧縮ばね56の付勢力に抗して、下降させる必要があるため、リングレールを下降させるのに大きな動力が必要となる。また、リングレールの下降をリングレールの重量で消極的に行う構成では、所定の尻糸巻位置まで下降させるのが難しくなる。また、リングレール58を玉揚げ停止位置で停止させるまでの制御が複雑になる。
【0011】
一方、特許文献2に記載の方法では、尻糸切断部材61は玉揚げ装置の玉揚げ動作に伴って管糸と共に把持位置から開放位置へ移動され、リングレールは玉揚げ停止位置まで下降移動するだけでよく、リングレールの下降制御が特許文献1に比較して簡単になる。尻糸切断部材61は水平に形成されたその下面と、スピンドル基部50aの上面との間で糸を把持するため、尻糸切断部材61の押圧力が小さいと、空ボビン挿入後の巻き取り開始の際に、糸が把持部から引き抜かれて巻き取り不能となる場合がある。尻糸切断部材61による把持力を大きくするために、尻糸切断部材61の自重を重くしたり、コイルばね62の付勢力を大きくすると、玉揚げ装置の動作に支障を来す虞がある。
【0012】
本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は玉揚げ停止時にリングレールの複雑な動作が不要で、玉揚げ装置の動作に支障を来さず、スピンドル基部に残る糸(尻糸)を短くできる紡機における尻糸切断装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、玉揚げ装置により管糸が抜き上げられたスピンドルに空ボビンが挿入された後の機台再起動時に、自動的に糸の巻き取りが行われる紡機の尻糸切断装置であり、スピンドル基部より上方に延びるブレードを備えている。また、前記ブレードに昇降可能に設けられるとともに、ボビンが嵌挿されるボビン嵌挿部と、該ボビン嵌挿部より下側に設けられたカッタ部とを備え、常には下端部が前記スピンドル基部と当接して該スピンドル基部との間で尻糸を把持可能な尻糸切断部材を備えている。前記尻糸切断部材の下端部及び該下端部に対向する前記スピンドル基部の上端部に設けられ、互いに係合可能な複数の凸部及び凹部とを備えている。さらに、前記尻糸切断部材と前記ブレードとの間に設けられ、玉揚げ時に前記尻糸切断部材が前記スピンドル基部と当接する位置より所定高さ以上に上昇するのを規制する規制手段を備えている。
【0014】
この発明では、ボビンはその下部が尻糸切断部材のボビン嵌挿部に嵌合された状態でスピンドルに装着される。玉揚げ停止時に、リングレールが下降され、トラベラを経て管糸に連なる糸が尻糸切断部材と前記スピンドル基部との当接部以下の位置を通る状態でリングレールが停止する。そして、尻糸切断部材とスピンドル基部との当接部以下の位置に糸が巻かれた状態でスピンドルが停止する。次に玉揚げ装置により管糸が抜き上げられ、抜き上げ途中で管糸からトラベラに連なる糸が尻糸切断部材とスピンドル基部との間に導かれる。その後、尻糸切断部材の上昇が規制手段により規制され、尻糸切断部材は管糸から離脱して下降する。そして、管糸から離脱した尻糸切断部材とスピンドル基部との間に前記糸が把持されるとともに、カッタ部で糸が切断される。トラベラに連なる糸の端部は次の玉揚げまで、尻糸切断部材とスピンドル基部との間に把持される。尻糸切断部材とスピンドル基部との間に把持された糸は、次回の玉揚げの際に管糸と共にスピンドルから離脱する。糸は、尻糸切断部材の下端部及び該下端部に対向するスピンドル基部の上端部に設けられた複数の凸部及び凹部により屈曲された状態で把持されるため、尻糸切断部材をスピンドル基部側に押圧する力が玉揚げ装置の動作に支障を与えない程小さくても、糸の把持が確実に行われる。従って、玉揚げ停止時にリングレールの複雑な動作が不要で、玉揚げ装置の動作に支障を来さず、スピンドル基部に残る糸(尻糸)を短くできる。
【0015】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記複数の凸部及び凹部は径方向に延びるように設けられている。この発明では、糸は複数の凸部及び凹部に把持された状態でジグザグ状になるため、尻糸切断部材の押圧力が小さくても、糸を把持状態に保持することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記尻糸切断部材の下端部はスピンドルを回転中心とし、頂点が前記下端部外周を含みスピンドルと直交する面より上方に位置する仮想円錐の斜面の一部を構成するように形成されている。
【0017】
スピンドルに1巻以内で巻き付いた状態の糸に、把持部から糸を引き抜く方向の力が作用した場合、糸には半径方向かつ外側へ向かう力が作用する。その際、この発明のように、把持面が下方へ傾斜している場合は、糸の把持が水平面で行われる場合に比較して糸に加わる抵抗が大きくなり、糸が引き出され難くなる。その結果、糸の把持に必要な尻糸切断部材の押圧力を把持面が水平の場合に比較して小さくできる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記尻糸切断部材の前記スピンドル基部に対する同心を確保する調心手段を備えている。この発明では、調心手段の作用により、尻糸切断部材がスピンドルと同心状で回転されるため、回転中に振動が生じ難くなり、高速回転の場合も安定して回転できる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記調心手段は、前記尻糸切断部材及び前記スピンドル基部の互いに対向する位置に設けられ、スピンドルを回転中心とした仮想円錐の斜面を構成する曲面を備えている。この発明では、玉揚げ時にスピンドル基部から離脱してスピンドル基部より上方に移動された尻糸切断部材が、下降して再びスピンドル基部と係合する際、前記曲面同士が係合することにより、尻糸切断部材がスピンドルと同軸となるように調心される。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記スピンドル基部及び前記尻糸切断部材の前記スピンドル基部と係合する部分の一方が金属製で、他方が樹脂製である。両者を金属製とした場合は、尻糸切断部材が管糸から離脱して降下(落下)し、スピンドル基部との間で糸を把持する際、細糸の場合に把持部で挟まれた衝撃により、糸が把持部の端部で切断される虞がある。その場合は、スピンドル基部からトラベラに至る糸が切断されて、再起動時の糸の自動巻き取りが不能になる。しかし、一方を樹脂製とすることにより細糸の場合でも糸が把持の衝撃により把持部の端部で切断されることを防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図4に従って説明する。
図1(a)に示すように、スピンドル1はスピンドルレール2に固定されたボルスタ3に軸受4を介して回転可能に支持されている。スピンドル1はブレード部5と、ブレード部5の下側中心部に固着されたスピンドル軸6とを備え、スピンドル軸6がボルスタ3に挿入された状態でボルスタ3に回転可能に支持されている。ブレード部5は、ボビンBが装着されるブレード5aと、ブレード5aの下側に形成されブレード5aより大径のスピンドル基部5bと、スピンドル基部5bの下側に形成されたベルト掛け部5cとを備えている。ブレード部5はスピンドル基部5bを除いた部分がアルミニウム又はアルミニウム合金製で、樹脂製のスピンドル基部5bがブレード5aの下部に嵌合固定されている。スピンドル軸6はブレード部5にインサート成形されている。ブレード5aの上部には、ボビンBを一体回転可能に係止するための係止部材(例えばボタンチップ)7が装備されている。
【0022】
スピンドル基部5bより上方に延びるブレード5aには、尻糸切断部材8が昇降可能に設けられている。図1(b)に示すように、尻糸切断部材8はボビンBが嵌挿されるボビン嵌挿部9と、ボビン嵌挿部9より下側に設けられたカッタ部10とを備えている。カッタ部10は円環状の刃体10aを別体とし、刃体10aを固定する複数の係止凸部10bを備えている。この実施の形態では刃体10aの先端の径がボビンBの下端の外径より大きく形成されている。
【0023】
ボビン嵌挿部9は円筒状に形成されるとともに、内側にコイルばね11を収容する凹部9aが形成されている。尻糸切断部材8は常には下端部がスピンドル基部5bと当接してスピンドル基部5bとの間で尻糸を把持可能に構成されている。
【0024】
ブレード5aには、尻糸切断部材8がスピンドル基部5bに当接した状態において、その下部がボビン嵌挿部9の上端と対向する位置にストッパとしてのカラー12が固定されている。カラー12の外径は凹部9aの内径より若干小さく形成され、尻糸切断部材8はカラー12に沿って摺動する。ボビン嵌挿部9はその外径が上側ほど小さくなるように形成されている。
【0025】
コイルばね11は、下端が凹部9aの下端に当接し、上端がカラー12の下端に当接する状態で凹部9a内に収容されている。コイルばね11は、尻糸切断部材8を常にスピンドル基部5b側に付勢するばねを構成する。また、コイルばね11は、尻糸切断部材8とブレード5aとの間に設けられ、玉揚げ時に尻糸切断部材8がスピンドル基部5bと当接する位置より所定高さ以上に上昇するのを規制する規制手段を構成する。
【0026】
図1(b)及び図2に示すように、尻糸切断部材8の下端部及び該下端部に対向するスピンドル基部5bの上端部には、互いに係合可能な複数の凸部13a,13b及び凹部14a,14bが径方向に延びるように設けられている。従って、尻糸切断部材8の下端部及びスピンドル基部5bの上端部は、互いに噛合する複数の歯を備えた構成となっている。凸部13a,13b及び凹部14a,14bは、径方向と直交する断面形状が四角形状に形成されている。凸部13a,13bの高さ及び凹部14a,14bの深さは2mm程度が好ましい。
【0027】
尻糸切断部材8の下端部はスピンドル1を回転中心とし、頂点が前記下端部外周を含みスピンドル1と直交する面より上方に位置する仮想円錐の斜面の一部を構成するように形成されている。スピンドル基部5bの上端部もスピンドル1を回転中心とし、頂点が前記下端部外周を含みスピンドル1と直交する面より上方に位置する仮想円錐の斜面の一部を構成するように形成されている。
【0028】
スピンドル基部5bの各凸部13bのブレード5a側の端面15はスピンドル1を回転中心とした下向きの仮想円錐の斜面を構成する曲面となるように形成されている。尻糸切断部材8の各凹部14aのブレード5a側には、端面15と当接可能で、スピンドルを回転中心とした仮想円錐の斜面を構成する曲面16aを有する壁16が形成されている。端面15及び壁16が尻糸切断部材8のスピンドル基部5bに対する同心を確保する調心手段を構成する。
【0029】
ボビン嵌挿部9の下部外周面には環状の溝9bが形成され、溝9b内には一部が溝9bの外に突出する状態でゴムリング17が収容されている。ゴムリング17はボビン嵌挿部9とボビンBとの嵌合力を高めるための嵌合力増強手段を構成する。
【0030】
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
ボビンBはその下部が尻糸切断部材8のボビン嵌挿部9に嵌合され、上部が係止部材7に係合された状態でスピンドル1に一体回転可能に装着される。そして、ベルト掛け部5cに圧接される図示しないベルトを介してスピンドル1が回転され、ボビンBがスピンドル1と一体回転される。
【0031】
紡出が継続されて満管になると、所定の停止動作が行われ、従来と同様な動作でリングレール18が急降下されて、スピンドル1に装着されている管糸(満ボビン)19に傾斜巻(胴巻)19aが行われ。その後、リングレール18は、トラベラ20を経て管糸19に連なる糸Yが尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの当接部以下の位置を通る状態で停止する。そして、尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの当接部以下の位置に約1巻の糸が巻かれた状態となるようにブレーキが掛けられてスピンドル1が停止される。次にラペット21が玉揚げに支障とならない退避位置に配置され、図4(a)に示す状態となる。
【0032】
次に図4(b)に示すように、玉揚げ装置22により管糸(満ボビン)19が抜き上げられる。抜き上げ途中まで尻糸切断部材8が管糸19と共に上昇され、尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの間に管糸19からトラベラ20に連なる糸Yが導かれる。図4(a)に示す状態から、スピンドル基部5bに巻かれた状態の糸Yは、管糸19と共に尻糸切断部材8が上昇すると、ブレード5aの外面に沿って移動する。
【0033】
管糸19と共に上昇する尻糸切断部材8が所定の高さに達すると、コイルばね11の付勢力により尻糸切断部材8が管糸19から離脱する。そして、尻糸切断部材8がスピンドル基部5bと当接する位置まで下降し、管糸19からトラベラ20に連なる糸Yが尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの間に把持される。管糸19は上昇を継続しているため、糸Yが刃体10aに緊張状態で圧接されて切断され、図4(c)に示す状態となる。尻糸切断部材8が管糸19から離脱して下降する途中で、刃体10aにより糸Yが切断されても、尻糸切断部材8は管糸19から離脱後、瞬時にスピンドル基部5bと当接する位置まで落下するため、糸Yは尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの間に把持される。
【0034】
図3は糸Yが尻糸切断部材8及びスピンドル基部5bの嵌合に把持された状態を示す部分模式展開図である。糸Yは尻糸切断部材8及びスピンドル基部5bに設けられた複数の凸部13a,13b及び凹部14a,14bの間にジグザグ状に配置された状態で把持される。凸部13a,13bの高さ及び凹部14a,14bの深さが2mm程度のため、細い糸でも切断することなく把持できる。なお、図3では、糸Yと凸部13a,13b及び凹部14a,14bの関係を分かり易くするため、糸Yと凸部13a,13b及び凹部14a,14bとの間に隙間がある状態で描いているが、実際は糸Yは凸部13a,13b及び凹部14a,14bによって挟持されている。
【0035】
管糸19が玉揚げされて図4(d)の状態となった後、空のボビンBがスピンドル1に挿入され、ラペット21が巻取り位置へと回動配置された後、機台が再起動される。トラベラ20に連なる糸Yの端部は次の玉揚げまで、尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの間に把持される。そして、尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの間に把持された尻糸は、次回の玉揚げの際に管糸19に連なってスピンドル1から離脱する。
【0036】
この実施の形態では以下の効果を有する。
(1) カッタ部10を備えた尻糸切断部材8が、玉揚げ時に管糸19と共に上昇された後、下降することにより、管糸19からトラベラ20に連なる糸Yが尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの間に把持されるとともに、カッタ部10によって切断される。従って、スピンドル1に尻糸を巻き付けて把持する従来装置と異なり尻糸を数回巻き付ける必要がなく、スピンドル基部5bに残る糸(尻糸)を少なくできる。また、尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの間に把持された尻糸は、次回の玉揚げの際に管糸19に連なってスピンドル1から離脱するため、尻糸除去作業を行う必要がない。
【0037】
(2) 糸Yは、尻糸切断部材8の下端部及び該下端部に対向するスピンドル基部5bの上端部に径方向に延びるように設けられた複数の凸部13a,13b及び凹部14a,14bにより屈曲された状態で把持される。従って、尻糸切断部材8をスピンドル基部5b側に押圧する力が玉揚げ装置22の動作に支障を与えない程小さくても、糸Yの把持が確実に行われる。その結果、玉揚げ停止時にリングレール18の複雑な動作が不要で、玉揚げ装置22の動作に支障を来さず、スピンドル基部5bに残る糸(尻糸)を短くできる。
【0038】
(3) 尻糸切断部材8の下端部となる凸部13aの下面及び凹部14aの底面は、それぞれスピンドル1を回転中心とし、頂点が前記下端部外周を含みスピンドル1と直交する面より上方に位置する仮想円錐の斜面の一部を構成するように形成されている。スピンドルに1巻以内で巻き付いた状態の糸Yに、把持部から糸を引き抜く方向の力が作用した場合、糸Yには半径方向かつ外側へ向かう力が作用する。その際、把持面となる凸部13aの下面や凹部14aの底面が下方へ傾斜している場合は、糸Yの把持が水平面で行われる場合に比較して、凸部13a及び凹部14aのエッジにおいて糸Yに加わる抵抗が大きくなり、糸が引き出され難くなる。その結果、糸Yの把持に必要な尻糸切断部材8の押圧力を把持面が水平の場合に比較して小さくできる。
【0039】
(4) 尻糸切断部材8のスピンドル基部5bに対する同心を確保する調心手段を備えている。従って、調心手段の作用により、尻糸切断部材8がスピンドル1と同心状で回転されるため、回転中に振動が生じ難くなり、高速回転の場合も安定して回転できる。
【0040】
(5) 調心手段は、尻糸切断部材8及びスピンドル基部5bの互いに対向する位置に設けられ、スピンドル1を回転中心とした仮想円錐の斜面を構成する端面15及び曲面16aを備えている。従って、玉揚げ時にスピンドル基部5bから離脱してスピンドル基部5bより上方に移動された尻糸切断部材8が、下降して再びスピンドル基部5bと係合する際、端面15及び曲面16aが係合することにより、尻糸切断部材8がスピンドル1と同軸となるように調心される。また、調心手段を設ける特別なスペースを確保する必要がない。
【0041】
(6) スピンドル基部5bが樹脂製で尻糸切断部材8のスピンドル基部5bと係合する部分が金属製である。スピンドル基部5b及び尻糸切断部材8の両者を金属製とした場合は、尻糸切断部材8が管糸19から離脱して降下(落下)し、スピンドル基部5bとの間で糸Yを把持する際、細糸の場合に把持部で挟まれた衝撃により、糸Yが把持部の端部で切断される虞がある。しかし、スピンドル基部5bが樹脂製のため、細糸の場合でも糸Yが把持の衝撃により把持部の端部で切断されることを防止できる。
【0042】
(7) 尻糸切断部材8がコイルばね11により常にスピンドル基部5b側に付勢されているため、尻糸切断部材8が軽くてもトラベラ20に連なる糸Yを確実に把持できる。また、ボビン嵌挿部9がボビンBから離脱した際、尻糸切断部材8がコイルばね11により下方へ付勢されるため、尻糸切断部材8の落下途中で糸Yが切断されても、尻糸切断部材8が素早くスピンドル基部5bと当接する位置に達して糸Yを把持できる。
【0043】
(8) ボビン嵌挿部9にはボビンBとの嵌合力を高めるための嵌合力増強手段(ゴムリング17)が設けられている。従って、尻糸切断部材が、コイルばね11の付勢力に抗して、確実に管糸19と共に所定の高さまで上昇できる。
【0044】
実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 調心手段は、尻糸切断部材8側に設けられ、スピンドルを回転中心とした仮想円錐の斜面を構成する曲面16aを備えた壁16と、スピンドル基部5b側の凸部13bの端面15との組み合わせに限らない。例えば、図5に示すように、スピンドル基部5bに形成された凹部14bの外周側に、スピンドル1を回転中心とした下向きの仮想円錐の斜面を構成する曲面23aを有する壁23を形成する。そして、尻糸切断部材8の凸部13aの外周側端面を曲面23aと当接可能でスピンドル1を回転中心とした仮想円錐の斜面を構成する形状に形成する。
【0045】
○ 調心手段は、尻糸切断部材8がスピンドル基部5bから離脱する位置まで上昇した後、スピンドル基部5bと係合する位置に下降移動する際、尻糸切断部材8をスピンドル基部5bと同心状に配置する機能があればよく、スピンドル1を回転中心とした仮想円錐の斜面を構成する部分を備えなくてもよい。例えば、テーパ状の斜面を尻糸切断部材8及びスピンドル基部5bの対向する位置に複数ずつ設けてもよい。また、凹部14a,14bの底面の一部に凸部又は凹部を形成し、凸部13a,13bにはその凸部又は凹部に嵌合される凹部又は凸部を形成してもよい。
【0046】
○ 凸部13a,13b及び凹部14a,14bは、径方向と直交する切断面での断面形状が四角形状に限らず、三角形状や他の形状であってもよい。
○ 凸部13a,13b及び凹部14a,14bは、径方向(放射状)に延びる構成に限らず、例えば、互いに平行に延びるように形成してもよい。
【0047】
○ 凸部13a,13b及び凹部14a,14bをスピンドル1を中心とする環状としてもよい。この場合、凸部13a,13bの先端側を先細のテーパ状に形成したり、凹部14a,14bの開口端を端部側の幅が拡がるテーパ状に形成することにより、調心手段を兼ねることができる。
【0048】
○ スピンドル基部5bを金属製とし、尻糸切断部材8を刃体10aを除いて樹脂製としてもよい。この場合も、糸Yが細くても把持の際に糸Yが切断されることが防止される。また、スピンドル基部5b及び尻糸切断部材8の両者を金属製としてもよい。
【0049】
○ 尻糸切断部材8がスピンドル基部5bと当接する状態において、尻糸切断部材8をスピンドル基部5b側に付勢する付勢手段として、ばねに代えて磁石(マグネット)を利用してもよい。例えばスピンドル基部5bの上面に磁石を埋設し、尻糸切断部材8の底部下面に磁性材(例えば鉄)を固定する。スピンドル基部5b及び尻糸切断部材8の両側に磁石を設けたり、尻糸切断部材8側に磁石、スピンドル基部5b側に磁性材を設けてもよい。この場合、尻糸切断部材8の上昇を規制する規制手段として、ストッパとしての止め輪又はピンをブレード5aの所定位置に固定すればよい。尻糸切断部材8は管糸19と共に上昇中に止め輪又はピンと当接することにより、管糸19から離脱する。
【0050】
○ コイルばね11を設けない構成において、ボビン嵌挿部9に凹部9aを形成する代わりに軸方向に延びるガイド溝を内周面に形成するかあるいは軸方向に延びるスリットを形成する。一方、ブレード5aに前記ガイド溝又はスリットと係合する係合凸部(例えばピン)を設ける。この場合、尻糸切断部材8が管糸19から離脱した後、確実に真っ直ぐに下降される。
【0051】
○ 凸部13a,13bの先端面及び凹部14a,14bの底面は外側に向かって下降傾斜する形状に限らず、水平であってもよい。しかし、把持した糸Yを引き抜く力が作用した場合、下降傾斜する形状の方が糸の引き抜きに対する抵抗が大きくなり、糸が引き出され難くなる。
【0052】
○ 嵌合力増強手段はゴムリング17に限らず、板状又は線状のばね材を使用してもよい。ばね材は完全なリング状に限らず、一部が切り欠かれたリング状としてもよい。また、ボビン嵌挿部9の外面に形成した凹部内に、ばね材を円弧部が突出するように収容してもよい。また、ばねで付勢されたボタンを設けてもよい。
【0053】
○ カッタ部10は別体の刃体10aを係止凸部10bで固定する構成に限らず、尻糸切断部材8に刃部を一体に形成してもよい。刃部の形状は外形が円形に限らず、例えば鋸歯状であってもよい。
【0054】
○ カッタ部10の外径をボビンBの底部外径より小さくしてもよい。この場合、玉揚げ時に管糸19からトラベラ20に連なる糸Yが、尻糸切断部材8とスピンドル基部5bとの間に把持される前に切断される虞がない。
【0055】
○ スピンドル1の駆動方式はベルト駆動に限らず、各錘毎にモータを設ける、所謂単錘駆動方式であってもよい。
前記実施の形態から把握できる発明(技術的思想)について、以下に記載する。
【0056】
(1) 請求項1に記載の発明において、前記規制手段は前記尻糸切断部材が前記スピンドル基部側に当接する状態において尻糸切断部材をスピンドル基部側に付勢する付勢手段を兼ねている。
【0057】
【発明の効果】
以上、詳述したように、請求項1〜請求項6に記載の発明によれば、玉揚げ停止時にリングレールの複雑な動作が不要で、玉揚げ装置の動作に支障を来さず、スピンドル基部に残る糸(尻糸)を短くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施の形態のスピンドルの一部破断模式側面図、(b)は尻糸切断部材の取付け状態を示す断面図。
【図2】尻糸切断部材とスピンドル基部の概略斜視図。
【図3】糸の把持状態を示す部分模式展開図。
【図4】(a)〜(d)は玉揚げ時の作用を説明する側面図。
【図5】別の実施の形態のスピンドル基部の概略斜視図。
【図6】従来技術を示す断面図。
【図7】同じく部分断面図。
【図8】別の従来技術を示す断面図。
【符号の説明】
B…ボビン、Y…糸、1…スピンドル、5a…ブレード、5b…スピンドル基部、8…尻糸切断部材、9…ボビン嵌挿部、10…カッタ部、11…規制手段を構成するコイルばね、13a,13b…凸部、14a,14b…凹部、16a,23a…曲面、19…管糸、22…玉揚げ装置。
Claims (6)
- 玉揚げ装置により管糸が抜き上げられたスピンドルに空ボビンが挿入された後の機台再起動時に、自動的に糸の巻き取りが行われる紡機における尻糸切断装置であって、
スピンドル基部より上方に延びるブレードと、
前記ブレードに昇降可能に設けられるとともに、ボビンが嵌挿されるボビン嵌挿部と、該ボビン嵌挿部より下側に設けられたカッタ部とを備え、常には下端部が前記スピンドル基部と当接して該スピンドル基部との間で尻糸を把持可能な尻糸切断部材と、
前記尻糸切断部材の下端部及び該下端部に対向する前記スピンドル基部の上端部に設けられ、互いに係合可能な複数の凸部及び凹部と、
前記尻糸切断部材と前記ブレードとの間に設けられ、玉揚げ時に前記尻糸切断部材が前記スピンドル基部と当接する位置より所定高さ以上に上昇するのを規制する規制手段と
を備えた紡機における尻糸切断装置。 - 前記複数の凸部及び凹部は径方向に延びるように設けられている請求項1に記載の紡機における尻糸切断装置。
- 前記尻糸切断部材の下端部はスピンドルを回転中心とし、頂点が前記下端部外周を含みスピンドルと直交する面より上方に位置する仮想円錐の斜面の一部を構成するように形成されている請求項1又は請求項2に記載の紡機における尻糸切断装置。
- 前記尻糸切断部材の前記スピンドル基部に対する同心を確保する調心手段を備えている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の紡機における尻糸切断装置。
- 前記調心手段は、前記尻糸切断部材及び前記スピンドル基部の互いに対向する位置に設けられ、スピンドルを回転中心とした仮想円錐の斜面を構成する曲面を備えている請求項4に記載の紡機における尻糸切断装置。
- 前記スピンドル基部及び前記尻糸切断部材の前記スピンドル基部と係合する部分の一方が金属製で、他方が樹脂製である請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の紡機における尻糸切断装置。
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