JP2004306740A - スクータ型車両のフロア構造 - Google Patents
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Abstract
【構成】フロアパネル11上のヒンジ42へヒンジ軸45を介してフットレスト15を起倒自在に支持し、フロアパネル11上へ倒したフロアパネル11の使用状態では、この上へ足を乗せてリヤブレーキペダル14の操作を快適に行う。またフロアパネル11上に大型の荷物87を置く場合は、フットレスト15を前方へ回動させて起立させることにより非使用状態として、荷物87を置くための大きなスペースを作る。
【選択図】図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明はスクータ型車両のフロア構造、特にフットブレーキ式リヤブレーキペダルの操作用にフロア上へ設けられるフットレストの有利な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
スクータ型車両のフロア上へフットブレーキ式のリヤブレーキペダルを突出させ、その近傍となるフロア上にフットレストを設けたものが公知である(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】実開昭59−110789号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のフットレストは、フロアの一部を隆起させて形成したものであって、フロアと一体の固定的な.ものである。しかし、このように固定的な
フットレストを設けると、フロア上に荷物を置きたい場合に邪魔になり、物収容性を低下させることがある。したがって、フットレストを使用したときの快適性と、フットレストを設けない状態で大きな物品をフロア上に置くことができるようにした物品収容性の両立が求められる。そこで、本願発明は係る要請の実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願発明におけるスクータ型車両のフロア構造に係る請求項1は、低床式フロアと、このフロア上へ突出するリヤブレーキペダルと、このリヤブレーキペダルを操作する足を乗せるためフロア上に設けられたフットレストとを備えたスクータ型車両のフロア構造において、前記フットレストをフロア上に広い占有面積を有して位置する使用状態と、フロア上により狭い占有面積となる非使用状態との間へ変換自在にしたことを特徴とする。
【0006】
請求項2によれば、上記請求項1において、前記フットレストを、前記フロアの幅方向において、前記リヤブレーキペダルより内側となる略中央に設けことを特徴とする。
【0007】
請求項3によれば、上記請求項1において、前記フットレストは、前記フロアに対してヒンジを介して回動自在に連結されるとともに、使用状態又は非使用状態へ回動付勢するための弾性手段と、使用状態下面側を覆うフットレストカバーとを備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】
上記課題を解決するため本願発明におけるスクータ型車両のフロア構造に係る請求項1は、フットレストを使用状態と非使用状態とに変換自在にしたので、フットレストの使用状態では、ペダル操作のための快適性を実現でき、非使用状態にするとフロア上における占有面積を狭くするので、フロア面を広くして大きな物品の支持スペースを確保でき、良好な物品収容性を実現できる。したがって、フットレスト使用によるペダル操作のための快適性と良好な物品収容性という相容れない要請を両方共実現できる。
【0009】
請求項2によれば、フットレストを、フロアの幅方向において、リヤブレーキペダルより内側となる略中央に設けたので、通常走行時においてフットレストが邪魔にならないようにすることができる。
【0010】
請求項3によれば、フットレストは、フットレストを回動付勢するための弾性手段を備え、使用状態下面側をフットレストカバーで覆ったので、ヒンジによりフットレストを回動させて非使用状態にしたとき、外観される下面側はフットレストカバーによって内側の弾性手段等を隠すので、外観性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。図1は本実施形態に係るスクータ型車両の側面図、図2はフロア部の平面図、図3はフロア部の拡大側断面図、図4はフットレストの側面図、図5はフットレストの平面図、図6はフットレストマットの展開平面図、図7はフットレストマットの展開側面図、図8はフットレストフレームの平面図、図9は図8の9−9線断面図、図10はフットレストカバーの側面図、図11はフットレストカバーの平面図である。
【0012】
まず、図1において、このスクータ型車両は斜め下がりに後方へ延びてから略水平に曲がって更に後方へ延びるメインフレーム1と、その後端部から左右対をなして斜め上りに後方へ延びてから略水平に後方へ延びるリヤフレーム2とを備えた車体フレームを有する。
【0013】
メインフレーム1の前端にはヘッドパイプ3が設けられ、これにハンドル軸4が回動自在に支持される。ハンドル軸4の下部はフロントフォーク5に連結され、その下端に前輪6が支持される。ハンドル軸4の上端部にはハンドル7が設けられ、操舵自在になっている。符号8はフロントカバー、9はフロントフェンダ、10はレッグシールドである。
【0014】
メインフレーム1の低部は上からフロアパネル11、下からアンダーフロアカバー12で覆われ、この部分がスクータ型車両における低床式フロア13を構成する。フロアパネル11上にはリヤブレーキペダル14が上方へ突出して設けられ、その近傍にフットレスト15が設けられれている。また、低床式フロア13の前後方向中間部となるメインフレーム1の下面にはメインスタンド16が回動自在に支持されている。
【0015】
メインフレーム1の後端部にはリンク17を介してパワーユニット18が揺動自在に支持され、パワーユニット18の側方に後輪19が一体化されて支持されている。パワーユニット18はエンジンとミッションが一体化したユニット構造であり、エンジンのうちシリンダ部及びクランク部がミッションと共に図示の側面視状態で後輪19と重なったホイールサイドエンジンとなっている。
パワーユニット18とリヤフレーム2の各後端部間にはリヤクッション20が架け渡されている。
【0016】
パワーユニット18の上にはエアクリーナ21が配置され、その前後をパワーユニット18により固定支持される。エアクリーナ21には気化器22が図示の側面視で重なるように配置され、気化器22はエアクリーナ21とパワーユニット18の吸気ポートへそれぞれ接続している。
【0017】
これらパワーユニット18の上部及びエアクリーナ21、気化器22等を含めてリヤフレーム2の周囲はリヤカバー23で覆われ、その内側前部には物入れ24が設けられてる。物入れ24の後方には燃料タンク25が配置されてリヤフレーム2の後端部に支持される。リヤカバー23の上部はシート26により覆われる。
【0018】
シート26とリヤカバー23は一体化し、リヤカバー23はリヤフレーム2の後端にヒンジ27を介して回動自在に支持され、このヒンジ27を中心に後ろ開きに回動して物入れ24を開放し、かつ燃料タンク25の給油を可能にする。符号28はリヤグリップであり、ヒンジ27を介してリヤフレーム2へ連結される。
【0019】
図2に示すように、フロアパネル11は車体中心に沿って前後方向へ延びるメインフレーム1と、その左右に配置された一対のサイドフレーム30,30と、これら間を連結する前後のクロスメンバ31,32により支持されている。
フロアパネル11は樹脂等の適宜材料よりなり、その前部右側にペダルホール33が設けられ、ここからリヤブレーキペダル14が上方へ突出している。
【0020】
リヤブレーキペダル14は前後方向へ延びるペダルアーム34を介して、その後端部のリヤブレーキペダル側軸受け部であるボス部35でメインフレーム1側へ回動自在に支持される。ボス部35と一体にフックプレート36が側方へ突出して設けられ、ここにリターンスプリング37がメインフレーム1側との間に掛け渡されている。
【0021】
ボス部35は車体側軸受け部であるボス部38と同軸支持されている。ボス部38はメインフレーム1へ溶接されたシャフトブラケット39の左右へ突出し、スタンドシャフト40によりボス部35と連結される。シャフトブラケット39の車体左側にはフック部材41が側方へ突出して設けられ、こことメインスタンド16の下部間にリターンスプリングが架け渡されている。
【0022】
フロアパネル11の中央部に図示の平面視にてメインフレーム1の上に重なる位置にフットレスト15が配置される。図示状態はフットレスト15の使用状態であり、前端部をヒンジ42へ軸着され起倒自在である。ヒンジ42は左右のサイドフレーム30の前端間を連結するヒンジプレート43の中央へ一体に設けられている。ヒンジプレート43は両端でサイドフレーム30へボルト44により締結されている。
【0023】
フットレスト15の使用状態における平面視位置では、リヤブレーキペダル14の位置よりも車幅方向中央側へずれた位置に配置される。また前部のうち、車体右側が幅狭になって、リヤブレーキペダル14との間に比較的大きな間隙を形成している。
【0024】
図3に示すように、フットレスト15はヒンジ軸45を中心に前後へ回動し、後方へ倒すと、図示の実線で示す使用状態となり、フロアパネル11の中央に比較的大きな占有面積を有する。このときフットレスト15はリヤブレーキペダル14に近接し、フットレスト15の上面はリヤブレーキペダル14とほぼ同じ高さとなっている。
【0025】
ペダルアーム34の後端部において図では見えないがボス部35(図2参照)から上方へ突出するプレート46が設けられ、ここにブレーキワイヤ47の一端が係合する。ペダルアーム34がスタンドシャフト40を中心に反時計回りに回動すると、一体に揺動してブレーキワイヤ47を引き、リヤブレーキをかけるようになっている。
【0026】
符号48はサイドフレーム30の側面に設けられたブラケットであり、ここにアンダーフロアカバー12の上端部が締結される。
【0027】
以下、フットレスト15についてさらに詳細に説明する。図4に示すように、フットレスト15はフットレストフレーム50と、図示の使用状態にてその上を覆うフットレストマット51と、図示の使用状態にて下方を覆うフットレストカバー52を備える。
【0028】
フットレストフレーム50は金属製等のパイプ状をなす枠部53と、、これに取付けられたプレート54を備え、枠部53の前端左右には扁平の取付部55が設けられ、ここでヒンジ軸45によりヒンジ42へ回動自在に軸着される。
【0029】
フットレストマット51はゴム等の軟質部材からなり、フットレストフレーム50の上部と後部を覆い、突起56によりプレート54へ係止される。フットレストマット51の前端部はプレート54の前端部を巻いて固定され、後端部57はフットレストマット51の後端を巻いてその先端に形成されたT字形係止部58がフットレストカバー52の係合斜面59へ係止され、フットレストカバー52の後端下部へ取付けられる。
【0030】
フットレストカバー52はフットレストフレーム50の下方から被せられ、前後方向中間部にてボルト60でフットレストフレーム50と一体化される。
プレート54の後部にはリヤフックプレート61が設けられ、ヒンジ42側に設けられたフロントフックプレート62との間にリターンスプリング63が掛け渡されている。リターンスプリング63はフットレスト15を使用状態又は非使用状態のいずれかの位置へ回動付勢する反転スプリングであり、コイルスプリングもしくはその他の各種弾性手段で構成できる。
【0031】
フロントフックプレート62は図示の側面視で略への字状に屈曲し、後端部にリターンスプリング63の前端を係止するとともに、前端はヒンジ42に支持された軸64へ取付けられ、この軸64を中心に回動自在となっている。フロントフックプレート62の中間部は屈曲してヒンジ軸45を上方へ逃げている。
【0032】
フロントフックプレート62、リターンスプリング63、リヤフックプレート61、T字形係止部58等はフットレストカバー52内へ収容され、外観されないようになっている。すなわち、フットレスト15の使用状態下面側における構造部をフットレストカバー52で隠すようになっている。
【0033】
図5に示すように、フットレストマット51は枠部53に囲まれた内側へ入ってフットレストフレームの表面を覆っている。また、表面には溝による凹凸が形成されて滑り止め構造になっている。
【0034】
フロントフックプレート62は左右方向中間部に前後方向へ設けられ、その前端が係合する軸64はヒンジ42の前壁65に支持されている。ヒンジ42は図示の平面視で略矩形枠形状をなしている。
【0035】
図6はフットレストマット51を展開した平面視形状を示し、取付時に表面側となる中間部66には裏面側に略矢形の突起56が一体に適当数突出形成されている。
【0036】
中間部66の前端部には前側延出部67が設けられ、ここに穴68が形成されている。中間部66の後端部にも後端部57が後方へ延出して形成され、その後端部はT字形係止部58になっている。これら前側延出部67及び後端部57は中間部66の裏側へ折り返される部分である。
【0037】
図7に示すように、フットレストマット51は平板状に形成され、前側延出部67を中間部66側へ折り返すと、穴68に直近の突起56が係合する位置関係になっている。後端部57の一部は厚肉部69をなし、枠部53の後端下部及びフロアパネル11の双方へ当接する部分になっている。
【0038】
図8に示すように、フットレストフレーム50は平面視略コ字状をなす枠部53の内側にプレート54は配置し、周囲を枠部53と溶接一体化したものである。また、プレート54には長穴70が突起56と対応して設けられる。また、プレート54の裏面にはブラケット71及びリヤフックプレート61が設けられる。符号72は肉抜き穴である。枠部53は後部側が下方へ曲がっており、これに対応してプレート54の後部は斜面部73をなし、ここにも長穴70が設けられている。
【0039】
図9に示すように、ブラケット71は下方へ凸の略コ字状をなしてプレート54の裏面に溶接され、その底部にナット74が溶接されている。ナット74にはボルト60(図4)が締結されるようになっている。リヤフックプレート61も係合斜面59近傍の後端部底面へ溶接される。符号75はリターンスプリング63の係止穴である。
【0040】
図10に示すように、フットレストカバー52は金属又は樹脂等の適宜材料からなり、図示状態で上方へ開放された容器状をなす。前端部には突出部76が設けられ、ヒンジ軸45の下面へ当接するようになっている(図4参照)。
側面の前後方向中間部には幅方向内側及び上端側へ入り込む凹部77が形成され、この底部78に通し穴79が設けられる。この通し穴79はナット74に対応する位置にあり、ボルト60が通される(図4参照)。
【0041】
底部80のうち後部には後方側が上がる係合斜面59が形成されている。後端部には上下に突出部81,82が略平行して後方へ一体に突出し、側面視二股状をなし、これらの間で枠部53の後端下部で車幅方向へ延びている部分を挟むようになっている。
【0042】
図11に示すように、フットレストカバー52の平面視形状はプレート54とほぼ同様であり、凹部77と対応する車幅方向反対側部分にも、底部80から一体に上方へ突出する円柱状のボス83が形成され、この底部84にも通し穴85が設けられ、凹部77と同様にボルトで対応するブラケット71へ取付けられるようになっている。
【0043】
係合斜面59には車幅方向へ長く延びるスリット86が形成され、ここにT字形係止部58が係合するようになっている(図9参照)。
【0044】
次に、フットレスト15の組立方を説明する。予めフットレストフレーム50の取付部55をヒンジ軸45でヒンジ42へ取付け、フロントフックプレート62とリヤフックプレート61の間にリターンスプリング63を掛けておく。
【0045】
この状態で図9に示すフットレストフレーム50上へ図7に示す平板状のフットレストマット51を重ね、前側延出部67をプレート54の前端を巻いて折り返し、上から突起56を長穴70に通し、その突出部へ前側延出部67の穴68を係合させると、フットレストマット51の前端部がプレート54へ取付けられる。フットレストマット51後部は斜面部73に沿わせ、ここに形成されている長穴70へ突起56を係合する。
【0046】
続いて、フットレストカバー52をフットレストフレーム50の下方から被せ、上下の突出部81と82の間で枠部53の後端下部を挟み、かつ突出部76をヒンジ軸45へ当接させた状態で、通し穴79及び85をそれぞれ対応するナット74と一致させてボルト60により締結するとフットレストフレーム50とフットレストカバー52が一体化する。
【0047】
さらに、後端部57を枠部53の後端下部に巻いて弾力を利用して引っ張りながら、T字形係止部58を斜めにして係合斜面59のスリット86へ通してから、引っ張っていた力を緩めると、後端部57の復元によりT字形係止部58が係合斜面59へ係合して抜け止めされ、後部側もフットレストカバー52へ取付けられ、全体が組立てられる。
【0048】
このフットレスト15は、通常走行時において図3に実線で示す使用状態となり、フロアパネル11の略中央に比較的大きな占有面積を有し、かつリヤブレーキペダル14の近傍に位置するため、ここに足を乗せることにより、リヤブレーキペダル14の操作を容易とし、快適な操作性を得られるようになっている。
【0049】
また、リヤブレーキペダル14より車幅方向中央寄りにずれて配置されるため、リヤブレーキペダル14との間隔を比較的大きく取って操作し易くしている。そのうえ、フットレスト15の外側方におけるフロアパネル11の上面を広くすることにより、フットレスト15から足を外してフロアパネル11上へ置きたいときも、余裕をもって置くことができるようになっている。
【0050】
さらに、フロアパネル11上へ比較的大きな荷物87(図2、図3)を置きたい場合は、フットレスト15を跳ね上げて前方へ回動させる。するとフットレスト15はヒンジ軸45を中心に反時計回りに前方へ回動するとともに、フロントフックプレート62及びリターンスプリング63も一体に回動して、リターンスプリング63の作用線がヒンジ軸45を越えて前方側へ移動するため、フットレスト15を仮想線で示す起立状態すなわち非使用状態となる収納位置に回動付勢する。
【0051】
その結果、フロアパネル11上はフットレスト15が占めていた比較的大きなスペースが開放されるので、ここへ比較的大型の荷物87を置くことができる。したがって、物品収容性も向上することになる。
【0052】
しかも、フットレスト15は反転スプリングであるリターンスプリング63により使用状態又は非使用状態のいずれかに回動付勢されるため、特別にロック機構を設ける必要もなく、迅速かつ容易に使用できる。
【0053】
そのうえ、非使用状態ではフットレスト15の裏側が外観されるはずであるところ、ここをフットレストカバー52で覆うことにより、複雑感のあるリターンスプリング63等の構造部品や、外観を意識した処理の施されていないフットレストフレーム裏側を隠すため、良好な外観性能を維持できる。
【0054】
なお、本願発明は上記実施形態に限定されず種々に変形や応用が可能であり、例えば、フットレストの収納形式はフロントカバーやフロアパネル等の車体カバー内部へ格納させるようにしてもよい。またヒンジ結合ばかりでなく、リンク等の収納機構を介して収納させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るスクータ型車両のフロア構造の側面図
【図2】フロア部の平面図
【図3】フロア部の拡大側断面図
【図4】フットレストの側面図
【図5】フットレストの平面図
【図6】フットレストマットの展開平面図
【図7】フットレストマットの展開側面図
【図8】フットレストフレームの平面図
【図9】図8の9−9線断面図
【図10】フットレストカバーの側面図
【図11】フットレストカバーの平面図
【符号の説明】1:メインフレーム、11:フロアパネル、13:低床式フロア、14:リヤブレーキペダル、15:フットレスト、16:メインスタンド、30:サイドフレーム、34:ペダルアーム、40:スタンドシャフト、50:フットレストフレーム、51:フットレストマット、52:フットレストカバー、53:枠部、54:プレート、55:取付部、63:リターンスプリング、87:荷物
Claims (3)
- 低床式フロアと、このフロア上へ突出するリヤブレーキペダルと、このリヤブレーキペダルを操作する足を乗せるためフロア上に設けられたフットレストとを備えたスクータ型車両のフロア構造において、
前記フットレストをフロア上に広い占有面積を有して位置する使用状態と、フロア上により狭い占有面積となる非使用状態との間へ変換自在にしたことを特徴とするスクータ型車両のフロア構造。 - 前記フットレストを、前記フロアの幅方向において、前記リヤブレーキペダルより内側となる略中央に設けことを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両のフロア構造。
- 前記フットレストは、前記フロアに対してヒンジを介して回動自在に連結されるとともに、使用状態又は非使用状態へ回動付勢するための弾性手段と、使用状態下面側を覆うフットレストカバーとを備えたことを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両のフロア構造。
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