JP2004300457A - 缶ボディ用アルミニウム合金板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Mg:1.5〜6%を主要合金成分として含有するアルミニウム合金板であって、該アルミニウム合金板から成形され、塗装焼付け相当の熱処理を施された缶ボディの壁部の缶軸方向の引張強さと伸びが前記Mgの含有量の増加と共に向上するよう合金成分が調整され、塗膜などの表面皮膜を脱膜した後の壁厚0.105mmの缶において突き刺し強度35N以上の耐突き刺し性をそなえ、缶ボディの壁厚を特定した場合、缶の突き刺し強度が缶を構成するアルミニウム合金板中のMg含有量と正の相関関係にあるようにし、特定された壁厚に対して、所定の突き刺し強度を得るためのMg含有量が決定できるようにしたことを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶ボディ用アルミニウム合金板、詳しくは、絞り加工またはDI加工(絞り、しごき加工)により缶ボディに成形し塗装焼付けあるいは熱処理した場合、缶体の耐突き刺し強度に優れた缶ボディ用アルミニウム合金板に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミニウム合金板からなる飲料缶の缶ボディは、板材に塗油を施し、カップ成形、DI加工、トリミング、洗浄、乾燥、塗装、焼付け、ネッキングおよびフランジ加工の工程を経て製造されるが、飲料の充填工程、缶蓋の巻き締め工程や、飲料が充填された缶体の運搬、取扱い過程で、とくに薄肉の缶ボディが突起物に押し当てられると、缶ボディに凹みが生じ、あるいは突起物の先端が缶ボディを突き刺し、貫通して、内容物が漏洩するという問題が生じる。内容物漏洩は、とくに2000年以降の食品の安全性が強く求められる今日においては、商品として致命的な問題である。
【0003】
上記の問題を解決するために、缶ボディの壁部の引張強さを低下させて伸びを増大させて耐突き刺し性を向上させようとする手法が提案されている(特許文献1参照)が、缶ボディの壁厚が例えば0.105mm未満のように薄肉化された場合には、缶ボディとして壁部の強度が十分でなくなるという難点があり、突き刺し強度を或る水準に維持する必要から、缶ボディの壁厚の薄肉化に行き詰まりが生じており、とくに、商品の品質に厳しい我が国においては、過去10年以上も缶ボディの壁厚の薄肉化が進行しておらず、突き刺し強度の高い材料の開発が強く望まれており、缶ボディ材開発の最重要課題となっている。
【0004】
このように缶ボディ材に大きな変化が出なかった理由は、缶ボディ材として、アルミニウムにMnを添加した3000系(Al−Mn系)アルミニウム合金が使用されてきたことにある。これは、缶ボディ成形は、DI成形がベースであったため、安定量産を考慮した場合、Al−Mn−Fe−(Si)系の硬い金属間化合物を缶ボディ中に分散させ、DI成形時に金型へのアルミニウムの焼き付きを防止するダイクリーニング効果を持たせる必要があったためである。
【0005】
上記Al−Mn系アルミニウム合金に、主要合金成分としてMgを添加し強度を向上させた缶ボディ用アルミニウム合金も提案されている。Mgの添加は、耐圧強度の必要な5182合金に代表される缶エンド材と、成形性が要求される缶ボディ材を、とくにリサイクルの観点から同じ成分で得ようとする材質統合化の流れにも対応し得るものである。
【0006】
例えば、Mg:0.5〜6.0%を含有するアルミニウム合金板(特許文献2参照)、Mg:0.2〜6.0%を含有するアルミニウム合金板(特許文献3参照)、Mg:0.3〜5%を含有するアルミニウム合金板(特許文献4参照)、Mg:0.3〜4.0%を含有するアルミニウム合金板(特許文献5参照)、Mg:0.5〜5.0%を含有するアルミニウム合金板(特許文献6参照)、Mg:3.0〜6.0%を含有するアルミニウム合金板(特許文献7参照)、Mg:0.80〜6.00%を含有するアルミニウム合金板(特許文献8、特許文献9、特許文献10、特許文献11参照)が提案されている。
【0007】
しかしながら、上記のアルミニウム合金板は、Mg含有量が1%程度の従来の缶ボディ用アルミニウム合金、JIS3004合金(Al−1.0〜1.5%Mn−0.8〜1.3%Mg)、3104合金(Al−0.8〜1.4%Mn−0.8〜1.3%Mg)あるいはAA3204合金(Al−0.8〜1.5%Mn−0.8〜1.5%Mg)に比べて、強度の向上が得られるが、耐突き刺し強度の観点からは必ずしも満足できるものではない。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−199273号公報(請求項)
【特許文献2】
特開昭58−224145号(請求項)
【特許文献3】
特開昭61−261466号(請求項)
【特許文献4】
特開昭57−120648号(請求項)
【特許文献5】
特開平5−112854号(請求項)
【特許文献6】
特開平3−207840号(請求項)
【特許文献7】
特開平4−362151号(請求項)
【特許文献8】
特開2000−309838(請求項)
【特許文献9】
特開2000−309839号(請求項)
【特許文献10】
特開2001−3130号(請求項)
【特許文献11】
特開2001−32032号(請求項)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、缶の耐突き刺し性、缶材の合金成分、缶ボディの壁厚の関係について繰り返し試験を行い検討を加えた結果としてなされたものであり、その目的は、上記従来の3000系(Al−Mn系)をベースとするものではなく、Mgの添加をベースとして設計され、所定の缶体強度を有するとともに、耐突き刺し強度を向上させた缶ボディ用アルミニウム合金板を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の請求項1による缶ボディ用アルミニウム合金板は、Mg:1.5〜6%を主要合金成分として含有するアルミニウム合金板であって、該アルミニウム合金板から成形され、塗装焼付け相当の熱処理を施された缶ボディの壁部の缶軸方向の引張強さと伸びが前記Mgの含有量の増加と共に向上するよう合金成分が調整され、塗膜などの表面皮膜を脱膜した後の壁厚0.105mmの缶において突き刺し強度35N以上の耐突き刺し性をそなえ、缶ボディの壁厚を特定した場合、缶の突き刺し強度が缶を構成するアルミニウム合金板中のMg含有量と正の相関関係にあるようにし、特定された壁厚に対して、所定の突き刺し強度を得るためのMg含有量が決定できるようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項2による缶ボディ用アルミニウム合金板は、請求項1において、前記アルミニウム合金板が、Mg2〜6%を主要合金成分として含有するものであることを特徴とする。
【0012】
請求項3による缶ボディ用アルミニウム合金板は、請求項1または2において、さらにCu:0.02〜0.3%を含有することを特徴とする。
【0013】
請求項4による缶ボディ用アルミニウム合金板は、請求項1〜3のいずれかにおいて、さらに、Si:0.05〜0.4%、Fe:0.05〜0.6%を含有することを特徴とする
【0014】
請求項5による缶ボディ用アルミニウム合金板は、請求項1〜3のいずれかにおいて、さらに、Si:0.05%以上0.20%未満、Fe:0.05〜0.6%を含有することを特徴とする。
【0015】
請求項6による缶ボディ用アルミニウム合金板は、請求項1〜5のいずれかにおいて、さらにMn:1.5%以下を含有することを特徴とする。
【0016】
請求項7による缶ボディ用アルミニウム合金板は、請求項1〜3のいずれかにおいて、さらにMn:0.01%以上0.40%未満、Si:0.05%以上0.20%未満、Fe:0.05〜0.4%を含有することを特徴とする。
【0017】
請求項8による缶ボディ用アルミニウム合金板は、請求項1〜7のいずれかにおいて、缶ボディに成形して塗装焼付けした後、塗装などの表面皮膜を脱膜した後の缶ボディの壁部(壁厚:0.07mm〜0.14mm)の引張強さが300MPa〜500MPa、伸びが3%〜8%であることを特徴とする。
【0018】
請求項9による缶ボディ用アルミニウム合金板は、請求項1〜8のいずれかにおいて、缶ボディの壁厚(x)を0.07〜0.14mmに特定した場合の缶の突き刺し強度(y)とMg含有量(%)との相関が下記の式で与えられることを特徴とする。
y(N)=a×Mg含有量(%)+b(但し、a:1.5〜3、b:20〜50)
【0019】
請求項10による缶ボディ用アルミニウム合金は、請求項1〜9のいずれかにおいて、缶ボディに成形する前に樹脂層が被覆されてなることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の缶ボディ用アルミニウム合金板における合金成分の意義および限定理由は以下のとおりである。
Mg:成形される缶ボディの強度を高めるよう機能するもので、好ましい含有量は1.5%〜6%の範囲である。1.5%未満では現行条件での缶ボディの製造工程において35N以上の突き刺し強度(缶ボディの壁厚0.105mm)を得ることは容易ではない。また、Mg量の増加に伴い、熱間圧延での生産性が低下するので、とくに6%を超えての含有は、大量生産に必要な缶ボディ材を得るためには好ましくない。Mgのより好ましい含有範囲は2〜6%、さらに好ましい含有範囲は2〜5.5%、最も好ましい含有範囲は2.5%〜5%である。
【0021】
また、MgとSi、Fe、Cuなどの成分を調整することにより、Mg:1.5〜6%を主要合金成分として含有するアルミニウム合金板において、このアルミニウム合金板から成形され、塗装焼付け相当の熱処理を施された缶ボディの壁部の缶軸方向の引張強さと伸びがMgの含有量の増加と共に向上する特性をそなえたものとなり、且つ、缶の突き刺し強度35N以上(缶ボディの壁厚0.105mm)の耐突き刺し性をそなえ、缶ボディの壁厚を特定した場合、突き刺し強度がMg含有量と正の相関を持ち、特定された壁厚に対して、所定の突き刺し強度を得るためのMg含有量が決定できるようになる。
【0022】
Cu:成形される缶ボディの強度を、付加的に向上させるよう機能する。さらに、Mg含有量の増加に伴い析出し易くなるβ相(Al3 Mg2 )化合物の粒界析出を抑制し、耐食性を向上させる。好ましい含有量は0.3%以下の範囲であり、0.3%を超えて含有すると熱間圧延での生産性が低下する。Mgを2%以上含有す場合には0.02%以上の添加が好ましい。
【0023】
Si:不純物として不可避的に含まれるものである。0.4%以下の範囲とするのが好ましく、0.4%を超えると、粗大なMg2 Si金属間化合物を生成し易くなる。Siが0.05%未満では、材料の製造において99.9%以上の純度の地金の使用が多くなり、再生材を多く使用する缶ボディ材としてはリサイクルの観点から好ましくない。
【0024】
0.05〜0.4%のSiがMnとともに添加された場合、硬いAl−Mn−Si−Fe系化合物が生成し、DI成形のような成形においてはダイクリーニング効果を高めるが、缶ボディ成形前に板面を樹脂被覆する場合には、ダイクリーニング性を付与する必要はないから、Mnを積極的に添加する必要がなく、Mnが少ない場合には、Si量が多いと粒界にMg2 SiあるいはSiが析出し易くなり、曲げ加工性が低下してフランジ加工性などが阻害され易くなるため、Si含有量は0.20%未満に制限するのが好ましい。上記曲げ加工性の低下は、とくに、圧延途中に中間焼鈍を含まずに熱間圧延−冷間圧延するという標準的な缶ボディ材製造工程に従って製造された材料を、圧延方向と直角方向(90°方向)に曲げる曲げ加工において顕著にあらわれる。
【0025】
Fe:不純物として不可避的に含まれるものである。0.6%以下の範囲とするのが好ましく、0.6%を超えると、粗大なAl−Fe系金属間化合物を生成し易くなる。Siが0.05%未満では、材料の製造において99.9%以上の純度の地金の使用が多くなり、再生材を多く使用する缶ボディ材としてはリサイクルの観点から好ましくない。0.05〜0.6%の範囲のFeをMnとともに添加すると、硬いAl−Mn−Fe−(Si)系化合物を生成し、DI成形のような成形においてダイクリーニング効果を高めることができる。
【0026】
Mn:成形される缶ボディの強度を付加的に向上させ、さらに、Al−Mn−Fe−(Si)系金属間化合物を分散させて、しごき加工時の金型への焼付きを防止し、しごき加工性を向上させるよう機能するもので、好ましい含有量は1.5%以下の範囲である。1.5%を超えると、Al6 Mnの粗大な晶出物が発生し、しごき加工時に破胴が生じ易くなるなど、缶ボディの成形が難しくなる。
【0027】
なお、Mnの含有範囲は、樹脂を被覆しない従来の缶ボディ用アルミニウム合金板の場合には、金型への焼付き防止の観点から0.4〜1.5%が好ましい。樹脂を被覆する缶ボディ用アルミニウム合金で、樹脂を両面に被覆する場合は、被覆樹脂の存在により金型へアルミニウム板が直接接触することがなく、また缶外面側などの片面に被覆する場合は、一方の金型にしか接触しないことから、いずれも0.01%〜0.4%未満とすることができる。
【0028】
その他の不純物:不純物として、0.3%以下のZn、0.3%以下のCr、鋳塊の結晶粒微細化材として通常添加されるTi:0.2%以下、B:0.1%以下が含有されていても、本発明の効果に影響することはない。また、上記の範囲のZn、Crを含有させることにより強度を調整することもできる。
【0029】
缶壁厚:材料強度との関係において、缶体強度、すなわち缶軸方向の強度および突き刺し強度に影響する。好ましい缶壁厚は0.07〜0.14mmであり、0.07mm未満では成形可能な材料強度の上限であっても、壁厚が薄すぎて缶体強度が不十分となり、0.14mm超えると、缶体強度は充分あるが、缶体重量が大きくなり過ぎる。必要な缶体強度を得るには、壁厚0.14mm以下で充分である。
【0030】
缶ボディの壁厚(x)を0.07〜0.14mmに特定した場合の缶の突き刺し強度(y)とMg含有量(%)(x)との相関は下記の式で与えられる。
y(N)=ax+b(但し、a:1.5〜3、b:20〜50)
図1は、壁厚が0.10mmの場合における上記の式に従う直線Aの例および壁厚が0.09mmの場合における上記の式に従う直線Bの例を示すものである。壁厚0.07〜0.14mmの範囲における突き刺し強度(y)とMg含有量%(x)との関係において、好ましいaの値は1.5〜3の範囲、bの値は20〜50の範囲である。また、所定の壁厚(t)の缶の突き刺し強度(yt )に対して、壁厚0.105mmの缶の突き刺し強度(y0.105 )は、下記の式で求めることができる。
y0.105 (N)=yt (N)+(0.105−t)(mm)×c(但し、c:400±100)
【0031】
本発明によれば、図1からわかるように、Mg含有量を特定すれば、壁厚と突き刺し強度との間に相関があり、突き刺し強度を特定すれば、Mg含有量と壁厚との間に相関があるから、特定されたMg含有量において、所定の突き刺し強度を得るための壁厚を決定することができ、所定の壁厚で所定の突き刺し強度を得るためのMg含有量を決定することができる。
【0032】
缶壁部の引張強さと伸び:伸びが大きければ大きいほど、耐突き刺し性には有利であるが、逆に引張強さは小さくなり、缶軸強度および突き刺し強度からなる缶体強度の点では不利となる。引張強さが大きく且つ伸びのある材料が望まれるが、通常のアルミニウム合金では引張強さと伸びは相反して連動するために、両者をほどよくバランスさせることが必要となる。試験、検討の結果、この目的に合う唯一の合金元素はMgであり、他のSi、Feなど他の成分との調整によりMg含有量の増加に伴って引張強さと伸びを向上させる強度特性を得ることができること、Mgの添加が耐突き刺し強度の向上に有効であることを見出した。
【0033】
本発明において突き刺し強度を向上させるための、引張強さと伸びのバランスは、引張強さで300MPa〜500MPa、伸びで3%〜8%である。引張強さが300MPa未満では必要な缶体強度が得られず、500MPa超えると、3%以上の伸びが得られず、耐突き刺し性が劣化する。伸びが3%未満では耐突き刺し性が劣化し、8%を超えると、300MPa以上の引張強さが得られず、突き刺し強度や缶軸強度が小さくなりすぎる。
【0034】
樹脂被覆:アルカリ洗浄などによる脱脂、リン酸クロメート処理あるいはリン酸ジルコニウム処理などによる化成処理(下地処理)を施したアルミニウム合金板の、両面あるいは片面に、ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリアミド系の樹脂を被覆する。被覆方法としては、フィルムにした樹脂を熱融着でアルミニウム合金板表面にラミネートする方法、樹脂を溶融させて直接被覆する方法などがある。樹脂の被覆の際には、アルミニウム合金板を200〜300℃に加熱する。これら一連の処理は、切り板で実施しても、コイル材を使用して連続的に実施してもよい。
【0035】
従来の缶ボディの成形は、前記のように、アルミニウム合金板をカップ成形、DI加工により底付きの円筒状容器を成形し、開口部をトリミング加工、ネッキング加工、フランジ加工することにより行われる。
【0036】
塗装焼付け工程は、通常、缶ボディ成形のトリミング加工後、200〜220℃で5〜20分程度加熱する条件で行われる。缶ボディ成形前に樹脂被覆をしない従来型のアルミニウム合金板を使用する場合には、内容物および外的要因からの耐食性のために缶外面を印刷してから缶内面に樹脂塗装する。樹脂被覆を施す場合には、樹脂被覆が両面の時は外面印刷のみ、樹脂被覆が缶内面の片面の時は反対面(缶外面)の印刷が施される。
【0037】
本発明によるアルミニウム合金板(アルミニウム−マグネシウム合金板)は、前記の組成を有するアルミニウム合金をDC鋳造し、得られた鋳塊を常法に従って均質化処理後、熱間圧延、冷間圧延を経て製造することを基本とする。必要に応じて、冷間圧延の前あるいは途中に中間焼鈍、冷間圧延の後に最終熱処理を施すこともできる。アルミニウム合金板の最終厚さは0.20〜0.45mmとする。
【0038】
【実施例】
以下、本発明の実施例を比較例と対比して説明し、その効果を立証する。なお、これらの本実施例は本発明の一実施態様を示すものであり、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0039】
実施例1、比較例1
表1に示す組成のアルミニウム合金をDC鋳造により造塊し、得られた鋳塊を、常法に従って均質化処理、熱間圧延後、冷間圧延して、厚さ0.235〜0.30mmの冷間圧延板とした。
【0040】
得られた冷間圧延板を、一部は、下記の方法で缶外面側の片面樹脂被覆を行った後、残りは、樹脂被覆を行うことなしに、絞り成形、DI成形などにより缶ボディに成形した。ついで、樹脂被覆を行ったものについては、樹脂の密着性を増すために200℃で30秒間熱処理し、樹脂被覆を行わなかったものについては、内外面に塗装、焼付けに相当する205℃で10分間の熱処理を施した。
【0041】
樹脂被覆:冷間圧延板をアルカリ洗浄後、リン酸クロメート(Cr付着量20mg/m2 )の化成処理を行い、ついで、15μm厚さのポリエステル系樹脂フィルムを200℃に加熱したヒートロールで板の片面のみ熱融着でラミネートした。さらに、270℃で30秒間保持後、水冷した。
【0042】
缶ボディに成形し、塗装焼付け相当の熱処理を施した後の缶、予め樹脂被覆をした板から缶ボディを成形し、上記の熱処理を行った缶を試験材として、以下の方法で突き刺し強度、引張強さを測定した。結果を表2に示す。なお、表1において、本発明の条件を外れたものには下線を付した。
【0043】
突き刺し強度:上記で得られた缶ボディから、缶ボディを構成するアルミニウム合金自体の特性をみるために樹脂皮膜を脱膜した。ついで、測定を容易にするために缶ボディ(缶胴)のネック部を切り落とした後、缶胴部を測定装置に取り付け、196kPaの内圧をかけた状態で、直径1mm、先端R0.5mmの針を、50mm/分の速度で、缶壁部に突き刺した時の最大荷重を測定した。n=10とし、その平均値を求めた。単位はNである。なお、現在市販されているアルミニウム合金缶の缶胴には塗膜などが付けられているから、塗膜などが無い時に比べて、突き刺し強度は最大で10N増加する。
【0044】
引張試験:上記により得られた缶胴体の缶壁部を缶軸方向に引張った。缶壁部の0.105mm厚さが中央になるように引張試験片を採取し、引張チャック間の平行部の幅を8mm、標点間距離を10mmとした。伸びと引張強さの値はJISZ2241に準じて求めた。引張試験片は、アルミニウム合金自体の特性をみるために、内外面の樹脂被膜あるいは塗膜を脱膜してから供試した。n=4とし、その平均値を求めた。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
《表注》缶壁厚:缶胴の最も薄い部分の壁厚
引張強さおよび伸び:缶壁部の引張強さおよび伸び
【0047】
表2に示すように、本発明に従う試験材No.1〜11はいずれも、35N以上の突き刺し強度をそなえ、引張強さ300MPa以上、伸び3%以上の優れた特性を有している。
【0048】
これに対して、試験材No.12はMgの含有量が多いため、熱間圧延で割れ易く量産時の生産性に支障が生じる。試験材No.13はSiおよびFeの含有量が多いため、20μm以上の粗大な金属間化合物が形成し圧延工程で割れが生じた。試験材No.14はCuの含有量が多いため、圧延工程で板端部に耳割れが生じた。試験材No.15はMgの含有量が少ないため突き刺し強度が十分でない。試験材No.16は従来の3004合金でMgの含有量が少なく、突き刺し強度が低い。
【0049】
実施例2、比較例2
実施例1および比較例1で造塊したアルミニウム合金(A、C、P)の鋳塊を、実施例1と同様に均質化処理、熱間圧延後、冷間圧延した。
【0050】
得られた冷間圧延板から、実施例1と同様にして、缶壁厚0.085〜0.120mmの試験材を作製し、実施例1と同一の方法で突き刺し強度、引張強さを測定した。結果を表3に示す。
【0051】
表3に示すように、本発明に従う試験材No.17〜23はいずれも、優れた突き刺し強度をそなえ、引張強さ300MPa以上、伸び3%以上の優れた特性を有している。これに対して、従来の3004合金から作製された試験材No.24〜25は、壁厚0.105mmにおいて突き刺し強度が35N未満であった。
【0052】
【表3】
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、増大した缶体強度を有するとともに、耐突き刺し強度も向上した缶ボディ用アルミニウム合金板が提供される。また、本発明によれば、缶の壁厚を特定すれば、Mg含有量と突き刺し強度との間に相関があるから、その壁厚で所定の突き刺し強度を得るためのMg含有量を決定することができ、Mg含有量を特定すれば、壁厚と突き刺し強度との間に相関があるから、そのMg含有量で所定の突き刺し強度を得るための壁厚を決定することができ、突き刺し強度を特定すれば、Mg含有量と壁厚との間に相関があるから、所定の壁厚で所定の突き刺し強度を得るためのMg含有量を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において缶ボディの壁厚を特定した場合におけるMg含有量と突き刺し強度との関係を示すグラフである。
Claims (10)
- Mg:1.5〜6%(質量%、以下同じ)を主要合金成分として含有するアルミニウム合金板であって、該アルミニウム合金板から成形され、塗装焼付け相当の熱処理を施された缶ボディの壁部の缶軸方向の引張強さと伸びが前記Mgの含有量の増加と共に向上するよう合金成分が調整され、塗膜などの表面皮膜を脱膜した後の壁厚0.105mmの缶において突き刺し強度35N以上の耐突き刺し性をそなえ、缶ボディの壁厚を特定した場合、缶の突き刺し強度が缶を構成するアルミニウム合金板中のMg含有量と正の相関関係にあるようにし、特定された壁厚に対して、所定の突き刺し強度を得るためのMg含有量が決定できるようにしたことを特徴とする缶ボディ用アルミニウム合金板。
- 前記アルミニウム合金板が、Mg2〜6%を主要合金成分として含有するものであることを特徴とする請求項1記載の缶ボディ用アルミニウム合金板。
- さらにCu:0.02〜0.3%を含有することを特徴とする請求項1または2記載の缶ボディ用アルミニウム合金板。
- さらに、Si:0.05〜0.4%、Fe:0.05〜0.6%を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の缶ボディ用アルミニウム合金板。
- さらに、Si:0.05%以上0.20%未満、Fe:0.05〜0.6%を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の缶ボディ用アルミニウム合金板。
- さらにMn:1.5%以下を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の缶ボディ用アルミニウム合金板。
- さらにMn:0.01%以上0.40%未満、Si:0.05%以上0.20%未満、Fe:0.05〜0.4%を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の缶ボディ用アルミニウム合金板。
- 缶ボディに成形して塗装焼付けした後、塗膜などの表面皮膜を脱膜した後の缶ボディの壁部(壁厚:0.07mm〜0.14mm)の引張強さが300MPa〜500MPa、伸びが3%〜8%であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の缶ボディ用アルミニウム合金板。
- 缶ボディの壁厚(x)を0.07〜0.14mmに特定した場合の缶の突き刺し強度(y)とMg含有量(%)との相関が下記の式で与えられることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の缶ボディ用アルミニウム合金板。
y(N)=a×Mg含有量(%)+b(但し、a:1.5〜3、b:20〜50) - 缶ボディに成形する前に樹脂層が被覆されてなることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の缶ボディ用アルミニウム板。
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JP2003091432A JP4667722B2 (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | アルミニウム合金缶ボディの設計方法 |
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