JP2004258557A - フォーカス調整装置、光学機器および付勢部品 - Google Patents

フォーカス調整装置、光学機器および付勢部品 Download PDF

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史郎 長嶋
Kyoji Iwasaki
恭二 岩崎
Seiji Uchiumi
清治 内海
Manabu Kobayashi
学 小林
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Abstract

【課題】モータの締付けトルクによる従動部材の食い付きを防止しつつ、フォーカス調整の安定化を図ること。
【解決手段】フォーカス調整装置1は、回転駆動する駆動軸5と、駆動軸5に螺合して駆動軸5の回転駆動により移動するナット26と、ナット26の移動に伴って光軸方向に移動する光学レンズ24と、反発力生成手段33と、を備える。反発力生成手段33は、ナット26をその移動方向に投影した領域P内において駆動軸5から離間して設けられ、駆動軸5の回転駆動により生じる締付け力に反発する反発力を生成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、駆動軸に螺合される従動部材の移動により、光学レンズ部を光軸方向に移動させてフォーカス調整するフォーカス調整装置、光学機器および付勢部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11に示すように、従来から、カメラなどの光学機器には光学レンズ部105をその光軸方向に移動させてフォーカス調整をするフォーカス調整装置100が搭載されている。このフォーカス調整装置100では、特にデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等高度な駆動精度が要求されるため、DCモータよりもステッピングモータ101が用いられる。このステッピングモータ101の出力軸102には、ネジ溝が刻設されたリードスクリュー103が軸受104に軸支されて設けられ、出力軸102とともに回転するようになっている。また、光学レンズ部105は、光学レンズ106とこの光学レンズ106を保持するレンズ保持部107とナット108で構成されている。ナット108はレンズ保持部107に支持されているとともに、リードスクリュー103に螺合されている。したがって、ステッピングモータ101の駆動によりリードスクリュー103が回転すると、出力軸102の軸方向、すなわち光学レンズ106の光軸方向に光学レンズ部105が移動する。
【0003】
しかしながら、上述したフォーカス調整装置100では、ナット108が、リードスクリュー103の先端または基端に到達すると、ナット108がリードスクリュー103に食い付いてしまうこととなる。したがって、このようなナット108の食い付きを防止するために、従来から、下記のようなフォーカス調整に関する装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
この上記特許文献1の光学機器は、ガイドシャフトにより光軸方向に移動可能に案内される鏡枠と、鏡枠を光軸方向に沿って駆動するための駆動源と、駆動源に取付けられたリードスクリュウと、リードスクリュウに螺合し回転規制部によって回転を規制されリードスクリュウの回転に伴って光軸方向にのみ移動するナット部と、ナット部の動きに対して鏡枠が追従動作するように、鏡枠の一部をナット部に圧接させる付勢バネと、を備えている。そして、リードスクリュウの先端部及び根元部は、ネジ部の谷の径より細い径を有した非ネジ部となし、かつ根元部にはまり込んだナットをリードスクリュウの先端方向へ押し出す如く付勢するコイルバネを根元部近傍に介挿している。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−84207号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1では、コイルバネがリードスクリュウに単に介挿されているだけであったため、リードスクリュウとコイルバネとの平行度を精密に保持することができないこととなる。これにより、コイルバネと、ネジ溝が形成されているリードスクリュウの外周面と、が接触してしまい、この接触による摩擦により、リードスクリュウの回転力が低下し、フォーカス駆動の速度やフォーカス調整の応答性を低下させる原因となっていた。
【0007】
また、コイルバネとリードスクリュウの接触により、コイルバネとリードスクリュウとが擦れることで削り粉が発生する。そして、この削り粉が原因でリードスクリュウと鏡枠との摺動負荷が増加してしまうこととなり、フォーカス駆動の速度やフォーカス調整の応答性を低下させる原因となっていた。
【0008】
さらに、発生した削り粉が飛散することにより、装置内部の他の部品の表面に付着したり内部に侵入したりするため、故障の原因にもなっていた。
【0009】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、モータの締付けトルクによる従動部材の食い付きを防止しつつ、フォーカス調整の安定化を図ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるフォーカス調整装置は、回転駆動する駆動軸と、前記駆動軸に螺合して前記駆動軸の回転駆動により移動する従動部材と、前記従動部材の移動に伴って光軸方向に移動する光学レンズと、前記従動部材をその移動方向に投影した領域内において前記駆動軸から離間して設けられ、前記駆動軸の回転駆動により生じる締付け力に反発する反発力を生成する反発力生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
この請求項1の発明によれば、反発力により締付けトルクと逆方向のトルクを、締付けトルクよりも小さくすることができる。また、駆動軸と反発力生成手段との平行度を保持することができる。
【0012】
また、請求項2の発明にかかるフォーカス調整装置は、請求項1に記載の発明において、前記反発力生成手段は、前記駆動軸に遊挿保持されていることを特徴とする。
【0013】
この請求項2の発明によれば、簡単な構成により駆動軸と反発力生成手段との平行度を保持することができる。
【0014】
また、請求項3の発明にかかるフォーカス調整装置は、請求項2に記載の発明において、前記反発力生成手段は、前記駆動軸の端部を支持する軸受と、前記軸受に保持されるとともに前記駆動軸と同軸に遊挿され、前記駆動軸の端部から中途部の方向に付勢する第1の付勢部材と、を備えることを特徴とする。
【0015】
この請求項3の発明によれば、第1の付勢部材の付勢力により、締付けトルクと逆方向のトルクを、締付けトルクよりも小さくすることができる。また、軸受で第1の付勢部材を保持することにより、部品点数の減少を図ることができる。
【0016】
また、請求項4の発明にかかるフォーカス調整装置は、請求項1に記載の発明において、前記反発力生成手段は前記駆動軸から離間して前記従動部材に設けられている第2の付勢部材であることを特徴とする。
【0017】
この請求項4の発明によれば、簡単な構成により駆動軸と反発力生成手段との平行度を保持することができる。また、第2の付勢部材の付勢力により、締付けトルクと逆方向のトルクを、締付けトルクよりも小さくすることができる。さらに、従動部材により第2の付勢部材を保持することにより、部品点数の減少を図ることができる。
【0018】
また、請求項5の発明にかかるフォーカス調整装置は、請求項4に記載の発明において、前記第2の付勢部材は、前記従動部材に対し着脱自在に設けられることを特徴とする。
【0019】
この請求項5の発明によれば、従動部材に対し、第2の付勢部材を簡単に取り付けたり取り外したりすることができる。
【0020】
また、請求項6の発明にかかる光学機器は、請求項1〜5のいずれか一つに記載のフォーカス調整装置を具備することを特徴とする。
【0021】
この請求項6の発明によれば、光学機器内部における削り粉の発生を抑制することができる。
【0022】
また、請求項7の発明にかかる付勢部品は、光軸方向に移動する光学レンズを備えるフォーカス調整装置に用いられる、回転駆動する駆動軸に螺合され前記駆動軸の回転駆動により前記光学レンズを伴って移動する従動部材に、前記駆動軸から離間して設けられ、前記駆動軸の回転駆動により生じる締付け力に対して反発力を発生させるように付勢することを特徴とする。
【0023】
この請求項7の発明によれば、付勢部品の付勢力により、締付けトルクと逆方向のトルクを、締付けトルクよりも小さくすることができる。また、簡単な構成により、駆動軸との平行度を保持することができる。さらに、従動部材によって付勢部品を保持することにより、部品点数の減少を図ることができる。
【0024】
また、請求項8の発明にかかる付勢部品は、請求項7に記載の発明において、前記従動部材に対し着脱自在に設けられることを特徴とする。
【0025】
この請求項8の発明によれば、従動部材に対し、付勢部品を簡単に取り付けたり取り外したりすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるフォーカス調整装置、光学機器および付勢部品の好適な実施の形態を詳細に説明する。このフォーカス調整装置は、フィルムカメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、望遠鏡及び顕微鏡などの各種の光学機器に適用されるものである。
【0027】
(第1実施の形態)
図1は、本実施の形態のフォーカス調整装置1を示す概略部分側断面図である。このフォーカス調整装置1は、駆動部2と光学レンズ部3とで略構成される。
【0028】
この駆動部2は、伝達手段としてのAFモータ4と、駆動軸5と、軸受6と、支持板7と、光学レンズ案内部8と、で略構成されている。
【0029】
AFモータ4は例えばステッピングモータやDCモータであり、モータ本体10と出力軸11で構成されている。このAFモータ4は不図示の制御部からの駆動指令に基づいて出力軸11を回転させる。AFモータ4としてはステッピングモータを用いることがこのましく、AFモータ4を小型化でき、消費電力を低減することができる。
【0030】
また、駆動軸5は、AFモータ4の出力軸11から伝達される回転力により回転駆動する。この駆動軸5の周面にはネジ溝が形成されている。駆動軸5の先端部12には駆動軸5と同軸な突出軸13が設けられている。また、駆動軸5の後端部14には、AFモータ4の出力軸11が嵌挿されるようになっており、駆動軸5は出力軸11に対し相対回転不能に保持されている。
【0031】
さらに、支持板7は、例えば金属製とされており、両端部が屈曲して略コ字状に形成されている。支持板7の水平板部16は駆動軸5の長さと略同等とされている。支持板7の両端部はともに水平板部16に垂直な垂直板部17,18とされており、駆動軸5の先端部12側の垂直板部17は、駆動軸5の後端部14側の垂直板部18よりも短く形成されている。駆動軸5の先端部12側の垂直板部17には、開口部19が形成されており、先端側軸受35を保持するようになっている。また、駆動軸5の後端部14側の垂直板部18にも開口部20が形成されており、駆動軸5の後端部14と、後端側軸受36が嵌挿保持されている。
【0032】
また、光学レンズ案内部8は、支持板7の垂直板部18に固定されている基部21と、駆動軸5と平行に延在するガイドシャフト22と、ガイドシャフト22の基端側に遊挿されているバネ部材23と、で構成されている。このバネ部材23は、ガイドシャフト22の先端側に付勢している。
【0033】
光学レンズ部3は、光学レンズ24と、レンズ保持部25と、従動部材としてのナット26と、回転規制シャフト27と、で略構成されている。
【0034】
この光学レンズ24は、その正面から入射光を受光して撮像素子へ導く。なお、本実施の形態では光学レンズ24の光軸は駆動軸5と平行とされている。
【0035】
さらに、レンズ保持部25の下部にはレンズ枠28が突出形成されており、光学レンズ24の周縁を保持するようになっている。また、レンズ保持部25には光学レンズ24の光軸方向に貫通孔29が形成されており、ガイドシャフト22が貫通するようになっている。更に、レンズ保持部25の上部には、一対の垂直片30,31が設けられている。一方の垂直片30の先端には略U字状の切欠部32が形成されており、その切欠部32には駆動軸5が遊挿されている。
【0036】
また、垂直片30と垂直片31との間には従動部材としてのナット26が設けられている。ナット26は駆動軸5に螺合されている。また、両垂直片30,31の間には回転規制シャフト27が支持されている。この回転規制シャフト27は、ナット26の下部を貫通しており、駆動軸5の回転に伴うナット26の回転を阻止している。
【0037】
次に、本発明の特徴部分である反発力生成手段33について説明する。この反発力生成手段33は、ナット26をその移動方向に投影した領域P内、例えば、駆動軸5の両端部12,14に設けられている。反発力生成手段33は、駆動軸5を支持する軸受6と、軸受6に嵌挿される第1の付勢部材34と、で略構成される。この軸受6は、先端側軸受35と後端側軸受36とで構成されており、第1の付勢部材34は、先端側付勢部材37と後端側付勢部材38とで構成されている。
【0038】
この先端側軸受35は略中空円筒形状とされている。この先端側軸受35の一端39は閉塞している。一方、他端40には、駆動軸5の先端部12および突出軸13を挿入するための開口穴41が形成されている。この開口穴41は、駆動軸5の径よりも大きい径とされており、開口穴41の底部42において突出軸13を嵌挿するとともに駆動軸5の先端部12を遊挿するようになっている。また、先端側軸受35の他端40には先端側付勢部材(たとえばコイルバネ)37の一端部43が嵌挿されている。先端側付勢部材37は、先端側軸受35の他端40よりも長い部材であり、先端側付勢部材37の他端部44は駆動軸5に遊挿されている。この先端側付勢部材37は、駆動軸5の先端部12側から後端部14側に付勢している。
【0039】
また、後端側軸受36は、両端が開放された中空円筒形状とされている。この後端側軸受36の中空部45には、駆動軸5の後端部14が貫通するようになっている。この中空部45は駆動軸5と同軸に形成されており、駆動軸5の径よりも大きい径とされている。また、後端側軸受36の一端46は垂直板部18に固定されている。さらに、後端側軸受36の他端47には、後端側付勢部材(たとえばコイルバネ)38の一端部48が嵌挿されている。後端側付勢部材38は、後端側軸受36の他端47よりも長い部材であり、後端側付勢部材38の他端部49は駆動軸5に遊挿されている。
【0040】
つぎに、本実施の形態の動作について説明する。このフォーカス調整装置1では、駆動軸5を一方の方向(例えば時計回り)に回転させると、光学レンズ部3がナット26およびガイドシャフト22に案内されて駆動軸5の先端部12側に移動する。そして、図2に示すように、駆動軸5の先端部12がナット26により締め付けられて締付けトルクが発生するとともに、駆動軸5の後端部14から先端部12の方向に生じるナット26の締付け力により押しこまれて、先端側付勢部材37が自身の付勢力に抗して圧縮される。これにより、先端側付勢部材37には締付け力に反発する反発力が生じる。
【0041】
この状態から、駆動軸5を他方の方向(例えば反時計回り)に回転させると、先端側付勢部材37の付勢力、すなわち反発力により中途部15方向に押し出されるように移動する。これにより、ナット26の締め付けを緩める方向のトルクを、締付けトルクよりも小さくすることができ、駆動軸5の先端部12で締め付けられたナット26を、駆動軸5の後端部14側にスムーズに移動させることができる。
【0042】
また、駆動軸5を他方の方向(例えば反時計回り)に回転させると、光学レンズ部3がナット26およびガイドシャフト22に案内されて駆動軸5の後端部14側に移動する。そして、図3に示すように、駆動軸5の後端部14がナット26により締め付けられて締付けトルクが発生するとともに、駆動軸5の先端部12から後端部14の方向に生じるナット26の締付け力により押しこまれて、後端側付勢部材38が自身の付勢力に抗して圧縮される。これにより、先端側付勢部材37には締付け力に反発する反発力が生じる。
【0043】
この状態から、駆動軸5を一方の方向(例えば時計回り)に回転させると、後端側付勢部材38の付勢力、すなわち反発力により中途部15方向に押し出されるように移動する。これにより、ナット26の締め付けを緩める方向のトルクを、締付けトルクよりも小さくすることができ、駆動軸5の後端部14で締め付けられたナット26を、駆動軸5の先端部12側にスムーズに移動させることができる。
【0044】
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1の付勢部材34を駆動軸5に対し遊挿する構成としたので、駆動軸5の先端部12または後端部14でナット26が締め付けられても、ナット26を駆動軸5の中途部15に戻すときに、ナット26の締付け力よりも大きい第1の付勢部材34の反発力により、ナット26の締め付けを緩めるトルクを低減することができる。これにより、ナット26の食い付きによるフォーカス調整の動作不良を防止することができる。
【0045】
また、駆動軸5と第1の付勢部材34との平行度を保持することができ、駆動軸5と第1の付勢部材34との干渉(接触)を防止することができる。これにより、駆動軸5と第1の付勢部材34との間に摩擦が発生しないため、第1の付勢部材34の削り粉の発生も防止することができる。またこれにより、削り粉による駆動軸5の回転ロスを抑制することができ、光学レンズ24の移動の円滑化やフォーカス調整の応答性の向上を図ることができる。
【0046】
さらに、本実施のフォーカス調整装置1を、フィルムカメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、望遠鏡及び顕微鏡などの各種の光学機器に内蔵した場合にも、光学機器内の内部部品に上述した削り粉が飛散して、その表面に付着したり内部に侵入したりすることが生じないため、内部部品の故障防止や長寿命化を図ることができる。
【0047】
なお、本実施の形態では、第1の付勢部材34としてコイルバネを適用した例について説明したが、駆動軸5の先端部12または後端部14から中途部15に付勢する部材であれば、コイルバネに限定されることはなく、例えば板バネなどを用いることもできる。この場合は、後端側軸受36を設ける必要はなく、ナット26の投影領域P内となる支持板7の垂直板部17に、駆動軸5から離間して板バネを固定すればよい。これによれば、先端部12側は図11に示す軸受104で足り、また駆動軸5の後端部14側の後端側軸受36が不要となるため、部品点数を減少させることができる。また駆動軸5に遊挿していないため、容易に交換することができる。
【0048】
また、上述した実施の形態では、駆動軸5の先端部12および後端部14に第1の付勢部材34を設ける構成としたが、駆動軸5の先端部12または後端部14のいずれか一端にのみ設ける構成としても良い。
【0049】
(第2実施の形態)
つぎに、本発明の第2実施の形態について説明する。なお、第1実施の形態と同一構成には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0050】
図4に示すように、本実施の形態のフォーカス調整装置50におけるナット51には、反発力生成手段52が設けられている。この反発力生成手段52も、ナット51をその移動方向に投影した領域P、たとえばナット51自体に設けられている。反発力生成手段52は、ナット51から離れるナット51の移動方向に付勢する第2の付勢部材とされている。
【0051】
この第2の付勢部材52は、例えばプラスティック等の合成樹脂で形成されている。この第2の付勢部材52は、図5〜図8に示すように、側面から見て略コの字状の基部53と、基部53から上方に延在している付勢係合部54,55,56,57と、で構成されている。
【0052】
基部53は、前面板部58と背面板部59とを有している。また、基部53の下部は、その両端にコの字状の嵌合部60,61が形成されており、またこの嵌合部60,61の間は、前面板部58の下方から底部を介して背面板部59の下方にかけて開口された開口部62とされている。
【0053】
また、前面板部58および背面板部59の上部には、左右両端から付勢係合部54,55,56,57が上方に延在して設けられている。付勢係合部54,55,56,57の下半部はバネ部63,64,65,66とされており、上半部は係合部67,68,69,70とされている。付勢係合部54,56(55,57)の対向するバネ部63,65(64,66)同士は、互いに反対方向に湾曲形成されている。また、付勢係合部54,56(55,57)の対向する係合部67,69(68,70)は、互いに向かい合う方向に、略くの字形状に屈曲形成されている。
【0054】
図8に、この第2の付勢部材52がナット51に装着された状態を示す。本実施の形態のナット51は、その上半部71に駆動軸5が螺合されるネジ孔72が形成されている。また、第2の付勢部材52の各係合部67,68,69,70の先端は、ナット51の上部両端73,74よりも上方に延在してナット51に嵌合されており、ナット51から脱落しないように挟持している。また、バネ部63,64,65,66は、ナット51の上半部71の側縁部に位置することで、ナット51のネジ孔72から離間するようになっている。これにより、ネジ孔72に駆動軸5が螺合されても、バネ部63,64,65,66と干渉しないようになっている。
【0055】
また、ナット51の下半部75は、その上半部71よりも幅が狭くなっており、第2の付勢部材52の開口部62に挿通されている。また、ナット51の下半部75には、略U字状の切欠部76が形成されており、図4に示すように、レンズ保持部25に設けられた回転規制部77と嵌合することで、ナット51を摺動させるとともに、駆動軸5の回転駆動によるナット51の回転を阻止している。
【0056】
つぎに、本実施の形態の動作について説明する。このフォーカス調整装置50では、駆動軸5を一方の方向(例えば時計回り)に回転させると、光学レンズ部3がナット51及びガイドシャフト22に案内されて駆動軸5の先端部12側に移動する。そして、図9に示すように、駆動軸5の先端部12がナット51により締め付けられて締付けトルクが発生するとともに、駆動軸5の後端部14から先端部12の方向に生じるナット51の締付け力により押しこまれることで、垂直板部17にバネ部63,64が当接し、自身の付勢力に抗して圧縮される。これにより、バネ部63,64には締付け力に反発する反発力が生じる。
【0057】
この状態から、駆動軸5を他方の方向(例えば反時計回り)に回転させると、バネ部63,64の付勢力、すなわち反発力によりナット51が垂直板部17から中途部15方向へ跳ね返る。これにより、ナット51の締め付けを緩める方向のトルクを、締付けトルクよりも小さくすることができ、駆動軸5の先端部12で締め付けられたナット51を、駆動軸5の後端部14側にスムーズに移動させることができる。
【0058】
また、駆動軸5を他方の方向(例えば反時計回り)に回転させると、光学レンズ部3がナット51及びガイドシャフト22に案内されて駆動軸5の後端部14側に移動する。そして、図10に示すように、駆動軸5の後端部14がナット51により締め付けられて締付けトルクが発生するとともに、ナット51の締付け力により押しこまれることで、垂直板部18にバネ部65,66が当接し、自身の付勢力に抗して圧縮される。これにより、バネ部65,66には締付け力に反発する反発力が生じる。
【0059】
この状態から、駆動軸5を一方の方向(例えば時計回り)に回転させると、バネ部65,66の付勢力、すなわち反発力によりナット51が垂直板部18から中途部15方向へ跳ね返る。これにより、ナット51の締め付けを緩める方向のトルクを、締付けトルクよりも小さくすることができ、駆動軸5の後端部14で締め付けられたナット51を、駆動軸5の先端部12側にスムーズに移動させることができる。
【0060】
以上説明したように、本実施の形態によれば、第2の付勢部材52を駆動軸5から離間してナット51に装着する構成としたので、駆動軸5の先端部12または後端部15でナット51が締め付けられても、ナット51を駆動軸5の中途部14に戻すときに第2の付勢部材52の反発力により、ナット51の締め付けを緩めるトルクを低減することができる。これにより、ナット51の食い付きによるフォーカス調整の動作不良を防止することができる。
【0061】
また、駆動軸5と第2の付勢部材52との平行度を保持することができ、駆動軸5と第2の付勢部材52との干渉(接触)を防止することができる。これにより、駆動軸5と第2の付勢部材52との間に摩擦が発生しないため、第2の付勢部材52の削り粉の発生も防止することができる。またこれにより、削り粉による駆動軸5の回転ロスを抑制することができ、光学レンズ24の移動の円滑化やフォーカス調整の応答性の向上を図ることができる。
【0062】
さらに、本実施のフォーカス調整装置50を、フィルムカメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、望遠鏡及び顕微鏡などの各種の光学機器に内蔵した場合にも、光学機器内の内部部品に上述した削り粉が飛散して、その表面に付着したり内部に侵入したりすることが生じないため、内部部品の故障防止や長寿命化を図ることができる。
【0063】
また、第2の付勢部材52をナット51に対し着脱自在な構成としたことにより、既存のフォーカス調整装置や光学機器にも簡単に後付けすることができる。これにより、食い付き対策が施されておらず、または食い付き対策が不十分なフォーカス調整装置や光学機器に対しても簡単かつ効果的に食い付き防止機能を付加することができる。
【0064】
なお、本実施の形態では、第2の付勢部材52として板バネ状のバネ部63,64,65,66を適用した例について説明したが、ナット51から離れる移動方向に付勢する構成であれば、コイルバネを適用しても良い。
【0065】
また、上述した実施の形態では、ナット51の前面板部58および背面板部59にバネ部63,64,65,66を設けた構成としたが、ナット51の前面板部58および背面板部59のいずれか一方にのみ設ける構成としても良い。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のフォーカス調整装置によれば、モータの締付けトルクによる従動部材の食い付きを防止しつつ、フォーカス調整の安定化を図ることができるという効果を奏する。また、光学機器の故障防止または長寿命化を図ることができるという効果を奏する。さらに、食い付き防止対策が無いまたは不十分な既存のフォーカス調整装置や光学機器に対し、食い付き防止機能を後付けすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施の形態にかかるフォーカス調整装置を示す部分側断面図である。
【図2】この発明の第1実施の形態にかかるフォーカス調整装置の一動作状態を示す部分拡大側断面図である。
【図3】この発明の第1実施の形態にかかるフォーカス調整装置の他の動作状態を示す部分拡大側断面図である。
【図4】この発明の第2実施の形態にかかるフォーカス調整装置の側面図である。
【図5】この発明の第2実施の形態にかかるフォーカス調整装置に用いられる付勢部品(第2の付勢部材)を示す正面図である。
【図6】この発明の第2実施の形態にかかるフォーカス調整装置に用いられる付勢部品(第2の付勢部材)を示す側面図である。
【図7】この発明の第2実施の形態にかかるフォーカス調整装置に用いられる付勢部品(第2の付勢部材)を示す斜視図である。
【図8】この発明の第2実施の形態にかかるフォーカス調整装置に用いられる付勢部品(第2の付勢部材)をナットに装着した状態を示す斜視図である。
【図9】この発明の第2実施の形態にかかるフォーカス調整装置の一動作状態を示す部分拡大側断面図である。
【図10】この発明の第2実施の形態にかかるフォーカス調整装置の他の動作状態を示す部分拡大側断面図である。
【図11】従来のフォーカス調整装置を示す部分側断面図である。
【符号の説明】
1,50 フォーカス調整装置
5 駆動軸
6 軸受
12 駆動軸の先端部
14 駆動軸の後端部
24 光学レンズ
26,51 ナット(従動部材)
33 反発力生成手段
34 第1の付勢部材
35 先端側軸受
36 後端側軸受
52 反発力生成手段(第2の付勢部材)
P ナットの投影領域

Claims (8)

  1. 回転駆動する駆動軸と、
    前記駆動軸に螺合して前記駆動軸の回転駆動により移動する従動部材と、
    前記従動部材の移動に伴って光軸方向に移動する光学レンズと、
    前記従動部材をその移動方向に投影した領域内において前記駆動軸から離間して設けられ、前記駆動軸の回転駆動により生じる締付け力に反発する反発力を生成する反発力生成手段と、
    を備えることを特徴とするフォーカス調整装置。
  2. 前記反発力生成手段は、前記駆動軸に遊挿保持されていることを特徴とする請求項1に記載のフォーカス調整装置。
  3. 前記反発力生成手段は、
    前記駆動軸の端部を支持する軸受と、
    前記軸受に保持されるとともに前記駆動軸と同軸に遊挿され、前記駆動軸の端部から中途部の方向に付勢する第1の付勢部材と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のフォーカス調整装置。
  4. 前記反発力生成手段は、前記駆動軸から離間して前記従動部材に設けられている第2の付勢部材であることを特徴とする請求項1に記載のフォーカス調整装置。
  5. 前記第2の付勢部材は、前記従動部材に対し着脱自在に設けられることを特徴とする請求項4に記載のフォーカス調整装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載のフォーカス調整装置を備えることを特徴とする光学機器。
  7. 光軸方向に移動する光学レンズを備えるフォーカス調整装置に用いられる、回転駆動する駆動軸に螺合され前記駆動軸の回転駆動により前記光学レンズを伴って移動する従動部材に、前記駆動軸から離間して設けられ、
    前記駆動軸の回転駆動により生じる締付け力に対して反発力を発生させるように付勢することを特徴とする付勢部品。
  8. 前記従動部材に対し着脱自在に設けられることを特徴とする請求項7に記載の付勢部品。
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