JP2009192965A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Yosuke Ikeda
陽祐 池田
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Abstract

【課題】リードスクリュー及びナットを含むレンズ駆動装置において、ナット及びレンズ枠の振動あるいはガタツキを防止する。
【解決手段】駆動モータ50により回転駆動されるリードスクリュー60、リードスクリューに螺合するナット70、レンズを保持すると共にナットと光軸方向Lにおいて離脱可能に当接する当接部34を有するレンズ枠30、レンズ枠を光軸方向に移動自在にガイドする2つのガイドシャフト20,21、レンズ枠の当接部をナットに当接させるべく付勢力を及ぼすバネ90を備え、さらに、ナットの回転を規制しつつ光軸方向に案内する専用の回転止めシャフト80を設けた。これにより、振動を防止して、レンズ枠(レンズ)を光軸方向に高精度に安定して駆動することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、リードスクリュー及びナットの螺合構造によりレンズを保持したレンズ枠を光軸方向に駆動するレンズ駆動装置に関する。
従来のレンズ駆動装置としては、レンズを保持したレンズ枠、レンズ枠を光軸方向に案内する2つのガイドシャフト、駆動モータ、駆動モータに直結されて回転駆動されるリードスクリュー、レンズ枠に対して回転不能に一体的に連結される連結用爪部及び1つのガイドシャフトを受け入れるU字孔をもつと共にリードスクリューに螺合するナット等を備え、駆動モータによりリードスクリューを回転させて、ナットをネジ送りすることにより、レンズ枠を光軸方向に移動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この装置においては、ナットがレンズ枠に一体的に固定されているため、駆動モータの回転駆動力とその反動等により、ナットが振動し、その振動がレンズ枠に伝わり、光軸と垂直な方向にレンズ枠が振動する虞がある。
それ故に、この装置を適用したCDやDVD用の光ピックアップユニット等においては、ディスク上のデータの読み出しや書き込み中に、レンズ枠を光軸方向に移動させるとき、レンズの光軸が変動して、ディスク上の焦点を一定に保つことが困難になる虞がある。
また、他のレンズ駆動装置としては、ベース(あるいはケース)、レンズを保持したレンズ枠、レンズ枠を光軸方向に案内するべくベースに固定された2つのガイドシャフト、ベースに固定された駆動モータ、駆動モータに直結されて回転駆動されるリードスクリュー、レンズ枠に対して回転不能にかつ光軸方向に離脱可能に保持されると共にリードスクリューに螺合するナット、ナットの突起を光軸方向において摺動自在にガイドするべくベースに一体的に形成されたガイド溝(回転止め溝)、レンズ枠をナットに向けて付勢するコイルスプリング等を備え、ナットの一方の突起がレンズ枠の回転止め溝に係合して回転不能に保持され、ナットの他方の突起が光軸方向にガイドされるようにベースのガイド溝に若干のガタをもって係合され、駆動モータによりリードスクリューを回転させて、ナットをネジ送りすることにより、レンズ枠を光軸方向に移動させるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この装置においては、ナットの突起がレンズ枠の回転止め溝に直接係合(接触)させられているため、リードスクリューとナット間の組立公差やそれらに形成されたネジ部の加工公差等による負荷変動、駆動モータの回転駆動力とその反動等により、ナットの突起が回転止め溝に対して衝突を繰り返してガタツキ現象を生じ、光軸と垂直な方向にレンズ枠が振動する虞がある。
それ故に、前述同様に、この装置を適用したCDやDVD用の光ピックアップユニット等においては、ディスク上のデータの読み出しや書き込み中に、レンズ枠を光軸方向に移動させるとき、レンズの光軸が変動して、ディスク上の焦点を一定に保つことが困難になる虞がある。
また、これらの装置のように、ナットの回転を規制するべく、ナットの一部(連結用爪部、U字孔)をレンズ枠及びガイドシャフトに連結する手法、又は、ナットの突起をベースに形成されたガイド溝に嵌め込む手法では、ガイドシャフト又はベースに対して、ナットの配置場所又はナットの形状が制約されて、ナットの大型化又はナットの形状の複雑化を招き、全体として装置の大型化、複雑化等を招くことになる。
特開平7−325242号公報 特開2005−249683号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、装置の小型化等を図りつつ、駆動モータ及びリードスクリューの回転駆動力により、ナットが微小振動あるいはガタツキを生じるのを抑制ないし防止でき、仮にナットが微小振動あるいはガタツキを生じたとしても、その振動あるいはガタツキがレンズ枠に伝達されないようにして、レンズ枠(レンズ)を光軸方向に高精度に安定して駆動できるレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明のレンズ駆動装置は、駆動モータにより回転駆動されるリードスクリュー、リードスクリューに螺合するナット、レンズを保持すると共にナットと光軸方向において離脱可能に当接する当接部を有するレンズ枠、レンズ枠を光軸方向に移動自在にガイドする2つのガイドシャフト、レンズ枠の当接部をナットに当接させるべく付勢力を及ぼすバネ、を備えたレンズ駆動装置であって、上記ナットの回転を規制しつつ光軸方向に案内する専用の回転止めシャフトを設けた、ことを特徴としている。
この構成によれば、駆動モータが回転すると、リードスクリューが回転して、ナットが専用の回転止めシャフトにより回転を規制されつつ光軸方向に移動する。すると、バネにより付勢されて当接部がナットに当接したレンズ枠は、2つのガイドシャフトによりガイドされつつ光軸方向に移動する。
ここで、ナットは専用の回転止めシャフトにより回転規制され、ナットとレンズ枠の当接部は光軸方向において離脱可能に当接するだけであるため、仮にナットが微小振動あるいはガタツキを生じても、その振動あるいはガタツキがレンズ枠に伝達するのを防止ないし抑制できる。これにより、レンズ枠(レンズ)を光軸方向に高精度に安定して駆動することができる。
また、専用の回転止めシャフトを設けたことにより、従来のようにガイドシャフト又はベースによりナットの回転を規制する場合に比べて、ナットの配置場所又はナットの形状等の自由度が高まり、ナットを小型で簡略な形状にすることができ、全体として装置の小型化、簡素化等を達成することができる。
上記構成において、レンズ枠の当接部は、リードスクリューを非接触にて挟み込むように略U字状に形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、レンズ枠の当接部が略U字状に形成されているため、ナットに当接するように組付ける際に、リードスクリューの周りにおいて非接触状態に容易に配置することができ、又、リードスクリューとの非接触状態を確実に維持することができる。
上記構成において、レンズ枠の当接部及びナットの一方は、他方との当接面が凸状に湾曲して形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、当接部とナットの当接面(接触面)が凸状に湾曲して形成されているため、平坦面同士で接触する場合に比べて、接触面積を減らすことができ、その結果相互間に生じる摩擦力を低減することができる。これにより、ナットから当接部を介してレンズ枠に伝わる微小振動等をより確実に防止することができる。
上記構成において、ナットは、回転止めシャフトに摺動自在に嵌め込まれる略U字状の連結部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、ナットは、略U字状の連結部が回転止めシャフトを挟むように係合させられることにより回転規制されるため、ナットの組付けが容易であり、リードスクリューと回転止めシャフト間における光軸方向に垂直な面内でのリードスクリューの軸振れに伴うナットの振れあるいは位置ずれを容易に吸収することができる。
上記構成において、リードスクリューは駆動モータに直結され、駆動モータを固定すると共にリードスクリューの先端部を回動自在に支持する支持フレームを設けた、構成を採用することができる。
この構成によれば、リードスクリューの軸振れが支持フレームにより確実に防止されるため、リードスクリューからナットに伝わる振動をより確実に防止することができ、それ故にナットからレンズ枠に伝わる振動を確実に遮断することができる。
上記構成をなすレンズ駆動装置によれば、構造の簡素化、装置の小型化等を達成しつつ、駆動モータ及びリードスクリューの回転駆動力により、ナットが微小振動あるいはガタツキを生じるのを抑制ないし防止でき、仮にナットが微小振動あるいはガタツキを生じたとしても、その振動あるいはガタツキがレンズ枠に伝達されないようにして、レンズ枠(レンズ)を光軸方向に高精度に安定して駆動することができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図4は、本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の内部構造を示す側面図、図2は装置の一部を示す部分斜視図、図3は装置の一部をなす正面図、図4は装置の一部をなすレンズ枠を示す正面図及び部分断面図である。
この装置は、図1及び図2に示すように、ケース10、ケース10に固定され光軸方向Lに伸長する2つのガイドシャフト20,21、レンズGを保持し2つのガイドシャフト20,21により光軸方向Lに移動自在に支持されたレンズ枠30、ケース10に固定された支持フレーム40、支持フレーム40に固定された駆動モータ50、駆動モータ50に直結され光軸方向Lに伸長するリードスクリュー60、リードスクリュー60に螺合されると共に後述するレンズ枠30の当接部34に当接されるナット70、ナット70の回転を規制する専用の回転止めシャフト80、レンズ枠30をナット70に向けて付勢するバネ90、レンズ枠30の初期位置を検出する検出センサ(不図示)等を備えている。
ケース10は、樹脂材料により成型されており、図1に示すように、光軸L上において光を通す開口部11、2つのガイドシャフト20,21及び1つの回転止めシャフト80のそれぞれの両端部を堅固に嵌合する嵌合穴(不図示)等を画定している。
2つのガイドシャフト20,21は、図1ないし図3に示すように、円形断面をなす金属材料により光軸方向Lに伸長するように形成されており、それらの両端がケース10の嵌合穴に嵌合されている。そして、一方のガイドシャフト20がレンズ枠30を光軸方向Lに案内し、他方のガイドシャフト21がレンズ枠30を光軸方向Lに案内すると共にレンズ枠30が光軸Lに平行な軸線回りに回転するのを規制している。
レンズ枠30は、樹脂材料により形成されており、図1ないし図4に示すように、レンズGを保持する環状の保持部31、保持部31から径方向に延出すると共に光軸方向Lに伸長するように形成されて一方のガイドシャフト20を摺動自在に嵌合させて連結する連結部32、連結部32の端面に形成されてバネ90の端部を受けるバネ受け部33、連結部32からさらに径方向に延出してナット70に当接する当接部34、環状の保持部31から他方向に延出し他方のガイドシャフト21を摺動自在に嵌合させて連結するU字状の連結部35、連結部35から光軸方向Lに伸長するように形成されて検出センサにより検出されるための被検出片36等を備えている。
当接部34は、図2及び図4(a),(b)に示すように、リードスクリュー60を非接触にて通す略U字状の切り欠き部34a、後述するナット70の平坦な当接面71に当接するべく凸状に湾当して形成された当接面34bを画定している。
そして、レンズ枠30は、リードスクリュー60に螺合した後述するナット70(の当接面71)に対して、(ナット70の他の領域との非接触状態を維持しつつ)光軸方向Lに離脱可能に当接部34の当接面34bを当接させた状態に維持されている。
ここでは、当接面34bが凸状に湾曲して形成されているため、平坦面同士で接触する場合に比べて、接触面積を減らすことができ、その結果相互間に生じる摩擦力を低減することができる。これにより、ナット70から当接部34を介してレンズ枠30に伝わる微小振動等をより確実に防止することができる。
支持フレーム40は、図1及び図2に示すように、金属板を略コ字状に屈曲して形成され、ベース10に固定されるベース固定部41、リードスクリュー60を通す貫通孔42aを画定すると共に駆動モータ50を固定する屈曲部42、リードスクリュー60の先端部62を回動自在に支持する屈曲部43を備えている。尚、屈曲部43の内壁面には、ナット70が移動して衝突した際の衝撃を吸収すると共に移動端を規制する緩衝部材43aが接合されている。
そして、支持フレーム40は、ベース固定部41を介してベース10に固定され、屈曲部42において駆動モータ50を固定し、屈曲部43において駆動モータ50に直結された後述するリードスクリュー60の先端部62を回動自在に支持するようになっている。
これにより、リードスクリュー60の軸振れが支持フレーム40により確実に防止されるため、リードスクリュー60からナット70に伝わる振動を確実に防止することができ、それ故にナット70からレンズ枠30に伝わる振動を確実に遮断することができる。
駆動モータ50は、所定の角度刻みでステップ的に回転し得るステッピングモータであり、図1ないし図3に示すように、支持フレーム40の固定部42に対してネジ等を用いて締結することで固定されている。そして、駆動モータ50は、直結されたリードスクリュー60に対して直接回転駆動力を及ぼすようになっている。
リードスクリュー60は、図1ないし図3に示すように、金属材料により光軸方向Lに伸長するように形成されており、その外周面の所定領域に亘って雄ネジ部61、先端部62等を備えている。そして、リードスクリュー60は、雄ネジ部61にナット70が螺合されると共に、光軸方向Lにおいてナット70(の当接面71)に当接するレンズ枠30の当接部34(の切り欠き部34a)により非接触にて挟まれた状態に維持されるようになっている。
このように、リードスクリュー60をレンズ枠30の当接部34に対して非接触とするべく、当接部34に略U字状の切り欠き部34aを設けたことにより、レンズ枠30の当接部34をリードスクリュー60の周りにおいて非接触状態に容易に配置することができ、又、リードスクリュー60と当接部34の非接触状態を確実に維持することができる。
ナット70は、図1ないし図3に示すように、金属材料により平板状に形成されており、レンズ枠30の当接部34(当接面34b)に光軸方向Lにおいて当接する平坦な当接面71、リードスクリュー60の雄ネジ部61に螺合する雌ネジ部72、回転止めシャフト80に摺動自在に嵌め込まれる略U字状の連結部73等を備えている。
連結部73は、ナット70がリードスクリュー60の軸線回りに回転しないように回転を規制するものであり、回転止めシャフト80に沿って円滑に摺動し得る略U字状の幅寸法に切り欠かれている。
このように、ナット70は、略U字状の連結部73が回転止めシャフト80を挟むように係合させられることにより回転規制されるため、ナット70の組付けが容易であり、リードスクリュー60と回転止めシャフト80間における光軸方向Lに垂直な面内でのリードスクリュー60の軸振れに伴うナット70の振れあるいは位置ずれを容易に吸収することができる。
回転止めシャフト80は、図1ないし図3に示すように、円形断面をなす金属材料により光軸方向Lに伸長するように形成されており(2つのガイドシャフト20,21と平行に配置されており)、それらの両端がケース10の嵌合穴に嵌合されている。そして、回転止めシャフト80は、ナット70の連結部73を光軸方向Lに摺動自在にガイドすることにより、ナット70がリードスクリュー60の軸線(光軸Lに平行な軸線)回りに回転するのを規制するようになっている。
このように、ナット70の回転を規制する専用の回転止めシャフト80を設け又ナット70とレンズ枠30は当接部34を介して光軸方向Lに離脱可能に当接するだけであり、ナット70はレンズ枠30をガイドするガイドシャフト20,21から完全に分離されているため、駆動モータ50及びリードスクリュー60から発せられる振動等がナット70に伝わるのを防止ないし抑制することができ、仮にナット70が微小振動あるいはガタツキを生じても、その振動あるいはガタツキがレンズ枠30に伝達するのを確実に防止することができる。これにより、レンズ枠30(レンズG)は光軸方向Lに高精度に安定して駆動され得る。
バネ90は、図1に示すように、コイル状に形成された圧縮型のコイルバネであり、その一端がケース10に係合され、その他端がレンズ枠30のバネ受け部33に係合されて、所定の圧縮代に圧縮した状態で取り付けられている。したがって、バネ90は、レンズ枠30を光軸方向Lの一方向に向けて付勢し、レンズ枠30の当接部34(当接面34b)をナット70(の当接面71)に押し付けるような付勢力を及ぼすようになっている。
次に、この装置の動作について説明する。
先ず、レンズ枠30が光軸方向Lの後方端(初期位置)に位置するとき、検出センサは被検出片36を検出する。
そして、駆動モータ50が正回転すると、リードスクリュー60が一方向に回転し、連結部73が回転止めシャフト80により回転不能に規制されつつ光軸方向Lにのみ案内されて、ナット70はネジ送り作用により光軸方向Lの前方に向けて移動する。
すると、バネ90の付勢力により、当接部34はナット70に追従して移動するため、レンズ枠30は2つのガイドシャフト20,21にガイドされつつナット70と一緒になって光軸方向Lの前方に向けて移動する。
そして、駆動モータ50の起動からのステップ数をカウントして、レンズ枠30の駆動量を適宜制御して、レンズ枠30を所望の位置に位置決めする。
一方、駆動モータ50が逆回転すると、リードスクリュー60が逆向きに回転し、連結部73が回転止めシャフト80により回転不能に規制されつつ光軸方向Lにのみ案内されて、ナット70はネジ送り作用により光軸方向Lの後方に向けて移動する。
すると、バネ90の付勢力に抗しつつ、当接部34はナット70に押されるため、レンズ枠30は2つのガイドシャフト20,21にガイドされつつナット70と一緒になって光軸方向Lの後方に向けて移動し、駆動量を適宜制御することで所望の位置に位置決めされ、さらに後方に移動して初期位置に戻る。
この駆動動作において、雄ネジ部61や雌ネジ部72の加工公差等による負荷変動、リードスクリュー60の回転力及びその反力等により、ナット70が仮に微小振動を生じても、ナット70は、専用の回転止めシャフト80に対して回転不能に係合されているだけで、2つのガイドシャフト20,21とは完全に分離されかつ光軸方向Lにおいてレンズ枠30の当接部34とのみ接触しているだけであるため、ナット70の微小振動がレンズ枠30に伝わるのを確実に防止することができる。
すなわち、このレンズ駆動装置によれば、構造の簡素化、装置の小型化等を達成しつつ、駆動モータ50及びリードスクリュー60の回転駆動力により、ナット70が微小振動あるいはガタツキを生じるのを抑制ないし防止でき、仮にナット70が微小振動あるいはガタツキを生じたとしても、その振動あるいはガタツキがレンズ枠30に伝達されるのを防止して、レンズ枠30(レンズG)を光軸方向Lに高精度に安定して駆動することができる。したがって、このレンズ駆動装置が光ピックアップユニット等に適用された場合に、レンズ枠30の駆動中においても光軸が変動せず、焦点を一定に保つことができる。
上記実施形態においては、光軸方向Lに移動するレンズ枠として一つのレンズ枠30を示したが、これに限定されるものではなく、複数のレンズ枠を備える構成において本発明を適用することができる。その場合、回転止めシャフト80は、一つを共用してもよく、又、レンズ枠ごとに設けてもよい。
上記実施形態においては、レンズ枠30の当接部34を略U字状に形成して切り欠き部34aを設けたが、これに限定されるものではなく、リードスクリュー60と非接触にできるものであれば、環状に形成してもよい。
上記実施形態においては、レンズ枠30の当接部34とナット70の当接関係において、当接部34の当接面34bを凸状に湾曲して形成し、ナット70の当接面71を平坦に形成した場合を示したが、これに限定されるものではなく、逆に当接部の当接面を平坦に形成し、ナットの当接面を凸状に湾曲して形成してもよい。
上記実施形態においては、回転止めシャフト80に係合するナット70の連結部73を略U字状に形成した場合を示したが、これに限定されるものではなく、長孔あるいは円孔をなす環状に形成してもよい。
上記実施形態においては、駆動モータ50に対してリードスクリュー60が直結された場合を示したが、これに限定されるものではなく、駆動モータ50の駆動力が歯車等を介してリードスクリュー60に伝達される構成において、本発明を適用してもよい。
以上述べたように、本発明のレンズ駆動装置は、構造の簡素化、装置の小型化等を達成しつつ、駆動モータ及びリードスクリューの回転駆動力により、ナットが微小振動あるいはガタツキを生じるのを抑制ないし防止でき、ナットからレンズ枠に振動が伝わるのを防止できるため、光ピックアップユニット等に適用できるのは勿論のこと、ナットからレンズ枠に振動が伝わるのを防止する必要があるものであれば、その他のレンズ光学系に対しても有用である。
本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示す側面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の内部構造を示す斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の一部を示す正面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の一部をなすレンズ枠を示すものであり、(a)はその正面図、(b)は(a)中のE−Eにおける断面図である。
符号の説明
L 光軸方向
G レンズ
10 ベース
20,21 ガイドシャフト
30 レンズ枠
31 保持部
32,35 連結部
33 バネ受け部
34 当接部
34a 切り欠き部
34b 当接面
36 被検出片
40 支持フレーム
41 ベース固定部
42,43 屈曲部
50 駆動モータ
60 リードスクリュー
61 雄ネジ部
62 先端部
70 ナット
71 当接面
72 雌ネジ部
73 連結部
80 回転止めシャフト
90 バネ

Claims (5)

  1. 駆動モータにより回転駆動されるリードスクリュー、前記リードスクリューに螺合するナット、レンズを保持すると共に前記ナットと光軸方向において離脱可能に当接する当接部を有するレンズ枠、前記レンズ枠を光軸方向に移動自在にガイドする2つのガイドシャフト、前記レンズ枠の当接部を前記ナットに当接させるべく付勢力を及ぼすバネ、を備えたレンズ駆動装置であって、
    前記ナットの回転を規制しつつ光軸方向に案内する専用の回転止めシャフトを設けた、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記レンズ枠の当接部は、前記リードスクリューを非接触にて挟み込むように略U字状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記レンズ枠の当接部及びナットの一方は、他方との当接面が凸状に湾曲して形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記ナットは、前記回転止めシャフトに摺動自在に嵌め込まれる略U字状の連結部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記リードスクリューは、前記駆動モータに直結され、
    前記駆動モータを固定すると共に前記リードスクリューの先端部を回動自在に支持する支持フレームを設けた、
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のレンズ駆動装置。
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