JP4652313B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、DCモータあるいはステッピングモータ等のモータにより、例えばリードスクリュー及びナットのネジ送り機構からなる伝達機構を介して、レンズを保持したレンズ枠を光軸方向に移動させるレンズ駆動装置に関する。
従来のレンズ駆動装置としては、上部鏡筒及び下部鏡筒からなるレンズ鏡筒(ケース)、上部鏡筒と下部鏡筒の間に配置されたシャッタユニット、レンズ鏡筒内において可動に配置されたレンズ枠、レンズ鏡筒に固定されると共にレンズ枠を光軸方向に駆動するモータ、レンズ鏡筒に固定されると共にシャッタユニットのシャッタ羽根を開閉駆動するモータ、これらモータの端子に電気的に接続された屈曲性をもつ配線基板(FPC)等を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この装置において、配線基板は、レンズ鏡筒の表面に沿うように配置され、その接続孔にモータの端子が嵌め込まれて電気的に接続されている。そして、配線基板の弛みあるいは浮き上がり等を防止するべく配線基板を引っ張った状態で、配線基板の一部がレンズ鏡筒に対してネジにより固定されている。
しかしながら、この装置においては、モータと配線基板とは相対的に移動可能な構造であり、さらに、モータの端子と接続孔とは配線基板を常時引っ張った状態で電気的に接続しているため、取り扱い時に、モータの端子に過剰な負荷(負担)が掛かって破損し、作動不良を起こす虞がある。
また、他のレンズ駆動装置としては、本体(ケース)に対して移動可能に支持された可動レンズ部、可動レンズ部に設けられた絞りユニットのモータ(アクチュエータ)、ベース(本体の固定部)に固定されたモータ(ステッピングモータユニット)及びフォトインタラプタ、絞りユニット(モータ)、本体に固定されたモータ、及びフォトインタラプタに電気的に接続された配線基板(フレキシブルプリント基板)等を備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
この装置において、配線基板は、可動レンズ部の固定部に対する光軸方向の移動を許容するための余裕長を確保するための曲げ部分を有し、この曲げ部分が、可動レンズ部のアクチュエータを内側に位置付けるように湾曲して配置されている。
しかしながら、この装置においては、配線基板とモータとは、モータの端子を配線基板の接続孔に嵌め込んで電気的に接続されているものの、両者は基本的に相対移動可能な構造であり、取り扱い時に、例えば配線基板が不意に引っ張られることで、モータの端子に過剰な負荷(負担)が掛かって破損あるいは断線し、作動不良を起こす虞がある。
特開2006−194958号公報 特開2001−235671号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、装置の小型化等を図りつつ、モータの端子に配線基板(フレキシブルプリント基板)を電気的に接続する構成において、モータの端子に負担が掛かって破損あるいは断線等を生じるのを防止でき、又、モータの過熱による端子の破損あるいは断線等も防止でき、所期の機能を確実に保証できるレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明のレンズ駆動装置は、ケースと、レンズを保持すると共にケースに対して光軸方向に移動自在に支持されたレンズ枠と、外輪郭を画定するハウジング,ハウジングから突出する電気接続用の端子及び回転軸を含み,ケースに固定されたモータと、少なくともモータの端子に電気的に接続される可撓性の配線基板と、モータの駆動力をレンズ枠に伝達する伝達機構とを備えたレンズ駆動装置であって、モータは、ハウジングの一端面に固着されたフランジ部材と、ハウジングの他端面に固着された第2フランジ部材とを含みフランジ部材は、回転軸を支持しないように回転軸から離隔して配置されると共に一端面から外れた領域に曲げ加工が施され、第2フランジ部材は、モータをケースに固定する固定部と、回転軸を外部に突出させると共に回動自在に支持する軸受部とを含み、ケースは、回転軸の先端部を回動自在に支持する軸受部を含み、配線基板は、モータの端子に電気的に接続された状態で、回転軸から離隔して配置されたフランジ部材に固定されている、ことを特徴としている。
この構成によれば、モータが駆動されて回転軸が回転すると、伝達機構を介してレンズ枠が光軸方向に移動させられる。
ここで、配線基板は、モータの端子と配線基板(の配線)とが電気的に接続された状態で、モータのハウジングに固着されたフランジ部材に機械的に固定されているため、配線基板がモータの端子に対して相対的に移動することはなく、相対的な移動による端子の破損、あるいは、電気的に接続された端子と配線基板(配線)との断線等が防止され、所期の機能が確実に保証される。
特に、回転軸の軸線方向において対向するハウジングの両端面のうち一端面にフランジ部材及び他端面に第2フランジ部材が設けられ、モータは第2フランジ部材の固定部を介してケースに固定され、回転軸は第2フランジ部材の軸受部とケースの軸受部により回動自在に支持され、配線基板は軸受部を持たないフランジ部材により固定される。
すなわち、フランジ部材は、回転軸を直接支持しないため、曲げ加工あるいは孔開け加工等を施しても、回転軸の回転精度(軸心精度)に影響を及ぼすことはなく、配線基板を固定するための加工を適宜施すことができる。
また、本発明のレンズ駆動装置は、ケースと、レンズを保持すると共にケースに対して光軸方向に移動自在に支持されたレンズ枠と、外輪郭を画定するハウジング,ハウジングから突出する電気接続用の端子及び回転軸を含み,ケースに固定されたモータと、少なくともモータの端子に電気的に接続される可撓性の配線基板と、モータの駆動力をレンズ枠に伝達する伝達機構とを備えたレンズ駆動装置であって、モータは、ハウジングの一端面に固着されたフランジ部材と、ハウジングの他端面に固着された第2フランジ部材とを含み、フランジ部材は、回転軸を支持しないように回転軸を非接触にて外部に突出させる貫通孔及びモータをケースに固定する固定部を含むと共に一端面から外れた領域に曲げ加工が施され、第2フランジ部材は、回転軸を回動自在に支持する軸受部を含み、ケースは、回転軸の先端部を回動自在に支持する軸受部を含み、配線基板は、端子に電気的に接続された状態で、回転軸を非接触にて外部に突出させるフランジ部材に固定されている、ことを特徴としている。
この構成によれば、モータが駆動されて回転軸が回転すると、伝達機構を介してレンズ枠が光軸方向に移動させられる。
ここで、配線基板は、モータの端子と配線基板(の配線)とが電気的に接続された状態で、モータのハウジングに固着されたフランジ部材に機械的に固定されているため、配線基板がモータの端子に対して相対的に移動することはなく、相対的な移動による端子の破損、あるいは、電気的に接続された端子と配線基板(配線)との断線等が防止され、所期の機能が確実に保証される。
特に、回転軸の軸線方向において対向するハウジングの両端面のうち一端面にフランジ部材及び他端面に第2フランジ部材が設けられ、モータはフランジ部材の固定部を介してケースに固定され、回転軸はフランジ部材の貫通孔を通して外部に突出するように配置されると共に第2フランジ部材の軸受部とケースの軸受部により回動自在に支持され、配線基板は軸受部を持たないフランジ部材により固定される。
すなわち、フランジ部材は、配線基板を固定すると共にモータをケースに固定するものの、回転軸を直接支持しないため、曲げ加工あるいは孔開け加工等を施しても、回転軸の回転精度(軸心精度)に影響を及ぼすことはなく、配線基板を固定するための加工を適宜施すことができる。
上記両発明の構成において、フランジ部材は、モータの熱を逃がす放熱板を兼ねるように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、配線基板を固定するフランジ部材が、モータが発生する熱を放熱する放熱板としても機能するため、モータの過熱による性能低下あるいは端子の破損等を防止しつつ、配線基板(の配線)と端子の電気的な接続を確実に維持(保証)することができる。また、フランジ部材に施される曲げ加工により、放熱効果を高める形状にすることができる。
上記構成をなすレンズ駆動装置によれば、構造の簡素化、装置の小型化等を達成しつつ、モータの端子に配線基板(フレキシブルプリント基板)を電気的に接続する構成において、モータの端子に負担が掛かって破損あるいは断線等を生じるのを防止でき、又、モータの過熱による端子の破損あるいは断線等も防止でき、所期の機能を確実に保証できるレンズ駆動装置を得ることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図5は、本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の外観斜視図、図2は装置の分解斜視図、図3は装置の一部をなすモータと配線基板を示す分解斜視図、図4は装置の一部をなすモータの平面図及び側面図並びに端面図、図5は装置の断面図である。
この装置は、図1に示すように、ケースとしてのベース10、ベース10に対向して結合されるケースとしてのカバー20、ベース10に固定され光軸方向Lに伸長する2つのガイドシャフト31,32、レンズGを保持しガイドシャフト31,32により光軸方向Lに移動自在に支持されたレンズ枠40、ベース10に固定されたモータ50、モータ50に直結され光軸方向Lに伸長するリードスクリュー60、リードスクリュー60に螺合されると共にレンズ枠40に当接されるナット70、レンズ枠60をナット70に向けて付勢するコイルスプリング80、レンズ枠40の初期位置を検出する検出センサ90、モータ50に取り付けられる配線基板100等を備えている。
そして、リードスクリュー60、ナット70、コイルスプリング80等により、モータ50の回転駆動力をレンズ枠40に伝達する伝達機構が構成されている。
ベース10は、樹脂材料により成型されており、図1及び図2、図5に示すように、光軸方向Lに延出すると共に内部空間を画定する一対の側壁部11、光軸方向Lの前方に開口してカバー20が接合される端面部12、2つの位置決め穴12a、2つのネジ穴13、モータ50を固定する底部14、底部14に形成されたネジ穴(不図示)、底部14に形成されてリードスクリュー60を通す貫通孔14a、ガイドシャフト31,32の一端部を圧入して固定する嵌合穴(不図示)、一方の嵌合孔の周りに形成されてコイルスプリング80の一端部を受ける座面部(不図示)、検出センサ90を装着する略矩形の開口をなす装着部15、一方の側壁部11に形成されたスリット16、配線基盤100の位置決めを行う位置決め突起17、種々の取り付けフランジ等を備えている。
カバー20は、樹脂材料により成型されており、図1及び図2、図5に示すように、光軸方向Lに略垂直な方向に拡がってベース10により画定される内部空間を覆うように略平板状に形成され、ベース10の端面部12と接合される端面部21、端面部21から光軸方向Lに延出しベース10の側壁部11に形成されたスリット16に嵌合される延出部22、延出部22において光軸方向Lに伸長するように形成され後述するナット70の突起72をガイドするガイド溝22a、端面部21から光軸方向Lに突出しベース10の位置決め穴12aに嵌合される2つの位置決めピン(不図示)、2つのガイドシャフト31,32の他端部を嵌合する2つの嵌合孔23a、ネジBを通す2つの切り欠き部24、後述する(モータ50の)回転軸55の先端部55bを受け入れて回動自在に支持する軸受部25、後述する緩衝部材75を嵌め込む凹部26等を備えている。
ガイドシャフト31,32は、図2に示すように、円形断面をなす金属材料により光軸方向Lに伸長するように形成されており、その一端部がベース10の嵌合穴に圧入して固定され、その他端部がカバー20の嵌合孔23a、23bに嵌合されている。
そして、ガイドシャフト31は、後述するレンズ枠40の嵌合部41に摺動自在に嵌合されて、レンズ枠40を光軸方向Lにガイドし、ガイドシャフト32は、後述するレンズ枠40の係合部44に摺動自在に係合されて、レンズ枠40がガイドシャフト31の回りに回転するのを規制しつつ、レンズ枠40を光軸方向Lにガイドするようになっている。
ここで、ベース10とカバー20は、カバー20の2つの位置決めピンがベース10の2つの位置決め穴12aに嵌合されると共に、ガイドシャフト31,32の両端部がそれぞれベース10及びカバー20に嵌合されることにより、堅固に連結されて、ケースを画定するようになっている。
レンズ枠40は、樹脂材料により形成されており、図1に示すように、光軸方向Lに伸長するように形成されてガイドシャフト31を摺動自在に嵌合させる嵌合孔を画定する嵌合部41、嵌合部41の下端に形成されてコイルスプリング80の他端部を受ける座面部42、嵌合部41から径方向(光軸方向Lに垂直な方向)の一方向に延出しその自由端側にレンズGを保持する環状のレンズ保持部43、嵌合部41から他方向に延出し後述するナット70の端面71を当接させる平坦面及びリードスクリュー60を非接触にて通す貫通孔44aを画定するナット保持部44、ナット保持部44に隣接して形成されガイドシャフト32を摺動自在に係合させる略U字状の係合部45、係合部45から延出しかつ光軸方向Lに伸長するように形成されて検出センサ90により検出されるための被検出片46等を備えている。
すなわち、レンズ枠40は、嵌合部41がガイドシャフト31により光軸方向Lにガイドされ、係合部45がガイドシャフト32により回転規制されつつ光軸方向Lにガイドされ、ベース10及びカバー20により画定される外輪郭から突出した自由端側のレンズ保持部43にレンズGを保持した片持ち梁状に形成されている。
また、レンズ枠40は、リードスクリュー60に螺合した後述するナット70の端面71をナット保持部44に当接させた状態で、ナット70の外周と非接触の状態を維持しつつ、ナット70をコイルスプリング80の付勢力に抗して光軸方向Lに離脱可能に保持するようになっている。
リードスクリュー60は、図2ないし図5に示すように、金属材料により光軸方向Lに伸長するように形成されており、後述するモータ50の回転軸55に外嵌されて一体的に回転するように固着されている。
ナット70は、図2及び図5に示すように、例えば金属材料により形成されており、リードスクリュー60に螺合した状態で、光軸方向Lに向かいレンズ枠40のナット保持部44に当接する端面71、外周面から径方向に突出すると共にカバー20のガイド溝22aに入り込んで自らの回転を規制する突起72等を備えている。突起72は、ナット70がリードスクリュー60の回りに回転してガタツキを生じないような幅寸法で、かつ、ガイド溝22aの長手方向(光軸方向L)に移動自在となるように形成されている。
尚、ナット70は、光軸方向Lの前方に向けて最も移動したときに、カバー20の凹部26に嵌め込まれた緩衝部材75に当接して、カバー20に直接衝突するのを防止するようになっている。
コイルスプリング80は、図2に示すように、ガイドシャフト31の周りに外嵌させられると共に、その一端部がベース10の座面部に当接され、その他端部がレンズ枠40の座面部42に当接されて、所定の圧縮代に圧縮した状態で取り付けられている。したがって、コイルスプリング80は、レンズ枠40を光軸方向Lの前方に向けて付勢し、レンズ枠40のナット保持部44をナット70(の端面71)に押し付けるような付勢力を及ぼすようになっている。
検出センサ90は、発光素子及び受光素子をもつ透過型の光センサであり、配線基板100に接続される複数の端子91を有し、この端子91が外部に突出する状態で、ベース10の装着部15に嵌め込まれて固定されている。
そして、検出センサ90は、レンズ枠40の被検出片46の有無により、レンズ枠40の初期位置(ホームポジション)を検出するようになっている。
モータ50は、所定の角度刻みでステップ的に回転し得るステッピングモータであり、図2ないし図5に示すように、外輪郭を画定する略円筒状のハウジング51、ハウジング51の一端面に固着されたフランジ部材としてのリアフランジ板52、ハウジング51の他端面に固着された第2フランジ部材としてのフロントフランジ板53、ハウジング51内に回動自在に収容されるロータ54、ロータ54と一体的に回転するように形成されフロントフランジ板53から外部に突出して光軸方向Lに伸長する回転軸55、ハウジング51から外部に突出する複数の端子56等を備えている。
ハウジング51は、図3ないし図5に示すように、金属材料等を用いて両端面が閉じるように略円筒状に形成されている。そして、ハウジング51は、ロータ54を回動自在に収容している。
リアフランジ板52は、図3ないし図5に示すように、薄板状の金属板により形成されており、ハウジング51の一端面に固着された固着部52a、固着部52aから略直角に屈曲され配線基板100を連結(固定)する平坦部52b、平坦部52bに形成されてネジBを締結するネジ孔52c等を備えている。
平坦部52bは、配線基板100(の平坦部)を保持してネジBにより締結し固定する領域である。
フロントフランジ板53は、図3ないし図5に示すように、薄板状の金属板により形成されており、ハウジング51の他端面に固着され、ベース10の底部14に固定される固定部53a、ハウジング51の他端面に形成された嵌合孔に嵌合されかつ回転軸55を外部に突出させると共に回動自在に支持する軸受部53b、固定部53aに形成されてネジBを通す孔53c等を備えている。
固定部53aは、ベース10の底部14に接合されて、ネジBが孔53cに通して底部14に形成されたネジ穴(不図示)に螺合(締結)されることにより、モータ50がベース10に対して堅固に固定されるようになっている。
回転軸55は、ハウジング10の内部に位置する一端部55aの近傍領域にロータ54が固着され、ロータ54に隣接した領域が所定長さに亘って軸受部53bにより回動自在に支持され、その先端部55bがカバー20の軸受部25に嵌合されて回動自在に支持されている。また、回転軸55は、ハウジング51から突出した領域でかつ先端部55bの領域を除いた領域において、リードスクリュー60に嵌合されて一体的に回転するように形成されている。
端子56は、ハウジング51から径方向外向きに突出しており、後述する配線基板100の接続部101に挿入されて、電気的に接続されるようになっている。
配線基板100は、電気接続用の配線がプリント(配設)された弾性変形可能なフレキシブルプリント基板であり、図1ないし図3、図5に示すように、モータ50の端子56を通して電気的に接続する複数(ここでは、4つ)の孔(又は切り欠き)からなる接続部101、検出センサ90の端子91を通して電気的に接続する複数(ここでは4つ)の孔(又は切り欠き)からなる接続部102、ネジBを通す円孔103、ベース10の位置決め突起17を通す位置決め孔104等を備えている。
そして、配線基板100は、図1、図3、図5に示すように、接続部(孔又は切り欠き)101にモータ50の端子56が挿入され、接続部(孔又は切り欠き)102に検出センサ90の端子91が挿入され、位置決め孔104にベース10の位置決め突起17が挿入された状態で、リアフランジ板52の平坦部52bに当接されて、ネジBが円孔103に通され平坦部52bのネジ孔52cに捩じ込まれて締結されることにより、モータ50(のリアフランジ板52)に対して直接固定されるようになっている。
このように、配線基板100は、モータ50の端子56と接続部101とが電気的に接続され、かつ、検出センサ90の端子91と接続部102とが電気的に接続された状態で、モータ50のハウジング51に固着されたリアフランジ板52(フランジ部材)に機械的に固定されるため、配線基板100がモータ50に対して相対的に移動するのを防止できる。したがって、配線基板100(の接続孔101,102)と端子56,91の相対的な移動による端子56,91の破損、あるいは、電気的に接続された端子56,91と配線基板100(配線)との断線等が防止され、所期の機能が確実に保証される。
また、配線基板100は、リアフランジ板52に対して、ネジBを用いて締結されているため、その固定(取付け)作業を簡単に行うことができ、又、モータ50に対して堅固に固定することができる。
さらに、モータ50は、フロントフランジ板53(第2フランジ部材)の固定部53aを介してベース10に固定され、回転軸55はフロントフランジ板53の軸受部53bとカバー20の軸受部25により回動自在に支持され、配線基板100は軸受部を持たないリアフランジ板52(フランジ部材)により固定されている。
すなわち、リアフランジ板52は、回転軸55を直接支持しないため、曲げ加工あるいはネジ孔52c等の孔開け加工等を施しても、回転軸55の回転精度(軸心精度)に影響を及ぼすことはなく、配線基板100を固定するための加工を適宜施すことができる。
また、リアフランジ板52(フランジ部材)は、スペースに余裕があれば、図6(a)に示すように、平坦部52b´の面積を広くし、あるいは、図6(b)に示すように、広くした平坦部52b´に続けて屈曲部52d´を設けるように、適宜変形することができる。
これにより、リアフランジ板52を、モータ50の発生する熱を外部に放熱する放熱板として機能させることもできる。したがって、モータ50の放熱効果を高めることができ、モータ50の過熱による性能低下あるいは端子56の破損等を防止しつつ、配線基板100(の接続孔101,102)と端子56,91の電気的な接続を確実に維持(保証)することができる。
図7及び図8は、本発明に係るレンズ駆動装置の他の実施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施形態に係る装置においては、図7及び図8に示すように、配線基板100´は、接着部材110を用いてモータ50のリアフランジ板52´に固定されるものである。
すなわち、図7及び図8に示すように、モータ50のリアフランジ板52´は、固着部52a、ネジを螺合するネジ孔のない平坦部52b´を備えている。また、配線基板100´は、接続部101、接続部102、位置決め孔104を備え、ネジを通す円孔が廃止された形態となっている。
そして、配線基板100´は、リアフランジ板52´の平坦部52b´に接着部材110が貼付された状態で、接続部(孔又は切り欠き)101にモータ50の端子56が挿入され、接続部(孔又は切り欠き)102に検出センサ90の端子91が挿入され、位置決め孔104にベース10の位置決め突起17が挿入されつつ、接着部材110に接合されることにより、モータ50(のリアフランジ板52´)に対して直接固定されるようになっている。
すなわち、配線基板100´は、モータ50の端子56と接続部101とが電気的に接続され、かつ、検出センサ90の端子91と接続部102とが電気的に接続された状態で、モータ50のハウジング51に固着されたリアフランジ板52´(フランジ部材)に対して機械的に固定されるため、配線基板100´がモータ50に対して相対的に移動するのを防止できる。したがって、配線基板100´(の接続孔101,102)と端子56,91の相対的な移動による端子56,91の破損、あるいは、電気的に接続された端子56,91と配線基板100´(配線)との断線等が防止され、所期の機能が確実に保証される。
このように、配線基板100´は、リアフランジ板52´(フランジ部材)の平坦部52´に対して、接着部材110を用いて接着されるため、その固定(取付け)作業を簡単に行うことができ、又、接着部材110の種類を選ぶことにより、接着強度を適宜調整することもできる。ここで、接着部材110としては、粘着テープ、平坦部52b´に平面的に塗れる接着剤等を用いることができる。
図9は、本発明に係るレンズ駆動装置のさらに他の実施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施形態に係る装置においては、図9に示すように、配線基板100は、ネジBと接着部材110´を用いてモータ50のリアフランジ板52に固定されるものである。
すなわち、図9に示すように、モータ50のリアフランジ板52は、固着部52a、平坦部52b、ネジ孔52cを備えている。また、配線基板100は、接続部101、接続部102、ネジBを通す円孔103、位置決め孔104を備えている。
接着部材110´は、リアフランジ板52の平坦部52bと配線基板100の間に介在するように貼付されるものであり、ネジBを通す円孔110a´を備えている。
そして、配線基板100は、リアフランジ板52の平坦部52bに接着部材110´が貼付された状態で、接続部(孔又は切り欠き)101にモータ50の端子56が挿入され、接続部(孔又は切り欠き)102に検出センサ90の端子91が挿入され、位置決め孔104にベース10の位置決め突起17が挿入されつつ、接着部材110´に接合され、ネジBが円孔103,110a´に通され平坦部52bのネジ孔52cに捩じ込まれて締結されることにより、モータ50(のリアフランジ板52)に対して直接固定されるようになっている。
すなわち、配線基板100は、モータ50の端子56と接続部101とが電気的に接続され、かつ、検出センサ90の端子91と接続部102とが電気的に接続された状態で、モータ50のハウジング51に固着されたリアフランジ板52(フランジ部材)に対して機械的に固定されるため、配線基板100がモータ50に対して相対的に移動するのを防止できる。
したがって、配線基板100(の接続孔101,102)と端子56,91の相対的な移動による端子56,91の破損、あるいは、電気的に接続された端子56,91と配線基板100(配線)との断線等が防止され、所期の機能が確実に保証される。
このように、配線基板100は、リアフランジ板52(フランジ部材)に対して、ネジBを用いて締結されると共に接着部材110´を用いて接着されるため、その固定(取付け)作業を簡単に行うことができると共に、より一層堅固に固定することができる。また、接着部材110´の種類を選ぶことにより、接着強度を適宜調整することもできる。ここで、接着部材110´としては、粘着テープ、平坦部52bに平面的に塗れる接着剤等を用いることができる。
図10ないし図12は、本発明に係るレンズ駆動装置のさらに他の実施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態に係る装置においては、図10ないし図12に示すように、配線基板100´´は、ネジBを用いてモータ50のフロントフランジ板53´に固定されるものである。
すなわち、モータ50は、ハウジング51の一端面に固着された第2フランジ部材としてのリアフランジ板52´´、ハウジング51の他端面に固着されたフランジ部材としてのフロントフランジ板53´、ロータ54、回転軸55、端子56を備えている。
リアフランジ板52´´は、図11及び図12に示すように、ハウジング51の一端面に形成された嵌合孔に嵌合されると共に回転軸55の一端部55aを回動自在に支持する軸受部52a´´を備えている。
フロントフランジ板53´は、図11及び図12に示すように、薄板状の金属板により形成されており、ハウジング51の他端面に固着されると共にベース10の底部14に接合されて固定される固定部53a´、固定部53a´の中央において回転軸55の直径より大きく回転軸55を外部に突出させる貫通孔53b´、固定部53a´に形成されてネジBを通す孔53c´、固定部53a´から略直角に屈曲され配線基板100´´を連結(固定)する平坦部53d´、平坦部53d´に形成されてネジBを締結するネジ孔53e´等を備えている。
固定部53a´は、ベース10の底部14に接合されて、ネジBが孔53c´に通して底部14に形成されたネジ穴(不図示)に螺合(締結)されることにより、モータ50がベース10に対して堅固に固定されるようになっている。
平坦部53d´は、配線基板100´´(の平坦部)を保持してネジBにより締結し固定する領域である。
回転軸55は、ハウジング51の内部に位置する領域においてロータ54が固着され、その一端部55aが所定長さに亘ってリアフランジ板52´´の軸受部52a´´により回動自在に支持され、その先端部55bがカバー20の軸受部25に嵌合されて回動自在に支持されている。
配線基板100´´は、電気接続用の配線がプリント(配設)された弾性変形可能なフレキシブルプリント基板であり、図11及び図12に示すように、前述同様の接続部101,102、ネジBを通す円孔103、位置決め孔104等を備えている。
そして、配線基板100´´は、図11及び図12に示すように、接続部(孔又は切り欠き)101にモータ50の端子56が挿入され、接続部(孔又は切り欠き)102に検出センサ90の端子91が挿入され、位置決め孔104にベース10の位置決め突起17が挿入された状態で、フロントフランジ板53´の平坦部53d´に当接されて、ネジBが円孔103に通され平坦部53d´のネジ孔53e´に捩じ込まれて締結されることにより、モータ50(のフロントフランジ板53´)に対して直接固定されるようになっている。
このように、配線基板100´´は、モータ50の端子56と接続部101とが電気的に接続され、かつ、検出センサ90の端子91と接続部102とが電気的に接続された状態で、モータ50のハウジング51に固着されたフロントフランジ板53´(フランジ部材)に機械的に固定されるため、配線基板100´´がモータ50に対して相対的に移動するのを防止できる。したがって、配線基板100´´(の接続孔101,102)と端子56,91の相対的な移動による端子56,91の破損、あるいは、電気的に接続された端子56,91と配線基板100´´(配線)との断線等が防止され、所期の機能が確実に保証される。
また、配線基板100´´は、フロントフランジ板53´に対して、ネジBを用いて締結されているため、その固定(取付け)作業を簡単に行うことができ、又、モータ50に対して堅固に固定することができる。
さらに、モータ50は、フロントフランジ板53´(フランジ部材)の固定部53a´を介してベース10に固定され、回転軸55はリアフランジ板52´´(第2フランジ部材)の軸受部52a´´とカバー20の軸受部25により回動自在に支持され、配線基板100´´は軸受部を持たないフロントフランジ板53´(フランジ部材)により固定されている。
すなわち、フロントフランジ板53´は、回転軸55を直接支持しないため、曲げ加工あるいはネジ孔53e´等の孔開け加工等を施しても、回転軸55の回転精度(軸心精度)に影響を及ぼすことはなく、配線基板100´´を固定するための加工を適宜施すことができる。また、フロントフランジ板53´(フランジ部材)は、スペースに余裕があれば、前述同様に、平坦部53d´の面積を広くしあるいはさらに屈曲部を設けて、モータ50の発生する熱を外部に放熱する放熱板として機能させることもできる。
図13は、本発明に係るレンズ駆動装置のさらに他の実施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施形態に係る装置においては、図13に示すように、配線基板100´´´は、接着部材110を用いてモータ50のフロントフランジ板53´´に固定されるものである。
すなわち、図13に示すように、モータ50のフロントフランジ板53´´は、固定部53a´、貫通孔53b´、孔53c´、ネジを螺合するネジ孔のない平坦部53d´´を備えている。また、配線基板100´´´は、接続部101、接続部102、位置決め孔104を備え、ネジを通す円孔が廃止された形態となっている。
そして、配線基板100´´´は、フロントフランジ板53´´の平坦部53d´´に接着部材110が貼付された状態で、接続部(孔又は切り欠き)101にモータ50の端子56が挿入され、接続部(孔又は切り欠き)102に検出センサ90の端子91が挿入され、位置決め孔104にベース10の位置決め突起17が挿入されつつ、接着部材110に接合されることにより、モータ50(のフロントフランジ板53´´)に対して直接固定されるようになっている。
すなわち、配線基板100´´´は、モータ50の端子56と接続部101とが電気的に接続され、かつ、検出センサ90の端子91と接続部102とが電気的に接続された状態で、モータ50のハウジング51に固着されたフロントフランジ板53´´(フランジ部材)に対して機械的に固定されるため、配線基板100´´´がモータ50に対して相対的に移動するのを防止できる。したがって、配線基板100´´´(の接続部101,102)と端子56,91の相対的な移動による端子56,91の破損、あるいは、電気的に接続された端子56,91と配線基板100´´´(配線)との断線等が防止され、所期の機能が確実に保証される。
このように、配線基板100´´´は、フロントフランジ板53´´(フランジ部材)の平坦部53d´´に対して、接着部材110を用いて接着されるため、その固定(取付け)作業を簡単に行うことができ、又、接着部材110の種類を選ぶことにより、接着強度を適宜調整することもできる。ここで、接着部材110としては、粘着テープ、平坦部52b´に平面的に塗れる接着剤等を用いることができる。
図14は、本発明に係るレンズ駆動装置のさらに他の実施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施形態に係る装置においては、図14に示すように、配線基板100´´は、ネジBと接着部材110´を用いてモータ50のフロントフランジ板53´に固定されるものである。
すなわち、図14に示すように、モータ50のフロントフランジ板53´は、固定部53a´、貫通孔53b´、孔53c´、平坦部53d´、ネジ孔53e´を備えている。また、配線基板100´´は、接続部101、接続部102、ネジBを通す円孔103、位置決め孔104を備えている。
接着部材110´は、フロントフランジ板53´の平坦部53d´と配線基板100´´の間に介在するように貼付されるものであり、ネジBを通す円孔110a´を備えている。
そして、配線基板100´´は、フロントフランジ板53´の平坦部53d´に接着部材110´が貼付された状態で、接続部(孔又は切り欠き)101にモータ50の端子56が挿入され、接続部(孔又は切り欠き)102に検出センサ90の端子91が挿入され、位置決め孔104にベース10の位置決め突起17が挿入されつつ、接着部材110´に接合され、ネジBが円孔103,110a´に通され平坦部53d´のネジ孔53e´に捩じ込まれて締結されることにより、モータ50(のフロントフランジ板53´)に対して直接固定されるようになっている。
すなわち、配線基板100´´は、モータ50の端子56と接続部101とが電気的に接続され、かつ、検出センサ90の端子91と接続部102とが電気的に接続された状態で、モータ50のハウジング51に固着されたフロントフランジ板53(フランジ部材)に対して機械的に固定されるため、配線基板100´´がモータ50に対して相対的に移動するのを防止できる。
したがって、配線基板100´´(の接続孔101,102)と端子56,91の相対的な移動による端子56,91の破損、あるいは、電気的に接続された端子56,91と配線基板100´´(配線)との断線等が防止され、所期の機能が確実に保証される。
このように、配線基板100´´は、フロントフランジ板53´(フランジ部材)に対して、ネジBを用いて締結されると共に接着部材110´を用いて接着されるため、その固定(取付け)作業を簡単に行うことができ、より一層堅固に固定することができる。また、接着部材110´の種類を選ぶことにより、接着強度を適宜調整することもできる。ここで、接着部材110´としては、粘着テープ、平坦部52bに平面的に塗れる接着剤等を用いることができる。
以上のように、モータ50のフランジ部材(リアフランジ板52,52´、フロントフランジ板53´,53´´)に対して、ネジ、接着部材、又は、ネジ及び接着部材等の手段を用いて、配線基板100,100´,100´´,100´´´を固定することにより、モータ50n端子56に無理な負担(荷重)が掛かることがなく、端子56の破損等を防止できる。
次に、この装置の動作について簡単に説明する。
先ず、レンズ枠40が光軸方向Lの後方(初期位置)に位置するとき、検出センサ90は被検出片46を検出する。
そして、モータ50が正回転すると、リードスクリュー60が回転し、突起72がカバー20のガイド溝22aに回転不能に規制されつつ光軸方向Lにのみ案内されて、ナット70はネジ送り作用により光軸方向Lの前方に向けて移動する。
すると、コイルスプリング80の付勢力により、ナット保持部44はナット70に追従して移動するため、レンズ枠40はナット70と一緒になって光軸方向Lの前方に向けて移動する。
そして、モータ50の起動からのステップ数をカウントして、レンズ枠40の駆動量を適宜制御して、レンズ枠40を所望の位置に位置決めする。
一方、モータ50が逆回転すると、リードスクリュー60が回転し、突起72がカバー20のガイド溝22aに回転不能に規制されつつ光軸方向Lにのみ案内されて、ナット70はネジ送り作用により光軸方向Lの後方に向けて移動する。
すると、コイルスプリング80の付勢力に抗しつつ、ナット保持部44はナット70に押されるため、レンズ枠40はナット70と一緒になって光軸方向Lの後方に向けて移動し、駆動量を適宜制御することで所望の位置に位置決めされ、さらに後方に移動して初期位置に戻る。
この装置においては、配線基板100,100´,100´´,100´´´がモータ50に対して堅固に直接固定されているため、所期の駆動動作を確実に行わせることができる。
したがって、このレンズ駆動装置が光ピックアップユニット等に、例えば、収差補正・ビームエキスパンダユニットとして適用された場合に、レンズ枠40を所望の位置に駆動させて、収差補正等を確実に行わせることができる。
上記実施形態においては、配線基板100,100´,100´´,100´´´を固定するモータ50として、リードスクリュー60を回転駆動するものを示したが、これに限定されるものではなく、歯車機構によりレンズ枠を駆動するためのモータでもよく、その他の伝達機構に駆動力を及ぼすモータであってもよい。
以上述べたように、本発明のレンズ駆動装置は、構造の簡素化、装置の小型化等を達成しつつ、モータの端子に配線基板(フレキシブルプリント基板)を電気的に接続する構成において、モータの端子に負担が掛かって破損あるいは断線等を生じるのを防止でき、又、モータの過熱による端子の破損あるいは断線等も防止でき、所期の機能を確実に保証できるため、光ピックアップユニット等に適用できるのは勿論のこと、その他のレンズ光学系においても有用である。
本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の分解斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の一部をなすモータ及び配線基板の分解斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の一部をなすモータを示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は端面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の断面図である。 (a),(b)は、レンズ駆動装置の一部をなすモータのフランジ部材の変形例を示す斜視図である。 本発明に係るレンズ駆動装置の他の実施形態を示す外観斜視図である。 図7に示すレンズ駆動装置の一部をなすモータ及び配線基板の分解斜視図である。 本発明に係るレンズ駆動装置のさらに他の実施形態におけるモータ及び配線基板の分解斜視図である。 本発明に係るレンズ駆動装置のさらに他の実施形態を示す外観斜視図である。 図10に示すレンズ駆動装置の一部をなすモータ及び配線基板の分解斜視図である。 図10に示すレンズ駆動装置の断面図である。 本発明に係るレンズ駆動装置のさらに他の実施形態におけるモータ及び配線基板の分解斜視図である。 本発明に係るレンズ駆動装置のさらに他の実施形態におけるモータ及び配線基板の分解斜視図である。
符号の説明
L 光軸方向
G レンズ
10 ベース(ケース)
14 底部
15 装着部
20 カバー(ケース)
25 軸受部
31,32 ガイドシャフト
40 レンズ枠
46 被検出片
50 モータ
51 ハウジング
52,52´ リアフランジ板(フランジ部材)
52b,52b´ 平坦部
52c ネジ孔
52´´ リアフランジ板(第2フランジ部材)
52a´´ 軸受部
53 フロントフランジ板(第2フランジ部材)
53´,53´´ フロントフランジ板(フランジ部材)
53a,53a´ 固定部
53b 軸受部
53b´ 貫通孔
53d´,53d´´ 平坦部
53e´ ネジ孔
55 回転軸
55a 一端部
55b 先端部
56 端子
60 リードスクリュー
70 ナット
80 コイルスプリング
90 検出センサ
100,100´,100´´,100´´´ 配線基板
101,102 接続部
103 円孔
104 位置決め孔
110,110´ 接着部材
B ネジ

Claims (3)

  1. ケースと、レンズを保持すると共に前記ケースに対して光軸方向に移動自在に支持されたレンズ枠と、外輪郭を画定するハウジング,前記ハウジングから突出する電気接続用の端子及び回転軸を含み,前記ケースに固定されたモータと、少なくとも前記モータの端子に電気的に接続される可撓性の配線基板と、前記モータの駆動力を前記レンズ枠に伝達する伝達機構とを備えたレンズ駆動装置であって、
    前記モータは、前記ハウジングの一端面に固着されたフランジ部材と、前記ハウジングの他端面に固着された第2フランジ部材とを含み
    前記フランジ部材は、前記回転軸を支持しないように前記回転軸から離隔して配置されると共に前記一端面から外れた領域に曲げ加工が施され、
    前記第2フランジ部材は、前記モータを前記ケースに固定する固定部と、前記回転軸を外部に突出させると共に回動自在に支持する軸受部とを含み、
    前記ケースは、前記回転軸の先端部を回動自在に支持する軸受部を含み、
    前記配線基板は、前記端子に電気的に接続された状態で、前記回転軸から離隔して配置された前記フランジ部材に固定されている、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. ケースと、レンズを保持すると共に前記ケースに対して光軸方向に移動自在に支持されたレンズ枠と、外輪郭を画定するハウジング,前記ハウジングから突出する電気接続用の端子及び回転軸を含み,前記ケースに固定されたモータと、少なくとも前記モータの端子に電気的に接続される可撓性の配線基板と、前記モータの駆動力を前記レンズ枠に伝達する伝達機構とを備えたレンズ駆動装置であって、
    前記モータは、前記ハウジングの一端面に固着されたフランジ部材と、前記ハウジングの他端面に固着された第2フランジ部材とを含み、
    前記フランジ部材は、前記回転軸を支持しないように前記回転軸を非接触にて外部に突出させる貫通孔及び前記モータを前記ケースに固定する固定部を含むと共に前記一端面から外れた領域に曲げ加工が施され、
    前記第2フランジ部材は、前記回転軸を回動自在に支持する軸受部を含み、
    前記ケースは、前記回転軸の先端部を回動自在に支持する軸受部を含み、
    前記配線基板は、前記端子に電気的に接続された状態で、前記回転軸を非接触にて外部に突出させる前記フランジ部材に固定されている、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  3. 前記フランジ部材は、前記モータの熱を逃がす放熱板を兼ねるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
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