JPH10243280A - 固体撮像素子カメラ - Google Patents

固体撮像素子カメラ

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Publication number
JPH10243280A
JPH10243280A JP9045624A JP4562497A JPH10243280A JP H10243280 A JPH10243280 A JP H10243280A JP 9045624 A JP9045624 A JP 9045624A JP 4562497 A JP4562497 A JP 4562497A JP H10243280 A JPH10243280 A JP H10243280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing frame
substrate fixing
camera
solid
adjusting member
Prior art date
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Pending
Application number
JP9045624A
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English (en)
Inventor
Yoriaki Tanase
順紀 棚瀬
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Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体撮像素子カメラに関し、カメラレンズの
交換に伴う焦点調整を簡便に行うことができる焦点調整
機構を設けた固体撮像素子カメラを提供すること。 【構成】 レンズが取り付けられるカメラケースに、固
体撮像素子を設けた素子基板を固定する基板固定枠が摺
動可能に取り付けられ、前記基板固定枠を平行移動する
ことにより焦点の調整を行う固体撮像素子カメラであっ
て、基板固定枠6にスリット、溝等からなる係合部67
を形成し、前記カメラケースには、基板固定枠6を移動
させるための調整部材8を回転可能に取付け、この調整
部材8は、基板固定枠6の係合部67と係合する偏心ピ
ン81を備え、調整部材8の回動に伴う偏心ピン81の
回動により、基板固定枠6が焦点方向に移動する構成の
固体撮像素子カメラである。調整部材8は、前記カメラ
ケースとの間に弾性部材13が装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子を用
いた監視用の固体撮像素子カメラにおいて、特に固体撮
像素子カメラの焦点調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、監視カメラ等の小型モニタ用カ
メラは、固定撮像素子(以下、「CCD」という。)を
用いたCCDカメラが用いられている。
【0003】このCCDカメラには、基準面からの焦点
距離が12.5mmのCSマウントレンズと称されるカ
メラレンズと、基準面から焦点距離が17.5mmのC
マウントレンズと称されるカメラレンズの2種類のレン
ズが、用途によって使い分けられている。各カメラレン
ズは、基準面からの焦点距離が異なるため、各カメラレ
ンズを取り付けた際に焦点の調整を行うことが必要とな
ってくる。
【0004】従来においては、レンズを取り付けるレン
ズマウントに調整リングを装着することにより焦点距離
を延ばして焦点の調整を行う方法や、レンズマウントを
前方に引き出してビス等により固定し、引き出したレン
ズマウントにCSマウントレンズを装着して焦点調整を
行う方法や、レンズ自体にネジ込み式のマウントリング
を取り付けてレンズを焦点方向に摺動可能とし、前記マ
ウントリングを回動することにより、焦点の調整等を行
う方法が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カメラレンズ
を交換した際に調整リングを用いて焦点調整を行う方法
は、調整リングが別部材となるため、紛失しやすく、調
整リング未使用時には保管管理を確実に行わなければな
らない必要が生じ、焦点調整が面倒となる問題を生じ
る。
【0006】また、カメラレンズ自体にマウントリング
等を取り付けて、前記マウントリング等を回動させるこ
とにより、レンズマウントを焦点方向に引き出して焦点
の調整を行う方法は、レンズマウントを移動させた後、
ビス等の固定機構で固定する必要が生じ、操作が煩雑に
なるとともに、焦点を調整した後に固定するため、焦点
がずれやすく、操作が困難であるという問題を生じる。
【0007】また、CSマウントレンズ装着位置のまま
で、すなわち、レンズマウントを引出したままの状態で
Cマウントレンズを取り付けると、焦点距離の長いCマ
ウントレンズの端部がCCD表面のフィルタやガラス面
に接触し、レンズや前記フィルタ等を傷つける等の問題
があった。
【0008】そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、
別部材等を設けることなく、簡単な操作によってレンズ
交換時の焦点調整をすることができるとともに、焦点調
整位置を確保することができる焦点調整機構を設けた固
体撮像素子カメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載し
た発明は、レンズが取り付けられるカメラケースに、固
体撮像素子を設けた素子基板を固定する基板固定枠が摺
動可能に取り付けられ、前記基板固定枠を平行移動する
ことにより焦点の調整を行う固体撮像素子カメラであっ
て、前記基板固定枠にスリット、溝等からなる係合部を
形成し、前記カメラケースには、前記基板固定枠を移動
させるための調整部材を回転可能に取付け、前記調整部
材は、前記基板固定枠の前記係合部と係合する偏心ピン
を備え、前記調整部材の回動に伴う前記偏心ピンの回動
により、前記基板固定枠が焦点方向に移動する構成の固
体撮像素子カメラである。
【0010】このように、固体撮像素子カメラの基板固
定枠は、調整部材の回転、すなわち偏心ピンの回動によ
り、この偏心ピンと係合している基板固定枠の係合部が
移動付勢され、その結果、基板固定枠及びこれに固定さ
れているCCDが平行移動することとなり、焦点調整を
行うことが可能となる。
【0011】本願第2請求項に記載した発明は、請求項
1の発明において、前記調整部材は、前記カメラケース
に形成されたネジ孔に螺合するネジ形状の胴部を備え、
この調整部材と前記カメラケースとの間に弾性部材が装
着されている構成の固体撮像素子カメラである。
【0012】弾性部材を装着することにより、焦点距離
調整時に調整部材を回動させた後、振動等によって調整
部材が回動して当初調整した焦点距離が異なってしまう
事態を回避することができる。すなわち、調整部材を押
圧付勢して固定するため、回動させた後に調整部材が動
いてしまうことを防止し、適格な焦点位置の確保を可能
としたものである。
【0013】このように、本発明によれば、従来のよう
に別部材等を設ける必要なく、簡易な構造でレンズの交
換に伴う焦点距離の調整を容易に行うことができ、焦点
距離調整後もビス等で固着することなく適切な焦点距離
を確保することができ、作業操作の簡便化を実現するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の具体例を図面に基
づいて説明する。
【0015】図1は固体撮像素子カメラの平面図を示
し、カメラレンズ1は、レンズマウント4によって前ケ
ース2に取り付け可能となっている。尚、本例の場合、
カメラケースは、前ケース2と後ケース3から構成され
ている。また、図2は、前ケース2、板ばね5、基板固
定枠6、CCD基板7、調整部材8を示す分解斜視図で
ある。
【0016】これらの図において、前ケース2は、ケー
ス前板21、ケース右枠板22、ケース左枠板23、ケ
ース上枠板24、ケース下枠板25から構成され、前板
21には、レンズマウント4によって前記カメラレンズ
1を取り付けるレンズマウント部26が形成されてい
る。また、ケース前板21には、このケース前板から後
方に垂直に突出する円柱状のガイドピン9,10が互い
に略対角位置に設けられている。上枠板24には、雌ネ
ジを構成する雌ネジ孔27が形成され、後に詳述する調
整部材8が螺着可能に取付けられる。ケース右枠板2
2、ケース左枠板23には、後ケース3を取り付ける連
結アーム11,12が設けられている。
【0017】また、前ケース2と基板固定枠6の間に
は、板ばね5が設けられる。板ばね5は、前ケース2内
部に保持される基板固定枠6に焦点方向の弾性力を付勢
するものであり、中央部には通孔51を形成している。
【0018】基板固定枠6は、前ケース2内部に収納可
能となるように、前ケース2の内側形状と略等しい形状
に形成されている。この基板固定枠6は、固定枠前板6
1、固定枠右枠板62、固定枠左枠板63、固定枠上枠
板64、固定枠下枠板65及び後述するガイドピン係合
部68及びガイドピン係合溝部69から構成されてい
る。また、基板固定枠6には、CCD71が設けられた
CCD基板7が組み合わせされて固定される。
【0019】また、基板固定枠6の固定枠上枠板64に
は、前記前ケース2のケース上枠板24に形成された雌
ネジ孔27と一致する位置に、後述する調整部材8の偏
心ピン81が挿入されるスリット67が形成されてい
る。このスリット67は、本発明の係合部を構成するも
ので、焦点方向と直交する方向に形成され、その幅は前
記偏心ピン81の直径よりも若干大きく、また、長手方
向の長さは、前記偏心ピン81が回動する軌跡の直径よ
りも若干大きく形成されている。また、基板固定枠6の
固定枠前板61には、前ケース2のレンズマウント部2
6及び、板ばね5のレンズマウント部51と係合するレ
ンズマウント部66が形成されている。
【0020】また、基板固定枠6のガイドピン係合部6
8には、前ケース2に設けられたガイドピン9が挿入さ
れるガイドピン挿入孔91が形成されている。このガイ
ドピン挿入孔91の孔径は、ガイドピン9の直径と略一
致するように形成されている。また、ガイドピン係合部
68の略対角位置には、他方のガイドピン10を係合す
るガイドピン係合溝101が設けられている。このガイ
ドピン係合溝101は、基板固定枠6の外周角の一部を
平板形状としたガイドピン係合溝部69に、ガイドピン
10の直径に略一致する幅の溝を基板固定枠6の外周か
ら前記ガイドピン係合部68方向に向けてきり込んで形
成されている。
【0021】調整部材8は、頭部80にドライバー挿入
溝80aを備え、胴部は前記ケース2のケース上枠板2
4に形成された雌ネジ孔27に螺着する雄ネジ形状に形
成され、更にこの調整部材8から出没自在な偏心ピン8
1を備えている。この偏心ピン81の出没機構について
は後述する。また、調整部材8は、頭部80と前ケース
2との間にスプリングワッシャー13を挟持させた状態
で前ケース2に螺着する。
【0022】図3は、調整部材8の断面図である。調整
部材8には、内部に矩形状の深孔82が形成され、この
深孔82には、弾性体、本例においては、バネ体83が
設けられ、このバネ体83の下部には、偏心ピン81を
形成したピン部材84が設けられている。そして、前記
偏心ピン81を貫通するための孔部85aが形成された
蓋部材85により前記深孔82の開口を覆蓋している。
深孔82の縁部には、前記蓋部材85を螺合する雌ネジ
82aが設けられ、前記蓋部材85には、雄ネジ85b
が設けられて、相互に螺着することにより、蓋部材85
を偏心ピン81の動き等に合せて動かないように構成し
ている。尚、これら雌ネジ82aや雄ネジ85bを設け
ないで、蓋部材85を深孔82に圧嵌させてもよい。
【0023】このように調整部材8が形成されている
と、後述するように、調整部材8を前ケース2のケース
上枠板24に形成された雌ネジ孔27に螺入した際、偏
心ピン81が基板固定枠6の固定枠上枠板64に当接す
ることがあり、そして、この当接状態のまま押圧される
と、調整部材8内部のバネ体83が押圧されて、偏心ピ
ン81は、調整部材8内部に引っ込む。このため、各部
材を組み付ける際に、突出する偏心ピン81が邪魔にな
らずに組み付けを行うことができ、組み付け性を向上す
ることができる。
【0024】以上のように構成される本例のカメラケー
スにおいて、調整部材8による焦点調整は、図4ないし
図6に示すように行われる。尚、図4は、板ばね5とC
CD基板7を固定した基板固定枠6を組み付けるととも
に、スプリングワッシャー13を挟持した調整部材8に
よって当該基板固定枠6を摺動可能に保持した前ケース
2と、後ケース3とを示す分解斜視図、図5及び図6
は、図4のXーX矢視断面図である。
【0025】図4に示すように、前ケース2に 板ばね
5及びCCD基板7を固定した基板固定枠6を組み付
け、調整部材8で基板固定枠6を摺動可能にする。すな
わち、前ケース2に設けられたガイドピン9を、基板固
定枠6のガイドピン挿入孔91に挿入し、同様にガイド
ピン10を基板固定枠6のガイドピン係合溝101に係
合し、前ケース2と基板固定枠6の間に薄い板状の板ば
ね5を挟持した状態で基板固定枠6を前ケース2に組み
付ける。調整部材8と前ケース2の間にスプリングワッ
シャー13を介在させた状態で、調整部材8を、前ケー
ス2の上枠板24に形成された雌ネジ孔28に螺着す
る。調整部材8の偏心ピン81は、基板固定枠4の固定
枠上枠板41に形成されたスリット67に挿入し、更
に、CCD71を設けたCCD基板7を前ケース2内部
に装着する。
【0026】この図4に示す状態から、後ケース3を連
結アーム11,12に固定して、前ケース2と後ケース
3を一体に組み付け、CCD基板7に固定したCCD7
1からの信号を後ケース3の内部に組み込んだ信号制御
回路を介して後ケース3からの引出線を用いてCCDカ
メラから取り出すものである。
【0027】尚、基板固定枠6を前ケース2に組み込ん
だとき、CCD基板7に設けられたCCD71の中心が
前ケース2のケース前板21に設けたレンズマウント部
26の中心と一致するように、ガイドピン係合部68の
ガイドピン挿入孔91の位置とガイドピン係合溝部69
のガイドピン係合溝101の位置が調整される。
【0028】図5及び図6に示すように、調整部材8に
設けられた偏心ピン81は、基板固定枠6のスリット6
7に挿入されているため、調整部材8を回動させると、
偏心ピン81は、スリット67内部において、位置を変
動する。それまで、偏心ピン81と、板ばね5の弾性力
により一定位置に保持されていた基板固定枠6は、偏心
ピン81の移動により、焦点方向に移動する。このと
き、ガイドピン9がガイドピン係合部68のガイドピン
挿入孔91に貫通され、略対角に形成されたガイドピン
10がガイドピン係合溝部69のガイドピン係合溝10
1に貫通されているため、偏心ピン81の移動に伴って
移動する基板固定枠6の回動が防止され、基板固定枠6
は焦点方向に平行移動する。
【0029】例えば、偏心ピン81の中心点を調整部材
8の中心点から2.5mmとなる偏心位置に設け、調整
部材8の回動により偏心ピン61が5mmの幅で移動す
るように構成し、基板固定枠6に形成されたスリット6
7を、偏心ピンの回動幅に若干のクリアランスを考慮し
た幅に形成すると、調整部材8を前ケース2外部から回
動するとことにより、調整部材8の回動に伴って偏心ピ
ン81がスリット67内部で移動し、偏心ピン81の移
動距離に伴って基板固定枠6が焦点方向に前後に5mm
の距離で平行移動する。このため、CSカメラレンズ、
Cカメラレンズの交換に伴い容易に焦点調整をすること
ができる。尚、図中矢印は、調整部材8の回動方向及び
基板固定枠6の移動方向を示す。
【0030】本例では、前ケース2と基板固定枠6の間
に設けられた板バネ5により、基板固定枠6は一方向に
弾性付勢されているので、前記焦点調整に伴い通常発生
するガタツキを回避することができる。
【0031】また、調整部材8を回動させて基板固定枠
6を平行移動した後、振動等によって調整部材8が更に
動いてしまうと、正確な焦点調整ができなくなってしま
う。
【0032】このため、調整部材8は、頭部80と前ケ
ース2の間にスプリングワッシャー13を挟持させた状
態で前ケース2の雌ネジ孔27に螺着し、例えば、焦点
調整のために螺合が緩む方向に調整部材8を回動させた
としても、スプリングワッシャー13の弾性力により振
動等によって調整部材8を更に回動させることなく前ケ
ース2に保持し、焦点位置を確保することができる。
【0033】また、調整部材8に、「C」、「CS」マ
ーク等を付けておけば、CCDの位置を容易に外部から
視認することができるようになり、レンズの交換に伴っ
た適格な焦点調整をすることができる。
【0034】尚、前述した具体例では、好ましい態様と
して偏心ピンを調整部材に出没可能に設けたが、スリッ
トとの位置関係を予め決定しておくことにより、偏心ピ
ンを固定部材とすることもできる。更に、本発明の係合
部を構成するスリットも、具体例の態様に限定されるも
のでなく、要するに偏心ピンの回動により、基板固定枠
を移動可能にできる形状のものでよく、また、この係合
部も、スリットのほか、溝や適宜の段部、或いは別途に
付着させた適宜の部材であってもよい。更に、組立時に
調整部材をスリットに組付けしやすくするために、調整
部材の前記頭部の、偏心ピンの位置に対応する部位に、
適宜の目印を付すようにしてもよい。尚、前述の具体例
では、調整部材の頭部と前ケースとの間にスプリングワ
ッシャーを挟持させたが、スプリングワッシャー以外に
例えば環状のゴムやコイル状のバネ等、適宜の弾性部材
を用いてよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1請求項に
記載した発明は、レンズが取り付けられるカメラケース
に、固体撮像素子を設けた素子基板を固定する基板固定
枠が摺動可能に取り付けられ、前記基板固定枠を平行移
動することにより焦点の調整を行う固体撮像素子カメラ
であって、前記基板固定枠にスリット、溝等からなる係
合部を形成し、前記カメラケースには、前記基板固定枠
を移動させるための調整部材を回転可能に取付け、前記
調整部材は、前記基板固定枠の前記係合部と係合する偏
心ピンを備え、前記調整部材の回動に伴う前記偏心ピン
の回動により、前記基板固定枠が焦点方向に移動する構
成の固体撮像素子カメラである。
【0036】従って、固体撮像素子カメラの基板固定枠
は、調整部材の回転、すなわち偏心ピンの回動により、
この偏心ピンと係合している基板固定枠の係合部が移動
付勢され、その結果、基板固定枠及びこれに固定されて
いるCCDが平行移動することとなり、焦点調整を行う
ことが可能となる。
【0037】本願第2請求項に記載した発明は、請求項
1の発明において、前記調整部材は、前記カメラケース
に形成されたネジ孔に螺合するネジ形状の胴部を備え、
この調整部材と前記カメラケースとの間に弾性部材が装
着されている構成の固体撮像素子カメラである。
【0038】弾性部材を装着することにより、焦点距離
調整時に調整部材を回動させた後、振動等によって調整
部材が回動して当初調整した焦点距離が異なってしまう
事態を回避することができる。
【0039】このように、本発明によれば、従来のよう
に別部材等を設ける必要なく、簡易な構造でレンズの交
換に伴う焦点距離の調整を容易に行うことができ、焦点
距離調整後もビス等で固着することなく適切な焦点距離
を確保することができ、作業操作の簡便化を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体例に係り、カメラの平面図であ
る。
【図2】 本発明の具体例に係り、前ケースと焦点調節
機構の各構成部を示す分解斜視図である。
【図3】 本発明の具体例に係り、調整部材の断面図で
ある。
【図4】 本発明の具体例に係り、前ケースに各構成部
を組み付け後、カメラケースを外した状態の分解斜視図
である。
【図5】 本発明の具体例に係り、前ケースに各構成部
を組み付けた状態の断面図である。
【図6】 本発明の具体例に係り、前ケースに各構成部
を組み付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 固体撮像素子カメラ 2 前ケース 3 後ケース 4 レンズマウント 5 板ばね 6 基板固定枠 7 固体撮像素子基板 8 調整部材 9 ガイドピン 10 ガイドピン 11 連結アーム 12 連結アーム 13 スプリングワッシャー 21 ケース前枠板 22 ケース右枠板 23 ケース左枠板 24 ケース上枠板 25 ケース下枠板 26 レンズマウント部 27 雌ネジ孔 51 通孔 61 固定枠前板 62 固定枠右枠板 63 固定枠左枠板 64 固定枠上枠板 65 固定枠下枠板 66 レンズマウント部 67 スリット 68 ガイドピン係合部 69 ガイドピン係合溝部 71 固体撮像素子 80 頭部 80a ドライバー挿入溝 81 偏心ピン 82 深孔 82a 雌ネジ 83 バネ 84 ピン部材 85 蓋部材 85a 孔部 85b 雄ネジ 91 ガイドピン挿入孔 101 ガイドピン係合溝
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/225 G03B 3/00 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズが取り付けられるカメラケース
    に、固体撮像素子を設けた素子基板を固定する基板固定
    枠が摺動可能に取り付けられ、前記基板固定枠を平行移
    動することにより焦点の調整を行う固体撮像素子カメラ
    であって、 前記基板固定枠にスリット、溝等からなる係合部を形成
    し、 前記カメラケースには、前記基板固定枠を移動させるた
    めの調整部材を回転可能に取付け、 前記調整部材は、前記基板固定枠の前記係合部と係合す
    る偏心ピンを備え、 前記調整部材の回動に伴う前記偏心ピンの回動により、
    前記基板固定枠が焦点方向に移動することを特徴とする
    固体撮像素子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記調整部材は、前記カメラケースに形
    成されたネジ孔に螺合するネジ形状の胴部を備え、この
    調整部材と前記カメラケースとの間に弾性部材が装着さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子
    カメラ。
JP9045624A 1997-02-28 1997-02-28 固体撮像素子カメラ Pending JPH10243280A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437855B1 (ko) * 2000-07-17 2004-07-02 가부시끼가이샤 도시바 광학 렌즈의 초점 위치 조정 기구를 갖는 광학 렌즈 유닛
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