JP2008116739A - 撮像部保持ユニット、レンズ鏡筒、撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光軸に対する結像面の傾き調整を要する第1の撮像素子を含む第1の撮像部、及び、光軸に対する結像面の傾き調整が不要な第2の撮像素子を含む第2の撮像部に対して共用が可能な撮像部保持ユニット、レンズ鏡筒及び撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像部保持ユニット190、290のCCD台300に設けられた凹部302を、第1の撮像部180を支持するばね310を収容可能とするとともに、第2の撮像部280からCCD台側に突き出して設けられた突出部S2aを収容可能とした。
【選択図】図2
【解決手段】撮像部保持ユニット190、290のCCD台300に設けられた凹部302を、第1の撮像部180を支持するばね310を収容可能とするとともに、第2の撮像部280からCCD台側に突き出して設けられた突出部S2aを収容可能とした。
【選択図】図2
Description
本発明は、撮像部保持ユニット、レンズ鏡筒、及び、撮像装置に関するものである。
デジタルカメラ等のレンズ鏡筒は、CCD(Charge Coupled Devices)が装着されるCCD台を備え、CCD台は、光軸に対しCCDの結像面の傾き調整が可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−51518号公報
ここで、CCDの結像面の傾き調整を要せず、かつ、硬質基板に装着されるCCDにも上記のCCD台を使用できれば、例えば、鏡筒等のコストダウンが可能となる。
本発明の第1の課題は、光軸に対する結像面の傾き調整を要する第1の撮像素子を含む第1の撮像部、及び、光軸に対する結像面の傾き調整が不要な第2の撮像素子を含む第2の撮像部に対して共用が可能な撮像部保持ユニット、レンズ鏡筒及び撮像装置を提供することである。
本発明の第1の課題は、光軸に対する結像面の傾き調整を要する第1の撮像素子を含む第1の撮像部、及び、光軸に対する結像面の傾き調整が不要な第2の撮像素子を含む第2の撮像部に対して共用が可能な撮像部保持ユニット、レンズ鏡筒及び撮像装置を提供することである。
一方、上記傾き調整が不要なCCDを上記傾き調整機構を有するCCD台に装着する場合、硬質基板とCCDとを接続する固定ねじがCCD台に干渉する可能性がある。これに対し、CCD台に固定ねじの先端部を退避させる孔を別途設けることも考えられるが、CCD台には、ばねを収容する孔等が設けられスペースが限られているため、CCD台の大型化の原因となる。
本発明の第2の課題は、光軸に対する結像面の傾き調整を要する第1の撮像素子を含む第1の撮像部、及び、光軸に対する結像面の傾き調整が不要な第2の撮像素子を含む第2の撮像部に対して共用が可能であり、かつ、大型化が防止された撮像部保持ユニット、レンズ鏡筒及び撮像装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、本体部(300)と、光軸に対する結像面の傾き調整を要する第1の撮像素子(181)を含む第1の撮像部(180)と前記本体部とを係合させてこの第1の撮像部を前記本体部に固定する係合部(S1、303)とを備え、前記係合部は、前記光軸に対する結像面の傾き調整が不要な第2の撮像素子(281)を含む第2の撮像部(280)と前記本体部とを係合させてこの第2の撮像部を前記本体部に固定可能であることを特徴とする撮像部保持ユニット(190、290)である。
請求項1の発明は、本体部(300)と、光軸に対する結像面の傾き調整を要する第1の撮像素子(181)を含む第1の撮像部(180)と前記本体部とを係合させてこの第1の撮像部を前記本体部に固定する係合部(S1、303)とを備え、前記係合部は、前記光軸に対する結像面の傾き調整が不要な第2の撮像素子(281)を含む第2の撮像部(280)と前記本体部とを係合させてこの第2の撮像部を前記本体部に固定可能であることを特徴とする撮像部保持ユニット(190、290)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の撮像部保持ユニットにおいて、前記係合部は、前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部に対してそれぞれ係合可能なねじ(S1)と、前記本体部に設けられ、前記ねじに対してねじ結合可能なねじ孔(303)とを含むことを特徴とする撮像部保持ユニット(190、290)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の撮像素子保持ユニットにおいて、前記本体部(300)は、前記第1の撮像部(180)を支持するばね(310)を収容可能な凹部(302)を備え、前記凹部は、前記第2の撮像部(280)から前記本体部側に突き出して設けられた突出部(S2a)を収容可能であることを特徴とする撮像部保持ユニット(190、290)ある。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の撮像素子保持ユニットにおいて、前記本体部(300)は、前記第1の撮像部(180)を支持するばね(310)を収容可能な凹部(302)を備え、前記凹部は、前記第2の撮像部(280)から前記本体部側に突き出して設けられた突出部(S2a)を収容可能であることを特徴とする撮像部保持ユニット(190、290)ある。
請求項4の発明は、光軸に対する結像面の傾き調整を要する第1の撮像素子(181)を含む第1の撮像部(180)及び前記光軸に対する結像面の傾き調整が不要な第2の撮像素子(281)を含む第2の撮像部(280)の一方を選択的に装着可能な本体部(300)と、前記本体部に備えられ、前記第1の撮像部を支持するばね(310)を収容可能に設けられるとともに、前記第2の撮像部から前記本体部側に突き出して設けられた突出部(S2a)を収容可能な凹部(302)とを備えた撮像部保持ユニット(190、290)である。
請求項5の発明は、請求項3又は4に記載の撮像部保持ユニットにおいて、前記突出部(S2a)は、前記第2の撮像素子(281)を支持する支持部(284)と硬質基板(270)とを接続する接続ねじ(S2)の先端部であることを特徴とする撮像部保持ユニット(190、290)である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の撮像部保持ユニットにおいて、前記本体部(300)と前記第2の撮像部(280)との間に装着され、前記第2の撮像部の前記光軸方向における位置を調節可能なスペーサ(320)を含むことを特徴とする撮像部保持ユニット(190、290)である。
請求項7の発明は、請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の撮像部保持ユニットにおいて、前記本体部(300)と前記第2の撮像部(280)との間に装着され、前記第2の撮像部の前記光軸方向における位置を調節可能なスペーサ(320)を含み、前記スペーサ(320)は、前記装着状態において前記凹部(302)と重なる位置を切り欠いて設けられた切欠部(323)を含むことを特徴とする撮像部保持ユニット(190、290)である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の撮像部保持ユニットにおいて、前記本体部(300)と前記第2の撮像部(280)との間に装着され、前記第2の撮像部の前記光軸方向における位置を調節可能なスペーサ(320)を含むことを特徴とする撮像部保持ユニット(190、290)である。
請求項7の発明は、請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の撮像部保持ユニットにおいて、前記本体部(300)と前記第2の撮像部(280)との間に装着され、前記第2の撮像部の前記光軸方向における位置を調節可能なスペーサ(320)を含み、前記スペーサ(320)は、前記装着状態において前記凹部(302)と重なる位置を切り欠いて設けられた切欠部(323)を含むことを特徴とする撮像部保持ユニット(190、290)である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の撮像部保持ユニット(190、290)を備えることを特徴とするレンズ鏡筒(120、220)である。
請求項9の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の撮像部保持ユニット(190、290)を備えることを特徴とする撮像装置(100、200)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
請求項9の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の撮像部保持ユニット(190、290)を備えることを特徴とする撮像装置(100、200)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、係合部は、第1の撮像部と本体部とを固定できるとともに、第2の撮像部と本体部とを固定できるので、第1の撮像部及び第2の撮像部に対して本体部を共用できる。
また、突出部を本体部に設けられた凹部に収容するから、突出部を退避させる手段を別途設ける必要がなく、撮像部保持ユニットの大型化を防止できる。
[実施形態]
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態をあげて、さらに詳しく説明する。なお、以下の実施形態は、撮像素子保持ユニットを含む撮像装置としてデジタルカメラを例にとって説明する。
図1は、実施形態のデジタルカメラの構造を示す図である。
この図1において、(a)に示すデジタルカメラ100は、光軸に対する結像面の傾き調整を要するCCDを含む第1の撮像部180を備えており、(b)に示すデジタルカメラ200は、光軸に対する結像面の傾き調整を要しないCCDを含む第2の撮像部280を備えている。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態をあげて、さらに詳しく説明する。なお、以下の実施形態は、撮像素子保持ユニットを含む撮像装置としてデジタルカメラを例にとって説明する。
図1は、実施形態のデジタルカメラの構造を示す図である。
この図1において、(a)に示すデジタルカメラ100は、光軸に対する結像面の傾き調整を要するCCDを含む第1の撮像部180を備えており、(b)に示すデジタルカメラ200は、光軸に対する結像面の傾き調整を要しないCCDを含む第2の撮像部280を備えている。
図2は、図1に示すデジタルカメラにおけるCCDの取付構造を示す拡大図である。
この図2において、(a)は、図1(a)のデジタルカメラ100を示し、(b)は、図1(b)のデジタルカメラ200を示している。
図3は、図1(a)のデジタルカメラにおけるCCDの取付構造を示す分解斜視図である。
図4は、図1(b)のデジタルカメラにおけるCCDの取付構造を示す分解斜視図である。
この図2において、(a)は、図1(a)のデジタルカメラ100を示し、(b)は、図1(b)のデジタルカメラ200を示している。
図3は、図1(a)のデジタルカメラにおけるCCDの取付構造を示す分解斜視図である。
図4は、図1(b)のデジタルカメラにおけるCCDの取付構造を示す分解斜視図である。
デジタルカメラ100及びデジタルカメラ200は、ともにレンズ鏡筒一体型の撮像装置である。
以下、デジタルカメラ100、デジタルカメラ200についてそれぞれ説明する。
以下、デジタルカメラ100、デジタルカメラ200についてそれぞれ説明する。
図1(a)、図2(a)及び図3に示すように、デジタルカメラ100は、ボディ110、レンズ鏡筒120、LCD(Liquid Crystal Display)130、コンデンサ140、フラッシュメモリ収容部150、バッテリ収容部160、配線部170、第1の撮像部180、CCD保持ユニット190を備えている。
ボディ110は、例えば、合成樹脂材料や金属材料を組み合わせて形成された箱形の容器である。
レンズ鏡筒120は、複数のレンズ群によって形成される撮像光学系を収容する部分である。レンズ鏡筒120は、略同軸上に配置された複数の筒体を備え、これらの複数の筒体は、例えば、カム機構によって撮像光学系の光軸A方向に進退可能になっている。レンズ鏡筒120は、デジタルカメラ100の電源オフ時に光軸A方向の全長を短くしてボディ110に収容可能ないわゆる沈胴式のレンズ鏡筒である。このレンズ鏡筒120に含まれる筒体のうち、もっとも外径側に配置された固定筒は、ボディ110に対する移動が制限されており、沈胴動作時における光軸A方向への移動が実質的に不可能とされている。
レンズ鏡筒120は、複数のレンズ群によって形成される撮像光学系を収容する部分である。レンズ鏡筒120は、略同軸上に配置された複数の筒体を備え、これらの複数の筒体は、例えば、カム機構によって撮像光学系の光軸A方向に進退可能になっている。レンズ鏡筒120は、デジタルカメラ100の電源オフ時に光軸A方向の全長を短くしてボディ110に収容可能ないわゆる沈胴式のレンズ鏡筒である。このレンズ鏡筒120に含まれる筒体のうち、もっとも外径側に配置された固定筒は、ボディ110に対する移動が制限されており、沈胴動作時における光軸A方向への移動が実質的に不可能とされている。
LCD130は、スルー画及び撮影済み画像の表示を行う液晶表示装置である。LCD130は、ボディ110の背面(通常撮影時に撮影者に対向する面)に設けられている。スルー画とは、フレーミング時に撮像光学系が取得する被写体像がリアルタイムに出力されたものである。
コンデンサ140は、例えば、図示しない発光装置の電源として機能する部分であり、ボディ110の内部に収容されている。
コンデンサ140は、例えば、図示しない発光装置の電源として機能する部分であり、ボディ110の内部に収容されている。
フラッシュメモリ収容部150は、ボディ110の内部に設けられた空間部であり、図示しないフラッシュメモリを収容する部分である。フラッシュメモリは、例えば、カード型の不揮発性情報記録媒体であり、撮影データ等が記録される。
バッテリ収容部160は、上記のフラッシュメモリ収容部150に隣接してボディ110の内部に設けられた空間部であり、カード型のバッテリを収容するようになっている。バッテリは、デジタルカメラ100に備えられた図示しない電動アクチュエータやCCD181等の電気要素に対する電源として機能する。
バッテリ収容部160は、上記のフラッシュメモリ収容部150に隣接してボディ110の内部に設けられた空間部であり、カード型のバッテリを収容するようになっている。バッテリは、デジタルカメラ100に備えられた図示しない電動アクチュエータやCCD181等の電気要素に対する電源として機能する。
配線部170は、デジタルカメラ100に備えられた電気要素同士を接続するものである。配線部170は、硬質基板171(171a、171b)及びFPC(Flexible Printed Circuit)172(172a、172b)を備えている。
硬質基板171(171a、171b)は、2枚設けられ、前述のフラッシュメモリ収容部150及びバッテリ収容部160を挟んで配置されている。
FPC172は、可撓性を有するシート状の配線基板であり、上記の2枚の硬質基板171a、171bを接続する第1のFPC172a、及び、後述するCCD181とデジタルカメラ100の背面側に備えられた硬質基板172bとを接続する第2のFPC172bを備えている。第2のFPC172bは、LCD130の裏面(画像表示面とは反対の面)に対向して配置されている。
硬質基板171(171a、171b)は、2枚設けられ、前述のフラッシュメモリ収容部150及びバッテリ収容部160を挟んで配置されている。
FPC172は、可撓性を有するシート状の配線基板であり、上記の2枚の硬質基板171a、171bを接続する第1のFPC172a、及び、後述するCCD181とデジタルカメラ100の背面側に備えられた硬質基板172bとを接続する第2のFPC172bを備えている。第2のFPC172bは、LCD130の裏面(画像表示面とは反対の面)に対向して配置されている。
第1の撮像部180は、図2(a)及び図3に示すように、CCD181、光学ローパスフィルタ(LPF)182、防塵パッキン183及びCCD保持板金184を備えている。
CCD181は、レンズ鏡筒120に備えられた撮像光学系が取得した像光を電気信号に変換する光−電気変換素子である。CCD181は、その結像面とは反対側の面が前述の第2のFPC172bに直接実装(面実装)されている。
CCD181は、レンズ鏡筒120に備えられた撮像光学系が取得した像光を電気信号に変換する光−電気変換素子である。CCD181は、その結像面とは反対側の面が前述の第2のFPC172bに直接実装(面実装)されている。
LPF182は、CCD181の結像面に対して光軸A方向被写体側に設けられている。LPF182は、CCD181に結像される被写体像にモアレ等が発生するのを防止するものである。
防塵パッキン183は、CCD181とLPF182との間であって光路から退避した位置に設けられている。防塵パッキン183は、CCD181とLPF182との間にごみ等が侵入するのを防止するものである。防塵パッキン183は、弾性変形が可能な、例えば、ゴム系の材料によって形成されている。
防塵パッキン183は、CCD181とLPF182との間であって光路から退避した位置に設けられている。防塵パッキン183は、CCD181とLPF182との間にごみ等が侵入するのを防止するものである。防塵パッキン183は、弾性変形が可能な、例えば、ゴム系の材料によって形成されている。
CCD保持板金184は、金属材料によって形成された板材であり、その一方の面部の中央部に、第2のFPC172bを介してCCD181が接着剤によって貼付されている。CCD保持板金184は、その中央部に開口部を備えており、上記接着剤は、この開口部から第2のFPC172bとCCD保持板金184との間に流し込まれる。
CCD保持板金184は、CCD181が貼付された領域(以下、CCD貼付領域という)を挟んでCCD固定ねじ貫通孔185(185a、185b、185c)と位置決めボス挿入孔186(186a、186b)を備えている(図3参照)。
CCD固定ねじ貫通孔185は、例えば、CCD貼付領域を挟んだ一方側の領域に一つ(185a)、他方側の領域に二つ(185b、185c)の合計三つが設けられている。第1の撮像部180をCCD保持ユニット190に固定するCCD固定ねじS1は、このCCD固定ねじ貫通孔185を貫通して、CCD保持ユニット190に設けられた後述するねじ孔303に螺合している。CCD固定ねじS1は、CCD固定ねじ貫通孔185に対応して合計3本使用されている。
位置決めボス挿入孔186は、例えば、CCD保持領域を挟んでCCD保持板金184の端部に一つずつ、合計二つ設けられている。この位置決めボス挿入孔186は、CCD保持ユニット190に設けられた位置決めボス304が挿入されている(図2(a)参照)。なお、一方の位置決めボス挿入孔186aは、長孔となっているのに対し、他方の位置決めボス挿入孔186bは、略円形の孔となっている。
CCD保持板金184は、CCD181が貼付された領域(以下、CCD貼付領域という)を挟んでCCD固定ねじ貫通孔185(185a、185b、185c)と位置決めボス挿入孔186(186a、186b)を備えている(図3参照)。
CCD固定ねじ貫通孔185は、例えば、CCD貼付領域を挟んだ一方側の領域に一つ(185a)、他方側の領域に二つ(185b、185c)の合計三つが設けられている。第1の撮像部180をCCD保持ユニット190に固定するCCD固定ねじS1は、このCCD固定ねじ貫通孔185を貫通して、CCD保持ユニット190に設けられた後述するねじ孔303に螺合している。CCD固定ねじS1は、CCD固定ねじ貫通孔185に対応して合計3本使用されている。
位置決めボス挿入孔186は、例えば、CCD保持領域を挟んでCCD保持板金184の端部に一つずつ、合計二つ設けられている。この位置決めボス挿入孔186は、CCD保持ユニット190に設けられた位置決めボス304が挿入されている(図2(a)参照)。なお、一方の位置決めボス挿入孔186aは、長孔となっているのに対し、他方の位置決めボス挿入孔186bは、略円形の孔となっている。
CCD保持ユニット190は、図2(a)及び図3に示すように、第1の撮像部180が装着される部分であり、CCD台300、調整ばね310を備えている。なお、CCD保持ユニット190は、第1の撮像部180の他、レンズ鏡筒120のカム機構を駆動するアクチュエータ等も装着されている。
CCD台300は、合成樹脂材料によって形成された成型品であって、レンズ鏡筒120の固定筒に固定されたCCD保持ユニット190の本体部である。CCD台300は、その中央部であって、撮像光学系の光路上に開口部を備えている。
CCD台300は、合成樹脂材料によって形成された成型品であって、レンズ鏡筒120の固定筒に固定されたCCD保持ユニット190の本体部である。CCD台300は、その中央部であって、撮像光学系の光路上に開口部を備えている。
CCD台300は、CCD収容部301、ばね収容部302、ねじ孔303、位置決めボス304を備えている(ばね収容部302は、図2(a)参照)。
CCD収容部301は、CCD台300に設けられた前述の開口部を含む部分が略矩形状に凹まされて形成されている。図2(a)に示すようにCCD181、LPF182、防塵パッキン183は、このCCD収容部301に嵌め込まれている。このCCD収容部301の大きさは、収容されるCCD181、281のうち、外形形状が大きい方を収容できるように設定されている。
CCD収容部301は、CCD台300に設けられた前述の開口部を含む部分が略矩形状に凹まされて形成されている。図2(a)に示すようにCCD181、LPF182、防塵パッキン183は、このCCD収容部301に嵌め込まれている。このCCD収容部301の大きさは、収容されるCCD181、281のうち、外形形状が大きい方を収容できるように設定されている。
ばね収容部302は、後述する調整ばね310を収容する部分であり、CCD台300の表面を凹ませて形成されている。ばね収容部302は、CCD収容部301を挟んだ一方側の領域に一つ(302a)、他方側の領域に二つ(302a、302b)の合計三つが設けられている。
ねじ孔303は、3つのばね収容部302にそれぞれ隣接して、例えば、合計三つ(302a、302b、302c)設けられている。ねじ孔303a、303b、303cには、それぞれCCD固定ねじ貫通孔185a、185b、185cを貫通したCCD固定ねじS1が螺合している。
ねじ孔303は、3つのばね収容部302にそれぞれ隣接して、例えば、合計三つ(302a、302b、302c)設けられている。ねじ孔303a、303b、303cには、それぞれCCD固定ねじ貫通孔185a、185b、185cを貫通したCCD固定ねじS1が螺合している。
位置決めボス304は、第1の撮像部180のCCD台300に対する位置を決めるものである。位置決めボス304は、CCD台300におけるCCD保持板金184に対向する面から突き出して形成された円柱状の部分であり、CCD収容部301を挟んで、例えば、二つ設けられている。
位置決めボス304は、第1の撮像部180のCCD保持板金184に設けられた位置決めボス挿入孔186に嵌合しており、この状態で第1の撮像部180のCCD台300に対する光軸A方向以外の方向への移動が制限されている。
位置決めボス304は、第1の撮像部180のCCD保持板金184に設けられた位置決めボス挿入孔186に嵌合しており、この状態で第1の撮像部180のCCD台300に対する光軸A方向以外の方向への移動が制限されている。
ここで、デジタルカメラ100に使用されるCCD181は、その結像面が、例えば、CCD181の取付面(入射面の反対側の面)に対して傾いていることがある。この結像面の傾き角は、CCD181の個体によって異なっており、第1の撮像部180は、CCD181の個体ごとにその結像面が光軸Aに対して垂直となるように調節する必要がある。なお、本明細書において、CCDの結像面とは、CCDに備えられた複数の受光素子によって形成される面を意味するものとする。
調整ばね310は、CCD181の結像面を光軸Aに対して傾き調節ができるように、第1の撮像部180をCCD台300に対してフローティング支持するものである。
調整ばね310は、ばね収容部302に収容された圧縮コイルばねであり、CCD台300とCCD保持板金184との間に挟まれて配置されている。
調整ばね310は、CCD固定ねじS1がCCD台300に締め込まれることによって圧縮され、CCD保持板金184をCCD台300に対して離間させる方向に付勢している。これによって、第1の撮像部180のCCD保持ユニット190に対するがたつきが防止される。
第1の撮像部180は、各CCD固定ねじS1の締め込み量が調節されることによって、光軸Aに対する姿勢が変化し、これによって、その結像面が光軸Aに対して垂直となるように調整できるようになっている。
この調整は、デジタルカメラ100によって検査用のチャートを撮影するとともに、このチャートの象限ごとの解像度を測定することによって行われ、この測定結果に基づいてCCD固定ねじS1の締め込み量が算出される。CCD固定ねじS1は、第1の撮像部180の結像面が光軸Aに対して垂直となるように調整したのち、例えば、接着剤によってCCD台300に固定される。
調整ばね310は、ばね収容部302に収容された圧縮コイルばねであり、CCD台300とCCD保持板金184との間に挟まれて配置されている。
調整ばね310は、CCD固定ねじS1がCCD台300に締め込まれることによって圧縮され、CCD保持板金184をCCD台300に対して離間させる方向に付勢している。これによって、第1の撮像部180のCCD保持ユニット190に対するがたつきが防止される。
第1の撮像部180は、各CCD固定ねじS1の締め込み量が調節されることによって、光軸Aに対する姿勢が変化し、これによって、その結像面が光軸Aに対して垂直となるように調整できるようになっている。
この調整は、デジタルカメラ100によって検査用のチャートを撮影するとともに、このチャートの象限ごとの解像度を測定することによって行われ、この測定結果に基づいてCCD固定ねじS1の締め込み量が算出される。CCD固定ねじS1は、第1の撮像部180の結像面が光軸Aに対して垂直となるように調整したのち、例えば、接着剤によってCCD台300に固定される。
次に、図1(b)、図2(b)及び図4を用いてデジタルカメラ200について説明する。
デジタルカメラ200は、ボディ210、レンズ鏡筒220、LCD230、コンデンサ240、フラッシュメモリ収容部250、バッテリ収容部260、配線部270、第2の撮像部280、CCD保持ユニット290を備えている。
ボディ210は、グリップが設けられている点においてデジタルカメラ100のボディ110と異なっている。グリップは、ボディ210の前面(通常撮影時に被写体に対向する面)が被写体側に張り出して形成されている。
レンズ鏡筒220、LCD230、コンデンサ240及びフラッシュメモリ収容部250については、それぞれ先に説明したデジタルカメラ100のレンズ鏡筒120、LCD130、コンデンサ140及びフラッシュメモリ収容部150と略同様の機能を有するため、その説明を省略する。
デジタルカメラ200は、ボディ210、レンズ鏡筒220、LCD230、コンデンサ240、フラッシュメモリ収容部250、バッテリ収容部260、配線部270、第2の撮像部280、CCD保持ユニット290を備えている。
ボディ210は、グリップが設けられている点においてデジタルカメラ100のボディ110と異なっている。グリップは、ボディ210の前面(通常撮影時に被写体に対向する面)が被写体側に張り出して形成されている。
レンズ鏡筒220、LCD230、コンデンサ240及びフラッシュメモリ収容部250については、それぞれ先に説明したデジタルカメラ100のレンズ鏡筒120、LCD130、コンデンサ140及びフラッシュメモリ収容部150と略同様の機能を有するため、その説明を省略する。
バッテリ収容部260は、ボディ210におけるグリップが形成された部分に設けられている。デジタルカメラ200のバッテリは、デジタルカメラ100がカード型のバッテリを使用するのに対し、例えば、単三型乾電池等の電池である。
デジタルカメラ200の配線部270は、デジタルカメラ100の配線部170が硬質基板171とFPC172とを組み合わせたものであるのに対し、一枚の硬質基板によって構成されている。配線部270は、LCD230の裏面に対向して配置されている。
配線部270を構成する硬質基板の厚みは、例えば、0.8mmとなっている。この硬質基板は、後述する硬質基板固定ねじS2が貫通するねじ孔271(図2(b)参照)を、例えば、二つ備えている。
デジタルカメラ200の配線部270は、デジタルカメラ100の配線部170が硬質基板171とFPC172とを組み合わせたものであるのに対し、一枚の硬質基板によって構成されている。配線部270は、LCD230の裏面に対向して配置されている。
配線部270を構成する硬質基板の厚みは、例えば、0.8mmとなっている。この硬質基板は、後述する硬質基板固定ねじS2が貫通するねじ孔271(図2(b)参照)を、例えば、二つ備えている。
第2の撮像部280は、デジタルカメラ100の第1の撮像部180と同様に、CCD281、LPF282、防塵パッキン183及びCCD保持板金284を備えている。
CCD281は、デジタルカメラ100のCCD181と同様な機能を有する光−電気変換素子である。CCD281は、入射面とは反対側の面から突き出して設けられた複数のリードを備えており、このリードの先端部が配線部270に対して、例えば、はんだ付けによって接続されている。
CCD281は、デジタルカメラ100のCCD181と同様な機能を有する光−電気変換素子である。CCD281は、入射面とは反対側の面から突き出して設けられた複数のリードを備えており、このリードの先端部が配線部270に対して、例えば、はんだ付けによって接続されている。
LPF282は、デジタルカメラ100に備えられたLPF182と同様に機能するものであり、CCD281の結像面に対して光軸A方向被写体側に設けられている。
防塵パッキン183は、デジタルカメラ100に備えられた防塵パッキン183と同じものであり、デジタルカメラ100及びデジタルカメラ200において共用されている。
防塵パッキン183は、デジタルカメラ100に備えられた防塵パッキン183と同じものであり、デジタルカメラ100及びデジタルカメラ200において共用されている。
CCD保持板金284は、金属材料によって形成された板材であり、CCD281と配線部270(硬質基板)との間に配置されている。CCD保持板金284は、その一方の面部の中央部に、CCD281が貼付されている。CCD保持板金284の厚みは、例えば、0.6mmとなっている。
CCD保持板金284は、CCD281が貼付された領域(以下、CCD貼付領域という)を挟んで固定ねじ貫通孔285(285a、285b)、位置決めボス挿入孔286、硬質基板固定ねじ孔287(287a、287b)を備えている(図4参照)。
CCD保持板金284は、CCD281が貼付された領域(以下、CCD貼付領域という)を挟んで固定ねじ貫通孔285(285a、285b)、位置決めボス挿入孔286、硬質基板固定ねじ孔287(287a、287b)を備えている(図4参照)。
固定ねじ貫通孔285は、例えば、CCD保持領域を挟んで一つずつ、合計二つ(285a、285b)が設けられている。二つの固定ねじ貫通孔285の一方(285a)を貫通するCCD固定ねじS1は、CCD台300のネジ孔303aに螺合し、他方(285b)を貫通するCCD固定ねじS1は、CCD台300のネジ孔303bに螺合している(ネジ孔303a、303bは、図3参照)。
デジタルカメラ100に使用されるCCD固定ねじS1とデジタルカメラ200に使用されるCCD固定ねじS1とは、同じものである。このように、デジタルカメラ100が3本のCCD固定ねじS1によって第1の撮像部180をCCD台300に固定しているのに対し、デジタルカメラ200は、2本のCCD固定ねじS1によって第2の撮像部280をCCD台300に固定している。
また、配線部270の硬質基板には、これらのCCD固定ねじS1のねじ頭との干渉を防止するための孔部が設けられている。
デジタルカメラ100に使用されるCCD固定ねじS1とデジタルカメラ200に使用されるCCD固定ねじS1とは、同じものである。このように、デジタルカメラ100が3本のCCD固定ねじS1によって第1の撮像部180をCCD台300に固定しているのに対し、デジタルカメラ200は、2本のCCD固定ねじS1によって第2の撮像部280をCCD台300に固定している。
また、配線部270の硬質基板には、これらのCCD固定ねじS1のねじ頭との干渉を防止するための孔部が設けられている。
位置決めボス挿入孔286は、例えば、CCD保持領域を挟んでCCD保持板金284の端部に一つずつ、合計二つ設けられている。これらの位置決めボス挿入孔286は、デジタルカメラ100のCCD保持板金184に設けられた位置決めボス挿入孔186と同様に位置決めボス304が挿入されている。
硬質基板固定ねじ孔287は、後述する硬質基板固定ねじS2に螺合可能なねじ孔である。硬質基板固定ねじ孔287は、例えば、CCD固定ねじ貫通孔285に隣接して一つずつ、合計二つ(287a、287b)設けられている。これらの硬質基板固定ねじ孔287a、287bは、CCD保持ユニット290を光軸A方向から見た場合に、それぞればね収容部302a、302bと重なる位置に形成されている。
CCD保持板金284は、配線部270(硬質基板)に対して、硬質基板固定ねじS2によって固定されている。なお、CCD保持板金284と配線部270とを接続した状態において、CCD281のリードの先端部と硬質基板とは、微少な間隔をおいて離間しており、はんだへのストレスが防止されている。
この硬質基板固定ねじS2の先端部は、CCD保持板金284における配線部270に対向する面とは反対側の面から突き出している(図2(b)参照)。以下、硬質基板固定ねじS2のCCD保持板金284から突き出した部分を突出部S2aと称して説明する。
前述のように、配線部270を構成する硬質基板及びCCD保持板金284の厚さは、それぞれ、例えば、0.8mm、0.6mmとなっている。硬質基板固定ねじS2の寸法を配線部270及びCCD保持板金284の厚さ(合計で1.4mm程度)に合わせて設定することは困難であり、この突出部S2aは、実質的に不可避的に設けられるものである。
この硬質基板固定ねじS2の先端部は、CCD保持板金284における配線部270に対向する面とは反対側の面から突き出している(図2(b)参照)。以下、硬質基板固定ねじS2のCCD保持板金284から突き出した部分を突出部S2aと称して説明する。
前述のように、配線部270を構成する硬質基板及びCCD保持板金284の厚さは、それぞれ、例えば、0.8mm、0.6mmとなっている。硬質基板固定ねじS2の寸法を配線部270及びCCD保持板金284の厚さ(合計で1.4mm程度)に合わせて設定することは困難であり、この突出部S2aは、実質的に不可避的に設けられるものである。
CCD保持ユニット290は、デジタルカメラ100に備えられたCCD保持ユニット190と同様の機能を有するものであり、CCD台300、スペーサ320を備えている。
このCCD台300は、デジタルカメラ100のCCD台300と同じものであり、デジタルカメラ100とデジタルカメラ200とにおいて、共用されている。
ここで、デジタルカメラ200のCCD281は、例えば、入射面とは反対側の面(CCD保持板金284への取付面)に対してその結像面が略平行に配置されており、第1の撮像部180のCCD181と異なり結像面を光軸Aに対して垂直とする調節を行う必要がないものである。
このため、デジタルカメラ200のCCD保持ユニット290は、デジタルカメラ100のCCD保持ユニット190と異なり、調整ばね310を備えていない。
このCCD台300は、デジタルカメラ100のCCD台300と同じものであり、デジタルカメラ100とデジタルカメラ200とにおいて、共用されている。
ここで、デジタルカメラ200のCCD281は、例えば、入射面とは反対側の面(CCD保持板金284への取付面)に対してその結像面が略平行に配置されており、第1の撮像部180のCCD181と異なり結像面を光軸Aに対して垂直とする調節を行う必要がないものである。
このため、デジタルカメラ200のCCD保持ユニット290は、デジタルカメラ100のCCD保持ユニット190と異なり、調整ばね310を備えていない。
スペーサ320は、CCD保持板金284とCCD台300との間に挟まれて設けられた板材であり、例えば、金属材料によって形成されている。前述のCCD保持板金284は、CCD固定ねじS1によってスペーサ320を介してCCD台300に固定されている。
スペーサ320は、光路に干渉しないようにその中央部が矩形状に切り欠かれている。また、スペーサ320は、CCD保持板金284と同様に、CCD台300の位置決めボス304が挿入される位置決めボス挿入孔321が設けられている(図2(b)参照)。
スペーサ320は、上記中央部の切欠きを挟んで、CCD固定ねじ貫通孔322が一対設けられており、CCD固定ねじS1が貫通可能になっている。
また、スペーサ320は、CCD保持ユニット290を光軸A方向から見た場合に、ばね収容部302a、302bと重なる位置が切り欠かれて形成された切欠部323が設けられている。
スペーサ320は、光路に干渉しないようにその中央部が矩形状に切り欠かれている。また、スペーサ320は、CCD保持板金284と同様に、CCD台300の位置決めボス304が挿入される位置決めボス挿入孔321が設けられている(図2(b)参照)。
スペーサ320は、上記中央部の切欠きを挟んで、CCD固定ねじ貫通孔322が一対設けられており、CCD固定ねじS1が貫通可能になっている。
また、スペーサ320は、CCD保持ユニット290を光軸A方向から見た場合に、ばね収容部302a、302bと重なる位置が切り欠かれて形成された切欠部323が設けられている。
前述のように、CCD281は、光軸Aに対する傾き調整が不要なのでCCD固定ねじS1は、第2の撮像部280がCCD台300に対して移動が実質的に不可能となる位置まで締め込まれる。
ここで、第2の撮像部280をCCD台300に装着した状態において、硬質基板固定ねじS2の先端部(突出部S2a)は、CCD保持板金284からCCD台300に向けて突き出して設けられているので、CCD台300とこの硬質基板固定ねじS2の突出部S2aとが干渉してCCD281の結像面が光軸Aに対して垂直にならない可能性がある。
しかし、本実施形態のデジタルカメラ200は、前述のように、CCD保持板金284に設けられた硬質基板固定ねじ孔287a、287bがCCD保持ユニット290を光軸A方向からみてばね収容部302a、302bに重なる位置に設けられ、かつ、デジタルカメラ200は、調整ばね310を備えていないので、硬質基板固定ねじS2の先端部(突出部S2a)は、ばね収容部302に収容される(図2(b)参照)。
これによって、硬質基板固定ねじS2の突出部S2aとCCD台300とが干渉することが防止され、第2の撮像部280をCCD台300に確実に装着できる。
ここで、第2の撮像部280をCCD台300に装着した状態において、硬質基板固定ねじS2の先端部(突出部S2a)は、CCD保持板金284からCCD台300に向けて突き出して設けられているので、CCD台300とこの硬質基板固定ねじS2の突出部S2aとが干渉してCCD281の結像面が光軸Aに対して垂直にならない可能性がある。
しかし、本実施形態のデジタルカメラ200は、前述のように、CCD保持板金284に設けられた硬質基板固定ねじ孔287a、287bがCCD保持ユニット290を光軸A方向からみてばね収容部302a、302bに重なる位置に設けられ、かつ、デジタルカメラ200は、調整ばね310を備えていないので、硬質基板固定ねじS2の先端部(突出部S2a)は、ばね収容部302に収容される(図2(b)参照)。
これによって、硬質基板固定ねじS2の突出部S2aとCCD台300とが干渉することが防止され、第2の撮像部280をCCD台300に確実に装着できる。
以上説明したように、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)別種のデジタルカメラ100、200において、そのCCD保持ユニット190、290のCCD台300及びCCD固定ねじS1を共用したから、それぞれの各カメラの製造、開発コストを低減できる。
(2)硬質基板固定ねじS2の先端部(突出部S2a)をCCD台300に備えられたばね収容部302に挿入したから、硬質基板固定ねじS2とCCD台300との干渉を防止でき、第2の撮像部280をCCD台300に確実に装着できる。また、CCD台300に別途突出部S2aを退避させる退避部を設ける必要がなく、CCD台300の大型化を防止できる。
(3)CCD281の光軸A上の位置を調整するスペーサ320に切欠部323を設けたから、硬質基板固定ねじS2とスペーサ320との干渉を防止できる。
(4)第1の撮像部180及び第2の撮像部280において、防塵パッキン183を共用したから各カメラをコストダウンできる。また、防塵パッキン183をゴム系の材料によって形成したので、CCD固定ねじS1を締め込むと、防塵パッキン183が変形する。これによって、CCD181、281の外形形状差が吸収され、これらのCCDをCCD収容部301に確実に装着できる。
(1)別種のデジタルカメラ100、200において、そのCCD保持ユニット190、290のCCD台300及びCCD固定ねじS1を共用したから、それぞれの各カメラの製造、開発コストを低減できる。
(2)硬質基板固定ねじS2の先端部(突出部S2a)をCCD台300に備えられたばね収容部302に挿入したから、硬質基板固定ねじS2とCCD台300との干渉を防止でき、第2の撮像部280をCCD台300に確実に装着できる。また、CCD台300に別途突出部S2aを退避させる退避部を設ける必要がなく、CCD台300の大型化を防止できる。
(3)CCD281の光軸A上の位置を調整するスペーサ320に切欠部323を設けたから、硬質基板固定ねじS2とスペーサ320との干渉を防止できる。
(4)第1の撮像部180及び第2の撮像部280において、防塵パッキン183を共用したから各カメラをコストダウンできる。また、防塵パッキン183をゴム系の材料によって形成したので、CCD固定ねじS1を締め込むと、防塵パッキン183が変形する。これによって、CCD181、281の外形形状差が吸収され、これらのCCDをCCD収容部301に確実に装着できる。
[変形形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)本発明の撮像素子保持ユニットの構成は、実施形態に記載したものに限らず適宜変更が可能である。例えば、撮像素子保持ユニットに装着される撮像素子は、CMOS等であってもよい。また、実施形態の撮像素子保持ユニットは、2種類のカメラに対して共用されるものであったが、実施形態の撮像素子保持ユニットが使用されるカメラの種類は、例えば、3種類以上であってもよい。
(2)実施形態の撮像素子保持ユニットは、レンズ一体型のデジタルカメラのボディ内において、レンズ鏡筒の固定筒に固定される構成であったが、これに限らず、例えば、レンズ交換式のカメラシステムにおけるカメラ本体部に設けられてもよい。
(3)実施形態において突出部は、硬質基板固定ねじであったが、突出部はこれに限らず、例えば、リベットやピンのようなものでもよい。
(4)実施形態において、スペーサは、板材によって形成されたワンピース構造のものであったが、スペーサの形状はこれに限らず、例えば、ワッシャのようなものでもよい。また、スペーサは、複数枚が重ねて使用されてもよい。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)本発明の撮像素子保持ユニットの構成は、実施形態に記載したものに限らず適宜変更が可能である。例えば、撮像素子保持ユニットに装着される撮像素子は、CMOS等であってもよい。また、実施形態の撮像素子保持ユニットは、2種類のカメラに対して共用されるものであったが、実施形態の撮像素子保持ユニットが使用されるカメラの種類は、例えば、3種類以上であってもよい。
(2)実施形態の撮像素子保持ユニットは、レンズ一体型のデジタルカメラのボディ内において、レンズ鏡筒の固定筒に固定される構成であったが、これに限らず、例えば、レンズ交換式のカメラシステムにおけるカメラ本体部に設けられてもよい。
(3)実施形態において突出部は、硬質基板固定ねじであったが、突出部はこれに限らず、例えば、リベットやピンのようなものでもよい。
(4)実施形態において、スペーサは、板材によって形成されたワンピース構造のものであったが、スペーサの形状はこれに限らず、例えば、ワッシャのようなものでもよい。また、スペーサは、複数枚が重ねて使用されてもよい。
100 デジタルカメラ : 120 レンズ鏡筒 : 180 第1の撮像部 : 181 CCD : 190 CCD保持ユニット : 200 デジタルカメラ : 220 レンズ鏡筒 : 270 配線部 : 280 第2の撮像部 : 281 CCD : 290 CCD保持ユニット : 300 CCD台 : 302 ばね収容部 : 303 ねじ孔 : 310 調整ばね : 320 スペーサ : 323 切欠部 : S1 CCD固定ねじ : S2 硬質基板固定ねじ
Claims (9)
- 本体部と、
光軸に対する結像面の傾き調整を要する第1の撮像素子を含む第1の撮像部と前記本体部とを係合させてこの第1の撮像部を前記本体部に固定する係合部と
を備え、
前記係合部は、前記光軸に対する結像面の傾き調整が不要な第2の撮像素子を含む第2の撮像部と前記本体部とを係合させてこの第2の撮像部を前記本体部に固定可能であること
を特徴とする撮像部保持ユニット。 - 請求項1に記載の撮像部保持ユニットにおいて、
前記係合部は、
前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部に対してそれぞれ係合可能なねじと、
前記本体部に設けられ、前記ねじに対してねじ結合可能なねじ孔とを含むこと
を特徴とする撮像部保持ユニット。 - 請求項1又は請求項2に記載の撮像素子保持ユニットにおいて、
前記本体部は、前記第1の撮像部を支持するばねを収容可能な凹部を備え、
前記凹部は、前記第2の撮像部から前記本体部側に突き出して設けられた突出部を収容可能であること
を特徴とする撮像部保持ユニット。 - 光軸に対する結像面の傾き調整を要する第1の撮像素子を含む第1の撮像部及び前記光軸に対する結像面の傾き調整が不要な第2の撮像素子を含む第2の撮像部の一方を選択的に装着可能な本体部と、
前記本体部に備えられ、前記第1の撮像部を支持するばねを収容可能に設けられるとともに、前記第2の撮像部から前記本体部側に突き出して設けられた突出部を収容可能な凹部と
を備えた撮像部保持ユニット。 - 請求項3又は請求項4に記載の撮像部保持ユニットにおいて、
前記突出部は、前記第2の撮像素子を支持する支持部と硬質基板とを接続する接続ねじの先端部であること
を特徴とする撮像部保持ユニット。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の撮像部保持ユニットにおいて、
前記本体部と前記第2の撮像部との間に装着され、前記第2の撮像部の前記光軸方向における位置を調節可能なスペーサを含むこと
を特徴とする撮像部保持ユニット。 - 請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の撮像部保持ユニットにおいて、
前記本体部と前記第2の撮像部との間に装着され、前記第2の撮像部の前記光軸方向における位置を調節可能なスペーサを含み、
前記スペーサは、前記装着状態において前記凹部と重なる位置を切り欠いて設けられた切欠部を含むこと
を特徴とする撮像部保持ユニット。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の撮像部保持ユニットを備えること
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の撮像部保持ユニットを備えること
を特徴とする撮像装置。
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