JP2580206Y2 - 撮像素子の保持装置 - Google Patents

撮像素子の保持装置

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JP2580206Y2
JP2580206Y2 JP1993064163U JP6416393U JP2580206Y2 JP 2580206 Y2 JP2580206 Y2 JP 2580206Y2 JP 1993064163 U JP1993064163 U JP 1993064163U JP 6416393 U JP6416393 U JP 6416393U JP 2580206 Y2 JP2580206 Y2 JP 2580206Y2
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JP
Japan
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holding
optical axis
lens
lens mount
image sensor
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JP1993064163U
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智 松廣
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、撮像素子を使用し、且
つレンズ交換可能なビデオカメラ等におけるレンズのフ
ランジバックや焦点調整機構を持つ撮像素子の保持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の保持装置として、実公平1−17
894号公報(H04N 5/225)に示すようなも
のがある。この考案による撮像素子の保持装置を図2に
示す。取付螺子24、24、24をレンズマウント25
の前方より螺入し、弛まない様に強固に締着しており、
この取付螺子24、24、24のボルトに対して撮像素
子4を保持したブラケット22を取り付けている。すな
わち、ブラケット22に形成したボルト挿入孔22a、
22a、22aに、調整ナット27、27、27を挿入
し、レンズマウント25とブラケット22の間で、ボル
トにコイルバネ26、26、26を嵌挿し、ブラケット
22を取付けて調整ナット27、27、27を螺入す
る。なお、21は固体撮像素子、23はプリント基板、
28、28はブラケット22をプリント基板23に取り
付けるネジである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記保
持装置にてレンズのフランジバックや焦点調整を行うこ
と、すなわちレンズマウント25と固体撮像素子21と
の距離を調整するには、レンズマウント25を固体撮像
素子21の光軸方向に平行移動させなければならない。
そのためには3つの調整ナット27、27、27の螺入
量を調整しなければならす、固体撮像素子21の光学中
心とレンズマウント25に保持されるレンズの光軸を一
致させた状態を維持することは容易ではなかった。
【0004】本考案は、レンズのフランジバックや焦点
調整を行う撮像素子の保持装置において、撮像素子の光
学中心とレンズマウントに保持されるレンズの光軸を一
致させた状態を維持しやすくし、且つ部品点数を削減
し、小型化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、撮像素子の保持装置として、レンズユニ
ットを保持するレンズマウントと、撮像素子を保持し、
前記レンズユニットの光軸を中心とした円周方向に傾斜
した複数の第1斜面を有する保持部材と、前記レンズマ
ウントと前記保持部材の間に前記光軸を中心に回動自在
に設けられ、且つ前記複数の第1斜面に接し前記円周方
向とは逆の方向に傾斜する複数の第2斜面を有する杆部
材と、前記保持部材を前記光軸方向に移動可能、且つ前
記光軸を中心として回動不可に保持し、前記杆部材と供
に前記レンズマウントに押圧する板バネ部材とを具備し
た。
【0006】
【作用】杆部材がレンズユニットの光軸を中心に回動す
れば、保持部材に設けられた複数の第1斜面と、杆部材
に設けられた複数の第2斜面により杆作用で、保持部材
が光軸方向に移動する。
【0007】
【実施例】以下、図面に従い本考案の実施例について説
明する。図1は本考案の実施例である撮像素子の保持装
置の分解斜視図である。図において、レンズユニット1
はレンズマウント2に固定される。さらに、レンズマウ
ント2には、レンズユニット1を固定する側とは逆の面
に、レンズユニット1の光軸3を中心とした円形のガイ
ド部2aが設けられている。
【0008】一方、撮像素子4を保持する保持部材5に
は、光軸3を中心とした円周方向に傾斜した複数の第1
斜面5a、5a、5aが設けれれている。そして、撮像
素子4はスペーサ6と撮像素子マウンタ7と共に、ネジ
8、8によって保持部材5に固定される。この時、撮像
素子4は保持部材5の突起5bや壁面5cによって精度
良く位置規制される。
【0009】そして、光軸3を中心として回動可能に保
持される杆部材9の外周部9aは、光軸3を中心とした
円形で、且つレンズマウント2のガイド部2aに沿う様
に加工されている。また、杆部材9には、杆部材9を光
軸3を中心として回動させるための調整部材10の偏心
ピン10aが挿入されるスリット部9bが設けられてお
り、調整部材10を回動させることにより偏心ピン10
aがスリット部9bに作用し、杆部材9が光軸3を中心
として回動する。さらに杆部材9には、内側に光軸3を
中心とした円形のガイド部9cと、保持部材5に設けら
れた第1斜面5a、5a、5aとは逆方向に傾斜した複
数の第2斜面9d、9d、9dが設けれれている。そし
て、第1斜面5a、5a、5aと第2斜面9d、9d、
9dとが夫々接するように保持部材5と杆部材9は、後
述する板バネ11により保持される。
【0010】すなわち、レンズマウント2のガイド部2
aと杆部材9の外周部9aが沿い、杆部材9のガイド部
9cと保持部材5の外周部5dが沿い、且つ各々のガイ
ド部と外周部の中心はレンズユニット1の光軸3と一致
しているので、保持部材5の突起部5bや壁面5cを適
正に決めてやれば、撮像素子4の光学中心と光軸3は、
杆部材9の動きに関係なく、一致させておく事ができ
る。
【0011】また、板バネ11は、保持部材5に設けら
れた突起部5e、5eを押さえ込む折曲部11a、11
aを持ち、且つ調整部材10の外周に沿う切り欠き部1
1bを持つ。さらに、板バネ11の固定用穴11c、1
1c、11cとシャーシ12の貫通穴12a、12a、
12a及びレンズマウント2のネジ穴2b、2b、2b
の位置は一通している。そのため、ネジ13、13、1
3でレンズマウント2と板バネ11を固定すると同時
に、杆部材9、シャーシ12に設けられた貫通孔12b
に挿入された調整部材10、及び撮像素子4を保持した
保持部材5も固定する事ができる。また、板バネ11が
レンズマウント2に固定される時、保持部材5の突起5
e、5eは板バネ11の折曲部11a、11aで押さえ
込まれるため、保持部材5は光軸3を中心に回転するこ
とはない。
【0012】以上より、撮像素子の保持装置の外部より
調整部材10を回転させることにより、撮像素子4はそ
の光学中心をレンズユニット1の光軸3に一致した状態
で、光軸3に平行且つ回転運動せずに前後運動させるこ
とができる。従って、調整部材10の回転を止めて固定
すれば、撮像素子4の位置がレンズユニット1に対して
所望の位置に固定することができ、結果としてレンズユ
ニット1のフランジバック調整や焦点調整が可能とな
る。
【0013】以上の実施例では、レンズマウント2とシ
ャーシ12を別部品とした。この場合、部品点数は増え
るが、レンズユニット1がネジ込みによってレンズマウ
ント2に固定される場合、レンズマウント2のネジの切
り始め位置の規制、すなわち、レンズユニット1の固定
終了後の回転位置決めが有利だからであり、特に電気的
にレンズユニット1のアイリス制御を行い、コードがあ
り、尚且つレンズユニット1自身に回転位置を調整する
機構を持たない場合有利である。これらレンズユニット
1自身の回転位置決め精度を要求しないならば、レンズ
マウント2とシャーシ12を、例えばダイキャスト等で
作り、一つの部品とすることは可能である。
【0014】また、実施例中、レンズユニット1の光軸
3を中心とした円形のガイド2a、9cは、各々内側へ
ガイド形状を設けたが、これは小型化に有利なためであ
る。しかしながら、機能上、外側へガイド形状を設けた
り、溝形状として各ガイドを同一寸法としても実施可能
である。
【0015】さらに、板バネ11の折曲部11a、11
a及び保持部材5の突起5e、5eの形状は本実施例に
限定されることなく、例えば、保持部材5の第1斜面5
a、5a、5aを形成する凸部の斜面とは逆の方向から
押さえ付けるように板バネ11を変形してもよい。ま
た、調整部材10は、本実施例の様に横方向から挿入さ
れることには限定されず、上、あるいは下から挿入され
る様構成してもよい。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、寸法制度の必要な箇所
を多く必要とせず、撮像素子の光学中心とレンズマウン
トに保持されるレンズの光軸を一致させた状態を維持し
やすくし、且つ部品点数を削減し、小型化可能な保持装
置を提供することができ、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示した分解斜視図である。
【図2】従来技術を示した分解斜視図である。
【符号の説明】
2 レンズマウント 4 撮像素子 5 保持部材 5a、5a、5a 第1斜面 9 杆部材 9d、9d、9d 第2斜面 11 板バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズユニットを保持するレンズマウン
    トと、 撮像素子を保持し、前記レンズユニットの光軸を中心と
    した円周方向に傾斜した複数の第1斜面を有する保持部
    材と、 前記レンズマウントと前記保持部材の間に前記光軸を中
    心に回動自在に設けられ、且つ前記複数の第1斜面に接
    し前記円周方向とは逆の方向に傾斜する複数の第2斜面
    を有する杆部材と、 前記保持部材を前記光軸方向に移動可能、且つ前記光軸
    を中心として回動不可に保持し、前記杆部材と供に前記
    レンズマウントに押圧する板バネ部材と、 を具備することを特徴とする撮像素子の保持装置。
JP1993064163U 1993-11-30 1993-11-30 撮像素子の保持装置 Expired - Lifetime JP2580206Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993064163U JP2580206Y2 (ja) 1993-11-30 1993-11-30 撮像素子の保持装置

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JP1993064163U JP2580206Y2 (ja) 1993-11-30 1993-11-30 撮像素子の保持装置

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Publication Number Publication Date
JPH0733071U JPH0733071U (ja) 1995-06-16
JP2580206Y2 true JP2580206Y2 (ja) 1998-09-03

Family

ID=13250130

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JP1993064163U Expired - Lifetime JP2580206Y2 (ja) 1993-11-30 1993-11-30 撮像素子の保持装置

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JP2008187284A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Fujitsu General Ltd カメラ装置

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JPH0733071U (ja) 1995-06-16

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