JPH0328622Y2 - - Google Patents

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JPH0328622Y2
JPH0328622Y2 JP1984162837U JP16283784U JPH0328622Y2 JP H0328622 Y2 JPH0328622 Y2 JP H0328622Y2 JP 1984162837 U JP1984162837 U JP 1984162837U JP 16283784 U JP16283784 U JP 16283784U JP H0328622 Y2 JPH0328622 Y2 JP H0328622Y2
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JP
Japan
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case
camera
storage case
slide shaft
eccentric cam
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JP1984162837U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、モニターテレビカメラ等に組込れ
た撮像部品の位置をスライドさせて焦点調整を行
なう機構に関する。
(従来) 従来、レンズの取付けられたレンズマウントベ
ースに、そのうちの一本が回転可能となつている
ような複数の軸が、取付けられており、撮像管の
取付けられた可動基板が前記複数の軸に支えられ
ており、前記回転可能な軸と前記可動基板は螺合
されおり、回転可能な軸を回転させることによ
り、可動基板を動かし、撮像管とレンズの間隔を
調整することにより、焦点を調整するようにした
ものがあつた。(例えば、実開昭50−109522号公
報参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところが、この構造では、回転可能な軸により
力を加えられる可動基板上の点が、他の軸が可動
基板を貫通する点と離れているので、回転可能な
軸以外の軸が一本だけあり、しかも、その軸と可
動基板に取付けられた軸受との接触面の加工精度
が低い場合には、回転可能な軸を回転させて、可
動基板の位置を調整する際、回転可能な軸以外の
軸を曲げようとする力が軸受から及ぼされるの
で、可動基板がブレを起こす恐れがあります。
この考案は、前記従来の問題点を解消するため
に成されたもので、撮像管が取付けられた収容ケ
ースを支える軸が一本だけあり、しかも、その軸
と収容ケースに取付けられた軸受部分の接触面の
加工精度が低い場合でも、収容ケースがブレを起
こさずに、焦点調節のために収容ケースの位置を
動かすことができるような焦点調節装置を提供す
ることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案による焦点
調節装置は、前面にカメラレンズ部14を有する
カメラケース10内に撮像部品15が収容ケース
17に収容されて組込まれ、収容ケース17を貫
通してスライド軸19が設けられ、スライド軸1
9の前端には収容ケース17をカメラケース10
内の後方に向けて押す状態のバネ部材20が組込
まれ、スライド軸19の後端には収容ケース17
の後面に接した偏心カム25が調整ネジ26で回
転自在に取付けられ、この調整ネジ26に対応し
てカメラケース10にドライバー27等の工具差
込孔29が設けられ、カメラケース10外から工
具27を差込んで調整ネジ26とともに偏心カム
25を回転させることにより、収容ケース17と
ともに撮像部品15をスライド軸19に沿つて移
動させるようにすることにより構成されている。
(作用) この様に構成されているので、工具差込穴に差
込まれたドライバー等により調整ネジが回される
と、偏心カムが回転し、偏心カムの外周に接触す
るようにバネ部材で押えつけられながら収容ケー
スの位置が軸方向に動かされ、カメラレンズと撮
像部品の焦点調節がなされる。収容ケースは、収
容ケースを支えるスライド軸が収容ケースを貫通
する点の近傍にバネ部材や偏心カム外周からの力
を受けながら動かされ、スライド軸を曲げようと
する力が働かず、動かされている時に収容ケース
がブレを起こすことがない。
(実施例) 以下図面に示す実施例に基づいてこの考案を詳
細に説明する。
第1図の斜視図および第2図の断面図に示すよ
うに、カメラケース10の内側から前面板11を
貫通してリング状の固定ベース12がネジ13で
固定され、この固定ベース12の前方にカメラレ
ンズ部14がネジ結合され、後方に撮像部品15
やプリアンプ回路基板16等が組込まれシールド
された収容ケース17が連結されている。固定ベ
ース12の外周にはリング状の回転ベース18が
結合され、回転ベース18に一端がはめ込まれて
固定され他端が収容ケース17を貫通したスライ
ド軸19が設けられ、スライド軸19の回転ベー
ス18と収容ケース17との間には圧縮状態のコ
イルバネなどからなるバネ部材20が挟まれてい
る。スライド軸19の収容ケース17の後端を突
き抜けた他端部分には柱状部品21がネジ22で
同軸に連結固定され、柱状部品21を直交して貫
通し中心軸にネジ溝が形成されたスリーブ23に
抜け止め用のネジ24、偏心カム25、この偏心
カム25をスリーブ23に固定する調整ネジ26
が取付けられ、偏心カム25を柱状部品21に偏
心カム25の回転をロツクするためのネジ27が
設けられている。
偏心カム25の外周は収容ケース17の後面に
接しており、この偏心カム25を調整ネジ26と
ともに回転させることにより、収容ケース17が
スライド軸19に沿いバネ部材20の弾性に抗し
て移動するようになつている。ネジ26,27に
対応するカメラケース10の部分にはドライバー
28を外部から差し込むための差込孔29が設け
られている。なお、固定ベース12の外周には円
周凹溝30が設けられ、第3図に示すように、こ
の円周凹溝30に回転ベース18を貫通したガイ
ドネジ31と固定ネジ32の先端が係合し、固定
ネジ32を緩めることにより回転ベース18が回
動可能に支持され撮像部品15の傾きを美調整し
得るようになつている。また、カメラレンズ部1
4と撮像部品15とは光軸が一致するよう同軸上
に配置され、固定ベース12の中心孔33に収容
ケース17の前方に突き出した環状のフランジ部
34が進退自在に係合している。偏心カム25に
は調整ネジ26の頭部が例えば接着剤36で固定
され、調整ネジ26を中心とした判円形状のスリ
ツト孔35が形成され、このスリツト孔35を介
してロツクネジ27により偏心カム25が固定ま
たは回転可能な状態を選択しうるようになつてい
る。
以上のように構成されており、テレビカメラの
製造時や設置調整時、撮像部品15の交換時など
の最終組立後の完成品の状態において、カメラケ
ース10を開かなくても、差込孔29からドライ
バー28を差込んで、ロツクネジ27を緩めた後
調整ネジ26を左右方向に回すと、偏心カム25
が一緒に回転して収容ケース17をスライド軸1
9に沿つて前後に移動させる。その結果収容ケー
ス17に組込まれた撮像部品15も前後に移動し
てカメラレンズ部14との距離が変化し焦点位置
が調節される。調節ネジ26すなわち偏心カム2
5を第1〜2図に示した状態から右回転させる
と、収容ケース17はバネ部材20を圧縮しなが
ら前方に移動し、左回転させるとバネ部材20に
押し戻されて後方に移動する。収容ケース17
は、収容ケース17を支えるスライド軸19が収
容ケース17を貫通する点の近傍にバネ部材20
や偏心カム25外周からの力を受けながら動かさ
れるので、、スライド軸19を曲げようとする力
が働かず、動かされている時に収容ケース17が
ブレを起こすことがない。スライド軸19と柱状
部品21との連結位置をネジ22により調節する
ことにより、収容ケース17の可動範囲は拡が
り、ネジ22を緩めると柱状部品21とともに偏
心カム25などが取外され、収容ケース17をス
ライド軸19から抜き去つて、撮像部品15の交
換作業などを行なう。
(考案の効果) 上述のようにこの考案によれば、テレビカメラ
ケースを開かなくてもケース外からドライバー等
の工具を差し込んで偏心カムを回すという簡単な
作業で内部に組込まれた撮像部品の位置を移動さ
せてカメラレンズとの間隔を変化させ、容易に焦
点を調節することができるとともに、収容ケース
を支えるスライド軸が一本だけであり、しかも、
スライド軸と、収容ケースのスライド軸と接触す
る部分との加工精度が低くても、収容ケースにブ
レを起こさずに、焦点調節のために収容ケースの
位置を動かすことができる。という優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の要部斜視図、第2図は
第1図の縦断面図、第3図は同じく角度調節機構
を示す部分平面図である。 10……カメラケース、12……固定ベース、
14……カメラレンズ部、15……撮像部品、1
7……収容ケース、18……回転ベース、19…
…スライド軸、20……バネ部材、25……偏心
カム、26……調整ネジ、27……ロツクネジ、
28……ドライバー、29……差込孔、35……
スリツト孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面にカメラレンズ部14を有するカメラケー
    ス10内に撮像部品15が収容ケース17に収容
    されて組込まれ、収容ケース17を貫通してスラ
    イド軸19が設けられ、スライド軸19の前端に
    は収容ケース17をカメラケース10内の後方に
    向けて押す状態のバネ部材20が組込まれ、スラ
    イド軸19の後端には収容ケース17の後面に接
    した偏心カム25が調整ネジ26で回転自在に取
    付けられ、この調節ネジ26に対応してカメラケ
    ース10にドライバー27等の工具差込孔29が
    設けられ、カメラケース10外から工具27を差
    込んで調整ネジ26とともに偏心カム25を回転
    させることにより、収容ケース17とともに撮像
    部品15をスライド軸19に沿つて移動させるよ
    うにしてなる焦点調節装置。
JP1984162837U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH0328622Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984162837U JPH0328622Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984162837U JPH0328622Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6179316U JPS6179316U (ja) 1986-05-27
JPH0328622Y2 true JPH0328622Y2 (ja) 1991-06-19

Family

ID=30720710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984162837U Expired JPH0328622Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0328622Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5215793Y2 (ja) * 1972-10-03 1977-04-09
JPS50109522U (ja) * 1974-02-15 1975-09-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6179316U (ja) 1986-05-27

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