JP2003337271A - 結像レンズ装置及び撮像装置 - Google Patents

結像レンズ装置及び撮像装置

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JP2003337271A
JP2003337271A JP2002146732A JP2002146732A JP2003337271A JP 2003337271 A JP2003337271 A JP 2003337271A JP 2002146732 A JP2002146732 A JP 2002146732A JP 2002146732 A JP2002146732 A JP 2002146732A JP 2003337271 A JP2003337271 A JP 2003337271A
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lens
pair
frame
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optical axis
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JP2002146732A
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Hiroto Ogiyama
宏人 荻山
Tatsuro Makii
達郎 牧井
Eiji Miyagaki
英治 宮垣
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ支持機構の小型化及び組み立ての容易
化を図る。 【解決手段】 レンズ11を支持するレンズ支持部材1
9と、レンズ支持部材19に設けられたレンズ支持枠1
9aと共にレンズ11の外周部を保持するレンズ保持枠
21とを有し、レンズ保持枠21は、レンズ11の一面
と当接される環状部21aと、環状部21aからレンズ
11の外周部に沿って光軸方向に延長して設けられた一
対の連結片21bと、一対の連結片21bの先端部にレ
ンズ支持枠19aに設けられた被係止部24と係合され
る係止部21dとを有し、レンズ保持枠21がレンズ支
持枠19aと共にレンズ11の両面を挟み込みながら、
一対の連結片21bの係止部21dがレンズ支持枠19
の被係止部24と係合されることによって、一対の連結
片21bがレンズ支持枠19aとレンズ保持枠21とを
連結し、その間にレンズ11が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレンズのう
ち少なくとも一のレンズを光軸方向に変位させることに
よって、被写体の像を結像する結像レンズ装置、並びに
そのような結像レンズ装置で結像された被写体の像を固
体撮像素子で受像することによって、被写体の像を撮像
する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鏡筒本体に光軸を一致させた
状態で配置された複数のレンズのうち、鏡筒本体に収納
された一部のレンズを光軸方向に変位させることによっ
て、被写体の像を結像する結像レンズ装置がある。ま
た、このような結像レンズ装置で結像された被写体の像
をCCD(charge-coupled device)等の固体撮像素子で
受像し、この固体撮像素子が受像した光を光電変換して
電気信号として出力し、被写体の像に対応したデジタル
画像データを生成する、いわゆるデジタルスチルカメラ
等の撮像装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ジタルスチルカメラ等の撮像装置では、携帯の利便性や
使い勝手の良さを向上させるため、装置全体の小型化が
積極的に進められている。中でも、上述した結像レンズ
装置を構成する鏡筒本体に固体撮像素子等を取り付ける
ことによって、撮像装置の小型パッケージ化が行われて
いる。
【0004】また、鏡筒本体の内部には、上述した一部
のレンズを光軸方向に移動可能に支持するレンズ支持機
構が設けられており、このレンズ支持機構を小型化し、
組み立てを容易にすることで、装置全体を更に小型化及
び低コスト化することが可能である。しかしながら、こ
のようなレンズ支持機構の小型化及び組み立ての容易化
は、従来では余り行われてはおらず、例えば特開平5−
188253号公報、特開平9−281374号公報、
特開平10−282385号公報のように、レンズを鏡
筒本体に適切に固定することを目的としたものがほとん
どである。
【0005】そこで、本発明は、このような従来の事情
に鑑みて提案されたものであり、鏡筒本体の内部でレン
ズを光軸方向に移動可能に支持するための機構を小型化
し、組み立てを容易にすることによって、更なる小型化
及び低コスト化を可能とした結像レンズ装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】また、本発明は、そのような結像レンズ装
置を備えることによって、更なる小型化及び低コスト化
を可能とすると共に、被写体の像を高分解能で撮像する
ことを可能とした撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る結像レンズ装置は、被写体の像を結像
させる複数のレンズが光軸を一致させた状態で配置され
る鏡筒本体と、鏡筒本体に収納され、複数のレンズのう
ち少なくとも一のレンズを光軸方向に移動可能に支持す
るレンズ支持手段と、レンズ支持手段により移動可能に
支持されたレンズを光軸方向に変位駆動するレンズ駆動
手段とを備え、レンズ支持手段は、レンズを支持するレ
ンズ支持部材と、レンズ支持部材に設けられたレンズ支
持枠と共にレンズの外周部を保持するレンズ保持枠とを
有し、レンズ保持枠は、レンズの一面と当接される環状
部と、環状部からレンズの外周部に沿って光軸方向に延
長して設けられた一対の連結片と、一対の連結片の先端
部にレンズ支持枠に設けられた一対の被係止部と係合さ
れる一対の係止部とを有し、レンズ保持枠がレンズ支持
枠と共にレンズの両面を挟み込みながら、一対の連結片
の係止部がレンズ支持枠の一対の被係止部と係合される
ことによって、一対の連結片がレンズ支持枠とレンズ保
持枠とを連結し、その間にレンズが保持されることを特
徴としている。
【0008】以上のように、本発明に係る結像レンズ装
置では、レンズの両面を挟み込むレンズ支持枠とレンズ
保持枠との間が一対の連結片により連結され、その間に
レンズが保持された構造となっていることから、レンズ
の外周部がレンズ支持枠とレンズ保持枠との間で露出す
ることとなり、その分だけレンズが収納される鏡筒本体
の内部空間を縮小し、この鏡筒本体を小型化することが
できる。
【0009】また、本発明に係る撮像装置は、被写体の
像を結像させる複数のレンズが光軸を一致させた状態で
配置される鏡筒本体と、鏡筒本体に収納され、複数のレ
ンズのうち少なくとも一のレンズを光軸方向に移動可能
に支持するレンズ支持手段と、レンズ支持手段により移
動可能に支持されたレンズを光軸方向に変位駆動するレ
ンズ駆動手段と、複数のレンズにより結像された被写体
の像を受像する固体撮像素子とを備え、レンズ支持手段
は、レンズを支持するレンズ支持部材と、レンズ支持部
材に設けられたレンズ支持枠と共にレンズの外周部を保
持するレンズ保持枠とを有し、レンズ保持枠は、レンズ
の一面と当接される環状部と、環状部からレンズの外周
部に沿って光軸方向に延長して設けられた一対の連結片
と、一対の連結片の先端部にレンズ支持枠に設けられた
一対の被係止部と係合される一対の係止部とを有し、レ
ンズ保持枠がレンズ支持枠と共にレンズの両面を挟み込
みながら、一対の連結片の係止部がレンズ支持枠の一対
の被係止部と係合されることによって、一対の連結片が
レンズ支持枠とレンズ保持枠とを連結し、その間にレン
ズが保持されることを特徴としている。
【0010】以上のように、本発明に係る撮像装置で
は、レンズの両面を挟み込むレンズ支持枠とレンズ保持
枠との間が一対の連結片により連結され、その間にレン
ズが保持された構造となっていることから、レンズの外
周部がレンズ支持枠とレンズ保持枠との間で露出するこ
ととなり、その分だけレンズが収納される鏡筒本体の内
部空間を縮小し、この鏡筒本体を小型化することがで
き、その場合も被写体の像を固体撮像素子により高分解
能で撮像することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した結像レン
ズ装置及び撮像装置について、図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0012】図1及び図2に示すように、本発明を適用
した撮像装置1は、鏡筒本体2に光軸を一致させた状態
で配置された複数のレンズのうち、鏡筒本体2に収納さ
れた一部のレンズを光軸方向に変位させることによっ
て、被写体の像を結像する本発明を適用した結像レンズ
装置に、複数のレンズにより結像された被写体の像を受
像する固体撮像素子を取り付けることによって、全体を
小型パッケージ化したものである。そして、このような
撮像装置1は、小型化が図られることによって、ビデオ
カメラやデジタルスチルカメラ等を構成するに好適なも
のとして使用されている。なお、本例では、結像レンズ
装置の前玉有効径を約5.2mmとして設計したが、そ
のような設計範囲に限定されるものではなく、更に小型
化することも可能である。
【0013】鏡筒本体2は、複数のレンズが光軸を一致
させた状態で配置された主鏡筒3と、複数のレンズによ
り結像される被写体の像面に位置するように固体撮像素
子が取り付けられた後部鏡筒4とから構成されている。
【0014】この鏡筒本体2の内部において、複数のレ
ンズは、図3及び図4に示すように、被写体側から、主
鏡筒3に対して固定された第1のレンズ5及び第2のレ
ンズ6からなる固定レンズ群7と、主鏡筒3の内部で光
軸方向に移動可能に支持された第3のレンズ8、第4の
レンズ9及び第5のレンズ10からなる可動レンズ群1
1とを有して構成されている。また、複数のレンズのう
ち、第3のレンズ8乃至第4のレンズ9は、光学ガラス
からなり、互いの光軸を一致させた状態で接合された接
合レンズとなっている。一方、第5のレンズ10は、光
学プラスチックからなるプラスチックレンズであり、光
学プラスチックを射出成形することにより形成される。
また、第5のレンズ10の外周部には、第4のレンズ9
を嵌合させるための保持枠10aが設けられている。
【0015】また、固定レンズ群7と可動レンズ群11
との間には、絞り12が配置されている。そして、これ
ら複数のレンズにより結像される被写体の像面側には、
後部鏡筒4に固定された赤外カットフィルタ13と、ロ
ーパスカットフィルタ14と、固体撮像素子15とが配
置されている。
【0016】主鏡筒3は、図5に示すように、強度及び
量産性があり且つ遮光性を有する黒色の樹脂材料等が全
体略直方体状に成形されてなる。この主鏡筒3の被写体
側に位置する前面には、固定レンズ群7が固定される略
円筒状のレンズ取付部16が設けられている。このレン
ズ取付部16は、第1のレンズ5と第2のレンズ6とを
隣接させた状態で熱カシメ等によりその外周部を固定支
持している。
【0017】また、この主鏡筒3には、図6に示すよう
に、内部に可動レンズ群11を収納するためのレンズ収
納空間17が形成されており、背面側が開放された形状
を有している。そして、このレンズ収納空間17には、
可動レンズ群11を光軸方向に移動可能に支持するレン
ズ支持機構18が配設されている。
【0018】このレンズ支持機構18は、可動レンズ群
11を支持するレンズ支持部材19と、このレンズ支持
部材19を光軸方向にスライド可能に支持する一対のガ
イド軸20a,20bとを有している。
【0019】レンズ支持部材19は、図7及び図8に示
すように、強度及び量産性があり且つ遮光性を有する黒
色の樹脂材料等からなる。また、レンズ支持部材19
は、後述するカムピン36とサイドカム51との摺動特
性に優れた材料を用いることが好ましい。
【0020】このレンズ支持部材19は、後述するレン
ズ保持枠21と共に可動レンズ群11の外周部を保持す
るレンズ支持枠19aを有し、このレンズ支持枠19a
の中央部には、可動レンズ群11が収納されるレンズ収
納凹部22が設けられている。このレンズ収納凹部22
は、互いに接合された第3のレンズ8と第4のレンズ9
とのうち、第4のレンズ9が嵌合される第1の凹部22
aと、この第1の凹部22aの底面中央に、第4のレン
ズ9よりも径の小さい第3のレンズ8が収納される第2
の凹部22bを有して構成される。また、第2の凹部2
2bの底面中央には、第3のレンズ8を所定の径で臨ま
せる開口部23aが形成されている。また、第1の凹部
22aの側面22cは、6面から構成されており、各側
面22cが第4のレンズ9の外周部と当接されることに
よって、互いに接合された第3のレンズ8及び第4のレ
ンズ9をレンズ収納凹部22に位置決めするようになさ
れている。
【0021】一方、レンズ保持枠21は、第5のレンズ
10の一面と当接される環状部21aと、この環状部2
1aから第5のレンズ10の外周部に沿って折り曲げ形
成された一対の連結片21bとを有している。
【0022】環状部21aには、第5のレンズ10の一
面と当接されることによって一対の連結片21bを所定
の弾性力でレンズ支持枠19aを挟み込む方向へと撓ま
せる複数の突起部21cが形成されている。また、一対
の連結片21b,21bの先端部には、それぞれレンズ
支持枠19aの外周部に形成された係止溝24と係合さ
れる係止爪21dが形成されている。すなわち、係止爪
21dは、一対の連結片21b,21bの先端部をレン
ズ支持枠19aに係止するための係止部となり、係止溝
24は、この係止爪21dが係止される被係止部となっ
ている。また、環状部21aには、第5のレンズ10の
外周部と当接される複数の爪部21eが、一対の連結片
21bと同一方向に折り曲げ形成されている。
【0023】一対の連結片21bは、レンズ保持枠21
とレンズ支持枠19aとを連結するものであり、環状部
21aの外周部において互いに対向配置されており、こ
の環状部21aからレンズ支持枠19aに向かって光軸
方向に延長して設けられている。
【0024】また、レンズ支持枠19aの外周部には、
一対のガイド軸20a,20bに支持される一対の支持
部として、一方のガイド軸20aを挿通するガイド孔2
5が形成された筒状部26と、他方のガイド軸20bを
挟み込むガイド溝27が形成された支持片28とが互い
に対向する位置から突出形成されている。また、これら
一対の支持部は、レンズ支持枠19aの外周部において
一対の係止溝24が形成された位置と直交する位置に設
けられている。すなわち、一対の支持部と一対の係止溝
24とは、レンズ支持枠19aの外周部において互いに
直交する位置関係にある。
【0025】また、レンズ支持枠19aの支持片28と
隣接した位置には、第5のレンズ10を位置決めする位
置決め部29が突出形成されている。そして、この位置
決め部29には、第5のレンズ10の外周部から光軸と
直交する方向に突出されたゲート部31が係合される係
合凹部30が形成されている。
【0026】ここで、ゲート部31は、第5のレンズ1
0を射出成形することにより生じるものであり、第5の
レンズ10は、このようなゲート部31を切断せずに残
しておくことで、切断時の応力の発生により光学特性が
劣化するのを防止している。本例では、この第5のレン
ズ10に残されたゲート部31を上述した係合凹部30
に係合される係合突部として利用している。
【0027】そして、このレンズ支持部材19に可動レ
ンズ群11を固定支持する際は、図9に示すように、先
ず、互いに接合された第3のレンズ8及び第4のレンズ
9をレンズ支持枠19aのレンズ収納凹部22に収納す
る。このとき、第3のレンズ8が第2の凹部22bに収
納され、第4のレンズ9が第1の凹部22aに嵌合され
ることによって、互いに接合された第3のレンズ8及び
第4のレンズ9がレンズ支持枠19aに位置決めされ
る。
【0028】次に、第5のレンズ10を第4のレンズ9
に嵌合させる。これにより、第4のレンズが第5のレン
ズ10の外周部に設けられた保持枠10aに内接した状
態で保持される。また、第5のレンズ10のゲート部3
1をレンズ支持枠19aの係合凹部30に係合させる。
これにより、第5のレンズ10がレンズ支持枠29aに
対して位置決めされる。
【0029】このように、第5のレンズ10のゲート部
31をレンズ支持枠19aの係合凹部30に係合させる
ことで、第5のレンズ10が光軸の軸周りに回転するの
を規制することが可能であり、また、ゲート部31によ
る第5のレンズ10の光学特性の変化を一定方向にする
ことで補正を容易に行うことが可能である。
【0030】以上のようにして、これら可動レンズ群1
1を構成する第3のレンズ8、第4のレンズ9及び第5
のレンズ10が光軸方向に重ね合わされた状態でレンズ
支持枠29aに対して位置決めされる。
【0031】次に、このレンズ支持部材19に位置決め
された可動レンズ群11をレンズ支持枠19aと共にレ
ンズ保持枠21で挟み込みながら、一対の連結片21b
の係止爪21dをレンズ支持枠19aの一対の係止溝2
4に係合させる。
【0032】このとき、レンズ保持枠21の環状部21
aに設けられた複数の爪部21eが第5のレンズ10の
外周部を保持することによって、環状部21aの中心と
第5のレンズ10の光軸とが一致した状態となる。ま
た、レンズ保持枠21の環状部21aに設けられた複数
の突起部21cが第5のレンズ10の一面と当接される
ことによって、一対の連結片21bを所定の弾性力でレ
ンズ支持枠19aを挟み込む方向へと撓ませる。
【0033】これにより、レンズ支持枠19aとレンズ
保持枠21との間で可動レンズ群11を挟み込みなが
ら、一対の連結片21bの先端部に設けられた係止爪2
1dをレンズ支持枠19aに設けられた一対の係止溝2
4に係合させ、レンズ支持枠19aとレンズ保持枠21
との間を一対の連結片21bにより強固に連結すること
ができる。
【0034】したがって、このレンズ支持機構18で
は、接着剤等の手段を用いることなく、外力に対する十
分な強度を維持しながら、レンズ支持枠19aとレンズ
保持枠21との間に可動レンズ群11を保持することが
できる。
【0035】一対のガイド軸20a,20bは、図6に
示すように、光軸と平行に配置されており、それぞれの
両端部が主鏡筒3と後部鏡筒4との間で固定支持され
る。このうち、一方のガイド軸20aは、図6中に示す
レンズ収納空間17の左上コーナー部に位置しており、
他方のガイド軸20bは、図6中に示すレンズ収納空間
17の右下のコーナー部に位置している。この場合、レ
ンズ支持部材19は、主鏡筒3に対して略45゜傾けら
れた状態で配置されることによって、一対のガイド軸2
0a,20bに対するガタツキを抑制することができ
る。
【0036】また、主鏡筒3の一対のガイド軸20a,
20bが固定される面には、図10に示すように、一対
の受け穴32a,32bが形成されており、これら受け
穴32a,32bは、圧入される一対のガイド軸20
a,20bの先端を保持するように、内面が四方に亘っ
て平坦化された形状を有している。
【0037】また、一方のガイド軸20aには、図6に
示すように、レンズ支持部材19を背面側に付勢する圧
縮コイルバネ33が挿通されている。一方、図7に示す
レンズ支持部材19の筒状部26及び図10に示す主鏡
筒3の一方の受け穴32aには、この圧縮コイルバネ3
3の両端部と当接される受け部34,35がそれぞれ形
成されている。
【0038】そして、レンズ支持部材19は、図11及
び図12に示すように、筒状部26のガイド孔25に一
方のガイド軸20aが挿通され、支持片28のガイド溝
27に他方のガイド軸20bが挟み込まれることによっ
て、これら一対の支持部が一対のガイド軸20a,20
bに沿って摺動可能に支持されている。
【0039】ここで、上述した一対の係止爪21dと一
対の係止溝24との係止位置は、レンズ支持枠19aの
外周部において、一対のガイド軸20a,20bに摺動
可能に支持された一対の支持部とは直交する位置関係に
ある。これにより、一対の連結片21bがレンズ支持枠
19aを挟み込む方向へと撓ませる力によって、可動レ
ンズ群11の一対のガイド軸20a,20bに対する倒
れに悪影響を及ぼすのを抑制することが可能となってい
る。また、主鏡筒3に対するレンズ支持機構18の収納
効率を向上させることが可能であり、固体撮像素子15
の対角方向に可動レンズ群11をレンズ支持部材19に
固定するためのスペースを確保しやすくなっている。
【0040】また、レンズ支持部材19には、筒状部2
6の近傍から背面側に向かってカムピン36が突出形成
されている。このカムピン36は、レンズ支持部材19
が圧縮コイルバネ33に付勢されることによって、後述
するレンズ駆動機構42のサイドカム51と当接され
る。また、このカムピン36は、サイドカム51との摺
動性及び耐摩耗性を良くするために、その先端部が例え
ば半球面とされている。また、このカムピン36は、レ
ンズ支持部材19と一体に成形されているが、サイドカ
ム51との摺動性及び耐摩耗性に優れた材料を用いてレ
ンズ支持部材19とは別個に作製した後に、このレンズ
支持部材19に取り付けた構造としてもよい。また、圧
縮コイルバネ33は、所定の面圧でカムピン36がサイ
ドカム51と当接されるように、内周部がガイド軸20
aに接触せず、且つ、圧縮された際に外周部が主鏡筒3
の受け部34と干渉しない寸法で形成されている。
【0041】また、このレンズ支持部材19には、後述
するリセットセンサ67と協働して初期化の動作を行う
突出片37が、筒状部26の近傍から前面側に向かって
所定の長さで突出形成されている。さらに、レンズ支持
部材19には、図11に示すように、一対のガイド軸2
0a,20bに沿って前面側にスライドされた際に主鏡
筒3と当接される規制突部38と、背面側にスライドさ
れた際に後部鏡筒4と当接される規制片39とが互いに
逆向きに突出形成されている。一方、主鏡筒3には、図
10に示すように、このレンズ支持部材19の規制突部
38と当接される受け面40が形成されている。
【0042】また、主鏡筒3には、図13に示すよう
に、上述した絞り12の開口12aを調節する絞り調節
機構41と、上述したレンズ支持部材19を光軸方向に
変位駆動するレンズ駆動機構42とが配設されている。
【0043】絞り調節機構41は、図14及び図15に
示すように、第1の駆動モータ43の駆動により絞り1
2の開口12aを2枚のシャッタ部材(図示せず。)に
より調節する、いわゆるアイリスユニットであり、第1
の保持部材44と一体に形成されてなる。第1の保持部
材44は、この絞り調節機構41を保持するものであ
り、強度及び量産性があり且つ遮光性を有する黒色の樹
脂材料等からなる。
【0044】この第1の保持部材44は、全体略矩形平
板状に成形されてなり、先端部には、絞り12の開口1
2aが光軸と一致するように形成されている。また、第
1の保持部材44には、基板部側の一方の主面に位置し
て、第1の駆動モータ43が光軸と平行となるように取
り付けられている。一方、この第1の駆動モータ43が
取り付けられた面とは反対側の主面には、絞り12の開
口12aを調節する2枚のシャッタ部材が第1の駆動モ
ータ43の駆動により互いに逆向きにスライド可能に設
けられている。また、第1の保持部材44の主鏡筒3と
当接される面には、当該主鏡筒3に対して位置決めされ
るボス穴45が形成されている。また、第1の保持部材
44の一側面部には、後述する主鏡筒3の位置決め凹部
48に係合されると共に、後述する第2の保持部材54
の押付片56に押し付けられる被押付片46が突出形成
されている。
【0045】一方、主鏡筒3には、図13に示すよう
に、光軸と平行な一側面(以下、第1の側面という。)
3aに、上述した絞り12を固定レンズ群7と可動レン
ズ群11との間に挿入するための第1の挿入口47が形
成されている。また、第1の側面3aには、第1の保持
部材44の被押付片46が係合される位置決め凹部48
が第1の挿入口47と隣接して形成されている。また、
第1の側面3aには、第1の保持部材44のボス穴45
に係合されるボス49と、第1の駆動モータ43の外形
に対応した切欠き部50とが形成されている。
【0046】レンズ駆動機構42は、図15に示すよう
に、レンズ支持部材19のカムピン36と当接されるサ
イドカム51と、このサイドカム51が取り付けられた
駆動軸52を回転駆動する第2の駆動モータ53とを有
している。
【0047】サイドカム51は、駆動軸52の回転に応
じてレンズ支持部材19を光軸方向に変位させるもので
あり、樹脂材料等を用いて高精度に成形され、中心部が
第2の駆動モータ53の駆動軸52に圧入若しくは接着
により固定されてなる。また、サイドカム51は、カム
ピン36との摺動性を良くするために、カムピン36と
摺接される面にグリスを塗布してもよい。また、サイド
カム51を摺動性に優れた材料を用いて作製し、レンズ
支持部材19を耐摩耗性に優れた材料を用いて作製する
ことによって、このようなグリスを塗布しない構造とす
ることもできる。
【0048】第2の駆動モータ53は、いわゆるステッ
ピングモータであり、供給される駆動パルスに応じて駆
動軸52の回転を駆動制御する。そして、この第2の駆
動モータ53は、第2の保持部材54により支持されて
いる。この第2の保持部材54は、両端部が同一方向に
折り曲げられた板金からなり、一端に駆動軸52を貫通
させた状態で第2の駆動モータ53が固定され、他端に
設けられた軸受55に駆動軸52の先端が軸支されるこ
とによって、この駆動軸52を一端と他端との間で回転
可能に支持している。
【0049】また、第2の保持部材54の一端には、上
述した第1の保持部材44の被押付片46を主鏡筒3の
第1の側面3aに押し付ける押付片56が折り曲げ形成
されている。この押付片56は、所定の弾性を有するよ
うに、板金の板厚、幅、材質等が決められており、上述
した主鏡筒3の位置決め凹部48に第1の保持部材44
の被押付片46が係合された際の寸法バラツキを吸収で
きるようになされている。
【0050】また、この第2の保持部材54の一端と他
端との間には、主鏡筒3に対して位置決めされるボス孔
57が形成されている。さらに、このボス孔57が形成
された位置からは、主鏡筒3に固定される固定片58
が、第2の駆動モータ53側に駆動軸52と平行となる
ように延長して形成されている。この固定片58には、
第1の孔部59と、この第1の孔部59よりも拡径され
た第2の孔部60とが駆動軸52と平行な方向に沿って
連続して形成されている。このうち、第1の孔部59
は、主鏡筒3にネジ止めされる際の固定片58の回転を
防止する長孔であり、第2の孔部60は、主鏡筒3にネ
ジ止めされる際のネジ61を貫通させる貫通孔である。
【0051】一方、主鏡筒3には、図13に示すよう
に、第1の側面3a及び当該第1の側面3aと隣接する
光軸と平行な一側面(以下、第2の側面という。)3b
に亘って、上述したサイドカム51をレンズ収納空間1
7に挿入するための第2の挿入口62が形成されてい
る。そして、主鏡筒3の内面には、この第2の挿入口6
2から挿入された第2の保持部材54の先端から突出す
る軸受55が係合される位置決め凹部63が形成されて
いる。
【0052】また、第2の側面3bには、上述した固定
片58の第1の孔部59と係合される回転防止用の位置
決め突部64と、固定片58の第2の孔部60を通して
ネジ61が螺合されるネジ孔65aが形成された座面突
部65とが突出形成されている。位置決め突部64は、
座面突部65よりも低く且つ当該ネジ孔65aに螺合さ
れるネジ61の頭部を投影した領域内に少なくとも一部
が位置している。座面突部65は、ネジ孔65aから位
置決め突部64に向かって一部が切り欠かれた形状を有
している。なお、これら位置決め突部64及び座面突部
65は、それぞれ先端に面取りが施されており、基端が
主鏡筒3の第2の面に対して曲面形状(R)を有してい
る。また、第2の側面3bには、上述した第2の保持部
材54のボス孔57と係合される位置決め用のボス66
が突出形成されている。
【0053】そして、これら絞り調節機構41及びレン
ズ駆動機構42を主鏡筒3に取り付ける際は、先ず、主
鏡筒3の第1の挿入口47から絞り12を主鏡筒3の内
部に挿入する。このとき、主鏡筒3の位置決め凹部48
に第1の保持部材44の被押付片46が係合され、第1
の保持部材44のボス穴45に主鏡筒3のボス49が係
合され、主鏡筒3の切欠き部50に第1の保持部材44
に取り付けられた第1の駆動モータ43がそれぞれ係合
される。なお、この位置決め凹部48に係合された被押
付片46は、第1の側面3aと同一主面を形成してい
る。また、図示を省略するが、主鏡筒3の内部に挿入さ
れた絞り12の先端は、主鏡筒3の内面に形成された位
置決め凹部と係合されると共に、上述したレンズ取付部
16とレンズ収納空間17との間を遮断することにな
る。これにより、絞り調節機構41は、固定レンズ群7
と可動レンズ群11との間の光路上に絞り12の開口1
2aが位置するように、主鏡筒3に対して正確に位置決
めされた状態となる。
【0054】次に、主鏡筒3の第2の挿入口62から、
サイドカム51がレンズ収納空間17に収納されたレン
ズ支持部材19のカムピン36と当接されるように、レ
ンズ駆動機構42を主鏡筒3の内部に挿入する。このと
き、主鏡筒3の内面に形成された位置決め凹部63に第
2の保持部材54の先端から突出する軸受55が係合さ
れる。また、第2の保持部材54のボス孔57に主鏡筒
3の第2の面に形成されたボス66が係合される。ま
た、図16に示すように、第2の保持部材54の押付片
56が第1の保持部材44の被押付片46と当接され、
上述した位置決め凹部48に係合された被押付片46を
主鏡筒3の第1の側面3aに所定の力量で押し付けた状
態とする。また、図17及び図18に示すように、固定
片58が主鏡筒3の座面突部65と当接された状態で、
第2の保持部材54の第1の孔部59に主鏡筒3の位置
決め突部64が係合されると共に、第2の孔部60を通
してネジ孔65aにネジ61が螺合される。これによ
り、第2の保持部材54の固定片58が主鏡筒3の第2
の側面3bに固定される。
【0055】このように、撮像装置1では、第1の保持
部材44の被押付片46が第2の保持部材54の押付片
56により主鏡筒3の第1の側面3aに押し付けられた
状態で、第2の保持部材54の固定片58が主鏡筒3の
第2の側面3bに固定されることから、主鏡筒3に対す
る絞り調節機構41とレンズ駆動機構42との組付工数
及び固定箇所を削減しながら、これら絞り調節機構41
とレンズ駆動機構42とを主鏡筒3に対して適切に位置
決め固定することが可能である。
【0056】なお、第2の保持部材54の押付片56
は、第1の保持部材44の被押付片46を主鏡筒3の第
1の側面3aに押し付けることによって、主鏡筒3に対
して絞り調節機構41を絞り12の挿入方向に固定する
と共に、この絞り12の挿入方向と直交する方向にも固
定することが可能である。
【0057】また、この撮像装置1では、レンズ駆動機
構42が主鏡筒3のレンズ収納空間17に挿入されたと
きに、主鏡筒3の内面に形成された位置決め凹部63に
第2の保持部材54の先端から突出する軸受55が係合
されることから、第2の駆動モータ53の駆動軸52の
位置精度を向上させることが可能であり、サイドカム5
1によるレンズ支持部材19の光軸方向の移動操作を適
切に行うことが可能となる。また、撮像装置1では、こ
のようなサイドカム51からなるレンズ駆動機構42に
よって、レンズ支持部材19の駆動ストロークを従来よ
りも小さくすることが可能であり、可動レンズ群11を
高分解能で変位駆動することが可能である。
【0058】また、この撮像装置1では、図17及び図
18に示すように、第2の保持部材54の固定片58が
主鏡筒3の第2の側面3bに固定されたときに、座面突
部65のネジ孔65aに螺合されたネジ61の頭部を投
影した領域内に位置決め突部64の少なくとも一部が位
置すると共に、第1の孔部59と第2の孔部60とが連
続して形成されることによって、位置決め突部64とネ
ジ61の頭部との間に、図17に示すような微小な隙間
Sが生じることになる。この場合、主鏡筒3の位置決め
凹部63に係合された軸受55を支点として、ネジ止め
された第2の保持部材54の固定片58が僅かに弾性変
位し、第1の孔部59及び第2の孔部60へと倒れ込ん
だ状態となる。これにより、撮像装置1では、レンズ駆
動機構42を主鏡筒3に対してガタツキを生じさせるこ
となく強固に位置決め固定することが可能である。
【0059】また、この撮像装置1では、図19に示す
ように、第2の保持部材54の第1の孔部59に係合さ
れる位置決め突部64の形状を第1の孔部59が連続す
る方向に沿って長方形状としてもよい。この場合、第1
の孔部59と位置決め突部64とは、互いの当接される
面が第1の孔部59と第2の孔部60とを結ぶ直線と平
行に平坦化されていることから、互いの接触面積を増大
させて、集中する圧力(力量)を低下させることができ
る。これにより、第2の孔部60を通してネジ孔65a
にネジ61が螺合される際の位置決め突部64の変形を
抑制することが可能であり、ネジ止めによる固定片58
の連れ回りを確実に防止することが可能である。
【0060】上述した絞り調節機構41及びレンズ駆動
機構42が取り付けられた主鏡筒3の第1の側面3aに
は、図20に示すように、絞り調節機構41よりも前面
側に位置してリセットセンサ67が配設されている。
【0061】このリセットセンサ67は、図21に示す
ように、上述したレンズ支持部材19の突出片37に沿
った溝部68を有し、この溝部68を突出片37が通過
することによって、これを感知し、電源投入時等におい
てレンズ駆動機構42の初期化を行う。また、このリセ
ットセンサ67は、略矩形状のフレキシブル配線基板6
9にハンダ付けされており、このフレキシブル配線基板
69には、上部にネジ70を貫通させる貫通孔71と、
両側縁部に一対の切欠き部72とが形成されている。
【0062】一方、主鏡筒3の第1の側面3aには、こ
のリセットセンサ67をレンズ収納空間17に挿入する
ための第3の挿入口73が形成されている。また、第1
の側面3aには、フレキシブル配線基板69の貫通孔7
1を通してネジ70が螺合されるネジ孔74と、フレキ
シブル配線基板69の一対の切欠き部72に係合される
ことによって、フレキシブル配線基板69を主鏡筒に対
して位置決めする或いはネジ止めされるフレキシブル配
線基板69の回転を防止する一対の突起部75とが形成
されている。
【0063】そして、リセットセンサ67を主鏡筒3に
取り付ける際は、第3の挿入口73からリセットセンサ
67を挿入する。このとき、フレキシブル配線基板69
の一対の切欠き部72に一対の突起部75が係合された
状態で、フレキシブル配線基板69の貫通孔71を通し
て主鏡筒3のネジ孔74にネジ70が螺合される。これ
により、リセットセンサ67が取り付けられたフレキシ
ブル配線基板69を主鏡筒3の第1の側面3aに位置決
め固定することができる。
【0064】リセットセンサ67が取り付けられた主鏡
筒3には、後部鏡筒4が取り付けられる。この後部鏡筒
4は、図22及び図23に示すように、強度及び量産性
があり且つ遮光性を有する黒色の樹脂材料等が全体略矩
形枠状に成形されてなり、その中央部には、矩形状の開
口部4aが形成されている。
【0065】この後部鏡筒4の主鏡筒3の背面と対向す
る正面には、一対の受け穴76a,76bが形成されて
おり、これら一対の受け穴76a,76bは、圧入され
る一対のガイド軸20a,20bの他端を保持するよう
に、内面が四方に亘って平坦化された形状を有してい
る。また、この後部鏡筒4の背面には、一対の受け穴7
6a,76bの近傍に位置して、一対の位置決め突部7
7が突出形成されている。また、この後部鏡筒4の正面
には、上述した図11及び図12に示すレンズ支持部材
19の規制片39と当接される受け部78が突出形成さ
れている。
【0066】また、後部鏡筒4の背面には、図23に示
す左上コーナー部及び右下のコーナー部に位置して、ネ
ジ79を貫通させる一対の貫通孔80が形成されてい
る。また、これら貫通孔80の周囲には、後部鏡筒4の
背面側に取り付けられる固体撮像素子15とネジ79と
の干渉を防ぐために、一段低くなされた段差部80aが
形成されている。また、この後部鏡筒4の背面には、一
対の位置決め突部81と一対のネジ孔82とがそれぞれ
一対の貫通孔80から順に上方又は下方に並ぶように形
成されている。そして、この後部鏡筒4は、正面側の一
対の位置決め突部77が主鏡筒3の背面に形成された一
対の位置決め穴83に係合されることによって位置決め
され、一対の貫通孔80を通して主鏡筒3の背面に形成
された一対のネジ孔84にネジ79が螺合されることに
よって、この主鏡筒3の背面に固定される。
【0067】この主鏡筒3に後部鏡筒4が取り付けられ
た鏡筒本体2は、図24に示すように、本発明を適用し
たレンズ結像装置を構成しており、上述した複数のレン
ズが光軸を一致させた状態で配置され、固定レンズ群7
に対してレンズ支持機構18により支持された可動レン
ズ群11をレンズ駆動機構42により光軸方向に変位駆
動することによって、この鏡筒本体2の背面側に被写体
の像を結像させる。そして、この鏡筒本体2は、背面側
に、赤外カットフィルタ13と、ローパスカットフィル
タ14と、固体撮像素子15とが後部鏡筒4に固定され
た状態で配置されることによって、本発明を適用した撮
像装置1を構成している。
【0068】赤外カットフィルタ13は、近赤外光が固
体撮像素子に到達しないようにするためのものである。
この赤外カットフィルタ13には、大別して2種類の方
式があり、一つは、金属イオンを含有することで特定の
波長(ここでは赤外光)を吸収する、いわゆる吸収フィ
ルタと、もう一つは、誘電体の多層構造をもつ、いわゆ
るダイクロイックフィルタである。
【0069】ローパスカットフィルタ14は、固体撮像
素子15に向かう光から特定の空間周波数成分を取り出
すためのものである。すなわち、複数のレンズを透過し
た光は、このローパスフィルタ14を透過することで特
定の空間周波数成分のみが取り出され、この特定の空間
周波数成分の光が固体撮像素子15に入射することにな
る。
【0070】固体撮像素子15は、配線基板85に実装
されたCCD(charge-coupled device)からなり、入射
した光を光電変換して電気信号として出力する。また、
固体撮像素子15としては、CCDの代わりに、CMO
S(complementary mental-oxide semiconductor devic
e)を配線基板85に実装するようにしてもよい。
【0071】また、固体撮像素子15は、矩形状の板金
86に取り付けられており、この板金86の両側には、
上述した後部鏡筒4の背面側に形成された位置決め突部
81が係合される一対の位置決め孔87と、ネジ88を
貫通させる一対の貫通孔89とが形成されている。この
板金86には、図25に示すように、固体撮像素子15
に矩形枠状のシールゴム90が嵌合され、このシールゴ
ム90を介してローパスカットフィルタ14と赤外カッ
トフィルタ13とが接合されている。そして、この板金
86は、一対の位置決め孔87に後部鏡筒4の一対の位
置決め突部81が係合された状態で、一対の貫通孔89
を通して後部鏡筒4の一対のネジ孔82にネジ88が螺
合されることによって、後部鏡筒4の背面に取り付けら
れる。また、後部鏡筒4には、これら赤外カットフィル
タ13、ローパスカットフィルタ14及びシールゴム9
0が嵌め込まれる枠状の段差部91が形成されている。
【0072】以上のように構成される撮像装置1では、
結像レンズ装置が固定レンズ群7に対してレンズ支持機
構18により支持された可動レンズ群11をレンズ駆動
機構42により光軸方向に変位駆動することによって、
この鏡筒本体2の背面側に被写体の像を結像する。すな
わち、第2の駆動モータ53の回転駆動に応じてサイド
カム51がレンズ支持部材19を光軸方向に変位させ
る。また、このレンズ支持部材19は、一対のガイド軸
20a,20bに沿って前面側にスライドされた際に、
主鏡筒3の受け面40と規制突部38とが当接され、背
面側にスライドされた際に後部鏡筒4の受け部78と規
制片39とが当接されることによって、その光軸方向の
移動範囲が規制されている。このように、サイドカム5
1は、上述した図27に示すメカストローク以上の駆動
ストロークを保証し、可動レンズ群11を高分解能で変
位駆動することが可能である。
【0073】そして、この撮像装置1では、レンズ結像
装置で結像された被写体の像を固体撮像素子15で受像
し、この固体撮像素子15から出力される電気信号を処
理することで、被写体の像に対応したデジタル画像デー
タを生成することができる。
【0074】上述したように、この撮像装置1では、可
動レンズ群11の両面を挟み込むレンズ支持枠19aと
レンズ保持枠21との間が一対の連結片21bにより連
結され、その間に可動レンズ群11が保持された構造と
なっていることから、可動レンズ群11の外周部がレン
ズ支持枠19aとレンズ保持枠21との間で露出するこ
ととなり、その分だけ可動レンズ群11が収納される主
鏡筒3のレンズ収納空間17を縮小し、この主鏡筒3を
小型化することが可能である。
【0075】したがって、この撮像装置1では、装置全
体の小型化が可能であり、レンズの光学性能の劣化を招
くことなく、被写体の像を固体撮像素子15により高分
解能で撮像することが可能である。
【0076】また、この撮像装置1では、レンズ支持枠
19aとレンズ保持枠21との間で可動レンズ群11を
挟み込みながら、一対の連結片21bの先端部に設けら
れた係止爪21dをレンズ支持枠19aに設けられた一
対の係止溝24に係合させることによって、接着剤等の
手段を用いることなく、外力に対する十分な強度を維持
しながら、レンズ支持枠19aとレンズ保持枠21との
間に可動レンズ群11を保持することが可能である。
【0077】したがって、この撮像装置1では、接着剤
を使用することによる接着不良や組立工数の増加を抑制
し、歩留りを向上させ、組み立てを従来よりも容易とす
ることが可能である。さらに、従来の熱カシメや接着に
よる固定方法とは異なり、再組み立てが可能であり、特
に、可動レンズ群11を複数のレンズで構成する場合に
より好適なものとなっている。
【0078】なお、本発明は、上述した複数のレンズの
うち少なくとも一部のレンズを光軸方向に変位させるこ
とによって、被写体の像を結像する結像レンズ装置に限
らず、例えば複数のレンズのうち少なくとも一部のレン
ズを光軸方向に変位させることによって倍率の変化と焦
点合わせとを行うズームレンズや、プロジェクタ装置で
使用される投影レンズ等にも適用可能である。
【0079】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、レンズの両面を挟み込むレンズ支持枠とレンズ保
持枠との間が一対の連結片により連結され、その間にレ
ンズが保持されることから、レンズの外周部がレンズ支
持枠とレンズ保持枠との間で露出することとなり、その
分だけレンズが収納される鏡筒本体の内部空間を縮小
し、鏡筒本体を小型化することが可能である。また、接
着剤等を使用することなく、組み立てを従来よりも容易
とすることが可能であり、低コスト化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した撮像装置を前面側から見た斜
視図である。
【図2】上記撮像装置を背面側から見た斜視図である。
【図3】上記撮像装置の内部構成を示す縦断面図であ
る。
【図4】上記撮像装置の内部構成を示す横断面図であ
る。
【図5】主鏡筒及び固定レンズ群の構成を示す斜視図で
ある。
【図6】主鏡筒及びレンズ支持機構の構成を示す斜視図
である。
【図7】レンズ支持部材、可動レンズ群及びレンズ保持
枠の構成を前面側から見た斜視図である。
【図8】レンズ支持部材、可動レンズ群及びレンズ保持
枠の構成を背面側から見た斜視図である。
【図9】レンズ支持部材、可動レンズ群及びレンズ保持
枠の組付状態を示す断面図である。
【図10】主鏡筒の構成を示す背面図である。
【図11】レンズ支持機構及びレンズ駆動機構を前面側
から見た斜視図である。
【図12】レンズ支持機構及びレンズ駆動機構を背面側
から見た斜視図である。
【図13】主鏡筒、絞り調節機構及びレンズ駆動機構の
構成を示す斜視図である。
【図14】絞り調節機構の構成を示す斜視図である。
【図15】レンズ駆動機構の構成を示す斜視図である。
【図16】絞り調節機構及びレンズ駆動機構の組付状態
を示す斜視図である。
【図17】第2の保持部材の固定片が主鏡筒の第2の側
面に固定された状態を示す断面図である。
【図18】第2の保持部材の固定片が主鏡筒の第2の側
面に固定された状態を示す平面図である。
【図19】固定片の第1の孔部に係合される位置決め突
部の変形例を示す平面図である。
【図20】主鏡筒とリセットセンサとの構成を示す斜視
図である。
【図21】レンズ支持機構とリセットセンサの構成示す
斜視図である。
【図22】主鏡筒と後部鏡筒との構成を正面側から見た
斜視図である。
【図23】主鏡筒と後部鏡筒との構成を背面側から見た
斜視図である。
【図24】鏡筒本体、赤外カットフィルタ、ローパスカ
ットフィルタ及び固体撮像素子の構成を示す斜視図であ
る。
【図25】赤外カットフィルタ、ローパスカットフィル
タ及び固体撮像素子の組付状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 撮像装置、2 鏡筒本体 3 主鏡筒、4 後部鏡
筒、7 固定レンズ群、10 第5のレンズ(プラスチ
ックレンズ)、10a 保持枠、11 可動レンズ群、
12 絞り、 13 赤外カットフィルタ、14 ロー
パスカットフィルタ、15 固体撮像素子、16 レン
ズ取付部、17 レンズ収納空間、18レンズ支持機
構、19 レンズ支持部材、19a レンズ支持枠、2
0a,20b 一対のガイド軸、21 レンズ保持枠、
21a 環状部、21b 連結片、21c 突起部、2
1d 係止爪、21e 爪部、22 レンズ収納凹部、
23 開口部、24 係止溝、25 ガイド孔、26
筒状部、27 ガイド溝、28 支持片、29 係合凹
部、30 位置決め部、31 ゲート部、33 圧縮コ
イルバネ、36 カムピン、41 絞り調節機構、42
レンズ駆動機構、43 第1の駆動モータ、44 第
1の保持部材、46 被押付片、47 第1の挿入口、
48 位置決め凹部、51 サイドカム、52 駆動
軸、53 第2の駆動モータ、54 第2の保持部材、
55 軸受、56 押付片、58 固定片、59 第1
の孔部、60 第2の孔部、61 ネジ、62 第2の
挿入口、63 位置決め凹部、64 位置決め突部、6
5a ネジ孔、65 座面突部、67 リセットセン
サ、86 板金、90 シールゴム
フロントページの続き (72)発明者 宮垣 英治 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2H044 AA06 AA09 AA14 AA17 AB13 AB25 BD11 BE02 BE08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の像を結像させる複数のレンズが
    光軸を一致させた状態で配置される鏡筒本体と、 上記鏡筒本体に収納され、上記複数のレンズのうち少な
    くとも一のレンズを光軸方向に移動可能に支持するレン
    ズ支持手段と、 上記レンズ支持手段により移動可能に支持されたレンズ
    を光軸方向に変位駆動するレンズ駆動手段とを備え、 上記レンズ支持手段は、上記レンズを支持するレンズ支
    持部材と、上記レンズ支持部材に設けられたレンズ支持
    枠と共に上記レンズの外周部を保持するレンズ保持枠と
    を有し、 上記レンズ保持枠は、上記レンズの一面と当接される環
    状部と、上記環状部から上記レンズの外周部に沿って光
    軸方向に延長して設けられた一対の連結片と、上記一対
    の連結片の先端部に上記レンズ支持枠に設けられた一対
    の被係止部と係合される一対の係止部とを有し、 上記レンズ保持枠が上記レンズ支持枠と共に上記レンズ
    の両面を挟み込みながら、上記一対の連結片の係止部が
    上記レンズ支持枠の一対の被係止部と係合されることに
    よって、上記一対の連結片が上記レンズ支持枠と上記レ
    ンズ保持枠とを連結し、その間に上記レンズが保持され
    ることを特徴とする結像レンズ装置。
  2. 【請求項2】 上記レンズ支持手段は、上記レンズ支持
    部材を光軸方向にスライド可能に支持する一対のガイド
    軸を有し、 上記レンズ支持部材は、上記一対のガイド軸により支持
    される一対の支持部を有し、 上記一対の支持部と上記被係止部とは、上記レンズ支持
    枠の外周部において互いに略直交する位置関係にあるこ
    とを特徴とする請求項1記載の結像レンズ装置。
  3. 【請求項3】 上記レンズ支持部材は、少なくとも2枚
    以上からなるレンズ群を光軸方向に重ね合わせた状態で
    支持しており、 上記レンズ群のうち、上記レンズ保持枠と隣接するレン
    ズをプラスチックレンズとし、上記プラスチックレンズ
    の外周部に設けられた保持枠に他のレンズが内接した状
    態で保持されることを特徴とする請求項1記載の結像レ
    ンズ装置。
  4. 【請求項4】 上記プラスチックレンズは、外周部から
    光軸と直交する方向に突出する係合突部を有し、上記係
    合突部が上記レンズ支持部材に設けられた係合凹部と係
    合されることによって、上記レンズ支持枠に対して位置
    決めされることを特徴とする請求項1記載の結像レンズ
    装置。
  5. 【請求項5】 被写体の像を結像させる複数のレンズが
    光軸を一致させた状態で配置される鏡筒本体と、 上記鏡筒本体に収納され、上記複数のレンズのうち少な
    くとも一のレンズを光軸方向に移動可能に支持するレン
    ズ支持手段と、 上記レンズ支持手段により移動可能に支持されたレンズ
    を光軸方向に変位駆動するレンズ駆動手段と、 上記複数のレンズにより結像された被写体の像を受像す
    る固体撮像素子とを備え、 上記レンズ支持手段は、上記レンズを支持するレンズ支
    持部材と、上記レンズ支持部材に設けられたレンズ支持
    枠と共に上記レンズの外周部を保持するレンズ保持枠と
    を有し、 上記レンズ保持枠は、上記レンズの一面と当接される環
    状部と、上記環状部から上記レンズの外周部に沿って光
    軸方向に延長して設けられた一対の連結片と、上記一対
    の連結片の先端部に上記レンズ支持枠に設けられた一対
    の被係止部と係合される一対の係止部とを有し、 上記レンズ保持枠が上記レンズ支持枠と共に上記レンズ
    の両面を挟み込みながら、上記一対の連結片の係止部が
    上記レンズ支持枠の一対の被係止部と係合されることに
    よって、上記一対の連結片が上記レンズ支持枠と上記レ
    ンズ保持枠とを連結し、その間に上記レンズが保持され
    ることを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記レンズ支持手段は、上記レンズ支持
    部材を光軸方向にスライド可能に支持する一対のガイド
    軸を有し、 上記レンズ支持部材は、上記一対のガイド軸により支持
    される一対の支持部を有し、 上記一対の支持部と上記被係止部とは、上記レンズ支持
    枠の外周部において互いに略直交する位置関係にあるこ
    とを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記レンズ支持部材は、少なくとも2枚
    以上からなるレンズ群を光軸方向に重ね合わせた状態で
    支持しており、 上記レンズ群のうち、上記レンズ保持枠と隣接するレン
    ズをプラスチックレンズとし、上記プラスチックレンズ
    の外周部に設けられた保持枠に他のレンズが内接した状
    態で保持されることを特徴とする請求項5記載の撮像装
    置。
  8. 【請求項8】 上記プラスチックレンズは、外周部から
    光軸と直交する方向に突出する係合突部を有し、上記係
    合突部が上記レンズ支持部材に設けられた係合凹部と係
    合されることによって、上記レンズ支持枠に対して位置
    決めされることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 上記固体撮像素子は、上記複数のレンズ
    により結像される被写体の像面に位置するように、上記
    鏡筒本体に取り付けられていることを特徴とする請求項
    5記載の撮像装置。
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