JP2005315935A - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005315935A
JP2005315935A JP2004130853A JP2004130853A JP2005315935A JP 2005315935 A JP2005315935 A JP 2005315935A JP 2004130853 A JP2004130853 A JP 2004130853A JP 2004130853 A JP2004130853 A JP 2004130853A JP 2005315935 A JP2005315935 A JP 2005315935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
rack
section
holding frame
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004130853A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Muramatsu
英明 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2004130853A priority Critical patent/JP2005315935A/ja
Publication of JP2005315935A publication Critical patent/JP2005315935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】 歩留まりが高くコストアップとならず、軸方向の過大力が付加しても確実に動作し、歯飛び防止性能の温度依存がなく、リードスクリュの軸ぶれによらず画揺れがないレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】 ラック部(7)に、駆動軸(5)を挟んでナット部(7d)と対向するストッパ部(8c)及び回動弾性力を生じる弾性部材(10)を設け、この弾性部材がナット部とストッパ部とを駆動軸に圧接するよう付勢すると共に、レンズ保持枠(2)をガイドシャフト(3)に圧接するよう付勢する。また、弾性部材を、コイル部(10a)とコイル部より離れる方向に延出する一対の腕部(10b,10c)とを有するねじりコイルばね(10)とし、コイル部に突出する突出部(10d)を形成し、一対の腕部及び突出部が、ナット部,ストッパ部及びレンズ保持枠を付勢する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レンズ駆動装置に係り、特に、レンズを保持しシャフトに支持されたレンズ保持枠を光軸方向に移動させるレンズ駆動装置に関する。
ビデオカメラやデジタルカメラ等の光学装置においてズームや合焦をするために移動レンズを光軸方向に移動させるよう搭載されるレンズ駆動装置の従来例として、特許文献1に記載されたものがある(従来例1)。
この従来例1のレンズ駆動装置(図6参照)は、移動レンズ101を保持する保持枠102をガイドポール103,104で摺動自在に保持し、この保持枠102と連結した駆動部材109に、リードスクリュ107を挟み込む切り欠けナット109aと、切りかけナット109aをリードスクリュ107に付勢するバネ性を有する第1のアーム109bと、ねじ山飛びを防ぐために切りかけナット109aのねじ山高さ寸法より小さな空隙をもってリードスクリュ107に臨む第2のアーム109dとを設けて成るレンズ駆動装置である。
この装置のレンズ保持枠102はリードスクリュ107の回転により光軸105の方向に駆動され、この構成により、衝撃によるねじ山飛びが防止できるとされたものである。
一方、レンズ駆動装置の他の従来例として、特許文献2に記載されたものがある(従来例2)。
この従来例2のレンズ駆動装置(図7参照)は、リードスクリュ207に噛合する切りかけナット209fを有した駆動部材209を備え、この駆動部材209が、移動レンズ201を保持して第1,第2のガイドポール203,204に摺動自在に保持されたレンズ保持枠202と連結し、リードスクリュ207の回転によってレンズ保持枠202が駆動されるものである。
また、従来例1の第2のアーム109dに相当するストッパ209bも備えている。
そして、このレンズ駆動装置は、リードスクリュ207が回転する際に発生する振動や軸ぶれがレンズ保持枠202に伝達されて撮影画像が揺れてしまうことを防止するために、駆動部材209の切りかけナット209fをリードスクリュー207に圧接させると共にレンズ保持枠202を第2のガイドポール204に圧接させるように弾性回動力を発揮するバネ材211を備えてなるものである。
特開平6−308361号公報 特開2001−242369号公報
ところで、通常のレンズ駆動装置において、リードスクリュと切りかけナットとの噛合高さは、通常0.1mm程度と僅かである。
従って、上述した従来例1において、第2のアームとリードスクリュ間の空隙は0mm〜0.1mmの範囲になければ歯飛び防止の効果が得られない。
しかしながら、この第2のアームを有するラック部材は、樹脂を射出成形して形成されるため、成形品の寸法のばらつきが大きく、よって歩留まりが低く、そのためコストアップになってしまうという問題(以下、問題<a>と記載する場合がある)があった。
また、第2のアームはバネ性を備えていないので、外部から極めて大きな軸方向の力が加わった場合に、切りかけナットの歯先がリードスクリューの歯の先端に乗り上げた状態で食いついて動かなくなってしまうという問題(以下、問題<b>と記載する場合がある)があった。
また、切りかけナットをリードスクリュに付勢する第1のアームも樹脂材により形成される。
そのため、このレンズ駆動装置を搭載した光学機器の使用雰囲気温度によってそのバネ定数が変化し、例えば、高温時の方が、ばね性が軟らかくなって外部振動に対して歯飛びを起こしやすいという歯とび防止性能が温度依存性を有する問題(以下、問題<c>と記載する場合がある)があった。
この点に関しては、従来例2では、ナットのリードスクリューへの付勢にねじりコイルばねを用いているので、この問題<c>は改善されるものの、上述の問題<a>及び<b>を有する点においては、従来例1と同様である。
また、従来例1においては、リードスクリュが回転する際に発生する振動や軸ぶれがレンズ保持枠に直接伝達されて画像が揺れてしまうという問題(以下、問題<d>と記載する場合がある)を更に抱えている。
そのため、光学装置に搭載するレンズ駆動装置に対して、上述した各問題がすべて解決されるように市場から切望されている。
そこで、本発明が解決するための課題は、歯飛びを防止する部材の歩留まりが高く、コストアップを抑制し、軸方向の大きな力が付加されても動かなくなることがなく、使用温度によらず歯飛び防止性能が安定し、リードスクリュの回転に伴う振動や軸ぶれによっても画面が揺れることがないレンズ駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の構成を有する。
即ち、請求項1に係る発明は、レンズ(1)を保持し、ガイドシャフト(3)に支持され前記レンズ(1)の光軸(CL)方向に摺動するレンズ保持枠(2)と、送りねじを有し駆動手段により回転駆動される駆動軸(5)と、前記送りねじと噛合するナット部(7d)及び前記レンズ保持枠(2)と係合する係合手段(7a)を有し、前記駆動軸(5)の回転に応じて前記レンズ保持枠(2)を前記光軸(CL)方向に直線移動させるラック部(7)と、を備えたレンズ駆動装置において、
前記ラック部(7)に、前記駆動軸を挟んで前記ナット部(7d)と対向するストッパ部(8c)及び回動方向の弾性力を発生する弾性部材(10)を設け、前記弾性部材(10)が、前記ナット部(7d)と前記ストッパ部(8c)とをそれぞれ前記駆動軸(5)に圧接する方向に付勢すると共に、前記レンズ保持枠(2)を前記ガイドシャフト(3)に圧接する方向に付勢するよう構成して成るレンズ駆動装置(50)である。
また、請求項2に係る発明は、前記弾性部材(10)を、コイル部(10a)と該コイル部(10a)の両端から該コイル部(10a)より概ね離れる方向に延出する一対の腕部(10b,10c)とを有するねじりコイルばね(10)として形成すると共に、前記コイル部(10a)の一部に該コイル部(10a)から突出する突出部(10d)を形成し、前記一対の腕部(10b,10c)及び前記突出部(10d)が、それぞれ、前記ナット部(7d),前記ストッパ部(8c)及び前記レンズ保持枠(2)のいずれかを付勢する構成にしたことを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置(50)である。
また、請求項3に係る発明は、前記一対の腕部(10b,10c)の少なくとも一方または前記コイル部(10a)を前記光軸(CL)方向に変形させ、該変形の反発力により前記ナット部(7d)を前記駆動軸(5)の軸方向に付勢するよう構成して成ることを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置(50)である。
本発明によれば、用いる部材の歩留まりが高くコストアップにならず、大きな外力が付加されても移動レンズが確実に移動し、歯飛び防止性能が安定して得られ、リードスクリュの振動や軸ぶれによる画面揺れがないという効果が得られる。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本発明のレンズ駆動装置の実施例を示す斜視図であり、
図2は、本発明のレンズ駆動装置の実施例における要部を説明する図であり、
図3は、本発明のレンズ駆動装置の実施例における要部を説明する正面図及び側面図であり、
図4は、本発明のレンズ駆動装置の実施例における要部を説明する組み立て図であり、
図5は、本発明のレンズ駆動装置の実施例におけるねじりコイルばねを説明する図である。
まず、実施例の全体構成について図1及び図2を用いて説明する。
ここで、実施例のレンズ駆動装置50の正面図である図2(A)は、その側面図である図2(B)におけるX−X線における部分断面を含めた正面図であり、図2(C)は、図2(A)の一部を拡大した図である。
図1及び図2(A)において、移動レンズ1は、ズームや合焦のために図示しない固定レンズに対して光軸方向に移動させるべきレンズである。この移動レンズ1は単レンズでもよくレンズ群でもよい。
この移動レンズ1はレンズ保持枠2により保持される。
このレンズ保持枠2には、その外側方向に突出した第1,第2のシャフト係合部2A,2Bを備えている。
第1のシャフト支持部2Aには略矩形の貫通孔2A1が形成され、この貫通孔2A1に、移動レンズ1の光軸CL方向に配置された第1のシャフト3が径方向の若干のガタを有して挿通される。
第2のシャフト支持部2Bには貫通孔2B1が形成され、この貫通孔2B1に、第1のシャフト3と平行に配置された第2のシャフト4が径方向に僅かなガタをもって挿通される。
従って、レンズ保持枠2は、第1,第2のシャフト3,4により支持されて光軸CL方向に摺動自在に支持される。
一方、第2のシャフト4の図2(A)における下方側には、モータ11により回転するリードスクリュ5が配置されている。
また、図2(B)に示すように、第2のシャフト支持部2Bには、光軸CL方向に所定の間隙を有してリードスクリュ5側に向かって立設する一対のラック支持壁6A,6Bが形成されている。
ラック支持壁6A,6Bには、幅d1のスリット6A1,6B1を介して当図の下方側外部と連結するラック係合孔6A2,6B2が形成されている〔図6(D)参照〕。
ラックアッセンブリ7は、このラック係合孔6A2,6B2間に軸CLR回りに回動自在に支持される組み立て体である。
このラックアッセンブリ70について図3,図4を用いて詳述する。
ラックアッセンブリ70は、第1ラック7,第2ラック8,圧縮コイルばね9及びねじりコイルばね10を有して成る。以下、特に注記がない場合は、ラックアッセンブリを単にラック70と称する。
第1ラック7は、軸部7aとその軸部7aの一方の端側に偏った位置に形成されたフランジ7fと、このフランジ7fから軸部7aより離れる方向に立設された腕部7bと、この腕部7bの先端側に設けられ軸部7a方向に所定の幅d2で延在するラック壁7cと、このラック壁7cに対向し、それと略U字形状を成す対向ラック壁7eとを有して形成されている。
対向ラック壁7eは、中央にスリット7e1が形成され2つの部分に分かれている。図2(A),(C)においては、理解を容易にするため、手前側の対向ラック壁7eを除いて記載されている。
ラック壁7cの内側の面には、リードスクリュ5のねじ山形状に対応した形状とされてそのリードスクリュ5と噛合する一対のナット部7dが設けられている。
また、ラック壁7cの外側の面における腕部7bから離れた位置に凹部7gが設けられている。この凹部7gには、後述するねじりコイルばね10の第1の腕部10bが係合する。
第1ラック7の軸部7aにおいて、その両端側の断面形状は、幅d0でカットされた略長丸形状とされている。
第2ラック8は、第1ラック7の軸部7aが挿通する孔部8bを有する略円筒状の基部8aと、基部8aから基部8aより離れる方向に延在するストッパ部8cとを有して形成されている。
また、ストッパ部8cの一方の面(アッセンブリ時に内側となる面)の中央部には、円形のダボ8dが突出して設けられている。
また、基部8aには、そこから離れる方向に突出する係止リブ8eが形成されている。この係止リブ8eには、後述するねじりコイルばね10の第2の腕部10cが係止される。
第1,第2ラック7,8は、ポリプロピレン(PP)樹脂を用いて射出成形により形成されるが、この樹脂に限るものではなく材料は適宜選定することができる。
圧縮コイルスプリング9は、ステンレス線材により第1ラック7の軸部7aに外挿可能なコイル状に形成される。
一方、ねじりコイルスプリング10は、ステンレス線材により形成される。その自由状態は図5に示すように、第2ラック8の基部8aに外挿可能なコイル部10aと、その両端部からコイル部10aより概ね離れる方向にそれぞれ所定の屈曲形状で延出するように形成された第1,第2の腕部10b,10cとを有している。
第1の腕部10bは、僅かに屈曲する屈曲点10b1を有してほぼ径方向に延出している。
一方、第2の腕部10cは、後述する突出部10dを経て、軸方向に延出する腕10C1をその腕10c1に対して屈曲した先端部10c2とを有している。
また、コイル部10aの一部には、そのコイル部10aの外形より突出する突出部10dが形成されている。
この突出部10dは、コイル部10aから離れる方向に延出する離出部10d1と頂部10d2と再びコイル部10aに向かう接近部10d3とを有している。この実施例では、この突出部10dを、コイル部10aの最端の巻線に設けているが、コイル部10aの端部以外の巻線に形成してもよい。
次に、このラック70の組み立て方法について図4を用いて説明する。
まず、第1ラック7の軸部7aに圧縮コイルばね9を外挿する(矢印S1)。
第2ラック8の孔部8bを軸部7aに外挿する(矢印S2)。その際、第2ラック8のストッパ部8cが第1ラック7のスリット7e1に入り込むように組み込むが、その位置において圧縮コイルばね9は圧縮する方向に縮められるのでその反発力により第1,第2ラック7,8は互いに離れる方向に付勢される。
孔部8bの内径は軸部7aの外径よりも僅かに大きく形成されているので、第2ラック8は第1ラックの軸部7aの回りに回動可能である。
次に、第2ラック8の基部8aにねじりコイルばね10のコイル部10aを外挿する。そして、第2の腕部10cを第2ラック8の係止リブ8eに引っ掛けて係止させると共に、第1の腕部10bを第1のラック7の凹部7gに係合させる。
これにより、ねじりコイルばね10の回動方向の反発力により第1ラック7と第2ラック8とは、それぞれのラック壁7cとストッパ部8cとが近づく方向(図3の矢印F方向)に付勢される。
この付勢により、第2ラック8に設けたダボ8dがラック壁7cの内側に当接しラック壁7cとストッパ部8cとの間に所定の間隙が保たれるので、その後の組み立て作業が極めて容易になっている。
そして、ラック70を支持壁6A,6Bに取り付ける際には(図2参照)、軸部7aにおける端部7a1の幅d0の向きを、スリット6A1,6B1の幅d1の向きに合わせてそのスリット6A1,6B1を通過させた後、ラック係合孔6A2,6B2内で約90度回転させる。
これにより、ラック70は、回動軸CLR回りに回動自在とされて支持壁6A,6Bに、言い換えれば、レンズ保持枠2に取り付けられる。
リードスクリュ5は、ラック壁7cとストッパ部8cとの間に挟まれるように配置され、ラック壁7cとストッパ部8cとは、ねじりコイルばね10の付勢力によりリードスクリュ5にそれぞれ圧接される。
これにより、ラック壁7cのナット部7dは、リードスクリュー5のねじ部に確実に噛合する。
また、上述したように、圧縮コイルばね9の反発力によって第1,第2のラック7,8はそれぞれ軸方向の離れる向きに付勢される。
そのため、ナット部7dは、常にリードスクリュ5に沿った一方の向きに付勢されバックラッシュが生じることはない。
この構成によれば、外部から衝撃等が加わってナット部7dの歯山先端とリードスクリュー5のねじ山先端とが合致して食いつきそうになっても、ナット部7dはストッパ部8cから離れる方向に回動して逃げることができるので、食いついて動かなくなってしまうことがない。
この時、この回動のために抗すべき力、即ち、ねじりコイルばね10が第2ラック部8や第1ラック部7をリードスクリュー5に付勢する力を、通常の使用で歯飛びを起こさず、かつ、外部からの過大な力が付加しても食いつかない力とするように、ねじりコイルばね10のばね定数や、第1,第2の腕部10b,10cが各ラック7,8を押圧する位置や、その各位置とコイル部10aの中心との距離等を最適に設定すればよい。
また、ストッパ部8cの寸法精度は通常の成形品の精度と同等でよいので、これを樹脂の射出成形で形成しても歩留まりが極めて高く、部品供給が安定して行える。
また、ナット部7dは、金属で形成されたねじりコイルばね10により付勢されるので、使用環境温度によらず常に安定した付勢力を受け、温度に依存しない安定した歯飛び防止性能が得られる。
一方、この状態で、第2のシャフト支持部2Bにおけるラック70側の面2Baにねじりコイルばね10の突出部10dが当接し、それにより第2のシャフト支持部2Bはラック70から離れる方向に付勢されるように構成される。
このときの当接点Pは、第1,第2のシャフト3,4の中心を通る線L1に第2のシャフト4の中心で直交する線L2よりも光軸CLに対して外側(A1の範囲)に位置させている。
そのため、レンズ保持枠2は、第2のシャフト4を中心として左回りのモーメントM1を受け、第1のシャフト3をF2方向の力で常に付勢する。
従って、上述したように、第1のシャフト3と第1のシャフト支持部2Aの貫通孔2A1との間にガタはあるものの、リードスクリュ5の振動や軸ぶれによってレンズ保持枠2が動くことはなく画像が揺れることはない。
また、このレンズ駆動装置50が光学機器に上下逆に搭載される場合や、搭載した光学機器が上下逆に使用される場合においても、常にレンズ保持枠2は第1のシャフト3に押圧されて接触しているので、光学機器の姿勢やレンズ保持枠2の自重の影響によって画像が傾いたり揺れたりすることがない。
上述した実施例は、第1ラック7におけるナット部7dのリードスクリュー5への圧接(作用A)と、第2ラック8におけるストッパ部8cのリードスクリュ5への圧接(作用B)と、レンズ保持枠2の第1のシャフト3への圧接(作用C)という3つの圧接(作用)を1つのねじりコイルばね10で可能にしたものである。
即ち、通常、ねじりコイルばねの2つの作用点となり得る両端の腕部10b,10cに加えて、そのコイル部10bに、その外形より外側に突出する突出部10dを設け、この突出部10dに3つ目の作用点を有するようにしたものである。
上述した実施例は、この突出部10dを作用Cに適用したが、各作用点10b〜10dをどの作用A〜Cに適用するかは自由に設定することができる。
本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいのは言うまでもない。
実施例では、バックラッシュを無くすために、ねじりコイルばね10とは別に圧縮コイルばね9を用いたが、ねじりコイルばね10のコイル部10aに圧縮ばねの機能を付与し、第1,第2のラック7,8の組み立て状態においてこのねじりコイルばね10を軸方向に若干圧縮する構成にし、その反発力でバックラッシュをなくすように構成してもよい。
また、第1,第2の腕部10b,10cを第1,第2のラック7,8に引っかける際に、少なくとも一方の腕部を軸方向に変形させて引っかけるように構成することで、各腕部10b,10cの軸方向の撓みの反発力を発揮させるようにしてもよい。
実施例においては、ねじりコイルばね10の突出部10dがレンズ保持枠2と当接する当接点Pを範囲A1に位置させた例を示したが、通常の使用姿勢でレンズ保持枠2の自重が付与される方向と同じ方向に第1のシャフト3を付勢するよう当接点Pの位置を設定することが好ましい。
即ち、図2(A)において、通常の使用姿勢がこれと上下逆の場合は、当接点Pを線L2よりも左側に位置させ、第2のシャフト4を中心とした右回り方向のモーメントを付与するように構成するのがよい。
本発明のレンズ駆動装置の実施例を示す斜視図である。 本発明のレンズ駆動装置の実施例における要部を説明する図である。 本発明のレンズ駆動装置の実施例における要部を説明する正面図及び側面図である。 本発明のレンズ駆動装置の実施例における要部を説明する組み立て図である。 本発明のレンズ駆動装置の実施例におけるねじりコイルばねを説明する図である。 従来例1を説明する図である。 従来例2を説明する図である。
符号の説明
1 移動レンズ
2 レンズ保持枠
2A,2B 第1,第2のシャフト支持部
2A1,2B1 貫通孔
2Ba ラック側の面
3,4 第1,第2のシャフト
5 リードスクリュ
6A,6B ラック支持壁
6A1,6B1 スリット
6A2,6B2 ラック係合孔
7 第1ラック
7a 軸部
7a1 端部
7b 腕部
7c ラック壁
7d ナット部
7e 対向ラック壁
7e1 スリット
7f フランジ
7g 凹部
8 第2ラック
8a 基部
8b 孔部
8c ストッパ部
8d ダボ
8c 係止リブ
9 圧縮コイルばね
10 ねじりコイルばね
10a コイル部
10b,10c 第1,第2の腕部
10d 突出部
11 モータ
50 レンズ駆動装置
70 ラック(ラックアッセンブリ)
CL 光軸
CLR (ラックアッセンブリの)回動軸
d0,d1 幅

Claims (3)

  1. レンズを保持し、ガイドシャフトに支持され前記レンズの光軸方向に摺動するレンズ保持枠と、
    送りねじを有し駆動手段により回転駆動される駆動軸と、
    前記送りねじと噛合するナット部及び前記レンズ保持枠と係合する係合手段を有し、前記駆動軸の回転に応じて前記レンズ保持枠を前記光軸方向に直線移動させるラック部と、を備えたレンズ駆動装置において、
    前記ラック部に、前記駆動軸を挟んで前記ナット部と対向するストッパ部及び回動方向の弾性力を発生する弾性部材を設け、
    前記弾性部材が、前記ナット部と前記ストッパ部とをそれぞれ前記駆動軸に圧接する方向に付勢すると共に、前記レンズ保持枠を前記ガイドシャフトに圧接する方向に付勢するよう構成して成るレンズ駆動装置。
  2. 前記弾性部材を、コイル部と該コイル部の両端から該コイル部より概ね離れる方向に延出する一対の腕部とを有するねじりコイルばねとして形成すると共に、前記コイル部の一部に該コイル部から突出する突出部を形成し、
    前記一対の腕部及び前記突出部が、それぞれ、前記ナット部,前記ストッパ部及び前記レンズ保持枠のいずれかを付勢する構成にしたことを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記一対の腕部の少なくとも一方または前記コイル部を前記光軸方向に変形させ、該変形の反発力により前記ナット部を前記駆動軸の軸方向に付勢するよう構成して成ることを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。
JP2004130853A 2004-04-27 2004-04-27 レンズ駆動装置 Pending JP2005315935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004130853A JP2005315935A (ja) 2004-04-27 2004-04-27 レンズ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004130853A JP2005315935A (ja) 2004-04-27 2004-04-27 レンズ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005315935A true JP2005315935A (ja) 2005-11-10

Family

ID=35443472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004130853A Pending JP2005315935A (ja) 2004-04-27 2004-04-27 レンズ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005315935A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007206304A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Canon Inc 光学機器
JP2009042306A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Tamron Co Ltd レンズ駆動装置用ラック機構部材及びそのラック機構部材を用いたレンズ駆動装置
JPWO2008044674A1 (ja) * 2006-10-11 2010-02-12 パナソニック株式会社 駆動装置、光学ヘッド及び光ディスク記録再生装置
US7757575B2 (en) * 2006-12-21 2010-07-20 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus
US8072869B2 (en) * 2007-10-25 2011-12-06 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup having an aberration correction function
JP2012252288A (ja) * 2011-06-07 2012-12-20 Canon Inc レンズ駆動装置およびそれを有する光学機器
US8503118B2 (en) 2010-08-31 2013-08-06 Nidec Copal Corporation Lens driving device
JP2014194486A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Canon Inc ラックおよびそれを用いた光学機器
US20140347753A1 (en) * 2013-05-23 2014-11-27 Ricoh Imaging Company, Ltd. Lead screw device, lens driver, lens barrel, and camera using the lead screw device
JP2015004777A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 キヤノン株式会社 ラックおよびそれを用いた光学機器
JP7429573B2 (ja) 2020-03-17 2024-02-08 株式会社タムロン 駆動装置、レンズ鏡筒、及び、撮像装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007206304A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Canon Inc 光学機器
JPWO2008044674A1 (ja) * 2006-10-11 2010-02-12 パナソニック株式会社 駆動装置、光学ヘッド及び光ディスク記録再生装置
US7757575B2 (en) * 2006-12-21 2010-07-20 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus
JP2009042306A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Tamron Co Ltd レンズ駆動装置用ラック機構部材及びそのラック機構部材を用いたレンズ駆動装置
US8072869B2 (en) * 2007-10-25 2011-12-06 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup having an aberration correction function
US8503118B2 (en) 2010-08-31 2013-08-06 Nidec Copal Corporation Lens driving device
JP2012252288A (ja) * 2011-06-07 2012-12-20 Canon Inc レンズ駆動装置およびそれを有する光学機器
JP2014194486A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Canon Inc ラックおよびそれを用いた光学機器
US9151927B2 (en) 2013-03-29 2015-10-06 Canon Kabushiki Kaisha Rack and optical apparatus using the same
US20140347753A1 (en) * 2013-05-23 2014-11-27 Ricoh Imaging Company, Ltd. Lead screw device, lens driver, lens barrel, and camera using the lead screw device
US9726849B2 (en) * 2013-05-23 2017-08-08 Ricoh Imaging Company, Ltd. Lead screw device, lens driver, lens barrel, and camera using the lead screw device
US10473882B2 (en) 2013-05-23 2019-11-12 Ricoh Imaging Company, Ltd. Lead screw device, lens driver, lens barrel, and camera using the lead screw device
JP2015004777A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 キヤノン株式会社 ラックおよびそれを用いた光学機器
US9759297B2 (en) 2013-06-20 2017-09-12 Canon Kabushiki Kaisha Rack including forcing unit and optical apparatus having the same
JP7429573B2 (ja) 2020-03-17 2024-02-08 株式会社タムロン 駆動装置、レンズ鏡筒、及び、撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005315935A (ja) レンズ駆動装置
US7126763B2 (en) Lens moving mechanism
JP4045290B2 (ja) 撮像装置
JP2001242369A (ja) レンズ駆動装置
US20070096601A1 (en) Drive unit
JP4684735B2 (ja) 移動機構
JP2003195143A (ja) レンズ駆動機構
JP2009098417A (ja) レンズ駆動装置及び電子機器
JP2007133262A (ja) レンズ駆動装置
JPH1020177A (ja) レンズ駆動装置、レンズ鏡筒および光学機器
JP2014085632A (ja) レンズ駆動装置
JP2003295032A (ja) レンズ駆動装置
US9151927B2 (en) Rack and optical apparatus using the same
JP2020134777A (ja) 撮像素子傾き調整機構および調整方法
JP4652313B2 (ja) レンズ駆動装置
JP4735821B2 (ja) レンズ送り機構
JP4566680B2 (ja) レンズ移動支持装置
JP2014228713A (ja) リードスクリュー装置とこれを用いたレンズ駆動装置、レンズ鏡筒およびカメラ
JP4749869B2 (ja) レンズ変位装置
JP2006113308A (ja) レンズ駆動装置および撮像装置
JP2021131460A (ja) 光学駆動装置および光学機器
JP2009265509A (ja) レンズ駆動装置
JP2009080248A (ja) レンズ駆動装置
JP2008039942A (ja) 光学機器
JPH11264925A (ja) レンズ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090507

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090519

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090716

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090812

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02