JP2007206304A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ駆動による像揺れを確実に回避し、組み立て性も良好な光学機器を提供する。
【解決手段】光学機器は、回転可能な送りねじ14bと、光学素子L2を保持し、送りねじの回転を光軸方向の駆動力に変換するためのラック16を備えた保持部材2と、保持部材を光軸方向にガイドするガイド部材9とを有する。ラックは、送りねじに噛み合うラック歯16bと、該ラックに回動可能に取り付けられ、ラック歯とは反対側から送りねじに押し付けられるよう付勢されて送りねじに噛み合う加圧歯部材16dとを有する。光軸方向において、光学素子はラックに対して第1の側に配置されている。送りねじは左ねじである。第1の側からの光軸方向視において、ラックおよび送りねじが光軸よりも右側の領域に位置し、かつ加圧歯部材がラック歯よりも外側に位置する。
【選択図】 図6B

Description

本発明は、カメラ、ビデオカメラおよび交換レンズなどの光学機器に関し、特にレンズ等の光学機器を光軸方向に駆動する駆動機構を有する光学機器に関するものである。
光学機器のレンズ駆動機構には、特許文献1および図14に示すように、不図示のモータによって回転駆動されるリードスクリュー(送りねじ)90と、該リードスクリュー90に噛み合うラック91とを用いたものがある。図14において、リードスクリュー90は光軸方向(図の左右方向)に延びており、ラック91は、移動レンズ92を保持する保持部材93に取り付けられている。保持部材93には、光軸方向に延びるスリーブ部93aが形成されている。このスリーブ部93aが光軸方向に延びるガイドバー95に係合することで、保持部材93は光軸方向にガイドされる。リードスクリュー90が回転するとそのリードによってラック91および保持部材93、つまりは移動レンズ92が光軸方向に駆動される。
このような駆動機構において、リードスクリュー90には右ねじが用いられることが多い。右ねじとは、該ねじを軸方向(図14中の白抜き矢印方向)から見た場合において、該ねじが時計回り(右回り)に回転したときに、ラック91を奥側(図の右側)から手前側(同左側)に近づく方向に進ませるねじである。また、ラック91としては、その移動方向(リードスクリュー90の軸方向)に対して直交する方向に延びるラック歯91aを有する、すぐはラックが用いられることが多い。
また、図15に示すように、ラック91は、光軸方向視において二股形状をなすように形成されている。該二股形状部分の一方の側にはラック歯91aが形成され、その反対側にはラック91のリードスクリュー90からの外れ等を防止するための対向歯91cが形成されている。さらに、ラック91の対向歯91c側には、加圧歯部材91bが回動可能に取り付けられている。この加圧歯部材91bは、コイルばね93によってラック歯91a側に付勢されており、二股形状部分の開口からラック91に組み込まれたリードスクリュー90(図中に点線で示す)を囲い込むような姿勢にてリードスクリュー90に押し付けられる。加圧歯部材91bを設けることにより、送りねじ90が反りや偏心によってぶれても、加圧歯部材91cの回動によってこれを吸収し、保持部材93の振れ、つまりは像揺れを防止できる。
特開平6−174992号公報(図1等)
しかしながら、図14に示すように、リードスクリュー90のねじ山90aは、ラック歯91aに対して傾いている。このため、リードスクリュー90が回転するときに、ねじ山90aの傾き方向(リード角θの方向)へラック91を傾ける力(以下、これを傾き力という)が作用する。この傾き力は、ラック91を介して保持部材93に伝わり、移動レンズ92とともに保持部材93を光軸に対して傾かせる。
そして、この傾き力が、図中に実線矢印で示すように、移動レンズ93をその自重方向とは逆の上方向に引き上げるように作用すると、スリーブ部93aとガイドバー95との間の係合がたの分、レンズ駆動によって保持部材93が上下動し、像揺れが発生する。すなわち、光学性能が劣化する。
また、図15に示すように、ラック歯91aよりも内側(図の左側)に加圧歯部材91bが配置されたラック91を用いると、以下のような組み立て上の問題が生ずる。ラック91内にリードスクリュー90を組み込む前には、加圧歯部材91bがコイルばね93の付勢力によってラック歯91aの側に倒れており、加圧歯部材91bの背面と対向歯91cとの間には、図中にAで示す隙間が形成される。一方、ラック91内にリードスクリュー90を組み込む際には、ラック91よりも内側に配置された光学機器の他の構成要素との関係から、図中にo丸印を付した若干斜めの適正方向からリードスクリュー90をラック91に接近させる。
しかし、図中にx印を付したように、リードスクリュー90のラック91への接近方向が適正方向から内側にずれた場合に、リードスクリュー90が隙間Aに入り込むおそれがある。この場合、リードスクリュー90のラック91への押し込み力によって加圧歯部材91bをその背面側から無理に押すことにより、加圧歯部材91bが破損してしまうおそれがある。
本発明は、レンズ駆動による像揺れを確実に回避できるとともに、組み立て性も良好な光学機器を提供することを目的の1つとしている。
本発明の一側面としての光学機器は、回転可能な送りねじと、光学素子を保持し、送りねじの回転を光軸方向の駆動力に変換するためのラックを備えた保持部材と、保持部材を光軸方向にガイドするガイド部材とを有する。ラックは、送りねじに噛み合うラック歯と、該ラックに回動可能に取り付けられ、ラック歯とは反対側から送りねじに押し付けられるよう付勢されて送りねじに噛み合う加圧歯部材とを有する。また、光軸方向において、光学素子はラックに対して第1の側に配置されている。送りねじは左ねじである。そして、第1の側からの光軸方向視において、ラックおよび送りねじが光軸よりも右側の領域に位置し、かつ加圧歯部材がラック歯よりも外側に位置することを特徴とする。
本発明によれば、送りねじとして左ねじを用い、かつ上述のようにラックと送りねじの位置関係およびラック歯と加圧歯部材の位置関係を設定することで、光学素子を光軸方向に駆動する際の保持部材の上下動を抑えることができ、像揺れを確実に回避できる。しかも、本発明によれば、加圧歯部材をラック歯よりも外側に配置することで、ラックへの送りねじの組み込み時に組み込み方向が内側にずれる等しても、加圧歯部材を破損しにくくすることができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1および図2には、本発明の実施例であるレンズ装置の構成を示している。このレンズ装置は、図13に示すビデオカメラ(光学機器)に搭載される。レンズ装置は、物体側から凸凹凸凸の4レンズユニット構成を持つ変倍光学系を有する。
これらの図において、L1は固定の第1レンズユニット、L2は光軸方向、すなわちレンズ装置の光軸AXLと平行な方向に移動することにより変倍動作を行う第2レンズユニットである。L3は固定の第3レンズユニット、L4は光軸方向に移動することにより、変倍に伴う像面変動の補正と合焦動作とを行う第4レンズユニットである。AXLは該レンズ装置の光軸である。なお、本実施例において、「平行」や「直交」は、完全に平行である又は直交する場合に限らず、光学的に許容される範囲で完全な平行又は直交からずれている場合も含む意味である。
また、1は第1レンズユニットL1を保持する前玉鏡筒、2は第2レンズユニットL2を保持する変倍移動枠、3は第3レンズユニットL3を保持する3群鏡筒を一体化した固定鏡筒、4は第4レンズユニットを保持する合焦移動枠である。5はCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子6が固定される撮像素子ホルダである。
前玉鏡筒1は、固定鏡筒3に対して3本のビスによって前方から結合される。また、撮像素子ホルダ5は、固定鏡筒3に対して3本のビスで後方から結合される。
7は2枚の絞り羽根7a,7bを駆動源であるメータ7cによって互いに逆方向に移動させて開口径を変化させる、いわゆるギロチン式の絞りユニットである。絞りユニット7は、固定鏡筒3に設けられた開口部3aに下方向から組み込まれる。また、絞り羽根7a,7bには、小絞り回折による画質劣化を防止するため、NDフィルタ(図示せず)が貼り付けられている。
8,9は固定鏡筒3と前玉鏡筒1により両端が保持されたガイドバーである。また10,11は固定鏡筒3と撮像素子ホルダ5によって両端が保持されたガイドバーである。変倍移動枠2は、ガイドバー8,9により光軸方向に移動可能に支持されている。また、合焦移動枠4は、ガイドバー10,11によって光軸方向に移動可能に支持されている。変倍移動枠2および合焦移動枠4はそれぞれ、一方のガイドバー(9,10)に対して、光軸方向に所定の長さを有するスリーブ部(ガイド部)2a,4aにおいて係合する。これにより、変倍移動枠2および合焦移動枠4の光軸方向への倒れが抑制される。さらに、変倍移動枠2および合焦移動枠4は、U溝部(図6Aの2c参照)において他方のガイドバー(8,11)に係合することで、上記一方のガイドバー回りでの回転が抑制される。
12,13はそれぞれフォトインタラプタにより構成されるズームリセットスイッチおよびフォーカスリセットスイッチである。各リセットスイッチは、変倍移動枠2および合焦移動枠4に形成された遮光部2b,4bによってフォトインタラプタとしての遮光状態と透光状態とが切り換えられることにより、第2および第4レンズユニットL2,L4が基準位置に位置したことを検出する。そして、この基準位置に移動(リセット)させた後、後述する各ステッピングモータに入力する駆動パルス数をカウントすることにより、各レンズユニットを目標駆動量だけ駆動することができる。ズームリセットスイッチ12およびフォーカスリセットスイッチ13は、ビスにより固定鏡筒3に固定されている。
14は第2レンズユニットL2を光軸方向に駆動して変倍動作を行わせるためのステッピングモータユニット(以下、ズームモータユニットという)である。15は第4レンズユニットL4を光軸方向に駆動して合焦動作を行わせるためのステッピングモータユニット(以下、フォーカスモータユニットという)である。ズームモータユニット14およびフォーカスモータユニット15はそれぞれ、2本のビスと1箇所の引っ掛け部(不図示)により固定鏡筒3に固定される。ズームモータユニット14およびフォーカスモータユニット15はそれぞれ、駆動源としてのステッピングモータ14a,15aと該ステッピングモータ14a,15aにより回転駆動されるリードスクリュー(送りねじ)14b,15bとを有する。
16,17はそれぞれ変倍移動枠2および合焦移動枠4に取り付けられたラックである。18,19はそれぞれ、ラック16,17を変倍移動枠2および合焦移動枠4に対して光軸方向の一方に押し付けるコイルばねである。該コイルばね18,19は、ラック16,17に設けられた後述する加圧歯部材をリードスクリュー14b,15bに押し付けるための付勢力も発生する。
図13には、本実施例におけるビデオカメラの電気的構成を示している。なお、図1および図2中と同じ構成要素には、図13においても同じ符号を付している。
225は第2レンズユニットL2の光軸方向での絶対位置を検出するためのズームエンコーダである。また、226は第4レンズユニットL4の光軸方向での絶対位置を検出するフォーカスエンコーダである。
なお、本実施例では、ズームおよびフォーカスモータユニットとしてステッピングモータを用いているが、DCモータや振動型モータを用いることもできる。また、本実施例では、第2および第4レンズユニットL2,L4の位置を検出するためにエンコーダ以外の検出方式を採用してもよい。
226は絞りエンコーダである。絞りエンコーダ226としては、メータ7cの内部に配置されたホール素子を用いて、該メータ7cを構成するロータとステータの回転位置関係を検出する方式のもの等を用いることができる。
228はカメラ信号処理回路であり、撮像素子6の出力に対して増幅処理やガンマ補正処理などを施す。これらの処理を受けた映像信号のコントラスト信号は、AEゲート229およびAFゲート230に供給される。これにより、露出決定およびピント合わせのために最適な信号の取り出し範囲が画面内で設定される。ゲートの大きさは可変であってもよいし、ゲートが複数設けられていてもよい。
231はAF(オートフォーカス)のためのAF評価値信号を生成するAF信号処理回路である。AF評価値信号は、映像信号のうち所定の高周波成分である。
233はズーミングを行わせる際に操作されるズームスイッチであり、234はズームトラッキングメモリである。ズームトラッキングメモリ234は、第2レンズユニットL2の位置と被写体距離に対応した、合焦を維持するための第4レンズユニットL4の位置データを記憶している。232は各モータや各回路の動作を制御するコントローラとしてのCPUである。該CPU231は、ズームトラッキングメモリ234を内蔵していてもよい。
撮影者によりズームスイッチ233が操作されると、CPU232は、該操作方向に応じてズームモータユニット14を駆動し、第2レンズユニットL2を移動させる。このとき、CPU232は、第2レンズユニットL2の位置をズームエンコーダ225から読み込む。次に、ズームトラッキングメモリ234に記憶された位置データに基づいて、該第2レンズユニットL2の位置に対応した第4レンズユニットL4の位置を算出する。そして、フォーカスエンコーダ227により検出された第4レンズユニットL4の位置が該算出位置に一致するようにフォーカスモータユニット15、つまりは第4レンズユニットL4を駆動する。これにより、合焦が維持された状態での変倍、すなわちズーミングが行われる。
また、CPU232は、AF動作では、AF信号処理回路231から出力されたAF評価値信号がピークとなる位置を探索するように、フォーカスモータユニット15を介して第4レンズユニットL4を駆動する。
CPU232は、AEゲート229を通過した輝度信号の平均値を求め、該平均値が所定値となるように、メータ7cを駆動して開口径をコントロールする。
図3には、第2レンズユニットL2、変倍移動枠2、ズームモータユニット14、ラック16およびコイルばね18の詳細構成を示す。また、図4には、第4レンズユニットL4、合焦移動枠4、フォーカスモータユニット15、ラック17およびコイルばね19の詳細構成を示す。
リードスクリュー14b,15bはそれぞれ、モータユニット14,15が固定鏡筒3に組み込まれた状態において光軸方向に延びる。
ラック16,17はそれぞれ、移動枠2,4に設けられた連結部2d,4cに、軸16a,17aが係合することで、リードスクリュー14b,15bの軸方向(光軸方向)に対して直交する方向に揺動可能に取り付けられる。ラック16は、変倍移動枠2における第2レンズユニットL2よりも光軸方向における像側(撮像素子側)に取り付けられる。また、ラック17は、合焦移動枠4における第4レンズユニットL4よりも物体側(第1レンズユニットL1側)に取り付けられる。
ラック16,17はそれぞれ、光軸方向視(第2レンズユニットL2側および第4レンズユニットL4側から光軸方向に向かって見た場合)において、二股形状(U字形状)に形成されている。該二股形状部のうち光軸方向視における内側、すなわち光軸AXLに近い側にて上下方向に延びる部分には、リードスクリュー14b,15bに対して主として噛み合うラック歯としてのメイン歯16b,17bが形成されている。
また、該二股形状部のうち光軸方向視における外側、すなわち光軸AXLから遠い側にて上下方向に延びる部分には、メイン歯16b,17bに対向する対向歯16c,17cが形成されている。ラック16,17において、メイン歯16b,17bの歯先と対向歯16c,17cの歯先との間の寸法は、リードスクリュー14b,15bの外径より大きい。対向歯16c,17cは、ラック16,17からのリードスクリュー14b,15bの外れ等を防止する。
ラック16,17における対向歯16c,17cが形成された部分の前後方向(光軸方向)中間に形成された溝内には、加圧歯部材16d,17dが配置される。加圧歯部材16d,17dは、メイン歯16b,17bに対して近づく方向および遠ざかる方向(光軸直交面の面内方向)に回動可能にラック16,17に取り付けられる。
ラック16,17に取り付けられたコイルばね18,19の一方のアーム部はラック16,17に係止されている。また、他方のアーム部は、加圧歯部材16d,17dをメイン歯16b,17bに近づける方向、すなわちラック16,17に組み込まれたリードスクリュー14b,15bにメイン歯16b,17bとは反対側から押し付ける方向に付勢する。リードスクリュー14b,15bは、ラック16,17に対して、二股形状部分の開口16f,17fから径方向に組み込まれる。加圧歯部材16d,17dは、組み込まれたリードスクリュー14b,15bを囲い込むような姿勢でリードスクリュー14b,15bに押し付けられ、該リードスクリュー14b,15bに噛み合う。
以上の構成により、リードスクリュー14b,15bの回転が、ラック16,17によって変倍移動枠2(第2レンズユニットL2)および合焦移動枠4(第4レンズユニットL4)の光軸方向への駆動力に変換される。
ここで、本実施例では、リードスクリュー14b,15bとして左ねじ(逆ねじ)を用いている。左ねじとは、該ねじを軸方向(つまりは、光軸方向)から見た場合において、該ねじが反時計回り(左回り)に回転したときに、ラック16,17を奥側(図の右側)から手前側(同左側)に近づく方向に進ませるねじである。
次に、リードスクリュー14b,15b(モータユニット14,15)のラック16,17(固定鏡筒3)への組み込みについて説明する。図5には、ズームモータユニット14を固定鏡筒3およびラック16に対して組み込む前の状態を、レンズ装置の底面側から見て示している。図6A,図6B、図7および図8には、ズームモータユニット14を固定鏡筒3およびラック16に対して組み込んだ後における構成を示している。図6A,6Bは、第2レンズユニットL2側(第1の側)からの光軸方向視での構成を示している。また、図7および図8にはそれぞれ、レンズ装置の底面側における斜め前方および斜め後方から見た構成を示している。
なお、フォーカスモータユニット15の固定鏡筒3およびラック17への組み込みは、ズームモータユニット14の組み込みと同様であるため、ここでの説明は省略する。
ズームモータユニット14は、他の構成要素が組み込まれた固定鏡筒3およびラック16に対して、図5中に矢印Bで示す方向、すなわちレンズ装置の斜め外側から組み付けられる。
ここで、図6A,図7および図8に示すように、ラック16は、加圧歯部材16dがメイン歯16bに対して外側に位置するように変倍移動枠2に取り付けられている。このため、図5中に矢印B′で示すように、ズームモータユニット14の組み付け方向が適正な矢印B方向から内側にずれても、加圧歯部材16dの背面(外面)と対向歯16cとの間の隙間(図15のA)にリードスクリュー14bが入り込むことを回避できる。したがって、このような誤った方向からの組み付けによって、加圧歯部材16dを破損してしまうという従来の問題を解消することができる。
次に、本実施例のレンズ装置におけるレンズ駆動時(ズーミングおよびAF動作時)における像揺れの抑制方法について説明する。
図6Aに示すように、変倍移動枠2に関しては、ラック16よりも物体側に配置された第2レンズユニットL2側からの光軸方向視において、ラック16およびリードスクリュー14bは、光軸AXLよりも右(R)側の領域であって光軸AXLよりも下(D)側に位置する。一方、スリーブ部2aおよびガイドバー9は、該右(R)側の領域であって光軸AXLよりも上(U)側に位置する。このときの観察方向は、図3,7,8中に白抜き矢印で示している。また、前述したように、加圧歯部材16dはメイン歯16bよりも外側(図6Aでは、より右側)に位置する。さらに、スリーブ部2aが係合しているガイドバー9は、ラック16が噛み合っているリードスクリュー14bよりも若干外側に配置されている。
図6Bに示すように、光軸方向視において、変倍移動枠2には、第2レンズユニットL2の重量(自重)によるモーメントM1が、ガイドバー9およびスリーブ部2a回りにおいて該変倍移動枠2を反時計回りに回転させる方向のモーメントとして作用する。
また、コイルばね18によって付勢された加圧歯部材16dがリードスクリュー14bに押し付けられることにより、ラック16には、二股形状部の最奥部がリードスクリュー14bにより近づく方向への引き込み力が発生する。この引き込み力は、変倍移動枠2に対して下方に作用する。このため、変倍移動枠2には、図6Bに示すように、該引き込み力によるモーメントM2が、ガイドバー9およびスリーブ部2a回りにおいて該変倍移動枠2を反時計回りに回転させる方向のモーメントとして作用する。すなわち、モーメントM1,M2は、ガイドバー9およびスリーブ部2a回りにおいて互いに同じ回転方向に作用する。
さらに、図9およびその模式図である図10に示す(図9には長点線で示す)ように、左ねじであるリードスクリュー14bのねじ山14b1は、メイン歯(図9には短点線で示す)16bに対して第2レンズユニットL2側に傾いている。したがって、ラック16に噛み合ったリードスクリュー14bが回転すると、メイン歯16bはリードスクリュー14bからねじ山14b1の傾き方向(リード角θの方向)へラック16を傾ける力Tを受ける。以下、この力を傾き力という。傾き力Tは、ラック16を介して変倍移動枠2に伝わり、図6B、図9および図10に白抜き矢印で示すように、変倍移動枠2をその第2レンズユニットL2側の部分を下げる方向に作用する。
このように、本実施例では、変倍移動枠2に作用する2つのモーメントM1,M2が互いに同じ回転方向のモーメントとして変倍移動枠2に作用する。このため、変倍移動枠2のU溝部2cにおける上側の面をガイドバー8の上面に押圧することができる。したがって、U溝部2cとガイドバー8間に係合がたがあっても、変倍移動枠2のガイドバー9を中心とした回転を抑制できる。
さらに、メイン歯16bとリードスクリュー14bとの噛み合い部においてラック16がリードスクリュー14bから受ける傾き力Tは、第2レンズユニットL2を下げる方向に変倍移動枠2に作用する。これにより、レンズ駆動時におけるガイドバー9とスリーブ部2aとの間の係合がた分の上下動が抑制される。すなわち、傾き力Tが第2レンズユニットL2を引き上げる方向に作用する場合に比べて、第2レンズユニットL2の駆動時における変倍移動枠2の上下動による像揺れをきわめて少なくすることができる。
また、合焦移動枠4についても、図11に模式的に示すように、変倍移動枠2と同様なラック17、リードスクリュー15bおよびスリーブ部4a間の配置関係が成り立つ。すなわち、ラック17よりも像側に配置された第4レンズユニットL4側(第1の側)からの光軸方向視において、ラック17およびリードスクリュー15bは光軸AXLよりも右(R)側の領域であって、光軸AXLよりも上(U)側に位置する。一方、スリーブ部4aおよびガイドバー10は右(R)側の領域であって、光軸AXLよりも下(D)側に位置する。このときの観察方向は、図4および図11中に白抜き矢印で示している。また、前述したように、加圧歯部材17dはメイン歯17bよりも外側(より右側)に位置する。
そして、合焦移動枠4にも、図11に示すように、光軸方向視において、ガイドバー10回りの2つのモーメントM1′,M2′が作用する。すなわち、第4レンズユニットL4の重量(自重)によるモーメントM1′が、ガイドバー10およびスリーブ部4a回りにおいて該合焦移動枠4を反時計回りに回転させる方向のモーメントとして作用する。
また、コイルばね19によって付勢された加圧歯部材17dがリードスクリュー15bに押し付けられることにより、ラック17には、二股形状部の最奥部がリードスクリュー15bにより近づく方向への引き込み力が発生する。但し、この引き込み力は、変倍移動枠2とは異なり、上方に作用する。このため、合焦移動枠4には、該引き込み力によるモーメントM2′がガイドバー10およびスリーブ部4a回りにおいて該合焦移動枠4を時計回りに回転させる方向のモーメントとして作用する。
合焦移動枠4に関しては、2つのモーメントM1′,M2′は互いに異なる回転方向に作用する。しかし、モーメントM2′はモーメントM1′に比べてかなり小さい。しかも、合焦移動枠4には、図12に示すように、リードスクリュー15bとラック歯17dとの噛み合い部で発生する傾き力Eが、第4レンズユニットL4を下げる方向に作用する。このため、モーメントM2′がモーメントM1′と反対の回転方向に作用しても、該傾き力Eによって合焦移動枠4の上下動が抑制される。すなわち、ガイドバー10とスリーブ部4a間の係合がたによる上下動が抑制される。したがって、第4レンズユニットL4の駆動時における像揺れを少なくすることができる。
なお、上記実施例では、ビデオカメラに一体的に搭載されるレンズ装置について説明したが、本発明は、デジタルスチルカメラや交換レンズ等の他の光学機器にも適用することができる。
本発明の実施例であるビデオカメラに搭載されるレンズ装置の分解斜視図。 実施例のレンズ装置の断面図。 実施例のレンズ装置における変倍移動枠およびその駆動機構の分解斜視図。 実施例のレンズ装置における合焦移動枠およびその駆動装置の分解斜視図。 実施例のレンズ装置におけるズームモータユニットの組み込み方法を示す斜視図。 実施例の変倍移動枠の光軸方向視図。 実施例の変倍移動枠の光軸方向視図であって、該変倍移動枠に作用するモーメントおよび傾き力を示す図。 実施例の変倍移動枠の底面側からの斜視図。 実施例の変倍移動枠の底面側からの斜視図。 実施例の変倍移動枠の側面側からの斜視図。 実施例の変倍移動枠に作用する傾き力を示す模式図。 実施例の合焦移動枠の光軸方向視図(模式図)であって、該合焦移動枠に作用するモーメントおよび傾き力を示す図。 実施例の合焦移動枠に作用する傾き力を示す模式図。 実施例のビデオカメラの電気回路構成を示すブロック図。 従来のレンズ装置の模式図。 従来のレンズ装置におけるラックの形状を説明するための模式図。
符号の説明
L1 第1レンズユニット
L2 第2レンズユニット
L3 第3レンズユニット
L4 第4レンズユニット
1 前玉鏡筒
2 変倍移動枠
3 固定鏡筒
4 合焦移動枠
5 撮像素子ホルダ
6 撮像素子
7 絞りユニット
8〜11 ガイドバー
14 ズームモータユニット
15 フォーカスモータユニット
14b,15b リードスクリュー
16,17 ラック
16b,17b ラック歯
16d,17d 加圧歯部材

Claims (6)

  1. 回転可能な送りねじと、
    光学素子を保持し、前記送りねじの回転を光軸方向の駆動力に変換するためのラックを備えた保持部材と、
    前記保持部材を光軸方向にガイドするガイド部材とを有し、
    前記ラックは、前記送りねじに噛み合うラック歯と、該ラックに回動可能に取り付けられ、前記ラック歯とは反対側から前記送りねじに押し付けられるよう付勢されて前記送りねじに噛み合う加圧歯部材とを有し、
    光軸方向において、前記光学素子が前記ラックに対して第1の側に配置されており、
    前記送りねじが左ねじであり、
    前記第1の側からの光軸方向視において、前記ラックおよび前記送りねじが前記光軸よりも右側の領域に位置し、かつ前記加圧歯部材が前記ラック歯よりも外側に位置することを特徴とする光学機器。
  2. 前記第1の側からの光軸方向視において、前記ガイド部材が、前記右側の領域であって前記送りねじよりも外側に位置することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記送りねじおよび前記ラックが、前記右側の領域であって前記光軸よりも上側の領域および下側の領域のうち一方に配置され、かつ前記ガイド部材が前記右側の領域のうち他方の領域に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学機器。
  4. 光軸方向視において、それぞれ前記保持部材に作用する前記ガイド部材回りのモーメントであって、前記光学素子の重量によって発生する第1のモーメントと、前記加圧歯部材が前記送りねじに押し付けられることにより前記ラックに作用する前記送りねじ側への引き込み力によって発生する第2のモーメントとが互いに同じ回転方向に作用し、
    前記ラック歯と前記送りねじとの噛み合い部において前記ラック歯に対して前記送りねじのねじ山が異なる角度を有することにより前記保持部材に発生する傾き力が、前記保持部材における前記光学素子側の部分を下げる方向に作用することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の光学機器。
  5. 前記ラックは、前記ラック歯と前記加圧歯部材との間に前記送りねじをその径方向に挿入するための開口を有し、該開口が下向きに形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の光学機器。
  6. 光軸方向視において、それぞれ前記保持部材に作用する前記ガイド部材回りのモーメントであって、前記光学素子の重量によって発生する第1のモーメントと、前記加圧歯部材が前記送りねじに押し付けられることにより前記ラックに作用する前記送りねじ側への引き込み力によって発生する第2のモーメントとが互いに反対の回転方向に作用し、
    前記ラック歯と前記送りねじとの噛み合い部において前記ラック歯に対して前記送りねじのねじ山が異なる角度を有することにより前記保持部材に発生する傾き力が、前記保持部材における前記光学素子側の部分を下げる方向に作用することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の光学機器。
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