JP2007206304A - 光学機器 - Google Patents
光学機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007206304A JP2007206304A JP2006024202A JP2006024202A JP2007206304A JP 2007206304 A JP2007206304 A JP 2007206304A JP 2006024202 A JP2006024202 A JP 2006024202A JP 2006024202 A JP2006024202 A JP 2006024202A JP 2007206304 A JP2007206304 A JP 2007206304A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- feed screw
- optical axis
- tooth
- axis direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
【解決手段】光学機器は、回転可能な送りねじ14bと、光学素子L2を保持し、送りねじの回転を光軸方向の駆動力に変換するためのラック16を備えた保持部材2と、保持部材を光軸方向にガイドするガイド部材9とを有する。ラックは、送りねじに噛み合うラック歯16bと、該ラックに回動可能に取り付けられ、ラック歯とは反対側から送りねじに押し付けられるよう付勢されて送りねじに噛み合う加圧歯部材16dとを有する。光軸方向において、光学素子はラックに対して第1の側に配置されている。送りねじは左ねじである。第1の側からの光軸方向視において、ラックおよび送りねじが光軸よりも右側の領域に位置し、かつ加圧歯部材がラック歯よりも外側に位置する。
【選択図】 図6B
Description
ラック16,17はそれぞれ、移動枠2,4に設けられた連結部2d,4cに、軸16a,17aが係合することで、リードスクリュー14b,15bの軸方向(光軸方向)に対して直交する方向に揺動可能に取り付けられる。ラック16は、変倍移動枠2における第2レンズユニットL2よりも光軸方向における像側(撮像素子側)に取り付けられる。また、ラック17は、合焦移動枠4における第4レンズユニットL4よりも物体側(第1レンズユニットL1側)に取り付けられる。
ラック16,17はそれぞれ、光軸方向視(第2レンズユニットL2側および第4レンズユニットL4側から光軸方向に向かって見た場合)において、二股形状(U字形状)に形成されている。該二股形状部のうち光軸方向視における内側、すなわち光軸AXLに近い側にて上下方向に延びる部分には、リードスクリュー14b,15bに対して主として噛み合うラック歯としてのメイン歯16b,17bが形成されている。
また、該二股形状部のうち光軸方向視における外側、すなわち光軸AXLから遠い側にて上下方向に延びる部分には、メイン歯16b,17bに対向する対向歯16c,17cが形成されている。ラック16,17において、メイン歯16b,17bの歯先と対向歯16c,17cの歯先との間の寸法は、リードスクリュー14b,15bの外径より大きい。対向歯16c,17cは、ラック16,17からのリードスクリュー14b,15bの外れ等を防止する。
ラック16,17における対向歯16c,17cが形成された部分の前後方向(光軸方向)中間に形成された溝内には、加圧歯部材16d,17dが配置される。加圧歯部材16d,17dは、メイン歯16b,17bに対して近づく方向および遠ざかる方向(光軸直交面の面内方向)に回動可能にラック16,17に取り付けられる。
ラック16,17に取り付けられたコイルばね18,19の一方のアーム部はラック16,17に係止されている。また、他方のアーム部は、加圧歯部材16d,17dをメイン歯16b,17bに近づける方向、すなわちラック16,17に組み込まれたリードスクリュー14b,15bにメイン歯16b,17bとは反対側から押し付ける方向に付勢する。リードスクリュー14b,15bは、ラック16,17に対して、二股形状部分の開口16f,17fから径方向に組み込まれる。加圧歯部材16d,17dは、組み込まれたリードスクリュー14b,15bを囲い込むような姿勢でリードスクリュー14b,15bに押し付けられ、該リードスクリュー14b,15bに噛み合う。
以上の構成により、リードスクリュー14b,15bの回転が、ラック16,17によって変倍移動枠2(第2レンズユニットL2)および合焦移動枠4(第4レンズユニットL4)の光軸方向への駆動力に変換される。
次に、リードスクリュー14b,15b(モータユニット14,15)のラック16,17(固定鏡筒3)への組み込みについて説明する。図5には、ズームモータユニット14を固定鏡筒3およびラック16に対して組み込む前の状態を、レンズ装置の底面側から見て示している。図6A,図6B、図7および図8には、ズームモータユニット14を固定鏡筒3およびラック16に対して組み込んだ後における構成を示している。図6A,6Bは、第2レンズユニットL2側(第1の側)からの光軸方向視での構成を示している。また、図7および図8にはそれぞれ、レンズ装置の底面側における斜め前方および斜め後方から見た構成を示している。
なお、フォーカスモータユニット15の固定鏡筒3およびラック17への組み込みは、ズームモータユニット14の組み込みと同様であるため、ここでの説明は省略する。
ズームモータユニット14は、他の構成要素が組み込まれた固定鏡筒3およびラック16に対して、図5中に矢印Bで示す方向、すなわちレンズ装置の斜め外側から組み付けられる。
ここで、図6A,図7および図8に示すように、ラック16は、加圧歯部材16dがメイン歯16bに対して外側に位置するように変倍移動枠2に取り付けられている。このため、図5中に矢印B′で示すように、ズームモータユニット14の組み付け方向が適正な矢印B方向から内側にずれても、加圧歯部材16dの背面(外面)と対向歯16cとの間の隙間(図15のA)にリードスクリュー14bが入り込むことを回避できる。したがって、このような誤った方向からの組み付けによって、加圧歯部材16dを破損してしまうという従来の問題を解消することができる。
L2 第2レンズユニット
L3 第3レンズユニット
L4 第4レンズユニット
1 前玉鏡筒
2 変倍移動枠
3 固定鏡筒
4 合焦移動枠
5 撮像素子ホルダ
6 撮像素子
7 絞りユニット
8〜11 ガイドバー
14 ズームモータユニット
15 フォーカスモータユニット
14b,15b リードスクリュー
16,17 ラック
16b,17b ラック歯
16d,17d 加圧歯部材
Claims (6)
- 回転可能な送りねじと、
光学素子を保持し、前記送りねじの回転を光軸方向の駆動力に変換するためのラックを備えた保持部材と、
前記保持部材を光軸方向にガイドするガイド部材とを有し、
前記ラックは、前記送りねじに噛み合うラック歯と、該ラックに回動可能に取り付けられ、前記ラック歯とは反対側から前記送りねじに押し付けられるよう付勢されて前記送りねじに噛み合う加圧歯部材とを有し、
光軸方向において、前記光学素子が前記ラックに対して第1の側に配置されており、
前記送りねじが左ねじであり、
前記第1の側からの光軸方向視において、前記ラックおよび前記送りねじが前記光軸よりも右側の領域に位置し、かつ前記加圧歯部材が前記ラック歯よりも外側に位置することを特徴とする光学機器。 - 前記第1の側からの光軸方向視において、前記ガイド部材が、前記右側の領域であって前記送りねじよりも外側に位置することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
- 前記送りねじおよび前記ラックが、前記右側の領域であって前記光軸よりも上側の領域および下側の領域のうち一方に配置され、かつ前記ガイド部材が前記右側の領域のうち他方の領域に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学機器。
- 光軸方向視において、それぞれ前記保持部材に作用する前記ガイド部材回りのモーメントであって、前記光学素子の重量によって発生する第1のモーメントと、前記加圧歯部材が前記送りねじに押し付けられることにより前記ラックに作用する前記送りねじ側への引き込み力によって発生する第2のモーメントとが互いに同じ回転方向に作用し、
前記ラック歯と前記送りねじとの噛み合い部において前記ラック歯に対して前記送りねじのねじ山が異なる角度を有することにより前記保持部材に発生する傾き力が、前記保持部材における前記光学素子側の部分を下げる方向に作用することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の光学機器。 - 前記ラックは、前記ラック歯と前記加圧歯部材との間に前記送りねじをその径方向に挿入するための開口を有し、該開口が下向きに形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の光学機器。
- 光軸方向視において、それぞれ前記保持部材に作用する前記ガイド部材回りのモーメントであって、前記光学素子の重量によって発生する第1のモーメントと、前記加圧歯部材が前記送りねじに押し付けられることにより前記ラックに作用する前記送りねじ側への引き込み力によって発生する第2のモーメントとが互いに反対の回転方向に作用し、
前記ラック歯と前記送りねじとの噛み合い部において前記ラック歯に対して前記送りねじのねじ山が異なる角度を有することにより前記保持部材に発生する傾き力が、前記保持部材における前記光学素子側の部分を下げる方向に作用することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の光学機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006024202A JP4950498B2 (ja) | 2006-02-01 | 2006-02-01 | 光学機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006024202A JP4950498B2 (ja) | 2006-02-01 | 2006-02-01 | 光学機器 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007206304A true JP2007206304A (ja) | 2007-08-16 |
JP2007206304A5 JP2007206304A5 (ja) | 2009-03-19 |
JP4950498B2 JP4950498B2 (ja) | 2012-06-13 |
Family
ID=38485841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006024202A Expired - Fee Related JP4950498B2 (ja) | 2006-02-01 | 2006-02-01 | 光学機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4950498B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009205106A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Canon Inc | レンズ駆動装置およびレンズ鏡筒および光学機器 |
JP2022506764A (ja) * | 2018-11-09 | 2022-01-17 | エルジー イノテック カンパニー リミテッド | カメラアクチュエータおよびこれを含むカメラモジュール |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08240758A (ja) * | 1995-03-01 | 1996-09-17 | Canon Inc | レンズ駆動装置及びそれを用いた光学機器 |
JPH1026717A (ja) * | 1996-07-11 | 1998-01-27 | Canon Inc | レンズ駆動装置およびこれを備えた光学機器 |
JP2000147353A (ja) * | 1998-11-12 | 2000-05-26 | Canon Inc | レンズ駆動装置およびこれを備えた光学機器 |
JP2004070013A (ja) * | 2002-08-07 | 2004-03-04 | Sony Corp | レンズ駆動機構および撮像装置 |
JP2005315935A (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-10 | Victor Co Of Japan Ltd | レンズ駆動装置 |
-
2006
- 2006-02-01 JP JP2006024202A patent/JP4950498B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08240758A (ja) * | 1995-03-01 | 1996-09-17 | Canon Inc | レンズ駆動装置及びそれを用いた光学機器 |
JPH1026717A (ja) * | 1996-07-11 | 1998-01-27 | Canon Inc | レンズ駆動装置およびこれを備えた光学機器 |
JP2000147353A (ja) * | 1998-11-12 | 2000-05-26 | Canon Inc | レンズ駆動装置およびこれを備えた光学機器 |
JP2004070013A (ja) * | 2002-08-07 | 2004-03-04 | Sony Corp | レンズ駆動機構および撮像装置 |
JP2005315935A (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-10 | Victor Co Of Japan Ltd | レンズ駆動装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009205106A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Canon Inc | レンズ駆動装置およびレンズ鏡筒および光学機器 |
JP2022506764A (ja) * | 2018-11-09 | 2022-01-17 | エルジー イノテック カンパニー リミテッド | カメラアクチュエータおよびこれを含むカメラモジュール |
JP7397867B2 (ja) | 2018-11-09 | 2023-12-13 | エルジー イノテック カンパニー リミテッド | カメラアクチュエータおよびこれを含むカメラモジュール |
US11971652B2 (en) | 2018-11-09 | 2024-04-30 | Lg Innotek Co., Ltd. | Camera actuator and camera module including the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4950498B2 (ja) | 2012-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6788348B2 (ja) | 光学制御装置、光学機器、コンピュータープログラムおよび制御方法 | |
JP4154223B2 (ja) | レンズ装置及び撮像装置 | |
JP4227585B2 (ja) | レンズ鏡筒およびこれを備えた撮像装置 | |
JP2006171528A (ja) | 駆動機構、駆動装置、振れ補正ユニット及び撮像装置 | |
JP4857006B2 (ja) | カメラシステム | |
JP5293680B2 (ja) | レンズ鏡筒及びそれを備えた撮像装置 | |
JP5004830B2 (ja) | レンズ駆動装置およびレンズ鏡筒および光学機器 | |
JP4886503B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP2011150117A (ja) | レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
JP4610354B2 (ja) | レンズ鏡筒、撮像装置及び光学装置 | |
JP4950498B2 (ja) | 光学機器 | |
JPH07175100A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP2010243900A (ja) | レンズ駆動装置及びそれを有するレンズ鏡筒 | |
JP2009169232A (ja) | カメラのレンズ鏡筒 | |
JP2010156807A (ja) | 光学部品の切換機構、レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
JP2010169816A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP5970289B2 (ja) | 撮影装置及び回転光学要素の回転駆動制御方法 | |
JP2012159796A (ja) | 焦点調節装置および撮像装置 | |
JP2009237409A (ja) | 光学機器の調整方法 | |
JP2007072386A (ja) | レンズ鏡筒および撮影装置 | |
JP2005172883A (ja) | 光量調節装置、光学装置および撮影装置 | |
JP2020188348A (ja) | 撮像装置、画像監視システムおよび撮像装置の制御方法 | |
JP2008054072A (ja) | 撮像装置 | |
JP2006201612A (ja) | レンズ鏡筒、撮像装置及び光学装置 | |
JP4731854B2 (ja) | 光学機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090130 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110308 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110502 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120306 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120309 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4950498 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |