JP6310220B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents
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しかしながら、このレンズ駆動装置においては、噛合部材(ラック)の支持軸は捩りコイルバネにより光軸方向において支持腕にガタ寄せが行われるものの、支持軸と支持腕の穴との関係において光軸方向以外の方向(例えば、穴の径方向である光軸に垂直な方向)におけるガタツキを防止する構造がないため、噛合部材(ラック)の支持軸がレンズ保持枠の支持腕に対して所定の連結方向(光軸に平行な方向)からずれると、駆動力が所望する方向に伝達されず、レンズ保持枠を高精度に安定して移動させることができない虞がある。
このレンズ駆動装置においては、噛合部材の筒状被ガイド部がガイドシャフトにより直接ガイドされるため、前述のレンズ駆動装置にける(噛合部材の支持軸とレンズ保持枠の支持腕の穴部との間の)ガタツキ等の問題は解消されるものの、捩りコイルバネ(コイル部)がガイドシャフトの周りに配置されるため、捩りコイルバネの一端部及び他端部がコイル部に及ぼす反力が、噛合部材の筒状被ガイド部をガイドシャフトに押し付けるように作用し、それ故に、噛合部材がガイドシャフトにより円滑にガイドされず、レンズ保持枠を光軸方向に円滑にかつ高精度に移動させることができない虞がある。
この構成によれば、駆動源の駆動力によりリードスクリューが回転すると、噛合部材の噛合部が捩りコイルバネの付勢力によりリードスクリューに噛合するように付勢されつつ、噛合部材がリードスクリューによりネジ送りされ、噛合部材(の筒状被ガイド部)及びレンズ保持枠が一緒にガイドシャフトにガイドされつつ光軸方向に移動させられる。
ここで、捩りコイルバネは、そのコイル部がレンズ保持枠のコイル支持部に支持され(すなわち、コイル部がガイドシャフトから偏倚した位置に配置され)、その一端部がレンズ保持枠に掛止され、その他端部が噛合部材の一部に掛止されているため、コイル部の反力は、筒状被ガイド部をガイドシャフトに直接的に押し付ける力として作用せずにコイル支持部を介してレンズ保持枠をガイドシャフト回りに回転させる付勢力として作用する。したがって、噛合部材をガイドシャフトに沿って円滑に移動させることができ、それ故に、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、小型化等を達成しつつ、噛合部材と一緒にレンズ保持枠を光軸方向に円滑にかつ高精度に移動させることができる。また、噛合部材が円滑に移動することにより、摩耗等を低減でき、耐久性を向上させることができる。
この構成によれば、捩りコイルバネのコイル部がリードスクリューとガイドシャフトの間に配置されたコイル支持部により支持され、レンズ保持枠がコ字状被ガイド部のガイド孔に挿通されたガイドシャフトにより光軸方向に移動自在にガイドされ、噛合部材がコ字状被ガイド部(の二つの離隔した壁部)の間に隙間をもって配置された筒状被ガイド部のガイド孔に挿通されたガイドシャフトにより光軸方向に移動自在にガイドされると共に捩りコイルバネにより光軸方向においてレンズ保持枠に当接するように付勢されているため、構造の集約化、装置の小型化を達成しつつ、捩りコイルバネの捩りによるガイドシャフト回りの付勢力及び圧縮による光軸方向の付勢力を効率良く作用させることができる。
この構成によれば、捩りコイルバネのコイル部がレンズ保持枠のコイル支持部と部分的に接触するように支持されているため、コイル部がコイル支持部に対して無理な力を及ぼすのを防止でき、コイル部の反力を、コイル支持部を介してレンズ保持枠をガイドシャフト回りに回転付勢する付勢力として有効に利用することができる。
この構成によれば、捩りコイルバネが及ぼすガイドシャフト回りの回転付勢力により、レンズ保持枠の回り止め片が回り止めシャフトに常時係合するように付勢されつつ光軸方向に摺動するため、レンズ保持枠を、ガイドシャフト及び回り止めシャフトにより、ガイドシャフト回りの回転を規制しつつ光軸方向に高精度に移動させることができる。
この構成によれば、捩りコイルバネのコイル部がリードスクリューと回り止めシャフトの間に配置されたコイル支持部により支持され、その一端部がレンズ保持枠に掛止され、その他端部が噛合部材の一部に掛止されているため、コイル部の反力は、筒状被ガイド部をガイドシャフトに直接的に押し付ける力として作用せずにコイル支持部を介してレンズ保持枠をガイドシャフト回りに回転させる付勢力として作用する。したがって、噛合部材をガイドシャフトに沿って円滑に移動させることができる。
この実施形態に係るレンズ駆動装置は、図1ないし図3に示すように、ベース10、レンズGを保持するレンズ保持枠20、レンズ保持枠20を光軸L方向にガイドするガイドシャフト31及び光軸L回りの回転を規制する回り止めシャフト32、ベース10に固定される駆動源としての駆動モータ40、駆動モータ40に直結されたリードスクリュー50、リードスクリュー50の先端部を支持する軸受60、レンズ保持枠20と一緒に光軸L方向に移動すると共にリードスクリュー50に離脱可能に付勢されて噛合する噛合部材70、噛合部材70を回転付勢すると共に光軸L方向に付勢する圧縮型の捩りコイルバネ80等を備えている。
直立壁部11は、ガイドシャフト31を光軸L方向に伸長するように固定する嵌合孔11a、回り止めシャフト32を光軸L方向に伸長するように固定する嵌合孔11b、軸受60を固定するための嵌合孔11c等を備えている。
直立壁部12は、ガイドシャフト31を光軸L方向に伸長するように固定する嵌合孔12a等を備えている。
直立壁部13は、回り止めシャフト32を光軸L方向に伸長するように固定する嵌合孔13a、リードスクリュー50を通す貫通孔13b、駆動モータ40を固定するための固定面13c等を備えている。
一対の壁部22,23は、光軸L方向において互いに対向する平板状に形成され、光軸L方向において、噛合部材70を所定の隙間をおいて配置させ得ると共にガイドシャフト31回りに回動自在に配置し得る離隔寸法に形成されている。
コイル支持部24は、図6に示すように、壁部22から光軸Lと平行な方向に突出すると共に略矩形断面をなすように形成され、又、図4及び図5に示すように、捩りコイルバネ80のコイル部81を部分的に接触させて支持するように、コイル部81の内径よりも小さい輪郭をなす寸法に形成されている。
ここで、コイル支持部24は、図4及び図5に示すように、装置が組み付けられた状態で、ガイドシャフト31とリードスクリュー50との間に配置されるようになっている。
すなわち、レンズ保持枠20は、一対の壁部22,23のガイド孔22a,23aにガイドシャフト31が挿通され、壁部22に捩りコイルバネ80の一端部82が掛止されると共に噛合部材70の掛止部74に他端部83が掛止されて、ガイドシャフト31回りに回転付勢されて回り止め片25を回り止めシャフト32に摺動自在に係合させることにより、ガイドシャフト31回りの回転が規制されつつ光軸L方向に移動自在に支持されるようになっている。
そして、ガイドシャフト31は、レンズ保持枠20の嵌合孔22a,23aを介して、レンズ保持枠20を光軸L方向に摺動自在にガイドするようになっている。
回り止めシャフト32は、図1ないし図5に示すように、円形断面をなす金属材料により、光軸Lと平行な軸線L2方向に伸長するように形成されており、その両端部32a,32bがベース10の嵌合孔11b,13aに嵌合して固定され、その軸線L2が光軸Lと平行になるように方向付けされている。
そして、回り止めシャフト32は、レンズ保持枠20の回り止め片25を摺動自在に係合させて、レンズ保持枠20がガイドシャフト31の回りに回転するのを規制しつつ、レンズ保持枠20を光軸L方向にガイドするようになっている。
軸受60は、図1ないし図4に示すように、ベース10の直立壁部11において、嵌合孔11cに嵌合して固定され、リードスクリュー50の先端部52を回動自在に支持するようになっている。
筒状被ガイド部71は、ガイドシャフト31が隙間なく摺動自在に挿入されるガイド孔71aを有すると共に、一対の壁部22,23(コ字状被ガイド部)の間においてガイドシャフト31の軸線L1方向において所定の隙間をおいてかつガイドシャフト31回りに回動自在に配置される寸法に形成されている。
腕部72は、筒状被ガイド部71から径方向に向けて延出する形状に形成されている。
歯合部73は、リードスクリュー50と噛合する複数(2つ又は3つ以上)の歯を有するように形成されている。
掛止部74は、捩りコイルバネ80の他端部83を掛止させるように凹状に形成されている。
ここで、コイル部81は、一端部82がレンズ保持枠20の壁部22に掛止され、他端部83が噛合部材70の掛止部74に掛止された状態で、レンズ保持枠20のコイル支持部24に対して部分的に接触するべく所定の隙間をもって嵌め込まれると共に光軸L方向において所定の圧縮代に圧縮されつつレンズ保持枠20の壁部22の端面と噛合部材70の腕部72の端面との間に配置されるようになっている。
すなわち、コイル部81はガイドシャフト31から偏倚した位置にあるコイル支持部24に配置されているため、コイル部81の反力F(図4参照)は、筒状被ガイド部71をガイドシャフト31に直接的に押し付ける力として作用するのではなく、コイル支持部24を介してレンズ保持枠20をガイドシャフト31回りに回転させる付勢力として作用する。
また、捩りコイルバネ80が及ぼすガイドシャフト31回りの回転付勢力(反力Fによる回転トルク)により、レンズ保持枠20の回り止め片25が回り止めシャフト32に常時係合するように付勢されつつ光軸L方向に摺動するため、レンズ保持枠20を、ガイドシャフト31及び回り止めシャフト32により、ガイドシャフト31回りの回転を規制しつつ光軸L方向に高精度に移動させることができる。
また、捩りコイルバネ80のコイル部81がリードスクリュー50とガイドシャフト31の間に配置されたコイル支持部24により支持され、噛合部材70の筒状被ガイド部71がコ字状被ガイド部としての二つの壁部22,23の間に隙間をもって配置されると共に捩りコイルバネ80により光軸L方向においてレンズ保持枠20に当接するように付勢されているため、構造の集約化、装置の小型化を達成しつつ、捩りコイルバネ80の捩りによるガイドシャフト31回りの付勢力及び圧縮による光軸L方向の付勢力を効率良く作用させることができる。
先ず、レンズ保持枠20が、図2において光軸L方向の左側(駆動モータ40に近い側)に位置する状態から、駆動モータ40が正回転すると、リードスクリュー50が正回転し、噛合部材70はリードスクリュー50のネジ送り作用を受け、レンズ保持枠20は、ガイドシャフト31により光軸L方向にガイドされかつ回り止めシャフト32により軸線L1回りの回転が規制されつつ、噛合部材70と一緒に光軸L方向の右側(駆動モータ40から離れる側)に向けて移動する。
この移動の際に、コイル部81の反力Fは、筒状被ガイド部71をガイドシャフト31に直接的に押し付ける力として作用せずに、コイル支持部24を介してレンズ保持枠20をガイドシャフト31回りに回転させる付勢力として作用するため、噛合部材70をガイドシャフト31に沿って円滑に移動させることができ、それ故に、噛合部材70と一緒にレンズ保持枠20を光軸L方向に円滑にかつ高精度に移動させることができ、さらに、噛合部材70が円滑に移動することにより、摩耗等が低減され、耐久性が向上する。
この移動の際にも、前述同様に、コイル部81の反力Fは、筒状被ガイド部71をガイドシャフト31に直接的に押し付ける力として作用せずに、コイル支持部24を介してレンズ保持枠20をガイドシャフト31回りに回転させる付勢力として作用するため、噛合部材70をガイドシャフト31に沿って円滑に移動させることができ、それ故に、噛合部材70と一緒にレンズ保持枠20を光軸L方向に円滑にかつ高精度に移動させることができ、さらに、噛合部材70が円滑に移動することにより、摩耗等が低減され、耐久性が向上する。
この実施形態においては、レンズ保持枠20のコイル支持部24´は、図7に示すように、コイル部81と接触する領域が凸状に湾曲した凸状湾曲部分を画定するように形成されている。
この実施形態において、噛合部材70´は、図8に示すように、筒状被ガイド部71、腕部72、腕部72の先端に形成された歯合部73、腕部72において筒状被ガイド部71と噛合部73との略中間領域に形成された掛止部74´等を備えている。
捩りコイルバネ80´は、図8に示すように、コイル部81、一端部82、噛合部材70´の掛止部74´に掛止される他端部83´を備えた圧縮型の捩りコイルバネである。
したがって、前述の実施形態と同様に、噛合部材70´をガイドシャフト31に沿って円滑に移動させることができ、それ故に、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、小型化等を達成しつつ、レンズ保持枠20を噛合部材70´と一緒に光軸L方向にガタツキ無く円滑にかつ高精度に移動させることができ、噛合部材70´が円滑に移動することにより、噛合部材70´とガイドシャフト31との間での摩耗等を低減でき、耐久性を向上させることができる。
また、捩りコイルバネ80´が及ぼすガイドシャフト31回りの回転付勢力(反力による回転トルク)により、レンズ保持枠20の回り止め片25が回り止めシャフト32に常時係合するように付勢されつつ光軸L方向に摺動するため、レンズ保持枠20を、ガイドシャフト31及び回り止めシャフト32により、ガイドシャフト31回りの回転を規制しつつ光軸L方向に高精度に移動させることができる。
この実施形態において、レンズ保持枠20´´は、図9及び図10に示すように、保持部21、コ字状被ガイド部としての一対の壁部22,23、捩りコイルバネ80´を支持するコイル支持部24、壁部22の一部から光軸L方向に垂直な方向に延出して回り止めシャフト32に摺動自在に係合する回り止め片25、回り止め片25の途中の領域(回り止めシャフト23とリードスクリュー50の間)に形成された第2のコイル支持部24´´等を備えている。
噛合部材70´´は、図9及び図10に示すように、筒状被ガイド部71、腕部72、腕部72の先端に形成された歯合部73、腕部72において筒状被ガイド部71と噛合部73との略中間領域に形成された掛止部74´、噛合部73の近傍に設けられた第2の掛止部74´´等を備えている。
捩りコイルバネ80´は、図9及び図10に示すように、コイル部81、一端部82、他端部83´を備えた圧縮型の捩りコイルバネである。
第2の捩りコイルバネ80´´は、図9及び図10に示すように、レンズ保持枠20´´のコイル支持部24´´に支持されるコイル部81´´、レンズ保持枠20´´の一部(回り止め片25に形成された掛止溝)に掛止される一端部82´´、噛合部材70´´の掛止部74´´に掛止される他端部83´´を備えた捩りコイルバネである。
さらに、第2の捩りコイルバネ80´´が及ぼす付勢力により、噛合部73をリードスクリュー50により確実に噛合させることができると共に、コイル部81´´がリードスクリュー50と回り止めシャフト32の間に配置されたコイル支持部24´´により支持され、その一端部82´´がレンズ保持枠20´´(の回り止め片25)に掛止され、その他端部83´´が噛合部材70´´の掛止部74´´に掛止されているため、コイル部81´´の反力は、筒状被ガイド部71をガイドシャフト31に直接的に押し付ける力として作用せずにコイル支持部24´´を介してレンズ保持枠20´´をガイドシャフト31回りに回転させる付勢力として作用させることができ、噛合部材70´´をガイドシャフト31に沿って円滑に移動させることができる。
この実施形態においては、リードスクリュー50´の軸線S1が光軸Lに対して所定の角度θをなすように配置されている。
すなわち、このレンズ駆動装置は、ベース10´、レンズ保持枠20、ガイドシャフト31及び回り止めシャフト32、駆動モータ40、リードスクリュー50´、軸受60、噛合部材70、捩りコイルバネ80等を備えている。
直立壁部11及び12は、ガイドシャフト31を光軸L方向に伸長するように固定する嵌合孔11a,12a等を備えている。
直立壁部13´は、軸受60を固定するための嵌合孔13a´等を備えている。
直立壁部14は、リードスクリュー50´を通す貫通孔14a、駆動モータ40を固定するための固定面14b等を備えている。
直立壁部15及び16は、回り止めシャフト32を光軸L方向に伸長するように固定する嵌合孔15a,16a等を備えている。
このように、リードスクリュー50´は光軸L方向に対して所定の角度θをなすように配置されているため、リードスクリュー50´の軸線S1方向における駆動量(ピッチ×回転数)をXとすると、光軸L方向におけるレンズ保持枠20の移動量Yは、Y=X・COSθとなり、Y<Xの関係が成立し、すなわち、リードスクリュー50´の駆動量よりもレンズ保持枠20の移動量が小さくなる。換言すれば、リードスクリュー50´の駆動量に対するレンズ保持枠20の移動量の分解能を高めることができ、それ故に、高精度に移動させることができる。
すなわち、この実施形態において、ベース10´は、直立壁部11,12,13´,14,15,16を備えており、直立壁部13´はリードスクリュー50´の先端部52を当接させて受けるように形成されている。
駆動モータ40´は、直結されたリードスクリュー50´を軸線S1方向の先端側に向けて常時付勢するように内蔵されたスプリング、直立壁部14の貫通孔14aに臨む領域に配置されてリードスクリュー50´の直結された領域を軸線S1回りに回動自在に支持する軸受等を備えている。
この実施形態によれば、リードスクリュー50´がその軸線S1方向に常時付勢されているため、噛合部材70との噛合においてバックラッシュ等を解消することができ、より高精度な駆動を行うことができる。
上記実施形態においては、捩りコイルバネとして、噛合部材70(の噛合部73)を、リードスクリュー50,50´に噛み合うように付勢すると共に光軸L方向においてレンズ保持枠20に向けて付勢するように形成された圧縮型の捩りコイルバネ80を示したが、これに限定されるものではなく、噛合部材70がレンズ保持枠20と一体的に光軸L方向に移動することが保証される限り、噛合部材70がリードスクリュー50,50´に噛み合うように付勢するだけの捩りコイルバネを採用してもよい。
上記実施形態においては、捩りコイルバネとして、一つの捩りコイルバネ80,80´、及び回り止め片25の領域に設けたコイル支持部24´´に支持される第2の捩りコイルバネ80´´を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、その他の位置に配置された捩りコイルバネを採用してもよい。
上記実施形態においては、捩りコイルバネ80,80´の他端部83,83´を噛合部材70,70´の一部に掛止する掛止部として、噛合部73に隣接して設けられた掛止部74、腕部72の略中間領域に形成された掛止部74´を採用したが、これに限定されるものではなく、その他の領域に設けられた掛止部を採用してもよい。
G レンズ
10,10´ ベース
20,20´´ レンズ保持枠
22,23 壁部(コ字状被ガイド部)
22a,23a ガイド孔
24,24´,24´´ コイル支持部
25 回り止め片
31 ガイドシャフト
32 回り止めシャフト
40,40´ 駆動モータ
50,50´ リードスクリュー
S,S1 リードスクリューの軸線
θ 角度
70,70´,70´´ 噛合部材
71 筒状被ガイド部
71a ガイド孔
72 腕部
73 噛合部
74,74´,74´´ 掛止部
80,80 捩りコイルバネ
81 コイル部
82 一端部
83,83´ 他端部
80´´ 第2の捩りコイルバネ
81´´ コイル部
82´´ 一端部
83´´ 他端部
Claims (4)
- レンズを保持するレンズ保持枠と、
前記レンズ保持枠をレンズの光軸方向に移動自在にガイドするガイドシャフトと、
駆動源により回転駆動されるリードスクリューと、
前記リードスクリューに離脱可能に噛合する噛合部を有すると共に前記レンズ保持枠と一緒に光軸方向に移動する噛合部材と、
前記噛合部材の噛合部を前記リードスクリューに噛合するように付勢する捩りコイルバネと、
第2の捩りコイルバネと、
を備えたレンズ駆動装置であって、
前記噛合部材は、前記レンズ保持枠に当接されつつ前記ガイドシャフトにガイドされる筒状被ガイド部を有し、
前記捩りコイルバネは、略円形のコイル部、及び前記コイル部の両端からそれぞれ延出する一端部及び他端部を有すると共に、前記コイル部は前記レンズ保持枠に設けられたコイル支持部に支持され、前記一端部は前記レンズ保持枠に掛止され、前記他端部は前記噛合部材の一部に掛止されており、
前記第2の捩りコイルバネは、前記レンズ保持枠に設けられた第2のコイル支持部に支持される第2のコイル部と、前記レンズ保持枠に掛止される一端部と、前記噛合部材に掛止される他端部と、を有し、
前記捩りコイルバネと前記第2の捩りコイルバネとは異なる位置に配置され、
前記ガイドシャフトと平行に配置された回り止めシャフトを含み、
前記第2のコイル支持部は、前記リードスクリューと前記回り止めシャフトの間に配置されている、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 前記レンズ保持枠は、前記ガイドシャフトが挿通されるガイド孔を画定するコ字状被ガイド部を含み、
前記噛合部材の筒状被ガイド部は、前記レンズ保持枠のコ字状被ガイド部の間に配置され、
前記捩りコイルバネは、前記噛合部材を光軸方向において前記レンズ保持枠に向けて付勢する付勢力も及ぼす圧縮型の捩りコイルバネであり、
前記レンズ保持枠のコイル支持部は、前記リードスクリューと前記ガイドシャフトの間に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。 - 前記コイル部は、前記コイル支持部に対して部分的に接触するべく所定の隙間をもって嵌め込まれるように形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。 - 前記レンズ保持枠は、前記回り止めシャフトに摺動自在に係合する回り止め片を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
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