JP2004202941A - 昇華型プリンタ印刷制御方法 - Google Patents

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JP2004202941A
JP2004202941A JP2002376453A JP2002376453A JP2004202941A JP 2004202941 A JP2004202941 A JP 2004202941A JP 2002376453 A JP2002376453 A JP 2002376453A JP 2002376453 A JP2002376453 A JP 2002376453A JP 2004202941 A JP2004202941 A JP 2004202941A
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Naotaka Uehara
直隆 上原
Kenji Nakayama
健二 中山
Wataru Futamura
渉 二村
Kenzo Ichikawa
憲造 市川
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

【課題】2Lサイズのインクリボンを用いてLサイズの印刷を2回に分けて印刷する場合、1/2枚目の印刷後のインクリボンを巻き戻して再使用するに際し、インクリボンのインクの抜けた部分に発生する皺の影響を受けないで、2/2枚目を印刷するプリンタを提供する。
【解決手段】2Lサイズ対応のインクリボンを用いてLサイズ印字を行う場合、通常考えられるインクリボンの各インクの先頭方向(インクリボン巻き取り方向)(前半部2m、3m、4m、5m)からの使用に代えて、後方(インクリボン巻き戻し方向)(後半部2u、3u、4u、5u)から使用する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル写真プリンタ分野において、インクリボン(インクフィルム)を使用して印刷するプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラが急速に普及してきている。それに伴い、デジタルカメラで撮影した画像を印刷するためのプリンタも様々なものが開発されてきている(例えば、特許文献1。)。それらのプリンタのひとつに、自動販売機型のプリンタ(以降、プリント自販機と称す)がある。これは、ユーザに、撮影した画像を記憶したメディア(PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)等)をプリント自販機に直接挿入してもらい、その記憶メディアの内容を印刷することにより、所定の印刷料金を徴収するというものである。このプリント自販機は、ユーザがプリンタ本体を購入する必要がなく、従来の銀塩写真における撮影から現像までのシステムの流れと同様であり、ユーザに受け入れられやすいと考えられることから、将来的に広く普及すると期待されている。
【0003】
一般的なプリント自販機は、メインコントローラとして機能するパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)と、実際の印刷処理を行うサーマルプリンタにより構成されており、両者は通信ケーブルによってつながっている。カラープリントを行うサーマルプリンタは、一般的にイエロー、マゼンタ、シアンの3原色のインクが順次塗ってあるインクリボンを用いて印刷する(例えば、特許文献1。)。
【0004】
プリント自販機内での処理は、概ね次のようになっている。ユーザインターフェースや、記録メディアからの画像読み出し、画像処理(JPEG伸長、サイズ変換、画質調整、色変換(RGB→YMC)など)などはパソコンが行い、ラスタ画像データをプリンタに送信する。プリンタでは受信したラスタ画像データを印刷する。
【0005】
さて、上記で従来使用されているプリント自販機について説明したが、次に従来用いられているインクリボンについて説明する。上述の通り、インクリボン上には、イエロー、マゼンタ、シアン、(及びオーバーコート)のインクリボンを1組として、この組の繰り返しとなっている。そして、一度使用されたインク面は使用されること無く、巻き取られることになる。
【0006】
例えば、2Lサイズ(12.7×17.8(cm))用のインクリボンを用いて、Lサイズ(12.7×8.90(cm))の大きさの印刷をする場合、図14(b)に示すように、イエローインク101、マゼンタインク102、シアンインク103、オーバーコート104からなる1組のインクの各インク部分の前半分の領域(101m、102m、103m、104m)しか使用せず、残りの後半分の領域(101u、102u、103u、104u)については、使用されることがなかった。
【0007】
なお、図14(b)、(c)において、101a、101c、101dは、印刷によりインク面が使用されたイエローインクの使用済領域を示し、101bはイエローインクの未使用領域を示している。同様に、102a、102c、102dはマゼンタインクの使用済領域、102bはマゼンタインクの未使用領域を、103a、103c、103dはシアンインクの使用済領域、103bはシアンインクの未使用領域を、104a、104c、104dはオーバーコートの使用済領域、104bはオーバーコートの未使用領域をそれぞれ示している。
【0008】
そこで、この問題を解決すべく、より効率的にインクリボンを使用する方法が考案された(例えば、特許文献2。)。
また上記以外のインクリボンを効率よく使用する方法として、リボン上のインクの頭出しを制御する方法がある(例えば、特許文献3や特許文献4。)。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−283323号(第1−12頁、第1−13図)
【特許文献2】
特開平9−123499号(第1−10頁、第1−9図)
【特許文献3】
特開平8−300783号(第1−12頁、第1−5図)
【特許文献4】
特開平11−334188号(第1−9頁、第1−8図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プリンタ自販機の印刷サイズにおいて従来Lサイズが多く利用されていたが、2Lサイズの要求もあり、複数台のプリンタのうち、例えば、Lサイズ用プリンタと2Lサイズ用プリンタとを用意することで、どちらのサイズもプリントアウトできるようになった。
【0011】
しかし、これを追求していくと、Lサイズの印字も2Lサイズで印字した方が印字速度の向上になるため、2Lサイズ用プリンタのみプリント自販機に内蔵することが考えられた。この場合、Lサイズの奇数枚印字の要求があったときに、2Lサイズのインクリボンを用いてLサイズの最後の1枚のみ印刷する場合、インクリボンの半分しか使用しないので、上述の通り、残りの未使用のインク領域を無駄にしてしまうという問題があった。
【0012】
そこで、インクリボンを効率よく使用する方法として、インクリボンを巻き戻して次のLサイズ印字を行うことが考えられた。
図14は、2Lサイズのインクリボンを用いて、2回に分けてLサイズを2枚印刷する場合の従来例を示す。図14(a)は、印刷前の2Lサイズ用インクリボンであり、図14(b)は、1/2枚目印刷後の2Lサイズ用インクリボンであり、図14(c)は、2/2枚目印刷後の2Lサイズ用インクリボンである。
【0013】
まず、図14(a)の未使用の状態にあるインクリボンを用いて、1/2枚目を印刷する。このとき、インクリボンの各インクはインクリボンの巻き取り方向から使用する。1/2枚目を印刷し終わったインクリボンを巻き戻し、次に2/2枚目を印刷する場合、この2/2枚目の印刷開始部分の直前に1/2枚目を印刷した部分(101a、102a、103a、104a)があると、インクリボンのこの2/2枚目の印刷開始部分に適正な張力が得られず、皺(しわ)105が発生するという問題があった(図14(b),(c)の状態)。
【0014】
特許文献2では、この巻き戻す方法を実現しているが、この例ではインクリボンがラインプリント用であり、インクリボンの幅がLサイズ用のインクリボンの幅と比べて非常に小さく、皺という問題が表面化しなかった。
さらに詳述すると、インクリボンには極めて薄いフィルムに各色インク101,102,103,104が面順次に塗布形成されており、幅広のリボンになればなるほどその扱いが煩雑になる。インクリボンを一方向のみ巻き取り(搬送)ながら印字する場合には問題はないが、インクが転写されたリボンを再び巻き戻して利用しようとすると、どうしてもリボン上に皺105が生じ易くなる。特に、インクが転写されてインクが無くなった部分近傍に皺105が目立つようになる。
【0015】
ここで、皺の発生について説明する。巻き戻しをするときは、それまでインクリボンと接していたサーマルヘッドがインクリボンから一時的に離れるので、インクリボン表面にサーマルヘッドによる張力がかからないが、その後の再利用においては再度サーマルヘッドがインクリボン表面と接することになり、それによって張力がかかる。したがって、インクリボンの巻き戻し時よりその後の印刷に伴う巻き取りによって皺がより発生する。
【0016】
インク塗布領域が広くて、非実印字領域(101e,101f,101g等)が実印字領域に対して十分余っていれば、上記の皺の影響を受けにくい。すなわち、2Lサイズ対応のインクリボンでは、実印字領域が2Lの場合では、インク塗布領域は2L+αであったが、このインクリボンを用いてLサイズを2倍分印字するためには、印字先端のマージン部分を考慮すると2L+αでは2Lサイズ印刷と同様にはいかない。つまり、先頭が先にインク転写抜けしてしまったところから、次のインク領域にて接近して印字を行おうとすると皺の影響が微妙に出てきて画層品質を悪化させる。
【0017】
一方、皺の影響をなくすため、Lサイズ印刷領域間の緩衝領域を大きくすると(例えば、101fの領域を大きくする)と、インク塗布領域に非実印字領域が大きくなり、効率よい使用方法ではなくなってしまう。
上記の問題に鑑み、本発明では、2Lサイズのインクリボンを用いてLサイズの印刷を2回に分けて印刷する場合、1/2枚目の印刷後のインクリボンを巻き戻して再使用するに際し、インクリボンのインクの抜けた部分に発生する皺の影響を受けないで、2/2枚目を印刷するプリンタを提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1記載の発明によれば、供給リールと回収リール間に掛け渡され複数の色インクの組が繰り返して形成されたカラーインクリボンを前記供給リールから前記回収リールへ巻き取る巻き取り及び前記回収リールから前記供給リールへ巻き戻す巻き戻しを可能とする一方、印刷用紙を所定方向に搬送及び逆搬送可能とし、前記カラーインクリボンの複数の色インクを順次前記印刷用紙の印刷対象領域に一致させて重ねるべく前記カラーインクリボンの前記巻き取り及び前記巻き戻しを繰り返し、前記印刷用紙の前記所定方向への搬送及び逆搬送を繰り返し、前記カラーインクリボンの前記巻き取りと前記印刷用紙の前記所定方向への搬送に対応して画像の色情報ごとの画像信号に基づいて記録ヘッドを発熱制御して前記印刷用紙に重ねられたカラーインクリボンの各色インクを前記印刷用紙に順次重ね転写させて画像記録を行う熱転写カラープリンタにおいて、前記印刷用紙搬送方向に対する前記画像長さが前記カラーインクリボンの色インク塗布領域長さの1/N(Nは2以上の整数)のとき、前記カラーインクリボンの各色インクを該カラーインクリボンの前記巻き戻し方向側から使用することを特徴とする熱転写カラープリンタを提供することによって達成できる。
【0019】
このように構成することによって、インクリボンの巻き戻しに伴う皺の発生を抑制することができるので、次の印刷の際に、各残りのインク部分を用いることができる。
また上記課題は、請求項2記載の発明によれば、前記熱転写カラープリンタは、前記印刷用紙搬送方向に対する前記画像長さが前記カラーインクリボンの色インク塗布領域長さの1/N(Nは2以上の整数)で、かつ奇数枚印刷する場合、少なくとも1枚の印刷について、前記カラーインクリボンの各色インクを該カラーインクリボンの前記巻き戻し方向側から使用することを特徴とする請求項1記載の熱転写カラープリンタを提供することによって達成できる。
【0020】
このように構成することによって、インクリボンの巻き戻しに伴う皺の発生を抑制することができるので、次の印刷の際に、各残りのインク部分を用いることができる。
また上記課題は、請求項3記載の発明によれば、供給リールと回収リール間に掛け渡され複数の色インクの組が繰り返して形成されたカラーインクリボンを前記供給リールから前記回収リールへ巻き取る巻き取り及び前記回収リールから前記供給リールへ巻き戻す巻き戻し可能な熱転写カラープリンタにおいて、前記カラーインクリボンの各色インクを該カラーインクリボンの前記巻き戻し方向側から使用することを特徴とする熱転写カラープリンタを提供することによって達成できる。
【0021】
このように構成することによって、インクリボンの巻き戻しに伴う皺の発生を抑制することができるので、次の印刷の際に、各残りのインク部分を用いることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明における、2Lサイズのインクリボンを用いて、2回に分けてLサイズを2枚印刷したインクリボンの使用例を示す。図1(a)は、印刷前の2Lサイズ用インクリボンであり、図1(b)は、1/2枚目印刷後の2Lサイズ用インクリボンであり、図1(c)は、2/2枚目印刷後の2Lサイズ用インクリボンである。
【0023】
なお、図1(b)、(c)において、2b、2c、2dは、印刷によりインク面が使用されたイエローインクの使用済領域を示し、2aはイエローインクの未使用領域を示している。同様に、3b、3c、3dはマゼンタインクの使用済領域、3aはマゼンタインクの未使用領域を、4b、4c、4dはシアンインクの使用済領域、4aはシアンインクの未使用領域を、5b、5c、5dはオーバーコートの使用済領域、5aはオーバーコートの未使用領域をそれぞれ示す。
【0024】
本発明の実施の形態は、図1(b)に示すように2Lサイズ対応のインクリボンを用いてLサイズ印字を行うに当たり、通常考えられるインクリボンの各インクの先頭方向(巻き取り方向)からの使用に代えて、後方(巻き戻し方向)から使用するものである。
【0025】
図14(b)に示すインクリボンの各インクの先頭方向から使用したインクリボンを巻き戻して再度印刷する(図14の左側方向へ巻き取る)と、例えばインクが既に使用されて柔らかい領域となったイエローインクの使用済み領域101aから固い領域のままのイエローインクの未使用領域101bへと硬さの変化する境界領域106では、皺105が発生する。この皺105は、次にLサイズを印刷する領域であるイエローインクの未使用領域101bにもかかっているので、その領域を用いて印刷された印刷物の質は低下する。
【0026】
一方、図1(b)に示すインクリボンの各インクの後方方向から使用したインクリボンを巻き戻して再度印刷する(図1の左側方向へ巻き取る)と、固い領域である例えばイエローインクの未使用領域2aから柔らかい領域のイエローインクの使用済み領域2bへと硬さの変化する境界領域6では、皺が図14(b)ほど発生しない。また、皺が発生したとしても、それらは柔らかい領域のイエローインクの使用済み領域2bに発生するので、固い領域を維持していて次に実印字領域となるイエローインクの未使用領域2aは皺の影響を受けない。以下、インクリボンの各インクの先頭方向(巻き取り方向)から印刷に用いられる領域を前半部(2m、3m、4m、5m)、インクリボンの各インクの後方方向(巻き戻し方向)から印刷に用いられる領域を後半部(2u、3u、4u、5u)という。
【0027】
それでは、以下に本実施の形態に基づく、実施例を示す。
<第1の実施形態>
(実施例1)
2Lサイズ用インクリボンを用いて、Lサイズの印刷も可能とするプリンタにおいて、Lサイズを1画面しか印刷しない場合がある。例えば、今回の印刷指定がLサイズで奇数枚だった場合等である。Lサイズ偶数枚での印刷中は、2Lサイズ分全てのインクリボンを使い切るので問題はないが、Lサイズ奇数枚の場合には、インクリボンを半分しか使用しないこととなる。
【0028】
図1に示すように、イエロー、マゼンタ、シアン、オーバーコートの順で印刷する際、本実施例では、
(1)1/2枚目の印刷時に2Lインクリボンの後半部から印刷する。
(2)1/2枚目印刷終了後、2/2枚目印刷に備え、インクリボンを1/2枚目で使用したイエロー先頭まで巻き戻す。
(3)2/2枚目の印刷時には、各色の先頭位置から前半部のLサイズ分のみ印刷を行う。
【0029】
図1の中で各色のインク面に対して印刷を行った部分は、一般的に濃い濃度の印刷を行う程、腰が弱くなる傾向がある。このようなインクリボンに対して張力を与えると、皺が寄りやすくなる。
図2は、上記のプリント自販機の外観構成を示す図である。同図に示すように、プリント自販機10は、装置正面に表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)11、キー入力部12、記録メディア挿入口13(13a〜13e)、LED14(14a〜14e)、金額表示部15、料金挿入口16(16a、16b)、中止ボタン17、レシート挿入口18、レシート排紙口19、料金返却口20、及び取り出し口21が設けられている。また、プリント自販機10の左右の側面には、それぞれ補助表示部22が設けられている。
【0030】
表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)11は、液晶ディスプレイの表示部と、液晶ディスプレイに表示されるキーや、ボタン、アイコン等を例えば指で操作する操作部で構成されている。表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)11には、例えばデジタルカメラ等で撮影した画像情報がサムネイル表示され、有料モード又は無料モードの選択アイコン等も表示される。また、表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)11の上記表示に従って、例えばユーザはサムネイル表示された画像情報を選択し個別に印刷枚数の指定操作を行い、また有料モード又は無料モードの選択操作等を行う。尚、これらの入力操作についてはキー入力部12によっても同様に行うことができる。
【0031】
補助表示部22は、液晶ディスプレイで構成され、これには、表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)11の液晶ディスプレイに表示される内容と同一のものが表示されるか、または宣伝広告等が表示される。すなわち、補助表示部22には通常、プリント自販機10の利用を待つ人や周辺の人に対し販売促進のための宣伝広告等を表示し、または複数のユーザがプリント自販機10を一緒に利用する場合には、操作/表示部(ディスプレイ&タッチパネル)11の液晶ディスプレイに表示された内容と同一のものを表示して実際に操作しているユーザ以外の者に対しても同一内容のものを表示できるように配慮している。尚、表示内容の切り替えは、ユーザによる表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)11及びキー入力部12の操作により行うことができる。
【0032】
記録メディア挿入口13a〜13eは、複数種の記録メディア(情報記憶媒体)の挿入口であり、フラッシュメモリ(登録商標)カードの挿入口13a、スマートメディア(登録商標)カードの挿入口13b、メモリースティック(登録商標)の挿入口13c、PCカード(登録商標)の挿入口13d、フロッピー(登録商標)ディスクの挿入口13eである。上記記録メディア挿入口13には、各種メディアに対応できるよう各種記録メディアに対応するデータ読み出し装置が内蔵されている。また、静電気による各記録メディアの破損や装置本体の破損を考慮して静電気除去用の除電ブラシも設けられている。
【0033】
尚、各記録メディア挿入口13は下向きに設けられている。これは、各記録メディアが挿入されたときに、記録メディアの先端が記録メディア挿入口13に比べて所定量高くなる位置に配置されるためである。従って、各記録メディアに接続される、各記録メディア挿入口13内部のコネクタ部も下向きに配置される。このような構成は、コネクタ接点部へのほこり等の付着を防止し、電気的接続を確実にするための構成である。また、その他にもコネクタ部近傍にファンを設けてほこり等の付着を防止するようにしても良い。このような防塵対策により、戸外のようなほこりの多い環境においても装置の信頼性を確保できる。
【0034】
また、上記記録メディアには例えばデジタルカメラ等で撮影したデジタル画像情報が複数の単位画面情報として書き込まれている。尚、これらの記録メディアに書き込まれたデジタル画像の情報は、スキャナ等から読み出したイメージデータをデジタル画像データに変換したデータであってもよい。
【0035】
LED14a〜14eは、各記録メディア挿入口13a〜13eに対応して設けられたもので、各記録メディア挿入口13に対応する記録メディアが挿入されているときに、それに対応するLED14が点灯するものである。例えば、メモリースティック(登録商標)が挿入されているときには、それに対応するLED14cが点灯し、これによりユーザはメモリースティック(登録商標)が挿入されていることを確認できる。尚、メモリースティック(登録商標)の場合、不図示のスティック装着部が本体より引き出し可能に構成されており、このスティック装着部にメモリースティック(登録商標)を装着して装着部を装置本体内に装填する構成となっている。
【0036】
また、料金挿入口16及び料金返却口20はプリント自販機10を有料で使用する場合に使用する構成であり、料金挿入口16aから紙幣を挿入し、料金挿入口16bから硬貨を投入する。このとき、入金された金額は金額表示部15に表示される。また、料金返却口20には釣り銭の返却やユーザが途中で利用を中止したときに料金が返却される。
【0037】
中止ボタン17は、ユーザがプリント自販機10の利用を途中で中止したい場合に押されるボタンである。また、レシート排紙口19は所定の情報を印刷したレシートを排紙する排紙口であり、またレシート挿入口18は上記レシートが挿入される挿入口である。
【0038】
また、取り出し口21は印刷出力を取り出すボックスであり、印刷されたプリント用紙(写真)は取り出し口21に集められる。また、小型の簡易アルバム等の付加部材も希望によってこの取り出し口21に出力される。
図3(a),(b),(c)は、上記外観構成のプリント自販機10の内部構造を説明する図であり、同図(a)はプリント自販機10の分解斜視図、同図(b)はプリント自販機10のフロントユニットと中間のペーパーダクトを取り除いた後述するリアユニットの正面図、同図(c)はリアユニットにフロントユニットとペーパーダクトを取り付けた全体の側断面図である。
【0039】
同図(a),(b),(c)に示すように、プリント自販機10はフロントユニット30、ペーパーダクト31、及びリアユニット32から構成される。フロントユニット30は、本体装置に対し左または右に開閉自在に配設され、プリント自販機10の全体的な制御を行うメインコントローラや前述の操作/表示部(タッチパネル&液晶ディスプレイ)11、取り出し口21等を備えている。
【0040】
ペーパーダクト31は印刷された用紙を取り出し口21へ導くための構成であり、一方の端部上下にある支持部33a、33bによりフロントユニット30に枢着され、フロントユニット30を開いたときに、この支持部33a、33bを中心に自在に回動するよう取り付けられている。
【0041】
また、リアユニット32は、同図(b)に示すように、複数台、本実施例では8台の着脱自在なプリンタユニット34(34−1〜34−8)を、縦に4台、横に2列、つまり鉛直方向に4台、及び水平方向に2台並設されている。そして、これらのプリンタユニット34にそれぞれ対応する本体装置の前後水平方向に伸縮する複数対(本実施例では8対)の同図(a)に示すスライドレール35が配設されている。またリアユニット32は、裏面の制御ボックス36内に、特には図示しないが、制御装置を搭載した回路基板や電源ユニット等を備えている。
【0042】
尚、上記の各プリンタユニット34は、同図(a)に示すように、本体装置前方に引き出されたスライドレール35上をスライドしてリアユニット32の所定の位置へ装着される。従って、各プリンタユニット34において、プリント用紙等の消耗品が無くなったときには、プリンタユニット34ごと取り外して、消耗品を補充した後、再びスライドレール35に係合させて元の位置に装着することが容易にでき、このことと後述する熱転写印字用消耗品交換ユニットの構成とも相俟って、消耗品の交換作業が短時間で可能となっている。
【0043】
また、各プリンタユニット34は、それぞれ後部にコネクタ部を備え、装着と同時にこのコネクタ部がリアユニット32に設けられるコネクタ部と連結される。また、リアユニット32のコネクタ部は、プリント自販機10を組み立てた状態でフロントユニット30とも電気的に接続される。従って、各プリンタユニット34はこのコネクタ部を介して、電源ユニットからの電源電圧の供給やフロントユニットとの各種信号の送受が行われる。
【0044】
制御装置は、フロントユニット30の前述した記録メディア挿入口13から挿入されたフラッシュメモリ(登録商標)カード、スマートメディア(登録商標)カード、メモリースティック(登録商標)、PCカード(登録商標)、フロッピー(登録商標)ディスク等の情報記憶媒体の画像情報を読み取り、料金挿入口16からの入金額を調べ、釣り銭等があれば返却処理をし、表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)11又はキー入力部12からの入力に基づいて印刷画像の選定、印刷枚数、印刷サイズ等を決定し、印刷画像の枚数に応じてその印刷画像を8台のプリンタユニット34に最適に配分する。
【0045】
したがって、8枚以内の印刷であれば8台のプリンタユニット34で分担して印刷した8枚以内の画像形成済み用紙を、取り出し口21に一度に排出することができる。つまり、一枚の印刷と同様の短時間で8枚まで同時に印刷して排出できる。各プリンタユニット34によって印刷された用紙は、同図(c)の矢印に示すようにペーパーダクト31に導かれてガイド板に沿って自重で滑り落ち、最下部に配置されているフロントユニット30の取り出し口21に集められる。
【0046】
図4は、上記のプリンタユニット34の側断面図であり、図5は、プリンタユニット34の斜視図である。図4及び図5に示すように、プリンタユニット34は、プリント実行部37及びロール紙給紙部38を備えている。プリント実行部37は、サーマルヘッド39とプラテンローラ41が対向配置されている。サーマルヘッド39は大きく湾曲して形成されたヘッドアーム42の一端に支持され、ヘッドアーム42の他端は支持軸43に支持されている。
【0047】
上記の支持軸43には装置本体の上部にある開閉蓋44の後端部も同様に支持されており、この開閉蓋44とサーマルヘッド39との間にヘッド加圧スプリング45が介装されて、サーマルヘッド39は揺動自在にプラテンローラ41に圧接する。このサーマルヘッド39とプラテンローラ41との圧接部にインクリボン46とプリント用紙47が重ねて挟持される。
【0048】
インクリボン46は、供給リール48にロール状に巻着されてインクリボンロール46aとして本体装置に供給される。上記の開閉蓋44は、不図示の開閉レバーを操作することによって支持軸43を支点にしてサーマルヘッド39と共に上に回動して開成する。この開閉蓋44が開成した状態で、インクリボンロール46aを巻着した供給リール48を供給リール支持部49に装着することができる。
【0049】
新しいインクリボンロール46aを巻着した供給リール48を供給リール支持部49に装着するに際しては、先ず使用済みインクリボン46bを一杯に捲きとった状態の巻取リール51を取り外して廃棄し、詳しくは後述するが、新しいインクリボンロール46aを巻着した供給リール48と一対になっている新たな巻取リール51を巻取リール支持部52に装着し、新しいインクリボンロール46aを巻着した供給リール48を供給リール支持部49に装着してそのインクリボンロール46aのインクリボン46先端のリード部を引き出して巻取リール51に固定する。尚、この固定は、特には図示しないが、自動的に行われるようになっている。
【0050】
また、これにより、インクリボン46は、リボンガイドローラ53及び巻取ローラと巻取ピンチローラとからなる巻取ローラ対54間に張り渡され、開閉蓋44の閉成と共に上から降下するサーマルヘッド39によりプラテンローラ41間に挟持される。
【0051】
上記巻取ローラ対54の巻取ローラには端部に不図示のエンコーダが取り付けられており、エンコーダの回転量すなわち巻取ローラの回転量がエンコーダのスリットを通過してこれも不図示のフォトセンサで読みとられる光のオン/オフによって監視される。これにより、インクリボン46の搬送量が検出される。
【0052】
また、リボンガイドローラ53のリボン搬送方向下流側の近傍には、インクリボン46のインク面(図では下面)の色やマークを検出するためのリボンセンサ55が配設されている。そして、開閉蓋44のサーマルヘッド39の上に位置する部分には、サーマルヘッド39の放熱によって装置内部が高温になる不具合を防止するために装置内部を空冷するためのファン56が配置されている。
【0053】
上記の供給リール支持部49は不図示の供給クラッチを介して不図示の供給ギアに連結され、巻取リール支持部52は、これも不図示の巻取クラッチを介して不図示のリボン巻取ギアに連結されている。リボン巻取ギアは不図示のリボン巻取りモータにギア列を介して連結されている。そして、このギア列の途中から分岐した系のトルクリミッタを介して上記の巻取ローラ対54の巻取ローラがリボン巻取りモータに連結されている。
【0054】
他方のプリント用紙47は、給紙部38に用紙ロール47aとして収納されており、用紙ロール47aは、円筒支持体70に巻回されてロール紙給紙部38に収容されている。そして、巻回している用紙ロール47aの幅よりも長い円筒支持体70の外方に露出する両側端部70−1、70−1(図では手前側の端部70−1しか見えない)が、ロール紙給紙部38の2つの支えコロ71a及び71bによって下方から支持されている。また、円筒支持体70の両端部70−1、70−1の上部には押えコロ72が圧接している。
【0055】
押えコロ72は、支持軸73を支点にして押え位置と退避位置とに回動可能に配置され、円筒支持体70を交換、つまり新たな用紙ロール47aを装着するときは退避位置まで反時計回り方向に回動し、用紙ロール47a装着後は図に示す押え位置まで時計回り方向に回動して、不図示の付勢部材からの付勢力を受けて円筒支持体70の端部70−1、70−1に圧接する。
【0056】
このプリント用紙47は、給紙部38上方の開口部を通過して、プリント実行部37側の下部に設けられた用紙ガイドローラ57に案内されて熱転写記録ヘッド39とプラテンローラ41とが対向する印字部に搬入される。印字部にはインクリボン46が張設されている。
【0057】
上記のプリント用紙47は、インクリボン46と共に熱転写記録ヘッド39とプラテンローラ41とにより印字部に圧接・挟持される。プリント用紙47は、プラテンローラ41の図の反時計回り方向への回転により、印字部においてインクリボン46のインクを逐次転写されて図の左方へ搬送される。インクリボン46は、未使用部分が供給リール48に卷着されて保持され、使用済み部分が巻取リール51に巻き取られながら、プリント用紙47と共に印字部を図の左方へ搬送される。
【0058】
ここで印刷済みとなった印刷済み用紙47cは、先端を搬送ローラ対58に挟持され、LED59aとフォトトランジスタ59bからなる用紙センサ59間を通過した後、上部ガイド61aと下部ガイド61bで形成される通紙路を通過して、カッター前ローラ対62に搬送を引き継がれ、更にカッター63とこのカッター63の用紙搬送方向下流側の排紙ローラ対64とを結ぶスリット付きのガイド板からなる排出搬送路を通過し、排紙ローラ対64に搬送を引き継がれ、印刷済みの後端部近傍をカッター63によって未印刷部分から切り離され、機外に排出される。
【0059】
上記排出搬送路のスリット65の前後の間隙は、印刷済み用紙47cを排紙するに際して、その印刷画像を近年の銀塩写真の現像上がりに見られる縁無し画像に仕上げるようにユーザから指定された際に余白部として切り落とす用紙端の切り落とし領域の長さに対応して形成されている。この用紙端を切り落とした切れ端は、ゴミとして上記のスリット65から下方に落下する。
【0060】
このスリット65の下方には断面が漏斗状の幅広の切れ端受け入れ口66が配置されてあり、その下に、ダストボックス67が配設されている。上記の切れ端は、このダストボックス67に収容される。縁無し画像を印刷された印字済み用紙47cはスリット65から落下することなく排出搬送路を通過して、排紙ローラ対64によりユニット外部に排出される。
【0061】
機外に排出された印刷済み用紙47cは、図2及び図3に示した用紙Pとして取り出し口21に集められる。尚、上記の印刷済み用紙47cが通過する下部ガイド61bの下方に近接して反射型フォトセンサ68が配設されている。この反射型フォトセンサ68は、正規の用紙のみに付加されているロゴマークを読み取るために配置されている。これは、不正規の用紙が使用されて印刷画像が正しく印刷されないようでは困るので、正しいロゴマークが読み取れなかった場合は、不正規の用紙が使用されたと判断して、印刷を停止し、警告等を報知するようになっている。
【0062】
図6は上記プリント自販機内部のシステム構成を説明する図である。本システムは、メインコントローラ80を中心に周辺回路、及びプリンタユニット34で構成されている。メインコントローラ80は内部にCPU(中央処理装置)を有し、プログラムに従って本形態のプリント自販機10の駆動制御を行い、例えば、所定の条件に基づき、プリント用紙1枚分の印刷情報をプリンタユニット34のいずれかへ分配制御する。
【0063】
また、メインコントローラ80には記憶部81が設けられ、この記憶部81は前述のメインコントローラ80が行う制御プログラムを記憶する。また、その他、ユーザ情報、印刷条件情報、及びプリンタユニット34の情報等が記憶され、必要に応じて後述するセンターへ転送される。また、記憶部81にはセンターから送られる広告情報等も記憶され、この広告情報は所定の時間間隔で更新される。
【0064】
また、メインコントローラ80には、ディスプレイ制御部82、タッチパネル制御部83、キー入力制御部84、カードインターフェイス(以下、カードI/Fで示す)85、料金管理部86、レシートインターフェイス(以下、レシートI/Fで示す)87、送受信部88、及びプリンタユニット34が接続されている。
【0065】
ディスプレイ制御部82は前述の表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)11及び補助ディスプレイ部22に表示する表示情報の出力制御を行い、メインコントローラ80から出力される表示情報を表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)11及び補助ディスプレイ部22に表示制御する。
【0066】
また、タッチパネル制御部83はユーザによるタッチパネルの操作に従った操作信号をメインコントローラ80に出力制御する。また、キー入力制御部84はユーザによるキー入力部12の操作に従った操作信号をメインコントローラ80に出力制御する。
【0067】
また、カードI/F85は、前述の各記録メディア挿入口13に挿入される各記録メディアからデジタル画像情報を読み出し、メインコントローラ80へ出力制御するインターフェイスである。また、料金管理部86は前述のコイン投入口16b及び紙幣口16aから入金された金額を計算し、これを金額表示部15に表示し、指定された印刷枚数に対応する料金であることを確認する。また、釣り銭の管理等も行う。
【0068】
また、送受信部88はPHS回線を用いて基地局89aと情報の授受を行い、基地局89aは公衆回線網89b等を用いてセンター89cと接続されている。センター89cは、例えば各種企業と契約を結び、多くの広告情報を記憶部89dに記憶する。また、記憶部89dは、その他、各プリント自販機10から送られるユーザ情報、印刷条件情報、及びプリンタユニット34の情報等を記憶する。すなわち、サーバ89eは、必要に応じて、記憶部89dに記憶された広告情報やユーザ情報等を公衆回線網89bに送信し、また公衆回線網89bを介して供給されるユーザ情報やプリンタユニット34の情報等を受信する。
【0069】
一方、プリント自販機10は、8台のプリンタユニット34−1〜34−8を備え、各プリンタユニット34−1〜34−8は同じ構成である。
また、前述の図6に示すAは、プリンタユニット34内部のシステム構成を示す図である。各プリンタユニット34−1〜34−8は、コントロール部90、インターフェイス(以下、I/Fで示す)91、印刷データ記憶部92、印刷機構部93で構成されている。
【0070】
尚、図7は上記プリンタユニット34の構成を説明する図である。この図7は、図4の印刷機構を簡略化して示したものである。各プリンタユニット34は、サーマルヘッド39、インクリボン46、巻取リール51、ロール状のプリント用紙47、及び複数の送りロールで構成されている。プリント用紙47は搬送ローラ対58によってサーマルヘッド39に送られ、カッター63によって所定長のプリント用紙に切断される。
【0071】
プリンタユニット34のコントロール部90は、メインコントローラ80からI/F91を介して供給されるプリント用紙1枚分の印刷情報の供給を受け、一旦これを印刷データ記憶部92に記憶する。また、広告画像データもメインコントローラ80からI/F91を介して受け取り、印刷データ記憶部92内で合成展開される。コントロール部90は、メインコントロール部80から、印刷濃度、色調、合成画像の配置などの指定情報が送られてくると、これに対応した画像データに修正又は補正する処理を印刷データ記憶部92を用いて加工処理する。印刷機構(メカ)部93は、前述の図4に示す構成の印刷機構であり、サーマルヘッド39、インクリボン46、プリント用紙47等である。
【0072】
コントロール部90は印刷データ記憶部92からプリント用紙1枚分の印刷情報を読み出し、これに基づき画像データを作成し、これをサーマルヘッド39へ出力する。従って、コントロール部90は画像データ生成部でもある。サーマルヘッド39は、供給される画像データに従い発熱素子を駆動し、リボン上のイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)のインクを用紙に転写し、昇華させることによって用紙に画像を形成する。
【0073】
それでは、図8、図9を参照しながら本実施例を説明する。
図8は、最初(1/2枚目)のLサイズの印刷を示すフローチャートである。印刷に際して、まず、インクリボンの位置合わせ(S1)と印刷用紙の位置合わせ(S2)を行う。次に、サーマルヘッド(以下、ヘッドという)を印刷位置へ下ろす(S3)。次に、後半部の印刷開始ポイントまでリボンと用紙を空送りし(S4)、後半部からイエローの印刷を開始する(インクリボンについていえば、図1(a)の後半部2uに該当する)(S5)。イエローについて印刷が完了したら、用紙送りとリボン送りを停止し(S6)、ヘッドを上げる(S7)。
【0074】
マゼンタ、シアン、オーバーコートについて、S1〜S7の処理を同様に行う(S8で「No」方向へ進む)。全ての色およびオーバーコートについて印刷が完了したら(S8で「Yes」方向へ進む)、印刷用紙を排紙し(S9)、インクリボンを巻き戻し、イエローインクの前半部2m、つまりイエローインクの未使用領域2aに位置を合わせ(S10)、次の画面(画像)の印刷まで待機する。
【0075】
図9は、次(2/2枚目)のLサイズの印刷を示すフローチャートである。印刷に際して、まず、インクリボンの位置合わせ(S11)と印刷用紙の位置合わせ(S12)を行う。次に、ヘッドを印刷位置へ下ろす(S13)。前半部2mからイエローの印刷を開始する(インクリボンについていえば、図1(b)のイエローインクの未使用領域2aに該当する)。イエローについて印刷が完了したら、用紙送りとリボン送りを停止し(S6)、ヘッドを上げる(S7)。
【0076】
マゼンタ、シアン、オーバーコートについて、S11〜S16の処理を同様に行う(S17で「No」方向へ進む)。全ての色およびオーバーコートについて印刷が完了したら(S17で「Yes」方向へ進む)、印刷用紙を排紙し(S9)、インクリボンを巻き送り、次の組のイエローインクに位置を合わせ(S10)、次の画面(画像)の印刷まで待機する。
【0077】
以上より、本実施例では、1/2枚目の印刷を後半部から印刷開始したことにより、皺の発生を抑えるという効果がある。1/2枚目を印刷した後にインクリボンを巻き戻すことにより、2LサイズのインクリボンでLサイズ2枚分の印刷が可能となり、奇数枚毎印刷指定された場合でも、インクリボンの浪費を防止することができる。
【0078】
(実施例2)
後半部の印刷開始ポイントまでリボンと用紙とを空送りするときに、高速で送ることで、時間短縮を図っても良い。また、図10のフローチャートに示すように、1/2枚目の印刷が終了した時点では、すぐにインクリボンの巻き戻しは行わず、次にLサイズが指定された場合に限り、巻き戻しても良い。例えば、2Lサイズが指定された場合は、次のインクリボン範囲から印刷を開始する。本実施例では、Lサイズに対して2倍の2Lサイズとしたが、例えば、3L等の大きさの異なるインクリボンを用いても良い。
【0079】
それでは、図10、図11を参照しながら本実施例を説明する。
図10は、最初(1/2枚目)のLサイズの印刷を示すフローチャートである。印刷に際して、まず、インクリボンの位置合わせ(S31)と印刷用紙の位置合わせ(S22)を行う。次に、ヘッドを印刷位置へ下ろす(S23)。次に、後半部の印刷開始ポイントまでリボンと用紙を空送りし(S24)、後半部からイエローの印刷を開始する(インクリボンについていえば、図1(a)の後半部2uに該当する)(S25)。イエローについて印刷が完了したら、用紙送りとリボン送りを停止し(S26)、ヘッドを上げる(S27)。
【0080】
マゼンタ、シアン、オーバーコートについて、S21〜S27の処理を同様に行う(S28で「No」方向へ進む)。全ての色およびオーバーコートについて印刷が完了したら(S28で「Yes」方向へ進む)、印刷用紙を排紙し(S29)、次の画面(画像)の印刷まで待機する。
【0081】
図11は、次(2/2枚目)の印刷を示すフローチャートである。印刷に際して、まず、Lサイズの印刷か否かを判定する(S31)。S31でLサイズの印刷ではないと判定した場合(S31で「No」方向へ進む)は、インクリボンを巻き送りし、次の組のイエローインク位置に合わせ(S42)、2Lサイズを印刷する(S43)。
【0082】
S31でLサイズの印刷と判定した場合(S31で「Yes」方向へ進む)は、インクリボンを巻き戻し、イエローインクの位置合わせを行う(S32)。次に、インクリボンの位置合わせ(S33)と印刷用紙の位置合わせ(S34)を行う。次に、ヘッドを印刷位置へ下ろし(S35)、イエローインクの未使用領域2aからイエローの印刷を開始する(S36)。イエローについて印刷が完了したら、用紙送りとリボン送りを停止し(S37)、ヘッドを上げる(S38)。
【0083】
マゼンタ、シアン、オーバーコートについて、S33〜S38の処理を同様に行う(S39で「No」方向へ進む)。全ての色およびオーバーコートについて印刷が完了したら(S39で「Yes」方向へ進む)、印刷用紙を排紙し(S40)、インクリボンを巻き送り、次の組のイエローインクに位置を合わせ(S41)、次の画面(画像)の印刷まで待機する。
【0084】
以上より、1/2枚目の印刷が終了した時点では、すぐにインクリボンの巻き戻しは行わず、次にLサイズが指定された場合に限り巻き戻すので、不必要な巻き戻しが発生せず、時間短縮を図ることができる。
(実施例3)
実施例1では、インクリボンを後半部に移動させる際、用紙も同時に送っていたため、Lサイズ+α分の用紙が無駄になっていた。そこで、本実施例では、図12に示すように、1/2枚目の印刷時に行うインクリボンの位置合わせを、後半部の印刷開始ポイントまで送ってからヘッドを下ろして行うようにした。これにより、用紙の位置合わせたのための空送りが省略できる。
【0085】
それでは、図12、図13を参照しながら本実施例を説明する。
図12は、最初(1/2枚目)のLサイズの印刷を示すフローチャートである。印刷に際して、まず、インクリボンの位置合わせ(S51)、後半部の印刷開始ポイントまでリボンを空送りする(S53)。また、印刷用紙の位置合わせ(S52)を行う。次に、ヘッドを印刷位置へ下ろし(S54)、後半部2uからイエローの印刷を開始する(S55)。イエローについて印刷が完了したら、用紙送りとリボン送りを停止し(S56)、ヘッドを上げる(S57)。
【0086】
マゼンタ、シアン、オーバーコートについて、S51〜S57の処理を同様に行う(58で「No」方向へ進む)。全ての色およびオーバーコートについて印刷が完了したら(58で「Yes」方向へ進む)、印刷用紙を排紙し(S59)、インクリボンを巻き戻し、イエローインクの位置合わせを行い(S60)、次の画面(画像)の印刷まで待機する。
【0087】
図13は、次(2/2枚目)の印刷を示すフローチャートである。印刷に際して、まず、インクリボンの位置合わせ(S61)と印刷用紙の位置合わせ(S62)を行う。次に、ヘッドを印刷位置へ下ろし(S63)、前半部のイエローインクの未使用領域2aからイエローの印刷を開始する(S64)。イエローについて印刷が完了したら、用紙送りとリボン送りを停止し(S65)、ヘッドを上げる(S66)。
【0088】
マゼンタ、シアン、オーバーコートについて、S61〜S66の処理を同様に行う(S67)。全ての色およびオーバーコートについて印刷が完了したら、印刷用紙を排紙し(S68)、インクリボンを巻き送り、イエローに位置を合わせ(S69)、次の画面(画像)の印刷まで待機する。
【0089】
以上より、1/2枚目印刷時に行うインクリボンの位置合わせを、後半部まで送ってからヘッドを下げることにより、印刷時間の短縮、無駄な用紙の削減が可能となる。
なお、プリント自販機では、印刷用紙等の消耗品を使用するため、その消耗品の補充が発生するが、従来プリント自販機内に未使用の消耗品をストックする場所が無かった。そこで、プリント自販機内に未使用の消耗品をストックする場所を設けることとした。
【0090】
図15(a)は、未使用の消耗品をストックする場所を設けたプリント自販機内部の構造の概要を示す。プリント自販機110の内部は、プリンタ111(111a,111b)と、未使用の消耗品(印刷用紙)カセット113(113a,113b,113c,113d)をストックするためのストッカー112(112a,112b,112c,112d)と、各ストッカーに消耗品カセットがストックされているか否かを識別するための反射型光ラインセンサ114(114a,114b,114c,114d)から構成されている。消耗品カセット113の片側部分には、図15(b)に示すように消耗品のサイズ毎に異なった本数のライン(115a、115b)が印刷されており、このライン数を反射型光ラインセンサ114で検知することにより、どのサイズの消耗品が何個ストックされているかを検知することができる。
【0091】
また、従来の印刷装置では、コアに巻かれた印刷用紙がなくなるのを印刷用紙の終端付近に施された印刷用紙の裏のマーキングか、または孔等の加工によって認識するようになっていたので、印刷用紙のコストが上がってしまうという問題点があった。また、孔等の加工が施されていると印刷用紙を巻くときに圧力がかかり孔の形が印字用紙の他の部分に出てしまうため印刷用紙をその分余分に巻かなければならないといういう問題点もあった。
【0092】
そこで、図16(a)に示すように、印刷用紙120が巻かれているコア121aにスリットを設け、そのスリットを対向式のフォトセンサ122aで読み取り、コア121aが回転しているか否かを認識できるようにした。
また、図16(b)に示すように、印刷用紙120が巻かれているコア121bに光を反射できる部分と反射できない部分が交互にある部材123を取り付け、その部材を反射式のフォトセンサ122bで読み取り、コア121bが回転しているか否かを認識できるようにした。
【0093】
また、図16(c)に示すように、印刷用紙120が巻かれているコア121cが光を反射できる部分でできており、さらにスリットを設けてそのスリットを反射式のフォトセンサ122cで読み取り、コア121cが回転しているか否かを認識できるようにした。
【0094】
また、従来のロールタイプの印刷用紙は、テープで円筒コアにその端部を固定されていたが、印刷用紙の端部とテープとの重なる箇所(貼り付け部分)では段差が発生し、その上に巻いた印刷用紙が折れて品質上使えないものとなってしまっていた。そこで、図17(a)に示すように、コア131を円筒形状でなくウェーブ形状にすることにより印刷用紙130やテープ132等による極端な段差が解消された。また、図17(b)に示すように、両面テープ133で印刷用紙130をコア131に貼り付ける場合、両面テープ長さがウェーブの谷から谷までの整数倍の長さとすることで必ず段差が谷部に来るため貼り付け時の作業ミス発生率が0%になる。
【0095】
また、印刷が終了したインクリボンは順次巻き取り専用コアに搬送され、その巻き取り専用コアに巻き取られるようになっているが、次の問題がある。巻き取り側のコアには、使用済みインクリボンがきつく巻き付けられており、インクリボンとコアとを容易に分離することができず、コアは使用済みインクリボンとともにゴミとして捨てられていた。したがって、環境汚染の促し、さらには、消耗品のコスト高に繋がっていた。そこで、コアとそのコアに巻きつけられたインクリボンとを容易に分離することができるコアを考案した。
【0096】
図18(a)は、コアの側面図である。コアの円筒形状は、コア141,142から構成されている。コア141はC型の断面形状で、かつヒンジ部形状143を有しており、コア141単独の状態ではF2のような力を受けると、ヒンジ部により撓み、F2がなくなると元に戻る弾性を有している。コア142は、単純な直方体形状である。コア141,142は、共に相手部品に対する組み立て時の位置決めガイド145とストッパー形状144と外れ防止のロック形状(不図示)を有している。
【0097】
図18(b)は、使用済みインクリボンとコアとの分離方法を示す。巻き取り側コアにきつく巻きついた使用済みインクリボンは、そのままでは容易に分離させることはできない。そこで、F1の力を加えて、コア142をコア141の中心方向に移動させる。そうすると、コア142がコア141から外れ、コア141はF2方向に弾性を有しているので、コア141にF2方向に力を加えると、弾性変形して、コア141の実質的な周長が小さくなり、巻きつけられたインクリボンコアとの間に隙間ができ、それらを容易に分離できるようになる。
【0098】
また、従来の印刷装置では、ロール紙(印刷用紙)がなくなるとユーザがその都度新しいロール紙をセットしなければならず、その間印刷装置が使用できなかった。そこで、複数個のロール紙を印刷装置にセットできるようにし、1個のロール紙を使い切ると次のロール紙によって印刷できるようにした。
【0099】
図19は、2個のロール紙がセットされたプリンタ内部の概要を示している。図19(a)は、1つ目のロール紙150aを使用している状態を示している。ロール紙150aは、コア151aに巻きつけられており、給紙ローラ152aと給紙ピンチローラ153aとによりヘッド155とプラテンローラ156の間隙に搬送され、このヘッド155により印刷され、さらに給紙ローラ157と給紙ピンチローラ158により外部へ搬送される。
【0100】
次に、図19(b)に示すように、ロール紙150aが所定の枚数印刷されると、コア151aは、図中の矢印方向に回転し、給紙ローラ152aと給紙ピンチローラ153aとで挟まれていたロール紙150aが巻き取られ、給紙ローラ152aと給紙ピンチローラ153aからロール紙150aが抜けた状態になり、新しいロール紙に交換可能となる。
【0101】
ロール紙150aが交換可能状態になると、図19(b)に示すように、給紙ローラ152bと給紙ピンチローラ153bとの間にセットされたロール紙150bをロール紙150aの給紙と同様にヘッド155とプラテンローラ156の間隙に搬送する。あとは、図19(c)に示すように、150aと同様に印刷が行われる。
【0102】
【発明の効果】
以上より、2Lサイズ用インクリボンを用いて、Lサイズの印刷を1枚印刷する場合、インクリボン上の各インクの後半部から印刷することにより、次回の印刷のために皺を発生させないでインクリボンを前半部まで巻き戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における、2Lサイズのインクリボンを用いて、2回に分けてLサイズを2枚印刷したインクリボンの使用例を示す図である。(a)は印刷前の2Lサイズ用インクリボンであり、(b)は1/2枚目印刷後の2Lサイズ用インクリボンであり、図1(c)は2/2枚目印刷後の2Lサイズ用インクリボンである。
【図2】本発明の実施形態における、プリント自販機の外観構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態における、プリント自販機の内部構造を説明する図であり、(a)は分解斜視図、(b)はリアユニットの正面図、(c)は全体の側断面図である。
【図4】本発明の実施形態における、プリント自販機に内蔵されたプリンタユニットの側断面図である。
【図5】本発明の実施形態における、プリント自販機に内蔵されたプリンタユニットの斜視図である。
【図6】本発明の実施形態における、プリント自販機内部のシステム構成を示す図である。
【図7】本発明の実施形態における、プリンタユニットの構成を示す図である。
【図8】実施例1における、最初(1/2枚目)のLサイズの印刷を示すフローチャートである。
【図9】実施例1における、次(2/2枚目)のLサイズの印刷を示すフローチャートである。
【図10】実施例2における、最初(1/2枚目)のLサイズの印刷を示すフローチャートである。
【図11】実施例2における、次(2/2枚目)のLサイズの印刷を示すフローチャートである。
【図12】実施例3における、最初(1/2枚目)のLサイズの印刷を示すフローチャートである。
【図13】実施例3における、次(2/2枚目)のLサイズの印刷を示すフローチャートである。
【図14】従来例における、2Lサイズのインクリボンを用いて、2回に分けてLサイズを2枚印刷する場合を示す図である。(a)は印刷前の2Lサイズ用インクリボンであり、(b)は1/2枚目印刷後の2Lサイズ用インクリボンであり、(c)は2/2枚目印刷後の2Lサイズ用インクリボンである。
【図15】その他の事例における、未使用の消耗品をストックする場所を設けたプリント自販機内部の構造、および未使用の消耗品(印刷用紙)カセットの概要を示す図である。
【図16】その他の事例における、スリット等を設けた印刷用紙巻き付きコア、及びをそのスリット等を検知するフォトセンサを示す図である。
【図17】その他の事例における、ウェーブ形状の印刷用紙巻き付けコアを示す図である。
【図18】その他の事例における、コアより使用済みインクリボンを分離可能にするためのコアの構造を示す図である。
【図19】その他の事例における、2個のロール紙がセットされたプリンタ内部の概要を示している。
【符号の説明】
1 インクリボン
2 イエローインク
2a イエローインクの未使用領域
2b,2c,2d イエローインクの使用済領域
2m 前半部
2u 後半部
3 マゼンタインク
3a マゼンタインクの未使用領域
3b,3c,3d マゼンタインクの使用済領域
3m 前半部
3u 後半部
4 シアンインク
4a シアンインクの未使用領域
4b,4c,4d シアンインクの使用済領域
4m 前半部
4u 後半部
5 オーバーコート
5a オーバーコートの未使用領域
5b,5c,5d オーバーコートの使用済領域
5m 前半部
5u 後半部
6 境界領域
10 プリント自販機
11 表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)
12 キー入力部
13(13a〜13e) 記録メディア挿入口
14(14a〜14e) LED
15 金額表示部
16(16a、16b) 料金挿入口
17 中止ボタン
18 レシート挿入口
19 レシート排紙口
20 料金返却口
21 取り出し口
22 補助表示部
30 フロントユニット
31 ペーパーダクト
32 リアユニット
33a,33b 支持部
34(34−1〜34−8) プリンタユニット
35 スライドレール
36 制御ボックス
37 プリント実行部
38 ロール紙給紙部
39 サーマルヘッド
41 プラテンローラ
42 ヘッドアーム
43 支持軸
44 開閉蓋
45 ヘッド加圧スプリング
46 インクリボン
46a インクリボンロール
46b 使用済みインクリボン
47 プリント用紙
47a 用紙ロール
47b 用紙ロール側面
47c 印刷済み用紙
48 供給リール
49 供給リール支持部
51 巻取リール
52 巻取リール支持部
53 リボンガイドローラ
54 巻取ローラ対
55 リボンセンサ
56 ファン
57 用紙ガイドローラ
58 搬送ローラ対
59 用紙センサ
59a LED
59b フォトトランジスタ
61a 上部ガイド
61b 下部ガイド
62 カッター前ローラ対
63 カッター
64 排紙ローラ対
65 スリット
66 切れ端受け入れ口
67 ダストボックス
68 反射型フォトセンサ
70 円筒支持体
70−1 端部
70−2 円筒空間
71a,71b 支えコロ
72 押えコロ
73 支持軸
80 メインコントローラ
81 記憶部
82 ディスプレイ制御部
83 タッチパネル制御部
84 キー入力制御部
85 カードインターフェイス(カードI/F)
86 料金管理部
87 レシートインターフェイス(レシートI/F)
88 送受信部
89a 基地局
89b 公衆回線網
89c センター
89d 記憶部
90 コントロール部
91 インターフェイス(I/F)
92 印刷データ記憶部
93 印刷機構部
94 レシート印刷部
95 レシート読み取り部
105 皺(しわ)
106 境界領域
101 イエローインク
101a,101c,101d イエローインクの使用済領域
101b イエローインクの未使用領域
102 マゼンタインク
102a,102c,102d マゼンタインクの使用済領域
102b マゼンタインクの未使用領域
103 シアンインク
103a,103c,103d シアンインクの使用済領域
103b シアンインクの未使用領域
104 オーバーコート
104a,104c,104d オーバーコートの使用済領域
104b オーバーコートの未使用領域
101e,101f,101g,102e,102f,102g,103e,103f,103g,104e,104f,104g 非実印字領域
101m,102m,103m,104m 前半分の領域
101u,102u,103u,104u 後半分の領域
105 皺(しわ)
106 境界領域
110 プリント自販機
111(111a,111b) プリンタ
112(112a,112b,112c,112d) ストッカー
113(113a,113b,113c,113d) 未使用の消耗品(印刷用紙)カセット
114(114a,114b,114c,114d) 反射型光ラインセンサ
115a、115b ライン
120 印刷用紙
121a,121b,121c コア
122a,122b,122c フォトセンサ
123 光を反射できる部分と反射できない部分が交互にある部材
130 印刷用紙
131 コア
132 テープ
140 使用済みインクリボン
141,142 コア
143 ヒンジ部形状
144 ストッパー形状
145 位置決めガイド
150a,150b ロール紙
151a,151b コア
152a,152b,157 給紙ローラ
153a,153b,158 給紙ピンチローラ
154 ペーパーガイド
155 ヘッド
156 プラテンローラ

Claims (3)

  1. 供給リールと回収リール間に掛け渡され複数の色インクの組が繰り返して形成されたカラーインクリボンを前記供給リールから前記回収リールへ巻き取る巻き取り及び前記回収リールから前記供給リールへ巻き戻す巻き戻しを可能とする一方、印刷用紙を所定方向に搬送及び逆搬送可能とし、前記カラーインクリボンの複数の色インクを順次前記印刷用紙の印刷対象領域に一致させて重ねるべく前記カラーインクリボンの前記巻き取り及び前記巻き戻しを繰り返し、前記印刷用紙の前記所定方向への搬送及び逆搬送を繰り返し、前記カラーインクリボンの前記巻き取りと前記印刷用紙の前記所定方向への搬送に対応して画像の色情報ごとの画像信号に基づいて記録ヘッドを発熱制御して前記印刷用紙に重ねられたカラーインクリボンの各色インクを前記印刷用紙に順次重ね転写させて画像記録を行う熱転写カラープリンタにおいて、
    前記印刷用紙搬送方向に対する前記画像長さが前記カラーインクリボンの色インク塗布領域長さの1/N(Nは2以上の整数)のとき、前記カラーインクリボンの各色インクを該カラーインクリボンの前記巻き戻し方向側から使用することを特徴とする熱転写カラープリンタ。
  2. 前記熱転写カラープリンタは、前記印刷用紙搬送方向に対する前記画像長さが前記カラーインクリボンの色インク塗布領域長さの1/N(Nは2以上の整数)で、かつ奇数枚印刷する場合、少なくとも1枚の印刷について、前記カラーインクリボンの各色インクを該カラーインクリボンの前記巻き戻し方向側から使用することを特徴とする請求項1記載の熱転写カラープリンタ。
  3. 供給リールと回収リール間に掛け渡され複数の色インクの組が繰り返して形成されたカラーインクリボンを前記供給リールから前記回収リールへ巻き取る巻き取り及び前記回収リールから前記供給リールへ巻き戻す巻き戻し可能な熱転写カラープリンタにおいて、
    前記カラーインクリボンの各色インクを該カラーインクリボンの前記巻き戻し方向側から使用することを特徴とする熱転写カラープリンタ。
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