JP3624788B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の印刷部を有する印刷装置に関し、特に各印刷部がそれぞれ画像形成部及び印刷機構部を有する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、プリントクラブのような写真印刷販売機が広く使用されている。また、ビデオテープ等の記憶媒体を装填して画像を再生し、銀塩写真のプリントを行う印刷装置も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プリントクラブのような写真印刷販売機の場合、1枚の印刷を行うものであり、多量にしかも高速に写真印刷を行うことはできない。また、多数のユーザの所持する画像データをユーザが好む枚数分印刷することもできない。
【0004】
また、ビデオテープ等の記憶媒体を装填して画像を再生する印刷装置の場合にも、1種類のメディアを対象とするものであった。
さらに、停電などの故障が生じた場合、メディアが装置内に残ったままとなる等の問題を有している。
【0005】
本発明の課題は、上記実情に鑑み、高速かつ多量な写真印刷が可能であると共に、停電などの事故時においても利用者に迷惑がかからないように配慮された印刷装置、及び印刷方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の印刷部を備える印刷装置において、複数のメディアを装着できる装着部と、該装着部に装着されたメディアから印刷情報を読み出し前記複数の印刷部を使用して印刷処理を行う印刷制御手段を有し、該印刷制御手段は、前記複数のメディアが装着された場合、先に装着されたメディアが有効であるとして印刷処理を行う印刷装置を提供することによって達成できる。
【0007】
このように構成することにより、複数のメディアが装着された印刷装置であっても、最初に検出したメディアからデータを読み出し、高速の印刷処理を行うことができる。
請求項2記載の発明は、複数の印刷部を備える印刷装置において、複数のメディアを装着できる装着部と、該装着部に装着されたメディアから印刷情報を読み出し前記複数の印刷部を使用して印刷処理を行う印刷制御手段を有し、該印刷制御手段は、前記複数のメディアが装着された場合、先に装着され、且つ印刷可能な情報を含むものを有効であるとして印刷処理を行う印刷装置を提供することによって達成できる。
【0008】
このように構成することによっても、最初に検出したメディアからデータを読み出し、高速の印刷処理を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、本発明の印刷装置を自動写真販売機に適用した例である。尚、自動写真販売機は、例えば、街角やオフィースビル等の建物内等に配設される。
【0014】
図1は、本実施形態の自動写真販売機の外観構成を示す図である。同図に示すように、自動写真販売機1には、装置正面に表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)2、キー入力部3、記録メディア挿入口4、LED5、料金表示部6、コイン投入口7、紙幣口8、返却レバー9、釣り銭口10、及びプリント取り出し口11が設けられている。また、自動写真販売機1の左右の側面には、不図示の補助表示部が設けられている。
【0015】
図2に示すように、表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)2は、液晶ディスプレイの表示部と、液晶ディスプレイに表示されるキーや、ボタン、アイコン等を例えば指で操作する操作部で構成されている。表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)2には、例えばデジタルカメラ等で撮影した画像情報がサムネイル表示され、有料モード又は無料モードの選択アイコン等も表示される。また、表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)2の上記表示に従って、例えばユーザはサムネイル表示された画像情報を選択し個別に印刷枚数の指定操作等を行う。尚、これらの入力操作についてはキー入力部3によっても同様に行うことができる。
【0016】
また、自動写真販売機1の左右の側面に設けられた不図示の補助表示部は、液晶ディスプレイで構成され、ここには、表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)2の液晶ディスプレイに表示される内容と同一のものが表示されるか、又は宣伝広告等が表示される。すなわち、補助表示部には通常、自動写真販売機1の利用を待つ人や周辺の人に対し販売促進のための宣伝広告等を表示し、又は複数のユーザが自動写真販売機1を一緒に利用する場合には、操作/表示部(ディスプレイ&タッチパネル)2の液晶ディスプレイに表示された内容と同一のものを表示して実際に操作しているユーザ以外の者に対しても同一内容のものを表示できるように配慮している。尚、表示内容の切り替えは、ユーザによる表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)2及びキー入力部3の操作により行うことができる。
【0017】
記録メディア挿入口4a〜4eは、複数種の記録メディア(情報記憶媒体)の挿入口であり、コンパクトフラッシュメモリカード(Compact Flash;米国SanDisk 社提唱規格)の挿入口4a、スマートメディアカードの挿入口4b、メモリースティック(MEMORY STICK; ソニー株式会社提唱規格)の挿入口4c、PCカードの挿入口4d、フロッピーディスクの挿入口4eである。上記記録メディア挿入口4には、各種メディアに対応できるよう各種記録メディアに対応するデータ読み出し装置が内蔵されている。また、静電気による各記録メディアの破損や装置本体の破損を考慮して静電気除去用の除電ブラシも設けられている。
【0018】
尚、各記録メディア挿入口4は下向きに設けられている。これは、各記録メディアが挿入されたときに、記録メディアの先端が記録メディア挿入口4に比べて所定量高くなる位置に配置されるためである。従って、各記録メディアに接続される、各記録メディア挿入口4内部のコネクター部も下向きに配置される。このような構成は、コネクター接点部へのほこり等の付着を防止し、電気的接続を確実にするための構成である。また、その他にもコネクター部近傍にファンを設けてほこり等の付着を防止するようにしても良い。このような防塵対策により、戸外のようなほこりの多い環境においても装置の信頼性を確保できる。
【0019】
また、上記記録メディアには例えばデジタルカメラで等で撮影したデジタル画像情報が複数の単位画面情報として書き込まれている。尚、これらの記録メディアに書き込まれたデジタル画像の情報は、スキャナー等から読み出したイメージデータをデジタル画像データに変換したデータであってもよい。
【0020】
LED5a〜5eは、各記録メディア挿入口4a〜4eに対応して設けられたもので、各記録メディア挿入口4に対応する記録メディアが挿入可能な状態にあるときに、それに対応するLED5が点滅表示するものである。例えば、メディアの挿入可能な状態にあるときには、LED5a〜eが点滅して操作を案内し、これによりユーザがメモリスティックを挿入口4cに挿入するとメディアが認識され、LED5cだけが点灯状態に制御される。尚、LED5a〜5eは、操作ボタンも兼ねており、装填されたメディアの読み出し/印刷処理中、処理を中断してメディアを抜きたい場合には、LEDが点灯しているボタンを押すことにより、処理を中止させることができる。
【0021】
また、コイン投入口7、紙幣口8、及び釣り銭口10は自動写真販売機1を有料で使用する場合に使用する構成であり、紙幣口8から紙幣を挿入し、コイン投入口7から硬貨を投入する。このとき、入金された金額は料金表示部6に表示される。また、釣り銭口10には釣り銭の返却やユーザが途中で利用を中止したときに料金が返却される。
【0022】
また、プリント取り出し口11は印刷出力を取り出すボックスであり、印刷されたプリント用紙(写真)はこのプリント取り出し口11に集められる。
図3は、上記外観構成の自動写真販売機1の内部構造を説明する図である。同図に示すように、自動写真販売機1はフロントユニット20、ペーパーダクト21、及びリアユニット22から構成されている。フロントユニット20は、自動写真販売機1の全体的な制御を行うメインコントローラや前述の操作/表示部(タッチパネル&液晶ディスプレイ)2等により構成される。ペーパーダクト21は印刷された用紙をプリント取り出し口11へ導くための構成である。また、リアユニット22は複数の着脱自在なプリンタユニット23、及び不図示の電源ユニット等を備える。各プリンタユニット23はスライドレール24上をスライドしてリアユニット22の所定の位置へ装着される。従って、各プリンタユニット23において、プリント用紙等の消耗品が無くなったときには、プリンタユニット23ごと取り外して容易に交換できるので、例えば、消耗品を補充したプリンタユニット23を予め準備しておけば、短時間で交換が可能になる。
【0023】
また、各プリンタユニット23は、それぞれ後部にコネクター部を備え、装着と同時にこのコネクター部がリアユニット22に設けられるコネクター部と連結される。また、リアユニット22のコネクター部は、自動写真販売機1を組み立てた状態では、フロントユニット20とも電気的に接続される。従って、各プリンタユニット23はこのコネクター部を介して、電源ユニットからの電源電圧の供給やフロントユニットとの各種信号の送受が行われる。
【0024】
図4は上記自動写真販売機内部のシステム構成を説明する図である。本システムは、メインコントローラ30を中心に周辺回路、及びプリンタユニット23で構成されている。
メインコントローラ30は内部にCPU(中央処理装置)を有し、プログラムに従って本形態の自動写真販売機1の駆動制御を行い、例えば、所定の条件に基づき、プリント用紙1枚分の印刷情報をプリンタユニット23のいづれかへ分配制御する。
【0025】
また、メインコントローラ30には記憶部31が設けられ、この記憶部31は前述のメインコントローラ30が行う制御プログラムを記憶する。また、その他、ユーザ情報、印刷条件情報、及びプリンタユニット23の情報等が記憶され、必要に応じて後述するセンターへ転送される。また、記憶部31にはセンターから送られる広告情報等も記憶され、この広告情報は所定の時間間隔で更新される。
【0026】
また、メインコントローラ30には、ディスプレイ制御部32、タッチパネル制御部33、キー入力部34、カードインターフェイス(以下、カードI/Fで示す)35、料金管理部36、レシートインターフェイス(以下、レシートI/Fで示す)37、送受信部38、及びプリンタユニット23が接続されている。
【0027】
ディスプレイ制御部32は前述の表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)2及び補助ディスプレイ部に表示する表示情報の出力制御を行い、メインコントローラ30から出力される表示情報を表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)2及び補助ディスプレイ部に表示制御する。
【0028】
また、タッチパネル制御部33はユーザによるタッチパネルの操作に従った操作信号をメインコントローラ30に出力制御する。
また、キー入力制御部34はユーザによるキー入力部3の操作に従った操作信号をメインコントローラ30に出力制御する。
【0029】
また、カードI/F35は、前述の各記録メディア挿入口4に挿入される各記録メディアからデジタル画像情報を読み出し、メインコントローラ30へ出力制御するインターフェイスである。
また、料金管理部36は前述のコイン投入口7及び紙幣口8から入金された金額を計算し、これを金額表示部6に表示し、指定された印刷枚数に対応する料金であることを確認する。また、釣り銭の管理等も行う。
【0030】
また、送受信部38はPHS回線を用いて基地局39aと情報の授受を行い、基地局39aは公衆回線網39b等を用いてセンター39cと接続されている。センター39cは、例えば各種企業と契約を結び、多くの広告情報を記憶部39dに記憶する。また、記憶部39dは、その他、各自動写真販売機1から送られるユーザ情報、印刷条件情報、及びプリンタユニット23の情報等を記憶する。すなわち、サーバ39eは、必要に応じて、記憶部39dに記憶された広告情報やユーザ情報等を公衆回線網39bに送信し、また公衆回線網39bを介して供給されるユーザ情報やプリンタユニット23の情報等を受信する。
【0031】
一方、自動写真販売機1は、8台のプリンタユニット23−1〜23−8を備え、各プリンタユニット23−1〜23−8は同じ構成である。
尚、図5は上記プリンタユニット23の構成を説明する図である。各プリンタユニット23は、サーマルヘッド50、大容量リボン51、巻き取りロール52、ロール状のプリント用紙53、及び複数の送りロールで構成されている。プリント用紙53は送りロール54によってサーマルヘッド50に送られ、カッター55によって所定長のプリント用紙に切断される。尚、ロール状に形成されたプリント用紙53としては、最大102mm幅の記録用紙を使用することができ、例えば500枚分の印刷が可能なロール長を有する。
【0032】
また、大容量リボン53にはイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、及び表面コーティング剤の印刷用リボンが、順次1画面長ずつ繰り返し繋がって配設され、例えば500画面印刷分の印刷用リボンとして巻装されている。
また、送りロール56、57は大容量リボン51とプリント用紙53を重ね合わせ、サーマルヘッド50に送るためのロールであり、サーマルヘッド50による印字処理が完了したインクリボンは巻き取りロール52によって巻き取られる。
【0033】
ここで、サーマルヘッド50は解像度322DPI(ドット/インチ)であり、主走査方向に1344ドット(約106mm幅)の発熱素子を配設する。サーマルヘッド50には画像データが供給され、この画像データは、前述のメインコントローラ30から各プリンタユニット23−1〜23−8へ転送されるプリント用紙1枚分の印刷情報に基づいて作成されたものである。
【0034】
また、前述の図4に示すAは、プリンタユニット23内部のシステム構成を示す図である。各プリンタユニット23−1〜23−8は、コントロール部40、インターフェイス(以下、I/Fで示す)41、印刷データ記憶部42、印刷機構部43で構成されている。
【0035】
コントロール部40は、メインコントローラ30からI/F41を介して供給されるプリント用紙1枚分の印刷情報の供給を受け、一旦これを印刷データ記憶部42に記憶する。また、広告画像データもメインコントローラ30からI/F41を介して受け取り、印刷データ記憶部42内で合成展開される。コントロール部40は、メインコントロール部30から、印刷濃度、色調、合成画像の配置などの指定情報が送られてくると、これに対応した画像データに修正又は補正する処理を印刷データ記憶部42を用いて加工処理する。印刷機構部43は、前述の図4に示す構成の印刷機構であり、サーマルヘッド50、大容量リボン51、プリント用紙53等である。
【0036】
コントロール部40は印刷データ記憶部42からプリント用紙1枚分の印刷情報を読み出し、これに基づき画像データを作成し、これをサーマルヘッド50へ出力する。従って、コントロール40は画像データ生成部でもある。サーマルヘッド50は、供給される画像データに従い発熱素子を駆動し、リボン上のイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)のインクを用紙に転写し、昇華させることによって用紙に画像を形成する。
【0037】
このように、本形態の自動写真販売機1は、各プリンタユニット23毎に、プリント用紙1枚分の印刷情報に基づき画像データを生成するコントロール部40と画像データに基づき印刷を行う印刷機構部43を備える構成である。
以上の構成の自動写真販売機1において、以下に本例の処理動作を説明する。
【0038】
図6は本例の処理動作を説明するフローチャートである。先ず、本例の自動写真販売機1が設置された場所にユーザが赴き、自動写真販売機1の操作を開始する。初期時、液晶ディスプレイの表示部には図7(a)又は(b)に示す表示が交互に行われている(ステップ(以下Sで示す)100)。すなわち、図7(a)に示す「高速! 写真プリント、メモリカード又はフロッピーディスクを指定の挿入口へ入れて下さい。」の表示と、図7(b)に示す「高速! 写真プリント、即プリントできます。」の表示が所定時間間隔で繰り返される。
【0039】
また、両表示には「英語モード」と「日本語モード」を切り替えるファンクションスイッチ(以下、ファンクションSWで示す)、及び「使い方」を説明するファンクションSWが表示されている。ここで、この「英語モード」のファンクションSWを指示すると、英語表示に切り替わる。また、「使い方」のファンクションSWを指示すると、本例の自動写真販売機1の操作方法の説明画面が表れる。
【0040】
上記表示状態において、ユーザは持参したメディアを対応する挿入口4a〜4eに挿入する(S101)。例えば、デジタルカメラで撮影したデジタル画像が記憶されるコンパクトフラッシュメモリカードの場合、前述のメディア挿入口4aに装着する。また、スマートメディアの場合、前述のメディア挿入口4bに装着する。一方、複数のメディアを挿入した場合には最初に挿入したメディアを自動認識し、対応するLED5a、5b等を点灯する。
【0041】
また、挿入されたメディア対応の読み出し装置のみを有効にする(S102)。そして、データの検出処理を行う(S103)。
次に、挿入されたメディアから読み出したデータが有効データであるか判断し(S104)、有効であればDPOF(Digital Print Order Format)の指定があるか判断する(S105)。
【0042】
ここで、DPOFはデジタルカメラで撮影した画像を、プリントオーダーする際の指定情報をデジタルカメラ側でメディア内に指定できる機能である。このため、DPOFの指定がない場合(S105がNO)、図8(a)に示す表示を行う(S107)。例えば、「メモリカードには24枚の画像があります」との表示を行う。一方、DPOFの指定がある場合(S105がYES)、図8(b)に示す表示を行う(S108)。この場合、メディア内のDPOF情報を識別するだけで、どの画像を何枚印刷すればよいのか、認識できるので、例えば「メモリカードには24枚のプリントが指定されています」との表示となる。
【0043】
ここで、DPOFの指定がない場合、図8(a)に示す全部、又は選択の何れかを指定し(S109)、全部を指定する場合には枚数指定を行う(S112)。また、選択を指定する場合にサムネイルを表示する(S111)。図9(a)、(b)は上記サムネイル表示の際の操作を説明する図である。
【0044】
先ず、同図(a)は画像選択画面であり、例えば24枚中の1枚目のサムネイル画像を表示し、プリント枚数を指定する(S114、S116)。この場合、「枚数」のファンクションSWを指定すると、同図(b)に示す画面に移行し、「ふやす」又は「へらす」のファンクションSWを指定することによって、プリント枚数の指定を行う。
【0045】
例えば、1枚目の撮影画像を2枚プリントする場合には、「ふやす」のファンクションSWを2回指定し、3枚プリントする場合には、「ふやす」のファンクションSWを3回指定する。次に、「もどす」のファンクションSWを指定することによって、同図(a)の画面に戻る。
【0046】
次に、「おくる」のファンクションSWを指定して次のサムネイル画像を表示する。尚、1枚目の撮影画像のみのプリント指定であれば、「おわる」のファンクションSWを指定して画像選択を終わる(S118がYES)。但し、通常は2枚目以降の撮影画像も指定し、同図(a)と(b)の画面を交互に表示しながら選択画面のプリント枚数の指定を行う。
【0047】
一方、DPOFの指定がある場合、図8(b)に示す全部、又は選択の何れかを指定し(S108)、この場合、全部を指定すると直ぐに次の入金処理に移行する。また、予めDPOFで指定した情報を変更する必要があり、プリント画像を選択する場合には、上記と同様サムネイル表示を行い(S110)、図9(a)、(b)に示す表示を交互に行いながら、各撮影画像の選択、及びプリント枚数の指定を行う(S113、S115)。そして、最後に選択操作の終了を判断する(S117)。
【0048】
以上のようにして、プリント画像の選択及び枚数指定が終了すると、図10に示す表示が行われる。尚、同図に示す表示は、24枚全ての撮影画像をプリント指示した場合の表示である。この場合、プリント1枚の料金が30円とすると、
30×24=720円
の代金投入の表示が行われる(S119)。
【0049】
次に、ユーザは表示を見て必要な料金を入力する(S120がYES)。この料金の入力は、前述のコイン投入口7から硬貨を投入し、又紙幣口8から紙幣を挿入して行う。そして、入金合計が“H”を越えたか判断する(S121)。ここで、“H”は上記の場合720円であり、720円以上入金された場合、「プリントを開始します(24枚)」等の表示が行われる(S125)。
【0050】
また、上記入金処理の際、一定時間待っても入金がない場合(S120、S122)、時間切れとし(S122がYES)、「メディアを抜いて下さい」という表示を行う(S123)。その後、メディアが抜かれたことを確認して処理を終了する。又、メディアの抜き忘れを防止するために、所定時間経過してもメディアが抜き取られない場合には、音声などのアラームを発生させても良い。
【0051】
一方、上記図11(a)の表示に従って、「はい」のファンクションSWを指定して印刷処理を開始すると(S126がYES)、自動写真販売機1は印刷処理を行う(S127)。また、この印刷処理の間、残りの印刷枚数を表示する(S129)。図11(b)はこの、表示例を示す。
【0052】
また、一旦プリント枚数の設定等の処理を行った後、何らかの理由によって印刷処理を行わない場合には、図11(a)の表示状態から「いいえ」のファンクションSWを指定して印刷処理を中止する(S128)。この場合、代金の返却処理を行う(S130)。
【0053】
一方、上記印刷処理中、用紙等が欠乏すると印刷処理を中断する。この場合、印刷中断有りの判断が行われ(S131)、印刷中断理由によって印刷がそのまま継続可能であるか否か判断する(S132)。例えば、用紙が欠乏した場合、通常印刷の継続は不可能であるので、印刷処理を中止する(S131がYES)。この場合、新規メディアの受付を中止し(S134)、有効印刷分を除く相当金額分を払い戻す(S135)。この場合、図12(a)に示す表示を行う。
【0054】
一方、上記印刷中断がない場合、例えば何らの問題もなくプリント処理が終了した場合、又はトナー不足等のように少しの期間印刷処理を継続することができるトラブルの場合、印刷処理の終了指示が行われることがなく(S133がNO)、図12(b)の表示を行って処理を終了する(S136)。
【0055】
以上のように処理することによって、複数種類のメディアが装着可能であり、簡単な操作で撮影画像等を印刷処理できる印刷装置を提供することができる。
また、本例の自動写真販売機1は各メディアの挿入口が異なる箇所に設けられ、誤装着を防止することができる。
【0056】
一方、本例の自動写真販売機1には停電発生時のリカバリーシステムも設定されている。図13は本例の停電処理を説明するフローチャートである。
先ず、停電を認識する(ステップ(以下STで示す)1)。そして、現在処理情報を不揮発性記憶手段に待避させる(S2)。例えば、本自動写真販売機1にはコンデンサーを用いた非常電源、又は電池が配設され、停電を検知すると一定時間これらの電源から電力供給を受け、自動写真販売機1内のデータを不揮発性記憶手段に待避させる。
【0057】
次に、電源が復帰すると(ST3)、不揮発性記憶手段に待避させたデータを読み出し、例えばRAMに書き込む(ST4)。その後、RAMに書き込んだデータに従って、リカバリー処理を行い、停電前の自動写真販売機1の状態に戻す(ST5)。
【0058】
また、本例の自動写真販売機1では上記停電復帰後、一定の表示を行い、継続中の印刷処理を継続させる。
このように構成することにより、停電発生時においてメディアが自動写真販売機1内に存在すれば自動的に排出され、停電復帰後には印刷の継続を促す表示を行うことができる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、複数のメディアを使用して印刷処理を行うことができ、更にメディアの装着部がそれぞれ異なるので、誤装着の問題もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の自動写真販売機の外観構成を示す図である。
【図2】自動写真販売機の表示部の拡大図である。
【図3】自動写真販売機の組立図である。
【図4】自動写真販売機内部のシステム構成を説明する図である。
【図5】プリンタユニットの構成を説明する図である。
【図6】本実施形態の処理動作を説明するフローチャートである。
【図7】(a)、(b)は表示部の初期表示状態を示す図である。
【図8】(a)、(b)はメディア装着後の表示状態を示す図である。
【図9】(a)は画像選択画面であり、(b)は枚数指定画面である。
【図10】料金請求画面である。
【図11】(a)、(b)は 印刷処理中の画面である。
【図12】(a)、(b)も 印刷処理中の画面である。
【図13】停電処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動写真販売機1
2 表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)
3 キー入力部
4 記録メディア挿入口
5 LED
6 料金表示部
7 コイン投入口
8 紙幣口
9 返却レバー
10 釣り銭口
11 プリント取り出し口
20 フロントユニット
21 ペーパーダクト
22 リアユニット
23 プリンタユニット
24 スライドレール
30 メインコントローラ
31 記憶部
32 ディスプレイ制御部
33 タッチパネル制御部
34 キー入力部
35 カードインターフェイス(カードI/F)
36 料金管理部
37 レシートインターフェイス(レシートI/F)
38 送受信部
39a 基地局
39b 公衆回線網
39c センター
39d 記憶部
40 コントロール部
41 インターフェイス(I/F)
42 印刷データ記憶部
43 印刷機後部
44 レシート印刷部
45 レシート読み取り部
50 サーマルヘッド
51 大容量リボン
52 巻き取りロール
53 プリント用紙
54 送りロール
55 カッター
56、57 送りロール
Claims (2)
- 複数の印刷部を備える印刷装置において、複数のメディアを装着できる装着部と、該装着部に装着されたメディアから印刷情報を読み出し前記複数の印刷部を使用して印刷処理を行う印刷制御手段を有し、該印刷制御手段は、前記複数のメディアが装着された場合、先に装着されたメディアが有効であるとして印刷処理を行うことを特徴とする印刷装置。
- 複数の印刷部を備える印刷装置において、複数のメディアを装着できる装着部と、該装着部に装着されたメディアから印刷情報を読み出し前記複数の印刷部を使用して印刷処理を行う印刷制御手段を有し、該印刷制御手段は、前記複数のメディアが装着された場合、先に装着され、且つ印刷可能な情報を含むものを有効であるとして印刷処理を行うことを特徴とする印刷装置。
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