JP3722735B2 - トナー又はインクの課金算出方法及び課金算出プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成におけるトナー又はインクの課金算出方法及び課金算出プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンビニエンスストアやプリントショップ又はインターネットで画像をプリントするサービス等様々な形態のプリントサービスがあり、そこではプリントの課金がされるようになっている。このような、プリンタや複写機によるプリント時の課金方法にはいろいろな方法がある。最も一般的なものはコピーやプリントの枚数をカウンターで計数し、1枚あたりのコストを掛けて金額を算出する方法である。
【0003】
しかしながら、プリントする場合、原画の種類がいろいろあり、プリント時のトナーやインクの消費量は、それに応じて違いが生じる。例えば、白黒の文字原稿をプリントする場合、通常、文字部の総面積は、紙全体の3%〜5%程度しかない。写真原稿ならばほとんど全面に画像があるが、白黒画像の場合、白黒のドット画像で構成されているために100%には届かない。一方、カラー画像の場合には、全面がカラーであれば全面にトナーやインクが付着するように、ほぼ100%のドット画像が形成される。このように、形成される画像によって、ドット画像の面積が異なってくる。つまり、トナーやインクの消費量は、形成される画像の種類や情報量によって異なってくる。
【0004】
この点に着目して、例えば特開2000−148435号によれば、編集した電子文書を、ネットワークを介して遠隔地のプリンタで印刷する際に、画像データの実画素数が収まる用紙サイズや使用するプリンタの種類、使用する紙などの組み合わせで課金する方法が知られている。
【0005】
また、特開2000−307783号には、クライアントから通信ネットワークを通じて印刷要求をする際に、予想印刷結果を示すプレビューイメージを作り、それをクライアント側に送ると共にそれを印刷したときの消耗品の使用量を計算して料金を見積もる方法が開示されている。
【0006】
さらに、特開平9−23243には、新聞や雑誌の電子紙面を衛星回線や地上回線を介して自動販売機に配信し、その紙面情報について実ドット数でプリント量を算出して課金する方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、印刷に要するコストは、トナーやインクの消費量だけでなく、消費されるトナーやインクの種類に応じて異なってくる。しかし、上記のいずれの公知の方法でも、消費されるトナーやインクの種類に応じたコストに基づいた課金方法は何ら考えられていない。このため、従来の課金方法では、印刷実績にふさわしい適切な価格を顧客に提供できなかった。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、印刷実績にふさわしい適切な価格を顧客に提供できる画像形成におけるトナー又はインクの課金算出方法及び課金算出プログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成機器に備えられたコンピュータが、前記画像形成機器で使用される収容トナー又はインクの価格情報を読み取る価格情報読み取り段階と、前記画像形成機器で作成される画像の色毎のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量と前記価格情報とに基づいてトナー又はインクの消費にかかるコストを算出するコスト算出段階とを備えたことを特徴とするトナー又はインクの課金算出方法において、前記コンピュータが、前記画像形成機器のトナー又はインクの残量がなくなり、前記画像形成機器が警告表示を行った後再起動するまでに、既にセットされているカートリッジのトナー又はインクの価格情報を削除する価格情報削除段階をさらに備えたことを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記コスト算出段階は、前記コンピュータが、前記画像形成機器で作成される画像のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量とから色全体のトナー又はインクの全消費量を求める全消費量算出段階と、トナー又はインクの全消費量と前記価格情報とを乗じてトナー又はインクの消費にかかるコストを算出する全コスト算出段階とを備えたことを要旨とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記コスト算出段階は、前記コンピュータが、前記画像形成機器で作成される画像の色毎のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量とから色毎のトナー又はインクの消費量を求める消費量算出段階と、前記色毎のトナー又はインクの消費量と前記価格情報とを乗じて色毎のトナー又はインクの消費にかかるコストを算出し、前記コストの合計を算出してトナー又はインクの消費にかかるコストを算出する全コスト算出段階とを備えたことを要旨とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記画像形成機器は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー又はインクカートリッジを備えた画像形成機器であることを要旨とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記価格情報読み取り段階は、前記コンピュータが、トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに付加された収容トナー又はインクの価格情報を読み取ることを要旨とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記カートリッジには記録媒体が取り付けられ、前記記録媒体に、前記カートリッジに収容されたトナー又はインクの価格情報が記憶されていることを要旨とする。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項4〜6のいずれか1つに記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記カートリッジの外周面の一部にその中に収容されたトナー又はインクの価格情報がバーコードで表示されていることを要旨とする。
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記価格情報読み取り段階は、前記コンピュータが、トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに対応する持ち運び可能な記録媒体より収容トナー又はインクの価格情報を読み取ることを要旨とする。
【0018】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記価格情報読み取り段階は、前記コンピュータが、トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに付加された収容トナー又はインクの識別情報を読み取る識別情報読み取り段階と、前記画像形成機器が接続されているサーバの価格情報記憶手段に記憶された、識別情報と関連付けられたトナー又はインクの価格情報を前記識別情報をキーとして読み出す価格情報読み出し段階とを備えたことを要旨とする。
【0020】
請求項10に記載の発明は、画像形成機器に備えられたコンピュータを、前記画像形成機器で使用される収容トナー又はインクの価格情報を読み取る価格情報読み取り手段、及び、前記画像形成機器で作成される画像の色毎のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量と前記価格情報とに基づいてトナー又はインクの消費にかかるコストを算出するコスト算出手段として機能させるトナー又はインクの課金算出プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記画像形成機器のトナー又はインクの残量がなくなり、前記画像形成機器が警告表示を行った後再起動するまでに、既にセットされているカートリッジのトナー又はインクの価格情報を削除する価格情報削除手段として機能させることを要旨とする。
【0021】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の課金算出プログラムにおいて、前記コスト算出手段を、前記画像形成機器で作成される画像のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量とから色全体のトナー又はインクの全消費量を求める全消費量算出手段、及び、トナー又はインクの全消費量と前記価格情報とを乗じてトナー又はインクの消費にかかるコストを算出する全コスト算出手段として機能させることを要旨とする。
【0022】
請求項12に記載の発明は、請求項10に記載の課金算出プログラムにおいて、前記コスト算出手段を、前記画像形成機器で作成される画像の色毎のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量とから色毎のトナー又はインクの消費量を求める消費量算出手段、及び、前記色毎のトナー又はインクの消費量と前記価格情報とを乗じて色毎のトナー又はインクの消費にかかるコストを算出し、前記コストの合計を算出してトナー又はインクの消費にかかるコストを算出する全コスト算出手段として機能させることを要旨とする。
【0023】
請求項13に記載の発明は、請求項10〜12のいずれか1つに記載の課金算出プログラムにおいて、前記画像形成機器は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー又はインクカートリッジを備えた画像形成機器であることを要旨とする。
【0024】
請求項14に記載の発明は、請求項10〜13のいずれか1つに記載の課金算出プログラムにおいて、前記価格情報読み取り手段を、トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに付加された収容トナー又はインクの価格情報を読み取る手段として機能させることを要旨とする。
【0025】
請求項15に記載の発明は、請求項13又は14に記載の課金算出プログラムにおいて、前記カートリッジに取り付けられた記録媒体に記憶された前記カートリッジに収容されたトナー又はインクの価格情報を読み取ることを要旨とする。
【0026】
請求項16に記載の発明は、請求項13〜15のいずれか1つに記載の課金算出プログラムにおいて、前記カートリッジの外周面の一部にバーコードで表示されているその中に収容されたトナー又はインクの価格情報を読み取ることを要旨とする。
【0028】
請求項17に記載の発明は、請求項10〜13のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、前記価格情報読み取り手段を、トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに対応する持ち運び可能な記録媒体より収容トナー又はインクの価格情報を読み取る手段として機能させることを要旨とする。
【0029】
請求項18に記載の発明は、請求項10〜13のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、前記価格情報読み取り手段を、トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに付加された収容トナー又はインクの識別情報を読み取る識別情報読み取り手段、及び、前記画像形成機器が接続されているサーバの価格情報記憶手段に記憶された、識別情報と関連付けられたトナー又はインクの価格情報を前記識別情報をキーとして読み出す価格情報読み出し手段として機能させることを要旨とする。
【0036】
(作用)
請求項1又は10に記載の発明によれば、コンピュータが、画像形成機器で作成される画像の色毎のドット面積、再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量及び読み取った価格情報に基づいてトナー又はインクの消費にかかるコストを算出する。このため、トナー又はインクの値段とトナー又はインクの消費量とに基づいて、印刷実績にふさわしい、トナー消費にかかるコストを算出できる。
また、前記画像形成機器のトナー又はインクの残量がなくなり、前記画像形成機器が警告表示を行った後再起動するまでに、既にセットされているカートリッジのトナー又はインクの価格情報をクリアする。このため、トナー又はインクの残量がなくなって警告表示を行った後再起動した場合に、以前の価格情報によりコストを算出することを防ぐことができる。
【0037】
請求項2又は11に記載の発明によれば、コンピュータが、画像形成機器で作成される画像のドット面積、再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量から色全体のトナー又はインクの全消費量を求め、その全消費量と前記価格情報とを乗じてトナー又はインクの消費にかかるコストを算出する。
このため、トナー又はインクの全消費量に応じて、印刷実績にふさわしい、トナー消費にかかるコストを算出できる。
【0038】
請求項3又は12に記載の発明によれば、コンピュータが、画像の色毎のドット面積、再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量から求める色毎のトナー又はインクの消費量と色毎の価格情報とを乗じて色毎のトナー又はインクの消費にかかるコストを算出し、その合計のコストを算出する。このため、色毎にトナー又はインクの値段が異なる場合に、色毎のトナー又はインクの消費量に応じて、印刷実績にふさわしい、トナー消費にかかるコストを算出できる。
【0039】
請求項4又は13に記載の発明によれば、前記画像形成機器は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー又はインクカートリッジを備えた画像形成機器である。このため、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー又はインクカートリッジの色毎の値段及び消費量に基づいて、トナー消費にかかるコストを算出できる。
【0040】
請求項5又は14に記載の発明によれば、コンピュータが、トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに付加された収容トナー又はインクの価格情報を読み取る。このため、カートリッジに付加された収容トナー又はインクの価格情報に基づいてトナー消費にかかるコストを算出できる。
【0041】
請求項6又は15に記載の発明によれば、前記カートリッジに取り付けられた記録媒体に、前記カートリッジに収容されたトナー又はインクの価格情報が記憶されている。このため、コンピュータは、この価格情報を読み取り、これに基づいてトナー消費にかかるコストを算出できる。
【0042】
請求項7又は16に記載の発明によれば、前記カートリッジの外周面の一部にその中に収容されたトナー又はインクの価格情報がバーコードで表示されている。このため、コンピュータは、この価格情報を読み取り、これに基づいてトナー消費にかかるコストを算出できる。
【0044】
請求項8又は17に記載の発明によれば、コンピュータが、画像形成機器に装着可能なカートリッジに対応する持ち運び可能な記録媒体より収容トナー又はインクの価格情報を読み取る。このため、画像形成機器に装着可能なカートリッジに対応する持ち運び可能な記録媒体に記憶された価格情報に基づいてトナー消費にかかるコストを算出できる。
【0045】
請求項9又は18に記載の発明によれば、コンピュータが、トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに付加されたトナー又はインクの識別情報に基づいて、前記画像形成機器が接続されているサーバからトナー又はインクの価格情報を読み出す。このため、サーバに記憶された価格情報に基づいてトナー消費にかかるコストを算出できる。
【0052】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図5に従って説明する。本実施形態は、デジタル複写機に使用するトナーカートリッジに記録媒体を設けてトナーの価格に関する情報を記憶させるものである。本実施形態では、原画はカラーとモノクロの両方があるが、最終的に白黒画像を形成する場合について説明する。
【0053】
図1は、デジタル複写機に使用されるトナーカートリッジ20を示す。トナーカートリッジ20は、円筒形のトナー収容部21を有し、そのトナー収容部21内にトナーを収容している。トナー収容部21は、一端に排出口22が形成されている。また、トナー収容部21は、排出口22側の外周部に回転用ギア23が固着されている。このトナーカートリッジ20が図示しないデジタル複写機に装着されたとき、デジタル複写機内の駆動ギアと該回転用ギア23がかみ合い、トナー補給モード時に駆動されることで、トナーカートリッジ20が回転させられる。この回転により、排出口22からトナー収容部21内に収容したトナーが排出される。
【0054】
前記排出口22と回転用ギア23との間には、記録媒体としてのROMチップ24が取着されている。このROMチップ24には、トナーカートリッジ20に収容したトナーの単位量あたり値段(価格情報Ip)が記憶されている。この価格情報Ipは、本実施形態では工場にてトナーを充填して製品として出荷する際にROMチップ24に書き込まれる。
【0055】
次に、デジタル複写機の電気的構成を図2に示す電気ブロック回路に従って説明する。
図2において、デジタル複写機30は、CPU31、ROM32、RAM33、表示部34、操作部35、スキャナ36、及び印刷機構部37を備え、それぞれバス38を介して接続されている。CPU31は、ROM32に記憶された各種プログラムに従って演算処理を実行する。RAM33は、前記CPU31が演算した演算結果を一時記憶する。表示部34は、本実施形態では、デジタル複写機30の操作パネル上に設けた液晶ディスプレイからなり、CPU31からの制御信号に基づいて各種のメッセージを表示する。操作部35はデジタル複写機30の操作パネル上に設けた各種入力キーから構成され、各種命令や各種モードを設定する際に操作される。スキャナ36は、CPU31からの制御信号に基づいて動作して原画を読み取るようになっていて、その読み取ったデータは画像データとしてRAM33に記憶されるようになっている。印刷機構部37は、CPU31からの制御信号に基づいて動作し、前記RAM33に記憶した画像データに基づいて記録紙に画像を印刷するようになっている。
【0056】
CPU31は、前記トナーカートリッジ20に取着されたROMチップ24と前記バス38を介して接続され、ROMチップ24に記憶された価格情報Ip、すなわち、トナーの単位量あたり値段を入力する。価格情報Ipは、CPU31が、前記画像データに基づいて記録紙に画像を印刷し、その印刷に基づいて課金するための画像形成・課金算出処理を実行する際に利用される。
【0057】
また、CPU31は、トナー不足検出センサ39とバス38を介して接続されている。トナー不足検出センサ39は、前記トナーカートリッジ20に収容されたトナーの量を検出し、収容されているトナーが印刷に支障をきたす量になったときにトナー不足信号をCPU31に出力するようになっている。
【0058】
さらに、CPU31は、カートリッジセット検出センサ40とバス38を介して接続されている。カートリッジセット検出センサ40は、前記トナーカートリッジ20がデジタル複写機30にセットされているかどうかを検出し、セットされていないときにはセットされていない旨の信号をCPU31に出力するようになっている。
【0059】
次に、デジタル複写機30の作用をCPU31の演算処理動作を示す図3のフローチャートに従って説明する。
図3に示すように、ステップS1−1において、CPU31はトナーカートリッジ20がデジタル複写機30にセットされているかどうかをカートリッジセット検出センサ40からの検出信号に基づいて判断する。そして、セットされていない場合(S1−1でNO)、CPU31は、表示部34にトナーカートリッジ20のセットを指示する旨のメッセージを表示させた後(S1−2)、ステップS1−1に戻る。つまり、CPU31はトナーカートリッジ20がデジタル複写機30にセットされるまで印刷動作することなく待機する。
【0060】
トナーカートリッジ20がデジタル複写機30にセットされると(S1−1でYES)、CPU31は、セットされたトナーカートリッジ20に収容されているトナーの量が不足しているかどうかをトナー不足検出センサ39からの検出信号に基づいて判断する(S1−3)。トナーが不足している場合(S1−3でYES)、CPU31は、表示部34にトナーが不足し新しいトナーカートリッジ20の交換を指示する旨のメッセージを表示させた後(S1−4)。ステップS1−1に戻る。
【0061】
一方、トナーが不足していない場合(S1−3でNO)、CPU31は同トナーカートリッジ20に取着したROMチップ24に記憶された価格情報Ipを読み出す(S1−5)。CPU31は、価格情報IpがROMチップ24から読み出されたかどうかを判断する(S1−6)。そして、例えば、トナーカートリッジ20にROMチップ24が取着されていなかったり、ROMチップ24に価格情報Ipが記録されていなかったりして価格情報Ipが読み出されなかった場合(S1−6でNO)、CPU31は、ステップS1−7に移る。ステップS1−7において、CPU31は、表示部34に価格情報Ipを記録したROMチップ24を取着したトナーカートリッジ20の交換を指示する旨のメッセージを表示させる。そして、CPU31は、ステップS1−1に戻る。
【0062】
ROMチップ24から価格情報Ipが読み出された場合(S1−6でYES)、CPU31は印刷モードとなり(S1−8)、操作部35のスタートキーの操作を待つ。スタートキーが操作されると(S1−9でYES)、CPU31は、画像形成・課金算出処理を実行する(S1−10)。
【0063】
図4は、画像形成・課金算出処理の詳細を説明するためのフローチャートを示す。図4において、CPU31は、スタートキーが操作されると、スキャナ36が原画を読み取り、そのデータをRAM33に記憶させ、印刷機構部37を制御して、そのRAM33に記憶した画像データを使って記録紙に画像を印刷する(S2−1)。このとき、CPU31は、画像データに基づいてドット数を計数する(S2−2)。なお、画像の形成は、ドットを印刷することによって行われる。そして、画像をより高精度に再現するために、ドットの形状の円形と楕円形(図5(a))を組み合わせたり、大小の円形ドット(図5(b))を組み合わせたりといったドット制御が行われる。このため、CPU31は、ドット数を計数する際に、ドットの形状又は大小による種類毎にその数を計数する。一方、このドットの種類毎の1ドットの面積は、予め求められ、ROM32に記録されている。そして、CPU31は、計数した種類毎にドット数とそのドットの1ドットの面積との積を計算し、それらを合計することにより、ドット面積を算出する(S2−3)。次に、CPU31は、このドット面積とROM32に記録されたドット単位面積あたりのトナー消費量との積を計算することにより、トナー消費量を算出する(S2−4)。そして、CPU31は、このトナー消費量と前述のようにRAM33に記録された価格情報Ipとの積を計算することにより、課金を算出し(S2−5)、画像形成・課金算出処理を終了し、ステップS1−11に移る。
【0064】
そして、ステップS1−11において、前記トナー不足検出センサ39によるトナー不足信号がCPU31に入力されたとCPU31が判断するまで、印刷モードのまま処理を行う。すなわち、CPU31は、トナーが不足するまで、前述のステップS1−9及びステップS1−10の処理、すなわち、スタートキーの入力に従って、画像形成・課金算出処理を実行する処理を繰返す。
【0065】
そして、画像形成・課金算出処理の実行に伴い、トナーが消費され、トナー不足検出センサ39がトナー不足を検出すると、トナー不足検出センサ39は、トナー不足信号をCPU31に出力する。CPU31は、トナー不足信号が入力されると(S1−11でYES)、表示部34にトナーが不足した旨のトナーエンド警告を表示させる(S1−12)。そして、CPU31は、印刷不可モードに移行するとともに、ROMチップ24の価格情報Ipを削除した後(S1−13)、表示部34にトナーカートリッジ20の交換を指示する旨のメッセージを表示させる。(S1−14)。この価格情報Ipを削除するのは、間違って異なる価格のトナーを再充填し、誤った課金を算出するのを予め防止することが目的である。
【0066】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、トナーカートリッジ20の外面にトナーの価格に関する価格情報Ipを記録したROMチップ24を装着し、この価格情報を取り込み、RAM33に記録する。このため、課金の算出に、このようにしてRAM33に記録した価格情報Ipを用いることができる。
【0067】
(2)上記実施形態では、トナーカートリッジ20をセットしたとき、ROMチップ24に記録した価格情報Ip取り込み、RAM33に記録する。このため、トナーカートリッジ20をセットする際に価格情報Ipを取り込むことができ、いちいちトナーの価格情報を入力する作業をする必要がない。
【0068】
(3)上記実施形態では、ドットの形状の円形と楕円形との組み合わや大小の円形ドットの組み合わせによるドット制御が行われる場合に、ドットの種類毎にドット数を求め、これに基づいてドット面積を求めた。このため、異なる形状や大きさのドットの組み合わせにより画像形成が行われる場合にも、ドット面積を正確に求めることができ、正確な課金を算出できる。
【0069】
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図6〜図8に従って説明する。本実施形態では、上記第1の実施形態と同様に白黒画像を形成する場合について説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態のトナーカートリッジのようにトナー等の容器が本体に着脱可能なものとは異なり、本体にトナー容器等が基本的に固定されており、消耗品であるトナーが機外から補充されるというタイプの複写機に関するものである。従って、本体にトナー容器等が基本的に固定されているため、第1の実施形態のようにトナーカートリッジに装着したROMチップに価格情報を記憶して、トナーカートリッジを本体に装着後に、本体で読み取ることはできない。そこで、本実施形態では、新たなトナーを本体に固定されたトナー容器に補充することになるが、このとき、そのトナーの価格情報を以下のようにして、複写機本体の記憶手段に取り込むことになる。
【0070】
図6は、本実施形態のプロセスカートリッジ50を示す。プロセスカートリッジ50は、基本的に複写機本体に固定されているものであり、このプロセスカートリッジ50にトナーが補充されるようになっている。このプロセスカートリッジ50は、側面に記録媒体挿入部51を備えている。そして、この記録媒体挿入部51に価格情報Ipを記録した持ち運び可能な記録媒体52を挿入することにより、価格情報Ipが読み込まれるようになっている。なお、この持ち運び可能な記録媒体52は、対応する補充用のトナーの容器に着脱自在に取り付けるか同梱しておく。なお、画像形成部がプロセスカートリッジ化されているものについて説明したが、これに限定されるものではなく、持ち運び可能な記録媒体52を複写機本体にセットできるように構成すればよい。
【0071】
次に、本実施形態のデジタル複写機の電気的構成を図7に示す電気ブロック回路に従って説明する。
図7に示すように、本実施形態の複写機の電気的構成は、前記第1の実施形態のカートリッジセット検出センサ40とROMチップ24とを備えていない点、及び、持ち運び可能な記録媒体52を備えている点以外は、前記第1の実施形態と同様である。CPU31は、前記記録媒体52が記録媒体挿入部51に挿入されると、前記記録媒体52と前記バス38を介して接続され、前記記録媒体52に記憶された価格情報Ip、すなわち、トナーの単位量あたり値段を読み取り、RAM33に記憶するようになっている。価格情報Ipは、CPU31が、この前記画像データに基づいて記録紙に画像を印刷し、その印刷に基づいて課金するための画像形成・課金算出処理を実行する際に利用される。
【0072】
次に、本実施形態のデジタル複写機30の作用をCPU31の演算処理動作を示す図8のフローチャートに従って説明する。
図8に示すように、ステップS3−1において、CPU31は、印刷モードかどうかを判断する。なお、印刷モードかどうかは、CPU31に記憶されるフラグの値により判断され、このフラグは、電源が切られた場合も、保存されるようになっている。今、印刷モードでない(印刷不可モードである)場合(S3−1でNO)、CPU31は、トナーが充分にあるか不足しているかどうかを、トナー不足検出センサ39のトナー補充信号に基づいて判断する(S3−2)。トナーが補充されていない場合(S3−2でNO)、CPU31は、表示部34にトナーの補充を指示する旨のメッセージを表示させた後(S3−3)、ステップS3−2に戻る。
【0073】
前記トナー補充信号により、トナーが補充されたと判断すると(S3−2でYES)、CPU31は、前記記録媒体52に記録された価格情報Ipの読み込を行う。CPU31が前記記録媒体52から価格情報Ipを読み取れなかった場合(S3−4でNO)、CPU31は、表示部34に前記記録媒体52の記録媒体挿入部51への挿入を指示する旨のメッセージを表示させた後(S3−5)、ステップS3−4に戻る。つまり、CPU31は、前記記録媒体52が記録媒体挿入部51に挿入されるまで印刷動作することなく待機する。一方、CPU31が前記記録媒体52から価格情報Ipを読み取った場合(S3−4でYES)、CPU31は、この価格情報IpをRAM33に記録する(S3−6)。次に、CPU31は、前記記録媒体52に記憶された価格情報Ipを削除した後(S3−7)、印刷モードに移行して(S3−8)、操作部35のスタートキーの操作を待つ。このようにしてデジタル複写機30は、印刷モードとなり、この状態でスタートキーが操作されると、以下のようにして画像の印刷を行う。
【0074】
スタートキーが操作されると(S3−9でYES)、CPU31は、画像形成・課金算出処理を実行する(S3−10)。なお、この画像形成・課金算出処理は、前記第1の実施形態の場合と同様に行われる。そして、ステップS3−11において、前記トナー不足検出センサ39によるトナー不足信号がCPU31に入力されたとCPU31が判断するまで、印刷モードのまま処理を行う。すなわち、CPU31は、前述のステップS3−9及びステップS3−10の処理、すなわち、スタートキーの入力に従って、画像形成・課金算出処理を実行する処理を繰返す。
【0075】
そして、画像形成・課金算出処理の実行に伴い、トナーが消費され、トナー不足検出センサ39がトナー不足を検出すると、トナー不足検出センサ39は、トナー不足信号をCPU31に出力する。CPU31は、トナー不足信号が入力されると(S3−11でYES)、表示部34にトナーが不足し新しいトナーカートリッジ20の交換を指示する旨のメッセージを表示させる(S3−12)。そして、CPU31は、印刷不可モードに移行し(S3−13)、RAM33の価格情報Ipを削除する(S3−14)。この価格情報Ipの削除の理由は、上述の第1の実施形態の場合と同様である。新しいトナーの補充を行う場合は、前記価格情報Ipが削除された持ち運び可能な記録媒体52を新しい持ち運び可能な記録媒体52と交換しなければならない。古い持ち運び可能な記録媒体52は、空になったトナー容器と一緒にメーカーに返却、又は、送り返される。メーカーでは、これらを再利用する。
【0076】
以上、本実施形態によれば、上記の効果(3)に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(4)上記実施形態では、持ち運び可能な記録媒体52をプロセスカートリッジ50の記録媒体挿入部51に挿入することにより、持ち運び可能な記録媒体52に記録された価格情報Ipを取り込む。このため、デジタル複写機30に感光体やトナー容器などが基本的に固定されており、消耗品であるトナーが機外から補給される場合に、価格情報Ipを取り込むことができる。
【0077】
(5)上記実施形態では、CPU31は、価格情報Ipを持ち運び可能な記録媒体52から取り込んでRAM33に記録するまでは、印刷不可モードとする。このため、別の価格のトナーやインクを入れたのに従前の価格で課金されるといったことが生じるのを防止できる。
【0078】
(6)上記実施形態では、CPU31は、価格情報Ipを持ち運び可能な記録媒体52から取り込むと、持ち運び可能な記録媒体52の価格情報Ipを削除する。このため、使用済みの持ち運び可能な記録媒体52からは価格情報Ipが削除されるため、使用済みの持ち運び可能な記録媒体52により間違った価格情報IpがRAM33に記録されるのを防ぐことができる。
【0079】
(第3の実施形態)
以下、本発明を具体化した第3の実施形態を図3、図9、図10に従って説明する。本実施形態は、カラーレーザープリンタにてカラー画像を形成する場合について説明する。カラー画像を形成するためには、色分解された画像毎に少なくとも3色のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン)が必要になる。最も一般的なものはブラックを含め4色である。本実施形態では、前記4色のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック)を使用する場合について説明する。
【0080】
本実施形態のカラーレーザープリンタは、色毎にトナーカートリッジを備えている。このトナーカートリッジには、各々イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが収容されている。そして、この色毎のトナーカートリッジには、前記第1の実施形態と同様に、記録媒体としてのROMチップ24y,24m,24c,24b(図9参照)が取着されている。これらのROMチップ24y,24m,24c,24bには、対応するトナーカートリッジに収容したトナーの単位量あたり値段(価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipb)が記憶されている。この価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbは、本実施形態では工場にてトナーを充填して製品として出荷する際にROMチップ24y,24m,24c,24bに書き込まれる。
【0081】
次に、本実施形態のカラーレーザープリンタの電気的構成を図9に示す電気ブロック回路に従って説明する。
図9において、カラーレーザープリンタ60は、CPU61、ROM62、RAM63、表示部64、操作部65、I/O66、及び印刷機構部67を備え、それぞれバス68を介して接続されている。CPU61は、ROM62に記憶された各種プログラムに従って演算処理を実行する。RAM63は、前記CPU61が演算した演算結果を一時記憶する。表示部64は、本実施形態では、カラーレーザープリンタ60の操作パネル上に設けた液晶ディスプレイからなり、CPU61からの制御信号に基づいて各種のメッセージを表示する。操作部65はカラーレーザープリンタ60の操作パネル上に設けた各種入力キーから構成され、各種命令や各種モードを設定する際に操作される。I/O66は、外部装置71との通信を制御し、CPU61は、外部装置71から送信される画像データをI/O66を介して受信し、その画像データをRAM63に記録する。印刷機構部67は、CPU61からの制御信号に基づいて動作し、前記RAM63に記憶した画像データに基づいて記録紙に画像を印刷するようになっている。
【0082】
CPU61は、前記各色毎のトナーカートリッジに取着されたイエロー用、マゼンタ用、シアン用及びブラック用のROMチップ24y,24m,24c,24bと前記バス68を介してそれぞれ接続され、各ROMチップ24y,24m,24c,24bに記憶された価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipb、すなわち、トナーの単位量あたり値段を入力する。イエロー用、マゼンタ用、シアン用及びブラック用の価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbは、CPU61が、前記画像データに基づいて記録紙に画像を印刷し、その印刷に基づいて課金するための画像形成・課金算出処理を実行する際にそれぞれ利用される。
【0083】
また、CPU61には、前記各色毎のトナーカートリッジに対応する各トナー不足検出センサ69がバス68を介してそれぞれ接続されている。各トナー不足検出センサ69は、それぞれ対応するトナーカートリッジに収容されたトナーの量をそれぞれ検出し、収容されているトナーが印刷に支障をきたす量になったときにトナー不足信号をCPU61にそれぞれ出力するようになっている。
【0084】
さらに、CPU61には、前記各トナーカートリッジに対応する各カートリッジセット検出センサ70がバス68を介してそれぞれ接続されている。各カートリッジセット検出センサ70は、前記各トナーカートリッジがカラーレーザープリンタ60にセットされているかどうかをそれぞれ検出し、セットされていないときにはセットされていない旨の信号をCPU61にそれぞれ出力するようになっている。
【0085】
次に、カラーレーザープリンタ60の作用を説明する。なお、本実施形態では、トナーカートリッジが4個ある点が前記第1の実施形態と相違するのみなので、説明の便宜上、図3のフローチャートに従ってCPU61の演算処理動作を説明する。
【0086】
図3に示すように、ステップS1−1において、CPU61は各トナーカートリッジがカラーレーザープリンタ60にセットされているかどうかを各カートリッジセット検出センサ70からの検出信号に基づいて判断する。そして、セットされていない場合(S1−1でNO)、CPU61は、表示部64にトナーカートリッジのセットを指示する旨のメッセージを表示させた後(S1−2)、ステップS1−1に戻る。つまり、CPU61は各トナーカートリッジがカラーレーザープリンタ60にセットされるまで印刷動作することなく待機する。
【0087】
各トナーカートリッジがカラーレーザープリンタ60にセットされると(S1−1でYES)、CPU61は、セットされた各トナーカートリッジ20に収容されているトナーの量が不足しているかどうかを各トナー不足検出センサ69からの検出信号に基づいて判断する(S1−3)。トナーが不足している場合(S1−3でYES)、CPU61は、表示部64にトナーが不足し新しいトナーカートリッジの交換を指示する旨のメッセージを表示させた後(S1−4)。ステップS1−1に戻る。
【0088】
一方、トナーが不足していない場合(S1−3でNO)、CPU61は各トナーカートリッジに取着した各ROMチップ24y,24m,24c,24bに記憶された価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを読み出す(S1−5)。CPU61は、各価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbが各ROMチップ24y,24m,24c,24bから読み出されたかどうかを判断する(S1−6)。そして、例えば、各トナーカートリッジにROMチップ24y,24m,24c,24bが取着されていなかったり、ROMチップ24y,24m,24c,24bに価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbが記録されていなかったりして価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbが読み出されなかった場合(S1−6でNO)、CPU61は、ステップS1−7に移る。ステップS1−7において、CPU61は、表示部64に価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを各々記憶させたROMチップ24y,24m,24c,24bを取着したトナーカートリッジの交換を指示する旨のメッセージを表示させる。そして、CPU61は、ステップS1−1に戻る。
【0089】
すべてのROMチップ24y,24m,24c,24bから価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbが読み出された場合(S1−6でYES)、CPU61は印刷モードとなり(S1−8)、操作部65のスタートキーの操作を待つ。スタートキーが操作されると(S1−9でYES)、CPU61は、画像形成・課金算出処理を実行する(S1−10)。
【0090】
図10は、本実施形態の画像形成・課金算出処理の詳細を説明するためのフローチャートを示す。図10に示すように、CPU61は、入力された画像データを3色毎の画像データに色分解し(S4−1)、印刷機構部67のレーザー書き込み光学系にドット画像データとして出力し、画像の書き込みを行う(S4−2)。この際、CPU61は、色毎、ドットの種類毎のドット数を計数する(S4−3)。そして、CPU61は、この色毎、ドットの種類毎のドット数に基づいて、色毎に各ドットの面積を合計して、色毎のドット面積を計算する(S4−4)。ここで、色毎のドット面積として、イエロードット画像の面積Ay、マゼンタドット画像の面積Am、シアンドット画像の面積Ac及びブラックドット画像面積Abが得られたものとする。一方、色毎のドット単位面積あたりのトナー消費量Uty,Utm,Utc,Utbを予めROM62に記憶させておく。そして、色毎のドット単位面積あたりのトナー消費量Uty,Utm,Utc,Utbと色毎のドット面積Ay,Am,Ac,Abとの積を色毎に各々計算することにより、色毎のトナー消費量Ty,Tm,Tc,Tbを算出する(S4−5)。そして、CPU61は、この色毎のトナー消費量Ty,Tm,Tc,TbとRAM63に記憶された色毎の価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbとの積を色毎に各々算出することにより、色毎のトナー消費量に基づく課金(変動部分)Vpy,Vpm,Vpc,Vpbの算出する(S4−5)。
【0091】
つまり、CPU61は、(Vpy=イエロードット画像のトナー消費量Ty×イエロートナーの価格情報Ipy)、(Vpm=マゼンタドット画像のトナー消費量Tm×マゼンタトナーの価格情報Ipm)、(Vpc=シアンドット画像のトナー消費量Tc×シアントナーの価格情報Ipc)、(Vpb=ブラックドットのトナー消費量Tb×ブラックトナーの価格情報Ipb)によりトナーの色毎の課金(変動部分)Vpy,Vpm,Vpc,Vpbを算出する。そして、CPU61は、1枚あたりのトナー部分の課金(変動部分)Vpとして、これらの合計を求める。すなわち、CPU61は、(トナー部分の課金(変動部分)Vp=Vpy+Vpm+Vpc+Vpb)により、トナー部分の課金(変動部分)Vpを求める。(S4−6)。そして、CPU61は、印刷した枚数分の課金(変動部分)Vpの合計Svpを算出する(S4−7)。
【0092】
ところで、今までの説明はトナーやインクの直接の値段を計算したが、実際印刷には、機器の使用にかかるコストやメンテナンス費用がプリント1枚毎に発生している。例えば、これらのコストやメンテナンス費用には、感光体、現像ローラ、定着ローラ等の磨耗や消耗などのメンテナンス及びジャムなどの故障時のサービスチャージ部分の用紙1枚あたりのコスト等が含まれる。CPU61は、それらをプリント1枚毎に割り振り、転嫁する。すなわち、CPU61は、前記コストやメンテナンス費用に係る1枚あたりの予め定められた課金(固定部分)Cpを求める(S4−8)。そして、CPU61は、前記固定部分の課金Cpの枚数分の合計Scpを算出する(S4−9)。そして、CPU61は、前記枚数分の固定部分の課金Scpと前記枚数分の変動部分の課金Svpとの合計の課金Sp(Scp+Svp)を算出する(S4−10)。そして、プリント終了後に算出した合計の課金Spを表示部64に表示させ(S4−11)、画像形成・課金算出処理を終了してステップS1−11に移る。なお、同一の原画から複数枚のプリントを行う、いわゆる「リピートプリント」の場合には、最初の1枚目の課金Spにリピート枚数を乗じて合計の課金を求めることもできる。
【0093】
ステップS1−11において、CPU61は、前記各トナー不足検出センサ69の少なくともいずれか1つからトナー不足信号がCPU61に入力されているかどうかを判断する。そして、CPU61は、トナー不足信号が入力されるまで、印刷モードのまま、前述のステップS1−9及びステップS1−10の処理、すなわち、スタートキーの入力に従って、画像形成・課金算出処理を実行する処理を繰返す。
【0094】
そして、画像形成・課金算出処理の実行に伴い、各色のトナーが消費され、各トナー不足検出センサ69のいずれか1つがトナー不足を検出すると、そのトナー不足を検出したトナー不足検出センサ69は、トナー不足信号をCPU61に出力する。CPU61は、トナー不足信号が入力されると(S1−11でYES)、印刷不可モードに移行し、表示部64にトナー不足を検出した色についてトナーが不足した旨のトナーエンド警告を表示させる(S1−12)。そして、CPU61は、トナーが不足した色についてROMチップの価格情報を削除する(S1−13)。例えば、イエローのトナーが不足した場合、イエロー用のROMチップ24yの価格情報Ipyを削除する。そして、CPU61は、表示部64にトナーが不足した色についてトナーカートリッジの交換を指示する旨のメッセージを表示させる。(S1−14)。
【0095】
なお、ユーザは、予めどのくらいの課金になるのかを知りたい場合には、パソコン等の外部装置71上で、「コスト見積もり」指示を入力する。外部装置71は、接続されたカラーレーザープリンタ60に「コスト見積もり」指示を出力して画像データを出力する。CPU61は、この「コスト見積もり」指示に応じて、価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbと入力された画像データとに基づいて、印刷を実行する前に課金Spの算出を行い、表示部64に表示させる。つまり、この場合、CPU61は、前記画像形成・課金算出処理において、画像の書き込み(S4−2)のみを除いた処理を行って、課金の算出を行い、課金Spを表示部64に表示させる。コスト見積もりの場合には、「カラープリント」、「モノクロプリント」、「縮小プリント」等、プリントモードを指定させるように選択させることもできる。
【0096】
以上、本実施形態によれば、上記の効果(1)〜(3)に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(7)上記実施形態では、CPU61は、色毎にドット面積を計算し、これに基づいて色毎のトナー消費量に基づく課金を算出して、全色のトナー消費量に基づく課金を算出する。このため、このため、色毎のトナー消費量と色毎のトナーの製造原価とに応じて、課金の算出を行うことができる。
【0097】
(8)上記実施形態では、複数の原稿をカラープリントした場合、CPU61は、1枚毎に課金を算出した後、合計の課金を算出し、プリント終了後に合計の課金を表示部64に表示させる。このため、ユーザに、合計の課金を容易に確認させることができる。
【0098】
(9)上記実施形態では、外部装置71が、「コスト見積もり」指示と画像データとを出力すると、CPU61は、この「コスト見積もり」指示に応じて、価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbと入力された画像データとに基づいて、1枚毎の課金の算出を行う。このため、実際に印刷を行う前に、ユーザに課金を確認させることができる。そして、それによって、例えば、カラー画像では値段が高いので、モノクロプリントに切り換えるなどユーザの望む方を自由に選択させることが出来る。
【0099】
(10)上記実施形態では、トナーの消費用に基づく変動部分の課金に加えて、機器の使用にかかるコストやメンテナンス費用に基づく固定部分の課金を求める。このため、機器の使用等に対して、課金を請求できる。
【0100】
(第4の実施形態)
以下、本発明を具体化した第4の実施形態を図11〜図13に従って説明する。本実施形態は、価格情報管理するWebサーバに備えた価格情報記憶手段に価格情報を記憶させ、プリンタから前記Webサーバにアクセスすることにより、価格情報を取得する。
【0101】
図11に示すように、本実施形態では、カラーレーザープリンタ60は、インターネットIを介して価格情報管理するWebサーバ(以下、価格情報管理サーバという)80と接続されている。価格情報管理サーバ80は価格情報記憶部81を備えている。図12に示すように、この価格情報記憶部81は、トナー識別情報毎にトナー別価格情報810を記憶している。トナー別価格情報810は、本実施形態では、トナー識別情報及び価格情報により構成されている。一方、カラーレーザープリンタ60のCPU61は、インターネットIを介する通信を制御するI/O72により、インターネットIを介して価格情報管理サーバ80と接続されている。なお、本実施形態におけるカラーレーザープリンタ60の電気的構成は、I/O72を備えている他は、前記第3の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0102】
本実施形態では、前記第3の実施形態と同様に、色毎のトナーカートリッジに、記録媒体としてのROMチップ24y,24m,24c,24bが取着されている。これらのROMチップ24y,24m,24c,24bには、前記第3の実施形態と相違して、トナーカートリッジに収容したトナーのトナー識別情報Idy,Idm,Idc,Idbが記憶されている。これらのトナー識別情報Idy,Idm,Idc,Idbは、本実施形態では工場にてトナーを充填して製品として出荷する際にROMチップ24y,24m,24c,24bに書き込まれる。
【0103】
本実施形態では、前記第3の実施形態と同様に、図3のフローチャートに従って、演算処理動作を行う。なお、ステップS1−5、S1−6において、価格情報の読み取りを行う代わりに、ここでは、トナー識別情報Idy,Idm,Idc,Idbの読み取りを行う。そして、画像形成・課金算出処理(S1−10)において、CPU61は、図13のフローチャートに従って、価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを取得し、それを用いて課金の算出を行う。
【0104】
図13に示すように、カラーレーザープリンタ60のCPU61は、RAM63からトナー識別情報を読出し、I/O72を介して価格情報管理サーバ80に送信する(S5−1)。価格情報管理サーバ80は、これを受信すると、価格情報記憶部81からトナー識別情報に基づいて価格情報を抽出し(S5−2)、その価格情報とトナー識別情報とをカラーレーザープリンタ60に送信する(S5−3)。CPU61は、これを受信すると、受信した価格情報をトナー識別情報と関連付けてRAM63に記録する(S5−4)。
【0105】
そして、前記第3の実施形態と同様に図10に従って画像形成・課金算出処理を行い、課金算出の際には、価格情報管理サーバ80から取得した価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを用いる。
【0106】
以上、本実施形態によれば、上記の効果(3)、(7)〜(10)に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(11)上記実施形態では、各トナーカートリッジの外面にトナー識別情報Idy,Idm,Idc,Idbを記録した24y,24m,24c,24bを装着し、このトナーの識別情報Idy,Idm,Idc,Idbを取り込み、RAM63に記録する。そして、このトナー識別情報Idy,Idm,Idc,Idbを価格情報管理サーバ80に送信して、価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを取得し、RAM63に記録する。このため、課金の算出に、このようにしてRAM63に記録した価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを用いることができる。
【0107】
(12)上記実施形態では、カラーレーザープリンタ60は、画像形成・課金計算処理を行う際にトナー識別情報Idy,Idm,Idc,Idbを価格情報管理サーバ80に送信し、価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを取得する。このため、最新の価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbに基づいて課金の算出を行うことができる。
【0108】
(第5の実施形態)
以下、本発明を具体化した第5の実施形態を図14に従って説明する。本実施形態は、本発明にかかるトナーカートリッジのトナー再充填に関するものである。トナーを使い終えたトナーカートリッジは、メーカーによって回収され、再度新しいトナーを充填して再利用されることになる。この場合、例えば、第1の実施形態に示す価格情報を記憶した記録媒体としてのROMチップ24を有するトナーカートリッジ20について、以下のような行程で、トナーを再充填する。
【0109】
トナーの再充填を行う工場においては、まず、回収されたカートリッジのトナー充填口(排出口22)を開く。次に、トナー容器の内部を洗浄し、必要に応じて乾燥させる(空気洗浄なら乾燥は不要)。次に、図14に示すように、トナー充填口を上にしてトナー充填装置90をトナー充填口から挿入し、トナー充填用ノズル91を介してトナーを充填する。そして、充填後、トナー充填装置90をトナー充填口から取り出し、トナー充填口を塞ぐ。そして、トナーカートリッジ20に取り付けられたROMチップ24に、充填したトナーの価格情報Ipを記録する。
【0110】
なお、トナーの再充填時には、今まで入っていたトナーと全く同じトナーが充填されるとは限らない。例えば、特定の機種向けの黒トナーであっても、処方の変更等によりトナー製造番号が変更されることもあり、それに応じて価格情報Ipが変動することもある。
【0111】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(13)上記実施形態では、トナーカートリッジ20にトナーを再充填する際に、充填されたトナーの価格情報IpをROMチップ24に記録する。このため、トナーの再充填時に、今まで入っていたトナーとは異なる処方のトナーが充填される場合に、新たに充填されるトナーの価格情報IpをROMチップ24に記録できる。
【0112】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 上記第1及び第3の実施形態では、ROMチップ24、24y,24m,24c,24bに価格情報Ip,Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを記憶させたが、各色毎のトナーカートリッジの外壁の所定部分に価格情報を示すバーコードが印刷された紙を貼り付けてもよい。また、書き換え可能な部材をトナーカートリッジに一体形成して、そこに価格情報Ip,Ipy,Ipm,Ipc,Ipbをバーコード形式で書き込んでもよい。このようにすることで、製造工程を簡略化できる。また、空になったカートリッジを回収して、新たなトナーを再充填して出荷するときに、別のトナーの異なる値段を書きこむことが可能となり、製造段階での工程を簡素化でき、コストダウンに貢献できる。
【0113】
・ 上記第1の実施形態では、CPU31は、トナーカートリッジ20をデジタル複写機30にセットしたとき、ROMチップ24に記録された価格情報IpをRAM33に記録した。これに代えて、課金を行う際に、ROMチップ24から価格情報を読み込んでもよい。
【0114】
・ 上記第1の実施形態では、トナーカートリッジ20に価格情報Ipを記憶させたROMチップ24を装着させた。これに代えて、感光体やトナーを内蔵したプロセスカートリッジに価格情報Ipを記憶させたROMチップを装着させてもよい。このようにすることで、プロセスカートリッジにおいても、同様な方法で課金に必要な価格情報を複写機本体に取りこむことができる。
【0115】
・ 上記第1及び第2の実施形態では、デジタル複写機に具体化したが、レーザプリンタ、インクジェットプリンタに具体化してもよい。この場合、パソコンやサーバからネットワーク(有線、無線)を介して送信された画像データを一旦RAM33に蓄積し、そこから印刷に必要な画像のドットデータに変換して出力するが、そのドット面積を計算すればよい。
【0116】
・ 上記第1及び第2の実施形態では、デジタル複写機に具体化したが、インクジェットプリントヘッドを備えた複写機に具体化してもよい。
・ 上記第2の実施形態では、持ち運び可能な記録媒体52に価格情報Ipを記憶させたが、トナーやインクの容器に価格情報Ipを示すバーコードラベルを貼ってもよい。そして、それをデジタル複写機30に接続されたバーコードリーダで読み込ませてその価格情報IpをCPU31に取り込んでもよい。
【0117】
・ 上記第2の実施形態では、持ち運び可能な記録媒体52に価格情報Ipを記憶させたが、トナーやインクの情報をコード化し、容器につけられたコード情報をデジタル複写機30の操作部35から入力させてもよい。この場合、ユーザには価格が分からない状態で入力させてもよい。このようにすることで、ユーザの手間がかかるが価格情報入力の為の装置が不要になるのでコストを抑えることができる。
【0118】
・ 上記第3の実施形態では、CPU61が「コスト見積もり」指示に応じて、価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbと入力された画像データとに基づいて、課金の算出を行った。これに代えて、サーバを利用してコストの見積もりを行ってもよい。すなわち、価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを記憶した記憶手段を備えたサーバに外部装置71から画像データと「コスト見積もり」指示とを送信し、前記サーバにおいて、課金の算出を行ってもよい。
【0119】
・ 上記第3の実施形態では、色毎にトナーカートリッジを有しており、各々価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを記録したROMチップ24y,24m,24c,24bを装着させた。これに代えて、カラーインクジェットプリンタのように、インクの色毎にカートリッジを持たず全色を1つのカセットに容れている場合、全色を容れたカセットに色毎のインクの価格情報を記憶したROMチップを1個装着してもよい。そして、カートリッジが取り替えられた際に、全ての情報をRAM63に取り込むようにしてもよい。このようにすることで、例えば、3色のインク容器をセットで販売しているような場合にも、色毎のインク資料量に見合った課金が実現できる。
【0120】
・ 上記第3の実施形態では、色毎にトナーカートリッジを有しており、各々価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを記録したROMチップ24y,24m,24c,24bを装着させた。これに代えて、カラーインクジェットプリンタのように、インクの色毎にカートリッジを持たず全色を1つのカセットに容れている場合、全色を容れたカセットに1つの価格情報を記憶したROMチップを1個装着してもよい。このようにすることで、全色が同一金額である場合に、容易に課金の算出を行うことができる。
【0121】
・ 上記第3及び第4の実施形態では、レーザープリンタに具体化したが、インクジェットプリンタ、複写機に応用してもよい。
複写機に応用する場合、原稿をプラン上において(カラー複写機の場合)印刷を行う前に複写機に備えられた「コスト見積もり」ボタンを押すと、スキャナが読み取りを行い、読み取られた画像データに基づいて課金を算出してもよい。
【0122】
・ 上記第3の実施形態では、1枚毎に課金を算出し、1回のトランザクションで複数枚の印刷を行う場合には、トランザクション毎に課金を請求し、精算した。これに代えて、複数回のトランザクションに対する課金の合計を算出し、まとめて請求及び清算を行ってもよい(例えば、月次)。例えば、前記変動部分については、上述のように算出して記憶しておき、前記固定部分の課金については、月次で総プリント枚数に基づいて一括して算出してもよい。そして、月次で変動部分と固定部分とを合計して課金を算出してもよい。また、固定部分の課金のみ、まとめて請求及び清算を行ってもよい。さらに、顧客の希望により、現時点での課金の総計を知りたい場合には、操作ボタン(開示せず)の操作により、カラーレーザープリンタ本体の記憶手段から、現時点での総課金を表示パネル上に表示させるか、その情報をプリントさせてもよい。
【0123】
・ 上記第4の実施形態では、ROMチップ24y,24m,24c,24bにトナー識別情報を記憶させたが、トナーカートリッジの外壁の所定部分にトナー識別情報Idy,Idm,Idc,Idbを示すバーコードが印刷された紙を貼り付けてもよい。また、書き換え可能な部材をトナーカートリッジに一体形成して、そこにトナー識別情報Idy,Idm,Idc,Idbをバーコード形式で書き込んでもよい。このようにすることで、製造工程を簡略化できる。また、空になったカートリッジを回収して、新たなトナーを再充填して出荷するときに、別のトナーの異なる値段を書きこむことが可能となり、製造段階での工程を簡素化でき、コストダウンに貢献できる。
【0124】
・ 上記第4の実施形態では、各色毎のトナーカートリッジをカラーレーザープリンタ60にセットしたとき、CPU61は、ROMチップ24y,24m,24c,24bに記録されたトナー識別情報をRAM63に記録した。これに代えて、課金を行う際に、ROMチップ24y,24m,24c,24bからトナー識別情報Idy,Idm,Idc,Idbを読み込んでもよい。
【0125】
・ 上記第4の実施形態では、各色毎のトナーカートリッジにトナー識別情報Idy,Idm,Idc,Idbを記録したROMチップ24y,24m,24c,24bを各々装着させた。これに代えて、感光体やトナーを内蔵したプロセスカートリッジに識別情報を記憶させたROMチップを装着させてもよい。このようにすることで、プロセスカートリッジにおいても、同様な方法で識別情報を複写機本体に取り込むことができる。
【0126】
・ 上記第4の実施形態では、CPU61は、カラーレーザープリンタ60の運転の際に、トナー識別情報Idy,Idm,Idc,IdbをRAM63から読み出し、価格情報管理サーバ80に送信して、価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを取得した。これに代えて、トナー識別情報Idy,Idm,Idc,IdbをROMチップ24y,24m,24c,24bからRAM63にダウンロードした際に、そのトナー識別情報Idy,Idm,Idc,Idbを価格情報管理サーバ80に送信して価格情報Ipy,Ipm,Ipc,Ipbを取得し、RAM63に記憶してもよい。このようにすることで、価格情報管理サーバ80へのアクセス回数を減らし、通信コストを削減できる。また、トナーの購入時の価格で課金を算出できる。
【0127】
・ 上記第4の実施形態では、カラーレーザープリンタ60と価格情報管理サーバ80とをインターネットIで接続したが、専用線、公衆回線、イントラネットやエクストラネット(広域エリアネットワーク)を用いてもよい。
【0128】
・ 上記第5の実施形態では、ROMチップ24に価格情報Ipを記憶させたが、トナーカートリッジ20の外壁の所定部分に価格情報Ipを示すバーコードが印刷された紙を貼り付けてもよい。また、書き換え可能な部材をトナーカートリッジに一体形成して、そこに価格情報Ipをバーコード形式で書き込んでもよい。
【0129】
・ 上記第5の実施形態では、ROMチップ24に価格情報Ipを記録したが、ROMチップ24には、トナー識別情報(例えば、トナーの製造番号、製造年月日、製造地等)を記録してもよい。そして、上記第4の実施形態のように、このトナー識別情報に基づいてインターネットIを介して価格情報管理サーバ80から価格情報Ipを取得するようにしてもよい。
【0130】
・ 上記第5の実施形態では、1色のトナーを有するトナーカートリッジ20に装着されたROMチップ24に価格情報Ipを記録したが、インクを有するカートリッジや複数の色のトナー又はインクを有するカートリッジに装着されたROMチップにこれらの情報を記録してもよい。
【0131】
・ 上記第5の実施形態では、トナーカートリッジ20に価格情報Ipを記憶させたROMチップ24を装着させた。これに代えて、プロセスカートリッジに価格情報Ipを記憶させたROMチップを装着させてもよい。このようにすることで、プロセスカートリッジにおいても、同様な方法で課金に必要な価格情報Ipを取りこむことができる。
【0132】
・ 上記第5の実施形態では、CPU31は、トナーエンド警告後、トナーカートリッジ20に装着されたROMチップ24の価格情報Ipを削除したが、さらにトナーエンド発生日付、機器番号等の情報をROMチップ24に記録してもよい。このようにすることで、トナーカートリッジの回収において、トナーエンドの発生から工場まで戻ってくるまでのリードタイムを計算し、管理することができる。
【0133】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、印刷実績にふさわしい適切な価格を顧客に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ROMチップを装着したトナーカートリッジの斜視図。
【図2】 第1の実施形態の複写機の電気的構成を示すブロック図。
【図3】 第1の実施形態の処理手順の説明図。
【図4】 第1の実施形態の処理手順の説明図。
【図5】 ドットの形状及び大きさの説明図。
【図6】 持ち運び可能な記録媒体及びプロセスカートリッジの説明図。
【図7】 第2の実施形態の複写機の電気的構成を示すブロック図。
【図8】 第2の実施形態の処理手順の説明図。
【図9】 第3の実施形態のカラーレーザープリンタの電気的構成を示すブロック図。
【図10】 第3の実施形態の処理手順の説明図。
【図11】 第4の実施形態のカラーレーザープリンタ及び価格情報管理サーバの電気的構成を示すブロック図。
【図12】 価格情報記憶部に記憶されたデータの説明図。
【図13】 第4の実施形態の処理手順の説明図。
【図14】 トナーカートリッジへのトナーの再充填の説明図。
【符号の説明】
I…インターネット、20…トナーカートリッジ、21…トナー収容部、24,24y,24m,24c,24b…カートリッジに取り付けられた記録媒体としてのROMチップ、30…画像形成機器としてのデジタル複写機、52…持ち運び可能な記録媒体、60…画像形成機器としてのカラーレーザープリンタ、80…サーバとしての価格情報管理サーバ。
Claims (18)
- 画像形成機器に備えられたコンピュータが、
前記画像形成機器で使用される収容トナー又はインクの価格情報を読み取る価格情報読み取り段階と、
前記画像形成機器で作成される画像の色毎のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量と前記価格情報とに基づいてトナー又はインクの消費にかかるコストを算出するコスト算出段階とを備えたことを特徴とするトナー又はインクの課金算出方法であって、
前記コンピュータが、
前記画像形成機器のトナー又はインクの残量がなくなり、前記画像形成機器が警告表示を行った後再起動するまでに、既にセットされているカートリッジのトナー又はインクの価格情報を削除する価格情報削除段階をさらに備えたことを特徴とするトナー又はインクの課金算出方法。 - 請求項1に記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記コスト算出段階は、
前記コンピュータが、前記画像形成機器で作成される画像のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量とから色全体のトナー又はインクの全消費量を求める全消費量算出段階と、
トナー又はインクの全消費量と前記価格情報とを乗じてトナー又はインクの消費にかかるコストを算出する全コスト算出段階と
を備えたことを特徴とするトナー又はインクの課金算出方法。 - 請求項1に記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記コスト算出段階は、
前記コンピュータが、前記画像形成機器で作成される画像の色毎のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量とから色毎のトナー又はインクの消費量を求める消費量算出段階と、
前記色毎のトナー又はインクの消費量と前記価格情報とを乗じて色毎のトナー又はインクの消費にかかるコストを算出し、前記コストの合計を算出してトナー又はインクの消費にかかるコストを算出する全コスト算出段階と
を備えたことを特徴とするトナー又はインクの課金算出方法。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記画像形成機器は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー又はインクカートリッジを備えた画像形成機器であることを特徴とするトナー又はインクの課金算出方法。
- 請求項1〜4のいずれか1つに記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記価格情報読み取り段階は、
前記コンピュータが、トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに付加された収容トナー又はインクの価格情報を読み取ることを特徴とするトナー又はインクの課金算出方法。 - 請求項4又は5に記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記カートリッジには記録媒体が取り付けられ、前記記録媒体に、前記カートリッジに収容されたトナー又はインクの価格情報が記憶されていることを特徴とするトナー又はインクの課金算出方法。
- 請求項4〜6のいずれか1つに記載のトナー又はインクの課金算出方法において、前記カートリッジの外周面の一部にその中に収容されたトナー又はインクの価格情報がバーコードで表示されていることを特徴とするトナー又はインクの課金算出方法。
- 請求項1〜4のいずれか1つに記載のトナー又はインクの課金算出方法において、
前記価格情報読み取り段階は、
前記コンピュータが、トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに対応する持ち運び可能な記録媒体より収容トナー又はインクの価格情報を読み取ることを特徴とするトナー又はインクの課金算出方法。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載のトナー又はインクの課金算出方法において、
前記価格情報読み取り段階は、
前記コンピュータが、
トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに付加された収容トナー又はインクの識別情報を読み取る識別情報読み取り段階と、
前記画像形成機器が接続されているサーバの価格情報記憶手段に記憶された、識別情報と関連付けられたトナー又はインクの価格情報を前記識別情報をキーとして読み出す価格情報読み出し段階と
を備えたことを特徴とするトナー又はインクの課金算出方法。 - 画像形成機器に備えられたコンピュータを、
前記画像形成機器で使用される収容トナー又はインクの価格情報を読み取る価格情報読み取り手段、及び、
前記画像形成機器で作成される画像の色毎のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量と前記価格情報とに基づいてトナー又はインクの消費にかかるコストを算出するコスト算出手段として機能させるトナー又はインクの課金算出プログラムであって、
前記コンピュータを、
前記画像形成機器のトナー又はインクの残量がなくなり、前記画像形成機器が警告表示を行った後再起動するまでに、既にセットされているカートリッジのトナー又はインクの価格情報を削除する価格情報削除手段
として機能させるための課金算出プログラム。 - 請求項10に記載の課金算出プログラムにおいて、
前記コスト算出手段を、
前記画像形成機器で作成される画像のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量とから色全体のトナー又はインクの全消費量を求める全消費量算出手段、及び、
トナー又はインクの全消費量と前記価格情報とを乗じてトナー又はインクの消費にかかるコストを算出する全コスト算出手段
として機能させるための課金算出プログラム。 - 請求項10に記載の課金算出プログラムにおいて、
前記コスト算出手段を、
前記画像形成機器で作成される画像の色毎のドット面積と再現される画像の色の単位面積あたりのトナー又はインクの消費量とから色毎のトナー又はインクの消費量を求める消費量算出手段、及び、
前記色毎のトナー又はインクの消費量と前記価格情報とを乗じて色毎のトナー又はインクの消費にかかるコストを算出し、前記コストの合計を算出してトナー又はインクの消費にかかるコストを算出する全コスト算出手段
として機能させるための課金算出プログラム。 - 請求項10〜12のいずれか1つに記載の課金算出プログラムにおいて、
前記画像形成機器は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー又はインクカートリッジを備えた画像形成機器であることを特徴とする課金算出プログラム。 - 請求項10〜13のいずれか1つに記載の課金算出プログラムにおいて、
前記価格情報読み取り手段を、
トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに付加さ れた収容トナー又はインクの価格情報を読み取る手段として機能させることを特徴とする課金算出プログラム。 - 請求項13又は14に記載の課金算出プログラムにおいて、前記カートリッジに取り付けられた記録媒体に記憶された前記カートリッジに収容されたトナー又はインクの価格情報を読み取ることを特徴とする課金算出プログラム。
- 請求項13〜15のいずれか1つに記載の課金算出プログラムにおいて、前記カートリッジの外周面の一部にバーコードで表示されているその中に収容されたトナー又はインクの価格情報を読み取ることを特徴とする課金算出プログラム。
- 請求項10〜13のいずれか1つに記載の課金算出プログラムにおいて、
前記価格情報読み取り手段を、
トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに対応する持ち運び可能な記録媒体より収容トナー又はインクの価格情報を読み取る手段として機能させることを特徴とする課金算出プログラム。 - 請求項10〜13のいずれか1つに記載の課金算出プログラムにおいて、
前記価格情報読み取り手段を、
トナー又はインクの収容された、前記画像形成機器に装着可能なカートリッジに付加された収容トナー又はインクの識別情報を読み取る識別情報読み取り手段、及び、
前記画像形成機器が接続されているサーバの価格情報記憶手段に記憶された、識別情報と関連付けられたトナー又はインクの価格情報を前記識別情報をキーとして読み出す価格情報読み出し手段
として機能させることを特徴とする課金算出プログラム。
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