JP2001345963A

JP2001345963A - 印刷装置

Info

Publication number: JP2001345963A
Application number: JP2000166241A
Authority: JP
Inventors: Toshihisa Okutsu; 俊久奥津
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2000-06-02
Filing date: 2000-06-02
Publication date: 2001-12-14

Abstract

(57)【要約】【課題】画像データを印刷する印刷装置において、印
刷することが有料である画像データを印刷する場合、上
記画像データを印刷出力する度に、自動的に、課金する
ことができる印刷装置を提供することを目的とする。【解決手段】入力した画像データを印刷する印刷装置
において、上記画像データに付随し、上記画像データを
印刷することが有料か否かを示す課金情報を検出する検
出手段と、上記検出手段が検出した課金情報に基づい
て、上記入力された画像データを印刷することが有料か
否かを判断する判断手段と、上記画像データを印刷する
ことが有料であることを、上記判断手段が判断した場
合、上記印刷することに対して課金する課金手段とを有
する印刷装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタやインクジェットプリンタ、複写機、プロッタ等の
印刷装置であって、印刷媒体（トナーやインク等）を被
印刷媒体（記録用紙等）に作用させ、画像データ（電子
データ）を印刷する印刷装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、画像データ（例えば、従来、書籍
の形態にて流通し売買されていた写真集等）が、ＣＤ−
ＲＯＭ等の媒体やインターネット等の通信を通じて、さ
かんに流通している。画像データをＣＤ−ＲＯＭ等の記
録媒体やインターネット等の通信を通じて入手したユー
ザは、上記入手した画像データをパーソナルコンピュー
タ等に蓄積し、ディスプレイで閲覧したり、プリンタ等
の印刷装置で用紙に印刷して閲覧することが容易にでき
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】インターネット通信や
ＣＤ−ＲＯＭ等を用いて、画像データ等をユーザが入手
すると、上記画像データ等を手持ちの印刷装置を使用
し、ユーザが望むだけ何度でも、記録用紙に出力（印
刷）することが可能となる。しかも、上記印刷は、書籍
の形態で入手した写真をコピーする場合と異なり、画質
の劣化がない。

【０００４】従って、上記ユーザは、１つの画像データ
から、複数の、しかも画質劣化のない印刷物を得ること
ができる。これでは画像データの出版者による正当な対
価の回収が困難になってしまうという問題がある。

【０００５】また、インターネット通信やＣＤ−ＲＯＭ
等を用いて、画像データを入手したユーザが、複数の印
刷物を出力することを想定し、上記画像データの価格を
予め高く設定すると、いたずらに高額な料金を、ユーザ
が上記画像データに対して支払うことになり、ユーザに
とって不利益が生じるという問題がある。また、上記画
像データの価格を予め高く設定すると、上記画像データ
に対する購買意欲をユーザが無くすという問題がある。

【０００６】本発明は、画像データを印刷する印刷装置
において、印刷することが有料である画像データを印刷
する場合、上記画像データを印刷出力する度に、自動的
に、課金することができる印刷装置を提供することを目
的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、入力した画像
データを印刷する印刷装置において、上記画像データに
付随し、上記画像データを印刷することが有料か否かを
示す課金情報を検出する検出手段と、上記検出手段が検
出した課金情報に基づいて、上記入力された画像データ
を印刷することが有料か否かを判断する判断手段と、上
記画像データを印刷することが有料であることを、上記
判断手段が判断した場合、上記印刷することに対して課
金する課金手段とを有する印刷装置である。

【０００８】また、本発明は、上記画像データを印刷す
る際に、印刷品質を選択することができる印刷品質選択
手段と、上記印刷品質選択手段によって選択された印刷
品質に対応する印刷料金を記憶するデータテーブルとを
有し、上記印刷品質選択手段が選択した印刷品質に対応
し、上記データテーブルに記憶された印刷料金を課金す
る印刷装置である。

【０００９】

【発明の実施の形態および実施例】図１は、本発明の実
施例である印刷装置（プリンタ）１００の構成等を示す
ブロック図である。

【００１０】プリンタ１００は。接続ケーブル２００を
介して、ホストコンピュータ３００に接続されている。

【００１１】印刷装置１００は、ホストコンピュータ３
００から画像データを入力する入力部１０２、印刷装置
全体を制御する制御部１０３、ユーザが選択した印刷品
質を保持する印刷品質レジスタ１０６、予め料金を先払
いした媒体（リペイドカード）の情報を読み書きできる
装置であるカードリードライタ１０７、ユーザが印刷装
置１００を操作する際に使用する操作パネル１０８、画
像データを格納する画像メモリ１０９、記録紙等に永久
可視像を形成するプリンタエンジン１１０を有する。そ
して、入力部１０２〜プリンタエンジン１１０は、内部
バス１０１によって接続されている。

【００１２】制御部１０３は、メモリ１０４とＣＰＵ１
０５とを有する。また、プリンタエンジン１１０は、印
刷に用いるインクやトナーを保持するトナーカートリッ
ジ１１１と、印刷品質（解像度や階調）に対応する印刷
料金データを記憶するテーブル（課金情報報テーブル）
１１２とを有する。

【００１３】図２は、トナーカートリッジ１１１の構成
を示す図である。

【００１４】トナーカートリッジ１１１は、課金情報テ
ーブル１１２を格納する記憶媒体であるＲＯＭを内蔵し
ている。また、トナーカートリッジ１１１が印刷装置１
００に装着されると、課金情報テーブル１１２の内容
は、内部バス１０１を介して、制御部１０３が読み出す
ことができるようになっている。

【００１５】なお、トナーカートリッジ１１１は、消耗
品であり、印刷装置１００に装着され使用され、インク
やトナーが無くなった場合、交換することができるよう
になっている。また、トナーカートリッジ１１１は、印
刷をカラーで行うかモノクロで行うか等に応じて、交換
できるようになっている。

【００１６】図３は、印刷装置１００とホストコンピュ
ータ３００とプリペイドカード４００との関係を示す図
である。

【００１７】印刷装置１００は、ケーブル２００を介し
て、ホストコンピュータ３００に接続されている。ま
た、ホストコンピュータ３００は、印刷装置１００が印
刷する画像データ等を蓄積している。

【００１８】図４は、印刷装置１００の操作部を示す図
である。

【００１９】印刷装置１００の操作部には、操作パネル
１０８とカードリードライタ１０７とが設けられ、カー
ドリードライタ１０７がプリペイドカードの挿入口を備
え、印刷装置１００のユーザが、プリペイドカード４０
０をカードリードライタ１０７に挿入できるようになっ
ている。

【００２０】ここで、プリペイドカードは、有料印刷を
行うための料金を、予め支払った旨の情報が書き込まれ
た媒体である。この媒体として、磁気カードやＩＣカー
ド、光磁気カード等を採用することができる。また、料
金情報が保持できるものであれば上記媒体に限定される
ものではない。

【００２１】また、操作パネル１０８は表示部を備え
る。そして、図４ではユーザにプリペイドカードの挿入
を促すメッセージを表示している。

【００２２】図５は、課金情報テーブル１１２の内容を
示す図である。

【００２３】カラー印刷が可能なカラートナーカートリ
ッジを装着した場合を示しており、印刷品質と課金する
度数との対応関係を表している。

【００２４】例えば、カラー高解像度の印刷を行う場合
には、４度数課金され、テスト印刷を行う場合には、
「０」度数つまり課金せずに無料で印刷することを示し
ている。

【００２５】図６は、課金情報テーブル１１２の内容を
示す表である。

【００２６】モノクロ高画質で印刷が可能なモノクロト
ナーカートリッジを装着した場合を示しており、印刷品
質と課金する度数との対応関係を表している。

【００２７】例えば、モノクロ高解像度の印刷を行う場
合には、４度数課金され、テスト印刷を行う場合には、
「０」度数つまり課金せず無料で印刷することを示して
いる。

【００２８】図７は、課金情報コマンドのフォーマット
を示す図である。

【００２９】課金情報コマンドは、印刷に先立ちホスト
コンピュータから送出されるコマンドで、印刷データの
印刷出力に対して課金をするか否かを示すものである。
コマンドは、８ビットのコマンドコードと８ビットのデ
ータとで構成される。

【００３０】そして、１６進数で０ｘ８０は、課金情報
コマンドコードを表し、課金フラグが１６進数で０ｘ０
０の場合には無料印刷を表し、課金フラグが１６進数で
０ｘ００の場合には有料印刷を表す。

【００３１】ここで、印刷装置１００に設けられている
ＣＰＵ１０３は、ホストコンピュータ３００から印刷す
べき画像データを入力した場合、上記画像データに付随
し、上記画像データを印刷することが有料か否かを示す
課金情報（課金情報コマンド）を検出し、上記検出した
課金情報に基づいて、上記入力した画像データを印刷す
ることが有料であるか否かを判断し、上記判断の結果、
上記画像データを印刷することが有料であると判断した
場合、上記画像データを印刷することに対して課金し、
一方、上記画像データを印刷することが無料であると判
断した場合、上記画像データを印刷することに対して課
金しないという制御を行うものである。なお、印刷する
ことが無料である画像データの例として、印刷装置１０
０の使用者が自ら作成した文書や、印刷装置１００の使
用者宛ての電子メール等を考えることができる。

【００３２】また、ＣＰＵ１０３は、印刷することが有
料である上記画像データを印刷する場合、操作パネル１
０８を介して印刷品質が指定されると、上記印刷品質に
対応する印刷料金を、課金情報テーブル１１２から得る
ことによって、課金をするという制御を行うものであ
る。

【００３３】なお、上記課金は、カードリードライタ１
０７が、プリペイドカード４００から印刷品質に応じた
対価（課金度数）を減じることによって行われる。

【００３４】次に、印刷装置１００の動作について説明
する。

【００３５】図８は、印刷装置１００の動作を示すフロ
ーチャートである。

【００３６】まず、印刷装置１００のユーザは、ホスト
コンピュータ３００に蓄積した画像データ（有料情報）
を、印刷装置１００を使用して印刷する場合、プリペイ
ドカード４００を印刷装置１００に挿入し、続いて、印
刷に先立って、印刷品質（解像度、カラー印刷かモノク
ロ印刷か、テスト印刷か否か）の選択を、操作パネル１
０８を操作して選択する。そして、選択された印刷品質
が印刷品質レジスタ１０６に保持される。

【００３７】次に、印刷装置１００のＣＰＵ１０５は、
ホストコンピュータ３００から画像データを受信し、こ
の画像データに付随する課金情報を解析する（Ｓ１）。
なお、課金情報のフォーマットは、図７に示したよう
に、課金情報コマンドコードと課金フラグとを有する。

【００３８】続いて、解析した課金コマンドの課金フラ
グが、有料印刷を示す「０ｘＦＦ」であるか否かを判断
し（Ｓ２）、課金フラグが「０ｘＦＦ」以外（図８では
「０ｘ００」）である場合、すなわち無料印刷を示す場
合、ユーザが指定した印刷品質で、記録用紙に印刷出力
を行う（Ｓ６）。

【００３９】また、解析した課金コマンドの課金フラグ
が、有料印刷を示す「０ｘＦＦ」である場合（Ｓ２）、
印刷品質レジスタ１０６からユーザが選択した印刷品質
情報を読み出し、この読み出した印刷品質情報に対応す
る課金度数を、課金情報テーブル１１２から読み出し、
読み出した度数をカードリードライタ１０７に挿入され
たプリペイドカード４００から引き落とす。

【００４０】続いて、プリペイドカード４００から度数
の引き落としが成功したか否かを判断し（Ｓ５）、成功
しない場合には、操作パネル１０８に「課金エラー」等
課金できなかった旨の情報を表示し動作を終了する（Ｓ
７）。なお、引き落としが成功しない原因として、プリ
ペイドカードの度数不足や、カードリードライタ１０７
が読み取る等することができないカードが挿入されるこ
と等が考えられる。

【００４１】プリペイドカード４００から度数の引き落
としが成功した場合には（Ｓ５）、ユーザが指定した印
刷品質で印刷出力を行い、動作を終了する（Ｓ６）。

【００４２】印刷装置１００によれば、印刷することが
有料である画像データを印刷する場合、上記画像データ
を印刷する度に、自動的に課金することができる。すな
わち、画像データの出版者は、上記画像データの印刷出
力を、印刷装置１００の使用者が１枚得る毎に、上記画
像データについての対価の回収が可能となる。また、印
刷することが無料である印刷装置１００の使用者が自ら
作成した文書等を印刷する場合、印刷装置１００の使用
者は、対価の支払いをすることなく、上記文書等を印刷
することができる。

【００４３】また、印刷品質に応じた対価を、印刷装置
１００の使用者に課金することができる。すなわち、印
刷装置１００の使用者が、解像度の高い印刷出力を得た
場合は、高額の料金を課金し、解像度の低い印刷出力を
得た場合は、低額の料金を課金する。これによって、画
像データの出版者は、印刷品質に応じた適切な対価を回
収することができる。

【００４４】また、課金情報テーブル１１２をトナーカ
ートリッジ１１１に設けることによって、トナーカート
リッジ１１１を交換した際、わざわざ課金の設定をしな
くとも、交換されたトナーカートリッジの性能に合った
課金を、印刷装置１００の製造者が行うことができる。
すなわち、印刷品質は劣るが、安価なトナーカートリッ
ジを使用して印刷する場合には、低額の料金を印刷装置
１００の使用者に課金し、印刷は良好であるが、高価な
トナーカートリッジを使用して印刷する場合には、高額
の料金を印刷装置１００の使用者に課金することができ
る。

【００４５】また、プリペードカード４００を用いて課
金することによって、課金を行う装置が簡素化され、き
め細かい単位で課金するすることができる。例えば、硬
貨で課金する場合には、１０円単位で課金していたもの
が、プリペイドカードで課金する場合には、１円単位で
課金することができるようになる。

【００４６】なお、上記実施例はトナーカートリッジに
を用いて説明したが、トナーカートリッジに代えてまた
は加えて、インクカートリッジや他の印刷媒体を使用す
ることができる。

【００４７】

【発明の効果】本発明によれば、画像データを印刷する
印刷装置において、印刷することが有料である画像デー
タを印刷する場合、上記画像データを印刷出力する度
に、自動的に、課金することができるという効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例である印刷装置１００の構成等
を示すブロック図である。

【図２】トナーカートリッジ１１１の構成を示す図であ
る。

【図３】印刷装置１００とホストコンピュータ３００と
プリペイドカード４００との関係を示す図である。

【図４】印刷装置１００の操作部を示す図である。

【図５】課金情報テーブル１１２の内容を示す図であ
る。

【図６】課金情報テーブル１１２の内容を示す表であ
る。

【図７】課金情報コマンドのフォーマットを示す図であ
る。

【図８】印刷装置１００の動作を示すフローチャートで
ある。

【符号の説明】

１００…印刷装置、１０３…制御部、１０５…ＣＰＵ、１０６…印刷品質レジスタ、１０７…カードリードライタ、１０８…操作パネル、１０９…画像メモリ、１１０…プリンタエンジン、１１１…トナーカートリッジ、１１２…課金情報テーブル、３００…ホストコンピュータ、４００…プリペイドカード。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 3/12 Ｇ０３Ｇ 21/00 ３９２Ｆターム(参考） 2C056 EB06 EB29 EC06 EC26 EC80 KC30 2H027 DE07 EE08 EE10 EJ05 EJ06 EJ08 EJ15 FA30 FA35 FA37 FB19 FD08 HB13 HB18 ZA09 5B021 AA01 BB01 CC05 5C062 AA05 AB22 AB38 AB40 AB42 AC22 AC38 AF08 BD09

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】入力した画像データを印刷する印刷装置
において、上記画像データに付随し、上記画像データを印刷するこ
とが有料か否かを示す課金情報を検出する検出手段と；
上記検出手段が検出した課金情報に基づいて、上記入力
した画像データを印刷することが有料か否かを判断する
判断手段と；上記画像データを印刷することが有料であ
ることを、上記判断手段が判断した場合、上記印刷に対
して課金する課金手段と；を有することを特徴とする印
刷装置。
【請求項２】請求項１において、上記画像データを印刷する際に、印刷品質を選択するこ
とができる印刷品質選択手段と；上記印刷品質選択手段
が選択した印刷品質に対応する印刷料金を記憶するデー
タテーブルと；を有し、上記印刷品質選択手段が選択し
た印刷品質に対応し、上記データテーブルに記憶された
印刷料金を課金することを特徴とする印刷装置。
【請求項３】請求項２において、上記データテーブルは、上記印刷装置に設置され、交換
可能なインクカートリッジ、トナーカートリッジに設け
られていることを特徴とする印刷装置。
【請求項４】請求項１〜請求項３のいずれか１項にお
いて、上記課金手段は、予め料金を支払った旨の情報が書き込
まれた媒体を用いる課金手段であることを特徴とする印
刷装置。