JP2007083571A - 流体の適合性を確認し保証規約の順守を検証する方法 - Google Patents

流体の適合性を確認し保証規約の順守を検証する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007083571A
JP2007083571A JP2005275512A JP2005275512A JP2007083571A JP 2007083571 A JP2007083571 A JP 2007083571A JP 2005275512 A JP2005275512 A JP 2005275512A JP 2005275512 A JP2005275512 A JP 2005275512A JP 2007083571 A JP2007083571 A JP 2007083571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
smart card
print station
controller
reservoir
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005275512A
Other languages
English (en)
Inventor
Dan C Lyman
ダン・シー・ライマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Priority to JP2005275512A priority Critical patent/JP2007083571A/ja
Publication of JP2007083571A publication Critical patent/JP2007083571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 顧客は継続して運用可能でありながら、その一方で、プリントヘッド製造者に対しては、未承認のインクが使用されていることを警告する方法を提供する。
【解決手段】 本発明の方法は、プリント・ステーションと交換式流体コンテナを流体に関して接続するステップを有する。コンテナは、スマート・カードを備え、このカードは、容量クレジットを記録することができる。使用中、ステーションは、コンテナからリザーバへ流体を追加することをリクエストする。本方法は、リーダ/ライタにカードが存在することを継続的に確認し、カードを読み取って流体に関する情報を取得する。ステーションは、カードからの情報に従って動作する。本方法は、コンテナから引き出された流体の量を確認して、引き出された量をカードに借方として記録し(カードから引き落とし)て終了し、プリントヘッドの動作を保証範囲内に保つ。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクの適合性を確認する方法に関する。具体的には、インクの適合性を確認するプログラムで用いる方法に関する。
現行のインクジェット式印刷システムは、1つまたは複数のプリントヘッドをサポートする流体系(フルードシステム)(fluid system)を備えている。一般的なインクジェット式のプリントヘッドは、オリフィスのアレイを有するドロプレット・ジェネレータ(droplet generator)に流体を押し込めることで動作し、インクのドロプレット(小滴)を形成する。プリントヘッドにおいて使用されるインクの種類は重要である。なぜなら、インクの種類のよっては、システム全体に対する信頼性を高めることもあれば、プリントヘッドを破損することもあるからである。
連続型インクジェット印刷システム(continuous ink jet printing system)においては、インク・パラメータは、システムのプリントヘッド部と協働的に動作するように精細に調整されている。特定のシステムと共に動作することの保証を受けていないインクを使用することで、印刷品質、印刷システムのエラー、および、印刷システムを構成する部品の寿命の少なくともいずれかに悪影響を及ぼすことがある。
プリントヘッドは、印刷システムにおいては高価な消耗要素と考えられるため、製造者はしばしば、一定の信頼性に対する基準を満たすことを保証する。そして、結局は、製造者は多くの場合において、顧客が印刷システムに未承認のインクを使用したことによる多大なコストを吸収することになる。これは、製造者にとっては避けたい支出である。
一般に、顧客は、承認されたインクのみを使用することに同意した上でシステムを購入する。様々な理由(つまり、低コスト、プリントヘッドの寿命を犠牲にした短期的パフォーマンスの向上、特定の色を利用可能にするため等)で、顧客は、未承認のインクを使用したい気持ちに駆られる。
そこで、インクジェット印刷システムが消費するインクまたはその他の流体を探知する方法が必要になる。顧客が未承認のインクを使用した場合、製造者に対し、保証の条件に違反していることを知らせる方法が必要である。
ヒルマン(Hillmann)に対する米国特許第5,365,312号(特許文献1)は、交換可能な、インク・リザーバ(ink reservoirs)、トナー・カートリッジ、および、リボン・カセットの使用を追跡記録する技術を開示する。この技術は、これらデバイスと繋がっている電子メモリを永続的に変更することにより実施される。ドロップ計数技術を用いてインクの使用および不正使用を判断する。
当該分野においては、例えば、ヒルトン(Hilton)に対する米国特許第6,158,837号(特許文献2)、ルフェーブル(Lefebvre)に対する米国特許第6,116,715号(特許文献3)、および、リー(Lee)に対する米国特許第6,062,669号(特許文献4)といった、インク・カートリッジのステータスを検知するための、その他のシステムも知られている。ここに挙げた先行技術の開示する内容は、参照により本明細書に含まれる。
米国特許第5,365,312号明細書 米国特許第6,158,837号明細書 米国特許第6,116,715号明細書 米国特許第6,062,669号明細書
顧客は、継続して運用可能でありながら、その一方で、プリントヘッド製造者に対しては、未承認のインクが使用されていることを警告する方法が必要である。
本発明の創造する方法は、前段記載の必要性を満足する。
印刷システムに対して適合性を有する流体を使用することに関し保証規約を順守していることを検証する方法は、交換式流体コンテナと、プリント・ステーションとを、流体的に接続するステップを有する。コンテナは、スマート・カードを備え、スマート・カードは、容量クレジット(volumetric credit)を追跡記録(track)することができる。使用時において、プリント・ステーションは、コンテナの流体をリザーバに追加するようリクエストする。続いて、本方法は、リーダ/ライタにスマート・カードが存在することを確認し、スマート・カードを読取って流体に関する情報をスマート・カードから得る。プリント・ステーションは、スマート・カードから得た情報に従って動作する。本方法は、最後に、コンテナから出た流体の量を確認し、この引き出された量を、借方(デビット)(debit)としてスマート・カードに記録し(スマート・カードから引き落とし)、よって、保証規約の範囲におけるプリントヘッド動作を持続させる。
プリント・ステーションに対して互換な、適合性を有する流体の使用に関する保証規約の順守を検証する方法では、その実施において、スマート・カードが無い、極少量の体積またはゼロ体積がスマート・カードに記録されている、プリント・ステーションがスマート・カードから情報を読み取ることができない、コンテナ内の流体の有効期限が過ぎている、および、コンテナ内の流体はプリント・ステーション内の流体と互換性(適合性)が無いといった状況が現われる。
本発明は、インクジェット印刷システムにおいて、顧客が未承認のインクを使用したと判断するための確実な方法を提供する。以下に記す好適な実施形態の詳細な説明では、添付の図面を参照する。
これより、本実施形態を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態について詳細に説明する前に、本実施形態が、特定の記載に限定されず、様々な方法で実行または実施可能であることを注記する。
本発明の実施形態による方法は、連続型インクジェット印刷システムにおいて、顧客が未承認のインクを使用したと判断するための確実な方法を提供する。本方法は、上記に関する情報を、プリントヘッドのメモリを用いることにより、製造者に示す方法を提供する。
本発明の実施形態は、インクジェット印刷において用いることが好ましい。図1、図2、図3、および、図4は、本方法を使用可能なシステム例を示す図である。図1は、オハイオ州デイトンのコダック・ヴァーサマーク社(Kodak Versamark of Dayton, Ohio)より入手可能なコダック・ヴァーサマークDT92プリント・ステーション(Kodak Versamark DT92 print station)といったインクジェット・プリント・ステーション10を示す図である。プリント・ステーションは、プリントヘッド70を備え、プリントヘッド70は、プリント・ステーションがクリーニングまたは印刷に利用可能な流体13を蓄えるリザーバ12と接続している。
流体供給ライン14は、リザーバ12および交換式流体コンテナ16に通じている。交換式流体コンテナ16は、プリント・ステーション用に流体を蓄えることができる。流体17は、インク、クリーニング液(cleaning fluid)、補充液(replenishment fluid)、または、これら流体のいずれかの組み合わせとすることが可能である。
調節弁(controllable valve)18は、流体供給ライン14上に配され、流体供給ライン14を流れる流体の量を制御する。コントローラ22は、調節弁を操作し、また、リーダ/ライタ24からの情報を受け取る。スマート・カード20は、交換式流体コンテナ16に関する情報21を有する。スマート・カード20に含まれる情報は、リーダ/ライタ24により読み取ることができる。コントローラ22は、スマート・カード20から情報を受け取り、その後、交換式コンテナ16からリザーバへの流体13の放出を制御する。
流量計26は、任意で、流体供給ライン14に配することが可能であり、流量計26は、コントローラ22に接続される。
プリント・ステーションは、ユーザ・インタフェース72を備えることができる。ユーザ・インタフェース72は、コントローラ22と接続され、コントローラ22がユーザに対し、リザーバ内の流体は本プリント・ステーションと適合しないことを知らせることを可能にする。プリント・ステーションは、ユーザに対し、カード内に残存量を有する正当なカードが用いられていることを知らせることができる。プリント・ステーションは、その他のメッセージ、例えば、第2の交換式流体コンテナの新しいインクは、リザーバのインクと適合性が無い、第2の交換式流体コンテナの新しいインクを使用する前に洗浄(フラッシング)(flushing)が必要である、といったメッセージを知らせることも可能である。プリント・ステーションは、メッセージの別例として、交換式コンテナ内の流体は有効期限が過ぎている、スマート・カードが挿入されていない、スマート・カードの容量クレジットが少ないといったメッセージを含んでもよい。
プリント・ステーションは、コントローラと接続され、コンテナ内の流体のレベルを計測するセンサ74を備える。
プリント・ステーションは、リザーバとプリントヘッドとを接続する流体ライン84を備える。流体ライン上にポンプ84が配され、リザーバから流体をプリントヘッドに供給する。加えて、プリント・ステーションは、プリントヘッドからリザーバへ、流体帰還ライン88を備える。
本プリント・ステーションにおいて使用可能なスマート・カードの例として、ルクセンブルグのジェム・プラス社(GemPlus of Luxembourg)から入手可能なモデルMPCOS−EMV16Kがある。このスマート・カードに対し読み書きできるスマート・カード・リーダの例として、ルクセンブルグのジェム・プラス社から入手可能なモデル410がある。スマート・カードは、ISO標準ISO7816に適合していることが望ましい。
コントローラは、中央処理装置(CPU(central processing unit))、または、ゲートアレーロジックデバイスでよい。コントローラは、プリント・ステーションを結合的に(conjunctively)動作(operate)させる。ゲートアレーロジックデバイスは、ザイリンクス社(Xilinx)から入手可能なスパルタンXC2S100Eモデル(model Spartan XC2S100E)でよい。
リザーバ12は、1リットルから6リットルの容量を備えることができる。交換式流体コンテナは、1リットルから220リットルの容量を想定している。
リザーバまたは交換式流体コンテナの流体は、ウォーター・ベース・インク(water-based ink)、オイル・ベース・インク(oil-based ink)、ソルベント・ベース・インク(solvent-based ink)、クリーニング液(cleaning fluid)、補充液(replenishment fluid)、または、トナー(toner)でよい。本プリント・ステーションにおいて使用可能なインクには、例えば、オハイオ州デイトンのコダック・ヴァーサマーク社のFD7101モデルがある。クリーニング液には、例えば、コダック・ヴァーサマーク社のFF5000モデルがある。補充液には、例えば、コダック・ヴァーサマーク社の製品番号FR1014がある。
流体供給ラインは、0.25cmから2.5cmまでの内径を有する柔軟なチューブであってよく、このラインは、流体との適合性を有する。
調節弁は、電動弁(motor valves)、電磁弁(solenoid valves)、調水弁(hydraulic valves)、空気弁(pneumatic valves)、または、その他の電気的に制御される弁(バルブ)であることが好ましい。
図2は、本プリント・ステーションにおいて使用可能なスマート・カードの好適な実施形態を示す図である。本スマート・カードは、基材30に埋め込まれたマイクロチップ28を有し、ここで、マイクロチップは、フラッシュメモリ32、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)34、マイクロプロセッサ36、および、非カード・ソース(non-card source)40とのデータの送受信のための通信リンク38を有する。
図3は、カードに記録された情報を示すスマート・カードの図である。スマート・カードに記録された情報には、コンテナに関する情報42、流体の動作特性(operating properties)44、流体の信頼特性(reliability properties)46、コンテナ内の流体の物理的特性の固有の仕様(specifications on the physical properties)48、コンテナ内の流体の容量値(volumetric measurements)50、バッチ有効期限(batch expiration dates)52、バッチ番号(batch number)54、製造プラント識別情報56、顧客名58、顧客住所60、印刷量に基づくチャージに対する承諾(authorization to charge based on amount printed)62、規定の期間よりも高速にシステムを稼働することを可能にするパフォーマンス・パラメータ64、プリントヘッドの情報66、が含まれる。スマート・カードは、スマート・カードとの不正な通信を防止する目的でセキュリティ暗号アルゴリズム68を備えることも可能である。
図4は、本発明において使用可能なインクジェット式プリントヘッドの図である。詳しくは、ジェット・アレイ80を形成するドロップ・ジェネレータ76は、それに取り付けられたオリフィス構造78を有する。ジェット・アレイの反対側に配されているのは、オプションのチャージ・デバイス(optional charge device)81である。オプションのチャージ・デバイスは、キャッチャ(catcher)82と接続されている。流体ライン84からドロップ・ジェネレータに流体が供給される。キャッチャ82は、流体帰還ライン88に繋がれており、流体をキャッチャからリザーバ12へ戻す。
顧客が、製造者の承認していないインクを使用すると、時にはプリントヘッドの寿命が短くなったり、また、プリントヘッドが損傷を受け、最終的には修理調整ができなくなったりすることがある。このことは、リサイクル面および環境面で無駄の多い事柄である。本発明による創意溢れる方法により、使用インクを探知することにより、プリントヘッドの損傷を防ぐことができる。
不正なインクが印刷デバイスに用いられると、デバイスは、機能停止(break down)したり破損(fail)したりする。なぜならば、印刷機に対する他のパラメータが、不正インク使用が原因で再設定(リセット)されないからである。本発明によるデバイスおよび方法は、印刷システムの寿命を最大限に延ばし、修理の必要性を減ずることを意図して創造されている。顧客が適切なインクを使用する場合、保証は、対象となる期間の全有効期間にまで延びることができ、顧客と製造者との間に好ましい関係性が構築される。スマート・カードの使用は、システムに対する使用インクの追跡記録(探知)を保証し、保証関係を最大化する助力となる。
さらに、顧客が、認められていない(uncertified)競合企業のインクを使用することによりプリントヘッドに損傷を与え、交換のためにプリントヘッドを製造者に返品する場合においても、本方法は、製造者が経済的に被る程度を最小限に抑えることができる。
図面を参照すれば、図5は、インクジェット印刷システムにおいて、交換式流体コンテナと共に、スマート・カードを使用する方法を示す図である。本方法は、印刷システムへの適合性を有する流体の使用に関する保証規約の順守の検証のための方法である。本方法は、交換式流体コンテナと、プリント・ステーションとを、流体的に接続するステップを有する(ステップ100)。交換式流体コンテナは、流体を有し、さらに、関連する取外し可能なスマート・カードを備える。スマート・カードは、容量クレジットを探知(追跡記録)するように構成されている。
プリント・ステーションを使用している間、流体が使用される。流体が現在のレベルを下回った場合には、流体が交換式流体コンテナからプリント・ステーションへ送られる(ステップ102)。交換式流体コンテナの流体のリクエストが発生するのは、例えば、スタンバイ・モードといった、プリント・ステーションが交換式流体コンテナからの充填を許可している状態にある場合である。
プリント・ステーションは、リーダ/ライタを用いてスマート・カードが存在するかどうかを確認する(ステップ104)。プリント・ステーションは、スマート・カードとコントローラとの間に通信リンクが確立しているかどうかを検出することにより、スマート・カードの存在を確認することができる。
コントローラは、スマート・カードを読取り、流体に関係する情報を取得する。この情報には、容量情報(volumetric information)、流体固有データ(仕様データ)(fluid specific data)、プリント・ステーション動作パラメータ情報(print station operation information)、および、これらの組み合わせが含まれる(ステップ106)。プリント・ステーションは、スマート・カードから取得した情報に基づき動作する(ステップ108)。
容量情報は、交換式流体コンテナ内の、インクまたは流体または補充液の容量についての情報を含む。流体固有データには、インク有効期限、インク・バッチ番号、また、クリーニング液もしくは補充液が用いられている場合にはその他の流体番号が用いられる。パラメータ情報には、インクの動作温度、プリントヘッド作動時に使用する特定状態テーブル(specific state table)、キャッチャ・アセンブリのオプショナル・パーツであるチャージ・デバイスに印加される刺激およびチャージ電圧に対する温度補正係数、不足検出リミット(short detection limit)、不足検出ディレイ(short detection delay)、ならびに、同様の動作条件、が含まれる。
交換式流体コンテナのスマート・カードは、そのメモリに、印刷システムにおいて使用する流体の仕様、および、当初の、交換式流体コンテナ内の流体の容量を記憶する。スマート・カードは、その他の情報も記憶することができ、その他の情報には、特定のユーザ情報、ユーザ・バイオメトリクス、その他のユーザ識別コードを含むことができる。スマート・カードは、セキュリティおよび暗号化の機構を備えることができる。スマート・カードは、財務機能(financial feature)を備えることができる。この財務機能は、顧客の有するクレジット(貸方)の量を示す。顧客が交換式流体コンテナの流体を印刷システムに用いると、このクレジットから、借方(デビット)に記入されていく(クレジットから引き落とされる)。
続けて図5を参照すれば、交換式流体コンテナから引き出された流体の量が算出される(ステップ110)。取り出されて移動した流体の量は、総合流量計(flow totalizer)および流量計(flow meter)を用いて交換式流体コンテナからの流速を計測することで求めることができる。流量計およびコントローラは、流速を時間に関して積分し、総流量を導出する。交換式流体コンテナからとりだされた流体の量は、例えば、フロート・スイッチ(float switch)、圧力トランスデューサ(pressure transducers)、超音波計測(ultrasonic measurement)、または、光学的計測(optic measurement)といったその他の方法より求めることも可能である。
本方法は、リーダ/ライタを用い、流体の量をスマート・カードから引き落とす(debit)ことにより、スマート・カードからその流体の量を差し引いて(ステップ112)、終了する。
インクを用いたイメージの印刷やクリーニング液を用いたオリフィス構造のクリーニングといった、プリント・ステーションの動作においては、プリントヘッドや流体アセンブリを流れる流体の状態が参照される。
あるいは、本方法は、プリント・ステーションおよびスマート・カードをウェブ・サイトに接続し、顧客にリアル・タイム・レポートを提供するステップ、または、流体を自動的に補給可能にするカスタマー・オーダリング・サイト(customer ordering site)にスマート・カードから接続するステップを備えてもよい。また、本方法は、保証規約違反が発生した場合に、顧客に対するカスタマー・サービス・コールを開始するステップを含むこともできる。
図6は、本方法の実施の例を示す図である。本例においては、スマート・カードが欠如している。プリント・ステーションは、スマート・カードが存在しないことを確認すると(ステップ204)、ユーザ・インタフェースを介しメッセージを送信し、スマート・カードが存在しないことで保証規約違反状態であることをユーザに警告する(ステップ206)。プリント・ステーションは少なくとも、ユーザに対し、保証規約違反状態について、受諾(acceptance)、拒否(rejection)、応答せず(no response)、または、スマート・カードの挿入、の選択肢を提示する(ステップ208)。
受諾の選択肢が選択された場合、リザーバは交換式流体コンテナからの流体が注入され、保証規約違反が発生したことを示すメッセージがプリントヘッドに送られる。プリントヘッドへのメッセージは、リセットまたは削除することができない(ステップ208a)。拒否の選択肢が選択されるか、または、応答されなかった場合、流体のリザーバへの流れは禁止される(ステップ208bまたはステップ208c)。
ユーザが正当なスマート・カードを取り付けて保証規約違反を回避すれば(ステップ208d)、プリント・ステーションは、図5に示す、流体の適合性に関し保証規約の順守を検証するステップを実行する。
図7は、好適な方法の実施の例を示す図である。ここでは、スマート・カードの情報により、ユーザに対してカードの容量が少なくなっていることを警告する。プリント・ステーションは、スマート・カードの容量クレジットがゼロであると判断すると(ステップ304)、ユーザに対して、容量クレジットがゼロであることを理由として保証規約違反状態が発生していることを警告する(ステップ306)。プリント・ステーションは少なくとも、ユーザに対し、保証規約違反状態について、受諾、拒否、応答せず、または、スマート・カードの挿入、の選択肢を提示する(ステップ208)。
受諾の選択肢が選択された場合、リザーバには交換式流体コンテナからの流体が注入される。そして、メッセージがプリントヘッドに送られ、このメッセージは、リセットまたは削除することができない。このメッセージは、保証規約違反が発生したことを示す(ステップ208a)。拒否の選択肢が選択されるか、または、応答されなかった場合、流体のリザーバへの流れは禁止される(ステップ208bまたはステップ208c)。
ユーザが、容量クレジットを備えた正当なスマート・カードを取り付けて保証規約違反を回避すれば(ステップ308)、プリント・ステーションは、図5に示したように、流体の適合性に関し保証規約の順守を検証するステップを実行する。
図8は、本方法の例である。ここでは、スマート・カードが読取り不可(unreadable)であるような状況を扱う。交換式流体コンテナとそれに関連するスマート・カードとが取り付けられた後(ステップ100)、そして、印刷動作の間に、流体は、交換式流体コンテナから取り出されてプリント・ステーションに送られる(ステップ102)。プリント・ステーションは、スマート・カードが読取り可能であるか否かを確認する(ステップ404)。スマート・カードが、リーダ/ライタによって読み取ることが不可能である場合、プリント・ステーションは、ユーザ・インタフェースを介してユーザに対し、スマート・カードが読取り不可であることを理由として保証規約違反状態が発生していることを警告するメッセージを送る。プリント・ステーションは、少なくとも、ユーザに対し、保証規約違反状態について、受諾、拒否、応答せず、または、スマート・カードの挿入、の選択肢を提示する(ステップ208)。
ユーザが、受諾の応答を選択した場合、リザーバに交換式流体コンテナからの流体が注入される。保証規約違反を示すメッセージが、プリントヘッドに送られる。このメッセージは、リセットまたは削除することができない(ステップ208a)。ユーザが、拒否の応答を選択した場合、または、応答しなかった場合、流体のリザーバへの流れは禁止される(ステップ208bまたはステップ208c)。
ユーザが、有効な容量クレジットを備え読取り可能なスマート・カードを挿入すれば、交換式流体コンテナには流体が注入される(ステップ408)。プリント・ステーションは、図5に示したように、流体の適合性に関する保証規約の順守を検証するステップを実行する。
本方法の別例においては、スマート・カードは、コントローラに対して交換式流体コンテナ内の流体の有効期限を示す機能を備えており、コントローラは、流体の有効期限が過ぎているかどうかを判断することができるようになっている。
図9は、別の例を示す図である。ここでは、印刷システムのインクは、有効期限を過ぎている。
プリント・ステーションは、交換式流体コンテナの流体が有効期限を過ぎていることを確認すると(ステップ504)、ユーザ・インタフェースを介しメッセージを送信し、流体の有効期限が過ぎていることで保証規約違反状態が発生していることをユーザに警告する(ステップ506)。プリント・ステーションは少なくとも、ユーザに対し、保証規約違反状態について、受諾、拒否、応答せず、または、スマート・カードの挿入、の選択肢を提示する(ステップ208)。
受諾の選択肢が選択された場合、リザーバには交換式流体コンテナからの流体が注入され、保証規約違反が発生したことを示すメッセージがプリントヘッドに送られる(ステップ208a)。拒否の選択肢が選択されるか、または、応答されなかった場合、流体の、交換式流体コンテナからリザーバへの流れは禁止される(ステップ208aまたはステップ208c)。
ユーザが、正当な第2のスマート・カードを備えた交換式流体コンテナのインクに取り替えれば、プリント・ステーションは、リザーバに交換式流体コンテナからの流体を注入する。プリント・ステーションは、第2のスマート・カードを読取って流体に関する情報を取得することにより、第2のスマート・カードを組み入れる(ステップ106)。この情報は、容量情報(volumetric information)、流体固有データ、プリント・ステーション動作パラメータ情報、および、これらの組み合わせを含む。コントローラを備えるプリント・ステーションは、第2のスマート・カードから取得した情報を用いて動作する(ステップ108)。プリント・ステーションは、交換式流体コンテナから流体が取り出されているかどうかを確認する。この場合、容量 (volumetric amount)を確認する(ステップ110)。そして、リーダ/ライタは、第2スマート・カードから引き出された流体の量を引き落とし(ステップ112)、よって、プリントヘッドの動作を保証範囲内に保つ。
例えば、スマート・カードおよびスマート・カード・リーダは、次のように動作する。インクの導入に際し、オペレータは、コントローラによる通常の選択工程を用いてインク番号を選択する。コンテナに付随するスマート・カードは、流体システムのスマート・カード・リーダに挿入される。流体システムは、周期的にスマート・カードをチェックする。インクがシステムと適合していなければ、「不適切なインクが取り付けられました。」といった注意が発せられる。スマート・カードが検出されなければ、「インク・カードが取り付けられていません。」といった注意が発せられる。
使用中のインクに関するインデックス・ファイル(インクデックス・ファイル)(inkdex file)は、スマート・カードに記憶される。スタート・アップの際、および、新しいスマート・カードが挿入られた際、システムは、スマート・カードのインデックス・ファイル(インクデックス・ファイル)のバージョン番号をチェックし、システムで実行しているバージョン番号と比較する。スマート・カードのバージョンがより新しければ、システムは自動的にスマート・カードのバージョンを、システムのプロセッサ・ボードに転送し、インデックス・ファイル(インクデックス・ファイル)をリロードする。スマート・カードには、その他に、例えば、「製造日」、「バッチ番号」、および、「有効期限」といった情報を記憶することができる。スマート・カードにクエリを行い、システムは、インクの有効期限が過ぎていると判断すれば、システムは、「インクの有効期限が切れています。」といった注意を発する。
スマート・カードは、セキュアメモリ(secure memory)として機能し、プリント・ステーションは、セキュアメモリで、コンテナからのインクの使用を追跡することができる。スマート・カードは、インクのコンテナ毎に配される。最初に、インクのコンテナのサイズに対応したインクの量をスマート・カードへ登録する。最初に登録する量は、「容量登録」と称する。
本実施形態においては、一般にスマート・カードおよびスマート・カード・リーダは、ISO−78126に適合しており、そのように選ばれたものである。なぜなら、以下の点で、メモリがセキュアだからである。(a)スマート・カードの出力を、他のデバイスでエミュレートすることが不可能である。(b)スマート・カードは、「再チャージ」できない。(つまり、プロセッサしか暗号化アルゴリズムおよび鍵を知らないので、セキュアなインタフェースに対し、記憶領域への書き込みを行うことが不可能である。)(c)スマート・カードのメモリをコピーすることは不可能である。
さらに、スマート・カードのメモリは、不揮発性であり、メモリの維持に外部電力を要しない。別の実施形態例においては、あらゆるセキュアメモリ・デバイスを用いてもよい。スマート・カードを用いた実施形態例においては、情報の暗号化にバリエーションが存在する。しかし、当業者にとっては、コードの変換を安全に保護することができるアルゴリズムおよび鍵の多くは周知である。
図10は、本方法による実施の例を示す図である。ここでは、交換式流体コンテナの流体は、リザーバ内に存在している流体との適合性が無い。プリント・ステーションは、交換式流体コンテナ内の流体とプリント・ステーション内の流体との適合性を、スマート・カード内の情報を読み取ることで確認する(ステップ604)。プリントヘッドは、リザーバ内に既に存在する流体に関する情報を有する。そして、プリント・ステーションは、現行の流体に関する情報と、スマート・カード内の情報とを比較する。両方の流体に、互いに互換性(適合性)がなければ、プリント・ステーションは、少なくとも、ユーザに対し、この保証規約違反状態について、受諾、拒否、応答せず、または、スマート・カードの挿入、の選択肢を提示する(ステップ208)。
受諾の応答が選択された場合、リザーバには、交換式流体コンテナからの流体が注入される。プリント・ステーションは、ユーザに対し、ユーザ・インタフェースを介して、保証規約違反が生じたことを示すメッセージを送信する。このメッセージは、プリントヘッドに対しても送信される。このメッセージは、リセットまたは削除することができない(ステップ208a)。応答なしの場合、または、拒否の応答が選択された場合、交換式流体コンテナからリザーバへの流体の流れは禁止される(ステップ208bまたはステップ208c)。
ユーザが、交換式流体コンテナの流体を、適合性を有する流体と交換し、正当な第2のスマート・カードを挿入すれば、プリント・ステーションは、交換式流体コンテナの流体をリザーバに注入することを許可する(ステップ608)。プリント・ステーションは、図9に示すような第2のスマート・カードを用いた適合性を有する流体に関する保証規約の順守を検証するステップを実行する。
以上、いくつかの好適な実施の例を参照し、実施形態を詳細に説明したが、変形例および修正例は、本発明の範囲に含まれる。
印刷システムおよびスマート・カードの全体概略図 スマート・カードの構成要素の代表図 スマート・カードに記録できるデータ・フィールドの模式図 本デバイスのプリント・ステーション内で動作するプリントヘッドの図 印刷システムに対し適合性を有する流体の使用に関する保証規約の順守を検証する方法の、実施形態における工程のシークエンスを示すフローチャート 印刷システムに対し適合性を有する流体の使用に関する保証規約の順守を検証する方法の、実施形態における工程のシークエンスを示すフローチャート 印刷システムに対し適合性を有する流体の使用に関する保証規約の順守を検証する方法の、実施形態における工程のシークエンスを示すフローチャート 印刷システムに対し適合性を有する流体の使用に関する保証規約の順守を検証する方法の、実施形態における工程のシークエンスを示すフローチャート 印刷システムに対し適合性を有する流体の使用に関する保証規約の順守を検証する方法の、実施形態における工程のシークエンスを示すフローチャート 印刷システムに対し適合性を有する流体の使用に関する保証規約の順守を検証する方法の、実施形態における工程のシークエンスを示すフローチャート
符号の説明
10 ・・・ プリント・ステーション
12 ・・・ リザーバ
13 ・・・ 流体
14 ・・・ 流体供給ライン
16 ・・・ 交換式流体コンテナ
17 ・・・ 交換流体
18 ・・・ 調節弁
20 ・・・ スマート・カード
21 ・・・ 情報
22 ・・・ コントローラ
24 ・・・ リーダ/ライタ
26 ・・・ 流量計
28 ・・・ マイクロチップ
30 ・・・ 基材
32 ・・・ フラッシュメモリ
34 ・・・ ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
36 ・・・ マイクロプロセッサ
38 ・・・ 通信リンク
40 ・・・ 非カード・ソース
42 ・・・ データ:コンテナに関する情報
44 ・・・ データ:流体の動作特性
46 ・・・ データ:流体の信頼特性
48 ・・・ データ:コンテナの流体の物理的特性に関する仕様
50 ・・・ データ:コンテナの流体の容量値
52 ・・・ データ:バッチの有効期限
54 ・・・ データ:バッチ番号
56 ・・・ データ:製造プラント識別番号
58 ・・・ データ:顧客名
60 ・・・ データ:顧客住所
62 ・・・ データ:印刷量に基づくチャージに対する承諾
64 ・・・ データ:動作パラメータ
66 ・・・ データ:プリントヘッド情報
68 ・・・ セキュリティ暗号化アルゴリズム
70 ・・・ プリントヘッド
72 ・・・ ユーザ・インタフェース
74 ・・・ センサ
76 ・・・ ドロップ・ジェネレータ
78 ・・・ オリフィス構造
80 ・・・ ジェット・アレイ
81 ・・・ チャージ・デバイス
82 ・・・ キャッチャ
84 ・・・ 流体ライン
86 ・・・ ポンプ
88 ・・・ 流体帰還ライン
100 ・・・ ステップ:交換式流体コンテナと、容量クレジットを探知するスマート・カードを備えたプリント・ステーションとを、流体的に接続する
102 ・・・ ステップ:交換式流体コンテナからの流体の取り込みをリクエストする
104 ・・・ ステップ:リーダ/ライタにスマート・カードが存在することを確認する
106 ・・・ ステップ:コントローラが、スマート・カードを読取って流体に関する情報を取得する
108 ・・・ ステップ:コントローラおよびスマート・カードを備えたプリント・ステーションが、プリント・ステーションの動作パラメータの情報を用いて動作する
110 ・・・ ステップ:交換式流体コンテナから引き出された流体の量を確認する
112 ・・・ ステップ:コントローラが、リーダ/ライタを用いて引き出した流体の量をスマート・カードに書き込む
204 ・・・ ステップ:リーダ/ライタにスマート・カードが存在しないことを確認する
206 ・・・ ステップ:プリント・ステーションのユーザ・インタフェースに、ユーザに対してスマート・カードが存在しないことで保証規約違反状態が生じていることを警告するメッセージを送る
208 ・・・ ステップ:保証規約違反状態に関し、受諾する、拒否する、応答しない、または、スマート・カードを挿入する、の選択肢を提示する
208a・・・ ステップ:受諾の場合、交換式流体コンテナからの流体をリザーバに注入し、プリントヘッドにメッセージを送信する
208b・・・ ステップ:拒否の場合、リザーバへの流体の流れを禁止する
208c・・・ ステップ:応答せずの場合、リザーバへの流体の流れを禁止する
208d・・・ ステップ:容量クレジットを有するスマート・カードの挿入の場合、交換式流体コンテナからの流体をリザーバに注入する
304 ・・・ ステップ:リーダ/ライタでスマート・カードの容量クレジットがゼロであることを確認する
306 ・・・ ステップ:プリント・ステーションのユーザ・インタフェースに、ユーザに対してスマート・カードの容量クレジットがゼロであることで保証規約違反状態が生じていることを警告するメッセージを送る
308 ・・・ ステップ:容量クレジットを有するスマート・カードの挿入の場合、交換式流体コンテナからの流体をリザーバに注入する
404 ・・・ ステップ:リーダ/ライタ内のスマート・カードが読取り不可能であることを確認する
406 ・・・ ステップ:プリント・ステーションのユーザ・インタフェースに、ユーザに対してスマート・カードが読取り不可能であることで保証規約違反状態が生じていることを警告するメッセージを送る
408 ・・・ ステップ:リーダ/ライタで読取り可能な容量クレジットを有するスマート・カードの挿入の場合、交換式流体コンテナからの流体をリザーバに注入する
504 ・・・ ステップ:スマート・カードを用いて交換式流体コンテナの流体が有効期限を過ぎていることを確認する
506 ・・・ ステップ:プリント・ステーションのユーザ・インタフェースに、ユーザに対して有効期限を過ぎていることで保証規約違反状態が生じていることを警告するメッセージを送る
508 ・・・ ステップ:スマート・カードの挿入の場合、交換式流体コンテナからの流体をリザーバに注入する
604 ・・・ ステップ:リーダ/ライタ内のスマート・カードを用いて交換式流体コンテナ内の交換流体とプリント・ステーション内の流体の間に適合性(互換性)が無いことを確認する
606 ・・・ ステップ:プリント・ステーションのユーザ・インタフェースに、ユーザに対して交換式流体コンテナ内の交換流体とプリント・ステーション内の流体の間に適合性(互換性)が無いことで保証規約違反状態が生じていることを警告するメッセージを送る
608 ・・・ ステップ:第2のスマート・カードを備えた適合性を有する流体を取り付けて、交換式流体コンテナからの流体をリザーバに注入する

Claims (3)

  1. 印刷システムにおける適合性を持つ流体の利用について、保証規約の順守を検証する方法であって、
    a.プリント・ステーションに付随する交換式流体コンテナと、容量クレジットを追跡記録するスマート・カードとを、流体的に接続し、
    前記プリント・ステーションはプリントヘッドと、該プリントヘッドに接続されるコントローラと、該コントローラに接続されるスマート・カード用リード/ライタとを含み、前記プリントヘッドはドロップ・ジェネレータと、リザーバと、オリフィス構造と、キャッチャ・アセンブリとを有し、
    b.前記交換式流体コンテナからの前記流体の引き出しを要求し、
    c.前記リーダ/ライタにおける前記スマート・カードの存在を確認し、
    d.前記コントローラによりスマート・カードを読み出し、前記流体に関する情報を取得し、
    前記情報には、容量情報、流体の固有データ、プリント・ステーションの動作パラメータ情報、及びそれらの組み合わせが含まれ、
    e.前記コントローラ及びスマート・カードにより、プリント・ステーションの動作パラメータ情報を用いて、前記プリント・ステーションを動作させ、
    f.前記交換式流体コンテナから引き出された流体の引き出し量を確認し、
    g.前記コントローラから前記リーダ/ライタを用いて、前記引き出し量を前記スマート・カードに書き込み、その際、前記リーダ/ライタは前記引き出し量を前記スマート・カードから引き落とし、それによりプリントヘッドの動作を保証範囲内に維持する、
    方法。
  2. 印刷システムにおける適合性を持つ流体の利用について、保証規約の順守を検証する方法であって、
    a.プリント・ステーションに付随する交換式流体コンテナと、容量クレジットを追跡記録するスマート・カードとを、流体的に接続し、
    前記プリント・ステーションはプリントヘッドと、該プリントヘッドに接続されるコントローラと、該コントローラに接続されるスマート・カード用リード/ライタとを含み、前記プリントヘッドはドロップ・ジェネレータと、リザーバと、オリフィス構造と、キャッチャ・アセンブリとを有し、
    b.前記交換式流体コンテナからの前記流体の引き出しを要求し、
    c.前記リーダ/ライタにおける前記スマート・カードの欠如を確認し、
    d.メッセージを前記プリント・ステーションのユーザ・インタフェースに送信し、前記スマート・カードの欠如による保証規約違反をユーザに警告し、
    e.前記保証規約違反に関して、「受諾」、「拒否」、「応答せず」、または「スマート・カードの挿入」の選択肢を提供し、選択結果に応じて以下のいずれかの処理を行い、
    i)「受諾」の場合、前記リザーバに前記交換式流体コンテナからの流体を注入し、保証規約違反の発生を示す、リセットまたは消去不可能なメッセージを前記プリントヘッドに送り、
    ii)「拒否」の場合、前記流体の前記リザーバへの流入を禁止し、
    iii)「応答せず」の場合、前記流体の前記リザーバへの流入を禁止し、
    iv)容量クレジットを有する「スマート・カードの挿入」の場合、前記リザーバを交換式流体コンテナからの流体で満たし、その際、前記スマート・カードの挿入は以下のステップを含み、
    1.前記コントローラによりスマート・カードを読み出し、前記流体に関する情報を取得し、
    前記情報には、容量情報、流体の固有データ、プリント・ステーションの動作パラメータ情報、及びそれらの組み合わせが含まれ、
    2.前記コントローラ及びスマート・カードにより、プリント・ステーションの動作パラメータ情報を用いて、前記プリント・ステーションを動作させ、
    3.前記交換式流体コンテナから引き出された流体の引き出し量を確認し、
    4.前記コントローラから前記リーダ/ライタを用いて、前記引き出し量を前記スマート・カードに書き込み、その際、前記リーダ/ライタは前記引き出し量を前記スマート・カードから引き落とし、それによりプリントヘッドの動作を保証範囲内に維持する、
    方法。
  3. 印刷システムにおける適合性を持つ流体の利用について、保証規約の順守を検証する方法であって、
    a.プリント・ステーションに付随する交換式流体コンテナと、容量クレジットを追跡記録するスマート・カードとを、流体的に接続し、
    前記プリント・ステーションはプリントヘッドと、該プリントヘッドに接続されるコントローラと、該コントローラに接続されるスマート・カード用リード/ライタとを含み、前記プリントヘッドはドロップ・ジェネレータと、リザーバと、オリフィス構造と、キャッチャ・アセンブリとを有し、
    b.前記交換式流体コンテナからの前記流体の引き出しを要求し、
    c.前記リーダ/ライタ内の前記スマート・カード上の容量クレジットがゼロであることを確認し、
    d.メッセージを前記プリント・ステーションのユーザ・インタフェースに送信し、前記容量クレジットがゼロであることによる保証規約違反をユーザに警告し、
    e.前記保証規約違反に関して、「受諾」、「拒否」、「応答せず」、または「スマート・カードの挿入」の選択肢を提供し、選択結果に応じて以下のいずれかの処理を行い、
    i)「受諾」の場合、前記リザーバに前記交換式流体コンテナからの流体を注入し、保証規約違反の発生を示す、リセットまたは消去不可能なメッセージを前記プリントヘッドに送り、
    ii)「拒否」の場合、前記流体の前記リザーバへの流入を禁止し、
    iii)「応答せず」の場合、前記流体の前記リザーバへの流入を禁止し、
    iv)容量クレジットを有する「スマート・カードの挿入」の場合、前記リザーバを交換式流体コンテナからの流体で満たし、その際、前記スマート・カードの挿入は以下のステップを含み、
    1.前記コントローラによりスマート・カードを読み出し、前記流体に関する情報を取得し、
    前記情報には、容量情報、流体の固有データ、プリント・ステーションの動作パラメータ情報、及びそれらの組み合わせが含まれ、
    2.前記コントローラ及びスマート・カードにより、プリント・ステーションの動作パラメータ情報を用いて、前記プリント・ステーションを動作させ、
    3.前記交換式流体コンテナから引き出された流体の引き出し量を確認し、
    4.前記コントローラから前記リーダ/ライタを用いて、前記引き出し量を前記スマート・カードに書き込み、その際、前記リーダ/ライタは前記引き出し量を前記スマート・カードから引き落とし、それによりプリントヘッドの動作を保証範囲内に維持する、
    方法。
JP2005275512A 2005-09-22 2005-09-22 流体の適合性を確認し保証規約の順守を検証する方法 Pending JP2007083571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005275512A JP2007083571A (ja) 2005-09-22 2005-09-22 流体の適合性を確認し保証規約の順守を検証する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005275512A JP2007083571A (ja) 2005-09-22 2005-09-22 流体の適合性を確認し保証規約の順守を検証する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007083571A true JP2007083571A (ja) 2007-04-05

Family

ID=37971054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005275512A Pending JP2007083571A (ja) 2005-09-22 2005-09-22 流体の適合性を確認し保証規約の順守を検証する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007083571A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020023090A (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 株式会社日立産機システム インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の管理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0789092A (ja) * 1993-09-22 1995-04-04 Toray Ind Inc インクジェット記録装置の洗浄方法及び水性洗浄液
JP2000246921A (ja) * 1998-12-28 2000-09-12 Hitachi Maxell Ltd 収納容器及び管理システム
JP2001071469A (ja) * 1999-09-01 2001-03-21 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置
JP2001345963A (ja) * 2000-06-02 2001-12-14 Canon Inc 印刷装置
JP2002307723A (ja) * 2001-02-21 2002-10-23 Illinois Tool Works Inc <Itw> 流体ジェット式印刷装置用インテリジェント式流体供給装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0789092A (ja) * 1993-09-22 1995-04-04 Toray Ind Inc インクジェット記録装置の洗浄方法及び水性洗浄液
JP2000246921A (ja) * 1998-12-28 2000-09-12 Hitachi Maxell Ltd 収納容器及び管理システム
JP2001071469A (ja) * 1999-09-01 2001-03-21 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置
JP2001345963A (ja) * 2000-06-02 2001-12-14 Canon Inc 印刷装置
JP2002307723A (ja) * 2001-02-21 2002-10-23 Illinois Tool Works Inc <Itw> 流体ジェット式印刷装置用インテリジェント式流体供給装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020023090A (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 株式会社日立産機システム インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の管理方法
JP7146514B2 (ja) 2018-08-07 2022-10-04 株式会社日立産機システム インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の管理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2369445C (en) Intelligent fluid delivery system for a fluid jet printing system
US7761331B2 (en) Ink cartridge vending machine
US6325495B1 (en) Method and apparatus for preventing the unauthorized use of a retaining cartridge
JP4093623B2 (ja) 交換可能なインク容器を有するプリンタ用カートリッジ
US6532351B2 (en) Wireless interaction with memory associated with a replaceable module for office equipment
US6158850A (en) On carrier secondary ink tank with memory and flow control means
US7618138B2 (en) Ink stick with electronically-readable memory device
WO2005108098A1 (en) Ink compatibility assurance system
TW200911541A (en) Non-volatile memory data integrity validation
JPH10202901A (ja) インクレベルを検出するインク・カートリッジ
US20040012645A1 (en) System and method for filling a reservoir
US7401052B2 (en) Method for validating warranty compliance and ink compatibility assurance
JP4251310B2 (ja) インクカートリッジのリサイクルシステムおよび方法
CA2840527C (en) Self-transforming imaging cartridge chip
EP1745932B1 (en) Method for validating warranty compliance and ink compatibility assurance
JP2007083571A (ja) 流体の適合性を確認し保証規約の順守を検証する方法
US6776470B2 (en) Memory device on a printer consumable programmed with target intervention rate data and methods
US20120327451A1 (en) Method of Transforming an Imaging Machine
US20060278699A1 (en) Method to prevent metered toner gray market leakage
CN111319363A (zh) 废液箱的管理方法、废液箱、打印机及废液箱的管理系统
US20060146100A1 (en) Ink jet supply component including a secure memory serial device
US20190049877A1 (en) Immunizing Cartridge Chip
KR19990011183A (ko) 잉크젯 프린터의 소모품 교체 허용방법
US20140085662A1 (en) Methods of Inducing an Imaging Machine

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080131

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110107

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111227