JP2004174716A - 写真プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】写真印刷自動販売機において、サイズが異なるリボンを装填した複数台のプリンタを内蔵し、印刷指定枚数に応じて最も効率の良い高速印刷のできるプリンタを自動的に選択して印刷処理を行う写真印刷自動販売機を提供する。
【解決手段】奇数枚印刷が指定されたとき、まず、最初に端数の1枚はLサイズ用のプリンタで印刷をし、残りの偶数枚の印刷は2Lサイズ用のプリンタを用いて、Lサイズを2枚ずつ印刷する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラで撮影した画像を印刷するための画像印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラが急速に普及してきている。それに伴い、デジタルカメラで撮影した画像を印刷するためのプリンタも様々なものが開発されてきている。それらのプリンタのひとつに、自動販売機型のプリンタ(以降、プリント自販機と称す)がある。これは、ユーザに、撮影した画像を記憶したメディア(PCカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)等)をプリント自販機に直接挿入してもらい、その記憶メディアの内容を印刷することにより、所定の印刷料金を徴収するというものである。このプリント自販機は、ユーザがプリンタ本体を購入する必要がなく、従来の銀塩写真における撮影から現像までのシステムの流れと同様であり、ユーザに受け入れられやすいと考えられることから、将来的に広く普及すると期待されている。
【0003】
一般的なプリント自販機は、メインコントローラとして機能するパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)と、実際の印刷処理を行うサーマルプリンタにより構成されており、両者は通信ケーブルによってつながっている。カラープリントを行うサーマルプリンタは、一般的に黄色、マゼンタ、シアンの3原色のインクが順次塗ってあるインクリボンを用いて印刷する。
【0004】
プリント自販機内での処理は、概ね次のようになっている。ユーザインターフェースや、記録メディアからの画像読み出し、画像処理(JPEG伸長、サイズ変換、画質調整、色変換(RGB→YMC)など)などはパソコンが行い、ラスタ画像データをプリンタに送信する。プリンタでは受信したラスタ画像データを印刷する。
【0005】
ところで、プリント自販機では、ユーザのニーズにより様々な印刷用紙の大きさ(サイズ)で印刷する必要がある。このような場合、従来1台のプリント自販機に複数台のプリンタが内蔵されていて、Lサイズ、2Lサイズといった異なったサイズの印刷が可能な場合、Lサイズの印刷メディアが装着されているプリンタはLサイズの印刷を、2Lサイズの印刷メディアが装着されているプリンタは2Lサイズのみを印刷する。
【0006】
上記の様な場合、例えばLサイズを複数枚印刷しようとした場合、プリンタが複数台内蔵されているにもかかわらず、2Lサイズ用のプリンタは稼動しないで印刷時間が長くなるという問題がある。
また、Lサイズの印刷メディアでLサイズの印刷を1枚1枚行うと、印刷用紙は印刷用紙を送る部分から実際に印刷が行われる部分、インクリボンはインクリボンのセンサーマークから実際に印刷が行われる部分が無駄になり、例えば2Lサイズの印刷メディアにLサイズを2枚印刷するよりも無駄な部分が多いという問題がある。
【0007】
そこで、Lサイズと2Lサイズの印刷用プリンタをそれぞれ用意し、2Lサイズの印刷指定に対しては、2Lサイズのリボンが装填されたプリンタを用い、Lサイズの印刷指定に対しては、Lサイズのリボンが装填されたプリンタを用いて印刷するプリンタシステムにおいて、Lサイズのリボンが装填されたプリンタのリボンが無くなった場合に、2Lリボンが装填されているプリンタで印刷させることが出来るプリンタシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−234202号(第7−8頁、第11−14図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1では、複数台のプリンタを内蔵しながらLサイズ(12.7×8.90(cm))、2Lサイズ(12.7×17.8(cm))の印刷を最適な分配処理によって、複数台プリンタに振り分け実行することにより高速に印刷処理ができる写真印刷自動販売機に関する制御の方法については開示されていない。
【0010】
本発明は、写真印刷自動販売機において、サイズが異なるリボンを装填した複数台のプリンタを内蔵し、印刷指定枚数に応じて最も効率の良い高速印刷のできるプリンタを自動的に選択して印刷処理を行う写真印刷自動販売機を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1記載の発明によれば、単位面積画像を印刷する単位画像印刷手段と、該単位面積画像の正の実数N倍の面積の画像である実数倍面積画像とを印刷する実数倍面積画像印刷手段とを備える画像印刷装置において、指定された印刷枚数に応じて、前記単位画像印刷手段と前記実数倍面積画像印刷手段とに印刷指示を与える印刷指示手段を備えることを特徴とする画像印刷装置を提供することによって達成できる。
【0012】
このように構成することによって、プリント自販機に内蔵されている複数のプリンタの印刷処理枚数、印刷処理時間、または稼働率等を均一化することで印刷処理負荷の偏りを解消し、高速処理制御を行うことができる。また、消耗品資源の浪費も防止することができる。
【0013】
また上記課題は、請求項2記載の発明によれば、単位面積画像を印刷する単位画像印刷手段と、該単位面積画像の正の実数N倍の面積の画像である実数倍面積画像とを印刷する実数倍面積画像印刷手段とを備える画像印刷装置において、指定された印刷枚数に応じて、前記単位画像印刷手段または前記実数倍面積画像印刷手段に印刷指示を与える印刷指示手段を備えることを特徴とする画像印刷装置を提供することによって達成できる。
【0014】
また上記課題は、請求項3記載の発明によれば、前記印刷指示情報は、単位面積画像を奇数枚印刷する場合、該印刷枚数のうち少なくとも1枚分の印刷指示を前記単位画像印刷手段に与えることを特徴とする請求項1または2記載の画像印刷装置を提供することによって達成できる。
【0015】
このように構成することによって、奇数枚印刷をする場合、端数の1枚については、単位画像印刷手段、例えばLサイズ印刷用プリンタで印刷することで、インクリボン等の消耗品を無駄な浪費を防止することができる。
また上記課題は、請求項4記載の発明によれば、前記印刷指示情報は、単位面積画像を複数枚印刷する場合、N枚分の単位面積画像を記憶手段に格納して、該格納手段により格納した単位面積画像群を印刷する旨の印刷指示を前記実数倍面積画像印刷手段に与えることを特徴とする請求項1または2記載の画像印刷装置を提供することによって達成できる。
【0016】
このように構成することによって、例えば、Lサイズの印刷データが1ページ分しかないときに2ページ分溜まるまで待って、2ページ分溜まったらその2ページ分の印刷データを集約して2Lサイズ用プリンタで印刷することができる。また上記課題は、請求項5記載の発明によれば、前記印刷指示情報は、単位面積画像を複数枚印刷する場合、各前記単位画像印刷手段と各前記実数倍面積画像印刷手段とに備えられている消耗品の残量に基づいて、各前記単位画像印刷手段と各前記実数倍面積画像印刷手段とに印刷指示を与えることを特徴とする請求項1または2記載の画像印刷装置を提供することによって達成できる。
【0017】
このように構成することによって、予め消耗品の残量の範囲内で各プリンタに印刷指示を振り分けているので、印刷途中で消耗品切れということで印刷が中断することがない。
また上記課題は、請求項6記載の発明によれば、前記印刷指示情報は、単位面積画像をP(Pは自然数)枚印刷する場合であって、前記単位画像印刷手段がQ(Qは自然数)個と前記実数倍面積画像印刷手段がR(Rは自然数)個とに備えられている場合において、PがQ以下の場合、各前記単位画像印刷手段に1枚分ずつの印刷指示を与え、PがQより大きい場合、前記実数倍面積画像印刷手段、各前記単位画像印刷手段の順で印刷指示を与えることを特徴とする請求項1または2または4記載の画像印刷装置を提供することによって達成できる。
【0018】
このように構成することによって、例えば、3(=Q)台のLサイズ用プリンタと1台(=P)の2Lサイズ用プリンタが内蔵されたプリント自販機に対してLサイズの画像を3(=P)枚印刷する指定をしたとき、P≦Qであるので、3台のLサイズ用プリンタにそれぞれ1枚ずつ印刷指示を与えて、それぞれのLサイズ用プリンタで並列して印刷することができる。これにより、1枚分の印刷時間で3枚印刷することができる。また、例えば、3(=Q)台のLサイズ用プリンタと1台(=P)の2Lサイズ用プリンタが内蔵されたプリント自販機に対してLサイズの画像を4(=P)枚印刷する指定をしたとき、P≧Qであるので、まず、最初に2Lサイズ用プリンタに2枚分の印刷指示を与えて、次に、3台のLサイズ用プリンタのうち2台にそれぞれ1枚ずつ印刷指示を与えて、それぞれのLサイズ用プリンタで並列して印刷することができる。これにより、指定された印刷枚数を高速で印刷することができるように、最適に選択制御することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明にかかるプリント自販機の外観概略図を示す。このプリント自販機1は、例えば店舗や街角に設置され、イーサネット(登録商標)等を介して管理センタやサーバに接続されている。
【0020】
同図において、2は操作表示部であり、3は記録メディアの挿入口であり、4は印刷写真取出口であり、5は投入金等用ディスプレイであり、6はコイン挿入口であり、7は紙幣挿入口であり、8はつり銭取り出し口である。操作表示部2はタッチパネル付きのカラー液晶表示装置であり、必要なキー表示が行われる。また、操作表示部2には写真画像を選択する際のサムネイル表示等の各種表示が行われる。
【0021】
記録メディア挿入口3は、それぞれコンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、SDメモリカード、スマートメディア(登録商標)、PCカード(登録商標)の各種メディアが挿入され、カードリーダ(図2に示す11)によって写真画像が読み出される。
【0022】
コイン挿入口6、紙幣挿入口7は、ユーザが料金を挿入する箇所であり、料金挿入後、その金額が投入金等用ディスプレイに表示される。つり銭取り出し口8は、釣り銭を返却する箇所である。また、印刷写真取出口4にはユーザによって指定された写真画像がプリント出力される。
【0023】
図2は、プリント自販機1の内部システムの概要を示す図である。プリント自販機1は、CPU(Central Processing Unit)9a、メモリ9b、モニター及び操作ボタン2(タッチパネル付きのカラー液晶表示装置)、メモリーカードリーダ11、金銭授受機構13、プリンタ20より構成される。同図において、メモリー9b内の情報によりCPU9aが制御され、CPU9aはメモリーカードリーダ11によってメモリーカードのデータを読み込み、モニターに画像を表示させる。金銭授受機構13より入金が確認されるとプリンタで印刷を開始する。
【0024】
図3は上記外観構成を有するプリント自販機1の内部回路を説明する図である。プリント自販機1はメインコントローラ10、及び上記操作表示部2、記録メディア挿入口3(メモリーカードリーダ11)、印刷写真取出口4に対応する部材又は回路で構成されている。メインコントローラ10は、図2で示したCPU9a、メモリ9bを含むものである。例えば、操作表示部2はタッチLCD2aが対応し、このタッチLCD2aにガラス板等を設置した状態が操作表示部2である。ユーザはタッチLCD2aに表示されるタッチキーを操作してキー操作信号をメインコントローラ10に送る。メインコントローラ10は上記キー操作信号を操作入力制御に基づいて処理する。
【0025】
また、メインコントローラ10は、メンテナンスキー15とも接続されている。メンテナンスキー15は、タッチパネル2で入力できない特殊な設定を行う場合に使用するものであり、金額の設定やプリント自販機1の設定変更等を行う場合にメインコントローラ10に対して指示を行うものである。
【0026】
また、記録メディア挿入口3内に設けられたメモリーカードリーダ11は複数のカードアダプタ11a〜11eで構成され、各カードアダプタ11a〜11eはUSB HUB(universal serial bus HUB)12を介してメインコントローラ10のUSBポートに接続されている。カードアダプタ11a〜11eには、対応する上記メディアが装着され、メインコントローラ10のプリンタ制御に従って写真画像が読み出され、例えば内蔵ハードディスク(HDD)10aに記憶される。また、内蔵ハードディスク(HDD)10aは、後述する写真画像の加工制御や、印刷制御パターンのプログラムを記憶しており、メインコントローラ10はこのプログラムに従って後述する印刷制御処理を行う。例えば、「すべてプリント」、「えらんでプリント」、「インデックスプリント」、「いろいろプリント」に対する印刷制御、「カレンダ」印刷、「マルチ」印刷、「フレーム」印刷、「手書き」印刷、「美肌」印刷、「色合い」印刷等の印刷制御、更には後述するDPOFフォーマットで記録された印刷注文情報に従った印刷制御やインデックス画像の作成処理を行う。
【0027】
また、メインコントローラ10は写真画像等を操作表示部2に表示する際、表示画像制御プログラムに基づいて表示制御を行い、金銭アダプタ13aを介して投入金額及び釣り銭管理も行う。尚、受領書プリンタ14は、メインコントローラ10の制御に従って料金精算に基づく領収書の発行を行う。
【0028】
一方、メインコントローラ10には、更にスピーカ16も取り付けられ、メインコントローラ10から音声信号が出力される。スピーカ16から出力される音声は、例えばプリント自販機1の操作方法等の説明であり、音声出力制御プログラムに基づいてユーザに報音する。また、メインコントローラ10にはフロッピー(登録商標)ディスク(FDD)17やCD−R(CD−RW)18のドライバも設置され、メディア入力制御プログラムに基づいてドライブ制御される。
【0029】
さらに、メインコントローラ10に接続されたPHS(Personal Handy phone System)19は、ネットワークを介して管理する為の構成であり、不図示のセンタサーバと通信を行い、プリント自販機1のメンテナンスや装置の使用状態の管理等を行う。
【0030】
写真プリンタ20(20a,20b,20c,20d)は、メインコントローラ10から供給される印刷データに従って印刷処理を行う。ここで、印刷データは内蔵HDD10aに格納された画像情報や前述の各種加工画像情報、メディアから直接読み出された写真画像等の印刷データである。
【0031】
尚、プリント自販機1には装置内の温度を調整するためファン21a、21bが設備され、メインコントローラ10の制御によって駆動制御される。
さらに、上記タッチLCD2aやメインコントローラ10、写真プリンタ20a〜20d等にはスイッチング電源22から電力供給が行われる。例えば、スイッチング電源22から+24Vの電源が写真プリンタ20a〜20dに供給され、+12V及び+3Vの電源がメインコントローラ10に供給される。勿論、スイッチング電源22に供給される電力は、AC100Vのブレーカ23を通して供給される。
【0032】
図4は、プリント自販機1に内蔵されているプリンタの設置概略を示す図である。 同図では、4台のプリンタ20a,20b,20c,20dが内蔵されている例を示した。プリンタ20a,20bにはLサイズ用の印刷メディア(Lサイズ用のインクリボン等)が装着されており、プリンタ20c、20dには2Lサイズ用の印刷メディア(2Lサイズ用のインクリボン等)が装着されている。以下、Lサイズ用の印刷メディアを備えるプリンタをLプリンタ、2Lサイズ用の印刷メディアを備えるプリンタを2Lプリンタという。
【0033】
図5は、プリンタの模式図である。サーマルヘッド40とプラテンローラー41によりインクリボン46と印刷用紙47が挟まれている。印刷用紙47は紙送りローラー43とピンチローラー42により図面左方向から右方向へ搬送され、インクリボン46は図示されていないインクリボン巻き取りコアに巻き取られることによって搬送され、印刷が行われる。
【0034】
インクリボンセンサーマークがインクリボンセンサー48により検知され、印刷前にセンサーマーク位置までインクリボンが送られる。44,45は印刷用紙断裁機構である。台45上の印刷用紙をカッター44が図面奥から手前に動くことによって印刷用紙47を切ることができる。
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、Lサイズ又は2Lサイズの写真印刷を可能とするリボンの何れかを選択的に装填して利用できるプリンタに関し、特にこのプリンタを複数台装備し、これらのプリンタを平行に稼働させて、異なるサイズの写真を高速に印刷できる写真印刷自動販売機を説明する。
【0035】
2Lサイズ印刷用のリボンが装填されたプリンタでは、Lサイズ、2Lサイズの両方のサイズの写真を印刷できる。印刷用紙はロール紙を用い、そのロール紙は、Lサイズが500枚、2Lサイズが250枚印刷できる長さのものを備える。
【0036】
図6(a)に示すように、2Lサイズ用インクリボンは単位画面領域が2Lサイズに対応する(2Lサイズを少し上回る)面積のインク領域Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),CT(オーバーコート層)が順次繰り返す形で形成されている。Y,M,C,CTの1セットが終わる毎に初期位置を示すリボンマークが設けられている。
【0037】
2Lサイズのインクリボンでは、2Lサイズの写真を印刷する場合、図6(a)のように各インク50につき2Lサイズの写真1枚51と対応するようにインクリボンを使用して印刷し、Lサイズの写真を偶数枚印刷する場合、図6(b)のように各インク50につきLサイズの写真2枚52a,52bと対応するようにインクリボンを使用して印刷する。
【0038】
ところが、2Lサイズのインクリボンを用いてLサイズの印刷が奇数枚指定された場合、図6(c)に示すように、半端の1枚部分については、2Lサイズのインク面積の前半部分53だけが利用され、後半部分54は使用されないで残ってしまう。
【0039】
このため、Lサイズ印刷用のインクリボンが装填されたプリンタも共に内蔵して、奇数枚の部分は、Lサイズ印刷用のインクリボンが装填されたプリンタを用いて印刷処理を行う。この印刷処理を高速に行うために、両サイズのプリンタを2台ずつ、または2Lサイズ用3台とLサイズ用1台などの組み合わせで、プリント自販機1に内蔵させる。
【0040】
図7は、第1の実施形態の概念的な処理フローを示す。図7の下部に「RET」(RETURN)が描写されているが、フローが「RET」に到達した場合、同図ではどの処理に戻るかを明記していないが、以下の説明の都度、その戻り先を述べる。
【0041】
まず、ユーザはタッチパネル2により、どの写真をどのサイズで何枚印刷する等の印刷指定をする。その指定情報は、メインコントローラ10に伝えられ、メインコントローラ10でその指定された処理を行う(最初に、どの写真を、どのサイズで、何枚印刷するかの情報は、全て認識する)(ステップS1(以下、ステップをSと省略する))。
【0042】
メインコントローラ10は、その指定情報に従って、記録メディア挿入口3に挿入された記録メディアから画像データを読み出す(S2)。そして、読み出したデータの印刷指定サイズがLサイズか2Lサイズかを認識する(S3)。
2Lサイズの場合(S3で「2L」方向へ進む)には、その読み出した画像データをそのままフレームメモリ9bに展開する(S4)。2Lプリンタが印刷中であるならば、印刷が終了するまで待機して待ち(S5で「N」方向へ進む)、2Lプリンタが空いたら(S5で「Y」方向へ進む)、この2Lプリンタを用いて印刷する(S6)。
【0043】
S3でLサイズと判定された場合、Lサイズの印刷残枚数が偶数枚か奇数枚かを判定する(S7)。S7で偶数枚と判定された場合(S7で「Y」方向へ進む)、S8の処理に進む。S7で奇数枚と判定された場合(S7で「N」方向へ進む)、必ず1枚はLプリンタで印刷するから、Lサイズデータが入ってきた場合、1枚は無条件にLプリンタで印刷する(S13)。S13の処理終了後、後続の印刷データがない場合は印刷処理を終了し、そうでない場合には、S8の処理へ進む。
【0044】
次に、後続の印刷データがあるか否かを判定する(S8)。後続の印刷データがない場合(S8で「N」方向へ進む)、S13で印刷を行う。後続の印刷データがある場合(S8で「N」方向へ進む)、2Lプリンタが使われているかどうか識別する(S9)。2Lプリンタが使用中で空いていない場合(S9で「N」方向へ進む)、S13で印刷を行う。
【0045】
2Lプリンタが比較的空いている場合(S9で「Y」方向へ進む)には、2L用プリンタで印刷するが、Lプリンタを複数台並列で印刷を行う方が、印刷処理が速い場合もある。したがって、このとき、Lプリンタを使った方が印刷処理が速いか、2Lプリンタを使った方が印刷処理が速いかということも判定する。
【0046】
S9で2Lプリンタを用いて印刷すると決定した場合、メインコントローラ10に内蔵されているバッファに待ちデータがあるか否かを判定する(S10)。待ちデータがない場合(S10で「N」へ進む)、バッファにLサイズの印刷データData1を格納し、次に後続の印刷データData2について、S10の処理を行う。このとき、バッファに待ちデータData1があるので(S10で「Y」へ進む)、Lサイズ印刷データData2とバッファ格納された待ちデータData1とを合わせてフレームメモリに展開し(S12)、バッファに格納されている待ちデータData1を削除する。その後、S6でフレームメモリに展開された内容(Data1,Data2)を印刷する。
【0047】
以上の処理を印刷データがなくなるまで繰り返す。
ここで、S9で触れたことについてさらに詳述する。たとえば、2LサイズがM(Mは正数)枚、LサイズがN(Nは正数)枚指定された場合、メインコントローラ10は、2LサイズM枚の2Lプリンタ印刷完了時間を計算し、その間LサイズをLプリンタで並列印刷した際、残りのLサイズ印刷枚数を計算し、2Lプリンタに回して印刷させた方が早いかどうかを計算する。
【0048】
以上より、プリント自販機1に内蔵されている複数のプリンタの印刷処理枚数、印刷処理時間、または稼働率等を均一化することで印刷処理負荷の偏りを解消し、高速処理制御を行うことができる。
ところで、プリント自販機1内部には、例えば図4に示すように、通常2Lプリンタが2台、Lプリンタが2台装備されている。各プリンタ20は、プリント自販機1本体に対して挿脱交換自在に構成されている。各プリンタ20の種類に応じた取り付け位置は、例えば固定されているものとすると、図4に示すように上段2台が2Lサイズ用、下段2台がLサイズ用と決まっており、消耗品(インクリボン)はそのサイズに応じたものが装填されている必要がある。
【0049】
インクリボンの種類は、それをプリンタに装填してマークを検知すると、L用か2L用かが認識でき、間違った消耗品が装填された場合には、アラームが発生して印刷ができない。この場合、プリンタ種別は配設場所によって決まっているので、自販機本体のコントローラが、印刷データを各プリンタに分配転送制御する際に、プリンタの設置場所に応じて分配制御することになる。
【0050】
一方、どこの場所に配設されたプリンタにも、自由にLサイズ又は2Lサイズの消耗品を装填可能にした場合、装填された消耗品の種類をプリンタが認識し、メインコントローラ10にどのプリンタがどの種類の消耗品が装填されているか分かるように消耗品種別情報を送る。この送られた情報に基づいて、メインコントローラ10は、印刷データの分配制御処理を行う。
【0051】
この場合、Lサイズまたは2Lサイズの消耗品は、4台のプリンタの内最低1台は、存在する必要がある。したがって、消耗品交換の際、プリンタ4台とも全てが2L、または全てプリンタがLサイズ消耗品が装填された場合には、アラームが発生するように制御される。
【0052】
それでは、第1の実施形態について、さらに具体的な実施例に基づいて、以下に説明する。
(実施例1)
本実施例で使用するプリンタ自販機及びそれに内蔵されているプリンタは、上記で説明したものを用いるものとする。また、プリント自販機に内蔵されているプリンタは4台とする。
【0053】
図8は、図7の処理をさらに具体的にした処理フローである。ユーザはタッチパネル2により、どの写真をどのサイズで何枚印刷する等の印刷指定をする。その指定情報は、メインコントローラ10に伝えられ、メインコントローラ10では、図8の「プリント開始」時点において、どの写真を、どのサイズで、何枚印刷するかの情報を備えている。
【0054】
それから、メインコントローラ10は、プリント自販機1に内蔵されている各プリンタの状態を検査する(S20)。このS20では、プリンタが利用可能か否か(印刷用紙・インクリボンが残っているか、プリンタが故障しているかなど)を検査する。
【0055】
S20での検査の結果、プリント自販機1に内蔵されているプリンタ20が使用できるか否かを判定する(S21)。S21で全てのプリンタ20が使用できない場合(S21で「無し」方向に進む)は、印刷処理を終了する。S21で1台以上プリンタ20が使用できる場合(S21で「有り」方向に進む)は、使用可能なプリンタの消耗品(インクリボン、印刷用紙等)残量の多い順に、各プリンタに順序をつける(S22)。
【0056】
次に、印刷画像データ生成処理が行われる(S24)。S24では、プリンタ20の画素数や印刷指定サイズ等に基づいて、JPEG伸張や、印刷画像データのアスペクト比(縦横比)の変更等の画像処理を行う。画像処理後の印刷画像データは内蔵ハードディスク(HDD)10aに格納される。そして、指定されたすべての印刷画像データについて画像処理が終了すると、S24のサブプロセスが終了する。
【0057】
S23と並列してメインコントローラ10は、各プリンタ20に印刷JOBを割り当てる(S23)。このS23での処理は、各プリンタ20の消耗品残量に基づいて、S22でつけた順に優先的にJOBを割り当てていく。例えば、印刷指定枚数が10枚、使用可能プリンタが4台(印刷用紙残枚数 プリンタ20a:50枚、プリンタ20b:50枚、プリンタ20c:2枚、プリンタ20d:1枚)であった場合、印刷JOBで各プリンタに割り当てられる印刷枚数は、プリンタ20a:4枚、プリンタ20b:3枚、プリンタ20c:2枚、プリンタ20d:1枚となる。すなわち、プリンタ20c、プリンタ20dに関しては、印刷用紙残枚数がそれぞれ2枚、1枚であるので、それ以上の印刷JOBは割り当てられない。
【0058】
S23の印刷JOB割り当て処理とS24の印刷画像データ生成処理が終了すると、各プリンタ20では、割り当てられた印刷JOBに基づいて、それ(S24で処理済の印刷画像データ)を印刷する(S26,S27,S28,S29)。このとき、各プリンタ20の印刷処理は相互に独立しており、割り当てられた印刷JOBに基づいて、各プロセスは各自で画像処理された印刷画像データを内蔵ハードディスク(HDD)10aより取得してくる。割り当てられた印刷JOBが終了したら、各処理(S26,S27,S28,S29)のサブプロセスが終了する。
【0059】
このとき、印刷途中において、何らかの理由(ジャム、内部カウンタのずれ等)で全ての印刷ができない場合が発生することもありうるので、そのような場合を監視し(S25)、全ての印刷が終了しているか否かを判定する(S30)。全ての印刷が終了している場合(S30で「残り無し」方向へ進む)、印刷処理は終了する。また、全ての印刷が終了していない場合(S30で「残り有り」方向へ進む)、S20の処理に戻り、その未印刷分について上記の処理を繰り返す。
【0060】
以上が、本実施例の処理フローの概要であるが、ここで、S23の印刷JOB割り当て処理について以下に詳述する。
図9はS23の処理フローであり、まず指定されたプリントサイズを判定する(S40)。プリントサイズが2Lサイズであった場合(S40で「2Lサイズ」方向へ進む)、2Lサイズ割り当て処理を行う(S42)。この場合、2Lサイズ用のプリンタの消耗品残量に基づいて、2Lプリンタに印刷JOBを割り当てる。また、プリントサイズがLサイズであった場合(S40で「Lサイズ」方向へ進む)、Lサイズ割り当て処理を行う(S41)。Lサイズ割り当て処理については、図10で説明する。S41またはS42の処理が終了すると、JOB割り当て処理(S23)は終了する。
【0061】
次に、図10を参照しながらLサイズ割り当て処理(S41)について説明する。プリント自販機1には、本実施例においてLプリンタと2Lプリンタとを合わせて4台となる組み合わせなら、どのような比率でこれらのプリンタをプリント自販機1に設置しても良い。したがって、まず、Lプリンタが何台設置されているかを確認する必要がある。そこで、まず、Lプリンタの設置台数を判定する(S50)。
【0062】
S50での判定の結果、Lプリンタが0台(4台とも2Lプリンタ)の場合、S51の処理を行う(詳細な処理内容は図11で説明する)。S50での判定の結果、Lサイズプリンタが1台(3台が2Lプリンタ)の場合、S52の処理を行う(詳細な処理内容は図12で説明する)。S50での判定の結果、Lサイズプリンタが2台(2台が2Lプリンタ)の場合、S53の処理を行う(詳細な処理内容は図13で説明する)。S50での判定の結果、Lサイズプリンタが3台(1台が2Lプリンタ)の場合、S54の処理を行う(詳細な処理内容は図14で説明する)。S50での判定の結果、Lサイズプリンタが4台(2Lプリンタはない)の場合、S55の処理を行う(詳細な処理内容は図15で説明する)。
【0063】
図11は、Lサイズプリンタが0台の場合(S51)の処理である。まず、印刷指定枚数が偶数枚か否かを判定する(S60)。S60で奇数枚であれば(S60で「奇数」方向へ進む)、エラーとして終了する。ここでエラー終了させる理由は、消耗品の節約のためである。図6(C)で説明したように、2Lサイズ用のインクリボンを使用してLサイズの印刷を行うと、インクリボン上の各インク50の半分のインク領域53しか使用されず、その半分のインク領域54が使用されずに、インクリボン資源の浪費に繋がるからである。
【0064】
S60で偶数枚と判定される(S60で「偶数」方向に進む)と、2Lプリンタの消耗品残量を確認する(S61)。2Lプリンタの消耗品残量が印刷指定枚数分印刷できる量がない場合(S61で「印刷枚数に足りない」方向へ進む)、エラーとして終了する。2Lプリンタの消耗品残量が印刷指定枚数分印刷できる量がある場合(S61で「印刷枚数に足りる」方向へ進む)、S22で決めた順番に従って、2Lプリンタ同士で順繰りに印刷JOBを割り当てる(S62)。S62終了後、本フロー(S51)は終了する。
【0065】
図12は、プリンタが1台の場合(S52)の処理である。まず、印刷指定枚数が偶数枚か否かを判定する(S70)。S70で奇数枚であれば(S70で「奇数」方向へ進む)、Lプリンタに最初の1枚分の印刷JOBのみ割り当て(S71)、S72に進む。S70で偶数枚であれば(S70で「偶数」方向へ進む)、2Lプリンタ、Lプリンタの順で印刷JOBを割り当て、Lプリンタは2枚単位で印刷JOBを割り当てる(S72)。S62終了後、本フロー(S52)は終了する。
【0066】
図13は、Lプリンタが2台の場合(S53)の処理である。まず、印刷指定枚数が偶数枚か否かを判定する(S80)。S80で奇数枚であれば(S80で「奇数」方向へ進む)、Lプリンタに最初の1枚分の印刷JOBのみ割り当て(S81)、S82に進む。S80で偶数枚であれば(S80で「偶数」方向へ進む)、S82へ進む。
【0067】
次に、S82の処理を以下に示す。印刷指定枚数が2枚の場合のみ、Lプリンタ1台毎に1枚分の印刷JOBを割り当てる。それ以外(印刷指定枚数が3枚以上)の場合、2Lプリンタ、Lプリンタの順で印刷JOBを割り当て、Lプリンタは1枚単位で2台連続で印刷JOBを割り当てる。もし、一方のLプリンタの消耗品がなくなったら(印刷用紙切れ等)、他方のLプリンタに2枚単位で印刷JOBを割り当てる。S82終了後、本フロー(S53)は終了する。
【0068】
図14は、Lプリンタが3台の場合(S54)の処理である。まず、印刷指定枚数が4枚以上か否かを判定する(S90)。S90で3枚以下であった場合(S90で「3枚まで」方向へ進む)、Lプリンタの消耗品の残量の少ない順に順次印刷JOBを割り当てる(S91)。S91終了後、本フロー(S54)は終了する。
【0069】
S90で4枚以上であった場合(S90で「4枚以上」方向へ進む)、印刷指定枚数が偶数枚か否かを判定する(S92)。S92で奇数枚であれば(S92で「奇数」方向へ進む)、Lプリンタに最初の1枚分の印刷JOBのみ割り当て(S93)、S94に進む。S92で偶数枚であれば(S92で「偶数」方向へ進む)、S94へ進む。
【0070】
次に、S94の処理を以下に示す。2Lプリンタ、Lプリンタの順で印刷JOBを割り当て、Lプリンタは1枚単位で3台連続で印刷JOBを割り当てる。もし一方のLプリンタの消耗品がなくなったら(印刷用紙切れ等)、他方のLプリンタに2枚単位で印刷JOBを割り当てる。また、残りの印刷枚数が1枚となったらLプリンタにその1枚分の印刷JOBを割り当てる。S94終了後、本フロー(S54)は終了する。
【0071】
図15は、Lサイズプリンタが4台の場合(S55)の処理である。Lプリンタしかないので、S22で決めた順番に従って、Lプリンタ同士で順繰りに印刷JOBを割り当てる(S100)。S100終了後、本フロー(S55)は終了する。
【0072】
以上より、プリント自販機1に内蔵されている複数のプリンタの印刷処理枚数、印刷処理時間、または稼働率等を均一化することで印刷処理負荷の偏りを解消し、高速処理制御を行うことができる。また、消耗品資源の浪費も防止することができる。
【0073】
(実施例2)
本実施例は、実施例1の変形例であり、図16上部に示すプリンタ(2LプリンタA,2LプリンタB,LプリンタC,LプリンタD)を内蔵したプリント自販機を用いるものとする。
【0074】
例えば、Lサイズの印刷が11枚指定された場合、図16(a)に示すように、2頁ずつ印刷JOBを2LプリンタA,Bに振り分け、最後の奇数頁の印刷JOBのみLプリンタC(またはD)に転送する。
以上より、プリント自販機1に内蔵されている2Lプリンタを用いてLサイズ印刷を2枚ずつ行うことができるので、印刷処理の高速化を実現し、さらに消耗品資源の浪費も防止することができる。
【0075】
(実施例3)
本実施例は、実施例1の変形例であり、図16上部に示すプリンタ(2LプリンタA,2LプリンタB,LプリンタC,LプリンタD)を内蔵したプリント自販機を用いるものとする。
【0076】
図16(b)は、Lサイズと2Lサイズの頁が混在する場合、Lサイズの印刷JOBが発生する毎に、その都度その印刷JOBを振り分ける方法を示す。
指定された印刷において、Lサイズと2Lサイズの頁が混在する場合、図16(b)に示すように、Lサイズの印刷JOBはLプリンタA,Bに転送し、2Lサイズの印刷JOBは2LプリンタC,Dに転送する。ここで、図16(b)の頁No.に丸(○)がついているのは、その頁が2Lサイズであることを示し、それ以外の頁No.はLサイズの頁であることを示す。これにより、Lサイズの印刷はLプリンタA,Bで印刷し、2Lサイズの印刷は2LプリンタC,Dで印刷することができる。
【0077】
以上より、印刷処理の高速化を実現し、さらに消耗品資源の浪費も防止することができる。
(実施例4)
本実施例は、実施例1の変形例であり、図16上部に示すプリンタ(2LプリンタA,2LプリンタB,LプリンタC,LプリンタD)を内蔵したプリント自販機を用いるものとする。
【0078】
図16(c)は、Lサイズと2Lサイズの頁が混在する場合、Lサイズの印刷JOB同士を合体して、2Lプリンタで印刷させる方法を示す。
指定された印刷において、Lサイズと2Lサイズの頁が混在する場合、図16(c)に示すように、2Lサイズの印刷JOBは2LプリンタC,Dに転送するが、Lサイズの場合には、Lサイズの印刷JOBが2頁分溜まるまで待ち、2頁分の印刷JOBが溜まったら、2Lプリンタでそれを印刷する。
【0079】
以上より、印刷処理の高速化を実現し、さらに消耗品資源の浪費も防止することができる。
(実施例5)
本実施例は、実施例4の変形例であり、図16上部に示すプリンタ(2LプリンタA,2LプリンタB,LプリンタC,LプリンタD)を内蔵したプリント自販機を用いるものとする。
【0080】
図16(d)は、Lサイズの印刷が大量にある場合、Lプリンタと2Lプリンタの両方を用いて、超高速印刷を行う方法を示す。実施例4で述べたLサイズの印刷JOB同士を合体して、2Lプリンタで印刷させながら、それと平行してLプリンタで印刷を行う。
【0081】
以上より、プリント自販機1に内蔵されている複数のプリンタの印刷処理枚数、印刷処理時間、または稼働率等を均一化することで印刷処理負荷の偏りを解消し、高速処理制御を行うことができる。また、消耗品資源の浪費も防止することができる。
【0082】
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、例えば、Lサイズの印刷であれば、1画面の長さがLサイズのn倍(nは2以上の整数)の印刷メディアでは、1画面にLサイズの印刷をn回行うことを特徴とするプリント自販機について説明する。
【0083】
図17は、nLサイズの印刷メディアを示している。nLサイズとは、Lサイズの横方向の辺の長さをn倍したサイズのことである。例えば、3LサイズはLサイズの横方向の辺の長さを3倍したものであり、8LサイズはLサイズの横方向の辺の長さを8倍したものである。
【0084】
第2の実施形態を実現することにより、印刷用紙については印刷用紙を送る部分から実際に印刷が行われる部分、インクリボンについてはインクリボンのセンサーマークから実際に印刷が行われる部分の無駄を減らすことが出来る。また、Lサイズの印刷メディアが装着されているプリンタ以外も印刷を行うので、Lサイズの印刷を複数枚行う場合でも印刷時間を短縮することが出来る。また、Lサイズの印刷メディアでLサイズの印刷を2枚行うより、2LサイズのメディアでLサイズの印刷を2枚行う場合の方が、印刷用紙及びインクリボンを搬送する距離が短くなり、さらにヘッドのアップダウンの回数も減るので印刷時間を短くすることが出来る。なお、内蔵された複数台のプリンタのうち少なくとも1台にはLサイズの印刷メディアが装着されている。これによりLサイズを1枚だけ、あるいは端数が出る枚数、印刷する要求があった場合でも対応が可能となる。それでは、以下に実施例を示す。
【0085】
(実施例1)
本実施例で用いるプリント自販機1は、図1、図2、図3に示したものと同様のものである。また、プリント自販機1に内蔵されるプリンタは、図5に示したものと同様である。
【0086】
図18は、本実施例で用いるプリント自販機1の内部構造の概要を示しており、その中には4台のプリンタが内蔵されている。プリンタ61には、Lサイズの印刷メディアが装着されている。プリンタ62,63,64には、それぞれ2Lサイズの印刷メディアが装着されている。Lサイズの印刷を偶数枚行う場合は、プリンタ62,63,64で行い、奇数枚印刷を行う場合は、プリンタ61で端数分を印刷する。また、2Lサイズの印刷を行う場合は、プリンタ62,63,64で行う。
【0087】
図19は、Lサイズの印刷メディアにLサイズの印刷を行った場合(図19(a))と、2Lサイズの印刷メディアに印刷を行った場合(図19(b))の、印刷用紙の必要な部分及び不要な部分を示している。
領域71は印刷用紙を送る部分から実際に印刷が行われる部分まで距離があるので、プリンタの構造上出来てしまう不要な部分である。領域72は実際の印刷範囲である。領域73は2LサイズのメディアにLサイズの印刷を2回行ったときの切りしろ部分であり不要な部分である。
【0088】
図示されている通り、印刷用紙では、2LサイズのメディアにLサイズの印刷を2回行ったときの切りしろの長さの方が、印刷用紙を送る部分から実際に印刷が行われる部分までの長さよりも短い(長さ74の分だけ図19(b)の方が図19(a)より短い)。したがってこの長さの差の分だけ印刷用紙を節約できる。
【0089】
図20は、Lサイズの印刷メディアにLサイズの印刷を行った場合(図20(a))と、2Lサイズの印刷メディアに印刷を行った場合(図20(b))の、インクリボンの必要な部分及び不要な部分を示している。領域81は、センサーマーク80から実際に印刷が行われる部分まで距離があるためにプリンタの構造上生じる不要な部分である。領域82は、実際の印刷範囲である。領域83は、2LサイズのメディアにLサイズの印刷を2回行ったときの切りしろ部分であり不要な部分である。
【0090】
図20(a)と図20(b)とを比較すると、2LサイズのメディアにLサイズの印刷を2回行ったときの画像間の長さの方が、インクリボンのセンサーマークから実際に印刷が行われる部分までの長さよりも短い(長さ84の分だけ図20(b)の方が図20(a)より短い)。したがって一色に付きこの長さの差の分だけインクリボンを節約できる。
【0091】
以上より、複数のプリンタを内蔵したデジタル写真自動販売機で、例えば、少なくとも1台はLサイズの印刷メディアを装着し、その他のプリンタにnLサイズ(nは2以上の整数)の印刷メディアを装着することで、無駄なくLサイズの印刷を何枚でも行うことが出来る。また、nLサイズの印刷メディアで1画面分にLサイズの印刷をn枚行うことで印刷メディアの無駄を少なくすることができる。さらに、複数台のプリンタが稼動するので印刷時間を短くすることもできる。さらにnLサイズの印刷を行うこともできる。
【0092】
(実施例2)
図21は、本実施例におけるプリント1の内部構成模式図であり、4台のプリンタが内蔵されている。プリンタ91にはLサイズの印刷メディアが、プリンタ92には2Lサイズの印刷メディアが、プリンタ93には3Lサイズの印刷メディアが、プリンタ94には4Lサイズの印刷メディアがそれぞれ装着されている。
【0093】
図22は、Lサイズの印刷をそれぞれの枚数行うときに稼動するプリンタを表す。印刷枚数に数字がある部分が稼動するプリンタを表す。例えば、Lサイズを1枚印刷する場合にはプリンタ91が1回稼動し、Lサイズを5枚印刷する場合にはプリンタ91が1回とプリンタ94が1回稼動し、Lサイズを6枚印刷する場合にはプリンタ92が1回とプリンタ94が1回稼動し、Lサイズを7枚印刷する場合にはプリンタ93が1回とプリンタ94が1回稼動し、Lサイズを8枚印刷する場合にはプリンタ94が2回稼動し、Lサイズを9枚印刷する場合にはプリンタ91が1回とプリンタ94が2回稼動する。
【0094】
また、2Lサイズの印刷を行う場合、印刷枚数が偶数枚の時はプリンタ94を稼動し、印刷枚数が奇数毎の時は端数の1枚の印刷についてはプリンタ92を稼動して印刷を行う。
このように印刷を行うことによって、より印刷メディアの無駄になる部分をより減らして印刷を行うことができる。また、Lサイズ、2Lサイズ、3Lサイズ、4Lサイズといった異なるサイズの印刷メディアを装着しているのでそれぞれのサイズの印刷を行うこともできる。
【0095】
以上より、Lサイズ、2Lサイズ、3Lサイズ、4Lサイズといった異なるサイズの印刷メディアを装着しているので、Lサイズの印刷を行う場合、どのような枚数でも印刷メディアの無駄になる部分を減らして印刷することができる。
また、2Lサイズの印刷を行うときも印刷枚数が偶数枚の時は4Lサイズの印刷メディアが装着されているプリンタを稼動し、印刷枚数が奇数毎の時は2Lサイズの印刷メディアが装着されているプリンタを稼動して印刷を行う。このように印刷を行うことによって、より印刷メディアを無駄にすることなく印刷を行うことが出来る。
【0096】
また、Lサイズ、2Lサイズ、3Lサイズ、4Lサイズといった異なるサイズの印刷メディアを装着しているのでそれぞれのサイズの印刷を行うことも出来る。
(実施例3)
図23は本装置の内部構成模式図であり、4台プリンタが内蔵されている例を示した。プリンタ101にはLサイズの印刷メディアが、プリンタ102には2Lサイズの印刷メディアが、プリンタ103には4Lサイズの印刷メディアが、プリンタ104には8Lサイズの印刷メディアがそれぞれ装着されている。
【0097】
図24は、Lサイズの印刷をそれぞれの枚数行うときに稼動するプリンタを表す。印刷枚数に数字がある部分が稼動するプリンタを表す。例えば、Lサイズを4枚印刷する場合にはプリンタ103が1回稼動し、Lサイズを5枚印刷する場合にはプリンタ101が1回とプリンタ103が1回稼動し、Lサイズを11枚印刷する場合にはプリンタ101が1回とプリンタ102が1回とプリンタ104が1回稼動し、Lサイズを15枚印刷する場合にはプリンタ101が1回とプリンタ102が1回とプリンタ103が1回とプリンタ104が1回稼動し、Lサイズを16枚印刷する場合にはプリンタ104が2回稼動し、Lサイズを17枚印刷する場合にはプリンタ101が1回とプリンタ104が2回稼動する。
【0098】
図25は、2Lサイズの印刷をそれぞれの枚数行うときに稼動するプリンタを表す。印刷枚数に数字がある部分が稼動するプリンタを表す。例えば、2Lサイズを2枚印刷する場合にはプリンタ103が1回稼動し、2Lサイズを3枚印刷する場合にはプリンタ102が1回とプリンタ103が1回稼動し、2Lサイズを5枚印刷する場合にはプリンタ102が1回とプリンタ104が1回稼動し、2Lサイズを6枚印刷する場合にはプリンタ103が1回とプリンタ104が1回稼動し、2Lサイズを8枚印刷する場合にはプリンタ104が2回稼動し、2Lサイズを9枚印刷する場合にはプリンタ102が1回とプリンタ104が2回稼動する。
【0099】
このように印刷を行うことによって、より印刷メディアを無駄にすることなく印刷を行うことが出来る。また、Lサイズ、2Lサイズ、4Lサイズ、8Lサイズといった異なるサイズの印刷メディアを装着しているので、それぞれのサイズの印刷を行うこともできる。
【0100】
以上より、Lサイズ、2Lサイズ、4Lサイズ、8Lサイズといった異なるサイズの印刷メディアを装着しているので、Lサイズの印刷を行う場合、どのような枚数でも印刷メディアの無駄になる部分を減らして印刷することができる。
このように印刷を行うことによって、8枚以上印刷する場合、実施例2よりもさらに印刷メディアを無駄にすることなく印刷を行うことが出来る。
【0101】
また、2Lサイズの印刷を行うときも、4Lサイズ、8Lサイズの印刷メディアが装着されているプリンタを稼動して印刷を行うのでより印刷メディアを無駄にすることなく印刷を行うことができる。
また、Lサイズ、2Lサイズ、4Lサイズ、8Lサイズといった異なるサイズの印刷メディアを装着しているのでそれぞれのサイズの印刷を行うこともできる。
【0102】
【発明の効果】
以上より、本発明を用いることで、プリント自販機に内蔵されている複数のプリンタの印刷処理枚数、印刷処理時間、または稼働率等を均一化することで印刷処理負荷の偏りを解消し、高速処理制御を行うことができる。また、消耗品資源の浪費も防止することができる。
【0103】
また、奇数枚印刷をする場合、端数の1枚については、単位画像印刷手段、例えばLサイズ印刷用プリンタで印刷することで、インクリボン等の消耗品を無駄な浪費を防止することができる。
また、例えば、Lサイズの印刷データが1ページ分しかないときに2ページ分溜まるまで待って、2ページ分溜まったらその2ページ分の印刷データを集約して2Lサイズ用プリンタで印刷することができる。
【0104】
また、予め消耗品の残量の範囲内で各プリンタに印刷指示を振り分けているので、印刷途中で消耗品切れということで印刷が中断することがない。
また、指定された印刷枚数を高速で印刷することができるように、最適に選択制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるプリント自販機の外観概略を示す図である。
【図2】本発明にかかるプリント自販機の内部機構の概要を示す図である。
【図3】本発明にかかるプリント自販機の内部回路を示す図である。
【図4】本発明にかかるプリント自販機に内蔵されているプリンタの設置概略を示す図である。
【図5】本発明にかかるプリンタの模式図である。
【図6】2Lサイズ用インクリボンの構成を示す図である。(a)は2Lサイズの写真を印刷する場合であり、(b)はLサイズの写真を偶数枚印刷する場合であり、(c)はLサイズの写真を奇数枚印刷する場合である。
【図7】第1の実施形態における、概念的な処理フローを示す図である。
【図8】第1の実施形態の実施例1における、概念的な全体処理フローを示す図である。
【図9】第1の実施形態の実施例1における、印刷JOB割り当て処理の概要を示す図である。
【図10】第1の実施形態の実施例1における、Lサイズ割り当て処理の概要を示す図である。
【図11】第1の実施形態の実施例1における、Lサイズプリンタが0台の場合の処理の概要を示す図である。
【図12】第1の実施形態の実施例1における、Lサイズプリンタが1台の場合の処理の概要を示す図である。
【図13】第1の実施形態の実施例1における、Lサイズプリンタが2台の場合の処理の概要を示す図である。
【図14】第1の実施形態の実施例1における、Lサイズプリンタが3台の場合の処理の概要を示す図である。
【図15】第1の実施形態の実施例1における、Lサイズプリンタが4台の場合の処理の概要を示す図である。
【図16】第1の実施形態の実施例2,3,4,5における、印刷例を示す図である。(a)は実施例2における印刷例を示し、(b)は実施例3における印刷例を示し、(c)は実施例4における印刷例を示し、(d)は実施例5における印刷例を示す。
【図17】nLサイズの印刷メディアを示す図である。
【図18】第2の実施形態の実施例1における、プリント自販機の内部構造の概要を示す図である。
【図19】第2の実施形態の実施例1における、印刷用紙の必要な部分及び不要な部分を示す図である。(a)はLサイズの印刷メディアにLサイズの印刷を行った場合であり、(b)は2Lサイズの印刷メディアに印刷を行った場合である。
【図20】第2の実施形態の実施例1における、インクリボンの必要な部分及び不要な部分を示す図である。(a)はLサイズの印刷メディアにLサイズの印刷を行った場合であり、(b)は2Lサイズの印刷メディアに印刷を行った場合である。
【図21】第2の実施形態の実施例2における、プリント自販機の内部構造の概要を示す図である。
【図22】第2の実施形態の実施例2における、Lサイズの印刷をする場合の印刷枚数と稼動プリンタの関係を示す図である。
【図23】第2の実施形態の実施例3における、プリント自販機の内部構造の概要を示す図である。
【図24】第2の実施形態の実施例3における、Lサイズの印刷をする場合の印刷枚数と稼動プリンタの関係を示す図である。
【図25】第2の実施形態の実施例3における、2Lサイズの印刷をする場合の印刷枚数と稼動プリンタの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 プリント自販機
2 操作表示部(タッチパネル付き)
2a タッチLCD
3 記録メディアの挿入口
4 印刷写真取出口
5 投入金等用ディスプレイ
6 コイン挿入口
7 紙幣挿入口
8 つり銭取り出し口
9a CPU
9b メモリ
10 メインコントローラ
10a 内蔵ハードディスク(HDD)
11 メモリーカードリーダ
11a,11b,11c,11d,11e カードアダプタ
12 USB HUB
13 金銭授受機構
13a 金銭アダプタ
14 受領書プリンタ
15 メンテナンスキー
16 スピーカ
17 フロッピー(登録商標)ディスク(FDD)
18 CD−R(CD−RW)
19 PHS
20(20a,20b,20c,20d) 写真プリンタ
21a,21b ファン
22 スイッチング電源
23 ブレーカ
40 サーマルヘッド
41 プラテンローラー
42 ピンチローラー
43 紙送りローラー
44 印刷用紙断裁機構(台)
45 印刷用紙断裁機構(印刷用紙をカッター)
46 インクリボン
47 印刷用紙
48 インクリボンセンサー
50 インク
51 2Lサイズの写真1枚の印刷で使用するインク面積
52a,52b Lサイズの写真の印刷で使用するインク面積
53 2Lサイズのインク面積の前半部分
54 2Lサイズのインク面積の後半部分
61 Lプリンタ
62,63,64 2Lプリンタ
71,81 印刷不可能領域
72,82 印刷可能領域
73,83 切りしろ領域
74,84 未印刷部分の差
80 センサーマーク
91,101 Lプリンタ
92,102 2Lプリンタ
93 3Lプリンタ
94,103 4Lプリンタ
104 8Lプリンタ
Y,Ya,Yb イエロー
M,Ma,Mb マゼンタ
C,Ca,Cb シアン
CT,CTa,CTb オーバーコート層

Claims (6)

  1. 単位面積画像を印刷する単位画像印刷手段と、該単位面積画像の正の実数N倍の面積の画像である実数倍面積画像とを印刷する実数倍面積画像印刷手段とを備える画像印刷装置において、
    指定された印刷枚数に応じて、前記単位画像印刷手段と前記実数倍面積画像印刷手段とに印刷指示を与える印刷指示手段
    を備えることを特徴とする画像印刷装置。
  2. 単位面積画像を印刷する単位画像印刷手段と、該単位面積画像の正の実数N倍の面積の画像である実数倍面積画像とを印刷する実数倍面積画像印刷手段とを備える画像印刷装置において、
    指定された印刷枚数に応じて、前記単位画像印刷手段または前記実数倍面積画像印刷手段に印刷指示を与える印刷指示手段
    を備えることを特徴とする画像印刷装置。
  3. 前記印刷指示情報は、単位面積画像を奇数枚印刷する場合、該印刷枚数のうち少なくとも1枚分の印刷指示を前記単位画像印刷手段に与えることを特徴とする請求項1、又は2記載の画像印刷装置。
  4. 前記印刷指示情報は、単位面積画像を複数枚印刷する場合、N枚分の単位面積画像を記憶手段に格納して、
    該格納手段により格納した単位面積画像群を印刷する旨の印刷指示を前記実数倍面積画像印刷手段に与えることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の画像印刷装置。
  5. 前記印刷指示情報は、単位面積画像を複数枚印刷する場合、各前記単位画像印刷手段と各前記実数倍面積画像印刷手段とに備えられている消耗品の残量に基づいて、各前記単位画像印刷手段と各前記実数倍面積画像印刷手段とに印刷指示を与えることを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の画像印刷装置。
  6. 前記印刷指示情報は、単位面積画像をP(Pは自然数)枚印刷する場合であって、前記単位画像印刷手段がQ(Qは自然数)個と前記実数倍面積画像印刷手段がR(Rは自然数)個とに備えられている場合において、
    PがQ以下の場合、各前記単位画像印刷手段に1枚分ずつの印刷指示を与え、
    PがQより大きい場合、前記実数倍面積画像印刷手段、各前記単位画像印刷手段の順で印刷指示を与えることを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5記載の画像印刷装置。
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