JP2001322329A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2001322329A
JP2001322329A JP2000146003A JP2000146003A JP2001322329A JP 2001322329 A JP2001322329 A JP 2001322329A JP 2000146003 A JP2000146003 A JP 2000146003A JP 2000146003 A JP2000146003 A JP 2000146003A JP 2001322329 A JP2001322329 A JP 2001322329A
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JP2000146003A
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Takahiro Mizushina
隆広 水品
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙の供給に手数がかからず不良の無い正しい
画像を縁無し印刷することができる熱転写型の記録装置
を提供する。 【解決手段】記録用紙47は単位記録画像面L1より先
端の搬送ローラによる把持部となる印刷不可能領域L2
の裏面毎に社名のロゴ「KAISHA」が印刷されてい
る。このロゴの用紙搬送路通過位置に対応して3個の光
反射型のセンサA、B、Cが設けられる。ロゴ識別回路
75はセンサA、B、Cから入力するロゴ検知信号とR
OM78から読み出したロゴパターン信号データとを比
較して不一致なら、ベンディングマシンコントローラ7
4は不正規の記録用紙であると判断して印刷動作を禁止
するよう用紙駆動制御部76を制御すると共に純正用紙
の使用を要請する画面を表示するよう表示制御部77を
制御し、一致なら印刷を実行するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不良の無い正しい
画像を縁無し印刷することができる熱転写型の記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パーソナルコンピュータ、デ
ジタルカメラ、VTR(Video Tape Recorder)などから
映像を取り出して印刷するプリンタが知られている。特
に近年では年毎に技術が進歩して極めて解像度の高い精
細な画像を印刷できるプリンタが実用化されている。
【0003】特に近年の如く年毎に技術が進歩して極め
て解像度の高い精細な画像を印刷できるプリンタが実用
化され、銀塩写真と遜色が無い程の画像を印刷できるよ
うになると、その用途が拡大し、そのようなプリンタを
複数台並列に組み込んで適宜な記憶媒体や通信回線を介
して所謂写真店等のプリントサービスと同様なサービス
を行うことが出来る自動印刷販売機が、本発明の出願人
によって提案されている(特願平11−182936
号)。
【0004】このような形態のものは、上記写真店等の
プリントサービスと同様なサービスの他に、かつて盛り
場の街角や駅構内等の多くの人が出入りする場所に設け
られた通称「プリクラ(登録商標)」のような複数の画
像を高速に印刷する装置としても使用可能である。
【0005】ところで、前述したように、プリンタが銀
塩写真と遜色が無い程の解像度の高い精細な画像を印刷
できるようになると、近年銀塩写真ではほぼ定番となっ
た周囲に白地余白のない縁無し画像が、プリンタの印字
画像でも要望が多くなってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般に、プ
リンタで画像を印刷する場合、プリンタのタイプが熱転
写形式あるいはインクジェット形式であっても、画像を
印刷する用紙の後端は端部まで容易に印字でき、また搬
送方向に直交する幅方向の両端も、印字ヘッドを最大用
紙幅より大きなサイズで構成すれば容易に端部まで印字
可能であるが、用紙の先端は搬送ローラで挟持・搬送す
るための掴み代が必要であるため印刷されない空白部が
できる。
【0007】つまり上記の掴み代となる用紙先端部から
印字ヘッドとプラテンとの圧接部である印字開始位置ま
での距離に相当する部分は印字が出来ない領域であり、
ここに空白部がどうしても出来てしまう。この印字済み
用紙の排出方向先端側に形成される上記距離分だけの印
字不可能領域があるため、従来のプリンタ(ビデオプリ
ンタ)では縁無し画像が得られないという問題を有して
いた。
【0008】また、従来のビデオプリンタに配設される
給紙装置は、サイズの異なる夫々の用紙に合わせた用紙
カセットを用意して用いていたため使用する用紙サイズ
が変るたびに用紙カセットを入れ替えるという煩わしさ
があった。また、一つの用紙カセットを用い、手動によ
るレバー操作によってサイズ規制部材を用紙サイズに対
応させて移動させ、このサイズ規制部材で囲まれた中に
用紙を揃えて載置する方式もあるが、用紙束にずれが生
じやすく、用紙束にずれが生じると給紙ミスや印字ミス
につながり易く、その防止のために用紙束を正しく揃え
る作業が煩わしいという不満のあるものであった。
【0009】また、プリンタに使用するインクと用紙の
間には極めて密接な関係があり、相互に相手部材への適
合性が一致しているものでないと良好な画像を形成する
ことができない。そのためインクや用紙等の消耗品には
純正の部材を使用する必要がある。もし純正でないもの
を使用すると画像が正しく形成されない場合が多く、そ
の場合、印刷を終了して印刷済み画像を見てから用紙等
が不良であったことに気付くことになって何かと無駄が
多くなるという問題があった。
【0010】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
用紙の供給に手数がかからず不良の無い正しい画像を縁
無し印刷することができる熱転写型の記録装置を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
記録装置の構成を述べる。本発明の記録装置は、予めロ
ゴマークが印刷された非記録領域を有し記録領域に画像
情報を記録される記録用紙と、該記録用紙の搬送路近傍
に配設され上記記録用紙に印刷された上記ロゴマークを
検知する検知手段と、該検知手段の検知信号を上記ロゴ
マークの検知信号か否かを識別する識別手段と、該識別
手段により上記ロゴマークが識別されない場合に上記記
録用紙に対する記録を禁止する制御手段とを備えて構成
される。
【0012】そして、この記録装置は、例えば請求項2
記載のように、上記記録用紙はロール状に巻回された長
尺状用紙であり、該長尺状用紙を単位記録画像面に応じ
て切断するカッター手段を更に備えて構成され、また、
例えば請求項5記載のように、異なる複数色のインク塗
布面を有するインクリボンのインクを記録画像に従って
上記記録用紙に転写記録する熱転写記録ヘッドと、該熱
転写記録ヘッドの下流に設けられ上記記録用紙を前進及
び後退させる搬送手段と、を備え、上記ロゴマークが印
刷された非記録領域の用紙搬送方向に対する幅は、上記
熱転写記録ヘッドと上記搬送手段との間隔を越えるよう
に構成される。
【0013】また、上記ロゴマークは、例えば請求項3
記載のように、上記記録用紙の記録面とは逆の裏面に上
記単位記録画像面に対応して繰り返し印刷されているよ
うに構成される。また、上記カッター手段は、例えば請
求項4記載のように、上記ロゴマークが印刷された非記
録領域を切除するように構成される。
【0014】また、上記識別手段は、例えば請求項6記
載のように、ロゴマークパターンデータ記憶手段と、該
ロゴマークパターンデータ記憶手段の出力信号と上記ロ
ゴマーク検知手段の出力信号とを比較する比較手段と、
を有し、該比較手段により比較不一致が認識されたとき
上記ロゴマークを識別できないと判断するように構成さ
れる。そして、上記ロゴマークは、例えば請求項7記載
のように、純正の用紙の非記録領域に予め印刷されるよ
うに構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。本形態は、本発明のロゴ(lo
gogram:符標)マーク入り記録用紙を用いる記録装置を
自動写真販売機に適用した例である。尚、この自動写真
販売機は、例えば、街角やオフィスビル等の建物内等に
配設される。
【0016】図1は、上記の自動写真販売機の外観構成
を示す図である。同図に示すように、自動写真販売機1
5は、装置正面に表示/操作部(ディスプレイ&タッチ
パネル)16、キー入力部17、記録メディア挿入口1
8(18a〜18e)、LED19、金額表示部21、
料金挿入口22(22a、22b)、中止ボタン23、
レシート挿入口24、レシート排紙口25、料金返却口
26、及び取り出し口27が設けられている。また、自
動写真販売機15の左右の側面には、それぞれ補助表示
部28が設けられている。
【0017】表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネ
ル)16は、液晶ディスプレイの表示部と、液晶ディス
プレイに表示されるキーや、ボタン、アイコン等を例え
ば指で操作する操作部で構成されている。表示/操作部
(ディスプレイ&タッチパネル)16には、例えばデジ
タルカメラ等で撮影した画像情報がサムネイル表示さ
れ、有料モード又は無料モードの選択アイコン等も表示
される。また、表示/操作部(ディスプレイ&タッチパ
ネル)16の上記表示に従って、例えばユーザはサムネ
イル表示された画像情報を選択し個別に印刷枚数の指定
操作を行い、また有料モード又は無料モードの選択操作
等を行う。尚、これらの入力操作についてはキー入力部
17によっても同様に行うことができる。
【0018】補助表示部28は、液晶ディスプレイで構
成され、これには、表示/操作部(ディスプレイ&タッ
チパネル)16の液晶ディスプレイに表示される内容と
同一のものが表示されるか、または宣伝広告等が表示さ
れる。すなわち、補助表示部28には通常、自動写真販
売機15の利用を待つ人や周辺の人に対し販売促進のた
めの宣伝広告等を表示し、または複数のユーザが自動写
真販売機15を一緒に利用する場合には、操作/表示部
(ディスプレイ&タッチパネル)16の液晶ディスプレ
イに表示された内容と同一のものを表示して実際に操作
しているユーザ以外の者に対しても同一内容のものを表
示できるように配慮している。尚、表示内容の切り替え
は、ユーザによる表示/操作部(ディスプレイ&タッチ
パネル)16及びキー入力部17の操作により行うこと
ができる。
【0019】記録メディア挿入口18a〜18eは、複
数種の記録メディア(情報記憶媒体)の挿入口であり、
フラッシュメモリカードの挿入口18a、スマートメデ
ィアカードの挿入口18b、メモリースティックの挿入
口18c、PCカードの挿入口18d、フロッピー(登
録商標)ディスクの挿入口18eである。上記記録メデ
ィア挿入口18には、各種メディアに対応できるよう各
種記録メディアに対応するデータ読み出し装置が内蔵さ
れている。また、静電気による各記録メディアの破損や
装置本体の破損を考慮して静電気除去用の除電ブラシも
設けられている。
【0020】尚、各記録メディア挿入口18は下向きに
設けられている。これは、各記録メディアが挿入された
ときに、記録メディアの先端が記録メディア挿入口18
に比べて所定量高くなる位置に配置されるためである。
従って、各記録メディアに接続される、各記録メディア
挿入口18内部のコネクター部も下向きに配置される。
このような構成は、コネクター接点部へのほこり等の付
着を防止し、電気的接続を確実にするための構成であ
る。また、その他にもコネクター部近傍にファンを設け
てほこり等の付着を防止するようにしても良い。このよ
うな防塵対策により、戸外のようなほこりの多い環境に
おいても装置の信頼性を確保できる。
【0021】また、上記記録メディアには例えばデジタ
ルカメラで等で撮影したデジタル画像情報が複数の単位
画面情報として書き込まれている。尚、これらの記録メ
ディアに書き込まれたデジタル画像の情報は、スキャナ
等から読み出したイメージデータをデジタル画像データ
に変換したデータであってもよい。
【0022】LED19a〜19eは、各記録メディア
挿入口18a〜18eに対応して設けられたもので、各
記録メディア挿入口18に対応する記録メディアが挿入
されているときに、それに対応するLED19が点灯す
るものである。例えば、メモリスティックが挿入されて
いるときには、それに対応するLED19cが点灯し、
これによりユーザはメモリスティックが挿入されている
ことを確認できる。尚、メモリースティックの場合、不
図示のスティック装着部が本体より引き出し可能に構成
されており、このスティック装着部にメモリースティッ
クを装着して装着部を装置本体内に装填する構成となっ
ている。
【0023】また、料金挿入口22及び料金返却口26
は自動写真販売機15を有料で使用する場合に使用する
構成であり、料金挿入口22aから紙幣を挿入し、料金
挿入口22bから硬貨を投入する。このとき、入金され
た金額は金額表示部21に表示される。また、料金返却
口26には釣り銭の返却やユーザが途中で利用を中止し
たときに料金が返却される。
【0024】中止ボタン23は、ユーザが自動写真販売
機15の利用を途中で中止したい場合に押されるボタン
である。また、レシート排紙口25は所定の情報を印刷
したレシートを排紙する排紙口であり、また、レシート
挿入口24は上記レシートが挿入される挿入口である。
【0025】また、取り出し口27は印刷出力を取り出
すボックスであり、印刷されたプリント用紙(写真)は
取り出し口27に集められる。また、小型の簡易アルバ
ム等の付加部材も希望によってこの取り出し口27に出
力される。図2(a),(b),(c) は、上記外観構成の自動写
真販売機15の内部構造を説明する図であり、同図(a)
は、自動写真販売機15の分解斜視図、同図(b) は、自
動印刷販売機15のフロントユニットと中間のペーパー
ダクトを取り除いた後述するリニアユニットの正面図、
同図(c) は、リニアユニットにフロントユニットとペー
パーダクトを取り付けた全体の側断面図である。
【0026】同図(a),(b),(c) に示すように、自動写真
販売機15はフロントユニット30、ペーパーダクト3
1、及びリアユニット32から構成される。フロントユ
ニット30は、本体装置に対し左または右に開閉自在に
配設され、自動写真販売機15の全体的な制御を行うメ
インコントローラや前述の操作/表示部(タッチパネル
&液晶ディスプレイ)16、取り出し口27等により構
成される。
【0027】ペーパーダクト31は印刷された用紙を取
り出し口27へ導くための構成であり、一方の端部上下
にある支持部33a、33bによりフロントユニット3
0に枢着され、フロントユニット30を開いたときに、
この支持部33a、33bを中心に自在に回動するよう
取り付けられている。
【0028】また、リアユニット32は、同図(b) に示
すように、複数台、本例では8台の着脱自在な記録装置
としてのプリンタユニット34(34−1〜34−8)
を、縦に4台、横に2列、つまり鉛直方向に4台、及び
水平方向に2台並設されている。そして、これらのプリ
ンタユニット34にそれぞれ対応する本体装置の前後水
平方向に伸縮する複数対(本例では8対)の同図(a) に
示すスライドレール35が配設されている。またリアユ
ニット32は、裏面の制御ボックス36内に、特には図
示しないが、制御装置を搭載した回路基板や電源ユニッ
ト等を備えている。
【0029】尚、上記の各プリンタユニット34は、同
図(a) に示すように、本体装置前方に引き出されたスラ
イドレール35上をスライドしてリアユニット32の所
定の位置へ装着される。従って、各プリンタユニット3
4において、プリント用紙等の消耗品が無くなったとき
には、プリンタユニット34ごと取り外して、消耗品を
補充した後、再びスライドレール35に係合させて元の
位置に装着することが容易にでき、このことと後述する
熱転写印字用消耗品交換ユニットの構成とも相俟って、
消耗品の交換作業が短時間で可能となっている。
【0030】また、各プリンタユニット33は、それぞ
れ後部にコネクタ部を備え、装着と同時にこのコネクタ
部がリアユニット32に設けられるコネクタ部と連結さ
れる。また、リアユニット32のコネクタ部は、自動写
真販売機15を組み立てた状態でフロントユニット30
とも電気的に接続される。従って、各プリンタユニット
33はこのコネクタ部を介して、電源ユニットからの電
源電圧の供給やフロントユニットとの各種信号の送受が
行われる。
【0031】制御装置は、フロントユニット30の前述
した記録メディア挿入口18から挿入されたフラッシュ
メモリカード、スマートメディアカード、メモリーステ
ィック、PCカード、フロッピーディスク等の情報記憶
媒体の画像情報を読み取り、料金挿入口22からの入金
額を調べ、釣り銭等があれば返却処理をし、表示/操作
部(ディスプレイ&タッチパネル)16又はキー入力部
17からの入力に基づいて印刷画像の選定、印刷枚数、
印刷サイズ等を決定し、印刷画像の枚数に応じてその印
刷画像を8台のプリンタユニット34に最適に配分す
る。
【0032】したがって、8枚以内の印刷であれば8台
のプリンタユニット34で分担して印刷した8枚以内の
画像形成済み用紙を、取り出し口27に一度に排出する
ことができる。つまり、一枚の印刷と同様の短時間で8
枚まで同時に印刷して排出できる。各プリンタユニット
34によって印刷された用紙Pは、同図(c) の矢印に示
すようにペーパーダクト31に導かれてガイド板に沿っ
て自重で滑り落ち、最下部に配置されているフロントユ
ニット30の取り出し口27に集められる。
【0033】図3は、上記のプリンタユニット34の側
断面図であり、図4は、プリンタユニット34の斜視図
である。図3及び図4に示すように、プリンタユニット
34は、プリント実行部37及びロール紙給紙部38を
備えている。プリント実行部37は、熱転写記録ヘッド
39とプラテンローラ41が対向配置されている。熱転
写記録ヘッド39は大きく湾曲して形成されたヘッドア
ーム42の一端に支持され、ヘッドアーム42の他端は
支持軸43に支持されている。
【0034】上記の支持軸43には装置本体の上部にあ
る開閉蓋44の後端部も同様に支持されており、この開
閉蓋44と熱転写記録ヘッド39との間にヘッド加圧ス
プリング45が介装されて、熱転写記録ヘッド39は揺
動自在にプラテンローラ41に圧接する。この熱転写記
録ヘッド39とプラテンローラ41との圧接部にインク
リボン46と記録用紙47が重ねて挟持される。
【0035】インクリボン46は、供給リール48にロ
ール状に巻着されてインクリボンロール46aとして本
体装置に供給される。このインクリボン46は、モノク
ロ印刷用の場合は黒一色のインクがベースフィルム上に
一面に塗布された形状のものが用いられ、多色刷り(カ
ラー印刷)用の場合は、減法混色の三原色であるY(イ
エロー:黄色)、M(マゼンタ:赤色染料)、及びC
(シアン:緑味のある青色)の三色、又はこれらの三色
に更に文字や画像の暗黒部などの印刷に専用されるBK
(ブラック:黒)或いは光沢処理用の表面コーティング
剤を加えた四色のインクを、ベースフィルム上に、長手
方向に面順次に並べて繰り返し塗布した形状のインクリ
ボンが用いられる。そして、これらの色を、塗り重ねる
ことによって種々の割合で混合し、様々な色合いと階調
とを表現することができる。
【0036】また、上記の開閉蓋44は、不図示の開閉
レバーを操作することによって支持軸43を支点にして
熱転写記録ヘッド39と共に上に回動して開成する。こ
の開閉蓋44が開成した状態で、インクリボンロール4
6aを巻着した供給リール48を供給リール支持部49
に装着することができる。
【0037】新しいインクリボンロール46aを巻着し
た供給リール48を供給リール支持部49に装着するに
際しては、先ず使用済みのインクリボン46′を一杯に
捲きとった状態の巻取リール51を取り外して廃棄し、
新しいインクリボンロール46aを巻着した供給リール
48と一対になっている新たな巻取リール51を巻取リ
ール支持部52に装着し、新しいインクリボンロール4
6aを巻着した供給リール48を供給リール支持部49
に装着してそのインクリボンロール46aのインクリボ
ン46先端のリード部を引き出して巻取リール51に固
定する。尚、この固定は、特には図示しないが、自動的
に行われるようになっている。
【0038】また、これにより、インクリボン46は、
リボンガイドローラ53及び巻取ローラと巻取ピンチロ
ーラとからなる巻取ローラ対54間に張り渡され、開閉
蓋44の閉成と共に上から降下する熱転写記録ヘッド3
9によりプラテンローラ41間に挟持される。
【0039】上記の供給リール支持部49は不図示の供
給クラッチを介して不図示の供給ギアに連結され、巻取
リール支持部52は、これも不図示の巻取クラッチを介
して不図示のリボン巻取ギアに連結されている。リボン
巻取ギアは不図示のリボン巻取りモータにギア列を介し
て連結されている。そして、このギア列の途中から分岐
した系のトルクリミッタを介して上記の巻取ローラ対5
4の巻取ローラがリボン巻取りモータに連結されてい
る。
【0040】上記巻取ローラ対54の巻取ローラには端
部に不図示のエンコーダが取り付けられており、エンコ
ーダの回転量すなわち巻取ローラの回転量がエンコーダ
のスリットを通過してこれも不図示のフォトセンサで読
みとられる光のオン/オフによって監視される。これに
より、インクリボン46の搬送量が検出される。
【0041】また、リボンガイドローラ53のリボン搬
送方向下流側の近傍には、インクリボン46のインク面
(図では下面)の色やマークを検出するためのリボンセ
ンサ55が配設されている。上述した複数種類のインク
色を用いる多色刷り印刷に際しては、インクリボンの色
又は位置を検出するために、様々な検知方法が用いられ
る。例えば、インクリボン上に形成された各色間に特定
のマーキング部を設け、インクリボンが移動する際にフ
ォトセンサ(リボンセンサ55)でマーキング部に印刷
された各種マークを読み取ることによりインクの色を判
別する方法がある。
【0042】また、インクリボン上に形成された各色セ
ット例えばY(イエロー)、M(マゼンタ)及びC(シ
アン)の色セットであればC(シアン)とY(イエロ
ー)の間に特定のマーキング部を設け、インクリボンが
移動する際にリボンセンサ55でマークを読み取ること
により特定色つまり上記の例であればY(イエロー)の
イニシャル位置を判別する方法がある。また、上記のよ
うにマーキングを用いず色を直接光センサで判別する方
法も知られている。
【0043】このようなインクを用紙に熱転写する熱転
写記録ヘッド39は極めて高温になって周囲に放熱す
る。したがって、開閉蓋44のサーマルヘッド39の上
に位置する部分には、サーマルヘッド39の放熱によっ
て装置内部が高温になる不具合を防止するために装置内
部を空冷するためのファン56が配置されている。
【0044】他方、記録用紙47は、給紙部38に用紙
ロール47aとして収納されており、用紙ロール47a
は、円筒支持体70に巻回されてロール紙給紙部38に
収容されている。そして、巻回している用紙ロール47
aの幅よりも長い円筒支持体70の外方に露出する両側
端部70−1、 70−1(図では手前側の端部70−1
しか見えない)が、ロール紙給紙部38の2つの支えコ
ロ71a及び71bによって下方から支持されている。
また、円筒支持体70の両端部70−1、 70−1の上
部には押えコロ72が圧接している。
【0045】押えコロ72は、支持軸73を支点にして
押え位置と退避位置とに回動可能に配置され、円筒支持
体70を交換、つまり新たな用紙ロール47aを装着す
るときは退避位置まで反時計回り方向に回動し、用紙ロ
ール47a装着後は図に示す押え位置まで時計回り方向
に回動して、不図示の付勢部材からの付勢力を受けて円
筒支持体70の端部70−1、 70−1に圧接する。
【0046】この記録用紙47は、給紙部38上方の開
口部を通過して、プリント実行部37側の下部に設けら
れた用紙ガイドローラ57に案内されて熱転写記録ヘッ
ド39とプラテンローラ41とが対向する印字部に搬入
される。印字部にはインクリボン46が張設されてい
る。
【0047】上記の記録用紙47は、インクリボン46
と共に熱転写記録ヘッド39とプラテンローラ41とに
より印字部に圧接・挟持される。記録用紙47は、プラ
テンローラ41の図の反時計回り方向への回転により、
印字部においてインクリボン46のインクを逐次転写さ
れて図の左方へ搬送される。インクリボン46は、未使
用部分が供給リール48に卷着されて保持され、使用済
み部分が巻取リール51に巻き取られながら、記録用紙
47と共に印字部を図の左方へ搬送される。
【0048】印字部を図の左方へ搬送される記録用紙4
7は、モノクロ印刷の場合は、先端を搬送ローラ対58
に挟持され、LED59aとフォトトランジスタ59b
からなる用紙センサ59間を通過した後、上部ガイド6
1aと下部ガイド61bで形成される通紙路を通過し
て、カッター前ローラ対62に搬送を引き継がれ、更に
カッター63とこのカッター63の用紙搬送方向下流側
の排紙ローラ対64とを結ぶスリット付きのガイド板か
らなる排出搬送路を通過し、排紙ローラ対64に搬送を
引き継がれ、そのまま印刷済みの後端部近傍をカッター
63によって未印刷部分から切り離されて機外に排出さ
れる。
【0049】多色刷りの場合は、前述したように、多色
刷り(カラー印刷)に用いられるインクリボンは、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)及びC(シアン)の三
色、又はこれらにBK(ブラック)或いは光沢処理用の
表面コーティング剤を加えた四色のインクが、ベースフ
ィルム上の長手方向に面順次に並べて繰り返し塗布され
ている。
【0050】前述のヘッドアーム42の熱転写記録ヘッ
ド39が支持される側には、支持軸43と並行に不図示
の当接軸が設けられ、この当接軸は、記録プロセスに同
期して回転する不図示のカム部材の凹凸を備えた外周面
に当接するよう構成されている。さらに、ヘッドアーム
42は、その一部に係止されるヘッド加圧スプリング4
5により、支持軸43を中心にして反時計方向に回転す
るよう付勢されているため、前述の回転するカム部材の
外周面形状に追従して揺動するように構成されている。
このカム部材は、熱転写記録ヘッド39の記録工程にお
いて、ヘッドアーム42が下降する形状部に回転し、こ
れにより熱転写記録ヘッド39とプラテンローラ41が
インクリボン46と記録用紙47を挟持した状態に圧接
され、プラテンローラ41及び搬送ローラ対58の回転
と共に記録用紙47に特定のリボン色(例えばY:イエ
ロー)の記録が行われる。1画面分の特定色(例えば
Y:イエロー)の記録工程が終わると、連続印刷の場
合、一つ前の画面の後端部がカッター63の切断部に至
り、カッターが作動して、前の画面部分を切り離す。次
に、前記カム部材は、ヘッドアーム42を上昇させる形
状部に回転し、熱転写記録ヘッド39とプラテンローラ
41は離間する状態となり、このとき搬送ローラ対58
の逆転により記録用紙47が後退して上述の第1色の記
録処理が終わった記録面の先端を再度熱転写記録ヘッド
39の工程に戻すとともに、インクリボン46が巻取ロ
ーラ対54の巻き取りによって次の色(例えばM:マゼ
ンタ)の面の先端が熱転写記録ヘッド39の工程に進行
する。このとき、切断処理された記録用紙47の先端に
は、約10mm幅の余白部が設けられており、記録用紙
47が最も後退した状態においても、この余白部の一部
を搬送ローラ対58が挟持している。次に、再度不図示
のカム部材が回転してヘッドアーム42を再び下降さ
せ、熱転写記録ヘッド39とプラテンローラ41が次の
記録色面が現れたインクリボン46と、先に1色の記録
が終わっている記録用紙47の記録面とを挟持した状態
にする。そして搬送ローラ対58の正方向回転に伴い、
次の色(例えばM:マゼンタ)の記録処理が行われる。
このような前進後退動作がインクの色数だけ繰り返され
ることにより、1画面の記録が完了した後、上記同様に
通紙路を通過し、カッター前ローラ対62に挟持されて
搬送され、用紙搬送方向先端部に付加されている後述す
る余白部を切り落とされ、排紙ローラ対64に搬送を引
き継がれ、印刷済みの後端部をカッター63によって切
断されて機外に排出される。
【0051】上記切り落とされた印刷済み記録用紙4
7′の先端部の余白部である切れ端はゴミとして排出搬
送路に形成されているスリット65の開口部から下方に
落下する。このスリット65の下方には断面が漏斗状の
幅広の切れ端受け入れ口66が配置されてあり、その下
にダストボックス67が配設されている。上記の切れ端
は、このダストボックス67に収容される。
【0052】印字済み記録用紙47′はスリット65か
ら落下することなく排出搬送路を通過して排紙ローラ対
64によりユニット外部に排出される。機外に排出され
た印刷済み記録用紙47′は、図1及び図2に示した用
紙Pとして取り出し口27に集められる。
【0053】上記の用紙47′が通過する下部ガイド6
1bの下方に近接して、熱転写記録ヘッド39よりも下
流でカッター63よりも上流の位置に、印刷主走査方向
に複数の反射型フォトセンサ68が配設されている。こ
の反射型フォトセンサ68は、後述するように正規の用
紙のみに付加されているロゴマークを読み取るために配
置されている。
【0054】上述したプリンタユニット34に不正規の
用紙が使用されて印刷画像が正しく印刷されないようで
は困るので、本例では、上記の複数の反射型フォトセン
サ68を用いて、記録用紙47から正しいロゴマークが
読み取れなかった場合は、不正規の記録用紙が使用され
たと判断して、印刷を停止し、警告等を報知するように
している。以下、これについて説明する。
【0055】図5は、記録用紙47のロゴマークと複数
の反射型フォトセンサ68との位置関係を示す図及び反
射型フォトセンサ68の検知信号を処理するシステムの
ブロック図である。上述した実施の形態において、図5
に示すように、記録用紙47の裏面にはロゴマーク(例
えば「KAISHA」というロゴ文字)が所定の間隔で
印刷されている。尚、同図は記録用紙47を印刷面(記
録面)側から透視的に斜めに見下ろす状態で示してお
り、したがって記録用紙47の記録面とは逆の裏面(図
では下面)に印刷されているロゴ文字「KAISHA」
は反転して見えている。
【0056】このロゴ文字「KAISHA」は、記録用
紙47の単位記録画像面に対応して繰り返し印刷されて
いる。同図に示す例では、記録用紙47表面の単位記録
画像面は、記録用紙47の長手方向に長さL1(L1は
例えば127mm)に設定されており、この単位記録画
像面の図の矢印Dで示す記録用紙搬送方向先端に形成さ
れる前述した掴み代領域L2の裏面にロゴ文字「KAI
SHA」が印刷されている。
【0057】この印刷されたロゴ文字「KAISHA」
の通過位置に対応する位置に、発光部と受光部からなる
3個の反射型フォトセンサ68(以下、センサA、B、
Cという)が設けられ、各センサA、B及びCからは記
録用紙47のロゴ文字部が通過するに伴い、発光部から
のロゴ文字の形状に対応した反射光が受光部に入射し、
これによってセンサA、B及びCから反射光信号(ロゴ
検知信号)が出力される。
【0058】他方、ロゴ検知信号の処理システムは、自
動写真販売機15の制御ボックス36内に配設されてい
る制御装置であるベンディングマシンコントローラ74
と、このベンディングマシンコントローラ74に接続さ
れたロゴ識別回路75、用紙駆動制御部76、及び表示
制御部77、並びに上記のロゴ識別回路75に接続され
たROM78、用紙駆動制御部76に接続されたパルス
モータ79等からなる。ROM78には、ロゴ文字「K
AISHA」に対応して、その反射光信号に対応するロ
ゴパターン信号データが予め記憶されている。
【0059】図6は、上記複数の反射型フォトセンサ6
8(センサA、B、C)のロゴ検知信号(ロゴパターン
信号)と、この出力の正誤を判断するためにROM78
から出力される(読み出される)ロゴパターン信号デー
タのタイムチャートである。同図は上からセンサA、B
及びCの反射光信号(ロゴ検知信号)すなわちロゴパタ
ーン信号を示し、その下に続いて、ROM78から出力
されるロゴパターン信号データ(ロゴパターンA、B、
C)を示している。
【0060】同図において、上記の記録用紙47のロゴ
文字部がセンサ配設部を通過して、センサA、B及びC
から反射光信号(ロゴパターン信号)が出力され、その
ロゴパターン信号がロゴ識別回路75に入力すると、ロ
ゴ識別回路75は、例えばセンサAから入力するロゴパ
ターン信号の最初のパルス信号の立上がりをトリガーに
してスタート信号を生成する。このスタート信号に同期
し、クロック信号に同期して、ROM78からロゴパタ
ーンA、B及びCが順次ロゴ識別回路75に出力され
る。
【0061】上記のクロック信号は、記録用紙47を搬
送するパルスモータ79を駆動する用紙駆動制御部76
から出力されるモータ駆動クロックと同期しており、記
録用紙47の搬送速度に対応した速さでロゴパターン信
号データが読み出される。これにより、記録用紙47の
ロゴ文字から反射して入力するセンサA、B及びCのロ
ゴパターン信号と、ROM78から出力されるロゴパタ
ーン信号データとの比較を正確なタイミングで行うこと
ができる。
【0062】ロゴ識別回路75には特には図示しないが
信号コンパレータがあり、センサA、B及びCから入力
するロゴパター信号と、ROM78から入力するロゴパ
ターン信号データを比較し、一致しているかどうかを判
別する。そして、この信号比較が一致していない場合に
は、用紙裏面にロゴ文字が印刷されていない、つまり不
正規の記録用紙が用いられたことになり、純正の記録用
紙が用いられていないことが識別される。
【0063】そして、このように不正規の記録用紙であ
ることが識別された場合には、ベンディングマシンコン
トローラ74は、印刷動作を禁止し、表示制御部77を
介して、表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル)
16及び補助表示部28に記録用紙の交換、及び純正用
紙の使用を要請する画面を表示させる制御を行う。
【0064】前述したように、ロゴ文字は、ロール状の
長尺の記録用紙47の裏面に所定間隔毎(単位記録画像
面前方の印刷不可能領域(把持部)毎)に繰り返し印刷
されている。記録用紙47のロール幅は、例えばサービ
ス版の写真を印刷する場合には89mm幅であり、これ
をカッター63で、長さ127mmに切断する。
【0065】この89mm×127mmの単位記録画像
面に切断するに先立って、この単位記録画像面の用紙搬
送方向前方に印刷不可能領域(把持部)として形成され
ているおよそ10mmの余白部は必要ないので、この余
白部分をカッター部を通過するタイミングでカッター6
3を作動させて切り落とす。
【0066】この余白部分は、図3から明らかなよう
に、多色印刷で記録用紙47を後退させる際、次の前進
を支障無く行わせるために、記録用紙47の先端を、駆
動力がかかっている搬送ローラ対58の挟持から外れな
いように、その挟持を維持させる必要があり、この挟持
維持のために熱転写記録ヘッド39の印刷開始位置から
下流側に離れて形成される印刷不可能部分である。
【0067】この印刷不可能な余白領域は、記録用紙4
7の先端から熱転写記録ヘッド39が印刷開始できる位
置までの長さであり、熱転写記録ヘッド39の印刷開始
位置は熱転写記録ヘッド39とプラテンローラ41のニ
ップ部であるから、上記の余白領域の長さは搬送ローラ
対58の挟持部から熱転写記録ヘッド39とプラテンロ
ーラ41のニップ部までの距離以上の長さを持っている
ことが要求される。この余白部分の長さが上述したおよ
そ10mmの長さである。
【0068】図7(a) は、上記記録用紙47と単位記録
画像面及びカッター63による切り落とし領域(印刷不
可能な余白部)との関係を示す図である。熱転写記録ヘ
ッド39は、最大サイズの用紙幅よりも長く形成されて
いるので、図7(a) に示すように記録用紙47に印刷さ
れる画像の単位記録画像面81は、記録用紙47より広
くすることができる。
【0069】また、インクリボン46の各色インクの塗
布サイズも最大サイズの用紙の長さに充分対応する長さ
に形成されているので、記録用紙47の幅方向及び後方
(図7の右方)の端部は縁まで完全に印刷することがで
きる。そして、前端部の長さCの印刷不可能領域82
を、それよりもやや内側の位置に設定したカットライン
83で切断する。このようにして、記録用紙47には、
縁まで完全に印刷された画像を形成することができる。
【0070】そして、上記の印刷不可能領域82には、
同図(b) に示すように、上述したロゴ文字「KAISH
A」が記録用紙47の純正識別マークとして印刷されて
いる。この部分はいずれ上記のようにプリンタ内部でカ
ッター63によって自動的に切り落とされるので、実際
の印刷物には何ら影響しない。つまり、ロゴ文字の部分
は、切り落とす部分なので、仕上がった印刷物に不要な
マーキングが入ったりすることがない。
【0071】このように、切り落とされる部分に対応し
てロール紙の裏面に例えば製造メーカーの名称のような
ロゴマークを予め印刷しておくことによって、純正用紙
の識別機能を損なうことなく、また写真を受け取る利用
者に対しては無用なロゴマーク印刷が付いた印刷物を渡
すことが無いので、利用者にとっても利益となる構成に
なっている。また、ロゴマークは、純正品を製造する正
規の製造メーカしか使用できないものであることから、
不正に粗悪な消耗品を製造する業者の製品を排除するこ
とが出来、画像不良などのトラブルをなくすことが可能
となる。
【0072】尚、印刷用紙サイズは、Lサイズ(127
×89mm)、キングサイズ(152×102mm)等
の複数の大きさに対応する記録用紙が用意されている。
また、上記実施の形態では、センサを3個としたが、こ
れに限ることなく、適宜に増やして設けても良い。セン
サは多ければ多いほどロゴマークの識別精度が高くな
る。また、センサとしては、反射型フォトセンサを用い
た例を述べたが、リニアイメージセンサなどのように、
ロゴマークをより細かく識別できるセンサを用いること
もできる。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、用紙をロール状で供給して用紙の供給に手数がか
からないようにするだけでなく、非印字領域に予め印刷
したロゴマークを検出して純正の用紙であることを確認
してから印刷を実行するので、非純正の用紙による不良
画像の形成等の不具合を防止でき、これにより、常に不
良の無い正しい画像を縁無し印刷することができる熱転
写型の記録装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写印字用消耗品交換ユニットを用
いる印刷装置を備えた自動写真販売機の外観構成を示す
図である。
【図2】(a) は自動写真販売機の分解斜視図、(b) はそ
のリニアユニットの正面図、(c) はリニアユニットにフ
ロントユニットとペーパーダクトを取り付けた全体の側
断面図でる。
【図3】自動印刷販売機に取り付けられるプリンタユニ
ットの側断面図である。
【図4】自動印刷販売機に取り付けられるプリンタユニ
ットの斜視図である。
【図5】記録用紙のロゴマークと複数の反射型フォトセ
ンサとの位置関係を示す図及び反射型フォトセンサの検
知信号を処理するシステムのブロック図である。
【図6】複数の反射型フォトセンサのロゴ検知信号とこ
の出力の正誤を判断するためにROMから出力されるロ
ゴパターン信号データのタイムチャートである
【図7】(a) は記録用紙と単位記録画像面及びカッター
による切り落とし領域(印刷不可能な余白部)との関係
を示す図、同図(b) は切り落とし領域とロゴマークの関
係を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 プリント実行部 3 給紙部 4 サーマルヘッド 5 プラテンローラ 6 インクリボン 6a インクリボンロール 6′ 使用済みインクリボン 7 用紙 7a 用紙ロール 7′ 印刷済み用紙 8 供給リール 9 巻取リール 11 供給コア 12 ガイドローラ 13 搬送ローラ対 14a、14b ガイド板 15 自動写真販売機 16 表示/操作部(ディスプレイ&タッチパネル) 17 キー入力部 18(18a〜18e) 記録メディア挿入口 19 LED 21 金額表示部 22(22a、22b) 料金挿入口 23 中止ボタン 24 レシート挿入口 25 レシート排紙口 26 料金返却口 27 取り出し口 28 補助表示部 30 フロントユニット 31 ペーパーダクト 32 リアユニット 33a、33b 支持部 34(34−1〜34−8) プリンタユニット 35 スライドレール 36 制御ボックス 37 プリント実行部 38 ロール紙給紙部 39 熱転写記録ヘッド 41 プラテンローラ 42 ヘッドアーム 43 支持軸 44 開閉蓋 45 ヘッド加圧スプリング 46 インクリボン 46a インクリボンロール 46′ 使用済みインクリボン 46−2 インク塗布面 47 記録用紙 47a 用紙ロール 47b 用紙ロール側面 47′ 印刷済み用紙 48、48′ 供給リール 49 供給リール支持部 49′ アダプタ 51 巻取リール 52 巻取リール支持部 53 リボンガイドローラ 54 巻取ローラ対 55 リボンセンサ 56 ファン 57 用紙ガイドローラ 58 搬送ローラ対 59 用紙センサ 59a LED 59b フォトトランジスタ 61a 上部ガイド 61b 下部ガイド 62 カッター前ローラ対 63 カッター 64 排紙ローラ対 65 スリット 66 切れ端受け入れ口 67 ダストボックス 68 反射型フォトセンサ 70 円筒支持体 70−1 端部 70−2 円筒空間 71a、71b 支えコロ 72 押えコロ 73 支持軸 74 ベンディングマシンコントローラ 75 ロゴ識別回路 76 用紙駆動制御部 77 表示制御部 78 ロゴパターン信号データROM 79 パルスモータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めロゴマークが印刷された非記録領域
    を有し記録領域に画像情報を記録される記録用紙と、 該記録用紙の搬送路近傍に配設され前記記録用紙に印刷
    された前記ロゴマークを検知する検知手段と、 該検知手段の検知信号を前記ロゴマークの検知信号か否
    かを識別する識別手段と、 該識別手段により前記ロゴマークが識別されない場合に
    前記記録用紙に対する記録を禁止する制御手段とを備え
    ることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録用紙はロール状に巻回された長
    尺状用紙であり、該長尺状用紙を単位記録画像面に応じ
    て切断するカッター手段を更に備えることを特徴とする
    請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ロゴマークは前記記録用紙の記録面
    とは逆の裏面に前記単位記録画像面に対応して繰り返し
    印刷されていることを特徴とする請求項2記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記カッター手段は前記ロゴマークが印
    刷された非記録領域を切除することを特徴とする請求項
    2記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 異なる複数色のインク塗布面を有するイ
    ンクリボンのインクを記録画像に従って前記記録用紙に
    転写記録する熱転写記録ヘッドと、該熱転写記録ヘッド
    の下流に設けられ前記記録用紙を前進及び後退させる搬
    送手段と、を備え、前記ロゴマークが印刷された非記録
    領域の用紙搬送方向に対する幅は、前記熱転写記録ヘッ
    ドと前記搬送手段との間隔を越えることを特徴とする請
    求項4の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記識別手段は、ロゴマークパターンデ
    ータ記憶手段と、該ロゴマークパターンデータ記憶手段
    の出力信号と前記ロゴマーク検知手段の出力信号とを比
    較する比較手段と、を有し、該比較手段により比較不一
    致が認識されたとき前記ロゴマークを識別できないと判
    断することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記ロゴマークは純正の用紙の非記録領
    域に予め印刷されることを特徴とする請求項1記載の記
    録装置。
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