JP2576248B2 - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
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- JP2576248B2 JP2576248B2 JP2010000A JP1000090A JP2576248B2 JP 2576248 B2 JP2576248 B2 JP 2576248B2 JP 2010000 A JP2010000 A JP 2010000A JP 1000090 A JP1000090 A JP 1000090A JP 2576248 B2 JP2576248 B2 JP 2576248B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1つのサーマルヘッドと複数の色の異なるイ
ンクドナーフィルム(以下IDFと略す)とを用い、任意
のIDFを選択的にサーマルヘッドによる印字部にセット
し、印字の動作を繰り返して行うことにより、フルカラ
ーコビーを作成出来るように構成してなる熱転写型画像
記録装置に関し、特に、サーマルヘッドを設けた上部装
置を、本体から外した状態で、外部においた用紙等にも
記録を行うことが出来るようにする熱転写記録装置に関
する。
ンクドナーフィルム(以下IDFと略す)とを用い、任意
のIDFを選択的にサーマルヘッドによる印字部にセット
し、印字の動作を繰り返して行うことにより、フルカラ
ーコビーを作成出来るように構成してなる熱転写型画像
記録装置に関し、特に、サーマルヘッドを設けた上部装
置を、本体から外した状態で、外部においた用紙等にも
記録を行うことが出来るようにする熱転写記録装置に関
する。
(従来の技術) インクドナーフィルム(IDF)とサーマルヘッドとを
組合せて、記録紙に画像を記録する装置としては、従来
よりファクシミリ等の装置の場合のように、1つのサー
マルヘッドと、1つのIDFとを組合せて、装置に入力さ
れた画像の情報に応じてサーマルヘッドの素子を加熱
し、IDFのインクを溶融させて記録紙に転写する方式が
用いられる。
組合せて、記録紙に画像を記録する装置としては、従来
よりファクシミリ等の装置の場合のように、1つのサー
マルヘッドと、1つのIDFとを組合せて、装置に入力さ
れた画像の情報に応じてサーマルヘッドの素子を加熱
し、IDFのインクを溶融させて記録紙に転写する方式が
用いられる。
これに対して、複数の色の異なるIDFと、それぞれのI
DFに対応するサーマルヘッドとの組を用紙搬送路に沿っ
て配置し、装置に入力された画像の色情報に応じて、選
択的にサーマルヘッドの加熱素子を発熱させてIDFのイ
ンクを溶融し、指定されたカラー画像を印字する方式の
装置が用いられる場合がある。
DFに対応するサーマルヘッドとの組を用紙搬送路に沿っ
て配置し、装置に入力された画像の色情報に応じて、選
択的にサーマルヘッドの加熱素子を発熱させてIDFのイ
ンクを溶融し、指定されたカラー画像を印字する方式の
装置が用いられる場合がある。
前述したような複数のIDFを用いて印字を行うための
装置としては、例えば、特開昭59−202875号公報等に示
されるような装置がある。前記従来例に示される転写型
感熱カラー記録装置においては、記録紙搬送ドラムの周
囲に複数の記録部を配置し、それぞれの記録部には、色
の異なるIDFとサーマルヘッドとを組合せた記録手段を
配置している。
装置としては、例えば、特開昭59−202875号公報等に示
されるような装置がある。前記従来例に示される転写型
感熱カラー記録装置においては、記録紙搬送ドラムの周
囲に複数の記録部を配置し、それぞれの記録部には、色
の異なるIDFとサーマルヘッドとを組合せた記録手段を
配置している。
そして、画像記録装置の画像情報処理装置に入力され
た画像情報を、色毎に分解して、それぞれの記録部に伝
達し、記録紙の通過にタイミングを合せて、各サーマル
ヘッドに対して動作信号を出力して、カラーコピーの作
成を行うようにしている。
た画像情報を、色毎に分解して、それぞれの記録部に伝
達し、記録紙の通過にタイミングを合せて、各サーマル
ヘッドに対して動作信号を出力して、カラーコピーの作
成を行うようにしている。
しかし、前述したような1つのドラムの周囲に記録紙
を保持させて、それぞれのカラー画像記録部からの書込
み動作を行うようにすることは、記録紙を保持するため
のドラムを大径に構成することが必要であり、装置が大
型化しやすいという問題の他に、書込まれた画像のズレ
等が発生しやすいという問題がある。
を保持させて、それぞれのカラー画像記録部からの書込
み動作を行うようにすることは、記録紙を保持するため
のドラムを大径に構成することが必要であり、装置が大
型化しやすいという問題の他に、書込まれた画像のズレ
等が発生しやすいという問題がある。
これに対して、実開昭61−151949号公報等に示される
ように、大径のドラムを用いずに、用紙搬送路に沿って
複数のIDFとサーマルヘッドとによる書込み部を配置
し、記録紙が用紙搬送路に沿って移動する間に、それぞ
れ書込み部に配置されるIDFからのインクの転写を行う
ように構成するものが提案されている。
ように、大径のドラムを用いずに、用紙搬送路に沿って
複数のIDFとサーマルヘッドとによる書込み部を配置
し、記録紙が用紙搬送路に沿って移動する間に、それぞ
れ書込み部に配置されるIDFからのインクの転写を行う
ように構成するものが提案されている。
前記従来例においては、用紙搬送路に沿って配置され
るイエロー、マゼンダ、シアンの各カラー画像の転写部
の終端部に、黒画像の転写部を配置している。さらに、
前記黒画像の転写部に対しては、給紙部から直接記録紙
を送ることが出来るようなバイパス搬送路を設けて、黒
1色のみを用いて記録する場合には、カラー画像転写部
を経由させないようにしている。
るイエロー、マゼンダ、シアンの各カラー画像の転写部
の終端部に、黒画像の転写部を配置している。さらに、
前記黒画像の転写部に対しては、給紙部から直接記録紙
を送ることが出来るようなバイパス搬送路を設けて、黒
1色のみを用いて記録する場合には、カラー画像転写部
を経由させないようにしている。
そして、前述したように構成することによって、画像
記録装置内での記録紙の通路の配置の自由度を向上さ
せ、装置の構成を簡素化することが出来るようにしてい
る。
記録装置内での記録紙の通路の配置の自由度を向上さ
せ、装置の構成を簡素化することが出来るようにしてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前述したような従来の装置において
は、装置内に多数のIDFとサーマルヘッドとを組合せた
記録部を配置することが必要であり、そのサーマルヘッ
ドの価格が比較的高価であることより、画像記録装置の
製造コストを引き下げようとする場合の障害となってい
る。
は、装置内に多数のIDFとサーマルヘッドとを組合せた
記録部を配置することが必要であり、そのサーマルヘッ
ドの価格が比較的高価であることより、画像記録装置の
製造コストを引き下げようとする場合の障害となってい
る。
そこで、前述したような問題を解決するために、特開
昭50−80713号公報等に示されるように、1つのサーマ
ルヘッドを用いた印字手段を用いて、カラー画像の記録
を行い得るようにすることが提案されている。
昭50−80713号公報等に示されるように、1つのサーマ
ルヘッドを用いた印字手段を用いて、カラー画像の記録
を行い得るようにすることが提案されている。
前記従来例の場合には、IDFとサーマルヘッドとを組
合せた装置とは異なり、感圧性多色複写リボンと針状ハ
ンマとによる印字手段を用いている例である。そして、
該複写リボンに対して、横縞状に赤、青、緑等の色帯部
を一定の巾で配置し、それぞれの色帯部を印字部に位置
させて、入力された画像の色情報にしたがって、画像の
記録の動作を行わせるように構成している。
合せた装置とは異なり、感圧性多色複写リボンと針状ハ
ンマとによる印字手段を用いている例である。そして、
該複写リボンに対して、横縞状に赤、青、緑等の色帯部
を一定の巾で配置し、それぞれの色帯部を印字部に位置
させて、入力された画像の色情報にしたがって、画像の
記録の動作を行わせるように構成している。
そこで、前記従来例に示されるような手段を、IDFと
サーマルヘッドとを組合せた感熱画像記録装置に適用し
ようとする場合には、1つのサーマルヘッドのみを印字
部に設けることにより、高価なサーマルヘッドの数を少
なく出来、装置の製造コストを低下させ得るという点で
は非常に有効な手段となる。
サーマルヘッドとを組合せた感熱画像記録装置に適用し
ようとする場合には、1つのサーマルヘッドのみを印字
部に設けることにより、高価なサーマルヘッドの数を少
なく出来、装置の製造コストを低下させ得るという点で
は非常に有効な手段となる。
さらに、前記従来例のようにIDFを設けた装置におい
ては、サーマルヘッドの数を少なくすることが出来ると
いう点で、装置の製作コストを低下させることが可能で
あるだけでなく、画像記録装置を小型に構成することが
出来る等多くの利点がある。
ては、サーマルヘッドの数を少なくすることが出来ると
いう点で、装置の製作コストを低下させることが可能で
あるだけでなく、画像記録装置を小型に構成することが
出来る等多くの利点がある。
しかし、IDFに色の異なる帯状部を所定の長さで配置
することは、4色のトナーフィルムを均等に使用するフ
ルカラーコピーの場合を別にして、全てのコピーの動作
に際して、例えば4色のカラー帯状部を1つの組にし
て、1枚の記録紙に対して使用することになるので、例
えば、黒画像のみの印字を行う場合でも、他の3色の部
分は無駄に使用してしまうという問題が発生する。
することは、4色のトナーフィルムを均等に使用するフ
ルカラーコピーの場合を別にして、全てのコピーの動作
に際して、例えば4色のカラー帯状部を1つの組にし
て、1枚の記録紙に対して使用することになるので、例
えば、黒画像のみの印字を行う場合でも、他の3色の部
分は無駄に使用してしまうという問題が発生する。
前述した問題の他に、IDFを用いた画像記録装置にお
いては、一定のサイズの用紙等を装置内で移動させなが
ら書込みを行う必要がある。したがって、大きな図面の
一部に別の画像を書込む等の需要には、十分に対処出来
ないという問題がある。
いては、一定のサイズの用紙等を装置内で移動させなが
ら書込みを行う必要がある。したがって、大きな図面の
一部に別の画像を書込む等の需要には、十分に対処出来
ないという問題がある。
これに対して、一部のIDFを用いた小型の画像記録装
置においては、印字部を他の場所に置いた用紙等の上を
移動させながら、必要な画像の書込み等を行い得るよう
にしているものもあるが、画像の鮮明度や、その他の点
で十分に需要に対応出来ない等の問題がある。
置においては、印字部を他の場所に置いた用紙等の上を
移動させながら、必要な画像の書込み等を行い得るよう
にしているものもあるが、画像の鮮明度や、その他の点
で十分に需要に対応出来ない等の問題がある。
(発明の目的) 本発明は、上記したような従来より用いられている装
置の欠点を解消するもので、1つのサーマルヘッドを用
いることにより、装置の製造コストを低下させ得るよう
にするとともに、該サーマルヘッドに対して、複数の色
の異なるIDFを順次配置し、フルカラーコピーを容易に
作成することが出来るような熱転写記録装置を提供する
とともに、サーマルヘッドユニットのみを本体から取り
外して、任意の対象物に画像の書込みを行い得るような
装置を提供することを目的としている。
置の欠点を解消するもので、1つのサーマルヘッドを用
いることにより、装置の製造コストを低下させ得るよう
にするとともに、該サーマルヘッドに対して、複数の色
の異なるIDFを順次配置し、フルカラーコピーを容易に
作成することが出来るような熱転写記録装置を提供する
とともに、サーマルヘッドユニットのみを本体から取り
外して、任意の対象物に画像の書込みを行い得るような
装置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本発明の熱転写記録装置は、記録紙に対する印字位置
に配置する1つのサーマルヘッドと、印字を行う際にの
み前記サーマルヘッドに対応する位置に移動される複数
の色の異なるIDFとを備え、前記複数のIDFを、それぞれ
フィルムカセットに収容した状態で、1つのカセットホ
ルダーに装着し、前記各カセットホルダーをそれぞれ印
字部に移動させて、印字の動作を行い得るように構成し
てなる装置であって、前記フィルムカセットには、IDF
を駆動する機構と、プラテンローラとを一体に設け、該
フィルムとプラテンローラとの間に記録紙を通過させる
際に、記録紙に対する印字の作用を行い得るようにし、
IDFを交換して、異なる色の画像を重ねて印字出来るよ
うに構成してなる装置に関する。
に配置する1つのサーマルヘッドと、印字を行う際にの
み前記サーマルヘッドに対応する位置に移動される複数
の色の異なるIDFとを備え、前記複数のIDFを、それぞれ
フィルムカセットに収容した状態で、1つのカセットホ
ルダーに装着し、前記各カセットホルダーをそれぞれ印
字部に移動させて、印字の動作を行い得るように構成し
てなる装置であって、前記フィルムカセットには、IDF
を駆動する機構と、プラテンローラとを一体に設け、該
フィルムとプラテンローラとの間に記録紙を通過させる
際に、記録紙に対する印字の作用を行い得るようにし、
IDFを交換して、異なる色の画像を重ねて印字出来るよ
うに構成してなる装置に関する。
本発明の装置においては、前記装置のサーマルヘッド
と1つのカセットとを保持する部分を、サーマルヘッド
ユニットとして本体から取外し可能に構成し、本体の画
像情報出力手段に接続した状態で、装置の外でユニット
を移動させることにより、用紙等に対する印字の動作を
行い得るように構成することが出来る。
と1つのカセットとを保持する部分を、サーマルヘッド
ユニットとして本体から取外し可能に構成し、本体の画
像情報出力手段に接続した状態で、装置の外でユニット
を移動させることにより、用紙等に対する印字の動作を
行い得るように構成することが出来る。
また、本発明の装置では、前記サーマルヘッドユニッ
トは、カセットを取付けずに装置本体から外した状態
で、IDFを用紙に重ねたものの上を移動させ、画像の転
写を行い得るように構成することが出来る。
トは、カセットを取付けずに装置本体から外した状態
で、IDFを用紙に重ねたものの上を移動させ、画像の転
写を行い得るように構成することが出来る。
したがって、本発明の熱転写記録装置においては、1
つのサーマルヘッドと複数の色の異なるIDFとを用い
て、フルカラーコピーを作成することが出来るととも
に、装置の構成を簡素化することが出来る。
つのサーマルヘッドと複数の色の異なるIDFとを用い
て、フルカラーコピーを作成することが出来るととも
に、装置の構成を簡素化することが出来る。
また、本発明においては、サーマルヘッドに対するID
Fのセットの動作を容易に行うことが出来、該IDFの交換
の動作を容易に、しかも、確実に行うことが出来るもの
となる。
Fのセットの動作を容易に行うことが出来、該IDFの交換
の動作を容易に、しかも、確実に行うことが出来るもの
となる。
さらに、本発明の熱転写記録装置においては、サーマ
ルヘッドユニットを本体から外して画像の書込みに用い
ることが出来るので、任意の対象物に対して、サーマル
ヘッドユニットを用いる書込みの動作を行うことが出
来、装置の利用範囲を拡大することが出来る。
ルヘッドユニットを本体から外して画像の書込みに用い
ることが出来るので、任意の対象物に対して、サーマル
ヘッドユニットを用いる書込みの動作を行うことが出
来、装置の利用範囲を拡大することが出来る。
(実施例) 図示された例に従って、本発明の熱転写記録装置の構
成を説明する。
成を説明する。
第1図において、本発明の熱転写記録装置1は、本体
フレームの上部に開口3を設け、該開口からサーマルヘ
ッドユニットを取出して、装置1の外側に置いた用紙等
に、画像の書込みを行うことが出来るように構成したも
のを示している。
フレームの上部に開口3を設け、該開口からサーマルヘ
ッドユニットを取出して、装置1の外側に置いた用紙等
に、画像の書込みを行うことが出来るように構成したも
のを示している。
前記熱転写記録装置の実施例において、本体フレーム
には一方の端部に給紙トレイ11と排出トレイ17とを配置
し、装置内部に向けて用紙を送り込み、装置の内部に配
置したサーマルヘッドとIDFカセットとにより画像の書
込みを行い、コピーを排出トレイに排出させるようにす
る。
には一方の端部に給紙トレイ11と排出トレイ17とを配置
し、装置内部に向けて用紙を送り込み、装置の内部に配
置したサーマルヘッドとIDFカセットとにより画像の書
込みを行い、コピーを排出トレイに排出させるようにす
る。
また、熱転写記録装置1においては、後述するよう
に、サーマルヘッドとIDFカセットとを組合せた状態
で、本体フレームから取外し、機外で任意の用紙等の対
象物に対して、画像の書込みの動作を行うことが出来る
ようにされる。
に、サーマルヘッドとIDFカセットとを組合せた状態
で、本体フレームから取外し、機外で任意の用紙等の対
象物に対して、画像の書込みの動作を行うことが出来る
ようにされる。
なお、図示される実施例においては、サーマルヘッド
ユニット40は、本体フレームに位置決めブロック7を設
けて、該ブロック7の溝8に対して、ユニットの側部に
設けた位置決めピン45を係合させることによって、本体
の内部の印字部に固定し、第2図で説明するように、用
紙に対して異なる色のIDFを用いた画像の書込みを行
い、フルカラーコピーを作成することが出来るようにさ
れる。
ユニット40は、本体フレームに位置決めブロック7を設
けて、該ブロック7の溝8に対して、ユニットの側部に
設けた位置決めピン45を係合させることによって、本体
の内部の印字部に固定し、第2図で説明するように、用
紙に対して異なる色のIDFを用いた画像の書込みを行
い、フルカラーコピーを作成することが出来るようにさ
れる。
第1図および第2図に示される本発明の実施例におい
ては、熱転写記録装置1のみの構成を示しているが、本
発明の熱転写記録装置は、任意の画像読取り装置に接続
されて、その読取った画像情報にもとづいて、多色の画
像を重ねて記録し、フルカラーコピーの作成を行うこと
が出来るように構成される。
ては、熱転写記録装置1のみの構成を示しているが、本
発明の熱転写記録装置は、任意の画像読取り装置に接続
されて、その読取った画像情報にもとづいて、多色の画
像を重ねて記録し、フルカラーコピーの作成を行うこと
が出来るように構成される。
本発明の熱転写記録装置1に対して、デジタル信号と
しての画像情報を出力するための画像読取り装置として
は、例えば、通常の電子写真複写機の走査手段と同様な
機構、任意のイメージセンサー、または、コンピュータ
等の画像情報出力装置等を組合せることが出来る。そし
て、前述したような各種の画像情報をデジタル信号とし
て出力する装置と組合せて、コピーを作成するための記
録装置として用いることが出来る。
しての画像情報を出力するための画像読取り装置として
は、例えば、通常の電子写真複写機の走査手段と同様な
機構、任意のイメージセンサー、または、コンピュータ
等の画像情報出力装置等を組合せることが出来る。そし
て、前述したような各種の画像情報をデジタル信号とし
て出力する装置と組合せて、コピーを作成するための記
録装置として用いることが出来る。
本発明の熱転写記録装置においては、任意の画像情報
出力装置から出力された画像情報を、図示を省略した画
像情報入力装置を介して受信し、その受信した画像の色
情報に応じて、必要な色のIDFを選択し、サーマルヘッ
ドによる印字部にIDFカセットをセットして、画像の書
込みの動作を行うようにする。
出力装置から出力された画像情報を、図示を省略した画
像情報入力装置を介して受信し、その受信した画像の色
情報に応じて、必要な色のIDFを選択し、サーマルヘッ
ドによる印字部にIDFカセットをセットして、画像の書
込みの動作を行うようにする。
第1図に示される本発明の実施例において、サーマル
ヘッドユニット40は、通常の印字を行う際には、装置本
体の上部に固定支持されて、後述するように、プラテン
プレートに支持されて移動する用紙に対して、画像の書
込みの動作を行うようにする。これに対して、ユニット
40を本体から外して、本体1の側部に置いた用紙P等に
書込みを行う際には、本体の上部のカバー5を開き、開
口3からユニットを取り出して、信号線のみが接続され
た状態で、ユニットを使用する。
ヘッドユニット40は、通常の印字を行う際には、装置本
体の上部に固定支持されて、後述するように、プラテン
プレートに支持されて移動する用紙に対して、画像の書
込みの動作を行うようにする。これに対して、ユニット
40を本体から外して、本体1の側部に置いた用紙P等に
書込みを行う際には、本体の上部のカバー5を開き、開
口3からユニットを取り出して、信号線のみが接続され
た状態で、ユニットを使用する。
前記サーマルヘッドユニットを用いて、装置の外部で
印字を行う場合には、該ユニットの下部に突出している
同期用ローラ44が、用紙Pの上面を移動することによっ
て、該ローラの回転によりIDFの駆動装置が駆動され、
ユニットの走査速度に対応して、IDFがサーマルヘッド4
1の下部に摺動する。また、前記ローラ44の回転速度の
情報は、任意の手段により、本体の制御装置の画像情報
出力装置に伝達され、画像情報がサーマルヘッドに伝達
されるものとなる。
印字を行う場合には、該ユニットの下部に突出している
同期用ローラ44が、用紙Pの上面を移動することによっ
て、該ローラの回転によりIDFの駆動装置が駆動され、
ユニットの走査速度に対応して、IDFがサーマルヘッド4
1の下部に摺動する。また、前記ローラ44の回転速度の
情報は、任意の手段により、本体の制御装置の画像情報
出力装置に伝達され、画像情報がサーマルヘッドに伝達
されるものとなる。
前述したようにして、ユニットの移動の速度に対応し
た画像情報が出力され、任意の位置に置かれた用紙に対
して、画像の書込みの動作を行うことが出来るようにな
る。なお、本発明の装置においては、印字ユニットを機
外で使用することの他に、通常の画像記録装置の場合と
同様に、ユニット40を装置本体に組込んだ状態で、装置
を使用することが出来るものである。
た画像情報が出力され、任意の位置に置かれた用紙に対
して、画像の書込みの動作を行うことが出来るようにな
る。なお、本発明の装置においては、印字ユニットを機
外で使用することの他に、通常の画像記録装置の場合と
同様に、ユニット40を装置本体に組込んだ状態で、装置
を使用することが出来るものである。
前述したように、本発明の装置を用いて、据置型の熱
転写記録装置を構成する場合には、第2図に示されるよ
うに構成することが出来る。この第2図に示される装置
の実施例は、本体の給紙装置から給紙を行って、フルカ
ラーコピーを作成することが出来る装置であるが、前記
第1図の場合のように、印字部を本体から取外して、装
置外の用紙等にも印字を行うことが出来るようにする装
置の場合を示している。
転写記録装置を構成する場合には、第2図に示されるよ
うに構成することが出来る。この第2図に示される装置
の実施例は、本体の給紙装置から給紙を行って、フルカ
ラーコピーを作成することが出来る装置であるが、前記
第1図の場合のように、印字部を本体から取外して、装
置外の用紙等にも印字を行うことが出来るようにする装
置の場合を示している。
第2図に示される実施例において、、本発明の熱転写
記録装置1は本体フレームの上部に、記録紙の通路を挟
むようにしてサーマルヘッドユニット40を配置し、該部
分にサーマルヘッド41による印字手段を配置している。
記録装置1は本体フレームの上部に、記録紙の通路を挟
むようにしてサーマルヘッドユニット40を配置し、該部
分にサーマルヘッド41による印字手段を配置している。
さらに、該サーマルヘッド41の両側にフィルムを駆動
するための駆動ギヤ42、42aを配置し、各々のギヤを、
図示を省略して駆動手段により駆動し、該ギヤの一方を
駆動して、用紙の移動方向に応じてフィルムの駆動を行
い、サーマルヘッド41の素子の加熱を行い、フィルムの
インクを溶融して用紙に書込みの動作を行うようにす
る。
するための駆動ギヤ42、42aを配置し、各々のギヤを、
図示を省略して駆動手段により駆動し、該ギヤの一方を
駆動して、用紙の移動方向に応じてフィルムの駆動を行
い、サーマルヘッド41の素子の加熱を行い、フィルムの
インクを溶融して用紙に書込みの動作を行うようにす
る。
また、本体フレーム2には、前記サーマルヘッド41に
対応する位置に、多数のIDFカセット50……を収容する
カセットホルダー60を配置しており、該カセットホルダ
ー60から選択されたIDFカセットを、サーマルヘッド41
に対応する印字位置に送り出し、用紙に対する印字の動
作を行うことが出来るようにする。
対応する位置に、多数のIDFカセット50……を収容する
カセットホルダー60を配置しており、該カセットホルダ
ー60から選択されたIDFカセットを、サーマルヘッド41
に対応する印字位置に送り出し、用紙に対する印字の動
作を行うことが出来るようにする。
本発明の装置においては、用紙は装置の側部の上部に
配置される給紙装置10から供給されるもので、用紙トレ
イ11からの給紙部には、通常の電子複写機等の装置の場
合と同様に、ナジャーローラ12と用紙さばき機構13とを
配置している。
配置される給紙装置10から供給されるもので、用紙トレ
イ11からの給紙部には、通常の電子複写機等の装置の場
合と同様に、ナジャーローラ12と用紙さばき機構13とを
配置している。
そして、前記用紙さばき機構13を給紙ローラとリター
ドローラとで構成し、ナジャーローラ12により用紙トレ
イ11から取り出される用紙をさばいて、1枚ずつプラテ
ン装置20に向けて送り出す。
ドローラとで構成し、ナジャーローラ12により用紙トレ
イ11から取り出される用紙をさばいて、1枚ずつプラテ
ン装置20に向けて送り出す。
前述したようにして用紙トレイ11から送り出される用
紙は、プラテン装置20のプレート21上に支持されて、該
プレート21が、その駆動機構によりサーマルヘッド41に
よる印字部の下部を通過する際に、サーマルヘッドに入
力される印字情報に応じた画像の転写が行われる。
紙は、プラテン装置20のプレート21上に支持されて、該
プレート21が、その駆動機構によりサーマルヘッド41に
よる印字部の下部を通過する際に、サーマルヘッドに入
力される印字情報に応じた画像の転写が行われる。
なお、本発明の前記実施例においては、プラテン装置
20は第2図の左右方向に往復移動が行なわれるもので、
後述する印字モードに対応させて、用紙を支持するプラ
テン装置が往復移動し、その往路と復路とを移動させる
際に、それぞれの印字情報に応じたフィルムを交換し
て、カラー画像を重ねて書込むような動作が行われる。
20は第2図の左右方向に往復移動が行なわれるもので、
後述する印字モードに対応させて、用紙を支持するプラ
テン装置が往復移動し、その往路と復路とを移動させる
際に、それぞれの印字情報に応じたフィルムを交換し
て、カラー画像を重ねて書込むような動作が行われる。
(プラテン装置および給紙装置) 第2図に示される本発明の実施例において、前述した
ように、装置の本体フレームの上部には、その一方の側
部に用紙を供給するための給紙装置10を配置している。
また、サーマルヘッド41による印字部に対して、前述し
たように、第2図の左右方向に移動が行われるプラテン
装置20を設けており、該プラテン装置20のプレート21上
に用紙を支持して、往復印字の動作に対応させるように
する。
ように、装置の本体フレームの上部には、その一方の側
部に用紙を供給するための給紙装置10を配置している。
また、サーマルヘッド41による印字部に対して、前述し
たように、第2図の左右方向に移動が行われるプラテン
装置20を設けており、該プラテン装置20のプレート21上
に用紙を支持して、往復印字の動作に対応させるように
する。
前記プラテン装置20のプレート21は、その移動方向の
両側に設けたガイドブロック22、22a……を介して、ガ
イドブロック22、23a……に支持され、前記ロッドに沿
ってプレート21を案内し、用紙が印字位置に対してズレ
等を発生したりすることを防止しながら該用紙の移動を
行わせる。
両側に設けたガイドブロック22、22a……を介して、ガ
イドブロック22、23a……に支持され、前記ロッドに沿
ってプレート21を案内し、用紙が印字位置に対してズレ
等を発生したりすることを防止しながら該用紙の移動を
行わせる。
なお、本発明のプレート21の実施例において、該プレ
ート21は、その移動方向の前後の端部21a、21bがテーパ
状に形成されている。これは、サーマルヘッド41とプラ
テンローラ26との間隔を、プレート21と用紙とを合せた
厚さに対応させて構成しているために、その狭い間隔の
部分にプレートが容易に入り得るようにする。
ート21は、その移動方向の前後の端部21a、21bがテーパ
状に形成されている。これは、サーマルヘッド41とプラ
テンローラ26との間隔を、プレート21と用紙とを合せた
厚さに対応させて構成しているために、その狭い間隔の
部分にプレートが容易に入り得るようにする。
したがって、前述したように、プレートの前後の部分
にテーパ部を設けることによって、後述するように、該
プレートを往復移動させ、サーマルヘッドとプラテンロ
ーラとの間を通す際に、前記印字部に用紙が引掛かった
りすることを防止して、確実に通過させることが出来
る。
にテーパ部を設けることによって、後述するように、該
プレートを往復移動させ、サーマルヘッドとプラテンロ
ーラとの間を通す際に、前記印字部に用紙が引掛かった
りすることを防止して、確実に通過させることが出来
る。
また、前記プレート21の駆動を行うために、駆動用ワ
イヤ24による駆動手段が配置される。該ワイヤ24は、プ
レート21の前後の部分に端部を接続し、多数のプーリ25
……に巻き掛けられて、その駆動が行なわれるように構
成される。
イヤ24による駆動手段が配置される。該ワイヤ24は、プ
レート21の前後の部分に端部を接続し、多数のプーリ25
……に巻き掛けられて、その駆動が行なわれるように構
成される。
そして、駆動プーリに接続される正逆駆動の可能なモ
ータ等によって、プレートの印字部に対して往復移動さ
せ、前記プレートに支持される用紙に対して、往路と復
路とでそれぞれ色の異なる画像を転写する動作を行わせ
る。
ータ等によって、プレートの印字部に対して往復移動さ
せ、前記プレートに支持される用紙に対して、往路と復
路とでそれぞれ色の異なる画像を転写する動作を行わせ
る。
また、前記プレート21の通路に対して、サーマルヘッ
ド41を設けた印字部の両側に押圧ローラ35、36を配置
し、該ローラ35、36によってプレート21上に支持される
用紙を押圧するようにしている。
ド41を設けた印字部の両側に押圧ローラ35、36を配置
し、該ローラ35、36によってプレート21上に支持される
用紙を押圧するようにしている。
そして、用紙を支持するプレートをゴムやプラスチッ
ク等の比較的弾力性を有する部材で構成し、表面の摩擦
係数を大きく設定し、用紙がプレートに対して移動した
りすることを防止し、印字動作中に用紙が正確にプレー
トとともに移動させて、画像にズレを生じたりすること
がないようにされる。また、前記プラテンプレートは、
支持ブロックに支持される区間を硬い板部材で構成し、
その表面に摩擦係数の大きなシート等を貼り付けるとと
もに、前後のテーパ状の部分を柔軟な部材で構成するこ
とも出来る。
ク等の比較的弾力性を有する部材で構成し、表面の摩擦
係数を大きく設定し、用紙がプレートに対して移動した
りすることを防止し、印字動作中に用紙が正確にプレー
トとともに移動させて、画像にズレを生じたりすること
がないようにされる。また、前記プラテンプレートは、
支持ブロックに支持される区間を硬い板部材で構成し、
その表面に摩擦係数の大きなシート等を貼り付けるとと
もに、前後のテーパ状の部分を柔軟な部材で構成するこ
とも出来る。
前述した構成を有する給紙装置10と、プラテン装置20
とによる用紙の給紙と保持の動作について説明すると、
まず、プレート21が図の右端に位置されて、そのプレー
トの左側の先端部がシュート14の端部に位置する状態
で、給紙装置10が作動され、用紙トレイ11からの給紙が
開始される。
とによる用紙の給紙と保持の動作について説明すると、
まず、プレート21が図の右端に位置されて、そのプレー
トの左側の先端部がシュート14の端部に位置する状態
で、給紙装置10が作動され、用紙トレイ11からの給紙が
開始される。
前記したようにして送り出される用紙の先端部が、プ
レート21の左の先端部の用紙位置決め位置に到達するタ
イミングを見て、プラテン駆動機構が作動され、プレー
ト21を印字部に向けて移動させる動作が開始される。
レート21の左の先端部の用紙位置決め位置に到達するタ
イミングを見て、プラテン駆動機構が作動され、プレー
ト21を印字部に向けて移動させる動作が開始される。
そして、用紙の先端部が押圧ローラ35の下部に入り込
み、該ローラ35によりプレート21上に押圧され、用紙の
位置決めが行なわれた状態で、印字の動作に向けて待機
する状態となる。
み、該ローラ35によりプレート21上に押圧され、用紙の
位置決めが行なわれた状態で、印字の動作に向けて待機
する状態となる。
その後で、サーマルヘッドに対してカセット上下動装
置30を用いて、IDFカセット50がセットされ、印字の動
作が行なわれることにしたがって、そのプレートに支持
された用紙を、所定の速度で印字部に沿って移動させ、
用紙の先端部の検知の動作と、最初のカラー画像の書込
みの動作を行い、用紙とプレート21とが印字部から外れ
た位置で一旦停止される。
置30を用いて、IDFカセット50がセットされ、印字の動
作が行なわれることにしたがって、そのプレートに支持
された用紙を、所定の速度で印字部に沿って移動させ、
用紙の先端部の検知の動作と、最初のカラー画像の書込
みの動作を行い、用紙とプレート21とが印字部から外れ
た位置で一旦停止される。
最初の画像情報による印字の動作が終了すると、サー
マルヘッドに対してIDFカセットの交換の動作が行わ
れ、次の色の画像の書込みが開始される。その第2の画
像の書込みの際に、プレート21は図の左側から右側に向
かって移動されて、用紙の復路の移動中に、最初に書込
んだ画像に対して、書込みの最初の位置の設定を正確に
行い、往路とは別のフィルムを用いて、画像の書込みの
動作が行なわれるものとなる。
マルヘッドに対してIDFカセットの交換の動作が行わ
れ、次の色の画像の書込みが開始される。その第2の画
像の書込みの際に、プレート21は図の左側から右側に向
かって移動されて、用紙の復路の移動中に、最初に書込
んだ画像に対して、書込みの最初の位置の設定を正確に
行い、往路とは別のフィルムを用いて、画像の書込みの
動作が行なわれるものとなる。
さらに、前述した2色とは別の色の画像を書込む場合
には、もう一度プレートを往復移動させることと、IDF
カセットの交換を行うことによって、4色のカラー画像
を重ねて用紙に書込み、フルカラーコピーを作成するこ
とが出来るものとなる。
には、もう一度プレートを往復移動させることと、IDF
カセットの交換を行うことによって、4色のカラー画像
を重ねて用紙に書込み、フルカラーコピーを作成するこ
とが出来るものとなる。
なお、前述した本発明の装置において、印字部の下部
で用紙の通路を挟むようにして、プラテンローラ26を配
置しており、該ローラ26が、プラテンプレート21の下部
に接し、印字を行う際に、用紙をサーマルヘッドに向け
て押圧する作用を行っている。
で用紙の通路を挟むようにして、プラテンローラ26を配
置しており、該ローラ26が、プラテンプレート21の下部
に接し、印字を行う際に、用紙をサーマルヘッドに向け
て押圧する作用を行っている。
前記ローラは、揺動アーム28および支持リンク27を介
して支持され、図示を省略した駆動機構によって軸29を
介して揺動可能に設けられ、カセットを移動させる際
に、該カセットの移動経路から退避させることが出来
る。
して支持され、図示を省略した駆動機構によって軸29を
介して揺動可能に設けられ、カセットを移動させる際
に、該カセットの移動経路から退避させることが出来
る。
したがって、前述したように、IDFカセットをホルダ
ーと印字部との間で移動させる際には、プラテンローラ
を印字位置から退避させ、該ローラが邪魔にならない位
置においてから、前記カセットの移動を行い、その後
で、ローラを印字位置に戻して印字の作用を行わせるよ
うな手段が用いられる。
ーと印字部との間で移動させる際には、プラテンローラ
を印字位置から退避させ、該ローラが邪魔にならない位
置においてから、前記カセットの移動を行い、その後
で、ローラを印字位置に戻して印字の作用を行わせるよ
うな手段が用いられる。
前述したようにして作成された記録紙は、プレート21
から手で取り出すか、あるいは、第6図にしたがって説
明するように、排出手段を用いてプレート上から分離さ
れて、排出トレイに向けて排出させるようにすることが
出来る。
から手で取り出すか、あるいは、第6図にしたがって説
明するように、排出手段を用いてプレート上から分離さ
れて、排出トレイに向けて排出させるようにすることが
出来る。
(サーマルヘッドユニット) 第3図に示される本発明の実施例は、サーマルヘッド
ユニット40の構成を示しているもので、図示されるよう
に、ユニット40の内部の固定位置にサーマルヘッド41が
設けられ、該サーマルヘッド41に対してIDFカセット50
が装着され、画像の書込みが行なわれるようになってい
る。
ユニット40の構成を示しているもので、図示されるよう
に、ユニット40の内部の固定位置にサーマルヘッド41が
設けられ、該サーマルヘッド41に対してIDFカセット50
が装着され、画像の書込みが行なわれるようになってい
る。
本発明の実施例で用いられるIDFカセット50は、第5
図において詳細に説明を行うが、該IDFカセット50に設
けられるIDF51を駆動するために、2つの駆動ギヤ42、4
2aが設けられる。前記ギヤは、それぞれ図示を省略した
本体の駆動手段によって、用紙の移動方向に一致するよ
うに、該IDFに対する駆動を行うようになっている。
図において詳細に説明を行うが、該IDFカセット50に設
けられるIDF51を駆動するために、2つの駆動ギヤ42、4
2aが設けられる。前記ギヤは、それぞれ図示を省略した
本体の駆動手段によって、用紙の移動方向に一致するよ
うに、該IDFに対する駆動を行うようになっている。
また、本発明のサーマルヘッドユニット40において
は、装置の下部に同期用ローラ44を設けている。該同期
用ローラ44は、手動で走査する際に、そのユニットの移
動速度の情報を熱転写記録装置本体に伝達するととも
に、IDFの駆動を行い得るようにするものである。
は、装置の下部に同期用ローラ44を設けている。該同期
用ローラ44は、手動で走査する際に、そのユニットの移
動速度の情報を熱転写記録装置本体に伝達するととも
に、IDFの駆動を行い得るようにするものである。
そして、オペレータがユニット40を手で持って、用紙
の上を移動させながら、画像の書込みを行う際に、前記
ローラ44が回転する情報を、その軸に設けた回転速度検
知手段により、画像情報出力手段に伝達し、そのユニッ
トの移動速度に合せて、画像の書込み情報をサーマルヘ
ッドに向けて出力させるようにする。
の上を移動させながら、画像の書込みを行う際に、前記
ローラ44が回転する情報を、その軸に設けた回転速度検
知手段により、画像情報出力手段に伝達し、そのユニッ
トの移動速度に合せて、画像の書込み情報をサーマルヘ
ッドに向けて出力させるようにする。
さらに、前記同期用ローラ44は、駆動ギヤ42に対して
ローラギヤ44a、中間ギヤ43、43aを介して駆動力を伝達
し、手動操作速度に一致させるようにしてIDFの駆動を
行わせる。
ローラギヤ44a、中間ギヤ43、43aを介して駆動力を伝達
し、手動操作速度に一致させるようにしてIDFの駆動を
行わせる。
前述したように構成される本発明のサーマルヘッドユ
ニットの実施例において、ユニットにIDFカセットを支
持させた状態で、該IDFカセット50の固定を行うため
に、例えば、第4図に示されるような固定手段を用いる
ことが出来る。
ニットの実施例において、ユニットにIDFカセットを支
持させた状態で、該IDFカセット50の固定を行うため
に、例えば、第4図に示されるような固定手段を用いる
ことが出来る。
前記第4図に示される実施例において、IDFカセット5
0の側部に突出している上下のピン55、56の間に、スト
ッパー46を挿入し、サーマルヘッドユニットに対するID
Fカセットの固定を行うようにする。
0の側部に突出している上下のピン55、56の間に、スト
ッパー46を挿入し、サーマルヘッドユニットに対するID
Fカセットの固定を行うようにする。
なお、前記IDFカセト50は、その両側に突出されてい
るピン55、56を、ユニット40に設けたガイド溝(図示を
省略)等に挿入した状態で、該ユニット内での位置決め
が行なわれているが、前述したように、ストッパーを用
いてIDFカセットの作動位置に固定されることによっ
て、該ユニットを手で持って移動させる際にも、IDFカ
セットがユニットから脱落したりすることを防止出来る
ものとなる。
るピン55、56を、ユニット40に設けたガイド溝(図示を
省略)等に挿入した状態で、該ユニット内での位置決め
が行なわれているが、前述したように、ストッパーを用
いてIDFカセットの作動位置に固定されることによっ
て、該ユニットを手で持って移動させる際にも、IDFカ
セットがユニットから脱落したりすることを防止出来る
ものとなる。
前記ストッパー46は、任意の揺動手段により、IDFカ
セットを固定する位置と、IDFカセットをフリーにする
位置との間を移動させ得るように構成することが出来る
が、図示される実施例においては、中間部を支軸49を介
して支持されるレバー48に対して、ピン47を介して接続
されている。そして、サーマルヘッドユニット40を本体
から外して使用する場合にのみ、前記レバー48を支軸49
を介して反時計方向に揺動させ、ストッパー46を上下の
ピン55、56の間に突入させ、該IDFカセットの固定保持
を行うようにする。
セットを固定する位置と、IDFカセットをフリーにする
位置との間を移動させ得るように構成することが出来る
が、図示される実施例においては、中間部を支軸49を介
して支持されるレバー48に対して、ピン47を介して接続
されている。そして、サーマルヘッドユニット40を本体
から外して使用する場合にのみ、前記レバー48を支軸49
を介して反時計方向に揺動させ、ストッパー46を上下の
ピン55、56の間に突入させ、該IDFカセットの固定保持
を行うようにする。
前述したように構成することによって、本発明の熱転
写記録装置においては、第1図に示されるように、本体
1からサーマルヘッドユニット40を外した状態で、装置
外においた用紙等のような対象物に対しても、任意に印
字を行うことが出来るので、大きな図面の所定の位置に
画像を書込む等の動作を簡単に行うことが出来る。
写記録装置においては、第1図に示されるように、本体
1からサーマルヘッドユニット40を外した状態で、装置
外においた用紙等のような対象物に対しても、任意に印
字を行うことが出来るので、大きな図面の所定の位置に
画像を書込む等の動作を簡単に行うことが出来る。
(IDFカセット) 第5図および第5a図に示されるように、本発明の熱転
写記録装置に用いられるIDFカセット50は、両側に板部
材により形成された側板54を配置し、2つの側板を保持
板により接続して、中央部に長い開口57を有する略箱型
のものとして構成している。
写記録装置に用いられるIDFカセット50は、両側に板部
材により形成された側板54を配置し、2つの側板を保持
板により接続して、中央部に長い開口57を有する略箱型
のものとして構成している。
そして、前記本体の上下に貫通する開口57を配置し、
該開口57の部分にサーマルヘッドが入り込み、フィルム
をヘッドの先端部で、用紙に向けて所定の圧力で押圧す
るように構成する。
該開口57の部分にサーマルヘッドが入り込み、フィルム
をヘッドの先端部で、用紙に向けて所定の圧力で押圧す
るように構成する。
前記両側の側板54に対して、平行な2本の軸52、52a
を配置し、それ等の軸にフィルム51を巻き掛け、該フィ
ルム51のインクを塗布した面が用紙側に向けられるよう
にして配置されている。
を配置し、それ等の軸にフィルム51を巻き掛け、該フィ
ルム51のインクを塗布した面が用紙側に向けられるよう
にして配置されている。
また、図に示されるように、保持板に対して小さな開
口を形成し、前記軸52、52aに対して、それぞれの開口
に位置するようにギヤ53、53aを配置しており、第2図
に示されたように、サーマルヘッド41の側部に配置した
駆動ギヤ42、42aに係合されて、前記ギヤの駆動が行な
われることにより、フィルム51を巻取る動作を行わせる
ようになっている。
口を形成し、前記軸52、52aに対して、それぞれの開口
に位置するようにギヤ53、53aを配置しており、第2図
に示されたように、サーマルヘッド41の側部に配置した
駆動ギヤ42、42aに係合されて、前記ギヤの駆動が行な
われることにより、フィルム51を巻取る動作を行わせる
ようになっている。
なお、本発明のIDFカセット50においては、前記フィ
ルムを巻き取る2本の軸のうち、ギヤが駆動される側の
軸が駆動軸となり、他方の軸が繰出軸として作用する。
ルムを巻き取る2本の軸のうち、ギヤが駆動される側の
軸が駆動軸となり、他方の軸が繰出軸として作用する。
前述した本発明のIDFカセットにおいて、例えば、カ
セットホルダーに対して4個のIDFカセットを装着した
際に、そのうちの2個のカセットについては、プラテン
装置の往路での印字に対応させて駆動が行なわれるもの
である。それに対して、他の2個のIDFカセットは、プ
ラテン装置の復路で、印字の動作を行うことが出来るも
のとして構成される。ところが、前述したそれぞれのカ
セットは、装置の印字モードに対応して、各々のカセッ
トの内部でフィルムの移動方向が逆になるという問題が
発生する。
セットホルダーに対して4個のIDFカセットを装着した
際に、そのうちの2個のカセットについては、プラテン
装置の往路での印字に対応させて駆動が行なわれるもの
である。それに対して、他の2個のIDFカセットは、プ
ラテン装置の復路で、印字の動作を行うことが出来るも
のとして構成される。ところが、前述したそれぞれのカ
セットは、装置の印字モードに対応して、各々のカセッ
トの内部でフィルムの移動方向が逆になるという問題が
発生する。
そこで、前述したように、本発明のカセットにおいて
は、フィルムを任意の方向に駆動することが出来るよう
に構成され、それによってカセットに共通性を持たせる
ようにしている。つまり、本発明の装置においては、プ
ラテン装置の往路での印字と、復路での印字とでは、ID
Fカセットに収容されるフィルムの移動方向が異なるこ
とになるので、1種類のIDFカセットを用いる場合に
は、前述したように、フィルムの移動方向に合せて、2
つの駆動力入力手段を設けて、カセットの汎用性を向上
させることが出来る。
は、フィルムを任意の方向に駆動することが出来るよう
に構成され、それによってカセットに共通性を持たせる
ようにしている。つまり、本発明の装置においては、プ
ラテン装置の往路での印字と、復路での印字とでは、ID
Fカセットに収容されるフィルムの移動方向が異なるこ
とになるので、1種類のIDFカセットを用いる場合に
は、前述したように、フィルムの移動方向に合せて、2
つの駆動力入力手段を設けて、カセットの汎用性を向上
させることが出来る。
前記IDFカセットにおいて、両側の側板54には、外側
に突出するピン55、56を設けている。前記ピンは、IDF
カセットをホルダーとサーマルヘッドユニットとの間で
移動させる際に、前記ピンの部分がホルダーに設けた案
内溝とユニットの案内手段とに摺動し、該ピンを介し
て、IDFカセットが姿勢を維持したままの状態で移動さ
れ得るようになっている。
に突出するピン55、56を設けている。前記ピンは、IDF
カセットをホルダーとサーマルヘッドユニットとの間で
移動させる際に、前記ピンの部分がホルダーに設けた案
内溝とユニットの案内手段とに摺動し、該ピンを介し
て、IDFカセットが姿勢を維持したままの状態で移動さ
れ得るようになっている。
前述したように構成される本考案のIDFカセットを用
いて、用紙に対する印字を行う場合には、第5a図に示さ
れるように、プレート21に支持される用紙Pに対して、
フィルム51をサーマルヘッド41により押圧し、プレート
21の下面をプラテンローラ26により支持した状態で、フ
ィルム51を用紙Pの移動方向に同一の速度で移動させな
がら、印字の作用を行うようにする。
いて、用紙に対する印字を行う場合には、第5a図に示さ
れるように、プレート21に支持される用紙Pに対して、
フィルム51をサーマルヘッド41により押圧し、プレート
21の下面をプラテンローラ26により支持した状態で、フ
ィルム51を用紙Pの移動方向に同一の速度で移動させな
がら、印字の作用を行うようにする。
(カセットホルダー) 本発明の実施例に示させるカセットホルダー60は、第
2図に詳細に示されるように、中央部を貫通する軸61に
対して、ホルダープレート62を配置し、該プレートに対
して、4個のIDFカセットを支持させるための溝63……
を放射状に配置している。
2図に詳細に示されるように、中央部を貫通する軸61に
対して、ホルダープレート62を配置し、該プレートに対
して、4個のIDFカセットを支持させるための溝63……
を放射状に配置している。
前記ホルダープレート62は、円板状の部材を用いるこ
とや、略十字状のアームを用いることも出来るが、軸61
に対して、略十字状に表面から所定の深さで溝63……を
形成し、各溝でIDFカセットのピン55、56を案内するよ
うにしている。また、各溝には、板バネ等を突出させる
ようにして、カセットに対する固定手段を設け、IDFカ
セットがカセットホルダーから脱落することを防止す
る。
とや、略十字状のアームを用いることも出来るが、軸61
に対して、略十字状に表面から所定の深さで溝63……を
形成し、各溝でIDFカセットのピン55、56を案内するよ
うにしている。また、各溝には、板バネ等を突出させる
ようにして、カセットに対する固定手段を設け、IDFカ
セットがカセットホルダーから脱落することを防止す
る。
また、本発明のカセットホルダー60においては、例え
ば、カセットホルダーを駆動する方向が図示される軸に
対して時計方向である場合には、4個のIDFカセット
を、十字状のアームに対して、時計方向にイエロー、マ
ゼンダ、シアンおよび黒の順で、各色のフィルムを順次
配置する。なお、前記IDFの配列の順序は、通常のIDFを
使用する熱転写記録装置において、色を重ねて転写する
順序と同じに設定される。
ば、カセットホルダーを駆動する方向が図示される軸に
対して時計方向である場合には、4個のIDFカセット
を、十字状のアームに対して、時計方向にイエロー、マ
ゼンダ、シアンおよび黒の順で、各色のフィルムを順次
配置する。なお、前記IDFの配列の順序は、通常のIDFを
使用する熱転写記録装置において、色を重ねて転写する
順序と同じに設定される。
そして、該カセットホルダーを時計方向に間欠的に回
転させることによって、画像を重ねて転写する際に、ホ
ルダーを1/4回転させる動作を同方向に順次継続するこ
とにより、必要なIDFカセットを順序良く供給すること
が出来る。
転させることによって、画像を重ねて転写する際に、ホ
ルダーを1/4回転させる動作を同方向に順次継続するこ
とにより、必要なIDFカセットを順序良く供給すること
が出来る。
また、カセットホルダーの回転方向が逆である場合に
は、各色のIDFカセットの配置関係は逆に設定されるこ
とも可能である。いずれにしても、そのIDFカセットの
配置関係を、熱転写記録装置の制御装置に記憶させてお
くことによって、色を重ねて転写する際のホルダーを回
転させる角度を最小にしながら、書込みの順序を容易に
設定出来るようにし、フルカラーコピーを作成すること
が出来る。
は、各色のIDFカセットの配置関係は逆に設定されるこ
とも可能である。いずれにしても、そのIDFカセットの
配置関係を、熱転写記録装置の制御装置に記憶させてお
くことによって、色を重ねて転写する際のホルダーを回
転させる角度を最小にしながら、書込みの順序を容易に
設定出来るようにし、フルカラーコピーを作成すること
が出来る。
(カセットホルダーの移動装置) 前述したように構成される本発明のカセットホルダー
60は、前記実施例に示されたように、複数のカセットの
保持を行うような機構を有しているものである。そし
て、前記ホルダーは、軸に設けたギヤを介して、ステッ
ピングモータにより間欠駆動が行われ、選択された色の
IDFカセットを、サーマルヘッドに対応する位置にまで
移動し、その後で、カセット上下動装置30によりサーマ
ルヘッドユニットに向けて上昇される。
60は、前記実施例に示されたように、複数のカセットの
保持を行うような機構を有しているものである。そし
て、前記ホルダーは、軸に設けたギヤを介して、ステッ
ピングモータにより間欠駆動が行われ、選択された色の
IDFカセットを、サーマルヘッドに対応する位置にまで
移動し、その後で、カセット上下動装置30によりサーマ
ルヘッドユニットに向けて上昇される。
前記カセット上下動装置30は、支軸34を介して揺動可
能に設けられるアーム31の先端部に、二又状の爪部材3
2、33が設けられているものを用いる。前記二又状の爪
部材32、33は、それそれIDFカセット50の側板から突出
している上下のピン55、56に対して、その下側に係合す
るようにされている。
能に設けられるアーム31の先端部に、二又状の爪部材3
2、33が設けられているものを用いる。前記二又状の爪
部材32、33は、それそれIDFカセット50の側板から突出
している上下のピン55、56に対して、その下側に係合す
るようにされている。
そして、該支軸34に対して、駆動手段を配置し、該駆
動手段によって、アーム31を揺動させることによって、
ホルダー60に支持されているIDFカセットをサーマルヘ
ッドユニットに向けて移動させる動作と、ユニットに支
持されているIDFカセットをホルダーに戻す作用とを行
うようにする。
動手段によって、アーム31を揺動させることによって、
ホルダー60に支持されているIDFカセットをサーマルヘ
ッドユニットに向けて移動させる動作と、ユニットに支
持されているIDFカセットをホルダーに戻す作用とを行
うようにする。
また、前記カセット上下動装置30において、IDFカセ
ット50をカセットホルダー60からサーマルヘッドユニッ
ト40に向けて上昇させる際には、下爪33がIDFカセット
の下のピン56を介して押し上げ、IDFカセットをカセッ
トホルダーに戻す際には、上の爪32がIDFカセットの上
のピン55を介して押し下げるような動作を行う。
ット50をカセットホルダー60からサーマルヘッドユニッ
ト40に向けて上昇させる際には、下爪33がIDFカセット
の下のピン56を介して押し上げ、IDFカセットをカセッ
トホルダーに戻す際には、上の爪32がIDFカセットの上
のピン55を介して押し下げるような動作を行う。
前記カセットの上下動の動作を行う際に、IDFカセッ
ト50は、ピン55、56がカセットホルダーの溝と、ユニッ
トに設けた案内手段とに摺動することによって、上下動
の案内を行うようにする。
ト50は、ピン55、56がカセットホルダーの溝と、ユニッ
トに設けた案内手段とに摺動することによって、上下動
の案内を行うようにする。
なお、本発明の図示するような構成のカセット上下動
装置30を用いる場合には、該カセット上下動装置のアー
ム31が下降した状態では、カセットホルダー60の回転に
支障が発生する。
装置30を用いる場合には、該カセット上下動装置のアー
ム31が下降した状態では、カセットホルダー60の回転に
支障が発生する。
そこで、本発明の装置においては、例えば、カセット
ホルダー60を時計方向に回転させる場合に、IDFカセッ
トを溝に収容してから、カセットホルダーに対する駆動
信号を受けてカセットホルダーを時計方向に45゜回転さ
せ、爪32、33と、ピン55、56との係合を解除し、この状
態でカセット上下動装置30を反時計方向に揺動させて退
避させ、カセットホルダーの回転に支障を生じない位置
に固定する。
ホルダー60を時計方向に回転させる場合に、IDFカセッ
トを溝に収容してから、カセットホルダーに対する駆動
信号を受けてカセットホルダーを時計方向に45゜回転さ
せ、爪32、33と、ピン55、56との係合を解除し、この状
態でカセット上下動装置30を反時計方向に揺動させて退
避させ、カセットホルダーの回転に支障を生じない位置
に固定する。
そして、その後で、カセットホルダーを90゜回転させ
てから、カセット上下動装置を時計方向に揺動させ、さ
らに、カセットホルダー45゜反時計方向に回転させる動
作を行い、アーム31の爪がIDFカセットのピンに係合す
る位置に設定し、IDFカセットに対する上下動の動作を
行うことが出来るようにする。
てから、カセット上下動装置を時計方向に揺動させ、さ
らに、カセットホルダー45゜反時計方向に回転させる動
作を行い、アーム31の爪がIDFカセットのピンに係合す
る位置に設定し、IDFカセットに対する上下動の動作を
行うことが出来るようにする。
なお、本発明の実施例において、カセット上下動装置
の支軸34に対して、横方向にスライドさせる機構を設け
る場合には、前述したような面倒な駆動制御手段を用い
ることは必要とされないものとなる。
の支軸34に対して、横方向にスライドさせる機構を設け
る場合には、前述したような面倒な駆動制御手段を用い
ることは必要とされないものとなる。
(プラテンからの用紙の自動排出機構) サーマルヘッドユニットを装置本体の印字部に固定し
た状態で、用紙に対して色の異なるフィルムを用いて、
フルカラーコピーを作成した後で、該コピーを機外に排
出するために、第6図に示されるような排出手段を用い
ることが出来る。
た状態で、用紙に対して色の異なるフィルムを用いて、
フルカラーコピーを作成した後で、該コピーを機外に排
出するために、第6図に示されるような排出手段を用い
ることが出来る。
前記第6図に示される排出手段は、第2図にも示され
るように、給紙装置10の下部に配置されるもので、剥離
爪15と、反転ローラ装置16、および排出トレイ17とから
構成される。
るように、給紙装置10の下部に配置されるもので、剥離
爪15と、反転ローラ装置16、および排出トレイ17とから
構成される。
本発明の装置においては、通常の画像の書込みの動作
に際しては、プラテン装置のプレート21は、Aの線まで
移動されるが、用紙の排出を行う際には、該Aの線から
距離Dだけ余分に移動されて、Bの線まで移動させるよ
うにする。
に際しては、プラテン装置のプレート21は、Aの線まで
移動されるが、用紙の排出を行う際には、該Aの線から
距離Dだけ余分に移動されて、Bの線まで移動させるよ
うにする。
前述したプレート21の余分な移動に際して、プレート
21の先端部のテーパ部分21aは、剥離爪15により下向き
に湾曲され、プレートと用紙Pとの間に爪が入り込むよ
うになる。そして、用紙は爪の上面に沿って案内され
て、反転ローラ装置16のニップ部分に入り込み、該ロー
ラ装置が駆動されることによって、排出口18から排出ト
レイ17に向けて移動される。
21の先端部のテーパ部分21aは、剥離爪15により下向き
に湾曲され、プレートと用紙Pとの間に爪が入り込むよ
うになる。そして、用紙は爪の上面に沿って案内され
て、反転ローラ装置16のニップ部分に入り込み、該ロー
ラ装置が駆動されることによって、排出口18から排出ト
レイ17に向けて移動される。
前述したプレート21の柔軟性を利用した用紙の取り出
しの動作は、該プレートの移動距離を、画像書込みの場
合よりも若干大きく設定することによって、自動的に行
い得るものであり、該取り出し手段を装置の任意の一方
の側に設けることが出来る。
しの動作は、該プレートの移動距離を、画像書込みの場
合よりも若干大きく設定することによって、自動的に行
い得るものであり、該取り出し手段を装置の任意の一方
の側に設けることが出来る。
なお、本発明の熱転写記録装置において、剥離爪をプ
レートの移動範囲の端部付近に揺動可能に設けるととも
に、該プレートにスジ状の凹溝等を設ける場合には、コ
ピーの排出を行う際にのみ、剥離爪を用紙をすくい上げ
る位置に揺動させて、該コピーの排出の動作を行わせる
ことも可能になる。
レートの移動範囲の端部付近に揺動可能に設けるととも
に、該プレートにスジ状の凹溝等を設ける場合には、コ
ピーの排出を行う際にのみ、剥離爪を用紙をすくい上げ
る位置に揺動させて、該コピーの排出の動作を行わせる
ことも可能になる。
(サーマルヘッドユニットを機外で用いる場合の他の実
施例) 第7図に示される本発明の実施例は、サーマルヘッド
ユニットにIDFカセットを装着しない状態で、サーマル
ヘッドのみを本体から外して、用紙にIDFを重ねたもの
の上を移動させ、画像の書込みを行い得るようにする装
置の場合を示している。
施例) 第7図に示される本発明の実施例は、サーマルヘッド
ユニットにIDFカセットを装着しない状態で、サーマル
ヘッドのみを本体から外して、用紙にIDFを重ねたもの
の上を移動させ、画像の書込みを行い得るようにする装
置の場合を示している。
前記第7図に示される実施例においては、用紙Pに任
意の色のIDF51aを重ねて置き、その上をユニット40を移
動させて、サーマルヘッド41の画像素子の発熱により、
IDFのインクを溶融して、用紙に画像の書込みを行うこ
とが出来るようにする。
意の色のIDF51aを重ねて置き、その上をユニット40を移
動させて、サーマルヘッド41の画像素子の発熱により、
IDFのインクを溶融して、用紙に画像の書込みを行うこ
とが出来るようにする。
また、前記ユニット40の移動速度の情報は、用紙上に
押圧されて回転する同期用ローラ44からの情報により行
うことが出来、装置本体の制御装置から、サーマルヘッ
ドに向けて出力される画像情報によって、画像の書込み
を任意に行うことが出来る。
押圧されて回転する同期用ローラ44からの情報により行
うことが出来、装置本体の制御装置から、サーマルヘッ
ドに向けて出力される画像情報によって、画像の書込み
を任意に行うことが出来る。
したがって、用紙等の任意の位置に、任意の色のIDF
を重ねて置き、その上でサーマルヘッドユニット40を移
動させることによって、画像や文字等の書込みの動作を
行うことが出来ることになる。なお、前述したように、
サーマルヘッドユニットを本体から取外して使用する場
合には、プラテン装置に支持させることが出来ないよう
な大サイズの用紙や、用紙以外の対象物に対して、任意
の位置に画像等の書込みを行うことが出来るものとなる
ので、該熱転写記録装置の利用範囲を拡大することが可
能になる。
を重ねて置き、その上でサーマルヘッドユニット40を移
動させることによって、画像や文字等の書込みの動作を
行うことが出来ることになる。なお、前述したように、
サーマルヘッドユニットを本体から取外して使用する場
合には、プラテン装置に支持させることが出来ないよう
な大サイズの用紙や、用紙以外の対象物に対して、任意
の位置に画像等の書込みを行うことが出来るものとなる
ので、該熱転写記録装置の利用範囲を拡大することが可
能になる。
さらに、第7図に示される実施例は、IDFカセットを
カセットホルダーに支持させた状態のままで、サーマル
ヘッドユニットのみを本体から取り外すことになるの
で、第1図に示された実施例と基本的には異なることが
ないが、用紙等の書込みの対象物に対して、別にIDF51a
をセットすることが必要となる。
カセットホルダーに支持させた状態のままで、サーマル
ヘッドユニットのみを本体から取り外すことになるの
で、第1図に示された実施例と基本的には異なることが
ないが、用紙等の書込みの対象物に対して、別にIDF51a
をセットすることが必要となる。
(発明の効果) 本発明の熱転写記録装置は、上記したような構成を有
するものであるから、装置の書込みユニットを本体から
取り外して使用することが出来るので、任意の対象物に
対する画像の書込みを容易に行うことが出来る。
するものであるから、装置の書込みユニットを本体から
取り外して使用することが出来るので、任意の対象物に
対する画像の書込みを容易に行うことが出来る。
また、本発明の装置においては1つのサーマルヘッド
と複数のIDFとを用いて、フルカラーコピーを作成する
装置の機構を簡素化することが出来、熱転写記録装置を
小型化出来るとともに、低いコストで装置を製造するこ
とが出来る。
と複数のIDFとを用いて、フルカラーコピーを作成する
装置の機構を簡素化することが出来、熱転写記録装置を
小型化出来るとともに、低いコストで装置を製造するこ
とが出来る。
さらに、本発明の熱転写記録装置においては、多数の
IDFカセットを1つのカセットホルダーに支持させ、選
択されたIDFを該カセットホルダーを回転させることに
より、サーマルヘッドに対応する位置に容易にセットす
ることが出来るので、IDFのセットの動作を容易に行う
ことが可能である。
IDFカセットを1つのカセットホルダーに支持させ、選
択されたIDFを該カセットホルダーを回転させることに
より、サーマルヘッドに対応する位置に容易にセットす
ることが出来るので、IDFのセットの動作を容易に行う
ことが可能である。
これに加えて、本発明の装置においては、IDFの無駄
な消耗が防止されるので、コピー作成に際してコストを
低下させることが出来、フルカラーコピーを容易に得る
ことが出来るものとなる。
な消耗が防止されるので、コピー作成に際してコストを
低下させることが出来、フルカラーコピーを容易に得る
ことが出来るものとなる。
第1図は本発明の熱転写記録装置において、上部ユニッ
トを外して使用する場合の例を示す斜視図、第2図は本
発明の熱転写記録装置の構成を示す側面図、第3図はID
Fカセットを上部ユニットと一体に取り外す場合の説明
図、第4図はカセットの固定手段の説明図、第5図はID
Fカセットの斜視図、第5a図は印字時のカセットと用紙
との関係を示す説明図、第6図は用紙の自動排出の作用
を示す説明図であり、第7図は本発明の別の実施例の説
明図である。 図中の符号 1……熱転写記録装置、5……カバー、10……給紙装
置、11……給紙トレイ、15……分離爪、16……排出ロー
ラ装置、17……排出トレイ、20……プラテン装置、21…
…プラテンプレート、26……プラテンローラ、30……カ
セット上下動装置、35・36……押圧ローラ、40……サー
マルヘッドユニット、41……サーマルヘッド、46……ス
トッパー、50……IDFカセット、51……インクドナーフ
ィルム、55・56……ピン、60……カセットホルダー。
トを外して使用する場合の例を示す斜視図、第2図は本
発明の熱転写記録装置の構成を示す側面図、第3図はID
Fカセットを上部ユニットと一体に取り外す場合の説明
図、第4図はカセットの固定手段の説明図、第5図はID
Fカセットの斜視図、第5a図は印字時のカセットと用紙
との関係を示す説明図、第6図は用紙の自動排出の作用
を示す説明図であり、第7図は本発明の別の実施例の説
明図である。 図中の符号 1……熱転写記録装置、5……カバー、10……給紙装
置、11……給紙トレイ、15……分離爪、16……排出ロー
ラ装置、17……排出トレイ、20……プラテン装置、21…
…プラテンプレート、26……プラテンローラ、30……カ
セット上下動装置、35・36……押圧ローラ、40……サー
マルヘッドユニット、41……サーマルヘッド、46……ス
トッパー、50……IDFカセット、51……インクドナーフ
ィルム、55・56……ピン、60……カセットホルダー。
Claims (2)
- 【請求項1】記録紙に対する印字位置に配置する1つの
サーマルヘッドと、印字を行う際にのみ前記サーマルヘ
ッドに対応する位置に移動される複数の色の異なるイン
クドナーフィルムとを備え、 前記複数のインクドナーフィルムを、それぞれフィルム
カセットに収容した状態で、1つのカセットホルダーに
装着し、前記各カセットホルダーをそれぞれ印字部に移
動させて、印字の動作を行い得るように構成してなる装
置であって、 前記フィルムカセットには、インクドナーフィルムを駆
動する機構と、プラテンローラとを一体に設け、該フィ
ルムとプラテンローラとの間に記録紙を通過させる際
に、記録紙に対する印字の作用を行い得るようにし、イ
ンクドナーフィルムを交換して、異なる色の画像を重ね
て印字出来るようにするとともに、 前記装置のサーマルヘッドと1つのカセットとを保持す
る部分を、サーマルヘッドユニットとして本体から取外
し可能に構成し、本体の画像情報出力手段に接続した状
態で、装置の外でユニットを移動させることにより、用
紙等に対する印字の動作を行い得るように構成すること
を特徴とする熱転写記録装置。 - 【請求項2】前記サーマルヘッドユニットは、カセット
を取付けずに装置本体から外した状態で、インクドナー
フィルムを用紙に重ねたものの上を移動させ、画像の転
写を行い得るように構成したことを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の熱転写記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000A JP2576248B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000A JP2576248B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 熱転写記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03215046A JPH03215046A (ja) | 1991-09-20 |
JP2576248B2 true JP2576248B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=11738160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010000A Expired - Lifetime JP2576248B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576248B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-19 JP JP2010000A patent/JP2576248B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03215046A (ja) | 1991-09-20 |
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