JPH03215066A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPH03215066A
JPH03215066A JP2009995A JP999590A JPH03215066A JP H03215066 A JPH03215066 A JP H03215066A JP 2009995 A JP2009995 A JP 2009995A JP 999590 A JP999590 A JP 999590A JP H03215066 A JPH03215066 A JP H03215066A
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JP
Japan
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cassette
printing
film
paper
thermal head
Prior art date
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Application number
JP2009995A
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English (en)
Inventor
Shigeo Makino
牧野 茂夫
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03215066A publication Critical patent/JPH03215066A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はインクドナーフィルムを用いてフルカラーコピ
ーを作成するための画慟記録装置に関し、特に、1つの
サーマルヘッドと複数の色の異なるインクドナーフィル
ム(以下IDFと略す)とを用い、任意のIDEを選択
的にサーマルヘッドによる印字部にセットし、印字の動
作を繰り返して行うことにより、フルカラーコピーを作
成出来るように構成してなる熱転写型画像記録装置に関
する。
《従来の技術》 インクドナーフィルム(IDF)とサーマルヘッドとを
組合せて、記録紙に画像を記録する装置としては、従来
よりファクシミリ等の装置の場合のように、1つのサー
マルヘッドと、1つの10Fとを組合せて、装置に入力
された画像の情報に応じてサーマルヘッドの素子を加熱
し、IDEのインクを溶融させて記録紙に転写する方式
が用いられる。
これに対して、複数の色の異なるIDFと、それぞれの
IDFに対応するサーマルヘッドとの組を用紙搬送路に
沿って配置し、装置に入力された画像の色情報に応じて
、選択的にサーマルヘッドの加熱素子を発熱させてID
Fのインクを溶畿し、指定されたカラー画像を印字する
方式の装置が用いられる場合がある。
前述したような複数のIDFを用いて印字を行うための
装置としては、例えば、特開昭59−202875号公
報等に示されるような装置がある。
前記従来例に示される転写型感熱カラー記録装置におい
ては、記録紙搬送ドラムの周囲に複数の記録部を配置し
、それぞれの記録部には、色の異なるIDFとサーマル
ヘッドとを組合せた記録手段を配置している。
そして、画像記録装置の画像情報処理装置に入力された
画像情報を、色毎に分解して、それぞれの記録部に伝達
し、記録紙の通過にタイミングを合せて、各サーマルヘ
ッドに対して動作信号を出力して、カラーコピーの作成
を行うようにしている。
しかし、前述したような1つのドラムの周囲に記録紙を
保持させて、それぞれのカラー画像記録部からの書込み
の動作を行うようにすることは、記録紙を保持するたー
めのドラムを大径に構成することが必要であり、装置が
大型化しやすいという問題の他に、書込まれた画像のズ
レ等が発生しやすいという問題がある。
これに対して、実開昭61−151949号公報等に示
されるように、大径のドラムを用いずに、用紙搬送路に
沿って複数のIOFとサーマルヘッドとによる書込み部
を配置し、記録紙が用紙搬送路に沿って移動する間に、
それぞれの書込み部に配冒されるIDFからのインクの
転写を行うように構成するものが提案されている。
前記従来例においては、用紙搬送路に沿って配置される
イエロー、マゼンダ、シアンの各カラー画像の転写部の
終端部に、黒画像の転写部を配置している。さらに、前
記黒画像の転写部に対しては、バイパス搬送路を設けて
、給紙部から直接記録紙を送ることが出来るように構成
し、黒1色のみを用いて記録する場合には、カラー画像
転写部を経由させないようにしている。
そして、前述したように構成することによって、熱転写
記録装置内での記録紙の通路の配置の自由度を向上させ
、装置の構成を簡素化することが出来るようにしている
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前述したような従来の装置においては、
装置内に多数のIDFとサーマルヘッドとを組合せた記
録部を配置することが必要であり、そのサーマルヘッド
の価格が比較的高価であることより、熱転写記録装置の
製造コストを引き下げようとする場合の障害となってい
る。
そこで、前述したような問題を解決するために、特開昭
50−80713号公報等に示されるように、1つのサ
ーマルヘッドを用いた印字手段を用いて、カラー画像の
記録を行い得るようにすることが提案されている。
前記従来例の場合には、IDFとサーマルヘッドとを組
合せた装置とは異なり、感圧性多色複写リボンと針状ハ
ンマとによる印字手段を用いている例である。そして、
該複写リボンに対して、横縞状に赤、青、緑等の色帯部
を一定の巾で配置し、それぞれの色帯部を印字部に位置
させて、入力された画像の色情報にしたがって、画像の
記録の動作を行わせるように構成している。
そこで、前記従来例に示されるような手段を、IDFと
サーマルヘッドとを組合せた感熱画像記録装置に適用し
ようとする場合には、1つのサーマルヘッドのみを印字
部に設けることにより、高価なサーマルヘッドの数を少
なく出来、装置の製造コストを低下させ得るという点で
は、非常に有効な手段となる。
さらに、前記従来例のようにIDEを設けた装置におい
ては、サーマルヘッドの数を少なくすることが出来ると
いう点で、装置の製作コストを低下させることが可能で
あり、画像記録装置を小型に構成することが出来る等多
くの利点がある。
しかし、IDFに色の異なる帯状部を所定の長さで配胃
することは、4色のドナーフィルムを均等に使用するフ
ルカラーコピーの場合を別にして、全てのコピーの動作
に際して、例えば4色のカラー帯状部を1つの組にし、
1枚の記録紙に対して使用することが必要である。とこ
ろが、例えば、黒画像のみの印字を行う場合でも、他の
3色の部分は無駄に使用してしまうという問題が発生す
る。
したがって、前述したようなドナーフィルムを用いる場
合には、そのIDFの消耗量が多くなり、該IDFの交
換頻度が高くなることにより、画像記録装置のランニン
グコストが上昇し、記録紙の作成コストが従来装置に比
較して大幅に上昇する等の欠点が発生するという問題が
ある。
(発明の目的) 本発明は、上記したような従来より用いられている装置
の欠点を解消するもので、1つのサーマルヘッドを用い
ることにより、装置の製造コストを低下させ得るように
するとともに、該サーマルヘッドに対して、複数の色の
異なるIDFを配置し、該IDFを選択的に印字位置に
セット出来るように構成して、フルカラーコピーを低コ
ストで容易に作成することが出来るような熱転写記録装
置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明の熱
転写記録装置は、記録紙に対する印字位置に配置する1
つのサーマルヘッドと、印字を行う際にのみ前記サ−マ
ルヘッドに対応する位置に移動ざれるように配置される
複数の色の異なるIDFとを備え、前記複数のIDEを
、それぞれフィルムカセットに収容した状態で、1つの
カセットホルダーに装着し、前記各カセットホルダーを
それぞれ印字部に移動させて、印字の動作を行い得るよ
うに構成してなる装置に関する。
本発明の熱転写記録装置においては、前記フィルムカセ
ットには、IDFを駆動する機構と、プラテンローラと
を一体に設け、該フィルムとプラテンローラとの間に記
録紙を通過させる際に、記録紙に対する印字の作用を行
い得るようにし、異なる色の画像を、IDFを交換する
ことにより、重ねて印字出来るように構成している。
また、本発明の熱転写記録装置において、前記1つのカ
セットホルダーに保持される複数のIDEは、印字を行
う際にのみ指定されたIDFが印字部に移動され、記録
紙の移動に追従させてフィルムの送りを行い、印字の動
作が行なわれるように構成することが出来る。
さらに、本発明の熱転写記録装置では、複数のフィルム
カセットを周囲に放射状に配置したカセットホルダーに
対して、その中心部にプラテン口ーラを配置し、記録紙
をカセットとローラとの間を通過させるように構成する
とともに、印字部に配置するサーマルヘッドは、印字を
行う際にのみ前記口ーラに向けて押圧する位置に移動さ
れるように、その移動機構が構成され、フィルムを交換
する際には、前記サーマルヘッドを、カセットホルダー
の回転軌跡の外側に退避させるような装置として構成す
ることが出来る。
したがって、本発明においては、1つのサーマルヘッド
と複数のIDFとを用いて、フルカラーコピーを作成す
る装置の機構を簡素化することが出来、熱転写記録装置
を小型化出来るとともに、低いコストで装置を製造する
ことが可能になる。
また、本発明の熱転写記録装置においては、多数のID
Fカセットを1つのカセットホノレダーに支持させ、選
択されたIDFを該カセットホルダーを回転させること
により、サーマルヘッドに対応する位置に容易にセット
することが出来るので、rDFのセットの動作を容易に
行うことが可能である。
さらに、記録紙をプラテン装置により支持し、該プラテ
ン装置を記録部に対して往復移動させながら、カラー画
像の書込みを行うことが出来るために、カラーコピーの
作成時間を短縮することが出来る。
これに加えて、本発明の装置においては、IDEの無駄
な消耗が防止されるので、コピー作成に際してのコスト
を低下させることが出来、フルカラーコピーを容易に得
ることが出来るものとなる。
(実施例) 図示された例に従、って、本発明の熱転写記録装置の構
成を説明する。
第1図および第2図に示される本発明の実施例において
、熱転写記録装li1のみの構成を示しているが、本発
明の画像記録装置は、任意の画像読取り装置に接続され
て、その読取った画像情報にもとづいて、カラー画像の
作成を行うことが出来るように構成される。
本発明の熱転写記録装置1に対して、デジタル信号とし
ての画像情報を出力するための画像読取り装置としては
、例えば、通常の電子写真複写機の走査手段と同様な機
構、任意のイメージセンサ、または、コンピュータ等の
画像情報出力装置等を組合せて用いることが出来る。そ
して、前述したような各種の画像情報をデジタル信号と
して出力する装置と組合せることによって、コピーを作
成するための記録装置を構成することが出来る。
本発明の画像記録装置においては、任意の画像情報出力
装置から出力された画像情報を、図示を省略した画像情
報入力装置を介して受信し、その受信した画像の色情報
に応じて、必要な色のIDEを選択し、サーマルヘッド
による印字部にIDEカセットをセットして、画像の書
込みの動作を行うようにする。
本発明の熱転写記録装l1は本体フレームの上部に、記
録紙の通路を挟むようにして印字部20を配置し、該部
分にサーマルヘッド21による印字手段を配冒している
。さらに、該サーマルヘッド21の両側にフィルムを駆
動するための駆動軸23a,24aを配置し、各々の駆
動軸にギャ23、24を設けている。
そして、前記各ギャ23、24のいずれかを駆動して、
用紙の移動方向に応じてフィルムの駆動を行い、サーマ
ルヘッド21の素子の加熱を行い、フィルムのインクを
溶融して用紙に書込みの動作を行うようにする。
また、フレームの下部には、前記サーマルヘッド21に
対応する位置に、多数のrOFカセット25・・・・・
・を収容するカセットホルダー40を配置しており、該
カセットホルダー40から選択ざれたIDFカセットを
、サーマルヘッド21に対応する印字位置に送り出し、
用紙に対する印字の動作を行うことが出来るようにする
本発明の装置においては、用紙は装置の側部の上部に配
置される給紙装114がら供給されるもので、用紙トレ
イ5からの給紙部には、通常の電子複写機等の装置の場
合と同様に、ナジャーローラ6と用紙さばき機構7とを
配置している。
そして、前記用紙さばき機構7を給紙口−ラ7aとリタ
ードローラ7bとで構成し、ナシャーローラ6により用
紙トレイ5がら取り出される用紙をさばいて、1枚ずつ
プラテン装!l10に向けて送り出す。
前述したようにして用紙トレイ5から送り出される用紙
は、プラテン装itioのプレート11上に支持されて
、該プレート11が、その駆動機構によりサーマルヘッ
ドによる印字部の1部を通過する際に、サーマルヘッド
に入力される印字情報一に応じた画像の転写が行われる
なお、本発明の前記実施例においては、プラテン装置1
0は第1図の左右方向に往復移動が行なわれるもので、
後述する印字モードに対応させて、用紙を支持するプラ
テン装置が往復移動し、その往路と復路とを移動させる
際に、それぞれの印字情報に応じたフィルムを交換して
、カラー画像を重ねて書込むような動作が行われる。
(プラテン装置および給紙装置) 第1図および第2図に示されるように、装置の本体フレ
ームの上部には、その一方の側部に用紙を供給するため
の給紙装@4を配置している。また、サーマルヘッド2
1による印字部に対して、前述したように、第1図の左
右方向に移動が行われるプラテン装置10を設けており
、該プラテン装110のプレート11上に用紙を支持し
て、往復印字の動作に対応させるようにする。
前記プラテン装110のプレート11は、その移動方向
の両側に設けたガイドブロツク12、12a・・・・・
・を介して、ガイドロツド13、13a・・・・・・に
支持され、該ロンドに沿ってプレート11を案内し、用
紙が印字位置に対してズレ等を発生したりすることを防
止しながら用紙の移動を行わせる。
なお、本発明のプレート11の実施例において、前記プ
レート11は、その移動方向の前後の端部11a、11
bがテーバ状に形成されている。これは、サーマルヘッ
ド21とプラテン口ーラ35との間隔を、プレート11
と用紙とを合せた厚さに対応させて構成しているために
、その狭い間隔の部分にプレートが容易に入り得るよう
にするためである。したがって、前述したように、プレ
ートの前後の部分にテーパ部を設けることによって、該
プレートを往復移動させ、サーマルヘッドとプラテンロ
ーラとの間を通す際に、前記印字部に用紙が引掛かった
りすることを防止して、確実に通過させることが出来る
また、前記プレート11の駆動を行うために、駆動用ワ
イヤ15による駆動手段が配置される。
該ワイヤ15は、プレート11の前後の部分に端部を接
続し、多数のプーり16・・・・・・に巻き掛けられて
、その駆動が行なわれように構成されている。
そして、駆動ブーりに接続される正逆駆動の可能なモー
タ等によって、プレートを印字部に対して往復移動させ
、前記プレートに支持される用紙に対して、往路と復路
とでそれぞれ色の異なる画像を転写動作を行わせる。
前記プレート11の通路に対して、サーマルヘッド21
を設けた印字部の両側に押圧ローラ9、9aを配置し、
該ロー59、9aによってプレート11上に支持される
用紙を押圧するようにしている。また、用紙を支持する
プレートの表面にゴム等のような摩擦係数の大きな部材
を設け、用紙がプレートに対して移動したりすることを
防止し、印字動作中に用紙をプレートとともに移動させ
、画像にズレを生じたりすることがないようにする。
前述した構成を有する給紙装@4と、プラテン装置10
とによる用紙の給紙と保持の動作について説明すると、
まず、プレート11が図の右端に位置されて、そのプレ
ートの左側の先端部がシュート8の端部に位置する状態
で、給紙装置4が作動ざれ、用紙トレイ5からの給紙が
開始される。
前記したようにして送り出される用紙の先端部が、プレ
ート11の左の先端部の用紙位置決め位置に到達するタ
イミングを見て、プラテン装置駆動機構が作動され、プ
レート11を印字部に向けて移動させる動作が開始され
る。そして、用紙の先端部が押圧O−59の下部に入り
込み、該ローラ9によりプレート11上に押圧され、用
紙の位置決めが行なわれた状態で、印字の動作に向けて
待機する状態となる。
その後で、サーマルヘッドに対してIDFカセット25
がセットされ、印字の動作が行なわれることにしたがっ
て、そのプレートに支持された用紙を所定の速度で印字
部に沿って移動させる。そして、用紙の先端部の検知情
報によって、用紙の先端から一定の間隔を置いた位置か
ら、最初のカラー画像の書込みの動作を行い、用紙とプ
レート11とが印字部から外れた位置で一旦停止する。
最初の画像情報による印字の動作が終了すると、サーマ
ルヘッドに対してIDFカセットの交換の動作が行われ
、次の色の画像の書込みが開始される。その第2の画像
の書込みの際に、プレート11は図の左側から右側に向
かって移動されて、用紙の復路の移動中に、最初に書込
んだ画像に対して、書込みの最初の位置の設定を正確に
行い、往路とは別のフィルムを用いて、画像の書込みの
動作が行なわれるものとなる。
さらに、前述した2色とは・別の色の画像を書込む場合
には、もう一度プレートを往復移動させることと、ID
Fカセットの交換を行うことによって、4色のカラー画
像を重ねて用紙に書込み、フルカラーコピーを作成する
ことが出来る。
そして、前述したようにして作成された記録紙は、プレ
ート11から手で取り出すか、あるいは任意の取出し手
段によって、プレートから取り出することが可能である
(IDFカセット) 第3図および第3a図に示されるように、本発明の熱転
写記録装置に用いられるIDFカセット25は、両側に
板部材により形成された側板30、30aを配置し、2
つの側板を接続する保持板31、31aを設けている。
そして、前記2つの対向させて配置した保持板31、3
1aの間に、上下に貫通する開口32を配置し、該開口
32の部分にサーマルヘッドが入り込み、フィルムをヘ
ッドの先端部で、用紙に向けて所定の圧力で押圧するよ
うに構成ざれる。
前記両側の側板30、30aに対して、平行な2本の軸
27、27aを配置し、それ等の軸にフィルム26を巻
き掛け、該フィルムのインクを塗布した面が用紙側に向
けられるようにして配置されている。
また、図に示されるように、保持板に対して小さな開口
を形成し、前記軸27、27aに対して、それぞれの開
口に位置するようにギャ28、28aを配置しており、
第1図に示されたように、サーマルヘッド21の側部に
配置した駆動ギャ23、24に係合されて、前記ギヤの
駆動が行なわれることにより、フィルム26を巻取る動
作を行わせるようになっている。
なお、本発明のIDEカセット25においては、前記フ
ィルムを巻き取る2本の軸のうち、ギヤが駆動される側
の軸が駆動軸となり、他方の軸が繰出軸として作用する
。また、本発明のカセットにおいて、保持板31,31
aは内部に収容されるフィルムを保護するものであるが
、その保持板の形状は、断面が円弧状のものや、溝型の
もの等、任意の形状のものを使用することが出来る。さ
らに、該保持板に対して、ギヤが配置される部分には開
口が形成されており、該開口を介して駆動ギヤが入り込
み、軸の駆動を行うようにされる。
前述した本発明のIOFカセットにおいて、例えば、カ
セットホルダーに対して4個のIDFカセットを装着し
た際に、そのうちの2個のカセットについては、プラテ
ン装置の往路での印字に対応させて駆動が行なわれるも
のである。それに対して、他の2個のIDFカセットは
、プラテン装置の復路で、印字の動作を行うことが出来
るものとして構成され、前述したそれぞれのカセットは
、装置の印字モードに対応させて、それぞれのカセット
の内部で、フィルムの移動方向が逆になるという問題が
ある。
そこで、前述したように、本発明のカセットにおいては
、フィルムを任意の方向に駆動することが出来るように
構成され、それによってカセットに共通性を持たせるよ
うにしている。つまり、本発明の装Iにおいては、プラ
テン装置の往路での印字と、復路での印字とでは、ID
Fカセットに収容されるフィルムの移動方向が異なるこ
とになるので、1種類のIDFカセットを用いる場合に
は、前述したように、フィルムの移動方向に合せて、2
つの駆動力入力手段を装備し、カセットの汎用性を向上
させることが出来る。
前記IDEカセットにおいて、鉤側の側板には、外側に
突出するビン33、33aを設けている。
前記ビンは、大径部の外側に突部34、34aを配置し
ているもので、後述するように、IDFカセットを移動
させる際に、ピンの部分がホルダーのアームに設けた案
内溝に摺動し、該ピンの先端部に設けた突部34、34
aがカセット移動装置の係合部材に係合されるようにな
る。
本発明のIDFカセットにおいては、前述したIDFの
支持と駆動とを行うための機構に加えて、プラテンロー
ラ35を下部に設けている。該ローラ35は、第3a図
に示すようにその軸36が板バネ37により支持されて
おり、該板バネをカセットの側板30に取付けている。
そして、用紙がプレートとともにサーマルヘッドとロー
535との間に入った場合に、該用紙をサーマルヘッド
に向けて、一定の力で押圧出来るようにしている。なお
、前記プラテンローラ35の軸36は、前記カセットの
側板に対して、長孔を介して上下動が許容され得るよう
に支持されるが、該軸の支持方法は、他に任意の手段を
用いて行うことが出来る。
前述したように構成される本発明のIDFカセットを用
いて、用紙に対する印字を行う場合には、第3a図に示
されるように、プレート11に支持される用紙Pに対し
て、フィルム26をサーマルヘッド21により押圧し、
プレート11の下面をプラテン口ーラ35により支持し
た状態で、フィルム26を用紙Pの移動方向に同一の速
度で移動させながら印字の作用を行うようにする。
(カセットホルダー) 本発明の実施例に示されるカセットホルダー40は、第
1図、および第4図に詳細に示されるように、中央部を
貫通する軸41に対して、略十字状のホルダープレート
42を配置し、該プレートに対して4個のIDFカセッ
トを支持させるように構成している。
前記ホルダープレート42は、軸の両側部分に同一の形
状を有するものを取付け、該プレートに設けた4つのア
ーム42a〜42dを十字状に突出させて設け、それぞ
れのアームには、軸に対して放射状に案内溝43a〜4
3dをそれぞれ設けている。そして、前記アームに設け
た溝43a〜43dに対して、それぞれ1個ずつのID
Fカセット25を支持し、軸を回転させることにより、
IDFカセットを印字部に対する移動位置に向けて移動
させ、後述するカセット移動装置に引き渡すような動作
を行う。
また、本発明のカセットホルダー40においては、例え
ば、カセットホルダーを駆動する方向が時計方向である
場合には、4個のIDFカセットを、十字状のアームに
対して、時計方向にイエロ、マゼンダ、シアンおよび黒
の順で、各色のフィルムを順次配置する。
なお、前記IDFの配列の順序は、通常のIDEを使用
する画像記録装置において、色を重ねて転写する順序と
同じに設定される。そして、該力セットホルダーを時計
方向に間欠的に回転させることによって、画像を重ねて
転写する際に、ホルダーを1/4回転させる動作を順次
継続することにより、必要なIDFカセットを順次良く
供給することが出来るようにされる。
また、カセットホルダーの回転方向が逆である場合には
、各色のIDFカセットの配[関係は逆に設定されるこ
とも可能である。いずれにしてもそのIDFカセットの
配置関係を、画像記録装置の制御装置に記憶させておく
ことによって、色を重ねて転写する際のホルダーを回転
させる角度を最小にしながら、書込みの順序を容易に設
定出来るようにし、フルカラーコピーを作成することが
出来る。
前述した本発明のカセットホルダー40は、両側のプレ
ート42、42の間隔が、IDFカセット25の長さに
相当するものとして構成されるが、IDFカセットを収
容した状態で、カセットの両側に突出されるビンと突部
34、34aとが、ホルダーの両側の1レートから、外
側に向けてそれぞれ突出されるようになっている。
そして、プレートの側部に突出するビンの間に、第6、
7図に示すカセット移動装置の係合突起54を挿入し、
該突起54がアーム51により上下動されることに追従
させて、前記IDFカセットの上下動の作用を行わせる
ようにする。
なお、前述したカセットホルダー40において、IDF
カセットを保持固定するための手段としては、ビンを係
止する部材を各アームに対して設けることや、溝に対し
て板バネ部材を配置してビンを押圧保持する手段等、任
意の固定保持手段を配置することが可能であり、それに
よって、ホルダーからのIDFカセットの取り出しと、
装着の動作を容易に行うことが出来る。
(カセットホルダーの駆動と・、位置決め装置》前述し
たように構成される本発明のカセットホルダー40は、
前記実施例に示されたように、複数のカセットの保持を
行うような機構を為しているものである。そして、前記
ホルダーは、第5図に示されるような駆動手段と,位2
決め手段とを設けることによって、印字情報にもとづい
て選択されたTDFカセットを、印字部に向けて移動さ
せるための所定の位置に停止させ、印字位置に向けて移
動させることが出来る。
前記第5図に示される実施例において、カセットホルダ
ー40の軸41には、スプロケット45が設けられてお
り、該スプロケット45と、駆動軸47に設けたスブロ
ケットとの闇にチェーン46等の駆動力伝達手段が配置
される。そして、前記駆動軸47を図示を省略した駆動
手段により駆動して、カセットホルダー40を回転させ
る動作を行う。
また、前記カセットホルダー40の軸41の端部には、
円板部材61を設けており、該円板部材61を介して位
置決め機構60を構成している。
前記位置決め機構60において、円板61の周囲にIO
Fカセットに対応させて4個の凹部62・・・・・・を
配置し、それ等の凹部に対して係止部材65を設けてい
る。
前記係止郎材65は、ソレノイド66により作動される
L字状のアーム67と、該アーム67の先端部に配置さ
れる係止突起68とから構成されるもので、前記係止突
起68が、円板の凹部62に係合することによって、特
定のIDFカセットをサーマルヘッドに対応する位置に
固定し、サーマルヘッドに向けて移動させることが出来
る。
さらに、カセットホルダーを回転させる際に、選択され
たIDFカセットを上下動位置に移動させる際に、円板
部材61の凹部の数の検知等を行うために、凹部検知セ
ンサー63を配置し、該センサー63によって、カセッ
トホルダーを回転させる際の制御を行うようにする。
また、円板部材61の上部に配置されるセンサー69は
、係止部材65のアーム67の先端部に設けた係止突起
が上昇して、該円板部材に対する係止を解除した際に、
その動作を検知するために用いられる。そして、前記セ
ンサー69からの係止解除の信号が出力されると、カセ
ットホルダーの駆動が可能な状態にあることが知らされ
る。
したがって、本発明のカセットホルダー回転装置におい
ては、印字に使用するIDEカセットが指定されると、
カセットホルダー40の駆動機構が作動され、該軸41
の回転状態を円板部材の凹部62の数で判断し、選択さ
れたIDFカセットを所定の位置に停止させるようにす
る。
前述したように、カセットホルダーの回転を行わせる際
に、その色のIDFカセットを判断することは、例えば
、前述したようにカセットホルダーに配置されるIDF
カセットが、重ねて印字する場合の色の順序に配置され
ている場合には、その配置の順序にしたがって判断し、
IDFカセットを容易に選択し、カセット移動部に位置
決め出来るようにされる。
前記カセットホルダーの係止部材に設けられる係止突起
68は、カセットホルダーからIDEカセットを取り出
して、サーマルヘッドによる画像の書込みを行い、その
IDFカセットを元の収容位置に戻すまで、円板の凹部
に係合させた状態で固定する。
そして、次にカセットホルダーを回転させる際に、ソレ
ノイド66によりアーム67が揺動されることによって
、円板部材の係止を解除してカセットホルダーの回転を
許容し、次のIOFカセットが所定の位置に到達すると
、そのIDFカセットに対応する凹部に係止部材が係合
して、円板部材の位置決めを行うようにする。
したがって、ソレノイド66は凹部から係止部材68を
外す場合にのみ作動され、その後ではアーム67をスプ
リング等によって、係止部材を円板の周囲に押圧するよ
うな構成を用いることにより、前記円板部材の圓欠的な
駆動の制御を行うことが出来る。
(カセット移動装置) 前述したように、複数のIDFカセット25を収容する
カセットホルダー40と、サーマルヘッド21による印
字位置との間で、IDFカセットを移動させるための手
段として、本発明の装置においては、カセット移動装W
150を用いている。
第6図および第7図に示されるように、前記カセット移
動装150は、装置の両側に同一の形状のアーム部材等
が配置されており、それ等を同期させて上下方向に駆動
するように構成される。前記カセット移動装1i50は
、装置のフレーム2の内側で上下方向に摺動するアーム
部材51と、該アーム部材51を駆動するための揺動レ
バー55とから構成される。
前記アーム部材51は板状の部材により構成され、下部
材に上下方向に長孔52を設け、該長孔52にカセット
ホルダーの軸41を位置させて、該アーム部材51の上
下動の案内を行うようにする。また、アーム部材51の
上部材53は、略コの字状に折り曲げて構成されるもの
で、内側の部材からIDFカセットに向けて係合突起5
4を設け、該係合突起54が、IDFカセット25の側
部に突出した突部34、34aの上下面に略摺接するよ
うに挿入され、IDFカセットを上下動させる作用を行
うようにされる。
なお、前記アーム部材51に設けた係止突起54は、カ
セットホルダー40が回転される際に、それぞれのID
Fカセットのビンの突部34を上下から支持するように
、略コの字状に形成されるもので、該係止突起54は、
カセットホルダーが回転される際に、その回転を阻害す
ることがないようにされる。つまり、前記係止突起54
のコの字状の開口部は、カセットホルダーが回転される
際には、その間をカセットの突起が通過され得るように
、停止位置に保持される。
前述したように構成される本発明のカセット移動装Il
50において、アーム部材51を駆動するための揺動レ
バー55は、軸56を介して駆動手段に接続され、他端
部をビン57を介してアーム部材51に接続する。そし
て、軸56の部分に接続する駆動機構によって、揺動レ
バー55を駆動し、アーム部材51を上下動させる。
前記揺動レバー55の位置の検知を行うために、第6図
に示されるように2つのセンサー58、58aを配置し
、それ等のセンサーから出力されるレバーの位置の情報
によって、IDFカセットが印字位置にあるのか、カセ
ットホルダーに保持された状態にあるのかを判断するこ
とが出来るものとなる。
なお、前記カセット移動装置50により上下動されるI
DFカセットは、カセットホノレダーから外れるまでの
間は、カセットホルダーのアームに設けた溝に案内され
るが、その上部でサーマルヘッドに対して位置決めされ
るまでの間は、任意のガイド手段によって案内されるよ
うにすることが出来る。
《画像記録装置におけるコピー作成の動作》前述したよ
うな構成を有する本発明の装置において、カセットホル
ダーに4種類(イエロー、マゼンダ、シアン、黒)のカ
セットを装着し、フルカラーコピーを作成する場合の動
作を以下に説明する。
装置が動作を開始する前の段階では、給紙装置4の用紙
トレイに必要なサイズの用紙がセットされ、プラテン装
置10のプレート11が待機位置に停止されるとともに
、カセットホルダー40に収容ざれたIDFカセットの
任意の色のものが、サーマルヘッド21に対応する状態
で停止されている。
そして、その状態で、熱転写記録装置に設ける画像情報
入力装置に対して、画像情報出力装置から画像情報が入
力され、スタートボタンを押す等の動作によって装置の
動作の指令が入力される。
その信号によって、用紙トレイからの用紙の送り出しの
動作が開始され、用紙の先端部がプレート11上に位置
決めされて、該ブレニト11とともに用紙が押圧0−ラ
9により押圧される姿勢で、一旦停止されるとともに、
プラテン装置の駆動が開始される。
前記給紙の動作の開始と平行して、最初の印字を行うイ
エローのカセットを印字部に移動させる動作が開始され
る。このカセットの移動に際して、カセットホルダー4
0に収容されているIDF力セットのうち、特定のもの
(例えばイエ0−のカセット)にマークを付与しておき
、その特定のカヒットをセンサー等により検知させる等
の手段を用いることが出来る。
そして、その特定のカセットの検知位置から、円板部材
に設けた凹部の数をカウントする等の動作によって、最
初のイエローのカセットをサーマルヘッドに対応する位
置に移動させ、該ホルダーの停止信号がアーム検知セン
サー69等から、制御装置に向けて出力される。
前述したようにして、カセットホルダーに収容されたイ
エローのカセットが、移動装置に対応する位置に停止さ
れると、揺動アーム55が駆動されてカセットを上昇さ
せ、該アーム55がセンサー58によって検知された状
態で停止される。
前記カセット上下用アーム51の上昇位置では、カセッ
トの軸に設けたギヤが、サーマルツド21の側部に配置
された駆動用ギャ24に噛合う位置にセットされ、サー
マルヘッド21が、フィルムを下に向けて押圧する位置
に設定されるものとなる。
カセットが印字位置にセットされた俵で、プラテンロー
ラ35がサーマルヘッド21の下部に移動されて、該ヘ
ッド21とローラ35との間を通る用紙を、プレート1
1に対して押圧しながら保持させるようにすることが出
来る。
前述したようにして、印字の準備が終了すると、次に、
プレート11を移動させて、用紙を印字位置を通して移
動させる動作が開始され、プレート11を図の左側に移
動させる−動作に応じて、用紙に対してイエローの印字
を行う。なお、前記画像の転写に際しては、カセット内
のIDEフィルムは、用紙の移動速度に同期させて駆動
する作用が行なわれ、使用済みのフィルムは、本体の駆
動ギヤが巻き取り軸のギヤを駆動することによって、巻
き取りが行なわれることになる。
前記イエローの画像の転写を行って、用紙が装置の左側
に停止されると、次にマゼンダの画像の印字を行うこと
になる。その場合には、プレート11を左端に停止させ
ておき、プラテンローラ35を退避させてから、イエロ
ーのカセットをホルダー40に戻し、該ホルダーを17
4回転させて、次のマゼンダのカセットを移動位置に停
止させる。
そして、カセット移動装置を駆動して、マゼンダのカセ
ットを上昇させ、サーマルヘッドに対応する位置にセッ
トし、用紙を左側から右側に移動させる途中で、マゼン
ダの画像の転写が行なわれることになる。
前述したような動作を繰返して、用紙を印字部に沿って
2往復させることによって、4色の画像を重ねて書込む
動作を行い、フルカラーコピーを完成することになる。
そして、完成されたコピーは、プレート11から手で剥
離されて取り出されることになる。
(本発明の他の実施例) 前記実施例がカセットにプラテン口ーラを一体に設けて
、フィルムとプラテンローラとの間に記録紙を通過させ
、印字の動作を行うものであったが、第8図に示される
例では、カセットにはフィルムとその駆動機構のみを設
けておき、プラテンローラを各カセットに共通の部材と
して、ホルダ一の中心部に配置した場合を示している。
この実施例において、カセット75には、IDF76と
、両側の軸とを配置し、各軸には、第3図に示されたよ
うなIDFに対する駆動手段を設け、該IDFの巻き取
りのために、第1図等に示されるような本体側の駆動機
構を設けることが出来る。
前記IDFカセットを保持するためのカセットホルダー
80は、軸81に対して、両側に十字状の支持アーム機
構82を設け、該支持アーム機構の各アームの先端部に
カセット75、75a〜75Cをそれぞれ保持させてい
る。これに加えて、カセットホルダー80の軸と同軸に
プラテン口ーラ90を配置し、該プラテンロー590を
大径のものとして構成し、カセットとプラテン口ーラと
の間に記録紙Pを通過させるように、その記録紙を支持
するプラテンプレートの移動経路を設定している。
また、前記カセットホルダー80に対してホルダー駆動
装1185を配置し、軸81に設けたギャ83を介して
駆動を行い、印字に際して選択されたカセットを、印字
部のサーマルヘッドに対応する位置に任意に移動させる
ことが出来るようにする。なお、本実施例において、カ
セットの位置決め等の動作を行う手段としては、前記第
5図に示されたような手段を用いることが出来る。
前記ホルダー駆動装W185は、ステップモータのよう
なモータ86と、ギヤ装置87とから構成され、モータ
の駆動によって、ホルダー80を任意の方向に駆動する
とともに、回転制御手段を用いて、印字位置に対して選
択されたカセットを位置決め出来るようにされる。
さらに、本発明の装置においては、サーマルヘッド70
を上下動可能に構成しており、印字を行う際にのみ、サ
ーマルヘッド70をプラテンローラ90に向けて押圧し
、IDFを記録紙に向けて押圧しながら、印字の作用を
行うようにしている。
前記サーマルヘッドに対する駆動手段としては、該サー
マルヘッドの側部にラツク72を設け、正逆回転可能な
ステツビングモータのような駆動手段74により、ビニ
オン73を用いて駆動する手段を用いる。
前述したように構成される本実施例において、画像の書
込みを行う場合には、最初にサーマルヘッドをヘッド上
下動装置71を用いて上昇させ、カセットホルダー80
の回転に支障が生じない位置に停止させておき、その後
で、カセットホルダー80を駆動して、任意のカセット
を印字位置に移動させる。
次いで、サーマルヘッドをプラテンローラ90に向けて
移動させ、印字位置に停止させ、サーマルヘッドとプラ
テンローラとの問に記録紙を支持するプラテンプレート
を通過させ、その記録紙の通過の信号にしたがって、所
定の位置に画像を1込む動作を行う。
1色の画像の書込みが終了すると、サーマルヘッドを上
昇させ、カセットホルダーを回転して次のカセットを印
字位置に停止させ、サーマルヘッドを下降させた状態で
記録紙を通過させ、2色目の画像の書込みの動作を行う
ようにする。
なお、前記画像の書込みに際して、記録紙は印字部を往
復移動する都度、それぞれの指定された色の画像が重ね
られた状態で、書込みが行なわれることは、前記各実施
例の場合と同様にして行われる。
(発明の効果) 本発明の熱転写記録装置は、上記したような構成を有す
るものであるから、1つのサーマルヘッドと複数のID
Fとを用いて、フルカラーコピーを作成する装置の機構
を簡素化することが出来、熱転写記録装置を小型化出来
るとともに、低いコストで装置を製造することが出来る
また、本発明の熱転写記録装置においては、多数のrD
Fカセットを1つのカセットホルダーに支持させ、選択
されたIDFを該カセットホルダーを回転させることに
より、サーマルヘッドに対応する位置に容易にセットす
ることが出来るので、IDFのセットの動作を容易に行
うことが可能である。
さらに、記録紙をプラテン装置により支持し、該プラテ
ン装置を記録部に対して往復移動させながら、カラー画
像の畠込みを行うことが出来るために、カラーコピーの
作成時間を短縮することが出来る。
これに加えて、本発明の装置においては、IDEの無駄
な消耗が防止されるので、コピー作成に際してのコスト
を低下させることが出来、フルカラーコピーを容易に得
ることが出来るものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱転写記録装置の側面図、第2図はそ
の平面図、第3図はIDFカセットの斜視図、第3a図
は印字時のカセットと用紙との関係を示す説明図、第4
図はカセットホルダーの拡大側面図、第5図はカセット
ホルダーの駆動と位置決め装置の構成を示す側面図、第
6図はカセット移動装置の側面図、第7図はその正面図
であり、第8図は本発明の別の実施例の斜視図である。 図中の符号 1・・・・・・熱転写記録装置、5・・・・・・用紙ト
レイ、9・9a・・・・・・押圧ローラ、10・・・・
・・プラテン装置、11・・・・・・プレート、20・
・・・・・印字部、21・・・・・・サーマルヘッド、
23・24・・・・・・駆動ギヤ、25・・・・・・I
DFカセット、26・・・・・・フィノレム、31・・
・・・・保持板、35・・・・・・プラテンローラ、3
7・・・・・・板バネ、40・・・・・・カセットホル
ダー、41・・・・・・軸、42・・・・・・アーム、
43・・・・・・溝、45・・・・・・駆動ギヤ、50
・・・・・・カセット移動装置、51・・・・・・上下
動用アーム、52・・・・・・長孔、54・・・・・・
係合突起、55・・・・・・揺動レバー、58・・・・
・・アームセンサー、60・・・・・・ホルダー位置決
め装置、61・・・・・・円板部材、62・・・・・・
凹部、63・・・・・・凹部検知センサー、65・・・
・・・係止部材、66・・・・・・ソレノイド、68・
・・・・・係止突起、69・・・・・・係止センサ、7
0・・・・・・サーマルヘッド、71・・・・・・上下
動装置、75・・・・・・IDFカセット、80・・・
・・・カセットホルダー、85・・・・・・ホルダー駆
動装置、90・・・・・・プラテンローラ。 Jク 第3α図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録紙に対する印字位置に配置する1つのサーマ
    ルヘッドと、印字を行う際にのみ前記サーマルヘッドに
    対応する位置に移動される複数の色の異なるインクドナ
    ーフィルムとを備え、 前記複数のインクドナーフィルムをそれぞれフィルムカ
    セットに収容した状態で、1つのカセットホルダーに装
    着し、前記各カセットホルダーをそれぞれ印字部に移動
    させて、印字の動作を行い得るように構成してなる装置
    であつて、 前記フィルムカセットには、インクドナーフィルムを駆
    動する機構と、プラテンローラとを一体に設け、該フィ
    ルムとプラテンローラとの間に記録紙を通過させる際に
    、記録紙に対する印字の作用を行い得るようにし、 インクドナーフィルムを交換することにより、異なる色
    の画像を重ねて印字出来るようにすることを特徴とする
    熱転写記録装置。
  2. (2)前記1つのカセットホルダーに保持される複数の
    インクドナーフィルムは、印字を行う際にのみ指定され
    たインクドナーフィルムが印字部に移動され、記録紙の
    移動に追従させてフィルムの送りを行い、印字の動作を
    行うように構成されるとともに、 記録紙はプラテンプレートに支持されて、印字部に対し
    て往復移動が行われ、該記録紙の往復移動の都度フィル
    ムを交換することによつて、異なる色の画像を重ねて書
    込み、カラーコピーを作成するようにすることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の熱転写記録装置。
  3. (3)インクドナーフィルムをカセットに収容し、該イ
    ンクドナーフィルムを収容するカセットを、回転カセッ
    トホルダーに対して放射状に配置し、カセットホルダー
    を回転させて、選択されたインクドナーフィルムが印字
    部に対応する位置に移動された後で、該インクドナーフ
    ィルムのカセットを印字位置に移動させて印字の作用を
    行い、印字の動作の終了後に、カセットホルダーの元の
    位置に戻すような動作を繰返して、異なる色の画像を順
    次重ねて転写することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の熱転写記録装置。
  4. (4)複数のフィルムカセットを周囲に放射状に配置し
    たカセットホルダーに対して、その中心部にプラテンロ
    ーラを配置し、記録紙をカセットとローラとの間を通過
    させるように構成するとともに、 印字部に配置するサーマルヘッドは、印字を行う際にの
    み前記ローラに向けて押圧する位置に移動されるように
    、その移動機構が構成され、記録紙はプラテンプレート
    に支持されて、印字部に対して往復移動が行われ、該記
    録紙の往復移動の都度、フィルムを交換することによっ
    て、異なる色の画像を重ねて書込みの作用を行い、フィ
    ルムを交換する際には、前記サーマルヘッドを、カセッ
    トホルダーの回転軌跡の外側に退避させるように構成す
    ることを特徴とする熱転写記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04147868A (ja) * 1990-10-11 1992-05-21 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録方法
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