JPH07329387A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JPH07329387A
JPH07329387A JP13230794A JP13230794A JPH07329387A JP H07329387 A JPH07329387 A JP H07329387A JP 13230794 A JP13230794 A JP 13230794A JP 13230794 A JP13230794 A JP 13230794A JP H07329387 A JPH07329387 A JP H07329387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink film
printing
position display
cue
recording paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13230794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Shibuki
隆 渋木
Homare Sano
誉 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP13230794A priority Critical patent/JPH07329387A/ja
Publication of JPH07329387A publication Critical patent/JPH07329387A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクフィルムの頭出しを迅速かつ効率的に
行い得る記録装置を提供する。 【構成】 インクフィルム32の一画面毎の各イエロイ
ンク層Yの先頭部分(巻取側)に写し込まれた頭出しマ
ーク86の巻取側端縁に頭出位置表示部Aを形成すると
ともに、供給側端縁に印字開始位置表示部Bを形成し、
一画面分の印字終了後に、装置本体に設けられた読み取
りセンサにより次の画面用の頭出位置表示部Aを検出す
るまでインクフィルム32を送り出すことにより、印字
終了に引き続いて次のプリントのためのフィルム頭出し
を行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写記録装置に用い
られるインクフィルムの画面毎の頭出し機構の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】熱転写記録装置は、プラテンローラとこ
れに対して圧接及び圧接解除可能となったサーマルヘッ
ドとを有し、記録紙がプラテンローラとサーマルヘッド
との間に送り込まれる。記録紙とサーマルヘッドとの間
には、一方の表面に熱溶融性あるいは熱昇華性のインク
が塗布されたインクフィルムが搬送されるようになって
いる。このインクフィルムは、供給側リールから繰り出
されて、巻取側リールに巻き取られる。1つのサーマル
ヘッドにより記録紙に対してカラー画像を再現する場合
には、表面にイエロ、マゼンタおよびシアンの色のイン
クがこの順で塗布されたインクフィルムが用いられる。
【0003】このような熱記録装置を使用してカラー記
録する場合にあっては、各色の画像の重ね合わせによっ
てプリントされるが、一画面分の印字が終了した時点で
インクフィルムの巻き取りが停止される。
【0004】ところで、インクフィルムには、イエロ、
マゼンタおよびシアン色のインク層が順に形成された一
組の部分、即ち一画面分の頭出位置を示す頭出位置検出
用マークが設けられている。したがって、次のプリント
を行う際には、この頭出位置検出用マークをセンサによ
り検出することによりインクフィルムの頭出しがなされ
た後に、所定の画像形成が開始されるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱転写記録装置にあっては、上述したように、印字が終
了した瞬間にインクフィルムの巻き取りをやめていた。
この場合に、印字される画像データによっては、イエ
ロ、マゼンタおよびシアン色のインク層が順に形成され
た一組の部分の途中で印字が終了することがある。した
がって、このような場合には、次のプリントのときにイ
ンクフィルムの頭出しを行うためのフィルム巻き取り量
が多くなってしまい、頭出しのための時間がかなりかか
るという問題があった。しかも、印字される画像データ
の相違によってインクフィルムの巻き取り停止位置が一
定しないため、頭出し時間にばらつきが生じ、ユーザに
対して違和感を与える虞れもあった。
【0006】また、近年の熱転写記録装置では、インク
フィルムの装填作業の作業性を向上させるべく、インク
フィルムをカセット内に予め組込んだインクフィルムカ
セットが用いられている。
【0007】熱転写記録装置において、インクフィルム
をカセット内に収容するようにした場合では、1台の熱
転写記録装置によってA版やB版等の種々のサイズのイ
ンクフィルムが用いられるのみでなく、モノカラーの画
像やフルカラーの画像の画像形成がなされるので、複数
の種類のインクフィルムカセットを用意しておき、プリ
ントする画像に応じてカセットを交換している。したが
って、1つのインクフィルムカセット内のインクフィル
ムが完全に使用済みとなる前に、そのカセットを取外
し、再度その使用途中のカセットを装填することがあ
る。
【0008】したがって、一旦、次のプリントのための
インクフィルムの頭出しが行われた後に、ユーザがイン
クフィルムカセットを取り出す等の操作を行う場合も起
こり得る。一方、従来では、頭出位置検出用マークとし
て、例えば方形の黒色マークが使用されており、センサ
により白から黒に変わるところを検出することにより頭
出しが行われ、この位置から印字開始を行っていた。こ
のため、インクフィルムカセットを取り出す等の操作に
よりインクフィルムが僅かに送り移動され、頭出位置検
出用マークの白から黒に変わる部分を表示する位置が巻
き取り側に少しずれた場合には、印字開始の位置出しを
実行すると次画面のインクフィルムの頭出しをすること
になってしまい、インクフィルム一画面分が無駄になる
という問題もあった。
【0009】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、インクフ
ィルムの頭出しを迅速かつ効率的に行い得る記録装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、複数色のインク層が順に繰り返し形成され
たインクフィルムを用いて記録紙に転写し、画像を形成
する記録装置において、インクフィルムに形成された一
画面毎の頭出位置を示す頭出位置表示部と、この頭出位
置表示部を検出する検出手段とを有し、前記頭出位置表
示部は、印字開始位置を示す印字開始位置表示部とは異
なる位置に形成されるとともに、一画面分の印字終了後
に、前記検出手段により次の画面用の頭出位置表示部を
検出するまでインクフィルムを送り出すことを特徴とす
る記録装置である。
【0011】また、前記頭出位置表示部及び印字開始位
置表示部は、インクフィルムの一画面毎に設けられた1
つのマークのそれぞれインクフィルムの巻取側端縁及び
供給側端縁に形成するとよい。
【0012】
【作用】このように構成した本発明にあっては、一画面
分の印字が終了すると、検出手段により次の画面用の頭
出位置表示部を検出するまでインクフィルムが送り出さ
れ、次のプリントのためのフィルム頭出しが行われる。
即ち、印字終了後に引き続いて次のプリントのための前
準備がなされる。したがって、次のプリントを開始する
までにかかる時間が確実に短縮され、プリント作業は大
幅にスピードアップされる。
【0013】また、頭出位置表示部と印字開始位置表示
部とは、異なる位置に別々に設けられており、フィルム
頭出しがなされた後に、何らかの理由でインクフィルム
の位置が若干ずれたとしても、従来のように次の頭出し
マークまで送り出してフィルム一画面分を無駄にするこ
とはなく、印字開始のための位置出しが行われる。
【0014】しかも、1つのマークの巻取側及び供給側
端縁を頭出位置表示部及び印字開始位置表示部としたの
で、1つのマークに2つの機能を合わせ持たせることが
できるとともに、検出手段も1つでよく、きわめて簡易
な構成となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る熱転写記録装
置を示す外観斜視図である。なお、説明の便宜上、記録
紙を排出する際に先端側となる記録紙の縁辺を、記録紙
の先端と称する。
【0016】図示する熱転写記録装置10は、例えば、
写真の焼付を行う現像所などにおいて使用され、ネガフ
ィルムの複数駒に記録された情報を1枚の記録紙上に再
現するいわゆるインデックス・プリントなどを出力する
ために用いられる。熱転写記録装置10には、ネガフィ
ルムに記録された情報に対して種々の画像処理を行う図
示しない制御装置がインターフェースを介して接続さ
れ、制御装置からの画像信号や制御信号がインターフェ
ースを介して入力されるようになっている。
【0017】熱転写記録装置10の本体をなすハウジン
グ11の上面には蓋部材12が揺動軸12a(図2参
照)を中心に開閉自在に取り付けられ、蓋部材12を開
放した状態でインクフィルムカセットがハウジング11
内の所定位置に装填されるようになっている。図中左手
前側が装置10の前面となっており、この前面側に排紙
部が設けられ、背面側に給紙部21が設けられている。
給紙部21には、複数枚の記録紙を収納した給紙トレイ
14が傾斜して設けられている。また、この熱転写記録
装置10内には、画像を再現した後の記録紙の不要部分
(記録紙の先端部分および/または後端部分)をカット
する後述する用紙カッテイング部が設けられており、カ
ットされた用紙片を貯えるダスタ部24が装置前面側に
抜き差し自在に設けられている。不要部分をカットした
後の記録紙は、用紙排出口16を通って、ダスタ部24
の前面に一体的に設けられた排紙トレイ17上に縦方向
に排出される。このように記録紙を縦方向に排出するこ
とから、排紙トレイ17がハウジング11前面から飛び
出す寸法は比較的小さいものとなる。さらには、給紙ト
レイ14は傾斜して設けられている。したがって、熱転
写記録装置10全体の設置スペースは小さいものとな
り、作業空間の狭い場所に設置するのに適した記録装置
となっている。
【0018】また、本実施例の熱転写記録装置10では
熱昇華性のインクが塗布されたインクフィルムが用いら
れており、昇華したインクをトラップする受像紙として
の記録紙は、印画紙のような腰の強い厚手(150〜2
50μm)の用紙が用いられている。
【0019】図2は、熱転写記録装置の蓋部材を開放し
た状態を示す概略断面図、図3は、熱転写記録装置の本
体にインクフィルムカセットを装填した状態を示す概略
断面図、図4(1)〜(3)は、それぞれ、給紙時、印
字開始時、および印字終了時における熱転写記録装置の
作動状態を概略で示す断面図、図5(1)(2)は、先
端カット時および後端カット時における熱転写記録装置
の作動状態を概略で示す断面図である。
【0020】まず、熱転写記録装置10の内部構造を概
説すれば、図2および図3に示すように、略中央部分に
位置すると共に記録紙18の搬送方式を平行搬送方式と
した印字部20と、装置背面側に位置すると共に前記印
字部20よりも上方に約45度の角度を持って傾斜して
設けられた給紙部21と、印字部20をはさんで給紙部
21の反対側に設けられた排紙部22とを有する。印字
部20を平行搬送方式とすることにより、厚手で腰のあ
る記録紙18に対する印字品位の向上が図られている。
給紙部21を傾斜させることにより、前述したように、
設置スペースの小スペース化が図られている。さらに、
排紙部22を印字部20をはさんで給紙部21の反対側
に設けることにより、ファクシミリを使用するような使
い勝手が得られ、装置形態がユーザに受け入れられ易く
なっている。また、排紙部22には、画像を再現した後
の記録紙18の不要部分をカットする用紙カッテイング
部23が設けられ、この下方位置に前記ダスタ部24が
配置されている。
【0021】熱転写記録装置10の内部構造を詳述すれ
ば、ハウジング11内には、プラテンローラ25が回転
自在に支持されており、蓋部材12の内面側には、図示
しない連動部材によって、サーマルヘッド26を有する
ヘッドベース27がプラテンローラ25に対して進退移
動自在に取り付けられている。ヘッドベース27がプラ
テンローラ25に対して前進移動すると、サーマルヘッ
ド26はプラテンローラ25に圧接する位置に移動する
一方、ヘッドベース27がプラテンローラ25に対して
後退移動すると、サーマルヘッド26は圧接を解除する
位置に移動する。ヘッドベース27は、図示しないスプ
リングなどの弾発手段によって、サーマルヘッド26を
プラテンローラ25に対して後退した位置すなわち圧接
解除位置に保持するように、図2中矢印Rで示す方向に
付勢されている。
【0022】蓋部材12に回転自在に取り付けた駆動軸
28には、ヘッドベース27に当接して当該ヘッドベー
ス27を前進移動させ、サーマルヘッド26をプラテン
ローラ25に対して圧接させる圧接用偏心カム29が固
着されている。駆動軸28を回転して圧接用偏心カム2
9を回転駆動するために、パルスモータからなるサーマ
ルヘッド駆動モータM1が駆動軸28に接続されてい
る。
【0023】図3に示すように、サーマルヘッド26と
プラテンローラ25との間には、供給側リール30から
繰り出されて巻取側リール31に巻き取られることにな
る帯状のインクフィルム32が搬送されるようになって
いる。インクフィルム32は、イエロ、マゼンタ及びシ
アンの3色のインク層とオーバコート層とが、この順で
ベースフィルムに塗布されて形成されている(図7参
照)。供給側および巻取側の両リール30、31は、イ
ンクフィルムカセット33内に収容されている。このイ
ンクフィルムカセット33は、ハウジング11に対して
着脱自在となっており、ハウジング11内に取り付けた
保持プレート34上にセットすることで所定位置に装着
される。巻取側リール31に取り付けたギア35の一部
がインクフィルムカセット33に形成した開口部に臨ん
でおり、カセット装着時には、装置側に設けた駆動ギア
36が前記ギア35と噛み合うようになっている。駆動
ギア36は、モータM2により回転駆動され、送り出さ
れるインクフィルム32を巻取側リール31に巻き取
る。
【0024】カセット装着時にインクフィルム32の搬
送路を形成すべく、プラテンローラ25の近傍には、イ
ンクフィルム巻取ローラ37が設けられている。このイ
ンクフィルム巻取ローラ37は、通常回転フリーである
が、非印字時にインクフィルム32を移動させたいとき
のみ、図示しないクラッチを締結させることによってイ
ンクフィルム巻取モータM3によって駆動せられるよう
になっている。一方、印字時においては、インクフィル
ム32は、記録紙18の搬送に伴って送り出され、サー
マルヘッド26の先端に設けられたインクフィルムガイ
ド板38と、回転フリーの状態にあるインクフィルム巻
取ローラ37とに案内されて巻取側リール31に巻き取
られることになる。
【0025】記録紙18は前記給紙トレイ14の上に傾
斜した状態で保持されるが、記録紙18の幅方向を規制
するために、給紙トレイ14には幅規制板40が設けら
れている。この幅規制板40は、記録紙18のサイズに
応じて幅方向にスライド移動自在となっている。
【0026】給紙トレイ14上の記録紙18は、給紙ロ
ーラ45と、この給紙ローラ45に対して微小なギャッ
プを隔てて配置された捌きローラ46とにより1枚ずつ
給紙されて、ガイド部材47に案内されながら搬送され
る。給紙ローラ45は、パルスモータからなる給紙モー
タM4により回転駆動されるが、捌きローラ46は非回
転となっている。捌きローラ46はその硬度を70度と
硬くしてあり、さらに表面にはコーディング処理を施し
てある。また、前記ギャップは、紙厚に所定寸法を加え
た0.3mm程度に設定してある。このように構成する
ことにより、厚手の記録紙18を滑らかに給紙でき、さ
らに記録紙18の表面にキズを付けることもない。
【0027】プラテンローラ25の上流側には当該プラ
テンローラ25に隣接して、グリップローラ50と、こ
のグリップローラ50に対して当接するピンチローラ5
1とが配置され、これら両ローラ50、51の間に、給
紙された記録紙18が送り込まれる。グリップローラ5
0はパルスモータからなるグリップローラ駆動モータM
5により回転駆動され、ピンチローラ51は記録紙の搬
送に伴って従動回転する。
【0028】プラテンローラ50の下流側には、記録紙
18を排紙トレイ17上に排出するために、用紙排出口
16側に位置する第1排出ローラ対53と、プラテンロ
ーラ25側に位置する第2排出ローラ対54とが所定距
離を隔てて取り付けられている。これら排出ローラ対5
3、54は、パルスモータからなる搬送モータM6によ
り回転駆動されるようになっている。
【0029】プラテンローラ25と排出ローラ対54と
の間には、排紙処理の際の記録紙18の搬送を案内する
ガイド部材55が設けられている。このガイド部材55
の下方には、印字動作がなされるときに記録紙18を収
容する収容スペース56が形成されている。
【0030】図示する熱転写記録装置10にあっては、
記録紙18にカラー画像を再現する際には、まず、図4
(1)に示すように、記録紙18を給紙トレイ14から
給紙して矢印Pで示す方向に搬送し、図4(2)に示す
ように、記録紙18を収容スペース56に収容する。次
いで、この状態から矢印Qで示す方向に記録紙18を戻
し搬送しながらイエロの画像を形成するようになってい
る。つまり、戻し印字方式となっている。記録紙18を
戻し搬送しながらイエロの画像を転写した後に、次のマ
ゼンタの画像を再現する準備のために記録紙18は前進
搬送される。このように、面順次方式によって例えば3
色の画像を重ねて転写することにより、記録紙18にカ
ラー画像が形成される。サーマルヘッド26がプラテン
ローラ25に圧接するのは戻し搬送のときのみであり、
記録紙18を前進搬送するときには、サーマルヘッド2
6はプラテンローラ25から離れている。印字動作中に
戻し搬送と前進搬送とを繰り返すときにおいては、グリ
ップローラ50およびピンチローラ51は常に記録紙1
8を挟持し続けている。
【0031】前記ガイド部材55の下側には、グリップ
ローラ50とピンチローラ51により搬送される記録紙
18を、排出ローラ対53、54などが設けられている
排紙部22あるいは収容スペース56のいずれか一方に
選択的に導くために、支持軸57を中心として揺動ガイ
ド58が揺動自在に設けられている。揺動ガイド58は
可撓性素材より形成されている。図4(2)に示すよう
に、揺動ガイド58を上方位置に揺動すると、グリップ
ローラ50などにより搬送される記録紙18は収容スペ
ース56に収容される。一方、図5(1)に示すよう
に、揺動ガイド58を上方位置から下方位置まで支持軸
57を中心として時計方向に揺動すると、記録紙18は
排紙部22に向けて搬送される。
【0032】印字品位の向上のためには印字時に記録紙
18が排出ローラ対53、54に挟まれないようにする
必要があるが、本実施例のように揺動ガイド58を設け
て排紙部22に至る搬送経路の下方位置に収容スペース
56を形成するようにすれば、プラテンローラ25と排
出ローラ対53、54との間の距離を小さくすることが
でき、装置10の床面積が小さくなる。
【0033】前記第1排出ローラ対53と第2排出ロー
ラ対54との間には、用紙カッテイング部としてのカッ
タユニット23が設けられている。このカッタユニット
23は、ロータリーカッタ60と、このカッタ60との
共働により記録紙18をカットする受け台61とを有す
る。このカッタユニット23により非印字領域をカット
することができ、カットされた不要な用紙片は、その自
重により、カッタユニット23の下方位置に配置された
ダスタ部24内に落下し回収される。
【0034】図1に示したように、本実施例の記録装置
10では、ダスタ部24と排紙トレイ17とを一体的に
形成してあるため、印字された記録紙18を排紙トレイ
17から回収する際には、排紙トレイ17の後方に位置
するダスタ部24が作業者の視界に必然的に入るので、
作業者はダスタ部24内の用紙片の堆積状況を無意識の
うちに確認することになる。
【0035】図6にも拡大して示すように、グリップロ
ーラ50に隣接して、給紙時における記録紙先端あるい
は印字時における記録紙後端を検出するセンサS1が設
置されている。センサS1は、記録紙18の先端あるい
は後端を検出したときにオン信号を発する。なお、セン
サS1は印字時には記録紙後端を検出することから、以
下の説明においては便宜上、後端検出センサS1と称す
る。
【0036】図2に示したように、カッタユニット23
には、記録紙先端を検出する先端検出センサS2が設置
されている。先端検出センサS2は、記録紙18の先端
を検出したときにオン信号を発する。先端検出センサS
2が記録紙18の先端を検出した時点を基準として、搬
送モータM6を駆動するパルスが管理され、記録紙先端
から所定長さだけ記録紙18をカットする先端カット
と、記録紙後端から所定長さだけ記録紙18をカットす
る後端カットとが行われる。
【0037】図7は、本装置で使用されるインクフィル
ムを示す平面図、図8は、インクフィルムの頭出しマー
ク周辺の拡大平面図である。図6にも拡大して示すよう
に、インクフィルム巻取ローラ37に隣接して、インク
フィルム32に付された頭出しマーク86を検出する検
出手段としての読み取りセンサS3が設置されている。
【0038】前記頭出しマーク86は、図7に示したよ
うに、各イエロインク層の先頭部分(巻取側)に写し込
まれている。なお、図中符号「Y」はイエロインク層、
「M」はマゼンタインク層、「C」はシアンインク層、
および「O」は、オーバコート層を示す。ここで、オー
バコート層とは、印字部分の退色を防止するために印字
最終段階で記録紙18の全面にラミネート用樹脂として
のオーバコート剤を熱転写するためのものである。
【0039】前記頭出しマーク86は、2つの機能を有
している。即ち、頭出しマーク86は、図8に示したよ
うに、方形の黒色マーク(図8中では斜線で示す)とし
てインクフィルム32に付され、巻取側端縁に頭出位置
表示部Aを形成するとともに、供給側端縁に印字開始位
置表示部Bを形成している。
【0040】本実施例では、印字が終了しても次のプリ
ントの準備のために、インクフィルム32を巻き続け
る。そして、読み取りセンサS3が、頭出しマーク86
のところで白から黒に変わったのを認識したときにイン
クフィルム32の巻き取りを停止させるようになってい
る。つまり、読み取りセンサS3により頭出位置表示部
Aを検出した位置でインクフィルム32が停止せられる
ことにより、フィルム頭出しが行われる。これにより、
従来、次のプリント時に行っていたフィルム頭出しの時
間を削減することができる。
【0041】一方、次のプリントのための印字指令によ
り、インクフィルム32の印字開始のための位置出しが
行われるようになっている。この位置出しは、前記読み
取りセンサS3により頭出しマーク86の印字開始位置
表示部Bを検出する位置まで、インクフィルム32を巻
き取って停止させることにより行われる。これにより、
何らかの原因でインクフィルム32が巻取側に若干移動
して、頭出しマーク86の位置がずれたとしても、フィ
ルムを無駄にすることなく印字開始のための位置出しを
行うことができる。
【0042】また、図7及び図8に示される頭出しマー
ク86の黒色の濃度は、製造上(パターン印刷)の関係
で、通常、図9に示すような濃度分布を示す傾向がある
ことがわかっている。したがって、クロ濃度の高い印字
開始位置表示部Bの方が表示部Aに較べて検出精度が高
く、本実施例のようにBの方を印字開始のための位置出
しに使用することは印字品位の面から好ましい。但し、
パターン印刷の方向性により逆の濃度分布となる場合も
あるので注意を要する。
【0043】なお、次の色のインク層の頭出しは、イン
クフィルム巻取ローラ37の一端に設けた図示しないエ
ンコーダでインクフィルム32の搬送量をパルスカウン
トすることにより行われる。上記各センサS1、S2お
よびS3としては、反射型フォトセンサが例示できる
が、この場合に限定されるものではなく、透過型フォト
センサより構成しても良い。
【0044】また、本実施例の熱転写記録装置10の内
部下方には、コントロールユニット19が配置されてお
り、このコントロールユニット19は、外部電力を供給
する電源部、装置外部に設けられた図示しない制御装置
からインターフェースを介して信号を受けると共に装置
内各部の制御を行うコントローラ、及び各種基板等を有
している。
【0045】図10は、他の実施例に係るインクフィル
ムの頭出しマーク周辺の拡大平面図である。この実施例
では、頭出しマーク87aと印字開始マーク87bとが
別々に分離してインクフィルムに形成されており、これ
らのマークが形成された位置に対応して、2個の読み取
りセンサが並設される。このようにすれば、頭出位置表
示部A及び印字開始位置表示部Bを、それぞれのマーク
87a,87bのクロ濃度の高い端縁に形成することが
できる(図10中では黒色マークを斜線で示す)。
【0046】図11は、本装置で使用されるインクフィ
ルムの最終画面用の部分を示す平面図、図12は、イン
クフィルムの最終部分を示す拡大平面図である。図示の
ように、最終画面分のオーバコート層には、頭出しマー
ク86は形成されておらず、すべて白くしておく。通
常、一画面分の印字終了後は、前述したように、読み取
りセンサS3により次の頭出しマークの頭出位置表示部
を検出するまでインクフィルム32の巻き取りを続行す
る。ところが、図12に示したように、最終画面でなけ
れば本来あるべき位置A′に頭出位置表示部が存在しな
いので、所定時間経過しても読み取りセンサS3による
検出が行われないことになる。本実施例では、このよう
な場合には、タイムオーバーとして取り扱う。即ち、こ
のようにすれば、簡易にフィルムエンドの検出が可能と
なり、このとき記録装置の表示部に所定のフィルムエン
ド表示がなされるようになっている。
【0047】本装置では、印字終了後に次のプリントの
ためのフルム頭出しを行うようにしたので、プリント完
了の判定は、通常のプリントでは頭出位置表示部Aを読
み取りセンサS3にて認識することでプリント完了と
し、一方、最終のプリントでは前述したフィルムエンド
の検出がなされたことでプリント完了とする。即ち、頭
出位置表示部Aの認識あるいはフィルムエンドの検出の
いずれかが満たされたら、プリント完了と判断するよう
になっている。
【0048】図13は、フィルム頭出し及び印字開始の
ための位置出しの動作フローチャートである。次に、熱
転写記録装置の作動を図4(1)〜(3)、図5(1)
(2)、及び図13に基づいて説明する。
【0049】給紙(図4(1)) 図示しない制御装置から印字指令が出力されると(ステ
ップS1)、給紙モータM4により給紙ローラ45が回
転駆動され、記録紙18が1枚だけ矢印P方向に前進搬
送され、後端検出センサS1により記録紙先端を検出す
ると、給紙モータM4が停止される。次いで、グリップ
ローラ駆動モータM5によりグリップローラ50が回転
駆動され、記録紙18がさらに前進搬送されて記録紙1
8の後端を後端検出センサS1で検出すると、グリップ
ローラ駆動モータM5が停止される。記録紙18の前進
搬送は、サーマルヘッド26がプラテンローラ25から
離れた状態でなされる。また、揺動ガイド58は上方位
置に揺動しており、記録紙18は収容スペース56に案
内される。
【0050】このような給紙と同時に、印字開始の位置
出しが行われる(ステップS2)。この印字開始の位置
出しは、読み取りセンサS3により頭出しマーク86の
印字開始位置表示部Bが検出されるまでインクフィルム
32を巻取側に送り出した後に停止させることで行われ
る(図8参照)。ここで、インクフィルム巻取ローラ3
7は、図示しないクラッチを締結することによりインク
フィルム巻取モータM3の駆動により回転せられる。
【0051】印字開始(図4(2)) 印字開始の位置出しが完了すると、印字開始が実行され
る(ステップS3)。サーマルヘッド26がプラテンロ
ーラ25に対して圧接され。次いで、グリップグリップ
ローラ50が回転されて記録紙18が矢印Q方向に戻し
搬送され、後端検出センサS1により記録紙後端を検出
した直後から印字が開始され、記録紙18にはイエロ画
像が形成される。印字中に記録紙を戻し搬送する搬送系
は、グリップローラ50のみである。
【0052】印字終了(図4(3)) イエロ画像の印字が終了すると、記録紙18の戻し搬送
も停止され、サーマルヘッド26のプラテンローラ25
に対する圧接が解除される。
【0053】次色の印字、あるいはオーバーコートの印
字が必要な場合には、記録紙18は、図4(2)に示し
たように、グリップローラ50により前進搬送されて収
容スペース56に案内される。印字開始位置への前進搬
送は、グリップローラ駆動モータM5を所定パルス数だ
け回転させることによりなされる。このような次色印字
の準備と同時に、インクフィルム巻取モータM3が回転
駆動され、インクフィルム巻取ローラ37の一端に設け
たエンコーダでインクフィルム32の搬送量をパルスカ
ウントしつつ、次のインク層の位置出しが行われる。そ
して、前述した印字動作が実行されて、次色が印字され
る。この動作を、全ての色について繰り返し、あるいは
オーバーコートを印字する。
【0054】本装置では、全色印字あるいはオーバーコ
ート印字が終了すると(ステップS4)、インクフィル
ム巻取モータM3が作動し(ステップS5)、コントロ
ールユニット19に内蔵されるタイマTがスタートする
(ステップS6)。このように、本実施例では、印字終
了後に、インクフィルム巻取モータM3の作動によりイ
ンクフィルム巻取ローラ37が回転せられ、インクフィ
ルム32が送り出されて次のプリントのためのフィルム
頭出しが行われる。
【0055】ステップS7では、読み取りセンサS3に
より頭出しマーク86の頭出位置表示部Aを検出したか
どうかを判断する。頭出位置表示部Aが検出された場合
は、ステップS8に進み、インクフィルム巻取モータM
3を停止させインクフィルム32の送りが停止される。
即ち、インクフィルム32にまだ使用可能な部分が残さ
れており、次のプリントのためのフィルム頭出しが完了
する。なお、前記タイマTは、クリアされる(ステップ
S9)。
【0056】一方、ステップS7で、頭出位置表示部A
が検出されないと判断された場合は、ステップS10に
進み、タイマTが所定時間T1 を経過したか否かが判断
される。ここで、まだ所定時間T1 を経過していない場
合は、ステップS7に戻るが、所定時間T1 を経過した
場合は、インクフィルム巻取モータM3を停止させる
(ステップS11)。即ち、この場合は、図11及び図
12に示したように、例えば100画面の使用可能部分
の印字が終り、フィルムエンドの検出がなされたことに
なる。そして、記録装置本体の表示部にフィルムエンド
表示がなされ(ステップS12)、ユーザにインクフィ
ルムカセットの交換を促す。
【0057】先端カット(図5(1)) また、一画面分のすべての印字が終了すると、サーマル
ヘッド26のプラテンローラ25に対する圧接が解除さ
れ、揺動ガイド58が下方位置に揺動される。グリップ
ローラ50により前進搬送される記録紙18が排紙部2
2に向けて案内される。また、搬送モータM6も所定の
タイミングで回転駆動され、第2排出ローラ対54によ
り、記録紙18が前進搬送される。そして、先端検出セ
ンサS2が記録紙18の先端を検出した時点を基準に搬
送モータM6のパルスを管理しつつ、記録紙18は、カ
ッタユニット23によりその先端から所定長さだけ先端
カットされ、ダスタ部24内に落下して回収される。こ
の際、記録紙18の搬送は一旦停止される。
【0058】後端カット(図5(2)) 先端カットが終了すると、所定長さに対応したパルス数
だけ搬送モータM6を駆動し、第1排出ローラ対53お
よび第2排出ローラ対54により記録紙18を搬送す
る。その後、記録紙18は、カッタユニット23により
その後端から所定長さだけ後端カットされ、ダスタ部2
4内に回収される。
【0059】このようにして、非印字領域がカットされ
たいわゆるボーダーレス画像を得ることができる。カッ
トされた用紙片の回収が終了すると、記録紙18は、第
1排出ローラ対53により搬送されて、排紙トレイ17
の上に排出される。
【0060】このように、本実施例の熱転写記録装置1
0によれば、インクフィルム32の一画面毎の各イエロ
インク層の先頭部分(巻取側)に写し込まれた頭出しマ
ーク86の巻取側端縁に頭出位置表示部Aを形成すると
ともに、供給側端縁に印字開始位置表示部Bを形成し、
一画面分の印字終了後に、装置本体に設けられた読み取
りセンサS3により次の画面用の頭出位置表示部Aを検
出するまでインクフィルム32を送り出すようにしたの
で、印字終了後に次のプリントのためのフィルム頭出し
を完了し前準備をすることができる。したがって、従来
よりも、次のプリントを開始するまでにかかる時間を確
実に短縮することが可能となり、プリント作業を大幅に
スピードアップさせることができる。
【0061】また、上記のように、頭出位置表示部Aと
印字開始位置表示部Bとを異なる位置に別々に設けたの
で、フィルム頭出しがなされた後に、例えばユーザがイ
ンクフィルムカセット33を取り出す等の操作をしたた
めにインクフィルム32の位置が若干ずれたとしても、
従来のように次の頭出しマークまで送り出してフィルム
一画面分を無駄にすることなく、印字開始のための位置
出しを行うことができる。しかも、1つの頭出しマーク
86の巻取側及び供給側端縁を表示部A及びBとしたの
で、1つのマークに2つの機能を合わせ持たせることが
できるとともに読み取りセンサS3も1つでよく、簡易
な構成となる。
【0062】さらに、最終画面分には、頭出しマーク8
6を形成しないこととしたので、読み取りセンサS3に
よる検出が行われず、これにより、簡易にフィルムエン
ドの検出が可能となる。
【0063】なお、以上説明した実施例は、本発明の理
解を容易にするために記載されたものであって、本発明
を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記実施例に開示された各要素は、本発明の技術的
範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨であ
る。
【0064】たとえば、上述した実施例では、図7に示
したように、頭出しマーク86をインクフィルム32の
各イエロインク層の先頭部分(巻取側)の片側端部に設
け、これを検出する読み取りセンサをその対応する位置
に設けるようにしたが、図10に示したように、2つの
マークとするのみならず、これをインクフィルム32の
両サイドに設けてもよく、頭出位置表示部Aと印字開始
位置表示部Bとを異なる位置に形成したものであれば、
マーク及び読み取りセンサの位置や個数は限定されるも
のではない。また、頭出しマーク86は、上記実施例で
は黒色のマークとし他の部分を白色としたが、この黒と
白とを逆に構成してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、イン
クフィルムに形成された一画面毎の頭出位置を示す頭出
位置表示部と、この頭出位置表示部を検出する検出手段
とを有し、前記頭出位置表示部は、印字開始位置を示す
印字開始位置表示部とは異なる位置に形成されるととも
に、一画面分の印字終了後に、前記検出手段により次の
画面用の頭出位置表示部を検出するまでインクフィルム
を送り出すようにしたので、印字終了後に次のプリント
のためのフィルム頭出しを完了し前準備をすることがで
きる。したがって、従来よりも、次のプリントを開始す
るまでにかかる時間を確実に短縮することが可能とな
り、プリント作業を大幅にスピードアップさせることが
できる。
【0066】また、頭出位置表示部と印字開始位置表示
部とを異なる位置に別々に設けたので、フィルム頭出し
がなされた後に、何らかの理由でインクフィルムの位置
が若干ずれたとしても、従来のように次の頭出しマーク
まで送り出してフィルム一画面分を無駄にすることな
く、印字開始のための位置出しを行うことができる。
【0067】しかも、1つのマークの巻取側及び供給側
端縁を頭出位置表示部及び印字開始位置表示部としたの
で、1つのマークに2つの機能を合わせ持たせることが
できるとともに、検出手段も1つでよく、きわめて簡易
な構成で上記のような優れた効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る熱転写記録装置を示
す外観斜視図である。
【図2】 本装置の蓋部材を開放した状態を示す概略断
面図である。
【図3】 本装置の本体にインクフィルムカセットを装
填した状態を示す概略断面図である。
【図4】 (1)〜(3)は、給紙時、印字開始時、及
び印字終了時における本装置の作動状態を示す断面図で
ある。
【図5】 (1)(2)は、先端カット時及び後端カッ
ト時における本装置の作動状態を示す断面図である。
【図6】 印字部の要部拡大図である。
【図7】 本装置で使用されるインクフィルムを示す平
面図である。
【図8】 インクフィルムの頭出しマーク周辺の拡大平
面図である。
【図9】 インクフィルムの頭出しマークの濃度分布を
示す図である。
【図10】 他の実施例に係るインクフィルムの頭出し
マーク周辺の拡大平面図である。
【図11】 本装置で使用されるインクフィルムの最終
画面用の部分を示す平面図である。
【図12】 インクフィルムの最終部分を示す拡大平面
図である。
【図13】 フィルム頭出し及び印字開始のための位置
出しの動作フローチャートである。
【符号の説明】
32…インクフィルム、 86…頭出しマーク(マーク)、 A…頭出位置表示部、 B…印字開始位置表示部、 S3…読み取りセンサ(検出手段)、 O…オーバコート層、 Y,M,C…インク層。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 35/16 B 35/36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色のインク層が順に繰り返し形成さ
    れたインクフィルムを用いて記録紙に転写し、画像を形
    成する記録装置において、 インクフィルムに形成された一画面毎の頭出位置を示す
    頭出位置表示部と、 この頭出位置表示部を検出する検出手段とを有し、 前記頭出位置表示部は、印字開始位置を示す印字開始位
    置表示部とは異なる位置に形成されるとともに、一画面
    分の印字終了後に、前記検出手段により次の画面用の頭
    出位置表示部を検出するまでインクフィルムを送り出す
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記頭出位置表示部及び印字開始位置表
    示部は、インクフィルムの一画面毎に設けられた1つの
    マークのそれぞれインクフィルムの巻取側端縁及び供給
    側端縁に形成してなる請求項1に記載の記録装置。
JP13230794A 1994-06-14 1994-06-14 記録装置 Pending JPH07329387A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13230794A JPH07329387A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13230794A JPH07329387A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07329387A true JPH07329387A (ja) 1995-12-19

Family

ID=15078252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13230794A Pending JPH07329387A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07329387A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035811A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Dainippon Printing Co Ltd 転写フィルムの供給方法、転写方法及び転写フィルム供給用のカートリッジ
WO2017012504A1 (zh) * 2015-07-21 2017-01-26 山东新北洋信息技术股份有限公司 打印机及其控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035811A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Dainippon Printing Co Ltd 転写フィルムの供給方法、転写方法及び転写フィルム供給用のカートリッジ
WO2017012504A1 (zh) * 2015-07-21 2017-01-26 山东新北洋信息技术股份有限公司 打印机及其控制方法
US10166787B2 (en) 2015-07-21 2019-01-01 Shandong New Beiyang Information Technology Co., Ltd. Printer and control method therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000187712A (ja) カ―ド記録装置
JPH1158807A (ja) 記録装置
JPH07329387A (ja) 記録装置
JP3549370B2 (ja) カートリッジおよびこのカートリッジを用いた記録装置
JPH07329386A (ja) 記録装置
JPH10202926A (ja) 記録装置
JP2002362755A (ja) カード記録装置
JP3424462B2 (ja) 記録装置
JP2000052578A (ja) 熱転写記録装置
JPH09123574A (ja) インクフィルムカセット
JPH07329372A (ja) 記録装置
JP2004209808A (ja) プリンタおよびその制御方法
JP4698809B2 (ja) カード印刷装置
JP3449761B2 (ja) プリンタ及びプリンタにおける記録媒体の印画位置設定方法
JP2000318261A (ja) 印刷装置
JPH10129063A (ja) 熱転写記録装置
JPH0458391B2 (ja)
JPH1148516A (ja) 記録装置
JPH11198471A (ja) 紙選択プリント装置とその運転方法
JPH10226128A (ja) 記録装置
JPH0413151B2 (ja)
JPH07329438A (ja) 記録媒体、記録方法および記録装置
JP2006123279A (ja) プリンタ
JPH1016342A (ja) 記録装置
JPH10129065A (ja) インクフィルム用リール及びカセット並びに熱転写記録装置