JP2010089451A - プリント装置とプリント方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スループットの向上および高機密性を実現する。
【解決手段】ユーザからの注文に応じて生成された印刷物60を保管トレイ511に保管する。保管トレイ511の空きがないとき、ネットワークを介して注文された印刷物を優先的に内部排出トレイ513に排出し、保管トレイ511の空きを確保する。所定期間以上保管トレイに保管された印刷物を内部排出トレイ513に排出して空きを確保する。保管トレイを効率よく利用することが可能となりスループットを向上できる。ユーザからの排出指示に応じて、注文した印刷物60を保管トレイ511から外部排出トレイ512に排出し、排出指示によらないで保管トレイから排出される印刷物は内部排出トレイに排出するので高機密性を実現できる。
【選択図】 図2

Description

この発明はプリント装置とプリント方法に関する。詳しくは、プリント注文に応じて生成された印刷物を保管トレイに保管しておき、プリント注文された印刷物の要求に応じて印刷物を保管トレイから外部排出トレイに排出する。また、保管トレイに保管されている印刷物を内部排出トレイに排出して保管トレイの空きを設けられるようにすることで、スループットの向上等をはかるものである。
近年、銀塩写真からデジタル写真への移行が急速に進行している。それに伴い、スーパーマーケットや家電量販店等に設置されたプリント装置を用いた画像プリントのニーズが増加している。プリント装置を用いた画像のプリントでは、プリント装置に金銭を投入し、メモリカード等の外部記録媒体やネットワーク経由でデータをプリント装置に転送してプリントを行うものである。このようなプリント装置は、スループットの向上の要求が高まっている。またプリントされる内容はプライベート写真がほとんどであるため、機密性も求められる。
このため、特許文献1の画像形成装置では、認証手段により正当なユーザであると認証されたとき、保持手段から排出手段によって外部に印刷物を排出し、保持手段が満杯の場合には、印字データを記憶装置に格納することが開示されている。また、特許文献2のプリントシステムでは、プリント装置にプリントアウトされた印刷物の仕分けを行い複数の保管箱に収納することが開示されている。さらに、特許文献3のプリンタおよびプリントシステムでは、機密性の高い文書をプリントアウトする際に、プリンタに備えられたデータ記憶装置に一時的にデータを保存しておき、ユーザがプリンタを直接操作し、パスワードなどを入力してプリントすることが開示されている。
特開2006−62194号公報 特開2005−254505号公報 特開平05−143253号公報
ところで、特許文献1は、保持手段が満杯のとき、プリントジョブの受け付けは可能であるが、印字データが記憶装置に格納されるので、ユーザが印刷物を受け取りに来ない限り稼動していない場合と同等な状況となる。したがって、印刷物を簡単に受け取ることができない。特許文献2は、保管箱毎に鍵を設けたり、仕分け部機構が複雑かつ大型化してしまう。さらに、特許文献3は、ユーザがプリンタを操作してからプリントが開始されるので、待ち時間が長くなってしまう。
そこで、この発明では、スループットの向上、および高機密性を実現できるプリント装置を提供するものである。
この発明の第1の側面は、ユーザからの画像のプリント注文に応じて、画像をプリントした印刷物を生成するプリント実行部と、前記プリント実行部で生成された印刷物を保管する保管部を有し、前記保管部には、前記保管部の内部に設けられて、前記プリント実行部で生成された印刷物を収納する複数の保管トレイと、前記保管部の内部に設けられて、前記保管トレイから排出された印刷物を保持する内部排出トレイと、前記保管部の外部に設けられて、前記保管トレイから排出された印刷物を前記保管部の外から取り出し可能な状態に保持する外部排出トレイと、ユーザからの排出指示に応じて、該ユーザがプリント注文した印刷物を前記保管トレイから前記外部排出トレイに排出させるものとし、前記排出指示によらず前記保管トレイに保管されている印刷物を前記内部排出トレイに排出させて前記保管トレイの空きを設ける排出処理部とを設けたプリント装置にある。
この発明において、ユーザからの画像のプリント注文に応じて、プリント実行部で生成された印刷物は保管部の内部に設けられている保管トレイに保管される。排出処理部は、保管トレイの空きがない状態のとき、保管トレイに保管されている印刷物を内部排出トレイに排出させて保管トレイの空きを確保する。内部排出トレイに排出される印刷物としては、ネットワークを介して受け付けたプリント注文に対応する印刷物が優先的に排出される。また、所定期間以上保管トレイに保管された印刷物が内部排出トレイに排出される。また、保管トレイには、同一のユーザによってプリント注文された印刷物を同一の保管トレイに保管する。さらに、プリント実行部では、プリント注文された印刷物の前または後に、例えば印刷物に関する情報を記録した仕切紙を、印刷物の用紙サイズよりも大きく生成する。この仕切紙は、印刷物と一体として保管トレイに保管される。
この発明の第2の側面は、プリント実行部が、ユーザからの画像のプリント注文に応じて、該画像をプリントした印刷物を生成するステップと、保管部の内部に設けた保管トレイで、前記プリント実行部で生成された印刷物を保管するステップと、排出処理部によって、前記ユーザからの排出指示に応じて、該ユーザがプリント注文した印刷物を前記保管トレイから前記保管部の外部に設けた外部排出トレイに排出し、前記排出指示によらず前記保管トレイに保管されている印刷物を前記保管部の内部に設けた内部排出トレイに排出させて前記保管トレイの空きを設けるステップとを有するプリント方法にある。
この発明においては、ユーザからの画像のプリント注文に応じて画像をプリントした印刷物が生成されて保管トレイに保管される。保管トレイの空きがない状態のとき、保管トレイに保管されている印刷物が内部排出トレイに排出させて保管トレイの空きが確保される。ここで、ネットワークを介して受け付けたプリント注文に対応する印刷物が優先的に内部排出トレイに排出される。また、所定期間以上保管トレイに保管された印刷物が内部排出トレイに排出される。
この発明によれば、ユーザからの画像のプリント注文に応じて生成された印刷物を保管トレイに保管して、ユーザからの排出指示に応じて、該ユーザのプリント注文に応じた印刷物が保管トレイから外部排出トレイに排出される。また、排出指示によらず保管トレイに保管されている印刷物が内部排出トレイに排出されて保管トレイの空きが設けられる。したがって、生成された印刷物を保管する保管トレイを効率よく利用することが可能となり、スループットを向上できる。また、ユーザからの排出指示に応じて、該ユーザのプリント注文に応じた印刷物が保管トレイから外部排出トレイに排出される。さらに、ユーザからの排出指示によらないで保管トレイから排出される印刷物は内部排出トレイに排出されるので高機密性を実現できる。
以下、発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.プリント装置の外観
2.プリント実行部と保管部の内部機構
3.プリント装置のブロック構成
4.プリント装置の動作
<1.プリント装置の外観>
図1はプリント装置の外観を例示している。なお、図1に示すプリント装置10は、受付部20とサーバ30とプリント実行部40および保管部50で構成されているものとする。
受付部20の前面には、外部記録媒体、例えば半導体メモリカード等の各種の外部記録媒体が挿入される挿入スロット21が設けられている。挿入スロット21に挿入された外部記録媒体は、後述する記録媒体駆動部と電気的に接続されて、この記録媒体駆動部によって外部記録媒体に記録されている情報の読み出し等が行われる。
受付部20のモニタ部23は、例えばメニュー情報やユーザ指示情報、動作状態に関する情報、外部記録媒体に記録されている情報等の各種情報を表示するためのものである。モニタ部23の画面上にはタッチパネル部24が設けられている。タッチパネル部24は、ユーザのタッチ操作に応じた操作信号を生成する。このモニタ部23とタッチパネル部24によってGUI(Graphical User Interface)が構成されており、例えばモニタ部23の画面上に表示されたメニュー表示から所望の項目を選択するタッチ操作を行うと、後述するサーバ30は、モニタ部23における表示画像とタッチパネル部24からの操作信号に基づき、ユーザがいずれの項目を選択したか等を判別できるようになされている。
サーバ30は、受付部20、プリント実行部40、およびプリント実行部40を介して保管部50と接続されている。また、サーバ30は、インターネット等のネットワークを介してユーザのパーソナルコンピュータ等(以下「ユーザ端末」という)と接続可能とされている。サーバ30は、受付部20やユーザ端末との間で各種制御情報のやりとりを行う。また、受付部20やユーザ端末から供給された画像データに対して必要に応じて画像処理等を行い、プリントデータを生成する。さらに、サーバ30は、印刷方法やプリントを注文したユーザ等に関する管理情報を生成して、この管理情報とプリントデータを、プリント実行部40に供給してプリント処理を実行させる。また、管理情報を保管部50に供給して、管理情報に基づいてプリント実行部40で生成した印刷物の保管や排出を行わせる。
プリント実行部40は、ロール状に巻き取られている記録紙に、プリント注文に応じて画像等を印刷したのち、画像毎に記録紙を切断して保管部50に、印刷物として排出するものである。保管部50は、プリント実行部40から排出された印刷物を保管するものである。プリント実行部40には、記録紙の補充やインクリボンを交換するための開閉扉41が設けられている。保管部50には、印刷物を排出するための排紙口51、筐体内の内部排出トレイに排出された印刷物を取り出すための開閉扉52が設けられている。
<2.プリント実行部と保管部の内部機構>
図2は、プリント実行部40と保管部50の内部機構の概略を示している。なお、プリント実行部40は、プリント方式として例えば昇華方式を用いるものとする。
プリント実行部40では、サーマルヘッド401とプラテンローラ402が対向するように配置されている。サーマルヘッド401は、大きく湾曲して形成されたヘッドアーム403の一端に支持され、ヘッドアーム403の他端は支持軸404に支持されている。
サーマルヘッド401は、図示していないヘッド加圧部材によって、揺動自在にプラテンローラ402に圧接されている。サーマルヘッド401とプラテンローラ402との圧接部分では、インクリボン411と記録紙421が重ねて挟持される。
インクリボン411は、供給リール412に予め巻着されており、印刷動作に伴い巻取リール415によって巻き取られるようになされている。また、インクリボン411は、リボンガイドローラ413および巻取ローラ414との間に張り渡されており、サーマルヘッド401によって、プラテンローラ402との間に挟持される。なお、インクリボン411は、例えば巻取リール415の回転量を利用して搬送量が制御されている。
記録紙421は、用紙ロール422に予め巻着されている。この記録紙421は、反転ローラ423やガイドローラ424に案内されてサーマルヘッド401とプラテンローラ402とが対向する部分に、インクリボン411と積層された状態で搬送される。なお、記録紙421の搬送は、プラテンローラ402の反時計回り方向への回転によって行われる。
サーマルヘッド401は、インクリボン411のインクを記録紙421に転写させることでプリントを行う。具体的には、インクリボン411に塗布された昇華性染料を、サーバ30からのプリントデータに基づきサーマルヘッド401の熱エネルギーで昇華させて、記録紙421に転写させることでプリントを行う。
搬送ローラ対431は、印刷済みの記録紙421をカッター前ローラ対433に搬送する。搬送ローラ対431とカッター前ローラ対433の間には、記録紙ガイド432が設けられている。記録紙ガイド432は、印刷済みの記録紙421の位置を規制して、印刷済みの記録紙421をカッター前ローラ対433に正しく搬送させる。カッター435は、印刷済みの記録紙421を例えば撮像画像単位で切断する。このようにして、プリント注文に応じた画像をプリントした印刷物60を生成する。また、記録紙421に印刷物に関する情報をプリントしたとき、カッター435は、印刷物60よりも用紙サイズを大きくして(記録紙を長くして)、印刷済みの記録紙421の切断を行い、仕切紙61を生成する。
なお、プリント実行部40のプリント方式は、昇華方式に限られるものではなく他の方式、例えばインクジェット方式、熱転写方式、感熱方式、電子写真方式等を用いるものとしてもよい。
保管部50において、ガイド501は、印刷物60や仕切紙61の位置を規制して、印刷物60や仕切紙61を搬送ローラ対502に正しく搬送させる。搬送ローラ対502は、印刷物60や仕切紙61を搬送して搬送ベルト503上に載置させる。搬送ベルト503は、ベルトを回転させて、ベルト上に載置されている印刷物60または仕切紙61を後述する保管トレイ511に移動する。
保管部50には、複数の保管トレイ511、外部排出トレイ512、および内部排出トレイ513が設けられている。複数の保管トレイ511は、垂直方向に移動可能とされている。例えば、トレイ昇降部521に円筒ウォームを設け、保管トレイ511には円筒ウォームとかみ合う歯部を設ける。また、トレイ昇降部521は、垂直方向の移動が可能なように複数の保管トレイ511を保持する構成として、保管トレイ511が保持された状態で、保管トレイ511に設けた歯部が円筒ウォームとかみ合った状態とする。このような構成とすれば、円筒ウォームの回転に応じて保管トレイ511が垂直方向に移動することになり、所望の保管トレイを所望の垂直位置に移動させることができる。また、トレイ昇降部521には、ラックとピニオンを用いるものとしてもよい。例えば、複数の保管トレイ511を所定間隔で垂直方向に一体化して固定するトレイ固定部に対して、歯切りをしたラックを垂直方向に設ける。また、トレイ昇降部521側にピニオンを設ける。ここで、ピニオンを回転させてラックを垂直方向に移動させることで、所望の保管トレイを所望の垂直位置に移動させることができる。
保管部50では、搬送ベルト503上に載置されている印刷物60または仕切紙61を保管トレイ511で保管させる際に、空いている保管トレイ511が搬送ベルト503の位置となるように、保管トレイ511を垂直方向に移動させる。
排出アーム522は、保管トレイ511に保管されている印刷物60等を、外部排出トレイ512あるいは内部排出トレイ513に排出する。例えば、排出アーム522と外部排出トレイ512および内部排出トレイ513が図2に示す配置とされている場合、排出アーム522は、排出アーム522の先端部522aを手前から前方に移動させることで、保管トレイ511に保管されている印刷物60等を、保管トレイ511から排出させる。
仕分けフラップ523は、排出アーム522によって保管トレイ511から排出された印刷物60等を、外部排出トレイ512あるいは内部排出トレイ513に排出させるためのものである。
外部排出トレイ512は、保管部50の排紙口51の外側に設けられており、外部排出トレイ512に排出された印刷物60等を、保管部50の外からユーザが容易に取り出し可能な状態に保持するようになされている。
内部排出トレイ513は、保管部50の内部に設けられており、内部排出トレイ513に排出された印刷物60等は、プリント装置の管理者が、保管部50に設けられた開閉扉52を開いて取り出すことができるようになされている。
<3.プリント装置のブロック構成>
図3は、プリント装置10における受付部20とサーバ30のブロック構成を示している。受付部20の記録媒体駆動部22は、図1の挿入スロット21に挿入された外部記録媒体90に記録されている情報の読み出しを行い、読み出した情報を入出力インタフェース(I/F)部302とバス311を介して、CPU(Central Processing Unit)301あるいはメモリ部303や画像処理部305、画像データベース308に供給する。
モニタ部23は、入出力インタフェース部302とバス311を介して表示処理部304から供給された表示信号に基づき、例えばメニュー情報やユーザ指示情報、動作状態に関する情報、外部記録媒体90に記録されている画像等の表示を行う。
タッチパネル部24は、タッチ操作に応じた操作信号を生成して、入出力インタフェース部302とバス311を介してCPU301に供給する。このタッチパネル部24とモニタ部23によってGUIが構成されており、モニタ部23の表示に応じてタッチパネル部24を操作することで、プリントの設定等が可能となる。なお、キーボードやマウスなどの入力手段を設けて、プリントの設定等を行えるようにしてもよい。
入出力インタフェース部302は、サーバ30と受付部20を接続するためのインタフェースである。この入出力インタフェース部302は、上述した記録媒体駆動部22、モニタ部23、タッチパネル部24が接続されている。
CPU301は、メモリ部303に記憶されているプログラムを読み出して実行して、受付部20のユーザ操作やネットワークを介してユーザ端末から供給された情報に応じて、バス311を介して接続されている各部の動作を制御して、プリントデータの生成や管理情報の生成等を行う。
表示処理部304は、CPU301の制御のもとにメニュー情報やユーザ指示情報、動作状態に関する情報、外部記録媒体90に記録されている情報等の各種情報を表示するための表示信号を生成してモニタ部23に供給する。また、表示処理部304は、後述する通信インタフェース(I/F)部310を介してプリント実行部40から供給された情報、例えばプリント完了通知やプリント中断通知等を表示するための表示信号を生成してモニタ部23に供給する。
画像処理部305は、外部記録媒体90から読み出した画像、あるいは後述するネットワーク(I/F)部309を介して供給された画像に対して画像処理を行い、プリントデータを生成してプリント実行部40に供給する。画像処理部305は、例えば画像処理として、色や濃度の補正、赤目補正、逆光補正等の補正処理を行う。また、画像処理部305は、色調やセピア調画像等の画質設定処理、トリミング等の処理等も行う。
顧客管理部306は、ユーザの登録情報を管理する。ユーザの登録情報は、ユーザ端末の注文画像の記憶領域にアクセスするための指定アドレス、決済方法(クレジットカード情報、受取店舗での決済、受取人払い)、基本印刷方法(印刷サイズ、ふちの有無、枚数等)といった情報である。この登録情報は、受付部20を用いた操作あるいは、ネットワークI/F部309を介して接続されているパーソナルコンピュータ等を操作することによって、情報の登録や変更を行えるものとする。
課金管理部307は、プリント動作に応じて発生した費用をユーザに請求するため、ユーザ毎にプリント装置の利用状況に応じて発生した費用を管理する。例えば、プリント作成の基本料金、プリント1枚の単価と印刷枚数、画像補正に関する課金情報、合計金額等を管理する。
また、顧客管理部306や課金管理部307は、印刷方法やプリントを注文したユーザ等に関する管理情報を生成してプリント実行部40に供給する。
画像データベース308は、外部記録媒体90から読み出した画像データや、ネットワークI/F部309を介して接続されているユーザ端末からプリントの注文が行われた画像データを格納するためのものである。
ネットワークI/F部309は、インターネット等のネットワークを介してサーバ30にユーザ端末を接続するためのインタフェースである。
通信I/F部310は、プリント実行部40と通信を行うためのインタフェースである。画像処理部305で生成されたプリントデータ、および顧客管理部306や課金管理部307で生成された管理情報は、通信I/F部310を介してプリント実行部40に供給される。
図4は、プリント実行部40のブロック構成を示している。CPU451は、メモリ部452に記憶されているプログラムを読み出して実行して、バス456や後述する通信I/F部455を介してサーバ30から供給されたプリントデータや管理情報に基づき、制御信号を生成してプリント駆動部454の動作を制御する。また、生成した印刷物60を注文したユーザ情報を通信I/F部455を介して保管部50に供給する。さらに、CPU451は、プリント動作等に関する情報例えばプリント完了通知やプリント中断通知等を通信I/F部455を介してサーバ30に供給する。
プリントデータ保持部453は、サーバ30から供給されたプリントデータを保持しておくものである。このように、プリントデータ保持部453を設けることで、印刷物60の印刷等が完了しなくとも、サーバ30との通信を完了できる。また、同じ画像の印刷物を複数生成する場合、サーバ30から繰り返しプリントデータを取得する必要がない。
プリント駆動部454はバス456を介してCPU451から供給された制御信号に基づき、サーマルヘッド401やプラテンローラ402、巻取リール415、カッター435等を駆動して、印刷物60や仕切紙61の生成を行う。
通信I/F部455は、サーバ30や保管部50と通信を行うためのインタフェースである。
図5は、保管部50のブロック構成を示している。CPU551は、メモリ部552に記憶されているプログラムを読み出して実行して、バス555や後述する通信I/F部553を介してプリント実行部40から供給されたユーザ情報に基づき、バス555に接続された各部の動作を制御して、印刷物60や仕切紙61の保管や排出を行う。
さらに、CPU551は、保管トレイ511に保管されている印刷物60を内部排出トレイ513に排出処理を行って、複数の保管トレイ511から空きトレイを確保する処理や、空きトレイが確保できないとき、その旨とプリント実行部40に通知してプリント動作を中断させる。
上述のように、搬送ベルト503は、プリント実行部40で生成された印刷物60や仕切紙61を保管トレイに搬送する処理を行う。トレイ昇降部521は、所望の保管トレイが所望の位置となるように、保管トレイを昇降させる。排出アーム522は、保管トレイ511に保管されている印刷物60等を保管トレイ511から排出させる。仕分けフラップ523は、排出アーム522によって保管トレイ511から排出された印刷物60等を、外部排出トレイ512あるいは内部排出トレイ513に排出させる。
保管部50は、CPU551、トレイ昇降部521、排出アーム522、仕分けフラップ523で排出処理部を構成して、ユーザからの排出指示に応じて、ユーザがプリント注文した印刷物を保管トレイ511から外部排出トレイ512に排出させる。また、排出処理部は、排出指示によらず保管トレイに保管されている印刷物を内部排出トレイに排出させて、上述のように保管トレイの空きを設ける。
なお、図3〜図5では、サーバ30とプリント実行部40と保管部50のそれぞれにCPUを設けて個々に動作の制御を行うものとしたが、例えば保管部50におけるCPU551の機能をプリント実行部40のCPU451に設けて、プリント実行部40で保管部50の動作を制御するものとしてもよい。また、サーバ30のCPU301でプリント実行部40と保管部50の動作を制御するものとしてもよい。
また、排出処理部は、保管トレイ511に保管されている印刷物60等を外部排出トレイ512あるいは内部排出トレイ513に排出できる構成であればよく、排出アーム522や仕分けフラップ523を用いる構成に限られるものではない。
<4.プリント装置の動作>
プリント装置10のCPU301は、プリント指示の受け付けを行う。ユーザは、タッチパネル部24を操作して、あるいはパーソナルコンピュータ等の端末からプリントしたい画像および枚数の決定や画質設定等を行うことでプリントを指示する。プリントの指示では、ユーザ個人を識別するため、氏名、電話番号、住所等の個人情報の入力を行う。なお、使用頻度が多いユーザについては個人情報を登録しておき、この個人情報と登録IDをプリント装置10の顧客管理部306に記憶する。また、ユーザに対しては個人情報に対応する登録IDを発行する。このように登録IDをユーザに発行すれば、この登録IDを用いることで、個人情報の入力操作が不要となり、ユーザ個人の識別を容易に行える。
CPU301は、ユーザからのプリント指示を受け付けたとき、受け取りパスワードを発行する。この受け取りパスワードは、注文した記録紙の受取時、この番号を入力することにより、注文した印刷物を特定して受け取り間違いを防止したり、注文したユーザとは異なる人物によって印刷物が持ち去られることを防止するためのものである。登録IDおよびパスワードは、あらゆる文字や記号を使用できものとしてもよいが、ユーザの入力の手間、利便性、機密保持を考え、例えばけた数が4〜10桁程度である英数字の組み合わせとする。また、受け取りパスワードは、個人情報の登録時や登録IDを用いたときに、ユーザが自由に設定できるようにしてもよい。
また、CPU301は、ユーザからのプリント指示を受け付けたとき、画像処理部305等の動作を制御してプリントデータや管理情報を生成してプリント実行部40に供給してプリント動作を行わせる。
図6は、プリント実行部の動作を示すフローチャートである。ステップST1でプリント実行部40のCPU451は、サーバ30からプリント指示があったか否か判別する。CPU451はプリント指示がないときステップST1に戻り、プリント指示があったときステップST2に進む。
ステップST2でCPU451は、プリントを実行する。CPU451は、サーバ30から供給されたプリントデータや管理情報に基づき印刷物60を生成してステップST3に進む。
ステップST3でCPU451は、プリント終了であるか否か判別する。CPU451は、管理情報で指定された画像を指定された枚数だけプリントする処理が完了していないときはステップST2に戻り、画像のプリントを再度実行する。また、CPU451は、管理情報で指定された画像を指定された枚数だけプリントする処理が完了したときはステップST4に進む。
ステップST4でCPU451は仕切紙の生成を行う。CPU451は、記録紙421を印刷物60の場合よりも長い状態として切断を行い仕切紙61を生成する。このように、印刷物60の用紙サイズよりも仕切紙61を大きくすると、例えば同一ユーザで同じ保管トレイを用いるものとした場合、プリントの注文が複数行われても、印刷物を仕切紙によって容易に注文単位で区別することができる。また、CPU451は、仕切紙61にプリント注文された印刷物60に関する情報、例えば注文番号、日付、ユーザ名や登録ID、プリントサイズや枚数、領収書等の情報をプリントする。このように仕切紙を設けるものとすれば、保管トレイ511に保管されている印刷物60がどのようなプリント指示に対応するものであるか容易に把握できるようになる。なお、図6では、プリント注文された印刷物の生成後に仕切紙を生成するものとしたが、仕切紙を生成してから印刷物の生成を行うものとしてもよい。
図7は、保管部の動作を示すフローチャートである。保管部50では、各保管トレイ511に保管されている印刷物60を注文したユーザ情報を保管トレイ511と関係付けて例えばメモリ部552に記憶しておき、プリント実行部40から供給されたユーザ情報がメモリ部552に記憶されているときは、このユーザ情報に対応する印刷物60等を、ユーザ情報と関係付けられている保管トレイに保管させる処理を行う。このユーザ情報では、注文を行ったユーザを示す情報、注文が受付部20またはネットワーク経由のいずれで行われたかを示す情報、注文が行われた日時あるいは印刷物60等を生成した日時等を含めるものとする。
ステップST11で保管部50のCPU551は、同一ユーザによって注文された印刷物60を保管しているか否か判別する。CPU551は、同一ユーザによって注文された印刷物60を保管した保管トレイ511があると判別したときステップST12に進む。また、CPU551は、同一ユーザによって注文された印刷物60を保管した保管トレイ511がないと判別したときステップST13に進む。
ステップST12でCPU551は、同一ユーザによって注文された印刷物60上への排出を行う。CPU551は、トレイ昇降部521を制御して、同一ユーザによって注文された印刷物60が保管されている保管トレイ511を、搬送ベルト503の位置に移動させる。次にCPU551は搬送ベルト503を制御して、搬送ベルト503上に載置されている印刷物60と仕切紙61を、保管トレイ511に保管されている印刷物60上(印刷物60上に仕切紙61が載置されているときは仕切紙61上)に搬送して、保管動作を終了する。
ステップST13でCPU551は、保管トレイの空きがあるか否か判別する。CPU551は、複数の保管トレイ511の中で空いているトレイがないと判別したときステップST14に進む。また、CPU551は、空いているトレイがあると判別したときステップST15に進む。
ステップST14でCPU551は、空きトレイ確保処理を行う。CPU551は、保管トレイに保管されている印刷物60等を内部排出トレイ513に排出して、空きトレイを確保する。
図8は、空きトレイ確保処理を示すフローチャートである。ステップST21でCPU551は、ネットワーク経由で注文された印刷物が保管されているか否か判別する。CPU551は、ネットワーク経由で注文された印刷物60を保管している保管トレイ511があると判別したときステップST22に進む。また、CPU551は、ネットワーク経由で注文された印刷物60を保管している保管トレイ511がないと判別したときステップST23に進む。
ステップST22でCPU551は、ネットワーク経由で注文された印刷物を古い順から内部排出トレイに排出する。CPU551は、トレイ昇降部521を制御して、ネットワーク経由で注文された最も古い印刷物60が保管されている保管トレイ511を、排出アーム522の位置に移動させる。次にCPU551は排出アーム522と仕分けフラップ523を制御して、この保管トレイ511に保管されている印刷物60と仕切紙61を、内部排出トレイ513に排出させる。
ステップST23でCPU551は、受付部で注文された印刷物を古い順から内部排出トレイに排出する。CPU551は、受付部20で注文された最も古い印刷物が保管されている保管トレイ511を、排出アーム522の位置に移動させる。次にCPU551は排出アーム522と仕分けフラップ523を制御して、この保管トレイ511に保管されている印刷物60と仕切紙61を、内部排出トレイ513に排出させる。
保管部50は、このように保管トレイ511に保管されている印刷物60等を内部排出トレイ513に排出することで保管トレイ511の空きを設けて、空きトレイ確保処理を終了する。
図7のステップST15でCPU551は、空きトレイへの排出を行う。CPU551は、トレイ昇降部521を制御して、空いている保管トレイ511を、搬送ベルト503の位置に移動させる。次にCPU551は搬送ベルト503を制御して、搬送ベルト503上に載置されている印刷物60と仕切紙61を、保管トレイ511に搬送して、印刷物60と仕切紙61を一体として保管トレイに保管して保管動作を終了する。
プリント装置において、受付部20だけでなくネットワーク経由で画像のプリント注文を受け付けるものとすると、ネットワーク経由でプリント注文を受け付けた場合、受付部20からのプリント注文よりも印刷物の受け取りに時間がかかる。また、印刷物は注文日だけでなく後日受け取りに来る場合もある。このような場合、長期間受け取りに来ない印刷物が保管トレイに保管されて保管トレイの空きがない状態が生じやすい。さらに、保管トレイの空きがない場合、印刷物を保管できないことから、プリント動作を行うことができず、プリンタ装置のスループットが低下してしまう。しかし、本願発明では、ネットワーク経由で注文された印刷物や、長く保管されている印刷物が内部排出トレイ513に排出されて保管トレイの空きが確保されるので、内部排出トレイ513を設けていない場合に比べてプリント装置のスループットを向上させることができる。また、保管部50の開閉扉52を施錠しておくものとして、内部排出トレイ513に排出された印刷物60等を管理者のみが回収すれば、内部排出トレイ513に排出された印刷物60等の機密性を確保できる。
ところで、図7に示す処理では、印刷物を保管トレイに保管する際に保管トレイ511の空きがない場合に空きトレイ確保処理を行うものである。このため、保管トレイ511の空きがない場合、プリント動作を開始してから印刷物の保管が完了するまでの時間が長くなり、印刷物を受け取るまでの待ち時間が長くなる。そこで、プリント動作に係らず空きトレイ確保処理を行うものとしてもよい。
図9は、プリント動作に係らず空きトレイ確保処理を行う場合の動作を示すフローチャートである。ステップST31でCPU551は、所定期間以上保管されている印刷物があるか否か判別する。CPU551は、所定期間以上保管されている印刷物があると判別したときステップST32に進み、所定期間以上保管されている印刷物がないと判別したときステップST33に進む。例えば、数日間保管されている印刷物があるときはステップST32に進む。
ステップST32でCPU551は、所定期間以上保管されている印刷物を内部排出トレイに排出する。CPU551は、トレイ昇降部521を制御して、所定期間以上保管されている印刷物60が保管されている保管トレイ511を、排出アーム522の位置に移動させる。次にCPU551は排出アーム522と仕分けフラップ523を制御して、この保管トレイ511に保管されている印刷物60と仕切紙61を、内部排出トレイ513に排出して、空きトレイ確保処理を終了する。
ステップST33でCPU551は、保管トレイの空きがない状態であるか否か判別する。CPU551は、保管トレイの空きがない状態であると判別したときステップST34に進み、保管トレイの空きがない状態ではないと判別したとき空きトレイ確保処理を終了する。
ステップST34でCPU551は、ネットワーク経由で注文された印刷物が保管されているか否か判別する。CPU551は、ネットワーク経由で注文された印刷物60を保管している保管トレイ511があると判別したときステップST35に進む。また、CPU551は、ネットワーク経由で注文された印刷物60を保管している保管トレイ511がないと判別したときステップST36に進む。
ステップST35でCPU551は、ネットワーク経由で注文された印刷物を古い順から内部排出トレイに排出する。CPU551は、トレイ昇降部521を制御して、ネットワーク経由で注文された最も古い印刷物60が保管されている保管トレイ511を、排出アーム522の位置に移動させる。次にCPU551は排出アーム522と仕分けフラップ523を制御して、この保管トレイ511に保管されている印刷物60と仕切紙61を、内部排出トレイ513に排出して、空きトレイ確保処理を終了する。
ステップST36でCPU551は、受付部で注文された印刷物を古い順から内部排出トレイに排出する。CPU551は、受付部20で注文された最も古い印刷物が保管されている保管トレイ511を、排出アーム522の位置に移動させる。次にCPU551は排出アーム522と仕分けフラップ523を制御して、この保管トレイ511に保管されている印刷物60と仕切紙61を、内部排出トレイ513に排出して、空きトレイ確保処理を終了する。
このように処理を行うものとすれば、所定期間以上保管されている印刷物、例えば数日間保管されたままとなっている印刷物は、保管トレイに空きかあるか否かに係らず内部排出トレイに排出されるので、印刷物が保管トレイに長期間保管されたままとなってしまうことを防止できる。また、このような印刷物が内部排出トレイに排出されるので、空いている保管トレイの数を増やすことができる。
また、印刷物を保管トレイに保管したことにより保管トレイの空きがなくなったとき、既に保管トレイに保管されている印刷物が内部排出トレイ513に排出されて、空きトレイが自動的に確保されるので、次にプリント動作を行ったときに、印刷物を速やかに保管トレイにできる。したがって、空きトレイの確保のために待ち時間が長くなってしまうことがない。
なお、内部排出トレイ513への印刷物の排出は、図8に示す場合に限られるものではない。ネットワーク経由で注文された印刷物と受付部20で注文された印刷物に対して予め保管期間を個々に設定しておき、保管期間を経過した印刷物を内部排出トレイ513に排出する等の方法を用いるものとしてもよい。この場合、受付部20からの注文によって生成された印刷物は、受け取りまでの期間が短いと考えられるので、保管期間は短く設定する。また、ネットワーク経由で注文された印刷物は、受け取りまでの期間が受付部20からの注文に比べて長いと考えられるので、保管期間を長くする。このようにすれば、注文した印刷物を外部排出トレイから受け取りやすくすることが可能となる。
次に、印刷物の受け取りについて説明する。ユーザは、プリント注文した印刷物を受け取る際に、受付部20から受け取りパスワードを入力する。サーバ30は、入力された受け取りパスワードから印刷物の受け取り要求を行ったユーザの識別を行い、識別したユーザを示すユーザ情報を含めた印刷物排出指示を保管部50に対して行う。保管部50は、印刷物排出指示を受けたとき、ユーザ情報に対応した印刷物、すなわち受け取り要求を行ったユーザがプリント注文を行った印刷物を外部排出トレイ512に排出する処理を行う。なお、ユーザの識別は、受付部20のボタン等で入力できる登録ID、注文ナンバー等や、受付部20にリーダ等を接続することにより、バーコードが書き込まれたレシートや、磁気カード、ICカードを使用できるようにしてもよい。
図10は、保管部50に保管されている印刷物の排出動作を示すフローチャートである。ステップST41でCPU551は、排出指示のなされた印刷物が保管トレイ上にあるか否か判別する。CPU551は、印刷物排出指示で示されたユーザ情報に対応する印刷物が保管トレイ511上にあるときステップST42に進み、保管トレイ511上にないときはステップST44に進む。
ステップST42でCPU551は、印刷物を外部排出トレイに排出する。CPU551は、トレイ昇降部521を制御して、印刷物排出指示で示されたユーザ情報に対応する印刷物60が保管されている保管トレイ511を、排出アーム522の位置に移動させる。次にCPU551は排出アーム522と仕分けフラップ523を制御して、この保管トレイ511に保管されている印刷物60と仕切紙61を、外部排出トレイ512に排出して排出動作を終了する。
ステップST43でCPU551は、排出処理済み通知を行う。上述したように、ネットワーク経由の注文物や長時間保管されている印刷物が内部排出トレイ513に排出されて保管トレイ511の空きが確保される。このため、印刷物排出指示で示されたユーザ情報に対応する印刷物60が保管トレイ511に保管されていないときは、内部排出トレイ513に排出する処理が行われた状態となっている。このため、CPU551は、ユーザ情報に対応する印刷物60が内部排出トレイ513に排出されたことを示す排出処理済み通知をサーバ30に供給する。
ここで、内部排出トレイ513に排出された印刷物は、プリント装置10の管理者が開閉扉52をあけて回収して別途保管する。したがって、サーバ30は、保管部50から排出処理済み通知が供給されたとき、モニタ部23の画面上に、印刷物が例えばサービスカウンター等で保管されている旨の通知を表示して、注文した印刷物をサービスカウンター等で受け取るようにユーザを誘導して印刷物の排出動作を終了する。なお、サービスカウンター等では、受け取りパスワードを確認して印刷物60等の受渡しを正しいユーザに対して行う。
このようにすれば、プリント注文を行ったユーザのみが、プリント注文した印刷物60を受け取ることができるので、他人によって印刷物60が持ち去られることがなく、機密性を確保できる。
なお、上述の実施の形態では、サーバ30とプリント実行部40と保管部50を独立して構成して、各部に設けられているCPUでそれぞれの動作を制御するものとした。しかし、本発明は、上述の実施の形態に限定して解釈されるべきではない。例えば保管部50におけるCPU551の機能をプリント実行部40のCPU451に設けて、プリント実行部40で保管部50の動作を制御するものとしてもよい。さらに、サーバ30のCPU301でプリント実行部40と保管部50の動作を制御するものとしてもよい。また、プリント装置10は、サーバ30とプリント実行部40と保管部50を一体に構成してもよい。
上述の実施の形態は、例示という形態で本発明を開示したものであり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施の形態の修正や代用をなし得ることは自明である。すなわち、本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
この発明に係るプリント装置とプリント方法では、ユーザからの画像のプリント注文に応じて生成された印刷物を保管トレイに保管して、ユーザからの排出指示に応じて、該ユーザのプリント注文に応じた印刷物が保管トレイから外部排出トレイに排出される。また、排出指示によらず保管トレイに保管されている印刷物が内部排出トレイに排出されて保管トレイの空きが設けられる。このため、ユーザが撮影した写真等の印刷に好適である。
プリント装置の外観を示す図である。 プリント実行部と保管部の内部機構の概略を示す図である。 受付部とサーバのブロック構成を示す図である。 プリント実行部のブロック構成を示す図である。 保管部のブロック構成を示す図である。 プリント実行部の動作を示すフローチャートである。 保管部の動作を示すフローチャートである。 空きトレイ確保処理を示すフローチャートである。 プリント動作に係らず空きトレイ確保処理を行う場合の動作を示すフローチャートである。 印刷物の排出動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10・・・プリント装置、20・・・受付部、21・・・挿入スロット、22・・・記録媒体駆動部、23・・・モニタ部、24・・・タッチパネル部、30・・・サーバ、40・・・プリント実行部、41,52・・・開閉扉、50・・・保管部、51・・・排紙口、60・・・印刷物、61・・・仕切紙、90・・・外部記録媒体、301,451,551・・・CPU、302・・・入出力インタフェース(I/F)部、303,452,552・・・メモリ部、304・・・表示処理部、305・・・画像処理部、306・・・顧客管理部、307・・・課金管理部、308・・・画像データベース、309・・・ネットワークインタフェース(I/F)部、310,455,553・・・通信インタフェース(I/F)部、311,456,555・・・バス、401・・・サーマルヘッド、402・・・プラテンローラ、403・・・ヘッドアーム、404・・・支持軸、411・・・インクリボン、412・・・供給リール、413・・・リボンガイドローラ、414・・・巻取ローラ、415・・・巻取リール、421・・・記録紙、422・・・用紙ロール、423・・・反転ローラ、424・・・ガイドローラ、431・・・搬送ローラ対、432・・・記録紙ガイド、433・・・カッター前ローラ対、435・・・カッター、453・・・プリントデータ保持部、454・・・プリント駆動部、501・・・ガイド、502・・・搬送ローラ対、503・・・搬送ベルト、511・・・保管トレイ、512・・・外部排出トレイ、513・・・内部排出トレイ、521・・・トレイ昇降部、522・・・排出アーム、523・・・仕分けフラップ

Claims (9)

  1. ユーザからの画像のプリント注文に応じて、画像をプリントした印刷物を生成するプリント実行部と、
    前記プリント実行部で生成された印刷物を保管する保管部を有し、
    前記保管部には、
    前記保管部の内部に設けられて、前記プリント実行部で生成された印刷物を収納する複数の保管トレイと、
    前記保管部の内部に設けられて、前記保管トレイから排出された印刷物を保持する内部排出トレイと、
    前記保管部の外部に設けられて、前記保管トレイから排出された印刷物を前記保管部の外から取り出し可能な状態に保持する外部排出トレイと、
    ユーザからの排出指示に応じて、該ユーザがプリント注文した印刷物を前記保管トレイから前記外部排出トレイに排出させるものとし、前記排出指示によらず前記保管トレイに保管されている印刷物を前記内部排出トレイに排出させて前記保管トレイの空きを設ける排出処理部と
    を設けたプリント装置。
  2. 前記排出処理部は、前記保管トレイの空きがない状態のとき、前記保管トレイに保管されている印刷物を前記内部排出トレイに排出させて前記保管トレイの空きを確保する
    請求項1記載のプリント装置。
  3. ユーザ操作に応じて前記画像のプリント注文を受け付けるための受付部と、
    ネットワークを介してユーザから前記画像のプリント注文を受け付けるためのネットワークインタフェース部とを備え、
    前記排出処理部は、前記ネットワークを介して受け付けたプリント注文に対応する印刷物を優先的に前記内部排出トレイに排出させる請求項2記載のプリント装置。
  4. 前記排出処理部は、所定期間以上前記保管トレイに保管された印刷物を前記内部排出トレイに排出させる請求項1記載のプリント装置。
  5. 前記保管トレイは、同一のユーザによってプリント注文された印刷物を同一の保管トレイで保管する請求項1記載のプリント装置。
  6. 前記プリント実行部は、前記プリント注文された印刷物の前または後に仕切紙を生成し、
    前記保管トレイでは、前記印刷物と前記仕切紙を一体として保管する請求項1記載のプリント装置。
  7. 前記プリント実行部は、前記印刷物の用紙サイズよりも前記仕切紙を大きくする請求項6記載のプリント装置。
  8. 前記プリント実行部は、前記仕切紙に前記プリント注文された印刷物に関する情報を記録する
    て保管する請求項6記載のプリント装置。
  9. プリント実行部が、ユーザからの画像のプリント注文に応じて、該画像をプリントした印刷物を生成するステップと、
    保管部の内部に設けた保管トレイで、前記プリント実行部で生成された印刷物を保管するステップと、
    排出処理部によって、前記ユーザからの排出指示に応じて、該ユーザがプリント注文した印刷物を前記保管トレイから前記保管部の外部に設けた外部排出トレイに排出し、前記排出指示によらず前記保管トレイに保管されている印刷物を前記保管部の内部に設けた内部排出トレイに排出させて前記保管トレイの空きを設けるステップと
    を有するプリント方法。
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