JP2004112010A - 画像読み取り装置及び該装置の制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基準白板3002のサンプリングポイントαが64ライン分読み取られ、シェーディング補正され、平均処理された後、サンプリングメモリ104に保管され、サンプリングメモリ104に保管されたデータのゴミ検知が行われる。あるいは、線形補間回路14により、in1端子から入力されるRin信号と、Rin信号が1ライン遅延されてin2端子から入力される遅延Rin信号間について補間処理がなされ、補間処理された画像データについて、シェーディング部17で、シェーディング補正及びゴミ検知が行われる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術の分野】
本発明は、原稿を読み取る画像読み取り装置及び該装置の制御プログラムに関し、特にゴミ、キズ、汚れ等による画質劣化を検知、補正する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9〜図16を用いて、従来のカラー画像読み取り装置を説明する。
【0003】
図9は、第1の従来の画像読み取り装置であるカラー画像読み取り装置の構成を示す図である。
【0004】
図9において3004は原稿照明ランプであり、外部電極方式のキセノン管が用いられる。3001は原稿が載置される原稿ガラスである。3003は原稿ガラス3001に載置された原稿を押さえ、原稿の原稿ガラス3001に対する浮きを押さえると共に、原稿ガラス3001の汚れ、破損防止用カバーとしても機能する原稿圧板である。3008は原稿照明ランプ3004と第1ミラー3005が搭載される第1ミラー台である。3009は第2ミラー3006と第3ミラー3007が搭載される第2ミラー台である。第1ミラー3005、第2ミラー3006、第3ミラー3007は、原稿からの反射光を3ラインカラーCCDラインセンサ3011に導く。
【0005】
3010は第1ミラー3005、第2ミラー3006、第3ミラー3007を介して導かれた原稿反射光を3ラインカラーCCDラインセンサ3011に結像させる光学レンズである。3ラインカラーCCDラインセンサ3011は、結像した原稿反射光をRGBの3色に色分解して電気信号に変換するもので、3本のラインセンサで構成される。3本のラインセンサは副走査方向に異なる位置を読み取るように配置されている。3012は光学モータで、第1ミラー台3008、第2ミラー台3009を矢印A及びB方向に駆動するものであり、ステッピングモータやDCモータ等が用いられる。
【0006】
3002は基準白板で、シェーディング補正を行うための基準信号を得る際に用いられ、温度、湿度などの環境条件や経時変化によって色味が変動しないような材料で構成される。3013は第1の反射笠で、原稿照明ランプ3004の効率を高めるために配置されるもので、主に原稿面と反対側に放射される光束を原稿面に集光させる役割を持つ。3014は第2の反射笠で、第1の反射笠3013と同様に原稿照明ランプ3004の効率を高めると共に、原稿面に対して対象に光束を集め、貼り付け原稿や立体物を原稿とする場合の影の発生を抑えるものである。
【0007】
上記構成において原稿読み取りが行われる際には予め基準白板3002を用いたシェーディング補正が行われる。
【0008】
図10は、白シェーディング補正の動作を説明するための図である。図10において、P1からP2までの区間は、3ラインカラーCCDラインセンサ3011の1ライン分の読み取りエリアである。波形L1は、シェーディング補正前の基準白板3002の読み取り波形を示し、波形L2は、白シェーディング補正後の波形データを示す。波形L1が不均一である特性の原因として、一般的に次の3点が上げられる。
【0009】
▲1▼3ラインカラーCCDラインセンサ3011を構成する複数のフォトダイオード個々の感度バラツキ
▲2▼原稿照明ランプ3004の配光
▲3▼光学レンズ3010の端部光量劣化
白シェーディング補正は、基準白板3002を読み取った波形データである波形L1を波形L2のようにフラットになる様に画素単位で補正を行うものである。
【0010】
図11は、第1の従来の画像読み取り装置における白シェーディング補正回路のブロック図である。
【0011】
3301は7500ワード×16bitサイズのシェーディングメモリである。シェーディングメモリ3301は白シェーディング補正を行うために必要な次の動作に用いられる。
【0012】
▲1▼複数ラインの加算処理を行うライン加算
▲2▼ライン加算されたデータから画素単位の平均化を行う平均処理
▲3▼補正係数を算出するCD演算処理
▲4▼求められた補正係数の保管
3302はセレクタで、シェーディングメモリ3301に書き込むデータを選択するものである。3303は白シェーディングターゲット値Kdatを保管するシェーディングターゲット保管レジスタである。3304はCD演算を行うための除算回路であり、その動作については後述する。3305はライン加算を行う加算回路で、入力画像信号VI(n)と、入力画像信号VI(n)に同期して読み出されたシェーディングメモリ3301の読み出しデータとが入力され、その加算結果を出力するものである。3306は平均回路で、ビットシフトによる平均処理のみを行うため、平均ライン数は2nに限定される。3307は白シェーディング(shading)補正回路で、入力画像信号VI(n)とシェーディングメモリ3301から読み出される補正値CD(n)との乗算処理を画素単位で行うものであり、その結果はVO(n)として出力される。
【0013】
かかる構成において、白シェーディング補正は次の様に行われる。
【0014】
先ず原稿照明ランプ3004を点灯させ、基準白板3002の読み取り画像データを64ライン分加算してシェーディングメモリ3301に取り込む。この際セレクタ3302は加算回路3305の出力を選択するように制御される。
【0015】
次に、セレクタ3302は平均回路3306の出力を選択するように制御される。平均回路3306は、シェーディングメモリ3301の出力を6bitシフトすることで64ライン分の平均処理を行う。次に、セレクタ3302は除算回路3304の出力を選択するように制御される。除算回路3304は、シェーディングメモリ3301の出力と、シェーディングターゲット保管レジスタ3303に設定されたKdatとを用いて、下記数式1による処理を行い出力する。
【0016】
【数1】
O(n)=Kdat/M(n)
ここで、M(n)はシェーディングメモリ3301の出力、O(n)は演算結果、nは画素番号を示す。なお、上記演算処理をCD演算と称する。以上の処理で白シェーディング補正係数CD(n)がシェーディングメモリ3301に保管される。
【0017】
原稿読み取りを行う際、入力画像信号VI(n)とシェーディングメモリ3301から読み出される白シェーディング補正係数CD(n)は同期がとられ、白シェーディング補正回路3307に入力されて乗算されることで、図10に示す波形L2のようにフラットな特性を得ることが出来る。
【0018】
以上説明した白シェーディング補正は、3ラインカラーCCDラインセンサ3011から出力されるRGB各信号についてそれぞれ独立に行われる。
【0019】
次に、第1の従来の画像読み取り装置において基準白板3002に付着したゴミ等を検知する手法について説明する。
【0020】
図12は、基準白板3002を示す図である。同図中、αで示される部分がシェーディングサンプリングが行われるシェーディングサンプリングポイントであり、3201が同ポイントに付着したゴミ、キズ又は汚れである。基準白板3002に対して、ゴミ、キズ又は汚れの検知(以下、「ゴミ検知」と称する)は次の様に行われる。
【0021】
まず、ミラー台3008を移動させながら基準白板3002の領域βを読み取る。そして、読み取られた画像データからシェーディング係数が算出され、それがシェーディングメモリ3301に保管される。移動しながら読み取ることで、領域βにおけるシェーディング係数はゴミ無しの場合のシェーディング係数と仮定される。
【0022】
次に、シェーディングメモリ3301に保管されているゴミ無しの場合のシェーディング係数を、図示しないCPUが読み取り、ソフト処理用の不図示のワークメモリに保管する。次に、サンプリングポイントαでシェーディングサンプリングを行い、加算、平均処理後の画像データをシェーディングメモリ3301に保管する。CPUがシェーディングメモリ3301に保管されたサンプリングポイントαの画像データを読み出し、先に読み出したシェーディング係数との乗算処理を行いソフト的に白シェーディングを実行し、その結果を上記ワークメモリに保管する。
【0023】
図13は、シェーディング結果の波形を示す図である。波形L3は領域βの読み取り波形、波形L4はCPUで行われたサンプリングポイントαのシェーディング補正結果、G1はゴミ3201に対応する部分である。補正後のデータにおいて、隣接画素間の差分検出が行われ、差分値が所定値以上あった部分がゴミと判定される。図13においては、G1部分がゴミと判定される。
【0024】
図14は、第2の従来の画像読み取り装置における白シェーディング補正回路のブロック図である。第2の従来の画像読み取り装置は、第1の従来の画像読み取り装置における白シェーディング補正回路(図11)に代えて図14に示す白シェーディング補正回路を備えて構成される。なお、図14において、図11に示す白シェーディング補正回路と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0025】
図14において、3701はシェーディングメモリ3301への入力を選択するセレクタである。3702はシェーディング補正後の画像データをシェーディングメモリ3301に置き換えるためのreplace回路である。3703はゴミ判定回路であり、replace回路3702の出力と、上限判定レベル保管レジスタ3704に保管される上限判定レベルUP、または下限判定レベル保管レジスタ3705に保管される下限判定レベルDOWNとの比較を行う。ゴミ判定回路3703はreplace回路3702の出力が上限判定レベルUPよりも大きい場合と、下限判定レベルDOWNよりも小さい場合に図示しない所定レジスタにゴミ判定フラグ“1”を立てるように作用する。ゴミ判定回路3703はreplace回路3702の動作に連動して動作する。
【0026】
図15は、第2の従来の画像読み取り装置において図14に示す白シェーディング補正回路を用いたゴミ検知動作を示す波形である。波形L5、L6はそれぞれ図13に示す波形L3、L4に対応し、G2はG1に対応する。ゴミ3201に対応するG2部分において、波形L6が下限判定レベルDOWNよりも小さくなるため、ゴミ判定フラグが“1”となり、ゴミ有りと判定される。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1、第2の従来の画像読み取り装置におけるゴミ検知方法には次のような問題があった。
【0028】
まず、▲1▼第1の従来の画像読み取り装置における白シェーディング補正回路においては、ソフトシェーディングに必要な時間が長く、装置の起動時にゴミ検知動作を行った場合には起動時間が遅くなる。また、▲2▼ソフトシェーディングに必要な時間が長く、ページ毎に検知動作を行った場合には読み取り生産性が極端に劣化する。
【0029】
さらに、▲3▼第2の従来の画像読み取り装置における白シェーディング補正回路においては、1ラインイメージデータ内のランダムノイズ成分によってゴミ検知精度が劣化する。
【0030】
図16は、第2の従来の画像読み取り装置においてreplace回路3702によってシェーディングメモリ3301に置き換えられたシェーディング補正後の画像データの一部を示す図であり、上記▲3▼の現象を図式化したものである。同図において、シェーディングのターゲットレベルの上下に上限判定レベルUP、下限判定レベルDOWNが示されている。領域γはゴミが存在する部分を示し、画像データが下限判定レベルDOWNよりも小さいことからゴミ有りと判断される。また、G3で示される画像データ部分はランダムノイズ成分によって下限判定レベルDOWNを下回ったものであり、ゴミ判定回路3703においてこの部分もゴミと判定されてしまう。
【0031】
一方、ランダムノイズ成分の影響を受けないようにするために、判定レベルを大きく設定することが考えられるが、そのようにした場合には、影響の大きなゴミでなければ検知することが出来なくなり、判定精度が劣化してしまう。
【0032】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、迅速なシェーディング補正を確保しつつゴミ、キズ又は汚れ等の検知精度を向上させることができる画像読み取り装置及び該装置の制御プログラム、並びに記憶媒体を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1の画像読み取り装置は、基準部材の読み取り画像データに基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、前記シェーディング補正手段によりシェーディング補正された後の画像データのランダムノイズを抑制するランダムノイズ抑制手段と、前記ランダムノイズ抑制手段によりランダムノイズが抑制された画像データに基づいて前記基準部材のゴミ、キズ又は汚れの検知を行うゴミ検知手段とを有することを特徴とする。
【0034】
上記目的を達成するために本発明の請求項4の画像読み取り装置は、基準部材の読み取り画像データのランダムノイズを抑制するランダムノイズ抑制手段と、前記ランダムノイズ抑制手段によりランダムノイズが抑制された画像データに基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、前記シェーディング補正手段によりシェーディング補正された画像データに基づいて前記基準部材のゴミ、キズ又は汚れの検知を行うゴミ検知手段とを有することを特徴とする。
【0035】
上記目的を達成するために本発明の請求項8の画像読み取り装置の制御プログラムは、画像読み取り装置の制御プログラムであって、基準部材の読み取り画像データに基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正ステップと、前記シェーディング補正ステップによりシェーディング補正された後の画像データのランダムノイズを抑制するランダムノイズ抑制ステップと、前記ランダムノイズ抑制ステップによりランダムノイズが抑制された画像データに基づいて前記基準部材のゴミ、キズ又は汚れの検知を行うゴミ検知ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0036】
上記目的を達成するために本発明の請求項9の画像読み取り装置の制御プログラムは、画像読み取り装置の制御プログラムであって、基準部材の読み取り画像データのランダムノイズを抑制するランダムノイズ抑制ステップと、前記ランダムノイズ抑制ステップによりランダムノイズが抑制された画像データに基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正ステップと、前記シェーディング補正ステップによりシェーディング補正された画像データに基づいて前記基準部材のゴミ、キズ又は汚れの検知を行うゴミ検知ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0038】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を説明する。本実施の形態に係る画像読み取り装置の基本構成は、従来の画像読み取り装置と同様であり、図9に示す通りである。なお、以降の説明において、従来の画像読み取り装置と同一の構成要素には同一番号を付し、その説明を適宜省略する。
【0039】
図1は、本実施の形態におけるシェーディング補正回路のブロック図である。
【0040】
図1において、101は画素毎の減算処理を行う黒シェーディング(shading)補正回路である。黒シェーディング補正回路101は入力画像データVI(n)から各画素毎に後述する黒補正データBK(n)を減算するもので、下記数式2による演算を実行するものである。
【0041】
【数2】
VIB(n)=VI(n)−BK(n)
102は、7500×8ビットサイズの黒補正データ保管メモリであり、入力画像データVI(n)に同期した黒補正データBK(n)を黒シェーディング補正回路101に出力する。本例においては、入力画像データVI(n)は10bitであり、黒レベルは1/4以下のレベルであるため、黒補正データ保管メモリ102には下位8bit分のデータが保管される。
【0042】
白シェーディング(shading)補正回路3307は、従来の画像読み取り装置の場合と同様に構成されるが、本実施の形態では、黒シェーディング補正回路101からのVIB(n)と後述する白シェーディング補正係数CD(n)との乗算処理を画素単位で行い、その結果はVO(n)として出力される。
【0043】
103は7500×10ビットサイズの白シェーディング補正係数保管メモリであり、白シェーディング補正係数CD(n)を画素毎に同期をとって白シェーディング補正回路3307に出力する。白シェーディング補正演算は10bit精度で行われるため、白シェーディング補正係数保管メモリ103も10bit構成となっている。
【0044】
104は7500×16ビットサイズのサンプリングメモリで、白シェーディング補正回路3307の後段に接続され、各種演算を行う際に用いられる。サンプリングメモリ104は16bitサイズで構成されるため、10bitの画像データであれば64ライン分の加算処理を行うことが出来る。また、黒レベルのような小さなレベル、すなわち8bitに収まるレベルであれば256ライン分の加算処理を行うことが出来る。
【0045】
ラインLBは、サンプリングメモリ104から黒補正データ保管メモリ102、あるいは白シェーディング補正係数保管メモリ103へのデータ転送ラインである。このラインLBで転送されるデータには、各メモリを同期して制御するためのアドレスと、サンプリングメモリ104から読み出され黒補正データ保管メモリ102あるいは白シェーディング補正係数メモリ103に書き込まれるデータと、読み出し、書き込み制御信号とが含まれる。
【0046】
ラインLAは、サンプリングメモリ104を用いて行われる演算ブロック(後述する3303〜3306)とのデータラインを示し、このラインLAで転送されるデータには、サンプリングメモリ104への書き込み、読み出しデータと、メモリアドレスの書き込み、読み出し制御信号とが含まれる。
【0047】
3303〜3306の演算ブロックは従来の画像読み取り装置と同様である。すなわち、シェーディングターゲット保管レジスタ3303は、白シェーディングターゲット値Kdatを保管する。除算回路3304はCD演算を行い、加算回路3305はライン加算を行い、平均回路3306はビットシフトによる平均処理を行う。
【0048】
105は、サンプリングメモリ104に保管されたデータのゴミ検知及びゴミ等の座標検出を行うゴミ判定&座標検出回路である。従来の画像読み取り装置と同様に、上限判定レベル保管レジスタ3704には上限判定レベルUPが保管される。また、下限判定レベル保管レジスタ3705には下限判定レベルDOWNが保管される。108はゴミ判定&座標検出回路105で検出されたゴミの座標を保管する座標保管レジスタである。109は二値化回路で、サンプリングメモリ104の読み出しデータの二値化を行う。二値化回路109は、画像データが上限判定レベルUPよりも大きい場合、または下限判定レベルDOWNよりも小さい場合に“1”を出力し、それ以外には“0”を出力するように作用する。
【0049】
次に、ゴミ判定の動作について図2を用いて説明する。図2は、サンプリングメモリ104に保管されている白シェーディング補正後の画像データをプロットした波形を示す図である。同図において、座標(メモリアドレス)500から7100までの領域がゴミ検知及び座標検出を行う領域に設定されている。また、同図において、画像データの上下に、上限判定レベル設定レジスタ3704に設定されている上限判定レベルUP、下限判定レベル設定レジスタ3705に設定されている下限判定レベルDOWNが示されている。
【0050】
同図に例示した画像データでは、座標1500に上限判定レベルUPを超えるデータが3画素と、座標6210に下限判定レベルDOWNを下回るデータが8画素あるものとする。従って、ゴミ判定&座標検出回路105は、座標1500〜1502の3画素分と座標6210〜6217の7画素分の計11画素分の座標データを座標保管レジスタ108に保管する。なお、本例ではB信号にゴミの影響がある場合を例示しており、図2を用いて説明した内容はB信号にのみ発生しているものとする。
【0051】
二値化回路109の出力信号は、ゴミ領域信号GMKで、図2の例では、座標1500〜1502の3画素分と、座標6210〜6217の8画素分が“1”となる。
【0052】
本実施の形態では、基準白板3002を用いたゴミ検知については、動作的には従来の画像読み取り装置と同様であるが、特に、シェーディング補正後の画像データのランダムノイズを抑制してからゴミ検知を行う点が、第2の従来の画像読み取り装置と異なる。
【0053】
図3は、基準白板3002のサンプリングポイントαを64ライン分読み取り、平均処理した後のサンプリングメモリ104の保管データを示す図である。平均処理したことで、図16に示す第2の従来の画像読み取り装置の場合に比し、シェーディングターゲットレベル上下に配置された上限判定レベルUP、下限判定レベルDOWNに対してランダムノイズ成分が十分に抑制されていることが分かる。従って、平均処理によりランダムノイズ成分が抑制された後の画像データから特異点検出、すなわちゴミ検知を行うことで、図16に示すG3部分がゴミ有りと誤判定されることなく、領域γで示されるゴミ部分が確実にゴミ有りと判定される。
【0054】
なお、ゴミ判定処理時間は加算サンプリング期間64ラインと、平均処理時間1ラインとゴミ判定及び座標検出期間1ラインの計66ライン分で処理されるため、1ライン期間が300usと仮定すると19.8msで実行が完了する。従って、ページ間でのゴミ検知が可能となりページ単位で発生するゴミによる画像への影響を防止することも可能となる。
【0055】
本実施の形態によれば、シェーディング補正された後の画像データのランダムノイズを平均処理により抑制し、ランダムノイズが抑制された画像データから基準白板3002のゴミ、キズ又は汚れの検知を行う特異点検出を行うようにしたので、ランダムノイズ成分による誤検知を防止すると共に、特異点検出レベルを向上させることができる。しかも、シェーディング補正に時間が掛かりすぎることがない。よって、迅速なシェーディング補正を確保しつつゴミ、キズ又は汚れ等の検知精度を向上させることができる。
【0056】
また、読み取り画像データより大きいビット幅を有するサンプリングメモリ104と、加算回路3305と平均回路3306とでランダムノイズを抑制する機構を構成したので、特異点検出時間が大幅に短縮され、起動時間の短縮、ページ毎の特異点検出が可能になる。
【0057】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態に係る画像読み取り装置の基本構成は、第1の実施の形態と同様であり、図9に示す通りである。なお、以降の説明において、第1の実施の形態の画像読み取り装置と同一の構成要素には同一番号を付し、その説明を適宜省略する。
【0058】
図4は、本実施の形態に係る画像読み取り装置の機能構成を示すブロック図である。同図において、11、12、13は、読み取られたカラー画像データである入力画像データRin、Gin、Binそれぞれの1ライン遅延処理を行うFIFOメモリである。FIFOメモリ11、12、13で遅延された信号は、入力画像データRin、Gin、Binに同期して読み出され、入力画像データRin、Gin、Binと共にそれぞれ線形補間回路14、15、16に入力される。各線形補間回路14、15、16は、in1、2端子及びout端子を備える。
【0059】
線形補間回路14は、in1端子から入力されるRin信号と、Rin信号が1ライン遅延されてin2端子から入力される遅延Rin信号間について下記数式3による演算を行い、演算結果をout端子から出力する。
【0060】
【数3】
out=(in1×KF)+(in2×(1−KF))
ここで、KFは補間係数であり、補間係数KFに“1”を設定することによって、out端子からはin1端子に入力された信号がスルーで出力される。線形補間回路15、16も同様の処理を行う。
【0061】
17、18、19はシェーディング(shading)部であり、図14に示す第2の従来の画像読み取り装置における白シェーディング補正回路ブロックと同様に構成されて同様の機能を果たし、その詳細説明は省略する。シェーディング部17、18、19には線形補間回路14、15、16の出力がそれぞれ入力され、シェーディング補正後の出力Rout、Gout、Bout信号がそれぞれ出力される。110は頻度判定部で、特異点の発生頻度を判定するブロックである。シェーディング部17、18、19の出力は頻度判定部110にも入力される。
【0062】
図5は、頻度判定部110の詳細構成を示すブロック図である。同図において、201は入力信号を選択する入力選択セレクタで、入力されるR、G、B信号から一つを選択するものである。203は二値化レベルGMTHを保管するレジスタである。202は二値化回路で、レジスタ203に保管された二値化レベルGMTHを基準に二値化処理を行い、二値化レベルGMTHよりも入力データが小さい場合に“1”を出力するように動作するものである。
【0063】
204は加算器で、二値化回路202の出力と後述するメモリ205からの出力を加算してメモリ205に出力するものである。加算器204は8ビットデータを処理するもので、二値化回路202からin2端子に入力される二値データは最下位ビットに割り当てられ、残りのビットは“0”に固定されている。205は7500×8ビットサイズのメモリで、加算器204の出力が保管される。メモリ205の保管データは読み出されて加算器204及び判定部206に出力される。207は頻度判定レベルGMKTHを保管するレジスタである。206は判定部で、レジスタ207に保管された頻度判定レベルGMKTHよりもメモリ205の読み出しデータが大きい場合に判定結果“1”を出力するように動作する。
【0064】
頻度判定部110は、255ライン分の処理を1回の動作とし、メモリ205には、255ライン分の二値化回路202の判定結果が各画素毎に保管される。ゴミやキズ等によって発生する特異点は安定して発生するため、頻度判定レベルGMKTHを適切に設定することによって画像データのランダムノイズによるゴミ判定ミスを削減することが出来る。
【0065】
次に、本実施の形態におけるゴミ検知動作を説明する。ゴミ検知時には、線形補間部14、15、16では補間係数KFに“0.5”が設定される。
【0066】
図6は、補間係数KF=0.5という設定における線形補間部14の入出力波形を示す図である。同図(a)は線形補間部14のin1端子に入力されるRin信号の波形を示す。同図(b)はFIFOメモリ11で1ライン分遅延され線形補間部14のin2端子に入力される遅延Rin信号の波形、すなわち同図(a)に示す信号の1ライン前の信号波形を示す。同図(c)は線形補間回路14の出力波形であり、上記数式3の演算処理を行った結果を示す。各図において、領域γで示される部分が、ゴミが存在する部分である。
【0067】
同図(c)に示すように、線形補間処理を行うことで、ランダムノイズ成分が抑制されていることが分かる。なお、線形補間部15、16でも同様の処理が行われる。なお、上記補間処理は、ゴミ検知が実行される場合にのみ動作するように構成される。
【0068】
線形補間部14でランダムノイズが抑制された信号はシェーディング部17に入力される。そして、シェーディング部17で、図14で説明したのと同様に、シェーディング及びゴミ検知がなされる。
【0069】
図7は、シェーディング部17でreplace動作後にシェーディングメモリ3301に保管される画像データとゴミ判定レベルとの関係を示す図である。同図に示すように、上限判定レベルUP、下限判定レベルDOWNに対してランダムノイズ成分による誤判定なく、領域γにおいて正しく特異点検出(ゴミ検知)がされていることが分かる。
【0070】
本実施の形態では、頻度判定部110でも特異点検出処理を行うことができる。レジスタ203には、二値化レベルGMTHとして下限判定レベルDOWNと同じ値が設定され、メモリ205には255ライン分の特異点発生頻度が保管される。
【0071】
図8は、メモリ205の保管データを頻度グラフとして表した図である。領域γでは、255ラインすべてにおいて特異点が検出されていることが分かる。それ以外の領域でも頻度は小さいながらも特異点が検出されている画素があり、これらは画像データのランダムノイズ成分によるものである。
【0072】
頻度判定部110のレジスタ207には、頻度判定レベルGMKTHとして例えば“128”が設定される。メモリ205の保管データに関しては、頻度判定部110は、判定部206において発生頻度が128回を超える部分があるとして判定結果“1”を出力する。これによってもゴミ検知ができる。
【0073】
1ライン分の所用時間を約300μsと仮定すると、ゴミ検知に要する時間は、シェーディング部17のreplace動作で1ライン分、頻度判定部110においては255ライン分なので、それぞれ300μs、76.5msとなる。本実施の形態では、2つの独立したゴミ検知機構を有し、どちらを選択するか、あるいは両者を複合的に利用するかは、システムに応じて適宜選択可能である。
【0074】
本実施の形態によれば、シェーディング補正前の画像データのランダムノイズを線形補間処理により抑制し、ランダムノイズが抑制されシェーディング補正がされた画像データから基準白板3002のゴミ、キズ又は汚れの検知を行う特異点検出を行うようにしたので、迅速なシェーディング補正を確保しつつゴミ、キズ又は汚れ等の検知精度を向上させることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0075】
また、読み取り画像データを1ライン分遅延させるFIFOメモリと、読み取り画像データと遅延された画像データとに対して補間処理を行う線形補間回路とでランダムノイズを抑制する機構を構成したので、特異点検出時間の短縮に関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0076】
さらに、特異点検出時のみに補間処理を動作させることで、通常の画像読み取りに影響を与えることなく特異点検知精度を向上させることができる。
【0077】
なお、第1、第2の実施の形態において、画像データのランダムノイズを抑制することができれば、他の手段を用いてもよい。
【0078】
また、本発明の目的は、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0079】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0080】
又、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0081】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0082】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、迅速なシェーディング補正を確保しつつゴミ、キズ又は汚れ等の検知精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるシェーディング補正回路のブロック図である。
【図2】サンプリングメモリに保管されている白シェーディング補正後の画像データをプロットした波形を示す図である。
【図3】基準白板のサンプリングポイントを64ライン分読み取り、平均処理した後のサンプリングメモリの保管データを示す図である。
【図4】第2の実施の形態に係る画像読み取り装置の機能構成を示すブロック図である。
【図5】頻度判定部の詳細構成を示すブロック図である。
【図6】補間係数KF=0.5という設定における線形補間部の入出力波形を示す図である。
【図7】シェーディング部でreplace動作後にシェーディングメモリに保管される画像データとゴミ判定レベルとの関係を示す図である。
【図8】メモリの保管データを頻度グラフとして表した図である。
【図9】第1の従来の画像読み取り装置であるカラー画像読み取り装置の構成を示す図である。
【図10】白シェーディング補正の動作を説明するための図である。
【図11】第1の従来の画像読み取り装置における白シェーディング補正回路のブロック図である。
【図12】基準白板を示す図である。
【図13】シェーディング結果の波形を示す図である。
【図14】第2の従来の画像読み取り装置における白シェーディング補正回路のブロック図である。
【図15】第2の従来の画像読み取り装置において図14に示す白シェーディング補正回路を用いたゴミ検知動作を示す波形である。
【図16】第2の従来の画像読み取り装置においてreplace回路によってシェーディングメモリに置き換えられたシェーディング補正後の画像データの一部を示す図である。
【符号の説明】
11、12、13 FIFOメモリ(ランダムノイズ抑制手段の一部、遅延手段)
14、15、16 線形補間回路(ランダムノイズ抑制手段の一部、補間手段)
17、18、19 シェーディング部(シェーディング補正手段、ゴミ検知手段)
104 サンプリングメモリ(ランダムノイズ抑制手段の一部、メモリ)
105 ゴミ判定&座標検出回路(ゴミ検知手段)
110 頻度判定部
206 判定部(ゴミ検知手段)
3002 基準白板(基準部材)
3305 加算回路(ランダムノイズ抑制手段の一部、加算手段)
3306 平均回路(ランダムノイズ抑制手段の一部、平均化手段)
3307 白シェーディング補正回路(シェーディング補正手段)
Claims (9)
- 基準部材の読み取り画像データに基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、
前記シェーディング補正手段によりシェーディング補正された後の画像データのランダムノイズを抑制するランダムノイズ抑制手段と、
前記ランダムノイズ抑制手段によりランダムノイズが抑制された画像データに基づいて前記基準部材のゴミ、キズ又は汚れの検知を行うゴミ検知手段とを有することを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記ランダムノイズ抑制手段は、前記シェーディング補正手段によりシェーディング補正された後の画像データを平均化することで前記ランダムノイズを抑制することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 前記ランダムノイズ抑制手段は、少なくとも前記読み取り画像データより大きいビット幅を有するメモリと、前記読み取り画像データと前記メモリに記憶された画像データとを加算したものを前記メモリに再記憶させる加算手段と、前記メモリに記憶された画像データを平均化して前記メモリに再記憶させる平均化手段とを有することを特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。
- 基準部材の読み取り画像データのランダムノイズを抑制するランダムノイズ抑制手段と、
前記ランダムノイズ抑制手段によりランダムノイズが抑制された画像データに基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、
前記シェーディング補正手段によりシェーディング補正された画像データに基づいて前記基準部材のゴミ、キズ又は汚れの検知を行うゴミ検知手段とを有することを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記ランダムノイズ抑制手段は、前記読み取り画像データに対して補間処理を行うことで前記ランダムノイズを抑制することを特徴とする請求項4記載の画像読み取り装置。
- 前記ランダムノイズ抑制手段は、前記読み取り画像データを遅延させる遅延手段と、前記読み取り画像データ及び前記遅延手段により遅延された画像データに対して補間処理を行う補間手段とを有することを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。
- 前記ランダムノイズ抑制手段は、前記ゴミ検知手段によりゴミ、キズ又は汚れの検知が行われる場合にのみ動作することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
- 画像読み取り装置の制御プログラムであって、
基準部材の読み取り画像データに基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正ステップと、
前記シェーディング補正ステップによりシェーディング補正された後の画像データのランダムノイズを抑制するランダムノイズ抑制ステップと、
前記ランダムノイズ抑制ステップによりランダムノイズが抑制された画像データに基づいて前記基準部材のゴミ、キズ又は汚れの検知を行うゴミ検知ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする画像読み取り装置の制御プログラム。 - 画像読み取り装置の制御プログラムであって、
基準部材の読み取り画像データのランダムノイズを抑制するランダムノイズ抑制ステップと、
前記ランダムノイズ抑制ステップによりランダムノイズが抑制された画像データに基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正ステップと、
前記シェーディング補正ステップによりシェーディング補正された画像データに基づいて前記基準部材のゴミ、キズ又は汚れの検知を行うゴミ検知ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする画像読み取り装置の制御プログラム。
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