JP2003037718A - 画像読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読み取り装置及び画像形成装置

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JP2003037718A
JP2003037718A JP2001221815A JP2001221815A JP2003037718A JP 2003037718 A JP2003037718 A JP 2003037718A JP 2001221815 A JP2001221815 A JP 2001221815A JP 2001221815 A JP2001221815 A JP 2001221815A JP 2003037718 A JP2003037718 A JP 2003037718A
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Yoshihisa Soeda
良久 添田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるリファレンス電圧をリアルタイムに可
変させるA/D変換器を不可欠とした従来回路に伴う回
路部品のばらつきやノイズをなくし、コストの低減を図
ることができ、簡単な回路構成により基準白板の濃度変
動に対する調整を可能とする画像読み取り装置を提供す
る。 【解決手段】 ユーザ操作の指示により、CPU212
はシェーディングデータ検出部211で獲得した同一条
件で読み取った基準原稿と基準白板の濃度データから濃
度比を基準白板の濃度調整データとして算出し、不揮発
メモリ213に保存する。調整時、濃度調整データを基
準白板濃度調整部214に設定し、濃度調整データによ
りシェーディングデータを生成する前の基準白板の読み
取りデータに対して調整を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCDラインイメ
ージセンサにより画像を読み取り、得た画像信号にA/
D変換・補正を施し、利用機器(デジタル複写機、ファ
クシミリ等の画像形成装置)にデジタル画像データを出
力する画像読み取り装置に関し、より詳細には、画像デ
ータの補正に用いるシェーディングデータを生成するた
めの基準白板の濃度変動(各白板間の濃度ばらつきや経
時変化)に対する調整を可能とし、画像データ出力の一
定化を図るようにした前記画像読み取り装置及び該画像
読み取り装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在普及しているデジタル複写機におい
ては、光源により露光された原稿画像に対しCCDライ
ンイメージセンサを主走査ラインと直交する方向に副走
査させ、原稿面を読み取り、読み取った原稿の画像信号
をアナログ処理した後、A/D変換し、変換したデジタ
ルデータに対し各種の補正処理が施される。補正処理の
一つに、シェーディング補正といわれる処理があり、こ
れは、CCDラインイメージセンサの各画素毎の感度む
らや、CCDへの結像レンズに於ける透過光量のばらつ
き、照明・光学系のむら及び劣化などを原因として、各
画素に対応する受光素子からの出力に生じる不均一を無
くし、出力の一定化を図る処理である。シェーディング
補正は、読み取るべき原稿の載置部近傍に配置された基
準白板(図1の101、参照)を実際の原稿読取処理に
先だって照明し、その反射光を読み取り、各画素のシェ
ーデイング補正用の白レベル基準データとして、そのデ
ータを取得する。その後、取得した補正用データにより
読み取った原稿読取データに対し補正演算処理をして、
シェーディング補正を行う。シェーディング補正を正確
に行うためには、基準白板の濃度が標準の原稿読取濃度
範囲に対して正規化されていなければならない。各装置
に装備される基準白板間に元々存在する濃度ばらつきや
経時変化により白板濃度に変動が生じ、基準白板の濃度
のばらつきが大きい場合には、その影響でシェーディン
グ後の画像データの濃度もばらついてしまう。
【0003】このような基準白板の濃度のばらつきによ
る不具合を解決するために、従来は、画像データをA/
D変換するADコンバータの基準リファレンス電圧を基
準白板領域と原稿読取領域とで可変することによって、
基準白板の濃度のばらつきを正規化、即ち、ばらつきが
あってもA/D変換後の出力を一定化(標準の原稿読取
濃度範囲への調整)するようにしている。図7は、かか
る従来の基準白板の濃度のばらつきの調整方式を採用し
た回路例を示す。図7に示すように、1次元ライン状の
CCD201により読み取られたアナログ画像信号は、
波形整形、サンプルホールド、増幅等の信号処理回路2
02による信号処理を経て、A/D変換器203により
デジタルデータに変換されてシェーデイング補正回路2
07に入力される。このとき、A/D変換器203に
は、基準白板読取時と原稿読取時で異なる基準リファレ
ンス電圧Ref1204、Ref2205を用いるようにしてい
る。つまり、Ref1で基準原稿(読み取り濃度限界を規定
する標準体で、各基準白板のばらつきを調整、正規化す
るための基準となる)を読み取った時の出力と、濃度ば
らつきのある基準白板を読み取った時の出力が等しくな
るように基準リファレンス電圧を調整し(調整手段は、
図示せず)、その値Ref2を原稿読取時の基準リファレン
ス電圧に用いる。従って、このような従来方式によれ
ば、基準白板読取時と原稿読取時で異なる基準リファレ
ンス電圧Ref1,Ref2を用意し、それをA/D変換器20
3にそれぞれの読み取り時にリアルタイムで可変設定す
るためのセレクタ206が不可欠となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来方式によると、基準白板読取時と原稿読取時で
異なるA/D変換器の基準リファレンス電圧と、それら
をリアルタイムに可変させる手段を有することが不可欠
となり、回路構成が複雑になり、部品のばらつきやノイ
ズの問題も起き、高精度の調整を実現しようとすると高
価な部品を必要とする等、高コストにつながるという問
題も生じることになる。本発明は、CCDラインイメー
ジセンサにより画像を読み取り、得た画像信号にA/D
変換、シェーディング補正等の補正を施し、利用機器に
デジタル画像データを出力する画像読み取り装置におけ
るシェーディング等の補正に用いるデータを生成するた
めの基準白板の濃度変動(各白板間の濃度ばらつきや経
時変化)に対する調整を可能とし、画像データ出力の一
定化を図るようにした前記画像読み取り装置における従
来技術の上記した問題点に鑑みてなされたもので、その
目的は、A/D変換器に異なる基準リファレンス電圧を
用い、かつそれらをリアルタイムに可変させる手段を不
可欠とした従来方式の回路が伴う回路部品のばらつきや
ノイズをなくし、コストの低減を図ることができ、簡単
な回路構成で実施し得る方式により基準白板の濃度変動
に対する調整を可能とする画像読み取り装置(イメージ
スキャナ等)及び該画像読み取り装置を備えた画像形成
装置(複写機、ファクシミリ等)を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イメ
ージセンサと、イメージセンサにより読み取られた画像
信号を設定されたリファレンス電圧によりデジタル変換
するA/D変換器と、読み取り画像の補正手段と、読み
取り画像の補正に用いるデータを生成するための基準白
板とを有する画像読み取り装置であり、読み取り濃度限
界を規定する標準体を用意し、該標準体及び前記基準白
板を同一条件で前記イメージセンサにより読み取り、得
た濃度値の比を濃度調整データとして検出する手段と、
検出した濃度調整データに基づいて前記読み取り画像の
補正手段において調整処理を行う手段を備えたことを特
徴とする画像読み取り装置である。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載された
画像読み取り装置において、前記濃度調整データを保存
する不揮発性記憶手段を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
された画像読み取り装置において、前記読み取り画像の
補正手段が、シェーディング補正を行い、シェーディン
グ演算実行時に一連の処理の一部として、前記濃度調整
データによってシェーディングデータに調整を施す手段
であることを特徴とするものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1又は2に記載
された画像読み取り装置において、前記読み取り画像の
補正手段が、シェーディング補正を行い、シェーディン
グ演算実行時に一連の処理の一部として、前記濃度調整
データによってシェーディング補正前或いはシェーディ
ング補正後の画像データに調整を施す手段であることを
特徴とするものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項3又は4に記載
された画像読み取り装置において、前記濃度調整データ
による調整手段が乗除算回路であることを特徴とするも
のである。
【0010】請求項6の発明は、請求項3又は4に記載
された画像読み取り装置において、前記濃度調整データ
による調整手段が加減算回路であることを特徴とするも
のである。
【0011】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかに記載された画像読み取り装置において、ユーザー
インターフェース部を有し、ユーザーインターフェース
部の操作によって前記濃度調整データを検出するモード
を実行可能とする手段を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0012】請求項8の発明は、請求項1乃至7のいず
れかに記載された画像読み取り装置において、検出した
濃度調整データが規定値以上のときに、基準白板の異常
を判定する手段を備えたことを特徴とするものである。
【0013】請求項9の発明は、請求項8に記載された
画像読み取り装置において、前記基準白板の異常を判定
する手段の判定結果をユーザーインターフェース部に表
示する手段を備えたことを特徴とするものである。
【0014】請求項10の発明は、請求項1乃至9のい
ずれかに記載された画像読み取り装置において、ユーザ
ーインターフェース部を有し、ユーザーインターフェー
ス部の操作によって、濃度調整データを可変に設定する
手段を備えたことを特徴とするものである。
【0015】請求項11の発明は、請求項1乃至10の
いずれかに記載された画像読み取り装置から出力される
画像データに基づいて画像を形成する手段を備えたこと
を特徴とする画像形成装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を添付する図面とともに示
す以下の実施例に基づき説明する。本発明の画像読み取
り装置に係わる実施例を示す。図1は、この実施例の画
像読み取り装置全体の概略構成を示すものである。図1
を参照して、装置構成とその動作の概要を説明すると、
この装置は、原稿(図示せず)が載置されるコンタクト
ガラス105と、コンタクトガラス105を挟んで原稿
面と対向して、原稿照明用のランプ102と原稿からの
光を直角に偏向する第1ミラーを載せた第1キャリッジ
103と、前記第1ミラーからの反射光路を折り返す第
2・第3ミラーを載せた第2キャリッジ104を備え
る。さらに第2・第3ミラーからの光路上に、レンズユ
ニット106と、レンズユニットを介して伝達・結像さ
れる原稿画像を光電変換するCCDラインイメージセン
サを搭載したSBU(センサ ボード ユニット)107
を設置する。CCDセンサは、結像された画像をライン
センサ画素によりライン方向に主走査(図1の面に垂直
な方向)しながら画像信号に変換する。さらに、第1・
第2キャリッジ103,104をスキャナモータ108
により副走査方向(図1の右方向)に、一定の結像条件
を保って移動操作して、原稿全面を読み取る。また、こ
の装置は、原稿以外に、シェーディング補正等のための
データの生成を行うために用いる基準白板101の読み
取りを行う。基準白板101は、上記した走査読み取り
系に対して、原稿面と同等な読み取りができるような位
置に設置する。原稿及び基準白板101の読み取り時の
各キャリッジ103,104の動作は、スキャナH.P.
(ホームポジション)センサ109の検知信号を基準
に、スキャンモータ108の駆動を図示しない制御部に
より制御することにより行う。CCDラインイメージセ
ンサにおいて読み取られた画像信号は、CCDを搭載し
たSBU107を含む、後続する画像信号処理部に入力
される。画像信号処理部では、入力された画像信号をア
ナログ処理、A/D変換、変換したデジタル信号に対す
る処理の各処理を行う過程で、補正・調整等の処理を施
し、処理後の画像データを利用装置、例えば画像形成装
置であれば、像担持体(感光体)への光書き込み手段に
作像信号として、出力する。
【0017】次に、上記した画像読み取り装置の画像信
号処理部において、読み取り画像データに施される補正
・調整処理に関し、その回路構成と動作を説明する。以
下に示す実施例は、シェーディング等の補正に用いるデ
ータを生成するための基準白板の濃度変動に対する調整
手段を改良するものである。即ち、従来では、基準白板
読取時と原稿読取時で異なるA/D変換器の基準リファ
レンス電圧を設定することにより調整する方式により、
異なる基準リファレンス電圧を必要とし、それらをリア
ルタイムに可変させる手段を不可欠とした(図7、参
照)が、これらの要素を排し、簡単な回路構成で基準白
板の濃度変動に対する調整を可能とするものである。こ
のための手段として、基準白板と基準原稿(読み取り濃
度限界を規定する標準体で、各基準白板のばらつきを調
整、正規化するための基準となるもの。以下「基準原
稿」と記す)を同一条件で読み取り、即ち同じ照明条件
でCCDにより検出した信号を同じ基準リファレンス電
圧を設定したA/D変換器によりA/D変換し、その出
力データの比を演算することで、基準白板の濃度調整デ
ータを検出する手段と、検出した濃度調整データに基づ
いて読み取り画像のシェーディング等の補正における調
整処理を行う手段を備える。
【0018】図2は、基準白板の濃度変動に対する調整
を可能にした読み取り画像データの処理に係わる画像信
号処理部の基本構成をブロック図にて示す。この実施例
には、CCDイメージセンサで読み取ったアナログ画像
信号をA/D変換し、変換後のデジタルデータにシェー
ディング補正を施す画像処理部分を例示する。図2に示
すように、1次元ライン状のCCD201により読み取
られたアナログ画像信号は、波形整形、サンプルホール
ド、増幅等の信号処理回路202による信号処理を経
て、A/D変換器203によりデジタルデータに変換さ
れてシェーデイング補正回路207に入力される。この
とき、A/D変換器203には、基準白板読取時と原稿
読取時の区別無く一定の基準リファレンス電圧Refc20
4を用いるようにしている。シェーディング補正回路2
07中には、画像データ入力経路、シェーディング補正
データ入力経路とを選択可能に設けており、シェーディ
ング補正データ入力経路側には平均化回路208とFI
FO209とを設ける。また、シェーディング補正の処
理を行うために、読み取りデータDiとFIFO209の
データ入力により動作するROM210を設ける。シェ
ーディング補正データを取得するための処理を行う基準
白板読み取り時には、シェーディング補正データ入力経
路を選択する。また、本来の原稿画像読み取り時には、
画像データ入力経路側からは読み取りデータDiを、FI
FO209からは画素毎のシェーディング補正データDs
hを、ROM210にデータ入力し、ROM210に予
め格納されているシェーディング補正演算式に基づいて
作成されたルックアップテーブル方式により演算処理
し、Di、Dshに応じたシェーディング補正演算後のデー
タがDoとして生成される。
【0019】図3は、本実施例における基準白板読み取
りと、原稿画像読み取りの画像読み取りのタイミングを
画像の副走査方向と関係付けて表したチャートを示す。
図3に示すように、基準白板を読み取ることができる期
間内にシェーディングゲートが“L”になる期間を設定
し、その期間では、図2のシェーデイング補正回路20
7において、シェーディング補正データ入力経路が選択
される。シェーディングゲートが“L”→“H”にネゲ
ートされた時点で、シェーディング補正データが確定
し、図2のFIFO209に格納される。また、原稿を
読み取ることができる期間内にXFGATEが“L”に
なる期間を設定し、その期間では、図2のシェーデイン
グ補正回路207において、データ入力経路側からは原
稿読み取りデータDiが、FIFO209からは画素毎の
シェーディング補正データDshが、ROM210に入力
されて、ROM210に予め格納されているシェーディ
ング補正演算式に基づきルックアップテーブル方式によ
り演算処理されDi、Dshに応じたシェーディング補正演
算後のデータがDoとして生成される。
【0020】図2の画像信号処理部における画像信号処
理に用いる基準白板に生じる濃度変動に対する調整に係
わる実施例を示す。ここでは、調整に必要な処理とし
て、基準白板の濃度調整データの検出と、検出した濃度
調整データに基づいて行う調整処理について説明する。
先ず、基準白板の濃度調整データの検出に関して述べ
る。基準白板の濃度調整データは、基準白板の濃度変動
を調整するためのデータであり、ここでは、それを標準
体としての基準原稿濃度に対する基準白板濃度の比で表
し、濃度比を濃度調整データとして検出する。濃度調整
データの検出手段は、図2の回路におけるシェーディン
グ補正データ入力経路の出力端を分岐して設けたシェー
ディングデータ検出部211である。シェーディングデ
ータ検出部211では、基準原稿と基準白板を読み取っ
たときに入力端に現れる濃度データを、濃度調整データ
を算出するためのデータとして検出する。画像読み取り
装置全体をコントロールする制御部のCPU21は、シ
ェーディングデータ検出部211で検出した基準原稿と
基準白板を読み取った濃度データから、その濃度レベル
比を演算し、それを濃度調整データとして管理する。つ
まり、CPU21は、算出した濃度調整データを不揮発
メモリ213に記憶し、その後、必要に応じてメモリ2
13から読み出した濃度調整データを濃度調整を実行す
る調整部に設定する。
【0021】ここで、上記の濃度調整データの検出処理
を行うタイミングに関する実施例を示す。濃度調整デー
タの検出に用いる基準原稿は、装置に常時装備するもの
ではないから、この実施例では、必要な時に基準原稿を
用いて、ユーザー或いはサービスマン等のオペレータの
指示により検出処理を行うようにする。オペレータは、
その指示を入力操作により装置に指令することができる
ように、ユーザーインターフェース215にそのための
手段を備える。図4は、オペレータの指示により起動す
る濃度調整データの検出処理のフローを示す。図4を参
照して、検出処理を詳細に説明すると、先ず、CPU2
12は、オペレータが基準白板濃度調整データの検出を
行なうために、操作パネルから基準白板濃度調整モード
を選択し、その実行を指示する操作を行ったことを、ユ
ーザーインターフェース215を介して知ることによ
り、濃度調整データの検出処理を開始する。図4のフロ
ーでは、濃度調整モードであるか否かをチェックし(ス
テップS1)、濃度調整モードであるときに、まず、基
準原稿の読み取りを行うので、コンタクトガラス105
上に基準原稿がセットされたことを確認する(ステップ
S2)。なお、基準原稿は外からオペレータがセットす
るので、確認できるまでオペレータにセットを促すメッ
セージを送るようにする。次に、セットされた基準原稿
を読み取り、濃度データを検出する(ステップS3)。
このとき、基準原稿をセットした場所に第1キャリッジ
103を移動させて、基準原稿部にてシェーディングゲ
ートをアサートしてシェーディングデータを生成する
(なお、このときのシェーディングゲートのアサート
は、後述する基準白板101の読み取り時と異なるタイ
ミングとなる)。生成したシェーディングデータはシェ
ーディングデータ検出部211にて任意の画素のシェー
ディングデータを検出可能とし、CPU212で行う平
均化処理等のレベルデータを得るための処理にデータを
供給する。
【0022】次いで、装置に内蔵する基準白板101を
読み取り、濃度データを検出するためのデータを獲得す
る(ステップS4)。このときには、第1キャリッジ1
03を基準白板101の下へ移動させ、シェーディング
ゲートをアサートして(図3、参照)、シェーディング
データを生成する。生成したシェーディングデータをシ
ェーディングデータ検出部211で検出する過程は、上
記基準原稿の検出と同様に行う。この後、CPU212
は、シェーディングデータ検出部211で検出したデー
タに平均化処理等を施し、基準原稿、基準白板それぞれ
の読み取りレベルを算出し、得たレベルデータに基づい
て、基準原稿と基準白板の読み取り濃度レベルの比を演
算する(ステップS5)。ここに、基準原稿の読み取り
濃度レベルは、基準白板の濃度のばらつき等の濃度変動
を調整するための基準データとなり、基準白板の読み取
り濃度レベルは、基準白板101の濃度のばらつき等の
濃度変動に応じた値となるので、基準原稿のレベルデー
タと異なった値となる。従って、基準白板101を用い
たときの濃度調整を、ここで算出した基準白板と基準原
稿の読み取りレベルデータの比により、行うことができ
る。算出したレベルデータの比を、濃度調整データとし
て用いた後、次にオペレータの指示があるまで、濃度調
整データは検出されないので、次の検出が行われるまで
の間、濃度調整データを保存しておく必要がある。この
場合、濃度調整データの検出は、電源オン時に必ず実行
しなければならないといった性質のものではないので、
検出時に不揮発メモリ213に保存し、電源オン時に以
前に検出し、保存されたデータを不揮発メモリ213か
ら読み出して用いるようにする。このために、図4の濃
度調整データの検出フローにおいては、検出時に算出し
た濃度調整データを不揮発メモリ213に保存し(ステ
ップS6)、フローを終了させる。
【0023】次に、検出した濃度調整データに基づいて
行う調整処理について説明する。調整処理は、基準白板
の読み取りデータに対して行う方法と、読み取り画像
(原稿)データに対して行う方法のいずれかにより実施
することができる。先ず、基準白板を読み取り、シェー
ディングデータを生成する処理過程で行う調整処理につ
いての実施例を示す。この実施例は、図2に示した回路
により実施しうるもので、同図に示すように、シェーデ
ィング補正データ入力経路に調整部を設け、調整部にC
PU212から、先に算出して得た濃度調整データを設
定し、設定した調整データに従い調整を施す。ここで
は、調整部を基準白板濃度調整部214として、シェー
ディングデータを生成する前段で、基準白板の読み取り
データに対して調整を施す。基準白板濃度調整部214
では、そこに設定された濃度調整データ(基準原稿と基
準白板の濃度の比)に対応した値によって、シェーディ
ングデータの乗除算又は加減算を実行する。これによ
り、シェーディング補正データの生成に用いるデータに
おいて、基準白板濃度バラツキによるデータのずれが調
整される。従って、この後、平均化回路208に入力さ
れ、生成されるシェーディング補正データの適正化が図
られる。
【0024】次いで、原稿画像を読み取って得た画像デ
ータに対し、その処理、出力過程で行う調整処理につい
ての実施例を示す。この実施例は、図5に示した回路に
より実施しうるもので、同図に示すように、画像データ
入力経路を通り出力される画像データの処理の一部に調
整部を設け、調整部にCPU212から、先に算出して
得た濃度調整データを設定し、設定した調整データに従
い調整を施す。但し、原稿画像データに調整を施すとき
には、シェーディングデータに用いた比(調整データ)
の逆数を用いる。なお、図5に示す実施例は、濃度調整
データによる調整処理を行う調整部を除き、基本的に図
2に示した実施例と変わりがない。つまり、図2〜4を
参照して説明した濃度調整データの検出処理部の構成
は、そのままこの実施例に転用している。従って、ここ
では、濃度調整データの検出処理に関する重複する説明
はしない。図5に示す実施例は、同図に示すように、画
像データ入力経路に基準白板濃度調整部214を設け、
ここにCPU212から、先に算出して得た濃度調整デ
ータを設定し、設定した調整データに従い入力される原
稿読み取り画像データに調整を施す。基準白板濃度調整
部214では、そこに設定された濃度調整データ(基準
原稿と基準白板の濃度の比)に対応した値によって、読
み取り画像データの乗除算又は加減算を実行する。これ
により、基準白板濃度ばらつき等の濃度変動によるずれ
の調整された読み取り画像データをROM210に入力
し、そこでシェーディング補正を行い、出力の適正化が
図られる。また、図5の実施例では、調整部を、画像デ
ータ入力経路を通り出力される画像データの処理経路の
入力段に設けているが、出力段、即ちシェーディング補
正を行うROM210の出力側に設けるようにしても良
い。
【0025】上記実施例において、濃度調整データ、即
ち基準原稿と基準白板の濃度の比による調整演算を乗除
算又は加減算により行っている。乗除算は、通常の係数
演算によるもので、より適正な結果が得られる。他方の
加減算による方法は、複雑で処理負担の大きい乗除算に
代えても問題のない、シェーディング形状が均一の場合
に適用するとよく、データの有効性がそれほど損なわれ
ず、回路構成を簡素化することが可能になる。
【0026】次に、濃度調整データの異常チェックに係
わる実施例について示す。上記に示したように、濃度調
整データを検出する処理を行った際に、検出された濃度
調整データが、予め許容限界として設定された所定の範
囲内に無い場合(例えば、基準白板の濃度ばらつきが±
10%以内であれば調整値は0.9〜1.1の範囲内で
あるはずなのに、その範囲を越えた場合)には、ハード
的な異常の可能性などがある。こうした場合に、調整値
の検出エラーとしてチェックすることができるように、
CPU212は、検出した調整値と許容範囲として設定
した所定の許容範囲値を比較し、範囲を外れたか否かを
判定する機能を備えるようにする。また、CPU212
は、調整値の検出エラーを判断したときに、ユーザーイ
ンターフェース215を介して操作パネルにその異常を
表示することにより、オペレータに異常を知らせ、未然
に読み取りの失敗を回避し、エラーへの対応を行うこと
ができるようにする。
【0027】また、上記の実施例では、基準原稿に対す
る基準白板の濃度比を実際にCCDにより読み取った値
から算出し、その値に基づいてデータに調整を施してお
り、装置側の調整に任せていた。そこで、この実施例で
は、装置側の調整を無視して、オペレータの操作に従い
調整が行えるようにし、オペレータの意向が出力データ
に反映できるようにする手段をさらに装備するものであ
る。このための手段として、ユーザーインターフェース
215の入力操作パネルからマニュアル設定モードで、
CPU212が基準白板濃度調整部214に設定する濃
度調整データを任意の値に設定することができるように
する手段を設ける。このような手段を装備することによ
り、特殊な原稿に対する適切な読み取りデータ、オペレ
ータ所望の読み取りデータを得ることを可能にする。
【0028】次に、上記した画像読み取り装置を利用す
る機器として、画像読み取り装置から出力される画像デ
ータに基づいて画像を形成する手段を備えた画像形成装
置の実施例について示す。なお、以下に示す実施例は、
画像形成装置としてのDPPC(Digital Plane Paper
Copy-machine、所謂、デジタル複写機)への適用例を示
すものである。図6は、本発明の実施例に係わるDPP
Cの全体構成を概略図として示す。本実施例のDPPC
の構成を図1を参照して説明すると、DPPC1の装置
本体2には、画像読み取り装置としてのスキャナ部3
(図1に対応)と画像印刷手段であるプリンタ部4とを
備え、スキャナ部3に原稿搬送機構であるADF(Auto
matic Document Feeder)ユニット5を連結する。スキ
ャナ部3は原稿が載置されるコンタクトガラス6(図1
の105に対応)を有しており、コンタクトガラス6を
挟んで原稿面と対向する位置に、原稿からの光を直角に
偏向する第1ミラー8と、前記第1ミラー8からの反射
光路を折り返す第2ミラー9を設ける。さらに第2ミラ
ー9からの反射光路上に、結像レンズを介して伝達され
る画像を光電変換するイメージセンサとしてのCCDラ
インイメージセンサ10が設置されている。CCDセン
サ10は、結像された画像をセンサ画素によりライン方
向に主走査(図6面に垂直な方向)しながら画像信号に
変換する。また、スキャナ部3では、原稿以外に基準白
板25(図1の101に対応)の読み取りを行う。基準
白板25はスキャナに対して原稿面と同等な読み取りが
できるような位置に設置される。基準白板25の読み取
りデータは、読み取り画像データに対するシェーディン
グデータの生成を行うために用いる。
【0029】CCDセンサ10において読み取られた画
像データは画像データの処理手段である制御部7に入力
される。制御部7は入力された画像データをA/D変換
し、変換したデジタル信号に対し補正・調整等のデジタ
ル処理を施し、処理後の画像データをレーザ光出力装置
(画像データによりレーザダイオード:LD等の光出力
を変調する)、ポリゴンミラーを備えた光書き込み部1
4へ出力する。プリンタ部4は感光ドラム11を有して
おり、この感光ドラム11の外周上にトナークリーナ1
2、帯電器13、現像器15、転写器16を順次ドラム
面に対向配置する。プリンタ部4に設けた感光ドラム1
1は帯電器13により帯電され、帯電された感光ドラム
11に書き込み部14から画像情報を担うレーザ光が照
射され、感光ドラム11の表面に静電潜像を形成する。
現像器15にはトナーが収納されており、静電潜像が形
成された感光ドラム11表面にトナーを付着させ、静電
潜像をトナー像として顕在化させる。給紙部は大容量の
用紙カセット19、異なるサイズの少容量の用紙を入れ
るカセット17の二種類のカセットからそれぞれ排紙ト
レー18まで印刷用紙を順次搬送する用紙搬送機構を設
け、その用紙搬送路20は感光ドラム11と転写器16
との間隙と定着器21の内部とに連通している。転写器
16において、用紙搬送機構19により搬送された印刷
用紙に対し、感光ドラム11に形成されたトナー像を転
写させる。トナー像が転写された印刷用紙は、前記用紙
搬送機構によって定着器21に搬送し、トナー像を印刷
用紙に定着し、画像データが印刷された印刷用紙を排紙
トレー18に排紙する。また、装置本体2の上面には操
作パネル(図示せず)が設けられており、操作パネルは
各種データを表示する機能と各種データが入力操作され
る機能とを有したものである。
【0030】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明に対応する効果 基準原稿及び基準白板を同一条件で読み取り、得た濃度
値の比を濃度調整データとして検出し、検出した濃度調
整データに基づいて、読み取り画像の補正手段において
調整処理を行うようにすることにより、異なる基準リフ
ァレンス電圧を用い、かつそれらをリアルタイムに可変
させるA/D変換器を不可欠とした従来方式が伴う回路
部品のばらつきやノイズをなくし、基準白板の濃度変動
に対する調整を、簡単な回路構成で、低コストで実現す
ることが可能になる。 (2) 請求項2の発明に対応する効果 上記(1)の効果に加え、濃度調整データを保存する不
揮発性記憶手段を備えたことにより、一度基準白板濃度
調整データの検出を行なえば、電源がOFFされたのち
ONされた場合もその基準白板濃度調整データに基づい
て、適正なシェーディング補正を実行することが可能に
なる。 (3) 請求項3の発明に対応する効果 上記(1)、(2)の効果に加え、濃度調整データによ
ってシェーディングデータに調整を施すようにしたこと
により容易に基準白板の濃度変動に対する調整を行うこ
とができ、適正な読み取りデータの出力が可能になる。 (4) 請求項4の発明に対応する効果 上記(1)、(2)の効果に加え、濃度調整データによ
ってシェーディング補正前或いはシェーディング補正後
の画像データに調整を施すようにしたことにより容易に
基準白板の濃度変動に対する調整を行うことができ、適
正な読み取りデータの出力が可能になる。
【0031】(5) 請求項5の発明に対応する効果 上記(3)、(4)の効果に加え、濃度調整データによ
る調整を乗除算により行うことにより、シェーディング
形状の比に対応した基準白板濃度補正の演算を行なうこ
とが可能となる。 (6) 請求項6の発明に対応する効果 上記(3)、(4)の効果に加え、濃度調整データによ
る調整を加減算により行うことにより、シェーディング
形状がほぼ均一な場合には簡単な回路構成で基準白板濃
度補正の演算を行なうことが可能となる。 (7) 請求項7の発明に対応する効果 上記(1)〜(6)の効果に加え、ユーザーインターフ
ェース部の操作によって濃度調整データを検出するモー
ドを実行可能としたことにより、特別な冶具を使用する
こと無く、調整データの検出を行なうことが可能とな
る。 (8) 請求項8,9の発明に対応する効果 上記(1)〜(7)の効果に加え、検出した濃度調整デ
ータが規定値以上のときに、基準白板の異常を判定する
ことにより、未然に異常画像データの出力を防止するこ
とができる。また、判定結果をユーザーインターフェー
ス部に表示することにより、オペレータに注意を喚起
し、検出エラーへの対応を可能にする。 (9) 請求項10の発明に対応する効果 上記(1)〜(8)の効果に加え、ユーザーインターフ
ェース部の操作によって、濃度調整データを可変に設定
するようにしたことにより、特殊な原稿に対する適切な
読み取りデータ、オペレータ所望の読み取りデータを得
ることを可能にする。 (10) 請求項11の発明に対応する効果 請求項1〜10の画像読み取り装置を備えた複写機、フ
ァクシミリ等の画像形成装置おいて上記(1)〜(9)
の効果を実現することにより、該画像形成装置の性能を
向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係わる画像読み取り装置の
全体構成を概略図として示す。
【図2】 本発明の画像読み取り装置の実施例における
画像信号処理部の構成を示す。
【図3】 基準白板と原稿画像の画像読み取りのタイミ
ングを画像の副走査方向と関係付けて表したチャートを
示す。
【図4】 オペレータの指示により起動する濃度調整デ
ータの検出処理のフローを示す。
【図5】 本発明の画像読み取り装置の他の実施例にお
ける画像信号処理部の構成を示す。
【図6】 本発明の実施例に係わるDPPCの全体構成
を概略図として示す。
【図7】 基準白板の濃度ばらつきの従来の調整方式を
採用した画像信号処理部の回路例を示す。
【符号の説明】
1…DPPC(デジタル複写機)、3…スキャナ部、
6,105…コンタクトガラス、 7…制御
部、10,201…CCDラインイメージセンサ、2
5,101…基準白板、 203…A/D
変換器、207…シェーディング補正部、211…シェ
ーディングデータ検出部、212…CPU、
214…基準白板濃度調整部、215…ユーザー
インターフェース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB02 BB02 CB04 DA04 DC01 DC06 5C072 BA08 CA02 EA05 FB12 RA16 UA02 UA03 UA17 XA01 5C077 LL04 MM27 PP06 PP10 PP47 PP48 PQ12 PQ20 PQ24 SS01 TT06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージセンサと、イメージセンサによ
    り読み取られた画像信号を設定されたリファレンス電圧
    によりデジタル変換するA/D変換器と、読み取り画像
    の補正手段と、読み取り画像の補正に用いるデータを生
    成するための基準白板とを有する画像読み取り装置であ
    り、読み取り濃度限界を規定する標準体を用意し、該標
    準体及び前記基準白板を同一条件で前記イメージセンサ
    により読み取り、得た濃度値の比を濃度調整データとし
    て検出する手段と、検出した濃度調整データに基づいて
    前記読み取り画像の補正手段において調整処理を行う手
    段を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像読み取り装置
    において、前記濃度調整データを保存する不揮発性記憶
    手段を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された画像読み取
    り装置において、前記読み取り画像の補正手段が、シェ
    ーディング補正を行い、シェーディング演算実行時に一
    連の処理の一部として、前記濃度調整データによってシ
    ェーディングデータに調整を施す手段であることを特徴
    とする画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載された画像読み取
    り装置において、前記読み取り画像の補正手段が、シェ
    ーディング補正を行い、シェーディング演算実行時に一
    連の処理の一部として、前記濃度調整データによってシ
    ェーディング補正前或いはシェーディング補正後の画像
    データに調整を施す手段であることを特徴とする画像読
    み取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載された画像読み取
    り装置において、前記濃度調整データによる調整手段が
    乗除算回路であることを特徴とする画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4に記載された画像読み取
    り装置において、前記濃度調整データによる調整手段が
    加減算回路であることを特徴とする画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載された
    画像読み取り装置において、ユーザーインターフェース
    部を有し、ユーザーインターフェース部の操作によって
    前記濃度調整データを検出するモードを実行可能とする
    手段を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載された
    画像読み取り装置において、検出した濃度調整データが
    規定値以上のときに、基準白板の異常を判定する手段を
    備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された画像読み取り装置
    において、前記基準白板の異常を判定する手段の判定結
    果をユーザーインターフェース部に表示する手段を備え
    たことを特徴とする画像読み取り装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載され
    た画像読み取り装置において、ユーザーインターフェー
    ス部を有し、ユーザーインターフェース部の操作によっ
    て、濃度調整データを可変に設定する手段を備えたこと
    を特徴とする画像読み取り装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載さ
    れた画像読み取り装置から出力される画像データに基づ
    いて画像を形成する手段を備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
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